JP2000296756A - ガス発生器 - Google Patents
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Abstract
慢に膨張展開させ、その後に急速に膨張展開させると同
時に、清浄なガスをハウジングの周囲に均等に放出可能
とすることで、エアバッグ本体の機能を発揮させるガス
発生器を提供することにある。 【解決手段】 本発明のガス発生器X1は、ハウジング
1内に、ガス発生剤6、2つの点火器8、9を配置する
ものである。このガス発生器X1では、点火器9をハウ
ジング1の軸心aから偏心させて配置する。また、偏心
する点火器8を以ってするガス発生剤6の燃焼で燃焼室
4に発生する高温ガスの通過性能を、点火器8に最短で
隣設する内筒材2の部分で、内筒材2の他部分より少な
くしたものである。
Description
グを膨張展開させるものに係わり、特に、エアバッグの
展開形態を制御できるガス発生器に関する。
の運転者等を保護するため、急速にエアバッグを膨張展
開させるガス発生器は、ステアリングホイール内に装着
されたエアバッグモジュールに組み込まれている。この
ガス発生器は、衝突の際に衝突センサからの衝突検出信
号により瞬時に多量の高温ガスを発生させるものであ
る。
一例としては、図25に示すものがある。このガス発生
器は、蓋を有する二重円筒構造の上容器101、及び下
容器102とで形成されるハウジング100を備えてい
る。ハウジング100は、上容器101と下容器102
との内筒同士、及び外筒同士を突合せて摩擦圧接するこ
とにより、内部に環状の密閉空間Sを形成する構造であ
る。このハウジング100の密閉空間S内には、内筒か
ら外筒に向かってガス発生剤103、円筒状のフィルタ
部材104を順次収納している。また、内筒内には、衝
突センサからの衝突検出信号によって点火される点火具
105と、この点火具105の点火により着火される伝
火剤106とが配置されている。
衝突検出信号により点火具105を点火して伝火剤10
6を着火させる。伝火剤106の火炎は、内筒の導火孔
107を通して密閉空間S内に噴出され、ガス発生剤1
03を着火燃焼させることで、瞬時に多量の高温ガスを
発生させる。この多量の高温ガスは、フィルタ部材10
4内に流入し、ここでスラグ捕集と冷却を経て、上容器
101の複数のガス放出孔101aからエアバッグ内に
放出される。エアバッグは、各ガス放出孔101aから
放出される多量の清浄なガスにより急速に膨張展開され
る。
は、自動車衝突の形態や運転者の着座姿勢の如何に拘ら
ず、衝突センサからの衝突検出信号により点火具を点火
し、瞬時に多量の清浄なガスを発生させて、エアバッグ
を急速に膨張展開させている。従って、運転者がステア
リングホイールの近傍に着座するとき、又は自動車が低
速衝突するときには、急速に膨張展開されるエアバッグ
によって運転者が衝撃を受けることが生じており、運転
者を保護するエアバッグ本来の機能を発揮できないとい
う問題がある。
緩慢に膨張展開させ、その後に急速に膨張展開させる
と、又は清浄なガスをハウジングの周囲に均等に放出可
能とすることで、エアバッグ本来の機能を発揮させれる
ガス発生器を提供することにある。
め、第1の発明のガス発生器(請求項1)は、ハウジン
グの燃焼室内にガス発生剤を装填し、ハウジングに燃焼
室内のガス発生剤を着火燃焼させる1又は2以上の点火
器を配置するものである。また、このガス発生器では、
各点火器の1又は2以上をハウジングの軸心から偏心さ
せて配置し、偏心する点火器を以ってするガス発生剤の
燃焼で燃焼室に発生する高温ガスの通過性能を、点火器
に最短で隣設する部分で、他の部分より少なくしたもの
である。このように、偏心する点火器によりガス発生剤
を着火燃焼させると、燃焼室内で局部的な燃焼が発生す
ることになる。従って、第1の発明のガス発生器では、
高温ガスの通過性能を相異させることで、燃焼室内で局
部的な燃焼が発生しても、燃焼室内の全体にわたってガ
スを振り分けて、清浄なガスをハウジングの周囲に均等
に放出可能としたものである。
複数の燃焼室内にガス発生剤、及びフィルタ部材を装填
・配置し、ハウジングに各燃焼室のガス発生剤を着火燃
焼させる1又は2以上の点火器を配置するものである。
また、このガス発生器では、各点火器の1又は2以上を
ハウジングの軸心から偏心させて配置し、偏心する点火
器を以ってするガス発生剤の燃焼で燃焼室に発生する高
温ガスの通過性能を、点火器に最短で隣設する部分で、
他の部分より少なくしたものである。このように、偏心
する点火器によりガス発生剤を着火燃焼させると、各燃
焼室内で局部的な燃焼が発生することになる。従って、
第2の発明のガス発生器では、高温ガスの通過性能を相
異させることで、各燃焼室内で局部的な燃焼が発生して
も、各燃焼室内の全体にわたってガスを振り分けて、清
浄なガスをハウジングの周囲に均等に放出可能としたも
のである。また、第2の発明のガス発生器では、各点火
器を微小時間差をもって作動することで、エアバッグの
展開初期に、1つの燃焼室のみで発生した少量のガスに
より緩やかに膨張展開させ、その後に、他の燃焼室で発
生したガスの追加により急速に膨張展開させる多段制御
を行える。
請求項6)では、ガスをハウジングの周囲から均等に放
出させる構成として、内筒材のガス通過孔の構成、ハウ
ジングのガス放出孔の構成、及びフィルタ部材の構造の
うち、1以上を採用して行うものである。いずれのもの
においても、簡単な構造で、確実に、清浄なガスをガス
放出孔からハウジングの周囲に均等に放出できる。
ハウジングの燃焼室内にガス発生剤を装填し、ハウジン
グに燃焼室内のガス発生剤を着火燃焼させる1又は2以
上の点火器を配置するものである。また、このガス発生
器では、各点火器の1又は2以上をハウジングの軸心か
ら偏心させて配置し、偏心する点火器の着火炎を、ハウ
ジングの軸心周りに向けて噴出するよう制御するもので
ある。これによって、第3の発明のガス発生器では、偏
心する点火器及び点火器から離れるハウジングの軸心周
りの広い範囲のガス発生剤に対して燃焼を開始でき、瞬
時に全体的な燃焼に移行できる。従って、偏心する点火
器による高温ガスを、ハウジングの軸心周りで均一に発
生できることになり、清浄なガスをハウジングの周囲に
均等に放出可能とできる。
複数の燃焼室内にガス発生剤、及びフィルタ部材を装填
・配置し、ハウジングに各燃焼室のガス発生剤を着火燃
焼させる1又は2以上の点火器を配置するものである。
また、このガス発生器では、各点火器の1又は2以上を
ハウジングの軸心から偏心させて配置し、偏心する点火
器の着火炎を、ハウジングの軸心周りに向けて噴出する
よう制御するものである。これによって、第4の発明の
ガス発生器では、偏心する点火器及び点火器から離れる
ハウジングの軸心周りの広い範囲のガス発生剤に対して
燃焼を開始でき、瞬時に全体的な燃焼に移行できる。従
って、偏心する点火器による高温ガスを、ハウジングの
軸心周りで均一に発生できることになり、清浄なガスを
ハウジングの周囲に均等に放出可能とできる。また、第
4の発明のガス発生器では、各点火器を微小時間差をも
って作動することで、エアバッグの展開初期に、1つの
燃焼室のみで発生した少量のガスにより緩やかに膨張展
開させ、その後に、他の燃焼室で発生したガスの追加に
より急速に膨張展開させる多段制御を行える。
請求項11)では、偏心する点火器の着火炎をハウジン
グの軸方向に向けて噴出するよう制御する構成として、
点火器の複数の着火孔、点火器を覆おう着火蓋の着火
孔、又は着火炎で開口する点火器の複数の着火孔のいず
れかを採用する。いずれのものでも、簡単な構造で、確
実に、偏心する点火器の着火炎をハウジングの軸心周り
に向けて噴出できる。
は、ハウジングの燃焼室内にガス発生剤を装填し、ハウ
ジングに燃焼室内のガス発生剤を着火燃焼させる1又は
2以上の点火器を配置するものである。また、このガス
発生器では、各点火器の1又は2以上をハウジングの軸
心から偏心させて配置し、偏心する点火器を以ってする
ガス発生剤の燃焼で燃焼室に発生する高温ガスの通過性
能を、点火器に最短で隣設する部分で、他の部分より少
なくしたものである。さらに、ガス発生器では、偏心す
る点火器の着火炎を、ハウジングの軸心周りに向けて噴
出するよう制御するものである。このように、偏心する
点火器によりガス発生剤を着火燃焼させると、燃焼室内
