JP2000252579A - 半導体光素子及びその製造方法 - Google Patents
半導体光素子及びその製造方法Info
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- JP2000252579A JP2000252579A JP5209399A JP5209399A JP2000252579A JP 2000252579 A JP2000252579 A JP 2000252579A JP 5209399 A JP5209399 A JP 5209399A JP 5209399 A JP5209399 A JP 5209399A JP 2000252579 A JP2000252579 A JP 2000252579A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スポットサイズ変換部への電流注入を阻止す
る。 【解決手段】 半導体光素子は、電圧印加によってレー
ザを発振するレーザ部と、光のスポットサイズを変換す
るスポットサイズ変換部とを備える。導波路層12は、
n型基板10上に形成されたn型クラッド層11上に形
成され、光を伝搬し、レーザ部では層厚がほぼ一定であ
り、スポットサイズ変換部では層厚が連続的に変化して
いる。p型電流ブロック層14及びn型電流ブロック層
15は、導波路層12上に形成された第1p型クラッド
層13上のスポットサイズ変換部に形成され、逆接合に
よってスポットサイズ変換部への電流流入を阻止する。
第2p型クラッド層16は、第1p型クラッド層13上
のレーザ部に形成され、p型電流ブロック層14よりも
高いキャリア濃度を有する。金属電極19は、第2p型
クラッド層16上に形成されている。
る。 【解決手段】 半導体光素子は、電圧印加によってレー
ザを発振するレーザ部と、光のスポットサイズを変換す
るスポットサイズ変換部とを備える。導波路層12は、
n型基板10上に形成されたn型クラッド層11上に形
成され、光を伝搬し、レーザ部では層厚がほぼ一定であ
り、スポットサイズ変換部では層厚が連続的に変化して
いる。p型電流ブロック層14及びn型電流ブロック層
15は、導波路層12上に形成された第1p型クラッド
層13上のスポットサイズ変換部に形成され、逆接合に
よってスポットサイズ変換部への電流流入を阻止する。
第2p型クラッド層16は、第1p型クラッド層13上
のレーザ部に形成され、p型電流ブロック層14よりも
高いキャリア濃度を有する。金属電極19は、第2p型
クラッド層16上に形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光のスポットサイ
ズ変換機能を備えた半導体光素子及びその製造方法に関
し、特に、低電力で動作可能な半導体光素子及びその製
造方法に関する。
ズ変換機能を備えた半導体光素子及びその製造方法に関
し、特に、低電力で動作可能な半導体光素子及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信等の普及に伴い、光素子モジュー
ルの低コスト化が求められている。光素子モジュールの
低コスト化に有効な方法として、モジュールに搭載する
光素子に光のスポットサイズを大きくするスポットサイ
ズ変換器を集積化する方法がある。これによって、レン
ズ等を用いることなく、光素子よりもスポットサイズの
大きい光ファイバ等への結合効率を確保することができ
る。即ち、光素子モジュールの部品コストや組立コスト
等を削減することができる。
ルの低コスト化が求められている。光素子モジュールの
低コスト化に有効な方法として、モジュールに搭載する
光素子に光のスポットサイズを大きくするスポットサイ
ズ変換器を集積化する方法がある。これによって、レン
ズ等を用いることなく、光素子よりもスポットサイズの
大きい光ファイバ等への結合効率を確保することができ
る。即ち、光素子モジュールの部品コストや組立コスト
等を削減することができる。
【0003】以上のような光素子を製造する技術は、例
えば、「全選択MOVPE成長型1.3μmスポットサ
イズ変換器集積LD」(1997年電子情報通信学会エ
レクトロニクスソサイエティ大会、C−4−26)に開
示されている。この技術によって製造される光素子は、
電流注入によってレーザを発振するレーザ部と、レーザ
部から発振されたレーザのスポットサイズを変換するス
ポットサイズ変換部と、を備えている。
えば、「全選択MOVPE成長型1.3μmスポットサ
イズ変換器集積LD」(1997年電子情報通信学会エ
レクトロニクスソサイエティ大会、C−4−26)に開
示されている。この技術によって製造される光素子は、
電流注入によってレーザを発振するレーザ部と、レーザ
部から発振されたレーザのスポットサイズを変換するス
ポットサイズ変換部と、を備えている。
【0004】図14(a),(b)は、上記光素子の具
体的な構成を示す模式図である。なお、図14(a)
は、図14(b)のa−a’断面図であり、図14
(b)は、図14(a)のb−b’断面図である。上記
光素子は、図14(a),(b)に示すように、n型I
nP(インジウムリン)基板30と、n型InPクラッ
ド層31と、InGaAsP(インジウムガリウムヒ素
リン)導波路層32と、第1p型InPクラッド層33
と、p型InP電流ブロック層34と、n型InP電流
ブロック層35と、第2p型InPクラッド層36と、
p型InGaAsコンタクト層37と、絶縁層38と、
金属電極39と、から構成されている。
体的な構成を示す模式図である。なお、図14(a)
は、図14(b)のa−a’断面図であり、図14
(b)は、図14(a)のb−b’断面図である。上記
光素子は、図14(a),(b)に示すように、n型I
nP(インジウムリン)基板30と、n型InPクラッ
ド層31と、InGaAsP(インジウムガリウムヒ素
リン)導波路層32と、第1p型InPクラッド層33
と、p型InP電流ブロック層34と、n型InP電流
ブロック層35と、第2p型InPクラッド層36と、
p型InGaAsコンタクト層37と、絶縁層38と、
金属電極39と、から構成されている。
【0005】n型InP基板30上には、n型InPク
ラッド層31、InGaAsP導波路層32、及び、第
1p型InPクラッド層33が、この順で形成されてい
る。なお、これら3層は、図14(a)に示すように、
3つの部分に分かれており、中央部分が上記レーザ部及
びスポットサイズ変換部に対応する。n型InPクラッ
ド層31は、キャリア濃度が約1×1018cm−3で
あり、層厚は約100nmである。
ラッド層31、InGaAsP導波路層32、及び、第
1p型InPクラッド層33が、この順で形成されてい
る。なお、これら3層は、図14(a)に示すように、
3つの部分に分かれており、中央部分が上記レーザ部及
びスポットサイズ変換部に対応する。n型InPクラッ
ド層31は、キャリア濃度が約1×1018cm−3で
あり、層厚は約100nmである。
【0006】InGaAsP導波路層32は、光が伝搬
する層であり、スポットサイズ変換部では、その厚さが
レーザ部側から端面に向かって徐々に薄くなるように形
成されている。このように、スポットサイズ変換部で
は、InGaAsP導波路層32の層厚をレーザ部より
も薄くすることによってスポットサイズを変換する。第
1p型InPクラッド層33は、キャリア濃度が約7×
1017cm−3であり、層厚が約200nmである。
そして、第1p型InPクラッド層33とn型InPク
ラッド層31との間に所定の電圧を印加されることによ
って、レーザが生成される。
する層であり、スポットサイズ変換部では、その厚さが
レーザ部側から端面に向かって徐々に薄くなるように形
成されている。このように、スポットサイズ変換部で
は、InGaAsP導波路層32の層厚をレーザ部より
も薄くすることによってスポットサイズを変換する。第
1p型InPクラッド層33は、キャリア濃度が約7×
1017cm−3であり、層厚が約200nmである。
そして、第1p型InPクラッド層33とn型InPク
ラッド層31との間に所定の電圧を印加されることによ
って、レーザが生成される。
【0007】p型InP電流ブロック層34は、3つの
部分に分かれているn型InPクラッド層31、導波路
層32、及び、第1p型InPクラッド層33の隙間を
埋め、レーザ部及びスポットサイズ変換部を除いた第1
p型InPクラッド層33上に形成されている。p型I
nP電流ブロック層34の層厚は約600nmであり、
キャリア濃度は6×1017cm−3である。n型In
P電流ブロック層35は、p型InP電流ブロック層3
4上に形成されている。また、n型電流ブロック層35
の層厚は約600nmであり、キャリア濃度は3×10
18cm−3である。このように、レーザ部及びスポッ
トサイズ変換部を除いた領域には、p型電流ブロック層
34及びn型電流ブロック層35がこの順で形成されて
いるため、この部分では、n型電流ブロック層35から
p型電流ブロック層34方向への電流は流れないように
なっている。
部分に分かれているn型InPクラッド層31、導波路
層32、及び、第1p型InPクラッド層33の隙間を
埋め、レーザ部及びスポットサイズ変換部を除いた第1
p型InPクラッド層33上に形成されている。p型I
nP電流ブロック層34の層厚は約600nmであり、
キャリア濃度は6×1017cm−3である。n型In
P電流ブロック層35は、p型InP電流ブロック層3
