JP2001058769A - エレベータ制御装置 - Google Patents
エレベータ制御装置Info
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Landscapes
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】マイコン制御部を構成するマイコン制御基板自
身が故障か否か現地にて一次診断を行うことが可能なエ
レベータ制御装置を得る。 【解決手段】エレベータかごを運転制御するためのマイ
コン制御部を有するエレベータ制御装置において、前記
マイコン制御部に自己診断用信号を出力可能な信号供給
手段と、少なくともモータ制御部、伝送制御部を構成す
る複数のマイコンによる記憶素子の読み書き、時計更
新、伝送の送受信入出力信号の確認、パルスの整合性を
診断することのできる相互診断手段と、前記マイコン制
御部に通信回線を介して接続され、エレベータの故障停
止時に前記マイコン制御部に対して自己診断指令を出力
し、マイコン制御部が前記信号供給手段からの自己診断
用信号に基いて前記相互診断手段と共に自己診断を行っ
た後に自動復旧させる遠隔操作手段を具備したもの。
身が故障か否か現地にて一次診断を行うことが可能なエ
レベータ制御装置を得る。 【解決手段】エレベータかごを運転制御するためのマイ
コン制御部を有するエレベータ制御装置において、前記
マイコン制御部に自己診断用信号を出力可能な信号供給
手段と、少なくともモータ制御部、伝送制御部を構成す
る複数のマイコンによる記憶素子の読み書き、時計更
新、伝送の送受信入出力信号の確認、パルスの整合性を
診断することのできる相互診断手段と、前記マイコン制
御部に通信回線を介して接続され、エレベータの故障停
止時に前記マイコン制御部に対して自己診断指令を出力
し、マイコン制御部が前記信号供給手段からの自己診断
用信号に基いて前記相互診断手段と共に自己診断を行っ
た後に自動復旧させる遠隔操作手段を具備したもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ制御装
置に係り、特にマイコン制御部の故障停止時において、
自動もしくは外部からの命令によつてマイコン制御部の
自己診断を行い、診断後に診断結果を記憶装置に保存も
しくは監視装置に転送し、制御装置を自動復旧させるエ
レベータ制御装置に関する。
置に係り、特にマイコン制御部の故障停止時において、
自動もしくは外部からの命令によつてマイコン制御部の
自己診断を行い、診断後に診断結果を記憶装置に保存も
しくは監視装置に転送し、制御装置を自動復旧させるエ
レベータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ制御装置の構成を図5により
説明する。エレベータ単体の運転制御を行うシーケンス
制御部43の内部は16ビットから32ビット程度のC
PU1を中心として、プログラム格納用の読み込み専用
記憶素子ROMまたはフラッシュROM2、読み書き可
能なデータ保存用記憶素子RAM3で構成されている。
説明する。エレベータ単体の運転制御を行うシーケンス
制御部43の内部は16ビットから32ビット程度のC
PU1を中心として、プログラム格納用の読み込み専用
記憶素子ROMまたはフラッシュROM2、読み書き可
能なデータ保存用記憶素子RAM3で構成されている。
【0003】また複数のCPUとの読み書き可能なデー
タ通信用記憶素子RAM4、物件別仕様データ保存用の
電気的に消去可能な記憶素子EEPROM5、時刻制御
用のカレンダーIC6(IC内部で年月日、曜日、時刻
を計時する素子)、エレベータの保護ロジック信号等を
入出力するI/Oポート13などは複数のCPUからも
アクセスできるようにマルチバスなどの共通バス49に
より接続して構成されている。
タ通信用記憶素子RAM4、物件別仕様データ保存用の
電気的に消去可能な記憶素子EEPROM5、時刻制御
用のカレンダーIC6(IC内部で年月日、曜日、時刻
を計時する素子)、エレベータの保護ロジック信号等を
入出力するI/Oポート13などは複数のCPUからも
アクセスできるようにマルチバスなどの共通バス49に
より接続して構成されている。
【0004】共通バス49にアクセスするCPUを持っ
た制御部には、その他エレベータのモータ制御・速度制
御を行うモータ制御部44、データの伝送を行う伝送制
御部45、かご位置検出部46、またオプションによっ
ては複数のエレベータを最適に効率よく稼動させるため
の群管理制御部47、ビル内にてエレベータの運行状況
等を表示しビル内の1ヶ所で集中管理するための監視盤
制御部48、保守会社が保守会社内にて既設のエレベー
タの運行・故障・保守情報等を一括管理するための遠隔
保守制御部10がある。
た制御部には、その他エレベータのモータ制御・速度制
御を行うモータ制御部44、データの伝送を行う伝送制
御部45、かご位置検出部46、またオプションによっ
ては複数のエレベータを最適に効率よく稼動させるため
の群管理制御部47、ビル内にてエレベータの運行状況
等を表示しビル内の1ヶ所で集中管理するための監視盤
制御部48、保守会社が保守会社内にて既設のエレベー
タの運行・故障・保守情報等を一括管理するための遠隔
保守制御部10がある。
【0005】また、以上述べた構成以外に共通バス49
には現地で保守ツール9によって保守員がエレベータの
状態を確認できるようにするための保守インタフェ−ス
8、各制御部に転送するプログラムデータを格納した
り、各制御部の制御情報を保存したりするためのメモリ
カードなどの外部記憶装置7などが接続されている。
には現地で保守ツール9によって保守員がエレベータの
状態を確認できるようにするための保守インタフェ−ス
8、各制御部に転送するプログラムデータを格納した
り、各制御部の制御情報を保存したりするためのメモリ
カードなどの外部記憶装置7などが接続されている。
【0006】外部記憶装置7としては、一般には昇降機
