JP2000280746A - 車両のドア構造 - Google Patents
車両のドア構造Info
- Publication number
- JP2000280746A JP2000280746A JP11088672A JP8867299A JP2000280746A JP 2000280746 A JP2000280746 A JP 2000280746A JP 11088672 A JP11088672 A JP 11088672A JP 8867299 A JP8867299 A JP 8867299A JP 2000280746 A JP2000280746 A JP 2000280746A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- vehicle
- seal member
- seal
- hinge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J5/00—Doors
- B60J5/04—Doors arranged at the vehicle sides
- B60J5/047—Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement
- B60J5/0477—Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement with two doors opening in opposite direction
- B60J5/0479—Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement with two doors opening in opposite direction without B-pillar or releasable B-pillar, i.e. the pillar is moving with door
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
ドア構造において、フロントドア2とリヤドアの開閉の
自由度を高める。 【解決手段】 フロントドア2の前端部を車体に開閉可
能に連結する前ヒンジ4と、リヤドアの後端部を車体に
開閉可能に連結する後ヒンジの少なくとも一方の回転中
心C1を前後方向に可動にし、フロントドア2を前方ま
たはリヤドアを後方に移動した位置で開閉するように構
成する。
Description
関し、特に、車体側部に設けられる観音開きタイプのド
ア構造に係るものである。
高めたり、前後のドア内面に統一感を持たせたり、さら
には乗員の乗降性を高めたりすることを目的として、車
体をセンターピラーのない構造にするとともに、車体の
側面のフロントドアとリヤドアを観音開き構造にするこ
とが提案されている(例えば特開平10−109662
号公報参照)。
閉じたときに、フロントドアの後縁部がリヤドアの前縁
部に車体の外側から重なるように構成されており、フロ
ントドアの後縁部の車体内面側に固定したシール部材
(ウェザーストリップ)をリヤドアの前縁部の車体外面
側との間で車幅方向に挟み付けて、室内への水の進入な
どを防ぐようにしている。
では、閉じた状態においてリヤドアの前縁部の外側にフ
ロントドアの後縁部が重なっているために、先にフロン
トドアを開かなければリヤドアを開くことができず、逆
にドアを閉めるときには先にリヤドアを閉じなければな
らない欠点があった。
されたものであり、その目的とするところは、車体の側
部に設けられる観音開きタイプのドア構造において、フ
ロントドアとリヤドアの開閉の自由度を高められるよう
にすることである。
プのドア構造においてフロントドア及びリヤドアの少な
くとも一方を前後方向に移動させてから開き、閉じると
きにはその逆の動作を行うように構成したものである。
は、車体側部に設けられるフロントドア及びリヤドア
と、フロントドアの前端部を車体に連結する前ヒンジ
と、リヤドアの後端部を車体に連結する後ヒンジと、両
ドアを閉じた状態でフロントドアの後縁部とリヤドアの
前縁部を遮蔽するシール部材とを備えた車両のドア構造
を前提としている。そして、前ヒンジと後ヒンジの少な
くとも一方の回転中心を前後方向に可動に構成し、フロ
ントドアを前方またはリヤドアを後方に移動した位置で
開閉するようにしたものである。
上記第1の解決手段において、シール部材が、フロント
ドアの後縁部及びリヤドアの前縁部の一方に装着された
主シール部材を含み、その他方に、主シール部材が車両
の前後方向に圧接する第1シール面を形成したものであ
る。
上記第2の解決手段において、第1シール面が形成され
たドアを、アウターパネルが第1シール面側の縁部にお
いて主シール部材側に突出する構成として、その裏面に
第2シール面を設け、主シール部材に、第1シール面に
対して車両の前後方向に圧接する第1シール部と、第2
シール面に対して車両の幅方向に圧接する第2シール部
とを設けたものである。
上記第2または第3の解決手段において、第1シール面
を、主シール部材の第1シール部が車両の前後方向に圧
接する第1圧接面と、第1シール部が車幅方向に外側か
ら圧接する第2圧接面とを備えた構成としたものであ
る。
上記第2乃至第4の何れか1の解決手段において、主シ
ール部材に対して車幅方向の内側に位置する補助シール
部材を設け、第1シール面に、補助シール部材に圧接す
る第3圧接面を設けた構成としたものである。
上記第2乃至第5の何れか1の解決手段において、フロ
ントドアとリヤドアの分割位置を、室内側と室外側とで
車両の前後方向に偏倚した構成としたものである。
上記第1乃至第6の何れか1の解決手段において、シー
ル部材をフロントドアに設け、前ヒンジを、フロントド
アを前方向に移動可能に構成したものである。
上記第7の解決手段において、フロントドアのインナー
パネルの内面に設けられるドアトリムを、該インナーパ
ネルの後端よりも車両後方側に突出するように構成した
ものである。
上記第7または第8の解決手段において、後ヒンジを、
回転中心がシール部材よりも車両の幅方向内側に位置す
るように配置したものである。
は、上記第1乃至第9の何れか1の解決手段において、
フロントドア及びリヤドアの内部に配設された補強部材
と、フロントドアの後端部とリヤドアの前端部とを側突
時に連結する一方、各ドアの開閉時には両ドアの分離が
