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JP2000311630A - 真空容器とその製造方法、および真空容器を備える平板型画像表示装置 - Google Patents

真空容器とその製造方法、および真空容器を備える平板型画像表示装置

Info

Publication number
JP2000311630A
JP2000311630A JP2000039649A JP2000039649A JP2000311630A JP 2000311630 A JP2000311630 A JP 2000311630A JP 2000039649 A JP2000039649 A JP 2000039649A JP 2000039649 A JP2000039649 A JP 2000039649A JP 2000311630 A JP2000311630 A JP 2000311630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
vacuum vessel
frame member
substrate
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000039649A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Ando
友和 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000039649A priority Critical patent/JP2000311630A/ja
Priority to US09/507,048 priority patent/US6605893B2/en
Priority to KR1020000009279A priority patent/KR100360997B1/ko
Publication of JP2000311630A publication Critical patent/JP2000311630A/ja
Priority to US10/302,884 priority patent/US20030071562A1/en
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/20Manufacture of screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored; Applying coatings to the vessel
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
    • H01J29/861Vessels or containers characterised by the form or the structure thereof
    • H01J29/862Vessels or containers characterised by the form or the structure thereof of flat panel cathode ray tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/94Selection of substances for gas fillings; Means for obtaining or maintaining the desired pressure within the tube, e.g. by gettering
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/24Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases
    • H01J9/26Sealing together parts of vessels
    • H01J9/261Sealing together parts of vessels the vessel being for a flat panel display

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール機能が良好で、軽量で、剛性の高い真
空容器を提供する。 【解決手段】 電子放出素子を搭載した背面基板と、該
背面基板に対向して配置され、かつ、前記電子放出素子
から放出された電子が衝突して発光する蛍光体を搭載し
た前面基板と、前記前面基板と前記背面基板の間に配置
される外枠部を備えて構成される真空容器を有する平板
型画像表示装置において、前記外枠部が複数の枠部材を
備える。特に、前記外枠部が、前記電子放出素子を内包
する第一の枠部材と、該第一の枠部材を内包する第二の
枠部材を備え、前記第一の枠部材、前記前面基板及び前
記背面基板に囲まれた画像空間と前記第一の枠部材、前
記第二の枠部材、前記前面基板及び前記背面基板に囲ま
れた第一の枠間空間とが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機あるいはコンピュータ等のディスプレイ、メッセージ
ボード等として文字または画像の表示装置として使用さ
れる、平板型画像表示装置、該平板型画像表示装置に備
えられる真空容器及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】平板型画像表示装置は、室内などに設置
した時にかさばらず、外観的な体裁がよいことや、各種
機器類に組み込むにもコンパクトで収容効率がよいこと
などの利点があり、テレビジョン受像機あるいはコンピ
