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JP2000315437A - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

Info

Publication number
JP2000315437A
JP2000315437A JP11125936A JP12593699A JP2000315437A JP 2000315437 A JP2000315437 A JP 2000315437A JP 11125936 A JP11125936 A JP 11125936A JP 12593699 A JP12593699 A JP 12593699A JP 2000315437 A JP2000315437 A JP 2000315437A
Authority
JP
Japan
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lock
lock pin
cam
stopper member
slide member
Prior art date
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Granted
Application number
JP11125936A
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English (en)
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JP3763699B2 (ja
Inventor
Toshiharu Mori
俊晴 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP12593699A priority Critical patent/JP3763699B2/ja
Priority to CNB001062026A priority patent/CN1145994C/zh
Priority to US09/563,965 priority patent/US6207914B1/en
Priority to DE60004125T priority patent/DE60004125T2/de
Priority to EP00109590A priority patent/EP1050893B1/en
Publication of JP2000315437A publication Critical patent/JP2000315437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3763699B2 publication Critical patent/JP3763699B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/50Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member
    • H01H13/56Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force
    • H01H13/562Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force making use of a heart shaped cam
    • H01H13/568Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state upon the next application of operating force making use of a heart shaped cam the contact also returning by some external action, e.g. interlocking, protection, remote control

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  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートオフ時のロックピンとロックカムとの
摩擦を小さくし、ロックピンを解除する力を小さくする
ことにより、ソレノイドの駆動電流の低減が図れ、か
つ、駆動構造を簡略化することで製品の信頼性や寿命性
