JP2000257453A - エンジンの動弁制御装置 - Google Patents
エンジンの動弁制御装置Info
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- JP2000257453A JP2000257453A JP11015669A JP1566999A JP2000257453A JP 2000257453 A JP2000257453 A JP 2000257453A JP 11015669 A JP11015669 A JP 11015669A JP 1566999 A JP1566999 A JP 1566999A JP 2000257453 A JP2000257453 A JP 2000257453A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K6/00—Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
- B60K6/20—Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
- B60K6/50—Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
- B60K6/54—Transmission for changing ratio
- B60K6/543—Transmission for changing ratio the transmission being a continuously variable transmission
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸気弁作動時期を油圧により可変制御する可
変動弁装置を備えたエンジンにおいて、エンジン停止時
に吸気弁作動時期が遅角側に戻っているため低温時には
吸気充填率が低下して始動性が悪化する。 【解決手段】 キースイッチの状態等に基づきエンジン
停止条件を検出し、エンジン停止時には可変動弁装置を
進角側に固定した状態に保ち、次回始動の当初から吸気
弁作動時期が進角した状態からエンジンを始動させるこ
とにより低温条件下で始動性を確保する。
変動弁装置を備えたエンジンにおいて、エンジン停止時
に吸気弁作動時期が遅角側に戻っているため低温時には
吸気充填率が低下して始動性が悪化する。 【解決手段】 キースイッチの状態等に基づきエンジン
停止条件を検出し、エンジン停止時には可変動弁装置を
進角側に固定した状態に保ち、次回始動の当初から吸気
弁作動時期が進角した状態からエンジンを始動させるこ
とにより低温条件下で始動性を確保する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変動弁装置を備え
たエンジンの動弁制御装置に関する。
たエンジンの動弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】エンジンの吸排気弁の
作動時期を進遅させることにより運転状態に応じた最適
な吸気充填率が得られるようにした可変動弁装置という
ものが知られている。可変動弁装置は一般に相反する要
求である燃費と出力性能を高い次元で両立させることを
目的としている。また、走行中にエンジンの始動と停止
が繰り返されるハイブリッド車両では迅速なエンジン始
動のために可変動弁装置が用いられることがある。(ハ
イブリッド車両の公知技術としては例えば鉄道日本社発
行「自動車工学」VOL.46 No.7 1997年6月号 39?52頁
を参照。) エンジンの始動性に影響する要因としては温度、潤滑油
の粘性、ポンプロスなどがあるが、暖機完了後は温度、
粘性抵抗については比較的有利な条件となる。このた
め、可変動弁装置を備えたエンジンでは例えば吸気弁の
作動時期を遅らせることにより始動クランキング時の吸
気充填率つまりポンプロスを減らし、これによりクラン
キング速度を高めて速やかな始動完爆を実現することが
できる。またこのように吸気充填率を減らしてやること
で始動完爆時のエンジン振動を低減することもできる。
これに対して、寒冷地など極低温条件下での冷間始動で
は、スタータモータを駆動するバッテリの能力低下、燃
料霧化の悪化、フリクションロスの増大などが強く影響
するため、吸気弁作動時期を遅らせて吸気充填率を低下
させるとかえって始動性が悪化する。
作動時期を進遅させることにより運転状態に応じた最適
な吸気充填率が得られるようにした可変動弁装置という
ものが知られている。可変動弁装置は一般に相反する要
求である燃費と出力性能を高い次元で両立させることを
目的としている。また、走行中にエンジンの始動と停止
が繰り返されるハイブリッド車両では迅速なエンジン始
動のために可変動弁装置が用いられることがある。(ハ
イブリッド車両の公知技術としては例えば鉄道日本社発
行「自動車工学」VOL.46 No.7 1997年6月号 39?52頁
を参照。) エンジンの始動性に影響する要因としては温度、潤滑油
の粘性、ポンプロスなどがあるが、暖機完了後は温度、
粘性抵抗については比較的有利な条件となる。このた
め、可変動弁装置を備えたエンジンでは例えば吸気弁の
作動時期を遅らせることにより始動クランキング時の吸
気充填率つまりポンプロスを減らし、これによりクラン
キング速度を高めて速やかな始動完爆を実現することが
できる。またこのように吸気充填率を減らしてやること
で始動完爆時のエンジン振動を低減することもできる。
これに対して、寒冷地など極低温条件下での冷間始動で
は、スタータモータを駆動するバッテリの能力低下、燃
料霧化の悪化、フリクションロスの増大などが強く影響
するため、吸気弁作動時期を遅らせて吸気充填率を低下
させるとかえって始動性が悪化する。
【0003】一方、可変動弁装置として油圧によりカム
軸位相を変化させることにより弁作動時期を制御する構
成のものでは、弁作動時期を変化させるときに機構内の
バックラッシュによる騒音が出ないようにリターンスプ
リングにより可変動弁機構を遅角方向に付勢するように
している。これは、仮に進角方向に付勢したとすると弁
作動時のバルブスプリングからの反力に抗してバックラ
ッシュをうち消した状態に維持するためにはそれだけ強
力なリターンスプリングが必要となり、遅角方向への制
御にあたってはそれに対抗しうるだけの大型の油圧発生
源が必要となってしまうという不都合が生じるからであ
る。このような機構上の要請から、この種の油圧式可変
