[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2000514098A - 4”−置換−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA誘導体 - Google Patents

4”−置換−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA誘導体

Info

Publication number
JP2000514098A
JP2000514098A JP11501935A JP50193599A JP2000514098A JP 2000514098 A JP2000514098 A JP 2000514098A JP 11501935 A JP11501935 A JP 11501935A JP 50193599 A JP50193599 A JP 50193599A JP 2000514098 A JP2000514098 A JP 2000514098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydroxy
compound
group
optionally
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11501935A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3315704B2 (ja
Inventor
ブロンク,ブライアン・スコット
レタヴィック,マイケル・アンソニー
卓史 金子
ヤン,ビングウェイ・ヴェラ
グレイザー,エドワード・アラン
チェン,ヘングミャオ
Original Assignee
ファイザー・プロダクツ・インク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=21959336&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2000514098(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ファイザー・プロダクツ・インク filed Critical ファイザー・プロダクツ・インク
Publication of JP2000514098A publication Critical patent/JP2000514098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3315704B2 publication Critical patent/JP3315704B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H17/00Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
    • C07H17/04Heterocyclic radicals containing only oxygen as ring hetero atoms
    • C07H17/08Hetero rings containing eight or more ring members, e.g. erythromycins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
    • A61P33/02Antiprotozoals, e.g. for leishmaniasis, trichomoniasis, toxoplasmosis
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(1):