4上に形成されている。また、n型電流ブロック層35
の層厚は約600nmであり、キャリア濃度は3×10
18cm−3である。このように、レーザ部及びスポッ
トサイズ変換部を除いた領域には、p型電流ブロック層
34及びn型電流ブロック層35がこの順で形成されて
いるため、この部分では、n型電流ブロック層35から
p型電流ブロック層34方向への電流は流れないように
なっている。
【0008】第2p型InPクラッド層36は、n型電
流ブロック層35と、レーザ部及びスポットサイズ変換
部に対応する第1p型InPクラッド層33上に形成さ
れている。また、第2p型InPクラッド層36の層厚
は約3500nmであり、キャリア濃度は1×1018
cm−3である。p型InGaAsコンタクト層37
は、第2p型クラッド層36上の全面に形成されてい
る。また、p型InGaAsコンタクト層37の層厚は
300nmであり、キャリア濃度は1×1019cm
−3である。
流ブロック層35と、レーザ部及びスポットサイズ変換
部に対応する第1p型InPクラッド層33上に形成さ
れている。また、第2p型InPクラッド層36の層厚
は約3500nmであり、キャリア濃度は1×1018
cm−3である。p型InGaAsコンタクト層37
は、第2p型クラッド層36上の全面に形成されてい
る。また、p型InGaAsコンタクト層37の層厚は
300nmであり、キャリア濃度は1×1019cm
−3である。
【0009】絶縁層38は、SiO2(二酸化ケイ素)
から形成されており、レーザ部に相当する領域を除くp
型InGaAsコンタクト層37上に形成されている。
この絶縁層38によって、金属電極39からの電流注入
領域が、レーザ部に対応するようにする。金属電極39
は、Au−Cr(金−クロム)等から形成されており、
絶縁層38及びレーザ部に相当するp型InGaAsコ
ンタクト層37上に形成されている。
から形成されており、レーザ部に相当する領域を除くp
型InGaAsコンタクト層37上に形成されている。
この絶縁層38によって、金属電極39からの電流注入
領域が、レーザ部に対応するようにする。金属電極39
は、Au−Cr(金−クロム)等から形成されており、
絶縁層38及びレーザ部に相当するp型InGaAsコ
ンタクト層37上に形成されている。
【0010】以上のように、光素子を構成するInGa
AsP導波路層32の層厚をレーザ部とスポットサイズ
変換部とで変えることによって、レーザのスポットサイ
ズを変換し、光素子モジュールの部品コストや組立コス
ト等を削減している。また、上記と同様な構成の光素子
を製造する技術は、特開平10−98231号公報及び
特開平10−308556号公報にも開示されている。
AsP導波路層32の層厚をレーザ部とスポットサイズ
変換部とで変えることによって、レーザのスポットサイ
ズを変換し、光素子モジュールの部品コストや組立コス
ト等を削減している。また、上記と同様な構成の光素子
を製造する技術は、特開平10−98231号公報及び
特開平10−308556号公報にも開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した技術では、半
導体光素子のスポットサイズ変換部直上に、レーザ部と
同一の層(第2p型InPクラッド層36)を形成して
いる。この第2p型InPクラッド層36のキャリア濃
度は、レーザ部の動作電圧を低減するために、ある程度
高くしなければならない。また、第2p型InPクラッ
ド層36では、キャリア濃度が高いほど、価電子帯間吸
収によって光を吸収しやすくなる。そのため、伝搬する
光のスポットサイズが大きくなるスポットサイズ変換部
では、p型InPクラッド層36のキャリア濃度が高い
と、伝搬損失が大きくなってしまうという問題がある。
導体光素子のスポットサイズ変換部直上に、レーザ部と
同一の層(第2p型InPクラッド層36)を形成して
いる。この第2p型InPクラッド層36のキャリア濃
度は、レーザ部の動作電圧を低減するために、ある程度
高くしなければならない。また、第2p型InPクラッ
ド層36では、キャリア濃度が高いほど、価電子帯間吸
収によって光を吸収しやすくなる。そのため、伝搬する
光のスポットサイズが大きくなるスポットサイズ変換部
では、p型InPクラッド層36のキャリア濃度が高い
と、伝搬損失が大きくなってしまうという問題がある。
【0012】従って、本発明は、発振しきい値電流、動
作電流および動作電圧の低減が可能なスポットサイズ変
換器を集積した半導体光素子およびその製造方法を提供
することを目的とする。
作電流および動作電圧の低減が可能なスポットサイズ変
換器を集積した半導体光素子およびその製造方法を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点にかかる半導体光素子は、所定
の電圧を印加されることによって発光する発光手段と、
光の伝搬方向に沿って前記発光手段に隣接して形成さ
れ、該発光手段によって生成された光のスポットサイズ
を変換する第1スポットサイズ変換手段と、前記発光手
段への電圧印加によって前記第1スポットサイズ変換手
段に電流が注入されることを阻止する第1電流ブロック
手段と、から構成されていることを特徴とする。この発
明によれば、電圧を印加することによって電流を注入す
る領域を、第1電流ブロック手段によって制限すること
ができ、必要な部分にのみ電流が注入される。従って、
半導体光素子の動作電流を低減することができる。
に、本発明の第1の観点にかかる半導体光素子は、所定
の電圧を印加されることによって発光する発光手段と、
光の伝搬方向に沿って前記発光手段に隣接して形成さ
れ、該発光手段によって生成された光のスポットサイズ
を変換する第1スポットサイズ変換手段と、前記発光手
段への電圧印加によって前記第1スポットサイズ変換手
段に電流が注入されることを阻止する第1電流ブロック
手段と、から構成されていることを特徴とする。この発
明によれば、電圧を印加することによって電流を注入す
る領域を、第1電流ブロック手段によって制限すること
ができ、必要な部分にのみ電流が注入される。従って、
半導体光素子の動作電流を低減することができる。
【0014】前記発光手段及び前記第1スポットサイズ
変換手段は、第1導電型の下クラッド層と、前記下クラ
ッド層上に形成され、光を伝搬させ、前記発光手段に対
応する部分では層厚がほぼ一定であり、前記第1スポッ
トサイズ変換手段に対応する部分では層厚が連続的に変
化している導波路層と、前記導波路層上に形成された第
2導電型の第1上クラッド層と、から形成され、前記第
1電流ブロック手段は、前記第1上クラッド層上の所定
領域に形成された第2導電型の第1電流ブロック層と、
前記第1電流ブロック層上に形成された第1導電型の第
2電流ブロック層と、から形成されていてもよい。
変換手段は、第1導電型の下クラッド層と、前記下クラ
ッド層上に形成され、光を伝搬させ、前記発光手段に対
応する部分では層厚がほぼ一定であり、前記第1スポッ
トサイズ変換手段に対応する部分では層厚が連続的に変
化している導波路層と、前記導波路層上に形成された第
2導電型の第1上クラッド層と、から形成され、前記第
1電流ブロック手段は、前記第1上クラッド層上の所定
領域に形成された第2導電型の第1電流ブロック層と、
前記第1電流ブロック層上に形成された第1導電型の第
2電流ブロック層と、から形成されていてもよい。
【0015】このようにすると、第1スポットサイズ変
換手段では、導波路層の層厚が発光手段と異なるため、
吸収する光の波長が異なり、光の伝搬損失を低減するこ
とができる。前記第1電流ブロック手段は、前記第1ス
ポットサイズ変換手段よりも長く、その一端は前記第1
スポットサイズ変換手段の前記発光手段とは反対側の端
に一致するように形成されていてもよい。前記第1電流
ブロック手段は、前記第1スポットサイズ変換手段より
も短く、その一端は前記第1スポットサイズ変換手段の
前記発光手段とは反対側の端に一致するように形成され
ていてもよい。
換手段では、導波路層の層厚が発光手段と異なるため、
吸収する光の波長が異なり、光の伝搬損失を低減するこ
とができる。前記第1電流ブロック手段は、前記第1ス
ポットサイズ変換手段よりも長く、その一端は前記第1
スポットサイズ変換手段の前記発光手段とは反対側の端
に一致するように形成されていてもよい。前記第1電流
ブロック手段は、前記第1スポットサイズ変換手段より
も短く、その一端は前記第1スポットサイズ変換手段の
前記発光手段とは反対側の端に一致するように形成され
ていてもよい。
【0016】素子抵抗を低減するために、前記第1上ク
ラッド層及び前記第2電流ブロック層上に形成された第
2導電型の第2上クラッド層と、前記第2上クラッド層
上に形成された電極と、をさらに備え、前記第1電流ブ
ロック手段の第1電流ブロック層は、そのキャリア濃度
が前記第2上クラッド層のキャリア濃度よりも低くても
よい。このようにすると、スポットサイズ変換手段では
第1電流ブロック層のキャリア濃度を低くして光の吸収
を抑え、発光部では第2上クラッド層のキャリア濃度を
高くして素子抵抗を低減することができる。
ラッド層及び前記第2電流ブロック層上に形成された第
2導電型の第2上クラッド層と、前記第2上クラッド層
上に形成された電極と、をさらに備え、前記第1電流ブ
ロック手段の第1電流ブロック層は、そのキャリア濃度
が前記第2上クラッド層のキャリア濃度よりも低くても
よい。このようにすると、スポットサイズ変換手段では
第1電流ブロック層のキャリア濃度を低くして光の吸収
