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JP2000223270A - エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法 - Google Patents

エレクトロルミネッセンス素子及びその製造方法

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Publication number
JP2000223270A
JP2000223270A JP11024986A JP2498699A JP2000223270A JP 2000223270 A JP2000223270 A JP 2000223270A JP 11024986 A JP11024986 A JP 11024986A JP 2498699 A JP2498699 A JP 2498699A JP 2000223270 A JP2000223270 A JP 2000223270A
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layer
light
pattern
light emitting
electrode
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JP11024986A
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Daigo Aoki
大吾 青木
Masahito Okabe
将人 岡部
Hironori Kobayashi
弘典 小林
Manabu Yamamoto
学 山本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、発光層の正確なパターン精度が得
られると共に表示性能にすぐれ、電極間の導通といった
問題のないEL素子、およびその製造方法の提供を課題
とする。 【解決手段】 本発明のEL素子は、2つのパターン状
電極1、4間に、該パターンに対応して発光層3が挟持
されたエレクトロルミネッセンス素子において、光照射
により積層材料に対する表面濡れ性が向上するパターニ
ング層2が少なくとも一層配置され、光照射部位と光照
射しない部位における表面濡れ性の相違を利用して前記
発光層が積層されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構成層が高精度パ
ターンで形成された、フルカラー表示が可能なエレクト
ロルミネッセンス素子、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロルミネッセンス素子(以下、
EL素子)にあっては、発光性有機化合物を含む薄膜層
を陰極と陽極で挟持した構造を有し、両電極間に10V
以下の低電圧を印加することにより、発光層にホールま
たは電子を注入し、再結合させて励起させ、この励起が
失活する際の光の放出(蛍光・燐光)を利用して100
〜100,000cd/m2 程度の高輝度の面発光を可
能とするものであり、発光物質の種類を選択することに
より3原色の発光を可能とする素子である。
【0003】このようなEL素子にあっては、発光層が
薄膜状で強い蛍光を発するもので、また、ピンホール欠
陥の少ないEL素子とできる。しかし、フルカラー表示
を可能とするには3原色を発光する発光層を画素毎に配
置する必要があるが、表示性能にとっては、発光層のパ
ターン精度が極めて重要であり、電極上に発光層が正確
に配置される必要がある。
【0004】従来、発光層のパターニング方法として
は、電極パターンのマスクを介して発光層を蒸着法によ
り形成する方法、また、電極パターン上に発光層をイン
クジェト法により形成する方法等が知られているが、前
者にあっては電極材の金属表面が不安定であり、発光層
のパターニング精度としては不充分なものであり、ま
た、後者にあっても、電極パターンに対応した量、範囲
に正確に発光層を形成することはできなく、また、画素
間の間隔も正確には制御できず、発光層のパターン精度
としては不充分なものしか得られていないのが現状であ
る。
【0005】また、発光層の膜厚は通常100nm
(0.1μm)程度であるのに対して、電極は500n
mであり、発光層は電極に比して薄膜であり、電極表面
の凹凸によっては電極間の導通現象が生じ、表示品質と
して問題となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、発光層、障
壁層等の構成層の正確なパターン精度が得られると共に
表示性能にすぐれ、電極間の導通といった問題のないE
L素子、およびその製造方法の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のEL素子
は、2つのパターン状電極間に、該パターンに対応して
発光層が挟持されたエレクトロルミネッセンス素子にお
いて、光照射により積層材料に対する表面濡れ性が向上
するパターニング層(以下、パターニング層ともいう)
が少なくとも一層配置され、光照射部位と光照射しない
部位における表面濡れ性の相違を利用して前記発光層が
積層されたものであることを特徴とする。
【0008】本発明の第2のEL素子は、2つのパター
ン状電極間に、該パターンに対応して複数層の発光層が
挟持されると共に、各発光層の境界部に位置して障壁層
が挟持されるエレクトロルミネッセンス素子において、
光照射により積層材料に対する表面濡れ性が向上するパ
ターニング層が少なくとも一層配置され、光照射部位と
光照射しない部位における表面濡れ性の相違を利用し
て、前記発光層、障壁層の少なくとも1つが積層された
ものであることを特徴とする。
【0009】上記の発光層が、電極上に、バッファー
層、電荷輸送層の少なくとも1層を介して積層されたも
のであることを特徴とする。
【0010】上記の光照射により積層材料に対する表面
濡れ性が向上するパターニング層において、光照射した
部位は高親水性であり、光照射しない部位は撥水性であ
ることを特徴とする。
【0011】上記の光照射により積層材料に対する表面
濡れ性が向上するパターニング層が、少なくとも光触媒
とバインダーとからなる光触媒含有層であることを特徴
とする。
【0012】上記の光触媒含有層における光触媒が、二
酸化チタンであることを特徴とする。
【0013】上記の光触媒含有層におけるバインダー
が、クロロ、またはアルコキシシランを加水分解、重縮
合して得られるオルガノポリシロキサンであることを特
徴とする。
【0014】上記の光触媒含有層におけるバインダー
が、反応性シリコーンを架橋して得られるオルガノポリ
シロキサンであることを特徴とする。
【0015】上記の光照射により積層材料に対する表面
濡れ性が向上するパターニング層が、有機高分子樹脂か
らなることを特徴とする。