Description

【発明の詳細な説明】 4”−置換−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA誘導体 発明の背景 本発明は、ヒトを含む哺乳類、並びに魚類及び鳥類の抗菌薬及び抗原虫薬とし て有用な9−デオキソ−9a−アザ-9a−ホモエリスロマイシンAの新規C− 4”置換誘導体に関する。また、本発明は、該新規化合物を含有する薬剤組成物 、並びに、細菌感染及び原虫感染の処置を必要とする哺乳類、魚類、及び鳥類に 、該新規化合物を投与することにより、哺乳類、魚類、及び鳥類における細菌感 染及び原虫感染を処置する方法にも関する。 マクロライド抗生物質は、哺乳類、魚類、及び鳥類における、広域の細菌感染 及び原虫感染の処置に有用であることが知られている。このような抗生物質には 様々なエリスロマイシンA誘導体が含まれる。例えば、市販され、米国特許第4 ,474,768号及び同第4,517,359号に引用されているアジスロマ イシンなどである。前記2米国特許は、いずれも参照により全内容を本発明に引 用して援用する。アジスロマイシン及びその他のマクロライド抗生物質と同様、 本発明の新規マクロライド化合物も、以下に記載するように様々な細菌感染及び 原虫感染に対して効力のある活性を有する。発明の要約 本発明は、次式: の化合物及びその製薬学的に許容しうる塩に関する。 式中、R1は、H、ヒドロキシ、又はメトキシ; R2は、ヒドロキシ; R3は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、シ アノ、−CH2S(O)n8[式中、nは0〜2の整数]、−CH2OR8、−CH2 N(OR9)R8、−CH2NR815、−(CH2m(C6-C10アリール)、又は− (CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]で、前 記R3基は、場合により1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R2及びR3は、一緒になって以下に示すオキサゾリル環を形成し; R4は、H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)NR910、又はヒ ドロキシ保護基; R5は、−SR8、−(CH2nC(O)R8[式中、nは0又は1]、C1−C10 アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、−(CH2m(C6 −C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、 mは0〜4の整数]で、前記R5基は、場合により1〜3個のR16基で置換されて おり; R6及びR7は、それぞれ独立してH、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、C1 −C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−(CH2m(C6 −C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、m は0〜4の整数]; 各R8は、独立してH、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10 アルキニル、−(CH2qCR1112(CH2rNR1314[式中、q及びrは 、それぞれ独立して0〜3の整数、ただしq及びrは両方同時に0ではない]、 −(CH2m(C6−C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロ アリール)[式中、mは0〜4の整数]で、前記R8基は、Hを除いて、場合によ り1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R8が−CH2NR815の場合、R15とR8は、一緒になって4〜10員 環の単環式もしくは多環式飽和環、又は5〜10員環のヘテロアリール環を形成 してもよく、前記飽和及びヘテロアリール環は、場合により、R15及びR8が結 合している窒素のほかに、O、S、及び−N(R8)−から選ばれた1又は2個 のヘテロ原子を含み、前記飽和環は、場合により1又は2個の炭素−炭素二重結 合又は三重結合を含み、前記飽和及びヘテロアリール環は、場合により1〜3個 のR16基で置換されており; R9及びR10は、それぞれ独立してH又はC1−C6アルキル; R11、R12、R13、及びR14は、それぞれ独立してH、C1−C10アルキル、 −(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m(5〜10員環のヘテロ アリール)[式中、mは0〜4の整数]から選ばれ、前記R11、R12、R13、及び R14基は、Hを除いて、場合により1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R11及びR13は、一緒になって−(CH2p−[式中、pは0〜3の整 数]を形成する結果、場合により1又は2個の炭素−炭素二重結合又は三重結合 を含む4〜7員環の飽和環を形成し; 又は、R13及びR14は、一緒になって4〜10員環の単環式もしくは多環式飽 和環、又は5〜10員環のヘテロアリール環を形成し、前記飽和及びヘテロアリ ール環は、場合によりR13及びR14が結合している窒素のほかに、O、S、及び −N(R8)−から選ばれた1又は2個のヘテロ原子を含み、前記飽和環は、場 合により1又は2個の炭素一炭素二重結合又は三重結合を含み、前記飽和及びヘ テロアリール環は、場合により1〜3個のR16基で置換されており; R15は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、又はC2−C10アル キニルで、前記R15基は、場合により、ハロ及び−OR9から独立して選ばれる 1〜3個の置換基で置換されており; 各R16は、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O) R17、−C(O)OR17、−C(O)OR17、−OC(O)OR17、−NR6C (O)R7、−C(O)NR67、−NR67、ヒドロキシ、C1−C6アルキル 、C1−C6アルコキシ、−(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m (5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から独立して選ば れ、前記アリール及びヘテロアリール置換基は、場合により、ハロ、シアノ、ニ トロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O)R17、−C(O)OR17、−C (O)OR17、−OC(O)OR17、−NR6C(O)R7、−C(O)NR67 、−NR67、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、及びC1−C6アルコキシから独 立して選ばれた1又は2個の置換基で置換されており; 各R17は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキ ニル、−(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m(5〜10員環の ヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から独立して選ばれ; ただし、R3が−CH2S(O)n8の場合、R8はHではない。 式の好適な化合物は、R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が−CH2N R158又は−CH2SR8、及びR4がHであるものを含む。 式のその他の好適な化合物は、R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が −CH2NR815、R4がH、R15及びR8がそれぞれ、H、C1−C10アルキル 、C2−C10アルケニル、及びC2−C10アルキニルから選ばれ、前記R15及びR8 基が、Hを除いて、場合により、ヒドロキシ、ハロ、及びC1−C6アルコキシ から独立して選ばれた1又は2個の置換基で置換されているものを含む。前記一 般 構造を有する特定の好適化合物は、R15がHであるか、又は以下の基から選ばれ るものを含む。以下の基からはR8も独立して選ばれる。すなわち、メチル、エ チル、アリル、n−ブチル、イソブチル、2−メトキシエチル、シクロペンチル 、3−メトキシプロピル、3−エトキシプロピル、n−プロピル、イソプロピル 、2−ヒドロキシエチル、シクロプロピル、2,2,2−トリフルオロエチル、 2−プロピニル、sec−ブチル、tert−ブチル、及びn−ヘキシルの各基 である。 式のその他の好適な化合物は、R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が −CH2NHR8、R4がH、及びR8が−(CH2m(C6−C10アリール)[式中 、mは0〜4の整数]であるものを含む。前記一般構造を有する特定の好適化合 物は、R8がフェニル又はベンジルであるものを含む。 式のその他の好適な化合物は、R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が −CH2NR158、R4がH、及びR15とR8が一緒になって飽和環を形成するも のを含む。前記一般構造を有する特定の好適化合物は、R6とR8が一緒になって 、ピペリジノ、トリメチレンイミノ、又はモルホリノ環を形成するものを含む。 式のその他の好適な化合物は、R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が −CH2NR158、R4がH、及びR15とR8が一緒になって、場合により1又は 2個のC1−C6アルキル基で置換されたヘテロアリール環を形成するものを含む 。前記一般構造を有する特定の好適化合物は、R15とR8が一緒になってピロリ ジノ、トリアゾリル、又はイミダゾリル環を形成し、前記ヘテロアリール環が場 合により1又は2個のメチル基で置換されているものを含む。 式のその他の好適な化合物は、R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が −CH2SR8、R4がH、及びR8が、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル 、及びC2−C10アルキニルから選ばれ、前記R8基が、場合により、ヒドロキシ 、ハロ、及びC1−C6アルコキシから独立して選ばれた1又は2個の置換基で置 換されたものを含む。前記一般構造を有する特定の好適化合物は、R8がメチル 、エチル、又は2−ヒドロキシエチルであるものを含む。 式のその他の好適な化合物は、R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R4が H、及びR3が、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、及びC2−C10アル キニルから選ばれ、前記R3基が、場合により、ヒドロキシ、−C(O)R17、 −NR67、ハロ、シアノ、アジド、5〜10員環のヘテロアリール、及びC1 −C6アルコキシから独立して選ばれた1又は2個の置換基で置換されたものを 含む。前記一般構造を有する特定の好適化合物は、R3がメチル、アリル、ビニ ル、エチニル、1−メチル−1−プロペニル、3−メトキシ−1−プロピニル、 3−ジメチルアミノ−1−プロピニル、2−ピリジルエチニル、1−プロピニル 、3−ヒドロキシ−1−プロピニル、3−ヒドロキシ−1−プロペニル、3−ヒ ドロキシプロピル、3−メトキシ−1−プロペニル、3−メトキシプロピル、1 −プロピニル、n−ブチル、エチル、プロピル、2−ヒドロキシエチル、ホルミ ルメチル、6−シアノ−1−ペンチニル、3−ジメチルアミノ−1−プロペニル 、又は3−ジメチルアミノプロピルであるものを含む。 式のその他の好適な化合物は、R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R4が H、及びR3が−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜 4の整数]であるものを含む。前記一般構造を有する特定の好適化合物は、R3が 2−チエニル、2−ピリジル、1−メチル-2−イミダゾリル、2−フリル、又 は1−メチル−2−ピロリルであるものを含む。 式のその他の好適な化合物は、R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R4が H、及びR3が−(CH2m(C6−C10アリール)[式中、mは0〜4の整数]で あるものを含む。前記一般構造を有する特定の好適化合物は、R3がフェニルで あるものを含む。 式の特定の化合物は、R2とR3が一緒になって、以下に示すオキサゾリル環 を形成するものを含む。 式中、R5は前述の定義の通りである。 式の特定の化合物は、R3が以下から選ばれるものを含む。 式中、X3はO、S、又は−N(R15)−で、−OR9基は、フェニル基上の利用 可能な任意の炭素に結合することができる。 本発明は、また、哺乳類、魚類、又は鳥類における細菌感染又は原虫感染の処 置のための、治療上有効量の式1の化合物、又はその製薬学的に許容しうる塩、 及び製薬学的に許容しうる担体を含む薬剤組成物に関する。 本発明は、さらに、哺乳類、魚類、又は鳥類における細菌感染又は原虫感染の 処置のために、前記哺乳類、魚類、又は鳥類に、治療上有効量の式の化合物又 はその製薬学的に許容しうる塩を投与することを含む処置法に関する。 本明細書中で用いている“処置”という用語は、別途記載のない限り、本発明 の方法において提供される細菌感染又は原虫感染の処置又は予防を含む。 本明細書中で用いている“細菌感染”及び“原虫感染”という用語は、別途記 載のない限り、本発明の化合物のような抗生物質の投与により処置又は予防でき る、哺乳類、魚類、及び鳥類に発生する細菌感染及び原虫感染、並びに細菌感染 及び原虫感染に関連した障害を含む。そのような細菌感染及び原虫感染、並びに それらの感染に関連した障害は、以下のものを含む。肺炎連鎖球菌(Streptococc us pneumoniae)、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)、モラクセラ・カ タラリス(Moraxella catarrhalis)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、 又はペプトストレプトコッカス属(Peptostreptococcus)菌種による感染に関連し た肺炎、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、扁桃炎、及び乳様突起炎;化膿連鎖球菌 (Streptococcus pyogenes)、C及びG群連鎖球菌、クロストリジウム・ジプテリ エ(Clostridium dipthenae)、又はアクチノバチルス・ヘモリティカム(Actinoba cillus haemolyticum)による感染に関連した咽頭炎、リウマチ熱、及び糸球体腎 炎;肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)、レジオネラ・ニューモフイ ラ(Leglonella pneumophila)、肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)、イン フルエンザ菌 (Haemophilus influenzae)、又はクラミジア・ニューモニエ(Chlamydia pneumon iae)による感染に関連した気道感染;黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) 、コアグラーゼ陽性ブドウ球菌[すなわち、表皮ブドウ球菌(S.epidermidis)、 スタフィロコッカス・ヘモリティカス(S.hemolyticus)など]、化膿連鎖球菌(St reptococcus pyogenes)、ストレプトコッカス・アガラクチエ(Streptococcus ag alactiae)、C〜F群連鎖球菌(微小コロニー連鎖球菌)、ヴィリダンス型連鎖球 菌、コリネバクテリウム・ミヌティシマム(Corynebacterium minutissimum)、ク ロストリジウム属(Clostridium)菌種、又はバルトネラ・ヘンセレ(Bartonella h enselae)による感染に関連した単純性皮膚及び軟組織感染、膿瘍及び骨髄炎、並 びに産褥熱;腐生ブドウ球菌(Staphylococcus saprophyticus)又は腸球菌属(Ent erococcus)菌種による感染に関連した単純性急性尿路感染;トラコーマクラミジ ア(Chlamydia trachomatis)、軟性下疳菌(Haemophilus ducreyi)、梅毒トレポネ ーマ(Treponema pallidum)、ウレアプラズマ・ウレアリティカム(Ureaplasma ur ealyticum)、又は淋菌(Neiserria gonorrheae)による感染に関連した尿道炎及び 子宮頚管炎、並びに性感染症;黄色ブドウ球菌(S.aureus)(食中毒及び中毒性シ ョック症候群)、又はA、B、及びC群連鎖球菌による感染に関連した毒素疾患 ;ヘリコバクターピロリ(Helicobacter pylori)による感染に関連した潰瘍;回 帰熱ボレリア(Borrelia recurrentis)による感染に関連した全身性発熱症候群; ライム病ボレリア(Borrelia burgdorferi)による感染に関連したライム病;トラ コーマクラミジア(Chlamydia trachomatis)、淋菌(Neiserria gonorrheae)、黄 色ブドウ球菌(S.aureus)、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)、化膿連鎖球菌(S.py ogenes)、インフルエンザ菌(H.influenzae)、又はリステリア属(Listeria)菌種 による感染に関連した結膜炎、角膜炎、及び涙嚢炎;鳥型結核菌(Mycobacterium avium)、又はマイコバクテリウム・イントラセルラーレ(Mycobacterium intrac ellulare)による感染に関連した播種性鳥型結核菌複合体(MAC)病;カンピ ロバクター・ジェジュニー(Campylobacter jejuni)による感染に関連した胃腸炎 ;クリプトスポリジウム属(Cryptosporidium)菌種による感染に関連した腸原虫 症;ヴィリダンス型連鎖球菌による感染に関連した歯性感染;百日咳菌(Bordete lla pertussis)による感染に関連した持続性咳;ウエルシュ菌(Clostridium per fringens)又はバクテロイデス属(Bacteroides)菌種による 感染に関連したガス壊疽;ヘリコバクターピロリ(Helicobacter pylori)又はク ラミジア・ニューモニエ(Chlamydia pneumoniae)による感染に関連したアテロー ム性動脈硬化などである。動物において処置又は予防できる細菌感染及び原虫感 染、並びにぞれらの感染に関連した障害は以下の通りである。すなわち、パスツ レラ・ヘモリティカ(P.haem.)、パスツレラ・マルトシダ(P.multocida)、マイ コプラズマ・ボビス(Mycoplasma bovis)、又はボルデテラ属(Bordetella)菌種に よる感染に関連したウシ呼吸器疾患;大腸菌(E.coli)又は原虫(すなわち、コク シジウム、クリプトスポリジウムなど)による感染に関連したウシ腸疾患;黄色 ブドウ球菌(Staph.aureus)、ストレプトコッカス・ウベリス(Strep.uberis)、 ストレプトコッカス・アガラクチエ(Strep.agalactiae)、ストレプトコッカス ・ジスガラクチエ(Strep.dysgalactiae)、クレブシエラ属(Klebsiella)菌種、 コリネバクテリウム(Corynebacterium)、又は腸球菌属(Enterococcus)菌種によ る感染に関連した乳牛乳腺炎;アクチノバチルス・プリュロニューモニエ(A.pl euro.)、パスツレラ・マルトシダ(P.multocida)、又はマイコプラズマ属(Mycop lasma)菌種による感染に関連したブタ呼吸器疾患;大腸菌(E.coli)、ラウソニ ア・イントラセルラリス(Lawsonia intracellularis)、サルモネラ(Salmonella) 、又はセルプリナ・ヒオジシンテリエ(Serpulina hyodyisinteriae)による感染 に関連したブタ腸疾患;フソバクテリウム属(Fusobacterium)菌種による感染に 関連したウシ腐蹄症;大腸菌(E.coli)による感染に関連したウシ子宮炎;フソ バクテリウム・ネクロフォルム(Fusobacterium necrophorum)又はバクテロイデ ス・ノドサス(Bacteroides nodosus)による感染に関連したウシ毛いぼ;モラク セラ・ボビス(Moraxella bovis)による感染に関連したウシ急性カタル性結膜炎 ;原虫(すなわち、ネオスポリウム)による感染に関連したウシ早熟流産;大腸 菌(E.coli)による感染に関連したイヌ及びネコの尿路感染;表皮ブドウ球菌(St aph.epidermidis)、スタフィロコッカス・インターメディウス(Staph.interme dius)、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(coagulase neg.Staph.)、又はパスツレラ ・マルトシダ(P.multocida)による感染に関連したイヌ及びネコの皮膚及び軟組 織感染;アルカリゲネス属(Alcaligenes)菌種、バクテロイデス属(Bacteroides) 菌種、クロストリジウム属(Clostridium)菌種、エンテロバクター属(Enterobact er)菌種、ユーバクテリウム(Eubacterium)、ペプトストレ プトコッカス(Peptostreptococcus)、ポルフィロモナス(Porphyromonas)、又は プレボテラ(Prevotella)による感染に関連したイヌ及びネコの歯科又は口腔感染 などである。本発明の方法に従って処置又は予防できるその他の細菌感染及び原 虫感染、並びにそれらの感染に関連した障害は、J.P.Sanfordらによる“The S anford Guide To Antimicrobial Therapy”第26版(Antimicrobial Therapy, Inc.,1996)を参照。 本発明は、また、R3が−CH2S(O)n8、−CH2OR8、又は−CH2N R815[式中、n、R15、及びR8は前述の定義の通り、ただしR3が−CH2S (O)n8の場合、R8はHではない]である前記式の化合物又はその製薬学 的に許容しうる塩の調製法にも関する。調製法は、次式: [式中、R1及びR4は前述の定義の通り]の化合物を、式HSR8、HOR8、又 はHNR158[式中、n,R15及びR8は前述の定義の通り]の化合物で処理し 、その後、場合により−SR8置換基を酸化して−S(O)R8又は−S(O)2 8を形成させることを含む。 式の化合物又はその製薬学的に許容しうる塩の上記調製法の別の態様におい て、上記式の化合物は、次式: [式中、R1及びR4は前述の定義の通り]の化合物を、カリウムtert−ブト キシド、ナトリウムtert−ブトキシド、ナトリウムエトキシド、水素化ナト リウム、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン、1,8−ジアザビシクロ[ 5.4.0]ウンデク−7−エン(1,8-diazabicyclo[5.4.0]undec-7-ene)、1, 5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン(1,5-diazabicyclo[4.3.0]no n-5-ene)、カリウムヘキサメチルジシラジド(KHMDS)、カリウムエトキシド 、又はナトリウムメトキシド、好ましくはKHMDS又は水素化ナトリウムのよ うなナトリウム含有塩基などの塩基の存在下で、(CH33S(O)n2[式中 、nは0又は1、X2はハロ、−BF4、又は−PF6、好ましくはヨード又は− BF4]で処理することによって調製される。 本発明は、また、前述のように、上記式の化合物及びその製薬学的に許容し うる塩の調製に有用な上記式及びの化合物にも関する。 本明細書中で用いている“ヒドロキシ保護基”という用語は、別途記載のない 限り、アセチル、ベンジルオキシカルボニル、及び当業者に周知の各種ヒドロキ シ保護基を含む。各種ヒドロキシ保護基は、T.W.Greene,P.G.M.Wuts,“P rotective Groups In Organic Synthesis”(J.Wiley & Sons,1991)に引用さ れている基を含む。 本明細書中で用いている“ハロ”という用語は、別途記載のない限り、フルオ ロ、クロロ、ブロモ、又はヨードを含む。 本明細書中で用いている“アルキル”という用語は、別途記載のない限り、直 鎖、環状、又は分枝部を有する飽和一価炭化水素ラジカル、又はそれらの混合物 を含む。環状部を意図する場合、前記アルキル中には少なくとも3個の炭素が存 在しなければならないことは承知の通りである。そのような環状部は、シクロプ ロピル、シクロブチル、及びシクロペンチルを含む。 本明細書中で用いている“アルコキシ”という用語は、別途記載のない限り、 −O−アルキル基を含む。アルキルは前述の定義の通りである。 本明細書中で用いている“アリール”という用語は、別途記載のない限り、芳 香族炭化水素から1個の水素を除去して誘導された有機ラジカル、例えばフェニ ル又はナフチルを含む。 本明細書中で用いている“5〜10員環のヘテロアリール”という用語は、別 途記載のない限り、O、S、及びNからそれぞれ選ばれた1個以上のヘテロ原子 を含有する芳香族複素環基を含み、各複素環基は、その環系に5〜10個の原子 を有する。適切な5〜10員環のヘテロアリール基は、ピリジニル、イミダゾリ ル、ピリミジニル、ピラゾリル、(1,2,3)−及び(1,2,4)−トリア ゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソオキサゾリル、オ キサゾリル、ピロリル、及びチアゾリルを含む。 本明細書中で用いている“製薬学的に許容しうる塩”という語句は、別途記載 のない限り、本発明の化合物中に存在することのできる酸性基又は塩基性基の塩 を含む。本質的に塩基性である本発明の化合物は、各種の無機酸及び有機酸と様 々な塩を形成できる。