JP2000216760A - デ―タ伝送システム及びそのシステムにおけるクロック伝送方法 - Google Patents
デ―タ伝送システム及びそのシステムにおけるクロック伝送方法Info
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- JP2000216760A JP2000216760A JP11017828A JP1782899A JP2000216760A JP 2000216760 A JP2000216760 A JP 2000216760A JP 11017828 A JP11017828 A JP 11017828A JP 1782899 A JP1782899 A JP 1782899A JP 2000216760 A JP2000216760 A JP 2000216760A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プライマリ側のCLKをセカンダリ側に伝送
し、そのCLKに同期して動作することにより、スリッ
プや再送の起こらない伝送を行うことで連続した無限長
データの伝送を行えるようにする。 【解決手段】 プライマリ側では、I.430インタフ
ェース11のCLKをIr送信タイミング生成部13で
カウントし割込みタイミングを生成する。また、Ir−
DAインターフェース12は割込みタイミングで予め設
定されたI.430フレームCLK分のデータを送受信
する。セカンダリ側では、Irインターフェース20が
有効受信割込みを検出すると、CPU22がCLKカウ
ンタ25のカウンタ値を読込み、設定された値とのズレ
に応じてVCO24を制御し、I.430インタフェー
ス21のCLKをプライマリ側CLKに合わせる。
し、そのCLKに同期して動作することにより、スリッ
プや再送の起こらない伝送を行うことで連続した無限長
データの伝送を行えるようにする。 【解決手段】 プライマリ側では、I.430インタフ
ェース11のCLKをIr送信タイミング生成部13で
カウントし割込みタイミングを生成する。また、Ir−
DAインターフェース12は割込みタイミングで予め設
定されたI.430フレームCLK分のデータを送受信
する。セカンダリ側では、Irインターフェース20が
有効受信割込みを検出すると、CPU22がCLKカウ
ンタ25のカウンタ値を読込み、設定された値とのズレ
に応じてVCO24を制御し、I.430インタフェー
ス21のCLKをプライマリ側CLKに合わせる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ伝送システム
及びそのシステムにおけるクロック伝送方法に関し、特
に非同期データ伝送部を介して同期データを伝送するデ
ータ伝送システム及びそのシステムにおけるクロック伝
送方法に関する。
及びそのシステムにおけるクロック伝送方法に関し、特
に非同期データ伝送部を介して同期データを伝送するデ
ータ伝送システム及びそのシステムにおけるクロック伝
送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ伝送システムに
は、特開昭61−9059号公報や特開平5−3276
76号公報に記載されているものがある。
は、特開昭61−9059号公報や特開平5−3276
76号公報に記載されているものがある。
【0003】まず、特開昭61−9059号公報の再生
中継装置では、有限のデータ長を伝送することを前提と
している。そして、一回の伝送で発生するデータスリッ
プ量分のエラスティックストアを用意しておき、データ
を抜けなく伝送している。
中継装置では、有限のデータ長を伝送することを前提と
している。そして、一回の伝送で発生するデータスリッ
プ量分のエラスティックストアを用意しておき、データ
を抜けなく伝送している。
【0004】また、特開平5−327676号公報の非
同期信号同期化回路では、伝送データを、非同期クロッ
クでサンプリングしてCLKの位相差を検出し、データ
サンプリングタイミングを換えることでデータのビット
を抜けなく受信する。ただし、サンプリングタイミング
を換えたフレームは、再送により正常なデータとして受
取る。
同期信号同期化回路では、伝送データを、非同期クロッ
クでサンプリングしてCLKの位相差を検出し、データ
サンプリングタイミングを換えることでデータのビット
を抜けなく受信する。ただし、サンプリングタイミング
を換えたフレームは、再送により正常なデータとして受
取る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
伝送システムでは、速度の同期していない伝送クロック
を用いている装置間でデータを伝送しようとしていたた
め、データスリップが発生するという欠点がある。ま
た、そのデータスリップを再送によって補ったり、デー
タを一旦バッファにためてから伝送していたので、音声
や画像等の連続した無限長のデータを送受することがで
きないという欠点がある。すなわち、このような無限長
のデータでは、連続した時間でデータが送受されるた
め、送信側と受信側とで伝送レート(伝送クロック)が
異なっていると、抜けやダブリのデータが発生し、ノイ
ズになるという欠点がある。
伝送システムでは、速度の同期していない伝送クロック
を用いている装置間でデータを伝送しようとしていたた
め、データスリップが発生するという欠点がある。ま
た、そのデータスリップを再送によって補ったり、デー
タを一旦バッファにためてから伝送していたので、音声
や画像等の連続した無限長のデータを送受することがで
きないという欠点がある。すなわち、このような無限長
のデータでは、連続した時間でデータが送受されるた
め、送信側と受信側とで伝送レート(伝送クロック)が
異なっていると、抜けやダブリのデータが発生し、ノイ
ズになるという欠点がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はデータスリッ
プが発生せず、また連続した無限長のデータを送受する
ことのできるデータ伝送システム及びそのシステムにお
けるクロック伝送方法を提供することである。
るためになされたものであり、その目的はデータスリッ
プが発生せず、また連続した無限長のデータを送受する
