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JP2001074096A - 免震用積層ゴム装置の製造方法 - Google Patents

免震用積層ゴム装置の製造方法

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JP2001074096A
JP2001074096A JP25275999A JP25275999A JP2001074096A JP 2001074096 A JP2001074096 A JP 2001074096A JP 25275999 A JP25275999 A JP 25275999A JP 25275999 A JP25275999 A JP 25275999A JP 2001074096 A JP2001074096 A JP 2001074096A
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Tokumin Hiyou
徳民 馮
Takashi Miyama
剛史 三山
Kenchu Yo
建中 楊
Genryu Kyo
彦龍 許
Soron Ri
崢▲ろん▼ 李
Fukurin Shu
福霖 周
Bunko Ryu
文光 劉
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SWATOW WATAI KAKUSHIN KIZAI YU
SWATOW WATAI KAKUSHIN KIZAI YUGENKOSHI
Fujita Corp
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SWATOW WATAI KAKUSHIN KIZAI YU
SWATOW WATAI KAKUSHIN KIZAI YUGENKOSHI
Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛プラグの外周部が鉛プラグ挿入孔の内周部
にぴったりと合って、鉛プラグの外周部が鋼板の内周部
に密着すると共に、鉛プラグの外周部がゴム層の中にや
や食い込んだ状態の免震用積層ゴム装置を簡単に製造す
ること。 【解決手段】 常温となった際の鋼板20の円形孔24
02の内径よりも僅かに小さい寸法の外径で、また、常
温となった際の鉛プラグ挿入孔22の高さよりも僅かに
大きい寸法の高さで鉛プラグ16を円柱状に形成してお
く。そして、ゴム板18と鋼板20の加硫接着後で加硫
接着時の熱により積層体14が熱膨張している間に、鉛
プラグ16を鉛プラグ挿入孔22に圧入し、鉛プラグ挿
入孔22の上下を蓋板28により閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は免震用積層ゴム装置
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄いゴム板と薄い鋼板が交互に積み重ね
て形成された積層体と、この積層体の中心の鉛プラグ挿
入孔に装着された鉛プラグとからなる免震用積層ゴム装
置は各種の免震装置に使用されている。このような免震
用積層ゴム装置では、「鉛を挿入する時に重要な点は、
鉛プラグが孔にぴったりと合って、鋼板に密着すると共
に、ゴム層の中にやや食い込む必要がある」とされてい
る「例えば、Skinner,R.I.,W.H.Ro
binson and G.H.McVerry,An
Introduction to Seismic
Isolation,John Wiley&Son
Ltd, England,1993,pp97(邦
訳:川島一彦,北川良和「免震設計入門」、鹿島出版
社、1996年、p78)。一方、従来の免震用積層ゴ
ム装置の製造方法では、ゴム板と鋼板からなる積層体を
先に製作し、積層体が冷却されてから鉛プラグを鉛プラ
グ挿入孔に挿入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来の製造
方法では、鉛プラグを積層体の鉛プラグ挿入孔に挿入す
る際に、鉛プラグの外周部が鉛プラグ挿入孔の内周部に
ぴったりと合って、鉛プラグの外周部が鋼板の内周部に
密着すると共に、鉛プラグの外周部がゴム層の中にやや
食い込んだ状態とするには、熟練を要し、歩止まりを向
上できない不具合があった。本発明は前記事情に鑑み案
出されたものであって、本発明の目的は、鉛プラグの外
周部が鉛プラグ挿入孔の内周部にぴったりと合って、鉛
プラグの外周部が鋼板の内周部に密着すると共に、鉛プ