を向上すると共に、製品の小型化が図れる自己復帰機能
を有する押釦スイッチの構造を提供する。 【解決手段】 スライド部材2と、このスライド部材2
を一定位置にロックするロックピン6と、このロックピ
ン6が摺動するロックカム4bを有するハートカム部4
とを備え、前記ハートカム部4には、前記ロックカム4
bと協同して前記ロックピン6をロック位置に保持、あ
るいは解除する移動可能なストッパー部材5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機、食器洗浄
機、乾燥機などの電源スイッチとして使用されるスイッ
チの構造に関し、特に自己復帰機能を有する押釦スイッ
チの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自己復帰機能を有する押釦スイッ
チの構造としては、特開平7−320590号がある。
この従来の押釦スイッチの構造を図11乃至図14に示
す。図11は押釦スイッチのロックした状態を示す一部
を破断した平面図、図12は図11のロックカムとロッ
クピンの関係を示す説明図、図13は押釦スイッチのソ
レノイド駆動時の状態を示す一部を破断した平面図、図
14は図13のロックカムとロックピンの関係を示す説
明図である。
【0003】図において、枠体11は、鋼板などの金属
板をプレス加工して形成されており、この枠体11には
ACスイッチ部12およびソレノイド部13が並設され
一体化されて取付られている。また、ACスイッチ部1
2の後方にはDCスイッチ部14が取り付けられてい
る。
【0004】スライド部材15は、前記ACスイッチ部
12にスライド自在に設けられており、このスライド部
材15が押し込み操作されることで前記ACスイッチ部
12およびDCスイッチ部14のスイッチ回路がオンさ
れる。このスライド部材15は、図示しない復帰ばねに
より初期位置方向へ付勢されており、この初期位置にお
いては、前記ACスイッチ部12およびDCスイッチ部
14のスイッチ回路はオフとなっている。
【0005】前記スライド部材15にはハートカム部1
6が設けられ、その中央部には突起状のロックカム16
aが形成されている。このロックカム16aに後述する
ロックピンが摺動され、ロックカム面に係止することに
より、前記スライド部材15を押し込んだ状態でロック
するようになっている。
【0006】ロックピン17は、丸棒の両端を直角に屈
曲して形成され、その一端のロックピン支点17aは前
記枠体11の図示しない孔に軸支されており、また他端
のロックピン動作端17bは回動可能になっており、前
記ハートカム部16のロックカム16aに摺動するよう
に配設されている。
【0007】駆動カム18は、その中央にカム突起部1
8aを有し、このカム突起部18aが前記枠体11に回
動自在に軸支されている。この駆動カム18の一端部
は、前記ソレノイド部13の鉄心13aに係合されて連
結されており、前記ソレノイド部13の吸引力により前
記駆動カム18が、前記カム突起部18aを支点にして
回動駆動されるようになっている。また、前記駆動カム
18の他端部は、前記スライド部材15のハートカム部
16近傍に配置され、この先端部には山形の傾斜面18
b、18cが設けられている。この駆動カム18は前記
ACスイッチ部12と枠体11の間に配設されている。
【0008】この従来の自己復帰機能を有する押釦スイ
ッチの動作を説明すると、前記スライド部材15を押し
込み操作すると、このスライド部材15は押し込み位置
に保持される。この状態では、前記ロックピン17のロ
ックピン動作端17bが前記ロックカム16aに係止さ
れ、前記スライド部材15が押し込み位置でロックされ
ている。この状態から、前記ソレノイド部13が、図示
しない外部の制御回路からの信号により励磁されると、
このソレノイド部13の吸引力により前記鉄心13aを
介して前記駆動カム18が、前記カム突起部18aを支
点にして回転動作する。この時、回転動作した前記駆動
カム18の先端部の傾斜面18bは、前記ロックピン1
7の長手方向(ロックピン17の移動方向と直交する方
向)よりロックピン動作端17bに当接し、前記駆動カ
ム18の先端部の傾斜面18bによりロックピン動作端
17bが横方向(図において下方向)へ導かれ移動し、
前記ハートカム部16のロックカム16aの係止部より
外れ、ロックが解除されるものとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の自己復帰機能を有する押釦スイッチの構造にお
いては、前記スライド部材15のロック状態では、前記