本発明のこのような塩基性化合物の、製薬学的に許容しう る酸付加塩の調製に使用できる酸は、非毒性の酸付加塩、すなわち製薬学的に許 容しうるアニオンを含む塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝 酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、リン酸塩、酸性リン酸塩、イソニコチン酸塩、酢酸 塩、乳酸塩、サリチル酸塩、クエン酸塩、酸性クエン酸塩、酒石酸塩、パントテ ン酸塩、酒石酸水素塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、ゲンチ ジン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルカロン酸塩(glucaronate)、糖酸塩 、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン 酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、及びパモエート[す な わち、1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエート)]を形 成する酸である。アミノ部を含む本発明の化合物は、前述の酸のほか、各種のア ミノ酸と製薬学的に許容しうる塩を形成できる。 本質的に酸性である本発明の化合物は、製薬学的に許容しうる各種のカチオン と塩基性塩を形成することができる。そのような塩の例は、本発明の化合物のア ルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、特にカルシウム塩、マグネシウム塩、ナ トリウム塩、及びカリウム塩を含む。 本発明のある種の化合物は不斉中心を有してもよく、従って異なるエナンチオ マー及びジアステレオマーの形態で存在する。本発明は、本発明の化合物のすべ ての光学異性体及び立体異性体、及びそれらの混合物の使用、並びにそれらを使 用又は含有するすべての薬剤組成物及び処置法に関する。 本発明は、1個以上の水素、炭素、又はその他の原子がそれらの同位体で置換 された本発明の化合物、及びその製薬学的に許容しうる塩を含む。このような化 合物は、代謝薬物動態研究及び結合アッセイにおける研究及び診断ツールとして 有用となりうる。 発明の詳細な説明 本発明の化合物は、以下のスキーム1〜3、及びそれに続く説明に従って調製 することができる。スキーム1 スキーム1(続き) スキーム2 スキーム3 スキーム3(続き) スキーム3(続き) 本発明の化合物は容易に調製される。前述のスキームを参照しながら説明する 。式の出発化合物は、先に引用した米国特許第4,474,768号及び同第 4,517,359号に記載された合成法を含む、当業者に周知の一つ以上の方 法によって調製できる。スキーム1のステップ1において、式の化合物を、外 部塩基の不在下、ジクロロメタン中で1当量の無水酢酸で処理することにより、 C−2’のヒドロキシ基が選択的に保護され、R4がアセチルである式の化合 物が提供できる。アセチル保護基は、式3の化合物を23〜65℃で10〜48 時間メタノールで処理することにより除去できる。C−2’のヒドロキシは、当 業者に周知の、例えばベンジルオキシカルボニル(Cbz)基のような他のヒド ロキシ保護基で保護してもよい。C−9aのアミノ基も、以後の合成のための改 変を実施する前に保護を必要としうる。アミノ部の適切な保護基は、Cbz及び t−ブチルオキシカルボニル(Boc)基である。C−9aのアミノ基を保護す るには、マクロライドを、無水テトラヒドロフラン(THF)中でt−ブチルジ カーボネート、又はベンジルオキシカルボニルN−ヒドロキシコハク酸イミドエ ステル、又はベンジルクロロホルメートで処理し、該アミノ基をそのt−ブチル カーバーメート又はベンジルカーバメートとして保護すればよい。C−9aアミ ノとC−2’ヒドロキシはいずれも、式2の化合物をTHF及び水の中でベンジ ルクロロホルメートで処理することにより、ワンステップでCbz基で選択的に 保護できる。Boc基は酸処理により、Cbz基は従来の接触水素化により除去 できる。以下の説明中、C−9aのアミノ部とC−2’のヒドロキシ基は、当業 者が適切と考えるとおりに保護され、また脱保護されると仮定する。 スキーム1のステップ2において、式の化合物のC−4”のヒドロキシ基は 、Journal of Antibiotics,1988,1029〜1047ページに記載の一つ以上の方法を 含む、当業者に周知の方法によって、対応するケトンに酸化される。例えば、式 のケトンは、DMSO及び適当な活性化剤を用いて調製できる。酸化のための 典型的な反応条件は、(a)N−エチル−N’−(N,N−ジメチルアミノプロ ピル)カーボジイミド及びDMSOをピリジニウムトリフルオロアセテートの存 在下で使用するMoffatt酸化法;又は(b)CH2Cl2中のオキサリルクロリド 及びDMSOに次いでトリエチルアミンの添加、あるいはCH2Cl2中の無水ト リフル オロ酢酸及びDMSOに次いでトリエチルアミンの添加をするSweym酸化法を含 む。スキーム1のステップ3において、式の化合物を、THF、エチレングリ コールジメチルエーテル(DME)、ジイソプロピルエーテル、トルエン、ジエ チルエーテル、又はテトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、ヘキサン、 又は前記溶媒の2つ以上の混合物のような溶媒、好ましくはエーテル溶媒中で、 約−78℃〜約室温(20〜25℃)の温度範囲で、R3MgX1又はR3−Li 及びMg(X12[式中、X1はクロロ又はブロモのようなハライド]で処理し 、R2がヒドロキシで、R1、R3、及びR4が前述の定義の通りの式の化合物を 得る。 スキーム2は、式の化合物をエポキシド中間体を用いて調製する方法を示し ている。スキーム2のステップ1において、式の化合物は2種類の方法によっ て生成させることができる。第一の方法(方法A)では、式の化合物を、カリ ウムtert−ブトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、ナトリウムエト キシド、水素化ナトリウム、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン、1,8 −ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン(1,8-diazabicyclo[5.4.0] undec-7-ene)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン(1,5-diaz abicyclo[4.3.0]non-5-ene)、カリウムエトキシド、又はナトリウムメトキシド 、好ましくは水素化ナトリウムのようなナトリウム含有塩基などの塩基の存在下 、THF、エーテル溶媒、ジメチルホルムアミド(DMF)、又はメチルスルホ キシド(DMSO)、又は前記溶媒の2つ以上の混合物のような溶媒中で、約0〜 約60℃の範囲内の温度で、(CH33S(O)X2[式中、X2はハロ、−BF4 、又は−PF6、好ましくはヨード]を用いて処理すると、以下のような配置の エポキシド部が優勢であろう式の化合物が生成する。 第二の方法(方法B)では、式の化合物を、カリウムtert−ブトキシド 、ナトリウムエトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、水素化ナトリウム 、 1,1,3,3−テトラメチルグアニジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4. 0]ウンデス−7−エン(1,8-diazabicyclo[5.4.0]undec-7-ene)、1,5−ジア ザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン(1,5-diazabicyclo[4.3.0]non-5-ene) 、カリウムエトキシド、カリウムヘキサメチルジシラジド(KHMDS)、又はナ トリウムメトキシド、好ましくはKHMDSのような塩基の存在下、THF、エ ーテル溶媒、DMF、又はDMSO、又は前記溶媒の2つ以上の混合物のような 溶媒中で、約−78〜約60℃の範囲内の温度で、(CH33SX2[式中、X2 はハロ、−BF4、又は−PF6、好ましくは−BF4]を用いて処理すると、以 下のような配置のエポキシド部が優勢であろう式の化合物が生成する。 スキーム2のステップ2において、式の化合物は、R2がヒドロキシで、R3 がメチレン基を介してC−4”の炭素に結合している基、例えばR3が−CH2N R158又は−CH2S(O)n8[式中、n、R15、及びR8は前述の定義の通 り]である、式の化合物に転化できる。R3が−CH2NR158である式の 化合物を調製するには、式の化合物を、水、メタノール、又はTHF、又は前 記溶媒の混合物のような極性溶媒の不在下又は存在下、約室温〜約100℃、好 ましくは約60℃で、場合によりハライド試薬、例えばヨウ化カリウム、過塩素 酸リチウム、過塩素酸マグネシウム、リチウムテトラフルオロボレート、ピリジ ニウムヒドロクロリド、又はヨウ化テトラブチルアンモニウムのようなハロゲン 化テトラアルキルアンモニウムの存在下で、式HNR158[式中、R15及びR8 は前述の定義の通り]の化合物を用いて処理すればよい。R3が−CH2S(O)n8[式中、n及びR8は前述の定義の通り]である式の化合物を調製するに は、式の化合物を、K2CO3、KI、又はナトリウムメトキシドの存在下、メ タノール、ベンゼン、又はトルエンのような芳香族溶媒中で、約室温〜約120 ℃で、式HSR8の化合物を用いて処理すればよい。イオウ部は、当業者に周知 の方法によって、−SO−又は−SO2−に酸化するのが適切であろう。R3が− CH2SR8で、R8が−(CH2qCR1112(CH2rNR1314[前記R8基 の置換基は前述の定義の通り]である式の化合物を調製するには、式の化合 物を、式HS−(CH2qCR1112(CH2r−NPhth[式中、NPht hは、フタルイミドを表す]の化合物とヨウ化カリウムで処理し、その後フタル イミド部を除去すると、R3が−CH2S(CH2qCR1112(CH2rNH2 である式の化合物を得ることができる。フタルイミド部は、必要であればさら に改変してもよい。同一又は類似の方法を用いて、R3が−CH2NR158で、 R8が−(CH2qCR1112(CH2rNR1314である式の化合物は、式 の化合物を、式HNR9−(CH2qCR1112(CH2r−NR1314の化 合物、又は式H2N−(CH2qCR1112(CH2r−NH2の化合物のいずれ かで処理し、次いで窒素原子の還元的アルキル化をすることにより調製できる。 同一又は類似の方法を用いて、R3が−CH2OR8で、R8が前述の定義の通りで ある式の化合物は、式の化合物を式HOR8の化合物で処理することにより 調製できる。 スキーム3は、R2とR3が一緒になってオキサゾリル部を形成する式の化合 物の調製法を示している。スキーム3のステップ1において、式の化合物を、 NH4Clの存在下、メタノール又は水、又はこの2つの溶媒の混合物中で、約 0〜約100℃、好ましくは約80℃で、アジ化ナトリウムで処理すると、式 の化合物が得られる。スキーム3のステップ2において、式の化合物は、従来 の接触水素化によって対応するアミンである式の化合物に転化できる。この接 触水素化は、好ましくは、H2雰囲気下(1atm)でPd(10%、炭素上) 粉末を用いて実施する。得られた式のアミンは、還元的アミノ化のような従来 の合成法を用いて、R3が−CH2NR158である式の様々な化合物に転化で きる。 スキーム3のステップ3において、式の化合物は、式の化合物を、HCl 、又はZnCl2もしくはBF4Et3Oのようなルイス酸などの酸、あるいはN aOH又はTEAのような塩基の存在下又は不在下、THF、クロロ炭化水素( 例えばCH2Cl2又はクロロベンゼン)のような溶媒中で、約室温〜還流温度で 、式R5−CN、R5−C=N(OCH3)、R5−C=N(OC25)、R5-C(O) Cl、又はR5−CO2H[式中、R5は前述の定義の通り、ただしNH2以外]の 化合物で処理することにより、図示されているようにR2とR3が一緒になった式 の化合物に転化できる。あるいは、式の化合物は、スキーム3のステッブ4 及び5に示したように進むこともできる。スキーム3のステップ4では、式の 化合物を、塩化メチレン中で、約0℃〜室温でチオカルボニルジイミダゾールを 用いて処理することにより、式13の化合物を得る。スキーム3のステップ5で は、式13の化合物を、メタノール又はアセトン、又はこの2つの溶媒の混合物 などの溶媒中で、約0℃〜室温で、R5−X1[式中、X1はブロモ又はヨードの ようなハライド]とナトリウムメトキシドのような塩基を用いて処理する。 本発明の化合物は不斉炭素原子を有していてもよく、従って異なるエナンチオ マー及びジアステレオマーの形態で存在する。ジアステレオマー混合物は、その 物理化学的相違に基づいて、当業者に公知の方法、例えばクロマトグラフィー又 は分別結晶などにより、個々のジアステレオマーに分離できる。エナンチオマー は、エナンチオマー混合物を適当な光学活性化合物(例えばアルコール)との反 応によりジアステレオマー混合物に変換し、このジアステレオマーを分離し、個 々のジアステレオマーを対応する純エナンチオマーに変換(例えば加水分解)す ることによって分離できる。ジアステレオマー混合物及び純エナンチオマーを含 む、これらすべての異性体の使用は、本発明の一部であるとみなす。 本質的に塩基性である本発明の化合物は、各種の無機酸及び有機酸と様々な塩 を形成することができる。これらの塩は、哺乳類への投与用として製薬学的に許 容しうるものに違いないが、実際的には、本発明の化合物を反応混合物から製薬 学的に許容しえない塩としてまず単離し、次いで、単にこれをアルカリ試薬で処 理することによって遊離の塩基性化合物に戻し、その後この遊離塩基を製薬学的 に許容しうる酸付加塩に転化するのが望ましいことが多い。本発明の塩基性化合 物の酸付加塩は、該塩基性化合物を、水性溶媒媒体又は適切な有機溶媒、例えば メタノール又はエタノール中で、実質的に同等量の選ばれた鉱酸又は有機酸で処 理することにより容易に調製される。溶媒を注意深く蒸発させると、所望の固体 塩が容易に得られる。所望の塩は、有機溶媒中の遊離塩基溶液から、該溶液に適 当な鉱酸又は有機酸を添加することにより、析出させることもできる。 本質的に酸性である本発明の化合物は、各種のカチオンと塩基性塩を形成する ことができる。哺乳類、魚類、又は鳥類に投与する予定の化合物にとって、これ らの塩は製薬学的に許容されうるものでなければならない。製薬学的に許容しう る塩が必要である場合、まず本発明の化合物を反応混合物から製薬学的に許容し えない塩として単離し、次いで、これを、製薬学的に許容し得ない酸付加塩を製 薬学的に許容しうる塩への転化に関して前述したのと類似の方法で、製薬学的に 許容しうる塩に転化するのが望ましいと思われる。塩基性塩の例は、アルカリ金 属又はアルカリ土類金属の塩、特にナトリウム塩、アミン塩、及びカリウム塩を 含む。これらの塩はいずれも従来技術によって調製される。製薬学的に許容しう る本発明の塩基性塩を調製するための試薬として使用される化学塩基は、本発明 の酸性化合物と非毒性の塩基性塩を形成するものである。そのような非毒性の塩 基性塩は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、各種アミンのカ チオンなどのような製薬学的に許容しうるカチオンから誘導されるものを含む。 これらの塩は、対応する酸性化合物を、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マ グネシウム、各種アミンのカチオンなどのようなカチオンを有する所望の製薬学 的に許容しうる塩基を含有する水溶液で処理し、次いで、得られた溶液を好まし くは減圧下で蒸発乾固することにより、容易に調製できる。あるいは、酸性化合 物の低級アルカノール溶液と所望のアルカリ金属アルコキシドを一緒に混合し、 得られた溶液を前述したのと同様の方法で蒸発乾固することにより調製すること もできる。いずれの場合も、反応の完了と所望の最終生成物の最大収量を保証す るために、化学量論量の試薬を使用するのが好ましい。 本発明の化合物の、細菌病原体及び原虫病原体に対する抗菌活性及び抗原虫活 性は、本化合物の、ヒト病原体(アッセイI)又は動物病原体(アッセイII及び III)の特定菌株の成長を阻害する能力によって示される。 アッセイI 以下に記載するアッセイIは、従来の方法論及び解釈基準を採用しており、マ クロライド耐性の特定機構を回避する化合物に導き得る化学的改変のための方向 性を提供するように設計されている。アッセイIでは、これまでに特徴付けされ たマクロライド耐性機構の代表を含め、多様な標的病原体種が含まれるように菌 株のパネルが集められている。このパネルを使用すると、薬効、活性のスペクト ル、及び耐性機構を回避するのに必要と思われる構造上の要素又は改変に関する 、化学構造/活性関係の測定ができる。スクリーニングパネルを構成する細菌病 原体を以下の表に示す。多くの場合、マクロライド感受性親株も、それから誘導 されたマクロライド耐性株も、化合物の耐性機構回避能力をより正確に評価する ために利用することができる。ermA/ermB/ermCと表示される遺伝 子を含む菌株は、マクロライド、リンコサミド、及びストレプトグラミンB抗生 物質に対して耐性がある。これは、Ermメチラーゼによって23S rRNA 分子が改変(メチル化)されるため、それによって一般的にこれら3種類の構造 クラスの結合がいずれも妨げられるからである。これまでに、マクロライド流出 に関して2種類の説明がなされている。msrAは、マクロライド及びストレプ トグラミンの侵入を妨害する、ブドウ球菌の流出システムの成分をコード化する が、mefA/Eは、マクロライドだけを流出させるとみられる膜通過タンパク をコード化する。マクロライド抗生物質の不活化は、2’−ヒドロキシルのリン 酸化(mph)、又は大環状ラクトンの開裂(エステラーゼ)のいずれかが介在し て発生しうる。菌株は、従来のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)技術及び/又は 耐性決定因子の配列決定を用いて特徴付けすることができる。本願におけるPC R技術の使用に関しては、J.Sutcliffeらによる“Detection Of Erythromycin- Resistant Determinants By PCR”,Antimicrobial Agents and Chemotherapy,40 (11),2562〜2566(1996)に記載されている。アッセイは、マイクロタイタートレ イ中で実施し、The National Committee for Clinical Laboratory Standards(N CCLS)発行のPerfomlance Standards for Antimicrobial Disk Suscetibility Te sts-Sixth Edition;Approved Standard に従って解釈した。すなわち、最小阻止 濃度(MIC)を用いて菌株を比較する。化合物は、まず、ジメチルスルホキシ ド(DMSO)中に溶解し、40mg/mlのストック溶液とする。 アッセイIIは、パスツレラ・マルトシダ(Pasteurella multocida)に対する活 性を試験するのに利用し、アッセイIIIは、パスツレラ・ヘモリティカ(Pasteure lla haemolytica)に対する活性を試験するのに利用する。 アッセイII 本アッセイは、マイクロリッターフォーマットでの液体希釈法に基づく。パス ッレラ・マルトシダ(P.multocida)(59A067菌株)の単一コロニーを、ブ レイン・ハートインフュージョン(BHI)ブロスに接種する。試験化合物は、 化合物1mgを125μlのジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解して調製 する。試験化合物の希釈液は、非接種BHIブロスを用いて調製する。使用する 試験化合物の濃度は、2倍の倍数希釈により、200μg/ml〜0.098μ g/mlの範囲である。パスツレラ・マルトシダ(P.multocida)接種BHIを非 接種BHIブロスで希釈し、200μl当たり104個の細胞の懸濁液を作成す る。このBHI細胞懸濁液を試験化合物のそれぞれの倍数希釈液と混合し、37 ℃で18時間インキュベートする。最小阻止濃度(MIC)は、非接種対照と比 較して決定した、パスツレラ・マルトシダ(P.multocida)の成長を100%阻止 する化合物の濃度に等しい。 アッセイIII 本アッセイは、Steers Replicatorを用いる寒天希釈法に基 づく。寒天平板から単離した2〜5個のコロニーをBHIブロスに接種し、振と う(200rpm)しながら37℃で一晩インキュベートする。翌朝、300μ lの十分に成長したパスツレラ・ヘモリティカ(P.haemolytica)の前培養物を、 3mlの新鮮なBHIブロスに接種し、振とう(200rpm)しながら37℃ でインキュベートする。適当な量の試験化合物をエタノールに溶解し、2倍の倍 数希釈液のシリーズを調製する。それぞれの倍数希釈液2mlを、18mlの溶 融BHI寒天と混合し、固化させる。接種パスツレラ・ヘモリティカ(P.haemoly tica)培養物が0.5マックファーランド標準密度に到達したら、約5μlのパ スツレラ・ヘモリティカ(P.haemolytica)培養物を、各濃度の試験化合物を含有 するBHI寒天平板に、Steers Replicatorを用いて接種し、 37℃で18時間インキュベートする。試験化合物の初期濃度は、100〜20 0μg/mlである。MICは、非接種対照と比較して決定した、パスツレラ・ ヘモリティカ(P.haemolytica)の成長を100%阻止する試験化合物の濃度に等 しい。 式(1)の化合物の、in vivo活性は、当業者には周知の、通常マウスで実施 される従来の動物保護試験によって測定できる。 到着したマウスは各ケージに10匹ずつ入れ、最低48時間慣らしてから使用 する。動物に、0.5mlの3×103CFU/mlの細菌懸濁液[パスツレラ ・マルトシダ(P.multocida)59A006菌株]を腹腔内接種する。各実験には 少なくとも3群の非投薬対照群があり、その1群は0.1×誘発刺激量(challen ge dosc)で感染させ、2群は1×誘発刺激量で感染させてある。10×誘発刺激デ ータ群を使用してもよい。一般的に、所定の実験における全マウスは、特に反復 注射器[例えばCornwall(登録商標)注射器]を用いて誘発刺激投与を 行う場合、30〜90分以内に投与を受けることができる。誘発刺激投与開始後 30分で最初の化合物処置を行う。30分後にまだ全動物に対して誘発刺激投与 が終わってない場合、化合物の投与を始める第二の人間が必要となろう。投与経 路は、皮下又は経口投与である。皮下投与は、首の背側の弛緩した皮膚に行い、 経口投与は給餌針を用いて行う。いずれの場合とも、マウス1匹当たり0.2m lを用いる。化合物は、誘発刺激投与後30分、4時間、及び24時間後に投与 する。同じ経路で投与された薬効既知の対照化合物も各試験に含められる。動物 を毎日観察し、各群における生存数を記録する。パスツレラ・マルトシダ(P.mu ltocida)モデルのモニタリングは、誘発刺激投与後96時間(4日間)続ける。 PD50は、薬剤による処置をしなければ致死的と考えられる細菌感染による死 亡から、ある群のマウスの50%を保護する試験化合物の算出投与量である。 式の化合物及びその製薬学的に許容しうる塩(以後“活性化合物”)は、細 菌及び原虫感染の処置において、経口、非経口、局所、又は直腸経路によって投 与できる。一般的にこれらの化合物は、最も望ましくは、体重1kg当たり1日 約0.2mg(mg/kg/day)〜約200mg/kg/dayの用量を1 回に又は分割して(すなわち、1日1〜4回)投与するが、処置を受ける患者の 動物種、体重、及び状態、並びに選択した特別な投与経路によって、変動は必然 的に生じるであろう。しかしながら、約4mg/kg/day〜約50mg/k g/dayの範囲にある用量レベルを用いるのが最も望ましい。それでも、処置 を受ける哺乳類、魚類、又は鳥類の種、及び前記薬剤に対する個々の応答、並び に選ばれた薬剤の剤型、及びそれらの投与が行われる期間及び間隔によって、変 動は起こりうる。一部のケースでは、前記範囲の下限未満の用量レベルが非常に 適切であり得るし、別のケースでは、さらに大用量を、1日かけて投与するため にその大用量をまずいくつかの少量に分けるのであれば、これといった有害な副 作用を起こさずに使用することができる。 当該活性化合物は、単独で、又は製薬学的に許容しうる担体又は希釈剤と組み 合わせて、前述の経路によって投与することができる。また、そのような投与は 1回で又は複数回に分けて実施できる。更に詳しくは、当該活性化合物は、様々 に異なる投与形態、すなわち製薬学的に許容しうる種々の不活性担体と組み合わ せて、錠剤、カプセル、ロゼンジ、トローチ、硬飴、粉末、スプレー、クリーム 、膏薬(salves)、坐剤、ゼリー、ゲル、ペースト、ローション、軟膏、水性懸濁 液、注射用溶液、エリキシル、シロップなどの形態で投与できる。そのような担 体は、固体の希釈剤又は充填剤、無菌水性媒体、及び各種の非毒性有機溶媒など を含む。さらに、経口用薬剤組成物は、適切な甘味及び/又は香味を付けること ができる。一般的に、当該活性化合物は、そのような投与形態中に、約5.0〜 約70重量%の範囲の濃度で存在する。 経口投与については、微晶セルロース、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム 、リン酸二カルシウム、及びグリシンのような種々の賦形剤を含有する錠剤を、 デンプン(好ましくは、コーン、ポテト、又はタピオカデンプン)、アルギン酸、 及びある種の複合ケイ酸塩のような種々の崩壊剤、並びにポリビニルピロリドン 、ショ糖、ゼラチン、及びアカシアのような顆粒化バインダと共に使用すること ができる。さらに、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、及び タルクのような潤滑剤も、錠剤化のために非常に有用であることが多い。同様の 種類の固体組成物をゼラチンカプセルに充填剤として用いることもできる。これ に関する好適な材料には、ラクトースすなわち乳糖、並びに高分子量のポリエチ レングリコールも含まれる。経口投与用に水性懸濁液及び/又はエリキシルが所 望であれば、活性化合物に、種々の甘味料又は香料、着色料又は染料を組み合わ せることができる。また、所望であれば乳化剤及び/又は懸濁剤、並びに、水、 エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、及びそれらの多様な類似の組 合せなどの希釈剤も組み合わせることができる。 非経口投与については、活性化合物をゴマ油もしくはピーナツ油、又はプロピ レングリコール水溶液のいずれかに溶かした溶液を使用できる。水溶液は、必要 であれば、適切に緩衝(好ましくはpHが8より大)し、液体希釈剤はまず等張 にしなければならない。このような水溶液は静脈注射用に適している。