[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2001081171A - ポリエステルの製造方法 - Google Patents

ポリエステルの製造方法

Info

Publication number
JP2001081171A
JP2001081171A JP25790199A JP25790199A JP2001081171A JP 2001081171 A JP2001081171 A JP 2001081171A JP 25790199 A JP25790199 A JP 25790199A JP 25790199 A JP25790199 A JP 25790199A JP 2001081171 A JP2001081171 A JP 2001081171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
water
treatment tank
treated water
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25790199A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinao Matsui
義直 松井
Atsushi Hara
厚 原
Keiji Fujimura
圭二 藤村
Yoshitaka Eto
嘉孝 衛藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP25790199A priority Critical patent/JP2001081171A/ja
Publication of JP2001081171A publication Critical patent/JP2001081171A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエステルチップの水処理時の処理槽や配
管の汚れを少なくし、かつポリエステルチップから成形
品を製造した際にも残留異味、異臭が少ないポリエステ
ルを提供すること。 【解決手段】 処理層中でポリエステルチップを水処理
するポリエステルの製造方法において、処理槽から排出
された処理水を処理槽に循環して戻すことなく、処理槽
内の処理水のアセトアルデヒド含有量を10ppm以下
に維持しながらポリエステルチップを処理することを特
徴とするポリエステルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボトルをはじめと
して、フィルム、シート成形用などに用いられるポリエ
ステルの製造方法に関し、さらに詳しくは、成形時に金
型汚れが発生しにくく、かつ成形品に異臭が発生しにく
く、成形品の結晶化コントロール性に優れたポリエステ
ルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】調味料、油、飲料、化粧品、洗剤などの
容器の素材としては、充填内容物の種類およびその使用
目的に応じて種々の樹脂が採用されている
【0003】これらのうちでポリエステルは機械的強
度、耐熱性、透明性およびガスバリヤー性に優れている
ので、特にジュース、清涼飲料、炭酸飲料などの飲料充
填用容器の素材として最適である。
【0004】このようなポリエステルは射出成形機械な
どの成形機に供給して中空成形体用プリフォームを成形
し、このプリフォームを所定形状の金型に挿入し延伸ブ
ロー成形した後ボトルの胴部を熱処理(ヒートセット)
して中空成形容器に成形され、さらには必要に応じてボ
トルの口栓部を熱処理(口栓部結晶化)させるのが一般
的である。
【0005】ところが、従来のポリエステルには、環状
三量体などのオリゴマー類が含まれており、このオリゴ
マー類が金型内面や金型のガスの排気口、排気管に付着
することによる金型汚れが発生しやすかった。また、こ
のようなポリエステルを成形した成形品にはアセトアル
デヒドに代表される残留異臭があり、特にジュース、清
涼飲料、炭酸飲料などの飲料充填用容器として用いると
きに問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
問題点を解決することにあり、ポリエステルチップの水
処理時の処理槽や配管の汚れを少なくし、かつポリエス
テルチップから成形品を製造した際にも残留異味、異臭
が少ないポリエステルを提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のポリエステルの製造方法は、処理層中でポ
リエステルチップを水処理するポリエステルの製造方法
において、処理槽から排出された処理水を処理槽に循環
して戻すことなく、処理槽内の処理水のアセトアルデヒ
ド含有量を10ppm以下に維持しながらポリエステル
チップを処理することを特徴とするポリエステルの製造
方法である。
【0008】本発明において、ポリエステルチップを、
処理槽に継続的に、または間欠的に供給し、抜き出すこ
とができる。さらには、ポリエステルチップの全量を処
理層に充填し、水処理終了後ポリエステルチップの全量
を抜き出すことができる。
【0009】この場合において、処理槽からの処理水の
排出と、新しい処理水の処理槽への供給が継続的である
ことができる。この場合において、処理槽からの処理水
の排出と、新しい処理水の処理槽への供給が間欠的であ
ることができる。
【0010】この場合において、処理槽内の処理水を、
ガスバブリング方式の処理装置により曝気することによ