で局部的な燃焼が発生することになる。従って、第5の
発明のガス発生器では、高温ガスの通過性能を相異させ
ることで、燃焼室内で局部的な燃焼が発生しても、燃焼
室内の全体にわたってガスを振り分けて、清浄なガスを
ハウジングの周囲に均等に放出可能としたものである。
また、第5の発明のガス発生器では、偏心する点火器及
び点火器から離れるハウジングの軸心周りの広い範囲の
ガス発生剤に対して燃焼を開始でき、瞬時に全体的な燃
焼に移行できる。従って、偏心する点火器による高温ガ
スを、ハウジングの軸心周りで均一に発生できることに
なり、清浄なガスをハウジングの周囲に均等に放出可能
とできる。
は、複数の燃焼室内にガス発生剤、及びフィルタ部材を
装填・配置し、ハウジングに各燃焼室のガス発生剤を着
火燃焼させる1又は2以上の点火器を配置するものであ
る。また、このガス発生器では、各点火器の1又は2以
上をハウジングの軸心から偏心させて配置し、偏心する
点火器を以ってするガス発生剤の燃焼で燃焼室に発生す
る高温ガスの通過性能を、点火器に最短で隣設する部分
で、他の部分より少なくしたものである。さらに、ガス
発生器では、偏心する点火器の着火炎を、ハウジングの
軸心周りに向けて噴出するよう制御するものである。こ
のように、偏心する点火器によりガス発生剤を着火燃焼
させると、各燃焼室内で局部的な燃焼が発生することに
なる。従って、第6の発明のガス発生器では、高温ガス
の通過性能を相異させることで、各燃焼室内で局部的な
燃焼が発生しても、各燃焼室内の全体にわたってガスを
振り分けて、清浄なガスをハウジングの周囲に均等に放
出可能としたものである。また、第6の発明のガス発生
器では、偏心する点火器及び点火器から離れるハウジン
グの軸心周りの広い範囲のガス発生剤に対して燃焼を開
始でき、瞬時に全体的な燃焼に移行できる。従って、偏
心する点火器による高温ガスを、ハウジングの軸心周り
で均一に発生できることになり、清浄なガスをハウジン
グの周囲に均等に放出可能とできる。さらに、第6の発
明のガス発生器では、各点火器を微小時間差をもって作
動することで、エアバッグの展開初期に、1つの燃焼室
のみで発生した少量のガスにより緩やかに膨張展開さ
せ、その後に、他の燃焼室で発生したガスの追加により
急速に膨張展開させる多段制御を行える。
生器について説明する。本発明のガス発生器は、主とし
て運転席用のエアバッグを膨張展開させるために用いら
れる。本発明のガス発生器では、ハウジング内を複数の
燃焼室に画成し、各燃焼室内のガス発生剤を複数の点火
器によって燃焼することで、エアバッグの展開形態を制
御可能としたものである。又、本発明のガス発生器で
は、各点火器の1又は2以上をハウジングの軸心から偏
心させて配置する構成を採用し、偏心する点火器での燃
焼による清浄なガスを各ガス放出孔から均等に放出可能
としたものである。
ガス発生器を、図1〜図24に基づいて説明する。
アバッグの展開形態を制御可能とし、内筒材2の構造に
より、清浄なガスを各ガス放出孔15aから外筒15の
周囲に均等に放出可能としたものである。このガス発生
器X1は、短円筒状のハウジング1と、ハウジング1内
に装入される内筒材2と、内筒材2内を上下2つの燃焼
室3、4に画成する仕切部材5と、各燃焼室3、4内に
装填・配置されるガス発生剤6及びフィルタ部材7と、
各燃焼室3、4のガス発生剤6を夫々独立して燃焼させ
る2つの点火器8、9とを備えている。
とで内部に環状の密閉空間Sを形成する二重円筒構造と
されている。上容器10は、円板状の上蓋12と、上蓋
12の外周縁から突出する外筒突起13と、上蓋12の
中央部から外筒突起13内に突出する内筒突起14とか
らなり、これらをアルミ合金などで一体成形している。
下容器11は、短円筒状の外筒15と、外筒15の下端
部を閉鎖する円板状の下蓋16と、下蓋16の中央部か
ら外筒15内に延びる円筒状の長尺内筒17とからな
り、これらをアルミ合金などで一体形成している。
開口する複数のガス放出孔15aが形成されている。各
ガス放出孔15aは、第2図にも示すように、ハウジン
グ1の周方向に見て所定間隔ごとに配置されている。
又、各ガス放出孔15aは、外筒15の内周に貼着され
たバーストプレート21によって閉鎖されている。この
バーストプレート21は、例えば、アルミ等の金属箔で
形成され、ハウジング1内の防湿と燃焼時の内圧調整の
役割を果たすものである。長尺内筒17の上端部側に
は、密閉空間Sに開口する複数の導火孔17aが形成さ
れている。これら各導火孔17aはハウジング1の周方
向に見て所定間隔ごとに配置されている。
から径外方に偏心する短尺内筒18が一体形成されてい
る。この短尺内筒18は、外筒15と長尺内筒17との
間からハウジング1の内部に突出している。又、短尺内
筒18は、長尺内筒17が外筒15と同じ長さだけ延び
るのに比して、外筒15に満たない長さだけ突出してい
る。下蓋16の外周縁には、外筒15の径外側に沿って
延びるフランジ筒部19が形成されている。このフラン
ジ筒部19の上端部は、外筒15の径外方に水平に折れ
曲がるサイドフランジ20を有している。サイドフラン
ジ20は、エアバッグモジュールのリテーナに取り付け
られる。
3の下端を外筒15の上端に突き合わせ、又内筒突起1
4の下端を長尺内筒17の上端に突き合わせて、溶接
(例えば、摩擦圧接)により接合することで、外筒1
5、長尺内筒17の上下端部を各蓋12、16で閉鎖す
る二重円筒構造にされている。これで、ハウジング1内
は、外筒突起13、外筒15と内筒突起14、長尺内筒
17との間の環状の密閉空間Sと、内筒突起14及び長
尺内筒17の内側の収納空間S1とに画成されている。
と、仕切部材5とによって、ハウジング1の軸方向に上
下2つの燃焼室3、4に画成されている。
内筒突起14、長尺内筒17と同心円状として外筒15
と短尺内筒18との間に装入されている。又、内筒材2
は、下蓋16から上蓋12近傍まで延びいる。内筒材2
の上端部は、長尺内筒17の外周に圧入される蓋材22
によって閉鎖されている。これで、内筒材2は、ハウジ
ング1内の密閉空間Sを外筒15との間の環状のガス通
過空間S2と、長尺内筒17との間の環状の燃焼空間S
3とに画成している。内筒材2には、ガス通過空間S2
と燃焼空間S3とを連通する複数のガス通過孔2aが形
成されている。各ガス通過孔2aは、図2にも示すよう
に、内筒材2の軸方向及び周方向にわたって配置されて
いる。ガス通過孔2aの形成数は、短尺内筒18に最短
で隣設する内筒材2の周囲部分δを、短尺内筒18から
離れる内筒材2の周囲部分εより少ない数として形成さ
れている。これで、内筒材2は、下側燃焼室4側で短尺
内筒18に隣設する周囲部分δにおけるガスの通過性能
を、他の周囲部分εより少なくする構造としている。
に、内筒材2の周囲部分δにおけるガス通過孔2aの形
成数を他の周囲部分εより少なくするように形成した多
孔薄鋼板(パンチングメタルなど)が用いられる。内筒
材2は、多孔鋼板を円筒状に成形して、終端同士をスポ
ット溶接などの接合方法により接合して製作する。
にこれらと略平行にして内筒材2内に装入されており、
内筒材2の燃焼空間S3をハウジング1の軸方向で上下
2つの燃焼室3、4に画成している。又、仕切部材5
は、その中央に形成された貫通穴24を長尺内筒17の
外周に嵌め込むことで、短尺内筒18上に対峙する状態
で位置決めされている。これで、長尺内筒17は、下側
燃焼室4、仕切部材5を貫通して上側燃焼室3内に突出
して配置される。又、短尺内筒18は下側燃焼室4内に
突出して配置されている。そして、各燃焼室3、4内に
は、ガス発生剤6が装填され、これを囲繞するようにフ
ィルタ部材7が配置されている。
材2内に装入自在な円筒形状にされている。上側燃焼室
3のフィルタ部材7は、内筒材2内に装入されて仕切部
材5から蓋材22に当接するまで延在している。又、下
側燃焼室4のフィルタ部材7は、内筒材2内に装入され
て下蓋16から仕切部材5に当接するまで延在してい
る。このフィルタ部材7としては、図4(a)に示すメ
リヤス編み金網、或いは図4(b)に示すクリンプ織り
金属線材の集合体を、図4(c)の如く円筒形状にプレ
ス成形して安価に製作することが好ましい。
材5との間には、仕切部材5に当接するクッション部材
25が配置されている。このクッション部材25は、ガ
ス発生剤6の振動による粉化防止と、各燃焼室3、4の
相互間での熱伝達を抑制する断熱材としての機能をも兼
ね備えている。したがって、クッション部材25として
