JP2000311269A - 紙葉類収納装置 - Google Patents
紙葉類収納装置Info
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Abstract
り外した場合においても、収納済みの紙幣に対する防盗
性を確保できるようにする。 【解決手段】 紙幣収納庫には紙幣を搬送するための紙
幣入口を備えており、その紙幣入口を開閉するためのシ
ャッタ13が上下方向に摺動可能に設けられている。こ
のシャッタ13は、その上下方向の動きをロック29に
よって規制されるストッパ28を有し、そのストッパ2
8には、ロック29の係合部29aと係合する鋸歯状突
起40が複数設けられている。鋸歯状突起40はシャッ
タ13の移動方向に直交する水平部40aと、シャッタ
13の移動方向に対して傾斜された傾斜部40bとを有
している。シャッタ13が半開状態のとき、ロック29
の係合部29aが鋸歯状突起40の水平部40aに係合
し、それ以上シャッタ13を押し下げることができな
い。
Description
た紙幣のような紙葉類(媒体)を1枚ずつ搬送または繰
り出し、装置内部に整列した状態で一時集積し、上位装
置からの指令により、一時保留した媒体を装置内部に収
納したり返却したりする媒体取引装置に適用して好適な
ものであって、媒体取引装置が受け入れた多数枚の紙幣
などの紙葉類を堆積収納し、収納された紙幣を回収する
ときには媒体取引装置から取り外すことができる紙葉類
収納装置に関する。
においては、複数枚の紙幣を一括して受け入れ、それを
1枚ずつ分離して金種の判定、金種ごとの計数、真偽判
定などを行い、その結果が入金者によって確認される
と、内部に装着された紙幣収納庫まで搬送されて収納さ
れ、入金者の確認が取れなければ、返却するような構成
になっている。
ついて説明する。図24は紙幣入金機の概略構成を示す
図である。この図24において、紙幣入金機1は、少な
くとも1枚以上の紙幣を入金または返却可能な入金・返
却部2と、入金された複数枚の紙幣を1枚ずつに分離し
て繰り出しを行う分離部3と、紙幣の金種や搬送状態を
判定する鑑別部4と、鑑別部4の判定結果を基に紙幣の
搬送路を切り換える分岐部5と、紙幣を集積する一時保
留部6と、紙幣を収納する紙幣収納庫7と、分岐部5お
よび一時保留部6でそれぞれ返却された紙幣が合流する
合流部8と、一時保留部6で保留された紙幣の搬送路を
収納指令または返却指令に基づいて切り換える分岐部9
とで構成されている。
幣の流れを中心に説明する。まず、1枚または複数枚の
紙幣が入金・返却部2に投入されると(矢印10a)、
その紙幣は分離部3に一括して搬送される(矢印10
b)。分離部3では、複数枚の紙幣が1枚ずつに分離さ
れて鑑別部4へ順次繰り出される(矢印10c)。鑑別
部4は入力された紙幣に対して、金種の判定、金種ごと
の計数、真偽判定、分離搬送状態の適否判定などを行
い、判定を終了した紙幣を出力する(矢印10d)。分
岐部5は鑑別部4の判定結果に応じて紙幣の搬送路の切
り換え動作を行う。分岐部5は、判定結果が肯定なら
ば、紙幣が一時保留部6への進入を許可する方向に搬送
路の切り換え制御を行い(矢印10e)、判定結果が否
定ならば、紙幣が合流部8へ進む方向に搬送路の切り換
え制御を行う(矢印10f)。合流部8へ進んだ紙幣
は、入金・返却部2へ搬送される。
され、所定の集積が終了すると、集積された紙幣は一括
して出力される。その後、入金者の確認に従って分岐部
9は紙幣の搬送路切り換え動作を行う。分岐部9は、入
金者による収納指令があると、紙幣が紙幣収納庫7へ進
む方向へ搬送路の切り換え制御を行い、一括して出力さ
れた紙幣は紙幣収納庫7へ搬送されて収納される(矢印
10g)。入金者による返却指令があると、分岐部9は
紙幣が合流部8へ進む方向に搬送路の切り換え制御を行
い、一括して出力された紙幣は合流部8の方向へ向けら
れ、入金・返却部2へ搬送される(矢印10h)。
ら着脱可能な構造(カセット構造)となっており、管理
