JP2001083762A - 多色画像形成装置 - Google Patents
多色画像形成装置Info
- Publication number
- JP2001083762A JP2001083762A JP25639299A JP25639299A JP2001083762A JP 2001083762 A JP2001083762 A JP 2001083762A JP 25639299 A JP25639299 A JP 25639299A JP 25639299 A JP25639299 A JP 25639299A JP 2001083762 A JP2001083762 A JP 2001083762A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- image forming
- information
- forming apparatus
- image carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中間転写体の回転むらに起因するレジストマ
ークの検知誤差を軽減してレジストレーション補正制御
を正確に行なう。 【解決手段】 中間転写体４にレジストマーク１１を形
成してこれを検知センサ５により検知するとともに、こ
の検知結果に対して、ロータリーエンコーダ８により検
知した中間転写体４の回転むらを補正情報として用い
る。
ークの検知誤差を軽減してレジストレーション補正制御
を正確に行なう。 【解決手段】 中間転写体４にレジストマーク１１を形
成してこれを検知センサ５により検知するとともに、こ
の検知結果に対して、ロータリーエンコーダ８により検
知した中間転写体４の回転むらを補正情報として用い
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー複写
機あるいはカラープリンタなどとされる電子写真方式あ
るいは静電記録方式の多色画像形成装置に関し、特に、
複数の画像形成手段により異なる色の画像を形成する多
色画像形成装置に関するものである。
機あるいはカラープリンタなどとされる電子写真方式あ
るいは静電記録方式の多色画像形成装置に関し、特に、
複数の画像形成手段により異なる色の画像を形成する多
色画像形成装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の多色画像形成装置として、従来
から、複数の画像形成部を有し、電子写真プロセスによ
って感光媒体である感光ドラム上にレーザ光を照射して
静電潜像を形成し、この静電潜像を現像剤（トナー）に
よって現像し、さらにこの各色の画像を画像担持体であ
る中間転写体に重畳転写するとともに、転写ベルトによ
り記録材である記録紙を中間転写体の転写部に搬送しな
がらカラー画像を記録紙上に転写し、カラー画像を得る
装置が知られている。
から、複数の画像形成部を有し、電子写真プロセスによ
って感光媒体である感光ドラム上にレーザ光を照射して
静電潜像を形成し、この静電潜像を現像剤（トナー）に
よって現像し、さらにこの各色の画像を画像担持体であ
る中間転写体に重畳転写するとともに、転写ベルトによ
り記録材である記録紙を中間転写体の転写部に搬送しな
がらカラー画像を記録紙上に転写し、カラー画像を得る
装置が知られている。
【０００３】この多色画像形成装置を使用する場合、各
感光ドラムに各色の画像を形成し、中間転写体を介し
て、転写ベルト上の記録紙に転写する際、各色の転写画
像位置が理想位置からずれると記録紙上には色味の変化
した、さらに進むと色ずれを起こした画像が形成され
る。これらの現象は画像の品質を著しく劣化させる。
感光ドラムに各色の画像を形成し、中間転写体を介し
て、転写ベルト上の記録紙に転写する際、各色の転写画
像位置が理想位置からずれると記録紙上には色味の変化
した、さらに進むと色ずれを起こした画像が形成され
る。これらの現象は画像の品質を著しく劣化させる。
【０００４】このため、従来から、各感光ドラムから中
間転写体上にレジストレーション補正用パターン画像を
形成し、これらを検知手段であるＣＣＤセンサなどで読
み取り、各色の画像に相当する感光ドラム上でのレジス
トレーションずれを検出し、記録されるべき画像信号に
電気的補正をかけ、さらに、レーザビーム光路中に設け
られている反射ミラーを駆動して光路長変化あるいは光
路変化の補正を行っている。
間転写体上にレジストレーション補正用パターン画像を
形成し、これらを検知手段であるＣＣＤセンサなどで読
み取り、各色の画像に相当する感光ドラム上でのレジス
トレーションずれを検出し、記録されるべき画像信号に
電気的補正をかけ、さらに、レーザビーム光路中に設け
られている反射ミラーを駆動して光路長変化あるいは光
路変化の補正を行っている。
【０００５】このレジストレーション補正用パターン画
像は、イエローＹ、マゼンタＭ、シアンＣ、ブラック
Ｋ、各色のトナーによって描画されたライン状のパター
ンであり、ある１色のパターンを基準として各色のパタ
ーンがセンサに検知される時刻を測定して、その測定時