は、セラミックス繊維などの断熱機能を有する弾性材を
用いることが好ましい。又、上側燃焼室3のガス発生剤
6と蓋材22との間には、蓋材22に当接するクッショ
ン部材26が配置されている。このクッション部材26
は、ガス発生剤6の振動による粉化防止の機能を備える
もので、シリコンゴムやシリコン発泡体などの弾性材を
用いることが好ましい。尚、クッション部材26として
は、セラミックス繊維などにより断熱機能を有するもの
であっても構わない。
内筒18内とに夫々独立して装着されている。各点火器
8、9は、各内筒17、18内に形成されたテーパー状
の段部27にシール部材を介在させて気密に当接されて
いる。これら各点火器8,9は、各内筒17、18先端
のカシメ部28を内側に折り曲げることでカシメ固定さ
れている。又、点火器8は、収納空間S1内の伝火剤2
9に対峙している。伝火剤29は、上容器11の上蓋1
2側に位置して、各導火孔17aを閉鎖するように収納
される。これら各点火器8、9は、衝突センサからの衝
突検出信号に基づいて点火するものである。
ウジング1の軸心aに位置して、点火によって伝火剤2
9を着火させ、伝火剤29の着火炎を各導火孔17aを
通して上側燃焼室3内に噴出させる。又、短尺内筒18
内の点火器9は、ハウジング1の軸心aから偏心する位
置で下側燃焼室4内に突出して、内筒材2の周囲部分δ
に隣設されている。
する。
点火器8のみを作動することで、伝火剤29を着火す
る。この伝火剤29の着火炎は、各導火孔17aからハ
ウジング1の周方向にわたって上側燃焼室3内に放射状
に噴出され、この火炎でガス発生剤6を均一に燃焼させ
ることで、高温ガスを発生させる。このとき、上側燃焼
室3内で発生した燃焼熱は、クッション部材25の断熱
機能によって伝熱が抑制(鈍化)されて、下側燃焼室4
のガス発生剤6が同時に着火することを防止している。
ウジング1の周方向にわたってフィルタ部材7内に流入
し、ここでスラグ捕集と冷却を経て、内筒材2の各ガス
通過孔2aからガス通過空間S2に流出する。そして、
上側燃焼室3内での燃焼が進み、ハウジング1内が所定
圧力に達すると、バーストプレート21が破裂して、ガ
ス通過空間S2で均一にされた清浄なガスが各ガス放出
孔15aからエアバッグ内に放出される。これで、エア
バッグは、上側燃焼室3のみで発生した少量の清浄なガ
スによって、緩やかに膨張展開を開始する。
時間差をおいて点火器9を作動させると、下側燃焼室4
内のガス発生剤6が強制着火されて燃焼が始まり高温ガ
スを発生させる。この燃焼室4での燃焼は、点火器9の
周りのガス発生剤6を局部的に燃焼させることで開始さ
れ、時間経過とともにハウジング1周方向へ移っていっ
て、全体的な燃焼に移行する。したがって、下側燃焼室
4内での燃焼初期において、点火器9の周りで発生する
高温ガスは、点火器9に隣設する部分からフィルタ部材
7内に流入することになる。フィルタ部材7内に流入し
た高温ガスは、内筒材2の周囲部分δによってガス通過
空間S2内に流出するガス量が規制され、流入したガス
の大部分がフィルタ部材7の周方向に流れる状態とな
る。これは、内筒材2の周囲部分δでのガス通過孔2a
の形成数が少ないため、フィルタ部材7に流入した高温
ガスの大部分が内筒材2の内周に衝突し、その流れを変
更されることに起因する。これにより、燃焼初期におい
て、点火器9の周りでの局部的な燃焼であっても、高温
ガスをフィルタ部材2の周方向に振り分けて、清浄なガ
スをガス通過空間S2内に均等に流出させることが可能
となる。
過空間S2内に流出する清浄なガスは、各ガス放出孔1
5aから外筒15周囲に均等に放出される。これによ
り、エアバッグは両燃焼室3、4から放出される多量の
清浄なガスによって急速な膨張展開に移行される。この
結果、エアバッグは、展開初期には、上側燃焼室3のみ
で発生した少量のガスによって緩やかに膨張展開を開始
し、微小時間後からは、両燃焼室3、4で発生した多量
のガスにより急速に膨張展開することになる。又、エア
バッグは、各ガス放出孔15aから外筒15周囲に均等
に放出される清浄なガスによって、偏るこなくスムーズ
に膨張展開する。
と、高温ガスの一部は、ガス通過空間S2などを通して
下側燃焼室4内に流入する。この流入する高温ガスは、
燃焼の開始された初期の段階では、ガス通過空間S2か
ら下側燃焼室4側の内筒材2、フィルタ部材7を通過す
る間に冷却されるので、下側燃焼室4のガス発生剤6を
自然着火するまでに至らない。しかしながら、上側燃焼
室3の燃焼が進んで、下側燃焼室4のフィルタ部材7の
温度が上昇すると、遂には、下側燃焼室4のガス発生剤
6を自然着火させることになる。したがって、各点火器
8、9によって、各燃焼室3、4のガス発生剤6を微小
時間差で強制着火するには、下側燃焼室4内に流入する
高温ガスの熱量によって、下側燃焼室4のガス発生剤6
が自然着火するまでのタイミングを微小時間差より遅ら
せる必要がある。
をおいて行うことを必ずしも要するものでなく、自動車
の衝突態様などによって各点火器8、9の作動を適宜選
択するものである。例えば、高速度での正面衝突や斜め
前方衝突の如き危険度の高い衝突では、各点火器8、9
を同時に作動して、エアバッグを両燃焼室3、4で発生
した多量のガスによって急速に膨張展開する。又、危険
度が中程度の衝突では、各点火器8、9を微小時間差を
もって作動して、エアバッグを展開初期の段階において
少量のガスで緩やかに膨張展開し、微小時間後に多量の
ガスによって急速に膨張展開する。更に、危険度が軽程
度の衝突では、1つの点火器8のみを作動することで、
上側燃焼室3のガス発生剤6を強制着火する。これで、
エアバッグを比較的長い時間をかけて、少量のガスによ
って緩やかに膨張展開する。
点火器8、9を微小時間差をもって作動させることで、
エアバッグの展開初期で上側燃焼室3のみで発生する少
量のガスによって緩やかに膨張展開させ、その後に、両
燃焼室3、4から発生する多量のガスによって急速に膨
張展開させるという展開制御を行える(2段階でエアバ
ッグヘのガス放出量の制御を行える)。
5aから外筒15の周囲に放出されるガスを均等にする
ことができるので、エアバッグの展開制御を行うため
に、各点火器8、9をハウジング1の軸心aから偏心さ
せて配置しても、エアバッグに偏りを生じさせることな
くスムーズに膨張展開させることが可能となる。
ホイールの近い部分に着座していても、エアバッグの展
開初期における急激な膨張展開、又はエアバッグの偏っ
た膨張展開による衝撃を受けることなく、安全にエアバ
ッグ本来の機能を発揮される。
通過孔2aの形成数を調整することにより、ガスを各ガ
ス放出孔15aから外筒15の周囲に均等に放出するも
のであるが、各ガス通過孔2aの開口面積を調整するす
ることでも行える。又、内筒材2の周囲部分εに形成す
るガス通過孔2aを、点火器9から離れるに連れて形成
数や開口面積を大きくするようにすれば、確実にハウジ
ング1の周方向にわたって燃焼初期のガスなどを振り分
けることが可能となる。
について説明する。
ッグの展開形態を制御可能とし、外筒15の各ガス放出
孔15の構造により、清浄なガスを各ガス放出孔15a
から外筒15の周囲に均等に放出可能としたものであ
る。尚、図5及び図6において、図1及び図2と同一部
材は同一符号を付して重複説明を省略する。
aの形成数は、短尺内筒18の点火器9に最短で隣設す
る外筒15の周囲部分αを、点火器9から離れる外筒1
5の周囲部分βより少ない数として形成されている。
又、外筒15の周囲部分βでは、点火器9から離れるに
連れてガス放出孔15aの形成数を多くするようにされ
ており、長尺内筒17を挟んで短尺内筒18に対峙する
部分に最も多く形成している。これで、外筒15の各ガ
ス放出孔15aは、短尺内筒18の点火器9に隣設する
周囲部分αにおけるガスの通過性能を、他の周囲部分β
より少なくする構造とされている。又、内筒材2は、そ
の軸方向及び周方向に所定間隔ごと均一にガス通過孔2
aが形成されたものを用いている。
する。
火器8のみが作動されると、図1と同様に、上側燃焼室
3で発生した高温ガスは、フィルタ部材7でスラグ捕集
と冷却を経て、ガス通過空間S2で均一化された後に、
エアバッグ内への放出が開始される。そして、エアバッ
グは、上側燃焼室3のみで発生した少量の清浄なガスに
よって、緩やかに膨張展開を開始する。
時間差をおいて点火器9を作動させると、下側燃焼室4
