JP2000267369A - 画像形成装置の濃度測定装置 - Google Patents
画像形成装置の濃度測定装置Info
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- JP2000267369A JP2000267369A JP11072627A JP7262799A JP2000267369A JP 2000267369 A JP2000267369 A JP 2000267369A JP 11072627 A JP11072627 A JP 11072627A JP 7262799 A JP7262799 A JP 7262799A JP 2000267369 A JP2000267369 A JP 2000267369A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像形成装置の濃度測定装置において、トナ
ー像を光学的に検知するフォトセンサの出力値が様々な
要因で変動することがあっても、その出力値を簡易な手
段でもって的確に補正して正確な濃度測定を可能にす
る。 【解決手段】 フォトセンサの濃度測定時におけるトナ
ー像の出力値Vpを下記補正式により補正した出力値V
nとして出力する出力補正手段を設けた。 Vn={(V20−V10)(Vp−V11)/(V22−V1
1)}+V10 (式中のV10は第1の補正基準点の初期段階における出
力値、V20は第2の補正基準点の初期段階における出力
値、V11は第1の補正基準点の濃度測定時における出力
値、V22は第2の補正基準点の濃度測定時における出力
値を示す)
ー像を光学的に検知するフォトセンサの出力値が様々な
要因で変動することがあっても、その出力値を簡易な手
段でもって的確に補正して正確な濃度測定を可能にす
る。 【解決手段】 フォトセンサの濃度測定時におけるトナ
ー像の出力値Vpを下記補正式により補正した出力値V
nとして出力する出力補正手段を設けた。 Vn={(V20−V10)(Vp−V11)/(V22−V1
1)}+V10 (式中のV10は第1の補正基準点の初期段階における出
力値、V20は第2の補正基準点の初期段階における出力
値、V11は第1の補正基準点の濃度測定時における出力
値、V22は第2の補正基準点の濃度測定時における出力
値を示す)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成装置において形成されるトナー像の濃度を
発光素子及び受光素子を有するフォトセンサにより光学
的に測定する濃度測定装置に係り、特に、そのフォトセ
ンサの出力変動に対する的確な補正が可能な濃度測定装
置に関するものである。
等の画像形成装置において形成されるトナー像の濃度を
発光素子及び受光素子を有するフォトセンサにより光学
的に測定する濃度測定装置に係り、特に、そのフォトセ
ンサの出力変動に対する的確な補正が可能な濃度測定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用した複写機、プリン
タ等の画像形成装置においては、一般に、感光体等の像
担持体上にトナー像を形成し、そのトナー像を最終的に
記録用紙等に転写して定着することにより画像形成を行
うようになっている。そして、このような画像形成装置
では、そのトナー像が予め設定した作像条件に沿って適
正にかつ安定して形成されることを維持させる必要性か
ら、例えば、像担持体上に制御用のトナー像(パッチ)
を形成してそのトナー像の濃度をフォトセンサにより光
学的に測定する濃度測定装置を設け、その濃度測定装置
の測定結果を作像条件を制御するための制御手段にフィ
ードバックさせて必要な作像条件について設定変更する
ように構成されている。
タ等の画像形成装置においては、一般に、感光体等の像
担持体上にトナー像を形成し、そのトナー像を最終的に
記録用紙等に転写して定着することにより画像形成を行
うようになっている。そして、このような画像形成装置
では、そのトナー像が予め設定した作像条件に沿って適
正にかつ安定して形成されることを維持させる必要性か
ら、例えば、像担持体上に制御用のトナー像(パッチ)
を形成してそのトナー像の濃度をフォトセンサにより光
学的に測定する濃度測定装置を設け、その濃度測定装置
の測定結果を作像条件を制御するための制御手段にフィ
ードバックさせて必要な作像条件について設定変更する
ように構成されている。
【0003】上記フォトセンサとしては、発光ダイオー
ド等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子とを備
え、その発光素子からの光を像担持体上の制御用トナー
像に照射し、そのときの透過光又は反射光(正反射光又
は拡散反射光)を受光素子で受光して得られる出力値か
ら制御用トナー像の濃度について測定するものが多く使
用されている。このうちトナー像からの反射光を測定す
るフォトセンサには、正反射光を受光するように構成さ
れた正反射型のセンサと、拡散反射光を受光するように
構成された拡散反射型のセンサとがある。そして一般
に、正反射型のセンサは黒トナー又はカラートナーから
なるトナー像の濃度測定に使用され、拡散反射型のセン
サは黒以外のカラートナーからなるトナー像の濃度測定
に使用される。
ド等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子とを備
え、その発光素子からの光を像担持体上の制御用トナー
像に照射し、そのときの透過光又は反射光(正反射光又
は拡散反射光)を受光素子で受光して得られる出力値か
ら制御用トナー像の濃度について測定するものが多く使
用されている。このうちトナー像からの反射光を測定す
るフォトセンサには、正反射光を受光するように構成さ
れた正反射型のセンサと、拡散反射光を受光するように
構成された拡散反射型のセンサとがある。そして一般
に、正反射型のセンサは黒トナー又はカラートナーから
なるトナー像の濃度測定に使用され、拡散反射型のセン
サは黒以外のカラートナーからなるトナー像の濃度測定
に使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
画像形成装置における濃度測定装置においては、そのフ
ォトセンサの発光素子や受光素子の感度が温度等の環境
変化や素子そのものの経時的劣化やトナー等の付着汚れ
等が原因で変動したり、あるいは、トナー像が形成され
る像担持体の表面の汚れや傷等が原因でフォトセンサの
出力値が変動してしまい、これにより、初期の性能が維
持されず正確な濃度測定が困難となり、ひいては正確な
作像条件の制御もできなくなるという問題があった。
画像形成装置における濃度測定装置においては、そのフ
ォトセンサの発光素子や受光素子の感度が温度等の環境
変化や素子そのものの経時的劣化やトナー等の付着汚れ
等が原因で変動したり、あるいは、トナー像が形成され
る像担持体の表面の汚れや傷等が原因でフォトセンサの
出力値が変動してしまい、これにより、初期の性能が維
持されず正確な濃度測定が困難となり、ひいては正確な
作像条件の制御もできなくなるという問題があった。
【0005】また、このようなフォトセンサの出力変動
は、大別すると、下記3つのタイプのものに分類される
が、実際にはこれら各タイプの変動が複合して発生する
ことが多い。 トナー像の濃度が低いほど大きく変動する(ゲイン
変動型)タイプ(図14)。この場合の変動原因は、
主に、トナー像が形成される部材(ドラム、ベルト等)
の表面の汚れや傷の存在等である。 センサ出力が大きくなるほど大きく変動する(ゲイ
ン変動型)タイプ(図14)。この場合の変動原因
は、主に、発光又は受光素子の汚れや発光素子の光量変
動等である。 センサ出力が全体的にほぼ同レベルで変動する(オ
フセット変動型)タイプ(図14)。この場合の変動
原因は、主に、フォトセンサの周囲温度の変動等であ
る。図14中の実線が初期段階における正常な特性を示
し、点線が変動した現在の特性又は合成後の特性を示す
(この図以外で出力値の変動を示す出力特性図において
も同様である)。
は、大別すると、下記3つのタイプのものに分類される
が、実際にはこれら各タイプの変動が複合して発生する
ことが多い。 トナー像の濃度が低いほど大きく変動する(ゲイン
変動型)タイプ(図14)。この場合の変動原因は、
主に、トナー像が形成される部材(ドラム、ベルト等)
の表面の汚れや傷の存在等である。 センサ出力が大きくなるほど大きく変動する(ゲイ
ン変動型)タイプ(図14)。この場合の変動原因
は、主に、発光又は受光素子の汚れや発光素子の光量変
動等である。 センサ出力が全体的にほぼ同レベルで変動する(オ
フセット変動型)タイプ(図14)。この場合の変動
原因は、主に、フォトセンサの周囲温度の変動等であ
る。図14中の実線が初期段階における正常な特性を示
し、点線が変動した現在の特性又は合成後の特性を示す
(この図以外で出力値の変動を示す出力特性図において
も同様である)。
【0006】一方、従来においては、濃度測定装置にお
けるフォトセンサの出力変動を解決するため、以下のよ
うな各種の対策手段が提案されているが、そのいずれも
何らかの課題があり、十分に満足のできるものではなか
った。また、特に前記タイプ〜の出力変動が複合し
て発生した場合には、その出力変動を的確に補正するこ
とができるものが存在していなかった。
けるフォトセンサの出力変動を解決するため、以下のよ
うな各種の対策手段が提案されているが、そのいずれも
何らかの課題があり、十分に満足のできるものではなか
った。また、特に前記タイプ〜の出力変動が複合し
て発生した場合には、その出力変動を的確に補正するこ
とができるものが存在していなかった。
【0007】例えば、特開平4−14060号公報に
は、トナー像を検出したときのフォトセンサの出力値V
pを、そのトナー像が形成される感光体等の像担持体の
(トナー像のない清浄な状態にある)表面の出力値Vc
で除した比(Vp/Vc)を基準値にし、この基準値と
前記出力値Vpとを比較して画像形成のプロセス条件を
補正することにより、汚れ等による出力変動を排除して
出力値の安定化を図る手段が示されている。
は、トナー像を検出したときのフォトセンサの出力値V
pを、そのトナー像が形成される感光体等の像担持体の
(トナー像のない清浄な状態にある)表面の出力値Vc
で除した比(Vp/Vc)を基準値にし、この基準値と
前記出力値Vpとを比較して画像形成のプロセス条件を
補正することにより、汚れ等による出力変動を排除して
