JP2000277712A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法Info
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- Semiconductor Memories (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
において、チャネル長を小さくすることなくセル面積を縮小す
ること。 【解決手段】 隣接するMOSトランシ゛スタTR1、TR2のト゛レインDとソ
ースSとを接続した直列構造を有する不揮発性半導体記憶
装置であって、基板には複数の柱状部1が形成され、柱
状部には、側面部に形成されたチャネル部1aと、チャネル部の上
下位置に不純物拡散層2,3で形成されたト゛レインおよびソース
と、チャネル部の外側にケ゛ート酸化膜4を介して形成されたフロー
ティンク゛ケ゛ートFGと、フローティンク゛ケ゛ートの外側に絶縁分離膜5を介
して形成された制御ケ゛ートCGと、を備えた縦型のMOSトランシ゛
スタが一対形成され、これらは一方のソースと他方のト゛レインと
が柱状部の上部に不純物拡散層で一体に形成され、一方
のト゛レインおよび他方のソースが隣接する別の柱状部のトランシ゛ス
タの他方のソースおよび一方のト゛レインと互いの柱状部の下部
を結ぶ領域に不純物拡散層で一体に形成されている。
において、チャネル長を小さくすることなくセル面積を縮小す
ること。 【解決手段】 隣接するMOSトランシ゛スタTR1、TR2のト゛レインDとソ
ースSとを接続した直列構造を有する不揮発性半導体記憶
装置であって、基板には複数の柱状部1が形成され、柱
状部には、側面部に形成されたチャネル部1aと、チャネル部の上
下位置に不純物拡散層2,3で形成されたト゛レインおよびソース
と、チャネル部の外側にケ゛ート酸化膜4を介して形成されたフロー
ティンク゛ケ゛ートFGと、フローティンク゛ケ゛ートの外側に絶縁分離膜5を介
して形成された制御ケ゛ートCGと、を備えた縦型のMOSトランシ゛
スタが一対形成され、これらは一方のソースと他方のト゛レインと
が柱状部の上部に不純物拡散層で一体に形成され、一方
のト゛レインおよび他方のソースが隣接する別の柱状部のトランシ゛ス
タの他方のソースおよび一方のト゛レインと互いの柱状部の下部
を結ぶ領域に不純物拡散層で一体に形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
等の電気的にデータの書き込みおよび消去ができる構造
を有し、NAND型回路に好適な不揮発性半導体記憶装
置およびその製造方法に関する。
等の電気的にデータの書き込みおよび消去ができる構造
を有し、NAND型回路に好適な不揮発性半導体記憶装
置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、不揮発性の半導体記憶装置と
して、電気的に情報の書き込みおよび消去ができるプロ
グラマブル・リード・オンリー・メモリ(EEPRO
M)の中で一括消去型のフラッシュメモリが用いられる
ことが多い。このフラッシュメモリにおけるメモリセル
は、図9および図10に示すように、周囲とは絶縁され
たフローティングゲートFGを制御ゲートCGとチャネ
ルが形成される基板SUBとの間に配置したMOSトラ
ンジスタTRの構造を採用している。このメモリセルで
は、フローティングゲートFGにおける電荷の有無によ
り、「1」「0」の情報を判別している。
して、電気的に情報の書き込みおよび消去ができるプロ
グラマブル・リード・オンリー・メモリ(EEPRO
M)の中で一括消去型のフラッシュメモリが用いられる
ことが多い。このフラッシュメモリにおけるメモリセル
は、図9および図10に示すように、周囲とは絶縁され
たフローティングゲートFGを制御ゲートCGとチャネ
ルが形成される基板SUBとの間に配置したMOSトラ
ンジスタTRの構造を採用している。このメモリセルで
は、フローティングゲートFGにおける電荷の有無によ
り、「1」「0」の情報を判別している。
【0003】フラッシュメモリには、NAND型回路に
より構成したものがあるが、このNAND型フラッシュ
メモリでは、複数のMOSトランジスタ(メモリセルト
ランジスタ)TRを、直列に接続することができる。こ
のためNAND型フラッシュメモリでは、隣接するMO
SトランジスタTRのソースSとドレインDとを同一の
拡散層DPで共通にして直接接続できるとともにコンタ
クトが不要になり、セル面積を小さくして大容量化を図
ることができるメリットがある。
より構成したものがあるが、このNAND型フラッシュ
メモリでは、複数のMOSトランジスタ(メモリセルト
ランジスタ)TRを、直列に接続することができる。こ
のためNAND型フラッシュメモリでは、隣接するMO
SトランジスタTRのソースSとドレインDとを同一の
拡散層DPで共通にして直接接続できるとともにコンタ
クトが不要になり、セル面積を小さくして大容量化を図
ることができるメリットがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体デバイス、特に
半導体メモリの分野では、さらなる高集積化やチップサ
イズの小型化が要望されている。しかしながら、上記従
来のNAND型フラッシュメモリの場合、チャネル長を
縮小することによりセル面積をさらに小さくすることが
できるが、短チャネル効果によってチャネル長が律則さ
れるために、さらなるセル面積の縮小は困難であった。
また、フローティングゲートの単位体積当たりに蓄積で
きる電荷量はほぼ一定であるので、フローティングゲー
トの面積が小さくなると、蓄積できる電荷量が少なくな
る。全蓄積電荷量が少ないなかで少しの電荷がリークす
ると、読出電流など素子特性に与える影響が大きくな
る。フローティングゲートからは時間の経過とともに電
子が放電しているので、ある時間が経過すると、記憶情
報が変わってしまうことがある。このため、フローティ
ングゲートをある程度以下の面積にすることはできな
い。さらに、面積を小さくするには、不揮発性半導体記
憶装置を構成する素子のゲート酸化膜厚もそれに従って
薄くしなければならない。しかし、このゲート酸化膜厚
をあまり薄くすると、フローティングゲートに貯えられ
た電荷が、ゲート酸化膜を介したトンネル現象で漏洩し
てしまい、データの消失となる。このためゲート酸化膜
厚はトンネル現象が生じない程度の膜厚を確保する必要
があり、薄くできない。したがって、よく知られた縮小
則により、トランジスタ長の縮小すなわち、セル面積の
縮小も困難である。
半導体メモリの分野では、さらなる高集積化やチップサ
イズの小型化が要望されている。しかしながら、上記従
来のNAND型フラッシュメモリの場合、チャネル長を
縮小することによりセル面積をさらに小さくすることが
できるが、短チャネル効果によってチャネル長が律則さ
れるために、さらなるセル面積の縮小は困難であった。
また、フローティングゲートの単位体積当たりに蓄積で
きる電荷量はほぼ一定であるので、フローティングゲー
トの面積が小さくなると、蓄積できる電荷量が少なくな
る。全蓄積電荷量が少ないなかで少しの電荷がリークす
ると、読出電流など素子特性に与える影響が大きくな
る。フローティングゲートからは時間の経過とともに電
子が放電しているので、ある時間が経過すると、記憶情
報が変わってしまうことがある。このため、フローティ
ングゲートをある程度以下の面積にすることはできな
い。さらに、面積を小さくするには、不揮発性半導体記
憶装置を構成する素子のゲート酸化膜厚もそれに従って
薄くしなければならない。しかし、このゲート酸化膜厚
をあまり薄くすると、フローティングゲートに貯えられ
た電荷が、ゲート酸化膜を介したトンネル現象で漏洩し
てしまい、データの消失となる。このためゲート酸化膜
厚はトンネル現象が生じない程度の膜厚を確保する必要
があり、薄くできない。したがって、よく知られた縮小
則により、トランジスタ長の縮小すなわち、セル面積の
縮小も困難である。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、チャネル長を小さくすることなくセル面積を縮小
することができる不揮発性半導体記憶装置およびその製
造方法を提供することを目的とする。
ので、チャネル長を小さくすることなくセル面積を縮小
することができる不揮発性半導体記憶装置およびその製
造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の不揮発性半導体記憶装置では、半導体基板に形
成され互いに隣接するMOSトランジスタのドレインと
ソースとを接続して複数のMOSトランジスタを直列に
接続した構造を少なくとも一部に有する不揮発性半導体
記憶装置であって、前記半導体基板には、複数の柱状部
が形成され、前記柱状部には、その側面部に形成された
チャネル部と、該チャネル部にチャネルが形成されるよ
うにチャネル部の上下位置に不純物拡散層で形成された
ドレインおよびソースと、前記チャネル部の外側にそれ
ぞれゲート酸化膜を介して形成されたフローティングゲ
ートと、該フローティングゲートの外側にそれぞれ絶縁
分離膜を介して形成された制御ゲートと、を備えた縦型
の前記MOSトランジスタが一対形成され、前記一対の
MOSトランジスタは、その一方のソースと他方のドレ