ことのできるデータ伝送システム及びそのシステムにお
けるクロック伝送方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ伝送
システムは、プライマリ側装置とセカンダリ側装置とを
含むデータ伝送システムであって、前記プライマリ側装
置のクロックを前記セカンダリ側装置に伝送するように
したことを特徴とする。前記プライマリ側装置のクロッ
クは、前記プライマリ側装置から前記セカンダリ側装置
に対して所定周期毎にデータ伝送を行うことによって伝
送されることを特徴とする。
システムは、プライマリ側装置とセカンダリ側装置とを
含むデータ伝送システムであって、前記プライマリ側装
置のクロックを前記セカンダリ側装置に伝送するように
したことを特徴とする。前記プライマリ側装置のクロッ
クは、前記プライマリ側装置から前記セカンダリ側装置
に対して所定周期毎にデータ伝送を行うことによって伝
送されることを特徴とする。
【0008】また、本発明による他のデータ伝送システ
ムは、プライマリ側装置とセカンダリ側装置とを含むデ
ータ伝送システムであって、前記プライマリ側装置は予
め定められたクロックを基に予め定められた周期で通知
を行う通知手段を含み、前記セカンダリ側装置は前記通
知に応答して該通知のタイミングと自装置内の計時値と
の誤差に応じて自装置内のクロックを補正するクロック
補正手段を含むことを特徴とする。前記通知は、前記プ
ライマリ側装置から前記セカンダリ側装置に対するデー
タ伝送によって行われることを特徴とする。前記通知手
段は第1のカウンタを含み、このカウント値が所定値に
なったときに前記データ伝送を行い、前記クロック補正
手段は第2のカウンタを含み、このカウント値と前記デ
ータ伝送の発生時点における基準カウント値との誤差に
応じて自装置内のクロックを補正することを特徴とす
る。前記クロック補正手段は、前記誤差に対応する誤差
データを電圧値に変換するD/A変換手段と、この変換
後の電圧値を制御電圧とし該制御電圧に応じて発振周波
数が変化する電圧制御発振器とを含み、前記電圧制御発
振器の発振周波数に応じて前記自装置内のクロックを生
成することを特徴とする。
ムは、プライマリ側装置とセカンダリ側装置とを含むデ
ータ伝送システムであって、前記プライマリ側装置は予
め定められたクロックを基に予め定められた周期で通知
を行う通知手段を含み、前記セカンダリ側装置は前記通
知に応答して該通知のタイミングと自装置内の計時値と
の誤差に応じて自装置内のクロックを補正するクロック
補正手段を含むことを特徴とする。前記通知は、前記プ
ライマリ側装置から前記セカンダリ側装置に対するデー
タ伝送によって行われることを特徴とする。前記通知手
段は第1のカウンタを含み、このカウント値が所定値に
なったときに前記データ伝送を行い、前記クロック補正
手段は第2のカウンタを含み、このカウント値と前記デ
ータ伝送の発生時点における基準カウント値との誤差に
応じて自装置内のクロックを補正することを特徴とす
る。前記クロック補正手段は、前記誤差に対応する誤差
データを電圧値に変換するD/A変換手段と、この変換
後の電圧値を制御電圧とし該制御電圧に応じて発振周波
数が変化する電圧制御発振器とを含み、前記電圧制御発
振器の発振周波数に応じて前記自装置内のクロックを生
成することを特徴とする。
【0009】さらにまた、本発明による他のデータ伝送
システムは、前記セカンダリ側装置は前記データ伝送夫
々に対応する前記誤差データを順次保持する記憶手段を
更に含み、前記プライマリ側装置から前記セカンダリ側
装置に対するデータ伝送が途絶えたとき前記記憶手段に
保持されている誤差データの平均値を前記D/A変換手
段によって電圧値に変換するようにしたことを特徴とす
る。
システムは、前記セカンダリ側装置は前記データ伝送夫
々に対応する前記誤差データを順次保持する記憶手段を
更に含み、前記プライマリ側装置から前記セカンダリ側
装置に対するデータ伝送が途絶えたとき前記記憶手段に
保持されている誤差データの平均値を前記D/A変換手
段によって電圧値に変換するようにしたことを特徴とす
る。
【0010】本発明によるクロック伝送方法は、プライ
マリ側装置とセカンダリ側装置とを含むデータ伝送シス
テムにおけるクロック伝送方法であって、前記プライマ
リ側装置から前記セカンダリ側装置に対して所定周期毎
にデータ伝送を行うことにより、前記プライマリ側装置
のクロックを伝送することを特徴とする。また、前記プ
ライマリ側装置は予め定められたクロックを基に予め定
められた周期で前記データ伝送を行い、前記セカンダリ
側装置は前記データ伝送に応答して該データ伝送のタイ
ミングと自装置内の計時値との誤差に応じて自装置内の
クロックを補正することを特徴とする。さらに、前記プ
ライマリ側装置は第1のカウンタのカウント値が所定値
になったときに前記データ伝送を行い、前記セカンダリ
側装置は第2のカウンタのカウント値と前記データ伝送
の発生時点における基準カウント値との誤差に応じて自
装置内のクロックを補正することを特徴とする。この場
合、前記セカンダリ側装置におけるクロックの補正は、
前記誤差に対応する誤差データをD/A変換器で電圧値
に変換し、この変換後の電圧値を制御電圧とする電圧制
御発振器の発振周波数に応じて前記自装置内のクロック
を生成することを特徴とする。また、前記セカンダリ側
装置は前記データ伝送夫々に対応する前記誤差データを
順次保持しておき、前記プライマリ側装置から前記セカ
ンダリ側装置に対するデータ伝送が途絶えたときこの保
持されている誤差データの平均値を前記D/A変換器に
よって電圧値に変換するようにしたことを特徴とする。
マリ側装置とセカンダリ側装置とを含むデータ伝送シス
テムにおけるクロック伝送方法であって、前記プライマ
リ側装置から前記セカンダリ側装置に対して所定周期毎
にデータ伝送を行うことにより、前記プライマリ側装置
のクロックを伝送することを特徴とする。また、前記プ
ライマリ側装置は予め定められたクロックを基に予め定
められた周期で前記データ伝送を行い、前記セカンダリ
側装置は前記データ伝送に応答して該データ伝送のタイ
ミングと自装置内の計時値との誤差に応じて自装置内の
クロックを補正することを特徴とする。さらに、前記プ
