JP2000246480A - 切断用定盤 - Google Patents
切断用定盤Info
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- JP2000246480A JP2000246480A JP11053499A JP5349999A JP2000246480A JP 2000246480 A JP2000246480 A JP 2000246480A JP 11053499 A JP11053499 A JP 11053499A JP 5349999 A JP5349999 A JP 5349999A JP 2000246480 A JP2000246480 A JP 2000246480A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、プラズマ切断やレーザ切断時にプ
ラズマ切断トーチやレーザ切断トーチが切断用定盤の立
設された平板の真上にかかった時でも切断時の溶融物が
逃げ場を失ってプラズマアークやアシストガスの返りに
より該溶融物が被切断材の裏面に付着することなく切断
された製品の品質を維持することが出来る切断用定盤を
提供することを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 架台9上に所定の間隔で立設して被切断
材2を載置して支持する平板を鋳鉄により形成した鋳鉄
板14で構成したことを特徴とする。
ラズマ切断トーチやレーザ切断トーチが切断用定盤の立
設された平板の真上にかかった時でも切断時の溶融物が
逃げ場を失ってプラズマアークやアシストガスの返りに
より該溶融物が被切断材の裏面に付着することなく切断
された製品の品質を維持することが出来る切断用定盤を
提供することを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 架台9上に所定の間隔で立設して被切断
材2を載置して支持する平板を鋳鉄により形成した鋳鉄
板14で構成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は切断用定盤に係り、
特に架台上に複数の平板を所定の間隔で立設させ、該平
板上に被切断材を載置して支持する切断用定盤に関する
ものである。
特に架台上に複数の平板を所定の間隔で立設させ、該平
板上に被切断材を載置して支持する切断用定盤に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマ切断トーチ、レーザー切断トー
チ等を用いて鋼板やステンレス鋼板等の鉄系金属、銅板
等の非鉄系金属からなる被切断材から目的の製品を切断
する加工方法が広く実施されている。これ等の加工方法
は、トーチの先端に取り付けたノズル部材からプラズマ
アーク、或いはレーザービーム及びアシストガス等を噴
射(照射を含む)して被切断材を溶融させると共にその
溶融物を被切断材から排除して切断するものである。
チ等を用いて鋼板やステンレス鋼板等の鉄系金属、銅板
等の非鉄系金属からなる被切断材から目的の製品を切断
する加工方法が広く実施されている。これ等の加工方法
は、トーチの先端に取り付けたノズル部材からプラズマ
アーク、或いはレーザービーム及びアシストガス等を噴
射(照射を含む)して被切断材を溶融させると共にその
溶融物を被切断材から排除して切断するものである。
【0003】一方、プラズマ切断やレーザ切断等を行う
際に被切断材を支持するための切断用定盤は複数の平鋼
板を架台上に平行に立設させ、該複数の平鋼板上に被切
断材を載置して支持させた状態で該被切断材に対して所
望する切断を行うようになっている。
際に被切断材を支持するための切断用定盤は複数の平鋼
板を架台上に平行に立設させ、該複数の平鋼板上に被切
断材を載置して支持させた状態で該被切断材に対して所
望する切断を行うようになっている。
【0004】平鋼板はプラズマ切断やレーザ切断時に被
切断材の切断と共に溶損するものの平鋼板を立設させて
構成したことにより切断用定盤の溶損が比較的少ない。
また、溶損した平鋼板は架台から個々に取り外され新し
い平鋼板に交換される。
切断材の切断と共に溶損するものの平鋼板を立設させて
構成したことにより切断用定盤の溶損が比較的少ない。
また、溶損した平鋼板は架台から個々に取り外され新し
