JP2000233959A - クリンカ粉砕物、およびこれを含む早強性セメント組成物、コンクリート並びにコンクリート製品 - Google Patents
クリンカ粉砕物、およびこれを含む早強性セメント組成物、コンクリート並びにコンクリート製品Info
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Abstract
脱型時間の短いセメント組成物とそのコンクリートおよ
びコンクリート製品の提供 【解決手段】 主要鉱物組成として少なくともCaO−
間隙物質を含み、必要に応じてエーライトおよびビーラ
イトを含むクリンカ組成物の粉砕物であって、CaO結
晶を50〜92重量%含有するクリンカ粉砕物をポルト
ランドセメントないし混合セメントに所定量添加してな
る早強性セメント、およびそのコンクリート並びにコン
クリート製品。
Description
およびこれを含む早強性セメント組成物、コンクリート
並びにコンクリート製品に関する。より詳しくは、良好
なワーカビリテイと早強性を有する早強性セメント組成
物とそのコンクリート及びコンクリート製品、並びにそ
のためのクリンカ粉砕物に関する。
品を短時問で製造するには、蒸気養生を利用して次のよ
うにして行われている。即ち、セメントに細骨材および
/または粗骨材、水、必要に応じて減水剤、流動化剤等
の混和剤やシリカヒュ―ム等の混合材を添加調合し、混
練したコンリートを型枠に流し込み、バイブレータなど
で振動を与えながら成形する。次に、これを蒸気養生槽
に移すかまたは適当な場所に設置してキヤンバスで覆
い、1〜5時問放置養生した後に水蒸気を送入し、20
℃/時間の昇温速度で60〜80℃まで昇温し、この温
度を2〜3時問保持する。その後、水蒸気の供給を止め
て自然冷却させ、脱型してコンクリート製品とする。
リ―トの成形から脱型までに依然として長い時問がかか
り、通常では1個の型枠での生産サイクルは1日に1サ
イクル程度であった。また、ヒューム管やコンクリート
杭等の遠心成形コンクリート製品についても成形方法が
異なる他は養生・脱型までに要する時間は通常のコンク
リート製品の製造と実質的に変わらず、この場合も型枠
1個あたりの生産量は1日に1回程度であり、このため
型枠の回転効率を高めて生産性を向上することがコスト
の引き下げのためにも強く望まれていた。
トに対してリチウム、アルミニウム、ガリウム、タリウ
ムの硫酸塩やこれらの金属を含む硫酸複塩を所定量添加
したセメント配合物を用い、これを成形後、高温養生す
る方法が特開昭60―21839号公報に記載されてい
る。この方法によれば、前養生をせず直接に蒸気養生を
行い、昇温速度40℃/時間以上で養生温度80℃以上
の急速高温養生を行うことができるので短時間に脱型で
き、生産性を高めることが出来ると云われている。
記硫酸塩や硫酸複塩の作用でエトリンガイトが早期に生
成するためであるとされているが、この方法ではエトリ
ンガイトの生成が余りに短時間に起こるので、所望のワ
ーカビリティ―を得ることが困難であった。従って、こ
のセメント配合物を用いて実際にコンクリート製品など
を造るには、予め硫酸塩や硫酸複塩を添加しないコンク
リートを先ず混練し、この混練物を型枠の設置場所に運
び、型枠の近くに設置した別のミキサーに移し替え、こ
こで硫酸塩や硫酸複塩を添加して再度混練した後に短時
間のうちに型枠への流し込みや打設をしなければならな
い。このようなミキサーへの移し替え作業は生産性を著
しく損ねるものであり、大量生産を行うこの種の作業で
は実用化が非常に難しい。なお、この場合、硫酸塩や硫
酸複塩の使用量を少くすれば水和反応をそれなりに遅ら
せることは出来るが、コンクリートの硬化も遅れるので
短時間に脱型できず生産性を高めることができなくな
る。因みに、上記問題はコンクリ―トに限らずモルタル
についても全く同様である。
トないしコンクリートにおける上記問題を解決するもの
であり、コンクリ一トの打設終了までは良好なワ―カビ
リティーを有し、一方、型枠に打設した後は早期に硬化