出力値の安定化を図る手段が示されている。
【0008】しかし、この従来例では、正反射型のフォ
トセンサを使用しトナー像を反射率の低いベルト等の部
材上で検知する場合には、その部材からのセンサ出力値
Vcがほぼゼロとなってしまい、比(Vp/Vc)を使
用することが困難となって出力変動の補正ができないと
いう課題がある。また、拡散反射型のフォトセンサを使
用した場合には、トナー像を形成する部材からの拡散反
射光のレベルが低いため、その部材からのセンサ出力値
Vcがほぼゼロとなってしまい、特に前記タイプのよ
うな出力変動を検出することも、その出力変動の補正も
できないという課題がある。さらに、前記タイプ〜
の出力変動が複合して発生した場合には、トナー像検出
時の出力値Vpと比(Vp/Vc)とを対比するだけで
は、その出力変動を的確に補正することができないとい
う課題もある。
トセンサを使用しトナー像を反射率の低いベルト等の部
材上で検知する場合には、その部材からのセンサ出力値
Vcがほぼゼロとなってしまい、比(Vp/Vc)を使
用することが困難となって出力変動の補正ができないと
いう課題がある。また、拡散反射型のフォトセンサを使
用した場合には、トナー像を形成する部材からの拡散反
射光のレベルが低いため、その部材からのセンサ出力値
Vcがほぼゼロとなってしまい、特に前記タイプのよ
うな出力変動を検出することも、その出力変動の補正も
できないという課題がある。さらに、前記タイプ〜
の出力変動が複合して発生した場合には、トナー像検出
時の出力値Vpと比(Vp/Vc)とを対比するだけで
は、その出力変動を的確に補正することができないとい
う課題もある。
【0009】また、特開平4−260077号公報に
は、フォトセンサの表面を定期的に清掃部材により清掃
し、そのセンサ表面の汚れを除去する手段が示されてい
る。しかし、この従来例の場合は、前記タイプのセン
サ汚れに起因した出力変動には対応することができる
が、発光素子の光量変動や他のタイプ、の変動が発
生した場合やそれら各タイプの変動が複合して発生した
場合には、それらの出力変動を補正できないという課題
がある。
は、フォトセンサの表面を定期的に清掃部材により清掃
し、そのセンサ表面の汚れを除去する手段が示されてい
る。しかし、この従来例の場合は、前記タイプのセン
サ汚れに起因した出力変動には対応することができる
が、発光素子の光量変動や他のタイプ、の変動が発
生した場合やそれら各タイプの変動が複合して発生した
場合には、それらの出力変動を補正できないという課題
がある。
【0010】さらに、実公平8−679号公報には、発
光素子の光量をモニタ手段により検出し、その検出結果
と基準発光量との偏差を解消するように光量調整手段に
より発光素子の基準光量を調整した後、発光素子からの
調整後の光によりトナー像から反射される光を受光素子
により検出した結果と基準受光量との偏差を解消するよ
うに受光素子における受光信号を補正し、これにより、
発光素子の劣化および感光材の劣化に影響されることな
く、濃度検出を正確に行えるようにした濃度検出装置が
示されている。しかし、この従来例の場合は、前記タイ
プの発光素子の光量変動等について補正することが可
能であるものの、前記タイプ等の出力変動については
補正できない等の課題がある。
光素子の光量をモニタ手段により検出し、その検出結果
と基準発光量との偏差を解消するように光量調整手段に
より発光素子の基準光量を調整した後、発光素子からの
調整後の光によりトナー像から反射される光を受光素子
により検出した結果と基準受光量との偏差を解消するよ
うに受光素子における受光信号を補正し、これにより、
発光素子の劣化および感光材の劣化に影響されることな
く、濃度検出を正確に行えるようにした濃度検出装置が
示されている。しかし、この従来例の場合は、前記タイ
プの発光素子の光量変動等について補正することが可
能であるものの、前記タイプ等の出力変動については
補正できない等の課題がある。
【0011】従って、本発明の目的は、使用するフォト
センサの種類に制約されることなく、上記したようなタ
イプ〜のいずれかの出力変動やそれらが複合した出
力変動でも簡易な手段でもって的確に補正して、かかる
出力変動のない正確な濃度測定を行うことが可能な画像
形成装置の濃度測定装置を提供することにある。
センサの種類に制約されることなく、上記したようなタ
イプ〜のいずれかの出力変動やそれらが複合した出
力変動でも簡易な手段でもって的確に補正して、かかる
出力変動のない正確な濃度測定を行うことが可能な画像
形成装置の濃度測定装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成し得る
本発明は、画像形成装置内で形成されるトナー像に発光
素子から光を照射してそのトナー像で反射される反射光
又はそのトナー像を透過する透過光を受光素子により受
光するフォトセンサを備え、このフォトセンサの受光素
子の出力値に基づいてトナー像の濃度を測定する濃度測
定装置において、前記フォトセンサの予め設定する第1
の補正基準点及び第2の補正基準点の出力値を使用し、
そのフォトセンサの濃度測定時における前記トナー像の
出力値Vpを下記補正式により補正した出力値Vnとし
て出力する出力補正手段、 Vn={(V20−V10)(Vp−V11)/(V22−V1
1)}+V10 (式中のV10は第1の補正基準点の初期段階における出
力値、V20は第2の補正基準点の初期段階における出力
値、V11は第1の補正基準点の濃度測定時における出力
値、V22は第2の補正基準点の濃度測定時における出力
値を示す)を具備するものである。
本発明は、画像形成装置内で形成されるトナー像に発光
素子から光を照射してそのトナー像で反射される反射光
又はそのトナー像を透過する透過光を受光素子により受
光するフォトセンサを備え、このフォトセンサの受光素
子の出力値に基づいてトナー像の濃度を測定する濃度測
定装置において、前記フォトセンサの予め設定する第1
の補正基準点及び第2の補正基準点の出力値を使用し、
そのフォトセンサの濃度測定時における前記トナー像の
出力値Vpを下記補正式により補正した出力値Vnとし
て出力する出力補正手段、 Vn={(V20−V10)(Vp−V11)/(V22−V1
1)}+V10 (式中のV10は第1の補正基準点の初期段階における出
力値、V20は第2の補正基準点の初期段階における出力
値、V11は第1の補正基準点の濃度測定時における出力
値、V22は第2の補正基準点の濃度測定時における出力
値を示す)を具備するものである。
【0013】ここで、出力補正手段における補正式につ
いて説明する。
いて説明する。
【0014】まず、前記した濃度測定装置におけるフォ
トセンサの各タイプの変動のうち、前記タイプのよう
なオフセット型変動については、正反射型又は拡散反射
型の方式の違いに関係なく、そのオフセット変動した分
の値をトナー像のセンサ出力値から一律に差し引くか加
えることで、かかるオフセット型変動の補正を行うこと
が可能となる。
トセンサの各タイプの変動のうち、前記タイプのよう
なオフセット型変動については、正反射型又は拡散反射
型の方式の違いに関係なく、そのオフセット変動した分
の値をトナー像のセンサ出力値から一律に差し引くか加
えることで、かかるオフセット型変動の補正を行うこと
が可能となる。
【0015】次に、前記タイプ、のようなゲイン型
変動についてみると、正反射型センサでのゲイン型変動
では、図14に示すように、その各出力変動の大きく発
生する領域がいずれもトナー量の少ない側の領域で共通
していることから、前記した従来技術のようにこのトナ
ー量が少ない状態かまったく無い状態での出力値とトナ
ー像のセンサ出力値との比をとることである程度の補正
が可能となる。
変動についてみると、正反射型センサでのゲイン型変動
では、図14に示すように、その各出力変動の大きく発
生する領域がいずれもトナー量の少ない側の領域で共通
していることから、前記した従来技術のようにこのトナ
ー量が少ない状態かまったく無い状態での出力値とトナ
ー像のセンサ出力値との比をとることである程度の補正
が可能となる。
【0016】これに対し、拡散反射型センサでのゲイン
型変動では、そのタイプ、の各出力変動の大きく発
生する領域がトナー量の少ない側の領域又はトナー量の
多い側の領域というように互いに異なっているため、前
記した従来技術のように単にこのトナー量が少ない状態
かまったく無い状態での出力値とトナー像のセンサ出力
値との比をとるだけでは補正することができない。
型変動では、そのタイプ、の各出力変動の大きく発
生する領域がトナー量の少ない側の領域又はトナー量の
多い側の領域というように互いに異なっているため、前
記した従来技術のように単にこのトナー量が少ない状態
かまったく無い状態での出力値とトナー像のセンサ出力
値との比をとるだけでは補正することができない。
【0017】ところが、この拡散反射型センサにおける
タイプ、の2つの出力変動を合成すると、図15の
下部に示すように、あたかもタイプやのゲイン型変
動とタイプのオフセット型変動を合成した場合と類似
した特性を示す変動結果となる。
タイプ、の2つの出力変動を合成すると、図15の
下部に示すように、あたかもタイプやのゲイン型変
動とタイプのオフセット型変動を合成した場合と類似
した特性を示す変動結果となる。
【0018】そこで、本発明者らは、この合成した場合
の出力変動のことに着目し、そのオフセット型変動分の
補正とゲイン型変動分の補正をそれぞれ行うことによ
り、前記タイプ〜の各出力変動が個々に発生した場
合やそれらが複合して発生した場合でも、トナー像の出
力値を変動分のない正確な値に補正することができるこ
とを見出したものである。また、そのオフセット型変動
分の補正は、ある特定の測定点での初期段階における出
力値とその濃度測定時(現在)における出力値との差を
求めて補正すればよく、一方のゲイン型変動分の補正
は、ある別の特定の測定点での初期段階における出力値
とその濃度測定時における出力値との増減割合を求めて
補正すればよいことをも見出した。
の出力変動のことに着目し、そのオフセット型変動分の
補正とゲイン型変動分の補正をそれぞれ行うことによ
り、前記タイプ〜の各出力変動が個々に発生した場
合やそれらが複合して発生した場合でも、トナー像の出
力値を変動分のない正確な値に補正することができるこ
とを見出したものである。また、そのオフセット型変動
分の補正は、ある特定の測定点での初期段階における出
力値とその濃度測定時(現在)における出力値との差を
