JP2001042237A - 映像表示装置 - Google Patents
映像表示装置Info
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- JP2001042237A JP2001042237A JP21470699A JP21470699A JP2001042237A JP 2001042237 A JP2001042237 A JP 2001042237A JP 21470699 A JP21470699 A JP 21470699A JP 21470699 A JP21470699 A JP 21470699A JP 2001042237 A JP2001042237 A JP 2001042237A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- display device
- light emitting
- polygon mirror
- image display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Led Device Packages (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 LEDなどのインコヒーレント光を発光源と
し、高輝度で高解像度の投写映像がコンパクトな構造で
得られる映像表示装置の提供。 【解決手段】 入力された映像信号に応答して発光する
LEDアレイ3と、このLEDアレイ3からの光のビー
ムの径を絞って集光した光を受けて偏向させるポリゴン
ミラー7,10,11を備え、ポリゴンミラー7,10
の異なる傾斜角度の反射面により水平方向の走査ライン
の偏向方向を垂直方向に変位させるか、ポリゴンミラー
11の回転時に姿勢を変えて水平方向の走査ラインの偏
向方向を垂直方向に変位させる。
し、高輝度で高解像度の投写映像がコンパクトな構造で
得られる映像表示装置の提供。 【解決手段】 入力された映像信号に応答して発光する
LEDアレイ3と、このLEDアレイ3からの光のビー
ムの径を絞って集光した光を受けて偏向させるポリゴン
ミラー7,10,11を備え、ポリゴンミラー7,10
の異なる傾斜角度の反射面により水平方向の走査ライン
の偏向方向を垂直方向に変位させるか、ポリゴンミラー
11の回転時に姿勢を変えて水平方向の走査ラインの偏
向方向を垂直方向に変位させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてパーソナ
ルコンピュータまたはテレビなどの映像機器の映像信号
を、発光ダイオードなどの半導体発光素子で映像表示さ
せ、スクリーンや壁に投影表示する映像表示装置に関す
る。
ルコンピュータまたはテレビなどの映像機器の映像信号
を、発光ダイオードなどの半導体発光素子で映像表示さ
せ、スクリーンや壁に投影表示する映像表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータによって形成さ
れた映像をスクリーン等に表示する装置として、透過型
の液晶を用いた液晶プロジェクタが従来から知られてい
る。この液晶プロジェクタは、赤,緑,青を担うそれぞ
れの透過型の3枚の液晶パネルに画像を表示させ、白色
光源を特殊な鏡で赤,緑,青に色分離して赤,緑,青を
担うそれぞれの液晶パネルに投射して色合成し、更にこ
の色合成された画像を拡大投影するというものである。
そして、この種の液晶プロジェクタは商品化が進み、現
在のところ市場への普及度もかなり高いといえる。
れた映像をスクリーン等に表示する装置として、透過型
の液晶を用いた液晶プロジェクタが従来から知られてい
る。この液晶プロジェクタは、赤,緑,青を担うそれぞ
れの透過型の3枚の液晶パネルに画像を表示させ、白色
光源を特殊な鏡で赤,緑,青に色分離して赤,緑,青を
担うそれぞれの液晶パネルに投射して色合成し、更にこ
の色合成された画像を拡大投影するというものである。
そして、この種の液晶プロジェクタは商品化が進み、現
在のところ市場への普及度もかなり高いといえる。
【0003】ところが、現状の液晶プロジェクタにおい
て使用されている透過型の液晶パネルの光透過率は約2
5%程度であって、光学系に用いるには光透過率は低
い。したがって、スクリーンに投影される表示画像の輝
度にも限度があり、明るい場所での使用に耐えるだけの
輝度は実現されていない。
て使用されている透過型の液晶パネルの光透過率は約2
5%程度であって、光学系に用いるには光透過率は低
い。したがって、スクリーンに投影される表示画像の輝
度にも限度があり、明るい場所での使用に耐えるだけの
輝度は実現されていない。
【0004】また、液晶プロジェクタでは、光源からの
光に含まれる熱による透過型の液晶のセルの温度上昇が
避けられない。このように液晶のセルの温度が上昇して
しまうと、コントラストの低下や色むらを伴うほか、
赤,緑,青の3色の合成時の色ずれも発生し、投影性能
が格段に劣化する。同時に、3枚の液晶パネルが必要で
あることと、白色光源からの白色発光の赤,緑,青色へ
の分離鏡などの光学系が複雑であることから、部品数及
び組立て工数が多く、コスト面の問題も無視できない。
更に、表示画像の高解像度化のために液晶パネルの大き
さを解像度に応じて大きくすることは難しい。このた
め、スクリーンに投影する表示画像の高解像度を実現す
るには、液晶パネルのセル分離部の面積比率を相対的に
高くすることで対応するしかないので、光透過率が更に
低下する。したがって、高解像度の表示画像は得られて
も輝度は低くなり、解像度と輝度の両面での表示画像の
最適化は困難である。
光に含まれる熱による透過型の液晶のセルの温度上昇が
避けられない。このように液晶のセルの温度が上昇して
しまうと、コントラストの低下や色むらを伴うほか、
赤,緑,青の3色の合成時の色ずれも発生し、投影性能
が格段に劣化する。同時に、3枚の液晶パネルが必要で
あることと、白色光源からの白色発光の赤,緑,青色へ
の分離鏡などの光学系が複雑であることから、部品数及
び組立て工数が多く、コスト面の問題も無視できない。
更に、表示画像の高解像度化のために液晶パネルの大き
さを解像度に応じて大きくすることは難しい。このた
め、スクリーンに投影する表示画像の高解像度を実現す
るには、液晶パネルのセル分離部の面積比率を相対的に
高くすることで対応するしかないので、光透過率が更に
低下する。したがって、高解像度の表示画像は得られて
も輝度は低くなり、解像度と輝度の両面での表示画像の
最適化は困難である。
【0005】以上のような不都合を伴う液晶プロジェク
タに代えて、化合物半導体による発光ダイオード(以
下、「LED」と記す)を使用した映像表示装置もすで
に提案されており、たとえば特開平9−230499号
公報にその記載がある。この公報に記載のプロジェクタ
は、入力された映像信号を画像として表示する少なくと
も各々1個以上の赤,緑,青のLEDを備えた発光ダイ
オードユニットと、この発光ダイオードユニットにより
表示された画像光を集光するためのフレネルレンズとを
備え、オーバーヘッドプロジェクタのスクリーンに向か
う光路内に着脱可能に配置される構成としたものであ
る。
タに代えて、化合物半導体による発光ダイオード(以
