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JP2000347662A - 楽音発生装置および楽音発生装置用拡張ボード - Google Patents

楽音発生装置および楽音発生装置用拡張ボード

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Publication number
JP2000347662A
JP2000347662A JP11154785A JP15478599A JP2000347662A JP 2000347662 A JP2000347662 A JP 2000347662A JP 11154785 A JP11154785 A JP 11154785A JP 15478599 A JP15478599 A JP 15478599A JP 2000347662 A JP2000347662 A JP 2000347662A
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Japan
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tone
function
extension board
pattern
board
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JP11154785A
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Takao Yamamoto
孝郎 山本
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Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
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    • G10H1/0066Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system using a MIDI interface
    • GPHYSICS
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    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/002Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs using a common processing for different operations or calculations, and a set of microinstructions (programme) to control the sequence thereof
    • G10H7/004Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs using a common processing for different operations or calculations, and a set of microinstructions (programme) to control the sequence thereof with one or more auxiliary processor in addition to the main processing unit

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡張ボードにより拡張された機能に付随する
機能を容易に実行できるようにする。 【解決手段】 本体音源装置1に音色拡張ボード3が装
着され、拡張された新規な音色で楽音信号を発生させ
る。音色拡張ボード3には、該拡張された音色になじむ
アルペジオ発音やフレーズ発音を実行するためのパター
ン情報と該パターン情報に応じてパターン発音を行うシ
ーケンサが搭載されている。音色拡張ボード3を本体音
源装置1に装着したときに、音色拡張ボード3に搭載さ
れている新規機能に対応する機能設定データが読出さ
れ、本体音源装置1の操作子15により、該新規機能に
関する設定を行うことができるようにされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽音発生装置お
よび楽音発生装置用拡張ボードに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、装置本体に拡張ボードを接続し
て、装置の有している機能を増強したりあるいは新たな
機能を装置に付加することは、広く行なわれている。音