内のガス発生剤6の燃焼が始まり、図1と同様に、エア
バッグは、両燃焼室3、4から放出される多量の清浄な
ガスによって急速な膨張展開に移行される。
で発生した高温ガスは、点火器9に隣設する部分からフ
ィルタ部材7、内筒材2を通過し、ここでスラグ捕集と
冷却を経て、ガス通過空間S2内に流出される。ガス通
過空間S2内に流出する清浄なガスは、一旦外筒15の
内周に衝突し、その流れ方向をガス通過空間S2の軸方
向又は周方向に変更されて、外筒15の各ガス放出孔1
5aに向けて流れる状態となる。そして、外筒15の周
囲部分αでは、ガス放出孔15aの形成数が少なくされ
ていることから、この周囲部分αからエアバッグ内に放
出されるガス量が規制され、ガス通過空間S2の周方向
に振り分けられるようになる。これにより、下側燃焼室
4内での燃焼初期では、点火器9の周りで局部的な燃焼
があっても、外筒15に形成されたガス放出孔15aの
形成数によって、各ガス放出孔15aから外筒15の周
囲に放出されるガスを均等にさせることが可能となる。
器X1と同様にして、各点火器8、9を作動する微小時
間差を適宜選択することで、自動車の衝突形態に応じて
エアバッグを膨張展開させるものである。又、各ガス放
出孔15aの形成数によらず、その開口面積を調整する
ことで、周囲部分αにおけるガスの通過性能を、他の周
囲部分βより少なくする構造としても良い。
1と同様に、エアバッグの展開制御を容易に行えること
になり、又エアバッグを偏りなくスムーズに膨張展開で
きることから、安全にエアバッグ本来の機能を発揮でき
る。
について説明する。
ッグの展開形態を制御可能とし、フィルタ部材7の構造
により、清浄なガスを各ガス放出孔15aから外筒15
の周囲に均等に放出可能としたものである。尚、図7及
び図8において、図1及び図2と同一部材は同一符号を
付して重複説明を省略する。
ィルタ部材7は、ハウジング1の周方向でガスの通過性
能を相異させたもので、短尺内筒18の点火器9に最短
で隣設する周囲部分φを、点火器9から離れる周囲部分
σよりガスを通し難い構造としたものである。又、フィ
ルタ部材7の周囲部分σでは、点火器9から離れるに連
れてガスを通し易い構造とされており、長尺内筒17を
挟んで短尺内筒18に対峙する部分で最もガスを通し易
い構造としている。
ヤス編み金網又はクリンプ織り金属線材(図4参照)で
形成される空隙の割合(以下、「空隙率」という)を同
じものとして、周囲部分φをσより径方向厚みを増して
内径を小さくするように、金網又は金属線材の層を多く
するもの、又はフィルタ部材7の径方向の厚みを同じに
して、周囲部分φをσの空隙率より小さくするように、
金網又は金属線材を密に集合させたものなどを採用す
る。これで、フィルタ部材7は、下側燃焼室4側で短尺
内筒18の点火器9に隣設する周囲部分φにおけるガス
の通過性能を、他の周囲部分σより通し難い構造として
いる。
2に外筒15を内筒突起14と同心円状として一体成形
したもので、上容器10の外筒15の上端を下蓋17の
外筒突起13の上端に突き合わせ、又内筒突起14の下
端を長尺内筒の上端に突き合わせて、溶接(例えば、摩
擦圧接)により接合することで、外筒15、長尺内筒1
7の上下端部を各蓋12、16で閉鎖する二重円筒構造
とされている。又、内筒材2は、その軸方向及び周方向
に所定間隔ごと均一にガス通過孔2aが形成されたもの
を用いている。
する。
火器8のみが作動されると、図1と同様に、上側燃焼室
3で発生した高温ガスは、フィルタ部材7でスラグ捕集
と冷却を経て、ガス通過空間S2で均一化された後に、
エアバッグ内への放出が開始される。そして、エアバッ
グは、上側燃焼室3のみで発生した少量の清浄なガスに
よって、緩やかに膨張展開を開始する。
時間差をおいて点火器9を作動させると、下側燃焼室4
内のガス発生剤6の燃焼が始まり、図1と同様に、エア
バッグは、両燃焼室3、4から放出される多量の清浄な
ガスによって急速な膨張展開に移行される。
で発生した高温ガスは、点火器9に隣設する周囲部分φ
からフィルタ部材7内に流入することになるが、周囲部
分φをσよりガスの通し難い構造としていることから、
フィルタ部材7の周囲部分φから流入しきれない高温ガ
スの大部分が点火器9から離れる周方向に向けて流れる
状態となる。そして、高温ガスは、順次、点火器9から
離れる側に流れつつフィルタ部材7の周囲部分σから流
入し、且つここで流入しきれない高温ガスは更に点火器
9から離れる周囲部分σから流入する。これにより、下
側燃焼室4内での燃焼初期において、点火器9の周りで
局部的な燃焼があっても、フィルタ部材7の構造によっ
て、ハウジング1の周方向に高温ガスを振り分けれるの
で、ガス通過空間S2を通して各ガス放出孔15aから
外筒15の周囲に放出されるガスを均等にさせることが
可能となる。
器X1と同様にして、各点火器8、9を作動する微小時
間差を適宜選択することで、自動車の衝突形態に応じて
エアバッグを膨張展開させるものである。
1と同様に、エアバッグの展開制御を容易に行えること
になり、又エアバッグを偏りなくスムーズに膨張展開で
きることから、安全にエアバッグ本来の機能を発揮でき
る。
各燃焼室3、4内の夫々にフィルタ部材7を配置するも
のを示したが、図9図に示すように、各燃焼室3、4の
フィルタ部材7を一体成形したものを用いても良い。
6から蓋材21にわたって延在して内筒材2内に装入さ
れており、その周囲部分φ側の点火器9上で径内方に突
出する段差7aを有している。これで、フィルタ部材7
と内筒材2とは、密閉空間Sをガス通過空間S2と、燃
焼空間S3とに画成している。又、燃焼空間S3は、フ
ィルタ部材7内に装入される仕切部材5によって、上下
2つの燃焼室3、4に画成されている。この仕切部材5
は、その外周縁をフィルタ部材7の段差7aに当接させ
ることで、短尺内筒18の点火器9上で対峙するように
位置決めされている。そして、各燃焼室3、4内には、
ガス発生剤6が装填されている。
材7を一体成形すると、各燃焼室3、4の夫々にフィル
タ部材7を配置するものに比して、部品点数を減少して
製造コストの低減を図れる。又、下側燃焼室4内での燃
焼初期において、点火器9周りで局部的な燃焼があって
も、フィルタ部材7の構造によって、ハウジング1の周
方向に高温ガスを振り分けることができ、ガス通過空間
S2を通過して各ガス放出孔15aから外筒15の周囲
に放出されるガスを均等にさせることが可能となる。
X4について説明する。
ジング1を単円筒構造とし、各点火器8、9の夫々をハ
ウジング1の軸心aから偏心させたものである。又、ガ
ス発生器X4は、エアバッグの展開形態を制御可能と
し、フィルタ部材7の構造より、清浄なガスを各ガス放
出孔15aから外筒15の周囲に均等に放出可能とした
ものである。尚、図10及び図11において、図1及び
図2と同一部材は同一符号を付して重複説明を省略す
る。
は、上容器10と下容器11とで内部に密閉空間Sを形
成する単円筒構造とされている。上容器10は、外筒1
5と、外筒15の上端部を閉鎖する上蓋12とからな
り、これらをアルミ合金などで一体成形している。下容
器11は、下蓋16と、下蓋16の外周側から突出する
外筒突起13と、下蓋16の外周縁周りから外筒突起1
3の径外側に沿って延びるフランジ筒部19とからな
り、これらをアルミ合金などで一体成形している。
から径外方に偏心して、外筒15の内側に突出する長尺
内筒17と短尺内筒18とが一体成形されている。各内
筒17、18とは、ハウジング1の軸心aを基準として
対称に配置されている。長尺内筒17は、外筒15の長
さにより多少短く突出している。又、短尺内筒18は長
尺内筒17に比して短くなるように突出している。
下端を外筒突起13の上端に突き合わせて、溶接(例え
ば、摩擦圧接)により接合することで、外筒15の上下
端部を各蓋12、16で閉鎖する単円筒構造にされてい
る。これで、ハウジング1内には密閉空間Sが形成され
る。
7と外筒15との間に装入される内筒材2によって、内
筒材2の外周と外筒15の外周との間の環状のガス通過
空間S2と、内筒材2の内側の燃焼空間S3とに画成さ
れている。又、内筒材2は、下蓋16から上蓋12近傍
まで延びており、上端部を蓋材30で閉鎖されている。
そして、内筒材2内の燃焼空間S3は、仕切部材5によ
って上下2つの燃焼室3、4に画成されている。仕切部
材5は、上蓋12と下蓋16との間にこれらと略平行に
して内筒材2内に装入されている。又、仕切部材5は、