者は紙幣入金機1から取り外した紙幣収納庫7のみを、
別の場所に運搬して収納された紙幣を回収することがで
きるようになっている。そのため、紙幣収納庫7は、カ
セット金庫として防盗性が必要とされる。そこで、紙幣
収納庫7は、紙幣入金機1に取り付けたときに搬送され
てきた紙幣を受け入れる紙幣入口を持つが、運搬時の紙
幣収納庫7内の紙幣の防盗性を確保するため、その紙幣
入口にシャッタを設置し、紙幣収納庫7を紙幣入金機1
から取り外したときにその紙幣入口を塞ぎ、かつ紙幣入
金機1に取り付けない限りは開閉動作しないようなロッ
ク機構を持つようにしている。
ールを紙幣入金機1に設けられた案内溝に沿うように挿
入することで、紙幣入金機1に装着される。紙幣収納庫
7が装着されることによって、ロック機構が解除され
て、シャッタが開き、紙幣入口が開口し、紙幣入金機1
側に設けられた搬送路が紙幣入口の前方に位置するよう
になる。これにより、紙幣収納庫7に紙幣の収納が可能
となる。
紙収納庫のロック機構は、紙収納庫が紙幣入金機から取
り外された際にシャッタが完全に閉じることでシャッタ
をロックしているため、紙幣が紙幣収納庫に搬送されて
いる途中で、紙幣ジャムまたは停電があると、搬送途中
の紙幣が紙幣収納庫の紙幣入口で滞留し、シャッタを完
全に閉めることはできない。このような場合、ロック機
構はシャッタをロックすることができないため、そのま
ま紙収納庫を紙幣入金機から取り外すと、半開状態のシ
ャッタを自由に開けることができ、紙幣入口から既に収
納された紙幣に容易にアクセスすることができることか
ら、紙幣収納庫内部の紙幣の防盗性が確保できないとい
う問題点があった。
のであり、シャッタが半開状態のまま紙幣入金機から取
り外した場合においても、中に収納済みの紙幣に対する
防盗性を確保することができる紙葉類収納装置を提供す
ることを目的とする。
決するために、装置本体に設けられた搬送部からの紙葉
類媒体を受容可能に一側面に開口された紙葉類搬入口
と、前記紙葉類搬入口を開閉するシャッタ部材と、前記
紙葉類搬入口を閉口するように前記シャッタ部材を上方
に保持する付勢手段と、前記シャッタ部材の開閉運動を
規制するロック部材とを備え、前記装置本体の収容部へ
の装着操作により前記装置本体に設けられた開口手段が
前記付勢手段に抗して前記シャッタ部材を下方へ移動し
て前記紙葉類搬入口が開口され、前記収容部からの取り
外し操作により前記開口手段が前記シャッタ部材より待
避し前記付勢手段により前記シャッタ部材を上方へ移動
して前記紙葉類搬入口が閉口されかつ前記ロック部材に
より前記シャッタ部材の開閉運動が規制される紙葉類収
納装置において、前記紙葉類搬入口が半開状態で前記取
り外し操作を行ったときに前記ロック部材と当接される
前記シャッタ部材の当接部分に、前記シャッタ部材の移
動方向に対して直交し前記ロック部材と係合する水平の
下辺と前記シャッタ部材の移動方向に対して傾斜された
上辺とを有する鋸歯状突起部を複数備えていることを特
徴とする紙葉類収納装置が提供される。
類搬入口が半開状態のまま装置本体からの取り外し操作
を行ったとき、シャッタ部材の当接部分は、シャッタ部
材が紙葉類搬入口を閉口する位置よりも下方にあるた
め、ロック部材は、シャッタ部材のロック位置でシャッ
タ部材の当接部分に位置することになる。このとき、シ
ャッタ部材の当接部分には鋸歯状突起部が設けられてい
るので、ロック部材は、その鋸歯状突起部と係合し、シ
ャッタ部材をその位置よりも下方へ移動しないようにす
る。これにより、シャッタ部材はそれ以上開かないの
で、中に収納された紙幣に対する防盗性を確保すること
ができる。
幣入金機の紙幣収納庫に適用した場合を例に図面を参照
して詳細に説明する。まず、紙幣入金機に装着される紙
幣収納庫の外観について、図1〜図3を参照して説明す
る。
す斜視図、図2は紙幣収納庫の後方から見た外観を示す
斜視図、図3はシャッタが下がって紙幣入口が開口した
状態を示す斜視図である。
面に紙幣入口11が設けられた筐体12を有し、この筐
体12内には、紙幣入口11の近傍に上下方向に摺動自