ライマリ側装置は第1のカウンタのカウント値が所定値
になったときに前記データ伝送を行い、前記セカンダリ
側装置は第2のカウンタのカウント値と前記データ伝送
の発生時点における基準カウント値との誤差に応じて自
装置内のクロックを補正することを特徴とする。この場
合、前記セカンダリ側装置におけるクロックの補正は、
前記誤差に対応する誤差データをD/A変換器で電圧値
に変換し、この変換後の電圧値を制御電圧とする電圧制
御発振器の発振周波数に応じて前記自装置内のクロック
を生成することを特徴とする。また、前記セカンダリ側
装置は前記データ伝送夫々に対応する前記誤差データを
順次保持しておき、前記プライマリ側装置から前記セカ
ンダリ側装置に対するデータ伝送が途絶えたときこの保
持されている誤差データの平均値を前記D/A変換器に
よって電圧値に変換するようにしたことを特徴とする。
【0011】要するに本システムは、Ir(Infra
red)フレームデータを伝送する場合に、以下のよう
に動作する。すなわち、プライマリ側のI.430のク
ロックをセカンダリ側のI.430クロックとして伝送
する。より具体的には、プライマリ側Irフレーム送受
信手段(図1中のI.430インタフェース11,Ir
−DAインタフェース12,Ir送信タイミング生成部
13及びCPU14)と、セカンダリ側Irフレーム送
受信手段(図1中のIr−DAインタフェース20及び
CPU22)と、クロック同期手段(図1中のI.43
0インタフェース21,CPU22,D/Aコンバータ
23,VCO24,CLKカウンタ25及びフレームC
LK生成部26)とを有する。そして、プライマリ側I
rフレーム送受信手段はプライマリ側のI.430のフ
レームCLKをカウントし規定回数に達したら割込みを
発生させ、Ir上でフレームCLKカウント分のI.4
30データを送受信する。
red)フレームデータを伝送する場合に、以下のよう
に動作する。すなわち、プライマリ側のI.430のク
ロックをセカンダリ側のI.430クロックとして伝送
する。より具体的には、プライマリ側Irフレーム送受
信手段(図1中のI.430インタフェース11,Ir
−DAインタフェース12,Ir送信タイミング生成部
13及びCPU14)と、セカンダリ側Irフレーム送
受信手段(図1中のIr−DAインタフェース20及び
CPU22)と、クロック同期手段(図1中のI.43
0インタフェース21,CPU22,D/Aコンバータ
23,VCO24,CLKカウンタ25及びフレームC
LK生成部26)とを有する。そして、プライマリ側I
rフレーム送受信手段はプライマリ側のI.430のフ
レームCLKをカウントし規定回数に達したら割込みを
発生させ、Ir上でフレームCLKカウント分のI.4
30データを送受信する。
【0012】一方、セカンダリ側Irフレーム送受信手
段は、Irの有効受信割込みが発生したらCPUに割込
みをかけると同時に規定回数分のI.430データを送
受信する。クロック同期手段は、Irの有効受信割込み
が入ったらセカンダリ側のI.430のCLKカウンタ
の値を読込み、規定回数より多いか少ないかを判断しV
COの値を制御することで、セカンダリ側I.430の
クロックをプライマリ側I.430のクロックに同期さ
せる。
段は、Irの有効受信割込みが発生したらCPUに割込
みをかけると同時に規定回数分のI.430データを送
受信する。クロック同期手段は、Irの有効受信割込み
が入ったらセカンダリ側のI.430のCLKカウンタ
の値を読込み、規定回数より多いか少ないかを判断しV
COの値を制御することで、セカンダリ側I.430の
クロックをプライマリ側I.430のクロックに同期さ
せる。
【0013】つまり、所定周期でデータを伝送すること
によりプライマリ側の伝送クロックをセカンダリ側の伝
送クロックとし、これにより連続する無限長のシリアル
データを非同期伝送部を介してプライマリ−セカンダリ
間で伝送できるのである。
によりプライマリ側の伝送クロックをセカンダリ側の伝
送クロックとし、これにより連続する無限長のシリアル
データを非同期伝送部を介してプライマリ−セカンダリ
間で伝送できるのである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て参照する各図においては、他の図と同等部分には同一
符号が付されている。
いて図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て参照する各図においては、他の図と同等部分には同一
符号が付されている。
【0015】図1は本発明によるデータ伝送システムの
第1の実施の形態を示すブロック図である。同図を参照
すると、プライマリ側データ伝送装置1は、プライマリ
側のI.430インタフェースとデータ送受信をするプ
ライマリ側I.430インタフェース11と、セカンダ
リのIrインタフェースとデータの送受信をするプライ
マリ側Ir−DA(Data Associatio
n)インタフェース12と、I.430のフレームクロ
ックをカウントしてCPUに割込みタイミングを送出す
るIr送信タイミング生成部13と、割込みによって
I.430インターフェースとIrのデータを伝送する
ための制御をするプライマリ側CPU14とを含んで構
成されている。このプライマリ側データ伝送装置1は、
I.430網における端末装置(TE;Termina
l Equipment)となる。
第1の実施の形態を示すブロック図である。同図を参照
すると、プライマリ側データ伝送装置1は、プライマリ
側のI.430インタフェースとデータ送受信をするプ
ライマリ側I.430インタフェース11と、セカンダ
リのIrインタフェースとデータの送受信をするプライ
マリ側Ir−DA(Data Associatio
n)インタフェース12と、I.430のフレームクロ
ックをカウントしてCPUに割込みタイミングを送出す
るIr送信タイミング生成部13と、割込みによって
I.430インターフェースとIrのデータを伝送する
ための制御をするプライマリ側CPU14とを含んで構
成されている。このプライマリ側データ伝送装置1は、
I.430網における端末装置(TE;Termina
l Equipment)となる。
【0016】一方、セカンダリ側データ伝送装置2は、