求めて補正すればよく、一方のゲイン型変動分の補正
は、ある別の特定の測定点での初期段階における出力値
とその濃度測定時における出力値との増減割合を求めて
補正すればよいことをも見出した。
【0019】すなわち、図12に示すように拡散反射型
センサにおいて前記タイプ〜の各出力変動が複合し
て発生した場合に、その各出力変動をすべて合成する
と、最終的に図12の最下部に示すような特性線(二点
鎖線)になるが、このような特性線で示される出力
変動を「オフセット型変動分の補正」と「ゲイン型変動
分の補正」をこの順に行って全体の出力補正を行う場合
を例にあげて具体的に説明する。
センサにおいて前記タイプ〜の各出力変動が複合し
て発生した場合に、その各出力変動をすべて合成する
と、最終的に図12の最下部に示すような特性線(二点
鎖線)になるが、このような特性線で示される出力
変動を「オフセット型変動分の補正」と「ゲイン型変動
分の補正」をこの順に行って全体の出力補正を行う場合
を例にあげて具体的に説明する。
【0020】はじめに、図13aに示すように、オセッ
ト型変動分の補正用としての第1の補正基準点G1を例
えばトナー像のない像担持体(感光ドラムやベルト、中
間転写ベルトやドラム、用紙搬送ベルトやドラム、記録
紙など)に設定し、ゲイン型変動の補正用としての第2
の補正基準点G2を例えばある特定のトナー量の測定点
に設定する。また、第1の補正基準点G1の初期段階に
おける出力値をV10、その濃度測定時における出力値を
V11とし、第2の補正基準点G2の初期段階における出
力値をV20、その濃度測定時における出力値をV22とす
る。さらに、トナー像の濃度測定時における出力値Vp
とした場合、その正常な出力値、すなわち補正した後の
出力値をVnとする。
ト型変動分の補正用としての第1の補正基準点G1を例
えばトナー像のない像担持体(感光ドラムやベルト、中
間転写ベルトやドラム、用紙搬送ベルトやドラム、記録
紙など)に設定し、ゲイン型変動の補正用としての第2
の補正基準点G2を例えばある特定のトナー量の測定点
に設定する。また、第1の補正基準点G1の初期段階に
おける出力値をV10、その濃度測定時における出力値を
V11とし、第2の補正基準点G2の初期段階における出
力値をV20、その濃度測定時における出力値をV22とす
る。さらに、トナー像の濃度測定時における出力値Vp
とした場合、その正常な出力値、すなわち補正した後の
出力値をVnとする。
【0021】そして、まず、この合成した特性線にお
けるオフセット型変動分を第1の補正基準点G1に基づ
いて行う。この場合、図13bに示すように、第1の補
正基準点G1における現在の出力値V11とその初期段階
における出力値V10との差(V11−V10)だけ、特性線
を出力値V10側にむけて平行にシフトさせた点線が
オフセット補正した後の特性線となる。このオフセット
補正後におけるトナー像の出力値をVp1とすると、この
オフセット補正後の出力値Vp1は下記の式(a)で表
される。 Vp1=Vp−(V11−V10) …(a)
けるオフセット型変動分を第1の補正基準点G1に基づ
いて行う。この場合、図13bに示すように、第1の補
正基準点G1における現在の出力値V11とその初期段階
における出力値V10との差(V11−V10)だけ、特性線
を出力値V10側にむけて平行にシフトさせた点線が
オフセット補正した後の特性線となる。このオフセット
補正後におけるトナー像の出力値をVp1とすると、この
オフセット補正後の出力値Vp1は下記の式(a)で表
される。 Vp1=Vp−(V11−V10) …(a)
【0022】次に、このオフセット補正した後の特性線
におけるゲイン型変動分を第2の補正基準点G2に基
づいて行う。この場合、図13cに示すように、第2の
補正基準点G2のオフセット補正後における出力値をV
21とすると、このゲイン補正後におけるトナー像の出力
値、即ち正常な出力値Vnは下記の式(b)で表され
る。 Vn={(V20−V10)(Vp1−V10)/(V21−V10) }+V10 …(b) また、図13bよりV21は下記の式(c)で表される。 V21=(V22−V11)+V10 …(c)
におけるゲイン型変動分を第2の補正基準点G2に基
づいて行う。この場合、図13cに示すように、第2の
補正基準点G2のオフセット補正後における出力値をV
21とすると、このゲイン補正後におけるトナー像の出力
値、即ち正常な出力値Vnは下記の式(b)で表され
る。 Vn={(V20−V10)(Vp1−V10)/(V21−V10) }+V10 …(b) また、図13bよりV21は下記の式(c)で表される。 V21=(V22−V11)+V10 …(c)
【0023】従って、補正後のトナー像の出力値Vn
は、上記の式(b)に上記の式(a)と式(c)を代入
して変形することにより、前記した補正式のように表さ
れる。これにより、変動した現在のトナー像の出力値V
pを前記した補正式にあてはめて算出することにより、
正常な出力値に補正された出力値Vnとして得られるこ
とがわかる。なお、前記補正式は、上記合成した特性線
におけるゲイン型変動分を第2の補正基準点G2に基
づいて補正した後、そのゲイン補正した後の特性線にお
けるオフセット型変動分を第1の補正基準点G1に基づ
いて補正するという手順で各算出式を立てて求めた場合
にも、ほぼ同様に導き出される。
は、上記の式(b)に上記の式(a)と式(c)を代入
して変形することにより、前記した補正式のように表さ
れる。これにより、変動した現在のトナー像の出力値V
pを前記した補正式にあてはめて算出することにより、
正常な出力値に補正された出力値Vnとして得られるこ
とがわかる。なお、前記補正式は、上記合成した特性線
におけるゲイン型変動分を第2の補正基準点G2に基
づいて補正した後、そのゲイン補正した後の特性線にお
けるオフセット型変動分を第1の補正基準点G1に基づ
いて補正するという手順で各算出式を立てて求めた場合
にも、ほぼ同様に導き出される。
【0024】また、この出力補正手段における第1の補
正基準点及び第2の補正基準点は、トナー像の出力値
(Vp,Vn)とは異なる出力値が得られる測定点とな
り得るものであれば特に制約されるものではなく任意に
設定される。ちなみに、この第1及び第2の補正基準点
は、いずれか一方をオフセット補正用の基準(測定)点
として適した内容のものを設定し、その他方をゲイン補
正用の基準(測定)点として適した内容のものを設定す
るとよい。また、この第1及び第2の補正基準点の初期
段階における出力値V10,V20は、濃度測定装置(フォ
トセンサ)を画像形成装置に装着してセットアップする
ときの値であるが、フォトセンサの発光素子及び受光素
子の初期特性(基準となり得る特性)を測定できるタイ
ミングであれば、上記セットアップ時以外の時期であっ
てもよい。
正基準点及び第2の補正基準点は、トナー像の出力値
(Vp,Vn)とは異なる出力値が得られる測定点とな
り得るものであれば特に制約されるものではなく任意に
設定される。ちなみに、この第1及び第2の補正基準点
は、いずれか一方をオフセット補正用の基準(測定)点
として適した内容のものを設定し、その他方をゲイン補
正用の基準(測定)点として適した内容のものを設定す
るとよい。また、この第1及び第2の補正基準点の初期
段階における出力値V10,V20は、濃度測定装置(フォ
トセンサ)を画像形成装置に装着してセットアップする
ときの値であるが、フォトセンサの発光素子及び受光素
子の初期特性(基準となり得る特性)を測定できるタイ
ミングであれば、上記セットアップ時以外の時期であっ
てもよい。
【0025】例えば、この第1の補正基準点又は第2の
補正基準点の出力値としては、トナー像を照射する発光
素子を消灯したときの受光素子の出力値や、トナー像が
形成される部材の表面に発光素子から光を照射したとき
の受光素子の出力値を使用することができる。この他に
も、前記フォトセンサの内部又は外部に基準反射面を設
けた場合には、その基準反射面に発光素子から光を照射
したときの受光素子の出力値を使用したり、あるいは、
前記フォトセンサに前記トナー像に光を照射する発光素
子の発光量をモニターする受光素子を設けた場合には、
そのモニター用の受光素子の出力値を使用することがで
きる。そして、第1の補正基準点又は第2の補正基準点
の出力値は、この例示した各出力値を適宜組み合わせて
使用することも可能である。
補正基準点の出力値としては、トナー像を照射する発光
素子を消灯したときの受光素子の出力値や、トナー像が
形成される部材の表面に発光素子から光を照射したとき
の受光素子の出力値を使用することができる。この他に
も、前記フォトセンサの内部又は外部に基準反射面を設
けた場合には、その基準反射面に発光素子から光を照射
したときの受光素子の出力値を使用したり、あるいは、
前記フォトセンサに前記トナー像に光を照射する発光素
子の発光量をモニターする受光素子を設けた場合には、
そのモニター用の受光素子の出力値を使用することがで
きる。そして、第1の補正基準点又は第2の補正基準点
の出力値は、この例示した各出力値を適宜組み合わせて
使用することも可能である。
【0026】そして、このような出力補正手段を備えた
濃度測定装置におけるフォトセンサは、拡散反射型のフ
ォトセンサ(正反射型のフォトセンサと併用する構造の
ものを含む)に対して最も効果があるが、正反射型のフ
ォトセンサや光透過型のフォトセンサであってもよい。
また、この濃度測定装置は、測定対象であるトナー像を
フォトセンサにて光学的に測定可能であればそのトナー
像が形成される部材(担持体)については特に限定され
るものではない。その部材としては、例えば、感光ドラ
ム又はベルト、中間転写ベルト又はドラム、用紙搬送ベ
ルト又はドラム、記録用紙等が適用可能である。
濃度測定装置におけるフォトセンサは、拡散反射型のフ
ォトセンサ(正反射型のフォトセンサと併用する構造の
ものを含む)に対して最も効果があるが、正反射型のフ
ォトセンサや光透過型のフォトセンサであってもよい。
また、この濃度測定装置は、測定対象であるトナー像を
フォトセンサにて光学的に測定可能であればそのトナー
像が形成される部材(担持体)については特に限定され
るものではない。その部材としては、例えば、感光ドラ
ム又はベルト、中間転写ベルト又はドラム、用紙搬送ベ
ルト又はドラム、記録用紙等が適用可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0028】[実施の形態1]図1は、本発明の一実施