い平鋼板に交換される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例では、プラズマ切断やレーザ切断時にプラズマ切
断トーチやレーザ切断トーチが切断用定盤の立設された
平鋼板の真上にかかった時、平鋼板上に載置して支持さ
れた被切断材の厚さが見かけ上、平鋼板を含む大きな厚
さになるため切断時の溶融物が逃げ場を失ってプラズマ
アークやアシストガスの返りにより該溶融物が被切断材
の裏面に付着し、切断された製品の品質を低下させる虞
があった。
従来例では、プラズマ切断やレーザ切断時にプラズマ切
断トーチやレーザ切断トーチが切断用定盤の立設された
平鋼板の真上にかかった時、平鋼板上に載置して支持さ
れた被切断材の厚さが見かけ上、平鋼板を含む大きな厚
さになるため切断時の溶融物が逃げ場を失ってプラズマ
アークやアシストガスの返りにより該溶融物が被切断材
の裏面に付着し、切断された製品の品質を低下させる虞
があった。
【0006】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、プラズマ切断やレーザ切断時
にプラズマ切断トーチやレーザ切断トーチが切断用定盤
の立設された平板の真上にかかった時でも切断時の溶融
物が逃げ場を失ってプラズマアークやアシストガスの返
りにより該溶融物が被切断材の裏面に付着することなく
切断された製品の品質を維持することが出来る切断用定
盤を提供せんとするものである。
その目的とするところは、プラズマ切断やレーザ切断時
にプラズマ切断トーチやレーザ切断トーチが切断用定盤
の立設された平板の真上にかかった時でも切断時の溶融
物が逃げ場を失ってプラズマアークやアシストガスの返
りにより該溶融物が被切断材の裏面に付着することなく
切断された製品の品質を維持することが出来る切断用定
盤を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る切断用定盤は、架台上に鋳鉄により形成
した複数の平板を所定の間隔に立設し、該平板上に被切
断材を載置して支持することを特徴とする。
の本発明に係る切断用定盤は、架台上に鋳鉄により形成
した複数の平板を所定の間隔に立設し、該平板上に被切
断材を載置して支持することを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、鋳鉄は鋼板よりも溶融
し易い特性を有するため、被切断材を載置して支持する
平板を鋳鉄により形成したことで該平板が切断時に溶融
し易く、切断時の溶融物が逃げ場を失うことなく切断さ
れた製品の品質を維持することが出来る。
し易い特性を有するため、被切断材を載置して支持する
平板を鋳鉄により形成したことで該平板が切断時に溶融
し易く、切断時の溶融物が逃げ場を失うことなく切断さ
れた製品の品質を維持することが出来る。
【0009】また、本発明に係る他の切断用定盤は、架
台上に複数の平板を所定の間隔に立設し、該平板上に鋳
鉄により形成した被覆部材を取り付け、該被覆部材上に
被切断材を載置して支持することを特徴とする。
台上に複数の平板を所定の間隔に立設し、該平板上に鋳
鉄により形成した被覆部材を取り付け、該被覆部材上に
被切断材を載置して支持することを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、平板上に鋼板よりも溶
融し易い特性を有する鋳鉄により形成した被覆部材を取
り付け、該被覆部材上に被切断材を載置して支持するこ
とで該被覆部材が切断時に溶融し易く、切断時の溶融物
が逃げ場を失うことなく切断された製品の品質を維持す
ることが出来る。
融し易い特性を有する鋳鉄により形成した被覆部材を取
り付け、該被覆部材上に被切断材を載置して支持するこ
とで該被覆部材が切断時に溶融し易く、切断時の溶融物
が逃げ場を失うことなく切断された製品の品質を維持す
ることが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る切断用定盤
の一例としてプラズマ切断装置に適用した切断用定盤の
一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る切
断用定盤を備えたプラズマ切断装置の構成を示す斜視説
