JP2001092226A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
- Publication number
- JP2001092226A JP2001092226A JP27082599A JP27082599A JP2001092226A JP 2001092226 A JP2001092226 A JP 2001092226A JP 27082599 A JP27082599 A JP 27082599A JP 27082599 A JP27082599 A JP 27082599A JP 2001092226 A JP2001092226 A JP 2001092226A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- agitator
- window
- blade
- elastic sheet
- developing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アジテータのトルク負荷を増大させることな
く現像器内壁のトナーの固まりを確実に掻き落とし得る
現像器を備えた記録装置を提供する。 【解決手段】 現像器5内に設けるアジテータ14の羽
根14bに窓17を開け、弾性シート15をその窓に通
し、一端15aを羽根14bの前面に固定し、他端を羽
根14bの後面側で現像器内壁5aに接触させておき、
現像器内壁に付着しているトナーの固まりを、まず羽根
14bで崩し、その後弾性シート15で掻き落とすこと
で、トナーの掻き落としを確実とし、また弾性シートの
自由長を長くしてトルク負荷の増大を防止する。
く現像器内壁のトナーの固まりを確実に掻き落とし得る
現像器を備えた記録装置を提供する。 【解決手段】 現像器5内に設けるアジテータ14の羽
根14bに窓17を開け、弾性シート15をその窓に通
し、一端15aを羽根14bの前面に固定し、他端を羽
根14bの後面側で現像器内壁5aに接触させておき、
現像器内壁に付着しているトナーの固まりを、まず羽根
14bで崩し、その後弾性シート15で掻き落とすこと
で、トナーの掻き落としを確実とし、また弾性シートの
自由長を長くしてトルク負荷の増大を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンター、ファ
クシミリ等の、トナーによる現像を行う現像器を備えた
記録装置に関する。
クシミリ等の、トナーによる現像を行う現像器を備えた
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の記録装置は、図13に示
すように、感光体ドラム101に形成した静電潜像を現
像するための現像器102を備えており、その現像器1
02には内部に収容したトナーを攪拌し且つ現像ローラ
103に供給するためのアジテータ104が設けられて
いる。一般にアジテータ104は、回転軸104aと、
その回転軸104aに沿って設けられた長方形形状の板
状の羽根104bとを一体に備えた構成の樹脂成形品で
作られ、その羽根104bの先端には、適度な腰と可撓
性を備えた樹脂フィルムで構成された弾性シート105
が取り付けられている。そして、アジテータ104が現
像器102内で回転することで、弾性シート105が現
像器102の円弧状の内壁102aに接した状態で進行
し、現像器内壁102aに付着したトナーを掻き落とす
と共に現像ローラ103に送り出しており、これによっ
て現像器の内壁にトナーが付着し続けることがなく、ト
ナー全体が攪拌されていた。
すように、感光体ドラム101に形成した静電潜像を現
像するための現像器102を備えており、その現像器1
02には内部に収容したトナーを攪拌し且つ現像ローラ
103に供給するためのアジテータ104が設けられて
いる。一般にアジテータ104は、回転軸104aと、
その回転軸104aに沿って設けられた長方形形状の板
状の羽根104bとを一体に備えた構成の樹脂成形品で
作られ、その羽根104bの先端には、適度な腰と可撓
性を備えた樹脂フィルムで構成された弾性シート105
が取り付けられている。そして、アジテータ104が現
像器102内で回転することで、弾性シート105が現
像器102の円弧状の内壁102aに接した状態で進行
し、現像器内壁102aに付着したトナーを掻き落とす
と共に現像ローラ103に送り出しており、これによっ
て現像器の内壁にトナーが付着し続けることがなく、ト
ナー全体が攪拌されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構成では、アジテータの羽根の先端に単に弾性シートを
取り付けただけのものであるので、以下のような問題が
生じていた。即ち、図示したように、羽根104bの先
端に弾性シート105を取り付けると、弾性シート10
5の自由長が短くなり、そのため弾性シート105の腰
が強くなって現像器内壁102aに強く押し付けられる
こととなり、現像器内壁に付着したトナーの固まりを掻
き落とすことはできるものの、弾性シート105を現像
器内壁に接触させた状態で回転させる際のトルク負荷が
増大するという問題があった。
構成では、アジテータの羽根の先端に単に弾性シートを
取り付けただけのものであるので、以下のような問題が
生じていた。即ち、図示したように、羽根104bの先
端に弾性シート105を取り付けると、弾性シート10
5の自由長が短くなり、そのため弾性シート105の腰
が強くなって現像器内壁102aに強く押し付けられる
こととなり、現像器内壁に付着したトナーの固まりを掻
き落とすことはできるものの、弾性シート105を現像
器内壁に接触させた状態で回転させる際のトルク負荷が
増大するという問題があった。
【0004】これを解消するには、弾性シート105を
取り付ける羽根104bを短くし、弾性シート105を
アジテータ104の回転中心軸線に近い位置に固定する
構成とし、弾性シートの自由長を長くすればよい。この
ように弾性シート自由長を長くすると、その分弾性シー
トの腰が弱くなり、その弾性シートを現像器内壁に接触
させた状態で回転させる際のトルクが小さくなる。しか
しながら、この構成とすると、現像器の内壁にトナーの
固まりが付着した場合、腰の弱い弾性シートでは、その
トナーの固まりの表面をなでて通り過ぎるに過ぎず、そ
のトナーを掻き落とすことができないという問題が生じ
た。
取り付ける羽根104bを短くし、弾性シート105を
アジテータ104の回転中心軸線に近い位置に固定する
構成とし、弾性シートの自由長を長くすればよい。この
ように弾性シート自由長を長くすると、その分弾性シー
トの腰が弱くなり、その弾性シートを現像器内壁に接触
させた状態で回転させる際のトルクが小さくなる。しか
しながら、この構成とすると、現像器の内壁にトナーの
固まりが付着した場合、腰の弱い弾性シートでは、その
トナーの固まりの表面をなでて通り過ぎるに過ぎず、そ
