JP2000286716A - データ符号化装置及び方法 - Google Patents
データ符号化装置及び方法Info
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- JP2000286716A JP2000286716A JP11087099A JP8709999A JP2000286716A JP 2000286716 A JP2000286716 A JP 2000286716A JP 11087099 A JP11087099 A JP 11087099A JP 8709999 A JP8709999 A JP 8709999A JP 2000286716 A JP2000286716 A JP 2000286716A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 MPEGエンコーダにおいて、付加された冗
長データを確実に除去し、転送レートの低下を防ぐ。 【解決手段】 画像データはDCT部10、量子化部1
2、VLC部14で順次圧縮符号化される。冗長データ
付加部16では、データのまとまりの境界に冗長データ
を付加してデータ量を調整するが、付加した冗長データ
の位置及びサイズをエスケープデータとしてデータスト
リーム中に埋め込む。ビット幅変換及び冗長データ除去
部20では、このエスケープデータに基づいて付加され
た冗長データを除去して出力する。
長データを確実に除去し、転送レートの低下を防ぐ。 【解決手段】 画像データはDCT部10、量子化部1
2、VLC部14で順次圧縮符号化される。冗長データ
付加部16では、データのまとまりの境界に冗長データ
を付加してデータ量を調整するが、付加した冗長データ
の位置及びサイズをエスケープデータとしてデータスト
リーム中に埋め込む。ビット幅変換及び冗長データ除去
部20では、このエスケープデータに基づいて付加され
た冗長データを除去して出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ符号化装置及
び方法、特にMPEGなどのデータストリーム中に存在
する冗長データ除去に関する。
び方法、特にMPEGなどのデータストリーム中に存在
する冗長データ除去に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、MPEGエンコーダなどにお
いては画像データや音声データなどをストリームに変換
して出力している。データストリームは圧縮・符号化さ
れたデータの列であり、先頭から順番に処理されてい
く。そして、ノイズなどによりストリームの一部が失わ
れた場合にその後の処理ができなくなることに鑑み、画
像の先頭などにはエスケープパターンというデータ列を
用意し、ストリームを区別してここから新しいストリー
ムが始まることを明示している。
いては画像データや音声データなどをストリームに変換
して出力している。データストリームは圧縮・符号化さ
れたデータの列であり、先頭から順番に処理されてい
く。そして、ノイズなどによりストリームの一部が失わ
れた場合にその後の処理ができなくなることに鑑み、画
像の先頭などにはエスケープパターンというデータ列を
用意し、ストリームを区別してここから新しいストリー
ムが始まることを明示している。
【0003】一方、1つのストリーム中においても、1
フレーム毎、1スライス毎のようにいくつかのデータの
まとまりが存在する。エンコーダにおいては、画像入力
処理、圧縮処理、データ出力処理などの各処理ステージ
をパイプライン的に順次処理することが望ましいが、各
処理ステージではまとまりの先頭がそろっている必要が
ある。すなわち、通常、各処理では基本的に8ビットを
処理単位としている(1クロック毎に8ビットを入力し
て処理し、8ビットを出力する)が、演算速度の問題か
ら一部の処理ステージでは並列化を行い、例えば48ビ
ット単位で処理しているので、データのまとまりもこの
処理単位に収まる必要がある(つまり、データのまとま
りが48の倍数である必要がある)。
フレーム毎、1スライス毎のようにいくつかのデータの
まとまりが存在する。エンコーダにおいては、画像入力
処理、圧縮処理、データ出力処理などの各処理ステージ
をパイプライン的に順次処理することが望ましいが、各
処理ステージではまとまりの先頭がそろっている必要が
ある。すなわち、通常、各処理では基本的に8ビットを
処理単位としている(1クロック毎に8ビットを入力し
て処理し、8ビットを出力する)が、演算速度の問題か
ら一部の処理ステージでは並列化を行い、例えば48ビ
ット単位で処理しているので、データのまとまりもこの
処理単位に収まる必要がある(つまり、データのまとま
りが48の倍数である必要がある)。
【0004】ところが、1ストリーム中の各まとまりの
データ量は任意であるため、必ずしも処理単位に収まる
とは限らず、例えばある処理ステージの処理単位が48