りアセトアルデヒドを除去することができる。またこの
場合において、ポリエステルが、極限粘度0.55〜
1.30デシリットル/グラムの主たる繰り返し単位が
エチレンテレフタレートから構成されるポリエステルで
あることができる。またこの場合において、ポリエステ
ルが、極限粘度0.40〜1.00デシリットル/グラ
ムの主たる繰り返し単位がエチレンナフタレートから構
成されるポリエステルであることができる。かかる本発
明のポリエステルの製造方法によれば、ポリエステルを
成形品としたときに成形品に異臭が残留しにくいポリエ
ステルを有利に製造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるポリエステル
は、好ましくは、主として芳香族ジカルボン酸成分とグ
リコ−ル成分とから得られる結晶性ポリエステルであ
り、さらに好ましくは、芳香族ジカルボン酸単位が酸成
分の85モル%以上含むポリエステルであり、特に好ま
しくは、芳香族ジカルボン酸単位が酸成分の95モル%
以上含むポリエステルである。
【0012】本発明に用いられるポリエステルを構成す
る芳香族ジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、
2、6−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニ−ル−4,
4'−ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸
等の芳香族ジカルボン酸及びその機能的誘導体等が挙げ
られる。
【0013】また本発明に用いられるポリエステルを構
成するグリコ−ル成分としては、エチレングリコ−ル、
トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、
シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール等が
挙げられる。
【0014】前記ポリエステル中に共重合して使用され
る酸成分としては、テレフタル酸、2、6−ナフタレン
ジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニ−ル−4,4'
−ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸等の
芳香族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸、オキシカプ
ロン酸等のオキシ酸及びその機能的誘導体、アジピン
酸、セバシン酸、コハク酸、グルタル酸、ダイマ−酸等
の脂肪族ジカルボン酸及びその機能的誘導体、ヘキサヒ
ドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸及びその
機能的誘導体などが挙げられる。
【0015】前記ポリエステル中に共重合して使用され
るグリコ−ル成分としては、エチレングリコ−ル、トリ
メチレングリコール、テトラメチレングリコール、ジエ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族
グリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールAのア
ルキレンオキサイド付加物等の芳香族グリコール、ポリ
エチレングリコ−ル、ポリブチレングリコ−ル等のポリ
アルキレングリコ−ルなどが挙げられる。
【0016】更にポリエステルが実質的に線状である範
囲内で多官能化合物、例えばトリメリット酸、トリメシ
ン酸、ピロメリット酸、トリカルバリル酸、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、トリメチロ−ルプロパン等
を共重合してもよく、また単官能化合物、例えば安息香
酸、ナフトエ酸等を共重合させてもよい。
【0017】本発明に用いられるポリエステルの好まし
い一例は、主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレー
トから構成されるポリエステルであり、さらに好ましく
はエチレンテレフタレート単位を85モル%以上含む線
状ポリエステルであり、特に好ましいのはエチレンテレ
フタレート単位を95モル%以上含む線状ポリエステ
ル、即ち、ポリエチレンテレフタレ−ト(以下、PET
と略称)である。
【0018】また本発明に用いられるポリエステルの好
ましい他の一例は、主たる繰り返し単位がエチレン−
2、6−ナフタレートから構成されるポリエステルであ
り、さらに好ましくはエチレン−2、6−ナフタレート
単位を85モル%以上含む線状ポリエステルであり、特
に好ましいのは、エチレン−2、6−ナフタレート単位
を95モル%以上含む線状ポリエステル、即ち、ポリエ
チレンナフタレ−トである。
【0019】上記のポリエステルは、従来公知の製造方
法によって製造することが出来る。即ち、PETの場合
には、テレフタール酸とエチレングリコール及び必要に
より他の共重合成分を直接反応させて水を留去しエステ
ル化した後、減圧下に重縮合を行う直接エステル化法、
または、テレフタル酸ジメチルとエチレングリコール及
び必要により他の共重合成分を反応させてメチルアルコ
ールを留去しエステル交換させた後、減圧下に重縮合を
行うエステル交換法により製造される。更に極限粘度を
増大させ、アセトアルデヒド含量等を低下させる為に固
相重合を行ってもよい。
【0020】前記溶融重縮合反応は、回分式反応装置で
行っても良いしまた連続式反応装置で行っても良い。こ
れらいずれの方式においても、溶融重縮合反応は1段階