源装置や電子楽器などの楽音発生装置においても、音色
拡張ボードを装着して前記楽音発生装置にもともと搭載
されている音色とは異なる音色の楽音を発生させたり、
あるいは、拡張エフェクトボードを増設して新たなエフ
ェクト機能を付加したりすることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の拡張
ボードは、音色拡張ボードを例にとれば、新規音色を記
録しておき、外部から入力される押鍵信号を選択された
新規音色で発音させるためだけのものであった。そし
て、この音色拡張ボードにより拡張された新規音色に対
応させて、アルペジオ発音やフレーズ発音のようなパタ
ーン発音をさせようとすると、一般に音源装置にはシー
ケンサー機能は搭載されていないため、前記音色拡張ボ
ード以外に、該パターン発音のための装置を別途用意す
る必要があった。例えば、パターン発音を実現させるシ
ーケンサを別途接続し、そのシーケンサによりパターン
発音用の押離鍵信号を生成して前記音色拡張ボードに入
力した上で音色拡張ボードの音色を用いてパターン発音
させる必要があった。
【0004】そこで本発明は、拡張ボードを接続したと
きに、該拡張ボードにより拡張された機能に対応する新
規機能を容易に実行させることができる楽音発生装置お
よび楽音発生装置用拡張ボードを提供することを目的と
している。また、拡張ボードを接続したとき、該拡張ボ
ードにより導入された新規機能を本体装置から制御する
ことのできる楽音発生装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の楽音発生装置は、少なくとも処理装置、操
作子および楽音合成器を有する楽音発生装置であって、
拡張ボードが装着されたときに、該拡張ボードに搭載さ
れている機能に関する機能設定情報を前記拡張ボードか
ら読出す手段と、該読出した機能設定情報に基づいて前
記拡張ボードに搭載されている機能に関する設定処理を
前記操作部を用いて設定できるようにする手段と、前記
操作部により設定された前記拡張ボードに搭載された機
能に関する設定情報を前記拡張ボードに送信する手段と
を有するものである。また、前記拡張ボードは前記楽音
発生装置により発生される音色を拡張するための音色拡
張ボードであり、前記拡張ボードに搭載されている機能
は前記拡張ボードにより拡張された音色を用いてパター
ン再生を行うためのシーケンサー機能とされているもの
である。
【0006】さらに、本発明の楽音発生装置用拡張ボー
ドは、楽音発生装置に装着される拡張ボードであって、
前記楽音発生装置が有する機能を拡張するための手段
と、該拡張した機能に付随する新規な機能を実行する手
段とを有するものである。さらにまた、前記楽音発生装
置が有する機能を拡張するための手段は、前記楽音発生
装置が有する音色以外の音色を発生する楽音発生手段で
あり、前記拡張した機能に付随する新規な機能を実行す
る手段は、前記楽音発生手段により発生される楽音を用
いたパターン再生を実行する手段とされているものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の拡張ボードが接
続された楽音発生装置の一実施の形態の全体構成を示す
ブロック図である。ここでは、楽音発生装置として音源
装置を例にとり、拡張ボードとして音色拡張ボードが該
音源装置に装着されている場合を例にとって説明する。
この図において、1は本体音源装置、2はシーケンサ、
電子楽器、MIDIキーボードあるいはMIDIシーケ
ンサソフトが搭載されたパーソナルコンピュータなどの
外部MIDI機器、3は前記本体音源装置1に装着され
た音色拡張ボードである。ここで、前記本体音源装置1
は前記外部MIDI機器から入力されるMIDI信号に
応じた楽音を発生する。また、音色拡張ボード3は楽音
合成器を搭載しており、前記本体音源装置1が有してい
ない音色の楽音を発生することができる。さらに、本発
明の音色拡張ボード3は、後で詳述するように、この音
色拡張ボード3に搭載されている拡張音色を活用するこ
とのできる前記本体音源装置1が有していない新規な機
能を実現する手段も搭載している。ここでは、この新規
機能として、拡張された音色になじむアルペジオ発音あ
るいはフレーズ発音などのパターン発音機能を実現する
ためのシーケンサ機能を有する場合について説明する。
【0008】前記本体音源装置1において、11はこの
本体音源装置1の動作を制御する中央処理装置(CP
U)、12は本体音源装置1において発音することので
きる音色の波形データ、該音色に関する各種設定データ
および本体音源装置1に搭載されている機能の動作プロ
グラムなどを格納するROM、13は現在選択されてい
る音色情報や接続された拡張ボード3の機能を本体側か
ら制御するための機能設定データなどの各種データを記
憶するRAM、14はテンポに対応したタイミング信号
など各種のタイミング信号を発生するタイマである。1