ビットであるにもかかわらず、まとまりのデータ量の境
界が45ビット、あるいは46ビットしか存在しない場
合も生ずる。
データ量は任意であるため、必ずしも処理単位に収まる
とは限らず、例えばある処理ステージの処理単位が48
ビットであるにもかかわらず、まとまりのデータ量の境
界が45ビット、あるいは46ビットしか存在しない場
合も生ずる。
【0005】一方、MPEG規格においては、フレーム
やスライス単位のストリームの後に、いくつかの0を冗
長データとして挿入することを許容している。
やスライス単位のストリームの後に、いくつかの0を冗
長データとして挿入することを許容している。
【0006】そこで、従来より、データが存在せず不足
している箇所に冗長データとして0を付加することで、
処理単位に収めるようにしている。例えば、処理単位が
48ビットの場合で、データのまとまりの境界が46ビ
ットしかない場合には、不足の2ビットに0を付加する
ことで48ビットとする如くである。
している箇所に冗長データとして0を付加することで、
処理単位に収めるようにしている。例えば、処理単位が
48ビットの場合で、データのまとまりの境界が46ビ
ットしかない場合には、不足の2ビットに0を付加する
ことで48ビットとする如くである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして付加されたデータはあくまで不要なデータであ
るので、冗長データを付加する前に比べるとデータ量が
増加し、通信帯域に限りのあるシステムにおいては、性
能低下を招くことになる。
うにして付加されたデータはあくまで不要なデータであ
るので、冗長データを付加する前に比べるとデータ量が
増加し、通信帯域に限りのあるシステムにおいては、性
能低下を招くことになる。
【0008】もちろん、冗長データを付加した後に冗長
データを取り除くべく、冗長データを付加した個数に関
する情報を別の信号線を用いて後段の処理ステージに供
給する構成も考えられるが、新たな信号線を設けなけれ
ばならず、ハードウエア構成が複雑化する問題が生ず
る。
データを取り除くべく、冗長データを付加した個数に関
する情報を別の信号線を用いて後段の処理ステージに供
給する構成も考えられるが、新たな信号線を設けなけれ
ばならず、ハードウエア構成が複雑化する問題が生ず
る。
【0009】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は徒にハードウエア構
成を複雑化することなく、付加された冗長データを確実
に除去して転送レートの低下を防止することができる装
置及び方法を提供することにある。
みなされたものであり、その目的は徒にハードウエア構
成を複雑化することなく、付加された冗長データを確実
に除去して転送レートの低下を防止することができる装
置及び方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、データストリーム中の空き部分に冗長デ
ータを付加するデータ符号化装置において、前記冗長デ
ータを付加した位置とサイズを示すデータを前記データ
ストリーム中に付加する付加手段と、前記付加手段で付
加されたデータに基づいて前記冗長データを除去する除
去手段とを有することを特徴とする。冗長データに関す
る情報(位置とサイズ)を別の信号線で供給するのでは
なく、データストリーム中に付加することで、ハードウ
ェア構成を複雑化することなく冗長データを除去するこ
とができる。
に、本発明は、データストリーム中の空き部分に冗長デ
ータを付加するデータ符号化装置において、前記冗長デ
ータを付加した位置とサイズを示すデータを前記データ
ストリーム中に付加する付加手段と、前記付加手段で付
加されたデータに基づいて前記冗長データを除去する除
去手段とを有することを特徴とする。冗長データに関す
る情報(位置とサイズ)を別の信号線で供給するのでは
なく、データストリーム中に付加することで、ハードウ
ェア構成を複雑化することなく冗長データを除去するこ
とができる。
【0011】ここで、前記冗長データを付加した位置を
示すデータは、前記データストリームには存在しないデ
ータ列、いわゆるエスケープパターンで構成されること
が好適である。これにより、本来のデータと区別してこ
のデータを容易に認識することができる。前記冗長デー
タを付加した位置とサイズを示すデータは、例えば前記
冗長データの直後に付加するのが好適である。
示すデータは、前記データストリームには存在しないデ
ータ列、いわゆるエスケープパターンで構成されること
が好適である。これにより、本来のデータと区別してこ
のデータを容易に認識することができる。前記冗長デー
タを付加した位置とサイズを示すデータは、例えば前記
冗長データの直後に付加するのが好適である。
【0012】また、本発明は、データストリーム中の空
き部分に冗長データを付加するデータ符号化方法におい
て、前記冗長データが付加された位置とサイズを示すデ