可能に構成された連結手段とを設けたものである。
可動に構成すると、フロントドアは前方へ移動させてか
ら開くことができ、リヤドアは前後方向には移動せずに
開くことができる。また、フロントドアは、逆の動作で
閉じることができ、リヤドアは前後方向には移動せずに
閉じることができる。そして、閉じた状態においては、
シール部材がフロントドアの後縁部とリヤドアの前縁部
に圧接して室内が密閉される。なお、後ヒンジの回転中
心を可動に構成すると、リヤドアを前後方向へ移動させ
ながら開閉することができる。このように、前ヒンジと
後ヒンジの少なくとも一方の回転軸を可動に構成するこ
とによって、フロントドアとリヤドアの少なくとも一方
は、他方から前後方向に離れながら開閉することにな
る。
ドアの後縁部及びリヤドアの前縁部の一方に主シール部
材を装着し、他方には主シール部材が車両の前後方向に
圧接する第1シール面を設けているので、主シール部材
はドアを閉じるときには車両の前後方向に圧縮され、ド
アを開くときにはその圧縮状態が解除される。
じた状態において、主シール部材は、第1シール部が第
1シール面に対して車両の前後方向に圧接し、第2シー
ル部が第2シール面に対して車両の幅方向に圧接する。
ル面に、主シール部材の第1シール部が車両の前後方向
に圧接する第1圧接面と、第1シール部が車幅方向に外
側から圧接する第2圧接面とを設けているので、第1シ
ール部が第1シール面に対して二方向に圧接する。
部材に対して車幅方向の内側に位置する補助シール部材
を設け、上記第6の解決手段では、フロントドアとリヤ
ドアの分割位置を、室内側と室外側とで車両の前後方向
に偏倚させているので、ドアを閉じた状態において、フ
ロントドアの後縁部とリヤドアの前縁部の間から水が進
入しにくくなる。
部材をフロントドアに設け、前ヒンジの回転軸を可動に
しているので、両シール部材は、ドアを閉じるときに、
リアドアの第1シール面に対して車両の前方から後方に
圧接する。
ドアのインナーパネルの内面に設けられるドアトリム
を、該インナーパネルの後端よりも車両後方側に突出す
るように構成しているので、ドアを閉じた状態で、フロ
ント側とリヤ側のドアトリム間の隙間が狭くなる。
を、回転中心が主シール部材よりも車両の幅方向内側に
位置するように配置しているので、リヤドアを開くとき
に、該リヤドアの前縁部が主シール部材から後方へ離れ
る軌跡を描いて移動する。
トドア及びリヤドアが、側突時には連結手段によって一
体的に連結されるが、ドアを普通に開閉する際には両ド
アの分離が可能である。
と後ヒンジの少なくとも一方の回転軸を可動に構成し
て、フロントドアとリヤドアの少なくとも一方を他方か
ら前後へ離した位置で開閉するようにしているので、フ
ロントドアの後縁部の外面側にリヤドアの前縁部が重な
っている場合には前ヒンジの回転軸を可動にし、リヤド
アの前縁部の外面側にフロントドアの後縁部が重なって
いる場合には後ヒンジの回転軸を可動にすれば、前後ど
ちらのドアからでも開閉することが可能となる。つま
り、観音開きタイプのドア構造において、ドアの開閉の
自由度を高めることが可能となる。また、シール部材
と、フロントドアの後縁部あるいはリヤドアの前縁部の
少なくとも一方とを、車体前後方向で離間させるように
移動した位置でドアの開閉を行えるので、シール部材に
無理な力が加わることを防止できる。
を開閉するときに、主シール部材が車両の前後方向に圧
縮されるか、その圧縮状態が解除されるので、主シール
部材に無理な力が加わるのを防止できる。さらに、ドア
をシール部材の圧縮状態が解除される方向に移動して開
閉できるので、シール部材に加わる引っ張り力を極小化
できる。
ール部材に第1シール部と第2シール部とを設けて、第
1シール面及び第2シール面に対して車両の前後方向と
幅方向の二方向に圧接させるようにしているので、シー
ル性能を高めることができる。
シール部が第1シール面に対して二方向に圧接するよう
にしていることでシール性能を高めることができ、上記
第5の解決手段によれば、フロントドアの後縁部とリヤ
ドアの前縁部の間のシールを2箇所で行い、第6の解決
手段によれば、両ドア間の分割位置を室内側と室外側と
でずらすようにしていることで、それぞれシール性能を
高めることができる。さらに、第4〜第6の解決手段に
よれば、例えば洗車時に車外から高圧の水流が作用した
場合でも、車室内に水が浸入することを防止できる。
ール部材を、ドアを閉じるときにリアドアの第1シール
面に対して車両の前方から後方に圧接するようにしてい
るので、車両の走行中に、フロントドアとリヤドアの間
から風が室内に進入してくるのを防止しやすくできる。
を閉じた状態で、フロント側とリヤ側のドアトリム間の
隙間が狭くなるので、室内の見映えをよくすることがで
きる。
ドアを開くときに、該リヤドアの前縁部が主シール部材
から後方へ離れる軌跡を描いて移動するので、主シール
部材に無理な力が加わるのを防止でき、主シール部材の
損傷などの問題が発生するのを防止できる。
突時には、内部に補強部材を設けたフロントドアとリヤ
ドアとが連結手段によって一体的に連結されるので、ド
アの耐側突性能を向上できる一方、該連結手段によって
通常のドアの開閉が妨げられるのを防止できる。
基づいて詳細に説明する。
車両においてドアを閉じた状態を示す部分斜視図、図2
は、図1においてドアを開けた状態を示す部分斜視図、
そして図3は、図1に示したドアの内部構造の概要を示
す部分斜視図である。これらの図に示しているように、
車体1の側部には、フロントドア2及びリヤドア3が設
けられている。そして、フロントドア2は、前端部を中
心として開閉可能に車体1に連結され、リヤドア3は、
後端部を中心として開閉可能に車体1に連結されてい
る。
線断面図である図4と、その分解斜視図である図5に詳
細を示した前ヒンジ4が用いられており、リヤドア3の
開閉には、図3のVI−VI線断面図である図6と、その分
解斜視図である図7に示した後ヒンジ5が用いられてい
る。また、フロントドア2とリヤドア3の間には、図3
のVIII−VIII線断面図である図8とIX−IX線断面図であ
る図9に示すように、両ドア2,3を閉じた状態でフロ
ントドア2の後縁部とリヤドア3の前縁部の間の隙間を
塞ぐように、シール部材6,7が設けられている。シー
ル部材6,7は、主シール部材6と補助シール部材7と
からなり、両シール部材6,7は、フロントドア2の後
縁部に装着されている。
ントドア2の回転中心C1を車両の斜め前後方向に移動