ュータなどのディスプレイ、メッセージボードなどとし
て文字または画像の表示装置として利用されている。さ
らには、設置自由度の高さより、壁掛けや天井へのはめ
込みなどが行われている。
【0003】近年、平板型画像表示装置として、電子の
電界放出を利用する電界放出型ディスプレイをはじめと
し、表面伝導型電子放出素子を利用した表面伝導型電子
放出ディスプレイ(以下、「SED」と呼称する。)等
の電子放出を利用した平板型画像表示装置が生産され、
利用されている。
【0004】図12は、上述した平板型画像表示装置の
中の一つであるSEDの従来例を説明する図であり、真
空容器の断面図である。
【0005】図中、101は蛍光体104を搭載した前
面基板、102は前面基板101に対向して配置され、
表面伝導型電子放出素子と呼ばれる電子放出素子105
を搭載した背面基板、103は前面基板101と背面基
板102の間に配置された外枠、107は前面基板10
1と背面基板102と外枠103を接着し、密閉容器を
形成するためのフリットガラス、106は前面基板10
1と背面基板102と外枠103およびフリットガラス
107で構成される真空容器である。真空容器106の
内部の圧力は8×10-7Pa以下の高真空であり、不図
示のゲッタ部材によって高真空が維持されている。
【0006】上述の平面型画像表示装置や真空容器に関
する具体的技術は、特開平7−235255号公報など
に開示されている。
【0007】外枠103はフリットガラス107ととも
に真空のシール手段であり、前面基板101と背面基板
102の間の距離を規定する手段でもある。現在、平板
型画像表示装置の軽量化および薄型化を進めるために前
面基板101および背面基板102などの基板をより薄
くすることが求められている。薄い基板を利用すること
は真空容器106の剛性の低下につながる。つまり、真
空容器106に大きな自重たわみが発生し、製造時の真
空容器106搬送を慎重に行う設備などが必要となり、
製造コストのアップにつながる。
【0008】真空容器106の剛性を確保するには外枠
103の枠幅を広げるなどの対応が求められていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外枠1
03の枠幅を広くしてしまうと、フリットガラス107
を用いて均一に接着し、真空シールを行う際に、フリッ
トガラス107の塗布にムラが発生して内部に空気泡が
入ってしまい、真空のスローリークなどの不具合が発生
し、製造歩留まりが低下するという問題が発生した。
【0010】本発明は、シール機能が良好で、軽量で、
剛性の高い真空容器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による真空容器
は、電子放出素子を搭載した背面基板と、該背面基板に
対向して配置され、かつ、前記電子放出素子から放出さ
れた電子が衝突して発光する蛍光体を搭載した前面基板
と、前記前面基板と前記背面基板の間に配置される外枠
部を備えて構成される真空容器を有する平板型画像表示
装置において、前記外枠部が複数の枠部材を備えること
を特徴とする。
【0012】また、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記外枠部が、前記電子放出素子を内
包する第一の枠部材と、該第一の枠部材を内包する第二
の枠部材を備え、前記第一の枠部材、前記前面基板及び
前記背面基板に囲まれた画像空間と前記第一の枠部材、
前記第二の枠部材、前記前面基板及び前記背面基板に囲
まれた第一の枠間空間とが形成されることを特徴とす
る。
【0013】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記外枠部が、前記第二の枠部材を内
包する第三の枠部材を更に備え、前記第二の枠部材、前
記第三の枠部材、前記前面基板及び前記背面基板に囲ま
れた第二の枠間空間が形成されることを特徴とする。
【0014】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記第一の枠間空間にゲッタ手段が設
置されたことを特徴とする。
【0015】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記第二の枠間空間にゲッタ手段が設
置されたことを特徴とする。
【0016】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記第一の枠部材に切り欠き構造が設
けられ、前記画像空間と前記第一の枠間空間とが連続で
あることを特徴とする。
【0017】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記画像空間と前記第一の枠間空間と
が独立であることを特徴とする。
【0018】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記第二の枠部材に切り欠き構造が設
けられ、前記第一の枠間空間と前記第二の枠間空間が連
続であることを特徴とする。
【0019】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記第一の枠間空間と前記第二の枠間
空間とが独立であることを特徴とする。
【0020】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記切り欠き構造が切り欠き溝である
ことを特徴とする。
【0021】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記切り欠き構造が間隙であることを
特徴とする。
【0022】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記複数の枠部材の一部が気密枠であ