形態に係る濃度測定装置の概要図である。この濃度測定
装置1は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ等
のカラー画像形成装置における像担持体(主に中間転写
ベルト又はドラム、用紙搬送ベルト又はドラムなど)2
に形成される作像条件制御用のトナー像(パッチ)T
patch の濃度を光学的に検知するフォトセンサ4と、こ
のフォトセンサ4の動作や出力信号を制御するセンサコ
ントローラ5とを備えたものである。このうちフォトセ
ンサ4は、トナー像Tpatch が形成される上記像担持体
2の表面と対向した状態で配置される。
形態に係る濃度測定装置の概要図である。この濃度測定
装置1は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ等
のカラー画像形成装置における像担持体(主に中間転写
ベルト又はドラム、用紙搬送ベルト又はドラムなど)2
に形成される作像条件制御用のトナー像(パッチ)T
patch の濃度を光学的に検知するフォトセンサ4と、こ
のフォトセンサ4の動作や出力信号を制御するセンサコ
ントローラ5とを備えたものである。このうちフォトセ
ンサ4は、トナー像Tpatch が形成される上記像担持体
2の表面と対向した状態で配置される。
【0029】フォトセンサ4は、発光ダイオード等から
なる正反射用の発光素子41及び拡散反射用の発光素子
42と、これら2つの発光素子41、42からそれぞれ
発せられる照射光が上記像担持体2上のトナー像T
patch で反射される反射光を共に受光し得るフォトダイ
オード等からなる共用の受光素子43と、これら発光素
子41、42及び受光素子43を収容設置して支持する
遮光性のセンサホルダ(支持体)44とでその主要部が
構成されている。
なる正反射用の発光素子41及び拡散反射用の発光素子
42と、これら2つの発光素子41、42からそれぞれ
発せられる照射光が上記像担持体2上のトナー像T
patch で反射される反射光を共に受光し得るフォトダイ
オード等からなる共用の受光素子43と、これら発光素
子41、42及び受光素子43を収容設置して支持する
遮光性のセンサホルダ(支持体)44とでその主要部が
構成されている。
【0030】そして、このフォトセンサ4は、正反射用
の発光素子41から発せられる照射光H1 (図中の矢付
き一点鎖線等はその各光の光軸及び進行方向を示す。以
後も同様である)がトナー像Tpatch で反射されたとき
の正反射光H2 を共用の受光素子43により受光させる
ことにより「正反射型のセンサ」として使用することが
できるとともに、拡散反射用の発光素子42から発せら
れる照射光H3 がトナー像Tpatch で反射されたときの
所定の拡散反射光H4 を共用の受光素子43により受光
させることにより「拡散反射型のセンサ」としても使用
することができるようになっている。図中の45aは発
光素子41の出光用光路、45bは発光素子42の出光
用光路、45cは受光素子43の入光用光路、46はホ
ルダ44に形成される各光路45a〜cの開口を覆っ
て、その各光路内にトナー等の異物が侵入するのを防ぐ
ための光透過性の防塵部材である。
の発光素子41から発せられる照射光H1 (図中の矢付
き一点鎖線等はその各光の光軸及び進行方向を示す。以
後も同様である)がトナー像Tpatch で反射されたとき
の正反射光H2 を共用の受光素子43により受光させる
ことにより「正反射型のセンサ」として使用することが
できるとともに、拡散反射用の発光素子42から発せら
れる照射光H3 がトナー像Tpatch で反射されたときの
所定の拡散反射光H4 を共用の受光素子43により受光
させることにより「拡散反射型のセンサ」としても使用
することができるようになっている。図中の45aは発
光素子41の出光用光路、45bは発光素子42の出光
用光路、45cは受光素子43の入光用光路、46はホ
ルダ44に形成される各光路45a〜cの開口を覆っ
て、その各光路内にトナー等の異物が侵入するのを防ぐ
ための光透過性の防塵部材である。
【0031】一方、センサコントローラ5は、基本的
に、各発光素子41、42の発光動作等を制御したり、
受光素子43の受光による出力値を必要に応じて予め設
定された制御プログラムにしたがって補正処理し、その
補正後の出力値をセンサの検知結果として画像形成装置
の画像形成プロセス条件を制御する処理を行うための中
央制御部等に送信するようになっている。
に、各発光素子41、42の発光動作等を制御したり、
受光素子43の受光による出力値を必要に応じて予め設
定された制御プログラムにしたがって補正処理し、その
補正後の出力値をセンサの検知結果として画像形成装置
の画像形成プロセス条件を制御する処理を行うための中
央制御部等に送信するようになっている。
【0032】そして、このセンサコントローラ5には、
フォトセンサ4の出力値が前述したように変動してその
変動により濃度測定に誤差が発生するのを防止するため
に、図1に示すようなフォトセンサ4の出力値について
所定の出力補正処理を行う出力補正回路50が組み込ま
れている。すなわち、この出力補正回路50では、図3
等に示すように、濃度検出時にフォトセンサ4によって
測定される制御用トナー像Tpatch に関する出力値Vp
を下記補正式によって補正し、出力値Vnとして算出す
る出力補正処理が行われるようになっている。 Vn={(V20−V10)(Vp−V11)/(V22−V1
1)}+V10
フォトセンサ4の出力値が前述したように変動してその
変動により濃度測定に誤差が発生するのを防止するため
に、図1に示すようなフォトセンサ4の出力値について
所定の出力補正処理を行う出力補正回路50が組み込ま
れている。すなわち、この出力補正回路50では、図3
等に示すように、濃度検出時にフォトセンサ4によって
測定される制御用トナー像Tpatch に関する出力値Vp
を下記補正式によって補正し、出力値Vnとして算出す
る出力補正処理が行われるようになっている。 Vn={(V20−V10)(Vp−V11)/(V22−V1
1)}+V10
【0033】この補正式中において、V10は第1の補正
基準点G1である発光素子41、42を消灯したときの
初期段階(この実施形態ではセットアップ時)における
受光素子43の出力値、V20は第2の補正基準点G2で
ある像担持体2表面(トナー像Tpatch の形成されてい
ないときの表面)の初期段階における受光素子43の出
力値である。また、同式中において、V11は発光素子4
1、42を消灯したときの濃度測定時における発光素子
43の出力値、V22は像担持体2表面(トナー像T
patch の形成されていないときの表面)の濃度測定時に
おける発光素子43の出力値である。
基準点G1である発光素子41、42を消灯したときの
初期段階(この実施形態ではセットアップ時)における
受光素子43の出力値、V20は第2の補正基準点G2で
ある像担持体2表面(トナー像Tpatch の形成されてい
ないときの表面)の初期段階における受光素子43の出
力値である。また、同式中において、V11は発光素子4
1、42を消灯したときの濃度測定時における発光素子
43の出力値、V22は像担持体2表面(トナー像T
patch の形成されていないときの表面)の濃度測定時に
おける発光素子43の出力値である。
【0034】また、この出力補正回路50を備えたセン
サコントローラ5では、前記補正式で使用する初期段階
における出力値V10、V20をフォトセンサ4のセットア
ップ時においてそれぞれ測定し、その各値を例えば出力
補正回路50等の記憶部に記憶させるようになってい
る。すなわち、出力値V10については、セットアップ時
において発光素子41、42を消灯した状態での受光素
子43の出力値を予め測定することで求められ、出力値
V20についても、セットアップ時においてトナー像T
patch を形成していない像担持体2の表面に発光素子4
2(41)から光を照射した状態での受光素子43の出
力値を予め測定することで求める。さらに、前記補正式
で使用する濃度測定時における出力値V11、V22の測定
を、トナー像Tpatch のセンサ測定の直前に、実行する
ようになっている。ここで、出力値V11、V22の測定時
期は、上記トナー像Tpatch のセンサ測定と同じ時期が
好ましく、この観点からはそのセンサ測定の直後であっ
てもよいが、そのトナー像Tpa tch のセンサ測定の直前
又は直後という時期が困難である場合には、そのトナー
像Tpatch のセンサ測定時期に近い他のタイミングであ
ってもかまわない(例えば、そのセンサ測定時期に近い
通常の画像形成動作(ジョブ)の前後や、画像形成装置
本体の電源投入時や、他の予め設定する所定の時期)。
サコントローラ5では、前記補正式で使用する初期段階
における出力値V10、V20をフォトセンサ4のセットア
ップ時においてそれぞれ測定し、その各値を例えば出力
補正回路50等の記憶部に記憶させるようになってい
る。すなわち、出力値V10については、セットアップ時
において発光素子41、42を消灯した状態での受光素
子43の出力値を予め測定することで求められ、出力値
V20についても、セットアップ時においてトナー像T
patch を形成していない像担持体2の表面に発光素子4
2(41)から光を照射した状態での受光素子43の出
力値を予め測定することで求める。さらに、前記補正式
で使用する濃度測定時における出力値V11、V22の測定
を、トナー像Tpatch のセンサ測定の直前に、実行する
ようになっている。ここで、出力値V11、V22の測定時
期は、上記トナー像Tpatch のセンサ測定と同じ時期が
好ましく、この観点からはそのセンサ測定の直後であっ
てもよいが、そのトナー像Tpa tch のセンサ測定の直前
又は直後という時期が困難である場合には、そのトナー
像Tpatch のセンサ測定時期に近い他のタイミングであ
ってもかまわない(例えば、そのセンサ測定時期に近い
通常の画像形成動作(ジョブ)の前後や、画像形成装置
本体の電源投入時や、他の予め設定する所定の時期)。
【0035】このような濃度測定装置による濃度測定
は、予め設定された時期(例えば画像形成装置本体の電
源投入時や、規定時間が到来した時や、画像形成枚数の
規定枚数に到達した時等)に行われるようになってい
る。また、その濃度測定時に形成される制御用のトナー
像Tpatch は、画像形成装置の作像システムによって所
定の濃度や寸法形状からなる各色の単色トナー像として
像担持体2上に形成され、その後、像担持体2の移動に