【0016】本発明の第1のEL素子の製造方法は、パ
ターン電極上に、光照射により積層材料に対する表面濡
れ性が向上する層(以下、濡れ性変化成分層ともいう)
を積層した後、前記電極パターンに応じてパターン露光
するパターニング層形成工程、該パターニング層の光照
射部位と光照射しない部位におけるそれぞれの表面濡れ
性の相違を利用して、前記電極パターン上部に発光層を
積層する工程、該積層上に対向パターン電極を積層する
工程とからなることを特徴とする。
【0017】本発明の第2のEL素子の製造方法は、パ
ターン電極上に、光照射により積層材料に対する表面濡
れ性が向上する層を積層した後、前記電極パターン間の
境界部を電極パターンのネガパターンを使用してパター
ン露光するパターニング層形成工程、該パターニング層
の光照射部位と光照射しない部位におけるそれぞれの表
面濡れ性の相違を利用して、前記電極パターン間の境界
部に障壁層を積層する工程、 次いで、全面に光照射し
た後、障壁層間に発光層を積層する工程、該発光層及び
障壁層上に対向パターン電極を積層する工程とからなる
ことを特徴とする。
【0018】本発明の第3のEL素子の製造方法は、基
板上に、光照射により積層材料に対する表面濡れ性が向
上する層を積層した後、パターン電極を形成する工程、
光照射により積層材料に対する表面濡れ性が向上する層
とパターン電極との積層材料に対する表面濡れ性の相違
を利用して、前記パターン電極上部に発光層を積層する
工程、ついで、パターン電極間の境界部分である、光照
射により積層材料に対する表面濡れ性が向上する層を光
照射部位とした後、障壁層を積層する工程、該発光層及
び障壁層上に対向パターン電極を積層する工程とからな
ることを特徴とする。
【0019】上記のEL素子の製造方法における発光層
が、バッファー層、電荷輸送層の少なくとも1層を介し
て積層されることを特徴とする。
【0020】上記のEL素子の製造方法における発光
層、または障壁層の積層工程が、インクジェット法によ
り行なわれることを特徴とする。
【0021】上記のEL素子の製造方法における発光
層、または障壁層の積層工程が、均一塗布法により行な
われることを特徴とする。
【0022】上記のEL素子の製造方法における発光
層、または障壁層の積層工程が、パターン印刷法により
行なわれることを特徴とする。
【0023】上記のEL素子の製造方法における発光
層、または障壁層の積層工程が蒸着法により行なわれ、
パターニング層の光照射しない部位における蒸着層を剥
離することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明の第1のEL素子を説明するための断
面図である。図中1、4はパターン電極、2はパターニ
ング層、3は発光層、6は基板である。
【0025】図1に示すように、本発明の第1のEL素
子は、2つのパターン状電極1、4間に、該パターンに
対応して発光層3が挟持された構造を有し、また、パタ
ーン電極1と発光層3の間に、パターニング層2が形成
されたものである。
【0026】パターニング層2は、電極1を設けた基板
6上に積層された後、その表面が電極1と同じパターン
マスクを使用して光照射されてパターニングされたもの
であり、パターン電極1上に位置するパターニング層2
の表面は光照射により積層材料に対する表面濡れ性が向
上した光照射部位として、また、パターン電極1が設け
られていない部位に位置するパターニング層2の表面は
光照射されてない部位としてパターニングされたもので
ある。そして、光照射部位と光照射しない部位における
積層材料である発光層形成材料に対する表面濡れ性の相
違を利用して、発光層3がパターン形成されたものであ
る。
【0027】濡れ性変化成分層としては、光触媒含有層
や有機高分子層等が例示される。光触媒含有層における
光触媒としては、光半導体として知られる酸化チタン
(TiO2 )、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO
2 )、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3 )、酸化
タングステン(WO3 )、酸化ビスマス(Bi2
3)、酸化鉄(Fe23 )のような金属酸化物を挙げ
ることができ、特に酸化チタンは、バンドギャップエネ
ルギーが高く、化学的に安定で毒性もなく、入手も容易
であることから好適に使用される。
【0028】酸化チタンとしては、アナターゼ型とルチ
ル型のいずれも使用することができるが、アナターゼ型
の酸化チタンが好ましい。アナターゼ型酸化チタンは励
起波長が380nm以下にあり、このようなアナターゼ
型酸化チタンとしては、例えば、塩酸解膠型のアナター
ゼ型チタニアゾル(石原産業(株)製STS−02(平
均粒径7nm)、石原産業(株)製ST−K01)、硝
酸解膠型のアナターゼ型チタニアゾル(日産化学(株)
製TA−15(平均粒径12nm))等を挙げることが
できる。
【0029】光触媒の粒径は小さいほど光触媒反応が効
果的に起こるので好ましく、平均粒径が50nm以下、
好ましくは20nm以下の光触媒を使用するのが好まし
い。また、光触媒の粒径が小さいほど、形成された光触
媒含有層の表面粗さが小さくなるので好ましく、光触媒
含有層の表面粗さが10nmを越えると、光触媒含有層
の非光照射部の撥水性低下、光照射部の親水性発現が不
十分となり好ましくない。
【0030】本発明において光触媒含有層に使用するバ
インダーは、主骨格が上記の光触媒の光励起により分解
されないような高い結合エネルギーを有するものが好ま
しく、例えば、(1)ゾルゲル反応等によりクロロまた
はアルコキシシラン等を加水分解、重縮合して大きな強
度を発揮するオルガノポリシロキサン、(2)撥水性や
撥油性に優れた反応性シリコーンを架橋したオルガノポ
リシロキサン等を挙げることができる。
【0031】上記の(1)の場合、一般式Yn SiX
4-n (n=1〜3)で表される珪素化合物の1種または
2種以上の加水分解縮合物、共加水分解縮合物が主体と
なる。上記一般式でYはアルキル基、フルオロアルキル
基、ビニル基、アミノ基、または、エポキシ基を挙げる
ことができ、Xはハロゲン、メトキシル基、エトキシル
基、または、アセチル基を挙げることができる。
【0032】具体的には、メチルトリクロルシラン、メ
チルトリブロムシラン、メチルトリメトキシシラン、メ
チルトリエトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシ
ラン、メチルトリt−ブトキシシラン;エチルトリクロ
ルシラン、エチルトリブロムシラン、エチルトリメトキ
シシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリイソ
プロポキシシラン、エチルトリt−ブトキシシラン;n
−プロピルトリクロルシラン、n−ブロピルトリブロム
シラン、n−ブロピルトリメトキシシラン、n−プロピ
