JP2000208869A - 発光素子モジュ―ル - Google Patents
発光素子モジュ―ルInfo
- Publication number
- JP2000208869A JP2000208869A JP11003018A JP301899A JP2000208869A JP 2000208869 A JP2000208869 A JP 2000208869A JP 11003018 A JP11003018 A JP 11003018A JP 301899 A JP301899 A JP 301899A JP 2000208869 A JP2000208869 A JP 2000208869A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light emitting
- emitting element
- light
- face
- diffraction grating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高周波特性に優れる発光素子モジュールを提
供する。 【解決手段】 発光素子モジュール10は、ハウジング
11の内部に、半導体発光素子12と回折格子内蔵ファ
イバ14とを内包して構成されている。回折格子内蔵フ
ァイバ14の先端部14aから後退した位置の内部に
は、複数の回折格子13が形成されており、当該回折格
子13の反射率は70%となっている。回折格子内蔵フ
ァイバ14は、先端部14aが半導体発光素子12のフ
ァイバ側端面12aに対向するように配置されており、
半導体発光素子12のファイバ側端面12aと回折格子
13との間隔Dは13mm以下となっている。かかる構
成から、半導体発光素子12の出射側端面12aと回折
格子内蔵ファイバ14の回折格子13との間で光共振が
発生し、当該出射側端面12aからレーザ光が出射され
る。
供する。 【解決手段】 発光素子モジュール10は、ハウジング
11の内部に、半導体発光素子12と回折格子内蔵ファ
イバ14とを内包して構成されている。回折格子内蔵フ
ァイバ14の先端部14aから後退した位置の内部に
は、複数の回折格子13が形成されており、当該回折格
子13の反射率は70%となっている。回折格子内蔵フ
ァイバ14は、先端部14aが半導体発光素子12のフ
ァイバ側端面12aに対向するように配置されており、
半導体発光素子12のファイバ側端面12aと回折格子
13との間隔Dは13mm以下となっている。かかる構
成から、半導体発光素子12の出射側端面12aと回折
格子内蔵ファイバ14の回折格子13との間で光共振が
発生し、当該出射側端面12aからレーザ光が出射され
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回折格子を内蔵し
た光ファイバと発光素子とを備えて構成される発光素子
モジュールに関するものである。
た光ファイバと発光素子とを備えて構成される発光素子
モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】内部に回折格子を有する光ファイバの端
部を発光素子の一方の端面に対向させて配置した発光素
子モジュールは、簡単な構造でありながら比較的安定し
たスペクトルを有するため、広く使用されている。
部を発光素子の一方の端面に対向させて配置した発光素
子モジュールは、簡単な構造でありながら比較的安定し
たスペクトルを有するため、広く使用されている。
【0003】かかる発光素子モジュールにおいては、上
記発光素子の他方の端面と上記光ファイバ内の回折格子
とがブラッグ反射器型共振器を構成するため、上記回折
格子の格子間距離によって決定される特定の波長の光が
発振し、この光が発光素子モジュールの出力光として出
力される。
記発光素子の他方の端面と上記光ファイバ内の回折格子
とがブラッグ反射器型共振器を構成するため、上記回折
格子の格子間距離によって決定される特定の波長の光が
発振し、この光が発光素子モジュールの出力光として出
力される。
【0004】特に、例えばJ.J.Pan,X.L.Jing,Y.Shi:"Fi
ber grating stabilized laser source for dense WDM
systems",OFC '97 Tech. Dig. ,p213に開示されている
ような、上記他方の端面側からレーザ光を出射させる発
光素子モジュールは、回折格子の反射率を比較的大きく
することができるため、大きな光出力を得ることが可能
となる。
ber grating stabilized laser source for dense WDM
systems",OFC '97 Tech. Dig. ,p213に開示されている
ような、上記他方の端面側からレーザ光を出射させる発
光素子モジュールは、回折格子の反射率を比較的大きく
することができるため、大きな光出力を得ることが可能
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記発光素子
モジュールは、以下のような問題点があった。すなわ
ち、上記発光素子モジュールは、発光素子の上記一方の
端面と回折格子との間隔とが大きいため(2つのコリメ
ータレンズを介在させているため)、発光素子の上記他
方の端面と回折格子との間隔、すなわち、共振器長が大
きくなる。そのため、上記発光素子モジュールを用いて
高速変調を行う場合は、レーザ光の発生がレーザ媒質内
に生じるキャリアの増減に追従できず、レーザ出力に激
しいオーバシュート、アンダーシュートを生じるチャー
ピング現象が発生し、高周波特性が悪化する。
モジュールは、以下のような問題点があった。すなわ
ち、上記発光素子モジュールは、発光素子の上記一方の
端面と回折格子との間隔とが大きいため(2つのコリメ
ータレンズを介在させているため)、発光素子の上記他
方の端面と回折格子との間隔、すなわち、共振器長が大
きくなる。そのため、上記発光素子モジュールを用いて
高速変調を行う場合は、レーザ光の発生がレーザ媒質内
に生じるキャリアの増減に追従できず、レーザ出力に激
しいオーバシュート、アンダーシュートを生じるチャー
ピング現象が発生し、高周波特性が悪化する。
【0006】そこで、本発明は、上記問題点を解決し、
チャーピング現象が少なく、高周波特性に優れる発光素
子モジュールを提供することを課題とする。
チャーピング現象が少なく、高周波特性に優れる発光素
子モジュールを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の発光素子モジュールは、基板上に形成され
た導波路と当該導波路の端部それぞれを含む第1、第2
の端面とを有する発光素子と、回折格子が内蔵され、一
方の端部を上記発光素子の第1の端面に対向させて配置
された第1の光ファイバとを備え、回折格子の反射率は
60%以上であり、発光素子の第1の端面と回折格子と
の間隔は13mm以下であり、発光素子の導波路を介し
て第2の端面と回折格子との間で光共振を発生させ、当
該第2の端面からレーザ光を出射することを特徴として
いる。
に、本発明の発光素子モジュールは、基板上に形成され
た導波路と当該導波路の端部それぞれを含む第1、第2
の端面とを有する発光素子と、回折格子が内蔵され、一
方の端部を上記発光素子の第1の端面に対向させて配置
された第1の光ファイバとを備え、回折格子の反射率は
60%以上であり、発光素子の第1の端面と回折格子と
の間隔は13mm以下であり、発光素子の導波路を介し
て第2の端面と回折格子との間で光共振を発生させ、当
該第2の端面からレーザ光を出射することを特徴として
いる。
【0008】第2の端面と回折格子との間で光共振を発
生させて当該第2の端面からレーザ光を出射させる構成
をとることで、回折格子の反射率を高めることが可能と
なる。また、回折格子の反射率を60%以上とすること
で、回折格子に入射した光のうち発光素子に再入射させ
る光の割合を高めることができる。さらに、発光素子の
第1の端面と回折格子との間隔を13mm以下とするこ
とで、高速変調を行う場合であっても、レーザ光の発生
をキャリアの増減に追従させることができる。特に、上
記13mmという値は、1.25GHz帯の信号を出力
させる場合において、必要かつ十分な値となっている。
生させて当該第2の端面からレーザ光を出射させる構成
をとることで、回折格子の反射率を高めることが可能と
なる。また、回折格子の反射率を60%以上とすること
で、回折格子に入射した光のうち発光素子に再入射させ
る光の割合を高めることができる。さらに、発光素子の
第1の端面と回折格子との間隔を13mm以下とするこ
とで、高速変調を行う場合であっても、レーザ光の発生
をキャリアの増減に追従させることができる。特に、上
記13mmという値は、1.25GHz帯の信号を出力
させる場合において、必要かつ十分な値となっている。
