JP2000310109A - 車両用エンジンのブリーザ構造 - Google Patents
車両用エンジンのブリーザ構造Info
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- JP2000310109A JP2000310109A JP11119776A JP11977699A JP2000310109A JP 2000310109 A JP2000310109 A JP 2000310109A JP 11119776 A JP11119776 A JP 11119776A JP 11977699 A JP11977699 A JP 11977699A JP 2000310109 A JP2000310109 A JP 2000310109A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリンダヘッドカバー内においてブローバイ
ガス中のオイル分が確実に回収される構造を提供する。 【解決手段】 シリンダヘッドカバー8内にブリーザプ
レート10を、エンジン前後方向に対して後傾(傾斜角度
e)して取り付け、ブリーザ室11を設ける。ブリーザ室
11内のガス通路に対して複数の案内板15を斜めに立設
し、案内板15の手前にオイル落とし孔14を形成する。エ
ンジンを車両に横置きに搭載しても、ブリーザプレート
10が後傾しているのでブローバイガス中のオイル分mが
オイル落とし孔14に流下し、オイル分mの残留量を低減
することができる。また、エンジンを車両に縦置きに搭
載してもオイルセパレートが良く、ブリーザ構造を共用
でき製作コストを安価にすることができる。
ガス中のオイル分が確実に回収される構造を提供する。 【解決手段】 シリンダヘッドカバー8内にブリーザプ
レート10を、エンジン前後方向に対して後傾(傾斜角度
e)して取り付け、ブリーザ室11を設ける。ブリーザ室
11内のガス通路に対して複数の案内板15を斜めに立設
し、案内板15の手前にオイル落とし孔14を形成する。エ
ンジンを車両に横置きに搭載しても、ブリーザプレート
10が後傾しているのでブローバイガス中のオイル分mが
オイル落とし孔14に流下し、オイル分mの残留量を低減
することができる。また、エンジンを車両に縦置きに搭
載してもオイルセパレートが良く、ブリーザ構造を共用
でき製作コストを安価にすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】自動車(四輪車等)のエンジ
ンは、一般にブローバイガス中のガス分を吸気系に帰還
させて効率良くエンジンを駆動させている。本発明は、
シリンダヘッドカバー内においてブローバイガス中のガ
ス分とオイル分とを分離するようにした車両用エンジン
のブリーザ構造に関するものである。
ンは、一般にブローバイガス中のガス分を吸気系に帰還
させて効率良くエンジンを駆動させている。本発明は、
シリンダヘッドカバー内においてブローバイガス中のガ
ス分とオイル分とを分離するようにした車両用エンジン
のブリーザ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンのエミッションコントロールシ
ステムの一つであるブローバイガス還元装置(PCVシ
ステム)はブローバイガスを外気に放出されるのを防
ぎ、吸気系に帰還させることでエンジンの効率を上げて
いる。図5に示すように、エンジン本体1は吸気系のマ
ニホールドブロック2と接続され、エンジン本体1と吸
気系との間にPCVバルブ3がレイアウトされる。クラ
ンクケース内ブローバイガスは、PCVバルブ3によっ
て換気される運転状態にある場合、図6に示すように、
シリンダブロック4内のピストン5が下がると、ブロー
バイガスはクランクケースからガス通路孔6を通ってシ
リンダヘッド7のカム室を抜け、シリンダヘッドカバー
8内に到達する。
ステムの一つであるブローバイガス還元装置(PCVシ
ステム)はブローバイガスを外気に放出されるのを防
ぎ、吸気系に帰還させることでエンジンの効率を上げて
いる。図5に示すように、エンジン本体1は吸気系のマ
ニホールドブロック2と接続され、エンジン本体1と吸
気系との間にPCVバルブ3がレイアウトされる。クラ
ンクケース内ブローバイガスは、PCVバルブ3によっ
て換気される運転状態にある場合、図6に示すように、
シリンダブロック4内のピストン5が下がると、ブロー
バイガスはクランクケースからガス通路孔6を通ってシ
リンダヘッド7のカム室を抜け、シリンダヘッドカバー
8内に到達する。
【0003】図7に示すように、シリンダヘッドカバー
8にはPCVバルブ3とブリーザパイプ9が取り付けら
れ、シリンダヘッドカバー8の内部にはブリーザプレー
ト10が内部空間を上下に区分して上部にブリーザ室11が
設けられている。ブリーザプレート10は図7、図8に示
すように、ガス通路孔12、プラグ孔13及びオイル落とし
孔14が形成され、オイル落とし孔14に近接してガス通路
を迷走とする複数の案内板15が立設されている。案内板
15は下部が折り曲げられて断面L状にされ、下部をブリ
