JP2001097028A - 自動車用暖房装置 - Google Patents
自動車用暖房装置Info
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- JP2001097028A JP2001097028A JP27603899A JP27603899A JP2001097028A JP 2001097028 A JP2001097028 A JP 2001097028A JP 27603899 A JP27603899 A JP 27603899A JP 27603899 A JP27603899 A JP 27603899A JP 2001097028 A JP2001097028 A JP 2001097028A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジン36の冷却水の温度が低い場合で
も、自動車室内の温度を上昇させて電熱ヒータ5a、5
aへの通電停止を可能にし、バッテリー34に過度の負
担をかける事を防止する。 【解決手段】 ダクト22内に配置した暖房用熱交換器
1aのコア部2に、上記冷却水を流通させると共に、上
記電熱ヒータ5a、5aを組み込む。この電熱ヒータ5
a、5aへの通電を制御する為の制御器31に、上記コ
ア部2の風下側の空気温度を検出する温度センサ30の
検出信号を入力する。上記制御器31は、この空気温度
が高くなった場合に、上記電熱ヒータ5a、5aへの通
電量を減少させるか、通電を停止する。
も、自動車室内の温度を上昇させて電熱ヒータ5a、5
aへの通電停止を可能にし、バッテリー34に過度の負
担をかける事を防止する。 【解決手段】 ダクト22内に配置した暖房用熱交換器
1aのコア部2に、上記冷却水を流通させると共に、上
記電熱ヒータ5a、5aを組み込む。この電熱ヒータ5
a、5aへの通電を制御する為の制御器31に、上記コ
ア部2の風下側の空気温度を検出する温度センサ30の
検出信号を入力する。上記制御器31は、この空気温度
が高くなった場合に、上記電熱ヒータ5a、5aへの通
電量を減少させるか、通電を停止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車室内の暖
房をする為の自動車用暖房装置の改良に関する。特に本
発明は、空気を加温する為の暖房用熱交換器として、主
としてエンジンの冷却水によりこの空気を加温するが、
この冷却水の温度が低い場合には電熱ヒータによりこの
空気の加温を行なう構造のものを使用した自動車用暖房
装置で、バッテリーに過度の負担をかける事のない構造
を実現するものである。
房をする為の自動車用暖房装置の改良に関する。特に本
発明は、空気を加温する為の暖房用熱交換器として、主
としてエンジンの冷却水によりこの空気を加温するが、
この冷却水の温度が低い場合には電熱ヒータによりこの
空気の加温を行なう構造のものを使用した自動車用暖房
装置で、バッテリーに過度の負担をかける事のない構造
を実現するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車室内の暖房を行なう為に従来か
ら、自動車の走行用エンジンの冷却水により空気を加温
するヒータコアが、広く使用されている。但し、近年に
於けるエンジンの燃焼効率の向上、或はハイブリッド自
動車の実現等に伴うエンジンの廃熱量の減少により、寒
冷地で暖房を行なう事を考慮した場合に、上記冷却水の
温度が必ずしも十分に上昇しない場合が生じている。こ
の様な事情に鑑みて従来から、ヒータコアと電熱ヒータ
とを組み合わせた暖房用熱交換器が考えられている。
ら、自動車の走行用エンジンの冷却水により空気を加温
するヒータコアが、広く使用されている。但し、近年に
於けるエンジンの燃焼効率の向上、或はハイブリッド自
動車の実現等に伴うエンジンの廃熱量の減少により、寒
冷地で暖房を行なう事を考慮した場合に、上記冷却水の
温度が必ずしも十分に上昇しない場合が生じている。こ
の様な事情に鑑みて従来から、ヒータコアと電熱ヒータ
とを組み合わせた暖房用熱交換器が考えられている。
【0003】図21は、この様な事情に鑑みて考えら
れ、特開平11−151926号公報に記載された暖房
用熱交換器1の1例を示している。この暖房用熱交換器
1は、互いに間隔をあけて配置した1対のヘッダ(図2
1には省略)同士の間に設けられたコア部2を有する。
このコア部2は、それぞれの両端開口部をこれら各ヘッ
ダ内に通じさせた複数の伝熱管3、3aと、隣り合う伝
熱管3、3a同士の間に挟持したコルゲート型のフィン
4、4とから成る。そして、これら各伝熱管3、3の両
端開口を、上記各ヘッダ内に通じさせている。更に、上
記コア部2を構成する何れかの伝熱管3a、3a同士の
間にプレート状の電熱ヒータ5を配置すると共に、この
電熱ヒータ5の両面と隣り合う伝熱管3a、3aとの間
にもフィン4、4を挟持している。
れ、特開平11−151926号公報に記載された暖房
用熱交換器1の1例を示している。この暖房用熱交換器
1は、互いに間隔をあけて配置した1対のヘッダ(図2
1には省略)同士の間に設けられたコア部2を有する。
このコア部2は、それぞれの両端開口部をこれら各ヘッ
ダ内に通じさせた複数の伝熱管3、3aと、隣り合う伝
熱管3、3a同士の間に挟持したコルゲート型のフィン
4、4とから成る。そして、これら各伝熱管3、3の両
端開口を、上記各ヘッダ内に通じさせている。更に、上
記コア部2を構成する何れかの伝熱管3a、3a同士の
間にプレート状の電熱ヒータ5を配置すると共に、この
電熱ヒータ5の両面と隣り合う伝熱管3a、3aとの間
にもフィン4、4を挟持している。
【0004】上述の様な暖房用熱交換器1の使用時に
は、上記各伝熱管3、3a内に走行用エンジンの冷却水
を流通させる事により、上記コア部2の温度を上昇さ
せ、このコア部2を矢印α方向に流通する空気を加温し
て、自動車室内の暖房に供する。又、上記冷却水の温度
が暖房を行なう為に十分に上昇していない場合には、上
記電熱ヒータ5に通電し、この電熱ヒータ5及び隣接す
るフィン4、4の温度を上昇させて、上記矢印α方向に
流通する空気の温度上昇を助ける。尚、図21に示した
構造の場合には、上記電熱ヒータ5に隣接する伝熱管3
a、3aの端部開口の片半部を、これら各伝熱管3a、
3aと一体に設けた蓋部材6、6により塞ぎ、これら各
伝熱管3a、3a内を流れる冷却水の流量を絞ってい
る。この様な構成により、上記電熱ヒータ5への通電時
に、この電熱ヒータ5が発生する熱エネルギが上記各伝
熱管3a、3a内を流れる冷却水に奪われる量を少なく
抑えている。
は、上記各伝熱管3、3a内に走行用エンジンの冷却水
を流通させる事により、上記コア部2の温度を上昇さ
せ、このコア部2を矢印α方向に流通する空気を加温し
て、自動車室内の暖房に供する。又、上記冷却水の温度
が暖房を行なう為に十分に上昇していない場合には、上
記電熱ヒータ5に通電し、この電熱ヒータ5及び隣接す
るフィン4、4の温度を上昇させて、上記矢印α方向に
流通する空気の温度上昇を助ける。尚、図21に示した
構造の場合には、上記電熱ヒータ5に隣接する伝熱管3
a、3aの端部開口の片半部を、これら各伝熱管3a、
3aと一体に設けた蓋部材6、6により塞ぎ、これら各
伝熱管3a、3a内を流れる冷却水の流量を絞ってい
る。この様な構成により、上記電熱ヒータ5への通電時
に、この電熱ヒータ5が発生する熱エネルギが上記各伝
熱管3a、3a内を流れる冷却水に奪われる量を少なく
抑えている。
【0005】又、上述の様な電熱ヒータを備えた暖房用
熱交換器を組み込んだ自動車用暖房装置として従来か
ら、特開平11−42936号公報に記載されたものが
知られている。この公報に記載された自動車用暖房装置
は、自動車室内の暖房に供する為の空気を流通させる為
のダクトと、このダクト内に送風する為の送風機とを備
え、このダクトの途中に、上記電熱ヒータを備えた暖房
用熱交換器を配置している。そして、上記公報に記載さ
れた自動車用暖房装置の場合には、上記暖房用熱交換器
を構成する伝熱管内を流れる自動車用エンジンの冷却水
の温度に応じて、上記電熱ヒータへの通電を制御する様
にしている。
熱交換器を組み込んだ自動車用暖房装置として従来か
ら、特開平11−42936号公報に記載されたものが
知られている。この公報に記載された自動車用暖房装置
は、自動車室内の暖房に供する為の空気を流通させる為
のダクトと、このダクト内に送風する為の送風機とを備
え、このダクトの途中に、上記電熱ヒータを備えた暖房
用熱交換器を配置している。そして、上記公報に記載さ
れた自動車用暖房装置の場合には、上記暖房用熱交換器
を構成する伝熱管内を流れる自動車用エンジンの冷却水
の温度に応じて、上記電熱ヒータへの通電を制御する様
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平11−
42936号公報に記載された自動車用暖房装置の場
合、廃熱量が少ないエンジンを搭載した自動車に組み込
み、しかも寒冷地で使用した場合には、電熱ヒータへの
通電が停止されない状態が生じ得る。即ち、廃熱量が少