を抑え、発光部では第2上クラッド層のキャリア濃度を
高くして素子抵抗を低減することができる。
【0017】前記第2上クラッド層と前記電極との間に
形成され、電圧が印加される領域を制限する絶縁層をさ
らに備えてもよい。前記絶縁層は、前記第1電流ブロッ
ク手段上では、該第1電流ブロック手段の形成領域に対
応するように形成されていてもよい。前記絶縁層は、前
記第1電流ブロック手段上では、該第1電流ブロック手
段の形成領域よりも長く、又は、短くなるように形成さ
れていてもよい。
形成され、電圧が印加される領域を制限する絶縁層をさ
らに備えてもよい。前記絶縁層は、前記第1電流ブロッ
ク手段上では、該第1電流ブロック手段の形成領域に対
応するように形成されていてもよい。前記絶縁層は、前
記第1電流ブロック手段上では、該第1電流ブロック手
段の形成領域よりも長く、又は、短くなるように形成さ
れていてもよい。
【0018】前記発光手段の、前記第1スポットサイズ
変換手段とは反対側に形成され、該第1スポットサイズ
変換手段と実質的に同一の第2スポットサイズ変換手段
と、前記発光手段への電圧印加によって前記第2スポッ
トサイズ変換手段に電流が注入されることを阻止する、
前記第1電流ブロック手段と実質的に同一の第2電流ブ
ロック手段と、をさらに備え、前記発光手段は、前記第
1及び第2スポットサイズ変換手段の一方から出射した
光を増幅し、他方に入射させてもよい。
変換手段とは反対側に形成され、該第1スポットサイズ
変換手段と実質的に同一の第2スポットサイズ変換手段
と、前記発光手段への電圧印加によって前記第2スポッ
トサイズ変換手段に電流が注入されることを阻止する、
前記第1電流ブロック手段と実質的に同一の第2電流ブ
ロック手段と、をさらに備え、前記発光手段は、前記第
1及び第2スポットサイズ変換手段の一方から出射した
光を増幅し、他方に入射させてもよい。
【0019】本発明の第2の観点にかかる半導体光素子
は、所定の電圧を印加されることによって発光する発光
領域と、発光領域で生成された光のスポットサイズを変
換するスポットサイズ変換領域と、を備える半導体光素
子であって、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基
板上に形成された第1導電型の下クラッド層と、前記下
クラッド層上に形成され、光を伝搬し、光の伝搬方向に
沿って、前記発光領域では層厚がほぼ一定であり、前記
スポットサイズ変換領域では層厚が連続的に変化してい
る導波路層と、前記導波路層上に形成された第2導電型
の第1上クラッド層と、前記第1上クラッド層上の発光
領域に形成された第2導電型の第2上クラッド層と、前
記第2上クラッド層上に形成された電極と、前記第1上
クラッド層上のスポットサイズ変換領域に形成され、前
記第2上クラッド層よりも低いキャリア濃度を有する第
2導電型の低濃度層と、前記低濃度層上に形成され、該
低濃度層と共に逆接合を形成し、前記第1上クラッド層
のスポットサイズ変換領域への電流注入を阻止する第1
導電型の電流ブロック層と、から構成されていることを
特徴とする。
は、所定の電圧を印加されることによって発光する発光
領域と、発光領域で生成された光のスポットサイズを変
換するスポットサイズ変換領域と、を備える半導体光素
子であって、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基
板上に形成された第1導電型の下クラッド層と、前記下
クラッド層上に形成され、光を伝搬し、光の伝搬方向に
沿って、前記発光領域では層厚がほぼ一定であり、前記
スポットサイズ変換領域では層厚が連続的に変化してい
る導波路層と、前記導波路層上に形成された第2導電型
の第1上クラッド層と、前記第1上クラッド層上の発光
領域に形成された第2導電型の第2上クラッド層と、前
記第2上クラッド層上に形成された電極と、前記第1上
クラッド層上のスポットサイズ変換領域に形成され、前
記第2上クラッド層よりも低いキャリア濃度を有する第
2導電型の低濃度層と、前記低濃度層上に形成され、該
低濃度層と共に逆接合を形成し、前記第1上クラッド層
のスポットサイズ変換領域への電流注入を阻止する第1
導電型の電流ブロック層と、から構成されていることを
特徴とする。
【0020】前記導波路層は、層厚が連続的に変化して
いる領域の間に、層厚がほぼ一定である領域が存在する
ように形成されていてもよい。前記導波路層は、スポッ
トサイズ変換領域では、発光領域から離れるに従って、
その層厚が徐々に薄くなっていてもよい。
いる領域の間に、層厚がほぼ一定である領域が存在する
ように形成されていてもよい。前記導波路層は、スポッ
トサイズ変換領域では、発光領域から離れるに従って、
その層厚が徐々に薄くなっていてもよい。
【0021】本発明の第3の観点にかかる半導体光素子
の製造方法は、所定の電圧を印加されることによって発
光する発光手段と、前記発光手段によって生成された光
のスポットサイズを変換するスポットサイズ変換手段
と、前記発光手段への電圧印加によって前記スポットサ
イズ変換手段に電流が注入されることを阻止する電流ブ
ロック手段と、から構成される半導体光素子の製造方法
であって、基板上の所定領域に第1導電型の下クラッド
層と、光を伝搬させ、前記発光手段に対応する部分では
層厚がほぼ一定であり、前記スポットサイズ変換手段に
対応する部分では層厚が連続的に変化している導波路層
と、第2導電型の第1上クラッド層と、を選択的に形成
し、前記発光手段及び前記スポットサイズ変換手段を形
成する発光・変換手段形成工程と、前記第1上クラッド
層上の所定領域に第2導電型の第1電流ブロック層、及
び、第1導電型の第2電流ブロック層を、選択的に形成
する電流ブロック形成工程と、前記第1上クラッド層上
に、前記第1電流ブロック層よりも高いキャリア濃度を
有する第2導電型の第2上クラッド層を形成する第2上
クラッド形成工程と、前記第2上クラッド層上に電極を
形成する電極形成工程と、を備えることを特徴とする。
の製造方法は、所定の電圧を印加されることによって発
光する発光手段と、前記発光手段によって生成された光
のスポットサイズを変換するスポットサイズ変換手段
と、前記発光手段への電圧印加によって前記スポットサ
イズ変換手段に電流が注入されることを阻止する電流ブ
ロック手段と、から構成される半導体光素子の製造方法
であって、基板上の所定領域に第1導電型の下クラッド
層と、光を伝搬させ、前記発光手段に対応する部分では
層厚がほぼ一定であり、前記スポットサイズ変換手段に
対応する部分では層厚が連続的に変化している導波路層
と、第2導電型の第1上クラッド層と、を選択的に形成
し、前記発光手段及び前記スポットサイズ変換手段を形
成する発光・変換手段形成工程と、前記第1上クラッド
層上の所定領域に第2導電型の第1電流ブロック層、及
び、第1導電型の第2電流ブロック層を、選択的に形成
する電流ブロック形成工程と、前記第1上クラッド層上
に、前記第1電流ブロック層よりも高いキャリア濃度を
有する第2導電型の第2上クラッド層を形成する第2上
クラッド形成工程と、前記第2上クラッド層上に電極を
形成する電極形成工程と、を備えることを特徴とする。
【0022】前記発光・変換手段形成工程は、前記MO
VPE(有機金属気相成長)法によって、前記発光手段
及び前記スポットサイズ変換手段を形成する工程を備
え、前記電流ブロック形成工程は、MOVPE(有機金
属気相成長)法によって、前記第1電流ブロック層及び
前記第2電流ブロック層を形成する工程を備えてもよ
い。
VPE(有機金属気相成長)法によって、前記発光手段
及び前記スポットサイズ変換手段を形成する工程を備
え、前記電流ブロック形成工程は、MOVPE(有機金
属気相成長)法によって、前記第1電流ブロック層及び
前記第2電流ブロック層を形成する工程を備えてもよ
い。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
にかかる半導体光素子について面を参照して説明する。
第1の実施の形態にかかる半導体光素子は光通信等に使
用され、図1に模式的に示すように、例えば、光ファイ
バ等に接続される。この半導体光素子は、図1に斜線を
付して示したように、所定の電圧を印加されることによ
ってレーザを発振するレーザ部と、レーザ部から発振さ
れたレーザのスポットサイズを変換するスポットサイズ
変換部と、を備えている。
にかかる半導体光素子について面を参照して説明する。
第1の実施の形態にかかる半導体光素子は光通信等に使
用され、図1に模式的に示すように、例えば、光ファイ
バ等に接続される。この半導体光素子は、図1に斜線を
付して示したように、所定の電圧を印加されることによ
ってレーザを発振するレーザ部と、レーザ部から発振さ
れたレーザのスポットサイズを変換するスポットサイズ
変換部と、を備えている。
【0024】図2(a),(b),(c)は、上記半導
体光素子の具体的な構成を示す模式図である。図2
(a)は、レーザの出射方向に垂直な面で切断したレー
ザ部側の断面を示す。図2(b)は、図2(a)のB−
B’断面図であり、図2(c)は、図2(a)のC−
C’断面図である。なお、図2(a)は、図2(c)の
A−A’断面図である。図2(a),(b),(c)に
示すように、半導体光素子は、n型基板10と、n型ク
ラッド層11と、導波路層12と、第1p型クラッド層
13と、p型電流ブロック層14と、n型電流ブロック
層15と、第2p型クラッド層16と、p型コンタクト
層17と、絶縁層18と、金属電極19と、反射膜20