5は発音させる音色の選択、本体音源装置1内の音色の
パラメータの設定、音色拡張ボード3内の音色のパラメ
ータおよびパターン発音の設定等を行なうための操作子
であり、物理的スイッチあるいは表示部と共同して動作
するソフトウエアによるソフトスイッチにより実現され
る。16は前記操作子15の操作を検出する検出回路で
ある。17は各種設定状態や動作状態などを表示する表
示部、18は該表示部を駆動する表示回路である。ま
た、19は前記外部MIDI機器2からのMIDI信号
を入力するためのMIDI入力インターフェイス回路で
ある。
【0009】20は1または複数チャンネル分の楽音信
号を発生する楽音合成器である。この楽音合成器20の
楽音合成方式は、波形メモリ方式、FM方式、物理モデ
ル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VC
O+VCF+VCAのアナログシンセサイザ方式等どの
ような方式のものであってもよい。また、専用のハード
ウエアを用いて構成された楽音合成器に限られることは
なく、DSPとマイクロプログラムを用いて構成された
楽音合成器や、あるいは、CPUとソフトウエアのプロ
グラムにより構成されたものであってもよい。さらに、
1つの回路を時分割で使用することによって複数の発音
チャンネルを形成するようなものでもよいし、1つの発
音チャンネルが1つの回路で構成されるような形式のも
のであってもよい。
【0010】21は前記楽音合成器20で発生された楽
音および後述するように音色拡張ボード3において発生
された楽音あるいはエフェクタ22において所定の効果
を付加された楽音などを混合するミキサー、22は該ミ
キサー21から出力される楽音信号や楽音合成器20な
どからの楽音信号に対してビブラートやリバーブなど各
種のエフェクトを施すためのエフェクタ、23は該エフ
ェクタ22から出力される楽音を増幅して出力するため
のサウンドシステムである。また、24はこの本体音源
装置1と装着された音色拡張ボード3とを接続するため
の入出力インターフェイス回路、25は本体音源装置1
内の前記各構成要素間を接続するバスである。さらに、
この図には示していないが、マイクやオーディオ機器な
どからの波形信号を入力する外部波形入力端子、およ
び、該外部波形入力端子からの入力信号をデジタル信号
に変換して前記ミキサ21に出力するAD変換器なども
設けられている。
【0011】前記音色拡張ボード3において、31は前
記本体音源装置1側の入出力インターフェイス回路24
と接続される入出力インターフェイス回路である。後述
するように、この入出力インターフェイス回路31を介
して、鍵操作情報、各種設定情報、音色選択情報等が前
記本体音源装置1からこの音色拡張ボード3に転送さ
れ、また、機能設定データや音色拡張ボード3で発生さ
れた楽音信号等が本体音源装置1に転送される。32は
この音色拡張ボード3の動作を制御する中央処理装置
(CPU)、33は音色拡張ボード3に搭載されている
機能の動作プログラム、拡張音色の波形データおよび音
色設定データ、この音色拡張ボード側の機能を前記本体
音源装置1側で制御するために用いられる拡張ボード側
機能に関する機能設定データなどが格納されているRO
M、34は現在の選択音色情報、パターン発音時に使用
される鍵操作情報(パターン発音用情報)、パターン発
音に関する設定情報(テンポデータ、パターンオン/オ
フ情報、各種パラメータ)などを記憶するRAM、35
は各種タイミング情報を発生するタイマである。また、
36はこの音色拡張ボード3により拡張される音色の楽
音を発生する楽音合成器であり、1または複数チャンネ
ルの楽音を合成することができる。この楽音合成器36
も前記本体側の楽音合成器20と同様に各種の方式のも
のを用いることができる。さらに、37はこの音色拡張
ボード3内の構成要素間のデータ転送を行うためのバス
である。
【0012】図2は、前記音色拡張ボード3におけるR
OM33に格納されている各種データのデータ構造の一
例を示す図である。図2の(a)は音色波形データ40
を示しており、この図に示すように、音色波形データ4
0は、この音色拡張ボード3により拡張された音色の楽
音を発生するときに使用される複数の波形データ41、
42、…が格納されている。図2の(b)は機能設定デ
ータ50であり、拡張ボード3の特有の機能に関する情
報がこの機能設定データ50として格納されている。後
述するように、この機能設定データ50は、この拡張ボ
ード3を本体装置1に装着したときに前記入出力インタ
ーフェイス回路31、24を介して前記本体装置1に転
送され、前記操作子15のスイッチによりこの音色拡張
ボード3の機能を選択設定することができるように該ス
イッチの機能を割り当てるために用いられる。
【0013】図2(b)に示すように、機能設定データ
50は、この拡張ボード3を識別するための拡張ボード