ないエンジンの冷却水の温度は、起動後相当時間経過し
た後であってもあまり上昇しない。この為、自動車室内
の温度が十分に上昇している場合でも上記電熱ヒータへ
の通電が継続されて、バッテリーの負担が過大になる。
本発明の自動車用暖房装置は、この様な事情に鑑みて発
明したものである。
42936号公報に記載された自動車用暖房装置の場
合、廃熱量が少ないエンジンを搭載した自動車に組み込
み、しかも寒冷地で使用した場合には、電熱ヒータへの
通電が停止されない状態が生じ得る。即ち、廃熱量が少
ないエンジンの冷却水の温度は、起動後相当時間経過し
た後であってもあまり上昇しない。この為、自動車室内
の温度が十分に上昇している場合でも上記電熱ヒータへ
の通電が継続されて、バッテリーの負担が過大になる。
本発明の自動車用暖房装置は、この様な事情に鑑みて発
明したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用暖房装
置は、前述した従来から知られている自動車用暖房装置
と同様に、自動車室内の暖房に供する為の空気を流通さ
せる為のダクトと、このダクト内に送風する為の送風機
と、このダクト内に設けられて上記空気を加温する為の
暖房用熱交換器とを備える。そして、この暖房用熱交換
器は、互いに間隔をあけて配置した1対のヘッダと、そ
れぞれの両端開口部をこれら各ヘッダ内に通じさせた複
数の伝熱管を有し、上記両ヘッダ同士の間に設けられた
コア部と、このコア部を構成する何れかの伝熱管同士の
間に配置された電熱ヒータとを備えたものである。
置は、前述した従来から知られている自動車用暖房装置
と同様に、自動車室内の暖房に供する為の空気を流通さ
せる為のダクトと、このダクト内に送風する為の送風機
と、このダクト内に設けられて上記空気を加温する為の
暖房用熱交換器とを備える。そして、この暖房用熱交換
器は、互いに間隔をあけて配置した1対のヘッダと、そ
れぞれの両端開口部をこれら各ヘッダ内に通じさせた複
数の伝熱管を有し、上記両ヘッダ同士の間に設けられた
コア部と、このコア部を構成する何れかの伝熱管同士の
間に配置された電熱ヒータとを備えたものである。
【0008】特に、本発明の自動車用暖房装置に於いて
は、上記ダクト内で上記コア部の風下側部分に設けら
れ、このコア部を通過した空気の温度を検出する温度セ
ンサと、この温度センサの検出信号に基づいて上記電熱
ヒータへの通電を制御する制御器とを備える。そして、
この制御器は、上記コア部を通過した空気の温度が高い
場合に、上記電熱ヒータへの通電量を減少させるか若し
くはこの電熱ヒータへの通電を停止する。
は、上記ダクト内で上記コア部の風下側部分に設けら
れ、このコア部を通過した空気の温度を検出する温度セ
ンサと、この温度センサの検出信号に基づいて上記電熱
ヒータへの通電を制御する制御器とを備える。そして、
この制御器は、上記コア部を通過した空気の温度が高い
場合に、上記電熱ヒータへの通電量を減少させるか若し
くはこの電熱ヒータへの通電を停止する。
【0009】
【作用】上述の様に構成する本発明の自動車用暖房装置
によれば、コア部を通過した空気の温度が、自動車室内
の温度を十分に高くできる程度に上昇すると、各伝熱管
内を流れる冷却水の温度に関係なく、電熱ヒータへの通
電を停止する。従って、廃熱量が少ないエンジンを搭載
した自動車に組み込み、しかも寒冷地で使用した様な場
合でも、バッテリーに過度の負担をかける事を防止でき
る。
によれば、コア部を通過した空気の温度が、自動車室内
の温度を十分に高くできる程度に上昇すると、各伝熱管
内を流れる冷却水の温度に関係なく、電熱ヒータへの通
電を停止する。従って、廃熱量が少ないエンジンを搭載
した自動車に組み込み、しかも寒冷地で使用した様な場
合でも、バッテリーに過度の負担をかける事を防止でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜12は、請求項1〜6、8
に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示してい
る。尚、本例の自動車用暖房装置に組み込む暖房用熱交
換器1aを構成する各部材は、電熱ヒータに関する部分
を除き、アルミニウム合金により造っている。そして、
これらアルミニウム合金製の部品同士を、互いにろう付
け接合している。ろう付けの為のろう材は、互いに当接
する部材のうち、少なくとも一方の部材の表面に積層し
たものを使用する。
に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示してい
る。尚、本例の自動車用暖房装置に組み込む暖房用熱交
換器1aを構成する各部材は、電熱ヒータに関する部分
を除き、アルミニウム合金により造っている。そして、
これらアルミニウム合金製の部品同士を、互いにろう付
け接合している。ろう付けの為のろう材は、互いに当接
する部材のうち、少なくとも一方の部材の表面に積層し
たものを使用する。
【0011】先ず、本発明の自動車用暖房装置に組み込
む暖房用熱交換器1a並びにこの暖房用熱交換器1aを
構成する電熱ヒータ5aに就いて、図1〜8により説明
する。この暖房用熱交換器1aは、図1に示す様に、互
いに間隔をあけて配置した1対のヘッダ7a、7b同士
の間に設けられたコア部2を有する。このコア部2は、
それぞれの両端開口部をこれら各ヘッダ7a、7b内に
通じさせた複数の伝熱管3、3と、隣り合う伝熱管3、
3同士の間に挟持したコルゲート型のフィン4、4とか
ら成る。そして、これら各伝熱管3、3の両端開口を、
上記各ヘッダ7a、7b内に通じさせている。更に、上
記コア部2を構成する何れかの伝熱管3、3同士の間
に、それぞれがプレート状である複数枚(図示の例では
3枚)の電熱ヒータ5a、5aを配置している。そし
て、これら各電熱ヒータ5a、5aの両面と隣り合う伝
熱管3、3との間にも、それぞれフィン4、4を挟持し
ている。尚、上記各伝熱管3、3とフィン4、4とはろ
う付け接合するが、上記各電熱ヒータ5a、5aとフィ
ン4、4とは、図2に示す様に、伝熱シリコン等の伝熱
性の良好な接着剤15、15により接合する。
む暖房用熱交換器1a並びにこの暖房用熱交換器1aを
構成する電熱ヒータ5aに就いて、図1〜8により説明
する。この暖房用熱交換器1aは、図1に示す様に、互
いに間隔をあけて配置した1対のヘッダ7a、7b同士
の間に設けられたコア部2を有する。このコア部2は、
それぞれの両端開口部をこれら各ヘッダ7a、7b内に
通じさせた複数の伝熱管3、3と、隣り合う伝熱管3、
3同士の間に挟持したコルゲート型のフィン4、4とか
ら成る。そして、これら各伝熱管3、3の両端開口を、
上記各ヘッダ7a、7b内に通じさせている。更に、上
記コア部2を構成する何れかの伝熱管3、3同士の間
に、それぞれがプレート状である複数枚(図示の例では
3枚)の電熱ヒータ5a、5aを配置している。そし
て、これら各電熱ヒータ5a、5aの両面と隣り合う伝
熱管3、3との間にも、それぞれフィン4、4を挟持し
ている。尚、上記各伝熱管3、3とフィン4、4とはろ
う付け接合するが、上記各電熱ヒータ5a、5aとフィ
ン4、4とは、図2に示す様に、伝熱シリコン等の伝熱
性の良好な接着剤15、15により接合する。
【0012】又、図示の例では、一方(図1の上方)の
ヘッダ7aを中央部で入口室と出口室とに2分割し、こ
のうちの入口室部分に入口管8を、出口室部分に出口管
9を、それぞれ設けている。上記暖房用熱交換器1aの
使用時には、上記入口管8から上記ヘッダ7aの入口室
部分に、走行用エンジンのウォータジャケット内で温度
上昇した冷却水(温水)を送り込む。この冷却水は、上
記コア部2の片半部を構成する伝熱管3、3内を他方
(図1の下方)のヘッダ7bに向け流れた後、この他方
のヘッダ7b内で折り返され、上記コア部2の他半部を
構成する伝熱管3、3内を上記ヘッダ7aの出口室に向
け送られて、上記出口管9から上記ウォータジャケット
内に戻される。そこで、上記コア部2に暖房用の空気を
流通させれば、この空気を加温する事ができる。
ヘッダ7aを中央部で入口室と出口室とに2分割し、こ
のうちの入口室部分に入口管8を、出口室部分に出口管
9を、それぞれ設けている。上記暖房用熱交換器1aの
使用時には、上記入口管8から上記ヘッダ7aの入口室
部分に、走行用エンジンのウォータジャケット内で温度
上昇した冷却水(温水)を送り込む。この冷却水は、上
記コア部2の片半部を構成する伝熱管3、3内を他方
(図1の下方)のヘッダ7bに向け流れた後、この他方
のヘッダ7b内で折り返され、上記コア部2の他半部を
構成する伝熱管3、3内を上記ヘッダ7aの出口室に向
け送られて、上記出口管9から上記ウォータジャケット
内に戻される。そこで、上記コア部2に暖房用の空気を
流通させれば、この空気を加温する事ができる。
【0013】尚、図示並びに詳しい説明は省略するが、
本例の暖房用熱交換器1aの場合には、上記各電熱ヒー
タ5a、5aに隣接する伝熱管3、3の端部開口の流路
面積を、上記各ヘッダ7a、7bを構成するシートプレ
ート10、10に形成した絞り孔により絞っている。即