のトナーを掻き落とすことができないという問題が生じ
た。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、現像器の内壁にトナーの固まりが付着した場合で
あっても、トルク負荷の増大をあまり生じることなく、
簡易な構成によりそのトナーの固まりを確実に掻き落と
すことのできる現像器を備えた記録装置を提供すること
を目的とする。
ので、現像器の内壁にトナーの固まりが付着した場合で
あっても、トルク負荷の増大をあまり生じることなく、
簡易な構成によりそのトナーの固まりを確実に掻き落と
すことのできる現像器を備えた記録装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、現像器内に設
けたアジテータの羽根に窓を開け、弾性シートをその窓
に通し、その一端を、アジテータの羽根の回転方向の前
面側で且つ窓よりも回転中心軸線に近い側に固定し、反
対端(先端)をアジテータの羽根よりも回転方向の後面
側で現像器内壁に接触させるように配置するという構成
としたものである。
けたアジテータの羽根に窓を開け、弾性シートをその窓
に通し、その一端を、アジテータの羽根の回転方向の前
面側で且つ窓よりも回転中心軸線に近い側に固定し、反
対端(先端)をアジテータの羽根よりも回転方向の後面
側で現像器内壁に接触させるように配置するという構成
としたものである。
【0007】この構成により、アジテータを回転させて
トナーを攪拌する際、現像器の内壁にトナーの固まりが
あると、まず、アジテータの羽根がこれに当たってトナ
ーの固まりを崩し、次いで弾性シートが崩れた固まりを
攪拌すると共に現像器の内壁に接触しながら移動するこ
とで内壁に付着しているトナーを確実に掻き落とすこと
ができ、しかも、弾性シートは、その一端をアジテータ
の羽根に形成した窓よりも回転中心軸線に近い側で羽根
に固定しているので、羽根に対する固定位置から現像器
の内壁に接触するまでの自由長が長く、従って、腰が適
度に弱くなっており、トルク負荷の増大を防止できる。
よって、トルク負荷の増大を招くことなく、簡易な構成
によりトナーを確実に攪拌できる。
トナーを攪拌する際、現像器の内壁にトナーの固まりが
あると、まず、アジテータの羽根がこれに当たってトナ
ーの固まりを崩し、次いで弾性シートが崩れた固まりを
攪拌すると共に現像器の内壁に接触しながら移動するこ
とで内壁に付着しているトナーを確実に掻き落とすこと
ができ、しかも、弾性シートは、その一端をアジテータ
の羽根に形成した窓よりも回転中心軸線に近い側で羽根
に固定しているので、羽根に対する固定位置から現像器
の内壁に接触するまでの自由長が長く、従って、腰が適
度に弱くなっており、トルク負荷の増大を防止できる。
よって、トルク負荷の増大を招くことなく、簡易な構成
によりトナーを確実に攪拌できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る記録装
置は、現像器の内壁で囲まれたトナー収容部に、貫通し
た窓を有する羽根を備えたアジテータを設け、更に、そ
のアジテータには、前記羽根に形成された窓に弾性シー
トを通し、その弾性シートの一端を、前記アジテータの
羽根の回転方向の前面側で且つ前記窓よりも回転中心軸
線に近い側に固定し、一方、他端を前記アジテータの羽
根よりも回転方向の後面側で現像器内壁に接触させる構
成としたものである。
置は、現像器の内壁で囲まれたトナー収容部に、貫通し
た窓を有する羽根を備えたアジテータを設け、更に、そ
のアジテータには、前記羽根に形成された窓に弾性シー
トを通し、その弾性シートの一端を、前記アジテータの
羽根の回転方向の前面側で且つ前記窓よりも回転中心軸
線に近い側に固定し、一方、他端を前記アジテータの羽
根よりも回転方向の後面側で現像器内壁に接触させる構
成としたものである。
【0009】この構成により、アジテータを回転させて
トナーを攪拌する際、現像器の内壁にトナーの固まりが
あると、まず、アジテータの羽根がこれに当たってトナ
ーの固まりを崩し、次いで弾性シートが崩れた固まりを
攪拌すると共に現像器の内壁に接触しながら移動して内
壁に付着しているトナーを掻き落とすという二段階の動
作によって良好にトナーの掻き落とし及び攪拌を行うこ
とができ、しかも弾性シートは自由長が長いので腰が適
度に弱くなっており、トルク負荷の増大を防止できる。
トナーを攪拌する際、現像器の内壁にトナーの固まりが
あると、まず、アジテータの羽根がこれに当たってトナ
ーの固まりを崩し、次いで弾性シートが崩れた固まりを
攪拌すると共に現像器の内壁に接触しながら移動して内
壁に付着しているトナーを掻き落とすという二段階の動
作によって良好にトナーの掻き落とし及び攪拌を行うこ
とができ、しかも弾性シートは自由長が長いので腰が適
度に弱くなっており、トルク負荷の増大を防止できる。
【0010】本発明の第2の態様に係る記録装置は、上
記構成に加えて、前記したアジテータの羽根を、その先
端が現像器の内壁の近傍に達する長さとしたものであ
る。この構成により、羽根の先端が現像器の内壁近傍を
移動するので、現像器内壁にトナーの固まりが形成され
ていた場合、剛性の高い羽根がその固まりを根元の方か
ら崩すことができ、トナーを確実に攪拌できる。
記構成に加えて、前記したアジテータの羽根を、その先
端が現像器の内壁の近傍に達する長さとしたものであ
る。この構成により、羽根の先端が現像器の内壁近傍を
移動するので、現像器内壁にトナーの固まりが形成され
ていた場合、剛性の高い羽根がその固まりを根元の方か
ら崩すことができ、トナーを確実に攪拌できる。
【0011】本発明の第3の態様に係る記録装置は、上
記した記録装置において、更に、アジテータの羽根に形
成された窓を、回転中心軸線側の縁が、回転中心軸線に
近接するように配置するという構成としたものである。
この構成により、弾性シートの羽根に対する固定位置が
回転中心軸線に近接した位置となり、従って、弾性シー
トの自由長を一層長くし、従って弾性シートの腰を弱く
して、トルク負荷を一層低減できる。
記した記録装置において、更に、アジテータの羽根に形
成された窓を、回転中心軸線側の縁が、回転中心軸線に
近接するように配置するという構成としたものである。
この構成により、弾性シートの羽根に対する固定位置が
回転中心軸線に近接した位置となり、従って、弾性シー
トの自由長を一層長くし、従って弾性シートの腰を弱く
して、トルク負荷を一層低減できる。
【0012】本発明の第4の態様に係る記録装置は、上
記した記録装置において、更に、アジテータの羽根に形
成された窓を、羽根の先端側の縁が、羽根の先端に近接
するように配置するという構成としたものである。この
構成により、窓の回転中心軸線に対する直角方向の長さ
が長くなり、このため、窓を通して取り付けられる弾性
シートが、その窓によって急激に曲げられることがな
く、弾性シートの自由長を長くしてその腰を弱くしつつ