名51、この拡張ボード3が有する特有な機能の数を示
す機能数52、この拡張ボードが有する第1番目の機能
がどのような機能であるか、その機能名を示す機能1識
別子53、この機能1を本体音源側の操作子を用いて制
御するように前記本体装置1を設定するための機能1設
定情報54、以下、この拡張ボードが有する第2番目の
機能の機能名を示す機能2識別子55、この機能2を本
体音源側の操作子を用いて制御するための機能2設定情
報56の順に、この拡張ボード3が有する機能に対応し
た設定データが格納されている。
【0014】例えば、この拡張ボード3に特有な機能1
が、所定の音高よりも低い音高の鍵が複数同時に押鍵さ
れたときに押鍵情報を分散和音として発音させるアルペ
ジオパターン発音機能であるときは、前記機能設定情報
54には、前記本体音源装置1の前記操作子15の所定
のスイッチにアルペジオパターン発音機能を使用するか
否かを切り換える機能、アルペジオパターンの種類を選
択する機能、アルペジオパターン発音のテンポを設定す
るテンポ設定機能、アルペジオパターン発音の対象とな
る鍵域を設定するアルペジオ鍵域設定機能などの各種機
能を割り当てるための情報が含まれる。また、機能2が
所定の鍵の操作に応じてその鍵(音高)に割り当てられ
ている所定のフレーズを再生するフレーズパターン発音
機能であるときには、前記機能設定情報56として、本
体装置1の操作子15の各スイッチに、フレーズパター
ン発音機能を使用するか否かを切り換える機能、各鍵
(音高)へのフレーズパターンの割当を変更する機能、
フレーズパターン再生のテンポを設定するテンポ設定機
能、フレーズパターン再生用鍵域の設定機能などを割り
当てるための情報が含まれている。
【0015】図2の(c)は、選択された音色に基づい
て発音を行なうための設定を記録した音色設定データ6
0のデータ構造の一例である。なお、この音色設定デー
タ60は各音色毎に記録されている。図示するように、
この音色設定データ60は、この音色の音色名を示す音
色識別データ61、前記波形データ41、42…のうち
のこの音色に対応する波形データを指定する波形指定デ
ータ62、この音色についてのLFO(Low Frequency
Oscillator)、フィルタ、エンベロープなどの各設定パ
ラメータデータを設定する波形設定情報63およびこの
音色に適応するパターンデータであるパターン情報64
からなっている。なお、このパターン情報は、全ての音
色に設定されているわけではなく、パターン再生になじ
まない音色については記録されていない。
【0016】図示するように、前記パターン情報64
は、この音色が選択されたときにデフォルトでこのパタ
ーンデータを用いて再生するか否かを示すパターンオン
/オフデータ65、パターンデータの再生テンポを設定
するテンポデータ66、パターン再生の初期設定情報6
7、パターンデータの実体となるタイミングデータとイ
ベントデータ68、および、パターン情報の終了を示す
エンドデータ69を有している。ここで、前記パターン
オン/オフデータ65のオンあるいはオフの設定は、後
述するように、前記本体音源1の操作部15における所
定のスイッチ操作により変更可能とされている。また、
前記テンポデータ66により前記タイマ35が制御され
て再生テンポが設定される。前記初期設定情報67は、
具体的には、この音色の使用時に動作させることのでき
る機能を表わす情報(前記図2(b)の各機能毎の識別
子)、および、このパターン情報がアルペジオパターン
発音に関するパターン情報であるときにはアルペジオ発
音に用いられる鍵域(音高領域)を指定する情報、この
パターン情報が複数のフレーズデータであるときには、
各フレーズの鍵盤への割当状況を示す情報などである。
さらに、前記タイミングデータは前のイベントからの経
過クロック数となるデュレイションデータであり、イベ
ントデータは対応するタイミングデータにより指定され
るタイミングで処理すべきキーオン、キーオフなどのイ
ベント情報である。
【0017】図3は、このように構成された音色拡張ボ
ード3が装着された本体音源装置1の機能構成を示す概
念図である。この図に示すように、外部MIDI機器2
からのMIDI信号は本体音源装置1に入力され、CP
U11の制御により、音色拡張ボード3に搭載されてい
る拡張音色についての鍵操作信号は音色拡張ボード3に
そのまま送信され、そのほかの鍵操作信号は本体音源装
置1の楽音合成器20に供給されて対応する楽音が生成
されミキサー21に入力される。一方、音色拡張ボード
3においては、パターン発音用のシーケンサとしても動
作するCPU32により、前記本体音源装置1から受信
した鍵操作信号のうちパターン発音用の鍵操作信号に基
づいてパターン発音をするためのシーケンスデータが楽
音合成器36に供給される。また、パターン発音用以外
の鍵操作信号はそのまま楽音合成器36に供給される。
楽音合成器36で発生された拡張音色の楽音信号は前記