在に支持されたシャッタ13と、紙幣入口11を介して
搬送された入金紙幣を収納するための収納部14とが設
けられている。
れた紙幣を取り出すための開口部(図示せず)と筐体1
2に回転自在に保持された扉15とが設けられている。
この扉15には、扉15を開けるときに用いられるつま
み部16が設けられている。また、筐体12の上面に
は、この紙幣収納庫7を運搬するときに用いる取っ手1
7が設けられている。さらに、この紙幣収納庫7を紙幣
入金機1に装着するときの案内に用いるガイドブロック
18が筐体12の両側面におのおの設けられている。
ら取り外されたときは、図1に示すように、シャッタ1
3は上方位置に保持されて紙幣入口11は閉止状態にな
り、紙幣入金機に装着されると、図3に示すように、シ
ャッタ13は下方位置に保持されて紙幣入口11は開口
状態となる。
について、図4〜図7を参照して説明する。図4は紙幣
収納庫の正面図、図5は図4におけるa−a断面図、図
6は図5におけるb−b断面図、図7は図6におけるc
−c断面図である。
面および右側面側に屈曲されてL字状に形成され、その
右側面に形成された長円穴19a,19bと収納部14
を構成している右側壁20に固定されたピン21a,2
1bとにより上下方向に摺動自在に支持されている。ま
た、シャッタ13は、その右側面に形成された孔22と
筐体12の頂部に形成されたフック23との間に掛けら
れた引っ張りばね24により上向き方向にばね力で付勢
されており、初期状態において、紙幣入口11を閉じる
ようになっている。さらに、シャッタ13の下方にはロ
ーラ25が取り付けられ、下方後端にはストッパ28が
形成されている。
状のロック29が、筐体12に固定されたピン30を中
心として回転するよう取り付けられている。このとき、
このロック29は、シャッタ13と並列した位置で、シ
ャッタ13のストッパ28の真下に位置するようになっ
ている。また、ロック29は、これに形成された孔31
と筐体12に形成されたフック32との間に掛けられた
引っ張りばね33により図5中反時計回りの方向にばね
力で付勢されており、初期状態においてシャッタ13の
ストッパ28の上下(開閉)進路を塞ぐようになってい
る。これにより、紙幣収納庫7が紙幣入金機1から取り
外されているときには、シャッタ13がロックされて開
くことができない。さらに、ロック29の前方にはピン
34が取り付けられている。
ロック29のピン34は、紙幣入金機1に取り付けられ
る工程にて、紙幣入金機1に設けられた後述のシャッタ
開閉板26と係合される部分で、そのシャッタ開閉板2
6と係合することにより、ロック29の規制が外れ、シ
ャッタ13が上下動作(開閉動作)する。このため、筐
体12の正面には、図4に示すように、孔27が形成さ
れ、この孔27からシャッタ開閉板26が挿入されて、
ローラ25およびピン34と係合できるようになってい
る。
機1の収納庫収容部の構成について説明する。図8は収
納庫収容部の縦断面図、図9は図8におけるd−d矢視
図である。
35a,35bによって囲まれた空間で形成されてい
る。側板35a,35bには、それぞれ水平方向にガイ
ドレール36a,36bおよび36c,36dが取り付
けられている。これらガイドレール36aと36bおよ
び36cと36dの間に紙幣収納庫7のガイドブロック
18を挿入することにより、紙幣収納庫7の脱着方向の
案内を行う。収納庫収容部1aの奥(図8における左
端)には、紙幣を搬送する搬送部37、紙幣収納庫7の
装着方向の位置決め部材であるストッパ軸38a,38
b、およびシャッタ開閉板26が設けられている。
幣収納庫7を装着した状態では、先端部が紙幣収納庫7
の紙幣入口11を介して中に入るような位置に設けられ
ている。
7が案内されてくる方向に配置されており、傾斜部26
a,26bと水平部26cとを有している。シャッタ開
閉板26の傾斜部26aは上述したロック29のピン3
4が、また、傾斜部26bおよび水平部26cはシャッ
タ13のローラ25が係合するようになっている。