で行っても良いし、また多段階に分けて行っても良い。
固相重合反応は、溶融重縮合反応と同様、回分式装置や
連続式装置で行うことが出来る。溶融重縮合と固相重合
は連続で行っても良いし、分割して行ってもよい。
【0021】直接エステル化法による場合は、重縮合触
媒としてGe、Sb、Tiの化合物が用いられるが、特
にGe化合物またはこれとTi化合物の混合使用が好都
合である。
【0022】Ge化合物としては、無定形二酸化ゲルマ
ニウム、結晶性二酸化ゲルマニウム粉末またはエチレン
グリコールのスラリー、結晶性二酸化ゲルマニウムを水
に加熱溶解した溶液またはこれにエチレングリコールを
添加加熱処理した溶液等が使用されるが、特に本発明で
用いるポリエステルを得るには二酸化ゲルマニウムを水
に加熱溶解した溶液、またはこれにエチレングリコール
を添加加熱した溶液を使用するのが好ましい。これらの
重縮合触媒はエステル化工程中に添加することができ
る。Ge化合物を使用する場合、その使用量はポリエス
テル樹脂中のGe残存量として10〜150ppm、好
ましくは13〜100ppm、更に好ましくは15〜7
0ppmである。
【0023】Ti化合物としては、テトラエチルチタネ
−ト、テトライソプロピルチタネ−ト、テトラ−n−プ
ロピルチタネ−ト、テトラ−n−ブチルチタネ−ト等の
テトラアルキルチタネ−トおよびそれらの部分加水分解
物、蓚酸チタニル、蓚酸チタニルアンモニウム、蓚酸チ
タニルナトリウム、蓚酸チタニルカリウム、蓚酸チタニ
ルカルシウム、蓚酸チタニルストロンチウム等の蓚酸チ
タニル化合物、トリメリット酸チタン、硫酸チタン、塩
化チタン等が挙げられる。Ti化合物は、生成ポリマ−
中のTi残存量として0.1〜10ppmの範囲になる
ように添加する。
【0024】Sb化合物としては、三酸化アンチモン、
酢酸アンチモン、酒石酸アンチモン、酒石酸アンチモン
カリ、オキシ塩化アンチモン、アンチモングリコレ−
ト、五酸化アンチモン、トリフェニルアンチモン等が挙
げられる。Sb化合物は、生成ポリマ−中のSb残存量
として50〜250ppmの範囲になるように添加す
る。
【0025】また、安定剤として、燐酸、ポリ燐酸やト
リメチルフォスフェート等の燐酸エステル類等を使用す
るのが好ましい。これらの安定剤はテレフタル酸とエチ
レングリコールのスラリー調合槽からエステル化反応工
程中に添加することができる。P化合物は、生成ポリマ
−中のP残存量として5〜100ppmの範囲になるよ
うに添加する。
【0026】また、ポリエステルに共重合されたジエチ
レングリコ−ル含量を制御するためにエステル化工程に
塩基性化合物、たとえば、トリエチルアミン、トリ−n
−ブチルアミン等の第3級アミン、水酸化テトラエチル
アンモニウム等の第4級アンモニウム塩等を加えること
が出来る。
【0027】本発明に用いられるポリエステル、特に、
主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートから構成
されるポリエステルの極限粘度は0.50〜1.30デ
シリットル/グラム、好ましくは0.55〜1.20デ
シリットル/グラム、さらに好ましくは0.60〜0.
90デシリットル/グラムの範囲である。極限粘度が
0.50デシリットル/グラム未満では、得られた成形
体等の機械的特性が悪い。また、1.30デシリットル
/グラムを越える場合は、成型機等による溶融時に樹脂
温度が高くなって熱分解が激しくなり、保香性に影響を
及ぼす遊離の低分子量化合物が増加したり、成形体が黄
色に着色する等の問題が起こる。
【0028】また本発明に用いられるポリエステル、特
に、主たる繰り返し単位がエチレン−2、6−フタレー
トから構成されるポリエステルの極限粘度は0.40〜
1.00デシリットル/グラム、好ましくは0.42〜
0.95デシリットル/グラム、さらに好ましくは0.
45〜0.90デシリットル/グラムの範囲である。極
限粘度が0.40デシリットル/グラム未満では、得ら
れた成形体等の機械的特性が悪い。また、1.00デシ
リットル/グラムを越える場合は、成型機等による溶融
時に樹脂温度が高くなって熱分解が激しくなり、保香性
に影響を及ぼす遊離の低分子量化合物が増加したり、成
形体が黄色に着色する等の問題が起こる。
【0029】ポリエステルのチップの形状は、シリンダ
−型、角型、または扁平な板状等の何れでもよく、その
大きさは、縦、横、高さがそれぞれ通常1.6〜3.5
mm、好ましくは1.8〜3.5mmの範囲である。例
えばシリンダ−型の場合は、長さは1.8〜3.5m
m、径は1.8〜3.5mm程度であるのが実用的であ
る。また、チップの重量は15〜30mg/個の範囲が
実用的である。
【0030】また、本発明に用いられるポリエステルの
アセトアルデヒド含量は10ppm以下、好ましくは8
ppm以下、更に好ましくは5ppm以下、ホルムアル
デヒド含量は7ppm以下、好ましくは6ppm以下、
更に好ましくは4ppm以下である。本発明で用いられ
るポリエステルのアセトアルデヒド含有量を10ppm
以下、またホルムアルデヒド含有量を7ppm以下にす
る方法は特に限定されるものではないが、例えば低分子
量のポリエステルを減圧下または不活性ガス雰囲気下に
おいて170〜230℃の温度で固相重合する方法を挙
げることが出来る。
【0031】また、本発明に用いられるポリエステルに
共重合されたジエチレングリコール量は該ポリエステル
を構成するグリコール成分の1.0〜5.0モル%、好
ましくは1.3〜4.5モル%、更に好ましくは1.5
〜4.0モル%である。ジエチレングリコール量が5.