して高強度のコンクリ一トが得られるセメントないしコ
ンクリ―ト、およびそのためのクリンカ粉砕物を提供す
ることを目的とする。
のクリンカ粉砕物に関するものである。 (1) 主要鉱物組成が3CaO・SiO2−2CaO・
SiO2−CaO−間隙物質系クリンカ組成物、主要鉱
物組成が3CaO・SiO2−CaO−間隙物質系クリン
カ組成物、主要鉱物組成が2CaO・SiO2−CaO−
間隙物質系クリンカ組成物、主要鉱物組成がCaO−間
隙物質系クリンカ組成物の何れか1種または2種以上の
粉砕物であって、CaO結晶を50〜92重量%含有す
ることを特徴とするクリンカ粉砕物。
物に関するものである。 (2)ポルトランドセメントまたは混合セメント100
重量部に対して、請求項1のクリンカ粉砕物3〜30重
量部、セメント硬化促進物質0〜10重量部を含有する
ことを特徴とする早強性セメント組成物。 (3)セメント硬化促進物質が、アルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩、3価の金属塩、および有機物の1種ま
たは2種以上である上記(2)の早強性セメント組成物。 (4)セメント硬化促進物質である金属塩が、硫酸ナト
リウム、硫酸カリウム、硫酸アルミニウム、硫酸鉄、硝
酸マグネシウム、硝酸カルシウム、亜硝酸カルシウム、
炭酸ナトリウムの1種または2種以上である上記(2)の
早強性セメント組成物。 (5)セメント硬化促進物質が、トリエタノールアミン
および/またはグリセリンである上記(2)の早強性セメ
ント組成物。
びコンクリート製品に関する。 (6)上記(2),(3)または(4)の早強性セメント組成物、
骨材および水を原料とし、該原料または該原料にコンク
リート用混和剤(材)を加えたものを混練してなることを
特徴とするコンクリート。 (7)上記(6)のコンクリートを型枠に流し込み、大気
中で養生して硬化後、脱型し、これを大気中に放置する
か、または水中養生して製造したことを特徴とするコン
クリート製品。 (8)上記(6)のコンクリートを型枠に流し込み、直ち
に蒸気養生槽に入れるかまたは覆いを設けて水蒸気を送
入することにより蒸気養生を行い、30分〜1時間で5
0〜85℃に昇温した後に水蒸気の送入を停止し、コン
クリートの強度が10MPa以上となった後に蒸気養生を
終了し、脱型後、大気中に放置するかまたは水中養生し
て製造したことを特徴とするコンクリート製品。
主要鉱物組成が3CaO・SiO2−2CaO・SiO2−
CaO−間隙物質系クリンカ組成物、主要鉱物組成が3
CaO・SiO2−CaO−間隙物質系クリンカ組成物、
主要鉱物組成が2CaO・SiO2−CaO−間隙物質系
クリンカ組成物、あるいは主要鉱物組成がCaO−間隙
物質系クリンカ組成物の何れか1種または2種以上の粉
砕物であって、CaO結晶を50〜92重量%含有する
ことを特徴とするものである。すなわち、本発明の上記
クリンカ粉砕物は主要鉱物組成として少なくともCaO
結晶と間隙物質を含み、エーライト(3CaO・SiO2)および
/またはビーライト(2CaO・SiO2)を含んでも又は含まな
くてもよいクリンカ組成物を粉砕したものであって、C
aO結晶を50〜92重量%含むものである。
のエーライトやビーライトの間を埋める鉱物に類するも
のであり、具体的には、例えば、2CaO・Fe2O3等
のカルシウムフェライト鉱物、3CaO・Al2O3等の
カルシウムアルミネート鉱物、あるいは、6CaO・A
l2O3・Fe2O3、4CaO・Al2O3・Fe2O3、6C
aO・2Al2O3・Fe2O3等のカルシウムアルミノフェ
ライト鉱物である。主要鉱物組成として、少なくともC
aO結晶と上記間隙物質とを含むことにより、CaOは
水和時の発熱及び水和生成物のセメント硬化促進の役割
を果たし、また、上記間隙物質はCaOのフラックスと
して作用し、CaOの水和速度を抑制する役割を果た
し、両者が共存することによって初めてワーカビリティ
を大幅に損なわずにセメント硬化を促進する効果が得ら
れる。
の含有量は50〜92重量%であるが、この含有量が5