と、から構成されている。
体光素子の具体的な構成を示す模式図である。図2
(a)は、レーザの出射方向に垂直な面で切断したレー
ザ部側の断面を示す。図2(b)は、図2(a)のB−
B’断面図であり、図2(c)は、図2(a)のC−
C’断面図である。なお、図2(a)は、図2(c)の
A−A’断面図である。図2(a),(b),(c)に
示すように、半導体光素子は、n型基板10と、n型ク
ラッド層11と、導波路層12と、第1p型クラッド層
13と、p型電流ブロック層14と、n型電流ブロック
層15と、第2p型クラッド層16と、p型コンタクト
層17と、絶縁層18と、金属電極19と、反射膜20
と、から構成されている。
【0025】n型基板10は、n型InP(インジウム
リン)から形成された基板である。n型クラッド層11
は、キャリア濃度が約1×1018cm−3のn型In
Pから形成されており、基板10上に形成されている。
n型クラッド層11の層厚は約100nmである。ま
た、n型クラッド層11は、図2(b)に示すように、
上記レーザ部及びスポットサイズ変換部に対応する中心
領域と、その中心領域から所定間隔を隔てた2つの領域
の、3つの部分に形成されている。なお、中心領域は、
幅が1.5μmであり、その長さ500μmの内、30
0μmが上記レーザ部に対応し、残り200μmが上記
スポットサイズ変換部に対応する。また、中心領域と他
の2つの領域との間隔は、それぞれレーザ部では50μ
mであり、スポットサイズ変換部では50μmから5μ
mへと徐々に狭くなっている。
リン)から形成された基板である。n型クラッド層11
は、キャリア濃度が約1×1018cm−3のn型In
Pから形成されており、基板10上に形成されている。
n型クラッド層11の層厚は約100nmである。ま
た、n型クラッド層11は、図2(b)に示すように、
上記レーザ部及びスポットサイズ変換部に対応する中心
領域と、その中心領域から所定間隔を隔てた2つの領域
の、3つの部分に形成されている。なお、中心領域は、
幅が1.5μmであり、その長さ500μmの内、30
0μmが上記レーザ部に対応し、残り200μmが上記
スポットサイズ変換部に対応する。また、中心領域と他
の2つの領域との間隔は、それぞれレーザ部では50μ
mであり、スポットサイズ変換部では50μmから5μ
mへと徐々に狭くなっている。
【0026】導波路層12は、光が伝搬する層であり、
3つの領域に分かれているn型クラッド層11上に形成
されている。導波路層12は、それぞれInGaAsP
(インジウムガリウムヒ素リン)から形成された、多重
量子井戸活性層(量子井戸数6)と、ガイド層(層厚6
0nm、波長組成1130nm)と、から形成されてい
る。多重量子井戸活性層は、ガイド層(層厚60nm、
波長組成1130nm)と、井戸層(層厚6nm、波長
組成1270nm、歪量0.7%)と、障壁層(層厚1
0nm、波長組成1130nm)と、から形成されてい
る。なお、上記波長組成は、各層が最も吸収しやすい光
の波長、即ち、バンドギャップの大きさを示している。
また、上記各値は、レーザ部での値であり、導波路層1
2の厚さは、スポットサイズ変換部ではレーザ部側から
端面に向かって、徐々に薄くなるように形成されてい
る。具体的には、スポットサイズ変換部の端面では、導
波路層12の層厚がレーザ部の約1/3となるように形
成されている。
3つの領域に分かれているn型クラッド層11上に形成
されている。導波路層12は、それぞれInGaAsP
(インジウムガリウムヒ素リン)から形成された、多重
量子井戸活性層(量子井戸数6)と、ガイド層(層厚6
0nm、波長組成1130nm)と、から形成されてい
る。多重量子井戸活性層は、ガイド層(層厚60nm、
波長組成1130nm)と、井戸層(層厚6nm、波長
組成1270nm、歪量0.7%)と、障壁層(層厚1
0nm、波長組成1130nm)と、から形成されてい
る。なお、上記波長組成は、各層が最も吸収しやすい光
の波長、即ち、バンドギャップの大きさを示している。
また、上記各値は、レーザ部での値であり、導波路層1
2の厚さは、スポットサイズ変換部ではレーザ部側から
端面に向かって、徐々に薄くなるように形成されてい
る。具体的には、スポットサイズ変換部の端面では、導
波路層12の層厚がレーザ部の約1/3となるように形
成されている。
【0027】第1p型クラッド層13は、p型InPか
ら形成されており、導波路層12上に形成されている。
また、第1p型クラッド層13の層厚は約200nmで
あり、キャリア濃度は約7×1017cm−3である。
レーザ部ではn型クラッド層11と第1p型クラッド層
13との間に所定の電圧を印加することによって、レー
ザが生成される。p型電流ブロック層14は、p型In
Pから形成されており、n型基板10及びレーザ部を除
く第1p型クラッド層13上に形成されている。また、
p型電流ブロック層14の層厚は約600nmであり、
キャリア濃度は6×1017cm −3である。
ら形成されており、導波路層12上に形成されている。
また、第1p型クラッド層13の層厚は約200nmで
あり、キャリア濃度は約7×1017cm−3である。
レーザ部ではn型クラッド層11と第1p型クラッド層
13との間に所定の電圧を印加することによって、レー
ザが生成される。p型電流ブロック層14は、p型In
Pから形成されており、n型基板10及びレーザ部を除
く第1p型クラッド層13上に形成されている。また、
p型電流ブロック層14の層厚は約600nmであり、
キャリア濃度は6×1017cm −3である。
【0028】n型電流ブロック層15は、n型InPか
ら形成されており、p型電流ブロック層14上に形成さ
れている。また、n型電流ブロック層15の層厚は約6
00nmであり、キャリア濃度は3×1018cm−3
である。このように、スポットサイズ変換部上には、p
型電流ブロック層14及びn型電流ブロック層15がこ
の順で形成されているため、pn接合の逆接続となり電
流は流れない。第2p型クラッド層16は、p型InP
から形成されており、n型電流ブロック層15及びレー
ザ部の第1p型クラッド層13上に形成されている。ま
た、第2p型クラッド層16の層厚は約3500nmで
あり、キャリア濃度は1×10 18cm−3である。
ら形成されており、p型電流ブロック層14上に形成さ
れている。また、n型電流ブロック層15の層厚は約6
00nmであり、キャリア濃度は3×1018cm−3
である。このように、スポットサイズ変換部上には、p
型電流ブロック層14及びn型電流ブロック層15がこ
の順で形成されているため、pn接合の逆接続となり電
流は流れない。第2p型クラッド層16は、p型InP
から形成されており、n型電流ブロック層15及びレー
ザ部の第1p型クラッド層13上に形成されている。ま
た、第2p型クラッド層16の層厚は約3500nmで
あり、キャリア濃度は1×10 18cm−3である。
【0029】p型コンタクト層17は、p型InGaA
sから形成されており、第2p型クラッド層16上の全
面に形成されている。また、p型コンタクト層17の層
厚は300nmであり、キャリア濃度は1×1019c
m−3である。このように、レーザ部上では、第2p型
クラッド層16、p型コンタクト層17の順にキャリア
濃度が高くなるため、素子抵抗が下がり、レーザ部に電
流が注入されやすくなる。絶縁層18は、SiO2(二
酸化ケイ素)から形成されており、レーザ部に相当する
領域を除くp型コンタクト層17上に形成されている。
即ち、絶縁層18は、金属電極19からの電流注入領域
を、レーザ部に対応するようにする。
sから形成されており、第2p型クラッド層16上の全
面に形成されている。また、p型コンタクト層17の層
厚は300nmであり、キャリア濃度は1×1019c
m−3である。このように、レーザ部上では、第2p型
クラッド層16、p型コンタクト層17の順にキャリア
濃度が高くなるため、素子抵抗が下がり、レーザ部に電
流が注入されやすくなる。絶縁層18は、SiO2(二
酸化ケイ素)から形成されており、レーザ部に相当する
領域を除くp型コンタクト層17上に形成されている。
即ち、絶縁層18は、金属電極19からの電流注入領域
を、レーザ部に対応するようにする。
【0030】金属電極19は、Au−Cr(金−クロ
ム)等から形成されており、絶縁層18及びレーザ部に
相当するp型コンタクト層17上に形成されている。反
射膜20は、95%の反射率を有する膜であり、レーザ
部側の上記各層側面に形成されている。レーザ部で生成
された光は、反射膜20で反射されて増幅される。以上
のような構成の半導体光素子に電圧を印加すると、スポ
ットサイズ変換部にはp型電流ブロック層14及びn型
電流ブロック層15の逆接合によって電流が注入されな
い。即ち、レーザ部に効率よく電流が注入され、従来よ
りも低い電圧を印加しても、レーザ部では従来と同様の
動作電圧を保つことができる。
ム)等から形成されており、絶縁層18及びレーザ部に
相当するp型コンタクト層17上に形成されている。反
射膜20は、95%の反射率を有する膜であり、レーザ
部側の上記各層側面に形成されている。レーザ部で生成
された光は、反射膜20で反射されて増幅される。以上
のような構成の半導体光素子に電圧を印加すると、スポ
ットサイズ変換部にはp型電流ブロック層14及びn型
電流ブロック層15の逆接合によって電流が注入されな
い。即ち、レーザ部に効率よく電流が注入され、従来よ
りも低い電圧を印加しても、レーザ部では従来と同様の
動作電圧を保つことができる。