弾性シート自体の強度は最大限維持させることができ、
弾性シートが折れて攪拌性能が低下するのを防止でき
る。
記した記録装置において、更に、アジテータの羽根に形
成された窓を、羽根の先端側の縁が、羽根の先端に近接
するように配置するという構成としたものである。この
構成により、窓の回転中心軸線に対する直角方向の長さ
が長くなり、このため、窓を通して取り付けられる弾性
シートが、その窓によって急激に曲げられることがな
く、弾性シートの自由長を長くしてその腰を弱くしつつ
弾性シート自体の強度は最大限維持させることができ、
弾性シートが折れて攪拌性能が低下するのを防止でき
る。
【0013】本発明の第5の態様に係る記録装置は、ア
ジテータの羽根に形成される窓を、アジテータの回転中
心軸線方向のほぼ全域にわたって形成された一つの穴で
構成したものである。この構成により、アジテータの構
造を簡単とできると共に、この窓を通す弾性シートを、
全幅に渡ってつながった一体構造のものとすることがで
きるので、現像器内壁に接触する先端部分を現像器内壁
の全幅に渡ってつながった形状とでき、分断した形状と
した場合に生じる恐れのある、分断位置の隙間からトナ
ーが通り過ぎ、攪拌性能が低下するということを防止で
きる。
ジテータの羽根に形成される窓を、アジテータの回転中
心軸線方向のほぼ全域にわたって形成された一つの穴で
構成したものである。この構成により、アジテータの構
造を簡単とできると共に、この窓を通す弾性シートを、
全幅に渡ってつながった一体構造のものとすることがで
きるので、現像器内壁に接触する先端部分を現像器内壁
の全幅に渡ってつながった形状とでき、分断した形状と
した場合に生じる恐れのある、分断位置の隙間からトナ
ーが通り過ぎ、攪拌性能が低下するということを防止で
きる。
【0014】本発明の第6の態様に係る記録装置は、ア
ジテータの羽根に形成される窓を、アジテータの回転中
心軸線方向には複数個に仕切った構造とし、一方、その
羽根に取り付ける弾性シートは、全体としては一体構造
であるが、各窓に対応する部分が前記窓を通ることがで
きるよう、部分的に分断された構成としたものである。
この構成により、羽根の窓を仕切った仕切りで羽根の強
度を高めると共にトナーの攪拌効果を増すこともでき、
しかも、一体構造の弾性シートを用いたことで、使用す
る部品点数を削減してコストダウンを図ることができ
る。
ジテータの羽根に形成される窓を、アジテータの回転中
心軸線方向には複数個に仕切った構造とし、一方、その
羽根に取り付ける弾性シートは、全体としては一体構造
であるが、各窓に対応する部分が前記窓を通ることがで
きるよう、部分的に分断された構成としたものである。
この構成により、羽根の窓を仕切った仕切りで羽根の強
度を高めると共にトナーの攪拌効果を増すこともでき、
しかも、一体構造の弾性シートを用いたことで、使用す
る部品点数を削減してコストダウンを図ることができ
る。
【0015】本発明の第7の態様に係る記録装置は、ア
ジテータの羽根に形成される窓を、アジテータの回転中
心軸線方向には複数個に仕切った構造とし、一方、その
羽根に取り付ける弾性シートは、全体としては一体構造
であるが、各窓に対応する部分が前記窓を通ることがで
きるよう部分的に分断された構成とし、更に、現像器の
内壁に接触する先端部分を、分断した端縁同志が近接位
置となる構成としたものである。この構成により、羽根
の強度を高めることができ、しかも、一体構造の弾性シ
ートを用いたことで、使用する部品点数を削減してコス
トダウンを図ることができる。しかも、現像器の内壁に
接触する先端部分は、分断した端縁同志が近接位置とな
る構成としたことで、分断された隙間からトナーが通り
過ぎ、攪拌性能が低下するということを防止できる。
ジテータの羽根に形成される窓を、アジテータの回転中
心軸線方向には複数個に仕切った構造とし、一方、その
羽根に取り付ける弾性シートは、全体としては一体構造
であるが、各窓に対応する部分が前記窓を通ることがで
きるよう部分的に分断された構成とし、更に、現像器の
内壁に接触する先端部分を、分断した端縁同志が近接位
置となる構成としたものである。この構成により、羽根
の強度を高めることができ、しかも、一体構造の弾性シ
ートを用いたことで、使用する部品点数を削減してコス
トダウンを図ることができる。しかも、現像器の内壁に
接触する先端部分は、分断した端縁同志が近接位置とな
る構成としたことで、分断された隙間からトナーが通り
過ぎ、攪拌性能が低下するということを防止できる。
【0016】本発明の第8の態様に係る記録装置は、ア
ジテータの羽根に形成される窓を、アジテータの回転中
心軸線方向には複数個に仕切った構造とし、一方、その
羽根に取り付ける弾性シートは、各窓に対応する部分が
前記窓通るように複数個に分断した構成とし、更に、各
弾性シートの現像器内壁に接触する先端部分を、隣接の
弾性シートの先端部分に部分的に重なる構成としたもの
である。この構成により、羽根の窓を仕切った仕切りで
羽根の強度を高めると共にトナーの攪拌効果を増すこと
もでき、また、複数個に仕切った各窓に対応するように
弾性シートを複数個に分断した構成とするが、各弾性シ
ートの先端の現像器内壁に接する部分は隣接した弾性シ
ートの先端部分に部分的に重ね合わされているので、隙
間がなく、分断された隙間からトナーが通り過ぎ、攪拌
性能が低下するということを防止できる。
ジテータの羽根に形成される窓を、アジテータの回転中
心軸線方向には複数個に仕切った構造とし、一方、その
羽根に取り付ける弾性シートは、各窓に対応する部分が
前記窓通るように複数個に分断した構成とし、更に、各
弾性シートの現像器内壁に接触する先端部分を、隣接の
弾性シートの先端部分に部分的に重なる構成としたもの
である。この構成により、羽根の窓を仕切った仕切りで
羽根の強度を高めると共にトナーの攪拌効果を増すこと
もでき、また、複数個に仕切った各窓に対応するように
弾性シートを複数個に分断した構成とするが、各弾性シ
ートの先端の現像器内壁に接する部分は隣接した弾性シ
ートの先端部分に部分的に重ね合わされているので、隙
間がなく、分断された隙間からトナーが通り過ぎ、攪拌
性能が低下するということを防止できる。
【0017】本発明の第9の態様に係る記録装置は、弾
性シートを、貫通した窓を有する構成としたものであ
る。この構成により、トナー満杯時には、トナーはアジ
テータの羽根の窓及び弾性シートの窓を通って円滑に移
動するので、トナー満杯時のトルク負荷を低減できる。
性シートを、貫通した窓を有する構成としたものであ
る。この構成により、トナー満杯時には、トナーはアジ
テータの羽根の窓及び弾性シートの窓を通って円滑に移
動するので、トナー満杯時のトルク負荷を低減できる。
【0018】以下、図面に示す本発明の実施の形態に係
る記録装置を説明する。図1は本発明の一実施の形態に
係る記録装置の概略構成を示す断面図であり、1は記録