させることができるように構成され、フロントドア2を
車幅方向外側へ斜め前方に移動してから開く一方、逆の
動作でフロントドア2を閉じて車体1の側部開口を閉塞
できるように構成されている。
固定された支持部材8と、フロントドア2に固定される
とともに支持部材8に回転可能に連結される支点部材9
とから構成されている。支持部材8は、基板部10aと
フランジ部10bとからほぼコ字状に形成されたブラケ
ット10にアーム11とレバー12とが連結された構成
で、車体1には基板部10aがボルト・ナットなどの締
結部品13で固定されている。車体1の取付面1aを挟
んで支持部材10の裏面側に設けられているのは補強板
14であり、支持部材10と補強板14とをボルト・ナ
ット13で共締めすることにより、支持部材10が車体
1に強固に固定されている。
その前端側及び後端側に長孔10c,10dが形成され
ている。アーム11は、前端側の長孔10cにワッシャ
やナットなどの締結部品15で装着されたスライドピン
16に先端部が連結されている。また、レバー12は、
アーム11の中間部に設けられた連結ピン17に先端部
が連結されると共に、後端部が、ブラケット10のフラ
ンジ部10bに形成された後端側の長孔10dにボルト
等の締結部品18で連結されている。また、ブラケット
10の基板部10aとスライドピン16の間には引っ張
りコイルばね19が装着され、スライドピン16を車両
後方側に向かって付勢している。
9Bとからなり、本体9Aの先端部に、上記アーム11
の先端部を連結するための連結孔9aが形成されてい
る。そして、アーム11の先端部にも連結孔11aが形
成されていて、支点部材9とアーム11は、各連結孔9
a,11aに通したボルト・ナット等の締結部品20に
より、互いに回転可能に連結されている。また、フロン
トドア2の取付面2aを挟んで支点部材9の裏面側に設
けられているのは補強板21であり、支点部材9と補強
板21とをボルト・ナット等の締結部品22によって共
締めすることにより、支点部材9がフロントドア2に強
固に固定されている。
前方へ移動するときの前位置ストッパ9bが設けられて
おり、アーム11には、フロントドア2を開くときの開
位置ストッパ11bが設けられている。また、車体1と
フロントドア2の間には、フロントシール部材23が設
けられており、このフロントシール部材23により、こ
の間の隙間から室内へ水等が進入するのを防止してい
る。なお、フロントドア2については、その周縁部の全
周を1本のシール部材でシールすることが可能であり、
その場合は、上記主シール部材6をフロントドアの全周
に伸ばして、主シール部材6がフロントシール部材23
を兼ねる構成にしてもよい。
ドア3の回転中心C2が、フロントドア2とリヤドア3
の間の主シール部材6よりも車幅方向内側に位置するよ
うに配置されている。つまり、寸法A1が寸法A2(図
9参照)よりも大きく設定されている。この後ヒンジ5
は、具体的には、車体1に固定された支持部材25と、
リヤドア3に固定されるとともに支持部材25に回転可
能に連結された支点部材26とから構成されている。
を、リヤドア3を開くときの開位置ストッパを兼用した
連結板25bで連結した構成で、ボルト・ナットなどの
締結部品27で車体1に固定されている。この支持部材
25とで車体1の取付面1bを挟んでいるのは補強板2
8であり、支持部材25と補強板28とをボルト・ナッ
ト27によって共締めすることにより、支持部材25が
車体1に強固に固定されている。なお、支持部材25
は、補強板28に形成された開口28aを通って車体1
の内部に突出しており、車体1にも同様に開口(図示せ
ず)が形成されている。
ム26aをピン26bで連結した構成で、該ピン26b
が支持部材25の先端部に形成された連結孔25cに連
結されている。また、この支点部材26は、車体1の開
口と補強板28の開口28aを貫通するように、ボルト
・ナットなどの締結部品29によってリヤドア3に固定
されている。該支点部材26は、プレート30を介して
リヤドア3に固定されると共に、プレート30の裏面側
には補強板31が共締めされて、支点部材26がリヤド
ア3に強固に固定されている。なお、車体1とリヤドア
3の間にはリヤシール部材32,33が設けられてい
る。外側のリヤシール部材32はリヤドア32に装着さ
れており、内側のリヤシール部材33は車体1に装着さ
れている。両リヤシール部材32,33は互いに前後方
向に偏倚しており、これらのシール部材32,33によ
り、リヤドア3の後縁部と車体1との隙間から室内に水
等が進入するのを防止している。
6と補助シール部材7は、フロントドア2の後縁部に装
着され、ドア2,3を閉じると、リヤドア3の前縁部に
設けられたシール面35に圧接するように構成されてい
る。主シール部材6は、該主シール部材6に一体に形成
された突起6aをフロントドア2の後端面に形成された
複数の取付穴に押し込んで留めることによりフロントド
ア2に固定されており、補助シール部材7は、フロント
ドア2の後縁部において後方に突出する突片36に二股
の脚部7aを押し込んで留めることにより、フロントド
ア2に装着されている。また、補助シール部材7は、主
シール部材6に対して車幅方向の内側に位置し、かつ前
後のドア2,3の分割位置P1,P2が、室内側と室外
側とで車両の前後方向に偏倚して配置されている。この
ように構成することにより、洗車時などに水が室内に入
るのを確実に防止するようにしている。
前方から後方に向かって圧接する第1シール面37と、
リヤドア3の第1シール面37側の縁部である前縁部に
おいて主シール部材6側へ前方に突出するアウターパネ
ル3A(詳細は後述する)の裏面に設けられた第2シー
ル面38とを備えている。そして、主シール部材6は、
第1シール面37に対して車両の前後方向に圧接する第
1シール部6bと、第2シール面38に対して車幅方向
に圧接する第2シール部6cとを備えている。第2シー
ル部6cは、第1シール部6bよりも厚さが薄く、第1
シール部6bよりも変形しやすいように構成されてい
る。
は、主シール部材6の第1シール部6bが車両の前方か
ら後方に向かって圧接する第1圧接面37aと、第1シ
ール部6bが車幅方向に外側から圧接する第2圧接面3
7bと、補助シール部材7が車両の前方から後方に向か
って圧接する第3圧接面37cとを備えている。第2圧
接面37bは、例えば洗車時の水圧が主シール部材6に