その中央部から偏心して形成された貫通穴31を長尺内
筒17の外周に嵌め込むことで、短尺内筒18上に対峙
する状態で位置決めされている。これで、長尺内筒17
は、下側燃焼室4、仕切部材5を貫通して上側燃焼室3
内に突出して配置されている。又、短尺内筒18は下側
燃焼室4内に突出して配置されている。そして、各燃焼
室3、4内には、ガス発生剤6が装填され、これを囲繞
するようにフィルタ部材7が配置されている。
周方向でガスの通過性能を相異させたもので、各内筒1
7、18に最短で隣設する周囲部分φを、各内筒17、
18から離れる周囲部分σよりガスを通し難い構造とし
たものである。又、各フィルタ部材7の周囲部分σで
は、各内筒17、18から離れるに連れてガスを通し易
い構造とされている。このフィルタ部材7の構造として
は、周囲部分φをσより径方向の厚みを増して内径を小
さくするように、金網又は金属線材の層を多くするも
の、又は周囲部分φをσの空隙率より小さくするよう
に、金網又は金属線材を密に集合させたものなどを採用
する。これで、各フィルタ部材7は、各燃焼室3、4内
で各内筒17、18に隣設する周囲部分φにおけるガス
の通過性能を、他の周囲部分σより通し難い構造として
いる。
夫々独立して装着されてカシメ固定されている。これ
で、長尺内筒17の点火器8は、上側燃焼室3内に突出
してフィルタ部材7の周囲部分φに隣設されている。
又、短尺内筒19の点火器9は、下側燃焼室4内に突出
しつつクッション部材25に当接して、フィルタ部材7
の周囲部分φに隣設される。
する。
火器8のみが作動されると、図1と同様に、上側燃焼室
3で発生した高温ガスは、フィルタ部材7でスラグ捕集
と冷却を経て、ガス通過空間S2で均一化された後に、
エアバッグ内への放出が開始される。そして、エアバッ
グは、上側燃焼室3のみで発生した少量の清浄なガスに
よって、緩やかに膨張展開を開始する。
器8の周りのガス発生剤6を局部的に燃焼させることで
開始され、時間経過とともにハウジング1周方向へ移っ
ていって、全体的な燃焼に移行する。したがって、上側
燃焼室3での燃焼初期に点火器8の周りで発生した高温
ガスは、点火器8に隣設する周囲部分φからフィルタ部
材7内に流入することになるが、周囲部分φをσよりガ
スの通し難い構造としていることから、フィルタ部材7
の周囲部分φから流入しきれない高温ガスの大部分が点
火器8から離れる周方向に向けて流れる状態となる。そ
して、高温ガスは、順次、点火器8から離れる側に流れ
つつフィルタ部材7の周囲部分σから流入し、且つここ
で流入しきれない高温ガスは更に点火器8から離れる周
囲部分σから流入する。これにより、上側燃焼室3内で
の燃焼初期において、点火器8周りで局部的な燃焼があ
っても、フィルタ部材7の構造によって、ハウジング1
の周方向に振り分けられるので、ガス通過空間S2を通
過して各ガス放出孔15aから外筒15の周囲に放出さ
れるガスを均等にさせることが可能となる。
時間差をおいて点火器9を作動させると、下側燃焼室4
尚のガス発生剤6の燃焼が始まり、図1と同様に、エア
バッグは、両燃焼室3、4から放出される多量の清浄な
ガスによって急速な膨張展開に移行される。
で発生した高温ガスは、上側燃焼室3と同様に、フィル
タ部材7の構造により、ハウジング1の周方向に振り分
けられてフィルタ部材7に流入することになる。これに
より、下側燃焼室4内での燃焼初期において、点火器9
周りで局部的な燃焼があっても、ガス通過空間S2を通
して各ガス放出孔15aから外筒15の周囲に放出され
るガスを均等にさせることが可能となる。
器X1と同様にして、各点火器8、9を作動する微小時
間差を適宜選択することで、自動車の衝突形態に応じて
エアバッグを膨張展開させるものである。
1と同様に、エアバッグの展開制御を容易に行えること
になり、又エアバッグを偏りなくスムーズに膨張展開で
きることから、安全にエアバッグ本来の機能を発揮でき
る。
ハウジング1を採用できる。このハウジング1は、ステ
ンレス鋼板でプレス成形してなる上容器10、及び下容
器11とで単円筒構造にされている。上容器10は、ス
テンレス鋼板により上蓋12及び外筒15を一体成形し
てなる。又、下容器11は、ステンレス鋼板により下蓋
16及びフランジ筒部19を一体形成してなる。これに
より、ハウジング1は、アルミ合金等で成形するに比し
て、耐熱性、耐圧性に優れた構造にできる。そして、各
内筒17,18は、別途、各燃焼室3,4内に突出させ
て下蓋16に設けられる。このように、ステンレス製の
ハウング1は、耐熱性、耐圧性に優れており、従来から
使用されているアジ化系ガス発生剤に代えて、非アジ化
系ガス発生剤を用いることが可能となる。非アジ化系ガ
ス発生剤は、アジ化系ガス発生剤に比して高温高圧のガ
スを発生し易い性質を有している。従って、ガス発生器
では、非アジ化系ガス発生剤に対応すべく、ハウジング
1の耐熱、耐圧性の優れたもの要求されるが、ステンレ
ス鋼板等で単円筒構造のハウジング1とすることで容易
に対応することができる。
X5について説明する。
アバッグの展開形態を制御可能となし、偏心する点火器
9の着火炎を制御することにより、清浄なガスを各ガス
放出孔15aから均等に放出可能としたものである。ま
た、ガス発生器X5は、図1及び図2と同様な二重円筒
構造のハウジング1を備え、図1及び図2と同一部材は
同一符号を付して重複説明を省略する。
器9は、この突出側9aを下側燃焼室4内に突出する状
態で短尺内筒18内に装着されている。点火器9の突出
側9aは、上記衝突センサからの衝突検出信号(電気エ
ネルギー)によって着火する着火薬を有し、この着火炎
の噴出方向を制御するコップ状の着火蓋38にて覆われ
ている。
に、点火器9の突出側9aとの間に火炎空間S5を形成
しつつ短尺内筒15に嵌め込まれており、点火器9の着
火炎を下側燃焼室4内に噴出させる2つの着火孔38a
を有している。各着火孔38aは、点火器9の突出側9
a上で火炎空間S5に開口しており、着火蓋38のコッ
プ底38bに衝突する着火炎等を火炎空間S5から下側
燃焼室4内に噴出させる〔図14参照〕。又、各着火孔
38aは、図13及び図15に示すように、各内筒1
7、18の軸心a、bを結ぶ直線を境にして、長尺内筒
17に対峙する側(ハウジング1の軸心a側)の2か所
L、Mに形成されている。即ち、各か所L、Mの着火孔
38aは、短尺内筒18の軸心bを基準として、直線c
から両側に角度θ1、θ2を有して開口しており、着火
炎を長尺内筒17とフィルタ部材7の間で点火器9から
離れる長尺内筒17(ハウジング1の軸心a)の周りに
噴射可能としている。この角度θ1、θ2は、点火器9
の着火炎を長尺内筒17(ハウジング1の軸心a)の周
りに均一に噴出させるため、等しい角度にすることが好
ましいが、ガス発生剤6を偏りなく全体的に燃焼させる
ように調整自在である。
38の各着火孔38aによって点火器9から離れるよう
にハウジング1の軸心a周りに集中噴出して、下側燃焼
室4内のガス発生剤6を着火燃焼させる。尚、内筒材2
は、その軸方向及び周方向に所定間隔ごとにガス通過孔
2aが形成されたものを用いる。
する。
点火器8のみが作動されると、第1図と同様に、上側燃
焼室3内で発生した高温ガスは、フィルタ部材7でスラ
グ捕集と冷却を経て、ガス通過空間S2で均一化された
後、エアバッグ内への放出が開始される。そして、エア
バッグは、上側燃焼室3のみで発生した少量の清浄なガ
スによって、緩やかに膨張展開を開始する。
時間差をおいて点火器9を作動させると、その着火炎は
各着火孔38aを通して点火器9から離れる長尺内筒1
7周りに集中して噴出され、この着火炎でガス発生剤6
を燃焼させることで高温ガスを発生させる。このとき、
燃焼室4での燃焼は、点火器9近傍及び点火器9から離
れる長尺内筒17周りの広い範囲のガス発生剤6に対し
て開始され、瞬時にハウジング1の周方向へ移って行っ
て、全体的な燃焼に移行する。従って、点火器9近傍に
偏った局部的な燃焼をなくして瞬時に全体的な燃焼とす
ることができるので、燃焼室4内での高温ガスをハウジ
ング1の軸心a周りに均一に発生させることが可能とな
る。
スは、ハウジング1の周方向に亘ってフィルタ部材7内
に流入し、ここでスラグ捕集と冷却を経て、内筒材2の
各ガス通過孔2aからガス通過空間S2内に均一に流出
する。ガス通過空間S2内に流出した清浄なガスは、外
筒15の各ガス放出孔15aから均一にエアバッグ内に