装置全体、2は感光体ドラム、3は感光体ドラム2の表
面を一様に帯電させる帯電部、4は感光体ドラム2の表
面に潜像を形成する光学部、5は感光体ドラム2の表面
に形成された潜像にトナーを付与して現像する現像器、
6は、感光体ドラム2の表面のトナー像を記録紙に転写
させる転写部、7は記録紙に担持されたトナー像を定着
させる定着部である。
る記録装置を説明する。図1は本発明の一実施の形態に
係る記録装置の概略構成を示す断面図であり、1は記録
装置全体、2は感光体ドラム、3は感光体ドラム2の表
面を一様に帯電させる帯電部、4は感光体ドラム2の表
面に潜像を形成する光学部、5は感光体ドラム2の表面
に形成された潜像にトナーを付与して現像する現像器、
6は、感光体ドラム2の表面のトナー像を記録紙に転写
させる転写部、7は記録紙に担持されたトナー像を定着
させる定着部である。
【0019】現像部5は、感光体ドラム2にトナーを付
与する現像ローラ11と、現像器5の内壁5aで囲まれ
たトナー収容部12を備え、そのトナー収容部12内に
アジテータ14及びそれに固定された弾性シート15が
回転可能に設けられている。このアジテータ14及び弾
性シート15は、矢印で示すように反時計方向に回転し
て、現像器5の内壁5aに付着したトナーを掻き落とし
て攪拌すると共にトナーを現像ローラ11に供給するた
めのものである。
与する現像ローラ11と、現像器5の内壁5aで囲まれ
たトナー収容部12を備え、そのトナー収容部12内に
アジテータ14及びそれに固定された弾性シート15が
回転可能に設けられている。このアジテータ14及び弾
性シート15は、矢印で示すように反時計方向に回転し
て、現像器5の内壁5aに付着したトナーを掻き落とし
て攪拌すると共にトナーを現像ローラ11に供給するた
めのものである。
【0020】アジテータ14は、図2及び図3(a)、
(b)にも示すように、回転軸14aと、その回転軸1
4aの中心の回転中心軸線に平行な、ほぼ長方形形状の
羽根14bを備えており、その羽根14bには、周縁の
枠部を残してほぼ全域に貫通した1個の穴からなる窓1
7が形成されている。アジテータ14は、回転中にも撓
むことがないように適度な剛性を備えたものであり、通
常、樹脂の成形品で作られる。一方、弾性シート15
は、羽根14bの窓17を通すように設けられ、一端1
5aが、アジテータ14の羽根14aの回転方向の前面
側で且つ窓17よりも回転中心軸線に近い側に固定さ
れ、他端15bがアジテータ14の羽根14bよりも回
転方向の後面側で現像器内壁に接触するように配置され
ている。弾性シート15は、適当に撓んだ形態で内壁5
aに接触し、その撓みによって生じる適度な弾性力によ
って内壁5aに押し付けられながら進行し、付着したト
ナーを掻き落とすものであり、具体的には、適度な腰と
可撓性を備えたポリエステルフィルム等の樹脂フィル
ム、ゴム板、金属板等が使用される。
(b)にも示すように、回転軸14aと、その回転軸1
4aの中心の回転中心軸線に平行な、ほぼ長方形形状の
羽根14bを備えており、その羽根14bには、周縁の
枠部を残してほぼ全域に貫通した1個の穴からなる窓1
7が形成されている。アジテータ14は、回転中にも撓
むことがないように適度な剛性を備えたものであり、通
常、樹脂の成形品で作られる。一方、弾性シート15
は、羽根14bの窓17を通すように設けられ、一端1
5aが、アジテータ14の羽根14aの回転方向の前面
側で且つ窓17よりも回転中心軸線に近い側に固定さ
れ、他端15bがアジテータ14の羽根14bよりも回
転方向の後面側で現像器内壁に接触するように配置され
ている。弾性シート15は、適当に撓んだ形態で内壁5
aに接触し、その撓みによって生じる適度な弾性力によ
って内壁5aに押し付けられながら進行し、付着したト
ナーを掻き落とすものであり、具体的には、適度な腰と
可撓性を備えたポリエステルフィルム等の樹脂フィル
ム、ゴム板、金属板等が使用される。
【0021】アジテータ14の羽根14bの回転中心軸
線に直角方向の長さは、図1から良く分かるように、そ
の羽根14bの先端14baが現像器5の底面を構成す
る円弧状の内壁5aに近接した位置となるように設定さ
れており、これにより、内壁5aにくっついて固まった
トナーを羽根14bの先端部分で根元から掻き落とすこ
とができる。羽根14bの先端14baと円弧状の内壁
5aとの間隔としては、小さい程トナーの掻き落とし効
果が増して好ましいが、あまり小さくすると部品の製造
寸法誤差により、羽根先端14baが内壁5aに接触し
てしまう場合があり、これらを考慮して、1〜2mm程
度に定めることが好ましい。また、羽根14bに形成す
る窓17の大きさは、羽根14bが必要な強度を備え且
つ弾性シート15の一端15aの固定に必要な面積を確
保できる範囲内で極力大きく設定されている。この窓1
7を大きくすると、トナーがこの窓を通り抜けるためア
ジテータ14の回転の際の必要トルクを小さくできる利
点が得られる。また、窓17の回転中心軸線側の縁17
aを回転中心軸線に近接して配置することで、弾性シー
ト15の羽根14bに対する固定位置から現像器内壁5
aに接触するまでの自由長を長くでき、これによって弾
性シート15の腰を適度に小さくできる。更に、窓17
の羽根先端側の縁17bを羽根14bの先端に近接して
配置することで、窓17の回転中心軸線に対する直角方
向の長さ(縁17aと縁17bの間隔)を大きくでき、
この中を通る弾性シート15が窓17によって急激に曲
げられることを防止できる。すなわち、羽根14bに形
成する窓は、図12に示す窓17Aのように、回転中心
軸線に対する直角方向の長さを短くすることも可能であ
るが、この構成とすると、弾性シート15が窓17によ
って急激に屈曲することとなり、屈曲により強度が低下
するのみならず、弾性シート15を現像器内壁5aに良
好に接触させるには長くしなければならないという欠点
を生じるが、図1、図2に示す実施の形態の構成とする
とこの欠点を解消できる。
線に直角方向の長さは、図1から良く分かるように、そ
の羽根14bの先端14baが現像器5の底面を構成す
る円弧状の内壁5aに近接した位置となるように設定さ
れており、これにより、内壁5aにくっついて固まった
トナーを羽根14bの先端部分で根元から掻き落とすこ
とができる。羽根14bの先端14baと円弧状の内壁
5aとの間隔としては、小さい程トナーの掻き落とし効
果が増して好ましいが、あまり小さくすると部品の製造
寸法誤差により、羽根先端14baが内壁5aに接触し
てしまう場合があり、これらを考慮して、1〜2mm程
度に定めることが好ましい。また、羽根14bに形成す
る窓17の大きさは、羽根14bが必要な強度を備え且
つ弾性シート15の一端15aの固定に必要な面積を確
保できる範囲内で極力大きく設定されている。この窓1
7を大きくすると、トナーがこの窓を通り抜けるためア
ジテータ14の回転の際の必要トルクを小さくできる利
点が得られる。また、窓17の回転中心軸線側の縁17