ともなってフォトセンサ4の直下を通過する際に検知さ
れるようになっている。ちなみに、この実施の形態で
は、トナー像Tpatchは主に黒トナー以外のカラートナ
ーにて形成されるが、黒トナーにて形成されるものであ
ってもよい。
は、予め設定された時期(例えば画像形成装置本体の電
源投入時や、規定時間が到来した時や、画像形成枚数の
規定枚数に到達した時等)に行われるようになってい
る。また、その濃度測定時に形成される制御用のトナー
像Tpatch は、画像形成装置の作像システムによって所
定の濃度や寸法形状からなる各色の単色トナー像として
像担持体2上に形成され、その後、像担持体2の移動に
ともなってフォトセンサ4の直下を通過する際に検知さ
れるようになっている。ちなみに、この実施の形態で
は、トナー像Tpatchは主に黒トナー以外のカラートナ
ーにて形成されるが、黒トナーにて形成されるものであ
ってもよい。
【0036】次に、この濃度測定装置1の動作とその濃
度測定に基づく画像形成装置側の制御動作について、図
2のフローチャート等を参照しながら説明する。
度測定に基づく画像形成装置側の制御動作について、図
2のフローチャート等を参照しながら説明する。
【0037】まず、濃度測定装置1では、前記したよう
に予め設定された濃度測定時期が到来したものと判断さ
れると(ステップ1:S1)、そのフォトセンサ4によ
る濃度測定と出力補正回路50による出力補正処理が実
行される(S2)。
に予め設定された濃度測定時期が到来したものと判断さ
れると(ステップ1:S1)、そのフォトセンサ4によ
る濃度測定と出力補正回路50による出力補正処理が実
行される(S2)。
【0038】初めに、図3に示すように、濃度測定装置
1により濃度計測時における出力値V11及びV22の測定
が行われる(S10)。出力値V11については、フォト
センサ4における発光素子41、42を消灯させた状態
での受光素子43の出力値を測定することで求められ、
出力値V22については、像担持体2の表面に発光素子4
2(41)から光を照射した状態での受光素子43の出
力値を測定することで求められる。
1により濃度計測時における出力値V11及びV22の測定
が行われる(S10)。出力値V11については、フォト
センサ4における発光素子41、42を消灯させた状態
での受光素子43の出力値を測定することで求められ、
出力値V22については、像担持体2の表面に発光素子4
2(41)から光を照射した状態での受光素子43の出
力値を測定することで求められる。
【0039】続いて、濃度測定動作として、画像形成装
置により像担持体2上にカラートナーからなる所定の制
御用トナー像(パッチ)Tpatch が形成され、そのトナ
ー像Tpatch のフォトセンサ4による測定が行われる
(S11)。すなわち、トナー像Tpatch がカラートナ
ーからなるものであるため、フォトセンサ4が「拡散反
射型のセンサ」として使用されて測定が行われ、具体的
には、そのトナー像Tpa tch に拡散反射用の発光素子4
2から光H3 を照射し、そのトナー像Tpatch からの拡
散反射光H4 を共用の受光素子43に受光させるように
なっている。これにより、トナー像Tpatch に関する出
力値Vpが得られる。
置により像担持体2上にカラートナーからなる所定の制
御用トナー像(パッチ)Tpatch が形成され、そのトナ
ー像Tpatch のフォトセンサ4による測定が行われる
(S11)。すなわち、トナー像Tpatch がカラートナ
ーからなるものであるため、フォトセンサ4が「拡散反
射型のセンサ」として使用されて測定が行われ、具体的
には、そのトナー像Tpa tch に拡散反射用の発光素子4
2から光H3 を照射し、そのトナー像Tpatch からの拡
散反射光H4 を共用の受光素子43に受光させるように
なっている。これにより、トナー像Tpatch に関する出
力値Vpが得られる。
【0040】次いで、この得られた出力値Vpについ
て、出力補正回路8において前記補正式に基づく補正処
理が行われる(S12)。すなわち、前記補正式中に対
し、その出力値Vpをはじめ、ステップS10で測定さ
れた出力値V11及びV22と予め測定されて記録されてい
る前記出力値V10及びV20とが代入されて演算されるこ
とにより、補正後の出力値Vnが算出される。
て、出力補正回路8において前記補正式に基づく補正処
理が行われる(S12)。すなわち、前記補正式中に対
し、その出力値Vpをはじめ、ステップS10で測定さ
れた出力値V11及びV22と予め測定されて記録されてい
る前記出力値V10及びV20とが代入されて演算されるこ
とにより、補正後の出力値Vnが算出される。
【0041】このようなステップ2(ステップ10〜1
2)における濃度測定と出力補正処理が終了すると、先
に算出された補正後の出力値Vnがフォトセンサ4の正
式な測定結果として確定される(S3)。
2)における濃度測定と出力補正処理が終了すると、先
に算出された補正後の出力値Vnがフォトセンサ4の正
式な測定結果として確定される(S3)。
【0042】そして、この確定された測定結果(出力値
Vn)がセンサコントローラ5から画像形成装置側に送
られ、画像形成装置においてその測定結果が予め設定さ
れた作像プロセス条件の設定変更を必要とする許容範囲
を超えるか否かが判断され(S4)、その許容範囲内で
あれば画像形成プロセス条件の設定変更は不要とされる
が、その許容範囲を超える場合にはその条件の設定変更
は必要とされ、所定の画像形成プロセス条件の設定が行
われる(S5)。この濃度測定の結果に応じて設定する
プロセス条件としては、例えば、露光光量、帯電電位、
現像バイアス電位、トナー濃度等のほか、画像データの
階調特性を補正するテーブル等であるが、これらに限定
されるものではない。
Vn)がセンサコントローラ5から画像形成装置側に送
られ、画像形成装置においてその測定結果が予め設定さ
れた作像プロセス条件の設定変更を必要とする許容範囲
を超えるか否かが判断され(S4)、その許容範囲内で
あれば画像形成プロセス条件の設定変更は不要とされる
が、その許容範囲を超える場合にはその条件の設定変更
は必要とされ、所定の画像形成プロセス条件の設定が行
われる(S5)。この濃度測定の結果に応じて設定する
プロセス条件としては、例えば、露光光量、帯電電位、
現像バイアス電位、トナー濃度等のほか、画像データの
階調特性を補正するテーブル等であるが、これらに限定
されるものではない。
【0043】この濃度測定装置1では、前記したように
トナー像Tpatch に関する出力値Vpが補正処理される
ことにより、そのフォトセンサ4の出力に前記したよう
な各タイプ〜のような変動が単独で又は複合して発
生しても、その変動の種類に関係なく初期状態(セット
アップ時)における正確なセンサ出力値Vn、ひいては
トナー像Tpatch の濃度が的確かつ簡便に測定されるよ
うになる。また、これにより、かかる測定結果に基づい
て行われる画像形成プロセス条件の制御設定も的確に行
われるようになる。また、この濃度測定装置1では、特
に新たな構成部品等を追加する必要もなくセンサ出力の
的確な補正ができるため無用なコストアップを招くこと
がなく、しかも、濃度測定時における出力値V11及びV
22の測定も瞬時に行うことができるためその測定時期が
制約されることが特にないという利点がある。ただし、
このような補正処理を、トナー像の担持体表面のセンサ
出力がトナー像のセンサ出力よりも小さくなる拡散反射
型フォトセンサで行う場合には、そのトナー像に関する
出力体Vpが出力値V11及びV22の範囲外となるため、
補正精度がやや低下する。
トナー像Tpatch に関する出力値Vpが補正処理される
ことにより、そのフォトセンサ4の出力に前記したよう
な各タイプ〜のような変動が単独で又は複合して発
生しても、その変動の種類に関係なく初期状態(セット
アップ時)における正確なセンサ出力値Vn、ひいては
トナー像Tpatch の濃度が的確かつ簡便に測定されるよ
うになる。また、これにより、かかる測定結果に基づい
て行われる画像形成プロセス条件の制御設定も的確に行
われるようになる。また、この濃度測定装置1では、特
に新たな構成部品等を追加する必要もなくセンサ出力の
的確な補正ができるため無用なコストアップを招くこと
がなく、しかも、濃度測定時における出力値V11及びV
22の測定も瞬時に行うことができるためその測定時期が
制約されることが特にないという利点がある。ただし、
このような補正処理を、トナー像の担持体表面のセンサ
出力がトナー像のセンサ出力よりも小さくなる拡散反射
型フォトセンサで行う場合には、そのトナー像に関する
出力体Vpが出力値V11及びV22の範囲外となるため、
補正精度がやや低下する。
【0044】図4は、この濃度測定装置1(フォトセン
サ4)の初期段階及び濃度測定時における出力特性とそ
の出力補正処理の補正式に係わる要素との関係を示す説
明図である。図中の実線は初期段階における出力特性を
示し、二点鎖線は変動後の濃度測定時における出力特性
を示している。また、図中の符号G1は前記した第1の
補正基準点、G2は前記した第2の補正基準点である。
サ4)の初期段階及び濃度測定時における出力特性とそ
の出力補正処理の補正式に係わる要素との関係を示す説
明図である。図中の実線は初期段階における出力特性を
示し、二点鎖線は変動後の濃度測定時における出力特性
を示している。また、図中の符号G1は前記した第1の
補正基準点、G2は前記した第2の補正基準点である。
【0045】例えば、この図4に示すような出力特性を
示すフォトセンサ4において、その測定される前記した
各出力値がV10=4、V20=7、V11=1、V22=2で
あったと想定した場合、トナー像Tpatch に関する出力
値Vpを前記した補正式により補正したときの出力値V
nは以下のようになる。出力値VpはVp=3である。 Vn={(7−4)(3−1)/(2−1)}+4=1
0
示すフォトセンサ4において、その測定される前記した
各出力値がV10=4、V20=7、V11=1、V22=2で
あったと想定した場合、トナー像Tpatch に関する出力
値Vpを前記した補正式により補正したときの出力値V
nは以下のようになる。出力値VpはVp=3である。 Vn={(7−4)(3−1)/(2−1)}+4=1
0
【0046】なお、この実施の形態では、カラートナー
からなるトナー像Tpatch の濃度をフォトセンサ4の拡
散反射型センサ機能により測定しそのときの出力値Vp
を補正した場合について例示したが、トナー像Tpatch
