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JP2000311738A - 電気コンタクト - Google Patents

電気コンタクト

Info

Publication number
JP2000311738A
JP2000311738A JP11119391A JP11939199A JP2000311738A JP 2000311738 A JP2000311738 A JP 2000311738A JP 11119391 A JP11119391 A JP 11119391A JP 11939199 A JP11939199 A JP 11939199A JP 2000311738 A JP2000311738 A JP 2000311738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
wall
vibration absorbing
absorbing plate
contact piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11119391A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotoshi Sato
直敏 佐藤
Shinya Yamamoto
真也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP11119391A priority Critical patent/JP2000311738A/ja
Priority to US09/556,477 priority patent/US6203385B1/en
Publication of JP2000311738A publication Critical patent/JP2000311738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/10Sockets for co-operation with pins or blades
    • H01R13/11Resilient sockets
    • H01R13/113Resilient sockets co-operating with pins or blades having a rectangular transverse section
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/16Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for manufacturing contact members, e.g. by punching and by bending

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動吸収板及び弾性接触片が相手方コンタク
トの挿入方向及びその逆方向へ過度に変位するのを防止
する。 【解決手段】 電気コンタクトの電気接触部4が、底壁
6と、底壁から起立した一対の側壁7,8と、底壁に相
対向するように一方の側壁7に連成された天井壁9と、
天井壁を部分的に覆うように他方の側壁8に一体的に形
成された補強壁10と、天井壁で相手方コンタクト挿入
側と反対側に配置されると共に、相手方コンタクトを内
部へ挿入する挿入力よりも小さく弾性力を設定すること
によって挿入時に相手方コンタクトに追従する湾曲状の
振動吸収板15と、振動吸収板に連成されて内部に延び
ると共に、相手方コンタクトに電気的に接続される二股
状の弾性接触片16と、補強壁で相手方コンタクト挿入
側と反対側から底壁へ向けて垂下連成されると共に、振
動吸収板の過度変位を防止するストッパ壁20とから成
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手方コンタクト
との電気的な接続時に、振動を吸収する電気コンタクト
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車内に配置された電気コネクタが外
力によって振動した場合には、電気コネクタ内の電気コ
ンタクトと、電気コンタクトに電気的に接続された相手
方コンタクトとの間に微摺動が起こり易くなる。もし微
摺動が発生すると、電気コンタクトと相手方コンタクト
との接触表面(即ち接点)が相互に摩耗する。すると、
接触表面の電気抵抗が増大する不具合があった。そこ
で、微摺動を吸収することによって接触表面の摩耗を低
減するために、従来、図10のような電気コンタクト8