0モル%を越える場合は、熱安定性が悪くなり、成型時
に分子量低下が大きくなったり、またアセトアルデヒド
含量やホルムアルデヒド含量の増加量が大となり好まし
くない。またジエチレングリコ−ル含量が1.0モル%
未満の場合は、得られた成形体の透明性が悪くなる。
【0032】また、本発明に用いられるポリエステルの
環状3量体の含有量は0.50重量%以下、好ましくは
0.45重量%以下、さらに好ましくは0.40重量%
以下である。本発明のポリエステルから耐熱性の中空成
形体等を成形する場合は加熱金型内で熱処理を行うが、
環状3量体の含有量が0.50重量%以上含有する場合
には、加熱金型表面へのオリゴマー付着が急激に増加
し、得られた中空成形体等の透明性が非常に悪化する。
【0033】ポリエステルは、環状三量体などのオリゴ
マー類が成形時に金型内面や金型のガスの排気口、排気
管等に付着することによる金型汚れ等を防止するため
に、前記の溶融重縮合または固相重合の後に水との接触
処理を行なう。
【0034】水との接触処理の方法としては、水中に浸
ける方法が挙げられる。水との接触処理を行う時間とし
ては5分〜2日間、好ましくは10分〜1日間、さらに
好ましくは30分〜10時間であり、水の温度としては
20〜180℃、好ましくは40〜150℃、さらに好
ましくは50〜120℃である。
【0035】ポリエステルチップは、ポリエステル製造
中の副反応により生成したアセトアルデヒドやホルムア
ルデヒド等のアルデヒド化合物を含んでおり、水処理時
にこれらのアルデヒド化合物が処理水中に溶出してく
る。
【0036】従って、長時間にわたる処理の場合には処
理槽中のアセトアルデヒド含有量が経時的に増加してい
く。このアセトアルデヒド含有量が多くなると、水処理
乾燥後のチップ中のアセトアルデヒド含有量が高くな
り、このようなポリエステルチップを用いた中空成形容
器等中の内容物の風味や香りが非常に悪くなる。
【0037】本発明においては、連続方式の場合は処理
槽から排出された処理水を処理槽に循環して戻すことな
く、水処理槽内の処理水中のアセトアルデヒド含有量を
10ppm以下、好ましくは5ppm以下、さらに好ま
しくは1ppm以下に維持し、またバッチ方式の場合は
処理槽から排出された処理水を処理槽に循環して戻すこ
となく、水処理終了時の処理水中のアセトアルデヒド含
有量を10ppm以下、好ましくは5ppm以下、さら
に好ましくは1ppm以下に維持することにより上記の
問題点を解決するものである。
【0038】以下に水処理を工業的に行なう方法を例示
するが、これに限定するものではない。また処理方法は
連続方式、バッチ方式のいずれであっても差し支えない
が、工業的に行なうためには連続方式の方が好ましい。
【0039】ポリエステルチップをバッチ方式で水処理
をする場合は、ポリエステルチップが滞留でき、かつ処
理水が浸透出来る内槽と、その内槽を投入出来る水槽タ
イプの処理槽が挙げられる。すなわち、バッチ方式でポ
リエステルチップを内槽へ受け入れ内槽を処理槽に浸漬
して水処理を行ない、ポリエステルチップを内槽と共に
処理槽から取出して排出させることができる。また、サ
イロタイプの処理槽や回転筒型の処理槽にポリエステル
チップを受け入れ、水処理を行なうこともできる。
【0040】この場合、ポリエステルチップは処理槽内
に投入、充填すると共に、新しい処理水を満たし、水処
理を行う。必要により継続的又は断続的に一部の処理水
を排出して新しい処理水を追加供給する。
【0041】ポリエステルチップを連続的に水処理する
場合は、ポリエステルチップを処理槽内で移動でき、且
つ処理槽外へ順次移動できる搬出装置を設けた水槽タイ
プの処理槽が挙げられる。すなわち処理槽内に連続的に
ポリエステルチップを処理槽に受け入れ水処理を行な
い、搬出装置で連続的にポリエステルチップを処理槽か
ら排出させることができる。
【0042】以下に処理槽内の処理水のアセトアルデヒ
ド含有量を低減する方法を例示するが、本発明は、これ
に限定するものではない。
【0043】処理槽に少なくとも1個所以上にアセトア
ルデヒドを含んだ処理水を排出する排水口、および処理
槽に少なくとも1個所以上に新しい処理水を供給する供
給口を設ける。この排水口からのアセトアルデヒドを含
んだ処理水の排水と、供給口からの新しい処理水の供給
を継続的あるいは断続的に行って、処理槽内の処理水中
のアセトアルデヒド含有量が10ppm以下、好ましく
は5ppm以下、さらに好ましくは1ppm以下になる
ようにする。即ち、処理槽内の処理水中のアセトアルデ
ヒド含有量が過大にならないように適度に処理水の排出
と新しい処理水の供給を行なうことにより、新しい処理
水と排水量は少なくできるため、コストが少なくなり、
排水量増大による環境への影響も低減することができ
る。
【0044】また処理槽に不活性気体のバブリング装置
を設置し、水処理中にバブリング処理を行うことによっ
て処理槽内の処理水中のアセトアルデヒド含有量が10
ppm以下、好ましくは5ppm以下、さらに好ましく
は1ppm以下になるようにすることも出来る。
【0045】また処理槽内の処理水には、処理槽にポリ
エステルのチップを受け入れる段階で既にポリエステル
のチップに付着しているファインや、水処理時にポリエ
ステルのチップ同士あるいは処理槽壁との摩擦で発生す