刻が理論値からどの程度かけ離れているかを計算するこ
とで色ずれ量を判断する手法が一般的である。
像は、イエローＹ、マゼンタＭ、シアンＣ、ブラック
Ｋ、各色のトナーによって描画されたライン状のパター
ンであり、ある１色のパターンを基準として各色のパタ
ーンがセンサに検知される時刻を測定して、その測定時
刻が理論値からどの程度かけ離れているかを計算するこ
とで色ずれ量を判断する手法が一般的である。
【０００６】また、多色画像形成装置として、各感光ド
ラム上に形成された各色の画像を画像担持体である搬送
ベルト上に担持された記録材に直接転写してカラー画像
を得る形式のものにも、上記の色ずれ量を判断する手法
が適用されている。この場合、レジストレーション補正
用パターン画像は搬送ベルト上に形成される。
ラム上に形成された各色の画像を画像担持体である搬送
ベルト上に担持された記録材に直接転写してカラー画像
を得る形式のものにも、上記の色ずれ量を判断する手法
が適用されている。この場合、レジストレーション補正
用パターン画像は搬送ベルト上に形成される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中間転
写体や搬送ベルトを駆動するためのモータの回転精度や
機械精度などの原因により発生する中間転写体や搬送ベ
ルトの回転むらが、レジストレーション補正用パターン
画像をセンサが読みとる場合の誤差要因となっているケ
ースが存在する。
写体や搬送ベルトを駆動するためのモータの回転精度や
機械精度などの原因により発生する中間転写体や搬送ベ
ルトの回転むらが、レジストレーション補正用パターン
画像をセンサが読みとる場合の誤差要因となっているケ
ースが存在する。
【０００８】従って、本発明の目的は、画像担持体の回
転むらに起因するレジストレーション補正用パターン画
像の検知誤差を軽減できる多色画像形成装置を提供する
ことである。
転むらに起因するレジストレーション補正用パターン画
像の検知誤差を軽減できる多色画像形成装置を提供する
ことである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
多色画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、外部から送出されてくる画像情報信号に対応して、
感光媒体の帯電、露光、現像、および画像担持体への転
写を複数回行うことによって複数色のトナーによる画像
を形成する手段と、前記画像担持体上に作成された複数
のレジストレーション補正用パターン画像の検知手段
と、時間を測定するタイマ手段と、前記各レジストレー
ション補正用パターン画像に関して前記検知手段により
検知されるまでの時間を順次記憶する記憶手段と、を有
する多色画像形成装置において、前記画像担持体の回転
むらを測定する測定手段と、前記記憶手段に記憶された
時間情報に対して、前記画像担持体の回転むら情報を用
いて補正する補正手段と、補正を受けた前記時間情報に
より、前記複数の画像形成手段により形成される各画像
間の位置ずれ量を算出する情報処理手段と、を有するこ
とを特徴とする多色画像形成装置である。
多色画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、外部から送出されてくる画像情報信号に対応して、
感光媒体の帯電、露光、現像、および画像担持体への転
写を複数回行うことによって複数色のトナーによる画像
を形成する手段と、前記画像担持体上に作成された複数
のレジストレーション補正用パターン画像の検知手段
と、時間を測定するタイマ手段と、前記各レジストレー
ション補正用パターン画像に関して前記検知手段により
検知されるまでの時間を順次記憶する記憶手段と、を有
する多色画像形成装置において、前記画像担持体の回転
むらを測定する測定手段と、前記記憶手段に記憶された
時間情報に対して、前記画像担持体の回転むら情報を用
いて補正する補正手段と、補正を受けた前記時間情報に
より、前記複数の画像形成手段により形成される各画像
間の位置ずれ量を算出する情報処理手段と、を有するこ
とを特徴とする多色画像形成装置である。
【００１０】前記画像形成手段は半導体レーザを含むこ
とが好ましい。別の態様によれば、前記画像形成手段は
ＬＥＤを含むことが好ましい。前記複数色のトナーは、
イエロー、マゼンタ、シアン、またはブラックトナーで
あることが好ましい。前記画像担持体は中間転写体であ
ることが好ましい。別の態様によれば、通常の印刷時の
前記画像担持体は印刷用紙であり、前記レジストレーシ
ョン補正用パターン画像を作成する場合の前記画像担持
体は記録材搬送ベルトであることが好ましい。
とが好ましい。別の態様によれば、前記画像形成手段は
ＬＥＤを含むことが好ましい。前記複数色のトナーは、
イエロー、マゼンタ、シアン、またはブラックトナーで
あることが好ましい。前記画像担持体は中間転写体であ
ることが好ましい。別の態様によれば、通常の印刷時の
前記画像担持体は印刷用紙であり、前記レジストレーシ
ョン補正用パターン画像を作成する場合の前記画像担持