ラグの外周部がゴム層の中にやや食い込んだ状態の免震
用積層ゴム装置を簡単に製造できる免震用積層ゴム装置
の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、円形孔を有する複数の薄いゴム板と、円形孔
を有する複数の薄い鋼板とが交互に積み重ねられて高温
高圧下で加硫接着され、複数のゴム板の円形孔と複数の
鋼板の円形孔により上下に貫通した鉛プラグ挿入孔が形
成された積層体と、前記積層体の鉛プラグ挿入孔に装着
された円柱状の鉛プラグとを備える免震用積層ゴム装置
を製造する方法であって、まず、前記鉛プラグを、前記
積層体が常温となった際の前記鉛プラグ挿入孔の容積と
等しいか、あるいは僅かに大きい体積の円柱状に予め形
成しておく。そして、加硫接着後で加硫接着時の熱によ
り積層体が熱膨張している間に、前記鉛プラグを前記鉛
プラグ挿入孔に圧入する。次に、前記鉛プラグ挿入孔の
上下を、前記積層体の上下に取着した蓋板により閉塞
し、前記積層体の温度の低下による積層体の高さの減少
に伴い前記蓋板により前記鉛プラグに圧縮応力を作用さ
せるようにした。また、本発明は、円形孔を有する複数
の薄いゴム板と、円形孔を有する複数の薄い鋼板とが交
互に積み重ねられて高温高圧下で加硫接着され、複数の
ゴム板の円形孔と複数の鋼板の円形孔とにより上下に貫
通した鉛プラグ挿入孔が形成された積層体と、前記積層
体の鉛プラグ挿入孔に装着された円柱状の鉛プラグとを
備える免震用積層ゴム装置を製造する方法であって、加
硫接着後で加硫接着時の熱により積層体が熱膨張してい
る間に、積層体の下部に蓋板を取着して前記鉛プラグ挿
入孔の下部を閉塞すると共に、前記鉛プラグ挿入孔に溶
融状態の鉛を流し込んで充填し、かつ、鉛の充填後、積
層体の上部に蓋板を取着して前記鉛プラグ挿入孔の上部
を閉塞する。そして、前記積層体の温度の低下による積
層体の高さの減少に伴い前記蓋板により前記鉛プラグに
圧縮応力を作用させるようにした。
【0005】本発明によれば、加硫接着時の熱により積
層体が熱膨張している間に、鉛プラグを鉛プラグ挿入孔
に挿入するようにしたので、あるいは、加硫接着時の熱
により積層体が熱膨張している間に、鉛プラグ挿入孔に
溶融状態の鉛を流し込み充填し、積層体に取着した蓋板
により鉛プラグ挿入孔の上下を閉塞するようにしたの
で、積層体の温度低下による積層体の高さの減少により
前記蓋板による圧縮応力が鉛プラグに作用して鉛の外径
が拡径され、積層体が常温になった際に、鉛プラグの外
周部が鉛プラグ挿入孔の内周部にぴったりと合って、鉛
プラグの外周部が鋼板の内周部に密着すると共に、鉛プ
ラグの外周部がゴム層の中にやや食い込んだ状態とな
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面にしたがって説明する。図1は本実施の形態に係る
方法により製造される免震用積層ゴム装置の断面正面図
を示す。免震用積層ゴム装置12は、積層体14と鉛プ
ラグ16から構成されている。前記積層体14は、加硫
されていない未加硫のゴムからなる複数の薄い環板状の
ゴム板18と、前記ゴム板18と内径および外径が等し
い複数の薄い環板状の鋼板20とが積み重ねられ、高温
高圧のもとで加硫接着により接合されることで構成され
ている。各ゴム板18と鋼板20はそれぞれ中心に円形
孔1802、2002を有しており、免震用積層ゴム装
置12の中心部には複数のゴム板18と鋼板20の各円
形孔1802、2002により鉛プラグ挿入孔22が免
震用積層ゴム装置12の中心軸に沿って上下に貫通して
形成されている。
【0007】本実施の形態では、積層体14は、その上
下に配置された鋼製の環板状の取り付け板24を含んで
構成され、これら上下の取り付け板24は、前記加硫接
着時に上下に位置するゴム板18に接合されている。前
記上下の取り付け板24もそれぞれ中心に円形孔240
2を有しており、この円形孔2402の内径は鋼板20
の円形孔2002と等しい寸法で形成されている。した
がって、本実施の形態では、鉛プラグ挿入孔22はこれ
ら上下の取り付け板24の円形孔2402を含んで構成
され、各取り付け板24の円形孔2402の周囲には環
状の凹部26が形成されている。前記鉛プラグ16は円
柱状を呈し、鉛プラグ16は前記鉛プラグ挿入孔22に
挿入されている。前記凹部26に蓋板28が取着され、
鉛プラグ挿入孔22および鉛プラグ16の上下部が蓋板
28により閉塞されている。上記の構成からなる免震用
積層ゴム装置12は以下の方法により製造される。
【0008】実施例1 鉛プラグ16を、前記積層体14が常温(設置する地
