JP2000277961A - 発熱素子の冷却装置および発熱素子の冷却方法 - Google Patents
発熱素子の冷却装置および発熱素子の冷却方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発熱素子を効率よく十分に冷却すると共に装
置の小型化を図る。 【解決手段】 スイッチング素子42の許容動作雰囲気
温度より低い沸点を有すると共に高い絶縁性を示す冷却
液体28でスイッチング素子42を液封すると共に、こ
の冷却液体28を液体冷却装置50により冷却する。冷
却液体28は、スイッチング素子42が生じる熱を奪っ
て気化することによりスイッチング素子42を冷却す
る。気化した冷却液体28は、液体冷却装置50により
冷却されて液化する。この結果、スイッチング素子42
を効率よく冷却することができ、装置を小型化すること
ができる。
置の小型化を図る。 【解決手段】 スイッチング素子42の許容動作雰囲気
温度より低い沸点を有すると共に高い絶縁性を示す冷却
液体28でスイッチング素子42を液封すると共に、こ
の冷却液体28を液体冷却装置50により冷却する。冷
却液体28は、スイッチング素子42が生じる熱を奪っ
て気化することによりスイッチング素子42を冷却す
る。気化した冷却液体28は、液体冷却装置50により
冷却されて液化する。この結果、スイッチング素子42
を効率よく冷却することができ、装置を小型化すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱素子の冷却装
置および発熱素子の冷却方法に関する。
置および発熱素子の冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の発熱素子の冷却装置とし
ては、液冷ヒートシンクの開口部に発熱素子であるIG
BT素子(スイッチング素子)により構成されるインバ
ータを取り付けてIGBT素子を冷却するものが提案さ
れている(例えば、特開平9−121557号公報な
ど)。この装置では、IGBT素子により生じる熱を熱
伝導により液冷ヒートシンクに伝え、この熱を液冷ヒー
トシンクの開口部に形成される冷却媒体の流路に水等の
冷却媒体を流して除去することによりIGBT素子を冷
却している。
ては、液冷ヒートシンクの開口部に発熱素子であるIG
BT素子(スイッチング素子)により構成されるインバ
ータを取り付けてIGBT素子を冷却するものが提案さ
れている(例えば、特開平9−121557号公報な
ど)。この装置では、IGBT素子により生じる熱を熱
伝導により液冷ヒートシンクに伝え、この熱を液冷ヒー
トシンクの開口部に形成される冷却媒体の流路に水等の
冷却媒体を流して除去することによりIGBT素子を冷
却している。
【0003】他の発熱素子の冷却装置としては、半導体
素子をフレオンで液封すると共に半導体素子間に隔壁を
設けてなるものが提案されている(例えば、特開昭57
−141945号公報など)。この装置では、フレオン
が沸騰する際の気化熱を半導体素子から奪うことにより
半導体素子を冷却している。また、隔壁を設けることに
より半導体素子間に気泡の膜が生じて冷却効果を低下さ
せることを防止している。
素子をフレオンで液封すると共に半導体素子間に隔壁を
設けてなるものが提案されている(例えば、特開昭57
−141945号公報など)。この装置では、フレオン
が沸騰する際の気化熱を半導体素子から奪うことにより
半導体素子を冷却している。また、隔壁を設けることに
より半導体素子間に気泡の膜が生じて冷却効果を低下さ
せることを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液冷ヒ
ートシンクを用いてIGBT素子を冷却する装置では、
効果的で十分な冷却をすることができないといった問題
があった。近年、インバータ等を含むすべての機器は小
型化が要求されており、こうした小型化に伴いインバー
タのスイッチング素子も密集して配置される。したがっ
て、このスイッチング素子を十分に冷却する必要がある
が、熱伝導による冷却では十分に熱を除去することがで
きない。
ートシンクを用いてIGBT素子を冷却する装置では、
効果的で十分な冷却をすることができないといった問題
があった。近年、インバータ等を含むすべての機器は小
型化が要求されており、こうした小型化に伴いインバー
タのスイッチング素子も密集して配置される。したがっ
て、このスイッチング素子を十分に冷却する必要がある
が、熱伝導による冷却では十分に熱を除去することがで
きない。
【0005】半導体素子をフレオンで液封する装置で
は、装置が傾いたときに半導体素子の一部がフレオンに