ーザプレート10に溶接させている。
8にはPCVバルブ3とブリーザパイプ9が取り付けら
れ、シリンダヘッドカバー8の内部にはブリーザプレー
ト10が内部空間を上下に区分して上部にブリーザ室11が
設けられている。ブリーザプレート10は図7、図8に示
すように、ガス通路孔12、プラグ孔13及びオイル落とし
孔14が形成され、オイル落とし孔14に近接してガス通路
を迷走とする複数の案内板15が立設されている。案内板
15は下部が折り曲げられて断面L状にされ、下部をブリ
ーザプレート10に溶接させている。
【0004】ブリーザ室11のガス通路は案内板15とシリ
ンダヘッドカバー8内壁によって袋小路が形成され、ブ
ローバイガスを迷走させるようになっている。ガス通路
孔6を通ってシリンダヘッドカバー8内に到達したブロ
ーバイガスはブリーザ室11(シリンダヘッドカバー8内
のガス通路およびブリーザプレート10で構成される)に
よってガス分とオイル分mとを効率よく分離され、PC
Vバルブ3から排出される。オイルセパレート(ガス分
とオイル分mとを分離する)性を向上させるにはシリン
ダヘッドカバー8およびブリーザプレート10の形状によ
って対応することが多い。図7のように案内板15を設け
てブローバイガスを蛇行させ、PCVバルブ3までの距
離を稼ぐ間にオイルセパレートを行い、ブローバイガス
から分離したオイル分mをオイル落とし孔14からシリン
ダヘッド7のカム室に戻すこと等が行われている。
ンダヘッドカバー8内壁によって袋小路が形成され、ブ
ローバイガスを迷走させるようになっている。ガス通路
孔6を通ってシリンダヘッドカバー8内に到達したブロ
ーバイガスはブリーザ室11(シリンダヘッドカバー8内
のガス通路およびブリーザプレート10で構成される)に
よってガス分とオイル分mとを効率よく分離され、PC
Vバルブ3から排出される。オイルセパレート(ガス分
とオイル分mとを分離する)性を向上させるにはシリン
ダヘッドカバー8およびブリーザプレート10の形状によ
って対応することが多い。図7のように案内板15を設け
てブローバイガスを蛇行させ、PCVバルブ3までの距
離を稼ぐ間にオイルセパレートを行い、ブローバイガス
から分離したオイル分mをオイル落とし孔14からシリン
ダヘッド7のカム室に戻すこと等が行われている。
【0005】ところで、自動車にエンジンを搭載すると
きは、図9(a)、(b)に示すようにエンジン縦置き
の車両(一例としてFR車)では、車両のレイアウト上
の制約等により、エンジン本体1のクランク軸を車体前
後方向に合わせて搭載し、かつ、エンジン本体1を車体
前後方向に角度aで後傾させ、車体幅方向にはエンジン
本体1を角度bだけ車体側方に傾かせている。また、図
10(a)、(b)に示すエンジン横置きの車両(一例と
してFF車)では、エンジン本体1のクランク軸を車体
幅方向に合わせて搭載し、かつ、車体前後方向にエンジ
ン本体1を角度cだけ後傾させ、車体幅方向にはエンジ
ン本体1を水平に支持させている。ここで、エンジン前
後方向とはクランク軸方向を基準としてエンジン本体1
にトランスミッションが接続されている方を後方とし
た。
きは、図9(a)、(b)に示すようにエンジン縦置き
の車両(一例としてFR車)では、車両のレイアウト上
の制約等により、エンジン本体1のクランク軸を車体前
後方向に合わせて搭載し、かつ、エンジン本体1を車体
前後方向に角度aで後傾させ、車体幅方向にはエンジン
本体1を角度bだけ車体側方に傾かせている。また、図
10(a)、(b)に示すエンジン横置きの車両(一例と
してFF車)では、エンジン本体1のクランク軸を車体
幅方向に合わせて搭載し、かつ、車体前後方向にエンジ
ン本体1を角度cだけ後傾させ、車体幅方向にはエンジ
ン本体1を水平に支持させている。ここで、エンジン前
後方向とはクランク軸方向を基準としてエンジン本体1
にトランスミッションが接続されている方を後方とし
た。
【0006】図11に示すように、エンジン縦置きのFR
車のシリンダヘッドカバー8内では、ブリーザプレート
10(床面)がエンジンの前後方向に対して後傾させら
れ、ブローバイガスがガス通路孔12から放出されると、
複数の案内板15に接触しながら流れ、ガス分がPCVバ
ルブ3に到達する。また、オイル分mは案内板15と内壁
とに誘導されてオイル落とし孔14に向かい、残留するオ
イル分mはオイル落とし孔14の周辺に溜るのみで大部分
がオイル落とし孔14を流下して回収される。
車のシリンダヘッドカバー8内では、ブリーザプレート
10(床面)がエンジンの前後方向に対して後傾させら
れ、ブローバイガスがガス通路孔12から放出されると、
複数の案内板15に接触しながら流れ、ガス分がPCVバ
ルブ3に到達する。また、オイル分mは案内板15と内壁
とに誘導されてオイル落とし孔14に向かい、残留するオ
イル分mはオイル落とし孔14の周辺に溜るのみで大部分
がオイル落とし孔14を流下して回収される。
【0007】図12、図13に示すように、エンジン横置き
のFF車のシリンダヘッドカバー8内では、ブリーザプ
レート10(床面)がエンジンの前後方向に対して側方に