体は記録材搬送ベルトであることが好ましい。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多色画像形成
装置を図面に則して更に詳しく説明する。
装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【００１２】実施例１ 本発明の第１実施例について図１〜図７により説明す
る。
る。
【００１３】まず、図１により本実施例の多色画像形成
装置について概略説明する。図１に示すように、本実施
例の多色画像形成装置は、感光媒体である感光ドラム１
ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄ、レーザースキャナユニット２
ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄ、現像器３ａ、３ｂ、３ｃ、３
ｄ、画像担持体である中間転写体（中間転写ベルト）
４、レジストレーション補正用パターン画像であるレジ
ストマークを検知する検知手段としてのレジストマーク
検知センサ５、記録材である記録紙を搬送して中間転写
体４上のトナー画像を記録紙に転写する転写ベルト６、
および記録紙上のトナー画像を熱と圧力で記録紙に固定
する定着器７などを備えている。なお、レーザースキャ
ナユニット２ａ〜２ｄはＬＥＤでもよい。
装置について概略説明する。図１に示すように、本実施
例の多色画像形成装置は、感光媒体である感光ドラム１
ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄ、レーザースキャナユニット２
ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄ、現像器３ａ、３ｂ、３ｃ、３
ｄ、画像担持体である中間転写体（中間転写ベルト）
４、レジストレーション補正用パターン画像であるレジ
ストマークを検知する検知手段としてのレジストマーク
検知センサ５、記録材である記録紙を搬送して中間転写
体４上のトナー画像を記録紙に転写する転写ベルト６、
および記録紙上のトナー画像を熱と圧力で記録紙に固定
する定着器７などを備えている。なお、レーザースキャ
ナユニット２ａ〜２ｄはＬＥＤでもよい。
【００１４】中間転写体４は、駆動ローラ４ａ、テンシ
ョンローラ４ｂ、および２次転写対向ローラ４ｃに張設
され、図中矢印方向に回転駆動される。
ョンローラ４ｂ、および２次転写対向ローラ４ｃに張設
され、図中矢印方向に回転駆動される。
【００１５】感光ドラム１ａ〜１ｄ、レーザースキャナ
ユニット２ａ〜２ｄ、現像器３ａ〜３ｄは、それぞれ順
にイエローＹ、マゼンタＭ、シアンＣ、ブラックＫに対
応しており、不図示のコントローラからの画像情報信号
すなわち画像データに従い、レーザスキャナユニット２
ａ〜２ｄが感光ドラム１ａ〜１ｄ上に走査を行い、静電
潜像を形成し、この静電潜像を現像器３ａ〜３ｄに収容
されたトナーにより画像として可視化する。ついで、各
感光ドラム１ａ〜１ｄ上に形成された画像を中間転写体
４上に重畳転写してカラー画像を形成し、そのカラー画
像を転写ベルト６により搬送されてきた記録紙に転写す
る。その後、記録紙は定着器７に搬送され、熱でトナー
を融解するとともに加圧し、カラー画像を記録紙に完全
に定着させる。
ユニット２ａ〜２ｄ、現像器３ａ〜３ｄは、それぞれ順
にイエローＹ、マゼンタＭ、シアンＣ、ブラックＫに対
応しており、不図示のコントローラからの画像情報信号
すなわち画像データに従い、レーザスキャナユニット２
ａ〜２ｄが感光ドラム１ａ〜１ｄ上に走査を行い、静電
潜像を形成し、この静電潜像を現像器３ａ〜３ｄに収容
されたトナーにより画像として可視化する。ついで、各
感光ドラム１ａ〜１ｄ上に形成された画像を中間転写体
４上に重畳転写してカラー画像を形成し、そのカラー画
像を転写ベルト６により搬送されてきた記録紙に転写す
る。その後、記録紙は定着器７に搬送され、熱でトナー
を融解するとともに加圧し、カラー画像を記録紙に完全
に定着させる。
【００１６】電源投入時、一定枚数印字後、または一定
時間経過後などの開始条件を満たしたときにレジストレ
ーション補正パターン画像すなわちレジストマークの形
成を開始する。すなわち、図２に示すように、４色のレ
ジストマーク１１を等間隔に中間転写体４上に印字す
る。ここでは、４色のレジストマーク１１は先頭から
Ｙ、Ｍ、Ｃ、Ｋの順に並んでいる。これらのレジストマ
ーク１１を検知手段としてのレジストマーク検知センサ
５で検知して、先頭のレジストマークＹを検知してから
他のレジストマークＭ、Ｃ、Ｋを検知するまで各時間Ｔ
ｙｍ、Ｔｙｃ、Ｔｙｋを、不図示のタイマ手段を用いて
測定する。
時間経過後などの開始条件を満たしたときにレジストレ
ーション補正パターン画像すなわちレジストマークの形
成を開始する。すなわち、図２に示すように、４色のレ
ジストマーク１１を等間隔に中間転写体４上に印字す
る。ここでは、４色のレジストマーク１１は先頭から
Ｙ、Ｍ、Ｃ、Ｋの順に並んでいる。これらのレジストマ
ーク１１を検知手段としてのレジストマーク検知センサ
５で検知して、先頭のレジストマークＹを検知してから