【0009】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第1の光ファイバと発光素子とは、同一の基台に
固定されていることを特徴としてもよい。
ては、第1の光ファイバと発光素子とは、同一の基台に
固定されていることを特徴としてもよい。
【0010】第1の光ファイバと発光素子とを同一の基
台に固定することで、第1の光ファイバと発光素子との
位置決めが容易となる。
台に固定することで、第1の光ファイバと発光素子との
位置決めが容易となる。
【0011】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第1の光ファイバと発光素子とを冷却するための
冷却手段をさらに備えたことを特徴としてもよい。
ては、第1の光ファイバと発光素子とを冷却するための
冷却手段をさらに備えたことを特徴としてもよい。
【0012】上記冷却手段を備えることで、第1の光フ
ァイバと発光素子の温度を制御することが可能となる。
ァイバと発光素子の温度を制御することが可能となる。
【0013】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第2の端面に誘電体多層膜が形成され、当該第2
の端面の反射率が30%以下であることを特徴としても
よい。
ては、第2の端面に誘電体多層膜が形成され、当該第2
の端面の反射率が30%以下であることを特徴としても
よい。
【0014】当該第2の端面の反射率を30%以下とす
ることで、第2の端面から出射するレーザ光の割合を高
めることが可能となる。
ることで、第2の端面から出射するレーザ光の割合を高
めることが可能となる。
【0015】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第1の光ファイバの一方の端部は、球面状に加工
されていることを特徴としてもよい。
ては、第1の光ファイバの一方の端部は、球面状に加工
されていることを特徴としてもよい。
【0016】第1の光ファイバの一方の端部を球面状に
加工することで、発光素子の第1の端面から出射した光
を集光して第1の光ファイバ内に導入できるとともに、
第1の光ファイバの一方の端部から出射する光を集光し
て発光素子の第1の端面に入射させることができる。
加工することで、発光素子の第1の端面から出射した光
を集光して第1の光ファイバ内に導入できるとともに、
第1の光ファイバの一方の端部から出射する光を集光し
て発光素子の第1の端面に入射させることができる。
【0017】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第1の光ファイバの他方の端部は、光軸に対して
斜めにカットされていることを特徴としてもよい。
ては、第1の光ファイバの他方の端部は、光軸に対して
斜めにカットされていることを特徴としてもよい。
【0018】第1の光ファイバの他方の端部を光軸に対
して斜めにカットすることで、当該他方の端部における
不要な反射光は、第1の光ファイバ内で全反射条件を満
たさず、消滅する。
して斜めにカットすることで、当該他方の端部における
不要な反射光は、第1の光ファイバ内で全反射条件を満
たさず、消滅する。
【0019】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第1の光ファイバの他方の端部に対向させて配置
された受光素子をさらに備えたことを特徴としてもよ
い。
ては、第1の光ファイバの他方の端部に対向させて配置
された受光素子をさらに備えたことを特徴としてもよ
い。
【0020】上記受光素子を備えることで、発光素子モ
ジュールの出力光量を検出することができる。従って、
当該受光素子によって検出した光量に基づいて、出力光
量を制御することが可能となる。
ジュールの出力光量を検出することができる。従って、
当該受光素子によって検出した光量に基づいて、出力光
量を制御することが可能となる。
【0021】また、本発明の発光素子モジュールは、一
方の端部を発光素子の第2の端面に対向させて配置され
るとともに、第2の端面から出射するレーザ光を導光す
る第2の光ファイバをさらに備えたことを特徴としても
よい。
方の端部を発光素子の第2の端面に対向させて配置され
るとともに、第2の端面から出射するレーザ光を導光す
る第2の光ファイバをさらに備えたことを特徴としても
よい。
【0022】上記第2の光ファイバを備えることで、第
2の端面から出射したレーザ光を効率よく他の光学部材
等に伝搬させることが可能となる。
2の端面から出射したレーザ光を効率よく他の光学部材
等に伝搬させることが可能となる。
【0023】本発明の発光素子モジュールにおいては、
第2の光ファイバの一方の端部は、球面状に加工されて
いることを特徴としてもよい。
第2の光ファイバの一方の端部は、球面状に加工されて
いることを特徴としてもよい。
【0024】第2の光ファイバの一方の端部を球面状に
加工することで、発光素子の第2の端面から出射した光
を集光して第2の光ファイバ内に導入できる。
加工することで、発光素子の第2の端面から出射した光
を集光して第2の光ファイバ内に導入できる。
【0025】本発明の発光素子モジュールにおいては、
発光素子の第2の端面と第2の光ファイバの一方の端部
との間に、第2の端面から一方の端部に向かう方向に進
行する光を選択的に透過させる光アイソレータをさらに
備えたことを特徴としてもよい。
発光素子の第2の端面と第2の光ファイバの一方の端部
との間に、第2の端面から一方の端部に向かう方向に進
行する光を選択的に透過させる光アイソレータをさらに
備えたことを特徴としてもよい。
【0026】上記光アイソレータを備えることで、第2
の光ファイバの一方の端部において反射された反射光
や、第2の光ファイバを発光素子の方向へ伝搬する光が
発光素子の第2の端面に入射することが無くなる。
の光ファイバの一方の端部において反射された反射光
や、第2の光ファイバを発光素子の方向へ伝搬する光が
発光素子の第2の端面に入射することが無くなる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る発光素子
モジュールについて、図面を参照して説明する。まず、
本実施形態に係る発光素子モジュールの構成について説
明する。図1は、本実施形態に係る発光素子モジュール
の断面図である。
モジュールについて、図面を参照して説明する。まず、
本実施形態に係る発光素子モジュールの構成について説
明する。図1は、本実施形態に係る発光素子モジュール
の断面図である。
【0028】本実施形態に係る発光素子モジュール10
は、ハウジング11の内部に、半導体発光素子12(発
光素子)と回折格子13が内蔵された光ファイバ(第1
の光ファイバ。以下、回折格子内蔵ファイバ14とい
う)とを内包して構成されている。
は、ハウジング11の内部に、半導体発光素子12(発
光素子)と回折格子13が内蔵された光ファイバ(第1
の光ファイバ。以下、回折格子内蔵ファイバ14とい
う)とを内包して構成されている。
【0029】ハウジング11はコバールによって形成さ
れており、直方体形状の本体部16と、円筒形状の筒状
部18とを接続することによって構成されている。ハウ
ジング11の内部には、内包される半導体発光素子12
その他の部品の劣化を防止すべく、不活性ガス(例えば
窒素ガス)が封入されている。また、ハウジング11の
本体部16の両側部には、半導体発光素子12への駆動
電流の供給、後述のフォトダイオードの受光信号の取り
出し、などに用いられる外部リード(図示せず)が複数
本設けられている。
れており、直方体形状の本体部16と、円筒形状の筒状
部18とを接続することによって構成されている。ハウ
ジング11の内部には、内包される半導体発光素子12
その他の部品の劣化を防止すべく、不活性ガス(例えば
窒素ガス)が封入されている。また、ハウジング11の
本体部16の両側部には、半導体発光素子12への駆動
電流の供給、後述のフォトダイオードの受光信号の取り
出し、などに用いられる外部リード(図示せず)が複数
本設けられている。
【0030】半導体発光素子12は、一部拡大断面図で
ある図2に示すように、InPからなる基板20上に、
InPからなる下部クラッド層22、InGaAsPか
らなる活性層24、及び、InPからなる上部クラッド
層26を順次積層して構成される。半導体発光素子12
は、活性層24に駆動電流を供給して反転分布を形成す
ることで誘導放出光を発生させ、活性層24は、かかる
誘導放出光の導波路として作用する。活性層24の端部
それぞれを含む両端面のうち一方の端面(第1の端面。
以下、ファイバ側端面12aという)には、当該ファイ
バ側端面12aの反射率を0.1%程度とする誘電体多
層膜からなる低反射膜28が形成され、他方の端面(第
2の端面。以下、出射側端面12bという)には、当該
出射側端面12bの反射率を30%程度とする誘電体多