傾斜(角度C)され、ブリーザ室11のブローバイガスは
複数の案内板15に接触しながら流れ、残留するオイル分
mは内壁に沿って溜ることになる。なお、ブリーザプレ
ート10を一部傾斜させた構造が特開平7-180609号公報に
開示されている。この場合、ブリーザプレート10とシリ
ンダヘッドカバー8内壁との周縁取付部8aに近接してオ
イル落とし孔14を設けることでオイル分mが回収できる
(特開平7-83020 号公報参照)。また、シリンダヘッド
カバー8内にブリーザプレート10を装着するときには、
図15(a),(b)に示すように、ブリーザプレート10
の端部に液状のガスケット16を盛り、ブリーザプレート
10とシリンダヘッドカバー8の周縁取付面8aを密着させ
(特開平7-19019 号公報参照)、リベットやビス17等で
密に固定するようになっている(特開平7-42527 号公報
参照)。
のFF車のシリンダヘッドカバー8内では、ブリーザプ
レート10(床面)がエンジンの前後方向に対して側方に
傾斜(角度C)され、ブリーザ室11のブローバイガスは
複数の案内板15に接触しながら流れ、残留するオイル分
mは内壁に沿って溜ることになる。なお、ブリーザプレ
ート10を一部傾斜させた構造が特開平7-180609号公報に
開示されている。この場合、ブリーザプレート10とシリ
ンダヘッドカバー8内壁との周縁取付部8aに近接してオ
イル落とし孔14を設けることでオイル分mが回収できる
(特開平7-83020 号公報参照)。また、シリンダヘッド
カバー8内にブリーザプレート10を装着するときには、
図15(a),(b)に示すように、ブリーザプレート10
の端部に液状のガスケット16を盛り、ブリーザプレート
10とシリンダヘッドカバー8の周縁取付面8aを密着させ
(特開平7-19019 号公報参照)、リベットやビス17等で
密に固定するようになっている(特開平7-42527 号公報
参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブリーザ室
11ではブローバイガス中のオイル分mをオイル落とし孔
14から流下させて回収するが、分離したオイル分mがブ
リーザ室11に多量に残存する場合、車両の旋回運動など
で大きな横Gが働いたときに、オイル分mがPCVバル
ブ3周辺に集中すると、オイル分mがブローバイガスと
共にPCVバルブ3より吸気系に流出し、オイル消費を
進行させることになり、また、排気系より白煙を放出す
るなどの現象が起きる。また、残存するオイル分mの劣
化により生成したスラッジがブリーザ室11を汚したり、
吸気系に流出したオイル分mがマニホールドブロック2
を汚損したりすることがある。また、多量のスラッジに
よりオイル落とし孔14を閉塞する虞もある。
11ではブローバイガス中のオイル分mをオイル落とし孔
14から流下させて回収するが、分離したオイル分mがブ
リーザ室11に多量に残存する場合、車両の旋回運動など
で大きな横Gが働いたときに、オイル分mがPCVバル
ブ3周辺に集中すると、オイル分mがブローバイガスと
共にPCVバルブ3より吸気系に流出し、オイル消費を
進行させることになり、また、排気系より白煙を放出す
るなどの現象が起きる。また、残存するオイル分mの劣
化により生成したスラッジがブリーザ室11を汚したり、
吸気系に流出したオイル分mがマニホールドブロック2
を汚損したりすることがある。また、多量のスラッジに
よりオイル落とし孔14を閉塞する虞もある。
【0009】このように、ブリーザ室11内にオイル分m
が残存するとエンジンの信頼性を低下させることにな
る。しかしながら、製作上、オイル落とし孔14はブリー
ザ室11の壁から若干離れた位置に形成されるので、オイ
ル落とし孔14から戻されるべきオイル分mの一部はブリ
ーザ室11内に残留する。したがって、ブリーザ室11内の
残留オイル分mを低減するため、図14に示すように、オ
イル落とし孔14をオイル分mが残留し易い壁際近く(間
隔dの距離を短くする)にレイアウトするようにしてい
る。
が残存するとエンジンの信頼性を低下させることにな
る。しかしながら、製作上、オイル落とし孔14はブリー
ザ室11の壁から若干離れた位置に形成されるので、オイ
ル落とし孔14から戻されるべきオイル分mの一部はブリ
ーザ室11内に残留する。したがって、ブリーザ室11内の
残留オイル分mを低減するため、図14に示すように、オ
イル落とし孔14をオイル分mが残留し易い壁際近く(間
隔dの距離を短くする)にレイアウトするようにしてい
る。
【0010】そこで前述した縦置きエンジンのFR車で
は、図11に示すように、オイル分mは、ブリーザプレー
ト10の案内板15の角部に形成されたオイル落とし孔14付
近に集められ、効率よく落とされる。これに対し、横置
きエンジンのFF車では、図12、図13に示すように、重
力でオイル分mはブリーザ室11の内壁に向かって集ま
り、ブリーザ室11の壁伝いにオイル分mが残留し、その
量はFR車の場合より多くなる。FF車の場合でも、F
R車と共通のブリーザ構造を適用してブリーザ室11内の