の設置環境によっては粉塵がひどいことや、可搬性、機
器の互換性を考慮して、パーソナルコンピュータ等とも
互換のあるメモリカードが使われている。
の設置環境によっては粉塵がひどいことや、可搬性、機
器の互換性を考慮して、パーソナルコンピュータ等とも
互換のあるメモリカードが使われている。
【0007】そして、図5において保守ツール9を除
く、すべての構成は、マイコン制御基板65に搭載さ
れ、これによりマイコン制御部を構成している。
く、すべての構成は、マイコン制御基板65に搭載さ
れ、これによりマイコン制御部を構成している。
【0008】図5のモータ制御部44は図6に示すよう
に構成されている。すなわち、モータ制御用CPU50
は16ビットから32ビット程度のCPUが使用され、
CPU50のローカルバス56はプログラム格納用読み
取り専用素子ROMまたはフラッシュROM51、プロ
グラム実行用記憶素子RAM52、エレベータの保護ロ
ジック信号等を入出力するI/O53、センサー類や速
度制御用のアナログデータをディジタル演算するために
必要なA/D変換部55、速度制御に必要なディジタル
データをアナログ演算するために必要なD/A変換部5
4で構成されている。
に構成されている。すなわち、モータ制御用CPU50
は16ビットから32ビット程度のCPUが使用され、
CPU50のローカルバス56はプログラム格納用読み
取り専用素子ROMまたはフラッシュROM51、プロ
グラム実行用記憶素子RAM52、エレベータの保護ロ
ジック信号等を入出力するI/O53、センサー類や速
度制御用のアナログデータをディジタル演算するために
必要なA/D変換部55、速度制御に必要なディジタル
データをアナログ演算するために必要なD/A変換部5
4で構成されている。
【0009】図5の伝送制御部45の構成は、図7のよ
うに構成されている。
うに構成されている。
【0010】伝送制御部45は8ビット程度の伝送制御
用CPU57、複数の伝送ドライバ58で構成され、リ
モート側にも同じ様に伝送ドライバ58、リモート側の
スレーブCPU(1)59S1、スレーブCPU(2)
59S2、スレーブCPU(n)59Sn,スレーブC
PUからのI/Oポート(1)60S1、I/Oポート
(2)60S2、I/Oポート(n)60Snで構成さ
れる。ここでnはリモートステーションの数である。
用CPU57、複数の伝送ドライバ58で構成され、リ
モート側にも同じ様に伝送ドライバ58、リモート側の
スレーブCPU(1)59S1、スレーブCPU(2)
59S2、スレーブCPU(n)59Sn,スレーブC
PUからのI/Oポート(1)60S1、I/Oポート
(2)60S2、I/Oポート(n)60Snで構成さ
れる。ここでnはリモートステーションの数である。
【0011】図5のかご位置検出部46の構成は図8に
示すようになっている。かご位置検出部46は、8ビッ
ト程度のかご位置検出用CPU61と、かご位置をパル
ス信号で受けるパルス入力部62と、電気的に消去可能
なかご位置データ保存用の記憶素子EEPROM63で
構成されている。
示すようになっている。かご位置検出部46は、8ビッ
ト程度のかご位置検出用CPU61と、かご位置をパル
ス信号で受けるパルス入力部62と、電気的に消去可能
なかご位置データ保存用の記憶素子EEPROM63で
構成されている。
【0012】なお、前述の群管理制御部47、監視盤制
御部48、遠隔保守制御部10はシーケンス制御部43
と同様の構成で実現される。
御部48、遠隔保守制御部10はシーケンス制御部43
と同様の構成で実現される。
【0013】一般に、これら制御装置にて故障が発生し
た場合にはシーケンス制御部43のCPU1は共通バス
49にあるI/O部13のデータを加工してその結果、
異常なモードを共通バス49のRAM4にエラーデータ
として保存する。またモータ制御部44は共通バス49
にあるI/O部53のデータを加工してその結果、異常
なモードを共通バス49上のRAM4にエラーデータと
して保存する。
た場合にはシーケンス制御部43のCPU1は共通バス
49にあるI/O部13のデータを加工してその結果、
異常なモードを共通バス49のRAM4にエラーデータ
として保存する。またモータ制御部44は共通バス49
にあるI/O部53のデータを加工してその結果、異常
なモードを共通バス49上のRAM4にエラーデータと
して保存する。
【0014】伝送制御部45ではリモート側のスレーブ
CPU(1)59S1、スレーブCPU(2)59S
2、スレーブCPU(n)59Snとの送受信データの
整合性をチェックし、伝送エラー時には共通バス49上
のRAM4にエラーデータとして保存する。
CPU(1)59S1、スレーブCPU(2)59S
2、スレーブCPU(n)59Snとの送受信データの
整合性をチェックし、伝送エラー時には共通バス49上
のRAM4にエラーデータとして保存する。
【0015】かご位置検出部46はCPU61が起動時
にEEPROM63から読み出すパルスデータとパルス
入力部62からの入力信号の比較を起動時に行い、パル
スのずれが生じた場合に共通バス49上のRAM4にエ
ラーデータを保存する。
にEEPROM63から読み出すパルスデータとパルス
入力部62からの入力信号の比較を起動時に行い、パル
スのずれが生じた場合に共通バス49上のRAM4にエ
ラーデータを保存する。
【0016】これらのエラーデータは保守員が現地にて
保守ツール9を使用して保守インタフェース8からRA
M4のエラーデータを読み取ったり、遠隔保守制御部1
0に接続される遠隔制御装置により遠隔地よりリモート
操作によりRAM4のデータを読み取ることで、制御装
置上の問題点を解折して現地での不具合の対策を立てて
いた。
保守ツール9を使用して保守インタフェース8からRA
M4のエラーデータを読み取ったり、遠隔保守制御部1
0に接続される遠隔制御装置により遠隔地よりリモート
操作によりRAM4のデータを読み取ることで、制御装