インとが前記柱状部の上部に不純物拡散層で一体に形成
され、かつ一方のドレインおよび他方のソースがそれぞ
れ隣接する別の柱状部に形成された一対のMOSトラン
ジスタのうち他方のソースおよび一方のドレインと互い
の柱状部の下部を結ぶ領域に不純物拡散層で一体にそれ
ぞれ形成されている技術が採用される。
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の不揮発性半導体記憶装置では、半導体基板に形
成され互いに隣接するMOSトランジスタのドレインと
ソースとを接続して複数のMOSトランジスタを直列に
接続した構造を少なくとも一部に有する不揮発性半導体
記憶装置であって、前記半導体基板には、複数の柱状部
が形成され、前記柱状部には、その側面部に形成された
チャネル部と、該チャネル部にチャネルが形成されるよ
うにチャネル部の上下位置に不純物拡散層で形成された
ドレインおよびソースと、前記チャネル部の外側にそれ
ぞれゲート酸化膜を介して形成されたフローティングゲ
ートと、該フローティングゲートの外側にそれぞれ絶縁
分離膜を介して形成された制御ゲートと、を備えた縦型
の前記MOSトランジスタが一対形成され、前記一対の
MOSトランジスタは、その一方のソースと他方のドレ
インとが前記柱状部の上部に不純物拡散層で一体に形成
され、かつ一方のドレインおよび他方のソースがそれぞ
れ隣接する別の柱状部に形成された一対のMOSトラン
ジスタのうち他方のソースおよび一方のドレインと互い
の柱状部の下部を結ぶ領域に不純物拡散層で一体にそれ
ぞれ形成されている技術が採用される。
【0007】また、請求項5記載の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法では、半導体基板に形成され互いに隣接
するMOSトランジスタのドレインとソースとを接続し
て複数のMOSトランジスタを直列に接続した構造を少
なくとも一部に有する不揮発性半導体記憶装置の製造方
法であって、前記半導体基板上面から前記MOSトラン
ジスタのチャネルを形成するために不純物を添加するチ
ャネル添加工程と、側面部が前記MOSトランジスタの
チャネル部となる複数の柱状部を半導体基板上にエッチ
ングにより形成する柱状部形成工程と、前記チャネル部
にチャネルが形成されるようにチャネル部の上下位置に
不純物を添加し前記MOSトランジスタのドレインおよ
びソースとなる不純物拡散層を形成する拡散層形成工程
と、前記チャネル部の外側にゲート酸化膜を介してフロ
ーティングゲートを形成するフローティングゲート形成
工程と、前記フローティングゲートの外側に絶縁分離膜
を介して制御ゲートを形成する制御ゲート形成工程と、
により柱状部に一対のMOSトランジスタを形成し、前
記拡散層形成工程は、前記一対のMOSトランジスタの
うち一方のソースと他方のドレインとを前記柱状部の上
部に不純物拡散層で一体に形成し、かつ一方のドレイン
および他方のソースをそれぞれ隣接する別の柱状部に形
成された一対のMOSトランジスタのうち他方のソース
および一方のドレインと互いの柱状部の下部を結ぶ領域
に不純物拡散層で一体にそれぞれ形成する技術が採用さ
れる。
装置の製造方法では、半導体基板に形成され互いに隣接
するMOSトランジスタのドレインとソースとを接続し
て複数のMOSトランジスタを直列に接続した構造を少
なくとも一部に有する不揮発性半導体記憶装置の製造方
法であって、前記半導体基板上面から前記MOSトラン
ジスタのチャネルを形成するために不純物を添加するチ
ャネル添加工程と、側面部が前記MOSトランジスタの
チャネル部となる複数の柱状部を半導体基板上にエッチ
ングにより形成する柱状部形成工程と、前記チャネル部
にチャネルが形成されるようにチャネル部の上下位置に
不純物を添加し前記MOSトランジスタのドレインおよ
びソースとなる不純物拡散層を形成する拡散層形成工程
と、前記チャネル部の外側にゲート酸化膜を介してフロ
ーティングゲートを形成するフローティングゲート形成
工程と、前記フローティングゲートの外側に絶縁分離膜
を介して制御ゲートを形成する制御ゲート形成工程と、
により柱状部に一対のMOSトランジスタを形成し、前
記拡散層形成工程は、前記一対のMOSトランジスタの
うち一方のソースと他方のドレインとを前記柱状部の上
部に不純物拡散層で一体に形成し、かつ一方のドレイン
および他方のソースをそれぞれ隣接する別の柱状部に形
成された一対のMOSトランジスタのうち他方のソース
および一方のドレインと互いの柱状部の下部を結ぶ領域
に不純物拡散層で一体にそれぞれ形成する技術が採用さ
れる。
【0008】これらの不揮発性半導体記憶装置および不
揮発性半導体記憶装置の製造方法では、柱状部に形成さ
れる一対の縦型MOSトランジスタのうち一方のソース
と他方のドレインとが前記柱状部の上部に不純物拡散層
で一体に形成され、かつ一方のドレインおよび他方のソ
ースがそれぞれ隣接する別の柱状部に形成された一対の
MOSトランジスタのうち他方のソースおよび一方のド
レインと互いの柱状部の下部を結ぶ領域に不純物拡散層
で一体にそれぞれ形成されるので、隣接する縦型MOS
トランジスタが柱状部の上部と下部とで互いのドレイン
とソースとを共有して交互に直列接続され、また各チャ
ネル部が柱状部の側面部に形成される(すなわち、チャ
ネル方向が半導体基板の厚さ方向となる)ことから、チ
ャネル長がセル面積とは独立のパラメータとなり、さら
に面積を縮小することができる。また、縦型MOSトラ
ンジスタが柱状部に一つだけ形成される場合では、隣接
する柱状部の縦型MOSトランジスタと直列接続するた
めに、柱状部の上部と下部とを配線により接続する必要
があるが、本発明では、一つの柱状部に縦型MOSトラ
ンジスタが一対設けられ、隣接するソースとドレインと
を共有しているので別個に配線を行う必要がない。
揮発性半導体記憶装置の製造方法では、柱状部に形成さ
れる一対の縦型MOSトランジスタのうち一方のソース
と他方のドレインとが前記柱状部の上部に不純物拡散層
で一体に形成され、かつ一方のドレインおよび他方のソ
ースがそれぞれ隣接する別の柱状部に形成された一対の
MOSトランジスタのうち他方のソースおよび一方のド
レインと互いの柱状部の下部を結ぶ領域に不純物拡散層
で一体にそれぞれ形成されるので、隣接する縦型MOS
トランジスタが柱状部の上部と下部とで互いのドレイン
とソースとを共有して交互に直列接続され、また各チャ
ネル部が柱状部の側面部に形成される(すなわち、チャ
ネル方向が半導体基板の厚さ方向となる)ことから、チ
ャネル長がセル面積とは独立のパラメータとなり、さら
に面積を縮小することができる。また、縦型MOSトラ
ンジスタが柱状部に一つだけ形成される場合では、隣接
する柱状部の縦型MOSトランジスタと直列接続するた
めに、柱状部の上部と下部とを配線により接続する必要
があるが、本発明では、一つの柱状部に縦型MOSトラ
ンジスタが一対設けられ、隣接するソースとドレインと
を共有しているので別個に配線を行う必要がない。
【0009】請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置の
製造方法では、請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法において、前記チャネル添加工程は、前記不
純物をイオン注入する第1のイオン注入工程と、該第1
のイオン注入工程とは異なるエネルギーで前記不純物を
イオン注入する第2のイオン注入工程とを備え、該第2
のイオン注入工程は、前記第1のイオン注入工程で生じ
た前記チャネル部の不純物濃度分布がチャネル部中心に
対して対称になるように前記エネルギーを設定する技術
が採用される。
製造方法では、請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法において、前記チャネル添加工程は、前記不
純物をイオン注入する第1のイオン注入工程と、該第1
のイオン注入工程とは異なるエネルギーで前記不純物を
イオン注入する第2のイオン注入工程とを備え、該第2
のイオン注入工程は、前記第1のイオン注入工程で生じ
た前記チャネル部の不純物濃度分布がチャネル部中心に
対して対称になるように前記エネルギーを設定する技術
が採用される。
【0010】この不揮発性半導体記憶装置の製造方法で
は、第2のイオン注入工程において、第1のイオン注入
工程で生じたチャネル部の不純物濃度分布がチャネル部
中心に対して対称になるようにエネルギーを設定するの
で、柱状部に形成される一対の縦型MOSトランジスタ
のしきい値電圧特性を同様にすることができる。
は、第2のイオン注入工程において、第1のイオン注入
工程で生じたチャネル部の不純物濃度分布がチャネル部
中心に対して対称になるようにエネルギーを設定するの
で、柱状部に形成される一対の縦型MOSトランジスタ
のしきい値電圧特性を同様にすることができる。
【0011】請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置で
は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置において、
前記MOSトランジスタは、NAND型回路のメモリセ
ルトランジスタである技術が採用される。
は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置において、