他のレジストマークＭ、Ｃ、Ｋを検知するまで各時間Ｔ
ｙｍ、Ｔｙｃ、Ｔｙｋを、不図示のタイマ手段を用いて
測定する。
【００１７】なお、上記の各時間Ｔｙｍ、Ｔｙｃ、Ｔｙ
ｋは、図３に示すように、これら４つのレジストマーク
Ｙ、Ｍ、Ｃ、Ｋを１組として、複数のレジストマーク組
を測定して、その平均時間を採用する。本実施例では６
組のレジストマーク組を測定することにする。この場合
は要するに、各色にそれぞれ６個のレジストマークが存
在することになる。ここで、上記レジストマーク測定時
間Ｔｙｍ、Ｔｙｃ、Ｔｙｋの末尾に数字を付加すること
で、その変数の表す時刻がどの組のものかを判別可能と
する。
ｋは、図３に示すように、これら４つのレジストマーク
Ｙ、Ｍ、Ｃ、Ｋを１組として、複数のレジストマーク組
を測定して、その平均時間を採用する。本実施例では６
組のレジストマーク組を測定することにする。この場合
は要するに、各色にそれぞれ６個のレジストマークが存
在することになる。ここで、上記レジストマーク測定時
間Ｔｙｍ、Ｔｙｃ、Ｔｙｋの末尾に数字を付加すること
で、その変数の表す時刻がどの組のものかを判別可能と
する。
【００１８】また、このとき同時に、図４に示すよう
に、回転むら計測手段としてのロータリーエンコーダ８
によって中間転写体４の回転むらを測定する。ロータリ
エンコーダ８は中間転写体４を駆動する駆動ローラ４ａ
の回転軸４ａ１に取り付けられている。回転軸４ａ１は
ギア列１０を介して駆動モータ９と連結されている。
に、回転むら計測手段としてのロータリーエンコーダ８
によって中間転写体４の回転むらを測定する。ロータリ
エンコーダ８は中間転写体４を駆動する駆動ローラ４ａ
の回転軸４ａ１に取り付けられている。回転軸４ａ１は
ギア列１０を介して駆動モータ９と連結されている。
【００１９】本実施例では、このロータリーエンコーダ
８は１回転で３６０個のパルスを生成するタイプのもの
を使用する。このロータリエンコーダ８の生成するパル
スは駆動ローラ４ａの回転動作を３６０個に分割する区
切りとなり、その３６０個の区間の中に不図示のクロッ
ク発振器より生成されたさらに細かなクロックパルスが
それぞれいくつ存在するかカウントすることで回転むら
を測定できる。この様子を図５に示す。
８は１回転で３６０個のパルスを生成するタイプのもの
を使用する。このロータリエンコーダ８の生成するパル
スは駆動ローラ４ａの回転動作を３６０個に分割する区
切りとなり、その３６０個の区間の中に不図示のクロッ
ク発振器より生成されたさらに細かなクロックパルスが
それぞれいくつ存在するかカウントすることで回転むら
を測定できる。この様子を図５に示す。
【００２０】図５の（ａ）のＣＰはクロックパルス、
（ｂ）のＰはロータリーエンコーダ９の生成するパル
ス、（ｃ）は所定の区間である。そして、ある区間の中
でクロックパルスが多数存在するときにはその区間では
中間転写体の回転が遅かったことを意味し、逆にクロッ
クパルスが少なかった場合には中間転写体の回転が速か
ったことを意味している。
（ｂ）のＰはロータリーエンコーダ９の生成するパル
ス、（ｃ）は所定の区間である。そして、ある区間の中
でクロックパルスが多数存在するときにはその区間では
中間転写体の回転が遅かったことを意味し、逆にクロッ
クパルスが少なかった場合には中間転写体の回転が速か
ったことを意味している。
【００２１】図６に、本実施例におけるレジストレーシ
ョン補正用制御回路のブロック図を示す。
ョン補正用制御回路のブロック図を示す。
【００２２】情報処理手段としてのＣＰＵ１２にはレジ
ストマーク検知センサ５とロータリエンコーダ８が接続
されていて、さらにデータの一次的な保存場所である記
憶手段であるＲＡＭ１３と、制御プログラムが格納され
ているＲＯＭ１４とが接続されている。
ストマーク検知センサ５とロータリエンコーダ８が接続
されていて、さらにデータの一次的な保存場所である記
憶手段であるＲＡＭ１３と、制御プログラムが格納され
ているＲＯＭ１４とが接続されている。
【００２３】ＣＰＵ１２はレジストマーク検知センサ５
がレジストマーク１１を検知すると、その時点での回転
むら情報を同時に取得する。その様子を図７に示す。
がレジストマーク１１を検知すると、その時点での回転
むら情報を同時に取得する。その様子を図７に示す。
【００２４】ロータリーエンコーダ８のパルスによって
区切られた区域が複数存在する場合にはその平均をと
る。例として、Ｙのレジストマークを検知してからＭの
レジストマークを検知するまでの時間Ｔｙｍを測定した
ときには、回転むら情報区間（ｂ）はＮ〜Ｎ＋２が相当
する。その取り得た値の平均値をＮａｖｅとして、正常
な動作を行った場合にとる理論値をＮｔｈｅで表現する
と、その比はＮｔｈｅ／Ｎａｖｅを計算することで求め
ることができる。これをその時点での回転むら補正情報
Ｎｙｍ、Ｎｙｃ、Ｎｙｋとする。末尾に数字を付加する
ことでその補正情報がどのレジストマークの組のものか
を判別可能とする。
区切られた区域が複数存在する場合にはその平均をと
る。例として、Ｙのレジストマークを検知してからＭの
レジストマークを検知するまでの時間Ｔｙｍを測定した
