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JP2000348464A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JP2000348464A
JP2000348464A JP2000149485A JP2000149485A JP2000348464A JP 2000348464 A JP2000348464 A JP 2000348464A JP 2000149485 A JP2000149485 A JP 2000149485A JP 2000149485 A JP2000149485 A JP 2000149485A JP 2000348464 A JP2000348464 A JP 2000348464A
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tape
tape cartridge
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case
body case
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JP2000149485A
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Noriaki Masuda
憲明 益田
Hidekazu Takeda
秀和 武田
Tatsumi Nishijima
立身 西嶋
Hikari Mizutani
光 水谷
Katsuo Maehara
克生 前原
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Hitachi Ltd
Maxell Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれの本体ケース1の高さ寸法は異なる
が、それぞれに収容するテープ2の幅は同一に設定した
第1の大型テープカートリッジC1と第2の小型テープ
カートリッジC2において、それぞれに内蔵するメモリ
素子25の端子部26と接触するVTR側の接続端子の
共用化を図る。 【解決手段】 高さ寸法の大きい第1の大型テープカー
トリッジC1においては、その本体ケース1の内底面上
に載置部32を底上げ状に設け、この載置部32上にメ
モリ素子25を載置する。高さ寸法の小さい第2の小型
テープカートリッジC2においては、その本体ケース1
の内底面上にメモリ素子25を配置する。かくして、大
型・小型の両テープカートリッジC1・C2の各々のメ
モリ素子25の端子部26の高さ位置は、テープ走行中
心位置Xから同一寸法の位置に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高さ寸法が異なる
本体ケースにそれぞれ同じ幅寸法のテープとメモリ素子
を収容する第1の大型テープカートリッジと第2の小型
テープカートリッジからなるツーウェイ方式のテープカ
ートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】8mmやVHSタイプのテープカートリッ
ジとして、テープの特性データ、あるいは録画モードや
音声記録データなどの録画時の設定データ等を記憶させ
るメモリ素子を内蔵したものは公知である(例えば、特
開昭63−166085号公報や特開昭63−1640
85号公報)。そこでは、テープカートリッジをVTR
に装填すると、メモリ素子の端子部がVTR側の接続端
子と接触するように、そのメモリ素子の端子部を本体ケ
ースの外面に露出させてある。
【0003】最近、この種ビデオ用のテープカートリッ
ジとして、屋外での使用に適するようコンパクト化した
小型テープカートリッジと、家庭にて長時間使用に対応
できる据置タイプの大型テープカートリッジからなるツ
ーウェイ方式のものが提案されている(文献不詳)。こ
のツーウェイ方式の大型・小型の両テープカートリッジ
においては、基本的にその互換性の面から同一幅のテー
プが使用されるため、両者の本体ケースの高さ寸法は同
一に設定されるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ケース強度や
リール孔の閉塞性を確保する面からすると、大型テープ
カートリッジの高さ寸法が小型テープカートリッジのそ
れよりも高く設定されることが望ましい。問題は、その
ように両者のテープカートリッジの高さ寸法が異なる