【0031】次に、以上のような構成の半導体光素子の
製造方法について説明する。初めに、図3に示すよう
に、CVD(Chemical Vapor Deposition )法やフォト
リソグラフィ等によって、3つの部分に分かれた上記n
型クラッド層11の間隔に対応する第1成長阻止マスク
1をn型基板10上に形成する。なお、第1成長阻止マ
スク1は、例えば、SiO2から形成されている。
製造方法について説明する。初めに、図3に示すよう
に、CVD(Chemical Vapor Deposition )法やフォト
リソグラフィ等によって、3つの部分に分かれた上記n
型クラッド層11の間隔に対応する第1成長阻止マスク
1をn型基板10上に形成する。なお、第1成長阻止マ
スク1は、例えば、SiO2から形成されている。
【0032】次に、MOVPE(有機金属気相成長)法
によって、図4に示すように、n型クラッド層11、導
波路層12、及び、第1p型クラッド層13をこの順で
n型基板10上に形成する。このように、MOVPE法
によって各層を選択成長させるので、スポットサイズ変
換部では第1成長阻止マスク1の幅が狭くなるにつれ
て、形成される層の厚さが薄くなる。そして、スポット
サイズ変換部の端部では、上記したように、層厚がレー
ザ部の約1/3まで減少するように形成される。このた
め、スポットサイズ変換部での上記波長組成は、量子サ
イズ効果によって、レーザ部よりも短波長組成となる。
即ち、スポットサイズ変換部で吸収される光の波長は、
レーザ部で吸収される光の波長と比較して長波長とな
り、スポットサイズ変換部では伝搬損失がほとんど生じ
なくなる。
によって、図4に示すように、n型クラッド層11、導
波路層12、及び、第1p型クラッド層13をこの順で
n型基板10上に形成する。このように、MOVPE法
によって各層を選択成長させるので、スポットサイズ変
換部では第1成長阻止マスク1の幅が狭くなるにつれ
て、形成される層の厚さが薄くなる。そして、スポット
サイズ変換部の端部では、上記したように、層厚がレー
ザ部の約1/3まで減少するように形成される。このた
め、スポットサイズ変換部での上記波長組成は、量子サ
イズ効果によって、レーザ部よりも短波長組成となる。
即ち、スポットサイズ変換部で吸収される光の波長は、
レーザ部で吸収される光の波長と比較して長波長とな
り、スポットサイズ変換部では伝搬損失がほとんど生じ
なくなる。
【0033】その後、第1成長阻止マスク1を除去し、
CVD法やフォトリソグラフィ等によって、図5に示す
ように、第1p型クラッド層13上のレーザ部に対応す
る部分にのみ第2成長阻止マスク2を形成する。なお、
第2成長阻止マスク2は、例えば、SiO2から形成さ
れている。そして、図6に示すように、第2成長阻止マ
スク2が形成されていない領域に、MOVPE法によっ
て、p型電流ブロック層14及びn型電流ブロック層1
5をこの順で選択成長させる。
CVD法やフォトリソグラフィ等によって、図5に示す
ように、第1p型クラッド層13上のレーザ部に対応す
る部分にのみ第2成長阻止マスク2を形成する。なお、
第2成長阻止マスク2は、例えば、SiO2から形成さ
れている。そして、図6に示すように、第2成長阻止マ
スク2が形成されていない領域に、MOVPE法によっ
て、p型電流ブロック層14及びn型電流ブロック層1
5をこの順で選択成長させる。
【0034】次に、第2成長阻止マスク2を除去し、M
OVPE法等によって、図7に示すように、n型電流ブ
ロック層15及びレーザ部に対応する第1p型クラッド
層13上に、第2p型クラッド層16を形成する。続い
て、MOVPE法等によって、図7に示すように、第2
p型クラッド層16上にp型コンタクト層17を形成す
る。その後、CVD法やフォトリソグラフィ等によっ
て、図8に示すように、レーザ部上部を除いたp型コン
タクト層17上にSiO2の絶縁層18を形成する。
OVPE法等によって、図7に示すように、n型電流ブ
ロック層15及びレーザ部に対応する第1p型クラッド
層13上に、第2p型クラッド層16を形成する。続い
て、MOVPE法等によって、図7に示すように、第2
p型クラッド層16上にp型コンタクト層17を形成す
る。その後、CVD法やフォトリソグラフィ等によっ
て、図8に示すように、レーザ部上部を除いたp型コン
タクト層17上にSiO2の絶縁層18を形成する。
【0035】続いて、CVD法等によって、絶縁層18
及びレーザ部に相当するp型コンタクト層17上に金属
電極19を形成し、反射膜20をレーザ部側の各層側面
に形成して、図2に示した半導体光素子を完成する。以
上のように、レーザ部とスポットサイズ変換部では、導
波路層12が異なる層厚で形成されるため、レーザ部で
生成されたレーザがスポットサイズ変換部を伝搬中に吸
収されにくくなり、伝搬損失を小さくすることができ
る。
及びレーザ部に相当するp型コンタクト層17上に金属
電極19を形成し、反射膜20をレーザ部側の各層側面
に形成して、図2に示した半導体光素子を完成する。以
上のように、レーザ部とスポットサイズ変換部では、導
波路層12が異なる層厚で形成されるため、レーザ部で
生成されたレーザがスポットサイズ変換部を伝搬中に吸
収されにくくなり、伝搬損失を小さくすることができ
る。
【0036】また、スポットサイズ変換部では、導波路
層12が薄くなるにつれて光のスポットサイズが大きく
なり、光のフィールド(電場、磁場)が大きく広がる。
しかし、上記したように、スポットサイズ変換部直上に
は、キャリア濃度の高い第2p型クラッド層16ではな
く、キャリア濃度の低いp型電流ブロック層14及び価
電子帯吸収の起こらないn型電流ブロック層15を形成
しているので、価電子帯間吸収がほとんど起こらず、よ
り伝搬損失を低減することができる。従って、レンズ等
を設けることなく、高い結合効率で光ファイバ等に接続
することができる。
層12が薄くなるにつれて光のスポットサイズが大きく
なり、光のフィールド(電場、磁場)が大きく広がる。
しかし、上記したように、スポットサイズ変換部直上に
は、キャリア濃度の高い第2p型クラッド層16ではな
く、キャリア濃度の低いp型電流ブロック層14及び価
電子帯吸収の起こらないn型電流ブロック層15を形成
しているので、価電子帯間吸収がほとんど起こらず、よ
り伝搬損失を低減することができる。従って、レンズ等
を設けることなく、高い結合効率で光ファイバ等に接続
することができる。
【0037】また、レーザ部とスポットサイズ変換部と
では波長組成が異なるため、スポットサイズ変換部に電
圧を印加しても充分な利得を得ることができず、光を増
幅することができない。このため、上記したように、ス
ポットサイズ変換部には、p型電流ブロック層14及び
n型電流ブロック層15によって電流が注入されないよ
うに構成し、レーザ部にのみ電流が注入されるようにし
ている。これによって、スポットサイズ変換部での漏れ
電流を少なくでき、従来よりも低い電圧を印加しても、
レーザ部では従来と同等の動作電圧を保つことができ
る。即ち、光の伝搬損失を低減し、レーザ発振のしきい
値電流及び動作電流を低減することができる。具体的に
は、75℃でのしきい値電流を、22mAから18mA
へと低減することができた。
では波長組成が異なるため、スポットサイズ変換部に電
圧を印加しても充分な利得を得ることができず、光を増
幅することができない。このため、上記したように、ス
ポットサイズ変換部には、p型電流ブロック層14及び
n型電流ブロック層15によって電流が注入されないよ
うに構成し、レーザ部にのみ電流が注入されるようにし
ている。これによって、スポットサイズ変換部での漏れ
電流を少なくでき、従来よりも低い電圧を印加しても、
レーザ部では従来と同等の動作電圧を保つことができ
る。即ち、光の伝搬損失を低減し、レーザ発振のしきい
値電流及び動作電流を低減することができる。具体的に
は、75℃でのしきい値電流を、22mAから18mA
へと低減することができた。
【0038】次に、第2の実施の形態にかかる半導体光
素子について図面を参照して説明する。第1の実施の形
態で示したような半導体光素子の導波路層12形成する
際、成長阻止マスクの形状や結晶成長条件等によって
は、スポットサイズ変換部のレーザ部側から数十μm
(例えば、50μm程度)の部分とレーザ部とでは、導
波路層12の波長組成があまり変化しない場合がある。
このような場合、スポットサイズ変換部のレーザ部側か
ら数十μmの部分では、レーザ部からの光をよく吸収す
るため、電流注入によって光を増幅することができる。
即ち、スポットサイズ変換部のレーザ部側から数十μm
の部分にも、電圧を印加することによって、レーザ発振
のしきい値電流や動作電流を低減することができる。
素子について図面を参照して説明する。第1の実施の形
態で示したような半導体光素子の導波路層12形成する
際、成長阻止マスクの形状や結晶成長条件等によって
は、スポットサイズ変換部のレーザ部側から数十μm
(例えば、50μm程度)の部分とレーザ部とでは、導
波路層12の波長組成があまり変化しない場合がある。
このような場合、スポットサイズ変換部のレーザ部側か
ら数十μmの部分では、レーザ部からの光をよく吸収す
るため、電流注入によって光を増幅することができる。
即ち、スポットサイズ変換部のレーザ部側から数十μm
の部分にも、電圧を印加することによって、レーザ発振
のしきい値電流や動作電流を低減することができる。
【0039】以上の理由から、第2の実施の形態にかか
る半導体光素子では、スポットサイズ変換部上のp型電