よる液封から解除され、半導体素子が十分に冷却されな
い場合を生じるという問題があった。また、半導体素子
を長時間使用すると、フレオンが沸騰温度となって気化
が激しくなり、半導体素子の周囲に沸騰膜が生じて半導
体素子が十分に冷却されないという問題もあった。
は、装置が傾いたときに半導体素子の一部がフレオンに
よる液封から解除され、半導体素子が十分に冷却されな
い場合を生じるという問題があった。また、半導体素子
を長時間使用すると、フレオンが沸騰温度となって気化
が激しくなり、半導体素子の周囲に沸騰膜が生じて半導
体素子が十分に冷却されないという問題もあった。
【0006】本発明の発熱素子の冷却装置は、発熱素子
を効率よく十分に冷却することを目的の一つとする。ま
た、本発明の発熱素子の冷却装置は、装置が傾いた状態
でも発熱素子を十分に冷却することを目的とする。さら
に、本発明の発熱素子の冷却装置は、装置全体としての
小型化を目的の一つとする。本発明の発熱素子の冷却方
法は、発熱素子を効率よく十分に冷却する手法を提供す
ることを目的の一つとする。
を効率よく十分に冷却することを目的の一つとする。ま
た、本発明の発熱素子の冷却装置は、装置が傾いた状態
でも発熱素子を十分に冷却することを目的とする。さら
に、本発明の発熱素子の冷却装置は、装置全体としての
小型化を目的の一つとする。本発明の発熱素子の冷却方
法は、発熱素子を効率よく十分に冷却する手法を提供す
ることを目的の一つとする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の発熱素子の冷却装置および発熱素子の冷却方法
は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下
の手段を採った。
発明の発熱素子の冷却装置および発熱素子の冷却方法
は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下
の手段を採った。
【0008】本発明の発熱素子の冷却装置は、発熱素子
を冷却する冷却装置であって、前記発熱素子の許容動作
雰囲気温度より低い沸点を有する冷却液体を用いて該発
熱素子を液封する液封手段と、前記冷却液体を冷却する
冷却手段とを備えることを要旨とする。
を冷却する冷却装置であって、前記発熱素子の許容動作
雰囲気温度より低い沸点を有する冷却液体を用いて該発
熱素子を液封する液封手段と、前記冷却液体を冷却する
冷却手段とを備えることを要旨とする。
【0009】この本発明の発熱素子の冷却装置では、発
熱素子の許容動作雰囲気温度より低い沸点を有する冷却
液体が気化する際の気化熱を発熱素子から直接または間
接に奪って発熱素子を冷却するから、冷却効率の高いも
のとすることができる。しかも、冷却手段により冷却液
体を冷却することにより、気化した冷却液体のガスを液
化して再び発熱素子の冷却に使用できるようにするか
ら、発熱素子の動作雰囲気温度をその許容温度範囲内と
することができる。
熱素子の許容動作雰囲気温度より低い沸点を有する冷却
液体が気化する際の気化熱を発熱素子から直接または間
接に奪って発熱素子を冷却するから、冷却効率の高いも
のとすることができる。しかも、冷却手段により冷却液
体を冷却することにより、気化した冷却液体のガスを液
化して再び発熱素子の冷却に使用できるようにするか
ら、発熱素子の動作雰囲気温度をその許容温度範囲内と
することができる。
【0010】こうした本発明の発熱素子の冷却装置にお
いて、前記液封手段は、前記冷却液体以外の流体を排除
すると共に該冷却液体を用いて前記発熱素子を液封する
手段であるものとすることもできる。こうすれば、装置
が傾いたときでも発熱素子が冷却液体から外部へ露出す
ることがないから、こういった場合でも発熱素子を冷却
することができる。
いて、前記液封手段は、前記冷却液体以外の流体を排除
すると共に該冷却液体を用いて前記発熱素子を液封する
手段であるものとすることもできる。こうすれば、装置
が傾いたときでも発熱素子が冷却液体から外部へ露出す
ることがないから、こういった場合でも発熱素子を冷却
することができる。
【0011】また、本発明の発熱素子の冷却装置におい
て、前記液封手段は、前記冷却手段により用いられる冷
却媒体の流路を備える手段であるものとすることもでき
る。こうすれば、液封に用いた冷却液体を冷却媒体を用
いて冷却することができる。
て、前記液封手段は、前記冷却手段により用いられる冷
却媒体の流路を備える手段であるものとすることもでき
る。こうすれば、液封に用いた冷却液体を冷却媒体を用
いて冷却することができる。
【0012】さらに、本発明の発熱素子の冷却装置にお