下、「LED」と記す)を使用した映像表示装置もすで
に提案されており、たとえば特開平9−230499号
公報にその記載がある。この公報に記載のプロジェクタ
は、入力された映像信号を画像として表示する少なくと
も各々1個以上の赤,緑,青のLEDを備えた発光ダイ
オードユニットと、この発光ダイオードユニットにより
表示された画像光を集光するためのフレネルレンズとを
備え、オーバーヘッドプロジェクタのスクリーンに向か
う光路内に着脱可能に配置される構成としたものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、先の公報に
記載のLEDを用いたプロジェクタでは、発光ダイオー
ドユニットの画素数がそのままスクリーンへの投影拡大
後の表示画像の画素数となる。したがって、発光ダイオ
ードユニットの画像は低解像度であって、スクリーン上
の拡大された表示画像の解像度も必然的に低くなり、現
状で要求される高解像度の画像表示には対応できない。
たとえば水平解像度が800ドットで垂直解像度が60
0ドットのカラー映像について、その解像度通りに表示
しようとすれば、最低でも800×600×3=1,4
40,000個という膨大な数のLEDが必要となる。
したがって、装置のコンパクト化ができないほか、多数
のLEDを使用するので消費電力が大きくなりコスト面
での障害も大きい。
記載のLEDを用いたプロジェクタでは、発光ダイオー
ドユニットの画素数がそのままスクリーンへの投影拡大
後の表示画像の画素数となる。したがって、発光ダイオ
ードユニットの画像は低解像度であって、スクリーン上
の拡大された表示画像の解像度も必然的に低くなり、現
状で要求される高解像度の画像表示には対応できない。
たとえば水平解像度が800ドットで垂直解像度が60
0ドットのカラー映像について、その解像度通りに表示
しようとすれば、最低でも800×600×3=1,4
40,000個という膨大な数のLEDが必要となる。
したがって、装置のコンパクト化ができないほか、多数
のLEDを使用するので消費電力が大きくなりコスト面
での障害も大きい。
【0007】このようにLEDを利用した従来のプロジ
ェクタでは、とくに非常に多数のLEDを装備しなけれ
ばスクリーン上の表示画像の高解像度化が達成できず、
実用面及び商品化の面で問題がある。
ェクタでは、とくに非常に多数のLEDを装備しなけれ
ばスクリーン上の表示画像の高解像度化が達成できず、
実用面及び商品化の面で問題がある。
【0008】また、コヒーレント光であるレーザーを用
いた映像表示装置についても既に提案がみられる。しか
しながら、レーザーでは画像の表示自体は可能であるも
のの、青色領域では紫色半導体レーザーとして波長40
0nmで出力5mW程度のものがサンプル出荷されてい
るのが現状である。したがって、R,G,Bの発光ダイ
オードを用いる場合のような高輝度のフルカラー映像は
実現できず、各種の映像の表示には今のところ最適とは
いえない。
いた映像表示装置についても既に提案がみられる。しか
しながら、レーザーでは画像の表示自体は可能であるも
のの、青色領域では紫色半導体レーザーとして波長40
0nmで出力5mW程度のものがサンプル出荷されてい
るのが現状である。したがって、R,G,Bの発光ダイ
オードを用いる場合のような高輝度のフルカラー映像は
実現できず、各種の映像の表示には今のところ最適とは
いえない。
【0009】そこで、本発明は、LEDなどインコヒー
レント光を発光源とし高輝度で高解像度の投写映像がき
わめてコンパクトな構造で得られる映像表示装置を提供
することを目的とする。
レント光を発光源とし高輝度で高解像度の投写映像がき
わめてコンパクトな構造で得られる映像表示装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の映像表示装置
は、入力された映像信号に応答して発光する複数のイン
コヒーレント光の発光源と、前記発光源から出射される
光のビームの径を絞り且つ前記光のビームを一軸方向に
配列させる集光手段と、前記集光手段からの光を受けて
二軸方向に偏向させる偏向手段と、前記偏向手段からの
光を歪み補正して表示面へ向かう光路を形成する歪み補
正手段とを備えていることを特徴とする。
は、入力された映像信号に応答して発光する複数のイン
コヒーレント光の発光源と、前記発光源から出射される
光のビームの径を絞り且つ前記光のビームを一軸方向に
配列させる集光手段と、前記集光手段からの光を受けて
二軸方向に偏向させる偏向手段と、前記偏向手段からの
光を歪み補正して表示面へ向かう光路を形成する歪み補
正手段とを備えていることを特徴とする。
【0011】本発明において、前記偏向手段は複数の反
射面を周面に形成して軸線周りに回転するポリゴンミラ
ーとすることができ、前記複数の反射面は、周方向に隣
り合うものどうしの水平方向の走査ラインの偏向方向を
垂直方向に変位させるように一定の角度差を持つ構成と
することができる。
射面を周面に形成して軸線周りに回転するポリゴンミラ
ーとすることができ、前記複数の反射面は、周方向に隣
り合うものどうしの水平方向の走査ラインの偏向方向を
垂直方向に変位させるように一定の角度差を持つ構成と
することができる。
【0012】また、ポリゴンミラーの複数の反射面が、
周方向に隣り合うものどうしの水平方向の走査ラインの
偏向方向を垂直方向に変位させるように、ポリゴンミラ
ーの姿勢を軸線周りの回転と同時に変更可能な構成とし
てもよい。
周方向に隣り合うものどうしの水平方向の走査ラインの
偏向方向を垂直方向に変位させるように、ポリゴンミラ
ーの姿勢を軸線周りの回転と同時に変更可能な構成とし
てもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づき説明する。
て図面に基づき説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態における映像表
示装置の概略構成図である。
示装置の概略構成図である。
【0015】図1において、大型のスクリーン50に対
して光投影して画像表示させる映像表示装置1は、映像
機器(図示せず)のアナログの赤(R),緑(G),青
(B)の映像信号を受ける信号変換部2a,LED制御
部2b,ポリゴンミラー制御部2cと、スクリーン50
への投影画像の画像形成のための光学系とから構成され
たものである。信号変換部2aは映像機器から入力され
た映像信号のA/D変換及び同期合わせを実行してその
出力信号をLED制御部2bに入力し、LED制御部2
bはガンマ補正と階調制御とを実行して光学系のR,
G,BのLEDのうち画素に対応するものを点灯させ
る。また、ポリゴンミラー制御部2cは、光学系に含ま
れたポリゴンミラー(後述)の回転を制御する。
して光投影して画像表示させる映像表示装置1は、映像
機器(図示せず)のアナログの赤(R),緑(G),青
(B)の映像信号を受ける信号変換部2a,LED制御
部2b,ポリゴンミラー制御部2cと、スクリーン50
への投影画像の画像形成のための光学系とから構成され
たものである。信号変換部2aは映像機器から入力され
た映像信号のA/D変換及び同期合わせを実行してその
出力信号をLED制御部2bに入力し、LED制御部2
bはガンマ補正と階調制御とを実行して光学系のR,