ときには、回転むら情報区間（ｂ）はＮ〜Ｎ＋２が相当
する。その取り得た値の平均値をＮａｖｅとして、正常
な動作を行った場合にとる理論値をＮｔｈｅで表現する
と、その比はＮｔｈｅ／Ｎａｖｅを計算することで求め
ることができる。これをその時点での回転むら補正情報
Ｎｙｍ、Ｎｙｃ、Ｎｙｋとする。末尾に数字を付加する
ことでその補正情報がどのレジストマークの組のものか
を判別可能とする。
【００２５】上記レジストマーク測定時間Ｔｙｍｎ、Ｔ
ｙｃｎ、Ｔｙｋｎ（ｎ＝１〜６）に補正情報Ｎｙｍｎ、
Ｎｙｃｎ、Ｎｙｋｎ（ｎ＝１〜６）をそれぞれ掛け合わ
せることで、中間転写体４の回転むらの影響を除去した
より正確なレジストマーク位置情報が算出できる。これ
をＡＴｙｍ、ＡＴｙｃ、ＡＴｙｋとおくと、その算出式
は以下の式（１）のようになる。ここでは、例として、
イエロー〜マゼンタ間の測定時間を例として用いた。
ｙｃｎ、Ｔｙｋｎ（ｎ＝１〜６）に補正情報Ｎｙｍｎ、
Ｎｙｃｎ、Ｎｙｋｎ（ｎ＝１〜６）をそれぞれ掛け合わ
せることで、中間転写体４の回転むらの影響を除去した
より正確なレジストマーク位置情報が算出できる。これ
をＡＴｙｍ、ＡＴｙｃ、ＡＴｙｋとおくと、その算出式
は以下の式（１）のようになる。ここでは、例として、
イエロー〜マゼンタ間の測定時間を例として用いた。
【００２６】
【数１】 ここで、予めＣＰＵ１２に記憶してある標準値ＳＴｙ
ｍ、ＳＴｙｃ、ＳＴｙｋと比較してその差分を求める。
この差分ΔＴがレジストレーションずれ量情報となるの
で、この値に従いＹ、Ｍ、Ｃ、Ｋの画像信号送出タイミ
ングを調節する。
ｍ、ＳＴｙｃ、ＳＴｙｋと比較してその差分を求める。
この差分ΔＴがレジストレーションずれ量情報となるの
で、この値に従いＹ、Ｍ、Ｃ、Ｋの画像信号送出タイミ
ングを調節する。
【００２７】上記のように、本実施例によれば、中間転
写体の回転むらを検出し、レジストマーク検出時刻に補
正を施して、レジストマークの検知誤差を軽減すること
により、レジストレーション補正制御をより正確に行な
うことができる。
写体の回転むらを検出し、レジストマーク検出時刻に補
正を施して、レジストマークの検知誤差を軽減すること
により、レジストレーション補正制御をより正確に行な
うことができる。
【００２８】実施例２ 第１実施例では中間転写体４における駆動ローラ４ａの
回転軸４ａ１に、ロータリーエンコーダ８が設けられて
いるが、第２実施例では、図８に示すように、駆動モー
タ９の回転軸９ａにロータリーエンコーダ８を設置し
て、その回転むらを計測する。
回転軸４ａ１に、ロータリーエンコーダ８が設けられて
いるが、第２実施例では、図８に示すように、駆動モー
タ９の回転軸９ａにロータリーエンコーダ８を設置し
て、その回転むらを計測する。
【００２９】以下、第１実施例と同様に、レジストレー
ション補正制御を行うことにより、第１実施例と同様の
効果を得ることができる。
ション補正制御を行うことにより、第１実施例と同様の
効果を得ることができる。
【００３０】実施例３ つぎに、本発明の第３実施例について図９により説明す
る。本実施例の多色画像形成装置は、図９に示すよう
に、中間転写体を用いずに、感光ドラム１ａ〜１ｄ上に
形成された画像を直接、画像担持体である記録材搬送ベ
ルト１６上に載置された記録紙に転写するものである。
る。本実施例の多色画像形成装置は、図９に示すよう
に、中間転写体を用いずに、感光ドラム１ａ〜１ｄ上に
形成された画像を直接、画像担持体である記録材搬送ベ
ルト１６上に載置された記録紙に転写するものである。
【００３１】レジストレーション補正用のレジストマー
クは、駆動ローラ１６ａと従動ローラ１６ｂとに張設さ
れた搬送ベルト１６上に作成され、以下、第１実施例と
同様にレジストレーション補正制御が行われる。
クは、駆動ローラ１６ａと従動ローラ１６ｂとに張設さ
れた搬送ベルト１６上に作成され、以下、第１実施例と
同様にレジストレーション補正制御が行われる。
【００３２】なお、搬送ベルト１６の回転むらは、図４
に示して説明したのと同様に、駆動ローラ１６ａの回転
軸に設けたロータリーエンコーダにより計測する。
に示して説明したのと同様に、駆動ローラ１６ａの回転
軸に設けたロータリーエンコーダにより計測する。
【００３３】本実施例においても、第１実施例と同様の
効果を得ることができる。
効果を得ることができる。
【００３４】実施例４ 第３実施例では、搬送ベルト１６の回転むらを、駆動ロ
ーラ１６ａの回転軸に設けたロータリーエンコーダによ
り計測したが、第４実施例においては、図９に示した第
３実施例の多色画像形成装置において、駆動ローラ１６
ａを駆動する駆動モータの駆動軸に設けたロータリーエ
ンコーダにより測定する構成とする。
ーラ１６ａの回転軸に設けたロータリーエンコーダによ
り計測したが、第４実施例においては、図９に示した第
３実施例の多色画像形成装置において、駆動ローラ１６
ａを駆動する駆動モータの駆動軸に設けたロータリーエ
ンコーダにより測定する構成とする。
【００３５】本実施例においても、上記実施例と同様の
効果を得ることができる。
効果を得ることができる。