放出されることから、エアバッグは両燃焼室3、4から
放出される多量の清浄なガスによって急速な膨張展開に
移行される。
器X1と同様にして、各点火器8、9を作動する微小時
間差を適宜選択することで、自動車の衝突形態に応じて
エアバッグを膨張展開させるものである。
1と同様に、エアバッグの展開制御を容易に行うことが
できる。
9の着火炎を制御して、瞬時にハウジング1の軸心a周
りの全体的な燃焼に移行することで、各ガス放出孔15
aからエアバッグに放出される清浄なガスを均一にする
ことができる。従って、エアバッグを、偏りなくスムー
ズに膨張展開させることができる。更に、ガス発生器X
5では、着火蓋38に2つの着火孔38aを形成するも
のについて説明したが、3つ以上の着火孔38aを形成
しても良くい。各着火孔38aは、ガス発生剤6を偏り
なく全体的に燃焼させるように配置される。
切部材5で上下2つの燃焼室3、4に画成し、各燃焼室
3、4内にガス発生剤6及びフィルタ部材7を配置する
構成を示しが、図16に示す構成も採用できる。図16
のガス発生器X5は、各燃焼室3、4のフィルタ部材7
を一体成形して内筒材2内に装入したものであるこのフ
ィルタ部材7内の燃焼空間S3は、仕切部材5によって
上下2つの燃焼室3、4に画成する。そして、各燃焼室
3、4内にはガス発生剤6を装填する。このように、各
燃焼室3、4のフィルタ部材7を一体成形すると、各燃
焼室3、4の夫々にフィルタ部材7を配置するものに比
して、部品点数を減少して製造コストの低減を図れる。
X6について説明する。
アバッグの展開形態の制御を可能となし、偏心する各点
火器8,9の着火炎を制御することにより、清浄なガス
を各ガス放出孔15aから均等に放出可能としたもので
ある。このガス発生器X6は、図10図及び図11と同
様な単円筒構造のハウジング1を備え、図10及び図1
1と同一部材は同一符号を付している。また、ガス発生
器X6では、点火器9の構造として、図12及び図13
と同様なものを採用する。
器8は、突出側8aを燃焼室3内に突出する状態で長尺
内筒17内に装着されている。点火器8の突出側8a
は、上記衝突センサからの衝突検出信号(電気エネルギ
ー)によって着火する着火薬を有し、この着火炎の噴出
方向を制御するコップ状の着火蓋48にて覆われてい
る。この着火蓋38は、図14と同様に点火器8の突出
側8aとの間に火炎空間S5を形成しつつ長尺内筒17
に嵌め込まれており、点火器8の着火炎を上側燃焼室3
に噴出させる2つの着火孔48aを有している。各着火
孔48aは、点火器8の突出側8a上で火炎空間S5に
開口しており、着火蓋48のコップ底48bに衝突する
火炎等を火炎空間S5から上側燃焼室3内に噴出させる
〔図14参照〕。又、各着火孔48aは、図18に示す
ように、ハウジング1の軸心aと長尺内筒17の軸心d
とを結ぶ直線eを境にして、ハウジング1の軸心a側に
対峙する2か所N、Pに形成されている。即ち、各か所
N、Pは、長尺内筒17の軸心dを基準として、直線c
から両側に角度θ3、θ4を有して開口しており、着火
炎をフィルタ部材7の間で点火器8から離れるハウジン
グ1の軸心a周りに噴出可能としている。この角度θ
3、θ4は、点火器8の着火炎をハウジング1の軸心周
りに均一に噴出させるため、等しい角度にすることが好
ましいが、ガス発生剤6を偏りなく全体的に燃焼させる
ように調整自在である。これで、点火器8は、ハウジン
グ1の軸心aから偏心された位置に配置され、その着火
炎を着火蓋38の各着火孔38aを通して点火器8から
離れるようにハウジング1の軸心a周りに集中噴出し
て、上側燃焼室3内のガス発生剤6を着火燃焼させる。
図13と同様にして、着火蓋38にて覆われている。こ
れで、点火器9は、ハウジング1の軸心aから偏心され
た位置に配置され、その着火炎を着火蓋38の各着火孔
38aを通して点火器9から離れるようにハウジング1
の軸心a周りに噴出し、下側燃焼室4内のガス発生剤6
を着火燃焼させる。
する。
点火器8のみを作動する。点火器8の着火炎は、各着火
孔38aを通して点火器8から離れるハウジング1の軸
心a周りに集中して噴出され、この着火炎でガス発生剤
6を燃焼させることで高温ガスを発生させる。このと
き、燃焼室3での燃焼は、点火器8近傍及び点火器8か
ら離れるハウジング1の軸心a周りの広い範囲のガス発
生剤6に対して開始され、瞬時にハウジング1の周方向
にへ移って行って、全体的な燃焼に移行する。従って、
点火器8近傍に偏った局部的な燃焼をなくして瞬時に全
体的な燃焼とすることができるので、燃焼室3内での高
温ガスをハウジング1の軸心a周りに均一に発生させる
ことが可能となる。
ウジング1の周方向にわたってフィルタ部材7内に流入
し、ここでスラグ捕集と冷却を経て、内筒材2の各ガス
通過孔2aからガス通過空間S2内に流出する。そし
て、上側燃焼室3内での燃焼が進み、ハウジング1内が
所定圧力に達すると、バーストプレート21が破裂し
て、ガス通過空間S2内に均一に流出した清浄なガスが
各ガス放出孔15aからエアバッグ内に放出される。こ
れで、エアバッグは、上側燃焼室3のみで発生し各ガス
放出孔15aから均一に放出される少量の清浄なガスに
よって、緩やかに膨張展開する。
時間差をおいて点火器9が作動させると、その着火炎は
各着火孔28aを通して点火器9から離れるハウジング
1の軸心a周りに集中して噴出され、この着火炎でガス
発生剤6を燃焼させることで高温ガスを発生させる。こ
のとき、燃焼室4での燃焼も、上側燃焼室3と同様にし
て、瞬時に全体的な燃焼に移行することから、燃焼室4
内での高温ガスをハウジング1の軸心a周りに均一に発
生させることが可能となる。
ハウジング1の周方向に亘ってフィルタ部材7に流入
し、ここでスラグ捕集と冷却を経て、ガス通過空間S2
内に均一に流出する。ガス通過空間S2内に流出した清
浄なガスは、外筒15の各ガス放出孔15aから均一に
エアバッグ内に放出されることから、エアバッグは両燃
焼室3、4から放出される多量の清浄なガスによって急
速な膨張展開に移行される。
12及び図13と同様に、エアバッグの展開制御を容易
に行えることになり、又エアバッグを偏りなくスムーズ
に膨張展開できることから、安全にエアバッグ本来の機
能を発揮できる。尚、ガス発生器X6においても、図1
及び図2のガス発生器X1と同様にして、各点火器8、
9を作動する微小時間差を適宜選択することで、自動車
の衝突形態に応じてエアバッグを膨張展開させるもので
ある。
は、偏心する各点火器8、9に着火蓋38、48を装着
することで、その着火炎を制御することについて説明し
たが、図19に示す構成としても良い。図19におい
て、偏心する点火器9(8)の突出側9a(8a)は、
2つの着火孔58aが形成されたコップ状の着火蓋58
を備え、該着火蓋58内周にモールド成形等された樹脂
シール59にて各着火孔58aを閉鎖している。樹脂シ
ール59の内側には衝突センサからの衝突検出信号(電
気エネルギー)にて着火する着火薬が装填されている。
又各着火孔58aは、図20に示すように、点火器9
(8)の各か所L、M(N、P)に角度θ1、θ2(θ
3、θ4)を有して開口しており、着火蓋58内での着
火炎によって樹脂シール59が破られて燃焼室4(3)
に開口して、該着火炎をハウジング1の軸心a周りに噴
出可能としている。尚、着火孔58aは、2つのもの限
定されず、3以上のものであっても良い。
器9(8)の突出側9a(8a)を着火薬の装填された
被覆体で構成し、該被覆体の内部(又は外部)から複数
の着火溝を形成しても良い。これら各着火溝は、点火器
9(8)の各か所L、M(N、P)に他部分より薄肉と
なるように形成され、点火器9(8)内での着火炎によ
って燃焼室4(3)に着火孔として開口される。これ
で、点火器9(8)の着火炎をハウジング1の軸心a周
りに噴出させるよう制御できる。
X7について説明する。
アバッグの展開形態の制御を可能となし、フィルタ部材
7の構造、及び偏心する点火器9の着火炎を制御するこ
とにより、清浄なガスを各ガス放出孔15aから均等に
放出可能としたものである。このガス発生器X7は、図
7及び図8のガス発生器X3と同様な二重円筒構造のハ
ウジング1、及びフィルタ部材7を備え、図7及び図8
と同一部材は同一符号を付している。また、ガス発生器
X7では、点火器9の構造として、図12及び図13と
同様なものを採用する。
内のフィルタ材7は、図7及び図8と同様にして、短尺