ロックピン17のロックピン動作端17bは、前記ロッ
クカム16aの係止部に保持されており、オートオフ時
には、前記ソレノイド部13で駆動される前記駆動カム
18の先端部の傾斜面18bで、前記ロックピン17の
ロックピン動作端17bが横方向に押されることによ
り、前記ロックカム18aから外れて解除される構成と
なっているため、前記ロックピン17と前記ロックカム
16aとの摩擦が大きく、前記ロックピン17を解除す
るための力が大きくなってしまい、その結果、前記ソレ
ノイド部13にかかる駆動電流が大きくなってしまうと
いう問題があった。
【0010】また、前記ロックピン17を横方向に押す
ことにより、前記ロックカム16aの係止部から強制的
に解除させるため、磨耗が激しく、製品の高信頼性や長
寿命化への妨げとなる可能性があった。
【0011】また、前記ロックピン17を解除するの
に、前記ソレノイド部13で駆動される前記駆動カム1
8の回動動作を利用していることから、前記駆動カム1
8が大型化してしまい、製品の小型化が難しいという問
題があった。
【0012】したがって、本発明では上述した問題点を
解決し、オートオフ時のロックピンとロックカムとの摩
擦を小さくし、ロックピンを解除する力を小さくするこ
とにより、ソレノイドの駆動電流の低減が図れ、かつ、
駆動構造を簡略化することで製品の信頼性や寿命性を向
上すると共に、製品の小型化が図れる自己復帰機能を有
する押釦スイッチの構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では第1の手段として、スライド部材と、この
スライド部材を一定位置にロックするロックピンと、こ
のロックピンが摺動するロックカムを有するハートカム
部とを備え、前記ハートカム部には、前記ロックカムと
協同して前記ロックピンをロック位置に保持、あるいは
解除する移動可能なストッパー部材を設けたことを特徴
とする。
【0014】また、第2の手段として、スイッチ本体
と、このスイッチ本体にスライド可能に設けられたスラ
イド部材と、このスライド部材に一端が軸止され、他端
が回動可能に設けられたロックピンと、前記スイッチ本
体に設けられ、前記ロックピンの他端が摺動するハート
カム部と、前記ロックピンのロックを解除させる駆動部
材と、前記スライド部材を復帰方向に付勢する復帰ばね
とを備え、前記ハートカム部には、前記ロックピンの摺
動軌跡と、この摺動軌跡から外れる位置に移動可能な前
記ストッパー部材が設けられ、前記ロックピンが前記ハ
ートカム部の前記ロックカムと前記ストッパー部材とで
ロック位置に保持された後、前記駆動部材で前記ストッ
パー部材を移動させて前記ロックピンのロックを解除さ
せるように形成したことを特徴とする。
【0015】また、第3の手段として、前記ロックカム
の一端から前記ストッパー部材側の他端に向かうロック
カム面は、前記一端から前記ストッパー部材側の他端に
行くに従ってスライド部材の操作部側に近づくような傾
斜面で形成されていることを特徴とする。
【0016】また、第4の手段として、前記ストッパー
部材は、前記ハートカム部のカム溝形成面と直交する方
向に移動可能なように前記ハートカム部に形成されてい
ることを特徴とする。
【0017】また、第5の手段として、前記ストッパー
部材は、前記ハートカム部のカム溝形成面と平行な方向
に移動可能なように前記ハートカム部に形成されている
ことを特徴とする。
【0018】また、第6の手段として、前記駆動部材は
ソレノイドから構成され、このソレノイドの吸引力によ
り前記ストッパー部材を移動させることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図10に示す。図1乃至図8は本発明の第1の実施例で
ある自己復帰機能を有する押釦スイッチの構造を示し、
図1は本発明の押釦スイッチを示す一部を破断した平面
図、図2は本発明の押釦スイッチを示す一部を破断した
正面図、図3はスライド部材の手動操作時のハートカム
とロックピンとの関係を示す説明図、図4はオートオフ
時のハートカムとロックピンとの関係を示す説明図、図
5はオートオフ時のロックカムおよびストッパー部材と
ロックピンとの関係の概略を示す斜視図、図6は同じく
図5の概略を示す平面図、図7はストッパー部材とソレ
ノイドとの連結状態を示す平面図、図8は図7の側面図
である。
【0020】これらの図において、枠体1は合成樹脂な
どの絶縁材で略箱状に形成されており、後述するハウジ
ングの開口部を覆うように取付られている。
【0021】スライド部材2は合成樹脂などの絶縁材で