G,BのLEDのうち画素に対応するものを点灯させ
る。また、ポリゴンミラー制御部2cは、光学系に含ま
れたポリゴンミラー(後述)の回転を制御する。
【0016】光学系にはLEDアレイ3,集光レンズ
4,光ファイバ5,発光アレイ6,ポリゴンミラー7,
歪み補正レンズ8,投写レンズ9をそれぞれ備え、水平
解像度800画素及び垂直解像度600画素のものを1
秒間で60回書き換えて動画を表示可能としたものであ
る。なお、図1のスクリーン50に対して、垂直解像度
の方向(Y軸方向)はスクリーン50の縦方向であり、
水平解像度の方向(X軸方向)は図面と直交する方向で
ある。
4,光ファイバ5,発光アレイ6,ポリゴンミラー7,
歪み補正レンズ8,投写レンズ9をそれぞれ備え、水平
解像度800画素及び垂直解像度600画素のものを1
秒間で60回書き換えて動画を表示可能としたものであ
る。なお、図1のスクリーン50に対して、垂直解像度
の方向(Y軸方向)はスクリーン50の縦方向であり、
水平解像度の方向(X軸方向)は図面と直交する方向で
ある。
【0017】LEDアレイ3は図2に示すように、発光
源3−1,3−2・・・3−199,3−200の合計
200個をY軸方向に一列に配置したものであり、各発
光源3−n(n=1〜200)のそれぞれはR,G,B
のLED3a,3b,3cを含んでいる。なお、R,
G,BのLED3a,3b,3cに加えて他の発光色の
LEDを組み込んでもよく、またモノカラー画面対応の
表示装置であれば、R,G,Bの少なくとも一つの発光
色を持つものであればよい。
源3−1,3−2・・・3−199,3−200の合計
200個をY軸方向に一列に配置したものであり、各発
光源3−n(n=1〜200)のそれぞれはR,G,B
のLED3a,3b,3cを含んでいる。なお、R,
G,BのLED3a,3b,3cに加えて他の発光色の
LEDを組み込んでもよく、またモノカラー画面対応の
表示装置であれば、R,G,Bの少なくとも一つの発光
色を持つものであればよい。
【0018】本実施の形態において、集光手段は集光レ
ンズ4と光ファイバ5及び発光アレイ6の組合せによっ
て構成されたものである。集光レンズ4はLEDアレイ
3の各発光源3−nの光軸と同軸上に配置され、これら
の集光レンズ4のそれぞれに連ねて光ファイバ5が配置
されている。集光レンズ4はLEDアレイ3の各発光源
3−nからの光のビーム径を絞り込む。また、光ファイ
バ5は発光アレイ6までの導光路を形成するためのもの
であり、照射光を最適化されたビーム径として発光アレ
イ6に入射させる。この発光アレイ6は、全ての発光源
3−1〜3−200からの光を高精度で互いに平行な関
係としてポリゴンミラー7の表面に入射させる集光レン
ズ6a−1,6a−2,・・・6a−200を備えたも
のである。なお、光ファイバ5は従来周知のように細い
外径であって自由に曲げることができるので、集光レン
ズ4から発光アレイ6までの光路が複雑に曲がったもの
でも簡単に組み立てることができる。
ンズ4と光ファイバ5及び発光アレイ6の組合せによっ
て構成されたものである。集光レンズ4はLEDアレイ
3の各発光源3−nの光軸と同軸上に配置され、これら
の集光レンズ4のそれぞれに連ねて光ファイバ5が配置
されている。集光レンズ4はLEDアレイ3の各発光源
3−nからの光のビーム径を絞り込む。また、光ファイ
バ5は発光アレイ6までの導光路を形成するためのもの
であり、照射光を最適化されたビーム径として発光アレ
イ6に入射させる。この発光アレイ6は、全ての発光源
3−1〜3−200からの光を高精度で互いに平行な関
係としてポリゴンミラー7の表面に入射させる集光レン
ズ6a−1,6a−2,・・・6a−200を備えたも
のである。なお、光ファイバ5は従来周知のように細い
外径であって自由に曲げることができるので、集光レン
ズ4から発光アレイ6までの光路が複雑に曲がったもの
でも簡単に組み立てることができる。
【0019】ポリゴンミラー7は、たとえばプリンタな
どの光学書込み装置の分野で広く使用されているもの
で、図1に示すようにほぼ六角柱状としたもので、六角
形の中心を回動中心として駆動モータ(図示せず)によ
って回転駆動される。
どの光学書込み装置の分野で広く使用されているもの
で、図1に示すようにほぼ六角柱状としたもので、六角
形の中心を回動中心として駆動モータ(図示せず)によ
って回転駆動される。
【0020】図3はポリゴンミラー7の形状の詳細であ
って、(a)は上から観た平面図、(b),(c),
(d)はそれぞれ同図(a)のA−A,B−B,C−C
線矢視による縦断面図である。図示のように、ポリゴン
ミラー7の上端面は正六角形であり周面を6個の反射面
7a,7b,7c,7d,7e,7fとして連ねてい
る。反射面7aはポリゴンミラー7の中心軸線と平行な
面であり、これに連なる反射面7b,7cは同図の
(c),(d)に示すように下端側の断面を絞る向きに
少し傾斜し、反射面7cの傾斜角度は反射面7bのほぼ
2倍である。そして、傾斜面7cに連なる反射面7d,
7e,7fは、先に述べた反射面7a,7b,7cの関
係と同様である。すなわち、ポリゴンミラー7の周面は
反射面7a,7b,7cの3連の面と反射面7d,7
e,7fの3連の面との組合せであり、ポリゴンミラー
7が回転駆動されるとき、1個の任意の発光源3−nか
らの光を3連の反射面7a,7b,7cまたは反射面7
d,7e,7fで走査すると、ポリゴンミラー7の半回
転の間に任意の1個の発光源3−nは3行の水平方向の
映像画素を生成する(後述の図4参照)。すなわち、2
00個の発光源ではポリゴンミラー7の半回転の間に水
平方向600ラインの映像画素を生成し、800×60
0画素を生成することができる。
って、(a)は上から観た平面図、(b),(c),
(d)はそれぞれ同図(a)のA−A,B−B,C−C
線矢視による縦断面図である。図示のように、ポリゴン
ミラー7の上端面は正六角形であり周面を6個の反射面
7a,7b,7c,7d,7e,7fとして連ねてい
る。反射面7aはポリゴンミラー7の中心軸線と平行な
面であり、これに連なる反射面7b,7cは同図の
(c),(d)に示すように下端側の断面を絞る向きに
少し傾斜し、反射面7cの傾斜角度は反射面7bのほぼ
2倍である。そして、傾斜面7cに連なる反射面7d,
7e,7fは、先に述べた反射面7a,7b,7cの関
係と同様である。すなわち、ポリゴンミラー7の周面は
反射面7a,7b,7cの3連の面と反射面7d,7
e,7fの3連の面との組合せであり、ポリゴンミラー
7が回転駆動されるとき、1個の任意の発光源3−nか
らの光を3連の反射面7a,7b,7cまたは反射面7
d,7e,7fで走査すると、ポリゴンミラー7の半回
転の間に任意の1個の発光源3−nは3行の水平方向の
映像画素を生成する(後述の図4参照)。すなわち、2
00個の発光源ではポリゴンミラー7の半回転の間に水
平方向600ラインの映像画素を生成し、800×60
0画素を生成することができる。
【0021】歪み補正レンズ8はポリゴンミラー7によ
って水平方向と垂直方向に偏向された光を取り込んで投
写レンズ9に入射させ、この投写レンズ9は入射光をス
クリーン50に向け拡大投影して画像を表示する。
って水平方向と垂直方向に偏向された光を取り込んで投
写レンズ9に入射させ、この投写レンズ9は入射光をス