ータを前記データストリームの所定位置に付加するステ
ップと、前記データストリームを多ビット幅データから
少ビット幅データに変換して出力する際に、前記冗長デ
ータが付加された位置とサイズを示すデータに基づいて
冗長データを除去するステップとを有することを特徴と
する。多ビット幅データから少ビット幅データに変換す
る際に冗長データの位置及びサイズを示すデータに基づ
いて冗長データを除去して出力することで、冗長データ
によるデータ転送レート低下を防止することができる。
き部分に冗長データを付加するデータ符号化方法におい
て、前記冗長データが付加された位置とサイズを示すデ
ータを前記データストリームの所定位置に付加するステ
ップと、前記データストリームを多ビット幅データから
少ビット幅データに変換して出力する際に、前記冗長デ
ータが付加された位置とサイズを示すデータに基づいて
冗長データを除去するステップとを有することを特徴と
する。多ビット幅データから少ビット幅データに変換す
る際に冗長データの位置及びサイズを示すデータに基づ
いて冗長データを除去して出力することで、冗長データ
によるデータ転送レート低下を防止することができる。
【0013】なお、本発明のデータストリームは任意で
あるが、例えばMPEGデータストリームに適用するこ
とが好適である。これにより、MPEGエンコーダのデ
ータ転送レートを向上させることができる。
あるが、例えばMPEGデータストリームに適用するこ
とが好適である。これにより、MPEGエンコーダのデ
ータ転送レートを向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、MPEGを例にとり説明する。
て、MPEGを例にとり説明する。
【0015】図1には、本実施形態におけるMPEGエ
ンコーダの構成ブロック図が示されている。このMPE
Gエンコーダは、DCT部10、量子化部12、VLC
部14、冗長データ付加部16、バッファ18、ビット
幅変換及び冗長データ除去部20を含んで構成される。
DCT部10、量子化部12、VLC部14は従来のM
PEGエンコーダと同一の構成であり、基本的に8ビッ
トを処理単位としてデータを処理する。
ンコーダの構成ブロック図が示されている。このMPE
Gエンコーダは、DCT部10、量子化部12、VLC
部14、冗長データ付加部16、バッファ18、ビット
幅変換及び冗長データ除去部20を含んで構成される。
DCT部10、量子化部12、VLC部14は従来のM
PEGエンコーダと同一の構成であり、基本的に8ビッ
トを処理単位としてデータを処理する。
【0016】DCT部10は、入力された2次元画像デ
ータに対し、2次元離散コサイン変換(DCT)を行
う。DCTは、8×8画素を単位とするマクロブロック
毎に行われる。DCT演算は公知なのでその詳細は省略
する。DCT変換された画像データは、量子化部12に
供給される。
ータに対し、2次元離散コサイン変換(DCT)を行
う。DCTは、8×8画素を単位とするマクロブロック
毎に行われる。DCT演算は公知なのでその詳細は省略
する。DCT変換された画像データは、量子化部12に
供給される。
【0017】量子化部12は、DCT変換係数全体をあ
る値で除算することにより小さな値に変換する、いわゆ
る量子化を行う。量子化されたDCT係数(量子化DC
T係数)は、VLC部14に供給される。
る値で除算することにより小さな値に変換する、いわゆ
る量子化を行う。量子化されたDCT係数(量子化DC
T係数)は、VLC部14に供給される。
【0018】VLC部14は、量子化DCT係数の0の
個数(ラン)と非0の量子化DCT係数の値をまとめて
2次元可変長符号化するものであり、所定の符号化テー
ブルに基づいて可変長符号化する。なお、VLC部14
では、非0係数を効率よく符号化するため、8×8画素
のマクロブロックにおいて左上からジグザグに走査して
量子化DCT係数を並び替えた後に可変長符号化する。
可変長符号化された量子化DCT係数は、冗長データ付
加部16に供給される。
個数(ラン)と非0の量子化DCT係数の値をまとめて
2次元可変長符号化するものであり、所定の符号化テー
ブルに基づいて可変長符号化する。なお、VLC部14
では、非0係数を効率よく符号化するため、8×8画素
のマクロブロックにおいて左上からジグザグに走査して
量子化DCT係数を並び替えた後に可変長符号化する。
可変長符号化された量子化DCT係数は、冗長データ付
加部16に供給される。
【0019】一方、VLC部14の後段の処理ステージ
においては、演算の高速化を図るべく、並列処理(例え
ば24ビットあるいは48ビット)が行われる。この並
列処理の際に、データのまとまり量を調整する必要が生
じる。
においては、演算の高速化を図るべく、並列処理(例え
ば24ビットあるいは48ビット)が行われる。この並
列処理の際に、データのまとまり量を調整する必要が生
じる。
【0020】冗長データ付加部16では、従来と同様に