装着するときのこれらの動作について、説明する。図1
0は紙幣収納庫を装着する前の状態を示す収納庫収容部
および紙幣収納庫の斜視図、図11は紙幣収納庫の装着
初期の状態を示す縦断面図である。
た面を収納庫収容部1aの方に向けた状態で装着を行
う。このとき、紙幣収納庫7の両側壁に設けられた各ガ
イドブロック18を収納庫収容部1a内のガイドレール
36aと36bおよび36cと36dの間に挿入する。
これにより、紙幣収納庫7はガイドブロック18によっ
て下側のガイドレール36b,36d上に載架された状
態になり、この状態で、紙幣収納庫7を矢印eの方向に
押し込むことで紙幣収納庫7が装着方向に案内されてい
き、装着することができる。
を示す縦断面図、図13はシャッタ開閉板の第2の係合
状態を示す縦断面図、図14はシャッタ開閉板の第3の
係合状態を示す縦断面図、図15は紙幣収納庫の装着完
了の状態を示す縦断面図、図16は紙幣収納庫を収納庫
収容部に装着したときの斜視図である。
〜36dに沿って収納庫収容部1aに挿入していくと、
図12に示したように、シャッタ開閉板26が孔27を
通過して、その傾斜部26aがロック29に設けたピン
34に当たり始める。このとき、図13に示したよう
に、ロック29のピン34はシャッタ開閉板26の傾斜
部26aに沿ってピン30を中心に図中時計回り方向に
回転する。これにより、ロック29は、シャッタ13の
ストッパ28の進路の外に移動するため、シャッタ13
のロックが解除され、下方向に摺動可能な状態になる。
納庫収容部1a内に挿入されていくと、図13に示した
ように、シャッタ開閉板26の傾斜部26bにシャッタ
13のローラ25が当たり始める。さらに紙幣収納庫7
の挿入を続けると、ローラ25はシャッタ開閉板26の
傾斜部26bに沿って下降していき、図14に示したよ
うに、ローラ25の下降に伴ってシャッタ13が下降し
ていき、紙幣入口11が開き始める。
26cに達すると、図15に示したように、シャッタ1
3は最も下がった位置に達し、紙幣入口11は完全に開
口する。さらに、紙幣収納庫7の挿入を進めると、搬送
部37が紙幣入口11内に挿入されていき、紙幣収納庫
7がストッパ軸38a,38bに当接することで、紙幣
収納庫7の装着が完了する。
た紙幣入金機1は、通常の入金動作を行い、入金された
紙幣を搬送部37により紙幣収納庫7へ搬送し、収納す
る。その後、管理者は紙幣収納庫7のみを、別の場所に
運搬して収納された紙幣を回収するため、紙幣入金機1
から紙幣収納庫7を取り外す。このときは、取り付け動
作と全く逆の手順により、紙幣収納庫7は紙幣入金機1
から取り外される。
26が紙幣収納庫7から抜け出ていくが、その際、シャ
ッタ13が引っ張りばね24の力に上方へ付勢されてい
るので、ローラ25がシャッタ開閉板26の傾斜部26
bに沿って上昇することによりシャッタ13が上昇し、
ローラ25がシャッタ開閉板26の傾斜部26bから外
れることで、紙幣入口11を完全に閉じる。それから、
引っ張りばね33により図中反時計方向にばね力で付勢
されているロック29は、ピン34がシャッタ開閉板2
6の傾斜部26aに沿って下降し、さらにシャッタ開閉
板26から外れることで、図中反時計回りに回転し、紙
幣収納庫7の取付け前の初期状態に戻る。これにより、
シャッタ13はロック29によって開(下)方向の動き
が規制され、紙幣収納庫7の防盗性が保たれる。
る途中で紙幣ジャム、停電などのトラブルが発生した場
合について説明する。図17は紙幣搬送途中の状態を示
す紙幣収納庫の部分破断縦断面図、図18は紙幣搬送未
完了のまま収納庫収容部から取り出した状態を示す紙幣
収納庫の縦断面図、図19は図18におけるf−f矢視
図である。
に、搬送部37から紙幣収納庫7へ搬送されるが、その
ときに、紙幣ジャムや停電によって、紙幣39の搬送が
最後までできずに紙幣39が紙幣収納庫7の紙幣入口1
1で滞留することがある。この状態のまま紙幣収納庫7
を収納庫収容部1aから取り外すと、図18に示すよう
に、紙幣入口11で滞留した紙幣39がシャッタ13と