が黒トナーからなるものである場合には、そのトナー像
をフォトセンサ4の正反射型センサ機能により測定し
(即ち、そのトナー像に正反射用発光素子41から光を
照射し、そのときの正反射光H2 を受光素子43に受光
させる)、そのときの出力値Vpを前記補正式にて補正
することも可能である。この場合、補正式に使用される
出力値V20, V22の測定時には、正反射用の発光素子4
1を発光させて像担持体2の表面を照射するようにすれ
ばよい。
からなるトナー像Tpatch の濃度をフォトセンサ4の拡
散反射型センサ機能により測定しそのときの出力値Vp
を補正した場合について例示したが、トナー像Tpatch
が黒トナーからなるものである場合には、そのトナー像
をフォトセンサ4の正反射型センサ機能により測定し
(即ち、そのトナー像に正反射用発光素子41から光を
照射し、そのときの正反射光H2 を受光素子43に受光
させる)、そのときの出力値Vpを前記補正式にて補正
することも可能である。この場合、補正式に使用される
出力値V20, V22の測定時には、正反射用の発光素子4
1を発光させて像担持体2の表面を照射するようにすれ
ばよい。
【0047】[実施の形態2]図5は、本発明の他の実
施形態に係る濃度測定装置の概要図である。この実施の
形態に係る濃度測定装置1は、フォトセンサ4として出
力補正用の基準反射面7を設けたものを使用し、また出
力補正回路50の補正式に使用する要素(第1及び第2
の補正基準点G1,G2とその各出力値)を一部変更し
た以外は実施の形態1に係る濃度測定装置と同じ構成か
らなるものである。
施形態に係る濃度測定装置の概要図である。この実施の
形態に係る濃度測定装置1は、フォトセンサ4として出
力補正用の基準反射面7を設けたものを使用し、また出
力補正回路50の補正式に使用する要素(第1及び第2
の補正基準点G1,G2とその各出力値)を一部変更し
た以外は実施の形態1に係る濃度測定装置と同じ構成か
らなるものである。
【0048】すなわち、このフォトセンサ4は、出光用
光路45bと入光用光路45cの間となるセンサホルダ
44の内部に基準反射面6を設け、その基準反射面6に
拡散反射用の発光素子42から発せられる照射光H3 の
一部が照射され、その反射面6で反射された反射光H8
が共用の受光素子43に受光されるように基準反射用の
光路45dが形成されている。この実施の形態では、基
準反射面6はセンサホルダ44の一部をそのまま反射面
として形成したものであるが、別体の基準反射板(部
材)をホルダ44内に設置するようにしたものであって
もよい。
光路45bと入光用光路45cの間となるセンサホルダ
44の内部に基準反射面6を設け、その基準反射面6に
拡散反射用の発光素子42から発せられる照射光H3 の
一部が照射され、その反射面6で反射された反射光H8
が共用の受光素子43に受光されるように基準反射用の
光路45dが形成されている。この実施の形態では、基
準反射面6はセンサホルダ44の一部をそのまま反射面
として形成したものであるが、別体の基準反射板(部
材)をホルダ44内に設置するようにしたものであって
もよい。
【0049】また、このフォトセンサ4には、上記基準
反射面6を設けた関係上、その基準反射面6と共用の受
光素子43の間の光路45dと入光用光路45cとを切
り換えて使用するための光路切り換え機構7が設けられ
ている。光路切り換え機構7は、前記光路45dと光路
45cの一方を開口しその他方を遮光すること(図中の
斜線を付した側の状態)ができる機構からなるものであ
り、その機構の動作はセンサコントロール5等によって
制御されるようになっている。従って、この光路切り換
え機構7によって入光用光路45cを開口した場合(図
5a)には、トナー像等からの拡散反射光H4 が受光素
子43に受光されるようになり、一方、基準反射用の光
路45dを開口した場合(図5b)には、基準反射面6
からの反射光H8 が受光素子43に受光されるようにな
る。
反射面6を設けた関係上、その基準反射面6と共用の受
光素子43の間の光路45dと入光用光路45cとを切
り換えて使用するための光路切り換え機構7が設けられ
ている。光路切り換え機構7は、前記光路45dと光路
45cの一方を開口しその他方を遮光すること(図中の
斜線を付した側の状態)ができる機構からなるものであ
り、その機構の動作はセンサコントロール5等によって
制御されるようになっている。従って、この光路切り換
え機構7によって入光用光路45cを開口した場合(図
5a)には、トナー像等からの拡散反射光H4 が受光素
子43に受光されるようになり、一方、基準反射用の光
路45dを開口した場合(図5b)には、基準反射面6
からの反射光H8 が受光素子43に受光されるようにな
る。
【0050】さらに、出力補正回路50は、その出力補
正処理時に使用する前記補正式中における第1の補正基
準点G1として像担持体2表面(トナー像Tpatch の形
成されていないときの表面)を設定し、その第2の補正
基準点G2として基準反射面6を設定している。従っ
て、この出力補正回路50で使用される前記補正式中の
V10は初期段階(セットアップ時)において拡散反射用
発光素子42から像担持体2 表面に光H3 を照射したと
きの受光素子43の出力値、V11はその濃度測定時にお
ける場合の同様の出力値となり、またV20は初期段階に
おいて基準反射面6からの反射光H8 を受光したときの
受光素子43の出力値、V22はその濃度測定時における
場合の同様の出力値となる。
正処理時に使用する前記補正式中における第1の補正基
準点G1として像担持体2表面(トナー像Tpatch の形
成されていないときの表面)を設定し、その第2の補正
基準点G2として基準反射面6を設定している。従っ
て、この出力補正回路50で使用される前記補正式中の
V10は初期段階(セットアップ時)において拡散反射用
発光素子42から像担持体2 表面に光H3 を照射したと
きの受光素子43の出力値、V11はその濃度測定時にお
ける場合の同様の出力値となり、またV20は初期段階に
おいて基準反射面6からの反射光H8 を受光したときの
受光素子43の出力値、V22はその濃度測定時における
場合の同様の出力値となる。
【0051】そして、このようなフォトセンサ4及び出
力補正回路50を備えた濃度測定装置1は、実施の形態
1の場合と同様に、フォトセンサ4のセットアップ時に
おいて前記出力値V10、V20をそれぞれ測定し、その各
値を所定の記憶部に記憶させるようになっているととも
に、その濃度測定時においては、前記出力値V11、V22
を測定し(図3中のステップS10)、トナー像T
patch に関する出力値Vpを前記補正式により補正処理
するようになっている(S12)。
力補正回路50を備えた濃度測定装置1は、実施の形態
1の場合と同様に、フォトセンサ4のセットアップ時に
おいて前記出力値V10、V20をそれぞれ測定し、その各
値を所定の記憶部に記憶させるようになっているととも
に、その濃度測定時においては、前記出力値V11、V22
を測定し(図3中のステップS10)、トナー像T
patch に関する出力値Vpを前記補正式により補正処理
するようになっている(S12)。
【0052】これにより、この濃度測定装置1の場合
も、フォトセンサ4において様々な出力変動が発生して
も、実施の形態1の場合と同様に、そのトナー像T
patch の出力値Vpが的確に補正された出力値Vnとし
て得られ、トナー像Tpatch の濃度が的確かつ簡便に測
定されるようになる。
も、フォトセンサ4において様々な出力変動が発生して
も、実施の形態1の場合と同様に、そのトナー像T
patch の出力値Vpが的確に補正された出力値Vnとし
て得られ、トナー像Tpatch の濃度が的確かつ簡便に測
定されるようになる。
【0053】また、この濃度測定装置1では、補正基準
点の出力値の1つとして基準反射面6からの反射光に関
する出力値が使用されているため、その出力値が安定し
たものとなり出力補正もより安定して行うことが可能と
なる。しかも、その基準反射面6がセンサホルダ44の
内部に固定して設けられているため、その基準反射面6
がトナー等により汚れることはなくその反射特性も変動
することもなく、このことによってもより安定した出力
補正が可能となる。
点の出力値の1つとして基準反射面6からの反射光に関
する出力値が使用されているため、その出力値が安定し
たものとなり出力補正もより安定して行うことが可能と
なる。しかも、その基準反射面6がセンサホルダ44の
内部に固定して設けられているため、その基準反射面6
がトナー等により汚れることはなくその反射特性も変動
することもなく、このことによってもより安定した出力
補正が可能となる。
【0054】図6は、この実施の形態に係る濃度測定装
置1(フォトセンサ4)の初期段階及び濃度測定時にお
ける出力特性とその出力補正処理の補正式に係わる要素
との関係を示す説明図である。例えば、この図6に示す
ような出力特性を示すフォトセンサ4において、その測
定される前記した各出力値がV10=4、V20=10、V
11=1、V22=3であったと想定した場合、トナー像T
patch に関する出力値Vpを前記した補正式により補正
したときの出力値Vnは以下のようになる。このときの
出力値VpはVp=2である。 Vn=(10−4)(2−1)/(3−1)+4=7
置1(フォトセンサ4)の初期段階及び濃度測定時にお
ける出力特性とその出力補正処理の補正式に係わる要素
との関係を示す説明図である。例えば、この図6に示す
ような出力特性を示すフォトセンサ4において、その測
定される前記した各出力値がV10=4、V20=10、V
11=1、V22=3であったと想定した場合、トナー像T
patch に関する出力値Vpを前記した補正式により補正
したときの出力値Vnは以下のようになる。このときの
出力値VpはVp=2である。 Vn=(10−4)(2−1)/(3−1)+4=7
【0055】なお、この実施の形態においては、基準反
射面6を設けたフォトセンサ4として、図7〜8や図9
に示すようなタイプのフォトセンサ4を使用することも
可能である。
射面6を設けたフォトセンサ4として、図7〜8や図9
に示すようなタイプのフォトセンサ4を使用することも
可能である。
【0056】図7〜8に示すフォトセンサ4は、基準反
射面6をセンサフォルダ44の外部に設けた形態例であ
り、基準反射面板60が、支点80を中心にして矢印
A、B方向に揺動することによりフォトセンサ4のセン
サ面(防塵部材46)に触れてその面を清掃する清掃部