いて、前記発熱素子はスイッチング素子であり、前記冷
却液体は絶縁体であるものとすることもできる。こうす
れば、液封による電気的な短絡を防止することができ
る。この態様の本発明の発熱素子の冷却装置において、
前記冷却液体はパーフロロカーボンであるものとするこ
ともできる。
いて、前記発熱素子はスイッチング素子であり、前記冷
却液体は絶縁体であるものとすることもできる。こうす
れば、液封による電気的な短絡を防止することができ
る。この態様の本発明の発熱素子の冷却装置において、
前記冷却液体はパーフロロカーボンであるものとするこ
ともできる。
【0013】本発明の発熱素子の冷却方法は、発熱素子
を冷却する冷却方法であって、前記発熱素子の許容動作
雰囲気温度より低い沸点を有する冷却液体を該発熱素子
の少なくとも一部と接触させ、該冷却液体が気化する際
の気化熱により該発熱素子を冷却し、前記冷却液体を該
冷却液体と異なる冷却媒体を用いて冷却することを要旨
とする。
を冷却する冷却方法であって、前記発熱素子の許容動作
雰囲気温度より低い沸点を有する冷却液体を該発熱素子
の少なくとも一部と接触させ、該冷却液体が気化する際
の気化熱により該発熱素子を冷却し、前記冷却液体を該
冷却液体と異なる冷却媒体を用いて冷却することを要旨
とする。
【0014】この本発明の発熱素子の冷却方法では、発
熱素子の許容動作雰囲気温度より低い沸点を有する冷却
液体が気化する際の気化熱を発熱素子から直接または間
接に奪って発熱素子を冷却するから、冷却効率を高いも
のとすることができる。しかも、冷却液体をこの冷却液
体と異なる冷却媒体を用いて冷却することにより気化し
た冷却液体のガスを液化して再び発熱素子の冷却に使用
できるようにするから、発熱素子の動作雰囲気温度をそ
の許容温度範囲内とすることができる。
熱素子の許容動作雰囲気温度より低い沸点を有する冷却
液体が気化する際の気化熱を発熱素子から直接または間
接に奪って発熱素子を冷却するから、冷却効率を高いも
のとすることができる。しかも、冷却液体をこの冷却液
体と異なる冷却媒体を用いて冷却することにより気化し
た冷却液体のガスを液化して再び発熱素子の冷却に使用
できるようにするから、発熱素子の動作雰囲気温度をそ
の許容温度範囲内とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
発熱素子としてのスイッチング素子42を冷却する冷却
装置20の構成の概略を示す構成図である。図示するよ
うに、実施例の冷却装置20は、複数のスイッチング素
子42を収納部23に収納する箱形のケース22と、こ
のケース22の収納部23に充填された冷却液体28
と、冷却液体28を冷却する液体冷却装置50とから構
成されている。
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
発熱素子としてのスイッチング素子42を冷却する冷却
装置20の構成の概略を示す構成図である。図示するよ
うに、実施例の冷却装置20は、複数のスイッチング素
子42を収納部23に収納する箱形のケース22と、こ
のケース22の収納部23に充填された冷却液体28
と、冷却液体28を冷却する液体冷却装置50とから構
成されている。
【0016】ケース22は、その外周壁内に冷却媒体
(例えば、水など)の流路26が形成されており、冷却
媒体の流入口24と流出口25は液体冷却装置50の循
環管52に接続されている。ケース22の内部の収納部
23は密閉構造とされており、その下面には、設置板4
0にワイヤボンデイング44によりスイッチング素子4
2が設置されている。スイッチング素子42としては、
実施例ではIGBT(Insulated Gate Bipolar Tran
sister)を用いた。なお、スイッチング素子42の取り
付け基板や電気的な接続配線などは本発明の要部を構成
しないから、その図示およびその説明は省略する。
(例えば、水など)の流路26が形成されており、冷却
媒体の流入口24と流出口25は液体冷却装置50の循
環管52に接続されている。ケース22の内部の収納部
23は密閉構造とされており、その下面には、設置板4
0にワイヤボンデイング44によりスイッチング素子4
2が設置されている。スイッチング素子42としては、
実施例ではIGBT(Insulated Gate Bipolar Tran
sister)を用いた。なお、スイッチング素子42の取り
付け基板や電気的な接続配線などは本発明の要部を構成
しないから、その図示およびその説明は省略する。
【0017】ケース22の収納部23に充填される冷却
液体28は、スイッチング素子42が良好に動作するこ
とができる許容動作雰囲気温度より低い沸点を有し、高