るポリエステルのファインが含まれている。従って、長
時間処理を続けると処理槽内の処理水に含まれるファイ
ン量は次第に増えていく。そのため、処理水中に含まれ
ているファインが再びポリエステルのチップに付着し、
この後、水分を乾燥除去する段階でポリエステルのチッ
プにファインが静電効果により付着するため、乾燥後に
ファイン除去を行なっても除去が困難となる。そのた
め、ポリエステルの結晶性が促進されて、透明性の悪い
ボトルとなったり、また口栓部結晶化時の収縮量が規定
範囲におさまらなくなってキャッピング不良となり内容
物が漏れることがある。
【0046】処理槽内の処理水のファインの増加を防ぐ
ために、処理槽内に新しい水を供給して、処理槽内の処
理水を多量に排出し工業排水とすると、新しい水が多量
に入用であるばかりでなく、排水量増大による環境への
影響が懸念される。処理槽から排出した処理水を再び処
理槽に戻して使用すると、処理槽内の処理水のファイン
量は次第に増えていくばかりでなく、この循環経路内に
ファインが蓄積して配管を詰まらせることが有る。これ
を防ぐためには処理水中のファインを除去する設備が必
要となる。
【0047】したがって、ポリエステルチップの連続式
水処理法の場合は処理槽からポリエステルチップと共に
排出する処理水の微粉量を1000ppm以下、好まし
くは500ppm以下、さらに好ましくは300ppm
以下に維持するのが望ましい。またバッチ式水処理法の
場合は、水処理の終了時点での水中の微粉量は1000
ppm以下、好ましくは500ppm以下、さらに好ま
しくは300ppm以下に維持する。
【0048】またポリエステルチップを工業的に水処理
する場合、処理に用いる水が大量であることから天然水
(工業用水)や排水を再利用して使用することが多い。
通常この天然水は、河川水、地下水などから採取したも
ので、水(液体)の形状を変えないまま、殺菌、異物除
去等の処理をしたものを言う。また、一般に工業的に用
いられる天然水には、自然界由来の、ケイ酸塩、アルミ
ノケイ酸塩等の粘土鉱物を代表とする無機粒子や細菌、
バクテリア等や、腐敗した植物、動物に起源を有する有
機粒子を多く含有している。これらの天然水を用いて水
処理を行うと、ポリエステルチップに粒子が付着、浸透
して結晶核となり、このようなポリエステルチップを用
いた中空成形容器の透明性が非常に悪くなる。
【0049】したがって、ポリエステルチップを水処理
するために系外から導入する水として、粒径1〜25μ
mの粒子を10〜50000個/10cc含む水を利用
することが必要である。処理水中の粒径25μmを越え
る粒子は、特に規定するものではないが、好ましくは2
000個/10cc以下、より好ましくは500個/1
0cc以下、さらに好ましくは100個/10cc、特
に好ましくは10個/10cc以下である。
【0050】なお、処理水中の粒径1μm未満の粒子に
関しては、本発明で特に規定するものではないが、透明
な樹脂や適正な結晶化速度の樹脂を得るためには、少な
い方が好ましい。粒径1μm未満の粒子数としては好ま
しくは100000個/10cc以下、より好ましくは
50000個/10cc以下、さらに好ましくは200
00個/10cc以下、特に好ましくは10000個/
10cc以下である。1μm以下の粒子を水中から除
去、コントロールする方法としてはセラミック膜、有機
膜等の膜を用いた精密濾過法や限外濾過法、等を用いる
ことができる。
【0051】水処理したポリエステルチップは振動篩
機、シモンカーターなどの水切り装置で水切りし、乾燥
工程へ移送する。当然のことながら水切り装置でポリエ
ステルチップと分離された水は前記のファイン除去の装
置へ送られ、再度水処理に用いることができる。
【0052】ポリエステルチップの乾燥は通常用いられ
るポリエステルチップの乾燥処理を用いることができ
る。連続的に乾燥する方法としては上部よりポリエステ
ルチップを供給し、下部より乾燥ガスを通気するホッパ
ー型の通気乾燥機が通常使用される。乾燥ガス量を減ら
し、効率的に乾燥する方法としては回転ディスク型加熱
方式の連続乾燥機が選ばれ、少量の乾燥ガスを通気しな
がら、回転ディスクや外部ジャケットに加熱蒸気、加熱
媒体などを供給した粒状ポリエステルチップを間接的に
乾燥することができる
【0053】バッチ方式で乾燥する乾燥機としてはダブ
ルコーン型回転乾燥機が用いられ、真空下であるいは真
空下少量の乾燥ガスを通気しながら乾燥することができ
る。あるいは大気圧下で乾燥ガスを通気しながら乾燥し
てもよ
【0054】乾燥ガスとしては大気空気でも差し支えな
いが、ポリエステルの加水分解や熱酸化分解による分子
量低下を防止する点からは乾燥窒素、除湿空気が好まし
い。
【0055】
【実施例】以下本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定させるものではな
い。なお、本明細書中における主な特性値の測定法を以
下に説明する。
【0056】(1)ポリエステルの極限粘度(IV) 1,1,2,2−テトラクロルエタン/フェノール
(2:3重量比)混合溶媒中30℃での溶液粘度から求
めた。
【0057】(2)密度 四塩化炭素/n−ヘプタン混合溶媒の密度勾配管で25
℃で測定した。
【0058】(3)ポリエステルの環状3量体の含量 試料をヘキサフルオロイソプロパノール/クロロフォル