作用したときに、該主シール部材6が車室側に倒れてし
まうのを防止する壁として機能するように構成されてい
る。
る。
3のX−X線断面図である図10に示しているように、
車体外側のアウターパネル2A,3Aと、室内側のイン
ナーパネル2B,3Bとから構成されている。アウター
パネル2A,3A及びインナーパネル2B,3Bは、そ
れぞれ、鋼板のプレス成形及び深絞り成形により形成さ
れている。そして、アウターパネル2A,3Aとインナ
ーパネル2B,3Bとは、ベルトラインを除いた三辺で
アウターパネル2A,3Aをインナーパネル2B,3B
に折り重ね、スポット溶接や接着などによって互いに接
合されている。
ナーパネル2B,3Bの内面に、ドアトリム2C,3C
が設けられている。フロントドア2のドアトリム2C
は、図9に示しているように、インナーパネル2Bの後
端よりも車両後方側に突出するように構成されている。
このことにより、フロント側のドアトリム2Cとリヤ側
のドアトリム3Cの間の隙間が狭く設定されていて、前
後のドアトリム2C,3Cの一体感を高め、室内の見映
えを良くしている。
ーパネル2B,3Bとの間のスペースには、図3に示す
ように、フロントドア2の後縁部及びリヤドア3の前縁
部に沿って上下方向に延在するように配置された上下補
強部材40F,40Rと、ベルトラインに沿ってドア
2,3の前後方向に延在するように配置された前後補強
部材41F,41Rと、前後補強部材41F,41Rの
下方で該前後補強部材41F,41Rと平行に配置され
たサイドインパクトバー42F,42Rとが設けられて
いる。
2Fは、前ヒンジ4が固定された補強部材21(図4参
照)に前端部が連結され、上下補強部材40Fに後端部
が連結されている。また、リヤドア3のサイドインパク
トバー42Rは、上下補強部材40Rに前端部が連結さ
れ、後ヒンジ5が固定された補強部材31(図6参照)に
後端部が連結されている。
41F,41Rと上下補強部材40F,40Rとは互い
に連結されている。前後補強部材41F,41Rは、フ
ロント側及びリヤ側とも、図10に示しているように、
ウインドウガラス43F,43Rを挟んで配置された2
枚のプレス部材44a,44b及び45a,45bによ
り構成されている。また、上下補強部材40F,40R
は、ベルトラインよりも上方の第1上下補強部材46
a,46bと、該第1上下補強部材46a,46bの下
端に連結された第2上下補強部材47a,47bとから
構成されており、第1上下補強部材46a,46bには
図8に示すように断面円形のパイプ材が用いられ、第2
上下補強部材47a,47bには、図9に示すように幅
が広くて厚さが薄く成形されたプレス部材が用いられて
いる。上下補強部材40F,40Rは、それぞれ2部材
で構成されているが、互いに接合して一体化することに
よって、センターピラーに代わる強度部材を構成してい
る。
部分は細い方が良いため、第1上下補強部材46a,4
6bには細くても強度の高い中空の丸パイプを使用して
おり、ベルトラインよりも下のドアパネル部分では、強
度部材をなるべく外面側に配置して、側面衝突が起こっ
てもその初期の段階から力を受けるようにすると共に、
ドア内部の部品との干渉を避ける目的で、厚さが薄く幅
の広いプレス部材を使用している。
パネル49には、車幅方向に延びる左右補強部材50,
51(図12及び図13参照)が設けられている。そし
て、上記上下補強部材40F,40Rは、上端部及び下
端部が、左右補強部材50,51に対応する位置に配置
されている。
2の後縁部とリヤドア3の前縁部には、側突時に両ドア
2,3を一体化して強度を高める目的で、連結部材(連
結手段)52が設けられている。連結部材52は、フロ
ントドア2の後縁部に固定され、車幅方向の外向きに開
口した断面コ字状の第1連結部材52aと、リヤドア3
の前縁部に固定され、車幅方向の内向きに開口した断面
コ字状の第2連結部材52bとから構成され、それぞ
れ、フロントドア2の後端部及びリヤドア3の前端部と
一体的に設けられている。
1,第2連結部材52a,52bが噛み合って両ドア
2,3が一体化するようになっている一方で、ドア2,
3を普通に閉じた状態では互いに隙間を隔てており、フ
ロントドア2の開閉を妨げないように配置されている。
体1にロックするためのロック機構55,56の構成に
ついて説明する。なお、本実施形態において、ロック機
構55,56は、フロントドア2とリヤドア3の両方と
も、上部と下部に設けられている。また、以下の説明に
おいて、フロント側とリヤ側とを特に区別して表す場合
のみ、符号にF(フロント)とR(リヤ)を付すること
とする。
部分を主に示す分解斜視図、図13は下部ロック機構5
6のフロント側部分を示す分解斜視図、図14は、フロ
ントドア2の上下のロック機構55F,56Fとドアハ
ンドル57Fとの連結関係を示す斜視図である。なお、
リヤドア3側の上下ロック機構55R,56Rについて
は全体を示していないが、具体的な構成はフロントドア
2のロック機構55F,56Fと実質的に同じである。
体1のルーフサイド48aに設けられたストライカー5
8と、ドア2,3のサッシ部分に設けられたロックユニ
ット(ラッチ)59とから構成されている。ルーフサイ
ドには、ストライカー58用の補強部材60が内側から
固定されており、この補強部材60により、フロント側
とリヤ側のストライカー58F,58Rが車体1に強固
に固定されている。
と噛み合うように、ドア2,3のサッシのコーナー部に
配置されている。ロックユニット59は、第1上下補強
部材46a,46bの上端に連結され、且つ、ケーブル
(連結部材)61を介して、ドアハンドル57と連結さ
れている。なお、シール部材6,7は、フロントドア2
の後縁部から、上縁部及び下縁部に回り込むように設け
られている。
体1のサイドシル49aに設けられたストライカー62
と、ドア2,3のインナーパネル2B,3Bの下面に設
けられたロックユニット(ラッチ)63とから構成され
ている。サイドシル49aには、ストライカー62用の
補強部材64が内側から固定されており、この補強部材
64により、フロント側とリヤ側(図示せず)のストラ
イカー62が強固に固定されている。
と噛み合うように、ドア2,3のコーナー部分に配置さ
れ、また、ケーブル(連結部材)65を介してドアハン
ドル57と連結されている。
引くことによりストライカー58,62とラッチ59,
63のかみ合いを外す機構部品である。本実施形態にお
いて、ドアハンドル57は、上下補強部材40に対して