と、それに伴ってメモリ素子の端子部の設定位置が大型
テープカートリッジと小型テープカートリッジで異なる
ことになり、VTR側での対応が難しくなる点である。
すなわち、大型と小型の両テープカートリッジを、それ
ぞれの左右幅方向中央を基準にしてひとつのVTRに選
択的に装填できるようにするには、それぞれのメモリ素
子の端子部の設定位置に対応させるべくVTR側の接続
端子の高さ設定位置を異ならせるなどVTR内部のメカ
ニズムの複雑化を招き、コストアップの原因にもなる。
【0005】本発明の目的は、上記のような、高さ寸法
が異なる本体ケースのそれぞれに、同じ幅のテープとメ
モリ素子が内蔵される大型・小型テープカートリッジか
らなる、ツーウェイ方式のテープカートリッジにおい
て、大型テープカートリッジのメモリ素子と小型テープ
カートリッジのメモリ素子とそれぞれ接点を持たせるV
TR側の接続端子を共用できるようにし、もってVTR
メカニズムの簡素化、低コスト化を図る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、第2のテープと、第2の上ケースおよび第2の下ケ
ースを有するとともに前記第2のテープを収容する第2
の本体ケースと、前記第2の本体ケースに配置され、装
置に装填されたときに装置に設けられた接続端子と接触
して所定の情報を伝達するための第2の被接触部とを備
え、前記第2の被接触部は、前記第2の本体ケースの高
さ方向において、装置に装填されて走行するときの前記
第2のテープの幅方向の中心位置から所定の寸法の位置
であって、その下端が前記第2の下ケースの底壁部の内
側にあたる第2の内底面と実質的にそろうように配置さ
れてなる第2のテープカートリッジがあり、前記第2の
テープカートリッジと互換性を有して使用可能とされた
第1のテープカートリッジである。前記第1のテープカ
ートリッジは、前記第2のテープと同じ幅寸法を有する
第1のテープと、第1の上ケースおよび第1の下ケース
を有するとともに前記第1のテープを収容し、前記第2
の本体ケースよりも高さ寸法が大きい第1の本体ケース
と、前記第1の本体ケースに配置され、装置に装填され
たときに装置に設けられた接続端子と接触して所定の情
報を伝達するための第1の被接触部とを備え、前記第1
の下ケースは、その高さ方向において、その底壁部の内
側にあたる第1の内底面から上方に離間して配置された
載置部を有してなり、前記第1の被接触部は、前記第1
の本体ケースの高さ方向において、装置に装填されて走
行するときの前記第1のテープの幅方向の中心位置から
前記第2のテープカートリッジにおける前記所定の寸法
と同じ寸法の位置であって、その下端が前記第1の下ケ
ースの前記載置部とそろうように配置されてなることを
特徴とする。
【0007】請求項2に係る本発明は、第1のテープ
と、第1の上ケースおよび第1の下ケースを有するとと
もに前記第1のテープを収容する第1の本体ケースと、
前記第1の本体ケースに配置され、装置に装填されたと
きに装置に設けられた接続端子と接触して所定の情報を
伝達するための第1の被接触部とを備え、前記第1の被
接触部は、前記第1の本体ケースの高さ方向において、
装置に装填されて走行するときの前記第1のテープの幅
方向の中心位置から所定の寸法の位置であって、その下
端が前記第1の下ケースの底壁部の内側にあたる第1の
内底面から上方に離間して配置されてなる第1のテープ
カートリッジがあり、前記第1のテープカートリッジと
互換性を有して使用可能とされた第2のテープカートリ
ッジである。前記第2のテープカートリッジは、前記第
1のテープと同じ幅寸法を有する第2のテープと、第2
の上ケースおよび第2の下ケースを有するとともに前記
第2のテープを収容し、前記第1の本体ケースよりも高
さ寸法が小さい第2の本体ケースと、前記第2の本体ケ
ースに配置され、装置に装填されたときに装置に設けら
れた接続端子と接触して所定の情報を伝達するための第
2の被接触部とを備え、前記第2の被接触部は、前記第
2の本体ケースの高さ方向において、装置に装填されて
走行するときの前記第2のテープの幅方向の中心位置か
ら前記第1のテープカートリッジにおける前記所定の寸
法と同じ寸法の位置であって、その下端が前記第2の下
ケースの底壁部の内側にあたる第2の内底面と実質的に
そろうように配置されてなることを特徴とする。
【0008】請求項3に係る本発明は、第1および第2
のテープカートリッジを有してなる。このうち、一方の
前記第1のテープカートリッジは、第1のテープと、第
1の上ケースおよび第1の下ケースを有するとともに前