ム混合液に溶解し、さらにクロロフォルムを加えて希釈
する。これにメタノールを加えてポリマーを沈殿させた
後、濾過する。濾液を蒸発乾固し、ジメチルフォルムア
ミドで定容とし、液体クロマトグラフ法よりエチレンテ
レフタレート単位から構成される環状3量体を定量し
た。
【0059】(4)ポリエステルチップのアセトアルデ
ヒド含有量(以下「チップ中AA含量」という) チップ試料/蒸留水=1グラム/2ccを窒素置換した
ガラスアンプルに入れた上部を溶封し、160℃で2時
間抽出処理を行い、冷却後抽出液中のアセトアルデヒド
を高感度ガスクロマトグラフィーで測定し濃度をppm
で表示した。
【0060】(5)処理水中のアセトアルデヒド含有量
(以下「水中AA含量」という) 処理水試料中のアセトアルデヒドを高感度ガスクロマト
グラフィーで測定し濃度をppmで表示した。
【0061】(6)ファインの含量測定 樹脂約0.5kgをJIS−Z8801による呼び寸法
1.7mmの金網をはった篩い(直径30cm)の上に
乗せ、上から0.1%のカチオン系界面活性剤(アルキ
ルトリメチルアンモニウムクロライド)水溶液水を2リ
ットル/分の流量でシャワー状にかけながら、全振幅幅
約7cm、60往復/1分で1分間篩った。この操作を
繰り返し、樹脂を合計10〜30kg篩った。ふるい落
とされたファインは界面活性剤水溶液と共に岩城硝子社
製1G1ガラスフィルターで濾過して集め、イオン交換
水で洗った。これをガラスフィルターごと乾燥器内で1
00℃で2時間乾燥後、冷却して秤量した。再度、イオ
ン交換水で洗浄、乾燥の同一操作を繰り返し、恒量にな
ったことを確認し、この重量からガラスフィルターの重
量を引き、ファイン重量を求めた。ファイン含量は、フ
ァイン量/篩いにかけた全樹脂重量、である。
【0062】(7)ヘイズ(霞度%) 中空成形容器の胴部(肉厚約4mm)より試料を切り取
り、東洋製作所製ヘイズメ−タ−で測定。
【0063】(8)処理水中の微粉量(ppm) 処理槽の処理水中の排出口からJIS−Z8801の呼
び寸法850μmのふるいを通過した処理水を1000
cc採取し、岩城硝子社製1G1ガラスフィルターで濾
過後、100℃で2時間乾燥し室温下で冷却後、重量を
測定して算出する。
【0064】(9)官能試験 二軸延伸ブロー成形した中空容器に70℃の蒸留水を入
れ密栓後30分保持し、室温へ冷却し室温で1ヶ月間放
置し、開栓後風味、臭い等の試験を行った。比較用のブ
ランクとして、蒸留水を使用。官能試験は10人のパネ
ラーにより次の基準により実施し、平均値で比較した。 (評価基準) 0:異味、臭いを感じない 1:ブランクとの差をわずかに感じる 2:ブランクとの差を感じる 3:ブランクとのかなりの差を感じる 4:ブランクとの非常に大きな差を感じる
【0065】(実施例1)ポリエステルチップが滞留で
き且つ処理水が浸透できる内槽(1)と、その内槽
(1)を浸漬できる水槽タイプの処理槽(2)を準備
し、この処理槽(2)に6ファインを含んだ処理水を排
出する排出口(3)、新しい処理水を供給する供給口
(4)を設けた装置を使用してポリエチレンテレフタレ
ート(以下、PETと略称)チップを水処理した。処理
水温度95℃にコントロールされた水処理槽(2)の排
出口(3)からの処理水の排出と供給口(4)からの新
しい処理水の供給を開始した。極限粘度が0.75デシ
リットル/グラムであり、密度が1.400g/c
3、AA含量は5.0ppm、環状3量体含量が0.
33重量%、ファイン含量が約15ppmであるPET
チップを内槽(1)へ50kg投入し、その内槽(1)
を水処理槽(2)内に浸漬させ、5時間後に処理槽
(2)からPETチップを内槽(1)と共に取出して、
更に内槽(1)からPETチップを排出させ、このPE
Tチップと処理槽内の処理水をサンプリングした。以降
このPETチップの投入から排出、サンプリングをバッ
チ方式で繰り返した。
【0066】上記サンプリングを行ったPETチップを
減圧乾燥し、名機製作所製M−100射出成形機により
ボトルの予備成形体を成形した。射出成形温度は295
℃とした。次にこの予備成形体の口栓部を、近赤外線ヒ
ーター方式の自家製口栓部結晶化装置で加熱して口栓部
を結晶化した。この予備成形体をCOPOPLAST社
製のLB−01E成形機で縦方法に約2.5倍、周方向
に約5倍の倍率に二軸延伸ブローし、容量が1500c
cの容器を成形した。延伸温度は100℃にコントロー
ルした。また上記サンプリングを行った処理水に含まれ
る水中AA含量および微粉量を求めた。実施例1で得ら
れたポリエステル容器の特性、処理水中のAA含量およ
び微粉量を比較例とともに表1に示す。
【0067】
【表1】
【0068】表1から明らかなように、本発明の処理槽
の処理水中のAA含量を10ppm以下にすることで、
得られた成形品は優れた官能試験結果を示し、また透明
性およびキャッピングも良好で内容物の漏れは生じなか
った。
【0069】(比較例1)実施例1で使用した処理槽に
設けた処理水の排水口、および新しい処理水の供給口を
閉じて、それ以外は実施例1と同様に行った。表1に示
すとおり、処理水のAA含量は増加を続けて、その処理
で得られた成形品の官能試験結果は次第に悪くなり、ま
た透明性も悪くなり、キャッピング不良で内容物の漏れ
も生じた。