aを回転中心軸線に近接して配置することで、弾性シー
ト15の羽根14bに対する固定位置から現像器内壁5
aに接触するまでの自由長を長くでき、これによって弾
性シート15の腰を適度に小さくできる。更に、窓17
の羽根先端側の縁17bを羽根14bの先端に近接して
配置することで、窓17の回転中心軸線に対する直角方
向の長さ(縁17aと縁17bの間隔)を大きくでき、
この中を通る弾性シート15が窓17によって急激に曲
げられることを防止できる。すなわち、羽根14bに形
成する窓は、図12に示す窓17Aのように、回転中心
軸線に対する直角方向の長さを短くすることも可能であ
るが、この構成とすると、弾性シート15が窓17によ
って急激に屈曲することとなり、屈曲により強度が低下
するのみならず、弾性シート15を現像器内壁5aに良
好に接触させるには長くしなければならないという欠点
を生じるが、図1、図2に示す実施の形態の構成とする
とこの欠点を解消できる。
【0022】図1〜図3において、弾性シート15もほ
ぼ長方形形状であり、そのほぼ全域に貫通した穴で構成
される一つの窓18を形成してトナーが通り抜けできる
ようにし、回転に必要なトルク負荷が小さくなるように
している。なお、弾性シート15の腰が不足する場合、
或いはトナー攪拌を更に行いたい場合等には、窓18内
の適当な位置に一端15aと他端15bとを連結する仕
切りを設け、その仕切りで補強及びトナー攪拌を図るよ
うにしてもよい。
ぼ長方形形状であり、そのほぼ全域に貫通した穴で構成
される一つの窓18を形成してトナーが通り抜けできる
ようにし、回転に必要なトルク負荷が小さくなるように
している。なお、弾性シート15の腰が不足する場合、
或いはトナー攪拌を更に行いたい場合等には、窓18内
の適当な位置に一端15aと他端15bとを連結する仕
切りを設け、その仕切りで補強及びトナー攪拌を図るよ
うにしてもよい。
【0023】次に、上記構成の現像器5におけるトナー
攪拌動作を説明する。図4(a)に示すように、今、ト
ナー収容部12の内壁5aにトナーの固まり20aが付
着しているものとする。アジテータ14は常時、矢印で
示す反時計方向に回転しており、その羽根14bがトナ
ーの固まり20aのところに回転してくると、図4
(b)、図5(a)に示すようにその固まり20aを根
元から崩しながら攪拌し、内壁5aから掻き落とす。更
に、そのアジテータ14の羽根14bの後ろから弾性シ
ート15が、先端を内壁5aに適度な弾性力で押し付け
た状態で移動してゆき、羽根14bで崩された後のトナ
ー20を掻き落としてゆく。そして、図5(b)に示す
ように、弾性シート15が円弧状の内壁5aの上端を通
り過ぎる際に、トナー20をはね上げ、現像ローラ11
のところに供給する。以上のように、トナーの固まり2
0を剛性の大きい羽根14bで崩し、その後、適度な腰
と柔らかさを持った弾性シート15でトナー20を内壁
5aから掻き落とすことで確実な攪拌及び現像ローラ1
1への供給を行うことができる。また、この攪拌動作
中、弾性シート15は自由長が長いので、腰が適度に弱
くなっていて内壁5aへの接触圧があまり高くなってい
ないので、弾性シート15を内壁5aに押し付けながら
回転する際に要するトルクは小さくてよく、また、トナ
ー収容部12内のトナー量が多くても、攪拌される際に
トナーが羽根20及び弾性シート15の窓17、18を
通り抜けることができ、この点からもアジテータ14及
び弾性シート15の回転に要するトルクは小さくてよ
い。かくして、トルク負荷の増大を招くことなく、簡易
な構成によりトナーを確実に攪拌できる。
攪拌動作を説明する。図4(a)に示すように、今、ト
ナー収容部12の内壁5aにトナーの固まり20aが付
着しているものとする。アジテータ14は常時、矢印で
示す反時計方向に回転しており、その羽根14bがトナ
ーの固まり20aのところに回転してくると、図4
(b)、図5(a)に示すようにその固まり20aを根
元から崩しながら攪拌し、内壁5aから掻き落とす。更
に、そのアジテータ14の羽根14bの後ろから弾性シ
ート15が、先端を内壁5aに適度な弾性力で押し付け
た状態で移動してゆき、羽根14bで崩された後のトナ
ー20を掻き落としてゆく。そして、図5(b)に示す
ように、弾性シート15が円弧状の内壁5aの上端を通
り過ぎる際に、トナー20をはね上げ、現像ローラ11
のところに供給する。以上のように、トナーの固まり2
0を剛性の大きい羽根14bで崩し、その後、適度な腰
と柔らかさを持った弾性シート15でトナー20を内壁
5aから掻き落とすことで確実な攪拌及び現像ローラ1
1への供給を行うことができる。また、この攪拌動作
中、弾性シート15は自由長が長いので、腰が適度に弱
くなっていて内壁5aへの接触圧があまり高くなってい
ないので、弾性シート15を内壁5aに押し付けながら
回転する際に要するトルクは小さくてよく、また、トナ
ー収容部12内のトナー量が多くても、攪拌される際に
トナーが羽根20及び弾性シート15の窓17、18を
通り抜けることができ、この点からもアジテータ14及
び弾性シート15の回転に要するトルクは小さくてよ
い。かくして、トルク負荷の増大を招くことなく、簡易
な構成によりトナーを確実に攪拌できる。
【0024】上記した実施の形態では、図2、図3に示
す形状のアジテータ14及び弾性シート15を用いてい
るが、アジテータ及び弾性シートの形状は種々変更可能
である。以下、本発明の他の実施の形態に用いるアジテ
ータ及び弾性シートを説明する。
す形状のアジテータ14及び弾性シート15を用いてい
るが、アジテータ及び弾性シートの形状は種々変更可能
である。以下、本発明の他の実施の形態に用いるアジテ
ータ及び弾性シートを説明する。
【0025】図6に示す実施の形態におけるアジテータ
14は、図2に示すものと同じ形状のアジテータ14と
同一構成であるが、それに取り付ける弾性シート15A
は、現像器内面に接触する先端15Abの両端が外側
に、アジテータ14の羽根14bの両端位置を越えて、
且つ現像器5の内壁5a(図1参照)の全幅にほぼ等し
い長さとなるように延び出している。その他の構成は図
2に示す弾性シート15と同様である。この構成の弾性
シート15Aは先端15Abで掻き落とす領域が広くな
り、現像器内壁5aに付着したトナーを、現像器5の全
幅にわたって良好に掻き落とすことができる。
14は、図2に示すものと同じ形状のアジテータ14と
同一構成であるが、それに取り付ける弾性シート15A
は、現像器内面に接触する先端15Abの両端が外側
に、アジテータ14の羽根14bの両端位置を越えて、
且つ現像器5の内壁5a(図1参照)の全幅にほぼ等し
い長さとなるように延び出している。その他の構成は図
2に示す弾性シート15と同様である。この構成の弾性
シート15Aは先端15Abで掻き落とす領域が広くな
り、現像器内壁5aに付着したトナーを、現像器5の全
幅にわたって良好に掻き落とすことができる。