置上の問題点を解折して現地での不具合の対策を立てて
いた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合には
マイコン制御基板がエレベータ制御装置に組み込まれて
いるために、マイコン制御基板内部の不具合の解析が容
易に行えない。また、伝送制御にていずれか1ポートが
故障した場合にどのポートが故障したのかが特定できな
い。
マイコン制御基板がエレベータ制御装置に組み込まれて
いるために、マイコン制御基板内部の不具合の解析が容
易に行えない。また、伝送制御にていずれか1ポートが
故障した場合にどのポートが故障したのかが特定できな
い。
【0018】さらに、偶発的な故障の場合に単純に現地
のマイコン制御基板を交換するだけで故障を解決し、原
因のはっきりしないままマイコン制御基板を持ち帰り、
工場の品質管理部門にて解析を行い、その結果、問題が
ない基板である場合もある。このようにして故障したマ
イコン制御基板をすべて交換し、その都度品質管理部門
で解析を行っていると、解析する量が莫大となり、解析
に要する時間、コストともに莫大になるといった問題が
生じてくる。
のマイコン制御基板を交換するだけで故障を解決し、原
因のはっきりしないままマイコン制御基板を持ち帰り、
工場の品質管理部門にて解析を行い、その結果、問題が
ない基板である場合もある。このようにして故障したマ
イコン制御基板をすべて交換し、その都度品質管理部門
で解析を行っていると、解析する量が莫大となり、解析
に要する時間、コストともに莫大になるといった問題が
生じてくる。
【0019】以上のように、従来のマイコンを用いた制
御装置では、現地での故障時にマイコン制御基板内部の
自己診断を容易に行えないために、基板交換による故障
対策が多く、故障時の原因の追究が甘くなるという問題
や、工場に返却された基板の不具合箇所を特定するのに
多大な時間を要するという問題があった。
御装置では、現地での故障時にマイコン制御基板内部の
自己診断を容易に行えないために、基板交換による故障
対策が多く、故障時の原因の追究が甘くなるという問題
や、工場に返却された基板の不具合箇所を特定するのに
多大な時間を要するという問題があった。
【0020】本発明の目的は、現地での故障の原因がマ
イコン制御部を構成するマイコン制御基板にあるのかど
うかの判断ができ、これにより故障したマイコン制御基
板の一次診断を現地にて行うことができて、工場の品質
管理部門においてマイコン制御基板に故障解析作業の絞
り込みが行え、又万一故障した時にも、自動復旧により
乗客サービスに影響を与えないエレベータ制御装置を提
供することにある。
イコン制御部を構成するマイコン制御基板にあるのかど
うかの判断ができ、これにより故障したマイコン制御基
板の一次診断を現地にて行うことができて、工場の品質
管理部門においてマイコン制御基板に故障解析作業の絞
り込みが行え、又万一故障した時にも、自動復旧により
乗客サービスに影響を与えないエレベータ制御装置を提
供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、エレベータかごを運転制御するためのマイコン制御
部を有するエレベータ制御装置において、前記マイコン
制御部に自己診断用信号を出力可能な信号供給手段と、
少なくともモータ制御部、伝送制御部を構成する複数の
マイコンによる記憶素子の読み書き、時計更新、伝送の
送受信入出力信号の確認、パルスの整合性を診断するこ
とのできる相互診断手段と、前記マイコン制御部に通信
回線を介して接続され、エレベータの故障停止時に前記
マイコン制御部に対して自己診断指令を出力し、前記マ
イコン制御部が前記信号供給手段からの自己診断用信号
に基いて前記相互診断手段と共に自己診断を行った後に
自動復旧させる遠隔操作手段と、を具備したエレベータ
制御装置である。
は、エレベータかごを運転制御するためのマイコン制御
部を有するエレベータ制御装置において、前記マイコン
制御部に自己診断用信号を出力可能な信号供給手段と、
少なくともモータ制御部、伝送制御部を構成する複数の
マイコンによる記憶素子の読み書き、時計更新、伝送の
送受信入出力信号の確認、パルスの整合性を診断するこ
とのできる相互診断手段と、前記マイコン制御部に通信
回線を介して接続され、エレベータの故障停止時に前記
マイコン制御部に対して自己診断指令を出力し、前記マ
イコン制御部が前記信号供給手段からの自己診断用信号
に基いて前記相互診断手段と共に自己診断を行った後に
自動復旧させる遠隔操作手段と、を具備したエレベータ
制御装置である。
【0022】請求項1に記載の発明によれば、故障停止
時に遠隔操作手段によりマイコン制御部の自己診断を行
うことができ、これによりマイコン制御部を構成するマ
イコン制御基板を自動復旧させることができ、乗客サー
ビスに影響を与えないエレベータ制御装置を提供でき
る。
時に遠隔操作手段によりマイコン制御部の自己診断を行
うことができ、これによりマイコン制御部を構成するマ
イコン制御基板を自動復旧させることができ、乗客サー
ビスに影響を与えないエレベータ制御装置を提供でき
る。
【0023】請求項2に記載の発明は、エレベータかご
を運転制御するためのマイコン制御部を有するエレベー
タ制御装置において、前記マイコン制御部に自己診断用
信号を出力可能な信号供給手段と、少なくともモータ制
御部、伝送制御部を構成する複数のマイコンによる記憶
素子の読み書き、時計更新、伝送の送受信入出力信号の
確認、パルスの整合性を診断することのできる相互診断
手段と、エレベータの故障停止時に前記マイコン制御部
に対して自己診断指令を出力し、前記マイコン制御部が
前記信号供給手段からの自己診断用信号に基いて前記相
互診断手段と共に自己診断を行ない、後に再度故障の場
合でエレベータが動作する上で重度の影響がない場合に
は、故障個所を有するマイコン制御部のみを電気的に切
り離しを行い、記憶素子の一部に故障が発生した場合に
代用できる正常動作可能な記憶エリアを代用することで