明図、図2は本発明に係る切断用定盤の第1実施形態の
構成を示す斜視説明図である。
の一例としてプラズマ切断装置に適用した切断用定盤の
一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る切
断用定盤を備えたプラズマ切断装置の構成を示す斜視説
明図、図2は本発明に係る切断用定盤の第1実施形態の
構成を示す斜視説明図である。
【0012】先ず、図1を用いて本発明に係る切断用定
盤を備えたプラズマ切断装置の構成について説明する。
図1において、1は本発明に係る切断用定盤であり、所
定の長さと幅を有して略水平に設置されている。切断用
定盤1上には該切断用定盤1の広さに対応する面積を有
する鋼板、ステンレス板等の導電性を有する被切断材2
が載置されて支持されている。
盤を備えたプラズマ切断装置の構成について説明する。
図1において、1は本発明に係る切断用定盤であり、所
定の長さと幅を有して略水平に設置されている。切断用
定盤1上には該切断用定盤1の広さに対応する面積を有
する鋼板、ステンレス板等の導電性を有する被切断材2
が載置されて支持されている。
【0013】切断用定盤1の両側には該切断用定盤1の
長手方向に沿って一対のレール3が敷設してあり、該レ
ール3上には該レール3に沿って移動可能に構成された
プラズマ切断装置4が設けられている。
長手方向に沿って一対のレール3が敷設してあり、該レ
ール3上には該レール3に沿って移動可能に構成された
プラズマ切断装置4が設けられている。
【0014】プラズマ切断装置4はレール3上を走行す
る走行サドル5と、該走行サドル5に固定されて被切断
材2上をレール3と直交する方向に渡したクロスビーム
6を有している。
る走行サドル5と、該走行サドル5に固定されて被切断
材2上をレール3と直交する方向に渡したクロスビーム
6を有している。
【0015】クロスビーム6には該クロスビーム6上を
移動可能なキャリッジ7が搭載されており、該キャリッ
ジ7には図示しないプラズマ電源から引き回されるケー
ブル及び窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスが供給
されるホースが接続されたプラズマ切断トーチ8が装着
されている。
移動可能なキャリッジ7が搭載されており、該キャリッ
ジ7には図示しないプラズマ電源から引き回されるケー
ブル及び窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスが供給
されるホースが接続されたプラズマ切断トーチ8が装着
されている。
【0016】図示しないプラズマ電源の負極側にはプラ
ズマ切断トーチ8側に設けられた図示しない電極が接続
され、該プラズマ電源の正極側には鋼板やステンレス板
等の導電性を有する被切断材2が接続されている。
ズマ切断トーチ8側に設けられた図示しない電極が接続
され、該プラズマ電源の正極側には鋼板やステンレス板
等の導電性を有する被切断材2が接続されている。
【0017】そして、プラズマ電源を作動してプラズマ
切断トーチ8から被切断材2に向かってプラズマアーク
を発生させると共に該プラズマ切断トーチ8から窒素ガ
スやアルゴンガス等の不活性ガスを噴出させ、走行サド
ル5およびキャリッジ7を図示しない駆動手段と制御手
段によって移動させることで切断用定盤1上に載置して
支持された被切断材2を切断することが出来るものであ
る。
切断トーチ8から被切断材2に向かってプラズマアーク
を発生させると共に該プラズマ切断トーチ8から窒素ガ
スやアルゴンガス等の不活性ガスを噴出させ、走行サド
ル5およびキャリッジ7を図示しない駆動手段と制御手
段によって移動させることで切断用定盤1上に載置して
支持された被切断材2を切断することが出来るものであ
る。
【0018】次に本発明に係る切断用定盤の第1実施形
態の構成を図2を用いて説明する。尚、以下に示す数値
は本実施形態をより実際的に説明するための一例にすぎ
ず、他の数値で構成するものでも良い。
態の構成を図2を用いて説明する。尚、以下に示す数値
は本実施形態をより実際的に説明するための一例にすぎ
ず、他の数値で構成するものでも良い。
【0019】図2において、略水平に設置した架台9の
上部には両側に架設したフレーム10,11と中央に架設し
たフレーム12が設けてあり、該フレーム10,11の上端面