い絶縁性を示す液体である。実施例では、IGBTの許
容動作雰囲気温度より低い沸点を有すると共に高い絶縁
性を示すパーフロロカーボン(例えば、住友スリーエム
製のフロリナートなど)を用いた。こうした冷却液体2
8は、スイッチング素子42が生じる熱を奪って気化す
ることによりスイッチング素子42を冷却する。
液体28は、スイッチング素子42が良好に動作するこ
とができる許容動作雰囲気温度より低い沸点を有し、高
い絶縁性を示す液体である。実施例では、IGBTの許
容動作雰囲気温度より低い沸点を有すると共に高い絶縁
性を示すパーフロロカーボン(例えば、住友スリーエム
製のフロリナートなど)を用いた。こうした冷却液体2
8は、スイッチング素子42が生じる熱を奪って気化す
ることによりスイッチング素子42を冷却する。
【0018】液体冷却装置50は、ケース22の流入口
24と流出口25とに接続されケース22の流路26と
共に循環路を形成する循環管52と、この循環管52に
取り付けられ冷却媒体を循環管52内で循環させる循環
ポンプ54と、同じく循環管52に取り付けられ冷却媒
体を外気で冷却するラジエータ56とを備える。液体冷
却装置50は、循環ポンプ54により外気で冷却された
冷却媒体を循環管52に循環させることにより、ケース
22の収納部23に充填された冷却液体28を冷却す
る。したがって、スイッチング素子42の熱により気化
した冷却液体28は、液体冷却装置50により冷却され
て液化する。
24と流出口25とに接続されケース22の流路26と
共に循環路を形成する循環管52と、この循環管52に
取り付けられ冷却媒体を循環管52内で循環させる循環
ポンプ54と、同じく循環管52に取り付けられ冷却媒
体を外気で冷却するラジエータ56とを備える。液体冷
却装置50は、循環ポンプ54により外気で冷却された
冷却媒体を循環管52に循環させることにより、ケース
22の収納部23に充填された冷却液体28を冷却す
る。したがって、スイッチング素子42の熱により気化
した冷却液体28は、液体冷却装置50により冷却され
て液化する。
【0019】以上説明した実施例の発熱素子の冷却装置
20によれば、スイッチング素子42の許容動作雰囲気
温度より低い沸点を有する冷却液体28が気化する際の
気化熱をスイッチング素子42から直接または間接に奪
うことにより、スイッチング素子42を冷却することが
できる。しかも、液体冷却装置50により冷却液体28
を冷却するから、気化した冷却液体28を液化して再び
スイッチング素子42の冷却に使用することができる。
この結果、冷却効率を向上させることができ、装置全体
を小型化することができる。また、冷却液体28は高い
絶縁性を示すから、電気的な短絡を生じることもない。
もとより、スイッチング素子42の動作雰囲気温度をそ
の許容温度範囲内とすることができる。
20によれば、スイッチング素子42の許容動作雰囲気
温度より低い沸点を有する冷却液体28が気化する際の
気化熱をスイッチング素子42から直接または間接に奪
うことにより、スイッチング素子42を冷却することが
できる。しかも、液体冷却装置50により冷却液体28
を冷却するから、気化した冷却液体28を液化して再び
スイッチング素子42の冷却に使用することができる。
この結果、冷却効率を向上させることができ、装置全体
を小型化することができる。また、冷却液体28は高い
絶縁性を示すから、電気的な短絡を生じることもない。
もとより、スイッチング素子42の動作雰囲気温度をそ
の許容温度範囲内とすることができる。
【0020】また、実施例の発熱素子の冷却装置20に
よれば、ケース22の収納部23が密閉構造として形成
されており、この収納部23に冷却液体28が充填され
ているから、冷却装置20が傾いたときでもスイッチン
グ素子42が冷却液体28から露出することがなく、こ
ういった場合でもスイッチング素子42を効率よく冷却
することができる。
よれば、ケース22の収納部23が密閉構造として形成
されており、この収納部23に冷却液体28が充填され
ているから、冷却装置20が傾いたときでもスイッチン
グ素子42が冷却液体28から露出することがなく、こ
ういった場合でもスイッチング素子42を効率よく冷却
することができる。
【0021】実施例の発熱素子の冷却装置20では、発
熱素子としてIGBTであるスイッチング素子42を冷
却するものとして構成したが、IGBT以外のスイッチ
ング素子を冷却するものとして構成してもよく、スイッ
チング素子以外の発熱素子を冷却するものとして構成し
てもよい。
熱素子としてIGBTであるスイッチング素子42を冷
却するものとして構成したが、IGBT以外のスイッチ