データのまとまりごとにその境界が処理の基本単位に一
致するように冗長データである0を付加するが(処理単
位が48ビットの場合で、ストリーム中のまとまりの境
界が45ビットしかない場合には0を3ビット分付加し
て合計48ビットとする)、本実施形態においては、冗
長データを付加するのみならず、さらに冗長データを付
加した位置及びサイズを示すデータもデータストリーム
中に併せて付加する。冗長データ付加部16の構成及び
機能については後述する。
データのまとまりごとにその境界が処理の基本単位に一
致するように冗長データである0を付加するが(処理単
位が48ビットの場合で、ストリーム中のまとまりの境
界が45ビットしかない場合には0を3ビット分付加し
て合計48ビットとする)、本実施形態においては、冗
長データを付加するのみならず、さらに冗長データを付
加した位置及びサイズを示すデータもデータストリーム
中に併せて付加する。冗長データ付加部16の構成及び
機能については後述する。
【0021】バッファ18は、冗長データ付加部16で
冗長データを付加されたデータストリームを一時記憶す
る。
冗長データを付加されたデータストリームを一時記憶す
る。
【0022】ビット幅変換及び冗長データ除去部20
は、多ビット幅のデータストリームを少ビット幅のデー
タストリームに変換するとともに、冗長データ付加部1
6で付加された冗長データ0をエスケープデータに基づ
いて除去する。付加された冗長データを除去すること
で、転送レートの低下を防ぎ、MPEGシステムの性能
を維持することができる。
は、多ビット幅のデータストリームを少ビット幅のデー
タストリームに変換するとともに、冗長データ付加部1
6で付加された冗長データ0をエスケープデータに基づ
いて除去する。付加された冗長データを除去すること
で、転送レートの低下を防ぎ、MPEGシステムの性能
を維持することができる。
【0023】なお、図ではDCT部10、量子化部1
2、VLC部14、冗長データ付加部16は単一である
が、これらを複数設けて並列処理することもできる。ま
た、バッファ18も第1バッファと第2バッファに分
け、第1バッファを複数の冗長データ付加部16のそれ
ぞれに対応させて複数設け、第2バッファでこれらのデ
ータをまとめることもできる。
2、VLC部14、冗長データ付加部16は単一である
が、これらを複数設けて並列処理することもできる。ま
た、バッファ18も第1バッファと第2バッファに分
け、第1バッファを複数の冗長データ付加部16のそれ
ぞれに対応させて複数設け、第2バッファでこれらのデ
ータをまとめることもできる。
【0024】図2には、図1における冗長データ付加部
16の構成ブロック図が示されている。冗長データ付加
部16は、挿入部16a、生成部16b及びエスケープ
(ESCP)挿入部16cを含んで構成されている。
16の構成ブロック図が示されている。冗長データ付加
部16は、挿入部16a、生成部16b及びエスケープ
(ESCP)挿入部16cを含んで構成されている。
【0025】挿入部16aは、従来と同様にデータスト
リーム中のデータのまとまりが処理単位に収まるように
冗長データの0を付加するものであり、処理単位が48
ビットの場合にはデータのまとまりが48の倍数になる
ように冗長データを付加する。冗長データが付加された
データストリームはエスケープ(ESCP)挿入部16
cに供給される。また、挿入部16aにおいていくつの
冗長データを付加したか、すなわち付加した冗長データ
の個数に関するデータが生成部16bに供給される。
リーム中のデータのまとまりが処理単位に収まるように
冗長データの0を付加するものであり、処理単位が48
ビットの場合にはデータのまとまりが48の倍数になる
ように冗長データを付加する。冗長データが付加された
データストリームはエスケープ(ESCP)挿入部16
cに供給される。また、挿入部16aにおいていくつの
冗長データを付加したか、すなわち付加した冗長データ
の個数に関するデータが生成部16bに供給される。
【0026】例えば、データのまとまりの境界が45ビ
ットである場合には、付加する冗長ビット0の個数は3
個であるので、「3」というデータが供給される。
ットである場合には、付加する冗長ビット0の個数は3
個であるので、「3」というデータが供給される。
【0027】生成部16bでは、冗長データを付加した
位置とサイズを示すデータを生成し、ESCP挿入部1
6cに供給する。冗長データを付加した位置を示すデー
タとしては、データストリーム中の真のデータ列には存
在しないデータ列(エスケープ)を冗長ビットに対して
所定位置、具体的には冗長ビットの直後に挿入すること
が望ましく、このようなデータ列の一例として「00
00 01 B2」がある。エスケープの存在位置が、冗
長データの位置(エスケープの直前に冗長データが存在
するということ)を示すことになる。
位置とサイズを示すデータを生成し、ESCP挿入部1
6cに供給する。冗長データを付加した位置を示すデー