ち、上記各ヘッダ7a、7bはそれぞれ、上記シートプ
レート10、10とヘッダ本体11a、11bとを最中
状に組み合わせて成るが、上記各伝熱管3、3の両端開
口部は、このうちのシートプレート10、10に形成し
た通孔を通じて、上記各ヘッダ7a、7bの内部空間に
通じている。本例の場合には、上記各電熱ヒータ5a、
5aに隣接する伝熱管3、3の端部開口が対向する通孔
を、上記各絞り孔とする事により、これら各伝熱管3、
3の端部開口の流路面積を絞っている。
本例の暖房用熱交換器1aの場合には、上記各電熱ヒー
タ5a、5aに隣接する伝熱管3、3の端部開口の流路
面積を、上記各ヘッダ7a、7bを構成するシートプレ
ート10、10に形成した絞り孔により絞っている。即
ち、上記各ヘッダ7a、7bはそれぞれ、上記シートプ
レート10、10とヘッダ本体11a、11bとを最中
状に組み合わせて成るが、上記各伝熱管3、3の両端開
口部は、このうちのシートプレート10、10に形成し
た通孔を通じて、上記各ヘッダ7a、7bの内部空間に
通じている。本例の場合には、上記各電熱ヒータ5a、
5aに隣接する伝熱管3、3の端部開口が対向する通孔
を、上記各絞り孔とする事により、これら各伝熱管3、
3の端部開口の流路面積を絞っている。
【0014】この様に、上記各電熱ヒータ5a、5aに
隣接する伝熱管3、3の端部開口の流路面積を絞る事に
より、上記各電熱ヒータ5、5への通電に基づく空気の
加温を効率良く行なわせる事ができる。即ち、上記各ヘ
ッダ12a、12bを構成する上記各シートプレート1
0、10の一部に形成した上記各絞り孔により、上記各
電熱ヒータ5a、5aに隣接する上記伝熱管3、3内を
流れる冷却水の流量を減少させ、上記各電熱ヒータ5
a、5aの熱が上記各伝熱管3、3内を流れる冷却水に
奪われる量を少なく抑えている。
隣接する伝熱管3、3の端部開口の流路面積を絞る事に
より、上記各電熱ヒータ5、5への通電に基づく空気の
加温を効率良く行なわせる事ができる。即ち、上記各ヘ
ッダ12a、12bを構成する上記各シートプレート1
0、10の一部に形成した上記各絞り孔により、上記各
電熱ヒータ5a、5aに隣接する上記伝熱管3、3内を
流れる冷却水の流量を減少させ、上記各電熱ヒータ5
a、5aの熱が上記各伝熱管3、3内を流れる冷却水に
奪われる量を少なく抑えている。
【0015】又、本例の場合、上記各電熱ヒータ5a、
5aは、図3〜7に示す様に、平板状の絶縁板12の表
裏両面に抵抗体13、13の薄膜を添着し、これら各抵
抗体13、13を絶縁層14、14により被覆して成
る。このうちの絶縁板12は、基材となる鋼板の表面に
例えば10μm程度のガラス質の皮膜を形成したホウロ
ウ(琺瑯)板等を使用する。この様な絶縁板12は、得
られる上記電熱ヒータ5a、5aの剛性を確保できる程
度であれば、十分に(例えば厚さが0.5〜1.0mm程
度に)薄くできる。又、上記各抵抗体13、13として
は、例えば上記絶縁板12の表面に一体焼き付けした、
膜厚が10μm程度のAgPd等を使用できる。更に、上記
各絶縁層14、14としては、やはり上記絶縁板12の
表裏両面に上記各抵抗体13、13を覆う状態で一体焼
き付けしたガラス質等、膜厚が10μm程度のものを使
用できる。
5aは、図3〜7に示す様に、平板状の絶縁板12の表
裏両面に抵抗体13、13の薄膜を添着し、これら各抵
抗体13、13を絶縁層14、14により被覆して成
る。このうちの絶縁板12は、基材となる鋼板の表面に
例えば10μm程度のガラス質の皮膜を形成したホウロ
ウ(琺瑯)板等を使用する。この様な絶縁板12は、得
られる上記電熱ヒータ5a、5aの剛性を確保できる程
度であれば、十分に(例えば厚さが0.5〜1.0mm程
度に)薄くできる。又、上記各抵抗体13、13として
は、例えば上記絶縁板12の表面に一体焼き付けした、
膜厚が10μm程度のAgPd等を使用できる。更に、上記
各絶縁層14、14としては、やはり上記絶縁板12の
表裏両面に上記各抵抗体13、13を覆う状態で一体焼
き付けしたガラス質等、膜厚が10μm程度のものを使
用できる。
【0016】上述した様な、本例に使用する電熱ヒータ
5a、5aは、発熱体としてAgPd等の抵抗体13、13
を使用しているので、厚さを前述の特開平11−151
926号公報等に記載されて従来から知られている暖房
用熱交換器に組み込まれている電熱ヒータに比べて大幅
に薄くできる。即ち、従来から知られている暖房用熱交
換器に組み込まれている電熱ヒータの場合には、温度上
昇に伴って抵抗値が大きくなる正特性サーミスタを使用
している為、正負1対の電極板が必要になる等、厚さが
嵩む。又、正特性サーミスタの特性上、得られる電熱ヒ
ータは、温度上昇に伴って発熱量が減少するので、本発
明の自動車用暖房装置の様に、コア部を通過した空気の
温度で電熱ヒータへの通電を制御する構造には不向きで
ある。これに対して、上述の様な構成を有する本例に使
用する電熱ヒータ5a、5aは、薄く形成でき、しかも
温度上昇に関係なく抵抗値がほぼ一定であり、通電量に
応じて発熱量を制御できるので、コア部を通過した空気
の温度で電熱ヒータへの通電を制御する構造に好適であ
る。
5a、5aは、発熱体としてAgPd等の抵抗体13、13
を使用しているので、厚さを前述の特開平11−151
926号公報等に記載されて従来から知られている暖房
用熱交換器に組み込まれている電熱ヒータに比べて大幅
に薄くできる。即ち、従来から知られている暖房用熱交
換器に組み込まれている電熱ヒータの場合には、温度上
昇に伴って抵抗値が大きくなる正特性サーミスタを使用
している為、正負1対の電極板が必要になる等、厚さが
嵩む。又、正特性サーミスタの特性上、得られる電熱ヒ
ータは、温度上昇に伴って発熱量が減少するので、本発
明の自動車用暖房装置の様に、コア部を通過した空気の
温度で電熱ヒータへの通電を制御する構造には不向きで
ある。これに対して、上述の様な構成を有する本例に使
用する電熱ヒータ5a、5aは、薄く形成でき、しかも
温度上昇に関係なく抵抗値がほぼ一定であり、通電量に
応じて発熱量を制御できるので、コア部を通過した空気
の温度で電熱ヒータへの通電を制御する構造に好適であ
る。
【0017】尚、実際の場合に上記各抵抗体13、13
は、図7に示す様に上記絶縁板12の表面に、帯状に且
つ蛇行した状態で添着する。そして、上記各抵抗体13
の一端部に第一の端子16、16の基端部を直接、他端
に第二の端子17、17の基端部をヒューズ18を介し
て、それぞれ接続している。従って、上記各電熱ヒータ
5a、5aは、図8の様な回路図で表される。尚、上記
第一、第二両端子16、17の基半部並びに上記ヒュー
ズ18も、前記絶縁層14、14により覆っている。即
ち、上記各電熱ヒータ5a、5aの完成状態では、上記
第一、第二両端子16、17の先半部のみが、上記絶縁
層14、14から露出する。
は、図7に示す様に上記絶縁板12の表面に、帯状に且
つ蛇行した状態で添着する。そして、上記各抵抗体13
の一端部に第一の端子16、16の基端部を直接、他端
に第二の端子17、17の基端部をヒューズ18を介し
て、それぞれ接続している。従って、上記各電熱ヒータ
5a、5aは、図8の様な回路図で表される。尚、上記
第一、第二両端子16、17の基半部並びに上記ヒュー
ズ18も、前記絶縁層14、14により覆っている。即
ち、上記各電熱ヒータ5a、5aの完成状態では、上記
第一、第二両端子16、17の先半部のみが、上記絶縁
層14、14から露出する。
【0018】そして、この様に絶縁層14、14から露
出した上記第一、第二両端子16、17の先端部には、
図6に示す様に、それぞれ上記各電熱ヒータ5a、5a
に通電する為のハーネス19の端部を接続している。
又、上記各抵抗体13の端部から上記第一、第二両端子
16、17の全体、並びに上記ハーネス19の端部に亙
っては、絶縁材製の保護チューブ20により覆ってい
る。この保護チューブ20としては、熱収縮性の合成樹
脂チューブ等が、好ましく使用できる。又、必要に応じ
て、上記保護チューブ20内に、ゴム、グリース等の絶
縁材21を充填する事もできる。
出した上記第一、第二両端子16、17の先端部には、
図6に示す様に、それぞれ上記各電熱ヒータ5a、5a
に通電する為のハーネス19の端部を接続している。
又、上記各抵抗体13の端部から上記第一、第二両端子
16、17の全体、並びに上記ハーネス19の端部に亙
っては、絶縁材製の保護チューブ20により覆ってい
る。この保護チューブ20としては、熱収縮性の合成樹
脂チューブ等が、好ましく使用できる。又、必要に応じ
て、上記保護チューブ20内に、ゴム、グリース等の絶
縁材21を充填する事もできる。
【0019】本例に使用する上記各電熱ヒータ5a、5
a並びにこれら各電熱ヒータ5a、5aに付属のハーネ
ス19は、上述の様に、電気が通る部分、即ち、上記各
抵抗体13、13、上記第一、第二両端子16、17、
上記ヒューズ18、ハーネス19の端部で絶縁被覆から
露出した導線は、総て絶縁材により覆われた状態とな
る。従って、仮に上記各電熱ヒータ5a、5a並びにこ