油性溶液 は、関節内、筋肉内、及び皮下注射用に適している。無菌条件下におけるこれら すべての溶液の調製は、当業者に周知の標準製薬技術によって容易に達成される 。 さらに、本発明の活性化合物は局所投与も可能で、その場合、標準の製薬実施 基準に従って、クリーム、ゼリー、ゲル、ペースト、パッチ、軟膏などの手段に よって行うことができる。 ウシや家畜など、ヒト以外の動物に投与するには、活性化合物を動物飼料に入 れて投与するか、飲薬組成物として経口投与することができる。 当該活性化合物は、大小の単層小胞、及び多層小胞などのリポソーム送達シス テムの形態で投与することもできる。リポソームは、各種のリン脂質、例えばコ レステロール、ステアリルアミン、又はホスファチジルコリンなどから製造でき る。 当該活性化合物は、標的可能薬剤担体としての可溶性ポリマーと結合させるこ ともできる。そのようなポリマーは、ポリビニルピロリドン、ピランコポリマー 、ポリヒドロキシプロピルメタクリルアミドフェニル、ポリヒドロキシエチルア スパルタミドーフェノール、又はパルミトイル残基で置換されたポリエチレンオ キシド−ポリリジンを含み得る。さらに、当該活性化合物は、薬剤の制御放出を 達成するのに有用なある種の生分解可能ポリマーと結合させることもできる。生 分解可能ポリマーは、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリ乳酸とポリグ リコール酸のコポリマー類、ポリエプシロンカプロラクトン、ポリヒドロキシ酪 酸、ポリオルトエステル類、ポリアセタール類、ポリジヒドロピラン類、ポリシ アノアクリレート類、及び架橋又は両親媒性のヒドロゲルブロックコポリマー類 である。 以下の実施例で、本発明の方法及び中間体をさらに説明する。本発明が、以下 に提供される実施例の特定の詳細に制限されないことは言うまでもない。表 1 実施例1〜32の化合物は、以下の式で表される一般式を有する。式中のR 置換基は以下の表に示す。これらの化合物は、以下の調製1〜7に記載した方法 で調製した。表中、収率と質量スペクトルのデータは最終生成物に適用される。 表1の調製法 上記のスキームを参照しながら説明する。RがH、R4がHである式11の化 合物[25g(34.01mmol、1.0当量)]を、フェノールレッドを入れ た250mLのTHFと125mLの水の溶液中に混合した。このピンク色の溶 液に、29mL(204.1mmol、6.0当量)のベンジルクロロホルメー トと2NのNaOHをゆっくり添加し、該溶液を塩基性に保った。反応は室温で 一晩攪拌した。反応混合物を濃縮してTHFを除去し、水相をpH9.5に調整 して、500mLのEtOAcで3回抽出した(3×500mL)。合わせた有機 層は、500mLの塩水で洗浄し、Na2CO3上で乾燥させた。ろ過、ろ液の濃 縮、及び乾燥により、粗生成物が得られた。更なる精製は、カラムクロマトグラ フィーで実施し(100%のCH2Cl2で不純物を除去し、次いで5%のMeO H/CH2Cl2で生成物を除去)、32.6g(96%)の帯黄色の固体を得た 。これが、R及びR4がいずれもCbzである式11の化合物であった[MS(F AB)m/z1003]。この生成物32.6g(32.49mmol、1.0 当量)を、216.6mLのCH2Cl2及び27.3mLのDMSOに溶 解した。この溶液に、21.2g(110.5mmol、3.4当量)のEDC と、24.1g(124.8mmol、3.8当量)のPTFAを加えた。一晩 攪拌した後、150mLの水で反応を停止し、2NのNaOHを添加してpHを 9.5に調整した。有機層を3×150mLのCH2Cl2で抽出し、Na2SO4 上で乾燥させた。ろ過、ろ液の濃縮、及び乾燥により黄色の粗製油が得られた。 シリカゲルカラム(2%MeOH/CHCl3)を用いてさらに精製し、25. 6g(79%)の黄色固体を得た。これが、R及びR4がいずれもCbzである 式12の化合物であった。 前述のように調製した式12の化合物14g(13.98mmol、1.0当 量)を、1Lの2−プロパノールに溶解し、これに14gの10%Pd/Cを加 えた。この混合物は、50psiで3日間水素添加を行った。この反応に14g の10%Pd/Cを加え、さらに1日攪拌した。これをもう一度繰り返し、さら に1日攪拌した。Celiteに通してろ過することにより触媒を除去し、2− プロパノールの最少洗浄で、4.8g(47%)の、R及びR4がいずれもHで ある式12の化合物を得た[(MS(APCi)m/z734]。 6.7g(169.17mmol、6.2当量)のNaH(油状分散液中60 %)を、150mLのヘキサンで2回洗浄し、鉱油を除去した。固体を335m LのDMSO中に希釈し、38.4g(174.62mmol、6.4当量)の Me3SOIを3回に分けて加えた。該溶液を1時間、又は透明になるまで攪拌 した。R及びR4がいずれもHである式12の化合物20g(27.29mmo l、1.0当量)を、200mLのTHFに溶解した。該ケトンをカニューレを 通して反応フラスコに移し、20分間攪拌した。反応を50mLの飽和NaHC O3で停止し、4×500mLのEtOAcで抽出し、Na2SO4上で乾燥させ た。ろ過、ろ液の濃縮、及び乾燥により、粗製油を得た。750gのシリカゲル 上でさらに精製し(5%MeOH/CHCl3、0.3%NH4OH)、8.8g( 43%)の白色固体を得た。これが式13の化合物であった[MS(TS)m/ z747)]。 調製113の上記化合物250〜500mgを、表1に特定したR置換基に対応す るアミン1〜2mLに溶解した。触媒量(20mg)のピリジニウムヒドロクロ リドを添加し、溶液を1〜7日間50〜85℃に加熱した。反応を、50mLの 飽和NaHCO3で停止し、3×50mLのCH2Cl2で抽出し、Na2SO4上 で乾燥させることにより、後処理した。ろ過、ろ液の濃縮、及び乾燥により、粗 製油又は粗固体を得た。シリカゲルカラム上でさらに精製し(2〜4%MeOH /CHCl3、0.2%NH4OH)、最終生成物を得た。 調製213の上記化合物250〜500mgを、表1に特定したR置換基に対応す るアミン1〜2mLに、封管中で溶解した。触媒量(20mg)のピリジニウム ヒドロクロリドを添加し、溶液を1〜5日間50〜75℃に加熱した。反応を、 50mLの飽和NaHCO3で停止し、3×50mLのCH2Cl2で抽出し、N a2SO4上で乾燥させることにより、後処理した。ろ過、ろ液の濃縮、及び乾燥 により、粗製油又は粗固体を得た。シリカゲルカラム上でさらに精製し(2〜4 %MeOH/CHCl3、0.2%NH4OH)、最終生成物を得た。 調製313の上記化合物100mgを、MeOH/H2O(8:1)に溶解した。 アジ化ナトリウム(7当量)と塩化アンモニウム(5.5当量)を添加し、溶液 を2日間60℃に加熱した。反応を、50mLの飽和NaHCO3で停止し、3 ×50mLのCH2Cl2で抽出し、Na2SO4上で乾燥させることにより、後処 理した。ろ過、ろ液の濃縮、及び乾燥により、粗製油又は粗固体を得た。シリカ ゲルカラム上でさらに精製し(2%MeOH/CHCl3、0.2%NH4OH)、 最終生成物を得た。 調製413の上記化合物150〜250mgを、1〜2mLのMeOH/H2O又は MeOHに溶解した。これに、表1に特定したR置換基に対応するヘテロ芳香族 試薬(10〜50当量)と触媒量(20mg)のピリジニウムヒドロクロリドを 添加した。反応混合物を1〜3日間45〜50℃に加熱した。次に、反応を10 0mLの飽和NaHCO3で停止、3×25mLのCH2Cl2で抽出、Na2SO4 上で乾燥、ろ過、及び濃縮して固体を得た。該固体を100mLのEtOA cに再溶解し、3×25mLの2N NaOHで洗浄して過剰の試薬を除去した 。シリカゲルカラム上でさらに精製し(2〜5%MeOH/CHCl3、0.2% NH4OH)、最終生成物を得た。 調製513の上記化合物50mgを、表1に特定したR置換基に対応するアミン1 mLに溶解した。少量の1すくいの中性アルミナを添加し、混合物を室温で7日 間攪拌した。反応は、Celite(登録商標)(珪藻土)に通してろ過すること により後処理し、濃縮して粗固体にした。シリカゲルカラム上でさらに精製し( 5%MeOH/CHCl3、0.2%NH4OH)、最終生成物を得た。 調製613の上記化合物270mgを4mLのベンゼンに溶解した。これに、過剰 のK2CO3と0.5mLのチオールを加えた。この混合物を室温で16時間攪拌 した。反応を100mLの飽和NaHCO3で停止、3×25mLのCH2Cl2 で抽出、Na2SO4上で乾燥、ろ過、及び濃縮して固体を得た。シリカゲルカラ ム上でさらに精製し(2%MeOH/CHCl3、0.2%NH4OH)、最終生成 物を得た。 調製713の上記化合物250mgを0.5mLのビス(2−ヒドロキシエチル) アミンと2mLの2−プロパノールに、封管中で溶解した。触媒量(20mg) のピリジニウムヒドロクロリドを添加し、該溶液を7日間75℃に加熱した。反 応を50mLの飽和NaHCO3で停止し、3×50mLのCH2Cl2で抽出し 、Na2SO4上で乾燥することにより後処理した。ろ過、ろ液の濃縮、及び乾燥 により粗製油又は粗固体を得た。シリカゲルカラム上でさらに精製し(2%Me OH/CHCl3、0.2%NH4OH)、最終生成物を得た。 以下の実施例33〜68で、以下の式の一般構造を有する化合物の調製法を 説明する。式中、Rは実施例中に定義の通りである。 実施例334がHである式の化合物(0.059g、0.08mmol)をTHF( 2mL)に溶かした溶液(0℃)に、Et2Oに溶かした臭化アリルマグネシウ ム(1.0M、0.5mL)を加えた。0℃で2時間攪拌後、室温で12時間攪 拌を続けた。反応を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(10mL)とEtOA c(20mL)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(2×15 mL)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(20mL) と塩水(25mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。M eOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93:1〜10:89:1)を用いたシ リカゲルクロマトグラフィーにより、Rがアリルである式の化合物0.011 g(収率18%)を得た。MS:776(TS)。 実施例344がHである式の化合物(0.059g、0.08mmol)のDME( 3mL)溶液(0℃)に、THFに溶かした臭化ビニルマグネシウム(1.0M 、0.56mL)を加えた。0℃で1時間、室温で1時間攪拌後、反応混合物を 、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(10mL)とEtOAc(10mL)で希 釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×10mL)。合わせた有機 抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(15mL)と塩水(20mL)で 洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2: NH4OH(6:93:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、R がビニルである式の化合物0.016g(収率26%)を得た。MS:762 (FAB)。 実施例35 MgCl2(0.095g、1mmol)とDME(1mL)を含むフラスコ (0℃)に、2−チエニルリチウム(1.0M、1.0mL)を加えた。0.5 時間後、R4がHである式の化合物のDME(2mL)溶液を導入し、0℃で 1時間、次いで室温で0.5時間攪拌を続けた。反応混合物を炭酸水素ナトリウ ムの飽和水溶液(10mL)とEtOAc(15mL)で希釈した。分離後、水 性層をEtOAcで洗浄した(3×10mL)。合わせた有機抽出物を炭酸水素ナ トリウムの飽和水溶液(15mL)と塩水(20mL)で洗浄し、Na2SO4上 で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93 :1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rが2−チエニルである 式の化合物0.012g(収率15%)を得た。MS:817(TS)。 実施例364がHである式の化合物(0.147g、0.2mmol)のDME(1 0mL)溶液(0℃)に、THFに溶かした臭化エチニルマグネシウム(0.5 M、2.8mL)を加えた。0℃で1時間、室温で1時間攪拌後、反応混合物を 、水(20mL)とEtOAc(35mL)で希釈した。分離後、水性層をEt OAcで洗浄した(3×25mL)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウム の飽和水溶液(30mL)と塩水(30mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥さ せ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93:1〜1 0:89:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rがエチニルで ある式の化合物0.068g(収率45%)を得た。MS:759(API)。 実施例374がHである式の化合物(0.220g、0.3mmol)のDME(1 5mL)溶液(0℃)に、THFに溶かした臭化1−メチル−1−プロペニルマ グネシウム(0.5M、4.2mL)を加えた。室温で3時間攪拌後、反応混合 物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(20mL)とEtOAc(30mL) で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×10mL)。合わせた 有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(25mL)と塩水(30mL )で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2C l2:NH4OH(6:93:1〜10:89:1)を用いたシリカゲルクロマト グラフィーにより、Rが1−メチル−1−プロペニルである式の化合物0.0 68g(収率26%)を得た。MS:790(API)。 実施例38 臭化ブチルマグネシウムのTHF溶液(2.0M、1.0mL)(0℃)に、メ チルプロパルギルエーテル(0.154g、0.2mmol)のDME(3mL )溶液を加えた。0℃で0.5時間攪拌後、R4がHである式の化合物(0. 147g、0.2mmol)のDME(7mL)溶液を加えた。0℃で0.5時 間、室温で4時間攪拌後、反応混合物を、水(20mL)とEtOAc(25m L)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×20mL)。合わ せた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(20mL)と塩水(25 mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2 Cl2:NH4OH(6:93:1〜10:89:1)を用いたシリカゲルクロ マトグラフィーにより、Rが3−メトキシ−1−プロピニルである式の化合物 0.081g(収率50%)を得た。MS:803(API)。 実施例39 臭化メチルマグネシウムのEt2O溶液(3.0M、1.8mL)(0℃)に、 1−ジメチルアミノ−2−プロピン(0.154g、0.2mmol)のTHF (5mL)溶液を加えた。0℃で6時間攪拌後、R13がHである式の化合物(0 .147g、0.2mmol)のDME(10mL)溶液を室温で加えた。室温 で3時間攪拌後、反応混合物を、水(40mL)とEtOAc(50mL)で希 釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×50mL)。合わせた有機 抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(40mL)と塩水(50mL)で 洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2: NH4OH(6:93:1〜8:91:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフ ィーにより、Rが3−ジメチルアミノ−1−プロピニルである式の化合物0. 140g(収率57%)を得た。MS:817(API)。 実施例40 臭化メチルマグネシウムをEt2O(3.0M、1.8mL)とDME(1m L)に溶かした溶液(0℃)に、2−エチニルピリジン(0.186g、1.8 mmol)のDME(2mL)溶液を加えた。0℃で1時間、室温で1時間攪拌 後、R4がHである式の化合物(0.110g、0.15mmol)のDME (7mL)溶液を室温で加えた。室温で3時間攪拌後、反応混合物を、水(20 mL)とEtOAc(40mL)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗 浄した(3×30mL)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶 液(50mL)と塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下 で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93:1〜10:89: 1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rが2−ピリジルエチニル である式の化合物0.066g(収率53%)を得た。MS:836(API) 。 実施例41 MgBr2(0.552g、3.0mmol)とプロピニルリチウム(0.0 69g、1.5mmol)を含む丸底フラスコ(0℃)に、THF(5mL)を 加えた。4時間後、R4がHである式の化合物(0.110g、0.15mm ol)のDME(10mL)溶液を室温で導入し、攪拌を3時間続けた。反応混 合物を、水(30mL)とEtOAc(30mL)で希釈した。分離後、水性層 をEtOAcで洗浄した(3×40mL)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナト リウムの飽和水溶液(50mL)と塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で 乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93: 1〜7:92:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rが1−プ ロピニルである式の化合物0.060g(収率52%)を得た。MS:817 (TS)。 実施例42 臭化メチルマグネシウムのEt2O溶液(3.0M、0.6mL)(0℃)に、 ブロパルギルアルコール(0.346mL、0.289g、2.25mmol) のTHF(5mL)溶液を加えた。0℃で3時間攪拌後、R4がHである式の 化合物(0.110g、0.15mmol)のDME(10mL)溶液を室温で 加えた。室温で2時間攪拌後、反応混合物を、水(35mL)とEtOAc(5 0mL)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×40mL)。 合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(50mL)と塩水(5 0mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:C H2Cl2:NH4OH(6:93:1〜15:84:1)を用いたシリカゲルク ロマトグラフィーにより、Rが3−ヒドロキシ−1−プロピニルである式の化 合物0.038g(収率32%)を得た。MS:790(API)。 実施例43 実施例42で得た化合物のイソプロパノール(8mL)溶液に、パラジウム触 媒(20mg、10%Pd/C)を加えた。反応容器を水素でフラッシュ及び充 填して(50psi)、室温で24時間振とうした。反応混合物の一部をCeli te(登録商標)に通してろ過し、真空下で濃縮して、Rが3−ヒドロキシ−1 −プロペニルである式の化合物を得た。MS:791(API)。 実施例44 実施例43の残りの溶液にパラジウム触媒(20mg、10%Pd/C)を加 え、反応容器を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で48時間振 とうした。反応混合物をCelite(登録商標)に通してろ過し、真空下で濃 縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93:1〜8:91:1)を 用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rが3−ヒドロキシプロピルであ る式の化合物0.018g(収率57%)を得た。MS:793(API)。 実施例45 実施例38で得た標記化合物のイソプロパノール(8mL)溶液に、パラジウ ム触媒(15mg、10%Pd/C)を加えた。反応容器を水素でフラッシュ及 び充填して(50psi)、室温で24時間振とうした。反応混合物の一部をCe lite(登録商標)に通してろ過し、真空下で濃縮して、Rが3−メトキシ −1−プロペニルである式の化合物を得た。MS:806(API)。 実施例46 実施例45の残りの溶液にパラジウム触媒(15mg、10%Pd/C)を加 え、反応容器を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で48時間振 とうした。反応混合物をCelite(登録商標)に通してろ過し、真空下で濃 縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93:1〜7:92:1)を 用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rが3−メトキシ−プロピルであ る式の化合物0.017g(収率73%)を得た。MS:808(API)。 実施例474がベンジルオキシカルボニルである式の化合物(0.520g、0.6 mmol)をDME(6mL)とTMEDA(2mL)に溶かした溶液(−40 ℃)に、プロピニルリチウム(0.414g、9.0mmol)を加えた。−4 0℃で2.5時間攪拌後、反応混合物を、塩化アンモニウムの飽和水溶液(30 mL)とEtOAc(30mL)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗 浄した(3×10mL)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶 液(25mL)と塩水(30mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下 で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(4:95.6:0.4〜6: 93.6:0.4)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、溶出の速い ジアステレオマー0.157g(収率29%)を、溶出の遅いジアステレオマー 0.071g(収率13%)、及びジアステレオマー混合物0.070g(収率1 3%)と共に得た。 溶出の速いジアステレオマー(0.157g、0.17mmol)のMeOH (5mL)溶液を30℃で6日間攪拌した。真空下で濃縮後、MeOH:CH2 Cl2:NH4OH(4:95.6:0.4〜6:93.6:0.4)を用いたシ リカゲルクロマトグラフィーにより、C−4”炭素における配置が次式のような 、Rが1−プロピニルである式の化合物0.102g(収率78%)を得た。 MS:774(API)。 溶出の遅いジアステレオマー(0.071g、0.078mmol)のMeO H(3mL)溶液を30℃で6日間攪拌した。真空下で濃縮後、MeOH:CH2 Cl2:NH4OH(4:95.6:0.4〜6:93.6:0.4)を用いた シリカゲルクロマトグラフィーにより、実施例41の化合物で説明したのと同一 の物質0.041g(収率68%)を得た。すなわち、Rが1−プロピニルで、 C−4”炭素における配置が次式のような式の化合物である[MS:774(A PI)]。 実施例48 トリメチルスルホニウムテトラフルオロボレート(1.03g、6.3mmo l)をTHF(40mL)中に懸濁した液(−10℃)に、KHMDS(1.2 0g、6.0mmol)を加えた。0℃未満で0.5時間攪拌後、反応容器を− 78℃に冷却し、R13がベンジルオキシカルボニルである式の化合物(2.6 0g、3mmol)のDME(10mL)溶液を加えた。0.5時間後、反応混 合物を、塩化アンモニウムの飽和水溶液(40mL)とEtOAc(50mL) で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×30mL)。合わせた 有機抽出物を塩水(40mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃 縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(2:97.6:0.4〜4:95 .5:0.4)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、R4がベンジル オキシカルボニルである式の化合物0.834g(収率32%)を得た[MS :881(API)]。 実施例49 実施例48の化合物(0.176g、0.2mmol)のMeOH(5mL) 溶液を(50℃で4日間攪拌した。濃縮後、MeOH:CH2Cl2:NH4OH (4:95.6:0.4〜6:93.5:0.4)を用いたシリカゲルクロマト グラフィーにより、R4が水素で、C−4”におけるエポキシド部の配置が次式 のような式の化合物0.107g(収率72%)を得た[MS:748(API )]。 実施例50 実施例48の化合物(0.176g、0.2mmol)と、ヨウ化カリウム(2 .32g、14mmol)と、シクロプロピルアミン(2.43mL、2.00 g、35mmol)をMeOH(30mL)に溶かした溶液を50℃で2日間攪 拌した。濃縮後、残渣を水(50mL)とEtOAc(100mL)に溶解した 。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×50mL)。