車両の前後方向に偏倚した位置に設けられている。より
具体的には、図3に示すように、フロントドア2につい
ては、ドアハンドル57Fが上下補強部材40Fから前
方に偏倚し、リヤドア3については、ドアハンドル57
Rが上下補強部材40Rから後方に偏倚している。
機構55のロックユニット59及び下部ロック機構56
のロックユニット63とを連結するケーブル61,65
は、各ロックユニット59からドアハンドル57側に向
かって上下補強部材40Fに沿って所定長さ延在した後
屈曲して、ドアハンドル57に連結されている。なお、
ケーブル61,65は、図示していないが心線と被覆材
とからなり、被覆材がドア2に固定されていて、取っ手
66を操作すると心線が被覆材の中で動いてロックユニ
ット59,63のロックを解除するようになっている。
また、ドアハンドル57と下部ロックユニット56の間
には、従来と同様に、ケーブルの動作方向を変換するた
めのレバー67が設けられている。
2,3の開閉動作について説明する。
ハンドル57Fの取っ手66Fを手前に引くと、上下の
ロック機構55,56のストライカー58F,62Fと
ロックユニット59F,63Fの噛み合い状態が解除さ
れる。このようにロックが解除されると、前ヒンジ4の
アーム11が車両後方側へ下がりながら立ち上がる方向
に付勢されているために、フロントドア2は、図4に仮
想線で示すように閉じた状態から姿勢(開閉角度)を殆
ど変えずに、車体1の外側斜め前方に向かって、前位置
ストッパ9bで規制される位置までほぼ平行に移動す
る。つまり、フロントドア2は、ロックを解除するとほ
ぼ自動的に斜め前方外側に向かって移動することにな
る。
シール部6cは、少し撓みながらリヤドア3の第2シー
ル面38から離れ、主シール部材6の第1シール部6b
と補助シール部材7は、リヤドア3の第1シール面35
から斜め前方に離れていく。この場合、第2シール部6
cは厚さが薄いため、変形が比較的容易で、フロントド
ア2の動作を妨げることはない。また、第1連結部材5
2aも第2連結部材52bから離れて、両部材52a,
52bはオーバーラップした状態でなくなり、完全に分
離する。このようにしてフロントドア2の後縁部がリヤ
ドア3の前縁部から離れるので、回転中心C1が前方へ
移動した前ヒンジ4を中心として無理なくフロントドア
2を開くことができる。なお、その際、フロントドア2
は、開位置ストッパー11bで規制される位置まで開放
することができる。
ドア2の後縁部を車幅方向内側に向かって押し込むと、
フロントドア2は、まず、前位置ストッパ9bで規制さ
れる位置までは、前ヒンジ4の回転中心C1が前方に位
置した状態のまま回転する。そして、フロントドア2が
前ヒンジの回転中心C1に対してそれ以上回転しなくな
ると、次にアーム11がブラケット10側へ格納されな
がら回転中心C1が車幅方向内側に向かって斜め後方へ
移動して、フロントドア2が閉じられる。このとき、主
シール部材6の第1シール部6bと補助シール部材7は
リヤドア3の第1シール面35(第1〜第3圧接面37
a〜37c)に圧接し、主シール部材6の第2シール部
6cはリヤドア3の第2シール面38に圧接する。ま
た、車体1とフロントドア2との間でもシール部材23
が圧縮されて、室内が室外に対して密閉される。
様に、該リヤドア3側のドアハンドル57Rの取っ手6
6Rを持って手前に引くとよく、閉じるときは、リヤド
ア3の前縁部を車幅方向の内側に押し込めばよい。閉じ
た状態では各シール部材6,7,32,33が圧縮され
て、室内が室外に対して密閉される。
へ可動に構成して、フロントドア2を、リヤドア3から
前後方向に離した状態で開閉するようにしているので、
フロントドア2の後縁部の外面側にリヤドア3の前縁部
が重なる構造とした場合でも、前後どちらのドア2,3
からでも開閉することが可能となり、観音開きタイプの
ドア構造において、ドア2,3の開閉の自由度を高めら
れる。
部材6の第1シール部6bと補助シール部材7とを、リ
ヤドア3の第1シール面35で車両の前後方向に圧縮す
るようにしているので、ドア2,3の開閉の際に各シー
ル部材6,7に無理な力が加わるのを防止できる。
bに加えて第2シール部6cを設け、この第2シール部
6cを第2シール面38で車幅方向に圧縮することによ
り、シール方向を2方向にしているため、シール性能を
高めることができる。さらに、第1シール部6bを、第
1シール面35の第1圧接面37aと第2圧接面37b
に2方向から圧接するようにしていることでも高いシー
ル性能を得ることができ、主シール部材6に対して車幅
方向の内側に位置する補助シール部材7を設けるととも
に、前後のドア2,3の分割位置P1,P2を室内側と
室外側とで車両の前後方向にずらしていることでも高い
シール性能を得ることができる。
に設けるとともに、前ヒンジ4の回転軸C1を可動にし
て、シール部材6,7が、リアドア3の第1シール面3
5に車両の前方から後方に向かって圧接するようにして
いるので、車両の走行中に、フロントドア2とリヤドア
3の間から風が室内に進入してくるのを容易に防止でき
る。
Bの内面に設けられるドアトリム2Cを、該インナーパ
ネル2Bの後端よりも車両後方側に突出するように構成
しているので、ドア2,3を閉じた状態で、フロント側
とリヤ側のドアトリム2C,3C間の隙間が狭くなり、
室内の見映えを良くすることができる。しかも、フロン
トドア2を前後方向に可動にしているので、両ドアトリ
ム2C,3Cが干渉することもない。
ール部材6よりも車幅方向内側に位置するように配置し
ているので、リヤドア3を開くときに、該リヤドア3の
第1シール面35が主シール部材6から斜め後方へ離れ
る軌跡を描いて移動する。これに対して、仮に後ヒンジ
5の回転中心C2が主シール部材6よりも車幅方向の外
側に位置していると、リヤドア3を開閉する際に、第1
シール面35がリヤドア3を閉じた状態よりも一旦前方
に出るため、シール部材6,7が必要以上に圧縮された
状態でドア3を回動させることになり、シール部材6,
7に対して車幅方向に大きな引っ張り力が加わることに
なるが、本実施形態では、そのような無駄な動作は行わ
れない。したがって、シール部材6,7に無理な力が加
わるのを防止でき、シール部材6,7の損傷などの問題
が発生するのを防止できる。
ためのロック機構55,56を、各ドア2,3の上端部
と下端部に設けているので、側突時の衝撃がロック機構
55,56に直接に作用しない。このため、ロック機構