タとしては、データストリーム中の真のデータ列には存
在しないデータ列(エスケープ)を冗長ビットに対して
所定位置、具体的には冗長ビットの直後に挿入すること
が望ましく、このようなデータ列の一例として「00
00 01 B2」がある。エスケープの存在位置が、冗
長データの位置(エスケープの直前に冗長データが存在
するということ)を示すことになる。
【0028】ESCP挿入部16cでは、生成部16b
から供給されたエスケープデータ(エスケープ+サイ
ズ)を挿入部16aから供給されたデータストリームに
付加して出力する。具体的には、冗長データである0が
付加された直後にエスケープとサイズを付加する。この
場合、エスケープとサイズの総ビット数も処理単位の倍
数となるように決めておくのは言うまでもない。具体的
には、処理単位が24ビットである場合には、エスケー
プパターンを16ビットで表し、サイズデータを8ビッ
トで表すなどである。
から供給されたエスケープデータ(エスケープ+サイ
ズ)を挿入部16aから供給されたデータストリームに
付加して出力する。具体的には、冗長データである0が
付加された直後にエスケープとサイズを付加する。この
場合、エスケープとサイズの総ビット数も処理単位の倍
数となるように決めておくのは言うまでもない。具体的
には、処理単位が24ビットである場合には、エスケー
プパターンを16ビットで表し、サイズデータを8ビッ
トで表すなどである。
【0029】図3には、冗長データ付加部16で付加さ
れる冗長データ及びエスケープデータが模式的に示され
ている。図3(a)は挿入部16aに供給されるデータ
ストリームの一例であり、処理単位が48ビットの場合
である。図において、データの各集まりには、それぞれ
番号0、1、2、3、4、5が付されている。番号0で
示されるデータのまとまりに着目してみると、データ量
が48の倍数ではないためまとまりの境界において符号
100で示されるデータ不足が生じている。そこで、デ
ータ不足部分100に冗長データである0を付加する。
れる冗長データ及びエスケープデータが模式的に示され
ている。図3(a)は挿入部16aに供給されるデータ
ストリームの一例であり、処理単位が48ビットの場合
である。図において、データの各集まりには、それぞれ
番号0、1、2、3、4、5が付されている。番号0で
示されるデータのまとまりに着目してみると、データ量
が48の倍数ではないためまとまりの境界において符号
100で示されるデータ不足が生じている。そこで、デ
ータ不足部分100に冗長データである0を付加する。
【0030】図3(b)には、ESCP挿入部16cで
エスケープ及びサイズが挿入された後のデータストリー
ムが示されている。番号0で示されるデータのまとまり
に着目してみると、まとまりの境界に符号200で示さ
れる冗長データ0が付加されて処理単位に納められ、さ
らに冗長データの直後にエスケープ(ESCP)及びサ
イズ(SZ)300が付加されている。
エスケープ及びサイズが挿入された後のデータストリー
ムが示されている。番号0で示されるデータのまとまり
に着目してみると、まとまりの境界に符号200で示さ
れる冗長データ0が付加されて処理単位に納められ、さ
らに冗長データの直後にエスケープ(ESCP)及びサ
イズ(SZ)300が付加されている。
【0031】なお、図3では冗長データである0の直後
にエスケープ(ESCP)及びサイズ(SZ)を付加し
ているが、冗長データである0の直前にエスケープとサ
イズデータを付加することも可能である。
にエスケープ(ESCP)及びサイズ(SZ)を付加し
ているが、冗長データである0の直前にエスケープとサ
イズデータを付加することも可能である。
【0032】このように、冗長データを付加するととも
に、冗長データに関するデータをデータストリーム中に
埋め込むことで、後段の処理ステージにおいて冗長デー
タのみを確実に除去することが可能となる。
に、冗長データに関するデータをデータストリーム中に
埋め込むことで、後段の処理ステージにおいて冗長デー
タのみを確実に除去することが可能となる。
【0033】図4には、図1におけるビット幅変換及び
冗長データ除去部20の構成ブロック図が示されてい
る。ビット幅変換及び冗長データ除去部20は、ビット
幅変換部20a、保持部20b、検出部20c及び除去
部20dを含んで構成される。
冗長データ除去部20の構成ブロック図が示されてい
る。ビット幅変換及び冗長データ除去部20は、ビット
幅変換部20a、保持部20b、検出部20c及び除去
部20dを含んで構成される。
【0034】ビット幅変換部20aは、バッファ18か
ら読み出した多ビット幅のデータストリームを少ビット
幅のデータストリームに変換して出力する。データ列が
48ビットである場合には、例えば8ビット毎に順次出
力する。8ビットのデータストリームは保持部20b及
び検出部20cに供給される。保持部20bは、入力し
たデータストリームを一時的に保持する。