円筒18の点火器9に最短で隣設する周囲部分φを、点
火器9から離れる周囲部分σよりガスを通し難い構造に
されている。又、点火器9の突出側9aは、図12及び
図13と同様にして、着火蓋38にて覆われている。こ
れで、点火器9は、ハウジング1の軸心aから偏心され
た位置に配置され、その着火炎を着火蓋38の各着火孔
38aを通して点火器9から離れるようにハウジング1
の軸心a周りに噴出し、下側燃焼室4内のガス発生剤6
を着火燃焼させる。
する。
火器8のみが作動されると、図1と同様に、上側燃焼室
3で発生した高温ガスは、フィルタ部材7でスラグ捕集
と冷却を経て、ガス通過空間S2で均一化された後、エ
アバッグ内への放出が開始される。そして、エアバッグ
3は、上側燃焼室3のみで発生した少量の清浄なガスに
よって、緩やかに膨張展開を開始する。
時間差をおいて点火器9を作動させると、その着火炎は
点火器9の各着火孔38aを通して点火器9から離れる
ハウジング1の軸心a周りに集中して噴出され、この着
火炎でガス発生剤6を燃焼させることで、高温ガスを発
生させる。燃焼室4での燃焼は、図12と同様にして、
瞬時に全体的な燃焼に移行することから、燃焼室4内で
の高温ガスをハウジング1の軸心a周りに均一に発生さ
せることが可能となる。
は、点火器9に隣設する周囲部分φからフィルタ部材7
内に流入する。フィルタ部材7に流入した高温ガスは、
図7と同様にして、ハウジング1の周方向に振り分けら
れ、ガス通過空間S2を通して各ガス放出孔15aから
外筒15の周囲に均等に放出される。
器X1と同様にして、各点火器8,9を作動する微小時
間差を適宜選択することで、自動車の衝突形態に応じて
エアバッグを膨張展開させるものである。
アバッグの展開制御を容易に行える。又、ガス発生器X
7では、点火器9の着火炎を制御することで、ガス発生
剤6を全体的な燃焼となし、フィルタ部材7の構造によ
り高温ガスをハウジング1の周方向に振り分けているの
で、清浄なガスを、確実に各ガス放出孔15aから均等
に放出することができる。
内筒材2のガス通過孔2a、ハウジング1のガス放出孔
15a、フィルタ部材7又は偏心する点火器8,9の着
火炎の制御のうち、いずれかの構造を採用するが、これ
らの構造を組み合わせることで、各ガス放出孔15aか
ら外筒15の周囲に清浄なガスを均等に放出させること
もできる。
2、仕切部材5とで上下2つの燃焼室3,4に画成する
ものであるが、内筒材2を装入することなく、各燃焼室
3,4内にわたってフィルタ部材7を配置し、このフィ
ルタ部材7内を仕切部材5によって上下2つの燃焼室
3,4に画成するものにも適用できる。
室3,4をガス通過空間S2等を通して連通する構造で
あるが、外筒15内に仕切部材5を装入することで、相
互に密閉される燃焼室3,4とするものに適用しても良
い。
切部材5によって複数の燃焼室に画成し、各燃焼室内に
点火器を配置することで、エアバッグ展開を多段制御す
ることもできる。
の燃焼室3,4、及び2以上の点火器8,9を備えるも
のについて説明したが、これに限定されるものでなく、
以下の構成も採用できる。先ず、ハウジング内を1つの
燃焼室とし、該燃焼室内のガス発生剤を1つの点火器で
燃焼させると共に、該点火器をハウジングの軸心から偏
心させて配置する構成である。また、ハウジング内を1
つの燃焼室とし、該燃焼室内のガス発生剤を複数の点火
器で燃焼させると共に、各点火器の1又は2以上をハウ
ジングの軸心から偏心させて配置する構成である。この
ようなガス発生器でも、図1〜図20で説明した構造を
採用することで、清浄なガスを各ガス放出孔から均等に
放出させることが可能である。
のエアバッグを膨張展開させるものについて説明した
が、助手席又は側面衝突用のエアバッグを膨張展開させ
るためのガス発生器についても適用できる。助手席又は
側面衝突用のエアバッグを膨張展開させるガス発生器
は、長尺円筒状のハウジングを備えている。
2として、図23に示すエクスパンディッドメタルを用
いて製作することもできる。エクスパンディッドメタル
は、図23(a)に示すように、所定間隔ごとに多数の
スリット63aが形成された母材63を一様に引っ張る
ことで、図23(b)に示すような複数のガス通過孔2
aが開口されるものである。そして、内筒材2は、図2
3(c)に示すように、所定長さと幅を有するエクスパ
ンディッドメタルを円筒状に成形し、終端同士をスポッ
ト溶接等の接合方法で固着して製作する。尚、母材63
は、耐熱、耐圧性に優れたステンレス薄鋼板或いはステ
ンレス以下の薄鋼板等を用いる。
内筒材2を製作すると、各スリット63aの部分は、図
23(a)に示す矢印方向への引張加工時に、図24に
示す如く母材63の平面部Kから高さhだけ内外周側に
反り返った形状にされる。従って、内筒材2はその外周
に各スリット63aの部分で高さhだけ突出して周方向
に開口して軸方向に延びる複数のガス通過孔2aが形成
され、且つ各ガス通過孔2aがその周方向で相互に連通
される構造となる。
筒材2を、ハウジング1内に装入すると、各燃焼室3、
4のガス発生剤6の燃焼による高圧高温ガスによって膨
張、変形されても、高さhだけ内外周側に突出する複数
のガス通過孔2aからガスを各ガス放出孔15aに向け
て通過させることが可能となる。従って、エクスパンデ
ィッドメタルで内筒材2を製作した場合には、外筒15
の内周面に接触するように配置しても、この外筒15の
内周側に連続した環状空間を形成でき、この環状空間を
ガス通過空間S2とすることが可能となる。
よれば、偏心する点火器により、燃焼室内で局部的な燃
焼が発生しても、清浄なガスをハウジングの周囲に均等
に放出することが可能となる。従って、運転席の乗員が
ステアリングホイールの近い部分に着座していても、エ
アバッグの偏った膨張展開による衝撃を受けることな
く、安全に、エアバッグ本来の機能を発揮することがで
きる。
れば、偏心する点火器により、燃焼室内で局部的な燃焼
が発生しても、清浄なガスをハウジングの周囲に均等に
放出することが可能となる。また、複数の点火器を微小
時間差をもって作動させることで、エアバッグの展開初
期には1つの燃焼室のみで発生した少量のガスにより緩
やかに膨張展開させ、その後に、他の燃焼室で発生した
ガスの追加により急速に膨張展開させる多段展開制御が
可能となる。従って、運転席の乗員がステアリングホイ
ールの近い部分に着座していても、エアバッグの展開初
期における急速な膨張展開、又はエアバッグの偏った膨
張展開による衝撃を受けることなく、安全に、エアバッ
グ本来の機能を発揮することができる。
れば、点火器近傍及び点火器から離れるハウジングの軸
心周りの広い範囲のガス発生剤に対して燃焼を開始で
き、瞬時に全体的な燃焼に移行できる。これで、偏心す
る点火器による高温ガスを、ハウジングの軸心周りで均
一に発生できることになり、清浄なガスをハウジングの
周囲に均等に放出することが可能となる。従って、運転
席の乗員がステアリングホイールの近い部分に着座して
いても、エアバッグの偏った膨張展開による衝撃を受け
ることなく、安全に、エアバッグ本来の機能を発揮する
ことができる。
れば、点火器近傍及び点火器から離れるハウジングの軸
心周りの広い範囲のガス発生剤に対して燃焼を開始で
き、瞬時に全体的な燃焼に移行できる。これで、偏心す
る点火器による高温ガスを、ハウジングの軸心周りで均
一に発生できることになり、清浄なガスをハウジングの
周囲に均等に放出することが可能となる。また、複数の
点火器を微小時間差をもって作動させることで、エアバ
ッグの展開初期には1つの燃焼室のみで発生した少量の
ガスにより緩やかに膨張展開させ、その後に、他の燃焼
室で発生したガスの追加により急速に膨張展開させる多
段展開制御が可能となる。従って、運転席の乗員がステ
アリングホイールの近い部分に着座していても、エアバ
ッグの展開初期における急速な膨張展開、又はエアバッ
グの偏った膨張展開による衝撃を受けることなく、安全
に、エアバッグ本来の機能を発揮することができる。
よれば、偏心する点火器により、燃焼室内で局部的な燃
焼が発生しても、清浄なガスをハウジングの周囲に均等
に放出することが可能となる。また、点火器近傍及び点
火器から離れるハウジングの軸心周りの広い範囲のガス
発生剤に対して燃焼を開始でき、瞬時に全体的な燃焼に
移行できる。これで、偏心する点火器による高温ガス
を、ハウジングの軸心周りで均一に発生できることにな
り、清浄なガスをハウジングの周囲に均等に放出するこ