合わせた有機抽出物 を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(50mL)と塩水(40mL)で洗浄し 、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4 OH(4:95.6:0.4〜6:93.5:0.4)を用いたシリカゲルクロ マトグラフィーにより、Rがシクロプロピルアミノメチルで、C−4”炭素にお ける配置が次式のような式の化合物0.377g(収率69%)を得た[MS :805(API)]。 実施例51 実施例48の化合物(0.176g、0.2mmol)と、ヨウ化テトラブチ ルアンモニウム(0.739g、2.0mmol)と、ブチルアミン(0.39 5mL、0.293g、4mmol)をMeOH(5mL)に溶かした溶液を5 0℃で2日間攪拌した。濃縮後、残渣を水(20mL)とEtOAc(20mL )に溶解した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×20mL)。合わせ た有機抽出物を塩水(40mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で 濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(4:95.6:0.4〜6:9 3.5:0.4)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rがプロピル アミノメチルで、C−4”炭素における配置が次式のような式の化合物0.0 88g(収率54%)を得た[MS:821(API)]。 実施例524がベンジルオキシカルボニルで、C−9aの窒素に結合した水素がベンジ ルオキシカルボニルで置換された式4の化合物(0.500g、0.499mm ol)のTHF(15mL)溶液(0℃)に、Et2O中の臭化メチルマグネシ ウム(3.0M、1.2mL)を加えた。20分後、反応をEtOAc(30m L)と水(50mL)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3 ×35mL)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(1 00mL)と塩水(120mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で 濃縮し、0.500g(収率98%)のオフホワイト泡沫を得た[MS:101 7,845(API)]。 上記化合物(0.500g、0.491mmol)のイソプロパノール(50 mL)溶液にパラジウム触媒(0.250g、10%Pd/C)を加えた。反応 容器を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で48時間振とうした 。追加のパラジウム触媒(0.250g、10%Pd/C)を加え、水素添加を 50psiで24時間続けた。反応混合物をCelite(登録商標)に通して ろ過し、真空下で濃縮した。得られた油状物をイソプロパノール(50mL)に 溶解し、パラジウム触媒(0.312g、10%Pd/C)を加え、水素添加を 50psiで24時間続けた。追加のパラジウム触媒(0.170g、10% Pd/C)を加え、水素添加を50psiで24時間続けた。反応混合物をCe lite(登録商標)に通してろ過し、真空下で濃縮した。MeOH:CH2C l2:NH4OH(8:91:1〜10:89:1)を用いたシリカゲルクロマト グラフィーにより、Rがメチルで、C−4”炭素における配置が次式のような式 の化合物0.120g(収率33%)を得た[MS:749(API)]。 実施例534がベンジルオキシカルボニルで、C−9aの窒素に結合した水素がベンジ ルオキシカルボニルで置換された式の化合物(0.101g、0.101mm ol)のTHF(2mL)溶液(−78℃)に、THF中の臭化フェニルマグネ シウム(1.01M、1.0mL)を加えた。15分後、0℃で1時間、次いで 室温で12時間攪拌を続けた。反応を炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(10 mL)とEtOAc(20mL)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗 浄した(3×15mL)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの10%水 溶液(20mL)と塩水(25mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空 下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(5:94:1〜25:74 :1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、0.048g(収率45 %)の白色泡沫を得た[MS:1080(LSIMS)]。 上記化合物(0.024g、0.022mmol)のメタノール(15mL) 溶液にパラジウム触媒(0.024g、10%Pd/C)を加えた。反応容器を 水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で24時間振とうした。反応 混合物をCelite(登録商標)に通してろ過し、真空下で濃縮した。MeO H:CH2Cl2:NH4OH(5:94.5:1〜10:89:1)を用いたシ リカゲルクロマトグラフィーにより、Rがフェニルである式の化合物0.01 0g(収率28%)を得た[MS:811(LSIMS)]。 実施例54 実施例53で用いた出発化合物(0.300g、0.30mmol)のTHF (3mL)溶液(0℃)に、THF中の塩化n−ブチルマグネシウム(2.0M 、1.5mL)を加えた。20分後、反応を水とEtOAc(20mL)で希釈 した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×50mL)。合わせた有機抽 出物を、炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(50mL)と塩水(55mL)で 洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮し、0.295g(収率93% )のオフホワイト泡沫を得た[MS:1060(FAB)]。 上記化合物(0.087g、0.082mmol)のイソプロパノール(15 mL)溶液に、パラジウム触媒(0.087g、10%Pd/C)を加えた。反 応容器を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で24時間振とうし た。追加のパラジウム触媒(0.087g、10%Pd/C)を加え、水素添加 を50psiで60時間続けた。反応混合物をCelite(登録商標)に通し てろ過し、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(5:94. 5:0.5〜10:89:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、 Rがn−ブチルである式の化合物0.010g(収率28%)を得た。MS: 792(API)。 実施例55 実施例53で用いた出発化合物(0.200g、0.20mmol)のTHF (2mL)溶液(0℃)に、THF中の臭化エチルマグネシウム(1.0M、2 .0mL)を加えた。20分後、反応を水とEtOAc(20mL)で希釈した 。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×30mL)。合わせた有機抽出物 を、炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(50mL)と塩水(55mL)で洗浄 し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4 OH(5:94.5:0.5〜20:79:1)を用いたシリカゲルクロマト グラフィーにより、0.079g(収率38%)の白色泡沫を得た[MS:10 33(LSIMS)]。 上記化合物(0.079g、0.077mmol)のエタノール(20mL) 溶液に、パラジウム触媒(0.035g、10%Pd/C)を加えた。反応容器 を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で24時間振とうした。 追加のパラジウム触媒(0.036g、10%Pd/C)を加え、水素添加を5 0psiで24時間続けた。反応混合物をCelite(登録商標)に通してろ 過して、真空下で濃縮し、Rがエチルである式の化合物0.056g(収率9 6%)を得た。MS:763(TS)。 実施例56 実施例53で用いた出発化合物(0.300g、0.30mmol)のTHF (3mL)溶液(0℃)に、THF中の塩化イソプロペニルマグネシウム(0. 5M、6.0mL)を加えた。20分後、反応を水とEtOAc(20mL)で 希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×30mL)。合わせた有 機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(50mL)と塩水(55mL )で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2C l2:NH4OH(3:96.9:0.1〜20:79.9:0.1)を用いたシ リカゲルクロマトグラフィーにより、0.063g(収率20%)の白色泡沫を 得た[MS:1045(LSIMS)]。 上記化合物(0.150g、0.165mmol)のエタノール(30mL) 溶液に、パラジウム触媒(0.075g、10%Pd/C)を加えた。反応容器 を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で24時間振とうした。追 加のパラジウム触媒(0.075g、10%Pd/C)を加え、水素添加を50 psiで24時間続けた。反応混合物をCelite(登録商標)に通してろ過 し、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93:1〜1 0:89:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rがイソプロペ ニルである式の化合物0.024g(収率19%)を得た。MS:775(T S)。 実施例57 実施例53で用いた出発化合物(0.750g、0.75mmol)のTHF (12mL)溶液(0℃)に、THF中の塩化アリルマグネシウム(2.0M、 3.0mL)を加えた。15分後、反応を水とEtOAc(40mL)で希釈し た。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×50mL)。合わせた有機抽出 物を、炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(100mL)と塩水(100mL) で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2 :NH4OH(6:93:1〜15:84:1)を用いたシリカゲルクロマトグ ラフィーにより、0.530g(収率68%)のオフホワイト泡沫を得た[MS :1044,910(API)]。 上記化合物(0.350g、0.335mmol)のイソプロパノール(10 0mL)溶液に、パラジウム触媒(0.175g、10%Pd/C)を加えた。 反応容器を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で24時間振とう した。追加のパラジウム触媒(0.150g、10%Pd/C)を加え、水素添 加を50psiで24時間続けた。反応混合物をCelite(登録商標)に通 してろ過し、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93 :1〜10:89:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rがプ ロピルである式の化合物0.148g(収率57%)を得た。MS:778( API)。 実施例58 実施例53で出発物質として用いた化合物(0.750g、0.75mmol )のTHF(12mL)溶液(0℃)に、THF中の塩化アリルマグネシウム( 2.0M、3.0mL)を加えた。15分後、反応を水とEtOAc(40mL )で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×50mL)。合わせ た有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(100mL)と塩水(1 00mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH: CH2Cl2:NH4OH(6:93:1〜15:84:1)を用いたシリカゲル クロマトグラフィーにより、0.530g(収率68%)のオフホワイト泡沫を 得た[MS:1044(API)]。 上記化合物(0.104g、0.100mmol)と(1S)−(+)−10 −カンフルスルホン酸(0.046g、0.200mmol)のMeOH(4m L)溶液を−78℃に冷却し、濃青色が持続するまでオゾンで処理した。反応を 酸素でパージし、ジメチルスルフィド(0.13mL、1.76mmol)とピ リジン(0.20mL、2.42mmol)を添加して攪拌を12時間続けた。 CH2Cl2(30mL)と炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(10mL)を加 え、層を分離させて、水性層をCH2Cl2で抽出した(3×30mL)。合わせた 有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(50mL)と塩水(50m L)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2 Cl2:NH4OH(6:93:1〜10:89:1)を用いたシリカゲルクロマ トグラフィーにより、0.024g(収率23%)のオフホワイト泡沫を得た[ MS:912(API)]。 上記化合物(0.022g、0.024mmol)のMeOH(1mL)溶液 に、水素化ホウ素ナトリウム(0.001g、0.024mmol)を加えた。 追加の水素化ホウ素ナトリウム(0.004g、1.00mmol)を3時間か けて加えた。反応混合物をCH2Cl2(30mL)と炭酸水素ナトリウムの10 %水溶液(20mL)で希釈した。分離後、水性層をCH2Cl2で抽出した(3 ×30mL)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(5 0mL)と塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮 し、0.022g(収率100%)の黄色泡沫を得た[MS:914(API)]。 上記化合物(0.022g、0.024mmol)のイソプロパノール(10 mL)溶液に、パラジウム触媒(0.012g、10%Pd/C)を加えた。反 応容器を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で24時間振とうし た。追加のパラジウム触媒(0.020g、10%Pd/C)を加え、水素添加 を50psiで24時間続けた。反応混合物をCelite(登録商標)に通し てろ過し、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(8:91: 1〜10:89:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rが2− ヒドロキシエチルである式の化合物0.005mg(収率23%)を得た。M S:779(API)。 実施例59 実施例53で用いた出発化合物(0.750g、0.75mmol)のTHF (12mL)溶液(0℃)に、THF中の塩化アリルマグネシウム(2.0M、 3.0mL)を加えた。15分後、反応を水とEtOAc(40mL)で希釈し た。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×50mL)。合わせた有機抽出 物を、炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(100mL)と塩水(100mL) で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2 :NH4OH(6:93:1〜15:84:1)を用いたシリカゲルクロマトグ ラフィーにより、0.530g(収率68%)のオフホワイト泡沫を得た[MS :1044(API)]。 上記化合物(0.104g0.100mmol)と(1S)−(+)−10− カンフルスルホン酸(0.046g、0.200mmol)のMeOH(4mL )溶液を−78℃に冷却し、濃青色が持続するまでオゾンで処理した。反応を酸 素でパージし、ジメチルスルフィド(0.13mL、1.76mmol)とピリ ジン(0.20mL、2.42mmol)を添加して攪拌を12時間続けた。C H2Cl2(30mL)と炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(10mL)を加え 、層を分離させて、水性層をCH2Cl2で抽出した(3×30mL)。合わせた有 機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの10%水溶液(50mL)と塩水(50mL )で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:CH2C l2:NH4OH(6:93:1〜10:89:1)を用いたシリカゲルクロマト グラフィーにより、0.024g(収率23%)のオフホワイト泡沫を得た[M S:912(API)]。 上記化合物(0.057g、0.063mmol)のイソプロパノール(15 mL)溶液に、パラジウム触媒(0.040g、10%Pd/C)を加えた。反 応容器を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で24時間振とうし た。追加のパラジウム触媒(0.040g、10%Pd/C)を加え、水素添加 を50psiで24時間続けた。反応混合物をCelite(登録商標)に通し てろ過し、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93: 1〜10:89:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rがホル ミルメチルである式の化合物0.010g(収率15%)を得た。MS:77 7(API)。 実施例60 2−ブロモピリジン(0.474g、3.0mmol)のTHF(5mL)溶 液(−78℃)に、n−ブチルリチウム(3.0M、1.2mL)(−78℃)を 加えた。40分後、溶液を、ドライアイスジャケットで冷却したカニューレを 通して、MgCl2(0.428g、4.5mmol)とエーテル(4mL)を 含むフラスコ(−78℃)に移した。15分後、R4がベンジルオキシカルボニ ルである式の化合物(0.260g、0.3mmol)のTHF(3mL)溶 液(−78℃)を導入し、攪拌を続けながら数時間かけて反応を室温にまで上昇 させた。3.5時間後、反応混合物を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(20m L)とEtOAc(30mL)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄 した(3×50mL)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液 (50mL)と塩水(60mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で 濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93.3:0.7〜10: 89:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rが2−ピリジルで ある式の化合物0.023g(収率9.5%)を得た。MS:812(API) 。 実施例61 ジエチルエーテル(15mL)に溶かしたn−ブチルリチウム(3.0M、1 .62mL)(−78℃)を含む丸底フラスコに、冷却した(−78℃)3−ブロ モピリジン(0.790g、5mmol)を、ドライアイスジャケットで冷却し たカニューレを通して加えた。−78℃で攪拌を35分間続けた。ジエチルエー テル(3mL)中に懸濁したMgBr2ジエチルエーテレアート(ethereatc)(0 .114g、0.440mmol)懸濁液(−78℃)を、ドライアイスジャケ ットで冷却したカニューレを通して3−ピリジルリチウム溶液に加えた。R4が ベンジルオキシカルボニルである式4の化合物(0.347g、0.400mm ol)のジエチルエーテル(3mL)溶液(−78℃)をカニューレを通して導 入した。攪拌を−78℃で2時間続け、その後3時間かけて徐々に0℃に上昇さ せた。反応混合物を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(20mL)とEtOAc (30mL)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×50m L)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(50mL)と 塩水(60mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。Me OH:CH2Cl2:NH4OH(4:95.4:0.6〜20:79:1)を用 いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、0.075g(収率26%)の白色 泡沫を得 た[MS:947,812(API)]。 上記化合物(0.073g、0.077mmol)のイソプロパノール(30 mL)溶液に、パラジウム触媒(0.073g、10%Pd/C)を加えた。反 応容器を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で48時間振とうし た。反応混合物をCelite(登録商標)に通してろ過し、真空下で濃縮した 。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93:1〜8:91:1)を用いた シリカゲルクロマトグラフィーにより、Rが3−ピリジルである式の化合物0 .032g(収率51%)を得た。MS:812(API)。 実施例62 臭化メチルマグネシウムのジエチルエーテル溶液(3.0M、1.8mL)( 0℃)に、5−ヘキシンニトリル(0.63mL、6.00mmol)のTHF (5mL)溶液を加えた。0℃で6時間攪拌後、R4がHである式の化合物( 0.220g、0.300mmol)のDME(10mL)溶液を加え、0℃で 0.5時間、次いで室温で4時間攪拌を続けた。反応混合物を水(20mL)と EtOAc(25mL)で希釈した。層を分離させ、水性層をEtOAcで洗浄 した(3×20mL)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液 (20mL)と塩水(25mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で 濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(6:93:1〜10:89:1 )を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rが6−シアノ−1−ペンチ ニルである式の化合物0.035g(収率14%)を得た。MS:827(A PI)。 実施例63 実施例49の化合物(ただし、R4はベンジルオキシカルボニル)(0.101 g、0.115mmol)のDME(3mL)溶液に、LiAlH4(1.0M、 2.1mL)を一滴ずつ加えた。10分後、反応混合物を、水(0.044mL) 、15%NaOH溶液(0.044mL)、水(0.132mL)の順で処理し、 次に室温で0.5時間攪拌した。反応混合物をEtOAc(20mL)と水(2 0mL)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで抽出した(3×30mL)。 合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(50mL)と塩水( 60mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。M eOH:CH2Cl2:NH4OH(3:96.5:0.5〜3.5:95:0. 5)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rがメチルで、C−4”炭 素における配置が次式のような式の化合物0.042g(収率49%)を得た [MS:749(API)]。 実施例64 1−メチルイミダゾール(0.41g、4.99mmol)のTHF(5ml )溶液(−78℃)に、n−ブチルリチウム(2.5M、2.02ml)を加え た。45分後、−78℃で該溶液をカニューレを通してMgCl2(0.71g 、7.49mmol)とTHF(5mL)を含むフラスコ(0℃)に加えた。1 .5時間後、0℃で、実施例53で用いた出発化合物(0.500g、0.49 9mmol)のDME(2mL)溶液を導入し、0℃で1時間攪拌を続けた。反 応混合物を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(100mL)とEtOAc(10 0mL)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×100mL) 。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(100mL)と塩 水(100mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮し、0.6 60gの黄色泡沫を得た[MS:949(API)]。 上記化合物のイソプロパノール(60mL)溶液に、パラジウム触媒(0.7 00g、10%Pd/C)を加えた。反応容器を水素でフラッシュ及び充填して (50psi)、室温で24時間振とうした。追加のパラジウム触媒(0.500 g、10%Pd/C)を加え、水素添加を50psiで24時間続けた。反応混 合物をCelite(登録商標)に通してろ過し、真空下で濃縮した。MeOH :CH2Cl2:NH4OH(1:98:1〜8:91:1)を用いたシリカゲル クロマトグラフィーにより、Rが1−メチルイミダゾール−2−イルである式 の化合物0.052g(収率13%)を得た。