10a,11aの夫々には溶接やボルト止め等によりフレー
ム10,11に固定された固定部材となる山型鋼等で構成さ
れた一対のブラケット13が平板となる鋳鉄により形成さ
れた鋳鉄板14の板厚に対応する離間間隔を有して互いに
向かい合った状態で設けてある。
上部には両側に架設したフレーム10,11と中央に架設し
たフレーム12が設けてあり、該フレーム10,11の上端面
10a,11aの夫々には溶接やボルト止め等によりフレー
ム10,11に固定された固定部材となる山型鋼等で構成さ
れた一対のブラケット13が平板となる鋳鉄により形成さ
れた鋳鉄板14の板厚に対応する離間間隔を有して互いに
向かい合った状態で設けてある。
【0020】鋳鉄板14は、例えば、厚さ6mm,高さ1
50mm,長さ2000mmで同じ形状を有する複数枚
が用意され、所定の間隔(例えばピッチ150mm)に
設定して互いに対面する一対のブラケット13により側面
が支持されると共にフレーム10,11の上端面10a,11a
により底面が載置して支持されて略直立状態で立設され
る。
50mm,長さ2000mmで同じ形状を有する複数枚
が用意され、所定の間隔(例えばピッチ150mm)に
設定して互いに対面する一対のブラケット13により側面
が支持されると共にフレーム10,11の上端面10a,11a
により底面が載置して支持されて略直立状態で立設され
る。
【0021】そして、フレーム10,11,12上で互いに対
面する一対のブラケット13の間に鋳鉄板14を挿入して、
該鋳鉄板14を複数枚所定のピッチで立設して図1に示す
ようにプラズマ切断装置4がレール3上を移動する距離
に対応する長さを有する切断用定盤1を構成することが
出来る。
面する一対のブラケット13の間に鋳鉄板14を挿入して、
該鋳鉄板14を複数枚所定のピッチで立設して図1に示す
ようにプラズマ切断装置4がレール3上を移動する距離
に対応する長さを有する切断用定盤1を構成することが
出来る。
【0022】上記構成によれば、鋳鉄は鋼板よりも溶融
し易い特性を有するため、被切断材2を載置して支持す
る平板を鋳鉄板14により形成したことで該鋳鉄板14が切
断時に溶融し易く、切断時の溶融物が逃げ場を失うこと
なく切断された製品の品質を維持することが出来る。
し易い特性を有するため、被切断材2を載置して支持す
る平板を鋳鉄板14により形成したことで該鋳鉄板14が切
断時に溶融し易く、切断時の溶融物が逃げ場を失うこと
なく切断された製品の品質を維持することが出来る。
【0023】また、鋳鉄板14を立設して構成したので、
プラズマ切断装置4によって被切断材2を切断加工して
も鋳鉄板14が溶損する部位が少なく比較的寿命が長い
が、切断加工を長期間繰り返し行うことによって、鋳鉄
板14の被切断材2に対向する部位が溶損し、被切断材2
を水平に支持できなくなったような場合には鋳鉄板14は
ブラケット13の間でフレーム10,11の上端面10a,11a
上に載置しただけであるので該鋳鉄板14をブラケット13
の間から容易に取り出して交換することが出来る。
プラズマ切断装置4によって被切断材2を切断加工して
も鋳鉄板14が溶損する部位が少なく比較的寿命が長い
が、切断加工を長期間繰り返し行うことによって、鋳鉄
板14の被切断材2に対向する部位が溶損し、被切断材2
を水平に支持できなくなったような場合には鋳鉄板14は
ブラケット13の間でフレーム10,11の上端面10a,11a
上に載置しただけであるので該鋳鉄板14をブラケット13
の間から容易に取り出して交換することが出来る。
【0024】次に図3及び図4を用いて本発明に係る切
断用定盤の第2実施形態について説明する。図3は本発
明に係る切断用定盤の第2実施形態の構成を示す斜視説
明図、図4は鋳鉄により形成した被覆部材の構成を示す
斜視図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成した
ものは同一の符号を付して説明を省略する。
断用定盤の第2実施形態について説明する。図3は本発
明に係る切断用定盤の第2実施形態の構成を示す斜視説
明図、図4は鋳鉄により形成した被覆部材の構成を示す
斜視図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成した
ものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0025】前記第1実施形態では被切断材2を載置し
て支持する平板を鋳鉄板14で構成した場合について説明
したが、本実施形態では、鋳鉄よりも溶融し難い鋼板や
銅板等からなる平板の上部に鋳鉄により形成した被覆部
材21を取り付けたものである。
て支持する平板を鋳鉄板14で構成した場合について説明
したが、本実施形態では、鋳鉄よりも溶融し難い鋼板や
銅板等からなる平板の上部に鋳鉄により形成した被覆部
材21を取り付けたものである。
【0026】図3に示すように、フレーム10,11の上端
面10a,11aには溶接やボルト止め等により固定された
固定部材となるブラケット13が所定の間隔で設けられて
おり、該ブラケット13にはボルト23により平板となる平
鋼板22がフレーム10,11上に略直立した状態で固定して
立設されている。
面10a,11aには溶接やボルト止め等により固定された
固定部材となるブラケット13が所定の間隔で設けられて
おり、該ブラケット13にはボルト23により平板となる平
鋼板22がフレーム10,11上に略直立した状態で固定して
立設されている。
【0027】複数用意された夫々の平鋼板22にはブラケ
ット13に開けた穴13aに対応する位置で且つ該平鋼板22
の高さの略半分の位置(略中央位置)に前記穴13aの径
に対応するネジ穴が夫々2ヶ所ずつ穿設してあり、例え
ばM12のネジ穴に対応するM12のボルト23をブラケ
ット13の穴13aに挿入して平鋼板22のネジ穴に螺合し、
該ボルト23を締着することによって架台9上に複数の平
鋼板22を立設している。
ット13に開けた穴13aに対応する位置で且つ該平鋼板22
の高さの略半分の位置(略中央位置)に前記穴13aの径
に対応するネジ穴が夫々2ヶ所ずつ穿設してあり、例え
ばM12のネジ穴に対応するM12のボルト23をブラケ
ット13の穴13aに挿入して平鋼板22のネジ穴に螺合し、
該ボルト23を締着することによって架台9上に複数の平
鋼板22を立設している。
【0028】平鋼板22の上部には鋳鉄により形成した被
覆部材21が取り付けられ、該被覆部材21上に被切断材2
を載置して支持するようになっている。被覆部材21は図
4に示すように、平鋼板22の長手方向の長さに対応する
長さを有して断面が略「コ」の字型に形成されており、
平鋼板22の上端部に嵌合し得る嵌合部21aが形成されて
いる。
覆部材21が取り付けられ、該被覆部材21上に被切断材2
を載置して支持するようになっている。被覆部材21は図
4に示すように、平鋼板22の長手方向の長さに対応する
長さを有して断面が略「コ」の字型に形成されており、
平鋼板22の上端部に嵌合し得る嵌合部21aが形成されて
いる。
【0029】そして、平鋼板22の上端部に嵌合部21aを
嵌合させて被覆部材21が平鋼板22上に安定して載置さ
れ、該被覆部材21上に被切断材2を安定して載置して支
持し得るようになっている。
嵌合させて被覆部材21が平鋼板22上に安定して載置さ
れ、該被覆部材21上に被切断材2を安定して載置して支
持し得るようになっている。
【0030】被覆部材21の平鋼板22の真上に位置し、被
切断材2を載置する厚肉部21bは所定の厚さを有してお
り、本実施形態では厚肉部21bの上面が緩やかな曲率を
有する円弧状面で構成されている。尚、厚肉部21bの上
面は平面で構成しても良いし、尖った形状で構成しても
良い。
切断材2を載置する厚肉部21bは所定の厚さを有してお
り、本実施形態では厚肉部21bの上面が緩やかな曲率を
有する円弧状面で構成されている。尚、厚肉部21bの上
面は平面で構成しても良いし、尖った形状で構成しても
良い。
【0031】上記構成により、平板となる平鋼板22上に
該平鋼板22よりも溶融し易い特性を有する鋳鉄により形
成した被覆部材21を取り付け、該被覆部材21上に被切断
材2を載置して支持することで該被覆部材21が切断時に
溶融し易く、切断時の溶融物が逃げ場を失うことなく切
断された製品の品質を維持することが出来る。
該平鋼板22よりも溶融し易い特性を有する鋳鉄により形
成した被覆部材21を取り付け、該被覆部材21上に被切断
材2を載置して支持することで該被覆部材21が切断時に
溶融し易く、切断時の溶融物が逃げ場を失うことなく切
断された製品の品質を維持することが出来る。