動弁装置ではエンジンが停止して油圧ポンプからの油圧
供給が停止すると弁作動時期は最遅角位置に復帰する特
性となる。ところが、エンジン始動時に油圧が十分に立
ち上がるまでには若干の時間を要するので、可変動弁装
置が最遅角位置にあるとこの時間的遅れにより進角が不
十分となり、この結果として上述した理由から低温条件
下での始動性が悪化するという問題を生じる。
軸位相を変化させることにより弁作動時期を制御する構
成のものでは、弁作動時期を変化させるときに機構内の
バックラッシュによる騒音が出ないようにリターンスプ
リングにより可変動弁機構を遅角方向に付勢するように
している。これは、仮に進角方向に付勢したとすると弁
作動時のバルブスプリングからの反力に抗してバックラ
ッシュをうち消した状態に維持するためにはそれだけ強
力なリターンスプリングが必要となり、遅角方向への制
御にあたってはそれに対抗しうるだけの大型の油圧発生
源が必要となってしまうという不都合が生じるからであ
る。このような機構上の要請から、この種の油圧式可変
動弁装置ではエンジンが停止して油圧ポンプからの油圧
供給が停止すると弁作動時期は最遅角位置に復帰する特
性となる。ところが、エンジン始動時に油圧が十分に立
ち上がるまでには若干の時間を要するので、可変動弁装
置が最遅角位置にあるとこの時間的遅れにより進角が不
十分となり、この結果として上述した理由から低温条件
下での始動性が悪化するという問題を生じる。
【0004】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、油圧低下時に吸気弁作動時期を遅角方向に
付勢するように構成された可変動弁装置を備えたエンジ
ンにおいて、低温時の始動性を改善することを目的とし
ている。
れたもので、油圧低下時に吸気弁作動時期を遅角方向に
付勢するように構成された可変動弁装置を備えたエンジ
ンにおいて、低温時の始動性を改善することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、油圧
に応じて吸気弁作動時期を進遅させる可変動弁装置を備
え、この可変動弁装置は油圧低下時には吸気弁作動時期
を遅角方向に付勢するように構成されているエンジンに
おいて、エンジンの運転停止条件を検出する運転停止検
出装置と、運転停止検出時に前記可変動弁装置を吸気弁
作動時期が進角した位置をとるように保持する弁作動時
期保持装置とを備えた。
に応じて吸気弁作動時期を進遅させる可変動弁装置を備
え、この可変動弁装置は油圧低下時には吸気弁作動時期
を遅角方向に付勢するように構成されているエンジンに
おいて、エンジンの運転停止条件を検出する運転停止検
出装置と、運転停止検出時に前記可変動弁装置を吸気弁
作動時期が進角した位置をとるように保持する弁作動時
期保持装置とを備えた。
【0006】請求項2の発明は、上記弁作動時期保持装
置を、可変動弁装置の油圧回路を遮蔽する弁装置と、運
転停止後に前記油圧回路に油圧を供給する油圧供給装置
とを備え、運転停止検出時に前記油圧供給装置を駆動し
て可変動弁装置を吸気弁作動時期進角位置に作動させた
のち前記弁装置により可変動弁装置の油圧回路を遮蔽す
るように構成した。
置を、可変動弁装置の油圧回路を遮蔽する弁装置と、運
転停止後に前記油圧回路に油圧を供給する油圧供給装置
とを備え、運転停止検出時に前記油圧供給装置を駆動し
て可変動弁装置を吸気弁作動時期進角位置に作動させた
のち前記弁装置により可変動弁装置の油圧回路を遮蔽す
るように構成した。
【0007】請求項3の発明は、上記請求項2の発明の
油圧供給装置を、エンジンにより駆動される油圧ポンプ
と、エンジンをモータリングさせる電動モータとを備
え、前記モータリングにより油圧ポンプに油圧を発生さ
せるように構成した。
油圧供給装置を、エンジンにより駆動される油圧ポンプ
と、エンジンをモータリングさせる電動モータとを備
え、前記モータリングにより油圧ポンプに油圧を発生さ
せるように構成した。
【0008】請求項4の発明は、上記請求項1の発明の
油圧供給装置を電動ポンプにより構成した。
油圧供給装置を電動ポンプにより構成した。
【0009】請求項5の発明は、上記請求項1の発明の
弁作動時期保持装置を、エンジンの始動時に可変動弁装
置への供給油圧が上昇したのち弁作動時期の保持を終了
するように構成した。
弁作動時期保持装置を、エンジンの始動時に可変動弁装
置への供給油圧が上昇したのち弁作動時期の保持を終了
するように構成した。
【0010】請求項6の発明は、上記請求項1の発明の
弁作動時期保持装置を、エンジンの始動時に冷却水温が
所定の基準値以上であるときには弁作動時期の保持を終
了するように構成した。
弁作動時期保持装置を、エンジンの始動時に冷却水温が
所定の基準値以上であるときには弁作動時期の保持を終
了するように構成した。
【0011】
【作用・効果】上記請求項1以下の各発明によれば、エ
ンジンの運転停止条件が検出されたときには吸気弁作動
時期が進角位置に保持され、エンジン停止後は次回始動
時までその状態に保たれる。すなわち次回エンジン始動
時には吸気弁作動時期が進角した状態で始動を行えるの
であり、これにより低温時にあっても吸気充填率を高く
して良好な始動性能を確保することができる。
ンジンの運転停止条件が検出されたときには吸気弁作動
時期が進角位置に保持され、エンジン停止後は次回始動
時までその状態に保たれる。すなわち次回エンジン始動
時には吸気弁作動時期が進角した状態で始動を行えるの
であり、これにより低温時にあっても吸気充填率を高く
して良好な始動性能を確保することができる。
【0012】可変動弁装置の吸気弁作動時期を進角位置
に保持する弁作動時期保持装置としては、請求項2の発
明に示したようにエンジン停止時以降に可変動弁装置の
油圧回路を遮断する構成とすることができ、これにより
該油圧回路を利用して簡単な構成で目的を達成すること
ができる。
に保持する弁作動時期保持装置としては、請求項2の発
明に示したようにエンジン停止時以降に可変動弁装置の
油圧回路を遮断する構成とすることができ、これにより
該油圧回路を利用して簡単な構成で目的を達成すること
ができる。
【0013】エンジン停止時に可変動弁装置に吸気弁作
動時期を進角位置に移動させる油圧を供給する油圧供給
装置としては、請求項3の発明に示したようにエンジン
をモータリングする電動モータとエンジン駆動の油圧ポ
ンプとで構成することができ、これはモータリング用の
電動モータを備えたハイブリッド車両等においては容易
に実現することができる。また、このようなモータリン