筐体12の間に挟まれたまま取り出されることになる。
滞留した紙幣39に阻まれて紙幣入口11のすべてを隠
すまで上昇できていないため、滞留した紙幣39を取り
外すと、シャッタ13が半開状態となってしまう。ま
た、この状態では、図19に示すように、シャッタ13
のストッパ28がロック29の下または並列に位置し、
シャッタ13のストッパ28とロック29とが係合でき
ないため、シャッタ13が自由に押下げ可能であり、し
たがって紙幣収納庫7に既に収納された内部の紙幣の防
盗性を確保することができない。
入口11を全閉にしているとき以外にも、ロック29が
シャッタ開閉板26の作用を受けていないときはいつで
もシャッタ13を開方向に移動するのを阻止するように
した。以下、この機構について説明する。
分拡大図である。シャッタ13のストッパ28は、ロッ
ク29が設けられている側の縁部に複数の鋸歯状突起4
0を有している。この鋸歯状突起40は、図示の例で
は、3箇所設けられており、各鋸歯状突起40はシャッ
タ13の移動方向に直交する水平部40aと、シャッタ
13の移動方向に対して傾斜させた傾斜部40bとを有
している。また、ストッパ28の鋸歯状突起40は、ロ
ック29が引っ張りばね33によりその初期位置まで戻
されているときには、ロック29の係合部29aによっ
てシャッタ13の移動が遮られる位置まで突出してい
る。
しているシャッタ13の動作および防盗性について、説
明する。図21は紙幣搬送未完了のまま収納庫収容部か
ら取り出したときの図18におけるf−f矢視図、図2
2はシャッタが規制された状態を示す図18におけるf
−f矢視図、図23は図21におけるg−g矢視図であ
る。
幣収納庫7へ搬送されている途中に、紙幣ジャムあるい
は停電があって、紙幣39が紙幣収納庫7の紙幣入口1
1で滞留したまま紙幣収納庫7を収納庫収容部1aから
取り外した場合、ロック29はその初期位置に戻るが、
シャッタ13はシャッタ13と筐体12との間に挟まれ
た紙幣39により完全に上昇するのを妨げられて途中で
止まる。このとき、図21に示すように、ロック29の
係合部29aの縁部は、ストッパ28の鋸歯状突起40
に当接された状態になっている。
幣を取り出すことを目的にシャッタ13をさらに押し下
げると、図22に示すように、シャッタ13のストッパ
28に形成された鋸歯状突起40の水平部40aとロッ
ク29の係合部29aとが係合する。これによって、シ
ャッタ13が規制(ロック)され、シャッタ13をそれ
以上押し下げすことはできなくなり、紙幣入口11の高
さは紙幣39が挟まれている高さとなる。このシャッタ
13のロックにより、十分に紙幣入口11が開かず、紙
幣収納庫内の紙幣を取り出すことが困難となる。このと
き、シャッタ13のストッパ28に鋸歯状突起40を多
数個形成することにより、滞留した紙幣39の枚数(厚
み)に拘らずシャッタ13をロックさせることが可能と
なっている。
を取り除いた場合には、シャッタ13のストッパ28に
形成されている鋸歯状突起40の傾斜部40bがロック
29に当接するが、シャッタ13が引っ張りばね24に
よるばね力で図上上向き方向に付勢されているため、こ
のばね力によって、シャッタ13のストッパ28が弾性
変形内で変形してロック29から逃げ、ストッパ28の
鋸歯状突起40の傾斜部40bに沿ってロック29が乗
り越える(図23)。これを、ロック29が乗り越えた
位置より下側に存在する鋸歯状突起40の個数分だけ繰
り返すことによって、シャッタ13は初期状態に戻り、
紙幣入口11を完全に閉じる。
可能な紙幣収納庫を有する紙幣収納装置において、紙幣
ジャムや停電などのトラブルによって紙幣収納庫の紙幣
入口に紙幣が挟まった状態で紙幣入口を塞ぐためのシャ
ッタが半開となっても、その滞留した紙幣の枚数(厚
み)に応じて、シャッタに設けられた複数の鋸歯状突起
のどれか1つにロック部材が係合し、シャッタのロック
が可能となる。
を取り除くと、シャッタの付勢手段によってシャッタが
ロック部材を乗り越えて紙幣入口を完全に閉じることが
可能となる。