MS:816(API)。 実施例65 フラン(0.34g、4.99mmol)のTHF(5ml)溶液(−78℃ )に、n−ブチルリチウム(2.5M、1.98ml)を加えた。0.5時間後 、−78℃で該溶液を、MgCl2(0.71g、7.49mmol)とTHF (5mL)を含むフラスコ(0℃)に加えた。1.5時間後、0℃で、実施例5 3で用いた出発化合物(0.500g、0.499mmol)のDME(2mL )溶液を導入し、0℃で1時間、次いで室温で1時間攪拌を続けた。反応混合物 を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(100mL)とEtOAc(100mL) で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗浄した(3×100mL)。合わせ た有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(100mL)と塩水(10 0mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。MeOH:C H2Cl2:NH4OH(1:98:1〜8:91:1)を用いたシリカゲルクロ マトグラフィーにより、0.096g(収率24%)の白色泡沫を得た[MS: 935(API)]。 上記化合物のイソプロパノール(15mL)溶液に、パラジウム触媒(0.1 00g、10%Pd/C)を加えた。反応容器を水素でフラッシュ及び充填して (50pSi)、室温で72時間振とうした。反応混合物をCelite(登録商 標)に通してろ過し、真空下で濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH( 1:98:1〜8:91:1)を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、 Rが2−フリルである式の化合物0.053g(収率13%)を得た。MS: 802(API)。 実施例66 N−メチルピロール(0.184g、2.31mmol)のTHF(4ml) 溶液(−78℃)に、n−ブチルリチウム(2.5M、0.93ml)を加えた 。該溶液を1時間かけて室温に温め、次いで、カニューレを通してMgCl2( 0.329g、3.46mmol)とEt2O(4mL)を含むフラスコ(室温 )に加えた。1時間後、R4がベンジルオキシカルボニルである式の化合物( 0.200g、0.231mmol)のTHF(2mL)溶液を導入し、室温で 45分間攪拌を続けた。反応混合物を炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(50m L)4とEtOAc(50mL)で希釈した。分離後、水性層をEtOAcで洗 浄した (3×50mL)。合わせた有機抽出物を、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(5 0mL)と塩水(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空下で濃縮 し、0.293gの黄色泡沫を得た[MS:949(API)]。 上記化合物のイソプロパノール(30mL)溶液に、パラジウム触媒(0.3 24g、10%Pd/C)を加えた。反応容器を水素でフラッシュ及び充填して (50psi)、室温で24時間振とうした。追加のパラジウム触媒(0.300 g、10%Pd/C)を加え、水素添加を50psiで24時間続けた。反応混 合物をCelite(登録商標)に通してろ過し、真空下で濃縮した。MeOH :CH2Cl2:NH4OH(6:93:1〜8:91:1)を用いたシリカゲル クロマトグラフィーにより、Rが1−メチル−2−ピロリルである式の化合物 0.033g(収率18%)を得た。MS:814(API)。 実施例67 実施例39に記載のように調製した未精製の化合物(0.480g)のイソプ ロパノール(40mL)溶液に酸化白金(0.115g、0.505mmol) を加えた。反応容器を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で24 時間振とうした。反応混合物の一部をCelite(登録商標)に通してろ過し 、真空下で濃縮して、Rが3−ジメチルアミノ−1−プロペニルである式の化 合物を得た。MS:819(API)。 実施例68 実施例67の残りの溶液に酸化白金(0.076g、0.335mmol)を 加え、反応容器を水素でフラッシュ及び充填して(50psi)、室温で96時間 振とうした。反応混合物をCelite(登録商標)に通してろ過し、真空下で 濃縮した。MeOH:CH2Cl2:NH4OH(4:95:1〜6:93:1) を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rが3−ジメチルプロピルであ る式の化合物0.069g(収率15%)を得た。MS:821(API)。表 2 実施例69〜81の化合物は、以下の式10で表される一般式を有する。式中 のR置換基は以下の表に示す。実施例69〜82の化合物は、前述の実施例50 及び51の手順に従って調製した。それぞれの反応時間は表に示す。表中、収率 と質量スペクトルのデータは最終生成物に適用される。
【手続補正書】 【提出日】平成11年12月13日(1999.12.13) 【補正内容】 請求の範囲を、以下のように補正する。 『1.次式: {式中、R1は、H、ヒドロキシ、又はメトキシ; R2は、ヒドロキシ; R3は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、シ アノ、−CH2S(O)n8[式中、nは0〜2の整数]、−CH2OR8、−CH2 N(OR9)R8、−CH2NR815、−(CH2m(C6−C10アリール)、又は −(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]で、 前記R3基は、場合により1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R2及びR3は、一緒になって以下に示すオキサゾリル環を形成し; 4は、H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)NR910、又はヒ ドロキシ保護基; R5は、−SR8、−(CH2nC(O)R8[式中、nは0又は1]、C1−C10 アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、−(CH2m(C6 −C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中 、mは0〜4の整数]で、前記R5基は、場合により1〜3個のR16基で置換さ れており; R6及びR7は、それぞれ独立してH、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、C1 −C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−(CH2m(C6 −C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中 、mは0〜4の整数]; 各R8は、独立してH、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10 アルキニル、−(CH2qCR1112(CH2rNR1314[式中、q及びrは 、それぞれ独立して0〜3の整数、ただしq及びrは両方同時に0ではない]、 −(CH2m(C6−C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロ アリール)[式中、mは0〜4の整数]で、前記R8基は、Hを除いて、場合によ り1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R8が−CH2NR815の場合、R15とR8は、一緒になって4〜10員 環の単環式もしくは多環式飽和環、又は5〜10員環のヘテロアリール環を形成 してもよく、前記飽和及びヘテロアリール環は、場合により、R15及びR8が結 合している窒素のほかに、O、S、及び−N(R8)−から選ばれた1又は2個 のヘテロ原子を含み、前記飽和環は、場合により1又は2個の炭素一炭素二重結 合又は三重結合を含み、前記飽和及びヘテロアリール環は、場合により1〜3個 のR16基で置換されており; R9及びR10は、それぞれ独立してH又はC1−C6アルキル; R11、R12、R13、及びR14は、それぞれ独立してH、C1−C10アルキル、 −(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m(5〜10員環のヘテロ アリール)[式中、mは0〜4の整数]から選ばれ、前記R11、R12、R13、及び R14基は、Hを除いて、場合により1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R11及びR13は、一緒になって−(CH2p−[式中、pは0〜3の整 数]を形成する結果、場合により1又は2個の炭素−炭素二重結合又は三重結合 を含む4〜7員環の飽和環を形成し; 又は、R13及びR14は、一緒になって4〜10員環の単環式もしくは多環式飽 和環、又は5〜10員環のヘテロアリール環を形成し、前記飽和及びヘテロアリ ール環は、場合によりR13及びR14が結合している窒素のほかに、O、S、及び −N(R8)−から選ばれた1又は2個のヘテロ原子を含み、前記飽和環は、場 合により1又は2個の炭素−炭素二重結合又は三重結合を含み、前記飽和及びヘ テロアリール環は、場合により1〜3個のR16基で置換されており; R15は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、又はC1−C10アル キニルで、前記R15基は、場合により、ハロ及び−OR9から独立して選ばれる 1〜3個の置換基で置換されており; 各R16は、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O) R17、−C(O)OR17、−C(O)OR17、−OC(O)OR17、−NR6C (O)R7、−C(O)NR67、−NR67、ヒドロキシ、C1−C6アルキル 、C1−C6アルコキシ、−(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m (5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から独立して選ば れ、前記アリール及びヘテロアリール置換基は、場合により、ハロ、シアノ、ニ トロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O)R17、−C(O)OR17、−C (O)OR17、−OC(O)OR17、−NR6C(O)R7、−C(O)NR67 、−NR67、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、及びC1−C6アルコキシから独 立して選ばれた1又は2個の置換基で置換されており; 各R17は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキ ニル、−(CH2m(C1−C10アリール)、及び−(CH2m(5〜10員環の ヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から独立して選ばれ; ただし、R3が−CH2S(O)n8の場合、R8はHではない}の化合物、又 はその製薬学的に許容しうる塩。 2.R4がH、アセチル、又はベンジルオキシカルボニルである、請求項1に 記載の化合物。 3.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が−CH2NR158又は−CH2 SR8である、請求項2に記載の化合物。 4.R3が−CH2NR158で、R15及びR8が、H、C1−C10アルキル、C2 −C10アルケニル、及びC2−C10アルキニルから独立して選ばれ、前記R15及 びR8基が、Hを除いて、場合により、ヒドロキシ、ハロ、及びC1−C6アルコ キシから独立して選ばれた1又は2個の置換基で置換されている、請求項3に記 載の化合物。 5.R15及びR8が、それぞれ独立して、H、メチル、エチル、アリル、n− ブチル、イソブチル、2−メトキシエチル、シクロペンチル、3−メトキシプ口 ピル、3−エトキシプロピル、n−プロピル、イソプロピル、2−ヒドロキシエ チル、シクロプロピル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−プロピニル、s ec−ブチル、tert−ブチル、及びn−ヘキシルから選ばれる、請求項4に 記載の化合物。 6.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が−CH2NHR8、及びR8が− (CH2m(C6−C10アリール)[式中、mは0〜4の整数]である、請求項2 に記載の化合物。 7.R8がフェニル又はベンジルである、請求項6に記載の化合物。 8.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が−CH2NR158、及びR15 とR8が一緒になって4〜10員環の飽和環を形成する、請求項2に記載の化合 物。 9.R15とR8が一緒になって、ピペリジノ、トリメチレンイミノ、又はモル ホリノ環を形成する、請求項8に記載の化合物。 10.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が−CH2NR158、及びR1 5 とR8が一緒になって、場合により1又は2個のC1−C6アルキル基で置換され た5〜10員環のヘテロアリール環を形成する、請求項2に記載の化合物。 11.R15とR8が一緒になってピロリジノ、トリアゾリル、又はイミダゾリ ル環を形成し、前記ヘテロアリール環が場合により1又は2個のメチル基で置換 されている、請求項10に記載の化合物。 12.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が−CH2SR8、及びR8が、 C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、及びC2−C10アルキニルから選ば れ、前記R8基が、場合により、ヒドロキシ、ハロ、及びC1−C6アルコキシか ら独立して選ばれた1又は2個の置換基で置換されている、請求項2に記載の化 合物。 13.R8が、メチル、エチル、又は2−ヒドロキシエチルである、請求項1 2に記載の化合物。 14.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、及びR3が、C1−C10アルキル、 C2−C10アルケニル、及びC2−C10アルキニルから選ばれ、前記R3基が、場 合により、ヒドロキシ、−C(O)R17、−NR67、ハロ、シアノ、アジド、 5〜10員環のヘテロアリール、及びC1−C6アルコキシから独立して選ばれた 1又は2個の置換基で置換されている、請求項2に記載の化合物。 15.R3がメチル、アリル、ビニル、エチニル、1−メチル−1−プロペニ ル、3−メトキシ−1−プロピニル、3−ジメチルアミノ−1−プロピニル、2 −ピリジルエチニル、1−プロピニル、3−ヒドロキシ−1−プロピニル、3− ヒドロキシ−1−プロペニル、3−ヒドロキシプロピル、3−メトキシ−1−プ ロペニル、3−メトキシプロピル、1−プロピニル、n−ブチル、エチル、プロ ピル、2−ヒドロキシエチル、アジドメチル、ホルミルメチル、6−シアノ−1 −ペンチニル、3−ジメチルアミノ−1−プロペニル、又は3−ジメチルアミノ プロピルである、請求項14に記載の化合物。 16.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、及びR3が−(CH2m(5〜1 0員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]である、請求項2に記載の 化合物。 17.R3が2−チエニル、2−ピリジル、1−メチル−2−イミダゾリル、 2−フリル、又は1−メチル−2−ピロリルである、請求項16に記載の化合物 。 18.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、及びR3が−(CH2m(C2−C10 アリール)[式中、mは0〜4の整数]である、請求項2に記載の化合物。 19.R3がフェニルである、請求項18に記載の化合物。 20.R2とR3が一緒になって、以下に示すオキサゾリル環を形成する、請求 項2に記載の化合物。 21.R3が次式: [式中、X3はO、S、又は−N(R15)−、R9及びR15は請求項1に定義の通 り、−OR9基はフェニル基上の利用可能な任意の炭素に結合できる]から選ば れる、請求項2に記載の化合物。 22.治療上有効量の請求項1の化合物及び製薬学的に許容しうる担体を含む 、哺乳類、魚類、又は鳥類における細菌感染又は原虫感染の処置のための薬剤組 成物。 23.哺乳類( ヒトは除く)、魚類、又は鳥類における細菌感染又は原虫感染の 処置のために、前記哺乳類、魚類、又は鳥類に、治療上有効量の請求項1の化合 物を投与することを含む、処置方法。 24.次式:{式中、R1は、H、ヒドロキシ、又はメトキシ; R2は、ヒドロキシ; R3は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、シ アノ、−CH2S(O)n8[式中、nは0〜2の整数]、−CH2OR8、−C H2N(OR9)R8、−CH2NR815、−(CH2m(C6−C10アリール)、又 は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]で 、前記R3基は、場合により1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R2及びR3は、一緒になって以下に示すオキサゾリル環を形成し; 4は、H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)NR910、又はヒ ドロキン保護基; R5は、−SR8、−(CH2nC(O)R8[式中、nは0又は1]、C1−C10 アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、−(CH2m(C6−C10 アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは 0〜4の整数]で、前記R5基は、場合により1〜3個のR16基で置換されており ; R6及びR7は、それぞれ独立してH、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、C1 −C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−(CH2m(C6 −C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、 mは0〜4の整数]; 各R8は、独立してH、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10 アルキニル、−(CH2qCR1112(CH2rNR1314[式中、q及びrは 、それぞれ独立して0〜3の整数、ただしq及びrは両方同時に0ではない]、 −(CH2m(C6−C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロ アリール)[式中、mは0〜4の整数]で、前記R8基は、Hを除いて、場合によ り1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R8が−CH2NR815の場合、R15とR8は、一緒になって4〜10員 環の単環式もしくは多環式飽和環、又は5〜10員環のヘテロアリール環を形成 してもよく、前記飽和及びヘテロアリール環は、場合により、R15及びR8が結 合している窒素のほかに、O、S、及び−N(R8)−から選ばれた1又は2個 のヘテロ原子を含み、前記飽和環は、場合により1又は2個の炭素−炭素二重結 合又は三重結合を含み、前記飽和及びヘテロアリール環は、場合により1〜3個 のR16基で置換されており; R9及びR10は、それぞれ独立してH又はC1−C6アルキル; R11、R12、R13、及びR14は、それぞれ独立してH、C1−C10アルキル、 −(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m(5〜10員環のヘテロ アリール)[式中、mは0〜4の整数]から選ばれ、前記R11、R12、R13、及び R14基は、Hを除いて、場合により1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R11及びR13は、一緒になって−(CH2p−[式中、pは0〜3の整 数]を形成する結果、場合により1又は2個の炭素−炭素二重結合又は三重結合 を含む4〜7員環の飽和環を形成し; 又は、R13及びR14は、一緒になって4〜10員環の単環式もしくは多環式飽 和環、又は5〜10員環のヘテロアリール環を形成し、前記飽和及びヘテロアリ ール環は、場合によりR13及びR14が結合している窒素のほかに、O、S、及び −N(R8)−から選ばれた1又は2個のヘテロ原子を含み、前記飽和環は、場 合により1又は2個の炭素−炭素二重結合又は三重結合を含み、前記飽和及びヘ テロアリール環は、場合により1〜3個のR16基で置換されており; R15は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、又はC2−C10アル キニルで、前記R15基は、場合により、ハロ及び−OR9から独立して選ばれる 1〜3個の置換基で置換されており; 各R16は、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O) R17、−C(O)OR17、−C(O)OR17、−OC(O)OR17、−NR6C (O)R7、−C(O)NR67、−NR67、ヒドロキシ、C1−C6アルキル 、C1−C6アルコキシ、−(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m (5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から独立して選ば れ、前記アリール及びヘテロアリール置換基は、場合により、ハロ、シアノ、ニ トロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O)R17、−C(O)OR17、−C (O)OR17、−OC(O)OR17、−NR6C(O)R7、−C(O)NR67 、−NR67、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、及びC1−C6アルコキシか ら独立して選ばれた1又は2個の置換基で置換されており; 各R17は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキ ニル、−(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m(5〜10員環の ヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から独立して選ばれ; ただし、R3が−CH2S(O)n8の場合、R8はHではない}の化合物の製 造方法であって、次式:[式中、R1及びR4は前述の定義の通り]の化合物を、式HOR8、HSR8、又 はHNR158[式中、n、R15及びR8は前述の定義の通り]の化合物で処理す る(前記式HSR8の化合物を使用する場合、得られるR3基の式−CH2SR8は 、場合により−CH2S(O)R8又は−CH2S(O)28に酸化される)こと を含む、前記製造方法。 25.式の化合物が、次式: [式中、R1及びR4は請求項24で定義の通り]の化合物を、塩基の存在下で、 (CH33S(O)n2[式中、nは0又は1、X2はハロ、−BF4、又は−P F6]で処理することによって調製される、請求項24に記載の方法。 26.X2がヨード又はBF4で、前記塩基が、カリウムtert−ブトキシド 、ナトリウムtert−ブトキシド、ナトリウムエトキシド、水素化ナトリウム 、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4 .0]ウンデス−7−エン(1,8-diazabicyclo[5.4.0]undec-7-cne)、1,5−ジ アザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン(1,5-diazabicyclo[4.3.0]non-5-en e)、カリウムヘキサメチルジシラジド(KHMDS)、カリウムエトキシド、及び ナトリウムメトキシドから選ばれる、請求項25に記載の方法。 27.次式: [式中、R1は、H、ヒドロキシ、又はメトキシ;及び、 R4は、H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)NR910、又はヒド ロキシ保護基;及び、 R9及びR10は、それぞれ独立して、H又はC1−C6アルキル]の化合物又はそ の製薬学的に許容しうる塩。 28.次式:[式中、R1は、H、ヒドロキシ、又はメトキシ;及び、 R4は、H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)NR910、又はヒド ロキシ保護基;及び、 R9及びR10は、それぞれ独立して、H又はC1−C6アルキル]の化合物又はそ の製薬学的に許容しうる塩。』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,HU,ID,IL ,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC, LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ, TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,Y U,ZW (72)発明者 金子 卓史 アメリカ合衆国コネチカット州06437,ギ ルフォード,ノースウッド・ドライブ 398 (72)発明者 ヤン,ビングウェイ・ヴェラ アメリカ合衆国コネチカット州06385,ウ ォーターフォード,リンカーン・ストリー ト 27 (72)発明者 グレイザー,エドワード・アラン アメリカ合衆国コネチカット州06385,ウ ォーターフォード,ボストン・ポスト・ロ ード 310,ユニット 77 (72)発明者 チェン,ヘングミャオ アメリカ合衆国コネチカット州06333,イ ースト・ライム,メイフィールド・テラス 39