ルトリエトキシシラン、n−プロピルトリイソプロポキ
シシラン、n−プロピルトリt−ブトキシシラン;n−
ヘキシルトリクロルシラン、n−ヘキシルトリブロムシ
ラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、n−ヘキシル
トリエトキシシラン、n−ヘキシルトリイソプロポキシ
シラン、n−ヘキシルトリt−ブトキシシラン;n−デ
シルトリクロルシラン、n−デシルトリブロムシラン、
n−デシルトリメトキシシラン、n−デシルトリエトキ
シシラン、n−デシルトリイソプロポキシシラン、n−
デシルトリt−ブトキシシラン;n−オクタデシルトリ
クロルシラン、n−オクタデシルトリブロムシラン、n
−オルタデシルトリメトキシシラン、n−オクタデシル
トリエトキシシラン、n−オクタデシルトリイソプロポ
キシシラン、n−オクタデシルトリt−ブトキシシラ
ン;フェニルトリクロルシラン、フェニルトリブロムシ
ラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエト
キシシラン、フェニルトリイソプロポキシシラン、フェ
ニルトリt−ブトキシシラン;テトラクロルシラン、テ
トラブロムシラン、テトラメトキシシラン、テトラエト
キシシラン、テトラブトキシシラン、ジメトキシジエト
キシシラン;ジメチルジクロルシラン、ジメチルジブロ
ムシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエト
キシシラン;ジフェニルジクロルシラン、ジフェニルジ
ブロムシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニ
ルジエトキシシラン;フェニルメチルジクロルシラン、
フェニルメチルジブロムシラン、フェニルメチルジメト
キシシラン、フェニルメチルジエトキシシラン;トリク
ロルヒドロシラン、トリブロムヒドロシラン、トリメト
キシヒドロシラン、トリエトキシヒドロシラン、トリイ
ソプロポキシヒドロシラン、トリt−ブトキシヒトロシ
ラン;ビニルトリクロルシラン、ビニルトリブロムシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、ビルニトリエトキシシ
ラン、ビニルトリイソプロポキシシラン、ビニルトリt
−ブトキシシラン;トリフルオロプロピルトリクロルシ
ラン、トリフルオロプロピルトリブロムシラン、トリフ
ルオロプロピルトリメトキシシラン、トリフルオロプロ
ピルトリエトキシシラン、トリフルオロプロピルトリイ
ソプロポキシシラン、トリフルオロプロピルトリt−ブ
トキシシラン;γ−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルトリイソプロポキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルトリt−ブトキシシラン;γ−
メタアクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−メタアクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、
γ−メタアクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−メタアクロヤキシプロピルトリエトキシシラン、γ−
メタアクリロキシプロピルトリイソプロポキシシラン、
γ−メタアクリロキシプロピルトリt−ブトキシシラ
ン;γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリイソプロポキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリt−ブトキシシラン;
γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リイソプロポキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリ
t−ブトキシシラン;β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン;お
よび、それらの部分加水分解物;および、それらの混合
物を使用することができる。
【0033】また、バインダーとして、特にフルオロア
ルキル基を含有するポリシロキサンが好ましく用いるこ
とができ、具体的には、下記のフルオロアルキルシラン
の1種または2種以上の加水分解縮合物、共加水分解縮
合物が挙げられ、一般にフッ素系シランカップリング剤
として知られたものを使用することができる。
【0034】 CF3 (CF23 CH2 CH2 Si(OCH33 CF3 (CF25 CH2 CH2 Si(OCH33 CF3 (CF27 CH2 CH2 Si(OCH33 CF3 (CF29 CH2 CH2 Si(OCH33 (CF32 CF(CF24 CH2 CH2 Si(OC
33 (CF32 CF(CF26 CH2 CH2 Si(OC
33 (CF32 CF(CF28 CH2 CH2 Si(OC
33 CF3 (C64 )C24 Si(OCH33 CF3 (CF23 (C64 )C24 Si(OCH
33 CF3 (CF25 (C64 )C24 Si(OCH
33 CF3 (CF27 (C64 )C24 Si(OCH
33 CF3 (CF23 CH2 CH2 SiCH3 (OCH
32 CF3 (CF25 CH2 CH2 SiCH3 (OCH
32 CF3 (CF27 CH2 CH2 SiCH3 (OCH
32 CF3 (CF29 CH2 CH2 SiCH3 (OCH
32 (CF32 CF(CF24 CH2 CH2 SiCH3
(OCH32 (CF32 CF(CF26 CH2 CH2 SiCH3
(OCH32 (CF32 CF(CF28 CH2 CH2 SiCH3
(OCH32 CF3 (C64 )C24 SiOH3 (OCH32 CF3 (CF23 (C64 )C24 SiCH3
(OCH32 CF3 (CF25 (C64 )C24 SiCH3
(OCH32 CF3 (CF27 (C64 )C24 SiCH3
(OCH32 CF3 (CF23 CH2 CH2 Si(OCH2 CH
33 CF3 (CF25 CH2 CH2 Si(OCH2 CH
33 CF3 (CF27 CH2 CH2 Si(OCH2 CH
33 CF3 (CF29 CH2 CH2 Si(OCH2 CH
33 CF3 (CF27 SO2 N(C25 )C24 CH
2 Si(OCH33 上記のようなフロオロアルキル基を含有するポリシロキ
サンをバインダーとして用いることにより、光触媒含有
層の非光照射部の撥水性が大きく向上し、積層材料の付
着を妨げる機能を発現する。
【0035】また、上記の(2)の反応性シリコーンと
しては、下記一般式1で表される骨格をもつ化合物を挙
げることができる。