【0070】
【発明の効果】本発明はポリエステルチップを水処理槽
に供給し、処理槽から排出された処理水の少なくとも一
部さえも処理槽に循環して戻すことなく、処理槽内の処
理水のアセトアルデヒド含有量を10ppm以下に維持
して水処理するため、水処理時での処理槽や配管の汚れ
を少なくし、さらには成形時での金型汚れを発生させに
くく、またさらにはポリエステルチップから成形品を製
造した際にも残留異味、異臭が少ない優れたポリエステ
ルが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のポリエステルの製造方法に用いる装
置の概略図。
【符号の説明】
1 内槽 2 処理槽 3 処理水排出口 4 イオン交換水導入口 5 内槽釣り下げ治具 6 内槽移動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 衛藤 嘉孝 滋賀県滋賀郡志賀町高城248番の20 Fターム(参考) 4J029 AA01 AB04 AB05 AC01 AD10 AE01 BA03 BA04 BA05 BC07A CB05A CB06A CB10A CC05A CC06A CF15 JA081 JA091 JA111 JF321 JF361 JF471 KE02 KE03 KE08 KE12 KF04 KH05 KH08 LA04 LA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理層中でポリエステルチップを水処理
    するポリエステルの製造方法において、処理槽から排出
    された処理水を処理槽に循環して戻すことなく、処理槽
    内の処理水のアセトアルデヒド含有量を10ppm以下
    に維持しながらポリエステルチップを処理することを特
    徴とするポリエステルの製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリエステルチップを、処理槽に継続的
    に、または間欠的に供給し、抜き出すことを特徴とする
    請求項1に記載のポリエステルの製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリエステルチップの全量を処理層に充
    填し、水処理終了後ポリエステルチップの全量を抜き出
    すことを特徴とした請求項1に記載のポリエステルの製
    造方法
  4. 【請求項4】 処理槽からの処理水の排出と、新しい処
    理水の処理槽への供給が継続的であることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載のポリエステルの製造方法。
  5. 【請求項5】 処理槽から処理水の排出と、新しい処理
    水の処理槽への供給が間欠的であることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載のポリエステルの製造方法。
  6. 【請求項6】 処理槽内の処理水を、ガスバブリング方
    式の処理装置により曝気することによりアセトアルデヒ
    ドを除去することを特徴とする請求項1、2、3、4又
    は5記載のポリエステルの製造方法。
JP25790199A 1999-09-10 1999-09-10 ポリエステルの製造方法 Pending JP2001081171A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25790199A JP2001081171A (ja) 1999-09-10 1999-09-10 ポリエステルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25790199A JP2001081171A (ja) 1999-09-10 1999-09-10 ポリエステルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001081171A true JP2001081171A (ja) 2001-03-27

Family

ID=17312772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25790199A Pending JP2001081171A (ja) 1999-09-10 1999-09-10 ポリエステルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001081171A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7192545B2 (en) 2003-10-10 2007-03-20 Eastman Chemical Company Thermal crystallization of a molten polyester polymer in a fluid
US7674877B2 (en) 2003-09-18 2010-03-09 Eastman Chemical Company Thermal crystallization of polyester pellets in liquid