自動復旧させる保守ツールと、を具備したエレベータ制
御装置である。
を運転制御するためのマイコン制御部を有するエレベー
タ制御装置において、前記マイコン制御部に自己診断用
信号を出力可能な信号供給手段と、少なくともモータ制
御部、伝送制御部を構成する複数のマイコンによる記憶
素子の読み書き、時計更新、伝送の送受信入出力信号の
確認、パルスの整合性を診断することのできる相互診断
手段と、エレベータの故障停止時に前記マイコン制御部
に対して自己診断指令を出力し、前記マイコン制御部が
前記信号供給手段からの自己診断用信号に基いて前記相
互診断手段と共に自己診断を行ない、後に再度故障の場
合でエレベータが動作する上で重度の影響がない場合に
は、故障個所を有するマイコン制御部のみを電気的に切
り離しを行い、記憶素子の一部に故障が発生した場合に
代用できる正常動作可能な記憶エリアを代用することで
自動復旧させる保守ツールと、を具備したエレベータ制
御装置である。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、エレベー
タ故障停止時に保守ツールを使用することによりマイコ
ン制御部の自己診断を行うことができ、自己診断後に自
動復旧させることができるエレベータ制御装置を提供で
きる。
タ故障停止時に保守ツールを使用することによりマイコ
ン制御部の自己診断を行うことができ、自己診断後に自
動復旧させることができるエレベータ制御装置を提供で
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本実施形態によるエレ
ベータ制御装置の概略構成を示すブロック図である。図
5に示す従来例と同一部分には同一符号を付す。マイコ
ン制御部を構成するCPU1には、図示しないかご位置
検出部からのパルスデータ変化量18と、図示しない安
全回路からのオンオフ信号19と、図示しないドア開閉
状態検出器からのドア開閉状態信号20が入力され、こ
れらの信号を基に、CPU1が自己診断するように信号
供給手段が設けられている。
図面を参照して説明する。図1は本実施形態によるエレ
ベータ制御装置の概略構成を示すブロック図である。図
5に示す従来例と同一部分には同一符号を付す。マイコ
ン制御部を構成するCPU1には、図示しないかご位置
検出部からのパルスデータ変化量18と、図示しない安
全回路からのオンオフ信号19と、図示しないドア開閉
状態検出器からのドア開閉状態信号20が入力され、こ
れらの信号を基に、CPU1が自己診断するように信号
供給手段が設けられている。
【0026】また、CPU1にはリセット回路22が接
続され、CPU1からの自己診断完了信号21が入力さ
れると、CPU1にリセット信号23を与えるようにな
っている。
続され、CPU1からの自己診断完了信号21が入力さ
れると、CPU1にリセット信号23を与えるようにな
っている。
【0027】さらに、I/O13には、I/O13から
のエレベータ状態出力信号17を出力する信号出力回路
16と、信号出力回路16のエレベータ状態出力信号1
7ならびにエレベータ状態入力信号15を該I/O13
に入力する信号入力回路14からなる相互診断手段が設
けられている。この相互診断手段は、少なくともモータ
制御部、伝送制御部を構成する複数のマイコンによる記
憶素子の読み書き、時計更新、伝送の送受信入出力信号
の確認、パルスの整合性を診断することができる。
のエレベータ状態出力信号17を出力する信号出力回路
16と、信号出力回路16のエレベータ状態出力信号1
7ならびにエレベータ状態入力信号15を該I/O13
に入力する信号入力回路14からなる相互診断手段が設
けられている。この相互診断手段は、少なくともモータ
制御部、伝送制御部を構成する複数のマイコンによる記
憶素子の読み書き、時計更新、伝送の送受信入出力信号
の確認、パルスの整合性を診断することができる。
【0028】また、CPU1には、エレベータかごが走
行停止中かあるいは故障でかつ停止中かの故障信号24
が割り込み入力されるようになっている。
行停止中かあるいは故障でかつ停止中かの故障信号24
が割り込み入力されるようになっている。
【0029】遠隔操作手段は遠隔保守制御部10と、公
衆回線11と、中央監視装置12により構成され、エレ
ベータの故障停止時にマイコン制御部、すなわちCPU
1に対して自己診断指令を出力し、CPU1が相互診断
手段による診断に加えて自己診断を行った後に自動復旧
させるものである。
衆回線11と、中央監視装置12により構成され、エレ
ベータの故障停止時にマイコン制御部、すなわちCPU
1に対して自己診断指令を出力し、CPU1が相互診断
手段による診断に加えて自己診断を行った後に自動復旧
させるものである。
【0030】共通バス49には、保守インターフェース
8を介して保守ツール9が設けられており、この保守ツ
ール9はエレベータの故障停止時にマイコン制御部、す
なわちCPU1に対して自己診断指令を出力し、CPU
1が自己診断を行い、その結果再度故障の場合はエレベ
ータが動作する上で重度の影響がない場合には、故障個
所のマイコン制御部のみを電気的に切り離しを行い、記
憶素子の一部に故障が発生した場合に代用できる正常動
作可能な記憶エリアを代用することで自動復旧を行わせ
るものである。
8を介して保守ツール9が設けられており、この保守ツ
ール9はエレベータの故障停止時にマイコン制御部、す
なわちCPU1に対して自己診断指令を出力し、CPU
1が自己診断を行い、その結果再度故障の場合はエレベ
ータが動作する上で重度の影響がない場合には、故障個
所のマイコン制御部のみを電気的に切り離しを行い、記
憶素子の一部に故障が発生した場合に代用できる正常動
作可能な記憶エリアを代用することで自動復旧を行わせ
るものである。
【0031】次に、以上述べた実施形態の動作について
説明する。図3のフローチャートを参照して説明する。
図3において、制御ソフトがイニシャライズされ(S
1)、制御ソフトが実行される(S2)。この状態で制