ることを特徴とする。
【0023】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記気密枠の内側に非気密枠を有する
ことを特徴とする。
【0024】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記気密枠の内側にゲッタ手段を有す
ることを特徴とする。
【0025】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記気密枠の外側に非気密枠を有する
ことを特徴とする。
【0026】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記複数の枠部材がガラス材であるこ
とを特徴とする。
【0027】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記複数の枠部材がフリットガラス材
であることを特徴とする。
【0028】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記複数の枠部材の断面形状がほぼ正
方形であることを特徴とする。
【0029】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記電子放出素子が表面伝導型電子放
出素子であることを特徴とする。
【0030】更に、本発明による真空容器は、上記の真
空容器において、前記電子放出素子が電界放出素子であ
ることを特徴とする。
【0031】更に、本発明による真空容器は、上記真空
容器において、前記枠部材が、基材を折り曲げることに
より成形された枠部材であることを特徴とする。
【0032】更に、本発明による真空容器は、上記真空
容器において、前記枠部材が、加熱延伸した基材を折り
曲げることにより成形された枠部材であることを特徴と
する。
【0033】更に、本発明による真空容器は、上記真空
容器において、前記枠部材が、複数の基材を接着するこ
とにより成形された枠部材であることを特徴とする。
【0034】本発明による真空容器の製造方法は、上記
の真空容器において、真空雰囲気中にて、前記前面基板
と前記背面基板を対向して配置し、さらに前記前面基板
と前記平面基板の間に前記複数の枠部材を配置した後
に、前記前面基板と前記背面基板と前記複数の枠部材を
接着することで上記の真空容器を製造することを特徴と
する。
【0035】本発明による平板型画像表示装置は、上記
の真空容器を備えることを特徴とする。
【0036】[作用]本発明によれば、外枠部が複数の
枠部材を備えることで、薄型基板の利用においても、シ
ール機構が良好で、真空容器の周縁部の剛性を確保する
ことが可能となり、また、軽量でコストの低い真空容
器、さらには平板型画像表示装置を製造することができ
る。
【0037】また、本発明によれば、外枠部が複数の枠
部材を備えることで、前記枠部材が、折り曲げによる成
形が容易な薄い基材を用いて、折り曲げにより加工され
た枠部材であっても、シール機構が良好で、真空容器の
周縁部の剛性を確保することが可能となり、また、軽量
でコストの低い真空容器、さらには平板型画像表示装置
を製造することができる。
【0038】また、本発明によれば、外枠部が複数の枠
部材を備えることで、前記枠部材が、複数の基材を接着
することにより成形された枠部材であっても、かかる接
着部からのリークを気にすること無く、シール機構が良
好で、真空容器の周縁部の剛性を確保することが可能と
なり、また、軽量でコストの低い真空容器、さらには平
板型画像表示装置を製造することができる。
【0039】
【実施例】[実施例1]図1〜図5は、本発明による真
空容器、およびその製造方法と真空容器を利用した平板
型画像表示装置の一実施例を説明するための図である。
【0040】図1は、本実施例の平板型画像表示装置を
説明する図である。
【0041】図中、201は蛍光体204を搭載した前
面基板、202は前面基板201に対向して配置され、
表面伝導型電子放出素子と呼ばれる電子放出素子205
を搭載した背面基板、210は前面基板201と背面基
板202の間に配置された第一の枠、211は前面基板
201と背面基板202の間に配置され、第一の枠21
0を内包する第二の枠、207は前面基板201と背面
基板202と第一の枠210を接着するフリットガラ
ス、208は前面基板201と背面基板202と第二の
枠211を接着するフリットガラスである。206は前
面基板201と背面基板202と第一の枠210、第二
の枠211およびフリットガラス207,208で構成
される真空容器である。
【0042】221は第一の枠210と前面基板201
と背面基板202によって囲まれ、蛍光体204と電子
放出素子205に接する画像空間であり、222は、第
一の枠210と第二の枠211、前面基板201と背面
基板202によって囲まれた第一の枠間空間である。
【0043】215は第一の枠211に設けられた切り
欠き溝であり、231は第一のゲッタであり、不図示の
ゲッタ支持部材によって支持されているBaリングゲッ
タである(詳細は、特開平9−231924号公報で開
示されている)。
【0044】次に製造方法を説明する。
【0045】はじめに、背面基板202にフリットガラ
ス207,208を塗布する。フリットガラスの塗布位
置を図2に示す。図2は背面基板202を説明する図で
ある。あらかじめ電子放出素子205などが搭載された
背面基板202(大きさ100mm×100mm、厚さ
2.3mmの青板ガラス)上に、フリットガラス207
および208をディスペンサによって幅2mm、厚さ
0.4mmで塗布する。
【0046】次に、前面基板201にフリットガラスを