記第1のテープを収容する第1の本体ケースと、前記第
1の本体ケースに配置され、装置に装填されたときに装
置に設けられた接続端子と接触して所定の情報を伝達す
るための第1の被接触部とを備え、前記第1の下ケース
は、その高さ方向において、その底壁部の内側にあたる
第1の内底面から上方に離間して配置された載置部を有
してなり、前記第1の被接触部は、前記第1の本体ケー
スの高さ方向において、装置に装填されて走行するとき
の前記第1のテープの幅方向の中心位置から所定の寸法
であって、その下端が前記載置部とそろうように配置さ
れている。他の前記第2のテープカートリッジは、前記
第1のテープと同じ幅寸法を有する第2のテープと、第
2の上ケースおよび第2の下ケースを有するとともに前
記第2のテープを収容し、前記第1の本体ケースよりも
高さ寸法が小さい第2の本体ケースと、前記第2の本体
ケースに配置され、装置に装填されたときに装置に設け
られた接続端子と接触して所定の情報を伝達するための
第2の被接触部とを備え、前記第2の被接触部は、前記
第2の本体ケースの高さ方向において、装置に装填され
て走行するときの前記第2のテープの幅方向の中心位置
から前記第1のテープカートリッジにおける前記所定の
寸法と同じ寸法の位置であって、その下端が前記第2の
下ケースの底壁部の内側にあたる第2の内底面と実質的
にそろうように配置されている。そして、前記第1のテ
ープカートリッジおよび前記第2のテープカートリッジ
は、互換性を有して使用可能とされてなることを特徴と
する。
【0009】具体的に説明すると、前記第1の被接触部
は、実施例における大型テープカートリッジC1のメモ
リ素子25の端子部26であり、前記第2の被接触部
は、実施例における小型テープカートリッジC2のメモ
リ素子25の端子部26である。また、前記所定の情報
は、テープに関する情報である。
【0010】
【作用】しかるときは、図示例に基づいて具体的に説明
すると、高さ寸法が大きい第1の本体ケース1Aを有す
る第1の大型テープカートリッジC1は、その第1の下
ケース1bの底壁にこれの内底面から離間するよう載置
部32を設け、第1の被接触部すなわちメモリ素子25
をこれが載置部32にそろうよう位置させてある。一
方、高さ寸法が小さい第2の本体ケース1Bを有する第
2の小型テープカートリッジC2は、第2の被接触部す
なわちメモリ素子25をこれの下端が第2の下ケース1
bの内底面と実質的にそろうよう位置させてある。従っ
て、第1の大型テープカートリッジC1と第2の小型テ
ープカートリッジC2とにおいて、それぞれの本体ケー
ス1A・1Bの高さ寸法が異なっていても、各々のテー
プ2の幅寸法が同じであれば、各々のメモリ素子25の
端子部26の高さ位置が、各々のテープ2の幅方向中心
位置Xから同一寸法の位置に設定されることになる。そ
の結果、VTR(装置)側で同一高さに位置設定された
単一の接続端子を共用して大型および小型テープカート
リッジのメモリ素子25の端子部26とそれぞれ接点を
持たせることができる。
【0011】
【実施例】図2ないし図7は、ツーウェイ方式のテープ
カートリッジのうち、第2の小型テープカートリッジC
2の一実施例を示す。図2および図3において、その本
体ケース1Bはプラスチック製の上下ケース1a・1b
を突き合わせて一体的に結合してなり、本体ケース1B
の内部左右にテープ2が巻かれる一対のリール3を配置
してある。一方のリール3から引き出されるテープ2
は、本体ケース1Bの前方左右のテープ引出口5・5に
設けたテープガイド6で案内されて他方のリール3に巻
き取られる。本体ケース1Bの前面中央、すなわち左右
のテープ引出口5・5間にはテープローディング用のポ
ケット7を有する。このポケット7は上下面および前面
を開口している。本体ケース1Bの前面側に導出したテ
ープ2は、不使用時に前蓋9、裏蓋10および上蓋11
でそれぞれ覆って保護される。
【0012】前蓋9は、図7に実線状態で示すごとく左
右のテープ引出口5・5およびポケット7の前面を閉じ
る位置と、同図の二点鎖線状態で示すごとく上開き位置
とにわたって左右の支軸12まわりに開閉回動自在であ
る。この前蓋9は左右の支軸12の一方に嵌装したばね
部材13(図2参照)で常に閉じ方向に回動付勢されて
いる。
【0013】上蓋11は前蓋9の開閉動作に伴い図7に
実線状態で示すごとくポケット7の上面を閉じる位置
と、同図の二点鎖線状態で示すごとくポケット7の上面
後方へ後退する開き位置とにわたって開閉自在である。
そのために、図3に示すように上蓋11はこれの左右両