層膜からなる低反射膜30が形成されている。
ある図2に示すように、InPからなる基板20上に、
InPからなる下部クラッド層22、InGaAsPか
らなる活性層24、及び、InPからなる上部クラッド
層26を順次積層して構成される。半導体発光素子12
は、活性層24に駆動電流を供給して反転分布を形成す
ることで誘導放出光を発生させ、活性層24は、かかる
誘導放出光の導波路として作用する。活性層24の端部
それぞれを含む両端面のうち一方の端面(第1の端面。
以下、ファイバ側端面12aという)には、当該ファイ
バ側端面12aの反射率を0.1%程度とする誘電体多
層膜からなる低反射膜28が形成され、他方の端面(第
2の端面。以下、出射側端面12bという)には、当該
出射側端面12bの反射率を30%程度とする誘電体多
層膜からなる低反射膜30が形成されている。
【0031】半導体発光素子14は、図1に示すよう
に、銅製のヒートシンク34上に載置、固定されてお
り、当該ヒートシンク34は台座であるチップキャリア
36上に載置、固定されている。また、チップキャリア
36は、平板部38aと2つの起立部38b,38cと
から成る基台38の平板部38a上に固定されている。
に、銅製のヒートシンク34上に載置、固定されてお
り、当該ヒートシンク34は台座であるチップキャリア
36上に載置、固定されている。また、チップキャリア
36は、平板部38aと2つの起立部38b,38cと
から成る基台38の平板部38a上に固定されている。
【0032】回折格子内蔵ファイバ14は、図2に示す
ように、短尺に切断された光ファイバであって、一方の
端部(以下、先端部14aという)が球面状に研磨され
るとともに、他方の端部(以下、後端部14bという)
は光軸に対して斜めにカットされている。また、先端部
14a及び後端部14bには、当該先端部14aあるい
は後端部14bの反射率を0.1%程度とする誘電体多
層膜からなる低反射膜(図示せず)が形成されている。
ように、短尺に切断された光ファイバであって、一方の
端部(以下、先端部14aという)が球面状に研磨され
るとともに、他方の端部(以下、後端部14bという)
は光軸に対して斜めにカットされている。また、先端部
14a及び後端部14bには、当該先端部14aあるい
は後端部14bの反射率を0.1%程度とする誘電体多
層膜からなる低反射膜(図示せず)が形成されている。
【0033】回折格子内蔵ファイバ14の先端部14a
から後退した位置の内部(特にコアの部分)には、所定
間隔を保って複数の回折格子13が形成されており、一
種の反射鏡として作用する。ここで、回折格子13によ
って所定波長λの光を選択的に反射させたい場合は、回
折格子内蔵ファイバ14のコアの屈折率をnとして、式
(1)を満たすように回折格子13の間隔dを決定すれ
ばよい。
から後退した位置の内部(特にコアの部分)には、所定
間隔を保って複数の回折格子13が形成されており、一
種の反射鏡として作用する。ここで、回折格子13によ
って所定波長λの光を選択的に反射させたい場合は、回
折格子内蔵ファイバ14のコアの屈折率をnとして、式
(1)を満たすように回折格子13の間隔dを決定すれ
ばよい。
【0034】 2nd = mλ (mは任意の整数) (1) また、上記所定波長の下での回折格子13の反射率は7
0%となっている。回折格子13の反射率は、例えばグ
レーティング層数、屈折率差を変化させることで容易に
調節することができる。
0%となっている。回折格子13の反射率は、例えばグ
レーティング層数、屈折率差を変化させることで容易に
調節することができる。
【0035】回折格子内蔵ファイバ14は、図1に示す
ように、フェルール40に挿入されており、当該フェル
ール40は基台38の一方の起立部38bに設けられた
挿入孔(図示せず)に挿入されて固定される。この際、
回折格子内蔵ファイバ14の先端部14aが半導体発光
素子12のファイバ側端面12aに対向するように、よ
り詳細には、ファイバ側端面12aのうち活性層24の
端部に相当する部分に対向するように、回折格子内蔵フ
ァイバ14と半導体発光素子12との位置決めがなされ
ている。また、半導体発光素子12のファイバ側端面1
2aと回折格子13との間隔D(図2参照)は13mm
以下となっている。
ように、フェルール40に挿入されており、当該フェル
ール40は基台38の一方の起立部38bに設けられた
挿入孔(図示せず)に挿入されて固定される。この際、
回折格子内蔵ファイバ14の先端部14aが半導体発光
素子12のファイバ側端面12aに対向するように、よ
り詳細には、ファイバ側端面12aのうち活性層24の
端部に相当する部分に対向するように、回折格子内蔵フ
ァイバ14と半導体発光素子12との位置決めがなされ
ている。また、半導体発光素子12のファイバ側端面1
2aと回折格子13との間隔D(図2参照)は13mm
以下となっている。
【0036】かかる構成をとることで、発光素子モジュ
ール10は、半導体発光素子12の活性層24を介し
て、半導体発光素子12の出射側端面12bと回折格子
内蔵ファイバ14の回折格子13との間で光共振を発生
させ、当該出射側端面12bからレーザ光を出射する。
ール10は、半導体発光素子12の活性層24を介し
て、半導体発光素子12の出射側端面12bと回折格子
内蔵ファイバ14の回折格子13との間で光共振を発生
させ、当該出射側端面12bからレーザ光を出射する。
【0037】基台38の下方にはペルチェ素子42(冷
却手段)が設けられており、基台38等を介して半導体
発光素子12及び回折格子内蔵ファイバ14を冷却でき
るようになっている。また、チップキャリア36上に
は、温度を検出するサーミスタ44が載置されており、
当該サーミスタ44の出力に基づいてペルチェ素子42
による温度制御がなされている。
却手段)が設けられており、基台38等を介して半導体
発光素子12及び回折格子内蔵ファイバ14を冷却でき
るようになっている。また、チップキャリア36上に
は、温度を検出するサーミスタ44が載置されており、
当該サーミスタ44の出力に基づいてペルチェ素子42
による温度制御がなされている。
【0038】回折格子内蔵ファイバ14の後端部14b
に対向する位置には、回折格子内蔵ファイバ14の回折
格子13を透過した光の強度を検出するフォトダイオー
ド46(受光素子)が、支持部材48に固定されて設け
られている。フォトダイオード46によって検出された
光の強度を半導体発光素子12の駆動電流にフィードバ
ックすることで、発光素子モジュール10から発する光
の強度を一定にすることが可能となる。
に対向する位置には、回折格子内蔵ファイバ14の回折
格子13を透過した光の強度を検出するフォトダイオー
ド46(受光素子)が、支持部材48に固定されて設け
られている。フォトダイオード46によって検出された
光の強度を半導体発光素子12の駆動電流にフィードバ
ックすることで、発光素子モジュール10から発する光
の強度を一定にすることが可能となる。
【0039】基台38に設けられた起立部38cのう
ち、半導体発光素子12の出射側端面12bに対向する
位置には開孔(図示せず)が設けられており、かかる開
孔にはレンズホルダ50に収容されたレンズ52が挿入
されている。
ち、半導体発光素子12の出射側端面12bに対向する
位置には開孔(図示せず)が設けられており、かかる開
孔にはレンズホルダ50に収容されたレンズ52が挿入
されている。
【0040】ハウジング11を構成する本体部16の壁
面であって、半導体発光素子12とレンズ52とを結ぶ
光軸上には、透光性材料からなる気密封止窓54が形成
されている。
面であって、半導体発光素子12とレンズ52とを結ぶ
光軸上には、透光性材料からなる気密封止窓54が形成
されている。
【0041】ハウジング11を構成する筒状部18は、
気密封止窓54から上記光軸方向に延びて配置されてい
る。筒状部18の他端(気密封止窓54と対向する側)
には、フェルール56に挿入された光ファイバ(第2の
光ファイバ。以下、導光用ファイバ58という)が設け
られている。導光用ファイバ58は、その先端部58a
が半導体発光素子12の出射側端面12bに対向するよ
うに配置されており、半導体発光素子12の出射側端面
12bから出射するレーザ光を他の光学素子等に導光す
ることができるようになっている。ここで特に、導光用
ファイバ58の先端部58aは球面状に加工されてお
り、当該先端部58aの反射率を0.1%程度とする誘
電体多層膜からなる低反射膜(図示せず)が形成されて
いる。また、フェルール56の端面のうち半導体発光素
子12に対向する側の端面56aは、半導体発光素子1
2に対する不要な反射戻り光を除去すべく、光軸に対し
て斜めに形成されている。
気密封止窓54から上記光軸方向に延びて配置されてい
る。筒状部18の他端(気密封止窓54と対向する側)
には、フェルール56に挿入された光ファイバ(第2の
光ファイバ。以下、導光用ファイバ58という)が設け