残存オイル分mを低減することが望まれている。
は、図11に示すように、オイル分mは、ブリーザプレー
ト10の案内板15の角部に形成されたオイル落とし孔14付
近に集められ、効率よく落とされる。これに対し、横置
きエンジンのFF車では、図12、図13に示すように、重
力でオイル分mはブリーザ室11の内壁に向かって集ま
り、ブリーザ室11の壁伝いにオイル分mが残留し、その
量はFR車の場合より多くなる。FF車の場合でも、F
R車と共通のブリーザ構造を適用してブリーザ室11内の
残存オイル分mを低減することが望まれている。
【0011】一方、図15に示すように、シリンダヘッド
カバー8とブリーザプレート10とを液状のガスケット16
を使用して固定する場合に、ブリーザプレート10をビス
17で締め付けたときに余剰のガスケット16がブリーザ室
11内(ブリーザプレート10上)に出てくることがある。
この時、ブリーザプレート10のオイル落とし孔14がブリ
ーザ室10の壁際近くにレイアウトされていると、ガスケ
ット16によってオイル落とし孔14を塞ぐ虞があり、オイ
ル落とし孔14の機能が損なわれブリーザ室11に溜ったオ
イル分mを十分に排除できなくなる。
カバー8とブリーザプレート10とを液状のガスケット16
を使用して固定する場合に、ブリーザプレート10をビス
17で締め付けたときに余剰のガスケット16がブリーザ室
11内(ブリーザプレート10上)に出てくることがある。
この時、ブリーザプレート10のオイル落とし孔14がブリ
ーザ室10の壁際近くにレイアウトされていると、ガスケ
ット16によってオイル落とし孔14を塞ぐ虞があり、オイ
ル落とし孔14の機能が損なわれブリーザ室11に溜ったオ
イル分mを十分に排除できなくなる。
【0012】本発明は、シリンダヘッドカバー内におい
てブローバイガス中のオイル分が確実に回収されるよう
にした車両用エンジンのブリーザ構造を提供することを
目的とする。
てブローバイガス中のオイル分が確実に回収されるよう
にした車両用エンジンのブリーザ構造を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1の発明は、シリンダヘッドカバー
にブリーザプレートを配してブリーザ室を形成する車両
用エンジンのブリーザ構造において、前記ブリーザ室内
のガス通路を迷路とするように前記ブリーザ室内に複数
の案内板を立設し、該案内板のガス流対向面に近接して
前記ブリーザプレートにオイル落とし孔が形成され、前
記ブリーザプレートを、エンジン前後方向に対して後傾
するように、傾斜角度をつけて前記シリンダヘッドカバ
ーに装着したことを特徴とする。
するために、請求項1の発明は、シリンダヘッドカバー
にブリーザプレートを配してブリーザ室を形成する車両
用エンジンのブリーザ構造において、前記ブリーザ室内
のガス通路を迷路とするように前記ブリーザ室内に複数
の案内板を立設し、該案内板のガス流対向面に近接して
前記ブリーザプレートにオイル落とし孔が形成され、前
記ブリーザプレートを、エンジン前後方向に対して後傾
するように、傾斜角度をつけて前記シリンダヘッドカバ
ーに装着したことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、シリンダヘッドカバー
とブリーザプレートとの結合部に液状ガスケットを介在
させ、前記結合部を固定手段で連結して前記ブリーザプ
レート上にブリーザ室を形成する車両用エンジンのブリ
ーザ構造において、前記ブリーザプレートに形成するオ
イル落とし孔と近接する前記結合部との間のブリーザプ
レート面上に、断面凸形状の突起を形成したことを特徴
とする。
とブリーザプレートとの結合部に液状ガスケットを介在
させ、前記結合部を固定手段で連結して前記ブリーザプ
レート上にブリーザ室を形成する車両用エンジンのブリ
ーザ構造において、前記ブリーザプレートに形成するオ
イル落とし孔と近接する前記結合部との間のブリーザプ
レート面上に、断面凸形状の突起を形成したことを特徴
とする。
【0015】請求項3の発明は、シリンダヘッドカバー
とブリーザプレートとの結合部に液状ガスケットを介在
させ、前記結合部を固定手段で連結して前記ブリーザプ
レート上にブリーザ室を形成する車両用エンジンのブリ
ーザ構造において、前記ブリーザプレートに形成するオ
イル落とし孔に近接する前記シリンダヘッドカバーの結
合部の前記固定手段の位置より前記ブリーザ室に近い側
に、溝を形成したことを特徴とする。
とブリーザプレートとの結合部に液状ガスケットを介在
させ、前記結合部を固定手段で連結して前記ブリーザプ
レート上にブリーザ室を形成する車両用エンジンのブリ
ーザ構造において、前記ブリーザプレートに形成するオ
イル落とし孔に近接する前記シリンダヘッドカバーの結
合部の前記固定手段の位置より前記ブリーザ室に近い側
に、溝を形成したことを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、シリンダヘッドカバー
とブリーザプレートとの結合部に液状ガスケットを介在
させ、前記結合部を固定手段で連結し、前記液状ガスケ