【0026】図7に示す実施の形態におけるアジテータ
14Bは、アジテータの羽根14Bbに形成された窓1
7a、17aを、中央の仕切り14Bbcによって、ア
ジテータ14Bの回転中心軸線方向に2個に仕切った構
成とし、この仕切り14Bbcによって羽根14Bbの
補強を図ると共にトナーの攪拌も行い得る構成としてい
る。一方、この羽根14Bbに取り付ける弾性シート1
5Bは、全体としては一体構造であるが各窓17a、1
7bに対して、対応する部分を通すことができるよう、
羽根14Bbに固定する一端15Baを除いた他の部分
を二つに分断した構成としている。すなわち、現像器内
壁5aに接触させるための先端を二つの部分15Bb、
15Bbに分断すると共に各部分をそれぞれ、窓17a
に通すことの可能な位置に形成された二つの連結部15
Bc、15Bcで一端15Baに連結し、それらの間を
窓18aとしている。また、二つの先端部分15Bb、
15Bbは、分断した端縁同志が近接位置となるよう互
いに向かって延びており、更に反対側の端部は羽根14
Bbの端部よりも外側に延びている。この構成により、
中央に補強用並びに攪拌用の仕切り14Bbcを備えた
羽根14Bbに対して一体構造の弾性シート15Bを取
り付けることができ、しかも、弾性シート15bの先端
部分は分断位置の隙間を小さくしているので、トナーの
掻き落とし漏れを防止できる。
14Bは、アジテータの羽根14Bbに形成された窓1
7a、17aを、中央の仕切り14Bbcによって、ア
ジテータ14Bの回転中心軸線方向に2個に仕切った構
成とし、この仕切り14Bbcによって羽根14Bbの
補強を図ると共にトナーの攪拌も行い得る構成としてい
る。一方、この羽根14Bbに取り付ける弾性シート1
5Bは、全体としては一体構造であるが各窓17a、1
7bに対して、対応する部分を通すことができるよう、
羽根14Bbに固定する一端15Baを除いた他の部分
を二つに分断した構成としている。すなわち、現像器内
壁5aに接触させるための先端を二つの部分15Bb、
15Bbに分断すると共に各部分をそれぞれ、窓17a
に通すことの可能な位置に形成された二つの連結部15
Bc、15Bcで一端15Baに連結し、それらの間を
窓18aとしている。また、二つの先端部分15Bb、
15Bbは、分断した端縁同志が近接位置となるよう互
いに向かって延びており、更に反対側の端部は羽根14
Bbの端部よりも外側に延びている。この構成により、
中央に補強用並びに攪拌用の仕切り14Bbcを備えた
羽根14Bbに対して一体構造の弾性シート15Bを取
り付けることができ、しかも、弾性シート15bの先端
部分は分断位置の隙間を小さくしているので、トナーの
掻き落とし漏れを防止できる。
【0027】図8に示す実施の形態では、図7に示すア
ジテータ14Bと同一構造のアジテータ14Bを用いて
おり、それに取り付ける弾性シート15Cは、二つに分
割した先端部分15Cb、15Cbの形状、長さを、図
7に示す弾性シート15Bとは異ならせているのみで、
その他の構成は同様である。図8に示すものも、図7に
示すものと同様の効果を有している。
ジテータ14Bと同一構造のアジテータ14Bを用いて
おり、それに取り付ける弾性シート15Cは、二つに分
割した先端部分15Cb、15Cbの形状、長さを、図
7に示す弾性シート15Bとは異ならせているのみで、
その他の構成は同様である。図8に示すものも、図7に
示すものと同様の効果を有している。
【0028】図9に示す実施の形態は、図7に示す弾性
シート15Bと同一の弾性シート15Bを用いている
が、アジテータ14Cが、各窓17a、17aの中間に
斜め方向に延び且つ中間で分離された攪拌部14Cdを
備えている点において図7に示すアジテータ14Bと異
なっている。その他の構成はアジテータ14Bと同一で
ある。図9に示す実施の形態では、攪拌部14Cdを備
えたことにより、トナーの攪拌効果を一層向上できる利
点が得られる。
シート15Bと同一の弾性シート15Bを用いている
が、アジテータ14Cが、各窓17a、17aの中間に
斜め方向に延び且つ中間で分離された攪拌部14Cdを
備えている点において図7に示すアジテータ14Bと異
なっている。その他の構成はアジテータ14Bと同一で
ある。図9に示す実施の形態では、攪拌部14Cdを備
えたことにより、トナーの攪拌効果を一層向上できる利
点が得られる。
【0029】図10に示す実施の形態は、図7に示すア
ジテータ14Bと同一のアジテータ14Bを用いるが、
それに取り付ける弾性シート15Dとして、現像器内壁
に接触させるための先端部分15Dbを全体に一体とし
た構成とし、その他の部分を二つの窓17a、17aに
それぞれ通すことができるよう、二つに分断した構成の
ものを用いている。すなわち、羽根14Bbに固定する
ための端部を二つの部分15Da、15Daに分断する
と共に各部分をそれぞれ、窓17aに通すことの可能な
位置に形成された二つの連結部15Dc、15Dcで一
端15Daに連結し、二つの連結部15Dc、15Dc
間に窓18aを形成している。この構成によれば、現像
器内壁に接触してトナーを掻き落とす部分に切れ目がな
いので、トナーの掻き落とし漏れを生じない利点が得ら
れる。
ジテータ14Bと同一のアジテータ14Bを用いるが、
それに取り付ける弾性シート15Dとして、現像器内壁
に接触させるための先端部分15Dbを全体に一体とし
た構成とし、その他の部分を二つの窓17a、17aに
それぞれ通すことができるよう、二つに分断した構成の
ものを用いている。すなわち、羽根14Bbに固定する
ための端部を二つの部分15Da、15Daに分断する
と共に各部分をそれぞれ、窓17aに通すことの可能な
位置に形成された二つの連結部15Dc、15Dcで一
端15Daに連結し、二つの連結部15Dc、15Dc
間に窓18aを形成している。この構成によれば、現像
器内壁に接触してトナーを掻き落とす部分に切れ目がな
いので、トナーの掻き落とし漏れを生じない利点が得ら
れる。
【0030】図11に示す実施の形態は、図7に示すア
ジテータ14Bを用い、そのアジテータ14Bに取り付
ける弾性シートには、二つの窓17a、17aに対応し
て二つに分断した構成の弾性シート15E、15Eを用
いている。各弾性シート15Eは、羽根14Bbに固定
するための端部15Eaと、現像器内壁に接触してトナ
ーを掻き落とす先端部15Ebと、両者を連結する連結
部15Ec、15Ecを備え、それらの間に窓18aを
形成している。更に、その先端15Ebの一端を、隣接
した弾性シート15Eの対応する先端部15Ebに部分
的に重なる構成とし、また、反対端を羽根14Bbの端
部よりも長くしている。この構成により、現像器内壁の
全幅に渡って弾性シート15E、15Eの先端15E
b、15Ebを接触させることができ、しかもその先端
15Eb、15Eb間に隙間が生じないので、トナーの
掻き落とし漏れを生じない利点が得られる。
ジテータ14Bを用い、そのアジテータ14Bに取り付