られている。導光用ファイバ58は、その先端部58a
が半導体発光素子12の出射側端面12bに対向するよ
うに配置されており、半導体発光素子12の出射側端面
12bから出射するレーザ光を他の光学素子等に導光す
ることができるようになっている。ここで特に、導光用
ファイバ58の先端部58aは球面状に加工されてお
り、当該先端部58aの反射率を0.1%程度とする誘
電体多層膜からなる低反射膜(図示せず)が形成されて
いる。また、フェルール56の端面のうち半導体発光素
子12に対向する側の端面56aは、半導体発光素子1
2に対する不要な反射戻り光を除去すべく、光軸に対し
て斜めに形成されている。
【0042】気密封止窓54と導光用ファイバ58の先
端部58aとの間には、半導体発光素子12の出射側端
面12bから導光用ファイバ58の先端部58aに向か
う方向に進行する光を選択的に透過させる光アイソレー
タ60が配置されている。また、光アイソレータ60の
後段には、光アイソレータ60を通過した光を導光用フ
ァイバ58の先端部58aに集光させるレンズ62が、
レンズホルダ64に収容されて配置されている。
端部58aとの間には、半導体発光素子12の出射側端
面12bから導光用ファイバ58の先端部58aに向か
う方向に進行する光を選択的に透過させる光アイソレー
タ60が配置されている。また、光アイソレータ60の
後段には、光アイソレータ60を通過した光を導光用フ
ァイバ58の先端部58aに集光させるレンズ62が、
レンズホルダ64に収容されて配置されている。
【0043】続いて、本実施形態に係る発光素子モジュ
ールの作用及び効果について説明する。図3は、回折格
子を内蔵する光ファイバと半導体発光素子とを備える発
光素子モジュールにおいて、回折格子の反射率と1.2
5GHz帯(2.5GHzNRZ変調に相当)でのFM
レスポンスとの関係を示している。ここで、FMレスポ
ンスとは、変調電流の印加による発光スペクトル幅の広
がり(MHz)を当該変調電流(mA)で除した値をい
い、FMレスポンスが小さいほどチャーピング現象の影
響も小さくなる。尚、図3に示す値は、半導体発光素子
のファイバ側端面の反射率を0.1%、回折格子内蔵フ
ァイバと半導体発光素子との間の光結合効率を−4dB
とした場合の結果である。図3からわかるように、回折
格子の反射率が小さい場合はFMレスポンスが大きくな
り、チャーピング現象の影響が大きくなる一方で、回折
格子の反射率を大きくした場合はFMレスポンスが小さ
くなり、チャーピング現象の影響を小さくすることが可
能となる。
ールの作用及び効果について説明する。図3は、回折格
子を内蔵する光ファイバと半導体発光素子とを備える発
光素子モジュールにおいて、回折格子の反射率と1.2
5GHz帯(2.5GHzNRZ変調に相当)でのFM
レスポンスとの関係を示している。ここで、FMレスポ
ンスとは、変調電流の印加による発光スペクトル幅の広
がり(MHz)を当該変調電流(mA)で除した値をい
い、FMレスポンスが小さいほどチャーピング現象の影
響も小さくなる。尚、図3に示す値は、半導体発光素子
のファイバ側端面の反射率を0.1%、回折格子内蔵フ
ァイバと半導体発光素子との間の光結合効率を−4dB
とした場合の結果である。図3からわかるように、回折
格子の反射率が小さい場合はFMレスポンスが大きくな
り、チャーピング現象の影響が大きくなる一方で、回折
格子の反射率を大きくした場合はFMレスポンスが小さ
くなり、チャーピング現象の影響を小さくすることが可
能となる。
【0044】図4は、本実施形態に係る発光素子モジュ
ール10の如く半導体発光素子と回折格子との間で光共
振を発生させて半導体発光素子の端面からレーザ光を出
射する発光素子モジュール(図4中のA)と、回折格子
を透過させてレーザ光を出射する発光素子モジュール
(図4中のB)とについて、回折格子の屈折率とレーザ
光の出力との関係を示す図である。尚、図4に示す値
は、以下の条件により計算した値である。すなわち、半
導体発光素子の端面からレーザ光を出射する発光素子モ
ジュールについては、半導体発光素子のファイバ側端面
の反射率を0%、出射側端面の反射率を30%、回折格
子内蔵ファイバと半導体発光素子との光結合効率を−4
dB、さらに導光用ファイバと半導体発光素子との光結
合効率を−3dBとしている。また、回折格子を透過さ
せてレーザ光を出射する発光素子モジュールにおいて
は、半導体発光素子の反射端面の反射率を90%、ファ
イバ側端面の反射率を0%、回折格子内蔵ファイバと半
導体発光素子との間の光結合効率を−4dBとしてい
る。図4からわかるように、半導体発光素子の端面から
レーザ光を出射する発光素子モジュールは、回折格子の
屈折率が大きくなるほどレーザ光の出力は大きくなる一
方で、回折格子を透過させてレーザ光を出射する発光素
子モジュールは、反射率10%程度をピークに、回折格
子の反射率が大きくなるほどレーザ光の出力が小さくな
る。特に、回折格子の反射率が60%程度を境に、半導
体発光素子の端面からレーザ光を出射する発光素子モジ
ュールのレーザ光の出力が、回折格子を透過させてレー
ザ光を出射する発光素子モジュールのレーザ光の出力よ
りも大きくなる。
ール10の如く半導体発光素子と回折格子との間で光共
振を発生させて半導体発光素子の端面からレーザ光を出
射する発光素子モジュール(図4中のA)と、回折格子
を透過させてレーザ光を出射する発光素子モジュール
(図4中のB)とについて、回折格子の屈折率とレーザ
光の出力との関係を示す図である。尚、図4に示す値
は、以下の条件により計算した値である。すなわち、半
導体発光素子の端面からレーザ光を出射する発光素子モ
ジュールについては、半導体発光素子のファイバ側端面
の反射率を0%、出射側端面の反射率を30%、回折格
子内蔵ファイバと半導体発光素子との光結合効率を−4
dB、さらに導光用ファイバと半導体発光素子との光結
合効率を−3dBとしている。また、回折格子を透過さ
せてレーザ光を出射する発光素子モジュールにおいて
は、半導体発光素子の反射端面の反射率を90%、ファ
イバ側端面の反射率を0%、回折格子内蔵ファイバと半
導体発光素子との間の光結合効率を−4dBとしてい
る。図4からわかるように、半導体発光素子の端面から
レーザ光を出射する発光素子モジュールは、回折格子の
屈折率が大きくなるほどレーザ光の出力は大きくなる一
方で、回折格子を透過させてレーザ光を出射する発光素
子モジュールは、反射率10%程度をピークに、回折格
子の反射率が大きくなるほどレーザ光の出力が小さくな
る。特に、回折格子の反射率が60%程度を境に、半導
体発光素子の端面からレーザ光を出射する発光素子モジ
ュールのレーザ光の出力が、回折格子を透過させてレー
ザ光を出射する発光素子モジュールのレーザ光の出力よ
りも大きくなる。
【0045】ここで、本実施形態に係る発光素子モジュ
ール10は、半導体発光素子12の出射側端面12bと
回折格子内蔵ファイバ14の回折格子13との間で光共
振を発生させ、当該出射側端面12bからレーザ光を出
射する構成としたことで、回折格子13の反射率を高め
ることが可能となる。その結果、FMレスポンスを小さ
くすることができ、チャーピング現象を低減し、高周波
特性を改善することができる。
ール10は、半導体発光素子12の出射側端面12bと
回折格子内蔵ファイバ14の回折格子13との間で光共
振を発生させ、当該出射側端面12bからレーザ光を出
射する構成としたことで、回折格子13の反射率を高め
ることが可能となる。その結果、FMレスポンスを小さ
くすることができ、チャーピング現象を低減し、高周波
特性を改善することができる。
【0046】また、本発明の発光素子モジュール10
は、回折格子13の反射率を60%以上とすることで、
回折格子13に入射した光のうち発光素子に再入射させ
る光の割合を高めることができる。従って、レーザ光の
出力を大きい状態に維持することが可能となる。
は、回折格子13の反射率を60%以上とすることで、
回折格子13に入射した光のうち発光素子に再入射させ
る光の割合を高めることができる。従って、レーザ光の
出力を大きい状態に維持することが可能となる。
【0047】図5は、半導体発光素子と回折格子との間
で光共振を発生させて半導体発光素子の端面からレーザ
光を出射する発光素子モジュールにおいて、半導体発光
素子のファイバ側端面と回折格子とのあいだの距離と、
正弦波で時間変化する電流を発光素子モジュールに注入
した際の出力光強度の最大値と最小値の差で表される信
号強度が低周波時と比較して3dB低下する周波数帯域
(以下、臨界周波数という)との関係を示すグラフであ
る。尚、図5に示す値は、回折格子の反射率を70%、
回折格子内蔵ファイバと半導体発光素子との間の光結合
効率を−4dBとした場合の結果である。図5からわか
るように、半導体発光素子のファイバ側端面と回折格子
とのあいだの距離が大きくなるに従い、臨界周波数が小