れら各電熱ヒータ5a、5aに付属のハーネス19の表
面に(雨天走行時に車室外から取り入れた外気中に混入
した雨滴等の)水滴が付着しても、漏電等の生じる事は
ない。従って、上記各電熱ヒータ5a、5a並びにこれ
ら各電熱ヒータ5a、5aに付属のハーネス19の設置
位置や設置方向に就いての考慮は不要となる。
a並びにこれら各電熱ヒータ5a、5aに付属のハーネ
ス19は、上述の様に、電気が通る部分、即ち、上記各
抵抗体13、13、上記第一、第二両端子16、17、
上記ヒューズ18、ハーネス19の端部で絶縁被覆から
露出した導線は、総て絶縁材により覆われた状態とな
る。従って、仮に上記各電熱ヒータ5a、5a並びにこ
れら各電熱ヒータ5a、5aに付属のハーネス19の表
面に(雨天走行時に車室外から取り入れた外気中に混入
した雨滴等の)水滴が付着しても、漏電等の生じる事は
ない。従って、上記各電熱ヒータ5a、5a並びにこれ
ら各電熱ヒータ5a、5aに付属のハーネス19の設置
位置や設置方向に就いての考慮は不要となる。
【0020】次に、上述の様な電熱ヒータ5a、5aを
そのコア部2に組み込んだ暖房用熱交換器1aを含んで
構成する、本発明の自動車用暖房装置の構成に就いて、
図9により説明する。自動車室内の暖房に供する為の空
気を流通させる為のダクト22の上流端部に、このダク
ト22内に送風する為の送風機23を設けている。そし
て、このダクト22の中間部にエバポレータ24と上記
暖房用熱交換器1aとを、上流側から順番に設けてい
る。又、この暖房用熱交換器1aの側方にはバイパス流
路25を、これら暖房用熱交換器1a及びバイパス流路
25の上流側にはエアミックスドア26を、それぞれ設
けている。このエアミックスドア26は、上記暖房用熱
交換器1aを通過する空気と上記バイパス流路25を通
過する空気との割合を調節する事により、自動車室内に
吹き出す空気の温度を調整する為のものである。
そのコア部2に組み込んだ暖房用熱交換器1aを含んで
構成する、本発明の自動車用暖房装置の構成に就いて、
図9により説明する。自動車室内の暖房に供する為の空
気を流通させる為のダクト22の上流端部に、このダク
ト22内に送風する為の送風機23を設けている。そし
て、このダクト22の中間部にエバポレータ24と上記
暖房用熱交換器1aとを、上流側から順番に設けてい
る。又、この暖房用熱交換器1aの側方にはバイパス流
路25を、これら暖房用熱交換器1a及びバイパス流路
25の上流側にはエアミックスドア26を、それぞれ設
けている。このエアミックスドア26は、上記暖房用熱
交換器1aを通過する空気と上記バイパス流路25を通
過する空気との割合を調節する事により、自動車室内に
吹き出す空気の温度を調整する為のものである。
【0021】更に、上記ダクト22の下流端部には、空
気調和用の空気をフロントガラスの内面に吹き出す為の
デフロスト吹き出し口(DEF)27と、同じく乗員の
上半身に向けて吹き出す為のベンチレーション吹き出し
口(VENT)28と、同じく足下に吹き出す為の足下
吹き出し口(FOOT)29とを、それぞれ設けてい
る。これら各吹き出し口27〜29には、当該吹き出し
口27〜29を開閉する為のドアを設けている。自動車
室内の空気調和を行なう際には、これら各吹き出し口2
7〜29のうちの少なくとも1個の吹き出し口を開き、
自動車室内に空気を吹き出す。
気調和用の空気をフロントガラスの内面に吹き出す為の
デフロスト吹き出し口(DEF)27と、同じく乗員の
上半身に向けて吹き出す為のベンチレーション吹き出し
口(VENT)28と、同じく足下に吹き出す為の足下
吹き出し口(FOOT)29とを、それぞれ設けてい
る。これら各吹き出し口27〜29には、当該吹き出し
口27〜29を開閉する為のドアを設けている。自動車
室内の空気調和を行なう際には、これら各吹き出し口2
7〜29のうちの少なくとも1個の吹き出し口を開き、
自動車室内に空気を吹き出す。
【0022】特に、本発明の自動車用空気調和装置の場
合には、上記ダクト22内で上記暖房用熱交換器1aの
コア部2(図1)の風下側部分に、このコア部2を通過
した空気の温度を検出する温度センサ30を設け、この
温度センサ30の検出信号を制御器31に入力してい
る。この制御器31は、上記暖房用熱交換器1aのコア
部2に組み込んだ電熱ヒータ5a、5aへの通電を制御
するものである。又、図示の例の場合には上記制御器3
1に、自動車室外の外気温度を検出する外気温度センサ
32の検出信号と、自動車室内の内気温度を検出する内
気温度センサ33の検出信号と、バッテリー34の残量
を検出する(実際には電圧で検出する)バッテリーセン
サ35の検出信号と、エンジン36の運転状態を検出す
る為のエンジン回転センサ37の検出信号と、このエン
ジン36の冷却水の温度を検出する水温センサ38の検
出信号とを入力している。更に本例の場合、図示は省略
するが、上記各吹き出し口27〜29の開閉状態を表す
信号も、上記制御器31に入力している。この様な各吹
き出し口27〜29の開閉状態を表す信号は、例えば、
自動車用空気調和装置本体の制御器から取り出せる。
又、上記バッテリー34と制御器31との間には自動車
用空気調和装置の始動・停止を制御する為の空調スイッ
チ39を、上記エンジン36のウォータジャケットと上
記暖房用熱交換器1aとの間には、この暖房用熱交換器
1aの伝熱管3、3(図1)内に冷却水を流通させる為
の冷却水配管40を、それぞれ設けている。
合には、上記ダクト22内で上記暖房用熱交換器1aの
コア部2(図1)の風下側部分に、このコア部2を通過
した空気の温度を検出する温度センサ30を設け、この
温度センサ30の検出信号を制御器31に入力してい
る。この制御器31は、上記暖房用熱交換器1aのコア
部2に組み込んだ電熱ヒータ5a、5aへの通電を制御
するものである。又、図示の例の場合には上記制御器3
1に、自動車室外の外気温度を検出する外気温度センサ
32の検出信号と、自動車室内の内気温度を検出する内
気温度センサ33の検出信号と、バッテリー34の残量
を検出する(実際には電圧で検出する)バッテリーセン
サ35の検出信号と、エンジン36の運転状態を検出す
る為のエンジン回転センサ37の検出信号と、このエン
ジン36の冷却水の温度を検出する水温センサ38の検
出信号とを入力している。更に本例の場合、図示は省略
するが、上記各吹き出し口27〜29の開閉状態を表す
信号も、上記制御器31に入力している。この様な各吹
き出し口27〜29の開閉状態を表す信号は、例えば、
自動車用空気調和装置本体の制御器から取り出せる。
又、上記バッテリー34と制御器31との間には自動車
用空気調和装置の始動・停止を制御する為の空調スイッ
チ39を、上記エンジン36のウォータジャケットと上
記暖房用熱交換器1aとの間には、この暖房用熱交換器
1aの伝熱管3、3(図1)内に冷却水を流通させる為
の冷却水配管40を、それぞれ設けている。
【0023】上述の様な構成を有する本発明の自動車用
空気調和装置を構成する上記制御器31は、上記温度セ
ンサ30の検出信号に基づき、上記コア部2を通過した
空気の温度が高い場合に、上記各電熱ヒータ5a、5a
への通電量を減少させるか若しくはこれら各電熱ヒータ
5a、5aへの通電を停止する。又、上記制御器31
は、上記外気温度センサ32の検出信号に基づき、外気
温度が所定値以下の場合にのみ、上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を可能とする。又、上記制御器31
は、上記バッテリーセンサ35の検出信号に基づき、上
記バッテリー34の残量が所定値(例えば9V)以上の
場合にのみ、上記各電熱ヒータ5a、5aへの通電を可
能とする。又、上記制御器31は、上記各吹き出し口2
7〜29の開閉状態を表す信号に基づき、暖気吹き出し
を行なう可能性のある吹き出し状態の場合にのみ、上記
各電熱ヒータ5a、5aへの通電を可能とする。更に、
上記制御器31は、前記水温センサ38の検出信号に基
づき、冷却水の温度が所定値以下の場合にのみ、上記各
電熱ヒータ5a、5aへの通電を可能とする。尚、これ
ら各電熱ヒータ5a、5aへの通電制御は、これら各電
熱ヒータ5a、5aと上記バッテリー34及びオルタネ
ータ41との間に設けたリレースイッチ42a、42
b、42cを断接する事により行なう。
空気調和装置を構成する上記制御器31は、上記温度セ
ンサ30の検出信号に基づき、上記コア部2を通過した
空気の温度が高い場合に、上記各電熱ヒータ5a、5a
への通電量を減少させるか若しくはこれら各電熱ヒータ
5a、5aへの通電を停止する。又、上記制御器31
は、上記外気温度センサ32の検出信号に基づき、外気
温度が所定値以下の場合にのみ、上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を可能とする。又、上記制御器31
は、上記バッテリーセンサ35の検出信号に基づき、上
記バッテリー34の残量が所定値(例えば9V)以上の
場合にのみ、上記各電熱ヒータ5a、5aへの通電を可
能とする。又、上記制御器31は、上記各吹き出し口2
7〜29の開閉状態を表す信号に基づき、暖気吹き出し