クリーン50に向け拡大投影して画像を表示する。
【0022】ここで、信号変換部2aに映像信号が入力
されると、この映像信号に基づいてLED制御部2bが
LEDアレイ3を制御し、R,G,Bの各LED3a,
3b,3cが点滅する。これにより、Y軸方向に一列に
配列した各発光源3−1〜3−200が点滅し、その照
射光は各発光源3−1〜3−200に対応させて配置し
た集光レンズ4に入射する。そして、集光レンズ4から
光ファイバ5を通じて照射光は発光アレイ6に向けて導
光される。
されると、この映像信号に基づいてLED制御部2bが
LEDアレイ3を制御し、R,G,Bの各LED3a,
3b,3cが点滅する。これにより、Y軸方向に一列に
配列した各発光源3−1〜3−200が点滅し、その照
射光は各発光源3−1〜3−200に対応させて配置し
た集光レンズ4に入射する。そして、集光レンズ4から
光ファイバ5を通じて照射光は発光アレイ6に向けて導
光される。
【0023】このようにLEDアレイ3と発光アレイ6
との間に、各発光源3−1〜3−200にそれぞれ対応
させて集光レンズ4と光ファイバ5とを備えることで、
LEDアレイ3の各発光源3−1〜3−200の配置を
任意に設定できる。すなわち、長さや曲げを自在に設定
できる光ファイバ5が発光アレイ6への導光路を形成す
るので、発光源3−1〜3−200の発光アレイ6に対
する位置関係の自由度を高く設定できる。したがって、
図2では最も単純な例として発光源3−1〜3−200
をY軸方向に一列に配置しているが、このような配列に
制約されない。たとえば、図5の(a)に示すように、
LEDアレイ3をほぼ正方形状としてこれに発光源3−
1〜3−200を一様密度で配列し、図2の例のLED
アレイ3に比較して高さ寸法を抑えてコンパクトにする
ことができる。また、図5の(b)に示すように、映像
表示装置1の中の適切な位置にたとえば3個に分けた発
光アレイ31,32,33を配置し、それぞれに所定数
の発光源3−1〜3−200を分散配置してもよい。要
するに、ポリゴンミラー7に光を照射する発光アレイ6
を高精度でアセンブリしておけば、LEDアレイ3の配
置位置や個数は任意に設定でき、特に図5(b)の例の
ように映像表示装置1の中の空間を適切に利用すること
でコンパクト化が図られる。
との間に、各発光源3−1〜3−200にそれぞれ対応
させて集光レンズ4と光ファイバ5とを備えることで、
LEDアレイ3の各発光源3−1〜3−200の配置を
任意に設定できる。すなわち、長さや曲げを自在に設定
できる光ファイバ5が発光アレイ6への導光路を形成す
るので、発光源3−1〜3−200の発光アレイ6に対
する位置関係の自由度を高く設定できる。したがって、
図2では最も単純な例として発光源3−1〜3−200
をY軸方向に一列に配置しているが、このような配列に
制約されない。たとえば、図5の(a)に示すように、
LEDアレイ3をほぼ正方形状としてこれに発光源3−
1〜3−200を一様密度で配列し、図2の例のLED
アレイ3に比較して高さ寸法を抑えてコンパクトにする
ことができる。また、図5の(b)に示すように、映像
表示装置1の中の適切な位置にたとえば3個に分けた発
光アレイ31,32,33を配置し、それぞれに所定数
の発光源3−1〜3−200を分散配置してもよい。要
するに、ポリゴンミラー7に光を照射する発光アレイ6
を高精度でアセンブリしておけば、LEDアレイ3の配
置位置や個数は任意に設定でき、特に図5(b)の例の
ように映像表示装置1の中の空間を適切に利用すること
でコンパクト化が図られる。
【0024】図1に戻って、発光アレイ6の集光レンズ
6a−n(n=1〜200)は、LEDアレイ3の発光
源3−1〜3−200からのそれぞれの光路に対応して
Y軸方向に200個配列されたものである。これらの集
光レンズ6a−nからの光は、ポリゴンミラー7の反射
面7a〜7fのうちの一つにY軸方向に等しい間隔で焦
点を合わせて照射される。そして、発光源3−1〜3−
200の画像信号による点滅動作とポリゴンミラー7の
回転と各反射面7a〜7fの傾斜に基づく偏向により、
水平(X軸)方向と垂直(Y軸)方向へ走査し、スクリ
ーン50上に映像を形成させる。なお、映像信号に合わ
せて発光源3−1〜3−200のそれぞれの点滅動作と
ポリゴンミラー7の同期をとることは無論である。
6a−n(n=1〜200)は、LEDアレイ3の発光
源3−1〜3−200からのそれぞれの光路に対応して
Y軸方向に200個配列されたものである。これらの集
光レンズ6a−nからの光は、ポリゴンミラー7の反射
面7a〜7fのうちの一つにY軸方向に等しい間隔で焦
点を合わせて照射される。そして、発光源3−1〜3−
200の画像信号による点滅動作とポリゴンミラー7の
回転と各反射面7a〜7fの傾斜に基づく偏向により、
水平(X軸)方向と垂直(Y軸)方向へ走査し、スクリ
ーン50上に映像を形成させる。なお、映像信号に合わ
せて発光源3−1〜3−200のそれぞれの点滅動作と
ポリゴンミラー7の同期をとることは無論である。
【0025】図6はスクリーン50に対する水平(X軸
方向)解像度800画素及び垂直(Y軸方向)解像度6
00画素による画像のライン表示を示す概略図である。
方向)解像度800画素及び垂直(Y軸方向)解像度6
00画素による画像のライン表示を示す概略図である。
【0026】スクリーン50上には600行のラインL
−1,L−2,L−3,・・・L−599,L−600
が表示される。そして、LEDアレイ3の発光源3−1
はラインL−1〜L−3の映像表示を担い、次段の発光
源3−2はラインL−4〜L−6の映像表示を担い、以
下同様にして発光源3−200がラインL−598〜L
−600の映像表示を担い、各発光源3−nはいずれも
ポリゴンミラー7が半回転する間の走査で3ライン分の
映像表示に貢献する。すなわち、反射面7aと直交する
向きに発光アレイ6からの光の入射があるときには、図
4において実線で示すように反射面7aからはポリゴン
ミラー7の軸線と直交する向きに歪み補正レンズ8側へ
光が出射される。反射面7aと反射面7bの傾斜の角度
差をθ1とし反射面7aと反射面7cの傾斜の角度差を
θ2とするとき、反射面7b,7cに入射した光はそれ
ぞれの傾きによって図4において反射面7aからの反射
光に対してθ1の角度すなわち二点鎖線及び反射面7a
からの反射光に対してθ2の角度すなわち一点鎖線で示
す矢印方向に出射される。
−1,L−2,L−3,・・・L−599,L−600
が表示される。そして、LEDアレイ3の発光源3−1
はラインL−1〜L−3の映像表示を担い、次段の発光
源3−2はラインL−4〜L−6の映像表示を担い、以
下同様にして発光源3−200がラインL−598〜L
−600の映像表示を担い、各発光源3−nはいずれも
ポリゴンミラー7が半回転する間の走査で3ライン分の
映像表示に貢献する。すなわち、反射面7aと直交する
向きに発光アレイ6からの光の入射があるときには、図
4において実線で示すように反射面7aからはポリゴン
ミラー7の軸線と直交する向きに歪み補正レンズ8側へ
光が出射される。反射面7aと反射面7bの傾斜の角度
差をθ1とし反射面7aと反射面7cの傾斜の角度差を
θ2とするとき、反射面7b,7cに入射した光はそれ
ぞれの傾きによって図4において反射面7aからの反射