さくなる。すなわち、半導体発光素子のファイバ側端面
と回折格子とのあいだの距離が大きくなるに従い、比較
的低周波のレーザ光であっても、信号強度が小さくなっ
てしまう。
で光共振を発生させて半導体発光素子の端面からレーザ
光を出射する発光素子モジュールにおいて、半導体発光
素子のファイバ側端面と回折格子とのあいだの距離と、
正弦波で時間変化する電流を発光素子モジュールに注入
した際の出力光強度の最大値と最小値の差で表される信
号強度が低周波時と比較して3dB低下する周波数帯域
(以下、臨界周波数という)との関係を示すグラフであ
る。尚、図5に示す値は、回折格子の反射率を70%、
回折格子内蔵ファイバと半導体発光素子との間の光結合
効率を−4dBとした場合の結果である。図5からわか
るように、半導体発光素子のファイバ側端面と回折格子
とのあいだの距離が大きくなるに従い、臨界周波数が小
さくなる。すなわち、半導体発光素子のファイバ側端面
と回折格子とのあいだの距離が大きくなるに従い、比較
的低周波のレーザ光であっても、信号強度が小さくなっ
てしまう。
【0048】ここで、本実施形態に係る発光素子モジュ
ール10は、半導体発光素子12のファイバ側端面12
aと回折格子13との間隔を13mm以下とすること
で、高速変調を行う場合であっても、レーザ光の発生を
キャリアの増減に追従させることができ、大きなレーザ
出力を得ることが可能となる。特に、上記13mmとい
う値は、1.25GHz帯(2.5GHzNRZ変調に
相当)の信号を出力させる場合において、必要かつ十分
な値となっている(図5参照)。
ール10は、半導体発光素子12のファイバ側端面12
aと回折格子13との間隔を13mm以下とすること
で、高速変調を行う場合であっても、レーザ光の発生を
キャリアの増減に追従させることができ、大きなレーザ
出力を得ることが可能となる。特に、上記13mmとい
う値は、1.25GHz帯(2.5GHzNRZ変調に
相当)の信号を出力させる場合において、必要かつ十分
な値となっている(図5参照)。
【0049】図6は、半導体発光素子と回折格子との間
で光共振を発生させて半導体発光素子の端面からレーザ
光を出射する発光素子モジュールにおいて、回折格子の
反射率を70%、出射側端面の反射率をRf、回折格子
内蔵ファイバと半導体発光素子との光結合効率を−4d
B、さらに導光用ファイバと半導体発光素子との光結合
効率を−3dBとした場合の、Rfとレーザ光の出力と
の関係を示す。図6からわかるように、Rf=10%程
度をピークに、Rfが大きくなるほどレーザ光の出力が
小さくなる。
で光共振を発生させて半導体発光素子の端面からレーザ
光を出射する発光素子モジュールにおいて、回折格子の
反射率を70%、出射側端面の反射率をRf、回折格子
内蔵ファイバと半導体発光素子との光結合効率を−4d
B、さらに導光用ファイバと半導体発光素子との光結合
効率を−3dBとした場合の、Rfとレーザ光の出力と
の関係を示す。図6からわかるように、Rf=10%程
度をピークに、Rfが大きくなるほどレーザ光の出力が
小さくなる。
【0050】通常、劈開によって形成された端面は30
%程度の反射率を有するが、本実施形態に係る発光素子
モジュール10は、半導体発光素子12の出射側端面1
2bに低反射膜30を設けて反射率が30%以下となる
ようにしている。従って、当該出射側端面12bから出
射するレーザ光の割合を高め、大きなレーザ光出力を得
ることが可能となる。
%程度の反射率を有するが、本実施形態に係る発光素子
モジュール10は、半導体発光素子12の出射側端面1
2bに低反射膜30を設けて反射率が30%以下となる
ようにしている。従って、当該出射側端面12bから出
射するレーザ光の割合を高め、大きなレーザ光出力を得
ることが可能となる。
【0051】また、本実施形態に係る発光素子モジュー
ル10は、回折格子内蔵ファイバ14と半導体発光素子
12とが同一の基台38に固定されているため、回折格
子内蔵ファイバ14と半導体発光素子12との位置決め
が容易となるとともに、回折格子内蔵ファイバ14の先
端部14aを半導体発光素子12のファイバ側端面12
aに容易に近接させることができる。
ル10は、回折格子内蔵ファイバ14と半導体発光素子
12とが同一の基台38に固定されているため、回折格
子内蔵ファイバ14と半導体発光素子12との位置決め
が容易となるとともに、回折格子内蔵ファイバ14の先
端部14aを半導体発光素子12のファイバ側端面12
aに容易に近接させることができる。
【0052】また、本実施形態に係る発光素子モジュー
ル10は、回折格子内蔵ファイバ14と半導体発光素子
12とを冷却するペルチェ素子42備えていることで、
回折格子内蔵ファイバ14と半導体発光素子12の温度
を制御することが可能となる。その結果、安定したレー
ザ発振が可能となる。
ル10は、回折格子内蔵ファイバ14と半導体発光素子
12とを冷却するペルチェ素子42備えていることで、
回折格子内蔵ファイバ14と半導体発光素子12の温度
を制御することが可能となる。その結果、安定したレー
ザ発振が可能となる。
【0053】また、本実施形態に係る発光素子モジュー
ル10は、回折格子内蔵ファイバ14の先端部14aが
球面状に加工されていることで、半導体発光素子12の
ファイバ側端面12aから出射した光を集光して回折格
子内蔵ファイバ14内に導入できるとともに、回折格子
内蔵ファイバ14の先端部14aから出射する光を集光
して半導体発光素子12のファイバ側端面12aに入射
させることができる。
ル10は、回折格子内蔵ファイバ14の先端部14aが
球面状に加工されていることで、半導体発光素子12の
ファイバ側端面12aから出射した光を集光して回折格
子内蔵ファイバ14内に導入できるとともに、回折格子
内蔵ファイバ14の先端部14aから出射する光を集光
して半導体発光素子12のファイバ側端面12aに入射
させることができる。
【0054】また、本実施形態に係る発光素子モジュー
ル10は、回折格子内蔵ファイバ14の後端部14b
が、光軸に対して斜めにカットされていることで、当該
後端部14bにおける不要な反射光は回折格子内蔵ファ
イバ14内で全反射条件を満たさず、消滅する。その結
果、上記不要な反射光がノイズとなることはない。
ル10は、回折格子内蔵ファイバ14の後端部14b
が、光軸に対して斜めにカットされていることで、当該
後端部14bにおける不要な反射光は回折格子内蔵ファ
イバ14内で全反射条件を満たさず、消滅する。その結
果、上記不要な反射光がノイズとなることはない。
【0055】また、本実施形態に係る発光素子モジュー
ル10は、回折格子内蔵ファイバ14の後端部14bに
対向させて配置されたフォトダイオード46を備えるこ
とで、発光素子モジュール10の出力光量を検出するこ
とができる。従って、フォトダイオード46によって検
出した光量に基づいて、出力光量を制御することが可能
となる。
ル10は、回折格子内蔵ファイバ14の後端部14bに
対向させて配置されたフォトダイオード46を備えるこ
とで、発光素子モジュール10の出力光量を検出するこ
とができる。従って、フォトダイオード46によって検
出した光量に基づいて、出力光量を制御することが可能
となる。
【0056】また、本実施形態に係る発光素子モジュー
ル10は、導光用ファイバ58を備えることで、半導体
発光素子12の出射側端面12bから出射したレーザ光
を効率よく他の光学部材等に伝搬させることが可能とな
る。
ル10は、導光用ファイバ58を備えることで、半導体
発光素子12の出射側端面12bから出射したレーザ光
を効率よく他の光学部材等に伝搬させることが可能とな
る。
【0057】また、本実施形態に係る発光素子モジュー
ル10は、導光用ファイバ58の先端部58aが球面状
に加工されていることで、半導体発光素子12の出射側
端面12bから出射した光を集光して導光用ファイバ5
8内に導入できる。
ル10は、導光用ファイバ58の先端部58aが球面状
に加工されていることで、半導体発光素子12の出射側
端面12bから出射した光を集光して導光用ファイバ5
8内に導入できる。
【0058】また、本実施形態に係る発光素子モジュー
ル10は、光アイソレータ60を備えることで、導光用
ファイバ58の先端部58aにおいて反射された反射光
や導光用ファイバ58を半導体発光素子12の方向へ伝
搬する光が半導体発光素子12の出射側端面12aに入
射することが無くなる。
ル10は、光アイソレータ60を備えることで、導光用
ファイバ58の先端部58aにおいて反射された反射光
や導光用ファイバ58を半導体発光素子12の方向へ伝
搬する光が半導体発光素子12の出射側端面12aに入
射することが無くなる。
【0059】上記実施形態に係る半導体発光素子モジュ
ール10においては、回折格子内蔵ファイバ14の先端
部14aが球面状に研磨されていたが、これは、図7に
示すように、回折格子内蔵ファイバ14の先端部14a
を光軸に対して斜めにカットするとともに、当該先端部