プライマリ側とIrのデータ送受を行うセカンダリ側I
r−DAインタフェース20と、セカンダリ側I.43
0インターフェースとデータの送受信をするセカンダリ
側I.430インタフェース21と、Irの有効受信割
込みによって起動しセカンダリ側のCLK制御及びデー
タ伝送制御を行うセカンダリ側CPU22と、セカンダ
リ側I.430のCLKの発振元になるVCO24(V
oltage Controlled Oscilat
or)と、このVCO24を制御するD/Aコンバータ
23と、VCOのCLKからセカンダリ側I.430イ
ンタフェース21のクロックを生成するフレームCLK
生成部26と、VCO24のクロックをカウントするC
LKカウンタ25とを含んで構成されている。このセカ
ンダリ側データ伝送装置2は、I.430網における網
終端装置(NT;Network Terminati
on)となる。
プライマリ側とIrのデータ送受を行うセカンダリ側I
r−DAインタフェース20と、セカンダリ側I.43
0インターフェースとデータの送受信をするセカンダリ
側I.430インタフェース21と、Irの有効受信割
込みによって起動しセカンダリ側のCLK制御及びデー
タ伝送制御を行うセカンダリ側CPU22と、セカンダ
リ側I.430のCLKの発振元になるVCO24(V
oltage Controlled Oscilat
or)と、このVCO24を制御するD/Aコンバータ
23と、VCOのCLKからセカンダリ側I.430イ
ンタフェース21のクロックを生成するフレームCLK
生成部26と、VCO24のクロックをカウントするC
LKカウンタ25とを含んで構成されている。このセカ
ンダリ側データ伝送装置2は、I.430網における網
終端装置(NT;Network Terminati
on)となる。
【0017】次に、図1の回路動作について図2を参照
して説明する。同図はプライマリ側データ伝送装置の動
作を示すフローチャートである。
して説明する。同図はプライマリ側データ伝送装置の動
作を示すフローチャートである。
【0018】まず、プライマリ側データ伝送装置1のプ
ライマリ側I.430インタフェース11は、I.43
0と下位レイヤを張っておく。プライマリ側Ir−DA
インタフェース12は、セカンダリ側データ伝送装置2
のセカンダリ側Ir−DAインタフェース20とIr−
DAの手順に従ってネゴシエーションしデータ伝送速度
を決める。そのとき同時に一回のIrフレーム伝送で送
信するI.430のフレーム数を決める(ステップS2
1)。
ライマリ側I.430インタフェース11は、I.43
0と下位レイヤを張っておく。プライマリ側Ir−DA
インタフェース12は、セカンダリ側データ伝送装置2
のセカンダリ側Ir−DAインタフェース20とIr−
DAの手順に従ってネゴシエーションしデータ伝送速度
を決める。そのとき同時に一回のIrフレーム伝送で送
信するI.430のフレーム数を決める(ステップS2
1)。
【0019】この場合、CPUの処理能力を考慮し、例
えば64〜128フレームとする。ここで、このフレー
ム数を多くするとセカンダリ側で伝送レートを修正する
時間が長くなるので、注意が必要である。
えば64〜128フレームとする。ここで、このフレー
ム数を多くするとセカンダリ側で伝送レートを修正する
時間が長くなるので、注意が必要である。
【0020】次に、このとき決めたI.430フレーム
伝送数をIr送信タイミング生成部13に設定する(ス
テップS22)。以上がプライマリ側における初期設定
動作である。
伝送数をIr送信タイミング生成部13に設定する(ス
テップS22)。以上がプライマリ側における初期設定
動作である。
【0021】Ir送信タイミング生成部13は、プライ
マリ側I.430インタフェース11から来るI.43
0のフレームCLKをカウントし前もって設定されたカ
ウント値になったらプライマリ側CPU14に対して割
込みを発生する(ステップS23)。プライマリ側CP
U14は、割込みを受けたらプライマリ側Ir−DAイ
ンタフェース12に対してIrのデータ送受信要求をす
る(ステップS24)。以上がプライマリ側における常
時制御動作である。
マリ側I.430インタフェース11から来るI.43
0のフレームCLKをカウントし前もって設定されたカ
ウント値になったらプライマリ側CPU14に対して割
込みを発生する(ステップS23)。プライマリ側CP
U14は、割込みを受けたらプライマリ側Ir−DAイ
ンタフェース12に対してIrのデータ送受信要求をす
る(ステップS24)。以上がプライマリ側における常
時制御動作である。
【0022】プライマリ側Ir−DAインタフェース1
2は、データ送受信要求を受けるとプライマリ側I.4
30インタフェース11からのデータを、前もってネゴ
シエーションで設定したI.430のフレームCLK分
だけ送信する。それと同時に、セカンダリ側Ir−DA
インタフェース20から受信しプライマリ側I.430
インタフェース11に受信データとして渡す。
2は、データ送受信要求を受けるとプライマリ側I.4
30インタフェース11からのデータを、前もってネゴ
シエーションで設定したI.430のフレームCLK分
だけ送信する。それと同時に、セカンダリ側Ir−DA
インタフェース20から受信しプライマリ側I.430
インタフェース11に受信データとして渡す。
【0023】ここで、図3は図1中のセカンダリ側デー
タ伝送装置の動作を示すフローチャートである。
タ伝送装置の動作を示すフローチャートである。
【0024】セカンダリ側データ伝送装置2のセカンダ
リ側I.430インタフェース21はセカンダリ側I.
430網に対して下位レイヤを張っておく。プライマリ
側データ伝送装置1とのネゴシエーションで決めたI.
430のフレームCLK数に基づいて(ステップS3
1)、一回のIrのフレーム伝送でカウントされるべき
CLKカウンタ25の値を、セカンダリ側CPU22は
認識しておく(ステップS32)。それと同時にD/A
コンバータ23に対してその値となるようにデータを設
定する。以上がセカンダリ側における初期設定動作であ
る。
リ側I.430インタフェース21はセカンダリ側I.
430網に対して下位レイヤを張っておく。プライマリ
側データ伝送装置1とのネゴシエーションで決めたI.