0%に満たないと所望の早強性が得られず、一方、この
含有量が92%を越えると相対的に上記間隙物質が少な
くなり、やはり所望の性質を得ることが困難となるため
である。
O2)やビーライト(2CaO・SiO2)を含むものでも、または含
まないものでもよい。これらを含むものはCaOの水和
速度を大幅に抑制するのとこれらの水和物がセメントの
強度発現に貢献する。
原料、珪石、スラグ類、石膏などを上記組成になるよう
に調合して原料混合物を調製し、この原料混合物をロー
タリーキルンなどで1300〜1600℃の温度で目標
とするクリンカの鉱物組成が得られるまで充分に焼き締
めて焼成することにより製造される。
に、鉱化剤(フラックス)を原料に添加して製造効率を高
めることができる。鉱化剤としてはセメント系化合物を
焼成する際に一般に使用されるものを用いることがで
き、CaSO4、CaF2、Fe2O3、MgO、Al2O3
等を含む化合物、例えば、石膏、蛍石、蛇紋岩などを原
料中に10重量%程度以下添加して焼成すればよい。
ル、ロールミルなどのセメントの粉砕に使用する粉砕機
を用いることができる。粉砕物の粒径は、一般に粉末度
が大きいほどセメント強度の発現は早く、水和熱は高い
傾向がある。この粉末度は混合使用するポルトランドセ
メントや混合セメントと同等以上のブレーン比表面積3
000〜6000cm2/gが適当である。好ましくは、早
強性ポルトランドセメントと同等の比表面積(フ゛レーン)4
000〜5000cm2/g程度にすることが望ましい。
セメントまたは混合セメント、上記クリンカ粉砕物から
なり、必要に応じてセメント硬化促進物質を含有させた
ものである。これらの配合量は、ポルトランドセメント
または混合セメント100重量部に対して、上記クリン
カ粉砕物3〜30重量部、セメント硬化促進物質0〜1
0重量部である。ポルトランドセメントまたは混合セメ
ントに対するクリンカ粉砕物の混合割合を3〜30重量
部としたのは、クリンカ粉砕物の混合割合が3重量部に
満たないと本発明の目的とする早強性が得られず、一
方、クリンカ粉砕物の混合割合が30重量部を越えると
膨張が過大になりコンクリートが破壊する危険があるの
で好ましくないからである。
セメント、早強性ポルトランドセメント、白色ポルトラ
ンドセメント等である。また、混合セメントは高炉セメ
ント、フライアッシュセント、シリカセメント等であ
る。
粉砕物の他にセメント硬化促進物質を添加するとさらに
顕著な効果を発揮する。セメント硬化促進物質としては
無機物質や有機物質を使用することができる。無機物質
系のセメント硬化促進物質としてはアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩、3価の金属塩などが挙げられる。具
体的には、亜硫酸塩、硫酸塩、炭酸塩、ロダン塩、チオ
硫酸塩、ギ酸塩などであり、例えば、硫酸ナトリウム、
硫酸カリウム、硫酸アルミニウム、硫酸第1鉄、硫酸第
2鉄、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム、亜硝酸カル
シウム、炭酸ナトリウムなどを用いることができる。ま
た有機物質系のセメント硬化促進物質としては、例えば
トリエタノールアミン、グリセリンなどがある。これら
の1種または2種以上を用いることができる。また、こ
れらのセメント硬化促進物質のうち、硫酸ナトリウム、
硫酸カリウム、硫酸アルミニウム、硫酸鉄、またはトリ
エタノールアミンが好ましく、特に硫酸ナトリウムが良
い。
ルトランドセメントまたは混合セメントに対し無水物換
算で10重量%以下、好ましくは0.05〜5重量%、
より好ましくは0.1〜2重量%が良い。なお、10重
量%を超えて添加しても、その添加効果は少なく、むし
ろコンクリートの長期強度の低下を招く虞がある。
リンカ粉砕物とセメント硬化促進物質とを併用すると、
それぞれを単独に添加した場合よりも高い相乗効果が発
現され、コンクリートの硬化が著しく早くなり、蒸気養
生後2〜3時間の圧縮強度が10MPa以上の高強度が得