本体音源装置1のミキサー21に入力され、前記本体音
源装置1の楽音合成器20において生成された楽音と混
合され、必要に応じて所定のエフェクトを付加されて外
部に出力される。
【0018】次に、このように構成された本体音源装置
1および音色拡張ボード3の動作について、図4および
図5のフローチャートを参照して詳細に説明する。図4
は、前記本体音源装置1の動作を示す処理フローチャー
トである。この図に示すように、電源が投入され、処理
が開始されると、まず初期設定処理S1が実行される。
この初期設定処理S1において、RAM13など各回路
の初期化処理が実行される。次に、ステップS2に進
み、音色拡張ボードが新規に接続されたか否かを判定す
る。この判定結果がNOのときは、ステップS3をスキ
ップしてステップS4に進む。一方、音色拡張ボードが
新たに接続されたことを検出したときは、ステップS3
に進み、該新規に接続された音色拡張ボード3から前記
機能設定データ50を読み出して前記RAM13の所定
の領域にセットする。これにより、音色拡張ボード3に
より拡張された音色を本体音源1の音色リストとともに
表示されるように設定し、ユーザが拡張された音色を前
記操作子15の音色選択スイッチにより選択することが
できるようにする。また、音色拡張ボード3が有する新
規な機能の設定を、本体音源装置1の操作子15の所定
のスイッチの操作により制御することができるように設
定する。なお、検出された音色拡張ボードが新規機能を
有していない音色拡張ボードであるときには、その音色
拡張ボードにより拡張された音色に関する設定のみを行
うことができるようにする。
【0019】次にステップS4に進み、前記操作子15
により音色選択が行なわれたか否かを判定する。この判
定結果がYESのときは、ステップS5に進み、音色セ
ット処理を行なう。また、ステップS4の判定結果がN
Oのときは、ステップS5をスキップして、ステップS
6に進む。前記音色セット処理S5においては、操作子
15により選択された音色での発音が行えるように楽音
合成器20を設定する。このとき、選択された音色が音
色拡張ボード3が有する拡張音色であるときには、その
旨の情報(音色選択情報)を前記音色拡張ボード3に送
信する。
【0020】次にステップS6に進み、選択された音色
に対応する各種パラメータの設定や各機能の設定などの
各種設定操作が行なわれた否かを判定する。この設定操
作が行なわれていないときには、ステップS7をスキッ
プしてステップS8に進む。また、本体音源装置1の音
色または音色拡張ボード3の拡張音色に対応するパラメ
ータの設定、あるいは、音色拡張ボード3の有する新規
機能に対応する各種設定が行なわれたときにはステップ
S7に進み、操作に対応するパラメータ設定処理を行な
う。ここで、音色拡張ボード3の拡張音色あるいは新規
機能に対応する設定操作がなされたときには、その旨の
情報(設定情報)を音色拡張ボード3に転送する。
【0021】次に、ステップS8に進み、前記外部MI
DI機器2からの鍵操作情報の入力があるか否かを判定
する。この判定の結果がYESのときは、ステップS9
に進み、現在選択されている音色が拡張ボード3により
拡張された音色であるか否か(又は、入力された鍵操作
情報に対応する発音が拡張音色で行われるよう設定され
ているものか否か)を判定する。そして、選択されてい
る音色が拡張音色であるとき(又は、入力された鍵操作
情報に対応する発音が拡張音色で行われるよう設定され
ているとき)は、該鍵操作情報を音色拡張ボード3に送
信し(ステップS10)、本体音源装置1の音色である
とき(又は、本体音源装置1の音色で発音が行われるよ
う設定されているとき)は、該鍵操作情報に基づいて本
体音源合成器20で楽音信号を合成し、ミキサー21に
出力して、発音を行なう(ステップS11)。次にステ
ップS12に進み、音色拡張ボード3から送信された楽
音信号があれば、それを前記ミキサー21に出力して発
音させる。次にステップS13に進み、デモ再生、拡張
ボード機能の一覧表示処理、現在の各設定状況の表示な
どのその他の処理を実行する。そして、終了操作がある
か否かを判定し、終了操作がなされていないときは、前
記ステップS2〜ステップS13を繰り返し実行する
(ステップS14)。
【0022】このように、本発明の本体音源装置におい
ては、拡張音源ボード3に機能設定データ50を保持さ
せておき、本体音源装置1にその機能設定データ50を
読み込んで操作子15のスイッチの機能の割当を行うよ
うにしているので、どのような新規な音色あるいは機能
を有する拡張音源ボードが装着された場合であっても、
その拡張音色に関するパラメータ設定および新規な機能
に関する設定を本体音源装置1の操作子15を用いて行
うことができる。したがって、拡張音源ボード3により
拡張された音色に付随する新規な機能を他の装置で実現
させる場合よりも、容易にその機能についての設定を行