光に対してθ1の角度すなわち二点鎖線及び反射面7a
からの反射光に対してθ2の角度すなわち一点鎖線で示
す矢印方向に出射される。
【0027】ここで、反射面7aに対する反射面7b,
7cの角度θ1,θ2は、発光アレイ6のたとえば集光レ
ンズ6a−1からの光がポリゴンミラー7の反射面7a
に入射して反射されたとき歪み補正レンズ8への走査ラ
インどうしの間の間隔p1,p2が等しくなる関係とな
るように設定する。また、集光レンズ6a−1,6a−
2の間隔は図4に示す間隔P1,P2,P3がP1=P2=
P3の関係が成り立つように設定する。これにより、発
光アレイ6の集光レンズ6a−1,6a−2から出射さ
れてポリゴンミラー7の各反射面7a〜7fで順に反射
される光の操作ラインは、図4においてP1〜P5のそれ
ぞれの間隔を等しいラインに相当するように設定でき
る。
7cの角度θ1,θ2は、発光アレイ6のたとえば集光レ
ンズ6a−1からの光がポリゴンミラー7の反射面7a
に入射して反射されたとき歪み補正レンズ8への走査ラ
インどうしの間の間隔p1,p2が等しくなる関係とな
るように設定する。また、集光レンズ6a−1,6a−
2の間隔は図4に示す間隔P1,P2,P3がP1=P2=
P3の関係が成り立つように設定する。これにより、発
光アレイ6の集光レンズ6a−1,6a−2から出射さ
れてポリゴンミラー7の各反射面7a〜7fで順に反射
される光の操作ラインは、図4においてP1〜P5のそれ
ぞれの間隔を等しいラインに相当するように設定でき
る。
【0028】このように、ポリゴンミラー7の反射面7
a〜7c及び7d〜7fのそれぞれの間に角度差を持た
せることで、ポリゴンミラー7が半回転する間の走査に
よって図4に示したように、発光アレイ6の各集光レン
ズ6−nからの光を実線,二点鎖線,一点鎖線の光路を
経由した走査光として歪み補正レンズ8に入射させるこ
とができる。したがって、ポリゴンミラー7の半回転の
間に3行のラインをスクリーン50上に投写して映像を
表示することができる。
a〜7c及び7d〜7fのそれぞれの間に角度差を持た
せることで、ポリゴンミラー7が半回転する間の走査に
よって図4に示したように、発光アレイ6の各集光レン
ズ6−nからの光を実線,二点鎖線,一点鎖線の光路を
経由した走査光として歪み補正レンズ8に入射させるこ
とができる。したがって、ポリゴンミラー7の半回転の
間に3行のラインをスクリーン50上に投写して映像を
表示することができる。
【0029】ここで、各ラインL−1〜L−600の水
平解像度(X軸方向)の画素数は800なので、ちらつ
きのない動画映像として表示できるようにするために
は、たとえば1ライン当たりに1秒間に60回程度の水
平走査をすればよい。このような水平走査条件のために
は、800画素を60回程度だけR,G,BのLED3
a,3b,3cの点滅条件を変えてやればよい。そし
て、200個の発光源3−1〜3−200によって垂直
解像度600画素を表示させる場合は、1個の任意の発
光源3−nが800×60×3=144000すなわち
144KHz以上の高速応答性があればよい。なお、本
実施の形態では、説明をわかりやすくするため映像の帰
線期間は無視した数値を特定しているが、これはLED
の応答特性やポリゴンミラーの回転速度はこの帰線期間
を考慮しても全く問題のない応答レベルであるからであ
る。
平解像度(X軸方向)の画素数は800なので、ちらつ
きのない動画映像として表示できるようにするために
は、たとえば1ライン当たりに1秒間に60回程度の水
平走査をすればよい。このような水平走査条件のために
は、800画素を60回程度だけR,G,BのLED3
a,3b,3cの点滅条件を変えてやればよい。そし
て、200個の発光源3−1〜3−200によって垂直
解像度600画素を表示させる場合は、1個の任意の発
光源3−nが800×60×3=144000すなわち
144KHz以上の高速応答性があればよい。なお、本
実施の形態では、説明をわかりやすくするため映像の帰
線期間は無視した数値を特定しているが、これはLED
の応答特性やポリゴンミラーの回転速度はこの帰線期間
を考慮しても全く問題のない応答レベルであるからであ
る。
【0030】一方、LED3a,3b,3cについて
は、現在までに開発されているものでは7MHz以上の
高速応答性があるので、水平解像度の画素数800で且
つ垂直方向3ライン分に十分対応できる。
は、現在までに開発されているものでは7MHz以上の
高速応答性があるので、水平解像度の画素数800で且
つ垂直方向3ライン分に十分対応できる。
【0031】このように高速応答性があるLED3a,
3b,3cを含む光源3−1〜3−200では、映像信
号に応答して1秒間に800×600の画素を60回書
き換えるように全てのLED3a,3b,3cの点滅制
御が可能である。
3b,3cを含む光源3−1〜3−200では、映像信
号に応答して1秒間に800×600の画素を60回書
き換えるように全てのLED3a,3b,3cの点滅制
御が可能である。
【0032】すなわち、ポリゴンミラー7を回転させて
1/180秒で1回の割合でX軸方向に走査していけ
ば、発光アレイ3の各発光源3−1〜3−200からは
先に述べたように1/144000秒の間で1画素分が
点滅制御されるので、Y軸方向に一列に並んだ200個
の発光源から発光アレイ6を経由した光はX軸方向の画
素に順次偏向されていく。そして、ポリゴンミラー7か
ら偏向された光面は歪み補正レンズ8に入射して歪み補
正され、投写レンズ9からスクリーン50に投影され
る。これにより、図6に示したようにスクリーン50の
上に水平(X軸方向)解像度が800画素で垂直(Y軸
方向)解像度が600画素の画像が1秒間に60回投影
され映像が形成される。
1/180秒で1回の割合でX軸方向に走査していけ
ば、発光アレイ3の各発光源3−1〜3−200からは
先に述べたように1/144000秒の間で1画素分が
点滅制御されるので、Y軸方向に一列に並んだ200個
の発光源から発光アレイ6を経由した光はX軸方向の画
素に順次偏向されていく。そして、ポリゴンミラー7か
ら偏向された光面は歪み補正レンズ8に入射して歪み補
正され、投写レンズ9からスクリーン50に投影され
る。これにより、図6に示したようにスクリーン50の
上に水平(X軸方向)解像度が800画素で垂直(Y軸
方向)解像度が600画素の画像が1秒間に60回投影
され映像が形成される。
【0033】以上のように、一つの発光源3−nからの
照射光をポリゴンミラー7の傾斜が異なる反射面7a,
7b,7cの組みへ、次いで反射面7d,7e,7fの
組みへと順に当てることで、図4に示すように3行のラ
インの映像表示が得られる。このため、カラー表示をす
るには従来では800×600個の膨大な個数の発光源
と少なくとも800×600×3個のLEDを必要とし
ていたのに対し、200個の発光源3−1〜3−200
とすることができ、発光アレイ6を構成するR,G,B
のLED3a,3b,3cの総個数(200×3)を大
幅に削減でき、装置の小型化及び製造コストの低減が可
能となる。そして、LED3a,3b,3cが大幅に減
ることから、稼働時の消費電力も少なくなる。
照射光をポリゴンミラー7の傾斜が異なる反射面7a,
7b,7cの組みへ、次いで反射面7d,7e,7fの