のトラブル時にも紙幣収納庫内の紙幣の防盗性が保たれ
る。
ある。
ある。
示す斜視図である。
収容部および紙幣収納庫の斜視図である。
である。
面図である。
面図である。
面図である。
である。
斜視図である。
破断縦断面図である。
出した状態を示す紙幣収納庫の縦断面図である。
ある。
出したときの図18におけるf−f矢視図である。
けるf−f矢視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 装置本体に設けられた搬送部からの紙葉
類媒体を受容可能に一側面に開口された紙葉類搬入口
と、前記紙葉類搬入口を開閉するシャッタ部材と、前記
紙葉類搬入口を閉口するように前記シャッタ部材を上方
に保持する付勢手段と、前記シャッタ部材の開閉運動を
規制するロック部材とを備え、前記装置本体の収容部へ
の装着操作により前記装置本体に設けられた開口手段が
前記付勢手段に抗して前記シャッタ部材を下方へ移動し
て前記紙葉類搬入口が開口され、前記収容部からの取り
外し操作により前記開口手段が前記シャッタ部材より待
避し前記付勢手段により前記シャッタ部材を上方へ移動
して前記紙葉類搬入口が閉口されかつ前記ロック部材に
より前記シャッタ部材の開閉運動が規制される紙葉類収
納装置において、 前記紙葉類搬入口が半開状態で前記取り外し操作を行っ
たときに前記ロック部材と当接される前記シャッタ部材
の当接部分に、前記シャッタ部材の移動方向に対して直
交し前記ロック部材と係合する水平の下辺と前記シャッ
タ部材の移動方向に対して傾斜された上辺とを有する鋸
歯状突起部を複数備えていることを特徴とする紙葉類収
納装置。 - 【請求項2】 前記シャッタ部材は、前記紙葉類搬入口
の半開状態が解除されたとき前記付勢手段の力により前
記シャッタ部材の弾性変形内で変形して前記鋸歯状突起
部がロック部材を乗り越えることで前記紙葉類搬入口を
閉口する方向に移動することを特徴とする請求項1記載
の紙葉類収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12285499A JP3575330B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 紙葉類収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12285499A JP3575330B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 紙葉類収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000311269A true JP2000311269A (ja) | 2000-11-07 |
JP3575330B2 JP3575330B2 (ja) | 2004-10-13 |
Family
ID=14846295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12285499A Expired - Fee Related JP3575330B2 (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 紙葉類収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3575330B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100425865B1 (ko) * | 2001-12-27 | 2004-04-01 | 엘지엔시스(주) | 현금저장 카세트 플래그장치 |
JP2017049634A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | ローレル精機株式会社 | 紙幣処理機 |
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