前記MOSトランジスタは、NAND型回路のメモリセ
ルトランジスタである技術が採用される。
【0012】この不揮発性半導体記憶装置では、上記の
MOSトランジスタがNAND型回路のメモリセルトラ
ンジスタであるので、NAND型フラッシュメモリのセ
ル面積をさらに小さくすることができる。
MOSトランジスタがNAND型回路のメモリセルトラ
ンジスタであるので、NAND型フラッシュメモリのセ
ル面積をさらに小さくすることができる。
【0013】請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置で
は、請求項1または2記載の不揮発性半導体記憶装置に
おいて、前記MOSトランジスタは、前記制御ゲートと
前記柱状部の下部を結ぶ領域に形成されたドレインおよ
びソースとの間に酸化膜が形成され、該酸化膜は、前記
ゲート酸化膜に比べて厚く形成されている技術が採用さ
れる。
は、請求項1または2記載の不揮発性半導体記憶装置に
おいて、前記MOSトランジスタは、前記制御ゲートと
前記柱状部の下部を結ぶ領域に形成されたドレインおよ
びソースとの間に酸化膜が形成され、該酸化膜は、前記
ゲート酸化膜に比べて厚く形成されている技術が採用さ
れる。
【0014】また、請求項7記載の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法では、請求項5または6記載の不揮発性
半導体記憶装置の製造方法において、前記フローティン
グゲート形成工程は、前記制御ゲートと前記柱状部の下
部を結ぶ領域に形成されたドレインおよびソースとの間
にも酸化膜を形成し、該酸化膜を前記ゲート酸化膜に比
べて厚く形成する技術が採用される。
装置の製造方法では、請求項5または6記載の不揮発性
半導体記憶装置の製造方法において、前記フローティン
グゲート形成工程は、前記制御ゲートと前記柱状部の下
部を結ぶ領域に形成されたドレインおよびソースとの間
にも酸化膜を形成し、該酸化膜を前記ゲート酸化膜に比
べて厚く形成する技術が採用される。
【0015】これらの不揮発性半導体記憶装置および不
揮発性半導体記憶装置の製造方法では、制御ゲートと柱
状部の下部を結ぶ領域に形成されたドレインおよびソー
スとの間にも酸化膜が形成され、該酸化膜がゲート酸化
膜に比べて厚く形成されるので、この部分の耐圧を向上
させることができる。
揮発性半導体記憶装置の製造方法では、制御ゲートと柱
状部の下部を結ぶ領域に形成されたドレインおよびソー
スとの間にも酸化膜が形成され、該酸化膜がゲート酸化
膜に比べて厚く形成されるので、この部分の耐圧を向上
させることができる。
【0016】請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置の
製造方法では、請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法において、前記半導体基板は、シリコンで形
成され、前記拡散層形成工程は、シリコンに増速酸化性
を付与する不純物を添加して前記柱状部の下部を結ぶ領
域の不純物拡散層を形成し、前記フローティングゲート
形成工程は、前記拡散層形成工程後に前記不純物拡散層
を酸化させて酸化膜を形成する増速酸化工程を備えてい
る技術が採用される。
製造方法では、請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法において、前記半導体基板は、シリコンで形
成され、前記拡散層形成工程は、シリコンに増速酸化性
を付与する不純物を添加して前記柱状部の下部を結ぶ領
域の不純物拡散層を形成し、前記フローティングゲート
形成工程は、前記拡散層形成工程後に前記不純物拡散層
を酸化させて酸化膜を形成する増速酸化工程を備えてい
る技術が採用される。
【0017】この不揮発性半導体記憶装置の製造方法で
は、拡散層形成工程において、シリコンに増速酸化性を
付与する不純物を添加して柱状部の下部を結ぶ領域の不
純物拡散層を形成し、フローティングゲート形成工程に
おいて、拡散層形成工程後に不純物拡散層を酸化させて
酸化膜を形成する増速酸化工程を備えているので、制御
ゲートと柱状部の下部を結ぶ領域の不純物拡散層(ドレ
インまたはソース)との間に介在する酸化膜を、増速酸
化によりチャネル部上に形成されるゲート酸化膜に比べ
て選択的に厚くすることができる。
は、拡散層形成工程において、シリコンに増速酸化性を
付与する不純物を添加して柱状部の下部を結ぶ領域の不
純物拡散層を形成し、フローティングゲート形成工程に
おいて、拡散層形成工程後に不純物拡散層を酸化させて
酸化膜を形成する増速酸化工程を備えているので、制御
ゲートと柱状部の下部を結ぶ領域の不純物拡散層(ドレ
インまたはソース)との間に介在する酸化膜を、増速酸
化によりチャネル部上に形成されるゲート酸化膜に比べ
て選択的に厚くすることができる。
【0018】請求項9記載の不揮発性半導体記憶装置の
製造方法では、請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法において、前記拡散層形成工程は、前記不純
物としてAsを1×1015/cm2以上添加した不純物
拡散層を形成する技術が採用される。
製造方法では、請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法において、前記拡散層形成工程は、前記不純
物としてAsを1×1015/cm2以上添加した不純物
拡散層を形成する技術が採用される。
【0019】この不揮発性半導体記憶装置の製造方法で
は、拡散層形成工程において、不純物としてAs(ヒ
素)を1×1015/cm2以上添加した不純物拡散層を
形成するので、十分な増速酸化性を得ることができ、ま
た不純物としてP(リン)等を用いた場合よりもAsの
方が熱拡散し難い利点がある。
は、拡散層形成工程において、不純物としてAs(ヒ
素)を1×1015/cm2以上添加した不純物拡散層を
形成するので、十分な増速酸化性を得ることができ、ま
た不純物としてP(リン)等を用いた場合よりもAsの
方が熱拡散し難い利点がある。
【0020】請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置で
は、請求項1から3のいずれかに記載の不揮発性半導体
記憶装置において、前記MOSトランジスタの制御ゲー
トは、その前記柱状部の側面周方向の寸法が前記フロー
ティングゲートより長くされて該フローティングゲート
よりも面積が大きく設定されている技術が採用される。
は、請求項1から3のいずれかに記載の不揮発性半導体
記憶装置において、前記MOSトランジスタの制御ゲー
トは、その前記柱状部の側面周方向の寸法が前記フロー
ティングゲートより長くされて該フローティングゲート
よりも面積が大きく設定されている技術が採用される。
【0021】また、請求項10記載の不揮発性半導体記
憶装置の製造方法では、請求項5から9のいずれかに記
載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、前記
制御ゲート形成工程は、前記制御ゲートを、その前記柱
状部の側面周方向の寸法を前記フローティングゲートよ
り長くして該フローティングゲートよりも面積を大きく
形成する技術が採用される。
憶装置の製造方法では、請求項5から9のいずれかに記
載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法において、前記
制御ゲート形成工程は、前記制御ゲートを、その前記柱
状部の側面周方向の寸法を前記フローティングゲートよ
り長くして該フローティングゲートよりも面積を大きく
形成する技術が採用される。
【0022】これらの不揮発性半導体記憶装置および不
揮発性半導体記憶装置の製造方法では、制御ゲートが、
その柱状部の側面周方向の寸法をフローティングゲート
より長くして該フローティングゲートよりも面積が大き
く形成されるので、セル面積の増加を抑えて制御ゲート
の面積を大きくすることができ、制御ゲートにおける容
量をフローティングゲートにおける容量に比べて大きく
することができる。
揮発性半導体記憶装置の製造方法では、制御ゲートが、
その柱状部の側面周方向の寸法をフローティングゲート
より長くして該フローティングゲートよりも面積が大き
く形成されるので、セル面積の増加を抑えて制御ゲート
の面積を大きくすることができ、制御ゲートにおける容
量をフローティングゲートにおける容量に比べて大きく
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る不揮発性半導
体記憶装置およびその製造方法の一実施形態を、図1か
ら図8を参照しながら説明する。これらの図において、
符号TR1,TR2はメモリセルトランジスタ、1は柱
状部、2は上部拡散層、3は下部拡散層である。
体記憶装置およびその製造方法の一実施形態を、図1か
ら図8を参照しながら説明する。これらの図において、
符号TR1,TR2はメモリセルトランジスタ、1は柱
状部、2は上部拡散層、3は下部拡散層である。
【0024】本実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、
NAND型回路を有するフラッシュメモリであって、図
1および図2に示すように、直列に接続された複数のM
OSトランジスタであるメモリセルトランジスタTR
1、TR2を複数列備えている。各メモリセルトランジ