組みへと順に当てることで、図4に示すように3行のラ
インの映像表示が得られる。このため、カラー表示をす
るには従来では800×600個の膨大な個数の発光源
と少なくとも800×600×3個のLEDを必要とし
ていたのに対し、200個の発光源3−1〜3−200
とすることができ、発光アレイ6を構成するR,G,B
のLED3a,3b,3cの総個数(200×3)を大
幅に削減でき、装置の小型化及び製造コストの低減が可
能となる。そして、LED3a,3b,3cが大幅に減
ることから、稼働時の消費電力も少なくなる。
【0034】また、近来になって開発された窒化系化合
物半導体を利用した青と緑のLEDは高輝度化が進み、
AlGaInP系の化合物半導体を利用した赤のLED
も同様に高輝度化が達成された。したがって、窒化系化
合物半導体による青と緑及びAlGaInP系化合物半
導体による赤のLEDを光源3−1〜3−200に適用
すれば高輝度のスクリーン映像が得られる。本発明者ら
が確認したところによると、R,G,BのLED3a,
3b,3cを1個ずつ含む発光源3−1〜3−200を
200個配列したLEDアレイ3の場合では、スクリー
ン50の大きさを1m2としたときスクリーン50上で
は500cd/m2程度の高輝度の映像が得られた。し
たがって、昼間の明るい部屋での映像表示にも十分対応
できるとともに、発光源3−1〜3−200の全てに
R,G,BのLED3a,3b,3cを備えることによ
って、1画素中での色ずれがなく、従来の液晶プロジェ
クタでは原理上避けることができなかったスクリーン5
0上の映像の色のずれの発生も完全に防止できる。ま
た、屋外用としてもっと明るい表示装置が必要であれ
ば、各発光源3−nを構成するLEDの個数を増やせば
全く同じ構成で容易に実現できる。
物半導体を利用した青と緑のLEDは高輝度化が進み、
AlGaInP系の化合物半導体を利用した赤のLED
も同様に高輝度化が達成された。したがって、窒化系化
合物半導体による青と緑及びAlGaInP系化合物半
導体による赤のLEDを光源3−1〜3−200に適用
すれば高輝度のスクリーン映像が得られる。本発明者ら
が確認したところによると、R,G,BのLED3a,
3b,3cを1個ずつ含む発光源3−1〜3−200を
200個配列したLEDアレイ3の場合では、スクリー
ン50の大きさを1m2としたときスクリーン50上で
は500cd/m2程度の高輝度の映像が得られた。し
たがって、昼間の明るい部屋での映像表示にも十分対応
できるとともに、発光源3−1〜3−200の全てに
R,G,BのLED3a,3b,3cを備えることによ
って、1画素中での色ずれがなく、従来の液晶プロジェ
クタでは原理上避けることができなかったスクリーン5
0上の映像の色のずれの発生も完全に防止できる。ま
た、屋外用としてもっと明るい表示装置が必要であれ
ば、各発光源3−nを構成するLEDの個数を増やせば
全く同じ構成で容易に実現できる。
【0035】図7はポリゴンミラーの別の例を示す詳細
であって、(a)は上から観た平面図,(b),
(c),(d)は同図(a)のD−D線,E−E線,F
−F線矢視による断面図である。
であって、(a)は上から観た平面図,(b),
(c),(d)は同図(a)のD−D線,E−E線,F
−F線矢視による断面図である。
【0036】図示の例のポリゴンミラー10は先の例と
同様に六角柱状としたものであるが、その6面の反射面
10a〜10fの傾斜角度を周方向に段階的に変えたも
のである。すなわち、反射面10aをポリゴンミラー1
0の回転軸線と平行な面としたとき、この反射面10a
に連なる反射面10b,10c,10d,10e,10
fの順に傾斜角度が大きくなっている。このようなポリ
ゴンミラー10を図1の光学系に備えて発光アレイ6か
ら光ビームを照射すると、図8の(a)〜(f)に示す
ようにポリゴンミラー10の1回転の間に走査ラインの
偏向方向を6ラインとして垂直(X軸)方向に変位させ
ることができる。すなわち、一つの発光源の点滅による
光ビームは、各反射面10a〜10fによる水平方向の
偏向によって6ラインの垂直(X軸)方向に変位した映
像画素を生成する。なお、各反射面10a〜10fによ
るそれぞれの走査ラインの隣り合う位置P1〜P6どうし
の間隔及び位置P6と次の走査ラインP1との間隔がいず
れも等しくなるように、これらの各反射面10a〜10
fの傾斜角度の関係をとることと、隣り合う集光レンズ
6a−nからの出射光の間隔をとることは先の例と同様
である。
同様に六角柱状としたものであるが、その6面の反射面
10a〜10fの傾斜角度を周方向に段階的に変えたも
のである。すなわち、反射面10aをポリゴンミラー1
0の回転軸線と平行な面としたとき、この反射面10a
に連なる反射面10b,10c,10d,10e,10
fの順に傾斜角度が大きくなっている。このようなポリ
ゴンミラー10を図1の光学系に備えて発光アレイ6か
ら光ビームを照射すると、図8の(a)〜(f)に示す
ようにポリゴンミラー10の1回転の間に走査ラインの
偏向方向を6ラインとして垂直(X軸)方向に変位させ
ることができる。すなわち、一つの発光源の点滅による
光ビームは、各反射面10a〜10fによる水平方向の
偏向によって6ラインの垂直(X軸)方向に変位した映
像画素を生成する。なお、各反射面10a〜10fによ
るそれぞれの走査ラインの隣り合う位置P1〜P6どうし
の間隔及び位置P6と次の走査ラインP1との間隔がいず
れも等しくなるように、これらの各反射面10a〜10
fの傾斜角度の関係をとることと、隣り合う集光レンズ
6a−nからの出射光の間隔をとることは先の例と同様
である。
【0037】このようにポリゴンミラー10の1回転で
水平方向の走査ラインの偏向方向を6ラインとして垂直
方向に変位させるものでは、垂直解像度600画素に対
しては100個の発光源での映像表示が可能であり、図
3で示した200個のLEDアレイ3に比べると半数に
減り、R,G,BのLED3a,3b,3cも合計30
0個で済む。このため、発光源から発光アレイ部までの
構造が簡単になり、より一層コンパクト化が図られる。
なお、輝度不足が懸念される場合では、各発光源に含ま
れるLEDの個数を増やせばよいだけで、発光源の数自
体を増やす必要はない。
水平方向の走査ラインの偏向方向を6ラインとして垂直
方向に変位させるものでは、垂直解像度600画素に対
しては100個の発光源での映像表示が可能であり、図
3で示した200個のLEDアレイ3に比べると半数に
減り、R,G,BのLED3a,3b,3cも合計30
0個で済む。このため、発光源から発光アレイ部までの
構造が簡単になり、より一層コンパクト化が図られる。
なお、輝度不足が懸念される場合では、各発光源に含ま
れるLEDの個数を増やせばよいだけで、発光源の数自
体を増やす必要はない。
【0038】図9はポリゴンミラーを利用した別の偏向
手段の例を示す概略図である。
手段の例を示す概略図である。
【0039】図9において、正六角柱状としたポリゴン
ミラー11はその軸線と同軸上に支軸11aを一体に備
え、この支軸11aを鉛直面内に含ませて回転自在とす
るとともにその下端を駆動モータ(図示せず)に連接し
て回転駆動可能とする。支軸11aを導電性のもので、
上端側を自由端として永久磁石12のN極とS極との極