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次式: {式中、R1は、H、ヒドロキシ、又はメトキシ; R2は、ヒドロキシ; R3は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、シ アノ、−CH2S(O)n8[式中、nは0〜2の整数]、−CH2OR8、−CH2 N(OR9)R8、−CH2NR815、−(CH2m(C6−C10アリール)、又は −(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]で、 前記R3基は、場合により1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R2及びR3は、一緒になって以下に示すオキサゾリル環を形成し; 4は、H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)NR910、又はヒ ドロキシ保護基; R5は、−SR8、−(CH2nC(O)R8[式中、nは0又は1]、C1−C10 アルキル、C2−CH10アルケニル、C2−C10アルキニル、−(CH2m(C6 −C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、 mは0〜4の整数]で、前記R5基は、場合により1〜3個のR16基で置換されて おり: R6及びR7は、それぞれ独立してH、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、C1 −C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−(CH2m(C6 −C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、 mは0〜4の整数]; 各R8は、独立してH、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10 アルキニル、−(CH2qCR1112(CH2rNR1314[式中、q及びrは 、それぞれ独立して0〜3の整数、ただしq及びrは両方同時に0ではない]、 −(CH2m(C6−C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロ アリール)[式中、mは0〜4の整数]で、前記R8基は、Hを除いて、場合によ り1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R8が−CH2NR815の場合、R15とR8は、一緒になって4〜10員 環の単環式もしくは多環式飽和環、又は5〜10員環のヘテロアリール環を形成 してもよく、前記飽和及びヘテロアリール環は、場合により、R15及びR8が結 合している窒素のほかに、O、S、及び−N(R8)−から選ばれた1又は2個 のヘテロ原子を含み、前記飽和環は、場合により1又は2個の炭素−炭素二重結 合又は三重結合を含み、前記飽和及びヘテロアリール環は、場合により1〜3個 のR16基で置換されており; R9及びR10は、それぞれ独立してH又はC1−C6アルキル; R11、R12、R13、及びR14は、それぞれ独立してH、C1−C10アルキル、 −(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m(5〜10員環のヘテ ロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から選ばれ、前記R11、R12、R13、及 びR14基は、Hを除いて、場合により1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R11及びR13は、一緒になって−(CH2p−[式中、pは0〜3の整 数]を形成する結果、場合により1又は2個の炭素−炭素二重結合又は三重結合 を含む4〜7員環の飽和環を形成し; 又は、R13及びR14は、一緒になって4〜10員環の単環式もしくは多環式飽 和環、又は5〜10員環のヘテロアリール環を形成し、前記飽和及びヘテロアリ ール環は、場合によりR13及びR14が結合している窒素のほかに、O、S、及び −N(R8)−から選ばれた1又は2個のヘテロ原子を含み、前記飽和環は、場 合により1又は2個の炭素−炭素二重結合又は三重結合を含み、前記飽和及びヘ テロアリール環は、場合により1〜3個のR16基で置換されており; R15は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、又はC2−C10アル キニルで、前記R15基は、場合により、ハロ及び−OR9から独立して選ばれる 1〜3個の置換基で置換されており; 各R16は、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O) R17、−C(O)OR17、−C(O)OR17、−OC(O)OR17、−NR6C (O)R7、−C(O)NR67、−NR67、ヒドロキシ、C1−C6アルキル 、C1−C6アルコキシ、−(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m (5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から独立して選ば れ、前記アリール及びヘテロアリール置換基は、場合により、ハロ、シアノ、ニ トロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O)R17、−C(O)OR17、−C (O)OR17、−OC(O)OR17、−NR6C(O)R7、−C(O)NR67 、−NR67、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、及びC1−C6アルコキシから独 立して選ばれた1又は2個の置換基で置換されており; 各R17は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキ ニル、−(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m(5〜10員環の ヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から独立して選ばれ; ただし、R3が−CH2S(O)n8の場合、R8はHではない}の化合物、又 はその製薬学的に許容しうる塩。 2.R4がH、アセチル、又はベンジルオキシカルボニルである、請求項1に 記載の化合物。 3.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が−CH2NR158又は−CH2 SR8である、請求項2に記載の化合物。 4.R3が−CH2NR158で、R15及びR8が、H、C1−C10アルキル、C2 −C10アルケニル、及びC2−C10アルキニルから独立して選ばれ、前記R15及 びR8基が、Hを除いて、場合により、ヒドロキシ、ハロ、及びC1−C6アルコ キシから独立して選ばれた1又は2個の置換基で置換されている、請求項3に記 載の化合物。 5.R15及びR8が、それぞれ独立して、H、メチル、エチル、アリル、n− ブチル、イソブチル、2−メトキシエチル、シクロペンチル、3−メトキシプロ ピル、3−エトキシプロピル、n−プロピル、イソプロピル、2−ヒドロキシエ チル、シクロプロピル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−プロピニル、s ec−ブチル、tert−ブチル、及びn−ヘキシルから選ばれる、請求項4に 記載の化合物。 6.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が−CH2NHR8、及びR8が− (CH2m(C6−C10アリール)[式中、mは0〜4の整数]である、請求項2 に記載の化合物。 7.R8がフェニル又はベンジルである、請求項6に記載の化合物。 8.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が−CH2NR158、及びR15 とR8が一緒になって4〜10員環の飽和環を形成する、請求項2に記載の化合 物。 9.R15とR8が一緒になって、ピペリジノ、トリメチレンイミノ、又はモル ホリノ環を形成する、請求項8に記載の化合物。 10.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が−CH2NR158、及びR1 5 とR8が一緒になって、場合により1又は2個のC1−C6アルキル基で置換され た5〜10員環のヘテロアリール環を形成する、請求項2に記載の化合物。 11.R15とR8が一緒になってピロリジノ、トリアゾリル、又はイミダゾリ ル環を形成し、前記ヘテロアリール環が場合により1又は2個のメチル基で置換 されている、請求項10に記載の化合物。 12.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、R3が−CH2SR8、及びR8が、 C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、及びC2−C10アルキニルから選ば れ、前記R8基が、場合により、ヒドロキシ、ハロ、及びC1−C6アルコキシか ら独立して選ばれた1又は2個の置換基で置換されている、請求項2に記載の化 合物。 13.R8が、メチル、エチル、又は2−ヒドロキシエチルである、請求項1 2に記載の化合物。 14.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、及びR3が、C1−C10アルキル、 C2−C10アルケニル、及びC2−C10アルキニルから選ばれ、前記R3基が、場 合により、ヒドロキシ、−C(O)R17、−NR67、ハロ、シアノ、アジド、 5〜10員環のヘテロアリール、及びC1−C6アルコキシから独立して選ばれた 1又は2個の置換基で置換されている、請求項2に記載の化合物。 15.R3がメチル、アリル、ビニル、エチニル、1−メチル−1−プロペニ ル、3−メトキシ−1−プロピニル、3−ジメチルアミノ−1−プロピニル、2 −ピリジルエチニル、1−プロピニル、3−ヒドロキシ−1−プロピニル、3− ヒドロキシ−1−プロペニル、3−ヒドロキシプロピル、3−メトキシ−1−プ ロペニル、3−メトキシプロピル、1−プロピニル、n−ブチル、エチル、プロ ピル、2−ヒドロキシエチル、アジドメチル、ホルミルメチル、6−シアノ−1 −ペンチニル、3−ジメチルアミノ−1−プロペニル、又は3−ジメチルアミノ プロピルである、請求項14に記載の化合物。 16.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、及びR3が−(CH2m(5〜1 0員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]である、請求項2に記載の 化合物。 17.R3が2−チエニル、2−ピリジル、1−メチル−2−イミダゾリル、 2−フリル、又は1−メチル−2−ピロリルである、請求項16に記載の化合物 。 18.R1がヒドロキシ、R2がヒドロキシ、及びR3が−(CH2m(C6−C10 アリール)[式中、mは0〜4の整数]である、請求項2に記載の化合物。 19.R3がフェニルである、請求項18に記載の化合物。 20.R2とR3が一緒になって、以下に示すオキサゾリル環を形成する、請求 項2に記載の化合物。 21.R3が次式: [式中、X3はO、S、又は−N(R15)−、R9及びR15は請求項1に定義の通 り、−OR9基はフェニル基上の利用可能な任意の炭素に結合できる]から選ば れる、請求項2に記載の化合物。 22.治療上有効量の請求項lの化合物及び製薬学的に許容しうる担体を含む 、哺乳類、魚類、又は鳥類における細菌感染又は原虫感染の処置のための薬剤組 成物。 23.哺乳類、魚類、又は鳥類における細菌感染又は原虫感染の処置のために 、前記哺乳類、魚類、又は鳥類に、治療上有効量の請求項1の化合物を投与する ことを含む処置方法。 24.次式: {式中、R1は、H、ヒドロキシ、又はメトキシ; R2は、ヒドロキシ; R3は、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、シ アノ、−CH2S(O)n8[式中、nは0〜2の整数]、−CH2OR8、−C H2N(OR9)R8、−CH2NR815、−(CH2m(C6−C10アリール)、又 は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]で 、前記R3基は、場合により1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R2及びR3は、一緒になって以下に示すオキサゾリル環を形成し; 4は、H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(〇)NR910、又はヒ ドロキシ保護基; R5は、−SR8、−(CH2nC(O)R8[式中、nは0又は1]、C1−C10 アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル、−(CH2m(C6−C10 アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは 0〜4の整数]で、前記R5基は、場合により1〜3個のR16基で置換されており ; R6及びR7は、それぞれ独立してH、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシ、C1 −C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、−(CH2m(C6 −C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロアリール)[式中、 mは0〜4の整数]; 各R8は、独立してH、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10 アルキニル、−(CH2qCR1112(CH2rNR1314[式中、q及びrは 、それぞれ独立して0〜3の整数、ただしq及びrは両方同時に0ではない]、 −(CH2m(C6−C10アリール)、又は−(CH2m(5〜10員環のヘテロ アリール)[式中、mは0〜4の整数]で、前記R8基は、Hを除いて、場合によ り1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R8が−CH2NR815の場合、R15とR8は、一緒になって4〜10員 環の単環式もしくは多環式飽和環、又は5〜10員環のヘテロアリール環を形成 してもよく、前記飽和及びヘテロアリール環は、場合により、R15及びR8が結 合している窒素のほかに、O、S、及び−N(R8)−から選ばれた1又は2個 のヘテロ原子を含み、前記飽和環は、場合により1又は2個の炭素−炭素二重結 合又は三重結合を含み、前記飽和及びヘテロアリール環は、場合により1〜3個 のR16基で置換されており; R9及びR10は、それぞれ独立してH又はC1−C6アルキル; R11、R12、R13、及びR14は、それぞれ独立してH、C1−C10アルキル、 −(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m(5〜10員環のヘテ ロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から選ばれ、前記R11、R12、R13、及 びR14基は、Hを除いて、場合により1〜3個のR16基で置換されており; 又は、R11及びR13は、一緒になって−(CH2p−[式中、pは0〜3の整 数]を形成する結果、場合により1又は2個の炭素−炭素二重結合又は三重結合 を含む4〜7員環の飽和環を形成し; 又は、R13及びR14は、一緒になって4〜10員環の単環式もしくは多環式飽 和環、又は5〜10員環のヘテロアリール環を形成し、前記飽和及びヘテロアリ ール環は、場合によりR13及びR14が結合している窒素のほかに、O、S、及び −N(R8)−から選ばれた1又は2個のヘテロ原子を含み、前記飽和環は、場 合により1又は2個の炭素−炭素二重結合又は三重結合を含み、前記飽和及びヘ テロアリール環は、場合により1〜3個のR16基で置換されており; R15は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、又はC2−C10アル キニルで、前記R15基は、場合により、ハロ及び−OR9から独立して選ばれる 1〜3個の置換基で置換されており; 各R16は、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O) R17、−C(O)OR17、−C(O)OR17、−OC(O)OR17、−NR6C (O)R7、−C(O)NR67、−NR67、ヒドロキシ、C1−C6アルキル 、C1−C6アルコキシ、−(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m (5〜10員環のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から独立して選ば れ、前記アリール及びヘテロアリール置換基は、場合により、ハロ、シアノ、ニ トロ、トリフルオロメチル、アジド、−C(O)R17、−C(O)OR17、−C (O)OR17、−OC(O)OR17、−NR6C(O)R7、−C(O)NR67 、−NR67、ヒドロキシ、C1−C6アルキル、及びC1−C6アルコキシか ら独立して選ばれた1又は2個の置換基で置換されており; 各R17は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキ ニル、−(CH2m(C6−C10アリール)、及び−(CH2m(5〜10員環 のヘテロアリール)[式中、mは0〜4の整数]から独立して選ばれ; ただし、R3が−CH2S(O)n8の場合、R8はHではない}の化合物の製 造方法であって、次式: [式中、R1及びR4は前述の定義の通り]の化合物を、式HOR8、HSR8、又 はHNR158[式中、n、R15及びR8は前述の定義の通り]の化合物で処理す る(前記式HSR8の化合物を使用する場合、得られるR3基の式−CH2SR8は 、場合により−CH2S(O)R8又は−CH2S(O)28に酸化される)こと を含む、前記製造方法。 25.式の化合物が、次式:[式中、R1及びR4は請求項24で定義の通り]の化合物を、塩基の存在下で、 (CH33S(O)n2[式中、nは0又は1、X2はハロ、−BF4、又は−P F6]で処理することによって調製される、請求項24に記載の方法。 26.X2がヨード又はBF4で、前記塩基が、カリウムtert−ブトキシド 、ナトリウムtert−ブトキシド、ナトリウムエトキシド、水素化ナトリウム 、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4 .0]ウンデス−7−エン(1,8-diazabicyclo[5.4.0]undec-7-ene)、1,5−ジ アザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン(1,5-diazabicyclo[4.3.0]non-5-en e)、カリウムヘキサメチルジシラジド(KHMDS)、カリウムエトキシド、及 びナトリウムメトキシドから選ばれる、請求項25に記載の方法。 27.次式: [式中、R1は、H、ヒドロキシ、又はメトキシ;及び、 R4は、H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)NR910、又はヒド ロキシ保護基;及び、 R9及びR10は、それぞれ独立して、H又はC1−C6アルキル]の化合物又はそ の製薬学的に許容しうる塩。 28.次式: [式中、R1は、H、ヒドロキシ、又はメトキシ;及び、 R4は、H、−C(O)R9、−C(O)OR9、−C(O)NR910、又はヒド ロキシ保護基;及び、 R9及びR10は、それぞれ独立して、H又はC1−C6アルキル]の化合物又はそ の製薬学的に許容しうる塩。
JP50193599A 1997-06-11 1998-05-29 4”−置換−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA誘導体 Expired - Lifetime JP3315704B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US4934897P 1997-06-11 1997-06-11
US60/049,348 1997-06-11
PCT/IB1998/000839 WO1998056802A1 (en) 1997-06-11 1998-05-29 4'-substituted-9-deoxo-9a-aza-9a-homoerythromycin a derivatives