430のフレームCLK数に基づいて(ステップS3
1)、一回のIrのフレーム伝送でカウントされるべき
CLKカウンタ25の値を、セカンダリ側CPU22は
認識しておく(ステップS32)。それと同時にD/A
コンバータ23に対してその値となるようにデータを設
定する。以上がセカンダリ側における初期設定動作であ
る。
【0025】D/Aコンバータ23はセカンダリ側CP
U22からのデータに基づきVCO24に対して制御電
圧を出力する。フレームCLK生成部26はVCO24
からのCLKでセカンダリ側I.430インタフェース
21にフレームCLKを生成して供給する。
U22からのデータに基づきVCO24に対して制御電
圧を出力する。フレームCLK生成部26はVCO24
からのCLKでセカンダリ側I.430インタフェース
21にフレームCLKを生成して供給する。
【0026】先のプライマリ側データ伝送装置1からの
Irのデータを受けて、セカンダリ側Ir−DAインタ
フェース20が有効受信割込みをセカンダリ側CPU2
2にかけたとき(ステップS33→S34)、セカンダ
リ側CPU22はCLKカウンタ25の値を読込む。ま
た、セカンダリ側Ir−DAインタフェース20はプラ
イマリ側データ伝送装置1から受けたデータをセカンダ
リ側I.430インタフェース21に送出する。それと
同時に前回の送信からためて置いたセカンダリ側I.4
30インタフェース21からの送信データをプライマリ
側Ir−DAインタフェース12に対して送信する。
Irのデータを受けて、セカンダリ側Ir−DAインタ
フェース20が有効受信割込みをセカンダリ側CPU2
2にかけたとき(ステップS33→S34)、セカンダ
リ側CPU22はCLKカウンタ25の値を読込む。ま
た、セカンダリ側Ir−DAインタフェース20はプラ
イマリ側データ伝送装置1から受けたデータをセカンダ
リ側I.430インタフェース21に送出する。それと
同時に前回の送信からためて置いたセカンダリ側I.4
30インタフェース21からの送信データをプライマリ
側Ir−DAインタフェース12に対して送信する。
【0027】次に、CLKカウンタの値と設定された値
とが一致するか判断される(ステップS34)。セカン
ダリ側CPU22は読んだ値が、設定された値と同一だ
ったとき前回D/Aコンバータ23に書込んだ値と同じ
値をD/Aコンバータ23に書込む(ステップS3
7)。
とが一致するか判断される(ステップS34)。セカン
ダリ側CPU22は読んだ値が、設定された値と同一だ
ったとき前回D/Aコンバータ23に書込んだ値と同じ
値をD/Aコンバータ23に書込む(ステップS3
7)。
【0028】また、CLKカウンタ25の値が設定され
た値より多かったときには、CLKが速いということで
あるため、VCO24のCLKの値がずれた分遅くなる
ようにD/Aコンバータ23に対してデータを書込む
(ステップS36)。同様にCLKカウンタ25の値が
少なかったときには、CLKが遅いということであるた
めVCO24のCLKの値がずれた分速くなるようにD
/Aコンバータ23に対してデータを書込む(ステップ
S35)。以上がセカンダリ側における常時制御動作で
ある。
た値より多かったときには、CLKが速いということで
あるため、VCO24のCLKの値がずれた分遅くなる
ようにD/Aコンバータ23に対してデータを書込む
(ステップS36)。同様にCLKカウンタ25の値が
少なかったときには、CLKが遅いということであるた
めVCO24のCLKの値がずれた分速くなるようにD
/Aコンバータ23に対してデータを書込む(ステップ
S35)。以上がセカンダリ側における常時制御動作で
ある。
【0029】以上の動作を繰返し行い、プライマリ側デ
ータ伝送装置1とセカンダリ側データ伝送装置2のI.
430インタフェースの動作CLKを一致させるのであ
る。これにより、プライマリ−セカンダリ間でデータの
スリップが発生しないのである。また、クロックの同期
によってデータのスリップが発生せず、バッファへの蓄
積及び再送が無くなることにより、連続した無限長のデ
ータを伝送できるのである。
ータ伝送装置1とセカンダリ側データ伝送装置2のI.
430インタフェースの動作CLKを一致させるのであ
る。これにより、プライマリ−セカンダリ間でデータの
スリップが発生しないのである。また、クロックの同期
によってデータのスリップが発生せず、バッファへの蓄
積及び再送が無くなることにより、連続した無限長のデ
ータを伝送できるのである。
【0030】ここで、D/Aコンバータ23は、図4に
記載されているように、CPU22から送られてくるデ
ータを保持するラッチ23aと、このラッチ23aの出
力をアナログ電圧に変換するD/A変換部23bとを含
んで構成されている。この場合、例えば、0〜5Vのア
ナログ電圧を12bitで表現するものとすれば、CP
U22から出力される12bitのデータを一旦ラッチ
23aに保持し、この保持出力データをD/A変換部2
3bでアナログ電圧に変換するのである。
記載されているように、CPU22から送られてくるデ
ータを保持するラッチ23aと、このラッチ23aの出
力をアナログ電圧に変換するD/A変換部23bとを含
んで構成されている。この場合、例えば、0〜5Vのア
ナログ電圧を12bitで表現するものとすれば、CP
U22から出力される12bitのデータを一旦ラッチ
23aに保持し、この保持出力データをD/A変換部2
3bでアナログ電圧に変換するのである。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
図面を参照して詳細に説明する。
【0032】図5を参照すると、セカンダリ側データ伝
送装置2は、プライマリ側とIrのデータ送受を行うセ
カンダリ側Ir−DAインタフェース20と、セカンダ
リ側I.430インターフェースとデータの送受信をす
るセカンダリ側I.430インタフェース21と、Ir
の有効受信割込みによって起動しセカンダリ側のCLK
制御及びデータ伝送制御を行うセカンダリ側CPU22
と、セカンダリ側I.430のCLKの発振元になるV
CO24と、VCOを制御するD/Aコンバータ23
と、VCOのCLKからセカンダリ側I.430インタ
フェース21のクロックを生成するフレームCLK生成
部26と、VCOのクロックをカウントするCLKカウ
ンタ25と、CLKカウント値を一時保持するメモリ2
7と有効受信割込みが正常に来たかを監視する割込みタ
イミング監視タイマ28とで構成している。
送装置2は、プライマリ側とIrのデータ送受を行うセ
カンダリ側Ir−DAインタフェース20と、セカンダ
リ側I.430インターフェースとデータの送受信をす
るセカンダリ側I.430インタフェース21と、Ir
の有効受信割込みによって起動しセカンダリ側のCLK
制御及びデータ伝送制御を行うセカンダリ側CPU22
と、セカンダリ側I.430のCLKの発振元になるV
CO24と、VCOを制御するD/Aコンバータ23
と、VCOのCLKからセカンダリ側I.430インタ
フェース21のクロックを生成するフレームCLK生成
部26と、VCOのクロックをカウントするCLKカウ
ンタ25と、CLKカウント値を一時保持するメモリ2
7と有効受信割込みが正常に来たかを監視する割込みタ
イミング監視タイマ28とで構成している。
【0033】次に、図5中のセカンダリ側データ伝送装
置2の動作について、図6のフローチャートを参照して
説明する。
置2の動作について、図6のフローチャートを参照して
説明する。
【0034】セカンダリ側データ伝送装置2のセカンダ
リ側I.430インタフェース21はセカンダリ側I.