域、場所、季候によって異なるが例えば、20°Cから
30°Cの範囲である)となった際の、鉛プラグ挿入孔
22の容積よりも僅かに大きい体積に予め形成してお
く。厳密には、鉛プラグ16を、前記積層体14が常温
となった際の、複数の鋼板20の円形孔2002の内周
部と上下の取り付け板24の円形孔2402の内周部と
を接続する想像線で形成される円柱体の容積と等しい
か、あるいは若干大きい体積に予め形成しておく。
【0009】この場合、鉛プラグ16の外径は、常温と
なった際の鋼板20の円形孔2002および上下の取り
付け板24の円形孔2402の内径と等しいか僅かに小
さい寸法で形成しておく。また、鉛プラグ16の高さ
は、常温となった際の鉛プラグ挿入孔22の高さよりも
僅かに大きい寸法で形成しておく。
【0010】そして、ゴム板18、鋼板20、上下の取
り付け板24の加硫接着後で加硫接着時の熱により積層
体14が熱膨張している間に、前記体積を有する鉛プラ
グ16を鉛プラグ挿入孔22に圧入する。次に、取り付
け板24の凹部26に蓋板28を取着し、鉛プラグ挿入
孔22および鉛プラグ16の上下部を蓋板28によって
閉塞する。
【0011】一般に、ゴム板18、鋼板20、上下の取
り付け板24の加硫接着は150°C程度で行なわれる
ので、積層体14の温度は150°Cから時間の経過に
伴って徐々に下がっていき、この温度の下降に伴い積層
体14が熱膨張した状態から徐々に収縮していき、積層
体14の高さが減少していく。そして、積層体14の高
さの減少に伴い、鉛プラグ挿入孔22の高さも減少する
ので、前記蓋板28により鉛プラグ16に圧縮応力が作
用し、鉛プラグ16が拡径されていくことになる。した
がって、鉛プラグ16の外周部が積層体14の鉛プラグ
挿入孔22の内周部にぴったりと合い、鉛プラグ16の
外周部が鋼板20および上下の取り付け板24の内周部
に密着すると共に、鉛プラグ16の外周部がゴム板18
の内周部にやや食い込んだ状態となった免震用積層ゴム
装置12が、熟練を要することなく簡単に得られること
は無論のこと、鉛プラグ16の圧入もより簡単に行なえ
るようになる。
【0012】この場合、鉛プラグ16の高さを、常温と
なった際の鉛プラグ挿入孔22の高さよりもより大きい
寸法で形成しておくと、鉛プラグ16の外径を、常温に
戻った際の鋼板20の円形孔2002および上下の取り
付け板24の円形孔2402の内径よりもより小さい寸
法で円柱状に形成しておいても、加硫接着後の積層体1
4の温度の低下による積層体14の高さの減少に伴い前
記蓋板28により鉛プラグ16により大きな圧縮応力が
作用するので、鉛プラグ16の外周部が積層体14の鉛
プラグ挿入孔22の内周部にぴったりと合い、鉛プラグ
16の外周部が鋼板20および上下の取り付け板24の
内周部に密着すると共に、鉛プラグ16の外周部がゴム
板18の内周部にやや食い込んだ状態となった免震用積
層ゴム装置12が得られる。すなわち、鉛プラグ16の
高さを、常温となった際の鉛プラグ挿入孔22の高さよ
りもより大きい寸法で形成し、鉛プラグ16の外径を、
常温に戻った際の鋼板20の円形孔2002および上下
の取り付け板24の円形孔2402の内径よりもより小
さい寸法で形成しておけば、鉛プラグ16の圧入がより
簡単に行なえるようになる。
【0013】実施例2 ゴム板18、鋼板20、上下の取り付け板24の加硫接
着後で加硫接着時の熱により積層体14が熱膨張してい
る間に、下側の取り付け板24の凹部26に蓋板28が
取着される。次に、溶融状態の鉛が鉛プラグ挿入孔22
に流し込まれて充填される。次に、上側の取り付け板2
4の凹部26に蓋板28が取着され、鉛プラグ挿入孔2
2の上部が蓋板28により閉塞される。これらの作業
は、全て加硫接着時の熱により積層体14が熱膨張して
いる間に行われる。一般に、ゴム板18、鋼板20、上
下の取り付け板24の加硫接着は150°C程度で行な
われるので、積層体14の温度は150°Cから時間の
経過に伴って徐々に下がっていき、この温度の下降に伴
い積層体14が熱膨張した状態から徐々に収縮してい
き、積層体14の高さや鉛プラグ挿入孔22の容積も減
少していく。無論、鉛プラグ挿入孔22に充填された鉛
の温度も徐々に下がっていき、硬化して円柱状の鉛プラ
グ16が構成される。
【0014】一方、鉛プラグ16を構成する鉛の熱膨張
率は、鋼板20や上下の取り付け板24を構成する鋼材
の熱膨張率よりも大きいものの、ゴム板18を構成する
ゴムの熱膨張率は、これら鉛の熱膨張率と鋼材の熱膨張
率に比べ極めて大きい。したがって、温度低下による積
層体14の高さの減少に伴い充填された鉛に前記蓋板2