を行なう可能性のある吹き出し状態の場合にのみ、上記
各電熱ヒータ5a、5aへの通電を可能とする。更に、
上記制御器31は、前記水温センサ38の検出信号に基
づき、冷却水の温度が所定値以下の場合にのみ、上記各
電熱ヒータ5a、5aへの通電を可能とする。尚、これ
ら各電熱ヒータ5a、5aへの通電制御は、これら各電
熱ヒータ5a、5aと上記バッテリー34及びオルタネ
ータ41との間に設けたリレースイッチ42a、42
b、42cを断接する事により行なう。
【0024】次に、上述の様に構成する本発明の自動車
用熱交換器の作用に就いて、図10〜12により説明す
る。先ず、図10に示した様に上記空調スイッチ39を
閉じる(ONする)と、ステップ1で上記各センサ3
2、33、35、37、38から送られてくる検出信号
に基づいて、環境条件を読み込む。そして、次のステッ
プ2〜6で、上記各電熱ヒータ5a、5aに通電するか
否かを決定する。尚、これらステップ2〜6の順番は特
に問わないが、以下の説明は、図10に示した順番に行
なう。
用熱交換器の作用に就いて、図10〜12により説明す
る。先ず、図10に示した様に上記空調スイッチ39を
閉じる(ONする)と、ステップ1で上記各センサ3
2、33、35、37、38から送られてくる検出信号
に基づいて、環境条件を読み込む。そして、次のステッ
プ2〜6で、上記各電熱ヒータ5a、5aに通電するか
否かを決定する。尚、これらステップ2〜6の順番は特
に問わないが、以下の説明は、図10に示した順番に行
なう。
【0025】先ず、ステップ2で、外気温度が所定値
(例えば10℃)未満の場合には上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を可能とし、この所定値以上の場合に
は、他の条件に関係なく、これら各電熱ヒータ5a、5
aへの通電を停止する。次に、ステップ3では、前記エ
ンジン36が回転している場合にのみ上記各電熱ヒータ
5a、5aへの通電を可能とし、エンジンが停止してい
る場合には、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を停止する。これはオルタネータ41
の停止時に、上記バッテリー34に過度の負担をかけな
い為である。次に、ステップ4では、前記バッテリー3
4の残量が所定値以上の場合にのみ上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を可能とし、この残量が所定値未満の
場合には、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を停止して、上記バッテリー34が過
度に消耗するのを防止する。次に、ステップ5では、前
記各吹き出し口27〜29の開閉状態が、暖気吹き出し
を行なう可能性のある場合にのみ上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を可能とし、上記開閉状態が暖気吹き
出しを行なう可能性がない場合、即ち、自動車室内への
吹き出し口がベンチレーション吹き出し口である場合
や、前記冷却水配管40の途中に設けた温水弁が閉じら
れている場合には、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒ
ータ5a、5aへの通電を停止する。
(例えば10℃)未満の場合には上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を可能とし、この所定値以上の場合に
は、他の条件に関係なく、これら各電熱ヒータ5a、5
aへの通電を停止する。次に、ステップ3では、前記エ
ンジン36が回転している場合にのみ上記各電熱ヒータ
5a、5aへの通電を可能とし、エンジンが停止してい
る場合には、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を停止する。これはオルタネータ41
の停止時に、上記バッテリー34に過度の負担をかけな
い為である。次に、ステップ4では、前記バッテリー3
4の残量が所定値以上の場合にのみ上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を可能とし、この残量が所定値未満の
場合には、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を停止して、上記バッテリー34が過
度に消耗するのを防止する。次に、ステップ5では、前
記各吹き出し口27〜29の開閉状態が、暖気吹き出し
を行なう可能性のある場合にのみ上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を可能とし、上記開閉状態が暖気吹き
出しを行なう可能性がない場合、即ち、自動車室内への
吹き出し口がベンチレーション吹き出し口である場合
や、前記冷却水配管40の途中に設けた温水弁が閉じら
れている場合には、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒ
ータ5a、5aへの通電を停止する。
【0026】尚、暖気吹き出しを行なう可能性のある開
閉状態とは、デフロスト吹き出し口27が開放されてい
るDEFモードの場合、又は足下吹き出し口29が開放
されているFOOTモードの場合、又は足下吹き出し口
29及びベンチレーション吹き出し口28が開放されて
いるBI/LEVELモードの場合である。ベンチレー
ション吹き出し口28のみが開放されているVENTモ
ードの場合には暖気吹き出しを行なう可能性がないの
で、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒータ5a、5a
への通電を停止する。更にステップ6では、前記ウォー
タジャケット内の冷却水の温度が所定値(例えば70
℃)未満の場合にのみ上記各電熱ヒータ5a、5aへの
通電を可能にし、上記冷却水の温度が所定値以上の場合
には、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒータ5a、5
aへの通電を停止する。又、上述の説明から明らかな通
り、上記各吹き出し口27〜29の開閉状態に対応させ
るのに代えて、或はこの開閉状態に対応させると共に、
冷却水配管40の途中に設けた温水弁が閉じられている
場合には、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を停止する制御を行なう事もできる。
閉状態とは、デフロスト吹き出し口27が開放されてい
るDEFモードの場合、又は足下吹き出し口29が開放
されているFOOTモードの場合、又は足下吹き出し口
29及びベンチレーション吹き出し口28が開放されて
いるBI/LEVELモードの場合である。ベンチレー
ション吹き出し口28のみが開放されているVENTモ
ードの場合には暖気吹き出しを行なう可能性がないの
で、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒータ5a、5a
への通電を停止する。更にステップ6では、前記ウォー
タジャケット内の冷却水の温度が所定値(例えば70
℃)未満の場合にのみ上記各電熱ヒータ5a、5aへの
通電を可能にし、上記冷却水の温度が所定値以上の場合
には、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒータ5a、5
aへの通電を停止する。又、上述の説明から明らかな通
り、上記各吹き出し口27〜29の開閉状態に対応させ
るのに代えて、或はこの開閉状態に対応させると共に、
冷却水配管40の途中に設けた温水弁が閉じられている
場合には、他の条件に関係なく、上記各電熱ヒータ5
a、5aへの通電を停止する制御を行なう事もできる。
【0027】ステップ2〜6で、外気温が所定値未満で
あり、上記エンジン36が運転状態にあり、バッテリー
の残量が所定値以上であり、上記各吹き出し口27〜2
9の開閉状態が暖気吹き出しを行なう可能性のある状態
であり、冷却水の温度が所定値未満であると判断された
場合には、ステップ7で、上記各電熱ヒータ5a、5a
に通電する。
あり、上記エンジン36が運転状態にあり、バッテリー
の残量が所定値以上であり、上記各吹き出し口27〜2
9の開閉状態が暖気吹き出しを行なう可能性のある状態
であり、冷却水の温度が所定値未満であると判断された
場合には、ステップ7で、上記各電熱ヒータ5a、5a
に通電する。
【0028】上記ステップ7で上記各電熱ヒータ5a、
5aに通電し、前記暖房用熱交換器1aのコア部2の温
度が上昇したならば、次のステップ8で、前記送風機2
3の起動及び運転速度を制御する、ファン始動制御を行
なう。このファン始動制御は、上記コア部2の風下側直
後に設けた、前記温度センサ30からの信号に基づい
て、図11に示す様に行なう。即ち、この温度センサ3
0が検出する、上記コア部2の風下側直後部分の空気の
温度が所定値(例えば50℃)を越えた状態で、上記送
風機23を起動する。言い換えれば、風下側直後部分の