430網に対して下位レイヤを張っておく。プライマリ
側データ伝送装置1とのネゴシエーションで決めたI.
430のフレームCLK数に基づいて(ステップS5
1)、一回のIrのフレーム伝送でカウントされるべき
CLKカウンタ25の値をセカンダリ側CPU22は認
識しておく(ステップS52)。それと同時にD/Aコ
ンバータ23に対してその値となるようにデータを設定
するためのデータをメモリ27に書込む。以上がセカン
ダリ側における初期設定動作である。
リ側I.430インタフェース21はセカンダリ側I.
430網に対して下位レイヤを張っておく。プライマリ
側データ伝送装置1とのネゴシエーションで決めたI.
430のフレームCLK数に基づいて(ステップS5
1)、一回のIrのフレーム伝送でカウントされるべき
CLKカウンタ25の値をセカンダリ側CPU22は認
識しておく(ステップS52)。それと同時にD/Aコ
ンバータ23に対してその値となるようにデータを設定
するためのデータをメモリ27に書込む。以上がセカン
ダリ側における初期設定動作である。
【0035】D/Aコンバータ23はメモリ27のデー
タに基づきVCO24に対して制御電圧を出力する。フ
レームCLK生成部26はVCO24からのCLKでセ
カンダリ側I.430インタフェース21にフレームC
LKを生成して供給する。
タに基づきVCO24に対して制御電圧を出力する。フ
レームCLK生成部26はVCO24からのCLKでセ
カンダリ側I.430インタフェース21にフレームC
LKを生成して供給する。
【0036】先のプライマリ側データ伝送装置1からの
Irのデータを受けて、セカンダリ側Ir−DAインタ
フェース20が有効受信割込みをセカンダリ側CPU2
2にかけたとき(ステップS53→S54)、セカンダ
リ側CPU22はCLKカウンタ25の値を読込む(ス
テップS53)。またセカンダリ側Ir−DAインタフ
ェース20はプライマリ側データ伝送装置1から受けた
データをセカンダリ側I.430インタフェース21に
送出する。それと同時に、前回の送信からためて置いた
セカンダリ側I.430インタフェース21からの送信
データをプライマリ側Ir−DAインタフェース12に
対して送信する(ステップS55)。
Irのデータを受けて、セカンダリ側Ir−DAインタ
フェース20が有効受信割込みをセカンダリ側CPU2
2にかけたとき(ステップS53→S54)、セカンダ
リ側CPU22はCLKカウンタ25の値を読込む(ス
テップS53)。またセカンダリ側Ir−DAインタフ
ェース20はプライマリ側データ伝送装置1から受けた
データをセカンダリ側I.430インタフェース21に
送出する。それと同時に、前回の送信からためて置いた
セカンダリ側I.430インタフェース21からの送信
データをプライマリ側Ir−DAインタフェース12に
対して送信する(ステップS55)。
【0037】次に、CLKカウンタの値と設定された値
とが一致するか判断される(ステップS56)。セカン
ダリ側CPU22は読んだ値が、設定された値と同一だ
ったとき前回メモリ27に書込んだ値と同じ値を書込む
(ステップS61)。
とが一致するか判断される(ステップS56)。セカン
ダリ側CPU22は読んだ値が、設定された値と同一だ
ったとき前回メモリ27に書込んだ値と同じ値を書込む
(ステップS61)。
【0038】また、CLKカウンタ25の値が設定され
た値より多かったときには、CLKが速いということで
あるため、VCO24のCLKの値がずれた分遅くなる
ようにメモリ27に対してデータを書込みD/Aコンバ
ータ23を制御する(ステップS60)。同様にCLK
カウンタ25の値が少なかったときには、CLKが遅い
ということであるためVCO24のCLKの値がずれた
分速くなるようにメモリ27に対してデータを書込みD
/Aコンバータ23を制御する(ステップS59)。以
上がセカンダリ側における常時制御動作である。以上が
セカンダリ側における常時制御動作である。
た値より多かったときには、CLKが速いということで
あるため、VCO24のCLKの値がずれた分遅くなる
ようにメモリ27に対してデータを書込みD/Aコンバ
ータ23を制御する(ステップS60)。同様にCLK
カウンタ25の値が少なかったときには、CLKが遅い
ということであるためVCO24のCLKの値がずれた
分速くなるようにメモリ27に対してデータを書込みD
/Aコンバータ23を制御する(ステップS59)。以
上がセカンダリ側における常時制御動作である。以上が
セカンダリ側における常時制御動作である。
【0039】以上の動作を繰返し行い、プライマリ側デ
ータ伝送装置1とセカンダリ側データ伝送装置2との
I.430インタフェースの動作CLKを一致させる。
ータ伝送装置1とセカンダリ側データ伝送装置2との
I.430インタフェースの動作CLKを一致させる。
【0040】ここで、プライマリ側データ伝送装置1と
セカンダリ側データ伝送装置2間のIr伝送上で遮断等
により伝送不具合が発生したとき、セカンダリ側データ
伝送装置2の割込みタイミング監視タイマ28はIrの
有効受信割込みが入らないためタイムアウトする(ステ
ップS53→S57)。割込みタイミング監視タイマ2
8はタイムアウトしたことをセカンダリ側CPU22に
伝え、セカンダリ側CPU22はメモリ27に保持され
ている過去のデータを読込みその平均値をD/Aコンバ
ータ23の制御データとしてメモリ27に書込む(ステ
ップS57→S58)。
セカンダリ側データ伝送装置2間のIr伝送上で遮断等
により伝送不具合が発生したとき、セカンダリ側データ
伝送装置2の割込みタイミング監視タイマ28はIrの
有効受信割込みが入らないためタイムアウトする(ステ
ップS53→S57)。割込みタイミング監視タイマ2
8はタイムアウトしたことをセカンダリ側CPU22に
伝え、セカンダリ側CPU22はメモリ27に保持され
ている過去のデータを読込みその平均値をD/Aコンバ
ータ23の制御データとしてメモリ27に書込む(ステ
ップS57→S58)。
【0041】このことで、データ遮断中もセカンダリ側
I.430CLKが大きくずれることを防ぐ。
I.430CLKが大きくずれることを防ぐ。
【0042】なお、上述した各実施形態においては、I
r伝送を行う場合について説明したが、この伝送に限ら
ずフレーム伝送を行うデータ通信で伝送単位が一定な伝
送について本発明を適用できることは明らかである。も
っとも、Ir伝送の場合には、プライマリ−セカンダリ
間で通信を始める前にネゴシエーション上で伝送するフ
レーム数を決定するようになっているので、そのフレー
ム数を決定する手順を追加する必要はないというメリッ
トがある。
r伝送を行う場合について説明したが、この伝送に限ら
ずフレーム伝送を行うデータ通信で伝送単位が一定な伝
送について本発明を適用できることは明らかである。も
っとも、Ir伝送の場合には、プライマリ−セカンダリ
間で通信を始める前にネゴシエーション上で伝送するフ
レーム数を決定するようになっているので、そのフレー