【0036】
【化1】
【0037】ただし、nは2以上の整数である。R1
2 はそれぞれ炭素数1〜10の置換もしくは非置換の
アルキル、アルケニル、アリールあるいはシアノアルキ
ル基である。モル比で全体の40%以下がビニル、フェ
ニル、ハロゲン化フェニルである。また、R1 ,R2
メチル基のものが表面エネルギーが最も小さくなるので
好ましく、モル比でメチル基が60%以上であることが
好ましい。また、鎖末端もしくは側鎖には、分子鎖中に
少なくとも1個以上の水酸基等の反応性基を有する。
【0038】また、上記のオルガノポリシロキサンとと
もに、ジメチルポリシロキサンのような架橋反応をしな
い安定なオルガノシリコン化合物をバインダーに混合し
てもよい。
【0039】本発明において光触媒含有層には上記の光
触媒、バインダーの他に、界面活性剤を含有させること
ができる。具体的には、日光ケミカルズ(株)製NIK
KOL BL、BC、BO、BBの各シリーズ等の炭化
水素系、デュポン社製ZONYL FSN、FSO、旭
硝子(株)製サーフロンS−141、145、大日本イ
ンキ化学工業(株)製メガファックF−141、14
4、ネオス(株)製フタージェント F−200、F2
51、ダイキン工業(株)製ユニダインDS−401、
402、スリーエム(株)製フロラードFC−170、
176等のフッ素系あるいはシリコーン系の非イオン界
面活性剤を挙げることができ、また、カチオン系界面活
性剤、アニオン系界面活性剤、両性界面活性剤を用いる
こともできる。
【0040】また、光触媒含有層には上記の界面活性剤
の他にも、ポリビニルアルコール、不飽和ポリエステ
ル、アクリル樹脂、ポリエチレン、ジアリルフタレー
ト、エチレンプロピレンジエンモノマー、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、ポ
リカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリイ
ミド、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ポ
リプロピレン、ポリブチレン、ポリスチレン、ポリ酢酸
ビニル、ポリエステル、ポリブタジエン、ポリベンズイ
ミダソール、ポリアクリルニトリル、エピクロルヒドリ
ン、ポリサルファイド、ポリイソプレン等のオリゴマ
ー、ポリマー等を含有させることができる。
【0041】光触媒含有層の形成は、光触媒とバインダ
ーを必要に応じて他の添加剤とともに溶剤中に分散して
塗布液を調製し、この塗布液を塗布することにより形成
することができる。使用する溶剤としては、エタノー
ル、イソプロパノール等のアルコール系の有機溶剤が好
ましい。塗布はスピンコート、スプレーコート、ディッ
プコート、ロールコート、ビードコート等の公知の塗布
方法により行うことができ、バインダーとして紫外線硬
化型の成分を含有している場合、紫外線を照射して硬化
処理を行うこにより光触媒含有層を形成することができ
る。光触媒含有層中の光触媒の含有量は、5〜60重量
%、好ましくは20〜40重量%の範囲で設定すること
ができる。
【0042】光触媒含有層の厚みは、1nm〜10nm
の範囲とすることができるが、図1に示す第1のEL素
子においては、光触媒含有層2は発光層3のパターニン
グ層として機能すると共に、その絶縁性を利用し、電極
1、4間の導通を防止を防止する層としても機能する。
一般に、EL素子においては、発光層の膜厚は電極層に
比して極めて薄膜であり、例えば蒸着形成される電極層
の凹凸により電極1、4間の導通が生じやすいという問
題を有するが、濡れ性変化成分層を設けることによりそ
れを防止することができる。しかし、発光層3の発光効
率を考慮すると、電圧印加時において電極1、4からの
発光層3への電荷注入性を確保する必要があり、そのた
め、濡れ性変化成分層の膜厚は電荷注入を可能とする膜
厚である50nm以下とすることが望ましく、5nm〜
50nmとするとよい。また、発光層を後述するように
バッファー層や電荷輸送層を介して電極上にパターン形
成する場合には、バッファー層、電荷輸送層をそれぞれ
濡れ性変化成分層をパターニングし、発光層と同様に形
成するとよいが、その場合には、それぞれの濡れ性変化
成分層のトータルの膜厚と、電極からの発光層への電荷
移動性を考慮し設定されるとよい。
【0043】光触媒含有層における酸化チタンに代表さ
れる光触媒の作用機構は、必ずしも明確なものではない
が、光の照射によって生成したキャリアが、近傍の化合
物との直接反応、あるいは、酸化、水の存在下で生じた
活性酸素種によって、有機物の化学構造に変化を及ぼす
ものと考えられる。このような光触媒の作用は、油性汚
れを光照射によって分解し親水化して水により浄化可能
なものとしたり、ガラス等の表面に親水性膜を形成して
防曇性を付与したり、あるいは、タイル等の表面に光触
媒の含有層を形成して空気中の浮遊菌の数の減少させる
いわゆる抗菌タイル等に応用されている。本発明にあっ
ては、濡れ性変化成分層として光触媒含有層を用いた場
合、光触媒により、バインダーの一部である有機基や添
加剤の酸化、分解等の作用を用いて、光照射部の濡れ性
を変化させて高親水性とし、非光照射部との濡れ性に大
きな差を生じさせ、積層材料との反撥性をそれ自体有す
る濡れ性変化成分層において、光照射部位において積層
材料に対する親和性を高めることにより、積層材料であ
る発光層や後述する障壁層等のパターニングを可能とす
る。
【0044】濡れ性変化成分層としては、上記のような
光触媒含有層の他に、有機高分子樹脂層を用いることが
できる。ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアミド、ポリスチレン等の有機
高分子は、紫外線、特に250nm以下の低波長成分を
多く含む紫外線を照射することにより、高分子鎖が切断
されて低分子化し、その結果、表面粗化が生じて濡れ性
を変化させて高親水性(積層材料との親和性)となる。
これを利用し、光照射部と非光照射部との濡れ性に大き
な差を生じさせ、積層材料との親和性を高めることがで
き、積層材料のパターニングを可能とできる。
【0045】ここで、高親水性とは、水との接触角が2
0°以下となることを意味し、本発明ではマイクロシリ
ンジから水滴を滴下して30秒後に接触角測定器(協和
界面科学(株)製CA−Z型)を用いて測定されるもの
である。
【0046】次に、発光層3について説明する。図1に
おける発光層3は、単色のパターニングされたものとで
き、また、R、G、B各発光層を交互に順次配列し、そ
れぞれパターニング層上に積層したフルカラー構造とで
きるが、それぞれの発光層毎に(1)カソード/パター
ニング層/ホール注入層(バッファー層)/ホール輸送
層/発光層/電子輸送層/電子注入層(バッファー層)
/アノード電極、(2)カソード/ホール注入層(バッ