空気の温度が低い場合にはこの送風機23を停止したま
まとし、冷たい空気が自動車室内に吹き出す事を防止す
る。そして、上記送風機23を起動した後は、上記温度
センサ30が検出する、上記コア部2を通過した吹き出
し空気温度が上記所定値に比べて大きく変動しない様
に、上記送風機23の運転速度を調整すべく、この送風
機23のモータに印加する電圧を制御する。
5aに通電し、前記暖房用熱交換器1aのコア部2の温
度が上昇したならば、次のステップ8で、前記送風機2
3の起動及び運転速度を制御する、ファン始動制御を行
なう。このファン始動制御は、上記コア部2の風下側直
後に設けた、前記温度センサ30からの信号に基づい
て、図11に示す様に行なう。即ち、この温度センサ3
0が検出する、上記コア部2の風下側直後部分の空気の
温度が所定値(例えば50℃)を越えた状態で、上記送
風機23を起動する。言い換えれば、風下側直後部分の
空気の温度が低い場合にはこの送風機23を停止したま
まとし、冷たい空気が自動車室内に吹き出す事を防止す
る。そして、上記送風機23を起動した後は、上記温度
センサ30が検出する、上記コア部2を通過した吹き出
し空気温度が上記所定値に比べて大きく変動しない様
に、上記送風機23の運転速度を調整すべく、この送風
機23のモータに印加する電圧を制御する。
【0029】この様にして上記送風機23を起動させた
ならば、次のステップ9で、自動車室内を所望の温度
(ダッシュボードに設けた制御パネルで設定した目標温
度)にする為に必要とする、吹き出し空気の目標値を算
出する。次いで、次のステップ10で、この目標値を得
る為に必要とする数だけ、上記各電熱ヒータ5a、5a
に通電する。即ち、前記制御器31は、その時点で上記
温度センサ30が検出する吹き出し空気温度と上記目標
値との差に基づき、前記リレースイッチ42a、42
b、42cを断接させる。即ち、図12に示す様に、こ
の差が大きい場合には総てのリレースイッチ42a、4
2b、42cを接続し、この差が小さくなる程接続する
リレースイッチ42a、42b、42cの数を減少させ
る。
ならば、次のステップ9で、自動車室内を所望の温度
(ダッシュボードに設けた制御パネルで設定した目標温
度)にする為に必要とする、吹き出し空気の目標値を算
出する。次いで、次のステップ10で、この目標値を得
る為に必要とする数だけ、上記各電熱ヒータ5a、5a
に通電する。即ち、前記制御器31は、その時点で上記
温度センサ30が検出する吹き出し空気温度と上記目標
値との差に基づき、前記リレースイッチ42a、42
b、42cを断接させる。即ち、図12に示す様に、こ
の差が大きい場合には総てのリレースイッチ42a、4
2b、42cを接続し、この差が小さくなる程接続する
リレースイッチ42a、42b、42cの数を減少させ
る。
【0030】この様にして上記各電熱ヒータ5a、5a
の全部又は一部に通電する事により吹き出し空気の温度
を制御しつつ、ステップ11で、コア部2を通過した吹
き出し空気温度が上記所定値に比べて大きく変動しない
様に、上記送風機23の運転速度を調整すべく、上記図
12に示す様に、この送風機23のモータに印加する電
圧を制御する。本例の場合にこの様な送風機23の運転
速度制御を、冷却水温度ではなく吹き出し空気温度によ
り行なうので、乗員の感覚にあった適正な制御を行なえ
る。
の全部又は一部に通電する事により吹き出し空気の温度
を制御しつつ、ステップ11で、コア部2を通過した吹
き出し空気温度が上記所定値に比べて大きく変動しない
様に、上記送風機23の運転速度を調整すべく、上記図
12に示す様に、この送風機23のモータに印加する電
圧を制御する。本例の場合にこの様な送風機23の運転
速度制御を、冷却水温度ではなく吹き出し空気温度によ
り行なうので、乗員の感覚にあった適正な制御を行なえ
る。
【0031】そして、次のステップ12で、吹き出し空
気の温度が目標値に達した否かを判断し、目標値に達し
たならば、総ての電熱ヒータ5a、5aへの通電を停止
すべく、上記各リレースイッチ42a、42b、42c
を総て開放する。その後は、周知構造を有する一般的な
自動車用空気調和装置と同様、図12の右端部に示す様
に、前記エアミックスドア26により、吹き出し空気の
温度を調整する。尚、上記吹き出し空気の温度が目標値
に達するまでは、上記エアミックスドア26は前記バイ
パス流路25を完全に閉じた状態としておく。目標値に
達していない場合には、再びステップ1に戻り、目標値
に達するまで、上述した作用を繰り返し行なう。
気の温度が目標値に達した否かを判断し、目標値に達し
たならば、総ての電熱ヒータ5a、5aへの通電を停止
すべく、上記各リレースイッチ42a、42b、42c
を総て開放する。その後は、周知構造を有する一般的な
自動車用空気調和装置と同様、図12の右端部に示す様
に、前記エアミックスドア26により、吹き出し空気の
温度を調整する。尚、上記吹き出し空気の温度が目標値
に達するまでは、上記エアミックスドア26は前記バイ
パス流路25を完全に閉じた状態としておく。目標値に
達していない場合には、再びステップ1に戻り、目標値
に達するまで、上述した作用を繰り返し行なう。
【0032】本発明の自動車用暖房装置は、以上に述べ
た通り、吹き出し空気温度が目標値に達した状態では上
記各電熱ヒータ5a、5aへの通電を停止する。一方、
エンジン36の発熱量が少なく、しかも寒冷時であって
も、上記の目標値に達するまでの時間は、内気循環状態
で運転する事により、短くできる。即ち、前記ダクト2
2の上流端を自動車室内にのみ開放し、自動車室内から
取り入れた空気を循環させる事でこの自動車室内の暖房
を行なう様にすれば、上記エンジン36の冷却水の温度
が十分に高くなくても、上記吹き出し空気温度を比較的
短時間で目標値にまで上昇させる事ができる。従って、
エンジン36の発熱量が少なく、冷却水温度が十分に上
昇しない場合でも、上記各電熱ヒータ5a、5aへの通
電を停止できて、前記バッテリー34に過度の負担をか
ける事がなくなる。勿論、自動車室内の温度が十分に上
昇した後は、上記吹き出し空気温度の目標値が下がるの
で、上記各電熱ヒータ5a、5aへの通電を停止したま
ま、上記ダクト22内に外気を取り入れる事も可能にな
る。
た通り、吹き出し空気温度が目標値に達した状態では上
記各電熱ヒータ5a、5aへの通電を停止する。一方、
エンジン36の発熱量が少なく、しかも寒冷時であって
も、上記の目標値に達するまでの時間は、内気循環状態
で運転する事により、短くできる。即ち、前記ダクト2
2の上流端を自動車室内にのみ開放し、自動車室内から
取り入れた空気を循環させる事でこの自動車室内の暖房
を行なう様にすれば、上記エンジン36の冷却水の温度
が十分に高くなくても、上記吹き出し空気温度を比較的
短時間で目標値にまで上昇させる事ができる。従って、
エンジン36の発熱量が少なく、冷却水温度が十分に上
昇しない場合でも、上記各電熱ヒータ5a、5aへの通
電を停止できて、前記バッテリー34に過度の負担をか
ける事がなくなる。勿論、自動車室内の温度が十分に上
昇した後は、上記吹き出し空気温度の目標値が下がるの
で、上記各電熱ヒータ5a、5aへの通電を停止したま
ま、上記ダクト22内に外気を取り入れる事も可能にな
る。
【0033】尚、本例の場合には、上記各電熱ヒータ5
a、5aの発熱体として、前記抵抗体13、13を使用
しているので、これら各電熱ヒータ5a、5aから冷却
水側に熱量を加え、この冷却水の温度上昇を促進させる
事もできる。前述した従来構造の様に、発熱体として正
特性サーミスタを使用した場合には、この発熱体の温度
を空気加温の為に必要とする以上に高くできないが、上
記抵抗体13、13の温度は加温空気の温度に関係なく
高くできる。そこで、内気循環のまま吹き出し空気の温
度を上昇させ、この吹き出し空気の温度が目標値に達し
た後に、冷却水の温度が所定値(例えば40℃)以下の
場合に、上記各電熱ヒータ5a、5aへの通電を継続す
る。即ち、吹き出し空気の加温の為に必要とする以上の
電力を供給し、これら各電熱ヒータ5a、5aに隣接す
る伝熱管3、3内を流れる冷却水を加温して、この冷却
水の温度上昇を促進する事もできる。本例に使用する上
記各電熱ヒータ5a、5aには、前述の様にヒューズ1
8を組み込んでいるので、これら各電熱ヒータ5a、5
aの温度が過度に上昇し、合成樹脂製の前記ダクト22
等を損傷する事は、確実に防止できる。
a、5aの発熱体として、前記抵抗体13、13を使用
しているので、これら各電熱ヒータ5a、5aから冷却
水側に熱量を加え、この冷却水の温度上昇を促進させる
事もできる。前述した従来構造の様に、発熱体として正
特性サーミスタを使用した場合には、この発熱体の温度
を空気加温の為に必要とする以上に高くできないが、上
記抵抗体13、13の温度は加温空気の温度に関係なく
高くできる。そこで、内気循環のまま吹き出し空気の温
度を上昇させ、この吹き出し空気の温度が目標値に達し
た後に、冷却水の温度が所定値(例えば40℃)以下の
場合に、上記各電熱ヒータ5a、5aへの通電を継続す
る。即ち、吹き出し空気の加温の為に必要とする以上の