ム数を決定する手順を追加する必要はないというメリッ
トがある。
【0043】ところで、本システムにおいては、プライ
マリ側装置とセカンダリ側装置との間でクロックが伝送
されていることになる。すなわち、プライマリ側装置か
らセカンダリ側装置に対して所定周期毎にデータ伝送を
行うことにより、プライマリ側装置のクロックを伝送し
ているのである。そして、プライマリ側装置は予め定め
られたクロックを基に予め定められた周期でデータ伝送
を行い、セカンダリ側装置はデータ伝送に応答してその
データ伝送のタイミングと自装置内の計時値との誤差に
応じて自装置内のクロックを補正するのである。さら
に、プライマリ側装置は自装置内のカウンタのカウント
値が所定値になったときにデータ伝送を行い、セカンダ
リ側装置は自装置内カウンタのカウント値とデータ伝送
の発生時点における基準カウント値との誤差に応じて自
装置内のクロックを補正するのである。
マリ側装置とセカンダリ側装置との間でクロックが伝送
されていることになる。すなわち、プライマリ側装置か
らセカンダリ側装置に対して所定周期毎にデータ伝送を
行うことにより、プライマリ側装置のクロックを伝送し
ているのである。そして、プライマリ側装置は予め定め
られたクロックを基に予め定められた周期でデータ伝送
を行い、セカンダリ側装置はデータ伝送に応答してその
データ伝送のタイミングと自装置内の計時値との誤差に
応じて自装置内のクロックを補正するのである。さら
に、プライマリ側装置は自装置内のカウンタのカウント
値が所定値になったときにデータ伝送を行い、セカンダ
リ側装置は自装置内カウンタのカウント値とデータ伝送
の発生時点における基準カウント値との誤差に応じて自
装置内のクロックを補正するのである。
【0044】この場合、セカンダリ側装置におけるクロ
ックの補正は、誤差に対応する誤差データをD/A変換
器で電圧値に変換し、この変換後の電圧値を制御電圧と
する電圧制御発振器の発振周波数に応じて自装置内のク
ロックを生成する。また、第2の実施形態においては、
セカンダリ側装置はデータ伝送夫々に対応する誤差デー
タを順次保持しておき、プライマリ側装置からセカンダ
リ側装置に対するデータ伝送が途絶えたときこの保持さ
れている誤差データの平均値をD/A変換器によって電
圧値に変換するようにしているのである。
ックの補正は、誤差に対応する誤差データをD/A変換
器で電圧値に変換し、この変換後の電圧値を制御電圧と
する電圧制御発振器の発振周波数に応じて自装置内のク
ロックを生成する。また、第2の実施形態においては、
セカンダリ側装置はデータ伝送夫々に対応する誤差デー
タを順次保持しておき、プライマリ側装置からセカンダ
リ側装置に対するデータ伝送が途絶えたときこの保持さ
れている誤差データの平均値をD/A変換器によって電
圧値に変換するようにしているのである。
【0045】以上のように、同期データの伝送を、非同
期データ伝送部を介して行う場合、従来装置ではデータ
スリップ分のバッファを設けたり、スリップしたフレー
ム分のデータの再送を行って転送していたのに対し、本
発明ではプライマリ側のCLKをセカンダリ側に伝送
し、そのCLKに同期して動作することにより、スリッ
プや再送の起こらない伝送を行っているのである。これ
により、連続した無限長データの伝送を行えるようにし
ているのである。
期データ伝送部を介して行う場合、従来装置ではデータ
スリップ分のバッファを設けたり、スリップしたフレー
ム分のデータの再送を行って転送していたのに対し、本
発明ではプライマリ側のCLKをセカンダリ側に伝送
し、そのCLKに同期して動作することにより、スリッ
プや再送の起こらない伝送を行っているのである。これ
により、連続した無限長データの伝送を行えるようにし
ているのである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プライマ
リ−セカンダリ間のI.430伝送クロックを同期させ
ることにより、プライマリ−セカンダリ間でデータのス
リップが発生しないという効果がある。また、クロック
の同期によってデータのスリップが発生せず、バッファ
への蓄積及び再送が無くなることにより、連続した無限
長のデータを伝送できるという効果がある。
リ−セカンダリ間のI.430伝送クロックを同期させ
ることにより、プライマリ−セカンダリ間でデータのス
リップが発生しないという効果がある。また、クロック
の同期によってデータのスリップが発生せず、バッファ
への蓄積及び再送が無くなることにより、連続した無限
長のデータを伝送できるという効果がある。
【図1】本発明の第1の実施の形態によるデータ伝送シ
ステムの構成を示すブロック図である。
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のプライマリ側伝送装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
【図3】図1中のセカンダリ側伝送装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
【図4】図1中のD/Aコンバータの内部構成例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるデータ伝送シ
ステムの構成を示すブロック図である。
ステムの構成を示すブロック図である。
【図6】図5中のセカンダリ側伝送装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
1 プライマリ側データ伝送装置 2 セカンダリ側データ伝送装置 11 プライマリ側I.430インタフェース 12 プライマリ側Ir−DAインタフェース 13 Ir送信タイミング生成部 14 プライマリ側CPU 20 セカンダリ側Ir−DAインタフェース 21 セカンダリ側I.430インタフェース 22 セカンダリ側CPU 23 D/Aコンバータ 24 VCO 25 CLKカウンタ 26 フレームCLK生成部 27 メモリ 28 割込みタイミング監視タイマ
Claims (14)
- 【請求項1】 プライマリ側装置とセカンダリ側装置と
を含むデータ伝送システムであって、前記プライマリ側
装置のクロックを前記セカンダリ側装置に伝送するよう
にしたことを特徴とするデータ伝送システム。 - 【請求項2】 前記プライマリ側装置のクロックは、前
記プライマリ側装置から前記セカンダリ側装置に対して
所定周期毎にデータ伝送を行うことによって伝送される
ことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。 - 【請求項3】 プライマリ側装置とセカンダリ側装置と
を含むデータ伝送システムであって、前記プライマリ側
装置は予め定められたクロックを基に予め定められた周
期で通知を行う通知手段を含み、前記セカンダリ側装置
は前記通知に応答して該通知のタイミングと自装置内の
計時値との誤差に応じて自装置内のクロックを補正する