ットを前記ブリーザプレートのオイル落とし孔に流れな
いように誘導して前記ブリーザプレート上にブリーザ室
を形成する車両用エンジンのブリーザ構造において、前
記ブリーザ室内のガス通路を迷路とするように前記ブリ
ーザ室内に複数の案内板を立設し、該案内板のガス流対
向面に近接して前記ブリーザプレートにオイル落とし孔
が形成され、前記ブリーザプレートを、エンジン前後方
向に対して後傾するように、傾斜角度をつけて前記シリ
ンダヘッドカバーに装着したことを特徴とする。
とブリーザプレートとの結合部に液状ガスケットを介在
させ、前記結合部を固定手段で連結し、前記液状ガスケ
ットを前記ブリーザプレートのオイル落とし孔に流れな
いように誘導して前記ブリーザプレート上にブリーザ室
を形成する車両用エンジンのブリーザ構造において、前
記ブリーザ室内のガス通路を迷路とするように前記ブリ
ーザ室内に複数の案内板を立設し、該案内板のガス流対
向面に近接して前記ブリーザプレートにオイル落とし孔
が形成され、前記ブリーザプレートを、エンジン前後方
向に対して後傾するように、傾斜角度をつけて前記シリ
ンダヘッドカバーに装着したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図2に示すように、エンジン
横置き型の車両(FF車)では、搭載時、車体幅方向に
対しエンジン本体1のクランク軸が略水平に配置され、
前述したように車体前後方向に対してエンジン本体1を
後傾させている。シリンダヘッドカバー8内に取り付け
るブリーザプレート10はエンジン前後方向(クランク軸
方向)に対して後傾(トランスミッション側に傾斜)し
て装着される。図1に示すシリンダヘッドカバー8内部
ではブリーザプレート10がエンジン本体1を略水平に設
置したときに対して角度eで後傾され、ブリーザプレー
ト10上にブリーザ室11が設けられる。ブリーザプレート
10に設けた複数の案内板15はブリーザ室11内のガス通路
に対して斜めに取り付けられ(図7参照)、案内板15の
手前にオイル落とし孔14が形成されている。
図面に基づいて説明する。図2に示すように、エンジン
横置き型の車両(FF車)では、搭載時、車体幅方向に
対しエンジン本体1のクランク軸が略水平に配置され、
前述したように車体前後方向に対してエンジン本体1を
後傾させている。シリンダヘッドカバー8内に取り付け
るブリーザプレート10はエンジン前後方向(クランク軸
方向)に対して後傾(トランスミッション側に傾斜)し
て装着される。図1に示すシリンダヘッドカバー8内部
ではブリーザプレート10がエンジン本体1を略水平に設
置したときに対して角度eで後傾され、ブリーザプレー
ト10上にブリーザ室11が設けられる。ブリーザプレート
10に設けた複数の案内板15はブリーザ室11内のガス通路
に対して斜めに取り付けられ(図7参照)、案内板15の
手前にオイル落とし孔14が形成されている。
【0018】これにより、FF車に搭載するエンジン本
体1のエンジン前後方向の傾斜角が0°であってもブリ
ーザプレート10が角度eで後傾され、ブリーザプレート
10上のオイル分mはシリンダヘッドカバー8内壁に沿っ
て溜ることはなく、内壁に沿ってエンジン後方側に流れ
ることになり、案内板15手前のオイル落とし孔14に流下
することになる。したがって、ブリーザ室11内に残留す
るオイル分mの量が少なくなって回収効率が良くなる。
また、後方傾斜エンジン(FR車)は上記のブリーザ構
造でも今まで通りの効果を維持することができ、ブリー
ザプレート10及びシリンダヘッドカバー8の共通化が図
れ、搭載車両が異なっても、ブリーザ構造のレイアウト
は1仕様にて対応できる。
体1のエンジン前後方向の傾斜角が0°であってもブリ
ーザプレート10が角度eで後傾され、ブリーザプレート
10上のオイル分mはシリンダヘッドカバー8内壁に沿っ
て溜ることはなく、内壁に沿ってエンジン後方側に流れ
ることになり、案内板15手前のオイル落とし孔14に流下
することになる。したがって、ブリーザ室11内に残留す
るオイル分mの量が少なくなって回収効率が良くなる。
また、後方傾斜エンジン(FR車)は上記のブリーザ構
造でも今まで通りの効果を維持することができ、ブリー
ザプレート10及びシリンダヘッドカバー8の共通化が図
れ、搭載車両が異なっても、ブリーザ構造のレイアウト
は1仕様にて対応できる。
【0019】次に、シリンダヘッドカバー8とブリーザ
プレート10とを密に結合する構成について説明する。図
3に示すように、シリンダヘッドカバー8の取付面8aに
ブリーザプレート10の端部を装着する場合、液状(流動
性)のガスケット16を介在させてビス17で締め付ける構
成では、ブリーザプレート10の周縁にブリーザ室11側に
位置して、断面凸型の突起18を形成し、突起18に近接し
てブリーザ室11側にオイル落とし孔14を設けている。
プレート10とを密に結合する構成について説明する。図
3に示すように、シリンダヘッドカバー8の取付面8aに
ブリーザプレート10の端部を装着する場合、液状(流動
性)のガスケット16を介在させてビス17で締め付ける構