塗布する。フリットガラスの塗布位置を図3に示す。図
3は、前面基板201を説明する図である。あらかじめ
蛍光体204などが搭載された前面基板201(大きさ
100mm×100mm、厚さ2.3mmの青板ガラ
ス)に、フリットガラス207および208をディスペ
ンサにて幅2mm、幅0.4mmで塗布する。
【0047】フリットガラス207の塗布位置は第一の
枠210の形状とほぼ一致しており、フリットガラス2
08の塗布位置は第二の枠211の形状とほぼ一致して
いる。
【0048】図4は第一の枠210を説明する図であ
る。第一の枠210は外寸法88mm×88mm、幅2
mm、厚さ2mmであり、青板ガラス製である。画像空
間221と第一の枠間空間222を連続の空間とする切
り欠き溝215が設けられている。切り欠き溝215の
幅は5mmで、15mm間隔で一辺に3個設けられ、合
計12個である。
【0049】図5は第二の枠211を説明する図であ
る。第二の枠211は外寸法96mm×96mm、幅2
mm、厚さ2mmであり、青板ガラス製である。
【0050】ここで、以下に、上記第一の枠210及び
第二の枠211の製造方法について、図6を用いて説明
する。
【0051】まず、図6において、216は断面略矩形
の青板ガラスから成る棒材であり、加熱延伸法によっ
て、上記第一あるいは第二の枠の大きさに合わせ作製さ
れる。また、217はバーナーであり、220a、22
0b、220c、220dは円形の曲げ治具であり、上
記第一あるいは第二の枠の大きさに合せ、その四隅を形
成するように四箇所に配置されている。製造方法は工程
順に、工程A、工程B、工程C、工程Dの4つから成り
立っている。
【0052】まず、工程Aにおいて、棒材216の一方
の端から所定の長さ部分をバーナー217で加熱するこ
とで棒材216を部分的に柔らかくし、上記曲げ治具2
20aを利用してほぼ直角に折り曲げる。
【0053】次に、工程Bにおいて、工程Aで曲げた部
分から更に所定の長さ部分をバーナー217で加熱する
ことで棒材216を部分的に柔らかくし、上記曲げ治具
220bを利用してほぼ直角に折り曲げる。
【0054】次に、工程Cのおいて、工程Bで曲げた部
分から更に所定の長さ部分をバーナー217で加熱する
ことで棒材216を部分的に柔らかくし、上記曲げ治具
220cを利用してほぼ直角に折り曲げる。工程A〜C
によって、上記第一あるいは第二の枠の形状が完成され
る。
【0055】次に、工程Dにおいて、加工した棒材21
6の両端が互いに接触する領域をバーナー217で加熱
して溶かし、溶着し、第一あるいは第二の枠を完成す
る。
【0056】尚、上記方法にて製造された枠はその曲げ
部分において多少の盛り上がりが発生するが、封着時に
フリットガラスによって吸収されるので、問題とならな
い。
【0057】また、上記第一の枠210の切り欠き溝2
15は、以上の工程A〜Dにより製造された枠に加熱プ
レス加工を施すことによって作製される。
【0058】また、上記第一の枠210及び第二の枠2
11の別の製造方法について、図7を用いて説明する。
【0059】図7の218、219は断面略矩形の青板
ガラスから成る板状の部材であり、上記第一あるいは第
二の枠の大きさに合わせ作製される。尚、かかる板状の
部材は、加熱延伸法、またはガラス基板から切り出す方
法にて加工される。また、217はバーナーである。
【0060】上記板状の部材218と219のそれぞれ
2本づつを長方形にならべて位置決め固定し、それぞれ
の接触部分をバーナー217で加熱して溶かし、溶着を
行う。なお、4本以上の板状の部材の組み合わせてもよ
いし、図6を用いて上述した方法により一箇所のみ折り
曲げた2本の板状部材を組み合わせてもよい。
【0061】以上の方法により作成した第1及び第2の
枠を用いて、真空容器206を以下のように作成する。
【0062】真空チャンバ(不図示)内に蛍光体204
を上に向けた前面基板201をセットし、その上に、第
一の外枠210をフリットガラス207の上に、そし
て、第二の外枠211をフリットガラス207の上にの
せ、さらに、12個の第一のゲッタ231を第一の枠間
空間222となる位置に配置し、最後に、電子放出素子
205を下に向けた背面基板202をのせ、治具にて位
置合わせを行い治具(不図示)にて固定したのち、チャ
ンバ内を10-5Pa以下に排気する。そして、フリット
ガラスの接着温度である420℃まで2時間で加熱昇温
し、30分間420℃で維持の後、2時間にて常温に冷
却降温し、真空チャンバの真空をブレークして真空容器
206を取り出し、図1に示すような真空容器206の
製造を完了した。
【0063】画像空間221と枠間空間222はチャン
バ内と同じ真空度であり、10-5Pa以下である。その
後、第一のゲッタ231とを高周波加熱によって活性化
し、真空ポンプとしての性能を与えた。
【0064】第一のゲッタ231は、画像空間221に
発生する構成部材からの放出ガスを吸着し、真空を維持
するとともに、第二の枠211と前面基板201、およ
び背面基板202の接着部からのスローリークによるガ
スを吸着し、真空を維持する。
【0065】本実施例では幅2mmの枠が2mm間隔で
2重となっているので6mm相当の剛性を得た。本実施
例のかような多重枠構造により、真空容器の周縁部の剛
性はアップし、重量はおおよそ枠幅1mm分だけ軽量化
された。
【0066】しかるのち、特開平7−235255号公
報などに開示されている作業を行い、筐体に組込み、画
像出力を行うための外部駆動回路を取り付けることで、
軽量な平板型画像表示装置を製造した。
【0067】本実施例では、基板ガラス、および枠材の
材料として青板ガラスを利用して説明したが、PD−2
00に代表される高歪点ガラスを用いても同じ効果を得
た。