グ用の電動モータを備えない場合には、請求項4の発明
に示したように電動ポンプにより油圧供給を行うように
することもできる。
動時期を進角位置に移動させる油圧を供給する油圧供給
装置としては、請求項3の発明に示したようにエンジン
をモータリングする電動モータとエンジン駆動の油圧ポ
ンプとで構成することができ、これはモータリング用の
電動モータを備えたハイブリッド車両等においては容易
に実現することができる。また、このようなモータリン
グ用の電動モータを備えない場合には、請求項4の発明
に示したように電動ポンプにより油圧供給を行うように
することもできる。
【0014】可変動弁装置による吸気弁作動時期は始動
後はエンジン始動後に立ち上がる油圧により自由に位置
制御可能であるので、始動後は請求項5の発明に示した
ように該油圧の上昇をまって進角位置への保持を終了さ
せることができる。なおこのときの油圧上昇は、油圧ス
イッチを設けて実際の油圧を検出することの他に、始動
後の経過時間から推測して判定することができる。
後はエンジン始動後に立ち上がる油圧により自由に位置
制御可能であるので、始動後は請求項5の発明に示した
ように該油圧の上昇をまって進角位置への保持を終了さ
せることができる。なおこのときの油圧上昇は、油圧ス
イッチを設けて実際の油圧を検出することの他に、始動
後の経過時間から推測して判定することができる。
【0015】請求項6の発明では、始動時の冷却水温が
ある基準値以上であるときには弁作動時期の保持が終了
し、したがって吸気弁作動時期が遅角した状態でエンジ
ン始動が行われる。これにより、始動性がよい比較的高
温の雰囲気条件下では吸気弁作動時期の遅角化により始
動時の振動を低減することができる。
ある基準値以上であるときには弁作動時期の保持が終了
し、したがって吸気弁作動時期が遅角した状態でエンジ
ン始動が行われる。これにより、始動性がよい比較的高
温の雰囲気条件下では吸気弁作動時期の遅角化により始
動時の振動を低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。まず図1?図2に本願発明が適用可能
なハイブリッド車両の構成例を示す。これは走行条件に
応じてエンジンまたは電動モータの何れか一方または双
方の動力を用いて走行するパラレル方式のハイブリッド
車両である。
づいて説明する。まず図1?図2に本願発明が適用可能
なハイブリッド車両の構成例を示す。これは走行条件に
応じてエンジンまたは電動モータの何れか一方または双
方の動力を用いて走行するパラレル方式のハイブリッド
車両である。
【0017】図1において、太い実線は機械力の伝達経
路を示し、太い破線は電力線を示す。また、細い実線は
制御線を示し、二重線は油圧系統を示す。この車両のパ
ワートレインは、モータ1(本発明の電動モータ)、エ
ンジン2、クラッチ3、モータ4、無段変速機5、減速
装置6、差動装置7および駆動輪8から構成される。モ
ータ1の出力軸、エンジン2の出力軸およびクラッチ3
の入力軸は互いに連結されている。モータ1とエンジン
2とは所定の回転比を有する減速装置(図示せず)を介
して相互駆動可能に連結されている。また、クラッチ3
の出力軸、モータ4の出力軸および無段変速機5の入力
軸が互いに連結されている。
路を示し、太い破線は電力線を示す。また、細い実線は
制御線を示し、二重線は油圧系統を示す。この車両のパ
ワートレインは、モータ1(本発明の電動モータ)、エ
ンジン2、クラッチ3、モータ4、無段変速機5、減速
装置6、差動装置7および駆動輪8から構成される。モ
ータ1の出力軸、エンジン2の出力軸およびクラッチ3
の入力軸は互いに連結されている。モータ1とエンジン
2とは所定の回転比を有する減速装置(図示せず)を介
して相互駆動可能に連結されている。また、クラッチ3
の出力軸、モータ4の出力軸および無段変速機5の入力
軸が互いに連結されている。
【0018】クラッチ3締結時はエンジン2とモータ4
が車両の推進源となり、クラッチ3解放時はモータ4の
みが車両の推進源となる。エンジン2またはモータ4の
駆動力は、無段変速機5、減速装置6および差動装置7
を介して駆動輪8へ伝達される。無段変速機5には油圧
装置9から圧油が供給され、ベルトのクランプと潤滑が
なされる。油圧装置9のオイルポンプ(図示せず)はモ
ータ10により駆動される。
が車両の推進源となり、クラッチ3解放時はモータ4の
みが車両の推進源となる。エンジン2またはモータ4の
駆動力は、無段変速機5、減速装置6および差動装置7
を介して駆動輪8へ伝達される。無段変速機5には油圧
装置9から圧油が供給され、ベルトのクランプと潤滑が
なされる。油圧装置9のオイルポンプ(図示せず)はモ
ータ10により駆動される。
【0019】モータ1は主としてエンジン始動と発電に
用いられ、モータ4は主として車両の推進(力行)と制
動に用いられる。また、モータ10は油圧装置9のオイ
ルポンプ駆動用である。また、クラッチ3締結時に、モ
ータ1を車両の推進と制動に用いることもでき、モータ
4をエンジン始動や発電に用いることもできる。クラッ
チ3はパウダークラッチであり、伝達トルクを調節する
ことができる。無段変速機5はベルト式やトロイダル式
などの無段変速機であり、変速比を無段階に調節するこ
とができる。
用いられ、モータ4は主として車両の推進(力行)と制
動に用いられる。また、モータ10は油圧装置9のオイ
ルポンプ駆動用である。また、クラッチ3締結時に、モ
ータ1を車両の推進と制動に用いることもでき、モータ
4をエンジン始動や発電に用いることもできる。クラッ
チ3はパウダークラッチであり、伝達トルクを調節する
ことができる。無段変速機5はベルト式やトロイダル式
などの無段変速機であり、変速比を無段階に調節するこ
とができる。
【0020】モータ1,4,10はそれぞれ、インバー
タ11,12,13により駆動される。なお、モータ
1,4,10に直流電動モータを用いる場合には、イン
バータの代わりにDC/DCコンバータを用いる。イン
バータ11?13は共通のDCリンク14を介してメイ
ンバッテリ15に接続されており、メインバッテリ15
の直流充電電力を交流電力に変換してモータ1,4,1
0へ供給するとともに、モータ1,4の交流発電電力を
直流電力に変換してメインバッテリ15を充電する。な
お、インバータ11?13は互いにDCリンク14を介
して接続されているので、回生運転中のモータにより発
電された電力をメインバッテリ15を介さずに直接、力
行運転中のモータへ供給することができる。メインバッ