8により圧縮応力が作用し、鉛は高さが減少されつつま
た外径が拡径されつつ温度が低下し、硬化していくこと
になる。したがって、温度低下による鉛の収縮量は鋼材
の収縮量に比べて大きいものの、鉛の外径が拡径されて
いくことから、常温に下がった際には、鉛プラグ16の
外周部が積層体14の鉛プラグ挿入孔22の内周部にぴ
ったりと合い、鉛プラグ16の外周部が鋼板20および
上下の取り付け板24の内周部に密着した状態となる。
【0015】また、ゴムの熱膨張率は鉛の熱膨張率に比
べ極めて大きく、したがって、ゴム板18の収縮量は鉛
の収縮量に比べて極めて大きく、鉛プラグ16の外周部
がゴム板18の内周部にやや食い込んだ状態となる。し
たがって、鉛プラグ16の外周部が積層体14の鉛プラ
グ挿入孔22の内周部にぴったりと合い、鉛プラグ16
が鉛プラグ挿入孔22の内周部にやや食い込んだ状態と
なった免震用積層ゴム装置12が、熟練を要することな
く簡単に得られることになる。
【0016】なお、本発明において積層体14の形状
は、平面視した場合、円形のものに限定されず、矩形や
多角形など任意である。また、鉛プラグ挿入孔22の数
も1つに限らず、2つ以上合ってもよく、その場合に
は、本発明方法により各鉛プラグ挿入孔22にそれぞれ
鉛プラグ16が装着されることになる。また、本発明に
おいて、鉛プラグ16の外径と鉛プラグ挿入孔22の内
径が上下にわたって均一寸法である場合について説明し
たが、鉛プラグ16の外径と鉛プラグ挿入孔22の内径
はそれぞれ上下において異なっていてもよく、したがっ
て、この場合には、鉛プラグ16の外周面および鉛プラ
グ挿入孔22の内周面は円錐面状に形成されることにな
る。また、本発明において、鉛プラグ挿入孔22に挿入
する前の鉛プラグ16の断面形状は真円のみに限定され
ず、楕円なども含む。したがって、本発明において円柱
状の鉛プラグとは、その断面が真円のものに限定されな
い。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
免震用積層ゴム装置を製造する方法であって、鉛プラグ
を、積層体が常温となった際の鉛プラグ挿入孔の容積よ
りも大きい体積の円柱状に予め形成しておき、加硫接着
後で加硫接着時の熱により積層体が熱膨張している間
に、鉛プラグを鉛プラグ挿入孔に圧入し、鉛プラグ挿入
孔の上下を蓋板により閉塞し、積層体の温度の低下によ
る積層体の高さの減少に伴い蓋板により鉛プラグに圧縮
応力を作用させるようにした。また、本発明は、加硫接
着後で加硫接着時の熱により積層体が熱膨張している間
に、積層体の下部に蓋板を取着して鉛プラグ挿入孔に溶
融状態の鉛を流し込み、鉛の充填後、蓋板により鉛プラ
グ挿入孔の上部を閉塞し、積層体の温度の低下による積
層体の高さの減少に伴い蓋板により鉛プラグに圧縮応力
を作用させるようにした。そのため、本発明によれば、
鉛プラグの外周部が鉛プラグ挿入孔の内周部にぴったり
と合って、鉛プラグの外周部が鋼板の内周部に密着する
と共に、鉛プラグの外周部がゴム層の中にやや食い込ん
だ状態の免震用積層ゴム装置を、熟練を要することなく
簡単に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る方法により製造される免震
用積層ゴム装置の断面正面図である。
【符号の説明】
12 免震用積層ゴム装置 14 積層体 16 鉛プラグ 18 ゴム板 20 鋼板 22 鉛プラグ挿入孔 24 取り付け板 28 蓋板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馮 徳民 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 三山 剛史 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 楊 建中 中華人民共和国汕頭市龍眼南路11号3F 汕頭和泰隔震器材有限公司内 (72)発明者 許 彦龍 中華人民共和国汕頭市龍眼南路11号3F 汕頭和泰隔震器材有限公司内 (72)発明者 李 崢▲ろん▼ 中華人民共和国汕頭市龍眼南路11号3F 汕頭和泰隔震器材有限公司内 (72)発明者 周 福霖 中華人民共和国広州市広園中路 華南建設 学院西院内 (72)発明者 劉 文光 中華人民共和国広州市麓景路425−401 Fターム(参考) 3J048 AA02 AC06 BA08 BB03 BC09 DA01 EA38 3J059 AD05 BA43 BC01 BC06 BC12 EA06 GA42 4F100 AB04B AB04C AB04D AB23A AB23B AN00A BA02 BA04 BA06 BA07 BA08 BA10C BA10D DC11A DC11B EC032 EJ062 EJ172 EJ422 GB90 JH02 JM02A JM02B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形孔を有する複数の薄いゴム板と、円