【0068】本実施例では、切り欠き溝215は12個
の5mm幅の矩形として説明したが、本発明はこれに限
定するものではなく、画像空間221と第一の枠間空間
222を連続な空間とすべきものであればよい。形状
は、U字型、V字型、貫通孔などでもよい。
【0069】本実施例では、ゲッタの種類をBaリング
ゲッタとしたが、本発明はこれに限定するものではな
い。すなわち、ゲッタは非蒸発型ゲッタなどでもよく、
第一のゲッタ231が第一の枠間空間222に設置され
ていれば、同じ効果を得ることができる。
【0070】また、本実施例では電子放出素子として表
面型電子放出素子を用いて、説明したが、電子放出素子
の種類は表面型電子放出素子に限定することはなく、電
界放出型電子放出素子を用いた平板型画像表示装置にお
いても、また、熱電子を用いた蛍光表示管を用いた平板
型画像表示装置においても、同じ効果を得ることができ
た。
【0071】[実施例2]図8〜図9は、本発明による
真空容器、およびその製造方法と真空容器を利用した平
板型画像表示装置の別の実施例を説明するための図であ
る。
【0072】実施例1との差異は、第一の枠の形状であ
る。
【0073】図8は、本実施例の平板型画像表示装置の
真空容器306を説明する図である。図中、310は前
面基板201と背面基板202の間に配置された第一の
枠であり、その他は図1と同じである。
【0074】図9は第一の枠310を説明する図であ
る。第一の枠310は長さ80mm、幅2mm、厚さ2
mmの板材を4本組み合わせて構成される。画像空間2
21と第一の枠間空間222を連続の空間とする間隙3
16が設けられている。間隙316の幅はおよそ5mm
である。
【0075】なお、基板、枠の材質はPD−200など
の高歪点ガラスである。
【0076】次に製造方法を説明する。
【0077】はじめに、背面基板202と前面基板20
1にフリットガラス207および208をディスペンサ
によって幅2mm、高さ0.2mmで塗布する。フリッ
トガラスは第一の枠310と第二の枠211と同じ形状
で、設置位置は、枠を設置すべき位置である。
【0078】尚、本実施例における第二の枠211も実
施例1と同様の方法にて作成される。
【0079】次に、真空チャンバ(不図示)内にて蛍光
体204を上に向けた前面基板201をセットし、その
上に、第一の外枠310をフリットガラス207の上
に、そして、第二の外枠211をフリットガラス207
の上にのせ、さらに、第一のゲッタ231を第一の枠間
空間222に相当する位置にのせ、さらに、電子放出素
子205を下に向けた背面基板202をのせ、治具にて
位置合わせを行い治具(不図示)に固定したのち、チャ
ンバ内を10-5Pa以下に排気する。そして、実施例1
で説明したような接着を行い、図8に示すような真空容
器306の製造を完了した。
【0080】画像空間221と枠間空間222はチャン
バ内と同じ真空度であり、10-5Pa以下である。その
後、第一のゲッタ231を高周波加熱によって活性化
し、真空ポンプとしての性能を与えた。
【0081】本実施例では幅2mmの枠が2mm間隔で
2重となっているので6mm相当の剛性を得た。本実施
例のかような多重枠構造により、真空容器の周縁部の剛
性はアップし、重量はおおよそ枠幅1mm分だけ軽量化
された。
【0082】しかるのち、特開平7−235255号公
報などに開示されている作業を行い、筐体に組込み、画
像出力を行うための外部駆動回路を取り付けることで、
より軽量な平板型画像表示装置を製造した。
【0083】本実施例では、基板ガラス、および枠材の
材料として高歪点ガラスを利用して説明したが、青板ガ
ラスを用いても同じ効果を得た。
【0084】本実施例では4つの約5mmの間隙316
を用いたが、間隙の数、サイズ共にこれに限定するもの
ではなく、画像空間221と第一の枠間空間222を連
続な空間とすべきものであればよい。
【0085】すなわち、第一の枠310は4つの枠材か
らの構成でなくともよく、複数の枠材から構成されても
よい。
【0086】本実施例では、ゲッタの種類をBaリング
ゲッタとしたが、本発明はこれに限定するものではな
い。すなわち、ゲッタは非蒸発型ゲッタなどでもよく、
第一のゲッタ231が第一の枠間空間222に設置され
ていれば、同じ効果を得ることができる。
【0087】また、本実施例では電子放出素子として表
面型電子放出素子を用いて説明したが、電子放出素子の
種類は表面型電子放出素子に限定することはなく、電界
放出型電子放出素子を用いた平板型画像表示装置におい
ても、また、熱電子を用いた蛍光表示管を用いた平板型
画像表示装置においても、同じ効果を得ることができ
た。
【0088】[実施例3]図10は、本発明による真空
容器、およびその製造方法と真空容器を利用した平板型
画像表示装置の更に別の実施例を説明するための図であ
る。
【0089】図中、401は蛍光体404を搭載した前
面基板(94mm×94mm、厚さ2.3mmの青板ガ
ラス)、402は前面基板401に対向して配置され、
表面伝導型電子放出素子と呼ばれる電子放出素子405
を搭載した背面基板(94mm×94mm、厚さ2.3
mmの青板ガラス)、410は前面基板401と背面基
板402の間に配置された第一の枠(外形74mm×幅
2mm、厚さ2mmの青板ガラス)、411は前面基板
401と背面基板402の間に配置され、第一の枠41
0を内包する第二の枠(82mm×2mm×4個、厚さ
2mmの青板ガラス)、412は前面基板401と背面
基板402の間に配置され、第二の枠411を内包する
第三の枠(外形90mm×90mm×幅2mm、厚さ2
mmの青板ガラス)である。
【0090】407は、前面基板401と背面基板40
2と第一の枠410を接着するフリットガラス、408
は、前面基板401と背面基板402と第二の枠411