ファー層)/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/電子
注入層(バッファー層)/パターニング層/アノード電
極の形態とすることができる。
【0047】発光層における発光材料としては、色素系
としては、シクロペンタジエン誘導体、テトラフェニル
ブタジエン誘導体、トリフェニルアミン誘導体、オキサ
ジアゾール誘導体、ピラゾロキノリン誘導体、ジスチリ
ルベンゼン誘導体、ジスチリルアリーレン誘導体、シロ
ール誘導体、チオフェン環誘導体、ピリジン環誘導体、
ペリレン誘導体、オリゴチオフェン誘導体、トリフマニ
ルアミン誘導体、オキサジアゾールダイマー、ピラゾリ
ンダイマー等が例示される。
【0048】また、金属錯体系としては、アルミキノリ
ール錯体、ベンゾキノリノールベリリウム錯体、ベンゾ
オキサゾール亜鉛錯体、ベンゾチアゾール亜鉛錯体、ア
ゾメチル亜鉛錯体、ポルフィリン亜鉛錯体、ユーロピウ
ム錯体等であり、中心金属としてはAl、Zn、Be
等、またはTb、Eu、Dy等の希土類金属を有し、配
位子にオキサジアゾール、チアジアゾール、フェニルピ
リジン、フェニルベンゾイミダゾール、キノリン構造等
を有する金属錯体が例示される。
【0049】また、高分子系にあっては、ポリパラフェ
ニレンビニレン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ポリパ
ラフェニレン誘導体、ポリシラン誘導体、ポリアセチレ
ン誘導体、ポリビニルカルバゾール等、ポリフルオレノ
ン誘導体等が例示される。
【0050】また、ドーピング材料としては、ペリレン
誘導体、クマリン誘導体、ルブレン誘導体、キナクリド
ン誘導体、スクアリウム誘導体、ポルフィリン誘導体、
スチリル色素、テトラセン誘導体、ピラゾリン誘導体、
デカシクレン、フェノキサゾン等が例示される。
【0051】また、ホール注入層(バッファー層)の形
成材料としては、フェニルアミン系、スターバースト型
アミン系、フタロシアニン系、酸化バナジウム、酸化モ
リブデン、酸化ルテニウム、酸化アルミニウム等の酸化
物、アモルファスカーボン、ポリアニリン、ポリチオフ
ェン誘導体等が例示される。
【0052】また、電子注入層(バッファー層)の形成
材料としては、アルミリチウム、フッ化リチウム、スト
ロンチウム、酸化マグネシウム、フッ化マグネシウム、
フッ化ストロンチウム、フッ化カルシウム、フッ化バリ
ウム、酸化アルミニウム、酸化ストロンチウム、カルシ
ウム、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレンスルホ
ン酸ナトリウム等が例示される。
【0053】これらの材料にあって、一般に、高分子材
料系はインクジェット法、塗布法、パターン印刷法によ
る塗布法、低分子材料は蒸着法により成膜されるが、低
分子材料を樹脂等に分散させて高分子材料同様に塗布法
によってもよいし、また、高分子材料系にあっても逆に
蒸着法により積層してもよい。
【0054】また、上記(1)、(2)の形態で、電荷
注入層、電荷輸送層、発光層の各層をそれぞれ別の層と
して設ける代わりに各機能を合わせ有する材料であれば
兼ねたものとしてもよいし、また、それぞれの機能を有
する材料の混合形態として兼ねたものとしてもよい。
【0055】パターニング層上への発光層の形成方法と
しては、上述したように、インクジエット方式、パター
ン印刷により発光材料をパターニング塗布する方法、蒸
着法等が挙げられる。インクジエット方式、印刷方式に
よる場合には、パターニング層として、単色やR、G、
Bの各発光層の形成位置をパターン露光した後、そのパ
ターンに応じて、各色のインクをインクジェット装置、
印刷装置によりパターン塗布すると、パターニング層に
おける、単色、またはR、G、B3色のパターンに応じ
て、光を照射しない部位にあってはインクを撥くため
に、パターン形状に正確に各色インキを付着させること
ができ、パターン精度の良好なEL素子とできる。
【0056】また、単色、またはR、G、B3色を、パ
ターニング層上に均一塗布することにより形成すること
もできる。R、G、B3色の場合には、パターニング層
として、R、G、Bにおけるいずれか1色の形成位置を
パターン露光した後、いずれか1色のインクをディップ
コーティングし、光を照射しない部位にあってはインク
を撥くことを利用して1色目のパターニングを行ない、
次に、その上に、濡れ性変化成分層を均一塗布した後、
2色目の形成位置をパターン露光し、同様に2色目のパ
ターニングを行ない、最後に、さらに、濡れ性変化成分
層を均一塗布した後、3色目の形成位置をパターン露光
し、同様に3色目のパターニングを行なう。これによ
り、R、G、B3色の発光層を交互に配列させることが
でき、パターン精度の良好なEL素子とできる。
【0057】また、単色、またはR、G、B3色を均一
蒸着することにより形成することもできる。この場合に
は、濡れ性変化成分層のパターニングにより、光が照射
した部位にあっては、蒸着層との結合性が高く、また、
光が照射しない部分にあっては、蒸着層との結合性が低
いことを利用し、光が照射しない部分の蒸着層を粘着テ
ープ等を利用して容易に剥離除去できることを利用す
る。R、G、B3色の形成方法の場合は、上述した均一
塗布法での形成方法と同様にして形成でき、パターン精
度の良好なEL素子とできる。
【0058】発光層形成材料は、インクジェット方式、
パターン印刷方式、均一塗布方式にあっては水溶性溶
液、有機溶剤溶液等とされて形成される。また、蒸着に
際しては、高分子材料も可能であるが低分子材料の殆ど
が例示され、発光層の膜厚としては1nm〜2μm、好
ましくは10nm〜200nmである。
【0059】本発明における電極1、4としては、陽極
材料としては酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジ
ウム、金、ポリアニリン等が例示され、また、陰極材料
としては、MgAg等のマグネシウム合金、AlLi、
AlCa、AlMg等のアルミニウム合金等が例示さ
れ、電極1、4を透明電極とすると直視型EL素子とで
き、また、いずれか一方を反射電極とすることにより反
射型EL素子とすることができる。電極1、4は、電極
パターンマスクを介して、相互に直交するパターンに電
極材料を、通常10nm〜1μmの膜厚に蒸着すること
により、単純マトリックス型のEL素子に形成され、ま
た、薄膜トランジスタを有する基板上に電極を設けてア
クティブマトリックス型EL素子とされる。
【0060】基板6としては、ガラス板等が例示される
が、EL素子に支持性を付与することのできる材料であ
れば限定されない。
【0061】次に、図2、図3により、本発明の第2の
EL素子について説明する。図2に示すEL素子は、第
1のEL素子における発光層3の境界部分に障壁層7を
設けたものであり、これにより電極間の導通をより防止
できる。障壁層形成材料は、107 Ω・cm以上の抵抗