テリ15には、リチウムイオン電池、ニッケル水素電
池、鉛電池などの各種電池や、電気二重層キャパシター
いわゆるパワーキャパシターが適用される。
タ11,12,13により駆動される。なお、モータ
1,4,10に直流電動モータを用いる場合には、イン
バータの代わりにDC/DCコンバータを用いる。イン
バータ11?13は共通のDCリンク14を介してメイ
ンバッテリ15に接続されており、メインバッテリ15
の直流充電電力を交流電力に変換してモータ1,4,1
0へ供給するとともに、モータ1,4の交流発電電力を
直流電力に変換してメインバッテリ15を充電する。な
お、インバータ11?13は互いにDCリンク14を介
して接続されているので、回生運転中のモータにより発
電された電力をメインバッテリ15を介さずに直接、力
行運転中のモータへ供給することができる。メインバッ
テリ15には、リチウムイオン電池、ニッケル水素電
池、鉛電池などの各種電池や、電気二重層キャパシター
いわゆるパワーキャパシターが適用される。
【0021】16は本発明の制御装置の機能を備えたコ
ントローラであり、マイクロコンピュータとその周辺部
品や各種アクチュエータなどを備え、クラッチ3の伝達
トルク、モータ1,4,10の回転数や出力トルク、無
段変速機5の変速比、エンジン2の燃料噴射量・噴射時
期、点火時期などを制御する。
ントローラであり、マイクロコンピュータとその周辺部
品や各種アクチュエータなどを備え、クラッチ3の伝達
トルク、モータ1,4,10の回転数や出力トルク、無
段変速機5の変速比、エンジン2の燃料噴射量・噴射時
期、点火時期などを制御する。
【0022】コントローラ16には、図2に示すよう
に、キースイッチ20、セレクトレバースイッチ21、
アクセルペダルセンサ22、ブレーキスイッチ23、車
速センサ24、バッテリ温度センサ25、バッテリSO
C検出装置26、エンジン回転数センサ27、スロット
ル開度センサ28、水温センサ29が接続される。キー
スイッチ20は本発明の運転停止検出装置にあたるもの
で、車両のキーが0N位置またはSTART位置に設定
されると閉路する(以下、スイッチの閉路をオンまたは
0N、開路をオフまたはOFFと呼ぷ)。セレクトレバ
ースイッチ21は、パーキングP、ニュートラルN、リ
バースRおよびドライブDの何れかのレンジに切り換え
るセレクトレバー(図示せず)の設定位置に応じて、
P,N,R,Dのいずれかのスイッチがオンする。
に、キースイッチ20、セレクトレバースイッチ21、
アクセルペダルセンサ22、ブレーキスイッチ23、車
速センサ24、バッテリ温度センサ25、バッテリSO
C検出装置26、エンジン回転数センサ27、スロット
ル開度センサ28、水温センサ29が接続される。キー
スイッチ20は本発明の運転停止検出装置にあたるもの
で、車両のキーが0N位置またはSTART位置に設定
されると閉路する(以下、スイッチの閉路をオンまたは
0N、開路をオフまたはOFFと呼ぷ)。セレクトレバ
ースイッチ21は、パーキングP、ニュートラルN、リ
バースRおよびドライブDの何れかのレンジに切り換え
るセレクトレバー(図示せず)の設定位置に応じて、
P,N,R,Dのいずれかのスイッチがオンする。
【0023】アクセルペダルセンサ22はアクセルペダ
ルの踏み込み量を検出し、ブレーキスイッチ23はブレ
ーキペダルの踏み込み状態を検出する。車速センサ24
は車両の走行速度を検出し、バッテリ温度センサ25は
メインバッテリ15の温度を検出する。バッテリSOC
検出装置26はメインバッテリ15の実容量の代表値で
あるSOC(State Of Charge)を検出する。また、エ
ンジン回転数センサ27はエンジン2の回転数を検出
し、スロットル開度センサ28はエンジン2のスロット
ルバルブ開度を検出する。さらに、水温センサ29はエ
ンジン2の冷却水温を検出する。
ルの踏み込み量を検出し、ブレーキスイッチ23はブレ
ーキペダルの踏み込み状態を検出する。車速センサ24
は車両の走行速度を検出し、バッテリ温度センサ25は
メインバッテリ15の温度を検出する。バッテリSOC
検出装置26はメインバッテリ15の実容量の代表値で
あるSOC(State Of Charge)を検出する。また、エ
ンジン回転数センサ27はエンジン2の回転数を検出
し、スロットル開度センサ28はエンジン2のスロット
ルバルブ開度を検出する。さらに、水温センサ29はエ
ンジン2の冷却水温を検出する。
【0024】コントローラ16にはまた、エンジン2の
燃料噴射装置30、点火装置31、可変動弁装置32な
どが接続される。コントローラ16は、燃料噴射装置3
0を制御してエンジン2への燃料の供給と停止および燃
料噴射量・噴射時期を調節するとともに、点火装置31
を駆動してエンジン2の点火時期制御を行う。また、コ
ントローラ16は可変動弁装置32を制御してエンジン
2の吸・排気弁の作動状態を調節する。なお、コントロ
ーラ16には低圧の補助バッテリ33から電源が供給さ
れる。
燃料噴射装置30、点火装置31、可変動弁装置32な
どが接続される。コントローラ16は、燃料噴射装置3
0を制御してエンジン2への燃料の供給と停止および燃
料噴射量・噴射時期を調節するとともに、点火装置31
を駆動してエンジン2の点火時期制御を行う。また、コ
ントローラ16は可変動弁装置32を制御してエンジン
2の吸・排気弁の作動状態を調節する。なお、コントロ
ーラ16には低圧の補助バッテリ33から電源が供給さ
れる。
【0025】次に、上記エンジン2に適用される可変動
弁装置32の具体的な構成例につき図3および図4を用
いて説明する。図3は可変動弁装置の機構部分の詳細
を、図4は油圧回路を中心とした制御系統を示してい
る。
弁装置32の具体的な構成例につき図3および図4を用
いて説明する。図3は可変動弁装置の機構部分の詳細
を、図4は油圧回路を中心とした制御系統を示してい
る。
【0026】この可変動弁装置32は、吸気カム軸51
の一端部に設けられており、図示しないカムスプロケッ
トの回転位相を可変的に吸気カム軸51に伝えることで
吸気弁作動時期を進角または遅角させるようになってい
る。53はカムスプロケットが取り付けられるアウタハ
ウジングであり、54は吸気カム軸51に結合されるイ
ンナハウジングであり、これらアウタハウジング53の
内周とインナハウジング54の外周との間の環状空間に
軸方向変位可能な環状のピストン55が収装されてい
る。
の一端部に設けられており、図示しないカムスプロケッ
トの回転位相を可変的に吸気カム軸51に伝えることで