うことが可能となる。また、前記音色拡張ボード3によ
り拡張された音色あるいは新規機能に対応する情報はそ
のまま前記音色拡張ボード3に送信し、また、前記音色
拡張ボード3により発生された楽音を本体音源装置1で
発生された楽音とともにミキサー21に入力し、エフェ
クトを付加して外部に出力する処理を実行している。し
たがって、音色拡張ボード3の音色の発生処理および新
規な機能に関する処理は、後述するように、拡張ボード
3側で実行させることができ、本体音源装置側の処理負
担が増大することはない。
【0023】次に、前記音色拡張ボード3における処理
について、図5のフローチャートを参照して説明する。
図5の(a)は音色拡張ボード3におけるメイン処理を
示すフローチャートである。このメイン処理は、本体音
源装置1の電源がオンとなったときからオフとされるま
で、繰り返し実行される。このメイン処理が開始される
と、まず、ステップS21において、前記本体音源装置
1から受信した情報があるか否かが判定される。受信情
報がなくステップS21の判定結果がNOのときは、ス
テップS29に進み、電源がオフとされたか否かを判定
し、オフとされていないときは、再び、ステップS21
に戻り、本体音源装置1からの信号が受信されるのを待
つ。
【0024】本体音源装置1からの信号を受信したとき
は、ステップS22に進み、どのような情報を受信した
のかを判定する。ここで、受信した情報が本体音源装置
の前記ステップS5において送信された拡張音色を選択
する音色選択情報であるときは、ステップS23に進
み、該選択された音色の音色設定データに基づいて発生
する音色をセットする。すなわち、前記ROM33から
選択された楽音に対応する音色設定データをRAM34
の所定の領域に書き込み、選択された音色での発音が行
えるように楽音合成器36を設定する。そして、ステッ
プS24に進み、該選択された音色に対応するパターン
情報があり、前記パターンオン/オフデータ65がオン
とされていれば、該パターンの発音をセットする。すな
わち、該パターン情報を読出し、テンポデータ66に対
応する割込周期を前記タイマ35に設定し、初期設定デ
ータ67をRAM34の所定領域に設定する。そして、
前記ステップS29に進む。また、受信した情報が本体
音源装置1の前記ステップS7において送信された設定
情報であるときには、ステップS25に進み、該設定情
報に基づいて、例えば、音色のパラメータ設定、テンポ
(割込周期)設定、拡張ボード機能の各種設定などの各
種設定処理を行なう。すなわち、前記ステップ23およ
びS24において、RAM34の所定の領域に設定した
音色設定情報およびパターン情報の内容を前記本体音源
装置1の操作子15による設定処理に応じて変更する。
【0025】さらに、受信した情報が本体音源装置の前
記ステップS10により送信された鍵操作情報であると
きは、ステップS26に進み、現在がパターン発音セッ
ト中であり、かつ、受信した鍵操作情報がパターン発音
に用いられる鍵の情報であるか否かが判定される。すな
わち、アルペジオパターン発音のときは、複数同時押鍵
された鍵がアルペジオパターン発音の対象となる鍵域の
ものであるか否かを判定し、フレーズパターン発音のと
きは、受信した鍵操作情報がフレーズが割り当てられて
いる鍵の鍵操作情報であるか否かを判定する。
【0026】パターン発音がセットされており、受信し
た鍵操作情報がパターン発音に使用される鍵操作情報で
あるときは、前記ステップS26の判定結果がYESと
なる。このときは、ステップS27に進み、その鍵操作
情報をバッファに格納して、前記ステップS29に進
む。このとき、キーオン情報は入力順に前記バッファに
格納し、キーオフ入力があったときにバッファ内の対応
するキーオン情報を削除する。一方、前記ステップS2
6の判定結果がNOのときは、この鍵操作情報は、パタ
ーン発音に関係しない鍵の操作情報であるため、ステッ
プS28に進み、前記楽音合成器36でこの受信した鍵
操作情報に基づく楽音を発生し、楽音信号として前記本
体音源に送信する。この楽音信号は、前記本体音源装置
のステップS12で受信され、ミキサー21に入力され
発音されることとなる。
【0027】図5の(b)は、前記メイン処理における
ステップS24においてパターン発音がセットされたこ
とにより、前記パターン情報のテンポデータ66により
決定される周期毎に起動される割込処理のフローチャー
トである。この割込処理により、拡張音源ボード3の拡
張音色を用いたパターン再生が実行される。すなわち、
前記パターン情報64内のタイミングデータとイベント
データ68に基づくシーケンス処理あるいは自動演奏処
理が実行される。この割込処理が開始されると、ステッ
プS31においてパターン発音中であり、かつ、鍵操作
情報を格納するバッファ中に前記ステップS27により
格納されたパターン発音用の鍵操作情報があるか否かが