ける弾性シートには、二つの窓17a、17aに対応し
て二つに分断した構成の弾性シート15E、15Eを用
いている。各弾性シート15Eは、羽根14Bbに固定
するための端部15Eaと、現像器内壁に接触してトナ
ーを掻き落とす先端部15Ebと、両者を連結する連結
部15Ec、15Ecを備え、それらの間に窓18aを
形成している。更に、その先端15Ebの一端を、隣接
した弾性シート15Eの対応する先端部15Ebに部分
的に重なる構成とし、また、反対端を羽根14Bbの端
部よりも長くしている。この構成により、現像器内壁の
全幅に渡って弾性シート15E、15Eの先端15E
b、15Ebを接触させることができ、しかもその先端
15Eb、15Eb間に隙間が生じないので、トナーの
掻き落とし漏れを生じない利点が得られる。
【0031】以上にアジテータの羽根に形成する窓を二
つに分断した場合を説明したが、本発明はこの構成に限
らず、三つ以上に分断しても良いことは言うまでもな
い。また、以上の実施の形態はいずれも、弾性シートに
大きい窓を開けているが、この窓を小さくするとか、複
数個に分断するとか、更には省略する等の変更を加えて
もよい。
つに分断した場合を説明したが、本発明はこの構成に限
らず、三つ以上に分断しても良いことは言うまでもな
い。また、以上の実施の形態はいずれも、弾性シートに
大きい窓を開けているが、この窓を小さくするとか、複
数個に分断するとか、更には省略する等の変更を加えて
もよい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の記録装置は、現像器内に設けたアジテータの羽根に窓
を開け、弾性シートをその窓に通し、その一端を、前記
アジテータの羽根の回転方向の前面側で且つ前記窓より
も回転中心に近い側に固定し、反対端を前記アジテータ
の羽根よりも回転方向の後面側で現像器内壁に接触させ
る構成としたことにより、現像器の内壁に付着したトナ
ーの固まりを、まず、アジテータの羽根で崩し、次いで
弾性シートで崩れた固まりを攪拌すると共に現像器内壁
に付着しているトナーを掻き落とすことができ、しか
も、弾性シートは、羽根に対する固定位置から現像器内
壁に接触するまでの自由長が長く、腰が適度に弱くなっ
ているので、トルク負荷の増大を防止でき、従って、ト
ルク負荷の増大を招くことなく、簡易な構成によりトナ
ーを確実に掻き落とし、攪拌できるという効果を有して
いる。
の記録装置は、現像器内に設けたアジテータの羽根に窓
を開け、弾性シートをその窓に通し、その一端を、前記
アジテータの羽根の回転方向の前面側で且つ前記窓より
も回転中心に近い側に固定し、反対端を前記アジテータ
の羽根よりも回転方向の後面側で現像器内壁に接触させ
る構成としたことにより、現像器の内壁に付着したトナ
ーの固まりを、まず、アジテータの羽根で崩し、次いで
弾性シートで崩れた固まりを攪拌すると共に現像器内壁
に付着しているトナーを掻き落とすことができ、しか
も、弾性シートは、羽根に対する固定位置から現像器内
壁に接触するまでの自由長が長く、腰が適度に弱くなっ
ているので、トルク負荷の増大を防止でき、従って、ト
ルク負荷の増大を招くことなく、簡易な構成によりトナ
ーを確実に掻き落とし、攪拌できるという効果を有して
いる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る記録装置の概略構
成を示す概略断面図
成を示す概略断面図
【図2】図1に示す記録装置の現像器に設けたアジテー
タ及び弾性シートを示す概略平面図
タ及び弾性シートを示す概略平面図
【図3】(a)は図2に示すアジテータ及び弾性シート
の前面側の概略斜視図 (b)はその後面側の概略斜視図
の前面側の概略斜視図 (b)はその後面側の概略斜視図
【図4】(a)、(b)はそれぞれ、図1に示す現像器
におけるトナー攪拌動作を示す概略断面図
におけるトナー攪拌動作を示す概略断面図
【図5】(a)、(b)はそれぞれ、図1に示す現像器
におけるトナー攪拌動作を示す概略断面図
におけるトナー攪拌動作を示す概略断面図
【図6】本発明の他の実施の形態におけるアジテータ及
び弾性シートの概略平面図
び弾性シートの概略平面図
【図7】本発明の他の実施の形態におけるアジテータ及
び弾性シートの概略平面図
び弾性シートの概略平面図
【図8】本発明の他の実施の形態におけるアジテータ及
び弾性シートの概略平面図
び弾性シートの概略平面図
【図9】本発明の他の実施の形態におけるアジテータ及
び弾性シートの概略平面図
び弾性シートの概略平面図
【図10】本発明の他の実施の形態におけるアジテータ
及び弾性シートの概略平面図
及び弾性シートの概略平面図
【図11】本発明の他の実施の形態におけるアジテータ
及び弾性シートの概略平面図
及び弾性シートの概略平面図
【図12】本発明の他の実施の形態における現像器の概
略断面図
略断面図
【図13】従来の現像器の概略断面図
1 記録装置 2 感光体ドラム 3 帯電部 4 光学部 5 現像器 5a 内壁 6 転写部 7 定着部 11 現像ローラ 12 トナー収容部 14、14B、14C、 アジテータ 14a 回転軸 14b、14Bb 羽根 15、15A、15B、15C、15D、15E 弾性
シート 17、17a 窓 18、18a 窓 20 トナー 20a トナーの固まり
シート 17、17a 窓 18、18a 窓 20 トナー 20a トナーの固まり
Claims (9)
- 【請求項1】 現像器の内壁で囲まれたトナー収容部
と、そのトナー収容部内を回転すると共に貫通した窓を
有する羽根を設けたアジテータと、一端が前記アジテー
タの羽根の回転方向の前面側で且つ前記窓よりも回転中
心軸線に近い側に固定され、一方、他端が前記窓を介し
て前記アジテータの羽根よりも回転方向の後面側で現像
器の内壁に接触する弾性シートとを具備した記録装置。 - 【請求項2】 アジテータの羽根は、その先端が現像器
の内壁の近傍に達する長さを有していることを特徴とす
る請求項1記載の記録装置。 - 【請求項3】 アジテータの羽根に形成された窓は、そ
の回転中心軸線側の縁が回転中心軸線に近接して配置さ
れていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに
記載の記録装置。 - 【請求項4】 アジテータの羽根に形成された窓は、そ
の羽根の先端側の縁が羽根の先端に近接して配置されて
いることを特徴とする請求項3記載の記録装置。 - 【請求項5】 アジテータの羽根に形成された窓は、前
記アジテータの回転中心軸線方向のほぼ全域にわたって
形成された一つの穴で構成されていることを特徴とする
請求項1から4のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項6】 アジテータの羽根に形成された窓は、前
記アジテータの回転中心軸線方向には複数個に仕切られ
ており、一方、弾性シートは、各窓に対応する部分が前