られる。従って、短時間に脱型でき、コンクリート製品
の生産効率を高めることができる。
ントに、骨材(細骨材および/または粗骨材)と水を加え
たものを原料とし、必要に応じ該原料にコンクリート用
混和剤(材)を加えたものを混練したものである。骨材、
水、混和剤(材)の配合量は通常のコンクリートの配合量
範囲であれば良い。また、骨材および混和剤(材)の種類
は通常のコンクリートに用いられるものであれば良い。
す。 (1)上記コンクリートを型枠に流し込み、大気中で養生
して硬化後、脱型し、これを大気中に放置するか、また
は水中養生する。 (2)上記コンクリートを型枠に流し込み、直ちに蒸気養
生槽に入れるかまたは覆いを設けて水蒸気を送入するこ
とにより蒸気養生を行い、30分〜1時間で50〜85
℃に昇温した後に水蒸気の送入を停止し、コンクリート
の強度が10MPa以上となった後に蒸気養生を終了し、
脱型後、大気中に放置するかまたは水中養生する。
す。
合で配合し、表2に示す組成になるように原料混合物を
調製した。この原料をロータリーキルンで焼点温度13
00〜1600℃、滞留時間60〜120分で焼き締め
てクリンカを製造し、これをブレーン値が4500±1
00cm2/g程度までポットミルで粉砕した。焼き締めの
程度は4N塩酸消費量によって制御した。この方法は石
灰石の活性度の評価方法として利用されており、4N塩
酸消費量は日本石灰学会標準試験法に準じて測定した。
表2に示すように、得られたクリンカ組成物(No.1〜11)
には、エーライト(3CaO・SiO2)およびビーライト(2CaO・
SiO2)と共に、CaOと間隙物質が含まれている。な
お、試料No.11のクリンカ組成物はCaO量が本発明の
範囲に満たない例である。
い、市販の普通ポルトランドセメント(1000g)に、砂(19
10g)、水(380g)、減水剤(10g)、セメント硬化促進物質
(無水硫酸ナトリウム:10g)と共に配合してモルタル(No.
1〜11)を調製した。また比較例として、普通ポルトラン
ドセメントにクリンカ粉砕物を加えないモルタルを調製
した(試料No.12:普通ホ゜ルトラント゛セメント:1000g、Na2SO4:10
g、砂:2000g、水:380g、減水剤:10g)。なお、減水剤は
市販のナフタレン系高性能減水剤を使用した。混練手順
は次の通りである。混和材であるクリンカ粉砕物、硫酸
ナトリウムは予めセメントに添加し、十分に混合してか
ら混練した。まず、水と減水剤を練り鉢に入れ、練り混
ぜ機を始動させてセメントおよび混和材を30秒間で投
入する。次の30秒間で砂を投入し、引き続き60秒間
練り混ぜる。20秒間練り混ぜを停止して掻き落としを
行い、再度、練り混ぜを開始して120秒間練り混ぜて
モルタルとした。得られたモルタルの練り上がり直後の
フロー値は、150〜220mmの値を示し、十分なワー
カビリティが確保されていた。この調製したモルタルに
ついて凝結試験および標準養生、蒸気養生を施して、そ
の強度を測定した。
記モルタル(No.1〜12)を凝結リングに詰め、自動凝結試
験器(ビガー針法)を用いて凝結の始発と終結時間を測定
した。凝結試験の結果を表3に示した。なお、表中のク
リンカNo.はモルタルに使用したクリンカ粉砕物の種類
を示し、表2のクリンカNo.に対応している。この凝結
試験結果から明らかなように、普通セメントのみを用い
た比較試料(No.12)に比べて本発明の試料(No.1〜10)は
凝結開始時間と終結時間が大幅に短縮されていることが
判る。
o.1〜12)を型枠(4cm×4cm×16cm)に入れ、打設から約2
時間後にキャッピングを行い、6時間、20℃の湿空箱
中で養生した後に脱型した。脱型後はさらに20℃の湿
空箱中で養生した後に圧縮強度を測定した。圧縮強度の
測定はJIS R 5201に準じて行った。この結果を表4に示
した。この結果から明らかなように、注水から6時間後
の圧縮強さは、比較試料(No.11,12)では0.59〜2.3
6N/mm2であるが、本発明の試料(No.1〜10)は何れも4N
/mm2より大幅に高く、また1日後の圧縮強度についても