吸気弁作動時期を進角または遅角させるようになってい
る。53はカムスプロケットが取り付けられるアウタハ
ウジングであり、54は吸気カム軸51に結合されるイ
ンナハウジングであり、これらアウタハウジング53の
内周とインナハウジング54の外周との間の環状空間に
軸方向変位可能な環状のピストン55が収装されてい
る。
【0027】ピストン55の内周および外周とアウタハ
ウジング53の内周およびインナハウジング54の外周
はそれぞれヘリカルスプライン56を介して軸方向摺動
自由に係合しており、ピストン55の軸方向変位に応じ
てアウタハウジング53とインナハウジング54とが相
対回転して、図示しないカムスプロケットと吸気カム軸
51との相対角度を変化させ、吸気弁作動時期を変化さ
せる。
ウジング53の内周およびインナハウジング54の外周
はそれぞれヘリカルスプライン56を介して軸方向摺動
自由に係合しており、ピストン55の軸方向変位に応じ
てアウタハウジング53とインナハウジング54とが相
対回転して、図示しないカムスプロケットと吸気カム軸
51との相対角度を変化させ、吸気弁作動時期を変化さ
せる。
【0028】上記ピストン55の位置は油圧制御であ
り、このためにアウタハウジング53の端部側とピスト
ン55が対向する位置には進角側油室57が、吸気カム
軸51側には遅角側油室58がそれぞれ画成されてい
る。遅角側油室58にはコイル状のリターンスプリング
52が収装されており、このリターンスプリング52の
張力によりピストン55を遅角方向に付勢している。
り、このためにアウタハウジング53の端部側とピスト
ン55が対向する位置には進角側油室57が、吸気カム
軸51側には遅角側油室58がそれぞれ画成されてい
る。遅角側油室58にはコイル状のリターンスプリング
52が収装されており、このリターンスプリング52の
張力によりピストン55を遅角方向に付勢している。
【0029】油室57、58には吸気カム軸51を支持
するジャーナル部および吸気カム軸51の内部に形成さ
れた油路59または60を介してエンジン駆動の油圧ポ
ンプ17(図4参照)に接続されている。また、油路5
9、60の途中には電磁切換弁18が介装されており、
この電磁切換弁18の位置をコントローラ16が制御す
ることでピストン55の位置を進角側または遅角側の任
意の位置へと制御する。
するジャーナル部および吸気カム軸51の内部に形成さ
れた油路59または60を介してエンジン駆動の油圧ポ
ンプ17(図4参照)に接続されている。また、油路5
9、60の途中には電磁切換弁18が介装されており、
この電磁切換弁18の位置をコントローラ16が制御す
ることでピストン55の位置を進角側または遅角側の任
意の位置へと制御する。
【0030】電磁切換弁18は本発明の弁作動時期保持
装置にあたるもので、これは図4に示したようにa,
b,cの3ポジションの切換弁であり、図示したaポジ
ションでは進角側油室57と油圧ポンプ17とが接続さ
れると共に遅角側油室58はドレンへと接続されるため
ピストン55はリターンスプリング52に抗して進角側
へと移動して吸気弁作動時期を進角させる。bポジショ
ンでは前記と逆に遅角側油室58と油圧ポンプ17とが
接続されると共に進角側油室57はドレンへと接続され
るためピストン55は遅角側へと移動して吸気弁作動時
期を遅角させる。cポジションは位置保持動作のための
ポジションであり、各油室57、58への油路59、6
0を遮断するためピストン55はロック状態となる。な
お、aまたはbポジションのときにエンジン2が停止し
て油圧が低下するとリターンスプリング52の張力によ
りピストン55は遅角方向へと付勢される。
装置にあたるもので、これは図4に示したようにa,
b,cの3ポジションの切換弁であり、図示したaポジ
ションでは進角側油室57と油圧ポンプ17とが接続さ
れると共に遅角側油室58はドレンへと接続されるため
ピストン55はリターンスプリング52に抗して進角側
へと移動して吸気弁作動時期を進角させる。bポジショ
ンでは前記と逆に遅角側油室58と油圧ポンプ17とが
接続されると共に進角側油室57はドレンへと接続され
るためピストン55は遅角側へと移動して吸気弁作動時
期を遅角させる。cポジションは位置保持動作のための
ポジションであり、各油室57、58への油路59、6
0を遮断するためピストン55はロック状態となる。な
お、aまたはbポジションのときにエンジン2が停止し
て油圧が低下するとリターンスプリング52の張力によ
りピストン55は遅角方向へと付勢される。
【0031】コントローラ16はエンジン運転中は運転
状態に応じて所定の吸気弁作動時期となるようにエンジ
ン回転数や要求負荷等の運転状態を検出しながら電磁切
換弁18を制御するが、エンジン停止時の吸気弁作動時
期に関してはこの場合、水温センサ29から得られる冷
却水温とエンジン停止条件を示すキースイッチ20の状
態に基づいて制御を行う。また、コントローラ16はエ
ンジン停止後に可変動弁装置32に油圧を供給する必要
がある場合にはモータ1によりエンジン2をモータリン
グし、これにより油圧ポンプ17に油圧を発生させるよ
うにしている。すなわち前記モータ1および油圧ポンプ
17が本発明の油圧供給装置に相当する。
状態に応じて所定の吸気弁作動時期となるようにエンジ
ン回転数や要求負荷等の運転状態を検出しながら電磁切
換弁18を制御するが、エンジン停止時の吸気弁作動時
期に関してはこの場合、水温センサ29から得られる冷
却水温とエンジン停止条件を示すキースイッチ20の状
態に基づいて制御を行う。また、コントローラ16はエ
ンジン停止後に可変動弁装置32に油圧を供給する必要
がある場合にはモータ1によりエンジン2をモータリン
グし、これにより油圧ポンプ17に油圧を発生させるよ
うにしている。すなわち前記モータ1および油圧ポンプ
17が本発明の油圧供給装置に相当する。
【0032】次に、上記コントローラ16による吸気弁
作動時期制御の実施形態につき図5および6を参照しな
がら説明する。図5と図6はそれぞれコントローラ16
の制御の概要を示す流れ図であり、これらの流れ図によ
って表される処理はコントローラ16によるハイブリッ
ド車両の総合的な制御の一部を構成するものとして割り
込み処理等により周期的に実行される。
作動時期制御の実施形態につき図5および6を参照しな
がら説明する。図5と図6はそれぞれコントローラ16
の制御の概要を示す流れ図であり、これらの流れ図によ
って表される処理はコントローラ16によるハイブリッ
ド車両の総合的な制御の一部を構成するものとして割り