記窓を通すよう部分的に分断されていることを特徴とす
る請求項1から4のいずれかに記録装置。 - 【請求項7】 アジテータの羽根に形成された窓は、前
記アジテータの回転中心軸線方向には複数個に仕切られ
ており、一方、弾性シートは、各窓に対応する部分が前
記窓を通すよう部分的に分断されており、且つ現像器の
内壁に接触する先端部分は分断した端縁同志が近接位置
となるよう構成されていることを特徴とする請求項1か
ら4のいずれかに記録装置。 - 【請求項8】 アジテータの羽根に形成された窓は、前
記アジテータの回転中心軸線方向には複数個に仕切られ
ており、一方、弾性シートは、各窓に対応する部分が前
記窓を通すよう部分的に分断されており、且つ現像器の
内壁に接触する先端部分は隣接の弾性シートの先端部分
に部分的に重なる形状であることを特徴とする請求項1
から4のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項9】 弾性シートは、貫通した窓を有すること
特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の記録装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27082599A JP2001092226A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27082599A JP2001092226A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001092226A true JP2001092226A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17491547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27082599A Pending JP2001092226A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001092226A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20190064701A1 (en) * | 2017-08-29 | 2019-02-28 | Konica Minolta, Inc. | Developer supplying device and image forming apparatus |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP27082599A patent/JP2001092226A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20190064701A1 (en) * | 2017-08-29 | 2019-02-28 | Konica Minolta, Inc. | Developer supplying device and image forming apparatus |
US10571826B2 (en) * | 2017-08-29 | 2020-02-25 | Konica Minolta, Inc. | Developer supplying device and image forming apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8103195B2 (en) | Toner agitating unit, toner hopper, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP3524334B2 (ja) | 現像ユニット及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置及びトナーシール | |
JP4953752B2 (ja) | トナー搬送装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP3064436B2 (ja) | 現像装置 | |
JP5233566B2 (ja) | トナーホッパ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
EP0341667B1 (en) | Image-forming machine | |
US7113734B2 (en) | Process cartridge having a guide member with a flexible portion | |
JP3239258B2 (ja) | 攪拌器及びこれを備えたトナーカートリッジ | |
US4639123A (en) | Cleaning device | |
US20070048024A1 (en) | Developing cartridge and electrophotographic image forming apparatus including the same | |
EP2733546B1 (en) | Developer storage unit, process cartridge, and electrophotographic image forming device | |
JP3462860B2 (ja) | 攪拌部材及びトナー供給容器 | |
US6687474B2 (en) | Developing apparatus, image formation apparatus, and process cartridge | |
JP2001092226A (ja) | 記録装置 | |
JP2006039428A (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JPH07104572A (ja) | 現像装置 | |
US20210200115A1 (en) | Toner agitator support | |
JP2006039432A (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP4788271B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP7528459B2 (ja) | 現像カートリッジ | |
JP4222744B2 (ja) | 現像装置 | |
JPH09244368A (ja) | 画像形成装置の現像装置 | |
JP6699312B2 (ja) | 現像剤カートリッジ | |
JPH11311895A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001318517A (ja) | 現像器 |