判定される。この判定結果がNOであればそのままこの
割込処理は終了される。また、ステップS31の判定結
果がYESのときは、この時点が前記パターンデータ中
のタイミングデータにより指定されるパターン発音タイ
ミングであるか否かが判定される。すなわち、前記タイ
マ35により発生されるクロックを計数した進行時間を
示す計数値と前記パターンデータ内のタイミングデータ
の値とを比較し、パターン発音タイミングであるか否か
を判定する。この判定の結果、パターン発音タイミング
でないときは、この割込処理を終了する。
【0028】また、パターン発音タイミングであるとき
は、ステップS33に進み、前記イベントデータに対応
する今回タイミングで発音する楽音信号を前記バッファ
中に記録されているパターン発音用鍵操作情報に基づい
て前記楽音合成器36で発生させ、本体音源装置1に送
信する。例えば、パターン発音がアルペジオ発音である
ときは、前記本体音源装置1から受信し前記バッファに
格納されている複数同時押鍵のキーオン情報に基づき、
順次発生させる楽音信号のうち、このタイミングで発生
させるべき楽音信号を発生させる。また、パターン発音
がフレーズパターン発音であるときは、前記本体音源装
置1から受信したパターン発音用情報(キーオン)に対
応するフレーズデータにおけるこのタイミングでの楽音
信号を発音させる。前記本体音源装置のステップS12
において、この楽音信号が受信され、本体音源装置のミ
キサー21に入力され、発音されることとなる。このよ
うにして、この割込処理により、前記パターン情報64
により規定されたシーケンス処理が実行される。
【0029】なお、上述においては、1つの音色に対し
アルペジオパターン発音あるいはフレーズパターン発音
のいずれか1つの付加機能を実行することができるよう
になされていたが、1つの音色に対して複数の付加機能
を選択的に動作させるようにしてもよい。例えば、アル
ペジオパターン発音とフレーズパターン発音とを切り換
えて使用できるようにすることもできる。
【0030】また、上述した実施の形態においては、拡
張ボードの接続によりパターン発音機能が新規機能とし
て付加される場合を例にとって説明したが、付加される
新規機能はこれに限られることはない。接続された拡張
ボードにおいて必要とされる機能であればどのような機
能であってもよい。さらに、拡張ボードとして音色拡張
ボードを例にとって説明したが、これも、音色ボードに
限られることはない。拡張ボードとしては、本体装置に
対して新規機能等を付加するためのものであればよく、
例えば、拡張エフェクトボード、拡張通信ボード、拡張
自動演奏ボード等であってもよい。
【0031】図6は、拡張ボードとして拡張エフェクト
ボードを装着した実施の形態の機能構成を示す概念図で
ある。この図において、本体音源装置1、楽音合成器2
0、ミキサー21およびエフェクタ22は前記図1ある
いは図3に示したものと同一のものである。ただし、こ
の本体音源装置1には、マイクや外部オーディオ機器か
らの外部波形信号を入力するための外部波形入力端子お
よび該外部波形信号をD/A変換して前記ミキサー21
に入力するD/A変換器が設けられている。また、4は
拡張エフェクトボードであり、シーケンサとしても動作
する中央処理装置(CPU)41、楽音に対し前記本体
音源装置1のエフェクタ22とは異なる拡張されたエフ
ェクトを付加することのできるエフェクタ42などが設
けられている。ここでは、このエフェクタ42はマイク
入力に対してハーモニー音を付加する拡張エフェクタで
あり、付加されたハーモニー音のそれぞれとマイクに入
力された音とを時間的にずらして発音させる機能をシー
ケンサ(CPU41)に持たせる場合について説明す
る。
【0032】外部MIDI機器2からのMIDI信号が
本体音源装置1に入力され、楽音合成器20により対応
する楽音信号が発生される。この楽音信号は、本体音源
装置1に内蔵されているエフェクタ22により所定の効
果を付加されて、ミキサー21に入力される。また、図
示しない外部波形入力端子からマイク入力などの外部波
形信号が入力され、D/A変換された後、前記ミキサー
21を介して拡張エフェクトボード4内のエフェクタ4
2に入力される。そして、このエフェクタ42におい
て、該マイク入力信号に対するハーモニー音が生成され
る。このとき、生成されたハーモニー音の波形信号とマ
イク入力の波形信号との発音タイミング、すなわち、前
記ミキサー21への波形信号の送信タイミングをシーケ
ンサ41により再生されるパターンデータによって制御
するようにしている。なお、このパターンデータの再生
は図中破線で示すように前記MIDI信号により制御す
るようにしてもよい。前記ミキサー21は、前記本体音
源装置1のエフェクタ22からの前記MIDI信号入力
に対応した波形信号と、前記拡張エフェクトボード4の
エフェクタ42からの波形信号とを混合し、図示しない