形成されており、その一端部にはスイッチ本体の外方へ
突出する操作部2aが設けられている。この操作部2a
の中央にはばね収納部2bが設けられ、このばね収納部
2bには後述する復帰ばねが収納されるものとなってい
る。また、前記スライド部材2の他端部には、後述する
ロックピンの一端が軸支される軸孔2cが設けられ、ロ
ックピンは前記スライド部材2と共にスイッチ本体内を
移動できるように配設されている。また、前記スライド
部材2の中央部には、図示しない接点駆動手段が設けら
れ、この接点駆動手段によりスイッチ本体のスイッチ回
路部がオン、およびオフされるものとなっている。
【0022】ハウジング3は合成樹脂などの絶縁材から
なり、上面に開口部3aを有する略箱状に形成されてい
る。このハウジング3の開口部3aには、図示しないス
イッチ回路部が形成されている。また、前記ハウジング
3の開口部3aには、前記スライド部材2がスライド自
在となるように配設されており、前記スライド部材2の
図示しない接点駆動手段によりスイッチ本体のスイッチ
回路部が駆動されることで、スイッチ回路の切り替えが
行われるものとなっている。
【0023】また、前記ハウジング3の後端には、前記
開口部3aとは反対側に開口された、後述する駆動部材
が取り付けられる駆動部材取付部3bが設けられてい
る。また、この駆動部材取付部3bの有底部側には小さ
な貫通孔からなる窓部3cが設けられ、この窓部3cを
介して反対側、即ち前記開口部3a側には、スイッチ本
体のロック機構を構成するハートカム部4が形成されて
いる。
【0024】前記ハートカム部4は、その中央に位置し
たハート状の突起からなるロックカム面4aを有するロ
ックカム4bと、このロックカム4bの周囲に環状に設
けられ、複数の斜面と段部を有するカム溝4cと、この
カム溝4cの、後述するロックピンの摺動軌跡上に突出
して設けられ、前記ロックカム4bの突起の突出方向と
は反対の方向に移動可能なストッパー部材5とを備えて
いる。このストッパー部材5は、前記ハートカム部4と
は別体で形成されており、前記ハウジング3の駆動部材
取付部3bに設けられた窓部3cに挿通される突部5a
とこれより大きな基部5bとにより構成されている。前
記ストッパー部材5の基部5bは、一枚の金属板片をコ
字状に折り曲げることにより、上下に2段の平行部5c
が設けられており、更にこの平行部5cを延出すること
により左右に一対の舌片5dを形成して、後述するソレ
ノイドの鉄芯との連結部を形成している。
【0025】ロックピン6は、丸状の線材で両端を略コ
字状に折り曲げて形成されており、その一端にはロック
ピン支点6aが、また、他端にはロックピン動作端6b
が設けられている。前記ロックピン支点6aは、前記ス
ライド部材2の軸孔2cに軸支されることによって、こ
の軸孔2cを支点として前記ロックピン動作端6bが回
動可能となるように配設されている。また、前記ロック
ピン動作端6bは、前記ハウジング3に設けられたハー
トカム部4のカム溝4cに係合され、前記スライド部材
2の移動に伴って前記カム溝4c上を摺動するようにな
っている。
【0026】駆動部材7は、内部に鉄芯7aを有するソ
レノイドからなり、前記鉄芯7aの先端には前記ストッ
パー部材5の基部5bが連結されている。ここで、前記
ストッパー部材5の基部5bと前記ソレノイドとの連結
について更に説明する。図7、図8に示すように、前記
鉄心7aは、前記基部5bの前記2段の平行部5c間
に、前記ソレノイドの鉄芯7aの鍔部7bが配置され、
前記左右の舌片5dによって脱落が防止されると共に、
前記2段の平行部5cと4本の舌片5dによって形成さ
れた空間内に若干の遊びをもって連結される構造となっ
ている。
【0027】そして、前記ソレノイドが励磁されると、
前記鉄芯7aと共に前記ストッパー部材5が吸引され移
動するようになっている。この時、前記ストッパー部材
5は、若干の遊びをもって鉄芯7aに連結されているの
で、前記ソレノイド内での前記鉄芯7aの遊びや、前記
ソレノイドの取付姿勢のバラツキ等があっても、前記ス
トッパー部材5を前記窓部3c内に垂直にスムーズに移
動させることができる。
【0028】また、前記鉄芯7aには、前記ストッパー
部材5が吸引された後、初期位置に復帰させるための復
帰用のコイルばね8が取付けられている。この場合、前
記ストッパー部材5の基部5bが前記ハウジング3の駆
動部材取付部3bの有底部に当接することで、前記スト
ッパー部材5の位置規制を行っている。
【0029】復帰ばね9は、線材をコイル状に巻回して
形成されており、この復帰ばね9は、前記スライド部材