同様の傾向が認められ、本発明のものは比較例に対して
初期強度が格段に増進していることが判る。
o.1〜12)を型枠(4cm×4cm×16cm)に打設して、約30分
前養生(この間にキャッピングを行う)した後に蒸気養生
を行った。この蒸気養生は1時間で60℃まで昇温後、
直ちに2時間で20℃まで降温した後に脱型した。脱型
後は20℃の湿空箱中で養生した。圧縮強度をJIS R520
1 に準じて測定した。この結果を表5に示した。この結
果から明らかなように、4時間後の圧縮強さが、比較例
(No.12)では7N/mm2程度であるのに対して、本発明の試
料(No.1〜10)は何れも17〜20N/mm2程度であって大
幅に高い。このように、本発明のセメント組成物は簡易
な蒸気養生処理でも硬化体の強度が比較例よりも向上し
ており、初期強度の発現に優れていることが判る。
通ポルトランドセメント、セメント硬化促進物質、砂、
水、減水剤を表6に示す割合で配合してモルタルを調製
した(No.21〜25)。また、比較例として上記クリンカ粉
砕物およびセメント硬化促進物質を添加しないモルタル
を調製した(No.26)。セメント硬化促進物質としては硫
酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸アルミニウム、硫酸
第一鉄、トリエタノールアミンをそれぞれ用いた。減水
剤には市販のナフタレンスルホン酸塩系高性能減水剤を
使用した。なお、セメント硬化促進物質として硫酸ナト
リウム、硫酸カリウム、硫酸アルミニウム、硫酸第一鉄
を用いたものは、これを予めセメントに添加し、十分に
混合を行ってから混練を行った。トリエタノールアミン
の場合は、これを水および減水剤と予め混合した後にセ
メントに添加した。混練手順は次の通りである。練り混
ぜ機を使用し、セメントと砂を15秒間練り混ぜる。さ
らに15秒間かけて練り混ぜを続けながら水と減水剤を
練り鉢に入れ、引き続き60秒間練り混ぜる。次に、一
旦、練り混ぜを停止して20秒間掻き落としを行い、再
び練り混ぜを開始して120秒間練り混ぜて試験体のモ
ルタルを調製した。
タル(No.21〜26)を型枠(4cm×4cm×16cm)に打設し、約
2時間後にキャッピングを行い、湿空箱中で1日養生し
た後に脱型し、この脱型直後に圧縮強度を測定した。圧
縮強度の測定はJIS R5201に準じて行った。この結果を
表6にまとめて示した。この試験結果から明らかなよう
に、本発明に係る試料は比較試料(モルタルNo.26)より
も圧縮強度が大きく、早強性に優れていることが判る。
の粉砕物、無水硫酸ナトリウム、細骨材および粗骨材、
水、混和剤を表7に示す割合に配合したコンクリートを
調製した(No.31〜35)。配合比等を表8に示した。この
コンクリートを練り混ぜ後、鋼製型枠(径10cm×高さ20c
m)に打設し、直ちに蒸気養生槽に入れて水蒸気を送入
し、1時間で60℃まで昇温し、その後水蒸気の送入を
停止して放冷した。注水後3時間で蒸気養生槽より取り
出し、脱型後、直ちに圧縮強度を測定した。また、脱型
後、室温に放置して1日、7日、14日後に圧縮強度を
測定した。この結果を図1に示した。さらに、これらの
コンクリート(No.31〜35)を練り混ぜ後、鋼製型枠(径10
cm×高さ20cm)に打設し、これを蒸気養生せずにそのま
ま20℃の湿空恒温室中に放置し、1日、7日、および
14日後に圧縮強度を測定した。この結果を図2に示し
た。
に示す配合のコンクリート材料をミキサーで練り混ぜ、
スランプ10cm、空気量5.5%のコンクリートを作製
した。このコンクリートを図3に示す箱形鉄筋コンクリ
ート製品用の型枠に充填し、棒状バイブレータで締め固
めた後に直ちに上面をキャンバスで覆い、型枠とキャン
バスの間に水蒸気を送入し、1時間で60℃まで昇温し
た後に水蒸気の送入を停止した。注水4時間後にキャン
バスを取り除いて脱型し、予め取り付けたフックを使用
してクレーンで吊り上げ、ヤードに移動したが、脱型お
よび運搬を通じてコンクリート製品には全く異常が認め