55,56をバンパーレベルに設ける場合とは違ってロ
ック機構55,56が損傷しにくくなり、ひいては側突
によりドア2,3が開きにくくなったり、逆に誤って開
いてしまったりするのを防止できる。
A,3A及びインナーパネル2B,3Bの間のスペース
に、上下補強部材40F,40Rをフロントドア2の後
縁部及びリヤドア3の前縁部に沿って上下方向に延在す
るように配置し、さらに、ドア2,3の内部に前後補強
部材41F,41Rをベルトラインに沿って設け、該前
後補強部材41F,41Rを上下補強部材40F,40
Rと連結しているので、耐側突性能が向上する。このた
め、側突時のロック機構55,56への衝撃を緩和で
き、側突時にロック機構55,56が損傷したり、ドア
2,3が開閉しにくくなったりするのをより確実に防止
できる。
40F,40Rに対して車両の前後方向に偏倚した位置
に配置することで、上下補強部材40F,40Rを上下
方向に連続した部材に構成しているので、耐側突性能が
さらに向上し、側突時のロック機構55,56の損傷
や、ドア2,3の開閉不良をさらに確実に防止できる。
このようにドアハンドル57を上下補強部材40F,4
0Rから前後にずらすと、ドアハンドル57とロック機
構55,56との間の連結部材としてロッドを使った場
合には構成が複雑になりやすいのに対し、本実施形態で
はケーブル61,65を使っているために、構成が複雑
化するのを避けることができる。
フパネル48及びフロアパネル49の左右補強部材5
0,51と重なる位置に配置しているので、側突時の衝
撃を上下補強部材40F,40Rと左右補強部材50,
51とで受けることができ、耐側突性能がさらに向上す
る。また、このことにより、側突時のロック機構55,
56の損傷や、ドア2,3の開閉不良をさらに確実に防
止できる。
5,56とを連結するケーブル61,65を上下補強部
材40F,40Rに沿って配置しているため、側突時に
ケーブル61,65に力が加わり、ケーブル61,65
が大きく変形、変移するのを防止できる。したがって、
ケーブル61,65を単独で設けると誤作動のおそれが
高いのに対して、側突時の衝撃でドア2,3が誤って開
放されるのを防止できる。
補強部材46a,46bをパイプ材で構成して、比較的
細くても側突の衝撃に耐えることができるようにしてい
るので、車室内の開放感を向上させるためにドアサッシ
部分を細くでき、ベルトラインよりも下方の第2上下補
強部材47a,47bを厚さの薄いプレス材で構成し
て、アウターパネル2A,3A側に配置することができ
るようにしているので、耐側突性能を向上できる。
側突時には連結手段52によって連結するようにしたの
で、ドア2,3の内部に補強部材40F,40R,41
F,41Rを設けていることと相まってドア2,3の耐
側突性能をさらに向上させることができ、側突時のロッ
ク機構55,56の損傷や、ドア2,3の開閉不良をさ
らに確実に防止できる一方、ドア2,3を普通に閉めた
状態では両ドア2,3が連結されないので、ドア2,3
の開閉が妨げられるのを防止できる。
に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施す
ることが可能である。
示すように、アクチュエータ70を用いて、ドア2,3
を閉じると前後でロックされるように構成することがで
きる。図示の例では、フロントドア2側の第1連結部材
71は、基部71aと、該基部71aから車体1の後方
側に延びる連結ピン71bとから構成され、基部71a
がアクチュエータ70と連結されて、車体1の前後方向
へスライド可能に構成されている。また、リヤドア3側
の第2連結部材72は、連結ピン71bが嵌合する連結
孔72aを有し、サイドインパクトバー42R及び上下
補強部材40Rに固定されている。
F,57Rに設けられた開閉スイッチ(図示せず)にリ
レー70aを介して電気的に接続されており、取っ手6
6F,66Rを手前に引くと第1連結部材71が前方へ
スライドして連結ピン71bと連結孔72aの係合状態
が解除される一方、ドア2,3を閉じると第1連結部材
71が後方へスライドして連結ピン71bが連結孔72
aに係合するように構成されている。このように構成し
ても、ドア2,3の耐側突性能を向上させることができ
る。
転軸C1を斜め前後方向へ可動に構成して、フロントド
ア2が開閉時に斜め前後方向に移動するようにしている
が、必ずしも斜めに動かす必要はなく、単に前後方向に
動作するようにしてもよい。また、前ヒンジ4の代わり
に後ヒンジ5の回転軸C2を可動に構成してリヤドア3
が前後方向または斜め前後方向に移動するようにしても
よい。さらに、前ヒンジ4と後ヒンジ5の両方の回転軸
C1,C2を可動に構成してもよく、そうすると、フロ
ントドア2とリヤドア3の両方を移動させることができ
るので、ドア2,3の開閉の際のフロントドア2の後縁
部とリヤドア3の前縁部の干渉をより容易に防止するこ
とができる。このため、フロントドア2の後縁部とリヤ
ドア3の前縁部の形状をより自由に設計することが可能
となる。
5,56を各ドア2,3の上端部と下端部の両方に設け
ているが、少なくとも一方に設ければよい。さらに、上
記実施形態では、上端部及び下端部とも、ストライカー
58,62を車体1側に設け、ロックユニット59,6
3をドア2,3側に設けるようにしているが、例えばド
ア2,3の下端部ではストライカー62を車体1側に設
けると共にロックユニット63をドア2,3側に設ける
一方、ドア2,3の上端部ではフロントドア2にストラ
イカー58(またはロックユニット59)を設け、リヤ
ドア3にロックユニット59(またはストライカー5
8)を設けるような構成も可能である。
0F,40Rの上端部及び下端部の両方が、ルーフ側及
びフロア側の左右補強部材50,51とオーバーラップ
する構成としたが、片側のみが左右補強部材と対応する
ように、つまり左右補強部材50,51が互いに前後に
ずれた配置としてもよい。さらに、上下補強部材は、サ
イドインパクトバー42F,42Rと、前後補強部材4
1F,41Rの何れか一方とのみ連結した構成としても
よい。
両においてドアを閉じた状態を示す部分斜視図である。
図である。
斜視図である。
である。
である。
ルとの連結関係を示す斜視図である。
斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 車体側部に設けられるフロントドア及び