0が開示されている(特開平10−189102号公
報)。
【0003】この電気コンタクト80は、相手方コンタ
クト(図示せず)を挿入する電気接触部81と、不図示
の電線を加締める電気接続部82とから構成されてい
る。電気接触部81は角筒状に形成され、天井壁83の
下方で一方の側壁87に支持された上部接触片84と、
上部接触片84の後端に弾性の湾曲板85を介して電気
接触部81内へ延びる弾性接触片86とから成る。上部
接触片84が一方の側壁に支持されているので、相手方
コンタクトの挿入時に、上下方向及び左右方向(図面の
表裏方向)の振動を吸収できる。しかしながら、弾性接
触片86が相手方コンタクトの挿入方向(P方向)又は
その逆方向(Q方向)の振動を吸収する程度が弱(小
さ)かった。
【0004】そのため、本出願人は図11のような電気
コンタクト90を提案した(特願平10−348233
号)。この電気コンタクト90は、電気接触部91の天
井壁92の後端に湾曲状に連成された振動吸収板93
と、振動吸収板93に一体的に設けられて電気接触部9
1内へ延びる二股状の弾性接触片94とから成る。相手
方コンタクトの挿入時に、振動吸収板93が弾性接触片
94の振動を吸収するので、相手方コンタクトと弾性接
触片94との間の微摺動摩耗が低減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、振動吸
収板93が相手方コンタクトの挿入方向(P方向)及び
その逆方向(Q方向)へ過度に変位してしまうため、振
動吸収板93や弾性接触片94が変形し、最悪の場合に
は破損する恐れがあった。
【0006】本発明は上記した点に鑑み、振動吸収板及
び弾性接触片が相手方コンタクトの挿入方向及びその逆
方向へ過度に変位するのを防止した電気コンタクトを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、相手方コンタクトを挿入する角筒状の電
気接触部を備えた電気コンタクトにおいて、前記電気接
触部が、底壁と、該底壁から起立した一対の側壁と、該
底壁に相対向するように一方の側壁に連成された天井壁
と、該天井壁を部分的に覆うように他方の側壁に一体的
に形成された補強壁と、前記天井壁で相手方コンタクト
挿入側と反対側に配置されると共に、前記相手方コンタ
クトを内部へ挿入する挿入力よりも小さく弾性力を設定
することによって挿入時に前記相手方コンタクトに追従
する湾曲状の振動吸収板と、該振動吸収板に連成されて
内部に延びると共に、前記相手方コンタクトに電気的に
接続される二股状の弾性接触片と、前記補強壁で前記相
手方コンタクト挿入側と反対側から前記底壁へ向けて垂
下連成されると共に、前記振動吸収板の過度変位を防止
するストッパ壁とから成る電気コンタクトを特徴とする
(請求項1)。結合後に前記電気接触部内から前記相手
方コンタクトを抜脱する挿脱力より小さく前記振動吸収
板の弾性力を設定することによって抜脱時に前記相手方
コンタクトに追従する前記弾性接触片の先端部を突き当
てる開口を、該先端部に相対向する壁にそれぞれ形成し
た電気コンタクトを特徴とする(請求項2)。
【0008】請求項1によれば、相手方コンタクトを挿
入する角筒状の電気接触部は、底壁と、底壁から起立し
た一対の側壁と、底壁に対向する天井壁と、天井壁を部
分的に覆う補強壁とから成る。そして、天井壁には相手
方コンタクト挿入側と反対側に湾曲状の振動吸収板が配
置され、振動吸収板には電気接触部内へ延びる二股状の
弾性接触片が連成されている。更に、補強壁には相手方
コンタクト挿入側と反対側から底壁に向けてストッパ壁
が垂下連成されている。相手方コンタクトを電気接触部
内に挿入する時には、相手方コンタクトが二股状の弾性
接触片に電気的に接続される。振動吸収板の弾性力が相
手方コンタクトを電気接触部内に挿入する挿入力よりも
弱く設定されているので、挿入時に、相手方コンタクト
の移動に伴って振動吸収板が弾性変形する。それと共
に、振動吸収板及び二股状の弾性接触片が相手方コンタ
クトの移動方向に追従する。追従する振動吸収板はスト
ッパ壁に突き当たるので、二股状の弾性接触片は相手方
コンタクトの挿入方向へ過度に変位しない。
【0009】請求項2によれば、二股の弾性接触片の先
端部に対して相対向する壁にはそれぞれ開口が形成され
ている。振動吸収板の弾性力が、結合後に電気接触部内
から相手方コンタクトを抜脱する挿脱力よりも小さく設
定されている。そのため、相手方コンタクトの挿脱時
に、相手方コネクタの移動に追従して二股状の弾性接触
片及び振動吸収板が移動する。開口に二股状の弾性接触
片の先端部が突き当たることにより、二股状の弾性接触