流ブロック層14、n型電流ブロック層15、及び、絶
縁層18が、図9(a)に示すように、スポットサイズ
変換部の端面から、レーザ部の手前約50μmの部分に
のみ形成されている。即ち、スポットサイズ変換部のレ
ーザ部側から約50μmの部分直上には、第2p型クラ
ッド層16が形成され、この部分にも電流が注入される
ようになっている。なお、上記以外の半導体光素子の構
成は、第1の実施の形態で示した半導体光素子とほぼ同
一である。
る半導体光素子では、スポットサイズ変換部上のp型電
流ブロック層14、n型電流ブロック層15、及び、絶
縁層18が、図9(a)に示すように、スポットサイズ
変換部の端面から、レーザ部の手前約50μmの部分に
のみ形成されている。即ち、スポットサイズ変換部のレ
ーザ部側から約50μmの部分直上には、第2p型クラ
ッド層16が形成され、この部分にも電流が注入される
ようになっている。なお、上記以外の半導体光素子の構
成は、第1の実施の形態で示した半導体光素子とほぼ同
一である。
【0040】以上のような構成の半導体光素子の製造方
法は、第1の実施の形態とほぼ同一である。ただし、図
9(b)に示すように、第2成長阻止マスク2を、レー
ザ部上と、スポットサイズ変換部上のレーザ部側から約
50μmの部分にも形成する。また、絶縁層18を、レ
ーザ部上と、スポットサイズ変換部上のレーザ部側から
約50μmの部分を除いた領域に形成する。以上のよう
にして、スポットサイズ変換部のレーザ部側から約50
μmの部分にも電圧を印加することができ、この部分に
形成されている導波路層12の波長組成がレーザ部とほ
ぼ同一である場合には、レーザ発振のしきい値電流や動
作電流をより低減することができる。
法は、第1の実施の形態とほぼ同一である。ただし、図
9(b)に示すように、第2成長阻止マスク2を、レー
ザ部上と、スポットサイズ変換部上のレーザ部側から約
50μmの部分にも形成する。また、絶縁層18を、レ
ーザ部上と、スポットサイズ変換部上のレーザ部側から
約50μmの部分を除いた領域に形成する。以上のよう
にして、スポットサイズ変換部のレーザ部側から約50
μmの部分にも電圧を印加することができ、この部分に
形成されている導波路層12の波長組成がレーザ部とほ
ぼ同一である場合には、レーザ発振のしきい値電流や動
作電流をより低減することができる。
【0041】次に、本発明の第3の実施の形態にかかる
半導体光素子について図面を参照して説明する。第1の
実施の形態で示したような半導体光素子の導波路層12
を形成する際、成長阻止マスクの形状や結晶成長条件等
によっては、レーザ部のスポットサイズ変換部側から数
十μm(例えば、20μm程度)の部分と、レーザ部の
他の部分とでは、導波路層12の波長組成が大きく変化
してしまう場合がある。このような場合、レーザ部のス
ポットサイズ変換部側から数十μmの部分では、光を吸
収しにくく、電流注入によって光を増幅することができ
ない。このため、この部分には電流を注入しない方が漏
れ電流が少なく、レーザ発振のしきい値電流や動作電流
を低減することができる。
半導体光素子について図面を参照して説明する。第1の
実施の形態で示したような半導体光素子の導波路層12
を形成する際、成長阻止マスクの形状や結晶成長条件等
によっては、レーザ部のスポットサイズ変換部側から数
十μm(例えば、20μm程度)の部分と、レーザ部の
他の部分とでは、導波路層12の波長組成が大きく変化
してしまう場合がある。このような場合、レーザ部のス
ポットサイズ変換部側から数十μmの部分では、光を吸
収しにくく、電流注入によって光を増幅することができ
ない。このため、この部分には電流を注入しない方が漏
れ電流が少なく、レーザ発振のしきい値電流や動作電流
を低減することができる。
【0042】以上の理由から、第3の実施の形態にかか
る半導体光素子では、図10(a)に示すように、レー
ザ部のスポットサイズ変換部側から約20μmの部分に
も、p型電流ブロック層14、n型電流ブロック層1
5、及び、絶縁層18が形成されている。即ち、レーザ
部のスポットサイズ変換部側から約20μmの部分には
電流が注入されない。なお、上記以外の半導体光素子の
構成は、第1の実施の形態で示した半導体光素子とほぼ
同一である。
る半導体光素子では、図10(a)に示すように、レー
ザ部のスポットサイズ変換部側から約20μmの部分に
も、p型電流ブロック層14、n型電流ブロック層1
5、及び、絶縁層18が形成されている。即ち、レーザ
部のスポットサイズ変換部側から約20μmの部分には
電流が注入されない。なお、上記以外の半導体光素子の
構成は、第1の実施の形態で示した半導体光素子とほぼ
同一である。
【0043】以上のような構成の半導体光素子の製造方
法は、第1の実施の形態とほぼ同一である。ただし、図
10(b)に示すように、第2成長阻止マスク2を、ス
ポットサイズ変換部側から約20μmの部分を除いたレ
ーザ部上に形成する。また、絶縁層18をレーザ部上の
スポットサイズ変換部側から約20μmの部分にも形成
する。以上のようにして、レーザ部のスポットサイズ変
換部側から約20μmの部分には、電圧を印加されない
ようにすることができ、この部分に形成されている導波
路層12の波長組成がレーザ部と大きく異なる場合は、
レーザ発振のしきい値電流や動作電流をより低減するこ
とができる。
法は、第1の実施の形態とほぼ同一である。ただし、図
10(b)に示すように、第2成長阻止マスク2を、ス
ポットサイズ変換部側から約20μmの部分を除いたレ
ーザ部上に形成する。また、絶縁層18をレーザ部上の
スポットサイズ変換部側から約20μmの部分にも形成
する。以上のようにして、レーザ部のスポットサイズ変
換部側から約20μmの部分には、電圧を印加されない
ようにすることができ、この部分に形成されている導波
路層12の波長組成がレーザ部と大きく異なる場合は、
レーザ発振のしきい値電流や動作電流をより低減するこ
とができる。
【0044】次に、本発明の第4の実施の形態にかかる
半導体光素子について図面を参照して説明する。第4の
実施の形態にかかる半導体光素子は、図11(a)に示
すように、第1の実施の形態で示した半導体光素子2つ
を、レーザ部で向かえ合わせに結合したような構成とな
っている。また、第4の実施の形態にかかる半導体光素
子は、例えば、図11(b)に示すように、2つのスポ
ットサイズ変換部にそれぞれ光ファイバ等を接続されて
使用される。そして、半導体光素子は、一方の光ファイ
バから出射した光をレーザ部で増幅し、他方の光ファイ
バに入射する半導体光増幅器として機能する。
半導体光素子について図面を参照して説明する。第4の
実施の形態にかかる半導体光素子は、図11(a)に示
すように、第1の実施の形態で示した半導体光素子2つ
を、レーザ部で向かえ合わせに結合したような構成とな
っている。また、第4の実施の形態にかかる半導体光素
子は、例えば、図11(b)に示すように、2つのスポ
ットサイズ変換部にそれぞれ光ファイバ等を接続されて
使用される。そして、半導体光素子は、一方の光ファイ
バから出射した光をレーザ部で増幅し、他方の光ファイ
バに入射する半導体光増幅器として機能する。
【0045】次に、以上のような構成の半導体光素子の
製造方法について説明する。初めに、レーザ部の両側に
スポットサイズ変換部が形成されるように、図12に示
すような形の第1成長阻止マスク1を形成する。第1成
長阻止マスク1の形状は、レーザ部に相当する部分で
は、長さが300μm、幅が50μmであり、2つのス
ポットサイズ変換部に相当する部分では、長さがそれぞ
れ200μmであり、幅が50μmから5μmへと徐々
に狭くなっている。次に、第1成長阻止マスク1が形成
されていない部分に、第1の実施の形態と同様に、MO
VPE法によってn型クラッド層11、導波路層12、
及び、第1p型クラッド層13をこの順で形成する。こ
れによって、レーザ部では、層厚がほぼ一定であり、2
つのスポットサイズ変換部では、レーザ部側から端面に
向かって層厚が徐々に薄くなるように形成される。
製造方法について説明する。初めに、レーザ部の両側に
スポットサイズ変換部が形成されるように、図12に示
すような形の第1成長阻止マスク1を形成する。第1成
長阻止マスク1の形状は、レーザ部に相当する部分で
は、長さが300μm、幅が50μmであり、2つのス
ポットサイズ変換部に相当する部分では、長さがそれぞ
れ200μmであり、幅が50μmから5μmへと徐々
に狭くなっている。次に、第1成長阻止マスク1が形成
されていない部分に、第1の実施の形態と同様に、MO
VPE法によってn型クラッド層11、導波路層12、
及び、第1p型クラッド層13をこの順で形成する。こ
れによって、レーザ部では、層厚がほぼ一定であり、2
つのスポットサイズ変換部では、レーザ部側から端面に
向かって層厚が徐々に薄くなるように形成される。
【0046】そして、第1成長阻止マスク1を除去し、
レーザ部の第1p型クラッド層13上に第2成長阻止マ
スク2を形成する。続いて、第1の実施の形態と同様の
MOVPE法によって、第2成長阻止マスク2が形成さ
れていない領域に、p型電流ブロック層14及びn型電
流ブロック層15をこの順で形成する。次に、第2成長
阻止マスク2を除去し、第1の実施の形態と同様にし
て、n型電流ブロック層15及びレーザ部の第1p型ク
ラッド層13上に第2p型クラッド層16及びp型コン
タクト層17をこの順で形成する。その後、レーザ部を
除くp型コンタクト層17上に絶縁層18を形成し、絶