を有する有機高分子材料を使用するとよく、好ましくは
紫外線硬化型樹脂が使用される。また、障壁層を黒色等
の暗色に着色したものとすることにより、より鮮明な表
示を可能とする。障壁層7の膜厚は、0.01μm〜1
0μm、好ましくは0.1μm〜1μmとされるとよ
い。
【0062】図2に示すEL素子は、電極1をパターン
形成した後、濡れ性変化成分層2を形成する。ついで、
電極パターンが形成されていない部位をパターン露光
し、光照射部位とし、障壁形成材料を均一塗布等により
塗布すると、光照射部位にのみ障壁形成材料を積層する
ことができる。その後、障壁形成材料として紫外線硬化
型樹脂を使用した場合、均一露光して、障壁形成材料を
硬化させると共に電極パターン上の濡れ性変化成分層を
光照射部位にかえる。ついで、発光層を図1同様にイン
クジェット方式等により塗布することにより、発光層を
形成でき、図1同様にEL素子とできる。なお、図2に
あって、発光層3と電極4を離して模式的に図示してい
るが、電極4は、発光層3上にもパターン蒸着されるも
のであり、電極4からの電荷注入を可能とするものであ
る。
【0063】図3に示すEL素子は、基板6上に、濡れ
性変化成分層2を均一に形成した後、電極材料をスパッ
タでパターン蒸着させる。ついで、発光層形成材料を均
一塗布法により塗布すると、電極上にのみ発光層を形成
することができる。その後、パターン露光して発光層間
の境界部分を光照射部位にかえた後、インクジェット法
等により障壁形成材料を塗布して障壁層を形成でき、図
1同様にEL素子とできる。図3に示すEL素子にあっ
ては、図1、図2に示すEL素子と同様に、パターン精
度が良好であると共に電極1、4からの発光層への電荷
注入に優れ、発光効率の高いものとできる。なお、図3
にあって、発光層3と電極4を離して模式的に図示して
いるが、電極4は、発光層上にパターン蒸着されるもの
であり、電極4からの電荷注入を可能とするものであ
る。
【0064】なお、図1にあっては、パターニング層2
は電極1上に設けたが、図3に示すように、パターニン
グ層2を基板6上に設けてもよく、パターン精度に優れ
るものとできるが、電極間の導通の問題がある。また、
パターニング層2を発光層3上に設けてもよく、パター
ニング層の配置に関しては、電荷注入性を阻害しない限
り、その配置には限定されなく、また、1層でも多数層
でもよい。
【0065】次に、本発明の第1のEL素子の製造方法
について、図4により説明する。第1のEL素子は、ま
ず、(a)に示すように、パターン電極1上に、濡れ性
変化成分層を均一に塗布法により積層した後、(b)に
示すように、電極パターンと同一パターンのマスクを使
用して紫外線照射し、電極上の濡れ性変化成分層表面を
光照射部位とする。
【0066】次いで、電極パターン上部にインクジェッ
ト方式等により発光層を積層する。塗布液を使用して積
層した場合には、パターニング層の光照射しない部位に
塗布された発光層形成材料ははじかれ、電極上の光照射
部位にのみ正確に発光層は積層される。蒸着により形成
した場合には、光照射しない部位における発光層を粘着
テープ等を利用して剥離・除去するとよい。最後に、図
示は省略するが、対向パターン電極4を電極1と直交さ
せてパターン蒸着して、第1のEL素子は製造される。
【0067】第2のインクジェットの製造方法につい
て、図5により説明する。第2のEL素子は、(b)に
示すように電極パターンのネガパターンマスクを使用し
て紫外線照射し、電極間の境界部分における濡れ性変化
成分層を光照射部位とする。
【0068】次いで、電極パターン間にインクジェット
方式等を使用して障壁層を積層する。塗布方式により積
層した場合には、パターニング層の光照射しない部位に
塗布された障壁層形成材料ははじかれ、光照射部位にの
み正確にパターニングされる。なお、蒸着により形成し
た場合には、光照射しない部位における発光層を粘着テ
ープ等を利用して剥離・除去するとよい。
【0069】さらに、(c)に示すように、紫外線を照
射し、電極上の濡れ性変化成分層を光照射部位とし、
(d)に示すように、障壁間であって、かつ電極上にイ
ンクジェット方式等を使用して発光層を積層する。
【0070】最後に、図示は省略するが、対向パターン
電極4を電極1と直交させてパターン蒸着して、第2の
EL素子は製造される。
【0071】第3のEL素子の製造方法について、図6
により説明する。第3のEL素子は、まず、(a)に示
すように、基板6上に、濡れ性変化成分層2を塗布した
後、パターン電極を形成する。ついで、(b)に示すよ
うに、パターン電極上部に発光層をインクジェット方式
等を使用して積層した後、(c)に示すように、パター
ン電極間の境界部分である、濡れ性変化成分層をマスク
を介して光照射部位とする。ついで、(d)に示すよう
に障壁層をインクジェット方式等を使用して積層する。
最後に、図示は省略するが、対向パターン電極4を電極
1と直交させてパターン蒸着して、第3のEL素子は製
造される。
【0072】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
【0073】 (実施例1) (光触媒含有層の形成、及び濡れ性変化について確認) ・ 二酸化チタン(石原産業(株)製ST−K01) ・・ 2重量部 ・ オルガノアルコキシシラン(東芝シリコーン(株)製TSL8113) ・・ 0.4重量部 ・ フルオロアルコキシシラン(トーケムプロダクツ(株)製MF−160E) ・・ 0.3重量部 ・ イソプロピルアルコール ・・ 3重量部 上記組成の光触媒含有層用の塗布液を、洗浄したガラス
基板上にスピンコーター塗布し、150℃、10分間の
乾燥処理して加水分解、重縮合反応を進行させ、光触媒
がオルガノシロキサン中に強固に固定された、膜厚20
nmの透明な光触媒含有層を形成した。
【0074】得られた光触媒含有層に、マスクを介し
て、水銀灯(波長365nm)により70mW/cm2
の照度で50秒間パターン照射した。光照射部位と非照
射部位との水に対する接触角を、接触角測定器(協和界
面科学(株)製CA−Z型)を用い、マイクロシリンジ
から水滴を滴下して30秒後に測定した結果、非照射部
位における水の接触角は142°であるのに対して、照
射部位における水の接触角は10°以下であり、照射部
位と非照射部位との濡れ性の相違によるパターン形成が
可能であることを確認した。
【0075】 (有機EL層用塗布液の調製) ・ ポリビニルカルバゾール ・・・ 70重量部 ・ クマリン6 ・・・ 1重量部 ・ オキサジアゾール化合物 ・・・ 30重量部 ・ 1,1,2−トリクロロエタン ・・・ 663重量部 上記の各成分の構造式は下記の通りである。
【0076】
【化2】
【0077】(EL素子の作製)200μmの間隔で、
かつ200μmの線幅に膜厚0.15μmでパターニン
グされたITO基板を洗浄した後、上記の光触媒含有層
を20nmの膜厚で全面に上記と同様の方法で成膜し