【0032】プラズマ切断装置4によって切断加工を長
期間繰り返し行うことによって、被覆部材21の被切断材
2に対向する部位が溶損し、被切断材2を水平に支持で
きなくなったような場合には被覆部材21は平鋼板22上に
嵌合して載置しただけであるので該被覆部材21を平鋼板
22上から容易に取り出して交換することが出来る。
期間繰り返し行うことによって、被覆部材21の被切断材
2に対向する部位が溶損し、被切断材2を水平に支持で
きなくなったような場合には被覆部材21は平鋼板22上に
嵌合して載置しただけであるので該被覆部材21を平鋼板
22上から容易に取り出して交換することが出来る。
【0033】尚、被覆部材21の形状は本実施形態の形状
に限定されるものではなく、他の種々の形状が考えら
れ、平鋼板22に対する取り付け方法も嵌合以外の種々の
取り付け方法が考えられる。また、被覆部材21は平鋼板
22に対して該平鋼板22の長手方向の長さと略同じ長さを
有する1部材により構成したが、所定の長さに分割さ
れ、更には所定のピッチを有して配置されたものでも良
い。
に限定されるものではなく、他の種々の形状が考えら
れ、平鋼板22に対する取り付け方法も嵌合以外の種々の
取り付け方法が考えられる。また、被覆部材21は平鋼板
22に対して該平鋼板22の長手方向の長さと略同じ長さを
有する1部材により構成したが、所定の長さに分割さ
れ、更には所定のピッチを有して配置されたものでも良
い。
【0034】また、架台9上に立設された平板は平鋼板
22以外の銅板やアルミ板等の種々の材質の板を採用して
も良く、更には板以外の形状を有する例えば角材や山型
鋼等の部材でその上部に被覆部材21を取り付ける構成の
ものでも良い。
22以外の銅板やアルミ板等の種々の材質の板を採用して
も良く、更には板以外の形状を有する例えば角材や山型
鋼等の部材でその上部に被覆部材21を取り付ける構成の
ものでも良い。
【0035】また、平鋼板22はボルト23によるボルト止
めでなく、前記第1実施形態と同様に互いに対面する一
対のブラケット13により支持するだけの構成でも良い。
他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の
効果を得ることが出来るものである。
めでなく、前記第1実施形態と同様に互いに対面する一
対のブラケット13により支持するだけの構成でも良い。
他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の
効果を得ることが出来るものである。
【0036】尚、前記各実施形態では切断用定盤1をプ
ラズマ切断装置4に適応した場合について説明したが、
レーザ切断装置に使用する切断用定盤として用いること
も出来る。
ラズマ切断装置4に適応した場合について説明したが、
レーザ切断装置に使用する切断用定盤として用いること
も出来る。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、プラズマ切断やレーザ切断時にプラズマ切断
トーチやレーザ切断トーチが切断用定盤の立設された平
板の真上にかかった時でも切断時の溶融物が逃げ場を失
ってプラズマアークやアシストガスの返りにより該溶融
物が被切断材の裏面に付着することなく切断された製品
の品質を維持することが出来る。
するので、プラズマ切断やレーザ切断時にプラズマ切断
トーチやレーザ切断トーチが切断用定盤の立設された平
板の真上にかかった時でも切断時の溶融物が逃げ場を失
ってプラズマアークやアシストガスの返りにより該溶融
物が被切断材の裏面に付着することなく切断された製品
の品質を維持することが出来る。
【0038】即ち、請求項1に記載の構成によれば、被
切断材を載置して支持する平板を鋳鉄により形成したこ
とで該平板が切断時に溶融し易く、切断時の溶融物が逃
げ場を失うことなく切断された製品の品質を維持するこ
とが出来る。
切断材を載置して支持する平板を鋳鉄により形成したこ
とで該平板が切断時に溶融し易く、切断時の溶融物が逃
げ場を失うことなく切断された製品の品質を維持するこ
とが出来る。
【0039】また、請求項2に記載の構成によれば、平
板上に鋳鉄により形成した被覆部材を取り付け、該被覆
部材上に被切断材を載置して支持することで該被覆部材
が切断時に溶融し易く、切断時の溶融物が逃げ場を失う