端に設けた腕部14の各前端の連結軸15を前蓋9の上
端左右の連結孔16にそれぞれ枢支連結し、前記腕部1
4の後端内面に設けたスライド軸17を本体ケース1の
左右の側壁の外面に設けた「へ」の字形状のガイド溝1
9にスライド自在に係合している。
【0014】裏蓋10は、図3および図7に示すよう
に、その上端の左右に設けた連結ピン20を上蓋11の
内面に設けたボス21のピン孔21aに回動自在に枢支
連結する。また裏蓋10の下部後面の左右に脚部22を
設け、この脚部22に設けたスライドピン23をポケッ
ト7内の左右側壁に設けた「S」の字形状のガイド溝2
4にスライド自在に係合している。したがって、裏蓋1
0は、前蓋9および上蓋11の開閉に伴い図7に実線状
態で示すごとくポケット7内のテープ2の裏面側を覆う
閉じ位置と、同図の二点鎖線状態で示すごとくポケット
7の上面後方で開き状態の上蓋11の下側に位置する開
き位置とにわたって開閉自在である。
【0015】図4、図5に示すように、本体ケース1B
にはメモリ素子25を内蔵する。このメモリ素子25
は、例えば、テープ2の仕様や特性データなどの固定デ
ータを記憶するROMチップと、録画時の設定データな
どの変動データを記憶するRAMチップと、電池とを直
方体状の一個のユニットとしてまとめたものであり、図
3、図6に示すようにその後面25aと下面25bの二
面にわたって、VTRに装填したときVTR側の接続端
子と接触する端子部26をそれぞれ設けている。
【0016】このメモリ素子25は端子部26が本体ケ
ース1Bの外壁の隣接する二面にそれぞれ露出するよう
設置するが、図示例では下ケース1bの後壁27と底壁
28にそれぞれ端子部26が露出するよう下ケース1b
の底壁の内底面上に設置する。この場合、後壁27と底
壁28のそれぞれの左右方向中央部に開口29・29を
設け、両開口29・29からメモリ素子25の後面25
aおよび下面25bの両面の端子部26をそれぞれ外方
へ露出させる。両開口29・29は図示例のように互い
に連通する形に形成することが、下ケース1bのプラス
チック成形時にアンダーカット部を形成しなくすむた
め、金型離型の場合に有利になる。
【0017】開口29・29が形成される後壁27およ
び底壁28のそれぞれの左右方向中央部は、左右のリー
ル3・3と後壁27の間に形成される三角形状のデッド
空間部に該当するため、特別な設置スペースを必要とし
ない。当該箇所に設置されるメモリ素子25はこれの左
右両側および前方の三方を底壁28から一体に突設した
囲みリブ30で囲むことによりリール3・3の収容領域
と仕切る。そして、メモリ素子25の前面25cと囲み
リブ30との間、および上ケース1aとメモリ素子25
の上面25dとの間にそれぞれ、圧縮コイルばね等から
なる弾性体31を介在する。その弾性体31によりメモ
リ素子25が常に後方および下方へ移動付勢されてその
端子部26が各開口29に臨むものとする。
【0018】メモリ素子25の後方および下方への移動
限界規制手段としては各開口29の左右方向開口幅をメ
モリ素子25の後面25aおよび下面25bの各左右方
向幅よりも小さく形成し、このメモリ素子25の後面2
5aまたは下面25bが後壁27の内面または底壁28
の内面に接当することによりメモリ素子25がこれ以上
に後方または下方へ移動できないようにしている。
【0019】上記弾性体31としては、圧縮コイルばね
に代えて、その他のねじりコイルばね、あるいは板ばね
などであってもよい。また金属製ばね以外に、プラスチ
ックやゴム等の非金属製ばねを用いることもできる。そ
のほかに、弾性体31としては、本体ケース1Bとは別
体の金属製あるいは非金属製のばねに限られず、本体ケ
ース1Bに一体成形するプラスチック製のばねであって
もよい。
【0020】上記のように本体ケース1B内に保持され
たメモリ素子25は端子部26を後壁27の開口29お
よび底壁28の開口29のそれぞれに露出してあるの
で、VTRに装填したときそのVTR側の接続端子が本
体ケース1Bの後壁27または底壁28のいずれに向き
合うよう位置設定された状況にあってもそれぞれに適応
して端子部26と接点を持つことができる。また、メモ
リ素子25は不測に落下事故などに遭遇し、その端子部
26が衝撃を受けてメモリ素子25に外力が加えられた
時に、弾性体31がメモリ素子25の前方移動または上
方移動により圧縮変形して衝撃を吸収緩和するため、端
子部26の変形や損傷を防止できる。VTRに装填して
デッキ側の接続端子に端子部26が接触する時は弾性体