片は相手方コンタクトの離脱方向へ過度に変位しない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態の具体例を説明する。図1〜図9は本発
明に係る電気コンタクトの一実施形態を示すものであ
る。図1に示すように、この電気コンタクト1は、相手
方コンタクト2を挿入して電気的に接続する電気接触部
4と、電線3を接続する電線接続部5とから成る。な
お、本実施形態では電気コンタクト1は雌型であり、一
方、相手方コンタクト2は雄型である。
【0011】電気接触部4は角筒状に形成されている。
即ち、図1及び図2の如くに、電気接触部4は、底壁6
と、底壁6の長手方向の両端から立ち上げられた(起立
した)一対の側壁7,8と、一方の側壁7に連成されて
底壁6に相対向する天井壁9と、他の側壁8の一体的に
設けられて天井壁9を部分的に覆う補強壁10とから成
る。天井壁9には長手方向の他側面の中間部に係止壁1
3が一体的に設けられている。他方の側壁8の上端の中
間部には係止壁13に対する係止溝(図示せず)が形成
されている。係止壁13を係止溝に配置することによ
り、天井壁9が他方の側壁8に対して位置決めされてい
る。
【0012】図2乃至図4のように、補強壁10は、他
方の側壁8の前端部に連成された前方補強壁11と、後
端部に一体的に設けられた後方補強壁12とから成る。
前方補強壁11は天井壁9の前端側を部分的に覆い、且
つ後方補強壁12は天井壁9の後端側を完全に覆ってい
る。補強壁10が天井壁9を覆うことによって、天井壁
9の浮き上がりが防止される。係止壁13及び補強壁1
0の配置場所を上記と逆にすることも可能である。つま
り、係止壁13を天井壁9の両端部に一体的に形成する
と共に、補強壁10を他方の側壁8の中間部に連成する
ことも可能である。
【0013】図1及び図5に示すように、天井壁9の後
端(相手方コンタクト挿入側と反対側)には湾曲状の振
動吸収板15が一体的に設けられている。振動吸収板1
5は弾性を有する。そのため、相手方コンタクト2の挿
入及び抜脱に追従(追随)して振動吸収板15は弾性変
形及び移動可能である。
【0014】図1、図5及び図6の如くに、振動吸収板
15には二股状の弾性接触片16が連成されている。弾
性接触片16は、振動吸収板15に結合された下部弾性
接触片18と、下部弾性接触片18に相対向する上部弾
性接触片17と、上部弾性接触片17及び下部弾性接触
片18を連結する連結板19とから成る。また、上部弾
性接触片17は天井壁9に対向し、下部弾性接触片18
は底壁6に対向している。上部弾性接触片17及び下部
弾性接触片18は先端部17a,18aと中間部17
b,18bとの間でそれぞれ反対向きに反っている。つ
まり、上部弾性接触片17は一旦下方へ屈曲してから上
方へ湾曲し、下部弾性接触片18は一旦上方へ屈曲して
から下方へ湾曲している。
【0015】図5及び図6のように、連結板19は一方
の側壁7と略平行であり、上部弾性接触片17と下部弾
性接触片18との側面に連結されている。図1、図5及
び図7に示すように、後方補強壁12には後端12aか
らストッパ壁20が底壁6へ向けて垂下連成されてい
る。後方補強壁12とストッパ壁20とのなす角度は略
90度である。
【0016】図1及び図5の如くに、底壁6及び天井壁
9の前端側(相手方コンタクト挿入側)には矩形状の開
口21,22が形成されている。開口21,22を形成
することにより、相手方コンタクト2の挿入時に、上部
弾性接触片17及び下部弾性接触片18の各先端部17
a,18aを開口21,22から逃がすことができる。
そのため、上部弾性接触片17の先端部17aを開口2
1の周縁21aに突き当てることができる。これによ
り、上部弾性接触片17の過度変位を防止できる。下部
弾性接触片18についても、開口22の周縁22aによ
って過度変位を防止できる。
【0017】図1の電気コンタクト1の製造は、導電性
の板材を打ち抜くことにより複数の電気コンタクト状平
板(図示せず)を不図示の連鎖帯に連続して形成し、電
気コンタクト状平板をプレス加工した後に連鎖帯を切断
することによって行われる。図1に戻って、電線接続部
5は、電線3の芯線3aを加締める一対の芯線加締片5
a,5aと、電線3の絶縁被覆層3bを加締める一対の
被覆加締片5b,5bとから成る。
【0018】次に、図1に示すように、電気コンタクト
1に相手方コンタクト2を挿入する際、又は電気コンタ
クト1から相手方コンタクト2を抜脱する際に、振動吸
収板15及び弾性接触片16の過度変位をどのように防
止するのかを説明する。なお、実際には複数の電気コン
タクト1と相手方コンタクト2とを電気的に接続する
が、本実施形態では一つの電気コネクタ1と相手方コン