を接着するフリットガラスである。409は、前面基板
401と背面基板402と第三の枠412を接着するフ
リットガラスである。406は前面基板401と背面基
板402と第一の枠410、第二の枠411、第三の枠
412およびフリットガラス407,408,409で
構成される真空容器である。
【0091】421は第一の枠410と前面基板401
と背面基板402によって囲まれ、蛍光体404と電子
放出素子405に接する画像空間であり、422は、第
一の枠410と第二の枠411と前面基板401と背面
基板402によって囲まれた第一の枠間空間であり、4
23は、第二の枠411と第三の枠412と前面基板4
01と背面基板402によって囲まれた第二の枠間空間
である。
【0092】415は第一の枠411に設けられた切り
欠き溝であり、幅3mm、個数は12個である。416
は第二の枠412に設けられた約4mmの空隙であり、
4つの枠材の隙間として構造化されている。431は第
一の枠間空間422に設置された第一のゲッタであり、
432は第二の枠間空間423に設置された第二のゲッ
タである。ゲッタは不図示のゲッタ支持部材によって支
持されているBaリングゲッタである。
【0093】尚、本実施例における第一の枠410及び
第三の枠412も実施例1と同様の方法にて作成され
る。
【0094】次に製造方法を説明する。
【0095】はじめに、背面基板402と前面基板40
1にフリットガラス407,408および409をディ
スペンサによって幅2mm、高さ0.2mmで塗布す
る。フリットガラスは第一の枠410と第二の枠41
1、第三の枠412とほぼ同じ形状で、設置位置は、枠
を設置すべき位置である。
【0096】次に、真空チャンバ(不図示)内にて蛍光
体404を上に向けた前面基板401をセットし、その
上に、第一の外枠410をフリットガラス407の上
に、そして、第二の外枠411をフリットガラス408
の上にのせ、第三の外枠412をフリットガラス409
の上にのせ、さらに、第一のゲッタ431を第一の枠間
空間422に相当する位置にのせ、第二のゲッタ432
を第二の枠間空間423に相当する位置にのせ、さら
に、電子放出素子405を下に向けた背面基板402を
のせ、治具にて位置合わせを行い治具(不図示)にて固
定したのち、チャンバ内を10-5Pa以下に排気する。
そして、実施例1で説明したような接着を行い、図10
に示すような真空容器306の製造を完了した。
【0097】画像空間421と第一、第二の枠間空間4
22,423はチャンバ内と同じ真空度であり、10-5
Pa以下である。その後、第一、第二のゲッタ431,
432を高周波加熱によって活性化し、真空ポンプとし
ての性能を与えた。
【0098】第一のゲッタ431は、主に画像空間42
1内に発生する、構成部材からのアウトガスを吸着し、
第二のゲッタ432は、主に第三の枠と基板との接着部
からのスローリークによって発生するガスを吸着する。
従って、従来と比較して、真空の維持時間が延び、信頼
性も向上した。
【0099】しかるのち、特開平7−235255号公
報などに開示されている作業を行い、筐体に組込み、画
像出力を行うための外部駆動回路を取り付けることで、
従来より軽量な平板型画像表示装置を製造した。
【0100】本実施例では、基板ガラス、および枠材の
材料として青板ガラスを利用して説明したが、PD−2
00に代表される高歪点ガラスを用いても同じ効果を得
た。
【0101】本実施例では4つの約5mmの間隙316
を用いたが、間隙の数、サイズ共にこれに限定するもの
ではなく、画像空間421と第一の枠間空間422を連
続な空間とすべきものであればよい。すなわち、第二の
枠411は4つの枠材からの構成でなくともよく、複数
の枠材から構成されてもよい。
【0102】本実施例では、ゲッタの種類をBaリング
ゲッタとしたが、本発明はこれに限定するものではな
い。すなわち、ゲッタは非蒸発型ゲッタなどでもよく、
第一のゲッタ431が第一の枠間空間422に設置され
ていれば、同じ効果を得ることができる。
【0103】また、本実施例では電子放出素子として表
面型電子放出素子を用いて説明したが、電子放出素子の
種類は表面型電子放出素子に限定することはなく、電界
放出型電子放出素子を用いた平板型画像表示装置におい
ても、また、熱電子を用いた蛍光表示管を用いた平板型
画像表示装置においても、同じ効果を得ることができ
た。
【0104】[実施例4]図11は、本発明による真空
容器、およびその製造方法と真空容器を利用した平板型
画像表示装置の更に別の実施例を説明するための図であ
る。
【0105】図11は、平板型画像表示装置であるFE
Dの真空容器を説明する図である。図中、501は蛍光
体504を搭載した前面基板(大きさ100mm×10
0mm、厚さ2.3mmの青板ガラス)、502は前面
基板501に対向して配置され、電界放出型の電子放出
素子と呼ばれる電子放出素子505を搭載した背面基板
(大きさ100mm×100mm、厚さ2.3mmの青
板ガラス)、510は前面基板501と背面基板502
の間に配置され、フリットガラスにより構成された第一
の枠、511は前面基板501と背面基板502の間に
配置され、第一の枠510を内包し、フリットガラスに
より構成された第二の枠である。506は前面基板50
1と背面基板502と第一の枠510、第二の枠511
で構成される真空容器である。
【0106】521は第一の枠510と前面基板501
と背面基板502によって囲まれ、蛍光体504と電子
放出素子505に接する画像空間であり、522は第一
の枠510と第二の枠511、前面基板501と背面基
板502によって囲まれた第一の枠間空間である。51
6は第二の枠512に設けられた間隙であり、第一の枠