御部のCPU1は自己診断モードに入り、図1に示すか
ご位置検出部パルスデ−タ変化量18と、安全回路オン
オフ信号19と、ドア開閉状態信号20等の1/O信号
に対して一定時間の割り込み処理にてエレベータが故障
かつ停止状態かどうかを判断する(S4)。
説明する。図3のフローチャートを参照して説明する。
図3において、制御ソフトがイニシャライズされ(S
1)、制御ソフトが実行される(S2)。この状態で制
御部のCPU1は自己診断モードに入り、図1に示すか
ご位置検出部パルスデ−タ変化量18と、安全回路オン
オフ信号19と、ドア開閉状態信号20等の1/O信号
に対して一定時間の割り込み処理にてエレベータが故障
かつ停止状態かどうかを判断する(S4)。
【0032】この自己診断モードは、エレベータの走行
中に行うと自己診断時のデータの書き換えにより制御シ
ステムが暴走するなどの危険があるために、必ずエレベ
ータが故障かつ停止状態にあるときにのみ行うようにす
る。エレベータが故障かつ停止状態になったときは割り
込みを終了させる(S5)。故障信号24は、保守ツー
ル9あるいは中央監視装置7から出力され、エレベータ
の故障かつ停止時のみCPU1に対して外部割り込み信
号を発行する。
中に行うと自己診断時のデータの書き換えにより制御シ
ステムが暴走するなどの危険があるために、必ずエレベ
ータが故障かつ停止状態にあるときにのみ行うようにす
る。エレベータが故障かつ停止状態になったときは割り
込みを終了させる(S5)。故障信号24は、保守ツー
ル9あるいは中央監視装置7から出力され、エレベータ
の故障かつ停止時のみCPU1に対して外部割り込み信
号を発行する。
【0033】CPU1は故障信号24を割り込み信号と
して受けると、自己診断モードの処理を行う。すなわ
ち、エレベータ停止状態にて保守員が例えば保守ツール
9より保守インタフェース8を介してマイコン制御基板
に自己診断モードのコマンドを発行するとCPU1は自
己診断モードの処埋を行う。
して受けると、自己診断モードの処理を行う。すなわ
ち、エレベータ停止状態にて保守員が例えば保守ツール
9より保守インタフェース8を介してマイコン制御基板
に自己診断モードのコマンドを発行するとCPU1は自
己診断モードの処埋を行う。
【0034】また、中央監視装置12より自己診断モー
ドのコマンドを発行することにより、公衆回線11を介
して遠隔保守制御部10から保守ツール9と同様にCP
U1に自己診断モードの処理を行わせることができる。
ドのコマンドを発行することにより、公衆回線11を介
して遠隔保守制御部10から保守ツール9と同様にCP
U1に自己診断モードの処理を行わせることができる。
【0035】更に、これらの構成とは別に故障信号24
をCPU1の割り込み信号とすることで、CPU1は故
障時に自動的に自己診断モードの処理を行うようにする
こともできる。
をCPU1の割り込み信号とすることで、CPU1は故
障時に自動的に自己診断モードの処理を行うようにする
こともできる。
【0036】この自己診断モードの処理において、診断
カウントが1の場合(S6)、故障データを外部記憶装
置7から抽出し(S27)、その故障データより重度の
故障かどうかを判断する(S28)。重度の故障と判断
した場合には、永久故障とする(S32)。
カウントが1の場合(S6)、故障データを外部記憶装
置7から抽出し(S27)、その故障データより重度の
故障かどうかを判断する(S28)。重度の故障と判断
した場合には、永久故障とする(S32)。
【0037】軽度の故障と判断した場合、故障箇所を切
り離して診断カウントをクリアし(S29、S30)、
自己診断完了信号(自己診断終了信号)21をリセット
回路22に出力する。リセット回路22は、この信号に
対してワンショットのリセット信号23をCPU1に返
すことでCPU1は自己復帰する(S31)。
り離して診断カウントをクリアし(S29、S30)、
自己診断完了信号(自己診断終了信号)21をリセット
回路22に出力する。リセット回路22は、この信号に
対してワンショットのリセット信号23をCPU1に返
すことでCPU1は自己復帰する(S31)。
【0038】また、ステップS6において、診断カウン
トが0の場合は、CPU1はROMまたはEEPROM
2、RAM3、RAM4のバックアップが必要なデータ
を外部記憶装置7に保存(退避)させる(S7)。
トが0の場合は、CPU1はROMまたはEEPROM
2、RAM3、RAM4のバックアップが必要なデータ
を外部記憶装置7に保存(退避)させる(S7)。
【0039】次に、ROMまたはフラッシュROM2の
空きエリア(空き領域)のライト/リードチェックを行
い(S8)、その結果を記憶素子(RAM3、RAM
4)のライト/リードチェック、カレンダーIC6の時
刻更新チェックや、従来の技術であるパルスデータずれ
チェック(パルスデータの整合性チェック)、I/O1
3の入カデータの異常チェック、伝送チェックを連続し
て所定時間内繰り返し行う。
空きエリア(空き領域)のライト/リードチェックを行
い(S8)、その結果を記憶素子(RAM3、RAM
4)のライト/リードチェック、カレンダーIC6の時
刻更新チェックや、従来の技術であるパルスデータずれ
チェック(パルスデータの整合性チェック)、I/O1
3の入カデータの異常チェック、伝送チェックを連続し
て所定時間内繰り返し行う。
【0040】メモリ(記憶素子)のライト/リードチェ
ックはデータ0,1,2,4,8,10,20,40,
80,100,200,400,800,1000,2
000,4000,8000と各ビットを1ビットづつ
オン/オフさせ、折り返し同アドレスのデータを読み直
すことで確認を行う(S9、S10)。
ックはデータ0,1,2,4,8,10,20,40,
80,100,200,400,800,1000,2
000,4000,8000と各ビットを1ビットづつ
オン/オフさせ、折り返し同アドレスのデータを読み直
すことで確認を行う(S9、S10)。