縁膜18及びレーザ部に相当するp型コンタクト層17
上に金属電極19を形成して、図11に示した半導体光
素子を完成する。
レーザ部の第1p型クラッド層13上に第2成長阻止マ
スク2を形成する。続いて、第1の実施の形態と同様の
MOVPE法によって、第2成長阻止マスク2が形成さ
れていない領域に、p型電流ブロック層14及びn型電
流ブロック層15をこの順で形成する。次に、第2成長
阻止マスク2を除去し、第1の実施の形態と同様にし
て、n型電流ブロック層15及びレーザ部の第1p型ク
ラッド層13上に第2p型クラッド層16及びp型コン
タクト層17をこの順で形成する。その後、レーザ部を
除くp型コンタクト層17上に絶縁層18を形成し、絶
縁膜18及びレーザ部に相当するp型コンタクト層17
上に金属電極19を形成して、図11に示した半導体光
素子を完成する。
【0047】以上のようにして、レーザ部の両側に、層
厚がレーザ部側から端面へ向けて徐々に薄くなるスポッ
トサイズ変換部を形成することができる。これによっ
て、一方の光ファイバから出射した光のスポットサイズ
はスポットサイズ変換部で縮小され、レーザ部(光増幅
部)で増幅されて他方の光ファイバに入射される光のス
ポットサイズは他方のスポットサイズ変換部で拡大され
る。即ち、レンズ等を設けることなく、光ファイバ等と
の結合損失を低減することができる。また、導波路層1
2の層厚がスポットサイズ変換部とレーザ部とで異なる
ため、その波長組成がレーザ部よりも短波長組成とな
り、スポットサイズ変換部での伝搬損失を低減すること
ができる。
厚がレーザ部側から端面へ向けて徐々に薄くなるスポッ
トサイズ変換部を形成することができる。これによっ
て、一方の光ファイバから出射した光のスポットサイズ
はスポットサイズ変換部で縮小され、レーザ部(光増幅
部)で増幅されて他方の光ファイバに入射される光のス
ポットサイズは他方のスポットサイズ変換部で拡大され
る。即ち、レンズ等を設けることなく、光ファイバ等と
の結合損失を低減することができる。また、導波路層1
2の層厚がスポットサイズ変換部とレーザ部とで異なる
ため、その波長組成がレーザ部よりも短波長組成とな
り、スポットサイズ変換部での伝搬損失を低減すること
ができる。
【0048】さらに、2つのスポットサイズ変換部上に
は、p型電流ブロック層14、n型電流ブロック層1
5、及び、絶縁層18が形成され、電流が注入されない
ようになっている。このため、レーザ部(光増幅部)に
のみ電流が注入され、電流漏れが低減され、光を増幅す
るためのしきい値電流や動作電流を低減することができ
る。なお、上記のような半導体光素子の製造で、MOV
PE法の結晶成長条件や所望の特性(しきい値電流、動
作電流、及び、レーザ放射角等)に応じて、第1成長阻
止マスク1や第2成長阻止マスク2の形状を変えたり、
第1、第2、及び、第3の実施の形態で示した半導体光
素子の構成を組み合わせてもよい。
は、p型電流ブロック層14、n型電流ブロック層1
5、及び、絶縁層18が形成され、電流が注入されない
ようになっている。このため、レーザ部(光増幅部)に
のみ電流が注入され、電流漏れが低減され、光を増幅す
るためのしきい値電流や動作電流を低減することができ
る。なお、上記のような半導体光素子の製造で、MOV
PE法の結晶成長条件や所望の特性(しきい値電流、動
作電流、及び、レーザ放射角等)に応じて、第1成長阻
止マスク1や第2成長阻止マスク2の形状を変えたり、
第1、第2、及び、第3の実施の形態で示した半導体光
素子の構成を組み合わせてもよい。
【0049】また、上記実施の形態で示した半導体光素
子では、注入された電流が内部で拡散するため、p型電
流ブロック層13及びn型電流ブロック層14が形成さ
れている領域と、絶縁層18が形成されていない領域と
を一致させる必要はない。即ち、図13(a)に示すよ
うに、p型電流ブロック層13及びn型電流ブロック層
14の形成領域が、絶縁層18を形成されていない領域
よりも狭くてもよい。逆に、スポットサイズ変換部に
は、p型電流ブロック層13及びn型電流ブロック層1
4によって電流が注入されないので、例えば図13
(b)に示すように、絶縁層18を形成しなくともよ
い。
子では、注入された電流が内部で拡散するため、p型電
流ブロック層13及びn型電流ブロック層14が形成さ
れている領域と、絶縁層18が形成されていない領域と
を一致させる必要はない。即ち、図13(a)に示すよ
うに、p型電流ブロック層13及びn型電流ブロック層
14の形成領域が、絶縁層18を形成されていない領域
よりも狭くてもよい。逆に、スポットサイズ変換部に
は、p型電流ブロック層13及びn型電流ブロック層1
4によって電流が注入されないので、例えば図13
(b)に示すように、絶縁層18を形成しなくともよ
い。
【0050】第4の実施の形態で示したレーザ部の両側
にスポットサイズ変換部を有する半導体光素子は、第2
及び第3の実施の形態で示した半導体光素子を、それぞ
れレーザ部を向かえあわせに結合したような構成であっ
てもよい。また、上記半導体光素子のレーザ部は、レー
ザを発振せず、ある特定波長の光を発光するだけでもよ
い。
にスポットサイズ変換部を有する半導体光素子は、第2
及び第3の実施の形態で示した半導体光素子を、それぞ
れレーザ部を向かえあわせに結合したような構成であっ
てもよい。また、上記半導体光素子のレーザ部は、レー
ザを発振せず、ある特定波長の光を発光するだけでもよ
い。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によって、スポットサイズ変換器を集積した半導体光素
子において、動作電圧の増加を招くことなしに光の伝搬
損失を低減することができる。これにより、素子の発振
しきい値電流、動作電流、ならびに動作電圧を低減する
ことが出来る。
によって、スポットサイズ変換器を集積した半導体光素
子において、動作電圧の増加を招くことなしに光の伝搬
損失を低減することができる。これにより、素子の発振
しきい値電流、動作電流、ならびに動作電圧を低減する
ことが出来る。
【図1】第1の実施の形態にかかる半導体光素子の使用
例を示す模式図である。
例を示す模式図である。
【図2】(a)は、第1の実施の形態にかかる半導体光
素子を光の伝搬方向に垂直な面で切断したレーザ部側の
構成を示す模式図である。(b)は、(a)のB−B’
断面図である。(c)は、(a)のC−C’断面図であ
る。
素子を光の伝搬方向に垂直な面で切断したレーザ部側の
構成を示す模式図である。(b)は、(a)のB−B’
断面図である。(c)は、(a)のC−C’断面図であ
る。
【図3】第1の実施の形態にかかる半導体光素子の一製
造工程を示す模式図である。
造工程を示す模式図である。
【図4】第1の実施の形態にかかる半導体光素子の一製
造工程を示す模式図である。
造工程を示す模式図である。
【図5】第1の実施の形態にかかる半導体光素子の一製
造工程を示す模式図である。
造工程を示す模式図である。
【図6】第1の実施の形態にかかる半導体光素子の一製
造工程を示す模式図である。
造工程を示す模式図である。
【図7】第1の実施の形態にかかる半導体光素子の一製
造工程を示す模式図である。
造工程を示す模式図である。
【図8】第1の実施の形態にかかる半導体光素子の一製
造工程を示す模式図である。
造工程を示す模式図である。
【図9】(a)は、第2の実施の形態にかかる半導体光
素子の構成を示す断面図である。(b)は、(a)に示
した半導体光素子の一製造工程を示す模式図である。
素子の構成を示す断面図である。(b)は、(a)に示
した半導体光素子の一製造工程を示す模式図である。
【図10】(a)は、第3の実施の形態にかかる半導体
光素子の構成を示す断面図である。(b)は、(a)に
示した半導体光素子の一製造工程を示す模式図である。
光素子の構成を示す断面図である。(b)は、(a)に
示した半導体光素子の一製造工程を示す模式図である。
【図11】(a)は、第4の実施の形態にかかる半導体
光素子の構成を示す断面図である。(b)は、(a)に
示した半導体光素子の使用例を示す模式図である。
光素子の構成を示す断面図である。(b)は、(a)に
示した半導体光素子の使用例を示す模式図である。
【図12】図11に示した半導体光素子の一製造工程を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図13】実施の形態にかかる半導体光素子の他の構成
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図14】(a)は、従来の光素子を光の伝搬方向に垂
直な面で切断したレーザ部側の構成を示す模式図であ
る。(b)は、(a)のb−b’断面図である。
直な面で切断したレーザ部側の構成を示す模式図であ
る。(b)は、(a)のb−b’断面図である。
1 第1成長阻止マスク 2 第2成長阻止マスク 10 n型基板 11 n型クラッド層 12 導波路層 13 第1p型クラッド層 14 p型電流ブロック層 15 n型電流ブロック層 16 第2p型クラッド層 17 p型コンタクト層 18 絶縁層 19 金属電極 20 反射膜
Claims (14)
- 【請求項1】所定の電圧を印加されることによって発光
する発光手段と、 光の伝搬方向に沿って前記発光手段に隣接して形成さ
れ、該発光手段によって生成された光のスポットサイズ
を変換する第1スポットサイズ変換手段と、 前記発光手段への電圧印加によって前記第1スポットサ
イズ変換手段に電流が注入されることを阻止する第1電