ング素子を冷却するものとして構成してもよく、スイッ
チング素子以外の発熱素子を冷却するものとして構成し
てもよい。
【0022】実施例の発熱素子の冷却装置20では、ケ
ース22の収納部23に充填する冷却液体28としてパ
ーフロロカーボンを用いたが、他の液体を用いるものと
してもよい。この場合、液体としては、スイッチング素
子42が良好に動作することができる許容動作雰囲気温
度より低い沸点を有し、高い絶縁性を示す液体であれば
よい。発熱体として電気的な短絡を考慮しなくてもよい
場合には、更に絶縁性を示す必要もない。
ース22の収納部23に充填する冷却液体28としてパ
ーフロロカーボンを用いたが、他の液体を用いるものと
してもよい。この場合、液体としては、スイッチング素
子42が良好に動作することができる許容動作雰囲気温
度より低い沸点を有し、高い絶縁性を示す液体であれば
よい。発熱体として電気的な短絡を考慮しなくてもよい
場合には、更に絶縁性を示す必要もない。
【0023】実施例の発熱素子の冷却装置20では、ケ
ース22の外周壁に冷却媒体の流路26を形成したが、
収納部23内に冷却媒体の流路を形成する管路を備える
ものとしてもよい。
ース22の外周壁に冷却媒体の流路26を形成したが、
収納部23内に冷却媒体の流路を形成する管路を備える
ものとしてもよい。
【0024】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図1】 本発明の一実施例である発熱素子としてのス
イッチング素子42を冷却する冷却装置20の構成の概
略を示す構成図である。
イッチング素子42を冷却する冷却装置20の構成の概
略を示す構成図である。
20 発熱素子の冷却装置、22 ケース、23 収納
部、24 流入口、25 流出口、26 流路、28
冷却液体、40 設置板、42 スイッチング素子、4
4 ワイヤボンデイング、50 液体冷却装置、52
循環管、54循環ポンプ、56 ラジエータ。
部、24 流入口、25 流出口、26 流路、28
冷却液体、40 設置板、42 スイッチング素子、4
4 ワイヤボンデイング、50 液体冷却装置、52
循環管、54循環ポンプ、56 ラジエータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 哲浩 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 大串 哲朗 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 吉田 茂一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5E322 AA07 AA09 AA10 DA01 DA03 DB07 DB12 FA01 5F036 AA01 BA07
Claims (6)
- 【請求項1】 発熱素子を冷却する冷却装置であって、 前記発熱素子の許容動作雰囲気温度より低い沸点を有す
る冷却液体を用いて該発熱素子を液封する液封手段と、 前記冷却液体を冷却する冷却手段とを備える冷却装置。 - 【請求項2】 前記液封手段は、前記冷却液体以外の流
体を排除すると共に該冷却液体を用いて前記発熱素子を
液封する手段である請求項1記載の冷却装置。 - 【請求項3】 前記液封手段は、前記冷却手段により用
いられる冷却媒体の流路を備える手段である請求項1ま
たは2記載の冷却装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の冷却装
置であって、 前記発熱素子は、スイッチング素子であり、 前記冷却液体は、絶縁体である冷却装置。 - 【請求項5】 前記冷却液体はパーフロロカーボンであ
る請求項4記載の冷却装置。 - 【請求項6】 発熱素子を冷却する冷却方法であって、 前記発熱素子の許容動作雰囲気温度より低い沸点を有す
る冷却液体を該発熱素子の少なくとも一部と接触させ、
該冷却液体が気化する際の気化熱により該発熱素子を冷
却し、 前記冷却液体を該冷却液体と異なる冷却媒体を用いて冷
却する冷却方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11083000A JP2000277961A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 発熱素子の冷却装置および発熱素子の冷却方法 |
US09/531,568 US20020053420A1 (en) | 1999-03-26 | 2000-03-20 | Cooling apparatus and cooling method for heating elements |