クロック補正手段を含むことを特徴とするデータ伝送シ
ステム。 - 【請求項4】 前記通知は、前記プライマリ側装置から
前記セカンダリ側装置に対するデータ伝送によって行わ
れることを特徴とする請求項3記載のデータ伝送システ
ム。 - 【請求項5】 前記通知手段は第1のカウンタを含み、
このカウント値が所定値になったときに前記データ伝送
を行い、前記クロック補正手段は第2のカウンタを含
み、このカウント値と前記データ伝送の発生時点におけ
る基準カウント値との誤差に応じて自装置内のクロック
を補正することを特徴とする請求項4記載のデータ伝送
システム。 - 【請求項6】 前記クロック補正手段は、前記誤差に対
応する誤差データを電圧値に変換するD/A変換手段
と、この変換後の電圧値を制御電圧とし該制御電圧に応
じて発振周波数が変化する電圧制御発振器とを含み、前
記電圧制御発振器の発振周波数に応じて前記自装置内の
クロックを生成することを特徴とする請求項5記載のデ
ータ伝送システム。 - 【請求項7】 前記セカンダリ側装置は前記データ伝送
夫々に対応する前記誤差データを順次保持する記憶手段
を更に含み、前記プライマリ側装置から前記セカンダリ
側装置に対するデータ伝送が途絶えたとき前記記憶手段
に保持されている誤差データの平均値を前記D/A変換
手段によって電圧値に変換するようにしたことを特徴と
する請求項6記載のデータ伝送システム。 - 【請求項8】 前記クロックは、I.430のクロック
であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
のデータ伝送システム。 - 【請求項9】 プライマリ側装置とセカンダリ側装置と
を含むデータ伝送システムにおけるクロック伝送方法で
あって、前記プライマリ側装置から前記セカンダリ側装
置に対して所定周期毎にデータ伝送を行うことにより、
前記プライマリ側装置のクロックを伝送することを特徴
とするクロック伝送方法。 - 【請求項10】 前記プライマリ側装置は予め定められ
たクロックを基に予め定められた周期で前記データ伝送
を行い、前記セカンダリ側装置は前記データ伝送に応答
して該データ伝送のタイミングと自装置内の計時値との
誤差に応じて自装置内のクロックを補正することを特徴
とする請求項9記載のクロック伝送方法。 - 【請求項11】 前記プライマリ側装置は第1のカウン
タのカウント値が所定値になったときに前記データ伝送
を行い、前記セカンダリ側装置は第2のカウンタのカウ
ント値と前記データ伝送の発生時点における基準カウン
ト値との誤差に応じて自装置内のクロックを補正するこ
とを特徴とする請求項10記載のクロック伝送方法。 - 【請求項12】 前記セカンダリ側装置におけるクロッ
クの補正は、前記誤差に対応する誤差データをD/A変
換器で電圧値に変換し、この変換後の電圧値を制御電圧
とする電圧制御発振器の発振周波数に応じて前記自装置
内のクロックを生成することを特徴とする請求項10又
は11記載のクロック伝送方法。 - 【請求項13】 前記セカンダリ側装置は前記データ伝
送夫々に対応する前記誤差データを順次保持しておき、
前記プライマリ側装置から前記セカンダリ側装置に対す
るデータ伝送が途絶えたときこの保持されている誤差デ
ータの平均値を前記D/A変換器によって電圧値に変換
するようにしたことを特徴とする請求項12記載のクロ
ック伝送方法。 - 【請求項14】 前記クロックは、I.430のクロッ
クであることを特徴とする請求項9〜13のいずれかに
記載のデータ伝送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11017828A JP2000216760A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | デ―タ伝送システム及びそのシステムにおけるクロック伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11017828A JP2000216760A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | デ―タ伝送システム及びそのシステムにおけるクロック伝送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000216760A true JP2000216760A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11954584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11017828A Pending JP2000216760A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | デ―タ伝送システム及びそのシステムにおけるクロック伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000216760A (ja) |
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
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KR20030048164A (ko) * | 2001-12-11 | 2003-06-19 | 삼성전자주식회사 | 비동기 방식 부호분할 이동통신 시스템에서 프레임 계수방법 |
GB2401764A (en) * | 2001-01-03 | 2004-11-17 | Vtech Communications Ltd | System clock synchronisation using a phase-locked loop (PLL) |
US7027424B1 (en) | 2000-05-24 | 2006-04-11 | Vtech Communications, Ltd. | Method for avoiding interference in a digital communication system |
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JPH06303254A (ja) * | 1993-04-19 | 1994-10-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ソースクロック再生回路 |
JPH10256900A (ja) * | 1997-03-13 | 1998-09-25 | Toyo Commun Equip Co Ltd | デジタルプロセッシングpll |
-
1999
- 1999-01-27 JP JP11017828A patent/JP2000216760A/ja active Pending
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