    形孔を有する複数の薄い鋼板とが交互に積み重ねられて
    高温高圧下で加硫接着され、複数のゴム板の円形孔と複
    数の鋼板の円形孔により上下に貫通した鉛プラグ挿入孔
    が形成された積層体と、 前記積層体の鉛プラグ挿入孔に装着された円柱状の鉛プ
    ラグとを備える免震用積層ゴム装置を製造する方法であ
    って、 前記鉛プラグを、前記積層体が常温となった際の前記鉛
    プラグ挿入孔の容積と等しいか、あるいは僅かに大きい
    体積の円柱状に予め形成しておき、 前記加硫接着後で加硫接着時の熱により積層体が熱膨張
    している間に、前記鉛プラグを前記鉛プラグ挿入孔に圧
    入し、 前記鉛プラグ挿入孔の上下を、前記積層体の上下に取着
    した蓋板により閉塞し、 前記積層体の温度の低下による積層体の高さの減少に伴
    い前記蓋板により前記鉛プラグに圧縮応力を作用させる
    ようにした、 ことを特徴とする免震用積層ゴム装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記鉛プラグ挿入孔に挿入する前の鉛プ
    ラグの外径は、常温となった際の鋼板の円形孔の内径に
    等しい寸法か、あるいは、常温となった際の鋼板の円形
    孔の内径よりも僅かに小さい寸法で形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の免震用積層ゴム装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記鉛プラグ挿入孔に挿入する前の鉛プ
    ラグの高さは、常温となった積層体の鉛プラグ挿入孔の
    高さよりも僅かに大きい寸法で形成されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の免震用積層ゴム装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 円形孔を有する複数の薄いゴム板と、円
    形孔を有する複数の薄い鋼板とが交互に積み重ねられて
    高温高圧下で加硫接着され、複数のゴム板の円形孔と複
    数の鋼板の円形孔とにより上下に貫通した鉛プラグ挿入
    孔が形成された積層体と、 前記積層体の鉛プラグ挿入孔に装着された円柱状の鉛プ
    ラグとを備える免震用積層ゴム装置を製造する方法であ
    って、 前記加硫接着後で加硫接着時の熱により積層体が熱膨張
    している間に、積層体の下部に蓋板を取着して前記鉛プ
    ラグ挿入孔の下部を閉塞すると共に、前記鉛プラグ挿入
    孔に溶融状態の鉛を流し込んで充填し、かつ、鉛の充填
    後、積層体の上部に蓋板を取着して前記鉛プラグ挿入孔
    の上部を閉塞し、 前記積層体の温度の低下による積層体の高さの減少に伴
    い前記蓋板により前記鉛プラグに圧縮応力を作用させる
    ようにした、 ことを特徴とする免震用積層ゴム装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記積層体の上下には鋼製の取り付け板
    が取着され、前記積層体は前記取り付け板を含んで構成
    されていることを特徴とする請求項1乃至4に何れか1
    項記載の免震用積層ゴム装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記鉛プラグ挿入孔は積層体の中心軸に
    沿って設けられていることを特徴とする請求項1乃至5
    に何れか1項記載の免震用積層ゴム装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記鉛プラグ挿入孔は複数設けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至5に何れか1項記載の
    免震用積層ゴム装置の製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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