タクト2とを接続する場合を説明する。図9の如くに、
電気コンタクト1を雄型コネクタハウジング31に挿着
して雄型コネクタ30を形成する。同様にして、相手方
コンタクト2を雌型コネクタハウジング33に挿着して
雌型コネクタ32を形成する。雄型コネクタ30内で
は、電気コンタクト1の振動吸収板15とストッパ壁2
0との間には間隙34がある。
【0019】雄型コネクタ30と雌型コネクタ32とを
嵌合する場合:図1及び図8のように、雄型コネクタ3
0を雌型コネクタ32に(又は雌型コネクタ32を雄型
コネクタ30に)挿入すると、相手方コンタクト2が上
部弾性接触片17と下部弾性接触片18との各先端部1
7a,18aから上部及び下部弾性接触片17,18の
間に進入する。その際に、相手方コンタクト2が上部及
び下部弾性接触片17,18の各接点17c,18cを
摺動するのに伴って、上部弾性接触片17及び下部弾性
接触片18が弾性変形しながら相互に反って遠ざかって
行く。相手方コンタクト2の挿入に追従して弾性接触片
16及び振動吸収板15が後退(後方へ移動)し、即ち
相手方コンタクト2の挿入方向(P方向)へ移動し、間
隙34が狭くなる。それと共に、振動吸収板15が徐々
に弾性変形する。なお、弾性接触片16が相手方コンタ
クト2の挿入に追従して移動(変位)するために、振動
吸収板15の弾性力(ばね力)は電気接触部4内への相
手方コンタクト2の挿入力より小さく(弱く)設定され
ている。
【0020】コネクタ嵌合前に振動吸収板15がストッ
パ壁20に突き当たる場合には、突き当たった状態で、
相手方コンタクト2が上部及び下部弾性接触片17,1
8の間に挿入される。そのため、相手方コンタクト2の
挿入時に、振動吸収板15の過度変位を防止できる。こ
れにより、相手方コンタクト2と電気コンタクト1との
安定した電気的な接触を行うことができる。その他の場
合には、振動吸収板15がストッパ壁20に突き当たら
ないので、弾性接触片16が過度に変位しない。なお、
嵌合後には振動吸収板15は弾性変形をしたままの状態
である。
【0021】嵌合された雌型コネクタ32と雄型コネク
タ30とを相互に離脱する場合:図1及び図9に示すよ
うに、雌型コネクタ32から雄型コネクタ30を抜脱す
るのに伴って、相手方コンタクト2が電気コンタクト1
から引き抜かれて後退、即ち相手方コンタクト2の離脱
方向(Q方向)へ移動する。相手方コンタクト2が上部
及び下部弾性接触片17,18の接点17c,18cを
摺動する。この時、弾性変形している振動吸収板15の
弾性力(ばね力)が電気コンタクト1から相手方コンタ
クト2を抜脱する挿脱力より大きい(強い)間、弾性接
触片16が相手方コンタクト2の後退に追従(追随)し
て前進(Q方向へ移動)する。追従する弾性接触片16
の各先端部17a,18aが底壁6及び天井壁9の各開
口21,22の周縁21a,22aに突き当たる。それ
によって、弾性接触片16の過度変位を防止できる。
【0022】振動吸収板15が徐々に自然状態に復帰す
るのに伴って、振動吸収板15の弾性力が小さく(弱
く)なる。そのため、相手方コンタクト2をある程度抜
脱すると、弾性力と挿脱力とが等しくなる。この時、弾
性接触片16は相手方コンタクト2に対して静止する。
弾性力が挿脱力よりも小さく(弱く)なると、弾性接触
片16は相手方コンタクト2の後退(Q方向への移動)
に追従せずその場所に停止すると共に、相手方コンタク
ト2は上部及び下部弾性接触片17,18の各接点17
c,18cを摺動する。摺動によって電気コンタクト1
に微振動が発生するのを防止するために、上部及び下部
弾性接触片17,18にはある一定の負荷(荷重)が与
えられている。これによって、相手方コンタクト2の表
面の酸化皮膜を剥ぎ、相手方コンタクト2のとの電気抵
抗の増大を抑制できる。
【0023】上記したように、図8及び図9の如くに、
相手方コンタクト2を電気コンタクト1に挿入する時に
は、振動吸収板15をストッパ壁20に突き当てること
により、振動吸収片15及び弾性接触片16のP方向の
過度変位を防止できる。そして、電気コンタクト1から
相手方コンタクト2を抜脱する時には、上部及び下部弾
性接触片17,18の各先端部17c,18cが底壁6
と天井壁9との各開口21,22に突き当たることによ
って、振動吸収片15弾性接触片16のQ方向の過度変
位を防止できる。これにより、挿入時及び挿脱時に、電
気コンタクト1の各接点17c,18cと相手方コンタ
クト2との間で微摺動摩耗を低減できる。
【0024】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1の発明によれ
ば、電気接触部内に配置された二股状の弾性接触片は振