31によりその接触圧を高めることもできる。
【0021】他方、第1の大型テープカートリッジC1
は、図1に小型テープカートリッジC2と比較して示し
ており、これの基本的構成は小型テープカートリッジC
2と全く同様である。すなわち、小型テープカートリッ
ジC2の場合と同様に本体ケース1A内に小型テープカ
ートリッジC2のテープの幅と同じ幅寸法のテープ2や
リール3などを同じように収容配置し、また前蓋9、裏
蓋10および上蓋11も同じように備え、さらに同じ大
きさの端子部26およびメモリ素子25を同じ位置に同
じ要領で内蔵する。
【0022】しかし、この大型テープカートリッジC1
の本体ケース1Aの高さ寸法H1は小型テープカートリ
ッジC2の本体ケース1Bの高さ寸法H2よりも大きく
設定している。これは、テープ収納量が多いためこれに
対応してテープカートリッジC1全体の剛性を高めるた
めである。また、その互換性からテープ2は小型テープ
カートリッジC2のテープ2と同一幅のものがリール3
に巻かれており、図1に示すXの高さ位置がテープ走行
中心であり、大型・小型テープカートリッジC1・C2
共に同一の高さである。
【0023】ここで、この大型テープカートリッジC1
におけるメモリ素子25の端子部26の高さ位置は、テ
ープ走行中心位置Xからa寸法の位置に設定する。つま
り小型テープカートリッジC2のそれと同一高さ位置に
設定する。この場合、同じ大きさのメモリ素子25を使
用するため、大型テープカートリッジC1の本体ケース
1Aの下ケース1bの内底には、底上げリブからなる載
置部32を設け、この載置部32の上にメモリ素子25
を載置固定することにより、小型テープカートリッジC
2のメモリ素子25の端子部26の高さ位置と同じにす
ることができる。なお、メモリ素子25を設置する本体
ケース1A・1Bの外壁としては、図3に示すポケット
後壁34の左右方向中央部を選ぶこともできる。
【0024】このように第1の大型テープカートリッジ
C1のメモリ素子25の端子部26の高さ位置と、第2
の小型テープカートリッジC2のその高さ位置とを共に
テープ走行中心位置Xからa寸法の位置に設定しておく
と、VTR側で同一高さに位置設定された単一の接続端
子を共用して大型および小型テープカートリッジC1・
C2の各々のメモリ素子25の端子部26とそれぞれ接
点を持たせることができる。
【0025】(他の実施例) 図1に示すように、第1
・第2の大型・小型テープカートリッジC1・C2はV
TR側でセッティングされるとき、各々の本体ケース1
A・1Bの底壁に開口したリール孔33に臨むリール3
の中央下端面の基準面がVTR側のリール受台Zに支持
されるが、このVTR側のリール受台Zからの高さb寸
法も、第1・第2の大型・小型テープカートリッジC1
・C2において同一である。したがって、第1の大型テ
ープカートリッジC1および第2の小型テープカートリ
ッジC2における各々のメモリ素子25の端子部26の
高さ位置を、リール受台基準面高さYからb寸法の位置
に設定した場合も、同様にVTR側で同一高さに位置設
定された単一の接続端子を共用して大型・小型テープカ
ートリッジC1・C2の各々のメモリ素子25の端子部
26とそれぞれ接点を持たせることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、高さ寸法が異なる本体
ケースのそれぞれに同じ幅寸法のテープを収容した第1
・第2の両テープカートリッジの各々の第1の被接触部
と第2の被接触部との高さ位置が、テープの幅方向中心
位置からそれぞれ同一寸法の位置に設定されるものとし
た。したがって、第1のテープカートリッジ専用または
第2のテープカートリッジ専用の各々の接続端子を装置
側で対応させて設ける必要がなくてそれを共用できるの
で、装置側メカニズムのコンパクト化、コストダウン化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小型テープカートリッジと大型テープカートリ
ッジの背面図である。
【図2】小型テープカートリッジの全体の内部の平面図
である。
【図3】小型テープカートリッジの全体の分解斜視図で
ある。
【図4】小型テープカートリッジの要部の平面図であ
る。
【図5】図4におけるA−A線断面図である。
【図6】小型テープカートリッジの全体を底から見た斜
視図である。
【図7】小型テープカートリッジのポケット部の縦断面
図である。
【符号の説明】
1A 大型テープカートリッジの本体ケース 1B 小型テープカートリッジの本体ケース 2 テープ 3 リール 25 メモリ素子 26 端子部 32 載置部 X テープ走行中心位置