2のばね収納部2bに収納されるもので、スイッチ本体
にスライド可能に取り付けられた前記スライド部材2
が、押し込み位置から、ロック解除された際、初期位置
に復帰させるようになっている。
【0030】次に、上述した本発明の自己復帰機能を有
する押釦スイッチの動作について説明する。前記スライ
ド部材2の操作部2aが押し込み操作されると、前記ス
ライド部材2に前記ロックピン支点6aが軸支された前
記ロックピン6も移動し、前記ロックピン6のロックピ
ン動作端6bは、前記ハウジング3に設けられた前記ハ
ートカム部4のカム溝4cに係合され、前記スライド部
材2の移動に伴って前記カム溝4c上を摺動する。この
時、前記ロックピン動作端6bは、前記ハートカム部4
の前記カム溝4cを、図3に示すカム溝面4caからカ
ム溝面4cbへと矢印の方向に移動し、その中間点であ
るカム溝面4ccの位置で前記ロックカム4bと前記ス
トッパー部材5との協同によりロックされる。この状態
で前記スライド部材2が押し込み位置にロックされるこ
ととなり、スイッチ本体の図示しないスイッチ回路部が
オン状態となる。
【0031】この状態から、手動操作でスイッチ回路部
をオフする場合には、更に操作部2aを押し込むことに
より、前記ロックピン動作端6bは、前記カム溝4c上
をカム溝面4ccからカム溝面4cdへと移動し、この
時、前記ロックカム4bと前記ストッパー部材5の両方
から外れることにより、図3に示すカム溝面4cdから
矢印の方向に移動し、カム溝面4caの位置へと復帰す
る。この状態では初期状態となり、スイッチ本体の図示
しないスイッチ回路部はオフ状態となっている。
【0032】尚、カム溝面4cdからカム溝面4caへ
の移動途中において、操作者が誤って前記操作部2aを
再度押し込むようなことがあっても、前記ストッパー部
材5に前記ロックピン動作端6bが当接することがない
ように、前記カム溝4cdより高くて前記ストッパー部
材5より低い寸法の案内壁4eが設けられている。(図
3および図4)
【0033】また、自動復帰(オートオフ)機能を動作
させる場合には、外部の図示しない制御回路からの信号
により、前記駆動部材7のソレノイドのコイルが励磁さ
れることで、ソレノイドの吸引力により前記鉄芯7aが
吸引され、この鉄芯7aと共に、この鉄芯7aに連結さ
れている前記ストッパー部材5も吸引され移動する。従
って、前記ストッパー部材5は、前記駆動部材7側、即
ち、図4に示す前記ハートカム部4のカム溝4cの形成
面と直交する方向の図示下面側へ吸引され移動すること
から、前記ロックピン動作端6bは、前記ストッパー部
材5から外れることとなる。
【0034】この時、前記ロックピン動作端6cが係止
している前記ロックカム4bの前記ロックカム面4a
は、図6に示すように前記ロックカム4bの一端から前
記ストッパー部材5側の他端に行くに従って前記スライ
ド部材2の操作部2a側に近づくような傾斜面4dで形
成されており、即ち、この傾斜面4dは前記操作部2a
が復帰する方向に傾斜されていることから、前記ロック
ピン動作端6bは、前記傾斜面4dに案内されて、図4
に示すカム溝面4ccからカム溝面4ceへと移動し、
矢印に沿ってカム溝面4caの位置、即ち初期状態へと
復帰する。
【0035】上述した、本発明の自己復帰機能を有する
押釦スイッチの構造においては、前記ロックピン6の前
記ロックピン動作端6bを、前記ハートカム部4に形成
した前記ロックカム4bと移動可能な前記ストッパー部
材5の協同によりロック位置に保持する構造とし、前記
ストッパー部材5を移動させることによりロック解除を
行う構造としたので、前記ロックピン動作端6bと前記
ロックカム4bとの間に無理な力がかからないため摩擦
が小さくなり、ロックを解除させる力も小さくできるこ
とから、前記駆動部材7にかかる起動電流を小さくでき
るものとなる。
【0036】また、前記ロックカム4bのロックカム面
4aに、前記ロックピン動作端6bを前記スライド部材
2の操作部2a側へ案内させる傾斜面4dを設けたの
で、強制的に解除させる必要がなくなり、磨耗が軽減さ
れ、製品の信頼性や寿命性も向上される。
【0037】また、前記ストッパー部材5は、前記駆動
部材7に直接連結されていることから、駆動機構が簡略
化できるため、製品の小型化が容易となる。
【0038】図9および図10は本発明の第2の実施例
である自己復帰機能を有する押釦スイッの構造を示し、
図9はオートオフ時のロックカムおよびストッパー部材
とロックピンとの関係の概略を示す斜視図、図10は同
じく図9の概略を示す平面図である。なお、図1乃至図