た。次いで、電極パターンと同一パターンのマスクを使
用して、水銀灯(波長365nm)により70mW/c
2 の照度で50秒間、ITO線幅上の光触媒含有層部
位のみパターン照射を行なった。
【0078】次いで、上記で作製した有機EL層用塗布
液をディップコーターを使用して、パターン照射した光
触媒含有層上に全面塗布すると、ITO電極の線幅上の
照射部位にのみ有機EL層が積層された。これを80℃
で乾燥することにより、膜厚100nmの発光層が照射
部位にのみ形成された。
【0079】上記と同じマスクを用いて、ITO電極及
び有機EL層のパターンと直交するように、上部電極と
して、AlLi合金を150nmの膜厚で蒸着し、EL
素子を作製した。
【0080】ITO電極と上部AlLi合金電極をアド
レス電極として駆動させたところ、表示性能に優れた単
純マトリックス型の単色EL素子が得られた。
【0081】(実施例2)200μmのライン&スペー
ス、膜厚150nmでパターニングされたAlLi合金
(陰極)を有する基板を洗浄した後、実施例1記載の光
触媒含有層を20nmの膜厚で全面に実施例1と同様の
方法で成膜した。次いで、電極パターンと同一パターン
のマスクを使用して、水銀灯(波長365nm)により
70mW/cm2 の照度で50秒間、AlLi合金線幅
上の光触媒含有層部位のみパターン照射を行なった。
【0082】次いで、光触媒含有層上に、下記構造式
【0083】
【化3】
【0084】の発光材料を、電極パターンと同一パター
ンのマスクを使用し、成膜条件(真空度1×10-6 tor
r 、成膜速度2 /sec )で真空蒸着により、陰極パタ
ーン上に膜厚50nmで積層した。
【0085】次いで、発光層がパターニングされた全面
に、下記構造式
【0086】
【化4】
【0087】の正孔輸送材料を、成膜条件(真空度1×
10-6 torr 、成膜速度2 /sec)で真空蒸着し、膜
厚50nmで正孔輸送層を積層した。
【0088】次いで、正孔輸送層上に、陰極及び有機E
L層のパターンと直交するように、同一マスクを使用
し、上部電極としてAu(陽極)を半透明の50nmの
膜厚でパターン蒸着し、EL素子を作製した。
【0089】AlLi合金電極と上部Au電極をアドレ
ス電極として駆動させたところ、Greenに発光する
表示性能に優れた単純マトリックス型の単色EL素子が
得られた。
【0090】(実施例3)実施例1において、その有機
EL層用塗布液に代えて、下記の塗布液を調製した。
【0091】・緑色発光層用塗布液 ・・(実施例1
と同じ有機EL層用塗布液) ・赤色発光層用塗布液 ・・(実施例1のクマリン6
に代えてナイルレッドを使用) ・青色発光層用塗布液 ・・(実施例1のクマリン6
に代えてペリレン化合物を使用) 上記の各成分の構造式は下記の通りである。
【0092】
【化5】
【0093】上記の各色の塗布液を、インクジェット装
置を使用して、R、G、B3色の対応箇所にパターン照
射したITO電極の線幅上の光触媒含有層上に、交互に
配列するように塗り分けたのち、80℃、30分間乾燥
させ、それぞれ、膜厚100nmの3色の発光層を光照
射部位にのみ交互に形成した。
【0094】さらに、実施例1同様に、マスクを用い
て、ITO電極及び有機EL層のパターンと直交するよ
うに、上部電極として、AlLi合金を150nmの膜
厚で蒸着し、EL素子を作製した。
【0095】ITO電極と上部AlLi合金電極をアド
レス電極として駆動させたところ、表示性能に優れた単
純マトリックス型の3色EL素子が得られた。
【0096】(実施例4)実施例3において、インクジ
ェット装置にかえて、グラビア印刷を使用して、交互に
塗り分けた以外は、実施例3同様にしてEL素子を作製
した。
【0097】ITO電極と上部AlLi合金電極をアド
レス電極として駆動させたところ、表示性能に優れた単
純マトリックス型の3色EL素子が得られた。
【0098】(実施例5)200μmの間隔で、かつ2
00μmの線幅に膜厚0.15μmでパターニングされ
たITO基板を洗浄した後、上記の光触媒含有層を20
nmの膜厚で全面に実施例1と同様の方法で成膜した。
次いで、マスクを使用して、水銀灯(波長365nm)
により70mW/cm2 の照度で50秒間、ITO電極
が成膜されていない線幅上の光触媒含有層部位のみパタ
ーン照射を行なった。
【0099】次に、UV硬化型樹脂(日本化薬(株)製
PEG400DA)に対して、開始剤(チバスペシャリ
ティケミカルズ(株)製ダロキュア1173)を5重量
%添加したUV硬化樹脂液をディップコーターで塗布し
たところ、光照射されたITO電極が成膜されていない
線幅上の光触媒含有層部位にのみ、UV硬化樹脂液が塗
布積層された。
【0100】これに、水銀灯(波長365nm)により
70mW/cm2 の照度で全面に50秒間照射すること
により、UV硬化樹脂が硬化し、厚さ0.2μm、20
0μm間隔の障壁層が形成され、また、同時に、ITO
電極が成膜された線幅上の光触媒含有層部位の濡れ性を
向上させ、接触角を殆ど0°とした。
【0101】この状態で、実施例3で使用した緑色、赤
色、青色のそれぞれの有機EL層用塗布液を、インクジ
ェット装置を使用して、ITO電極線幅上の光触媒含有
層上に交互に塗り分けた。これを80℃で乾燥させ、膜
厚100nmの有機EL層が障壁間に形成された。
【0102】さらに、実施例1同様に、同一マスクを用
いて、ITO電極及び有機EL層のパターンと直交する
ように、上部電極としてAlLi合金を200μm線
幅、200μm間隔、150nmの膜厚で蒸着し、EL
素子を作製した。
【0103】ITO電極と上部AlLi合金電極をアド
レス電極として駆動させたところ、表示性能に優れた単
純マトリックス型の3色EL素子が得られた。
【0104】(実施例6)洗浄したガラス基板上に、実
施例1で記載した光触媒含有層塗液をスピンコーターで
塗布し、150℃、10分間の乾燥処理して加水分解、
重縮合反応を進行させ、光触媒がオルガノシロキサン中
に強固に固定された、膜厚20nmの透明な光触媒含有
層を形成した。この光触媒含有層上に、ITOを200
μm線幅、200μm間隔、0.15μmの膜厚でスパ
ッタした。
【0105】次いで、実施例1の有機EL層用塗布液を
ビードコーターにより塗布すると、ITO層上にのみ、
有機EL層用塗布液が塗布積層された。これをオーブン
で80℃、30分間乾燥させ、100nmの膜厚の有機
ELパターニング層が得られた。
【0106】次に、有機EL層を形成した面側から、2
00μm線幅のマスクパターンを介して、有機EL層が
形成されていない部位の光触媒含有層に、水銀灯(波長
365nm)により70mW/cm2 の照度で50秒間
照射した後、インクジェット装置を使用して実施例5記
載のUV硬化樹脂液を塗布し、さらに、水銀灯(波長3
65nm)により70mW/cm2 の照度で50秒間、
マスクを介してUV硬化樹脂液塗布部のみ照射して0.