られなかった。さらに上記と同じコンクリートを用いて
型枠(径10cm×高さ20cm)で成形し、成形物を上記コンク
リート製品と同一条件で蒸気養生した供試体の4時間、
1日後の圧縮強度を測定したところ、それぞれ17.9M
Pa、34.9MPaであった。
タレン系高性能減水剤を使用しているが、これに限ら
ず、セメントコンクリート分野で一般的に使用される混
和剤、メラミン系、リグニン系、ポリカルボン酸系減水
剤、流動化剤、AE剤を使用することができる。また、
高炉スラグ、石灰石微粉末、フライアッシュ、シリカヒ
ュームなどの混和材を併用することも可能である。
クリート製品の成形やレディーミクストコンクリートの
施工において、十分な施工時間を確保できる流動性を得
ることができると共に、早期に必要な強度を発現して脱
型を早めることができる。特に、コンクリート製品製造
に際して、蒸気養生を実施せずに早期に出荷強度を発現
したり、僅かの蒸気養生で短時間に脱型できるので、型
枠の使用効率を高めることができるなど、実用上の利点
が大きい。
Claims (8)
- 【請求項1】 主要鉱物組成が3CaO・SiO2−2C
aO・SiO2−CaO−間隙物質系クリンカ組成物、主
要鉱物組成が3CaO・SiO2−CaO−間隙物質系ク
リンカ組成物、主要鉱物組成が2CaO・SiO2−Ca
O−間隙物質系クリンカ組成物、主要鉱物組成がCaO
−間隙物質系クリンカ組成物の何れか1種または2種以
上の粉砕物であって、CaO結晶を50〜92重量%含
有することを特徴とするクリンカ粉砕物。 - 【請求項2】 ポルトランドセメントまたは混合セメン
ト100重量部に対して、請求項1のクリンカ粉砕物3
〜30重量部、セメント硬化促進物質0〜10重量部を
含有することを特徴とする早強性セメント組成物。 - 【請求項3】 セメント硬化促進物質が、アルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩、3価の金属塩、および有機物
の1種または2種以上である請求項2の早強性セメント
組成物。 - 【請求項4】 セメント硬化促進物質である金属塩が、
硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸アルミニウム、硫
酸鉄、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム、亜硝酸カル
シウム、炭酸ナトリウムの1種または2種以上である請
求項2の早強性セメント組成物。 - 【請求項5】 セメント硬化促進物質が、トリエタノー
ルアミンおよび/またはグリセリンである請求項2の早
強性セメント組成物。 - 【請求項6】 請求項2,3または4の早強性セメント
組成物、骨材および水を原料とし、該原料または該原料
にコンクリート用混和剤(材)を加えたものを混練してな
ることを特徴とするコンクリート。 - 【請求項7】 請求項6のコンクリートを型枠に流し込
み、大気中で養生して硬化後、脱型し、これを大気中に
放置するか、または水中養生して製造したことを特徴と
するコンクリート製品。 - 【請求項8】 請求項6のコンクリートを型枠に流し込
み、直ちに蒸気養生槽に入れるかまたは覆いを設けて水
蒸気を送入することにより蒸気養生を行い、30分〜1
時間で50〜85℃に昇温した後に水蒸気の送入を停止
し、コンクリートの強度が10MPa以上となった後に蒸
気養生を終了し、脱型後、大気中に放置するかまたは水
中養生して製造したことを特徴とするコンクリート製
品。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP3271699A JP2000233959A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | クリンカ粉砕物、およびこれを含む早強性セメント組成物、コンクリート並びにコンクリート製品 |
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