込み処理等により周期的に実行される。
【0033】図5はエンジン停止時の制御を示してお
り、この制御ではまずキースイッチ20の状態を検出
し、キースイッチ20の状態が前回の検出時にON状態
で、今回の検出時にOFF状態になった場合にエンジン
停止条件と判定して吸気弁作動時期を進角化する制御を
実行し、キースイッチ20のON状態もしくはOFF状
態が継続する場合には、エンジン停止条件ではないと判
定し、吸気弁作動時期を進角化する制御を実行しない
(ステップ501)。なお、ハイブリッド車両では自動
変速機がパーキングレンジに操作されたときにもエンジ
ンを停止させる場合があるので、この変速機のセレクト
操作をセレクトレバースイッチ21(図2参照)から検
出するようにしてもよい。
り、この制御ではまずキースイッチ20の状態を検出
し、キースイッチ20の状態が前回の検出時にON状態
で、今回の検出時にOFF状態になった場合にエンジン
停止条件と判定して吸気弁作動時期を進角化する制御を
実行し、キースイッチ20のON状態もしくはOFF状
態が継続する場合には、エンジン停止条件ではないと判
定し、吸気弁作動時期を進角化する制御を実行しない
(ステップ501)。なお、ハイブリッド車両では自動
変速機がパーキングレンジに操作されたときにもエンジ
ンを停止させる場合があるので、この変速機のセレクト
操作をセレクトレバースイッチ21(図2参照)から検
出するようにしてもよい。
【0034】エンジン停止条件と判定した場合には、次
に電磁切換弁18をaポジションに制御すると共に、こ
のときすでにエンジン2は停止しているのでモータ1に
よりモータリングを行い、油圧ポンプ17を作動させて
油圧を発生させる(ステップ502?503)。なお、
油圧源の油圧ポンプ17は通常エンジンのクランクシャ
フトによって駆動されているが、さらなる高油圧をエン
ジンに供給するために外部電動ポンプ等によって油圧を
発生させてもよい。また、本実施形態ではエンジンを停
止させてから吸気弁作動時期を進角化する制御を実行し
ているが、エンジンが停止する前に吸気弁作動時期を進
角化する制御を行い、その後にエンジンを停止させるよ
うにしてもよい。このときの油圧供給は、例えば油圧供
給開始からの経過時間等に基づき可変動弁装置32が所
定の進角位置に達したことが判定されるまで継続する
(ステップ504)。
に電磁切換弁18をaポジションに制御すると共に、こ
のときすでにエンジン2は停止しているのでモータ1に
よりモータリングを行い、油圧ポンプ17を作動させて
油圧を発生させる(ステップ502?503)。なお、
油圧源の油圧ポンプ17は通常エンジンのクランクシャ
フトによって駆動されているが、さらなる高油圧をエン
ジンに供給するために外部電動ポンプ等によって油圧を
発生させてもよい。また、本実施形態ではエンジンを停
止させてから吸気弁作動時期を進角化する制御を実行し
ているが、エンジンが停止する前に吸気弁作動時期を進
角化する制御を行い、その後にエンジンを停止させるよ
うにしてもよい。このときの油圧供給は、例えば油圧供
給開始からの経過時間等に基づき可変動弁装置32が所
定の進角位置に達したことが判定されるまで継続する
(ステップ504)。
【0035】次に、可変動弁装置32が所定の進角位置
に達すると、リターンスプリング52の張力より可変動
弁装置32のフリクションのほうが大きいため、エンジ
ンが停止した状態では可変動弁装置32のピストン55
は動かず、可変動弁装置32は進角位置に固定される。
その後に、次回のエンジン始動時の可変動弁装置32の
速やかな応答性の確保のために、電磁切換弁18をロッ
ク位置であるcポジションに切り換えて、可変動弁装置
32の油室57,58を油圧ロック状態としておく(ス
テップ505)。このようにして吸気弁作動時期を進角
位置に保持した後、モータ1を停止させて油圧供給を終
了させると共に電源をオフにしてエンジン停止時の制御
は完了する(ステップ506?507)。
に達すると、リターンスプリング52の張力より可変動
弁装置32のフリクションのほうが大きいため、エンジ
ンが停止した状態では可変動弁装置32のピストン55
は動かず、可変動弁装置32は進角位置に固定される。
その後に、次回のエンジン始動時の可変動弁装置32の
速やかな応答性の確保のために、電磁切換弁18をロッ
ク位置であるcポジションに切り換えて、可変動弁装置
32の油室57,58を油圧ロック状態としておく(ス
テップ505)。このようにして吸気弁作動時期を進角
位置に保持した後、モータ1を停止させて油圧供給を終
了させると共に電源をオフにしてエンジン停止時の制御
は完了する(ステップ506?507)。
【0036】上記制御に基づき、エンジン停止後も可変
動弁装置32は吸気弁作動時期を進角位置に保持し続け
るので、次回始動時にはエンジン油圧が十分に立ち上が
らない状態にあっても吸気弁作動時期を進角状態として
エンジン始動を行うことができ、このため低温時にあっ
ても必要な圧縮圧力を確保して良好な始動性を発揮させ
ることができる。
動弁装置32は吸気弁作動時期を進角位置に保持し続け
るので、次回始動時にはエンジン油圧が十分に立ち上が
らない状態にあっても吸気弁作動時期を進角状態として
エンジン始動を行うことができ、このため低温時にあっ
ても必要な圧縮圧力を確保して良好な始動性を発揮させ
ることができる。
【0037】次に、エンジン始動時の制御の実施形態に
つき図6に沿って説明する。この始動時制御では、まず
エンジンキースイッチ20がSTART位置になったこ
と、あるいはハイブリッド車両では変速機のセレクトレ
バーがパーキングから走行レンジへと操作されたこと等
から判定し、この始動条件と判定したときには以下の始
動時制御を実行し、始動条件と判定しなかったときには
制御を行わない(ステップ601)。
つき図6に沿って説明する。この始動時制御では、まず
エンジンキースイッチ20がSTART位置になったこ
と、あるいはハイブリッド車両では変速機のセレクトレ
バーがパーキングから走行レンジへと操作されたこと等
から判定し、この始動条件と判定したときには以下の始
動時制御を実行し、始動条件と判定しなかったときには
制御を行わない(ステップ601)。
【0038】始動条件と判定したときには、次に水温セ
ンサ29からの信号に基づきエンジン冷却水温Twを検
出し、これを所定の基準水温Toと比較する(ステップ
602)。前記基準水温Toは吸気弁作動時期が遅角状
態であっても良好な始動性が得られる下限温度付近に設
定されている。すなわち冷却水温TwがこのTo以上の