サウンドシステムを介して楽音として出力する。
【0033】なお、前記エフェクタ42において、前述
した外部波形入力信号だけではなく、本体音源装置の楽
音合成器20で生成された楽音信号に対してエフェクト
を付加することも当然可能である。また、上述において
は、拡張エフェクトがハーモニー音を付加するものであ
ったが、これに限られることはなく、新規なリバーブ、
コーラス、エコーなどを付加するものであってもよい。
この場合、拡張エフェクトボード4上のシーケンサ41
で、本体音源装置1に入力されるMIDI情報を受信
し、それに基づいたアルペジオパターンやフレーズパタ
ーンを生成し、生成した情報(MIDI情報)を一旦本
体音源装置1の楽音合成器1に送信して、対応する楽音
波形を生成した後、該生成した楽音波形を再び拡張エフ
ェクトボード4に送り、エフェクタ42で拡張されたエ
フェクトを付加した後、再度本体音源装置1の前記ミキ
サー21に入力するようにしてもよい。さらに、拡張ボ
ードに前述したような拡張音色、拡張エフェクトおよび
拡張シーケンサを一緒に搭載するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
拡張ボードに対応する新規機能を実現するために、別途
その機能を準備する必要がなく、容易に新規機能を実現
することが可能となる。また、新規機能を付加したこと
により、本体楽音発生装置における処理負担の増加が少
なく、発音動作の遅れが生じることが少ない。さらに、
本体装置側で拡張ボードにより導入された新規な機能に
関する設定操作を行うことができ、操作性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の音色拡張ボードが装着された楽音発
生装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 音色拡張ボード内に記録されている情報を説
明するための図である。
【図3】 音色拡張ボードが装着された楽音発生装置の
機能構成を示す概念図である。
【図4】 本体装置における処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】 拡張ボード側における処理を説明するための
フローチャートである。
【図6】 拡張エフェクトボードが装着された楽音発生
装置の機能構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1 本体音源装置、2 外部MIDI機器、3 音色拡
張ボード、4 拡張エフェクトボード、11、32、4
1 CPU、12、33 ROM、13、34RAM、
14、35 タイマ、15 操作子、16 検出回路、
17 表示部、18 表示回路、19 MIDI入力イ
ンターフェイス回路、20、36 楽音合成器、21
ミキサー、22、42 エフェクタ、23 サウンドシ
ステム、24、31 入出力インターフェイス回路、2
5、37 バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも処理装置、操作子および楽音
    合成器を有する楽音発生装置であって、 拡張ボードが装着されたときに、該拡張ボードに搭載さ
    れている機能に関する機能設定情報を前記拡張ボードか
    ら読出す手段と、 該読出した機能設定情報に基づいて前記拡張ボードに搭
    載されている機能に関する設定処理を前記操作部を用い
    て設定できるようにする手段と、 前記操作部により設定された前記拡張ボードに搭載され
    た機能に関する設定情報を前記拡張ボードに送信する手
    段とを有することを特徴とする楽音発生装置。
  2. 【請求項2】 前記拡張ボードは前記楽音発生装置によ
    り発生される音色を拡張するための音色拡張ボードであ
    り、前記拡張ボードに搭載されている機能は前記拡張ボ
    ードにより拡張された音色を用いてパターン再生を行う
    ためのシーケンサー機能であることを特徴とする前記請
    求項1記載の楽音発生装置。
  3. 【請求項3】 楽音発生装置に装着される拡張ボードで
    あって、 前記楽音発生装置が有する機能を拡張するための手段
    と、 該拡張した機能に付随する新規な機能を実行する手段と
    を有することを特徴とする楽音発生装置用拡張ボード。
  4. 【請求項4】 前記楽音発生装置が有する機能を拡張す
    るための手段は、前記楽音発生装置が有する音色以外の
    音色を発生する楽音発生手段であり、 前記拡張した機能に付随する新規な機能を実行する手段
    は、前記楽音発生手段により発生される楽音を用いたパ
    ターン再生を実行する手段であることを特徴とする前記
    請求項3記載の楽音発生装置用拡張ボード。
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