8で説明した同一部品については、同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0039】この場合、第1の実施例との相違点は、ス
トッパー部材50の構成が一部異なっている点である。
即ち、本発明の第2の実施例である自己復帰機能を有す
る押釦スイッチのストッパー部材50の構成は、前記駆
動部材7により移動される方向が相違しており、前記ス
トッパー部材50は、図10に矢印で示すように、前記
ハートカム部4のカム溝4cの形成面と平行な方向へ吸
引され移動するように構成されている。
【0040】この場合、前記ストッパー部材50の移動
方向に合わせて、前記ハウジング3に取り付けられる前
記駆動部材7の取り付け位置を変えられることから、ス
イッチ本体の設計自由度が増加するものとなる。
【0041】上述した、本発明の第2の実施例である自
己復帰機能を有する押釦スイッチの構造においても、前
記ロックピン動作端6bと前記ロックカム4bとの間に
無理な力がかからないため摩擦が小さくなり、ロックを
解除させる力も小さくできることから、前記駆動部材7
にかかる起動電流を小さくできるものとなる。また、前
記ロックピン動作端6bを強制的に解除させる必要がな
くなり、磨耗が軽減され、製品の信頼性や寿命性も向上
され、駆動機構が簡略化できるため、製品の小型化が容
易となる。
【0042】尚、本発明の実施例では、上述したように
前記ロックピン6を前記スライド部材2に軸支し、一
方、前記ハートカム部4を前記ハウジング3に形成した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、前記ロッ
クピン6を前記ハウジング3に軸支し、前記ハートカム
部4を前記スライド部材2に設けても良く、この場合に
も同様の効果が得られるのはもちろんである。また、前
記ハートカム部4の構造も、本発明の実施例に限らず、
例えば、前記ロックカム4bの形状や、前記カム溝4c
の形状など、本発明の権利範囲の中で色々変形が可能な
ことはもちろんである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自己復帰
機能を有する押釦スイッチは、ハートカム部に、ロック
カムと協同してロックピンをロック位置に保持、あるい
は解除する移動可能なストッパー部材を設けたことか
ら、ロックピンとロックカムとの間に無理な力がかから
ないため摩擦が小さくなり、確実にロック解除が行える
ものとなる。
【0044】また、ハートカム部には、ロックピンの摺
動軌跡と、この摺動軌跡から外れる位置に移動可能なス
トッパー部材が設けられ、ロックピンがハートカム部の
ロックカムとストッパー部材とでロック位置に保持され
た後、駆動部材でストッパーを移動させてロックピンの
ロックを解除させるように形成したことから、ロックを
解除させる力を小さくすることができ、駆動部材にかか
る起動電流を小さくすることができる。
【0045】また、ロックカムの一端からストッパー部
材側の他端に向かうロックカム面は、一端からストッパ
ー部材側の他端にいくに従ってスライド部材の操作部側
に近づくような傾斜面で形成されているため、強制的に
解除させる必要がなくなり、磨耗が軽減され、製品の信
頼性や寿命性が向上される。
【0046】また、ストッパー部材は、ハートカム部の
カム溝形成面と直交する方向に移動可能なようにハート
カム部に形成されていることから、ハートカム部を大型
化することなく、簡単な構造でロックピンのロック構造
が得られる。
【0047】また、ストッパー部材は、ハートカム部の
カム溝形成面と平行な方向に移動可能なようにハートカ
ム部に形成されていることから、ストッパー部材の移動
方向に合わせてハウジングに取り付けられる駆動部材の
取り付け位置を変えられるため、スイッチ本体の設計自
由度が増加するものとなる。
【0048】また、駆動部材をソレノイドで構成し、こ
のソレノイドの吸引力によりストッパー部材を移動させ
るため、簡易な構造で確実にロック解除ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自己復帰機能を有
する押釦スイッチを示す一部を破断した平面図である。
【図2】本発明の同じく自己復帰機能を有する押釦スイ
ッチを示す一部を破断した正面図である。
【図3】本発明の同じくスライド部材の手動操作時のハ
ートカムとロックピンとの関係を示す説明図である。
【図4】本発明の同じくオートオフ時のハートカムとロ
ックピンとの関係を示す説明図である。
【図5】本発明の同じくオートオフ時のロックカムおよ