【0041】I/O13のライト/リードチェックは、
従来のチェック方法と同様に、エレベータ状態入力信号
15が、信号入力回路14、I /O13を介してCP
U1で演算され、エレベータ状態入力信号15が異常な
状態にあるかどうかを確認する。エレベータ状態入力信
号15の全状態を外部記憶装置7に保存する(S1
1)。
従来のチェック方法と同様に、エレベータ状態入力信号
15が、信号入力回路14、I /O13を介してCP
U1で演算され、エレベータ状態入力信号15が異常な
状態にあるかどうかを確認する。エレベータ状態入力信
号15の全状態を外部記憶装置7に保存する(S1
1)。
【0042】そして、I/O13、信号出力回路16を
介して得られるエレベータ状態出力信号17は、信号入
力回路14を介してI/O13に出力される。該出力さ
れたエレベータ状態出力信号17は信号入力回路14で
折り返しリードできるような回路構成をとり、出力デー
タが入力時に正しくリードできることを確認する。また
エレベータ状態出力信号17の全状態を外部記憶装置7
に保存する。
介して得られるエレベータ状態出力信号17は、信号入
力回路14を介してI/O13に出力される。該出力さ
れたエレベータ状態出力信号17は信号入力回路14で
折り返しリードできるような回路構成をとり、出力デー
タが入力時に正しくリードできることを確認する。また
エレベータ状態出力信号17の全状態を外部記憶装置7
に保存する。
【0043】ここで、相互診断手段の伝送チェック機能
について図2及び図4を参照して説明する。図2におい
てマスタ−CPU25がリモートのスレーブCPU
(1)31、スレーブCPU(2)34、…スレーブC
PU(n)37の各CPUにnビットレジスタ29を介
してnビットのデータを送り、1のビットのステーショ
ンのみ伝送を接続し、0のビットのステ一ションは伝送
を切り離す。
について図2及び図4を参照して説明する。図2におい
てマスタ−CPU25がリモートのスレーブCPU
(1)31、スレーブCPU(2)34、…スレーブC
PU(n)37の各CPUにnビットレジスタ29を介
してnビットのデータを送り、1のビットのステーショ
ンのみ伝送を接続し、0のビットのステ一ションは伝送
を切り離す。
【0044】伝送の接続、切り離しはスレーブCPU
(1)31、スレーブCPU(2)34、スレーブCP
U(n)37より個別に出力されるスレーブCPU送信
許可信号40、スレーブCPU受信許可信号41をステ
ーションごとに接続時は許可、切り離し時には禁止とす
ることで、伝送信号42の接続、切離しが可能となる。
(1)31、スレーブCPU(2)34、スレーブCP
U(n)37より個別に出力されるスレーブCPU送信
許可信号40、スレーブCPU受信許可信号41をステ
ーションごとに接続時は許可、切り離し時には禁止とす
ることで、伝送信号42の接続、切離しが可能となる。
【0045】またスレーブ側にはエレベータ制御に必要
な入出力ポートのほかに、自己診断用に出力ポート、入
カポートを8ビット程度ずつ用意する。スレーブCPU
(1)31は出力ポート(1)32と入カポート(1)
33、スレーブCPU(2)34は出力ポート(2)3
5と入カポート(2)36、スレーブCPU(n)37
は出力ポート(n)38と入カポート(n)39を折り
返し接続しておく。
な入出力ポートのほかに、自己診断用に出力ポート、入
カポートを8ビット程度ずつ用意する。スレーブCPU
(1)31は出力ポート(1)32と入カポート(1)
33、スレーブCPU(2)34は出力ポート(2)3
5と入カポート(2)36、スレーブCPU(n)37
は出力ポート(n)38と入カポート(n)39を折り
返し接続しておく。
【0046】そして、伝送ラインを切り離さない場合は
接続されたポートはマスタ−CPU25から出力データ
を折り返し入カポートで読み返せるかを確認して伝送が
正常に行えているかを確認する。
接続されたポートはマスタ−CPU25から出力データ
を折り返し入カポートで読み返せるかを確認して伝送が
正常に行えているかを確認する。
【0047】従って伝送チェックは伝送の接続、切り離
しデータを送ることにより、図4のフローチャートにお
いてステップS12〜S17によりどのスレーブCPU
と伝送を行うのかを決める。
しデータを送ることにより、図4のフローチャートにお
いてステップS12〜S17によりどのスレーブCPU
と伝送を行うのかを決める。
【0048】伝送チェックにより伝送時のオーバーフロ
ーエラー、パリティエラー、伝送データのフレーミング
エラーなどの冗長ビットの状態を診断し(S18)、ど
のステーションが接続された状態でどのエラーが発生し
たかを外部記憶装置7に保存する(S19)。
ーエラー、パリティエラー、伝送データのフレーミング
エラーなどの冗長ビットの状態を診断し(S18)、ど
のステーションが接続された状態でどのエラーが発生し
たかを外部記憶装置7に保存する(S19)。
【0049】次に、パルスデータの整合性チェックはパ
ルスずれを起こした場合にパルスデータのずれの値を外
部記憶装置7に保存する(S20)。
ルスずれを起こした場合にパルスデータのずれの値を外
部記憶装置7に保存する(S20)。
【0050】この処理を所定時間もしくは所定回数繰り
返し行い、診断結果を外部記億装置7に保存し、その保
存データを保守員は採取しパソコンなどの保守ツール9
を使って診断結果を確認する。
返し行い、診断結果を外部記億装置7に保存し、その保
存データを保守員は採取しパソコンなどの保守ツール9
を使って診断結果を確認する。
【0051】また診断結果は遠隔保守制御部10に送り
公衆回線11を介して中央監視装置12へ送信する。な
お診断結果はRAMチェック、伝送チェックなど1項目
終了ごとに逐次外部記憶装置7に書き込みを行い、年・
月・日・時・分・秒・曜日、正常/異常の判定、正規ア
ドレスと異常アドレスの比較結果、正規データと異常デ
ータの比較結果等を書き込む(S21)。