【００３６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、外部から送出されてくる画像情報信号に対応
して、感光媒体の帯電、露光、現像、および画像担持体
への転写を複数回行うことによって複数のカラートナー
による画像を形成する手段と、前記画像担持体上に作成
された複数のレジストレーション補正用パターン画像の
検知手段と、時間を測定するタイマ手段と、前記各レジ
ストレーション補正用パターン画像に関して前記検知手
段により検知されるまでの時間を順次記憶する記憶手段
と、を有する多色画像形成装置において、前記画像担持
体の回転むらを測定する測定手段と、前記記憶手段に記
憶された時間情報に対して、前記画像担持体の回転むら
情報を用いて補正する補正手段と、補正を受けた前記時
間情報により、前記複数の画像形成手段により形成され
る各画像間の位置ずれ量を算出する情報処理手段と、を
有することにより、前記画像担持体の回転むらに起因す
るレジストレーション補正用パターン画像の検知誤差を
軽減でき、レジストレーション補正制御を正確に行なう
ことできる。したがって、高品質のカラー画像を得るこ
とができる。
によれば、外部から送出されてくる画像情報信号に対応
して、感光媒体の帯電、露光、現像、および画像担持体
への転写を複数回行うことによって複数のカラートナー
による画像を形成する手段と、前記画像担持体上に作成
された複数のレジストレーション補正用パターン画像の
検知手段と、時間を測定するタイマ手段と、前記各レジ
ストレーション補正用パターン画像に関して前記検知手
段により検知されるまでの時間を順次記憶する記憶手段
と、を有する多色画像形成装置において、前記画像担持
体の回転むらを測定する測定手段と、前記記憶手段に記
憶された時間情報に対して、前記画像担持体の回転むら
情報を用いて補正する補正手段と、補正を受けた前記時
間情報により、前記複数の画像形成手段により形成され
る各画像間の位置ずれ量を算出する情報処理手段と、を
有することにより、前記画像担持体の回転むらに起因す
るレジストレーション補正用パターン画像の検知誤差を
軽減でき、レジストレーション補正制御を正確に行なう
ことできる。したがって、高品質のカラー画像を得るこ
とができる。
【図１】本発明の第１および第２実施例に係る多色画像
形成装置を示す概略構成図である。
形成装置を示す概略構成図である。
【図２】第１〜第４実施例にて用いたレジストマークを
示す説明図である。
示す説明図である。
【図３】第１〜第４実施例にて用いた複数のレジストマ
ーク組を示す説明図である。
ーク組を示す説明図である。
【図４】第１実施例のロータリーエンコーダの設置場所
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図５】第１〜第４実施例に係るロータリーエンコーダ
による中間転写体の回転むら測定方法を説明するための
図である。
による中間転写体の回転むら測定方法を説明するための
図である。
【図６】第１〜第４実施例におけるレジストレーション
補正用制御回路のブロック図である。
補正用制御回路のブロック図である。
【図７】第１〜第４実施例に係るレジストマーク位置情
報と中間転写体の回転むら情報の関連性を説明するため
の図である。
報と中間転写体の回転むら情報の関連性を説明するため
の図である。
【図８】本発明の第２実施例におけるロータリーエンコ
ーダの設置場所を示す説明図である。
ーダの設置場所を示す説明図である。
【図９】本発明の第３実施例における多色画像形成装置
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄ 感光ドラム（感光媒体） ４ 中間転写体（画像担持体） ５ レジストマーク検知センサ
（検知手段） ８ ロータリエンコーダ（回転
むら測定手段） １１ レジストマーク（レジスト
レーション補正用パターン画像） １２ ＣＰＵ（情報処理手段） １３ ＲＡＭ（記憶手段） １６ 記録材搬送ベルト（画像担
持体）
（検知手段） ８ ロータリエンコーダ（回転
むら測定手段） １１ レジストマーク（レジスト
レーション補正用パターン画像） １２ ＣＰＵ（情報処理手段） １３ ＲＡＭ（記憶手段） １６ 記録材搬送ベルト（画像担
持体）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０３Ｇ 21/14 Ｂ４１Ｊ 3/00 Ｍ Ｈ０４Ｎ 1/29 Ｇ０３Ｇ 21/00 ３７２ Ｆターム(参考） 2C362 AA03 BA52 BA70 BA71 CA23 CA39 CB47 CB80 2H027 DA17 DA38 EB04 EC03 EC06 EC20 ED02 ED06 ED24 EE02 EE03 EE04 EE07 EF09 2H030 AA01 AB02 AD12 AD17 BB02 BB16 BB23 BB42 BB44 BB56 2H032 BA01 BA09 BA18 CA01 5C074 AA07 AA10 BB02 BB03 BB04 DD11 DD15 DD16 DD24 DD28 EE04 EE06 FF15 GG02 GG12 GG14 HH02 HH04