US7875184B2 (en) 2005-09-22 2011-01-25 Eastman Chemical Company Crystallized pellet/liquid separator
US8022168B2 (en) 2004-09-02 2011-09-20 Grupo Petrotexmex, S.A. de C.V. Spheroidal polyester polymer particles
JP5288676B2 (ja) * 2000-08-22 2013-09-11 三井化学株式会社 ポリエステル製造用触媒、ポリエステルの製造方法およびポリエステル

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5288676B2 (ja) * 2000-08-22 2013-09-11 三井化学株式会社 ポリエステル製造用触媒、ポリエステルの製造方法およびポリエステル
US7674877B2 (en) 2003-09-18 2010-03-09 Eastman Chemical Company Thermal crystallization of polyester pellets in liquid
US7192545B2 (en) 2003-10-10 2007-03-20 Eastman Chemical Company Thermal crystallization of a molten polyester polymer in a fluid
US8039581B2 (en) 2003-10-10 2011-10-18 Grupo Petrotemex, S.A. De C.V. Thermal crystallization of a molten polyester polymer in a fluid
US8309683B2 (en) 2003-10-10 2012-11-13 Grupo Petrotemex, S.A. De C.V. Thermal crystallization of a molten polyester polymer in a fluid
US8022168B2 (en) 2004-09-02 2011-09-20 Grupo Petrotexmex, S.A. de C.V. Spheroidal polyester polymer particles
US7875184B2 (en) 2005-09-22 2011-01-25 Eastman Chemical Company Crystallized pellet/liquid separator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001081171A (ja) ポリエステルの製造方法
JP4670127B2 (ja) ポリエステルの乾燥方法
JP3489504B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP3407701B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP3521815B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP3444301B2 (ja) ポリエステルチップ
JP3630223B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP3095166B1 (ja) ポリエステルの製造方法
JP3399885B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP2001106777A (ja) ポリエステルの製造方法
JP3622894B2 (ja) ポリエステル、それからなる中空成形体、シ−ト状物及び延伸フイルム
JP2001131277A (ja) ポリエステルの製造方法
JP3637955B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP3646862B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP3377089B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP3666637B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP3377088B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP3654421B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP3430458B2 (ja) ポリエステルの製造方法
JP2001233953A (ja) ポリエステル樹脂の製造方法
JP3102562B1 (ja) ポリエステル、それからなるシ−ト状物、中空成形体及び延伸フイルム
JP2001040082A (ja) ポリエステルの製造方法
JP2001019755A (ja) ポリエステル、それからなる中空成形体、シ−ト状物及び延伸フイルム
JP2000336160A (ja) ポリエステルの製造方法
JP2001131278A (ja) ポリエステルの製造方法