とが可能となる。従って、運転席の乗員がステアリング
ホイールの近い部分に着座していても、エアバッグの偏
った膨張展開による衝撃を受けることなく、安全に、エ
アバッグ本来の機能を発揮することができる。
よれば、偏心する点火器により、燃焼室内で局部的な燃
焼が発生しても、清浄なガスをハウジングの周囲に均等
に放出することが可能となる。また、点火器近傍及び点
火器から離れるハウジングの軸心周りの広い範囲のガス
発生剤に対して燃焼を開始でき、瞬時に全体的な燃焼に
移行できる。これで、偏心する点火器による高温ガス
を、ハウジングの軸心周りで均一に発生できることにな
り、清浄なガスをハウジングの周囲に均等に放出するこ
とが可能となる。さらに、複数の点火器を微小時間差を
もって作動させることで、エアバッグの展開初期には1
つの燃焼室のみで発生した少量のガスにより緩やかに膨
張展開させ、その後に、他の燃焼室で発生したガスの追
加により急速に膨張展開させる多段展開制御が可能とな
る。従って、運転席の乗員がステアリングホイールの近
い部分に着座していても、エアバッグの展開初期におけ
る急速な膨張展開、又はエアバッグの偏った膨張展開に
よる衝撃を受けることなく、安全に、エアバッグ本来の
機能を発揮することができる。
グに用いられるガス発生器を示す断面図である。
クリンプ織り金属線材を示す図である。
転席用のエアバッグに用いられるガス発生器を示す断面
図である。
転席用のエアバッグに用いられるガス発生器を示す断面
図である。
転席用のエアバッグに用いられるガス発生器を示す断面
図である。
運転席用のエアバッグに用いられるガス発生器を示す断
面図である。
運転席用のエアバッグに用いられるガス発生器を示す断
面図である。
る。
運転席用のエアバッグに用いられるガス発生器を示す断
面図である。
運転席用のエアバッグに用いられるガス発生器を示す断
面図である。
る。
運転席用のエアバッグに用いられるガス発生器を示す断
面図である。
を示す図である。
態を示す図である。
ス発生器を示す断面図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 円筒状のハウジングを備えるガス発生器
において、 前記ハウジングの燃焼室内に、燃焼により高温ガスを発
生するガス発生剤を装填し、 前記ハウジングには、前記燃焼室内のガス発生剤を着火
燃焼させる1又は2以上の点火器を装着し、該各点火器
の1又は2以上を前記ハウジングの軸心から偏心させて
配置すると共に、 前記偏心する点火器を以ってする前記ガス発生剤の燃焼
で前記燃焼室に発生する高温ガスの通過性能を、該点火
器に最短で隣設する部分で、他の部分より少なくなるよ
うにしたことを特徴とするガス発生器。 - 【請求項2】 複数のガス放出孔を有する短円筒状のハ
ウジングを備えるガス発生器において、 前記ハウジングの密閉空間内を、複数の燃焼室に画成
し、 前記各燃焼室内に、夫々、燃焼により高温ガスを発生す
るガス発生剤を装填し、該ガス発生剤を囲繞するように
筒状のフィルタ部材を配置し、 前記ハウジングには、前記各燃焼室内のガス発生剤を夫
々独立して着火燃焼させる複数の点火器を装着し、該各
点火器の1又は2以上を前記ハウジングの軸心から偏心
させて配置すると共に、 前記偏心する点火器を以ってする前記ガス発生剤の燃焼
で前記各燃焼室に発生する高温ガスの通過性能を、該各
点火器に最短で隣設する部分で、他の部分より少なくな
るようにしたことを特徴とするガス発生器。 - 【請求項3】 前記フィルタ部材は、前記ハウジングと
の間のガス通過空間に開口する複数のガス通過孔を有す
る内筒材内に装入してなり、 前記内筒材は、前記偏心する点火器に最短で隣設する周
囲部分で、前記ガス通過孔による前記高温ガスの通過性
能を、該点火器から離れる周囲部分より少なくしたこと
を特徴とする請求項2に記載のガス発生器。 - 【請求項4】 前記ハウジングの各ガス放出孔は、前記
偏心する点火器に最短で隣設する前記ハウジングの周囲
部分で、前記高温ガスの通過性能を、該点火器から離れ
る前記ハウジングの周囲部分より少なく形成したことを
特徴とする請求項2又は請求項3に記載のガス発生器。 - 【請求項5】 前記フィルタ部材は、前記偏心する点火
器に最短で隣設する周囲部分で、前記高温ガスの通過性
能を、該点火器より離れる周囲部分より通過し難い構造
としたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の
ガス発生器。 - 【請求項6】 前記ハウジングの各ガス放出孔は、前記
偏心する点火器に最短で隣設する前記ハウジングの周囲
部分で、前記高温ガスの通過性能を、該点火器から離れ
る前記ハウジングの周囲部分より少なく形成すると共
に、 前記フィルタ部材は、前記偏心する点火器に最短で隣設
する周囲部分で、前記高温ガスの通過性能を、該点火器
より離れる周囲部分より通過し難い構造としたことを特
徴とする請求項2又は請求項3に記載のガス発生器。 - 【請求項7】 円筒状のハウジングを備えるガス発生器
において、 前記ハウジングの燃焼室内に、燃焼により高温ガスを発
生するガス発生剤を装填し、 前記ハウジングには、前記燃焼室内のガス発生剤を着火
燃焼させる1又は2以上の点火器を装着し、該各点火器
の1又は2以上を前記ハウジングの軸心から偏心させて
配置すると共に、 前記偏心する点火器の着火炎を、前記ハウジングの軸心
周りに向けて噴出するよう制御することを特徴とするガ
ス発生器。 - 【請求項8】 短円筒状のハウジングを備えるガス発生
器において、 前記ハウジングの密閉空間を、複数の燃焼室に画成し、 前記各燃焼室内に、夫々、燃焼により高温ガスを発生す
るガス発生剤を装填し、 前記ハウジングには、前記各燃焼室内のガス発生剤を夫
々独立して着火燃焼させる複数の点火器を装着し、該各
点火器の1又は2以上を前記ハウジングの軸心から偏心
させて配置すると共に、 前記偏心する点火器の着火炎を、前記ハウジングの軸心
周りに向けて噴出するよう制御することを特徴とするガ
ス発生器。 - 【請求項9】 前記偏心する点火器は、それらの着火炎
を前記各燃焼室内に噴出する複数の着火孔を有し、該各
着火孔は、着火炎を前記ハウジングの軸心周りに向けて
噴出するように形成したことを特徴とする請求項8に記
載のガス発生器。 - 【請求項10】 前記偏心する点火器を、前記各着火孔
が形成された着火蓋で覆ってなることを特徴とする請求
項9に記載のガス発生器。 - 【請求項11】 前記偏心する点火器は、それらの着火
炎によって前記各燃焼室内に開口する複数の着火孔を有
し、該各着火孔は、着火炎を前記ハウジングの軸心周り
に向けて噴出するように形成したことを特徴とする請求
項8に記載のガス発生器。 - 【請求項12】 円筒状のハウジングを備えるガス発生
器において、 前記ハウジングの燃焼室内に、燃焼により高温ガスを発
生するガス発生剤を装填し、 前記ハウジングには、前記燃焼室内のガス発生剤を着火
燃焼させる1又は2以上の点火器を装着し、該各点火器
の1又は2以上を前記ハウジングの軸心から偏心させて
配置すると共に、 前記偏心する点火器を以ってする前記ガス発生剤の燃焼
で前記燃焼室内に発生する高温ガスの通過性能を、該点
火器に最短で隣設する部分で、他の部分より少なくなる
ようにし、 前記偏心する点火器の着火炎を、前記ハウジングの軸心
周りに向けて噴出するよう制御することを特徴とするガ
ス発生器。 - 【請求項13】 短円筒状のハウジングを備えるガス発
生器において、 前記ハウジング内の密閉空間内を、複数の燃焼室に画成
し、 前記各燃焼室内に、夫々、燃焼により高温ガスを発生す
るガス発生剤を装填し、 前記ハウジングには、前記各燃焼室内のガス発生剤を夫
々独立して着火燃焼させる複数の点火器を装着し、該各
点火器の1又は2以上を前記ハウジングの軸心から偏心
させて配置すると共に、 前記偏心する点火器を以ってする前記ガス発生剤の燃焼
で前記各燃焼室に発生する高温ガスの通過性能を、該各
点火器に最短で隣設する部分で、他の部分より少なくな
るようにし、前記偏心する点火器の着火炎を、前記ハウ
ジングの軸心周りに向けて噴出するよう制御することを
特徴とするガス発生器。
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Cited By (23)
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