成では、ブリーザプレート10の周縁にブリーザ室11側に
位置して、断面凸型の突起18を形成し、突起18に近接し
てブリーザ室11側にオイル落とし孔14を設けている。
【0020】これにより、液状のガスケット16を介在さ
せてブリーザプレート10をビス17で締め付けると、ガス
ケット16が潰されて隙間を充填し余剰のガスケット16は
断面凸型の突起18を乗り上げるようにはみ出すので、ブ
リーザ室11内に向かってはみ出すことが防止され、ブリ
ーザプレート10上のオイル落とし孔14を余剰のガスケッ
ト16で閉塞することを回避できる。また、凸型突起18が
ブリーザ室11の内壁と同様の作用をするので、オイル落
とし孔14を突起18近傍に設けることにより、ブリーザ室
11内のオイル分mの残存量を極めて少なくすることがで
きる。
せてブリーザプレート10をビス17で締め付けると、ガス
ケット16が潰されて隙間を充填し余剰のガスケット16は
断面凸型の突起18を乗り上げるようにはみ出すので、ブ
リーザ室11内に向かってはみ出すことが防止され、ブリ
ーザプレート10上のオイル落とし孔14を余剰のガスケッ
ト16で閉塞することを回避できる。また、凸型突起18が
ブリーザ室11の内壁と同様の作用をするので、オイル落
とし孔14を突起18近傍に設けることにより、ブリーザ室
11内のオイル分mの残存量を極めて少なくすることがで
きる。
【0021】また、図4(a)に示すように、シリンダ
ヘッドカバー8の取付面8aに溝部19を設け、溝部19の外
側をビス17で締め付けるようにし、締め付け位置に予め
液状ガスケット16を盛り付けて置く結合構造でも良い。
この場合、図4(b)に示すように、取付面8aにブリー
ザプレート10をビス17で締め付けたときに、ガスケット
16が潰されて隙間を充填し、余剰のガスケット16が流動
して溝部19に入り込むため、ブリーザ室11にガスケット
16がはみ出すことを防止できる。これによって、オイル
落とし孔14の閉塞を防止できるのでブリーザ室11内壁に
近接してオイル落とし孔14を設置することができ、オイ
ル分mの残留量を低減することができる。
ヘッドカバー8の取付面8aに溝部19を設け、溝部19の外
側をビス17で締め付けるようにし、締め付け位置に予め
液状ガスケット16を盛り付けて置く結合構造でも良い。
この場合、図4(b)に示すように、取付面8aにブリー
ザプレート10をビス17で締め付けたときに、ガスケット
16が潰されて隙間を充填し、余剰のガスケット16が流動
して溝部19に入り込むため、ブリーザ室11にガスケット
16がはみ出すことを防止できる。これによって、オイル
落とし孔14の閉塞を防止できるのでブリーザ室11内壁に
近接してオイル落とし孔14を設置することができ、オイ
ル分mの残留量を低減することができる。
【0022】また、前述したブリーザプレート10を後傾
させたブリーザ構造と併設して、上記のシリンダヘッド
カバー8とブリーザプレート10との結合構造を採用する
ことにより、一層のオイル分mの残留量を低減すること
ができる。
させたブリーザ構造と併設して、上記のシリンダヘッド
カバー8とブリーザプレート10との結合構造を採用する
ことにより、一層のオイル分mの残留量を低減すること
ができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上述べた通りであり、請求項
1に記載の発明では、エンジンを車両に横置きに水平な
状態で搭載してもブリーザプレート自身が後傾している
ブリーザ構造のため、ブリーザプレート上のオイル分を
オイル落とし孔周辺に集中させることができ、効率よく
オイル分を戻すことができる。また、エンジン本体を縦
置きで搭載してもオイルセパレート性の機能は変わら
ず、ブリーザ構造の部品の共通化が図れ、かつ、安価に
製作できる。また、エンジンの信頼性を向上させる。請
求項2に記載の発明では、シリンダヘッドカバーとブリ
ーザプレートとを結合する際に生じる余剰の液状ガスケ
ットが凸型突起に沿ってはみ出すのでブリーザ室に向か
ってはみ出すことが困難になり、ブリーザプレート上に
設けているオイル落とし孔を閉塞する虞が解消される。
したがって、安定したオイルセパレート機能を得ること
ができる。
1に記載の発明では、エンジンを車両に横置きに水平な
状態で搭載してもブリーザプレート自身が後傾している
ブリーザ構造のため、ブリーザプレート上のオイル分を
オイル落とし孔周辺に集中させることができ、効率よく
オイル分を戻すことができる。また、エンジン本体を縦
置きで搭載してもオイルセパレート性の機能は変わら
ず、ブリーザ構造の部品の共通化が図れ、かつ、安価に
製作できる。また、エンジンの信頼性を向上させる。請
求項2に記載の発明では、シリンダヘッドカバーとブリ
ーザプレートとを結合する際に生じる余剰の液状ガスケ
ットが凸型突起に沿ってはみ出すのでブリーザ室に向か
ってはみ出すことが困難になり、ブリーザプレート上に
設けているオイル落とし孔を閉塞する虞が解消される。
したがって、安定したオイルセパレート機能を得ること
ができる。