間空間と真空容器506の外の空間をつなげている。
【0107】尚、本実施例における第一の枠511も実
施例1と同様の方法にて作成され、また、第二の枠51
1は、図6を用いて実施例1で説明した同様の折り曲げ
方法にて作成される。
【0108】次に製造方法を説明する。
【0109】はじめに、あらかじめ電子放出素子505
などが搭載された背面基板502にフリットガラスをデ
ィスペンサによって幅2mm、厚さ0.4mmで塗布
し、気密な枠となる第一の枠510とする。そして、フ
リットガラスをディスペンサにて幅2mm、幅0.4m
m、さらに5mmの空隙516を設けるように塗布し、
第二の枠511とする。第一の枠510の外寸法は88
mm×88mm、第二の枠511の外寸法は96mm×
96mmである。
【0110】次に、真空チャンバ(不図示)内に電子放
出素子505を上に向けた背面基板502をセットし、
第一の外枠510、第二の外枠511を挟み込むように
して蛍光体504などを下に向けた前面基板501をの
せ、治具(不図示)にて位置合わせを行い固定したの
ち、チャンバ内を10-5Pa以下に排気する。そして、
フリットガラスの接着温度である420℃まで2時間で
加熱昇温し、30分間420℃で維持の後、2時間にて
常温に冷却降温し、真空チャンバの真空をブレークして
真空容器506を取り出し、図11に示すような真空容
器506の製造を完了した。周縁部の剛性の高い真空容
器を製造することができた。しかるのち、特開平7−2
35255号公報などに開示されている作業を行い、筐
体に組込み、画像出力を行うための外部駆動回路を取り
付けることで、より軽量な平板型画像表示装置を製造し
た。
【0111】本実施例では、基板ガラス、および枠材の
材料として青板ガラスを利用して説明したが、PD−2
00に代表される高歪点ガラスを用いても同じ効果を得
た。
【0112】本実施例では、空隙516は1箇所で5m
m幅として説明したが、本発明はこれに限定するもので
はなく、第一の枠間空間522と真空容器の外部とを連
続な空間とすべきものであればよい。
【0113】また、本実施例では電子放出素子として電
界放出型の電子素子を用いて説明したが、電子放出素子
の種類はこれに限定することはなく、表面伝導型電子放
出素子を用いた平板型画像表示装置においても、また、
熱電子を用いた蛍光表示管を用いた平板型画像表示装置
においても、同じ効果を得ることができた。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外枠部が複数の枠部材を備えることで、薄型基板の利用
においても、シール機構が良好で、真空容器の周縁部の
剛性を確保することが可能となり、また、軽量でコスト
の低い真空容器、さらには平板型画像表示装置を製造す
ることができる。
【0115】また、本発明によれば、外枠部が複数の枠
部材を備えることで、前記枠部材が、折り曲げによる成
形が容易な薄い基材を用いて、折り曲げにより加工され
た枠部材であっても、シール機構が良好で、真空容器の
周縁部の剛性を確保することが可能となり、また、軽量
でコストの低い真空容器、さらには平板型画像表示装置
を製造することができる。
【0116】また、本発明によれば、外枠部が複数の枠
部材を備えることで、前記枠部材が、複数の基材を接着
することにより成形された枠部材であっても、かかる接
着部からのリークを気にすること無く、シール機構が良
好で、真空容器の周縁部の剛性を確保することが可能と
なり、また、軽量でコストの低い真空容器、さらには平
板型画像表示装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を説明する概略断面図である。
【図2】実施例1を説明する図であり、特に図1の背面
基板202の部組を示す。
【図3】実施例1を説明する図であり、とくに図1の前
面基板の部組を示す。
【図4】実施例1を説明する図であり、特に図1の第一
の枠210を示す。
【図5】実施例1を説明する図であり、特に図1の第二
の枠211を示す。
【図6】第一及び第二の枠の第1の作成方法を説明する
ための図である。
【図7】第一及び第二の枠の第2の作成方法を説明する
ための図である。
【図8】実施例2を説明する図である。
【図9】実施例2を説明する図であり、特に図5の第一
の枠310を示す。
【図10】実施例3を説明する図である。
【図11】実施例4を説明する図である。
【図12】従来例を説明する真空容器の断面図である。
【符号の説明】
101 前面基板 102 背面基板 103 外枠 104 蛍光体 105 電子放出素子 106 真空容器 107 フリットガラス 201 前面基板 202 背面基板 204 蛍光体 205 電子放出素子 206 真空容器 207 フリットガラス 208 フリットガラス 210 第一の枠 211 第二の枠 215 切り欠き溝 221 画像空間 222 第一の枠間空間 231 第一のゲッタ 306 真空容器 310 第一の枠 316 間隙 401 前面基板 402 背面基板 404 蛍光体 405 電子放出素子 406 真空容器 407 フリットガラス 408 フリットガラス 409 フリットガラス 410 第一の枠 411 第二の枠 412 第三の枠 415 切り欠き溝 416 間隙 421 画像空間 422 第一の枠間空間 423 第二の枠間空間 431 第一のゲッタ 432 第二のゲッタ 501 前面基板 502 背面基板 504 蛍光体 505 電子放出素子 506 真空容器 510 第一の枠 511 第二の枠 516 間隙 521 画像空間 522 第一の枠間空間
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 31/12 H01J 31/12 C