公衆回線11を介して中央監視装置12へ送信する。な
お診断結果はRAMチェック、伝送チェックなど1項目
終了ごとに逐次外部記憶装置7に書き込みを行い、年・
月・日・時・分・秒・曜日、正常/異常の判定、正規ア
ドレスと異常アドレスの比較結果、正規データと異常デ
ータの比較結果等を書き込む(S21)。
【0052】自己診断が終了後にCPU1はまず退避さ
せていたデータを外部記億装置7から共通バス49上の
RAM4、EEPROM5に戻す。また、外部記憶装置
7に保存された自己診断によるデータは共通バス49上
のRAM4の遠隔保守制御部10との相互通信用エリア
に転送する(S22)。自己診断データは保守インタフ
ェース8を介して保守ツール9に転送され、または遠隔
保守制御部10、公衆回線11を介して中央監視装置1
2に転送される(S23)。従って保守ツール9又は中
央監視装置12によりマイコン制御基板自身が故障か否
かの一次診断を行なうことができる。自己診断デ一夕を
保守ツール9、中央監視装置12等に転送後、保守ツー
ル9や遠隔保守制御部10より発行された自己診断モー
ドをクリアし(S24)、自己診断完了信号21をリセ
ット回路22に出力し(S25)、リセット回路22は
この信号に対してワンショットのリセッ卜信号23をC
PU1に返すことでCPU1は自己復旧する。
せていたデータを外部記億装置7から共通バス49上の
RAM4、EEPROM5に戻す。また、外部記憶装置
7に保存された自己診断によるデータは共通バス49上
のRAM4の遠隔保守制御部10との相互通信用エリア
に転送する(S22)。自己診断データは保守インタフ
ェース8を介して保守ツール9に転送され、または遠隔
保守制御部10、公衆回線11を介して中央監視装置1
2に転送される(S23)。従って保守ツール9又は中
央監視装置12によりマイコン制御基板自身が故障か否
かの一次診断を行なうことができる。自己診断デ一夕を
保守ツール9、中央監視装置12等に転送後、保守ツー
ル9や遠隔保守制御部10より発行された自己診断モー
ドをクリアし(S24)、自己診断完了信号21をリセ
ット回路22に出力し(S25)、リセット回路22は
この信号に対してワンショットのリセッ卜信号23をC
PU1に返すことでCPU1は自己復旧する。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、エレベータのマイコン
制御部に自己診断機能を付加することによって、マイコ
ン制御部を構成するマイコン制御基板自身が故障か否か
現地にて一次診断を行うことが可能となり、また工場内
で診断する際の所要時間の削減や、故障基板における故
障箇所究明の際に要する時間の短縮が期待でき、更に自
動復旧の可能なエレベータ制御装置を提供できる。
制御部に自己診断機能を付加することによって、マイコ
ン制御部を構成するマイコン制御基板自身が故障か否か
現地にて一次診断を行うことが可能となり、また工場内
で診断する際の所要時間の削減や、故障基板における故
障箇所究明の際に要する時間の短縮が期待でき、更に自
動復旧の可能なエレベータ制御装置を提供できる。
【図1】本発明によるエレベータ制御装置の実施形態の
概略構成を示すブロック図。
概略構成を示すブロック図。
【図2】図1のエレベータ制御装置における伝送制御部
の概略構成を示すブロック図。
の概略構成を示すブロック図。
【図3】図1のエレベータ制御装置の動作を説明するた
めのフローチャート。
めのフローチャート。
【図4】図1のエレベータ制御装置の動作を説明するた
めのフローチャート。
めのフローチャート。
【図5】従来の技術によるエレベータのマイコン制御部
のかご位置検出部の構成を示す構成図。
のかご位置検出部の構成を示す構成図。
【図6】従来の技術によるエレベータのマイコン制御部
のかご位置検出部の構成を示す構成図。
のかご位置検出部の構成を示す構成図。
【図7】従来の技術によるエレベータのマイコン制御部
のかご位置検出部の構成を示す構成図。
のかご位置検出部の構成を示す構成図。
【図8】従来の技術によるエレベータのマイコン制御部
のかご位置検出部の構成を示す構成図。
のかご位置検出部の構成を示す構成図。
1…CPU 2…ROMまたはフラッシュROM 3,4…RAM 5…EEPROM 6…カレンダーIC 7…外部記憶装置 8…保守インターフェース 9…保守ツール 10…遠隔保守制御部 11…公衆回線 12…中央監視装置 13…I/O 14…信号入力回路 15…エレベータ状態入力信号 16…信号出力回路 17…エレベータ状態出力信号 18…かご位置検出部パルスデータ変化量 19…安全回路オンオフ信号 20…ドア開閉状態信号 21…自己診断完了信号 22…リセット回路 23…CPUリセット信号 24…故障信号 25…マスタCPU 26…マスタCPU送信許可信号 27…マスタCPU受信許可信号 28…伝送ドライバ 29…nビットレジスタ 30…伝送切離し信号 31…スレーブCPU(1) 32…出力ポート(1) 33…入力ポート(1) 34…スレーブCPU(2) 35…出力ポート(2) 36…入力ポート(2) 37…スレーブCPU(n) 38…出力ポート(n) 39…入力ポート(n) 40…スレーブCPU送信許可信号 41…スレーブCPU受信許可信号 42…伝送信号
Claims (4)
- 【請求項1】 エレベータかごを運転制御するためのマ
イコン制御部を有するエレベータ制御装置において、 前記マイコン制御部に自己診断用信号を出力可能な信号
供給手段と、 少なくともモータ制御部、伝送制御部を構成する複数の
マイコンによる記憶素子の読み書き、時計更新、伝送の
送受信入出力信号の確認、パルスの整合性を診断するこ
とのできる相互診断手段と、 前記マイコン制御部に通信回線を介して接続され、エレ
ベータの故障停止時に前記マイコン制御部に対して自己
診断指令を出力し、前記マイコン制御部が前記信号供給
手段からの自己診断用信号に基いて前記相互診断手段と
共に自己診断を行った後に自動復旧させる遠隔操作手段