14aと半導体発光素子12のファイバ側端面12aと
の間にレンズ66を配置しても良い。回折格子内蔵ファ
イバ14の先端部14aを光軸に対して斜めにカットす
ることで、当該先端部14aで反射する不要な反射光が
半導体発光素子12あるいは回折格子13に入射するこ
とが防止される。さらに、レンズ66を備えることで、
半導体発光素子12のファイバ側端面12aから出射し
た光を集光して回折格子内蔵ファイバ14内に導入でき
るとともに、回折格子内蔵ファイバ14の先端部14a
から出射する光を集光して半導体発光素子12のファイ
バ側端面12aに入射させることができる。
ール10においては、回折格子内蔵ファイバ14の先端
部14aが球面状に研磨されていたが、これは、図7に
示すように、回折格子内蔵ファイバ14の先端部14a
を光軸に対して斜めにカットするとともに、当該先端部
14aと半導体発光素子12のファイバ側端面12aと
の間にレンズ66を配置しても良い。回折格子内蔵ファ
イバ14の先端部14aを光軸に対して斜めにカットす
ることで、当該先端部14aで反射する不要な反射光が
半導体発光素子12あるいは回折格子13に入射するこ
とが防止される。さらに、レンズ66を備えることで、
半導体発光素子12のファイバ側端面12aから出射し
た光を集光して回折格子内蔵ファイバ14内に導入でき
るとともに、回折格子内蔵ファイバ14の先端部14a
から出射する光を集光して半導体発光素子12のファイ
バ側端面12aに入射させることができる。
【0060】また、上記実施形態に係る発光素子モジュ
ール10においては、半導体発光素子12と導光用ファ
イバ58との間に2つのレンズ52,62及び光アイソ
レータ60を設けていたが、これは、図8に示すよう
に、レンズや光アイソレータを介在させずに、導光用フ
ァイバ58の先端部58aを半導体発光素子12の出射
側端面12aに近接させて配置しても良い。
ール10においては、半導体発光素子12と導光用ファ
イバ58との間に2つのレンズ52,62及び光アイソ
レータ60を設けていたが、これは、図8に示すよう
に、レンズや光アイソレータを介在させずに、導光用フ
ァイバ58の先端部58aを半導体発光素子12の出射
側端面12aに近接させて配置しても良い。
【0061】さらに、図9に示すように、半導体発光素
子12と導光用ファイバ58との間に1つのレンズ68
及び光アイソレータ60を設けるような構成となってい
ても良い。また、導光用ファイバ58の先端部58aを
光軸に対して斜めにカットしても良い。
子12と導光用ファイバ58との間に1つのレンズ68
及び光アイソレータ60を設けるような構成となってい
ても良い。また、導光用ファイバ58の先端部58aを
光軸に対して斜めにカットしても良い。
【0062】
【発明の効果】本発明の発光素子モジュールは、発光素
子の第1の端面と第1の光ファイバの回折格子との間で
光共振を発生させ、第2の端面からレーザ光を出射する
構成としたことで、回折格子の反射率を高めることが可
能となる。その結果、FMレスポンスを小さくすること
ができ、チャーピング現象を低減し、高周波特性を改善
することができる。
子の第1の端面と第1の光ファイバの回折格子との間で
光共振を発生させ、第2の端面からレーザ光を出射する
構成としたことで、回折格子の反射率を高めることが可
能となる。その結果、FMレスポンスを小さくすること
ができ、チャーピング現象を低減し、高周波特性を改善
することができる。
【0063】また、本発明の発光素子モジュールは、回
折格子の反射率を60%以上とすることで、回折格子に
入射した光のうち発光素子に再入射させる光の割合を高
めることができる。従って、レーザ光の出力を大きい状
態に維持することが可能となる。
折格子の反射率を60%以上とすることで、回折格子に
入射した光のうち発光素子に再入射させる光の割合を高
めることができる。従って、レーザ光の出力を大きい状
態に維持することが可能となる。
【0064】さらに、本発明の発光素子モジュールは、
発光素子の第1の端面と回折格子との間隔を13mm以
下とすることで、高速変調を行う場合であっても、レー
ザ光の発生をキャリアの増減に追従させることができ、
大きなレーザ出力を得ることが可能となる。特に、上記
13mmという値は、1.25GHz帯(2.5GHz
NRZ変調に相当)の信号を出力させる場合において、
必要かつ十分な値となっている。
発光素子の第1の端面と回折格子との間隔を13mm以
下とすることで、高速変調を行う場合であっても、レー
ザ光の発生をキャリアの増減に追従させることができ、
大きなレーザ出力を得ることが可能となる。特に、上記
13mmという値は、1.25GHz帯(2.5GHz
NRZ変調に相当)の信号を出力させる場合において、
必要かつ十分な値となっている。
【0065】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第1の光ファイバと発光素子とが同一の基台に固
定されているため、第1の光ファイバと発光素子との位
置決めが容易となる。
ては、第1の光ファイバと発光素子とが同一の基台に固
定されているため、第1の光ファイバと発光素子との位
置決めが容易となる。
【0066】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第1の光ファイバと発光素子とを冷却する冷却手
段を備えていることで、第1の光ファイバと発光素子の
温度を制御することが可能となる。その結果、安定した
レーザ発振が可能となる。
ては、第1の光ファイバと発光素子とを冷却する冷却手
段を備えていることで、第1の光ファイバと発光素子の
温度を制御することが可能となる。その結果、安定した
レーザ発振が可能となる。
【0067】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、発光素子の第2の端面に低反射膜を設けて反射率
が30%以下となるようにしている。従って、第2の端
面から出射するレーザ光の割合を高め、大きなレーザ出
力を得ることが可能となる。
ては、発光素子の第2の端面に低反射膜を設けて反射率
が30%以下となるようにしている。従って、第2の端
面から出射するレーザ光の割合を高め、大きなレーザ出
力を得ることが可能となる。
【0068】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第1の光ファイバの一方の端部が球面状に加工さ
れていることで、発光素子の第1の端面から出射した光
を集光して第1の光ファイバ内に導入できるとともに、
第1の光ファイバの一方の端部から出射する光を集光し
て発光素子の第1の端面に入射させることができる。
ては、第1の光ファイバの一方の端部が球面状に加工さ
れていることで、発光素子の第1の端面から出射した光
を集光して第1の光ファイバ内に導入できるとともに、
第1の光ファイバの一方の端部から出射する光を集光し
て発光素子の第1の端面に入射させることができる。
【0069】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第1の光ファイバの他方の端部が、光軸に対して
斜めにカットされていることで、当該他方の端部におけ
る不要な反射光は第1の光ファイバ内で全反射条件を満
たさず、消滅する。その結果、上記不要な反射光がノイ
ズとなることはない。
ては、第1の光ファイバの他方の端部が、光軸に対して
斜めにカットされていることで、当該他方の端部におけ
る不要な反射光は第1の光ファイバ内で全反射条件を満
たさず、消滅する。その結果、上記不要な反射光がノイ
ズとなることはない。
【0070】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第1の光ファイバの上記他方の端部に対向させて
配置された受光素子を備えることで、発光素子モジュー
ルの出力光量を検出することができる。従って、受光素
子によって検出した光量に基づいて、出力光量を制御す
ることが可能となる。
ては、第1の光ファイバの上記他方の端部に対向させて
配置された受光素子を備えることで、発光素子モジュー
ルの出力光量を検出することができる。従って、受光素
子によって検出した光量に基づいて、出力光量を制御す
ることが可能となる。
【0071】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、上記第2の光ファイバを備えることで、発光素子
の第2の端面から出射したレーザ光を効率よく他の光学
部材等に伝搬させることが可能となる。
ては、上記第2の光ファイバを備えることで、発光素子
の第2の端面から出射したレーザ光を効率よく他の光学
部材等に伝搬させることが可能となる。
【0072】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、第2の光ファイバの上記一方の端部が球面状に加