スタTR1、TR2は、シリコン基板(半導体基板)S
UBに形成された複数の柱状部1にそれぞれ一対づつ設
けられた縦型MOSトランジスタである。
NAND型回路を有するフラッシュメモリであって、図
1および図2に示すように、直列に接続された複数のM
OSトランジスタであるメモリセルトランジスタTR
1、TR2を複数列備えている。各メモリセルトランジ
スタTR1、TR2は、シリコン基板(半導体基板)S
UBに形成された複数の柱状部1にそれぞれ一対づつ設
けられた縦型MOSトランジスタである。
【0025】同一の柱状部1に形成された一対のメモリ
セルトランジスタTR1,TR2は、柱状部1の上部で
互いに接続されているとともに、それぞれのメモリセル
トランジスタTR1,TR2に隣接する別の柱状部1の
メモリセルトランジスタTR1,TR2と互いの柱状部
1の下部を結ぶ領域でそれぞれ直列に接続されている。
セルトランジスタTR1,TR2は、柱状部1の上部で
互いに接続されているとともに、それぞれのメモリセル
トランジスタTR1,TR2に隣接する別の柱状部1の
メモリセルトランジスタTR1,TR2と互いの柱状部
1の下部を結ぶ領域でそれぞれ直列に接続されている。
【0026】すなわち、柱状部1には、その側面部に形
成されたチャネル部1aと、該チャネル部1aにチャネ
ルが形成されるようにチャネル部1aの上下位置の上部
拡散層(不純物拡散層)2および下部拡散層(不純物拡
散層)3で形成されたドレインDおよびソースSと、チ
ャネル部1aの外側にそれぞれゲート酸化膜4を介して
形成されたフローティングゲートFGと、該フローティ
ングゲートFGの外側にそれぞれインタポリ膜(絶縁分
離膜)5を介して形成された制御ゲートCGと、を備え
たメモリセルトランジスタTR1,TR2が形成されて
いる。
成されたチャネル部1aと、該チャネル部1aにチャネ
ルが形成されるようにチャネル部1aの上下位置の上部
拡散層(不純物拡散層)2および下部拡散層(不純物拡
散層)3で形成されたドレインDおよびソースSと、チ
ャネル部1aの外側にそれぞれゲート酸化膜4を介して
形成されたフローティングゲートFGと、該フローティ
ングゲートFGの外側にそれぞれインタポリ膜(絶縁分
離膜)5を介して形成された制御ゲートCGと、を備え
たメモリセルトランジスタTR1,TR2が形成されて
いる。
【0027】そして、一対のメモリセルトランジスタT
R1、TR2は、そのメモリセルトランジスタTR1の
ソースSとメモリセルトランジスタTR2のドレインD
とが柱状部1の上部に上部拡散層2で一体に形成され、
かつメモリセルトランジスタTR1のドレインDおよび
メモリセルトランジスタTR2のソースSがそれぞれ隣
接する別の柱状部1に形成された一対のメモリセルトラ
ンジスタTR1、TR2のうちメモリセルトランジスタ
TR2のソースSおよびメモリセルトランジスタTR1
のドレインDと互いの柱状部1の下部を結ぶ領域に下部
拡散層3で一体にそれぞれ形成されている。
R1、TR2は、そのメモリセルトランジスタTR1の
ソースSとメモリセルトランジスタTR2のドレインD
とが柱状部1の上部に上部拡散層2で一体に形成され、
かつメモリセルトランジスタTR1のドレインDおよび
メモリセルトランジスタTR2のソースSがそれぞれ隣
接する別の柱状部1に形成された一対のメモリセルトラ
ンジスタTR1、TR2のうちメモリセルトランジスタ
TR2のソースSおよびメモリセルトランジスタTR1
のドレインDと互いの柱状部1の下部を結ぶ領域に下部
拡散層3で一体にそれぞれ形成されている。
【0028】これらのメモリセルトランジスタTR1、
TR2は、ドレインDとソースSが接続されるととも
に、各制御ゲートCGは、金属配線からなるグローバル
なワード線(図示略)に接続される。なお、直列接続さ
れたトランジスタTR1、TR2の一端側のドレインD
は選択トランジスタ(図示略)を介してビット線(図示
略)に接続され、他端側のソースSは接地、またはソー
ス線(図示略)と接続される。また、各メモリセルトラ
ンジスタTR1、TR2は、図7の(i)に示すよう
に、制御ゲートCGと下部拡散層3(柱状部1の下部を
結ぶ領域に形成されたドレインDおよびソースS)との
間にゲート酸化膜4と同時に形成された増速酸化膜6が
形成され、該増速酸化膜6は、ゲート酸化膜4に比べて
厚く形成されている。
TR2は、ドレインDとソースSが接続されるととも
に、各制御ゲートCGは、金属配線からなるグローバル
なワード線(図示略)に接続される。なお、直列接続さ
れたトランジスタTR1、TR2の一端側のドレインD
は選択トランジスタ(図示略)を介してビット線(図示
略)に接続され、他端側のソースSは接地、またはソー
ス線(図示略)と接続される。また、各メモリセルトラ
ンジスタTR1、TR2は、図7の(i)に示すよう
に、制御ゲートCGと下部拡散層3(柱状部1の下部を
結ぶ領域に形成されたドレインDおよびソースS)との
間にゲート酸化膜4と同時に形成された増速酸化膜6が
形成され、該増速酸化膜6は、ゲート酸化膜4に比べて
厚く形成されている。
【0029】さらに、制御ゲートCGは、その柱状部1
の側面周方向の寸法がフローティングゲートFGより長
くされて該フローティングゲートFGよりも面積が大き
く設定されている。すなわち、制御ゲートCGは、図1
および図3に示すように、横断面コ字状に形成されたフ
ローティングゲートFGを外側から覆うように横断面コ
字状に形成されている。また、制御ゲートCGの周囲
は、図7の(i)に示すように、層間絶縁膜7で覆われ
ている。なお、図1において2点鎖線の斜線で示された
領域は、As(ヒ素)が注入された上部拡散層2および
下部拡散層3である。
の側面周方向の寸法がフローティングゲートFGより長
くされて該フローティングゲートFGよりも面積が大き
く設定されている。すなわち、制御ゲートCGは、図1
および図3に示すように、横断面コ字状に形成されたフ
ローティングゲートFGを外側から覆うように横断面コ
字状に形成されている。また、制御ゲートCGの周囲
は、図7の(i)に示すように、層間絶縁膜7で覆われ
ている。なお、図1において2点鎖線の斜線で示された
領域は、As(ヒ素)が注入された上部拡散層2および
下部拡散層3である。
【0030】図5は、本実施形態の不揮発性半導体記憶
装置において4セルアレイを構成した場合の回路であっ
て、この例では、図6に示すように、一方の列のメモリ
セルトランジスタTR1と他方の列のメモリセルトラン
ジスタTR1との間に、下部拡散層3を分離する分離酸
化膜8が形成されている。
装置において4セルアレイを構成した場合の回路であっ
て、この例では、図6に示すように、一方の列のメモリ
セルトランジスタTR1と他方の列のメモリセルトラン
ジスタTR1との間に、下部拡散層3を分離する分離酸
化膜8が形成されている。
【0031】本実施形態では、NAND型回路の縦型M
OSトランジスタである隣接するメモリセルトランジス
タTR1、TR2が、柱状部1の上部と下部とで互いの
ドレインDとソースSとを共有して交互に直列接続さ
れ、また各チャネル部1aが柱状部1の側面部に形成さ
れることから、チャネル長がセル面積とは独立のパラメ
ータとなり、NAND型フラッシュメモリの面積をさら
に縮小することができる。また、一つの柱状部1に縦型
MOSトランジスタが一対設けられ、ソースSとドレイ
ンDとを共有しているので、直列接続するために上部拡
散層2と下部拡散層3とを別個に配線する必要がない。
OSトランジスタである隣接するメモリセルトランジス
タTR1、TR2が、柱状部1の上部と下部とで互いの
ドレインDとソースSとを共有して交互に直列接続さ
れ、また各チャネル部1aが柱状部1の側面部に形成さ
れることから、チャネル長がセル面積とは独立のパラメ
ータとなり、NAND型フラッシュメモリの面積をさら
に縮小することができる。また、一つの柱状部1に縦型
MOSトランジスタが一対設けられ、ソースSとドレイ
ンDとを共有しているので、直列接続するために上部拡
散層2と下部拡散層3とを別個に配線する必要がない。
【0032】さらに、制御ゲートCGが、その柱状部1
の側面周方向の寸法をフローティングゲートFGより長
くして該フローティングゲートFGよりも面積が大きく
形成されているので、セル面積の増加を抑えて制御ゲー
トCGの面積を大きくすることができ、制御ゲートの容
量を大きくして制御ゲートCGへの印加電圧を下げるこ
とができる。
の側面周方向の寸法をフローティングゲートFGより長
くして該フローティングゲートFGよりも面積が大きく
形成されているので、セル面積の増加を抑えて制御ゲー
トCGの面積を大きくすることができ、制御ゲートの容
量を大きくして制御ゲートCGへの印加電圧を下げるこ
とができる。
【0033】すなわち、NAND型フラッシュメモリで
ホットエレクトロン効果による書き込みを行うとする
と、直列接続されたMOSトランジスタの全てでホット
エレクトロンを発生させるために大電流が必要となって
しまうため、書き込みにはトンネル効果を用いている。
このため、確実な書き込みを行うために、フローティン
グゲートFGに印加される電圧VFG(フローティングゲ
ートFGと基板SUB間の電圧)をできるだけ高くする
必要があるが、単に制御ゲートCGに印加する電圧VCG
を高くすることは、周辺回路の負担が大きくなり望まし
くない。
ホットエレクトロン効果による書き込みを行うとする