流ブロック手段と、 から構成されていることを特徴とする半導体光素子。 - 【請求項2】前記発光手段及び前記第1スポットサイズ
変換手段は、第1導電型の下クラッド層と、前記下クラ
ッド層上に形成され、光を伝搬させ、前記発光手段に対
応する部分では層厚がほぼ一定であり、前記第1スポッ
トサイズ変換手段に対応する部分では層厚が連続的に変
化している導波路層と、前記導波路層上に形成された第
2導電型の第1上クラッド層と、から形成され、 前記第1電流ブロック手段は、前記第1上クラッド層上
の所定領域に形成された第2導電型の第1電流ブロック
層と、前記第1電流ブロック層上に形成された第1導電
型の第2電流ブロック層と、 から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
半導体光素子。 - 【請求項3】前記第1電流ブロック手段は、前記第1ス
ポットサイズ変換手段よりも長く、その一端は前記第1
スポットサイズ変換手段の前記発光手段とは反対側の端
に一致するように形成されている、ことを特徴とする請
求項1又は2に記載の半導体光素子。 - 【請求項4】前記第1電流ブロック手段は、前記第1ス
ポットサイズ変換手段よりも短く、その一端は前記第1
スポットサイズ変換手段の前記発光手段とは反対側の端
に一致するように形成されている、ことを特徴とする請
求項1又は2に記載の半導体光素子。 - 【請求項5】素子抵抗を低減するために、前記第1上ク
ラッド層及び前記第2電流ブロック層上に形成された第
2導電型の第2上クラッド層と、 前記第2上クラッド層上に形成された電極と、をさらに
備え、 前記第1電流ブロック手段の第1電流ブロック層は、そ
のキャリア濃度が前記第2上クラッド層のキャリア濃度
よりも低い、 ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の
半導体光素子。 - 【請求項6】前記第2上クラッド層と前記電極との間に
形成され、電圧が印加される領域を制限する絶縁層をさ
らに備える、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか
1項に記載の半導体光素子。 - 【請求項7】前記絶縁層は、前記第1電流ブロック手段
上では、該第1電流ブロック手段の形成領域に対応する
ように形成されている、ことを特徴とする請求項6に記
載の半導体光素子。 - 【請求項8】前記絶縁層は、前記第1電流ブロック手段
上では、該第1電流ブロック手段の形成領域よりも長
く、又は、短くなるように形成されている、ことを特徴
とする請求項6に記載の半導体光素子。 - 【請求項9】前記発光手段の、前記第1スポットサイズ
変換手段とは反対側に形成され、該第1スポットサイズ
変換手段と実質的に同一の第2スポットサイズ変換手段
と、 前記発光手段への電圧印加によって前記第2スポットサ
イズ変換手段に電流が注入されることを阻止する、前記
第1電流ブロック手段と実質的に同一の第2電流ブロッ
ク手段と、をさらに備え、 前記発光手段は、前記第1及び第2スポットサイズ変換
手段の一方から出射した光を増幅し、他方に入射させ
る、 ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の
半導体光素子。 - 【請求項10】所定の電圧を印加されることによって発
光する発光領域と、発光領域で生成された光のスポット
サイズを変換するスポットサイズ変換領域と、を備える
半導体光素子であって、 第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された第1導電型の下クラッド
層と、 前記下クラッド層上に形成され、光を伝搬し、光の伝搬
方向に沿って、前記発光領域では層厚がほぼ一定であ
り、前記スポットサイズ変換領域では層厚が連続的に変
化している導波路層と、 前記導波路層上に形成された第2導電型の第1上クラッ
ド層と、 前記第1上クラッド層上の発光領域に形成された第2導
電型の第2上クラッド層と、 前記第2上クラッド層上に形成された電極と、 前記第1上クラッド層上のスポットサイズ変換領域に形
成され、前記第2上クラッド層よりも低いキャリア濃度
を有する第2導電型の低濃度層と、 前記低濃度層上に形成され、該低濃度層と共に逆接合を
形成し、前記第1上クラッド層のスポットサイズ変換領
域への電流注入を阻止する第1導電型の電流ブロック層
と、 から構成されていることを特徴とする半導体光素子。 - 【請求項11】前記導波路層は、層厚が連続的に変化し
ている領域の間に、層厚がほぼ一定である領域が存在す
るように形成されている、ことを特徴とする請求項10
に記載の半導体光素子。 - 【請求項12】前記導波路層は、スポットサイズ変換領
域では、発光領域から離れるに従って、その層厚が徐々
に薄くなっている、ことを特徴とする請求項10又は1
1に記載の半導体光素子。 - 【請求項13】所定の電圧を印加されることによって発
光する発光手段と、前記発光手段によって生成された光
のスポットサイズを変換するスポットサイズ変換手段
と、前記発光手段への電圧印加によって前記スポットサ
イズ変換手段に電流が注入されることを阻止する電流ブ
ロック手段と、から構成される半導体光素子の製造方法
であって、 基板上の所定領域に第1導電型の下クラッド層と、光を
伝搬させ、前記発光手段に対応する部分では層厚がほぼ
一定であり、前記スポットサイズ変換手段に対応する部
分では層厚が連続的に変化している導波路層と、第2導
電型の第1上クラッド層と、を選択的に形成し、前記発
光手段及び前記スポットサイズ変換手段を形成する発光
・変換手段形成工程と、 前記第1上クラッド層上の所定領域に第2導電型の第1
電流ブロック層、及び、第1導電型の第2電流ブロック
層を、選択的に形成する電流ブロック形成工程と、 前記第1上クラッド層上に、前記第1電流ブロック層よ
りも高いキャリア濃度を有する第2導電型の第2上クラ
ッド層を形成する第2上クラッド形成工程と、 前記第2上クラッド層上に電極を形成する電極形成工程
と、 を備えることを特徴とする半導体光素子の製造方法。 - 【請求項14】前記発光・変換手段形成工程は、前記M
OVPE(有機金属気相成長)法によって、前記発光手
段及び前記スポットサイズ変換手段を形成する工程を備
え、 前記電流ブロック形成工程は、MOVPE(有機金属気
相成長)法によって、前記第1電流ブロック層及び前記
第2電流ブロック層を形成する工程を備える、 ことを特徴とする請求項13に記載の半導体光素子の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5209399A JP3450210B2 (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 半導体光素子及びその製造方法 |
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---|---|---|---|
JP5209399A JP3450210B2 (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 半導体光素子及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000252579A true JP2000252579A (ja) | 2000-09-14 |
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Family
ID=12905232
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---|---|---|---|
JP5209399A Expired - Fee Related JP3450210B2 (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 半導体光素子及びその製造方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011197453A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体光導波路素子、半導体光導波路アレイ素子、およびその製造方法 |
JP2012069799A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体光導波路素子およびその製造方法 |
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JP2020038905A (ja) * | 2018-09-04 | 2020-03-12 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体レーザおよび半導体レーザの製造方法 |
-
1999
- 1999-03-01 JP JP5209399A patent/JP3450210B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
JP2011197453A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体光導波路素子、半導体光導波路アレイ素子、およびその製造方法 |
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