Claims (6)
- 【請求項１】 外部から送出されてくる画像情報信号に
対応して、感光媒体の帯電、露光、現像、および画像担
持体への転写を複数回行うことによって複数色のトナー
による画像を形成する手段と、前記画像担持体上に作成
された複数のレジストレーション補正用パターン画像の
検知手段と、時間を測定するタイマ手段と、前記各レジ
ストレーション補正用パターン画像に関して前記検知手
段により検知されるまでの時間を順次記憶する記憶手段
と、を有する多色画像形成装置において、 前記画像担持体の回転むらを測定する測定手段と、前記
記憶手段に記憶された時間情報に対して、前記画像担持
体の回転むら情報を用いて補正する補正手段と、補正を
受けた前記時間情報により、前記複数の画像形成手段に
より形成される各画像間の位置ずれ量を算出する情報処
理手段と、を有することを特徴とする多色画像形成装
置。 - 【請求項２】 前記画像形成手段は半導体レーザを含む
ことを特徴とする請求項１の多色画像形成装置。 - 【請求項３】 前記画像形成手段はＬＥＤを含むことを
特徴とする請求項１の多色画像形成装置。 - 【請求項４】 前記複数色のトナーは、イエロー、マゼ
ンタ、シアン、またはブラックトナーであることを特徴
とする請求項１の多色画像形成装置。 - 【請求項５】 前記画像担持体は中間転写体であること
を特徴とする請求項１の多色画像形成装置。 - 【請求項６】 通常の印刷時の前記画像担持体は記録材
であり、前記レジストレーション補正用パターン画像を
作成する場合の前記画像担持体は記録材搬送ベルトであ
ることを特徴とする請求項１の多色画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25639299A JP2001083762A (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 多色画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25639299A JP2001083762A (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 多色画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001083762A true JP2001083762A (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=17292050
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25639299A Pending JP2001083762A (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 多色画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001083762A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6817295B2 (en) * | 2001-08-09 | 2004-11-16 | Nexpress Solutions Llc | Method and illustration device for register mark setting |
| JP2006010855A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Ricoh Co Ltd | 回転駆動制御装置、画像形成装置及び回転駆動制御方法 |
| JP2007199603A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、感光体回転制御方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム |
| JP2008020730A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| JP2009271140A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| CN101261465B (zh) * | 2007-02-08 | 2012-07-18 | 三星电子株式会社 | 彩色配准装置及方法、成像设备及其图像输出方法 |
| JP2012181456A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、色ずれ補正方法、及び色ずれ補正プログラム |
| US8447212B2 (en) | 2009-08-24 | 2013-05-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
-
1999