工されていることで、発光素子の第2の端面から出射し
た光を集光して第2の光ファイバ内に導入できる。
ては、第2の光ファイバの上記一方の端部が球面状に加
工されていることで、発光素子の第2の端面から出射し
た光を集光して第2の光ファイバ内に導入できる。
【0073】また、本発明の発光素子モジュールにおい
ては、光アイソレータを備えることで、第2の光ファイ
バの一方の端部において反射された反射光や第2の光フ
ァイバを発光素子の方向へ伝搬する光が発光素子の第2
の端面に入射することが無くなる。
ては、光アイソレータを備えることで、第2の光ファイ
バの一方の端部において反射された反射光や第2の光フ
ァイバを発光素子の方向へ伝搬する光が発光素子の第2
の端面に入射することが無くなる。
【図1】発光素子モジュールの断面図である。
【図2】発光素子モジュールの一部拡大断面図である。
【図3】回折格子の反射率とFMレスポンスとの関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図4】回折格子の反射率とレーザ光の出力との関係を
表すグラフである。
表すグラフである。
【図5】半導体発光素子と回折格子との距離と周波数帯
域との関係を表すグラフである。
域との関係を表すグラフである。
【図6】半導体発光素子の端面の反射率とレーザ光の出
力との関係を表すグラフである。
力との関係を表すグラフである。
【図7】発光素子モジュールの一部拡大断面図である。
【図8】発光素子モジュールの一部拡大断面図である。
【図9】発光素子モジュールの一部拡大断面図である。
10…発光素子モジュール、11…ハウジング、12…
半導体発光素子、13…回折格子、14…回折格子内蔵
ファイバ、16…本体部、18…筒状部、20…基板、
22…下部クラッド層、24…活性層、26…上部クラ
ッド層、28,30…低反射膜、34…ヒートシンク、
36…チップキャリア、38…基台、40,56…フェ
ルール、42…ペルチェ素子、44…サーミスタ、46
…フォトダイオード、48…支持部材、50,64…レ
ンズホルダ、52,62,66,68…レンズ、54…
気密封止窓、58…導光用ファイバ、60…光アイソレ
ータ
半導体発光素子、13…回折格子、14…回折格子内蔵
ファイバ、16…本体部、18…筒状部、20…基板、
22…下部クラッド層、24…活性層、26…上部クラ
ッド層、28,30…低反射膜、34…ヒートシンク、
36…チップキャリア、38…基台、40,56…フェ
ルール、42…ペルチェ素子、44…サーミスタ、46
…フォトダイオード、48…支持部材、50,64…レ
ンズホルダ、52,62,66,68…レンズ、54…
気密封止窓、58…導光用ファイバ、60…光アイソレ
ータ
Claims (10)
- 【請求項1】 基板上に形成された導波路と該導波路の
端部それぞれを含む第1、第2の端面とを有する発光素
子と、 回折格子が内蔵され、一方の端部を前記発光素子の前記
第1の端面に対向させて配置された第1の光ファイバと
を備え、 前記回折格子の反射率は60%以上であり、 前記発光素子の前記第1の端面と前記回折格子との間隔
は13mm以下であり、 前記発光素子の前記導波路を介して前記第2の端面と前
記回折格子との間で光共振を発生させ、該第2の端面か
らレーザ光を出射することを特徴とする発光素子モジュ
ール。 - 【請求項2】 前記第1の光ファイバと前記発光素子と
は、同一の基台に固定されていることを特徴とする請求
項1に記載の発光素子モジュール。 - 【請求項3】 前記第1の光ファイバと前記発光素子と
を冷却するための冷却手段をさらに備えたことを特徴と
する請求項1または2に記載の発光素子モジュール。 - 【請求項4】 前記第2の端面に誘電体多層膜が形成さ
れ、 該第2の端面の反射率が30%以下であることを特徴と
する請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光素子モジ
ュール。 - 【請求項5】 前記第1の光ファイバの前記一方の端部
は、球面状に加工されていることを特徴とする請求項1
〜4のいずれか1項に記載の発光素子モジュール。 - 【請求項6】 前記第1の光ファイバの他方の端部は、
光軸に対して斜めにカットされていることを特徴とする
請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光素子モジュー
ル。 - 【請求項7】 前記第1の光ファイバの他方の端部に対
向させて配置された受光素子をさらに備えたことを特徴
とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光素子モ
ジュール。 - 【請求項8】 一方の端部を前記発光素子の前記第2の
端面に対向させて配置されるとともに、前記第2の端面
から出射するレーザ光を導光する第2の光ファイバをさ
らに備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
項に記載の発光素子モジュール。 - 【請求項9】 前記第2の光ファイバの前記一方の端部
は、球面状に加工されていることを特徴とする請求項8
に記載の発光素子モジュール。 - 【請求項10】 前記発光素子の前記第2の端面と前記
第2の光ファイバの前記一方の端部との間に、 該第2の端面から該一方の端部に向かう方向に進行する
光を選択的に透過させる光アイソレータをさらに備えた
ことを特徴とする発光素子モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003018A JP2000208869A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 発光素子モジュ―ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003018A JP2000208869A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 発光素子モジュ―ル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000208869A true JP2000208869A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11545607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11003018A Pending JP2000208869A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 発光素子モジュ―ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000208869A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002131583A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-05-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 保持部材付光ファイバ、半導体レーザモジュール及びラマン増幅器 |
WO2002039154A1 (en) * | 2000-11-07 | 2002-05-16 | The Furukawa Electric Co.,Ltd. | Semiconductor laser module, and raman amplifier using the semiconductor laser module |
JP2002141608A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザモジュールとそれを用いたラマン増幅器 |
JP2002148488A (ja) * | 2000-11-06 | 2002-05-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザモジュールの製造方法、半導体レーザモジュール及びラマン増幅器 |
EP1209783A2 (en) * | 2000-11-02 | 2002-05-29 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Semiconductive laser module, laser unit, and raman amplifier |
CN1306668C (zh) * | 2002-04-23 | 2007-03-21 | 古河电气工业株式会社 | 激光模块中使用的半导体激光装置 |
US7308012B2 (en) | 2003-06-27 | 2007-12-11 | Nec Corporation | Semiconductor laser module and method of assembling the same |