場合には、吸気弁作動時期を進角させておくまでもなく
始動が可能なので、上記図5のエンジン停止時制御によ
りcポジション(進角保持状態)に保持していた電磁切
換弁18をbポジションに切り換えて吸気弁作動時期を
遅角させてからエンジンが完爆するまでモータ1により
始動クランキングを行わせ、エンジンが始動完爆したの
ちは必要に応じて電磁切換弁18をaポジションに切り
換えて吸気弁作動位置を進角させるという制御を行う
(ステップ609?611、607)。これにより、比
較的高温で始動性が良好な条件下では圧縮圧力を低下さ
せてエンジン始動時の振動を低減させることができる。
ンサ29からの信号に基づきエンジン冷却水温Twを検
出し、これを所定の基準水温Toと比較する(ステップ
602)。前記基準水温Toは吸気弁作動時期が遅角状
態であっても良好な始動性が得られる下限温度付近に設
定されている。すなわち冷却水温TwがこのTo以上の
場合には、吸気弁作動時期を進角させておくまでもなく
始動が可能なので、上記図5のエンジン停止時制御によ
りcポジション(進角保持状態)に保持していた電磁切
換弁18をbポジションに切り換えて吸気弁作動時期を
遅角させてからエンジンが完爆するまでモータ1により
始動クランキングを行わせ、エンジンが始動完爆したの
ちは必要に応じて電磁切換弁18をaポジションに切り
換えて吸気弁作動位置を進角させるという制御を行う
(ステップ609?611、607)。これにより、比
較的高温で始動性が良好な条件下では圧縮圧力を低下さ
せてエンジン始動時の振動を低減させることができる。
【0039】一方、冷却水温Twが基準値Toよりも低
いときには、電磁切換弁18をcポジションに保持した
まま、つまり吸気弁作動時期を進角状態としたままで、
エンジンが始動完爆するまで始動クランキングを行う
(ステップ603?606)。ただし、クランキングが
ある程度の時間継続すると、その間に油圧ポンプ17に
よりエンジン油圧が上昇するので、これをクランキング
開始からの時間経過あるいは油圧スイッチ(図示せず)
等により検出した時点で電磁切換弁18をaポジション
に切り換えるようにしている(ステップ605、60
8)。これに対して、エンジン油圧が十分に上昇する以
前に始動完爆した場合には、始動完爆後に必要に応じて
電磁切換弁18をaポジションに切り換えている(ステ
ップ607)。
いときには、電磁切換弁18をcポジションに保持した
まま、つまり吸気弁作動時期を進角状態としたままで、
エンジンが始動完爆するまで始動クランキングを行う
(ステップ603?606)。ただし、クランキングが
ある程度の時間継続すると、その間に油圧ポンプ17に
よりエンジン油圧が上昇するので、これをクランキング
開始からの時間経過あるいは油圧スイッチ(図示せず)
等により検出した時点で電磁切換弁18をaポジション
に切り換えるようにしている(ステップ605、60
8)。これに対して、エンジン油圧が十分に上昇する以
前に始動完爆した場合には、始動完爆後に必要に応じて
電磁切換弁18をaポジションに切り換えている(ステ
ップ607)。
【0040】この始動時制御により、エンジン油圧の上
昇を待つことなく吸気弁作動時期を進角状態に保持して
始動を行えるので、始動性が悪化しがちな低温条件下に
おいても適当な圧縮圧力を確保して良好な始動性を確保
することができる。一方、エンジン始動性が良好な比較
的高温の条件下では上述のとおり吸気弁作動時期を遅角
化して始動させるので、エンジン始動時の振動を低減す
る効果をも享受することができる。
昇を待つことなく吸気弁作動時期を進角状態に保持して
始動を行えるので、始動性が悪化しがちな低温条件下に
おいても適当な圧縮圧力を確保して良好な始動性を確保
することができる。一方、エンジン始動性が良好な比較
的高温の条件下では上述のとおり吸気弁作動時期を遅角
化して始動させるので、エンジン始動時の振動を低減す
る効果をも享受することができる。
【図1】、
【図2】本発明が適用可能な可変動弁装置を備えたハイ
ブリッド車両の構成例を示す概略構成図。
ブリッド車両の構成例を示す概略構成図。
【図3】上記可変動弁装置の実施形態の縦断面図。
【図4】上記可変動弁装置の油圧回路等を含む制御系統
の概略図。
の概略図。
【図5】、
【図6】本発明による可変動弁装置の制御内容に関する
実施形態の流れ図。
実施形態の流れ図。
【符号の説明】 1 電動モータ 2 エンジン 3 クラッチ 4 電動モータ 5 無段変速機 9 油圧装置 10 油圧発生用モータ 15 バッテリ 16 コントローラ 17 油圧ポンプ 18 電磁切換弁(弁作動時期保持装置) 20 キースイッチ 21 セレクトレバースイッチ 22 アクセルペダルセンサ 23 ブレーキスイッチ 24 車速センサ 25 バッテリ温度センサ 26 バッテリSOC検出装置 27 エンジン回転数センサ 28 スロットル開度センサ 29 水温センサ 32 可変動弁装置 51 吸気カム軸 53 アウタハウジング 54 インナハウジング 55 ピストン 57 進角側油室 58 遅角側油室
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月2日(1999.4.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な可変動弁装置を備えたハイ
ブリッド車両の構成例を示す概略構成図。
ブリッド車両の構成例を示す概略構成図。
【図2】本発明が適用可能な可変動弁装置を備えたハイ
ブリッド車両の構成例を示す概略構成図。
ブリッド車両の構成例を示す概略構成図。
【図3】上記可変動弁装置の実施形態の縦断面図。
【図4】上記可変動弁装置の油圧回路等を含む制御系統
の概略図。
の概略図。
【図5】本発明による可変動弁装置の制御内容に関する
実施形態の流れ図。
実施形態の流れ図。
【図6】本発明による可変動弁装置の制御内容に関する
実施形態の流れ図。
実施形態の流れ図。