と、直列接続されたMOSトランジスタの全てでホット
エレクトロンを発生させるために大電流が必要となって
しまうため、書き込みにはトンネル効果を用いている。
このため、確実な書き込みを行うために、フローティン
グゲートFGに印加される電圧VFG(フローティングゲ
ートFGと基板SUB間の電圧)をできるだけ高くする
必要があるが、単に制御ゲートCGに印加する電圧VCG
を高くすることは、周辺回路の負担が大きくなり望まし
くない。
【0034】したがって、フローティングゲートFGに
印加する電圧VFGをできるだけ高くするとともに制御ゲ
ートCGに印加する電圧VCGを低くするには、下記の式
(1)の関係から分かるように、フローティングゲート
FGと基板SUB間の容量C1より制御ゲートCGとフ
ローティングゲートFG間の容量C2を大きくする必要
がある。 VFG=VCG×C2/(C1+C2) (1)
印加する電圧VFGをできるだけ高くするとともに制御ゲ
ートCGに印加する電圧VCGを低くするには、下記の式
(1)の関係から分かるように、フローティングゲート
FGと基板SUB間の容量C1より制御ゲートCGとフ
ローティングゲートFG間の容量C2を大きくする必要
がある。 VFG=VCG×C2/(C1+C2) (1)
【0035】例えば、VFG=10Vでトンネル効果によ
って書き込みが行われるとするならば、C1=C2のと
きにVCG=20Vを必要とする場合、C1>C2とする
ことができれば、VFG=10VとするのにVCGを20V
より下げることが可能になる。しかし、制御ゲートCG
の容量C2を大きくするために制御ゲートCGの面積を
フローティングゲートFGより大きくすると、従来の横
型のMOSトランジスタ(図10)では、制御ゲートC
Gの面積増大が直接的にセル面積の増大となってしまう
不都合があった。
って書き込みが行われるとするならば、C1=C2のと
きにVCG=20Vを必要とする場合、C1>C2とする
ことができれば、VFG=10VとするのにVCGを20V
より下げることが可能になる。しかし、制御ゲートCG
の容量C2を大きくするために制御ゲートCGの面積を
フローティングゲートFGより大きくすると、従来の横
型のMOSトランジスタ(図10)では、制御ゲートC
Gの面積増大が直接的にセル面積の増大となってしまう
不都合があった。
【0036】そこで、本実施形態では、縦型のメモリセ
ルトランジスタTR1、TR2を採用し、制御ゲートC
Gを柱状部1の側面部に形成するとともに、制御ゲート
CGにおける柱状部1の側面周方向の寸法をフローティ
ングゲートFGより長くすることにより、面積の増大を
図っている。すなわち、制御ゲートCGがフローティン
グゲートFGの外側(外周)に位置するので、セル面積
を増大させずに容易に制御ゲートCGの面積を広げるこ
とができ、制御ゲートCGにおける容量C2をフローテ
ィングゲートFGにおける容量C1に比べて大きくする
ことができる。
ルトランジスタTR1、TR2を採用し、制御ゲートC
Gを柱状部1の側面部に形成するとともに、制御ゲート
CGにおける柱状部1の側面周方向の寸法をフローティ
ングゲートFGより長くすることにより、面積の増大を
図っている。すなわち、制御ゲートCGがフローティン
グゲートFGの外側(外周)に位置するので、セル面積
を増大させずに容易に制御ゲートCGの面積を広げるこ
とができ、制御ゲートCGにおける容量C2をフローテ
ィングゲートFGにおける容量C1に比べて大きくする
ことができる。
【0037】次に、本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置の製造方法について、図7および図8を参照して説明
する。
置の製造方法について、図7および図8を参照して説明
する。
【0038】〔チャネル注入〕まず、p型のシリコン基
板SUBに、図7の(a)に示すように、上面からB
(ホウ素)をイオン注入によってドーピングする。この
際、イオン注入は異なるエネルギーで2回行うものと
し、本実施形態では、1回目を30KeVで4×1012
/cm2注入(第1のイオン注入工程)し、2回目を6
0KeVで4×101 2/cm2注入(第2のイオン注入
工程)する。
板SUBに、図7の(a)に示すように、上面からB
(ホウ素)をイオン注入によってドーピングする。この
際、イオン注入は異なるエネルギーで2回行うものと
し、本実施形態では、1回目を30KeVで4×1012
/cm2注入(第1のイオン注入工程)し、2回目を6
0KeVで4×101 2/cm2注入(第2のイオン注入
工程)する。
【0039】すなわち、1回目のイオン注入では、図8
に示すように、表面から比較的浅い部分に濃度分布のピ
ークが位置しているため、後に形成する柱状部1のチャ
ネル部1aの中心面Cに対して非対称の不純物濃度分布
B1となってしまう。このため、本実施形態では、2回
目のイオン注入によって、この注入のみの不純物濃度分
布B2のピークが表面から比較的深い部分に位置するよ
うに加速電圧を上げて高エネルギーにして注入すること
により、1回目と2回目とのイオン注入を合わせた不純
物濃度分布B3がチャネル部1aの中心面Cに対して面
対称になるようにしている。
に示すように、表面から比較的浅い部分に濃度分布のピ
ークが位置しているため、後に形成する柱状部1のチャ
ネル部1aの中心面Cに対して非対称の不純物濃度分布
B1となってしまう。このため、本実施形態では、2回
目のイオン注入によって、この注入のみの不純物濃度分
布B2のピークが表面から比較的深い部分に位置するよ
うに加速電圧を上げて高エネルギーにして注入すること
により、1回目と2回目とのイオン注入を合わせた不純
物濃度分布B3がチャネル部1aの中心面Cに対して面
対称になるようにしている。
【0040】〔柱状部形成〕次に、フォトリソグラフィ
技術によるレジストマスク形成後に、図7の(b)に示
すように、シリコン基板SUB上面にドライエッチング
によって柱状部1を形成する。このとき、柱状部1の高
さは、0.5〜0.8μm程に設定する。
技術によるレジストマスク形成後に、図7の(b)に示
すように、シリコン基板SUB上面にドライエッチング
によって柱状部1を形成する。このとき、柱状部1の高
さは、0.5〜0.8μm程に設定する。
【0041】〔拡散層形成〕柱状部1を形成した後、図
7の(c)に示すように、図1に示す斜線領域以外にフ
ォトリソグラフィ技術によるレジストマスク形成後に、
Asを選択的にイオン注入し、柱状部1の上部および隣
接する柱状部1の下部を結ぶ領域に、ドレインDとソー
スSになる上部拡散層2および下部拡散層3をそれぞれ
形成する。このとき、Asは70KeVのエネルギーで
5×1015/cm2注入される。
7の(c)に示すように、図1に示す斜線領域以外にフ
ォトリソグラフィ技術によるレジストマスク形成後に、
Asを選択的にイオン注入し、柱状部1の上部および隣
接する柱状部1の下部を結ぶ領域に、ドレインDとソー
スSになる上部拡散層2および下部拡散層3をそれぞれ
形成する。このとき、Asは70KeVのエネルギーで
5×1015/cm2注入される。
【0042】なお、イオン注入後にウェット酸化(水蒸
気雰囲気で950℃に加熱)を行い、40nm程度の犠
牲酸化膜を形成する。これにより、下部拡散層3は、活
性化され不純物濃度1020/cm3程度に形成される。
気雰囲気で950℃に加熱)を行い、40nm程度の犠
牲酸化膜を形成する。これにより、下部拡散層3は、活
性化され不純物濃度1020/cm3程度に形成される。
【0043】〔ゲート酸化膜形成〕犠牲酸化膜を除去し
た後、図7の(d)に示すように、ウェット酸化(水蒸
気雰囲気で850℃に加熱)を行い、ゲート酸化膜4を
10nm程度形成する。また、このとき上部拡散層2お
よび下部拡散層3上には、増速酸化膜6が形成され、こ
の増速酸化膜6は、添加された高濃度のAsによる増速
酸化性によって、ゲート酸化膜4に比べて大幅に厚い9
0nm以上に形成される。
た後、図7の(d)に示すように、ウェット酸化(水蒸
気雰囲気で850℃に加熱)を行い、ゲート酸化膜4を
10nm程度形成する。また、このとき上部拡散層2お
よび下部拡散層3上には、増速酸化膜6が形成され、こ
の増速酸化膜6は、添加された高濃度のAsによる増速
酸化性によって、ゲート酸化膜4に比べて大幅に厚い9
0nm以上に形成される。
【0044】〔フローティングゲート形成〕次に、図7
の(e)に示すように、ゲート酸化膜4上および増速酸
化膜6上にCVD法によってポリシリコンを膜厚150
nm程度に堆積し、さらにリン拡散(POCl3雰囲気
で850℃程度で加熱)を行い、不純物としてPが添加
されたポリシリコン膜PSを形成する。
の(e)に示すように、ゲート酸化膜4上および増速酸
化膜6上にCVD法によってポリシリコンを膜厚150
nm程度に堆積し、さらにリン拡散(POCl3雰囲気
で850℃程度で加熱)を行い、不純物としてPが添加
されたポリシリコン膜PSを形成する。
【0045】そして、フォトリソグラフィ技術によりレ
ジストマスク形成後、図7の(f)に示すように、RI
E等による異方性ドライエッチングでポリシリコン膜P
Sを選択的に除去し、柱状部1の両側面部のゲート酸化
膜4上にそれぞれフローティングゲートFGを形成す
る。なお、フローティングゲートFGは、図1および図
3に示すように、断面コ字状に形成される。
ジストマスク形成後、図7の(f)に示すように、RI