材8に取り付けられている。そして、この基準反射面板
60は、その使用時には、図8bに示すように清掃部材
8が矢印B方向に揺動してセンサ面を清掃するため、そ
の清掃部材8と共に移動して光路b,cの各開口を塞ぐ
ような状態に位置する。これにより、拡散反射用の発光
素子42の光H3がその出光用光路45b(この例では
本光路45bの一部を光H3 の光路を確保するため一部
拡大形成している)を通して基準反射面板60に照射さ
れ、その反射光H9 が共用の受光素子43に受光される
ようになっている。一方、基準反射面板60は、その非
使用時には、図8aに示すように清掃部材8が矢印A方
向に揺動してフォトセンサ4の各光路45a〜cの各開
口のいずれをも塞がない位置に待機している。
射面6をセンサフォルダ44の外部に設けた形態例であ
り、基準反射面板60が、支点80を中心にして矢印
A、B方向に揺動することによりフォトセンサ4のセン
サ面(防塵部材46)に触れてその面を清掃する清掃部
材8に取り付けられている。そして、この基準反射面板
60は、その使用時には、図8bに示すように清掃部材
8が矢印B方向に揺動してセンサ面を清掃するため、そ
の清掃部材8と共に移動して光路b,cの各開口を塞ぐ
ような状態に位置する。これにより、拡散反射用の発光
素子42の光H3がその出光用光路45b(この例では
本光路45bの一部を光H3 の光路を確保するため一部
拡大形成している)を通して基準反射面板60に照射さ
れ、その反射光H9 が共用の受光素子43に受光される
ようになっている。一方、基準反射面板60は、その非
使用時には、図8aに示すように清掃部材8が矢印A方
向に揺動してフォトセンサ4の各光路45a〜cの各開
口のいずれをも塞がない位置に待機している。
【0057】図8に示すフォトセンサ4は、基準反射面
6をセンサフォルダ44の内部に設けるとともにその基
準反射面6に光を照射する専用の反射面照射用の発光素
子47を設けた形態例である。すなわち、反射面照射用
の発光素子47から基準反射面6に光が照射され、その
反射面6で反射された反射光H10が光路45eを通して
共用の受光素子43に受光されるようになっている。こ
の場合、反射面照射用の発光素子47としては、拡散反
射用発光素子42と同じものを使用することが好まし
い。
6をセンサフォルダ44の内部に設けるとともにその基
準反射面6に光を照射する専用の反射面照射用の発光素
子47を設けた形態例である。すなわち、反射面照射用
の発光素子47から基準反射面6に光が照射され、その
反射面6で反射された反射光H10が光路45eを通して
共用の受光素子43に受光されるようになっている。こ
の場合、反射面照射用の発光素子47としては、拡散反
射用発光素子42と同じものを使用することが好まし
い。
【0058】[実施の形態3]図10は、本発明の他の
実施形態に係る濃度測定装置の概要図である。この実施
の形態に係る濃度測定装置1は、フォトセンサ4として
拡散反射用発光素子42の発光量をモニターする受光素
子48を設けたものを使用し、また出力補正回路50の
補正式に使用する要素(第1及び第2の補正基準点G
1,G2とその各出力値)を一部変更した以外は実施の
形態1に係る濃度測定装置と同じ構成からなるものであ
る。
実施形態に係る濃度測定装置の概要図である。この実施
の形態に係る濃度測定装置1は、フォトセンサ4として
拡散反射用発光素子42の発光量をモニターする受光素
子48を設けたものを使用し、また出力補正回路50の
補正式に使用する要素(第1及び第2の補正基準点G
1,G2とその各出力値)を一部変更した以外は実施の
形態1に係る濃度測定装置と同じ構成からなるものであ
る。
【0059】すなわち、このフォトセンサ4は、拡散反
射用発光素子42の出光用光路45bと連通する導入用
光路内にモニター用の受光素子48が設けられており、
そのモニター用の受光素子48により拡散反射用発光素
子42からの光H3 の光量をモニター測定するようにな
っている。この場合、モニター用の受光素子48として
は、共用の受光素子43と同じものを使用することが好
ましい。
射用発光素子42の出光用光路45bと連通する導入用
光路内にモニター用の受光素子48が設けられており、
そのモニター用の受光素子48により拡散反射用発光素
子42からの光H3 の光量をモニター測定するようにな
っている。この場合、モニター用の受光素子48として
は、共用の受光素子43と同じものを使用することが好
ましい。
【0060】また、出力補正回路50は、その出力補正
処理時に使用する前記補正式中における第1の補正基準
点G1として像担持体2表面(トナー像Tpatch の形成
されていないときの表面)を設定し、その第2の補正基
準点G2としてモニター用受光素子48の出力(拡散反
射用発光素子43の光量)を設定している。従って、こ
の出力補正回路50で使用される前記補正式中のV10は
初期段階(セットアップ時)において拡散反射用発光素
子42から像担持体2 表面に光H3 を照射したときの受
光素子43の出力値、V11はその濃度測定時における場
合の同様の出力値となり、またV20は初期段階において
拡散反射用発光素子43からの光H3 を受光したときの
受光素子48の出力値、V22はその濃度測定時における
場合の同様の出力値となる。
処理時に使用する前記補正式中における第1の補正基準
点G1として像担持体2表面(トナー像Tpatch の形成
されていないときの表面)を設定し、その第2の補正基
準点G2としてモニター用受光素子48の出力(拡散反
射用発光素子43の光量)を設定している。従って、こ
の出力補正回路50で使用される前記補正式中のV10は
初期段階(セットアップ時)において拡散反射用発光素
子42から像担持体2 表面に光H3 を照射したときの受
光素子43の出力値、V11はその濃度測定時における場
合の同様の出力値となり、またV20は初期段階において
拡散反射用発光素子43からの光H3 を受光したときの
受光素子48の出力値、V22はその濃度測定時における
場合の同様の出力値となる。
【0061】そして、このようなフォトセンサ4及び出
力補正回路50を備えた濃度測定装置1は、実施の形態
1の場合と同様に、フォトセンサ4のセットアップ時に
おいて前記出力値V10、V20をそれぞれ測定し、その各
値を所定の記憶部に記憶させるようになっているととも
に、その濃度測定時においては、前記出力値V11、V22
を測定し(図3中のステップS10)、トナー像T
patch に関する出力値Vpを前記補正式により補正処理
するようになっている(S12)。
力補正回路50を備えた濃度測定装置1は、実施の形態
1の場合と同様に、フォトセンサ4のセットアップ時に
おいて前記出力値V10、V20をそれぞれ測定し、その各
値を所定の記憶部に記憶させるようになっているととも
に、その濃度測定時においては、前記出力値V11、V22
を測定し(図3中のステップS10)、トナー像T
patch に関する出力値Vpを前記補正式により補正処理
するようになっている(S12)。
【0062】これにより、この濃度測定装置1の場合
も、フォトセンサ4において様々な出力変動が発生して
も、実施の形態1の場合と同様に、そのトナー像T
patch の出力値Vpが的確に補正された出力値Vnとし
て得られ、トナー像Tpatch の濃度が的確かつ簡便に測
定されるようになる。
も、フォトセンサ4において様々な出力変動が発生して
も、実施の形態1の場合と同様に、そのトナー像T
patch の出力値Vpが的確に補正された出力値Vnとし
て得られ、トナー像Tpatch の濃度が的確かつ簡便に測
定されるようになる。
【0063】また、この濃度測定装置1では、補正基準
点の出力値の1つとして発光素子42の発光量をモニタ
ーする受光素子48の出力値が使用されているため、通
常は基準反射面6(60)と同様にその出力値が安定し
たものとなり出力補正もより安定して行うことが可能と
なる。また、その発光素子42に出力変動が発生して
も、その変動状態が受光素子48の出力値として的確に
把握されるため、そのときの出力補正も的確に行われる
ようになる。
点の出力値の1つとして発光素子42の発光量をモニタ
ーする受光素子48の出力値が使用されているため、通
常は基準反射面6(60)と同様にその出力値が安定し
たものとなり出力補正もより安定して行うことが可能と
なる。また、その発光素子42に出力変動が発生して
も、その変動状態が受光素子48の出力値として的確に
把握されるため、そのときの出力補正も的確に行われる
ようになる。
【0064】図11は、この実施の形態に係る濃度測定
装置1(フォトセンサ4)の初期段階及び濃度測定時に
おける出力特性とその出力補正処理の補正式に係わる要
素との関係を示す説明図である。例えば、この図11に
示すような出力特性を示すフォトセンサ4において、そ
の測定される前記した各出力値がV10=4、V20=1
0、V11=1、V22=3であったと想定した場合、トナ
ー像Tpatch に関する出力値Vpを前記した補正式によ
り補正したときの出力値Vnは以下のようになる。出力
値VpはVp=2である。 Vn={(10−4)(2−1)/(3−1)}+4=
7
装置1(フォトセンサ4)の初期段階及び濃度測定時に
おける出力特性とその出力補正処理の補正式に係わる要
素との関係を示す説明図である。例えば、この図11に
示すような出力特性を示すフォトセンサ4において、そ
の測定される前記した各出力値がV10=4、V20=1
0、V11=1、V22=3であったと想定した場合、トナ
ー像Tpatch に関する出力値Vpを前記した補正式によ
り補正したときの出力値Vnは以下のようになる。出力
値VpはVp=2である。 Vn={(10−4)(2−1)/(3−1)}+4=
7
【0065】[他の実施の形態]前記した補正式に使用
する第1及び第2の補正基準点との組み合わせ方として
は、例えば、実施の形態2におけるフォトセンサの場合
には、第1の補正基準点が発光素子を消灯した状態で第
2の補正基準点が基準反射面という組み合わせ、あるい
は、第1の補正基準点が第1の基準反射面で第2の補正
基準点が第2の基準反射面(第1の基準反射面と反射特
性が異なるもの)という組み合わせ、実施の形態3にお
けるフォトセンサの場合には、第1の補正基準点が発光
素子を消灯した状態で第2の補正基準点がモニター用受
光素子の出力という組み合わせ、がそれぞれ可能であ
る。このような組み合わせ方により前記補正式を構成し
ても、前記した各実施の形態1〜3の場合と同様に、出