ら読み出した多ビット幅のデータストリームを少ビット
幅のデータストリームに変換して出力する。データ列が
48ビットである場合には、例えば8ビット毎に順次出
力する。8ビットのデータストリームは保持部20b及
び検出部20cに供給される。保持部20bは、入力し
たデータストリームを一時的に保持する。
【0035】検出部20cは、データストリームに含ま
れるエスケープデータを検出し、除去部20dに供給す
る。
れるエスケープデータを検出し、除去部20dに供給す
る。
【0036】除去部20dは、検出部20cの検出結果
に基づき、データストリームの中から冗長データを除去
し、MPEGデータとして出力する。すなわち、除去部
20dは検出部20cでエスケープ及びサイズ(SZ)
を検出すると、そのエスケープデータの検出に先立つS
Z分だけ前のデータを保持部20bから削除して出力す
る。
に基づき、データストリームの中から冗長データを除去
し、MPEGデータとして出力する。すなわち、除去部
20dは検出部20cでエスケープ及びサイズ(SZ)
を検出すると、そのエスケープデータの検出に先立つS
Z分だけ前のデータを保持部20bから削除して出力す
る。
【0037】また、本実施形態では、冗長データ0の他
に、この冗長データの位置及びサイズを示すエスケープ
データもデータストリームに存在し、このエスケープデ
ータ自体も冗長データとなっている。そこで、除去部2
0dは、冗長データ0のみならず、データストリーム中
のエスケープデータ(ESCP+SZ)も、保持部20
bからデータを読み出す際に削除する。これにより、冗
長データが除去された真のデータのみを出力することが
できる。
に、この冗長データの位置及びサイズを示すエスケープ
データもデータストリームに存在し、このエスケープデ
ータ自体も冗長データとなっている。そこで、除去部2
0dは、冗長データ0のみならず、データストリーム中
のエスケープデータ(ESCP+SZ)も、保持部20
bからデータを読み出す際に削除する。これにより、冗
長データが除去された真のデータのみを出力することが
できる。
【0038】このように、本実施形態においてはMPE
Gデータストリーム中に冗長データを付加した場合、付
加した冗長データの位置及びサイズに関するデータをデ
ータストリーム中に埋め込み、このデータに基づいて後
段の処理ステージにおいて冗長データを除去しているの
で、冗長データに関する情報を別の信号線を用いて供給
する必要もなく、転送レートの低下を確実に防ぐことが
できる。
Gデータストリーム中に冗長データを付加した場合、付
加した冗長データの位置及びサイズに関するデータをデ
ータストリーム中に埋め込み、このデータに基づいて後
段の処理ステージにおいて冗長データを除去しているの
で、冗長データに関する情報を別の信号線を用いて供給
する必要もなく、転送レートの低下を確実に防ぐことが
できる。
【0039】なお、本実施形態においてはMPEGエン
コーダを例にとり説明したが、本発明はこれに限定され
ることなく、データストリーム中に冗長データを付加す
る任意のデータ形態に適用することが可能であり、本来
のデータ列に存在しないデータ列をエスケープデータと
して用いればよい。
コーダを例にとり説明したが、本発明はこれに限定され
ることなく、データストリーム中に冗長データを付加す
る任意のデータ形態に適用することが可能であり、本来
のデータ列に存在しないデータ列をエスケープデータと
して用いればよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればハ
ードウエア構成を複雑化することなく、冗長データを確
実に除去して転送レートの低下を防止することができ
る。
ードウエア構成を複雑化することなく、冗長データを確
実に除去して転送レートの低下を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 図1における冗長データ付加部の構成ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】 図2に示された冗長データ付加部の作用説明
図である。
図である。
【図4】 図1におけるビット幅変換及び冗長データ除
去部の構成ブロック図である。
去部の構成ブロック図である。
10 DCT部、12 量子化部、14 VLC部、1
6 冗長データ付加部、18 バッファ、20 ビット
幅変換及び冗長データ除去部。
6 冗長データ付加部、18 バッファ、20 ビット
幅変換及び冗長データ除去部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹羽 真裕美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 国狭 亜輝臣 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 津田 晃孝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5J064 BA09 BC01 BC02 BC29 BD02