【0024】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明の凸型突起の代わりに、余剰の液状ガスケット
をシリンダヘッドカバーの取付面に形成した溝部で吸収
するので、同様にブリーザプレート上に設けているオイ
ル落とし孔を閉塞する虞が解消される。したがって、安
定したオイルセパレート機能を得ることができる。請求
項4に記載の発明では、ブリーザ室のブリーザプレート
自身を後傾し、余剰の液状ガスケットをオイル落とし孔
に流れないように誘導したブリーザ構造のため、残留オ
イル分を低減させ、エンジン信頼性を向上させ、製作コ
ストを軽減させることができる。
載の発明の凸型突起の代わりに、余剰の液状ガスケット
をシリンダヘッドカバーの取付面に形成した溝部で吸収
するので、同様にブリーザプレート上に設けているオイ
ル落とし孔を閉塞する虞が解消される。したがって、安
定したオイルセパレート機能を得ることができる。請求
項4に記載の発明では、ブリーザ室のブリーザプレート
自身を後傾し、余剰の液状ガスケットをオイル落とし孔
に流れないように誘導したブリーザ構造のため、残留オ
イル分を低減させ、エンジン信頼性を向上させ、製作コ
ストを軽減させることができる。
【図1】本発明による実施の形態のシリンダヘッドカバ
ー内の断面図である。
ー内の断面図である。
【図2】図1のシリンダヘッドカバーを装着したときの
エンジン本体の横置き搭載を示す側面図である。
エンジン本体の横置き搭載を示す側面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態のシリンダヘッドカバ
ーとブリーザプレートとの結合状態を示す部分断面図で
ある。
ーとブリーザプレートとの結合状態を示す部分断面図で
ある。
【図4】本発明のさらに他の実施の形態のシリンダヘッ
ドカバーとブリーザプレートとの結合状態を、(a)結
合前、(b)結合後で示す部分断面図である。
ドカバーとブリーザプレートとの結合状態を、(a)結
合前、(b)結合後で示す部分断面図である。
【図5】従来のエンジン吸気系を示す模式図である。
【図6】従来のエンジン吸気系のエンジン本体部を示す
模式図である。
模式図である。
【図7】従来のエンジン本体のブリーザ構造の平面図で
ある。
ある。
【図8】図7に示すブリーザプレートの平面図である。
【図9】従来の車両へのエンジン搭載の縦置き型を車体
側面視(a)と車体正面視(b)で説明する模式図であ
る。
側面視(a)と車体正面視(b)で説明する模式図であ
る。
【図10】従来の車両へのエンジン搭載の横置き型を車
体側面視(a)と車体正面視(b)で説明する模式図で
ある。
体側面視(a)と車体正面視(b)で説明する模式図で
ある。
【図11】従来の縦置き型エンジンのブリーザ構造を示
す平面図である。
す平面図である。
【図12】従来の横置き型エンジンの車体側面視のブリ
ーザ構造の断面図である。
ーザ構造の断面図である。
【図13】従来の横置き型エンジンのブリーザ構造を示
す平面図である。
す平面図である。
【図14】図13のブリーザ構造の残留オイル分mを説
明する要部平面図である。
明する要部平面図である。
【図15】従来のシリンダヘッドカバーとブリーザプレ
ートの結合状態を、結合前(a)と結合後(b)によっ
て説明する断面図である。
ートの結合状態を、結合前(a)と結合後(b)によっ
て説明する断面図である。
8 シリンダヘッドカバー 8a 取付面(結合部) 10 ブリーザプレート 11 ブリーザ室 14 オイル落とし孔 15 案内板 16 液状ガスケット 17 ビス(固定手段) 18 突起 19 溝 e 傾斜角度
Claims (4)
- 【請求項1】 シリンダヘッドカバーにブリーザプレー
トを配してブリーザ室を形成する車両用エンジンのブリ
ーザ構造において、前記ブリーザ室内のガス通路を迷路
とするように前記ブリーザ室内に複数の案内板を立設
し、該案内板のガス流対向面に近接して前記ブリーザプ
レートにオイル落とし孔が形成され、前記ブリーザプレ
ートを、エンジン前後方向に対して後傾するように、傾
斜角度をつけて前記シリンダヘッドカバーに装着したこ
とを特徴とする車両用エンジンのブリーザ構造。 - 【請求項2】 シリンダヘッドカバーとブリーザプレー
トとの結合部に液状ガスケットを介在させ、前記結合部
を固定手段で連結して前記ブリーザプレート上にブリー
ザ室を形成する車両用エンジンのブリーザ構造におい
て、前記ブリーザプレートに形成するオイル落とし孔と
近接する前記結合部との間のブリーザプレート面上に、
断面凸形状の突起を形成したことを特徴とする車両用エ
ンジンのブリーザ構造。 - 【請求項3】 シリンダヘッドカバーとブリーザプレー
トとの結合部に液状ガスケットを介在させ、前記結合部
を固定手段で連結して前記ブリーザプレート上にブリー
ザ室を形成する車両用エンジンのブリーザ構造におい
て、前記ブリーザプレートに形成するオイル落とし孔に
近接する前記シリンダヘッドカバーの結合部の前記固定
手段の位置より前記ブリーザ室に近い側に、溝を形成し