リヤドアと、フロントドアの前端部を車体に連結する前
ヒンジと、リヤドアの後端部を車体に連結する後ヒンジ
と、両ドアを閉じた状態でフロントドアの後縁部とリヤ
ドアの前縁部を遮蔽するシール部材とを備えた車両のド
ア構造であって、 上記前ヒンジと後ヒンジの少なくとも一方は、フロント
ドアを前方またはリヤドアを後方に移動した位置で開閉
するように、回転中心が前後方向へ可動に構成されてい
る車両のドア構造。 - 【請求項2】 シール部材は、フロントドアの後縁部及
びリヤドアの前縁部の一方に装着された主シール部材を
含み、その他方には、主シール部材が車両の前後方向に
圧接する第1シール面が形成されている請求項1記載の
車両のドア構造。 - 【請求項3】 第1シール面が形成されたドアは、アウ
ターパネルが該第1シール面側の縁部において主シール
部材側に突出すると共に、その裏面側に第2シール面を
備え、 主シール部材は、第1シール面に対して車両の前後方向
に圧接する第1シール部と、第2シール面に対して車両
の幅方向に圧接する第2シール部とを備えている請求項
2記載の車両のドア構造。 - 【請求項4】 第1シール面は、主シール部材の第1シ
ール部が車両の前後方向に圧接する第1圧接面と、第1
シール部が車幅方向に外側から圧接する第2圧接面とを
備えている請求項2または3記載の車両のドア構造。 - 【請求項5】 主シール部材に対して車幅方向の内側に
位置する補助シール部材を備え、 第1シール面が、補助シール部材に圧接する第3圧接面
を備えている請求項2乃至4の何れか1記載の車両のド
ア構造。 - 【請求項6】 フロントドアとリヤドアの分割位置が、
室内側と室外側とで車両の前後方向に偏倚している請求
項2乃至5の何れか1記載の車両のドア構造。 - 【請求項7】 シール部材がフロントドアに設けられ、 前ヒンジがフロントドアを前方向に移動可能に構成され
ている請求項1乃至6の何れか1記載の車両のドア構
造。 - 【請求項8】 フロントドアのインナーパネルの内面に
設けられるドアトリムは、該インナーパネルの後端より
も車両後方側に突出するように構成されている請求項7
記載の車両のドア構造。 - 【請求項9】 後ヒンジは、回転中心がシール部材より
も車両の幅方向内側に位置するように配置されている請
求項7または8記載の車両のドア構造。 - 【請求項10】 フロントドア及びリヤドアの内部に配
設された補強部材と、フロントドアの後端部とリヤドア
の前端部とを側突時に連結する一方、各ドアの開閉時に
は両ドアの分離が可能に構成された連結手段とを備えて
いる請求項1乃至9の何れか1記載の車両のドア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08867299A JP4385426B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 車両のドア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08867299A JP4385426B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 車両のドア構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000280746A true JP2000280746A (ja) | 2000-10-10 |
JP4385426B2 JP4385426B2 (ja) | 2009-12-16 |
Family
ID=13949323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08867299A Expired - Fee Related JP4385426B2 (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | 車両のドア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4385426B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1215064A1 (en) * | 2000-12-14 | 2002-06-19 | Mazda Motor Corporation | Center-matched double hinged door assembly for vehicles |
EP1238865A2 (en) | 2001-03-06 | 2002-09-11 | Takata Corporation | Automotive vehicle and head protection device for vehicle occupants |
JP2002362416A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Mazda Motor Corp | 車両の側部車体構造 |
KR100891089B1 (ko) * | 2001-07-04 | 2009-03-31 | 마츠다 가부시키가이샤 | 차량 도어 구조체 |
JP2013100025A (ja) * | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Toyota Motor Corp | 車両用サイドドア構造 |
JP2014162440A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Daihatsu Motor Co Ltd | センターピラーレス車両のフロントドア構造 |
JP2014162441A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Daihatsu Motor Co Ltd | センターピラーレス車両のフロントドア構造 |
CN112172481A (zh) * | 2020-10-28 | 2021-01-05 | 安徽华菱汽车有限公司 | 一种车辆及其车门构造 |