E等による異方性ドライエッチングでポリシリコン膜P
Sを選択的に除去し、柱状部1の両側面部のゲート酸化
膜4上にそれぞれフローティングゲートFGを形成す
る。なお、フローティングゲートFGは、図1および図
3に示すように、断面コ字状に形成される。
【0046】〔コントロールゲート形成〕次に、図7の
(g)に示すように、インタポリ膜5を表面上に堆積さ
せる。なお、インタポリ膜5は、例えばSiO2(6n
m)、Si3N4(8nm)、SiO2(6nm)の3層
を積層する。そして、その上にCVD法によりポリシリ
コンを150nm程度の膜厚で堆積し、POCl3雰囲
気で850℃程度に加熱することでP拡散を行う。さら
に、WSi膜を150nm程度の膜厚で堆積することに
より、ポリシリコンとWSi膜とからなる2層構造のポ
リサイド膜SWを形成する。
(g)に示すように、インタポリ膜5を表面上に堆積さ
せる。なお、インタポリ膜5は、例えばSiO2(6n
m)、Si3N4(8nm)、SiO2(6nm)の3層
を積層する。そして、その上にCVD法によりポリシリ
コンを150nm程度の膜厚で堆積し、POCl3雰囲
気で850℃程度に加熱することでP拡散を行う。さら
に、WSi膜を150nm程度の膜厚で堆積することに
より、ポリシリコンとWSi膜とからなる2層構造のポ
リサイド膜SWを形成する。
【0047】この後、フォトリソグラフィ技術によりレ
ジストマスク形成後、図7の(h)に示すように、RI
E等による異方性ドライエッチングでポリシリコン膜P
Sを選択的に除去し、柱状部1の両側面部のインタポリ
膜5上にかつ各フローティングゲートFGに対応した位
置にそれぞれ制御ゲートCGを形成する。なお、これら
一対の制御ゲートCGは、図1および図3に示すよう
に、断面コ字状に形成される。
ジストマスク形成後、図7の(h)に示すように、RI
E等による異方性ドライエッチングでポリシリコン膜P
Sを選択的に除去し、柱状部1の両側面部のインタポリ
膜5上にかつ各フローティングゲートFGに対応した位
置にそれぞれ制御ゲートCGを形成する。なお、これら
一対の制御ゲートCGは、図1および図3に示すよう
に、断面コ字状に形成される。
【0048】したがって、柱状部1の両側面部(チャネ
ル部1a)上には、ゲート酸化膜4、フローティングゲ
ートFG、インタポリ膜5および制御ゲートCGが順に
堆積され、各フローティングゲートFGは、ゲート酸化
膜4を介したチャネル部1aとインタポリ膜5を介した
制御ゲートCGとに挟まれている。
ル部1a)上には、ゲート酸化膜4、フローティングゲ
ートFG、インタポリ膜5および制御ゲートCGが順に
堆積され、各フローティングゲートFGは、ゲート酸化
膜4を介したチャネル部1aとインタポリ膜5を介した
制御ゲートCGとに挟まれている。
【0049】〔層間膜形成〕次に、図7の(i)に示す
ように、表面上にBPSGからなる層間絶縁膜7を膜厚
700nm程度堆積し、リフロー(900℃、30分)
を行う。なお、この後、柱状部1の上部拡散層2上にコ
ンタクトホールを形成して埋め込みを行う等のコンタク
ト形成を行う必要はない。
ように、表面上にBPSGからなる層間絶縁膜7を膜厚
700nm程度堆積し、リフロー(900℃、30分)
を行う。なお、この後、柱状部1の上部拡散層2上にコ
ンタクトホールを形成して埋め込みを行う等のコンタク
ト形成を行う必要はない。
【0050】以上の工程によって、一つの柱状部1に一
対のメモリセルトランジスタTR1、TR2が形成さ
れ、直列接続される互いのドレインDとソースSとが上
部拡散層2および下部拡散層3で一体に形成されたNA
ND型フラッシュメモリが形成される。
対のメモリセルトランジスタTR1、TR2が形成さ
れ、直列接続される互いのドレインDとソースSとが上
部拡散層2および下部拡散層3で一体に形成されたNA
ND型フラッシュメモリが形成される。
【0051】本実施形態の製造方法では、チャネル形成
のためのイオン注入において、図8に示すように、1回
目のイオン注入で生じたチャネル部1aの不純物濃度分
布がチャネル部1a中心面Cに対して面対称になるよう
に2回目のイオン注入のエネルギーを設定するので、柱
状部1に形成される一対のメモリセルトランジスタTR
1、TR2のしきい値電圧特性をほぼ一致させることが
できる。
のためのイオン注入において、図8に示すように、1回
目のイオン注入で生じたチャネル部1aの不純物濃度分
布がチャネル部1a中心面Cに対して面対称になるよう
に2回目のイオン注入のエネルギーを設定するので、柱
状部1に形成される一対のメモリセルトランジスタTR
1、TR2のしきい値電圧特性をほぼ一致させることが
できる。
【0052】すなわち、1回のイオン注入だけでは縦型
メモリセルトランジスタTR1、TR2のチャネル部1
aにおけるチャネル濃度分布がチャネル部1a中心面C
に対して非対称となってしまい(図8、B1またはB
2)、MOSトランジスタではソース側の濃度でしきい
値電圧が変わることから、柱状部1に形成される一対の
縦型メモリセルトランジスタTR1,TR2のしきい値
特性が両者で変わってしまう不都合がある。
メモリセルトランジスタTR1、TR2のチャネル部1
aにおけるチャネル濃度分布がチャネル部1a中心面C
に対して非対称となってしまい(図8、B1またはB
2)、MOSトランジスタではソース側の濃度でしきい
値電圧が変わることから、柱状部1に形成される一対の
縦型メモリセルトランジスタTR1,TR2のしきい値
特性が両者で変わってしまう不都合がある。
【0053】この際、互いに異なるしきい値電圧を有す
ると、両MOSトランジスタの一方が情報読み出しにお
いて誤認識するおそれがあるとともに、書き込み/読み
込みスピードが互いに異なってしまうことが考えられ
る。しかしながら本実施形態では、2回目のイオン注入
で濃度分布を調整し対称化させることにより(図8のB
3)、一対の縦型メモリセルトランジスタTR1、TR
2のしきい値特性をほぼ一致させることができ、上記不
都合を解消することが可能である。
ると、両MOSトランジスタの一方が情報読み出しにお
いて誤認識するおそれがあるとともに、書き込み/読み
込みスピードが互いに異なってしまうことが考えられ
る。しかしながら本実施形態では、2回目のイオン注入
で濃度分布を調整し対称化させることにより(図8のB
3)、一対の縦型メモリセルトランジスタTR1、TR
2のしきい値特性をほぼ一致させることができ、上記不
都合を解消することが可能である。
【0054】また、シリコンに増速酸化性を付与する不
純物としてAsを添加して下部拡散層3を形成し、下部
拡散層3を酸化させて増速酸化膜6を形成するので、制
御ゲートCGと下部拡散層3(ドレインDまたはソース
S)との間に介在する絶縁層である酸化膜を、増速酸化
によりゲート酸化膜4に比べて選択的に厚くすることが
でき、この部分の耐圧を向上させることができる。すな
わち、書き込み時に制御ゲートCGに高電圧を加えて
も、下部拡散層3のリークを抑制することができる。
純物としてAsを添加して下部拡散層3を形成し、下部
拡散層3を酸化させて増速酸化膜6を形成するので、制
御ゲートCGと下部拡散層3(ドレインDまたはソース
S)との間に介在する絶縁層である酸化膜を、増速酸化
によりゲート酸化膜4に比べて選択的に厚くすることが
でき、この部分の耐圧を向上させることができる。すな
わち、書き込み時に制御ゲートCGに高電圧を加えて
も、下部拡散層3のリークを抑制することができる。
【0055】さらに、不純物としてAsを1×1015/
cm2以上添加した下部拡散層3を形成するので、十分
な増速酸化性を得ることができ、また不純物としてP
(リン)等を用いた場合よりもAsの方が熱拡散し難
く、良好な酸化膜形成を行うことができる。
cm2以上添加した下部拡散層3を形成するので、十分
な増速酸化性を得ることができ、また不純物としてP
(リン)等を用いた場合よりもAsの方が熱拡散し難
く、良好な酸化膜形成を行うことができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置および請
求項5記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれ
ば、柱状部に形成される一対の縦型MOSトランジスタ
のうち一方のソースと他方のドレインとが柱状部の上部
に不純物拡散層で一体に形成され、かつ一方のドレイン
および他方のソースがそれぞれ隣接する別の柱状部に形
成された一対のMOSトランジスタのうち他方のソース
および一方のドレインと互いの柱状部の下部を結ぶ領域
に不純物拡散層で一体にそれぞれ形成されるので、チャ
ネル部が柱状部の側面部に形成された縦型MOSトラン
ジスタが互いのドレインとソースとを共有し直列接続さ
れることから、チャネル長を小さくすることなくセル面
積をより縮小することができ、高集積化をさらに図るこ
とができる。また、一つの柱状部に縦型MOSトランジ
スタが一対設けられ、隣接するソースとドレインとを共
有しているので、別個に配線を行う必要がなく、簡便な
配線構造で実現することができる。
求項5記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれ
ば、柱状部に形成される一対の縦型MOSトランジスタ
のうち一方のソースと他方のドレインとが柱状部の上部
に不純物拡散層で一体に形成され、かつ一方のドレイン
および他方のソースがそれぞれ隣接する別の柱状部に形