たことを特徴とする車両用エンジンのブリーザ構造。 - 【請求項4】 シリンダヘッドカバーとブリーザプレー
トとの結合部に液状ガスケットを介在させ、前記結合部
を固定手段で連結し、前記液状ガスケットを前記ブリー
ザプレートのオイル落とし孔に流れないように誘導して
前記ブリーザプレート上にブリーザ室を形成する車両用
エンジンのブリーザ構造において、前記ブリーザ室内の
ガス通路を迷路とするように前記ブリーザ室内に複数の
案内板を立設し、該案内板のガス流対向面に近接して前
記ブリーザプレートにオイル落とし孔が形成され、前記
ブリーザプレートを、エンジン前後方向に対して後傾す
るように、傾斜角度をつけて前記シリンダヘッドカバー
に装着したことを特徴とする車両用エンジンのブリーザ
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11119776A JP2000310109A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 車両用エンジンのブリーザ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11119776A JP2000310109A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 車両用エンジンのブリーザ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000310109A true JP2000310109A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=14769944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11119776A Pending JP2000310109A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 車両用エンジンのブリーザ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000310109A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004041110A1 (de) * | 2004-08-24 | 2006-03-02 | Mahle Filtersysteme Gmbh | Brennkraftmaschine und zugehörige Zylinderkopfhaube |
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JP2008050949A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Mazda Motor Corp | エンジンのオイルセパレータ装置 |
EP2177726A1 (en) * | 2008-10-20 | 2010-04-21 | Aichi Machine Industry Co. Ltd. | Vapor-liquid separating structure |
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KR101052771B1 (ko) * | 2008-11-28 | 2011-08-01 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 실린더헤드커버 일체형 환기장치 |
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US9221001B2 (en) | 2011-10-11 | 2015-12-29 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Oil mist separator |
CN105464750A (zh) * | 2015-10-22 | 2016-04-06 | 隆鑫通用动力股份有限公司 | 油气分离型缸头盖组件及其发动机 |
CN105604647A (zh) * | 2014-11-19 | 2016-05-25 | 铃木株式会社 | 内燃机的油分离器 |
JP2016186226A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 富士重工業株式会社 | オイルセパレータ |
CN110630351A (zh) * | 2019-09-12 | 2019-12-31 | 安徽省锦瑞汽车部件有限公司 | 一种双层迷宫矩阵式高效油气分离器 |
-
1999
- 1999-04-27 JP JP11119776A patent/JP2000310109A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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