- 1999-09-09 JP JP25639299A patent/JP2001083762A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6817295B2 (en) * | 2001-08-09 | 2004-11-16 | Nexpress Solutions Llc | Method and illustration device for register mark setting |
| JP2006010855A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Ricoh Co Ltd | 回転駆動制御装置、画像形成装置及び回転駆動制御方法 |
| JP2007199603A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、感光体回転制御方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム |
| JP2008020730A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| CN101261465B (zh) * | 2007-02-08 | 2012-07-18 | 三星电子株式会社 | 彩色配准装置及方法、成像设备及其图像输出方法 |
| JP2009271140A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| US8447212B2 (en) | 2009-08-24 | 2013-05-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
| JP2012181456A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、色ずれ補正方法、及び色ずれ補正プログラム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3344614B2 (ja) | ベルト搬送装置 | |
| EP1762903A1 (en) | Phase matching of image carriers in tandem colour image forming apparatus | |
| JP4659182B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| US4914477A (en) | Reproduction apparatus having an image member with timing indicia | |
| JP2003233233A (ja) | カラー画像形成装置及び画質調整制御方法 | |
| JP2001083762A (ja) | 多色画像形成装置 | |
| JPH08217302A (ja) | ベルト駆動制御装置 | |
| JP2004069801A (ja) | カラー画像形成装置 | |
| JP2005017768A (ja) | 多色画像形成装置 | |
| JP2000199988A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP4476751B2 (ja) | 画像記録装置 | |
| US20060093410A1 (en) | Image forming apparatus and method for controlling the same | |
| JP4266102B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2000214664A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP4326859B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2769306B2 (ja) | カラー電子写真記録装置 | |
| JP3743274B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
| JP6744753B2 (ja) | 画像形成装置および画質調整方法 | |
| JP2001066909A (ja) | 移動速度制御装置 | |
| JP3149545B2 (ja) | カラー記録装置 | |
| EP2365394B1 (en) | Method and apparatus for correcting print images in an electrophotographic printer | |
| JP2000194176A (ja) | 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 | |
| JP2005215482A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2003149902A (ja) | カラー画像形成装置 | |
| JP3376109B2 (ja) | 画像形成装置 |