2μmの膜厚の障壁層を設けた。
【0107】さらに、実施例1同様に、同一マスクを用
いて、ITO電極及び有機EL層のパターンと直交する
ように、上部電極としてAlLi合金を200μm線
幅、200μm間隔、150nmの膜厚で蒸着し、EL
素子を作製した。
【0108】ITO電極と上部AlLi合金電極をアド
レス電極として駆動させたところ、表示性能に優れた単
純マトリックス型の単色EL素子が得られた。
【0109】(実施例7)実施例6において、単色の有
機EL層用塗布液にかえて、実施例3記載の緑色、赤
色、青色の有機EL層用塗布液をインクジェット装置を
使用して塗り分けた以外は、実施例6と同様にしてEL
素子を作製したところ、表示性能に優れた単純マトリッ
クス型の3色EL素子が得られた。
【0110】
【発明の効果】本発明のEL素子は、発光層の正確なパ
ターン精度が得られると共に表示性能にすぐれ、電極間
の導通といった問題のないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明のEL素子の断面模式図であ
る。
【図2】 図2は、本発明の他のEL素子の断面模式図
である。
【図3】 図3は、本発明の他のEL素子の断面模式図
である。
【図4】 図4は、本発明のEL素子の製造方法を説明
するための図である。
【図5】 図5は、本発明の他のEL素子の製造方法を
説明するための図である。
【図6】 図6は、本発明の他のEL素子の製造方法を
説明するための図である。
【符号の説明】
1…電極、2…濡れ性変化成分層、3…発光層、4…電
極、6…基板、7…障壁層、8…マスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/12 H05B 33/12 B 33/14 33/14 A 33/22 33/22 Z (72)発明者 小林 弘典 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 山本 学 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB15 AB17 AB18 BA06 CA01 CB01 DA01 DB03 EB00 FA01 FA02 4G069 AA03 AA08 AA09 BA04A BA04B BA21C BA22A BA22B BA48A BB04A BB06A BC12A BC22A BC25A BC35A BC50A BC60A BC66A BD05C BE06C BE32A BE32B BE32C BE33C CD10 EA08 EB15Y EC22Y ED02 FA01 FB09 FC05 4J002 CP031 CP051 CP081 DE096 DE106 DE116 DE136 FD206 GQ00

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのパターン状電極間に、該パターン
    に対応して発光層が挟持されたエレクトロルミネッセン
    ス素子において、光照射により積層材料に対する表面濡
    れ性が向上するパターニング層が少なくとも一層配置さ
    れ、光照射部位と光照射しない部位における表面濡れ性
    の相違を利用して前記発光層が積層されたものであるこ
    とを特徴とするエレクトロルミネッセンス素子。
  2. 【請求項2】 2つのパターン状電極間に、該パターン
    に対応して複数層の発光層が挟持されると共に、各発光
    層の境界部に位置して障壁層が挟持されるエレクトロル
    ミネッセンス素子において、光照射により積層材料に対
    する表面濡れ性が向上するパターニング層が少なくとも
    一層配置され、光照射部位と光照射しない部位における
    表面濡れ性の相違を利用して、前記発光層、障壁層の少
    なくとも1つが積層されたものであることを特徴とする
    エレクトロルミネッセンス素子。
  3. 【請求項3】 発光層が、電極上に、バッファー層、電
    荷輸送層の少なくとも1層を介して積層されたものであ
    る請求項1、または請求項2記載のエレクトロルミネッ
    センス素子。
  4. 【請求項4】 光照射により積層材料に対する表面濡れ
    性が向上するパターニング層において、光照射した部位
    は高親水性であり、光照射しない部位は撥水性であるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3記載のいずれかであ
    るエレクトロルミネッセンス素子。
  5. 【請求項5】 光照射により積層材料に対する表面濡れ
    性が向上するパターニング層が、少なくとも光触媒とバ
    インダーとからなる光触媒含有層であることを特徴とす
    る請求項1〜請求項4のいずれかであるエレクトロルミ
    ネッセンス素子。
  6. 【請求項6】 光触媒含有層における光触媒が、二酸化
    チタンであることを特徴とする請求項5記載のエレクト
    ロルミネッセンス素子。
  7. 【請求項7】 光触媒含有層におけるバインダーが、ク
    ロロ、またはアルコキシシランを加水分解、重縮合して
    得られるオルガノポリシロキサンであることを特徴とす
    る請求項5記載のエレクトロルミネッセンス素子。
  8. 【請求項8】 光触媒含有層におけるバインダーが、反
    応性シリコーンを架橋して得られるオルガノポリシロキ
    サンであることを特徴とする請求項5記載のエレクトロ
    ルミネッセンス素子。
  9. 【請求項9】 光照射により積層材料に対する表面濡れ
    性が向上するパターニング層が、有機高分子樹脂からな
    ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかであ
    るエレクトロルミネッセンス素子。
  10. 【請求項10】 パターン電極上に、光照射により積層
    材料に対する表面濡れ性が向上する層を積層した後、前
    記電極パターンに応じてパターン露光するパターニング
    層形成工程、 該パターニング層の光照射部位と光照射しない部位にお
    けるそれぞれの表面濡れ性の相違を利用して、前記電極
    パターン上部に発光層を積層する工程、 該積層上に対向パターン電極を積層する工程とからなる
    ことを特徴とするエレクトロルミネッセンス素子の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 パターン電極上に、光照射により積層
    材料に対する表面濡れ性が向上する層を積層した後、前
    記電極パターン間の境界部を電極パターンのネガパター
    ンを使用してパターン露光するパターニング層形成工
    程、 該パターニング層の光照射部位と光照射しない部位にお
    けるそれぞれの表面濡れ性の相違を利用して、前記電極
    パターン間の境界部に障壁層を積層する工程、 次いで、全面に光照射した後、障壁層間に発光層を積層
    する工程、 該発光層及び障壁層上に対向パターン電極を積層する工
    程とからなることを特徴とするエレクトロルミネッセン
    ス素子の製造方法。
  12. 【請求項12】 基板上に、光照射により積層材料に対
    する表面濡れ性が向上する層を積層した後、パターン電
    極を形成する工程光照射により積層材料に対する表面濡
    れ性が向上する層とパターン電極との積層材料に対する
    表面濡れ性の相違を利用して、前記パターン電極上部に
    発光層を積層する工程、 ついで、パターン電極間の境界部分である、光照射によ
    り積層材料に対する表面濡れ性が向上する層を光照射部
    位とした後、障壁層を積層する工程、 該発光層及び障壁層上に対向パターン電極を積層する工
    程とからなることを特徴とするエレクトロルミネッセン
    ス素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 発光層が、バッファー層、電荷輸送層
    の少なくとも1層を介して積層されることを特徴とする
    請求項10〜請求項12のいずれかであるエレクトロル
    ミネッセンス素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 発光層、または障壁層の積層工程が、
    インクジェット法により行なわれることを特徴とする請
    求項10〜請求項13のいずれかであるエレクトロルミ
    ネッセンス素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 発光層、または障壁層の積層工程が、
    均一塗布法により行なわれることを特徴とする請求項1
    0〜請求項13のいずれかであるエレクトロルミネッセ
    ンス素子の製造方法。
  16. 【請求項16】 発光層、または障壁層の積層工程が、
    パターン印刷法により行なわれることを特徴とする請求
    項10〜請求項13のいずれかであるエレクトロルミネ
    ッセンス素子の製造方法。
  17. 【請求項17】 発光層、または障壁層の積層工程が、
    蒸着法により行なわれ、パターニング層の光照射しない
    部位における蒸着層を剥離することを特徴とする請求項
    10〜請求項13のいずれかであるエレクトロルミネッ
    センス素子の製造方法。
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