DE10014625A DE10014625A1 (de) | 1999-03-26 | 2000-03-24 | Heizelementkühlgerät und Heizelementkühlverfahren |
Applications Claiming Priority (2)
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JP11083000A JP2000277961A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 発熱素子の冷却装置および発熱素子の冷却方法 |
US09/531,568 US20020053420A1 (en) | 1999-03-26 | 2000-03-20 | Cooling apparatus and cooling method for heating elements |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000277961A true JP2000277961A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=26424030
Family Applications (1)
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JP11083000A Pending JP2000277961A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 発熱素子の冷却装置および発熱素子の冷却方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20020053420A1 (ja) |
JP (1) | JP2000277961A (ja) |
DE (1) | DE10014625A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002158321A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-31 | Toyota Motor Corp | 車輌用電気部品の冷却装置 |
CN103442541A (zh) * | 2013-07-29 | 2013-12-11 | 江苏大学 | 硅基毛细泵回路微型冷却器 |
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US7104782B2 (en) | 2003-06-05 | 2006-09-12 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Gate cooling structure in a molding stack |
JP6440822B2 (ja) * | 2015-03-25 | 2018-12-19 | 三菱電機株式会社 | 冷却器、電力変換装置および冷却システム |
US20180070477A1 (en) * | 2015-03-30 | 2018-03-08 | Exascaler Inc. | Electronic-device cooling system |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP11083000A patent/JP2000277961A/ja active Pending
-
2000
- 2000-03-20 US US09/531,568 patent/US20020053420A1/en not_active Abandoned
- 2000-03-24 DE DE10014625A patent/DE10014625A1/de not_active Ceased
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002158321A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-31 | Toyota Motor Corp | 車輌用電気部品の冷却装置 |
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DE10014625A1 (de) | 2000-10-05 |
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