びストッパー部材とロックピンとの関係の概略を示す斜
視図である。
【図6】本発明の図5の概略を示す平面図である。
【図7】本発明のストッパー部材とソレノイドとの連結
状態を示す平面図である。
【図8】本発明の図7の側面図である。
【図9】本発明の第2の実施例である自己復帰機能を有
する押釦スイッチのオートオフ時のロックカムおよびス
トッパー部材とロックピンとの関係の概略を示す斜視図
である。
【図10】本発明の図9の概略を示す平面図である。
【図11】従来の自己復帰機能を有する押釦スイッチの
ロックした状態を示す一部を破断した平面図である。
【図12】従来の図11のロックカムとロックピンの関
係を示す説明図である。
【図13】従来の自己復帰機能を有する押釦スイッチの
ソレノイド駆動時の状態を示す一部を破断した平面図で
ある。
【図14】従来の図13のロックカムとロックピンの関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 スライド部材 2a 操作部 2b ばね収納部 2c 軸孔 3 ハウジング 3a 開口部 3b 駆動部材取付部 3c 窓部 4 ハートカム部 4a ロックカム面 4b ロックカム 4c カム溝 4ca,4cb,4cc,4cd,4ce カム溝面 4d 傾斜面 4e 案内壁 5 ストッパー部材 5a 突部 5b 基部 5c 平行部 5d 舌片 6 ロックピン 6a ロックピン支点 6b ロックピン動作端 7 駆動部材 7a 鉄芯 7b 鍔部 8 コイルばね 9 復帰ばね 50 ストッパー部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド部材と、このスライド部材を一
    定位置にロックするロックピンと、このロックピンが摺
    動するロックカムを有するハートカム部とを備え、前記
    ハートカム部には、前記ロックカムと協同して前記ロッ
    クピンをロック位置に保持、あるいは解除する移動可能
    なストッパー部材を設けたことを特徴とする押釦スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 スイッチ本体と、このスイッチ本体にス
    ライド可能に設けられたスライド部材と、このスライド
    部材に一端が軸止され、他端が回動可能に設けられたロ
    ックピンと、前記スイッチ本体に設けられ、前記ロック
    ピンの他端が摺動するハートカム部と、前記ロックピン
    のロックを解除させる駆動部材と、前記スライド部材を
    復帰方向に付勢する復帰ばねとを備え、前記ハートカム
    部には、前記ロックピンの摺動軌跡と、この摺動軌跡か
    ら外れる位置に移動可能な前記ストッパー部材が設けら
    れ、前記ロックピンが前記ハートカム部の前記ロックカ
    ムと前記ストッパー部材とでロック位置に保持された
    後、前記駆動部材で前記ストッパー部材を移動させて前
    記ロックピンのロックを解除させるように形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記ロックカムの一端から前記ストッパ
    ー部材側の他端に向かうロックカム面は、前記一端から
    前記ストッパー部材側の他端に行くに従ってスライド部
    材の操作部側に近づくような傾斜面で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1、または2記載の押釦スイッ
    チ。
  4. 【請求項4】 前記ストッパー部材は、前記ハートカム
    部のカム溝形成面と直交する方向に移動可能なように前
    記ハートカム部に形成されていることを特徴とする請求
    項1、または2、または3記載の押釦スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記ストッパー部材は、前記ハートカム
    部のカム溝形成面と平行な方向に移動可能なように前記
    ハートカム部に形成されていることを特徴とする請求項
    1、または2、または3記載の押釦スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記駆動部材はソレノイドから構成さ
    れ、このソレノイドの吸引力により前記ストッパー部材
    を移動させることを特徴とする請求項2、または3、ま
    たは4、または5記載の押釦スイッチ。
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