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002068432A Division JP2002316933A (ja) 1997-06-11 2002-03-13 4”−置換−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000514098A true JP2000514098A (ja) 2000-10-24
JP3315704B2 JP3315704B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=21959336

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50193599A Expired - Lifetime JP3315704B2 (ja) 1997-06-11 1998-05-29 4”−置換−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA誘導体
JP2002068432A Pending JP2002316933A (ja) 1997-06-11 2002-03-13 4”−置換−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA誘導体

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002068432A Pending JP2002316933A (ja) 1997-06-11 2002-03-13 4”−置換−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA誘導体

Country Status (49)

Country Link
US (4) US6420536B1 (ja)
EP (1) EP0988310B9 (ja)
JP (2) JP3315704B2 (ja)
KR (1) KR100396168B1 (ja)
CN (4) CN1172947C (ja)
AP (1) AP1231A (ja)
AR (1) AR013086A1 (ja)
AT (1) ATE251173T1 (ja)
AU (1) AU749816B2 (ja)
BG (1) BG64391B1 (ja)
BR (1) BRPI9810519B8 (ja)
CA (1) CA2293823C (ja)
CO (1) CO4950611A1 (ja)
CZ (1) CZ298556B6 (ja)
DE (2) DE69818665T2 (ja)
DK (1) DK0988310T3 (ja)
DZ (1) DZ2514A1 (ja)
EA (1) EA002441B1 (ja)
EG (1) EG24081A (ja)
ES (1) ES2205487T3 (ja)
FR (1) FR04C0013I2 (ja)
GT (1) GT199800077A (ja)
HN (1) HN1998000086A (ja)
HR (1) HRP980314B1 (ja)
HU (2) HU228005B1 (ja)
ID (1) ID22992A (ja)
IL (1) IL132809A0 (ja)
IS (1) IS1998B (ja)
LU (1) LU91076I9 (ja)
MA (1) MA24564A1 (ja)
ME (1) ME00876B (ja)
MY (1) MY123354A (ja)
NL (1) NL300150I2 (ja)
NO (1) NO316911B1 (ja)
NZ (2) NZ514871A (ja)
OA (1) OA11224A (ja)
PA (1) PA8452201A1 (ja)
PE (1) PE79699A1 (ja)
PL (1) PL191601B1 (ja)
PT (1) PT988310E (ja)
RS (1) RS49675B (ja)
SI (1) SI0988310T1 (ja)
SK (1) SK284171B6 (ja)
TN (1) TNSN98082A1 (ja)
TW (1) TW472060B (ja)
UA (1) UA67744C2 (ja)
UY (1) UY25040A1 (ja)
WO (1) WO1998056802A1 (ja)
ZA (1) ZA985017B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091754A (ja) * 2001-04-27 2007-04-12 Pfizer Prod Inc 4”−置換−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンa誘導体類の製造法
JP2013537213A (ja) * 2010-09-20 2013-09-30 ノバルティス アーゲー クラジノース環のC−4”をエポキシド基で修飾した9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAの新規製造方法

Families Citing this family (52)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
HN1998000086A (es) 1997-06-11 1999-03-08 Pfizer Prod Inc Derivados de 9 - desofo - 9 aza - 9a - homoeritromicina a - c - 4 sustituidos.
EP1779853A3 (en) * 1997-09-10 2010-01-27 Merial Ltd. 9a-azalides as veterinary antimicrobial agents
US6339063B1 (en) 1997-09-10 2002-01-15 Merck & Co., Inc. 9a-azalides as veterinary antimicrobial agents
ATE353014T1 (de) * 1997-09-10 2007-02-15 Merial Ltd Verwendung von 9a-azaliden als antimikrobielle mittel für tiere
AP9801420A0 (en) * 1998-01-02 1998-12-31 Pfizer Prod Inc Novel macrolides.
EP1437360A3 (en) * 1998-08-19 2005-04-06 Pfizer Products Inc. C11 Carbamates of macrolide antibacterials
US6043227A (en) * 1998-08-19 2000-03-28 Pfizer Inc. C11 carbamates of macrolide antibacterials
US6100240A (en) * 1998-10-09 2000-08-08 Pfizer Inc Macrolide derivatives
CA2292359C (en) * 1999-01-28 2004-09-28 Pfizer Products Inc. Novel azalides and methods of making same
UA67842C2 (uk) 1999-05-18 2004-07-15 Пфайзер Продактс Інк. Кристалічні форми макролідного антибіотика
BR0010938A (pt) * 1999-05-24 2002-03-19 Pfizer Prod Inc Derivados da 13-metil eritromicina
US6465437B1 (en) 1999-06-30 2002-10-15 Pfizer Inc. Diphosphate salt of a 4″-substituted-9-deoxo-9A-AZA-9A- homoerythromycin derivative and its pharmaceutical composition
US6764996B1 (en) 1999-08-24 2004-07-20 Abbott Laboratories 9a-azalides with antibacterial activity
ATE315042T1 (de) * 1999-08-24 2006-02-15 Abbott Lab 9a-azalide mit antibakterieller wirkung
US6608033B1 (en) * 1999-08-27 2003-08-19 Pfizer Inc. Treatment or prevention of coccidiosis
EP1250343B1 (en) * 2000-01-27 2003-06-25 Pfizer Products Inc. Azalide antibiotic compositions
JP2004516233A (ja) * 2000-04-27 2004-06-03 ファイザー・プロダクツ・インク 哺乳動物の細菌若しくは原生動物感染症を治療するか又は予防するためのアザライド抗生組成物の使用
WO2003011266A2 (en) * 2001-08-01 2003-02-13 Pfizer Products Inc. Azalide antibiotic compositions
EP1638549A4 (en) 2003-03-10 2011-06-15 Optimer Pharmaceuticals Inc NEW ANTIBACTERIAL AGENTS
US7276487B2 (en) 2003-09-23 2007-10-02 Enanta Pharmaceuticals, Inc. 9a, 11-3C-bicyclic 9a-azalide derivatives
AU2004290982B2 (en) * 2003-11-21 2008-06-19 Pfizer Products Inc. The use of anti biotics as vaccine adjuvants
SI1730131T1 (sl) * 2004-03-16 2012-08-31 Boehringer Ingelheim Int Glukopiranozil-substituirani benzenski derivati, zdravila, ki vsebujejo te spojine, njihova uporaba in postopek za njihovo pripravo
US7468428B2 (en) * 2004-03-17 2008-12-23 App Pharmaceuticals, Llc Lyophilized azithromycin formulation
US20060116336A1 (en) * 2004-03-17 2006-06-01 American Pharmaceutical Partners, Inc. Lyophilized azithromycin formulation
US7402568B2 (en) 2004-09-29 2008-07-22 Enanta Pharmaceuticals, Inc. Bicyclic 9a-azalide derivatives
US7767797B1 (en) * 2004-09-30 2010-08-03 Synovo Gmbh Macrocyclic compounds and methods of use thereof
US7271155B2 (en) 2005-01-07 2007-09-18 Enanta Pharmaceuticals, Inc. 9A, 11-2C-bicyclic 9a-azalide derivatives
JP2008526948A (ja) * 2005-01-14 2008-07-24 グラクソスミスクライン・イストラジヴァッキ・センタル・ザグレブ・ドルズバ・ゼー・オメイェノ・オドゴヴォルノスティオ 抗マラリア活性を有する9a−カルバモイルおよびチオカルバモイルアザライド
JP5698979B2 (ja) 2007-10-25 2015-04-08 センプラ ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド マクロライド系抗菌剤の調製プロセス
SI2358379T1 (sl) 2008-10-24 2016-05-31 Cempra Pharmaceuticals, Inc. Postopki biološke obrambe z makrolidi, ki vsebujejo triazol
US9937194B1 (en) * 2009-06-12 2018-04-10 Cempra Pharmaceuticals, Inc. Compounds and methods for treating inflammatory diseases
WO2011032052A1 (en) 2009-09-10 2011-03-17 Cempra Pharmaceuticals, Inc. Methods for treating malaria, tuberculosis and mac diseases
WO2011119604A1 (en) 2010-03-22 2011-09-29 Cempra Pharmaceuticals, Inc. Crystalline forms of a macrolide, and uses therefor
SI2571506T1 (sl) 2010-05-20 2017-12-29 Cempra Pharmaceuticals, Inc. Postopki za pripravo makrolidov in ketolidov ter njihovih intermediatov
KR20180110181A (ko) 2010-09-10 2018-10-08 셈프라 파마슈티컬스, 인크. 질환을 치료하기 위한 수소결합 형성 플루오로 케토라이드
MX2013004013A (es) * 2010-10-10 2013-09-26 Synovo Gmbh Macrolidos antiinflamatorios.
WO2013004116A1 (zh) * 2011-07-06 2013-01-10 洛阳惠中兽药有限公司 C-3取代的-9-脱氧-9a-氮杂-9a-高红霉素a衍生物
CN102260306B (zh) * 2011-07-22 2012-07-18 山东鲁抗舍里乐药业有限公司 一种制备泰拉霉素的方法
WO2013013834A1 (en) 2011-07-27 2013-01-31 Farma Grs, D.O.O. New crystalline forms of tulathromycin
WO2013148891A1 (en) 2012-03-27 2013-10-03 Cempra Pharmaceuticals, Inc. Parenteral formulations for administering macrolide antibiotics
CN102786569B (zh) * 2012-09-07 2016-12-07 安徽中升药业有限公司 泰拉霉素中间体及其制备方法与泰拉霉素的制备方法
CN105163785A (zh) 2013-03-14 2015-12-16 森普拉制药公司 用于治疗呼吸道疾病的方法及其制剂
RU2015138797A (ru) 2013-03-15 2017-04-24 Семпра Фармасьютикалс, Инк. Конвергентные способы получения макролидных антибактериальных агентов
WO2015014907A1 (en) * 2013-07-31 2015-02-05 Farma Grs, D.O.O. Process for preparation of tulathromycin
CN103497227B (zh) * 2013-09-13 2015-09-30 青岛科技大学 一种泰拉菌素中间体的制备方法
CN104725446B (zh) * 2015-03-26 2017-10-27 宁夏泰瑞制药股份有限公司 一种从泰拉霉素粗品中分离泰拉霉素a和泰拉霉素b的方法
CN104861018A (zh) * 2015-06-17 2015-08-26 瑞普(天津)生物药业有限公司 一种泰拉菌素的制备方法
CN105646617A (zh) * 2016-01-21 2016-06-08 杭州海尔希畜牧科技有限公司 一种制备泰拉霉素的方法
FR3048612B1 (fr) 2016-03-14 2020-10-02 Septeos Tulathromycine potentialisee
CN106046077B (zh) * 2016-08-04 2019-07-26 湖北美天生物科技股份有限公司 一种泰拉霉素a的合成方法
CN108003207B (zh) 2017-12-19 2019-05-10 海门慧聚药业有限公司 制备泰拉霉素的方法
CN111087433B (zh) * 2018-10-23 2023-03-21 湖北美天生物科技股份有限公司 一种泰拉霉素中间体的制备方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
YU43006B (en) * 1981-03-06 1989-02-28 Pliva Pharm & Chem Works Process for preparing n-methyl-11-aza-10-deoxo-10-dihydro erythromycin and derivatives thereof
US4474768A (en) * 1982-07-19 1984-10-02 Pfizer Inc. N-Methyl 11-aza-10-deoxo-10-dihydro-erytromycin A, intermediates therefor
US4512982A (en) * 1984-04-13 1985-04-23 Pfizer Inc. 9α-Aza-9α-homoerythromycin compounds, pharmaceutical composition and therapeutic method
CA2064634C (en) * 1991-04-04 1998-08-04 James V. Heck 9-deoxo-8a-aza-8a-homoerythromycin a derivatives modified at the 4"- and8a-positions
US5226958A (en) * 1991-04-11 1993-07-13 Pacemark, Inc. Sealant for pneumatic inner tubes and tubeless tires
EP0549040A1 (en) * 1991-12-20 1993-06-30 Merck & Co. Inc. Methods of making 4" derivatives of 9-deoxo-8a-aza-8a-alkyl-8a-homoerythromycin A
US5441939A (en) * 1994-03-04 1995-08-15 Pfizer Inc. 3"-desmethoxy derivatives of erythromycin and azithromycin
HN1998000086A (es) 1997-06-11 1999-03-08 Pfizer Prod Inc Derivados de 9 - desofo - 9 aza - 9a - homoeritromicina a - c - 4 sustituidos.
UA70972C2 (uk) 1998-11-20 2004-11-15 Пфайзер Продактс Інк. 13-членні азаліди і їх застосування як антибіотиків

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091754A (ja) * 2001-04-27 2007-04-12 Pfizer Prod Inc 4”−置換−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンa誘導体類の製造法
JP2013537213A (ja) * 2010-09-20 2013-09-30 ノバルティス アーゲー クラジノース環のC−4”をエポキシド基で修飾した9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンAの新規製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
LU91076I2 (fr) 2004-07-05
US20040023896A1 (en) 2004-02-05
CN1566129A (zh) 2005-01-19
US6936592B2 (en) 2005-08-30
ES2205487T3 (es) 2004-05-01
CN1172947C (zh) 2004-10-27
LU91076I9 (en) 2018-07-02
SI0988310T1 (en) 2004-02-29
JP3315704B2 (ja) 2002-08-19
BRPI9810519B8 (pt) 2022-11-16
EP0988310B1 (en) 2003-10-01
HRP980314B1 (en) 2004-04-30
US6420536B1 (en) 2002-07-16
HUP0002209A2 (hu) 2000-12-28
CN101691390A (zh) 2010-04-07
HK1028048A1 (en) 2001-02-02
KR100396168B1 (ko) 2003-08-27
DK0988310T3 (da) 2003-12-15
EA199901015A1 (ru) 2000-06-26
NL300150I2 (nl) 2004-09-01
ME00876B (me) 2012-06-20
HU228005B1 (en) 2012-08-28
IL132809A0 (en) 2001-03-19
ZA985017B (en) 1999-12-17
FR04C0013I1 (ja) 2004-06-11
HUP0002209A3 (en) 2003-05-28
BG64391B1 (bg) 2004-12-30
TNSN98082A1 (fr) 2005-03-15
PL337505A1 (en) 2000-08-28
DE69818665T2 (de) 2004-04-29
MY123354A (en) 2006-05-31
PT988310E (pt) 2003-12-31
FR04C0013I2 (ja) 2005-10-21
US20040180842A1 (en) 2004-09-16
US6777393B2 (en) 2004-08-17
BRPI9810519B1 (pt) 2012-02-22
WO1998056802A1 (en) 1998-12-17
YU58699A (ja) 2002-08-12
CN1259136A (zh) 2000-07-05
PE79699A1 (es) 1999-08-25
PL191601B1 (pl) 2006-06-30
AU7347598A (en) 1998-12-30
EG24081A (en) 2008-05-11
BRPI9810519A (pt) 2000-09-19
NZ514871A (en) 2003-08-29
NL300150I1 (nl) 2004-08-02
AR013086A1 (es) 2000-12-13
CA2293823C (en) 2004-02-17
AU749816B2 (en) 2002-07-04
PA8452201A1 (es) 2000-05-24
HK1068893A1 (en) 2005-07-29
CN1793155B (zh) 2010-05-12
DE122004000018I2 (de) 2011-01-13
HN1998000086A (es) 1999-03-08
NZ500660A (en) 2002-03-01
RS49675B (sr) 2007-11-15
NO996106L (no) 2000-02-10
NO996106D0 (no) 1999-12-10
EP0988310A1 (en) 2000-03-29
CZ442199A3 (cs) 2000-07-12
CZ298556B6 (cs) 2007-11-07
EP0988310B9 (en) 2006-03-08
HRP980314A2 (en) 1999-04-30
CN1793155A (zh) 2006-06-28
BG103945A (en) 2000-07-31
HUS1200028I1 (hu) 2016-08-29
TW472060B (en) 2002-01-11
CO4950611A1 (es) 2000-09-01
DZ2514A1 (fr) 2003-02-01
CA2293823A1 (en) 1998-12-17
EA002441B1 (ru) 2002-04-25
SK168399A3 (en) 2000-11-07
HK1088014A1 (zh) 2006-10-27
CN1243766C (zh) 2006-03-01
SK284171B6 (sk) 2004-10-05
AP1231A (en) 2003-12-11
KR20010013632A (ko) 2001-02-26
UA67744C2 (uk) 2004-07-15
MA24564A1 (fr) 1998-12-31
DE69818665D1 (de) 2003-11-06
AP9801255A0 (en) 1998-06-30
OA11224A (en) 2003-07-16
GT199800077A (es) 1999-12-02
ID22992A (id) 1999-12-23
IS1998B (is) 2005-03-15
UY25040A1 (es) 2000-09-29
DE122004000018I1 (de) 2004-09-30
JP2002316933A (ja) 2002-10-31
US20020061858A1 (en) 2002-05-23
ATE251173T1 (de) 2003-10-15
NO316911B1 (no) 2004-06-21
IS5252A (is) 1999-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000514098A (ja) 4”−置換−9−デオキソ−9a−アザ−9a−ホモエリスロマイシンA誘導体
EP0988309B1 (en) C-4''-substituted macrolide derivatives
US6407074B1 (en) C-4″-substituted macrolide derivatives
JP3842973B2 (ja) 13員アザリド類および抗生物質としてのそれらの使用
US6043227A (en) C11 carbamates of macrolide antibacterials
EP1115732B1 (en) Carbamate and carbazate ketolide antibiotics
MXPA99011496A (en) C-4''-substituted macrolide derivatives
MXPA99011495A (en) 4"-substituted-9-deoxo-9a-aza-9a-homoerythromycin a derivatives

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3315704

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080607

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090607

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100607

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110607

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120607

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120607

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130607

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130607

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130607

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130607

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R153 Grant of patent term extension

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R153

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term