電力を供給し、これら各電熱ヒータ5a、5aに隣接す
る伝熱管3、3内を流れる冷却水を加温して、この冷却
水の温度上昇を促進する事もできる。本例に使用する上
記各電熱ヒータ5a、5aには、前述の様にヒューズ1
8を組み込んでいるので、これら各電熱ヒータ5a、5
aの温度が過度に上昇し、合成樹脂製の前記ダクト22
等を損傷する事は、確実に防止できる。
【0034】次に、図13〜15は、本発明の実施の形
態の第2例を示している。本例に使用する各電熱ヒータ
5b、5bは、抵抗体13a、13aを、図15の回路
図に示す様に、複数段(図示の例では3段)に区分して
いる。そして、リレースイッチ42a、42b、42c
の断接に応じて、上記各抵抗体13a、13aの全体又
は一部を発熱させる様にしている。従って、暖房用熱交
換器1bに組み込む複数枚(図示の例では3枚)の電熱
ヒータ5b、5bが均等に発熱する。これに対して、上
述した第1例の場合には、何れかの電熱ヒータ5aの全
体が発熱している場合に、他の電熱ヒータ5aが全く発
熱していない状態がある。
態の第2例を示している。本例に使用する各電熱ヒータ
5b、5bは、抵抗体13a、13aを、図15の回路
図に示す様に、複数段(図示の例では3段)に区分して
いる。そして、リレースイッチ42a、42b、42c
の断接に応じて、上記各抵抗体13a、13aの全体又
は一部を発熱させる様にしている。従って、暖房用熱交
換器1bに組み込む複数枚(図示の例では3枚)の電熱
ヒータ5b、5bが均等に発熱する。これに対して、上
述した第1例の場合には、何れかの電熱ヒータ5aの全
体が発熱している場合に、他の電熱ヒータ5aが全く発
熱していない状態がある。
【0035】この様な相違に基づいて本例の場合には、
上記暖房用熱交換器1bのコア部2を通過する空気を均
一に加温して、吹き出し空気の温度むらを少なくできる
と言った、第1例の構造によっては得られない作用・効
果を奏する事ができる。その他の部分の構造及び作用
は、上述した第1例の場合と同様であるから、同等部分
には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
上記暖房用熱交換器1bのコア部2を通過する空気を均
一に加温して、吹き出し空気の温度むらを少なくできる
と言った、第1例の構造によっては得られない作用・効
果を奏する事ができる。その他の部分の構造及び作用
は、上述した第1例の場合と同様であるから、同等部分
には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0036】次に、図16〜17は、本発明の実施の形
態の第3〜4例を示している。前述した第1例に使用す
る電熱ヒータ5aの場合は、ハーネスの端部を接続する
為の第一、第二の端子16、17を片端縁の両端部に設
けていた。これに対して、図16に示した第3例の電熱
ヒータ5cの場合には、第一、第二の端子16、17
を、片端縁の一端部に設けている。更に、図17に示し
た第4例の電熱ヒータ5d場合には、第一、第二の端子
16、17を、一端部両端縁に設けている。
態の第3〜4例を示している。前述した第1例に使用す
る電熱ヒータ5aの場合は、ハーネスの端部を接続する
為の第一、第二の端子16、17を片端縁の両端部に設
けていた。これに対して、図16に示した第3例の電熱
ヒータ5cの場合には、第一、第二の端子16、17
を、片端縁の一端部に設けている。更に、図17に示し
た第4例の電熱ヒータ5d場合には、第一、第二の端子
16、17を、一端部両端縁に設けている。
【0037】次に、図18は、本発明の実施の形態の第
5例を示している。本例の場合には、電熱ヒータ5eの
長さ方向両端縁部に円弧形の係止凹部43を形成すると
共に、1対のヘッダ7a(7b)の互いに対向する内側
面を構成するシートプレート10に、弾性部材である板
ばね44を装着している。そして、この板ばね44と上
記係止凹部43とを係合させる事により、前記接着剤1
5(図2)が硬化する以前に於いても、上記電熱ヒータ
5eがコア部2から抜け出る事を防止している。この様
な構造を採用する事により、上記接着剤15として硬化
時間が長いものを使用しても、上記電熱ヒータ5eを抑
えておく為の治具が不要になる。又、上記板ばね44は
上記電熱ヒータ5eと共に暖房用熱交換器に組み付けた
ままにできる為、上記接着剤15が未硬化のうちに、こ
の暖房用熱交換器を出荷する事も可能になる。
5例を示している。本例の場合には、電熱ヒータ5eの
長さ方向両端縁部に円弧形の係止凹部43を形成すると
共に、1対のヘッダ7a(7b)の互いに対向する内側
面を構成するシートプレート10に、弾性部材である板
ばね44を装着している。そして、この板ばね44と上
記係止凹部43とを係合させる事により、前記接着剤1
5(図2)が硬化する以前に於いても、上記電熱ヒータ
5eがコア部2から抜け出る事を防止している。この様
な構造を採用する事により、上記接着剤15として硬化
時間が長いものを使用しても、上記電熱ヒータ5eを抑
えておく為の治具が不要になる。又、上記板ばね44は
上記電熱ヒータ5eと共に暖房用熱交換器に組み付けた
ままにできる為、上記接着剤15が未硬化のうちに、こ
の暖房用熱交換器を出荷する事も可能になる。
【0038】更に、図19は、請求項7に対応する、本
発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場合に
は、暖房用熱交換器1cがヒートポンプサイクルを構成
するコンデンサであり、各伝熱管3、3内を流れる流体
が冷媒蒸気である。この様な暖房用熱交換器1cは、例
えば電気自動車の室内暖房に使用する事が考えられる。
本発明の自動車用暖房装置は、この様な暖房用熱交換器
1cを組み込んだ構造でも実施できる。この場合に、ヒ
ートポンプサイクルに組み込むコンプレッサが小型であ
っても、低温時に十分な暖房効果を得られる。尚、従来
は、図20に示す様な構造により、ヒートポンプサイク
ルを構成するコンデンサ45に補助ヒータ46を組み付
けていたが、この様な従来構造に比べて、図19に示し
た構造は、全体を小型・軽量化できる。
発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場合に
は、暖房用熱交換器1cがヒートポンプサイクルを構成
するコンデンサであり、各伝熱管3、3内を流れる流体
が冷媒蒸気である。この様な暖房用熱交換器1cは、例
えば電気自動車の室内暖房に使用する事が考えられる。
本発明の自動車用暖房装置は、この様な暖房用熱交換器
1cを組み込んだ構造でも実施できる。この場合に、ヒ
ートポンプサイクルに組み込むコンプレッサが小型であ
っても、低温時に十分な暖房効果を得られる。尚、従来
は、図20に示す様な構造により、ヒートポンプサイク
ルを構成するコンデンサ45に補助ヒータ46を組み付
けていたが、この様な従来構造に比べて、図19に示し
た構造は、全体を小型・軽量化できる。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上に述べた通り構成され作用
するので、暖房用流体の温度が低い場合にも十分な暖房
効果を得られ、しかもバッテリーに過度の負担をかけな
い自動車用暖房装置を実現できる。
するので、暖房用流体の温度が低い場合にも十分な暖房
効果を得られ、しかもバッテリーに過度の負担をかけな
い自動車用暖房装置を実現できる。
【図1】本発明の実施の形態の第1例に組み込む暖房用
熱交換器を示す略斜視図。
熱交換器を示す略斜視図。
【図2】図1のA部拡大斜視図。
【図3】電熱ヒータを取り出して示す略斜視図。
【図4】図3のB−B断面図。
【図5】同C−C断面図。
【図6】ハーネスの端部を接続した状態で示す、図5と
同様の図。
同様の図。
【図7】抵抗体の具体的形状を示す、電熱ヒータの側面
図。
図。
【図8】電熱ヒータの回路図。
【図9】自動車用暖房装置の全体構成を示す略図。
【図10】作用を示すフローチャート。
【図11】送風機の始動制御状態を示す線図。
【図12】吹き出し空気温度による電熱ヒータの通電制
御及び送風機の運転速度制御を示す線図。
御及び送風機の運転速度制御を示す線図。
【図13】本発明の実施の形態の第2例の自動車用暖房
装置の全体構成を示す略図。
装置の全体構成を示す略図。
【図14】第2例に使用する電熱ヒータの略斜視図。
【図15】電熱ヒータの回路図。
【図16】本発明の実施の形態の第3例に使用する電熱
ヒータの略斜視図。
ヒータの略斜視図。
【図17】同第4例に使用する電熱ヒータの略斜視図。
【図18】同第5例の部分略断面図。
【図19】同第6例の斜視図。
【図20】第5例に対応する従来構造を示す斜視図。
【図21】従来構造の1例を示す要部斜視図。