フロントページの続き (72)発明者 武田 秀和 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 西嶋 立身 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 水谷 光 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 前原 克生 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第2のテープと、第2の上ケースおよび
    第2の下ケースを有するとともに前記第2のテープを収
    容する第2の本体ケースと、前記第2の本体ケースに配
    置され、装置に装填されたときに装置に設けられた接続
    端子と接触して所定の情報を伝達するための第2の被接
    触部とを備え、前記第2の被接触部は、前記第2の本体
    ケースの高さ方向において、装置に装填されて走行する
    ときの前記第2のテープの幅方向の中心位置から所定の
    寸法の位置であって、その下端が前記第2の下ケースの
    底壁部の内側にあたる第2の内底面と実質的にそろうよ
    うに配置されてなる第2のテープカートリッジがあり、
    前記第2のテープカートリッジと互換性を有して使用可
    能とされた第1のテープカートリッジであって、 前記第1のテープカートリッジが、前記第2のテープと
    同じ幅寸法を有する第1のテープと、 第1の上ケースおよび第1の下ケースを有するとともに
    前記第1のテープを収容し、前記第2の本体ケースより
    も高さ寸法が大きい第1の本体ケースと、 前記第1の本体ケースに配置され、装置に装填されたと
    きに装置に設けられた接続端子と接触して所定の情報を
    伝達するための第1の被接触部とを備え、 前記第1の下ケースは、その高さ方向において、その底
    壁部の内側にあたる第1の内底面から上方に離間して配
    置された載置部を有してなり、 前記第1の被接触部は、前記第1の本体ケースの高さ方
    向において、装置に装填されて走行するときの前記第1
    のテープの幅方向の中心位置から前記第2のテープカー
    トリッジにおける前記所定の寸法と同じ寸法の位置であ
    って、その下端が前記第1の下ケースの前記載置部とそ
    ろうように配置されてなることを特徴とするテープカー
    トリッジ。
  2. 【請求項2】 第1のテープと、第1の上ケースおよび
    第1の下ケースを有するとともに前記第1のテープを収
    容する第1の本体ケースと、前記第1の本体ケースに配
    置され、装置に装填されたときに装置に設けられた接続
    端子と接触して所定の情報を伝達するための第1の被接
    触部とを備え、前記第1の被接触部は、前記第1の本体
    ケースの高さ方向において、装置に装填されて走行する
    ときの前記第1のテープの幅方向の中心位置から所定の
    寸法の位置であって、その下端が前記第1の下ケースの
    底壁部の内側にあたる第1の内底面から上方に離間して
    配置されてなる第1のテープカートリッジがあり、前記
    第1のテープカートリッジと互換性を有して使用可能と
    された第2のテープカートリッジであって、 前記第2のテープカートリッジが、前記第1のテープと
    同じ幅寸法を有する第2のテープと、 第2の上ケースおよび第2の下ケースを有するとともに
    前記第2のテープを収容し、前記第1の本体ケースより
    も高さ寸法が小さい第2の本体ケースと、 前記第2の本体ケースに配置され、装置に装填されたと
    きに装置に設けられた接続端子と接触して所定の情報を
    伝達するための第2の被接触部とを備え、 前記第2の被接触部は、前記第2の本体ケースの高さ方
    向において、装置に装填されて走行するときの前記第2
    のテープの幅方向の中心位置から前記第1のテープカー
    トリッジにおける前記所定の寸法と同じ寸法の位置であ
    って、その下端が前記第2の下ケースの底壁部の内側に
    あたる第2の内底面と実質的にそろうように配置されて
    なることを特徴とするテープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 第1および第2のテープカートリッジを