成された一対のMOSトランジスタのうち他方のソース
および一方のドレインと互いの柱状部の下部を結ぶ領域
に不純物拡散層で一体にそれぞれ形成されるので、チャ
ネル部が柱状部の側面部に形成された縦型MOSトラン
ジスタが互いのドレインとソースとを共有し直列接続さ
れることから、チャネル長を小さくすることなくセル面
積をより縮小することができ、高集積化をさらに図るこ
とができる。また、一つの柱状部に縦型MOSトランジ
スタが一対設けられ、隣接するソースとドレインとを共
有しているので、別個に配線を行う必要がなく、簡便な
配線構造で実現することができる。
【0057】(2)請求項6記載の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法によれば、第2のイオン注入工程におい
て、第1のイオン注入工程で生じたチャネル部の不純物
濃度分布がチャネル部中心に対して対称になるようにエ
ネルギーを設定するので、柱状部に形成される一対の縦
型MOSトランジスタのしきい値特性を同様にでき、情
報読み出しの誤認識を防ぐとともに、書き込み/読み込
みスピードへの影響を低減して、高い信頼性で動作する
メモリを実現することができる。
装置の製造方法によれば、第2のイオン注入工程におい
て、第1のイオン注入工程で生じたチャネル部の不純物
濃度分布がチャネル部中心に対して対称になるようにエ
ネルギーを設定するので、柱状部に形成される一対の縦
型MOSトランジスタのしきい値特性を同様にでき、情
報読み出しの誤認識を防ぐとともに、書き込み/読み込
みスピードへの影響を低減して、高い信頼性で動作する
メモリを実現することができる。
【0058】(3)請求項2記載の不揮発性半導体記憶
装置によれば、上記のMOSトランジスタがNAND型
回路のメモリセルトランジスタであるので、NAND型
フラッシュメモリのセル面積をさらに小さくすることが
できる。
装置によれば、上記のMOSトランジスタがNAND型
回路のメモリセルトランジスタであるので、NAND型
フラッシュメモリのセル面積をさらに小さくすることが
できる。
【0059】(4)請求項3記載の不揮発性半導体記憶
装置および請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置の製
造方法によれば、制御ゲートと柱状部の下部を結ぶ領域
に形成されたドレインおよびソースとの間にも酸化膜が
形成され、該酸化膜がゲート酸化膜に比べて厚く形成さ
れるので、この部分の耐圧を向上させることができ、書
き込み時に制御ゲートに高電圧を加えても、拡散層のリ
ークを抑制することができる。
装置および請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置の製
造方法によれば、制御ゲートと柱状部の下部を結ぶ領域
に形成されたドレインおよびソースとの間にも酸化膜が
形成され、該酸化膜がゲート酸化膜に比べて厚く形成さ
れるので、この部分の耐圧を向上させることができ、書
き込み時に制御ゲートに高電圧を加えても、拡散層のリ
ークを抑制することができる。
【0060】(5)請求項8記載の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法によれば、拡散層形成工程において、シ
リコンに増速酸化性を付与する不純物を添加して柱状部
の下部を結ぶ領域の不純物拡散層を形成し、フローティ
ングゲート形成工程において、拡散層形成工程後に不純
物拡散層を酸化させて酸化膜を形成する増速酸化工程を
備えているので、制御ゲートとドレインまたはソースと
の間に介在する酸化膜を、増速酸化により工程を増加さ
せずに選択的に厚くすることができ、この部分の耐圧を
容易に向上させることができる。
装置の製造方法によれば、拡散層形成工程において、シ
リコンに増速酸化性を付与する不純物を添加して柱状部
の下部を結ぶ領域の不純物拡散層を形成し、フローティ
ングゲート形成工程において、拡散層形成工程後に不純
物拡散層を酸化させて酸化膜を形成する増速酸化工程を
備えているので、制御ゲートとドレインまたはソースと
の間に介在する酸化膜を、増速酸化により工程を増加さ
せずに選択的に厚くすることができ、この部分の耐圧を
容易に向上させることができる。
【0061】(6)請求項9記載の不揮発性半導体記憶
装置の製造方法によれば、拡散層形成工程において、不
純物としてAsを1×1015/cm2以上添加した不純
物拡散層を形成するので、熱拡散し難いとともに、十分
な増速酸化性を得ることができ、良好な酸化膜形成を行
うことができる。
装置の製造方法によれば、拡散層形成工程において、不
純物としてAsを1×1015/cm2以上添加した不純
物拡散層を形成するので、熱拡散し難いとともに、十分
な増速酸化性を得ることができ、良好な酸化膜形成を行
うことができる。
【0062】(7)請求項4記載の不揮発性半導体記憶
装置および請求項10記載の不揮発性半導体記憶装置の
製造方法によれば、制御ゲートが、その柱状部の側面周
方向の寸法をフローティングゲートより長くして該フロ
ーティングゲートよりも面積が大きく形成されるので、
セル面積の増加を抑えて制御ゲートの面積を大きくする
とともに、制御ゲートの容量をフローティングゲートよ
り大きくすることができ、制御ゲートに印加する電圧を
低くして周辺回路の負担を軽減することことができる。
装置および請求項10記載の不揮発性半導体記憶装置の
製造方法によれば、制御ゲートが、その柱状部の側面周
方向の寸法をフローティングゲートより長くして該フロ
ーティングゲートよりも面積が大きく形成されるので、
セル面積の増加を抑えて制御ゲートの面積を大きくする
とともに、制御ゲートの容量をフローティングゲートよ
り大きくすることができ、制御ゲートに印加する電圧を
低くして周辺回路の負担を軽減することことができる。
【図1】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施
形態を示す平面図である。
形態を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施
形態における一つの柱状部を示す平面図である。
形態における一つの柱状部を示す平面図である。
【図4】図3のB−B線矢視断面図である。
【図5】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施
形態における4セルアレイの場合を示す回路図である。
形態における4セルアレイの場合を示す回路図である。
【図6】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の一実施
形態における4セルアレイの場合を示す断面図である。
形態における4セルアレイの場合を示す断面図である。
【図7】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一実施形態を工程順に示す断面図である。
法の一実施形態を工程順に示す断面図である。
【図8】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方
法の一実施形態におけるチャネル形成のイオン注入によ
る濃度分布を示す説明図である。
法の一実施形態におけるチャネル形成のイオン注入によ
る濃度分布を示す説明図である。
【図9】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の従来例
におけるNANDセルアレイの構成を示す回路図であ
る。
におけるNANDセルアレイの構成を示す回路図であ
る。
【図10】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の従来
例におけるNANDセルアレイの構成を示す断面図であ
る。
例におけるNANDセルアレイの構成を示す断面図であ
る。
1 柱状部 1a チャネル部 2 上部拡散層(不純物拡散層) 3 下部拡散層(不純物拡散層) 4 ゲート酸化膜 5 インタポリ膜(絶縁分離膜) 6 増速酸化膜 CG 制御ゲート FG フローティングゲート D ドレイン S ソース SUB シリコン基板(半導体基板) TR1、TR2 メモリセルトランジスタ(MOSトラ
ンジスタ)
ンジスタ)
Claims (10)
- 【請求項1】 半導体基板に形成され互いに隣接するM
OSトランジスタのドレインとソースとを接続して複数
のMOSトランジスタを直列に接続した構造を少なくと
も一部に有する不揮発性半導体記憶装置であって、 前記半導体基板には、複数の柱状部が形成され、 前記柱状部には、その側面部に形成されたチャネル部
と、該チャネル部にチャネルが形成されるようにチャネ
ル部の上下位置に不純物拡散層で形成されたドレインお
よびソースと、前記チャネル部の外側にそれぞれゲート
酸化膜を介して形成されたフローティングゲートと、該
フローティングゲートの外側にそれぞれ絶縁分離膜を介
して形成された制御ゲートと、を備えた縦型の前記MO
Sトランジスタが一対形成され、 前記一対のMOSトランジスタは、その一方のソースと
他方のドレインとが前記柱状部の上部に不純物拡散層で
一体に形成され、かつ一方のドレインおよび他方のソー
スがそれぞれ隣接する別の柱状部に形成された一対のM
OSトランジスタのうち他方のソースおよび一方のドレ
インと互いの柱状部の下部を結ぶ領域に不純物拡散層で