1、1a、1b、1c 暖房用熱交換器 2 コア部 3、3a 伝熱管 4 フィン 5、5a、5b、5c、5d、5e 電熱ヒータ 6 蓋部材 7a、7b ヘッダ 8 入口管 9 出口管 10 シートプレート 11a、11b ヘッダ本体 12 絶縁体 13、13a 抵抗体 14 絶縁層 15 接着剤 16 第一の端子 17 第二の端子 18 ヒューズ 19 ハーネス 20 保護チューブ 21 絶縁材 22 ダクト 23 送風機 24 エバポレータ 25 バイパス流路 26 エアミックスドア 27 デフロスト吹き出し口 28 ベンチレーション吹き出し口 29 足下吹き出し口 30 温度センサ 31 制御器 32 外気温度センサ 33 内気温度センサ 34 バッテリー 35 バッテリーセンサ 36 エンジン 37 エンジン回転センサ 38 水温センサ 39 空調スイッチ 40 冷却水配管 41 オルタネータ 42a、42b、42c リレースイッチ 43 係止凹部 44 板ばね 45 コンデンサ 46 補助ヒータ
Claims (9)
- 【請求項1】 自動車室内の暖房に供する為の空気を流
通させる為のダクトと、このダクト内に送風する為の送
風機と、このダクト内に設けられて上記空気を加温する
為の暖房用熱交換器とを備え、この暖房用熱交換器は、
互いに間隔をあけて配置した1対のヘッダと、それぞれ
の両端開口部をこれら各ヘッダ内に通じさせた複数の伝
熱管を有し、上記両ヘッダ同士の間に設けられたコア部
と、このコア部を構成する何れかの伝熱管同士の間に配
置された電熱ヒータとを備えたものである自動車用暖房
装置に於いて、上記ダクト内で上記コア部の風下側部分
に設けられ、このコア部を通過した空気の温度を検出す
る温度センサと、この温度センサの検出信号に基づいて
上記電熱ヒータへの通電を制御する制御器とを備え、こ
の制御器は、上記コア部を通過した空気の温度が高い場
合に、上記電熱ヒータへの通電量を減少させるか若しく
はこの電熱ヒータへの通電を停止する事を特徴とする自
動車用暖房装置。 - 【請求項2】 外気温度を検出する外気温度センサの検
出信号を制御器に入力し、この制御器は、外気温度が所
定値未満の場合にのみ電熱ヒータへの通電を可能とす
る、請求項1に記載した自動車用暖房装置。 - 【請求項3】 エンジンの回転状態を検出するエンジン
回転センサの検出信号を制御器に入力し、この制御器
は、上記エンジンが回転している場合にのみ電熱ヒータ
への通電を可能とする、請求項1〜2の何れかに記載し
た自動車用暖房装置。 - 【請求項4】 バッテリーの残量を検出するバッテリー
センサの検出信号を制御器に入力し、この制御器は、バ
ッテリーの残量が所定値以上の場合にのみ電熱ヒータへ
の通電を可能とする、請求項1〜3の何れかに記載した
自動車用暖房装置。 - 【請求項5】 ダクトの下流端から自動車室内に空気を
吹き出す吹き出し口を表す信号を制御器に入力し、この
制御器は、暖気吹き出しを行なう可能性のある吹き出し
状態の場合にのみ電熱ヒータへの通電を可能とする、請
求項1〜4の何れかに記載した自動車用暖房装置。 - 【請求項6】 暖房用熱交換器を構成する各伝熱管内に
流れる流体が自動車用エンジンの冷却水であり、この冷
却水の温度を検出する水温センサの検出信号を制御器に
入力し、この制御器は、この冷却水の温度が所定値未満
の場合にのみ上記電熱ヒータへの通電を可能とする、請
求項1〜5の何れかに記載した自動車用暖房装置。 - 【請求項7】 暖房用熱交換器がヒートポンプサイクル
を構成するコンデンサであり、各伝熱管内を流れる流体
が冷媒蒸気である、請求項1〜5の何れかに記載した自
動車用暖房装置。 - 【請求項8】 暖房用熱交換器に組み込む電熱ヒータ
は、絶縁体の表面に抵抗体の薄膜を添着し、この抵抗体
を絶縁層により被覆したものである、請求項1〜7の何
れかに記載した自動車用暖房装置。 - 【請求項9】 電熱ヒータの長さ方向両端縁部に係止凹
部を形成すると共に、1対のヘッダの互いに対向する内
側面に弾性部材を装着し、これら弾性部材と上記係止凹
部とを係合させる事により、上記電熱ヒータがコア部か
ら抜け出る事を防止した、請求項1〜8の何れかに記載
した自動車用暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27603899A JP2001097028A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 自動車用暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27603899A JP2001097028A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 自動車用暖房装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001097028A true JP2001097028A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17563930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27603899A Pending JP2001097028A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 自動車用暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001097028A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002364479A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-18 | Denso Corp | 燃料供給装置 |
JP2005297961A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Valeo Systemes Thermiques | 自動車の車室用空調機のための暖房用アセンブリ |
KR100609829B1 (ko) | 2004-10-05 | 2006-08-09 | 구교정 | 자동차용 프리히터 |
JP2010000904A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Denso Corp | 空調装置 |
JP2011051466A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Honda Motor Co Ltd | 車両用空調システム及びその暖房始動方法 |
CN103317995A (zh) * | 2012-03-19 | 2013-09-25 | 日本空调系统股份有限公司 | 车辆用空调装置 |
WO2014155940A1 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-02 | 株式会社デンソー | 輻射ヒータ装置 |
KR101664744B1 (ko) * | 2015-09-24 | 2016-10-12 | 현대자동차주식회사 | 차량의 공조장치 |
EP3287710A1 (en) * | 2016-08-25 | 2018-02-28 | Mahle International GmbH | Electric heater |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27603899A patent/JP2001097028A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103317995A (zh) * | 2012-03-19 | 2013-09-25 | 日本空调系统股份有限公司 | 车辆用空调装置 |
CN103317995B (zh) * | 2012-03-19 | 2016-08-03 | 日本空调系统股份有限公司 | 车辆用空调装置 |
WO2014155940A1 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-02 | 株式会社デンソー | 輻射ヒータ装置 |
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US10493822B2 (en) | 2013-03-29 | 2019-12-03 | Denso Corporation | Radiant heater device |
KR101664744B1 (ko) * | 2015-09-24 | 2016-10-12 | 현대자동차주식회사 | 차량의 공조장치 |
EP3287710A1 (en) * | 2016-08-25 | 2018-02-28 | Mahle International GmbH | Electric heater |
CN107787055A (zh) * | 2016-08-25 | 2018-03-09 | 马勒国际公司 | 电加热器 |
CN107787055B (zh) * | 2016-08-25 | 2021-12-24 | 马勒国际公司 | 电加热器 |
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