と、 を具備したエレベータ制御装置。 - 【請求項2】 エレベータかごを運転制御するためのマ
イコン制御部を有するエレベータ制御装置において、 前記マイコン制御部に自己診断用信号を出力可能な信号
供給手段と、 少なくともモータ制御部、伝送制御部を構成する複数の
マイコンによる記憶素子の読み書き、時計更新、伝送の
送受信入出力信号の確認、パルスの整合性を診断するこ
とのできる相互診断手段と、 エレベータの故障停止時に前記マイコン制御部に対して
自己診断指令を出力し、前記マイコン制御部が前記信号
供給手段からの自己診断用信号に基いて前記相互診断手
段と共に自己診断を行ない、再度故障の場合でエレベー
タが動作する上で重度の影響がない場合には、故障個所
を有するマイコン制御部のみを電気的に切り離しを行
い、記憶素子の一部に故障が発生した場合に代用できる
正常動作可能な記憶エリアを代用することで自動復旧さ
せる保守ツールと、 を具備したエレベータ制御装置。 - 【請求項3】 自己診断結果を外部記憶装置に保存させ
ることを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ
制御装置。 - 【請求項4】 自己診断結果を監視装置に転送させるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータ制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11232823A JP2001058769A (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | エレベータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11232823A JP2001058769A (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | エレベータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001058769A true JP2001058769A (ja) | 2001-03-06 |
Family
ID=16945348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11232823A Pending JP2001058769A (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | エレベータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001058769A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005110818A (ja) * | 2003-10-06 | 2005-04-28 | Daiman:Kk | 遊技機 |
WO2018122910A1 (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 三菱電機株式会社 | エレベーターの修復支援システム |
CN109081210A (zh) * | 2017-06-14 | 2018-12-25 | 通力股份公司 | 电梯、扶梯和自动门的自动故障清除 |
KR20190086528A (ko) | 2016-12-28 | 2019-07-22 | 미쓰비시 덴키 빌딩 테크노 서비스 가부시키 가이샤 | 엘리베이터의 원격 감시 시스템 |
CN113885306A (zh) * | 2021-09-08 | 2022-01-04 | 中国航空工业集团公司西安航空计算技术研究所 | 一种安全架构下支持互换性的信号输出电路 |
US11535487B2 (en) | 2018-11-23 | 2022-12-27 | Otis Elevator Company | Elevator safety system |
-
1999
- 1999-08-19 JP JP11232823A patent/JP2001058769A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005110818A (ja) * | 2003-10-06 | 2005-04-28 | Daiman:Kk | 遊技機 |
WO2018122910A1 (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 三菱電機株式会社 | エレベーターの修復支援システム |
KR20190086528A (ko) | 2016-12-28 | 2019-07-22 | 미쓰비시 덴키 빌딩 테크노 서비스 가부시키 가이샤 | 엘리베이터의 원격 감시 시스템 |
CN109081210A (zh) * | 2017-06-14 | 2018-12-25 | 通力股份公司 | 电梯、扶梯和自动门的自动故障清除 |
US11535487B2 (en) | 2018-11-23 | 2022-12-27 | Otis Elevator Company | Elevator safety system |
CN113885306A (zh) * | 2021-09-08 | 2022-01-04 | 中国航空工业集团公司西安航空计算技术研究所 | 一种安全架构下支持互换性的信号输出电路 |
CN113885306B (zh) * | 2021-09-08 | 2024-06-04 | 中国航空工业集团公司西安航空计算技术研究所 | 一种安全架构下支持互换性的信号输出电路 |
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---|---|---|---|
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