Claims (5)
- 【請求項1】 データストリーム中の空き部分に冗長デ
ータを付加するデータ符号化装置において、 前記冗長データを付加した位置とサイズを示すデータを
前記データストリーム中に付加する付加手段と、 前記付加手段で付加されたデータに基づいて前記冗長デ
ータを除去する除去手段と、 を有することを特徴とするデータ符号化装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記冗長データを付加した位置を示すデータは、前記デ
ータストリームには存在しないデータ列で構成されるこ
とを特徴とするデータ符号化装置。 - 【請求項3】 請求項1、2のいずれかに記載の装置に
おいて、 前記冗長データを付加した位置とサイズを示すデータ
は、前記冗長データの直後に付加されることを特徴とす
るデータ符号化装置。 - 【請求項4】 データストリーム中の空き部分に冗長デ
ータを付加するデータ符号化方法において、 前記冗長データが付加された位置とサイズを示すデータ
を前記データストリームの所定位置に付加するステップ
と、 前記データストリームを多ビット幅データから少ビット
幅データに変換して出力する際に、前記冗長データが付
加された位置とサイズを示すデータに基づいて冗長デー
タを除去するステップと、 を有することを特徴とするデータ符号化方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の装置又
は方法において、 前記データストリームはMPEGデータストリームであ
ることを特徴とするデータ符号化装置又は方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11087099A JP2000286716A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | データ符号化装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11087099A JP2000286716A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | データ符号化装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000286716A true JP2000286716A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=13905513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11087099A Pending JP2000286716A (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | データ符号化装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000286716A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013543311A (ja) * | 2010-09-23 | 2013-11-28 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | ワイヤレスディスプレイのためのパイプラインスライシングのための方法および装置 |
CN105511812A (zh) * | 2015-12-10 | 2016-04-20 | 浪潮(北京)电子信息产业有限公司 | 一种存储系统大数据优化方法及装置 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP11087099A patent/JP2000286716A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013543311A (ja) * | 2010-09-23 | 2013-11-28 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | ワイヤレスディスプレイのためのパイプラインスライシングのための方法および装置 |
CN105511812A (zh) * | 2015-12-10 | 2016-04-20 | 浪潮(北京)电子信息产业有限公司 | 一种存储系统大数据优化方法及装置 |
CN105511812B (zh) * | 2015-12-10 | 2018-12-18 | 浪潮(北京)电子信息产业有限公司 | 一种存储系统大数据优化方法及装置 |
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