ことなく切断された製品の品質を維持することが出来
る。
板上に鋳鉄により形成した被覆部材を取り付け、該被覆
部材上に被切断材を載置して支持することで該被覆部材
が切断時に溶融し易く、切断時の溶融物が逃げ場を失う
ことなく切断された製品の品質を維持することが出来
る。
【図1】本発明に係る切断用定盤を備えたプラズマ切断
装置の構成を示す斜視説明図である。
装置の構成を示す斜視説明図である。
【図2】本発明に係る切断用定盤の第1実施形態の構成
を示す斜視説明図である。
を示す斜視説明図である。
【図3】本発明に係る切断用定盤の第2実施形態の構成
を示す斜視説明図である。
を示す斜視説明図である。
【図4】鋳鉄により形成した被覆部材の構成を示す斜視
図である。
図である。
1…切断用定盤 2…被切断材 3…レール 4…プラズマ切断装置 5…走行サドル 6…クロスビーム 7…キャリッジ 8…プラズマ切断トーチ 9…架台 10,11,12…フレーム 10a,11a…上端面 13…ブラケット 14…鋳鉄板 21…被覆部材 21a…嵌合部 21b…厚肉部 22…平鋼板 23…ボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 架台上に鋳鉄により形成した複数の平板
を所定の間隔に立設し、該平板上に被切断材を載置して
支持することを特徴とした切断用定盤。 - 【請求項2】 架台上に複数の平板を所定の間隔に立設
し、該平板上に鋳鉄により形成した被覆部材を取り付
け、該被覆部材上に被切断材を載置して支持することを
特徴とした切断用定盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11053499A JP2000246480A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 切断用定盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11053499A JP2000246480A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 切断用定盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000246480A true JP2000246480A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12944534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11053499A Pending JP2000246480A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 切断用定盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000246480A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004111547A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Toshiba Corp | 半導体装置、半導体装置の製造方法 |
CN102962824A (zh) * | 2012-11-07 | 2013-03-13 | 浙江大唐起重机械制造有限公司 | 钢板切割底模 |
CN104875167A (zh) * | 2015-06-06 | 2015-09-02 | 合肥铭锋模具铸造有限公司 | 一种预装工装 |
CN104874916A (zh) * | 2015-05-21 | 2015-09-02 | 北京工业大学 | 一种应用于背向式激光内刻微通道的吸附加工装置 |
CN118060747A (zh) * | 2024-04-18 | 2024-05-24 | 成都贝高贝实业有限责任公司 | 一种激光切割机板料支撑的防护装置 |
-
1999
- 1999-03-02 JP JP11053499A patent/JP2000246480A/ja active Pending
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