間に挿入されている。永久磁石12はN極からS極への
磁力線が水平(X軸)方向となるように配置され、軸線
を鉛直面内に含まれた垂直姿勢の支軸11aはN極から
S極との間の磁束を突っ切る位置関係となっている。
ミラー11はその軸線と同軸上に支軸11aを一体に備
え、この支軸11aを鉛直面内に含ませて回転自在とす
るとともにその下端を駆動モータ(図示せず)に連接し
て回転駆動可能とする。支軸11aを導電性のもので、
上端側を自由端として永久磁石12のN極とS極との極
間に挿入されている。永久磁石12はN極からS極への
磁力線が水平(X軸)方向となるように配置され、軸線
を鉛直面内に含まれた垂直姿勢の支軸11aはN極から
S極との間の磁束を突っ切る位置関係となっている。
【0040】ここで、ポリゴンミラー11は先の例と同
様に駆動モータによって支軸11a周りに回転駆動され
る。そして、この回転のときに支軸11aに通電して矢
印方向に電流Iを流すと、永久磁石12のN極とS極と
の間の磁束Bと電流Iとによってローレンツ力Fが図面
において手前側に向けて作用する。したがって、このロ
ーレンツ力Fによって支軸11aは手前側へ動こうとす
るので、たとえばカメラなどの位置センサ(図示せず)
を用いて支軸11aの位置を検知して電流Iへフィード
バックして、ポリゴンミラー11を正確に制御する。こ
のとき、電流Iの印加値が大きいほど発生するローレン
ツ力Fは大きくなるので、ポリゴンミラー11の傾斜角
度も大きくなる。
様に駆動モータによって支軸11a周りに回転駆動され
る。そして、この回転のときに支軸11aに通電して矢
印方向に電流Iを流すと、永久磁石12のN極とS極と
の間の磁束Bと電流Iとによってローレンツ力Fが図面
において手前側に向けて作用する。したがって、このロ
ーレンツ力Fによって支軸11aは手前側へ動こうとす
るので、たとえばカメラなどの位置センサ(図示せず)
を用いて支軸11aの位置を検知して電流Iへフィード
バックして、ポリゴンミラー11を正確に制御する。こ
のとき、電流Iの印加値が大きいほど発生するローレン
ツ力Fは大きくなるので、ポリゴンミラー11の傾斜角
度も大きくなる。
【0041】以上のことから、電流Iの印加とポリゴン
ミラー11の回転の同期と電流Iの印加値を適正制御す
れば、ポリゴンミラー11の6面の反射面11b〜11
gの傾斜を図10のように変えることができる。この傾
斜の設定はローレンツ力Fによる支軸11aの撓みに基
づくので、たとえば反射面11bを垂直としたとき図1
0における支軸11aの撓み角度θ1〜θ5に対応して残
りの反射面11c〜11gが順に傾斜するように電流I
の大きさを変えればよい。そして、これらのθ 1〜θ5の
大きさと出射光のそれぞれの間隔は、先の例と同様に水
平方向の走査ラインの変位の間隔P1〜P6の隣り合うも
のどうしの間の大きさが一定となるように設定する。な
お、図9のポリゴンミラー11を使用する場合では、各
反射面11b〜11gが傾斜しながら回転するので、ス
クリーン50上のラインL−1〜L600表示は図11
に示すように少し傾くが、実際の映像表示にはこのよう
な傾斜は何ら支障はない。
ミラー11の回転の同期と電流Iの印加値を適正制御す
れば、ポリゴンミラー11の6面の反射面11b〜11
gの傾斜を図10のように変えることができる。この傾
斜の設定はローレンツ力Fによる支軸11aの撓みに基
づくので、たとえば反射面11bを垂直としたとき図1
0における支軸11aの撓み角度θ1〜θ5に対応して残
りの反射面11c〜11gが順に傾斜するように電流I
の大きさを変えればよい。そして、これらのθ 1〜θ5の
大きさと出射光のそれぞれの間隔は、先の例と同様に水
平方向の走査ラインの変位の間隔P1〜P6の隣り合うも
のどうしの間の大きさが一定となるように設定する。な
お、図9のポリゴンミラー11を使用する場合では、各
反射面11b〜11gが傾斜しながら回転するので、ス
クリーン50上のラインL−1〜L600表示は図11
に示すように少し傾くが、実際の映像表示にはこのよう
な傾斜は何ら支障はない。
【0042】このように、ポリゴンミラー11を回転さ
せながらローレンツ力Fを利用して各反射面11b〜1
1gの6面を順に異なる傾斜角度に設定できる。このた
め、水平解像度800で垂直解像度600の画素の画像
を1秒間に60回表示して映像を投影するとすれば、1
00個の発光源を用意すればよく、図7の例と同様にL
EDの個数を大幅に削減できる。
せながらローレンツ力Fを利用して各反射面11b〜1
1gの6面を順に異なる傾斜角度に設定できる。このた
め、水平解像度800で垂直解像度600の画素の画像
を1秒間に60回表示して映像を投影するとすれば、1
00個の発光源を用意すればよく、図7の例と同様にL
EDの個数を大幅に削減できる。
【0043】なお、実施の形態では、半導体発光素子と
してR,G,BのLEDを例としたが、インコヒーレン
ト発光の有機エレクトロルミネッセンス素子でもよく、
偏向手段としてはポリゴンミラーに代えて、電気光学結
晶を用いたプリズムを利用して偏向手段と歪み補正手段
とを一体としてもよい。また、スクリーンは、実施の形
態のように映像表示装置とは別体とするほか、一体式の
背面投射型とすることもできる。更に、本発明の映像表
示装置をいくつか組み合わせて更に大規模で解像度も高
いシステムとした構成とすることもできる。そして、動
画映像の表示だけでなく、文字や図形などの画像につい
ても表示できることは無論である。
してR,G,BのLEDを例としたが、インコヒーレン
ト発光の有機エレクトロルミネッセンス素子でもよく、
偏向手段としてはポリゴンミラーに代えて、電気光学結
晶を用いたプリズムを利用して偏向手段と歪み補正手段
とを一体としてもよい。また、スクリーンは、実施の形
態のように映像表示装置とは別体とするほか、一体式の
背面投射型とすることもできる。更に、本発明の映像表
示装置をいくつか組み合わせて更に大規模で解像度も高
いシステムとした構成とすることもできる。そして、動
画映像の表示だけでなく、文字や図形などの画像につい
ても表示できることは無論である。
【0044】
【発明の効果】本発明では、高輝度で高周波応答特性を
持つ少ない個数の発光素子と偏向手段との組合せによっ
て、従来の映像表示装置に比べてコンパクトでしかも高
解像度の映像の投写ができ、現在ハイビジョンやSXG
Aに要求されている高解像度をはるかに超える超高解像
度への対応も極めて簡単に実現できる。また、偏向手段
として備える1個のポリゴンミラーによって複数のライ
ンの同時走査や、二方向への走査が可能なので、発光源
に備えるLEDなどの個数を格段に少なくでき、装置を
よりコンパクト化できるとともに消費電力も大幅に削減
できる。
持つ少ない個数の発光素子と偏向手段との組合せによっ
て、従来の映像表示装置に比べてコンパクトでしかも高
解像度の映像の投写ができ、現在ハイビジョンやSXG
Aに要求されている高解像度をはるかに超える超高解像
度への対応も極めて簡単に実現できる。また、偏向手段
として備える1個のポリゴンミラーによって複数のライ
ンの同時走査や、二方向への走査が可能なので、発光源
に備えるLEDなどの個数を格段に少なくでき、装置を
よりコンパクト化できるとともに消費電力も大幅に削減
できる。
【図1】本発明の映像表示装置の概略構成図