GB2458338A (en) * | 2008-03-14 | 2009-09-16 | Fujitsu Ltd | Semiconductor optical device package |
US20140300967A1 (en) * | 2011-11-07 | 2014-10-09 | Elbit Systems Of America, Llc | System and method for projecting synthetic imagery and scenic imagery using an optical component comprising a diffractive optical element pattern |
-
1999
- 1999-01-08 JP JP11003018A patent/JP2000208869A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4592914B2 (ja) * | 2000-10-19 | 2010-12-08 | 古河電気工業株式会社 | 保持部材付光ファイバ、半導体レーザモジュール及びラマン増幅器 |
JP2002131583A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-05-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 保持部材付光ファイバ、半導体レーザモジュール及びラマン増幅器 |
JP2002141608A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-17 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザモジュールとそれを用いたラマン増幅器 |
EP1209783A2 (en) * | 2000-11-02 | 2002-05-29 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Semiconductive laser module, laser unit, and raman amplifier |
EP1209783A3 (en) * | 2000-11-02 | 2004-06-30 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Semiconductive laser module, laser unit, and raman amplifier |
JP4514312B2 (ja) * | 2000-11-06 | 2010-07-28 | 古河電気工業株式会社 | 半導体レーザモジュールの製造方法 |
JP2002148488A (ja) * | 2000-11-06 | 2002-05-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザモジュールの製造方法、半導体レーザモジュール及びラマン増幅器 |
JP2002148489A (ja) * | 2000-11-07 | 2002-05-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザモジュールおよびその半導体レーザモジュールを用いたラマンアンプ |
WO2002039154A1 (en) * | 2000-11-07 | 2002-05-16 | The Furukawa Electric Co.,Ltd. | Semiconductor laser module, and raman amplifier using the semiconductor laser module |
CN1306668C (zh) * | 2002-04-23 | 2007-03-21 | 古河电气工业株式会社 | 激光模块中使用的半导体激光装置 |
US7308012B2 (en) | 2003-06-27 | 2007-12-11 | Nec Corporation | Semiconductor laser module and method of assembling the same |
GB2458338A (en) * | 2008-03-14 | 2009-09-16 | Fujitsu Ltd | Semiconductor optical device package |
US20140300967A1 (en) * | 2011-11-07 | 2014-10-09 | Elbit Systems Of America, Llc | System and method for projecting synthetic imagery and scenic imagery using an optical component comprising a diffractive optical element pattern |
US9395542B2 (en) * | 2011-11-07 | 2016-07-19 | Elbit Systems Of America, Llc | Projecting synthetic imagery and scenic imagery using an optical component comprising a diffractive optical element pattern |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0812040B1 (en) | Semiconductor laser module and optical fiber amplifier | |
US4923270A (en) | Apparatus for optical wavelength division multiplexing | |
US7228031B2 (en) | Method and apparatus providing an output coupler for an optical beam | |
JP2006278769A (ja) | 波長可変レーザ | |
CN109716599B (zh) | 具有波分复用器、隔离器、抽头滤波器和光电探测器的光纤耦合激光源泵 | |
JP6443955B2 (ja) | 半導体レーザ装置 | |
JP2000208869A (ja) | 発光素子モジュ―ル | |
JP2012169499A (ja) | 半導体レーザモジュール | |
US6273620B1 (en) | Semiconductor light emitting module | |
US4297651A (en) | Methods for simultaneous suppression of laser pulsations and continuous monitoring of output power | |
EP1087477B1 (en) | Semiconductor laser module | |
JP2000151014A (ja) | 光機能素子及び光通信装置 | |
CA2360890A1 (en) | Semiconductor laser module, laser unit, and raman amplifier | |
US7215686B2 (en) | Waveguide structure having improved reflective mirror features | |
JP2008166577A (ja) | 波長モニタ付レーザモジュール | |
US6574262B1 (en) | High-power and high efficiency large area single-mode laser | |
JP3412584B2 (ja) | 外部共振器型半導体レーザ | |
JPH1117286A (ja) | 波長可変レーザ装置 | |
JP2004507782A (ja) | クラッド・モード結合を使用した光ファイバ・バス、変調器、検出器およびエミッタ | |
JP3833882B2 (ja) | 半導体レーザモジュール | |
JPH01231387A (ja) | 半導体発光素子 | |
KR100388355B1 (ko) | 안정화된 광섬유격자 반도체 레이저 | |
CA1118085A (en) | Methods for simultaneous suppression of laser pulsations and continuous monitoring of output power | |
JP2002329925A (ja) | 半導体レーザモジュール | |
JP2000174382A (ja) | 発光素子モジュール |