動吸収板に連結されている。振動吸収板の弾性力が相手
方コンタクトを電気接触部内に挿入する挿入力よりも小
さく設定されている。そのため、相手方コンタクトの挿
入時に、二股状の弾性接触片と振動吸収板とが相手方コ
ンタクトの移動に追従して移動する。これにより、相手
方コンタクトと弾性接触片との間の微摺動摩耗を低減で
きる。また、補強壁にはストッパ壁が底壁へ向けて垂下
連成されているので、追従さする振動吸収板がストッパ
壁に突き当たる。そのため、ストッパ壁によって相手方
コンタクトの挿入方向への振動吸収板の移動を規制でき
る。これにより、振動吸収板及び弾性接触片が相手方コ
ンタクトの挿入方向へ過度に変位するのを防止できる。
更に、ストッパ壁に振動吸収板が突き当たることによ
り、突き当たった状態で相手方コンタクトを確実に弾性
接触片に電気的に接続することができる。これにより、
相手方コンタクトと弾性接触片との安定した接続を実現
できる。
【0025】請求項2の発明によれば、振動吸収板の弾
性力が、結合後に電気接触部内から相手方コンタクトを
抜脱する挿脱力よりも小さく設定されている。そのた
め、抜脱時に、振動吸収板及び弾性接触片が相手方コン
タクトの移動に追従して抜脱方向へ移動する。これによ
り、弾性接触片と相手方コンタクトとの間の微摺動摩耗
を防止できる。また、弾性接触片の先端部に対して相対
向する側壁には開口が形成されているので、追従してい
る弾性接触片の先端部が開口に突き当たる。即ち、弾性
接触片及び振動吸収板の移動を規制できる。これによ
り、弾性接触片と振動吸収片が挿脱方向へ過度に変位す
るのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気コンタクトの一実施例形態を
示す全体斜視図である。
【図2】図1の電気コンタクトを上方から見た図であ
る。
【図3】図1の矢視A方向から見た図である。
【図4】図1におけるB−B線の断面図である。
【図5】図3におけるC−C線の断面図である。
【図6】図5におけるD−D線の断面図である。
【図7】図5における矢視E方向から見た図である。
【図8】図1における電気コンタクトを雄型コネクタハ
ウジングに挿着して形成された雄型コネクタと、相手方
コンタクトを雌型コネクタハウジングに挿着して形成さ
れた雌型コネクタとを示す断面図である。
【図9】図8における雄型コネクタと雌型コネクタとを
嵌合した状態を示す断面図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
【図11】他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電気コンタクト 2 相手方コンタクト 4 電気接触部 6 底壁 7 一方の側壁 8 他方の側壁 9 天井壁 10 補強壁 15 振動吸収板 16 弾性接触片 17a,18a 先端部 20 ストッパ壁 21,22 開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手方コンタクトを挿入する角筒状の電
    気接触部を備えた電気コンタクトにおいて、 前記電気接触部が、底壁と、該底壁から起立した一対の
    側壁と、該底壁に相対向するように一方の側壁に連成さ
    れた天井壁と、該天井壁を部分的に覆うように他方の側
    壁に一体的に形成された補強壁と、前記天井壁で相手方
    コンタクト挿入側と反対側に配置されると共に、前記相
    手方コンタクトを内部へ挿入する挿入力よりも小さく弾
    性力を設定することによって挿入時に前記相手方コンタ
    クトに追従する湾曲状の振動吸収板と、該振動吸収板に
    連成されて内部に延びると共に、前記相手方コンタクト
    に電気的に接続される二股状の弾性接触片と、前記補強
    壁で前記相手方コンタクト挿入側と反対側から前記底壁
    へ向けて垂下連成されると共に、前記振動吸収板の過度
    変位を防止するストッパ壁とから成ることを特徴とする
    電気コンタクト。
  2. 【請求項2】 結合後に前記電気接触部内から前記相手
    方コンタクトを抜脱する挿脱力より小さく前記振動吸収
    板の弾性力を設定することによって抜脱時に前記相手方
    コンタクトに追従する前記弾性接触片の先端部を突き当
    てる開口を、該先端部に相対向する壁にそれぞれ形成す
    ることを特徴とする請求項1記載の電気コンタクト。
JP11119391A 1999-04-27 1999-04-27 電気コンタクト Pending JP2000311738A (ja)

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