【図2】LEDアレイのR,G,BのLEDによる発光
源の配列を示す概略図
源の配列を示す概略図
【図3】図1の実施の形態におけるポリゴンミラーの詳
細であって、(a)は上から観た平面図 (b),(c),(d)はそれぞれ同図(a)のA−A
線,B−B線,C−C線矢視による断面図
細であって、(a)は上から観た平面図 (b),(c),(d)はそれぞれ同図(a)のA−A
線,B−B線,C−C線矢視による断面図
【図4】ポリゴンミラーの反射面からの光の反射形態を
示す概略図
示す概略図
【図5】LEDアレイの別の例であって、(a)は長方
形のLEDアレイに発光源を平面配列した例の概略正面
図 (b)は映像表示装置中に3個のLEDアレイを配置し
てそれぞれに発光源を組み込んだ例の概略図
形のLEDアレイに発光源を平面配列した例の概略正面
図 (b)は映像表示装置中に3個のLEDアレイを配置し
てそれぞれに発光源を組み込んだ例の概略図
【図6】スクリーン上に形成されるラインの映像を示す
概略図
概略図
【図7】6面の反射面の全ての傾斜角度を変えたポリゴ
ンミラーの詳細であって、(a)は上から観た平面図 (b),(c),(d)は(a)のD−D線,E−E
線,F−F線矢視による断面図
ンミラーの詳細であって、(a)は上から観た平面図 (b),(c),(d)は(a)のD−D線,E−E
線,F−F線矢視による断面図
【図8】図7のポリゴンミラーの反射面からの光の反射
形態を示す概略図
形態を示す概略図
【図9】ポリゴンミラーを回転させながらローレンツ力
で反射面の傾斜角度を変える例の概略図
で反射面の傾斜角度を変える例の概略図
【図10】図8のポリゴンミラーの反射面からの光の反
射形態を示す概略図
射形態を示す概略図
【図11】図8のポリゴンミラーを用いたときのスクリ
ーン上のラインの映像パターンを示す概略図
ーン上のラインの映像パターンを示す概略図
1 映像表示装置 2a 信号変換部 2b LED制御部 2c ポリゴンミラー制御部 3 LEDアレイ 3−1〜3−200 発光源 3a RのLED 3b GのLED 3c BのLED 4 集光レンズ 5 光ファイバ 6 発光アレイ 6a−1〜6a−200 集光レンズ 7 ポリゴンミラー 7a,7b,7c,7d,7e,7f 反射面 8 歪み補正レンズ 9 投写レンズ 10 ポリゴンミラー 10a,10b,10c,10d,10e,10f 反
射面 11 ポリゴンミラー 11a 支軸 11b,11c,11d,11e,11f,11g 反
射面 50 スクリーン
射面 11 ポリゴンミラー 11a 支軸 11b,11c,11d,11e,11f,11g 反
射面 50 スクリーン
フロントページの続き Fターム(参考) 2H045 AA04 BA23 BA33 CA33 CA54 5C058 AA13 BA05 BA25 EA02 EA12 EA13 5F041 DC83 EE04 FF03 5G435 AA00 AA03 AA16 BB04 CC12 DD04 DD09 EE29 EE30 GG02 GG10 GG18 GG23 GG26 GG27 GG28 GG46
Claims (9)
- 【請求項1】入力された映像信号に応答して発光する複
数のインコヒーレント光の発光源と、前記発光源から出
射される光のビームの径を絞り且つ前記光のビームを一
軸方向に配列させる集光手段と、前記集光手段からの光
を受けて二軸方向に偏向させる偏向手段と、前記偏向手
段からの光を歪み補正して表示面へ向かう光路を形成す
る歪み補正手段とを備えていることを特徴とする映像表
示装置。 - 【請求項2】前記偏向手段は複数の反射面を周面に形成
して軸線周りに回転するポリゴンミラーであって、前記
複数の反射面は、周方向に隣り合うものどうしの水平方
向の走査ラインの偏向方向を垂直方向に変位させるよう
に一定の角度差を持つことを特徴とする請求項1記載の
映像表示装置。 - 【請求項3】前記偏向手段は複数の反射面を周面に形成
して軸線周りに回転するポリゴンミラーであって、前記
複数の反射面が、周方向に隣り合うものどうしの水平方
向の走査ラインの偏向方向を垂直方向に変位させるよう
に、前記ポリゴンミラーの姿勢を前記軸線周りの回転と
同時に変更可能としたことを特徴とする請求項1記載の
映像表示装置。 - 【請求項4】前記インコヒーレント光の発光源は、単色
発光の発光素子を複数含むことを特徴とする請求項1か
ら3のいずれかに記載の映像表示装置。 - 【請求項5】前記インコヒーレント光の発光源は、複数
の異なる発光色の発光素子の集合体であることを特徴と
する請求項1から3のいずれかに記載の映像表示装置。 - 【請求項6】前記発光素子は、少なくとも赤,緑,青の
発光色であることを特徴とする請求項5記載の映像表示
装置。 - 【請求項7】前記発光素子は、発光ダイオードであるこ
とを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の映像
表示装置。 - 【請求項8】前記発光素子は、有機エレクトロルミネッ
センス素子であることを特徴とする請求項4から6のい
ずれかに記載の映像表示装置。 - 【請求項9】前記集光手段は、前記発光源からの光の入
射部と前記偏向手段へ向けての光の出射部との間に屈曲
自在な光ファイバを光路として備えていることを特徴と
する請求項1から8のいずれかに記載の映像表示装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21470699A JP2001042237A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 映像表示装置 |
US09/597,490 US6654151B1 (en) | 1999-06-25 | 2000-06-19 | Image projector |
DE10030417A DE10030417A1 (de) | 1999-06-25 | 2000-06-21 | Bildprojektor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21470699A JP2001042237A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001042237A true JP2001042237A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=16660272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21470699A Pending JP2001042237A (ja) | 1999-06-25 | 1999-07-29 | 映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001042237A (ja) |
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-
1999
- 1999-07-29 JP JP21470699A patent/JP2001042237A/ja active Pending
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