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子放出素子を搭載した背面基板と、該
    背面基板に対向して配置され、かつ、前記電子放出素子
    から放出された電子が衝突して発光する蛍光体を搭載し
    た前面基板と、前記前面基板と前記背面基板の間に配置
    される外枠部を備えて構成される真空容器を有する平板
    型画像表示装置において、前記外枠部が複数の枠部材を
    備えることを特徴とする真空容器。
  2. 【請求項2】 前記外枠部が、前記電子放出素子を内包
    する第一の枠部材と、該第一の枠部材を内包する第二の
    枠部材を備え、前記第一の枠部材、前記前面基板及び前
    記背面基板に囲まれた画像空間と前記第一の枠部材、前
    記第二の枠部材、前記前面基板及び前記背面基板に囲ま
    れた第一の枠間空間とが形成されることを特徴とする請
    求項1に記載の真空容器。
  3. 【請求項3】 前記外枠部が、前記第二の枠部材を内包
    する第三の枠部材を更に備え、前記第二の枠部材、前記
    第三の枠部材、前記前面基板及び前記背面基板に囲まれ
    た第二の枠間空間が形成されることを特徴とする請求項
    2に記載の真空容器。
  4. 【請求項4】 前記第一の枠間空間にゲッタ手段が設置
    されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の真空容
    器。
  5. 【請求項5】 前記第二の枠間空間にゲッタ手段が設置
    されたことを特徴とする請求項3に記載の真空容器。
  6. 【請求項6】 前記第一の枠部材に切り欠き構造が設け
    られ、前記画像空間と前記第一の枠間空間とが連続であ
    ることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記
    載の真空容器。
  7. 【請求項7】 前記画像空間と前記第一の枠間空間とが
    独立であることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか
    1項に記載の真空容器。
  8. 【請求項8】 前記第二の枠部材に切り欠き構造が設け
    られ、前記第一の枠間空間と前記第二の枠間空間が連続
    であることを特徴とする請求項3又は5に記載の真空容
    器。
  9. 【請求項9】 前記第一の枠間空間と前記第二の枠間空
    間とが独立であることを特徴とする請求項3又は5に記
    載の真空容器。
  10. 【請求項10】 前記切り欠き構造が切り欠き溝である
    ことを特徴とする請求項6又は8に記載の真空容器。
  11. 【請求項11】 前記切り欠き構造が間隙であることを
    特徴とする請求項6又は8に記載の真空容器。
  12. 【請求項12】 前記複数の枠部材の一部が気密枠であ
    ることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に
    記載の真空容器。
  13. 【請求項13】 前記気密枠の内側に非気密枠を有する
    ことを特徴とする請求項12に記載の真空容器。
  14. 【請求項14】 前記気密枠の内側にゲッタ手段を有す
    ることを特徴とする請求項12又は13に記載の真空容
    器。
  15. 【請求項15】 前記気密枠の外側に非気密枠を有する
    ことを特徴とする請求項12に記載の真空容器。
  16. 【請求項16】 前記複数の枠部材がガラス材であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載
    の真空容器。
  17. 【請求項17】 前記複数の枠部材がフリットガラス材
    であることを特徴とする請求項16に記載の真空容器。
  18. 【請求項18】 前記複数の枠部材の断面形状がほぼ正
    方形であることを特徴とする請求項1乃至17のいずれ
    か1項に記載の真空容器。
  19. 【請求項19】 前記電子放出素子が表面伝導型電子放
    出素子であることを特徴とする請求項1乃至18のいず
    れか1項に記載の真空容器。
  20. 【請求項20】 前記電子放出素子が電界放出素子であ
    ることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に
    記載の真空容器。
  21. 【請求項21】 前記枠部材は、基材を折り曲げること
    により成形された枠部材である請求項1乃至20のいず
    れか1項に記載の真空容器。
  22. 【請求項22】 前記枠部材は、加熱延伸した基材を折
    り曲げることにより成形された枠部材である請求項1乃
    至20のいずれか1項に記載の真空容器。
  23. 【請求項23】 前記枠部材は、複数の基材を接着する
    ことにより成形された枠部材である請求項1乃至20の
    いずれか1項に記載の真空容器。
  24. 【請求項24】 真空雰囲気中にて、前記前面基板と前
    記背面基板を対向して配置し、さらに前記前面基板と前
    記平面基板の間に前記複数の枠部材を配置した後に、前
    記前面基板と前記背面基板と前記複数の枠部材を接着す
    ることで請求項1乃至23のいずれか1項に記載の真空
    容器を製造することを特徴とする真空容器の製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項1乃至23に記載の真空容器を
    備えることを特徴とする平板型画像表示装置。
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