【符号の説明】 1 電動モータ 2 エンジン 3 クラッチ 4 電動モータ 5 無段変速機 9 油圧装置 10 油圧発生用モータ 15 バッテリ 16 コントローラ 17 油圧ポンプ 18 電磁切換弁(弁作動時期保持装置) 20 キースイッチ 21 セレクトレバースイッチ 22 アクセルペダルセンサ 23 ブレーキスイッチ 24 車速センサ 25 バッテリ温度センサ 26 バッテリSOC検出装置 27 エンジン回転数センサ 28 スロットル開度センサ 29 水温センサ 32 可変動弁装置 51 吸気カム軸 53 アウタハウジング 54 インナハウジング 55 ピストン 57 進角側油室 58 遅角側油室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G092 AA11 AC02 BA09 BB01 BB06 DA01 DA09 DF04 DF08 DG02 DG05 DG08 DG09 EA03 EA08 EA12 EA13 EA28 FA31 FA50 GA01 GA10 HA06Z HA13X HE01Z HE08Z HF02Z HF08Z HF12X HF12Z HF13Z HF15X HF19Z HF20Z HF21Z HF26Z
Claims (6)
- 【請求項1】油圧作用時に吸気弁作動時期を進角させ、
油圧解放時にはリターンスプリングにより吸気弁作動時
期を遅角させるように構成された可変動弁装置を備えた
エンジンにおいて、 エンジンの運転停止条件を検出する運転停止検出装置
と、 運転停止検出時に前記可変動弁装置を吸気弁作動時期が
進角した位置をとるように保持する弁作動時期保持装置
とを備えたエンジンの動弁制御装置。 - 【請求項2】弁作動時期保持装置は、可変動弁装置の油
圧回路を遮蔽する弁装置と、運転停止後に前記油圧回路
に油圧を供給する油圧供給装置とを備え、 運転停止検出時に前記油圧供給装置を駆動して可変動弁
装置を吸気弁作動時期進角位置に作動させたのち前記弁
装置により可変動弁装置の油圧回路を遮蔽するように構
成した請求項1に記載のエンジンの動弁制御装置。 - 【請求項3】油圧供給装置は、エンジンにより駆動され
る油圧ポンプと、エンジンをモータリングさせる電動モ
ータとを備え、 前記モータリングにより油圧ポンプに油圧を発生させる
ように構成した請求項2に記載のエンジンの動弁制御装
置。 - 【請求項4】油圧供給装置は、電動ポンプにより構成し
た請求項2に記載のエンジンの動弁制御装置。 - 【請求項5】弁作動時期保持装置は、エンジンの始動時
に可変動弁装置への供給油圧が上昇したのち弁作動時期
の保持を終了するように構成した請求項1に記載のエン
ジンの動弁制御装置。 - 【請求項6】弁作動時期保持装置は、エンジンの始動時
に冷却水温が所定の基準値以上であるときには弁作動時
期の保持を終了するように構成した請求項1に記載のエ
ンジンの動弁制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11015669A JP2000257453A (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-25 | エンジンの動弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP217999 | 1999-01-07 | ||
JP11-2179 | 1999-01-07 | ||
JP11015669A JP2000257453A (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-25 | エンジンの動弁制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000257453A true JP2000257453A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=26335520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11015669A Pending JP2000257453A (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-25 | エンジンの動弁制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000257453A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256910A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-11 | Aisin Seiki Co Ltd | 弁開閉時期制御装置 |
JP2004340074A (ja) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Mitsubishi Automob Eng Co Ltd | 可変バルブタイミング制御装置 |
US7213666B2 (en) | 2002-09-13 | 2007-05-08 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Hybrid vehicle |
JP2007315290A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Toyota Motor Corp | 可変動弁装置、その制御方法及びこれを搭載した車両 |
JP2008190495A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Toyota Motor Corp | 内燃機関装置およびその制御方法並びに車両 |
US7958868B2 (en) | 2006-01-10 | 2011-06-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control device for vehicle |
US8166933B2 (en) | 2007-09-29 | 2012-05-01 | Honda Motor Co., Ltd. | Power unit for small-sized vehicle |
JP2014062486A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の可変バルブタイミング制御装置 |
JP2015206297A (ja) * | 2014-04-21 | 2015-11-19 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンの制御装置 |
-
1999
- 1999-01-25 JP JP11015669A patent/JP2000257453A/ja active Pending
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