一体にそれぞれ形成されていることを特徴とする不揮発
性半導体記憶装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置
において、 前記MOSトランジスタは、NAND型回路のメモリセ
ルトランジスタであることを特徴とする不揮発性半導体
記憶装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の不揮発性半導体
記憶装置において、 前記MOSトランジスタは、前記制御ゲートと前記柱状
部の下部を結ぶ領域に形成されたドレインおよびソース
との間に酸化膜が形成され、 該酸化膜は、前記ゲート酸化膜に比べて厚く形成されて
いることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の不揮
発性半導体記憶装置において、 前記MOSトランジスタの制御ゲートは、その前記柱状
部の側面周方向の寸法が前記フローティングゲートより
長くされて該フローティングゲートよりも面積が大きく
設定されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項5】 半導体基板に形成され互いに隣接するM
OSトランジスタのドレインとソースとを接続して複数
のMOSトランジスタを直列に接続した構造を少なくと
も一部に有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であ
って、 前記半導体基板上面から前記MOSトランジスタのチャ
ネルを形成するために不純物を添加するチャネル添加工
程と、 側面部が前記MOSトランジスタのチャネル部となる複
数の柱状部を半導体基板上にエッチングにより形成する
柱状部形成工程と、 前記チャネル部にチャネルが形成されるようにチャネル
部の上下位置に不純物を添加し前記MOSトランジスタ
のドレインおよびソースとなる不純物拡散層を形成する
拡散層形成工程と、 前記チャネル部の外側にゲート酸化膜を介してフローテ
ィングゲートを形成するフローティングゲート形成工程
と、 前記フローティングゲートの外側に絶縁分離膜を介して
制御ゲートを形成する制御ゲート形成工程と、により柱
状部に一対のMOSトランジスタを形成し、 前記拡散層形成工程は、前記一対のMOSトランジスタ
のうち一方のソースと他方のドレインとを前記柱状部の
上部に不純物拡散層で一体に形成し、かつ一方のドレイ
ンおよび他方のソースをそれぞれ隣接する別の柱状部に
形成された一対のMOSトランジスタのうち他方のソー
スおよび一方のドレインと互いの柱状部の下部を結ぶ領
域に不純物拡散層で一体にそれぞれ形成することを特徴
とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法において、 前記チャネル添加工程は、前記不純物をイオン注入する
第1のイオン注入工程と、 該第1のイオン注入工程とは異なるエネルギーで前記不
純物をイオン注入する第2のイオン注入工程とを備え、 該第2のイオン注入工程は、前記第1のイオン注入工程
で生じた前記チャネル部の不純物濃度分布がチャネル部
中心に対して対称になるように前記エネルギーを設定す
ることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方
法。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の不揮発性半導体
記憶装置の製造方法において、 前記フローティングゲート形成工程は、前記制御ゲート
と前記柱状部の下部を結ぶ領域に形成されたドレインお
よびソースとの間にも酸化膜を形成し、該酸化膜を前記
ゲート酸化膜に比べて厚く形成することを特徴とする不
揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項8】 請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法において、 前記半導体基板は、シリコンで形成され、 前記拡散層形成工程は、シリコンに増速酸化性を付与す
る不純物を添加して前記柱状部の下部を結ぶ領域の不純
物拡散層を形成し、 前記フローティングゲート形成工程は、前記拡散層形成
工程後に前記不純物拡散層を酸化させて酸化膜を形成す
る増速酸化工程を備えていることを特徴とする不揮発性
半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項9】 請求項8記載の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法において、 前記拡散層形成工程は、前記不純物としてAsを1×1
015/cm2以上添加した不純物拡散層を形成すること
を特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項10】 請求項5から9のいずれかに記載の不
揮発性半導体記憶装置の製造方法において、 前記制御ゲート形成工程は、前記制御ゲートを、その前
記柱状部の側面周方向の寸法を前記フローティングゲー
トより長くして該フローティングゲートよりも面積を大
きく形成することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07693299A JP3434724B2 (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000277712A true JP2000277712A (ja) | 2000-10-06 |
JP3434724B2 JP3434724B2 (ja) | 2003-08-11 |
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ID=13619512
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---|---|
JP (1) | JP3434724B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100657910B1 (ko) | 2004-11-10 | 2006-12-14 | 삼성전자주식회사 | 멀티비트 플래시 메모리 소자, 그 동작 방법, 및 그 제조방법 |
KR100673105B1 (ko) | 2005-03-31 | 2007-01-22 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 소자의 수직형 트랜지스터 및 그의 형성 방법 |
KR100723527B1 (ko) | 2006-02-13 | 2007-05-30 | 삼성전자주식회사 | 수직 채널 트랜지스터를 구비한 반도체 소자의 제조방법 및그에 의해 제조된 반도체 소자 |
JP2012028678A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-09 | Unisantis Electronics Singapore Pte Ltd | 不揮発性半導体メモリトランジスタ、および、不揮発性半導体メモリの製造方法 |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP07693299A patent/JP3434724B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100657910B1 (ko) | 2004-11-10 | 2006-12-14 | 삼성전자주식회사 | 멀티비트 플래시 메모리 소자, 그 동작 방법, 및 그 제조방법 |
KR100673105B1 (ko) | 2005-03-31 | 2007-01-22 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 소자의 수직형 트랜지스터 및 그의 형성 방법 |
US7524725B2 (en) | 2005-03-31 | 2009-04-28 | Hynix Semiconductor Inc. | Vertical transistor of semiconductor device and method for forming the same |
US7994568B2 (en) | 2005-03-31 | 2011-08-09 | Hynix Semiconductor Inc. | Vertical transistor of semiconductor device and method for forming the same |
KR100723527B1 (ko) | 2006-02-13 | 2007-05-30 | 삼성전자주식회사 | 수직 채널 트랜지스터를 구비한 반도체 소자의 제조방법 및그에 의해 제조된 반도체 소자 |
JP2012028678A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-09 | Unisantis Electronics Singapore Pte Ltd | 不揮発性半導体メモリトランジスタ、および、不揮発性半導体メモリの製造方法 |
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