力値の的確な補正を行うことができる。
する第1及び第2の補正基準点との組み合わせ方として
は、例えば、実施の形態2におけるフォトセンサの場合
には、第1の補正基準点が発光素子を消灯した状態で第
2の補正基準点が基準反射面という組み合わせ、あるい
は、第1の補正基準点が第1の基準反射面で第2の補正
基準点が第2の基準反射面(第1の基準反射面と反射特
性が異なるもの)という組み合わせ、実施の形態3にお
けるフォトセンサの場合には、第1の補正基準点が発光
素子を消灯した状態で第2の補正基準点がモニター用受
光素子の出力という組み合わせ、がそれぞれ可能であ
る。このような組み合わせ方により前記補正式を構成し
ても、前記した各実施の形態1〜3の場合と同様に、出
力値の的確な補正を行うことができる。
【0066】また、前記した実施の形態1〜3では、フ
ォトセンサ4としていずれも正反射型センサ及び拡散反
射型センサとして併用できるタイプのものを使用する濃
度測定装置の場合について例示したが、本発明は拡散反
射センサ単独のタイプ又は正反射型センサ単独のタイプ
のフォトセンサを使用する濃度測定装置であっても同様
に適用することができる。また、本発明は、発光素子か
らトナー像Tpatch に光を照射し、そのトナー像を透過
する光を受光素子で受光する透過型のフォトセンサを使
用する濃度測定装置にも適用することが可能である。な
お、本発明の濃度測定装置を適用する画像形成装置は、
そのトナー像を形成する方式や、制御用のトナー像T
patch を形成する像担持体の種類等についても特に制約
されるものではない。
ォトセンサ4としていずれも正反射型センサ及び拡散反
射型センサとして併用できるタイプのものを使用する濃
度測定装置の場合について例示したが、本発明は拡散反
射センサ単独のタイプ又は正反射型センサ単独のタイプ
のフォトセンサを使用する濃度測定装置であっても同様
に適用することができる。また、本発明は、発光素子か
らトナー像Tpatch に光を照射し、そのトナー像を透過
する光を受光素子で受光する透過型のフォトセンサを使
用する濃度測定装置にも適用することが可能である。な
お、本発明の濃度測定装置を適用する画像形成装置は、
そのトナー像を形成する方式や、制御用のトナー像T
patch を形成する像担持体の種類等についても特に制約
されるものではない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1及び第2の補正基準点の出力値を用いて構成される
補正式に基づく補正処理を行う出力補正手段によりフォ
トセンサのトナー像に関する出力値を補正するようにし
ているため、前述したような各種タイプ〜の出力変
動が単独で又は複合して発生しても、フォトセンサのト
ナー像に関する出力値をきわめて簡易に、しかも的確に
補正することができ、この結果、出力変動による誤差を
含まない正確な濃度測定を行うことが可能となる。ま
た、この出力補正手段を具備する濃度測定装置は、フォ
トセンサの種類に制約されることなく適用でき汎用性の
高いものである。
第1及び第2の補正基準点の出力値を用いて構成される
補正式に基づく補正処理を行う出力補正手段によりフォ
トセンサのトナー像に関する出力値を補正するようにし
ているため、前述したような各種タイプ〜の出力変
動が単独で又は複合して発生しても、フォトセンサのト
ナー像に関する出力値をきわめて簡易に、しかも的確に
補正することができ、この結果、出力変動による誤差を
含まない正確な濃度測定を行うことが可能となる。ま
た、この出力補正手段を具備する濃度測定装置は、フォ
トセンサの種類に制約されることなく適用でき汎用性の
高いものである。
【図1】 実施の形態1に係る濃度測定装置の概要図で
ある。
ある。
【図2】 濃度測定及びプロセス条件設定に係る制御系
の動作内容を示すフローチャートである。
の動作内容を示すフローチャートである。
【図3】 濃度測定時の出力補正処理の動作内容を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】 実施の形態1に係る濃度測定装置(フォトセ
ンサ)の出力特性とその出力補正時の補正式に係わる要
素との関係を示す説明図である。
ンサ)の出力特性とその出力補正時の補正式に係わる要
素との関係を示す説明図である。
【図5】 実施の形態2に係る濃度測定装置の概要図で
ある。
ある。
【図6】 実施の形態2に係る濃度測定装置(フォトセ
ンサ)の出力特性とその出力補正時の補正式に係わる要
素との関係を示す説明図である。
ンサ)の出力特性とその出力補正時の補正式に係わる要
素との関係を示す説明図である。
【図7】 実施の形態2に係る濃度測定装置におけるフ
ォトセンサの他の構成例を示す概要図である。
ォトセンサの他の構成例を示す概要図である。
【図8】 図7のフォトセンサの動作状態を示す説明図
である。
である。
【図9】 実施の形態2に係る濃度測定装置におけるフ
ォトセンサの他の構成例を示す概要図である。
ォトセンサの他の構成例を示す概要図である。
【図10】 実施の形態3に係る濃度測定装置の概要図
である。
である。
【図11】 実施の形態2に係る濃度測定装置(フォト
センサ)の出力特性とその出力補正時の補正式に係わる
要素との関係を示す説明図である。
センサ)の出力特性とその出力補正時の補正式に係わる
要素との関係を示す説明図である。
【図12】 3つのタイプの出力変動を合成させた場合
の出力特性を示す説明図である。
の出力特性を示す説明図である。
【図13】 補正式の導入過程を説明するための出力特
性説明図である。
性説明図である。
【図14】 拡散反射型及び正反射型フォトセンサにお
ける各出力変動のタイプ〜を示す出力特性図であ
る。
ける各出力変動のタイプ〜を示す出力特性図であ
る。
【図15】 2つのタイプ、の出力変動を合成させ
た場合の出力特性を示す説明図である。
た場合の出力特性を示す説明図である。
1…濃度測定装置、2…像担持体(トナー像が形成され
る部材)、4…フォトセンサ、5…センサコントロー
ラ、6…基準反射面、8…清掃部材、41、42…発光
素子、43…受光素子、48…モニター用受光素子、5
0…出力補正回路(出力補正手段)、60…基準反射面
板、Tpatch …トナー像、G1…第1の補正基準点、G
2…第2の補正基準点。
る部材)、4…フォトセンサ、5…センサコントロー
ラ、6…基準反射面、8…清掃部材、41、42…発光
素子、43…受光素子、48…モニター用受光素子、5
0…出力補正回路(出力補正手段)、60…基準反射面
板、Tpatch …トナー像、G1…第1の補正基準点、G
2…第2の補正基準点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山▲崎▼ 直哉 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2G059 AA01 BB08 CC01 EE01 EE02 GG02 HH02 KK03 MM16 MM17 NN02 NN05 NN07 NN08 2H027 DA10 DA50 DE02 DE07 DE10 EC03 HB05 HB06 ZA07
Claims (5)
- 【請求項1】 画像形成装置内で形成されるトナー像に
発光素子から光を照射してそのトナー像で反射される反
射光又はそのトナー像を透過する透過光を受光素子によ
り受光するフォトセンサを備え、このフォトセンサの受
光素子の出力値に基づいてトナー像の濃度を測定する濃
度測定装置において、 前記フォトセンサの予め設定する第1の補正基準点及び
第2の補正基準点の出力値を使用し、そのフォトセンサ
の濃度測定時における前記トナー像の出力値Vpを下記
補正式により補正した出力値Vnとして出力する出力補
正手段、 Vn={(V20−V10)(Vp−V11)/(V22−V1
1)}+V10 (式中のV10は第1の補正基準点の初期段階における出
力値、V20は第2の補正基準点の初期段階における出力
値、V11は第1の補正基準点の濃度測定時における出力
値、V22は第2の補正基準点の濃度測定時における出力
値を示す)を具備することを特徴とする画像形成装置の
濃度測定装置。 - 【請求項2】 第1又は第2の補正基準点の出力値が、
前記トナー像を照射する発光素子を消灯したときの受光
素子の出力値であることを特徴とする請求項1記載の濃
度測定装置。 - 【請求項3】 第1又は第2の補正基準点の出力値が、
前記トナー像が形成される部材の表面に発光素子から光
を照射したときの受光素子の出力値であることを特徴と
する請求項1記載の濃度測定装置。 - 【請求項4】 前記フォトセンサの内部又は外部に基準
反射面を設けた場合、第1又は第2の補正基準点の出力
値が、その基準反射面に発光素子から光を照射したとき
の受光素子の出力値であることを特徴とする請求項1記
載の濃度測定装置。 - 【請求項5】 前記フォトセンサに前記トナー像に光を
照射する発光素子の発光量をモニターする受光素子を設
けた場合、第1又は第2の補正基準点の出力値が、その
モニター用の受光素子の出力値であることを特徴とする
請求項1記載の濃度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11072627A JP2000267369A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 画像形成装置の濃度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11072627A JP2000267369A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 画像形成装置の濃度測定装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000267369A true JP2000267369A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13494826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11072627A Pending JP2000267369A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 画像形成装置の濃度測定装置 |
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