    有してなり、 前記第1のテープカートリッジは、第1のテープと、第
    1の上ケースおよび第1の下ケースを有するとともに前
    記第1のテープを収容する第1の本体ケースと、前記第
    1の本体ケースに配置され、装置に装填されたときに装
    置に設けられた接続端子と接触して所定の情報を伝達す
    るための第1の被接触部とを備え、前記第1の下ケース
    は、その高さ方向において、その底壁部の内側にあたる
    第1の内底面から上方に離間して配置された載置部を有
    してなり、前記第1の被接触部は、前記第1の本体ケー
    スの高さ方向において、装置に装填されて走行するとき
    の前記第1のテープの幅方向の中心位置から所定の寸法
    であって、その下端が前記載置部とそろうように配置さ
    れてなり、 前記第2のテープカートリッジは、前記第1のテープと
    同じ幅寸法を有する第2のテープと、第2の上ケースお
    よび第2の下ケースを有するとともに前記第2のテープ
    を収容し、前記第1の本体ケースよりも高さ寸法が小さ
    い第2の本体ケースと、前記第2の本体ケースに配置さ
    れ、装置に装填されたときに装置に設けられた接続端子
    と接触して所定の情報を伝達するための第2の被接触部
    とを備え、前記第2の被接触部は、前記第2の本体ケー
    スの高さ方向において、装置に装填されて走行するとき
    の前記第2のテープの幅方向の中心位置から前記第1の
    テープカートリッジにおける前記所定の寸法と同じ寸法
    の位置であって、その下端が前記第2の下ケースの底壁
    部の内側にあたる第2の内底面と実質的にそろうように
    配置されてなり、 前記第1のテープカートリッジおよび前記第2のテープ
    カートリッジは、互換性を有して使用可能とされてなる
    ことを特徴とするテープカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記第1の被接触部は、メモリ素子の端
    子部であることを特徴とする請求項1に記載のテープカ
    ートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記第2の被接触部は、メモリ素子の端
    子部であることを特徴とする請求項1または請求項4に
    記載のテープカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記所定の情報は、テープに関する情報
    であることを特徴とする請求項1または請求項4または
    請求項5に記載のテープカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記第1の被接触部は、メモリ素子の端
    子部であることを特徴とする請求項2に記載のテープカ
    ートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記第2の被接触部は、メモリ素子の端
    子部であることを特徴とする請求項2または請求項7に
    記載のテープカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記所定の情報は、テープに関する情報
    であることを特徴とする請求項2または請求項7または
    請求項8に記載のテープカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記第1の被接触部は、メモリ素子の
    端子部であることを特徴とする請求項3に記載のテープ
    カートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記第2の被接触部は、メモリ素子の
    端子部であることを特徴とする請求項3または請求項1
    0に記載のテープカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記所定の情報は、テープに関する情
    報であることを特徴とする請求項3または請求項10ま
    たは請求項11に記載のテープカートリッジ。
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JP5557337B2 (ja) * 2008-09-11 2014-07-23 日本電気株式会社 二次電池

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