CN113232729A (zh) * | 2021-05-27 | 2021-08-10 | 吉利汽车研究院(宁波)有限公司 | 无b柱车身及汽车 |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP08867299A patent/JP4385426B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1215064A1 (en) * | 2000-12-14 | 2002-06-19 | Mazda Motor Corporation | Center-matched double hinged door assembly for vehicles |
JP4734736B2 (ja) * | 2001-03-06 | 2011-07-27 | タカタ株式会社 | 自動車及び乗員頭部保護装置 |
EP1238865A2 (en) | 2001-03-06 | 2002-09-11 | Takata Corporation | Automotive vehicle and head protection device for vehicle occupants |
JP2002264762A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-18 | Takata Corp | 自動車及び乗員頭部保護装置 |
US6729645B2 (en) | 2001-03-06 | 2004-05-04 | Takata Corporation | Automobile head protection device for vehicle occupant |
JP2002362416A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Mazda Motor Corp | 車両の側部車体構造 |
KR100891089B1 (ko) * | 2001-07-04 | 2009-03-31 | 마츠다 가부시키가이샤 | 차량 도어 구조체 |
JP2013100025A (ja) * | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Toyota Motor Corp | 車両用サイドドア構造 |
JP2014162440A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Daihatsu Motor Co Ltd | センターピラーレス車両のフロントドア構造 |
JP2014162441A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Daihatsu Motor Co Ltd | センターピラーレス車両のフロントドア構造 |
CN112172481A (zh) * | 2020-10-28 | 2021-01-05 | 安徽华菱汽车有限公司 | 一种车辆及其车门构造 |
CN112172481B (zh) * | 2020-10-28 | 2024-04-26 | 安徽华菱汽车有限公司 | 一种车辆及其车门构造 |
CN113232729A (zh) * | 2021-05-27 | 2021-08-10 | 吉利汽车研究院(宁波)有限公司 | 无b柱车身及汽车 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4385426B2 (ja) | 2009-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4239283B2 (ja) | 車両のドア構造 | |
US6913308B2 (en) | Forward facing rear door assembly for motor vehicles | |
JP4345128B2 (ja) | 車両用ドアロック操作システム及び該車両ドアロック操作システムを備えた車両ドア | |
US6332641B1 (en) | Side door structure for vehicle | |
US6382705B1 (en) | Vehicle independent rear access panel with four bar hinge | |
US6378251B2 (en) | Door locking assembly for a vehicle and a door assembly having the same | |
JP2004136756A (ja) | 車両用サイドドアの衝撃吸収構造 | |
JP2020001429A (ja) | 車両の側部構造 | |
JP2000280744A5 (ja) | ||
JP4385426B2 (ja) | 車両のドア構造 | |
JPH02127147A (ja) | 車両のセンタピラー構造 | |
JP2008062795A (ja) | 車両のスライドドア構造 | |
JP2002219938A (ja) | 車両用ドアのベルトライン補強構造 | |
JP3846394B2 (ja) | 車両用ドア構造 | |
JPH11208336A (ja) | シートバック構造 | |
JPH08332975A (ja) | 車体の後部構造 | |
JP2003148024A (ja) | 自動車のドアロック装置 | |
JPS60259576A (ja) | 自動車の後部車体構造 | |
JP2011207354A (ja) | 車両のグライドドア閉鎖構造 | |
JP2004090670A (ja) | センターピラーレス車両のドア連結装置 | |
JP5713778B2 (ja) | 車両用ドア装置 | |
JP3858798B2 (ja) | 車両のサイドドア構造 | |
JP2001303825A (ja) | 自動車におけるバックドアのロック解除防止機構 | |
JPH06234325A (ja) | 車体のドア開閉部構造 | |
JPH06270845A (ja) | 車体構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080422 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080424 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090908 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090921 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |