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JP2000127862A - 自動車用トリムの製造方法および成形型 - Google Patents

自動車用トリムの製造方法および成形型

Info

Publication number
JP2000127862A
JP2000127862A JP10298453A JP29845398A JP2000127862A JP 2000127862 A JP2000127862 A JP 2000127862A JP 10298453 A JP10298453 A JP 10298453A JP 29845398 A JP29845398 A JP 29845398A JP 2000127862 A JP2000127862 A JP 2000127862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
molding
mold
resin material
molding surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10298453A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Miura
昭一 三浦
Hirofumi Yamada
宏文 山田
Torao Kanayama
虎雄 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP10298453A priority Critical patent/JP2000127862A/ja
Publication of JP2000127862A publication Critical patent/JP2000127862A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1671Making multilayered or multicoloured articles with an insert
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    • B29C45/561Injection-compression moulding
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    • B29L2031/3014Door linings
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減および品質の向上を図るこ
とできる自動車用トリムの製造方法および成形型を提供
すること。 【解決手段】 第1表成形面51と第2表成形面52と
を有するキャビ型50と,第1裏成形面61と第2裏成
形面62と進退可能なコアスライド7とを有するコア型
60とよりなる成形型5を用いる。コアスライド7を前
進させて第1キャビティ71と第2キャビティ72とを
コアスライド7により区画し,第1キャビティ71内に
第1樹脂材料81を射出して第1部材11を成形する。
次いでコアスライド7を後退させて,第1キャビティ7
1と第2キャビティ72との間を開放して第2キャビテ
ィ72に第2樹脂材料82を射出して第2部材12を成
形すると共に第2部材12を第1部材11に接着させて
これらを一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,自動車用トリムの製造方法およ
び成形型に関する。
【0002】
【従来技術】自動車のドアには,ドアパネルの内面を覆
うトリム(自動車用トリム)が配設される。従来の自動
車用トリム9は,図10に示すごとく,アッパ部材91
とロア部材92とを組合わせて構成される。アッパ部材
91とロア部材92とは,例えば,材質が同じで異なる
色の樹脂材料,あるいは材質自体の異なる樹脂材料等,
種類の異なる樹脂材料により成形される。また,図10
に示すごとく,アッパ部材91あるいはロア部材92に
は,装飾用の表皮材93を配設する場合もある。
【0003】この従来の自動車用トリム9を製造するに
当たっては,図10,図11に示すごとく,アッパ部材
91とロア部材92とはそれぞれ別々に成形し,ロア部
材92にはボス920を,アッパ部材91には貫通穴9
10をそれぞれ設ける。そして,上記ボス920を上記
貫通穴910に挿入してボス920の先端を熱かしめす
ることによりアッパ部材91とロア部材92とを一体化
する。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の自
動車用トリムの製造方法においては次の問題がある。即
ち,従来の自動車用トリム9は,上記のごとく,アッパ
部材91とロア部材92とをそれぞれ別々に成形した
後,これらを組付けて一体化する。そのため,組付け工
数が多く,製造コストの合理化が困難である。また,ア
ッパ部材91とロア部材92のわずかな寸法誤差が,こ
れらの境界部において隙間やずれとして現れるという品
質上の問題が生じ場合がある。この場合には,その修正
作業が必要となり,さらに製造コストの増加を来してし
まう。
【0005】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,製造コストの低減および品質の向上を図
ることできる自動車用トリムの製造方法および成形型を
提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,第1樹脂
材料よりなる第1部材と上記第1樹脂材料と種類の異な
る第2樹脂材料よりなる第2部材とを一体成形してなる
自動車用トリムを製造する方法であって,上記第1部材
の表面形状を成形する第1表成形面と上記第2部材の表
面形状を成形する第2表成形面とを有するキャビ型と,
該キャビ型に対向して設けられ上記第1部材の裏面形状
を成形する第1裏成形面と上記第2部材の裏面形状を成
形する第2裏成形面とを有すると共に上記第1裏成形面
と上記第2裏成形面との間に設けた進退可能なコアスラ
イドを有するコア型とよりなる成形型を用い,上記コア
スライドを前進させて上記キャビ型に当接させることに
より,上記第1表成形面と上記第1裏成形面との間に形
成される第1キャビティと,上記第2表成形面と上記第
2裏成形面との間に形成される第2キャビティとを,上
記コアスライドにより区画し,次いで,該第1キャビテ
ィ内に上記第1樹脂材料を射出して上記第1部材を成形
し,次いで,上記コアスライドを後退させて,上記第1
キャビティと上記第2キャビティとの間を開放して上記
第1部材を上記第2キャビティに露出させ,次いで,該
第2キャビティに第2樹脂材料を射出して上記第2部材
を成形すると共に上記第2部材を上記第1部材に接着さ
せて上記第1部材と上記第2部材とを一体化することを
特徴とする自動車用トリムの製造方法にある。
【0007】本発明において最も注目すべきことは,上
記キャビ型と上記コアスライドを有するコア型とを有す
る成形型を用い,上記コアスライドの進退動作を上記の
ごとく行って,第1キャビティに第1樹脂材料を射出し
て上記第1部材を成形し,次いで,上記第2キャビティ
に第2樹脂材料を射出して上記第2部材を成形すると共
にこれらを一体化することである。
【0008】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明においては,上記成形型を用いて,まず上記コア
スライドを前進させて第1キャビティおよび第2キャビ
ティを区画する。これら第1キャビティおよび第2キャ
ビティは,いずれも第1部材または第2部材を単独で成
形する場合のキャビティと同様の形状および容量を有す
るものとなる。そして,各キャビティは,従来必要であ
った接続用のボスあるいは貫通穴等を設けるための複雑
な形状が不要となり,スムーズな形状とすることができ
る。
【0009】そのため,第1キャビティへ第1樹脂材料
を射出すると,上記第1キャビティへ射出された第1樹
脂材料は,従来よりもスムーズに流動し,寸法精度,外
観等に優れた高品質の第1部材に成形される。次いで,
上記コアスライドを後退させることにより,上記第1キ
ャビティと第2キャビティとの間は,上記コアスライド
という堰が無くなって開放され,上記第1部材が第2キ
ャビティ内に露出した状態となる。
【0010】この状態の第2キャビティに上記第2樹脂
材料を射出することにより,上記と同様に従来よりもス
ムーズに流動した第2樹脂材料は,寸法精度,外観等に
優れた高品質の第2部材となる。そしてまた,第2樹脂
材料は,第2キャビティ内に露出した第1部材に溶融状
態で接触し,これに接着する。これにより,第2部材
は,第1部材に一体的に接合された状態で成形される。
【0011】そして,得られた自動車用トリムは,上記
第1部材と第2部材とを上記成形型内において一体的に
成形されるので,従来必要であった両部材の接合作業を
完全に無くすことができ,工程合理化,低コスト化を図
ることができる。また,上記一体成形によって,従来問
題となっていた接合部分の品質トラブルも解消すること
ができ,優れた品質の自動車用トリムを製造することが
できる。
【0012】したがって,本発明によれば,製造コスト
の低減および品質の向上を図ることできる自動車用トリ
ムの製造方法を提供することができる。
【0013】また,請求項2に記載の発明のように,上
記キャビ型の上記第1表成形面または上記第2表成形面
の少なくとも一方には,予め表皮材を配置させることが
できる。この場合には,上記表皮材を第1部材または第
2部材の表面に配設した自動車用トリムを容易に得るこ
とができ,その表面装飾効果を向上させることができ
る。また,上記表皮材は,予備成形することにより上記
キャビ型に配置することが好ましい。ここで,上記予備
成形とは表皮材を例えば真空成形により賦形することで
ある。
【0014】次に,請求項3に記載の発明は,第1樹脂
材料よりなる第1部材と上記第1樹脂材料と種類の異な
る第2樹脂材料よりなる第2部材とを一体成形してなる
自動車用トリムを成形するための成形型であって,上記
第1部材の表面形状を成形する第1表成形面と上記第2
部材の表面形状を成形する第2表成形面とを有するキャ
ビ型と,該キャビ型に対向して設けられ上記第1部材の
裏面形状を成形する第1裏成形面と上記第2部材の裏面
形状を成形する第2裏成形面とを有するコア型と,該コ
ア型の上記第1裏成形面と上記第2裏成形面との間に設
けた進退可能なコアスライドとを有し,該コアスライド
は,その前進状態において上記キャビ型に当接し,上記
第1表成形面と上記第1裏成形面との間に形成される第
1キャビティと,上記第2表成形面と上記第2裏成形面
との間に形成される第2キャビティとを区画し,一方,
その後退状態においては,上記第1キャビティと上記第
2キャビティとを連通させるよう構成してあり,また,
上記第1キャビティに上記第1樹脂材料を射出する第1
ノズルと,上記第2キャビティに上記第2樹脂材料を射
出する第2ノズルとを有していることを特徴とする自動
車用トリムの成形型にある。
【0015】本発明の成形型において最も注目すべき点
は,上記キャビ型と上記コア型とコアスライドとを有し
てなり,コアスライドを進退させることにより,上記第
1キャビティと上記第2キャビティとを区画あるいは連
通できるよう構成してあることである。本発明の成形型
を用いれば,上記優れた製造方法を容易に実施すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】実施形態例 本発明の実施形態例にかかる自動車用トリムの製造方法
および成形型につき,図1〜図9を用いて説明する。ま
ず,本例において製造する自動車用トリム1は,図1,
図2,図8に示すごとく,第1樹脂材料81よりなる第
1部材11としてのアッパ部材と,第1樹脂材料81と
種類の異なる第2樹脂材料82よりなる第2部材12と
してのロア部材を一体成形してなる。本例では,上記第
1樹脂材料81としてはPP(ポリプロピレン)を,第
2樹脂材料82としてもPPを用いた。これらの樹脂
は,その色の点において異なる。また,第1部材11の
表面には,ファブリック表皮+PPフォームあるいは塩
化ビニル表皮+PPフォーム等よりなる表皮材15を島
状に配設し,装飾性を高めた。
【0017】次に,本例の成形型5は,図4に示すごと
く,第1部材11の表面形状を成形する第1表成形面5
1と第2部材12の表面形状を成形する第2表成形面5
2とを有するキャビ型50と,キャビ型50に対向して
設けられ第1部材11の裏面形状を成形する第1裏成形
面61と第2部材12の裏面形状を成形する第2裏成形
面62とを有するコア型60とを有している。
【0018】またコア型60の第1裏成形面61と第2
裏成形面62との間には,進退可能なコアスライド7を
設けた。また,キャビ型50の上記第1表成形面51と
第2表成形面52との間の境界部分は,内方に突出させ
て上記コアスライド7との当接部55としてある。
【0019】そして,コアスライド7は,図6,図7に
示すごとく,その前進状態においてキャビ型50の上記
当接部55に当接し,第1表成形面51と第1裏成形面
61との間に形成される第1キャビティ71と,第2表
成形面52と第2裏成形面62との間に形成される第2
キャビティ72とを区画し,一方,その後退状態におい
ては,第1キャビティ71と第2キャビティ72とを連
通させるよう構成してある。
【0020】また,上記コア型60には,図4に示すご
とく,第1キャビティ71に第1樹脂材料81を射出す
る第1ノズル65と,第2キャビティ72に第2樹脂材
料82を射出する第2ノズル66とを設けてある。また
上記コアスライド7は,図4,図9に示すごとく,油圧
シリンダ78に接続されており,該油圧シリンダ78の
作動により進退動作を行うよう構成してある。また,油
圧シリンダ78には,コアスライド7の基端に設けたピ
ストン板75の前後に位置する前室781および後室7
82に通ずるランアラウンド回路79を設けてあり,後
述するキャビ型50とコア型60との型締め力による油
圧シリンダ78の破損防止機構を設けてある。
【0021】次に,自動車用トリム1を成形するに当た
っては,まず,図5に示すごとく,キャビ型50の第1
表成形面51に表皮材15を配置した。この表皮材15
は,別工程で予め,ファブリック表皮とPPフォーム
(クッション材)とを接着剤で接合したシートを加熱し
真空成形した後不要部を取り除いて,略製品形状に成形
されている。この表皮材15の配置は,キャビ型50に
設けた多数の小孔からバキュームにより表皮材15をキ
ャビ型50に吸着させて行った。
【0022】次に,図6に示すごとく,キャビ型50と
コア型60とを寸開状態,即ち,低圧成形可能な寸開
量,例えば型締めの下死点手前30mmという状態まで
閉じると共に,コアスライド7を上記油圧シリンダ78
によって前進させてキャビ型50の当接部55に当接さ
せる。これにより,第1表成形面51と第1裏成形面6
1との間に形成される第1キャビティ71と,第2表成
形面52と第2裏成形面62との間に形成される第2キ
ャビティ72とが,コアスライド7により区画される。
【0023】次いで,図6に示すごとく,この状態にお
いて第1キャビティ71内に上記第1ノズル65から第
1樹脂材料81を射出し,その後,射出完了のタイミン
グにおいて下死点まで型締めすることにより,第1部材
11を成形する。なお,上記寸開状態で第1樹脂材料8
1を射出するのは,表皮材に用いているPPフォームへ
の射出圧力によるダメージを少なくするという理由のた
めである。
【0024】また,この下死点までの型締め時には,上
記油圧シリンダ78の上記ランアラウンド回路を開放す
る。これにより,コアスライド7の後退による油圧シリ
ンダ78の破損を防止することができる。
【0025】次いで,図8に示すごとく,コアスライド
7を後退させて,第1キャビティ71と第2キャビティ
72との間を開放して第1部材11を第2キャビティ7
2に露出させる。次いで,同図に示すごとく,上記第2
ノズル66から第2キャビティ72に第2樹脂材料82
を射出して第2部材12を成形すると共に,第2部材1
2を第1部材11に接着させて第1部材11と第2部材
12とを一体化する。これにより,図1に示すごとく,
第1部材11としてのアッパ部材と第2部材としてのロ
ア部材を一体的に成形してなる自動車用トリム1が得ら
れる。
【0026】得られた自動車用トリム1の第1部材11
と第2部材12との境界部分における接着面の断面構造
を図2,図3に示す。同図より知られるごとく,第1部
材11と第2部材12との境界面には,両者が融着して
なる接着面19が薄く形成され,隙間無く接合されてい
ることが分かる。
【0027】このように,本例においては,上記成形型
5を用いて上記製造方法を実施することにより,上記第
1部材11と第2部材12とを容易に二色一体成形する
ことができる。そのため,従来必要であった両部材の接
合作業を完全に無くすことができ,工程合理化,低コス
ト化を図ることができる。また,上記成形型5には,接
続用のボスや貫通穴を成形するための複雑な形状を設け
る必要がない。そのため,上記成形時には,従来よりも
スムーズな樹脂流れを得ることができ,成形性を向上さ
せることができる。また,一体成形によって,従来問題
となっていた接合部分品質トラブルも解消することがで
きる。それ故,本例によれば,優れた品質の自動車用ト
リム1を低コストで製造することができる。
【0028】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,製造コ
ストの低減および品質の向上を図ることできる自動車用
トリムの製造方法および成形型を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例における,自動車用トリムの正面
図。
【図2】実施形態例における,自動車用トリムの断面図
(図1のA−A線矢視断面図)。
【図3】実施形態例における,第1部材と第2部材との
接合部の拡大図。
【図4】実施形態例における,成形型の構成を示す説明
図。
【図5】実施形態例における,成形型に表皮材をセット
した状態を示す説明図。
【図6】実施形態例における,第1キャビティに第1樹
脂材料を注入している状態を示す説明図。
【図7】実施形態例における,第1部材の成形が完了し
た状態を示す説明図。
【図8】実施形態例における,第2部材の成形が完了し
た状態を示す説明図。
【図9】実施形態例における,コアスライド用の油圧シ
リンダの構成を示す説明図。
【図10】従来例における,自動車用トリムのアッパ部
材およびロア部材の正面図。
【図11】従来例における,(a)アッパ部材およびロ
ア部材の断面図,(b)アッパ部材とロア部材との接合
状態を示す説明図。
【符号の説明】
1...自動車用トリム, 11...第1部材(アッパ部材), 12...第2部材(ロア部材), 15...表皮材, 5...成形型, 50...キャビ型, 51...第1表成形面, 52...第2表成形面, 60...コア型, 61...第1裏成形面, 62...第2裏成形面, 65...第1ノズル, 66...第2ノズル, 7...コアスライド, 71...第1キャビティ, 72...第2キャビティ, 81...第1樹脂材料, 82...第2樹脂材料,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金山 虎雄 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 Fターム(参考) 3D023 BA01 BB08 BC00 BD03 BE04 BE06 BE16 BE31 4F202 AA11 AD17 AD20 AH23 CA11 CB01 CB16 CB28 CK18 CK23 CK54 CQ06 4F206 AA11 AD17 AD20 AH23 JA07 JB15 JB28 JN12 JN25 JN33 JQ81

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1樹脂材料よりなる第1部材と上記第
    1樹脂材料と種類の異なる第2樹脂材料よりなる第2部
    材とを一体成形してなる自動車用トリムを製造する方法
    であって,上記第1部材の表面形状を成形する第1表成
    形面と上記第2部材の表面形状を成形する第2表成形面
    とを有するキャビ型と,該キャビ型に対向して設けられ
    上記第1部材の裏面形状を成形する第1裏成形面と上記
    第2部材の裏面形状を成形する第2裏成形面とを有する
    と共に上記第1裏成形面と上記第2裏成形面との間に設
    けた進退可能なコアスライドを有するコア型とよりなる
    成形型を用い,上記コアスライドを前進させて上記キャ
    ビ型に当接させることにより,上記第1表成形面と上記
    第1裏成形面との間に形成される第1キャビティと,上
    記第2表成形面と上記第2裏成形面との間に形成される
    第2キャビティとを,上記コアスライドにより区画し,
    次いで,該第1キャビティ内に上記第1樹脂材料を射出
    して上記第1部材を成形し,次いで,上記コアスライド
    を後退させて,上記第1キャビティと上記第2キャビテ
    ィとの間を開放して上記第1部材を上記第2キャビティ
    に露出させ,次いで,該第2キャビティに第2樹脂材料
    を射出して上記第2部材を成形すると共に上記第2部材
    を上記第1部材に接着させて上記第1部材と上記第2部
    材とを一体化することを特徴とする自動車用トリムの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記キャビ型の上記
    第1表成形面または上記第2表成形面の少なくとも一方
    には,予め表皮材を配置させることを特徴とする自動車
    用トリムの製造方法。
  3. 【請求項3】 第1樹脂材料よりなる第1部材と上記第
    1樹脂材料と種類の異なる第2樹脂材料よりなる第2部
    材とを一体成形してなる自動車用トリムを成形するため
    の成形型であって,上記第1部材の表面形状を成形する
    第1表成形面と上記第2部材の表面形状を成形する第2
    表成形面とを有するキャビ型と,該キャビ型に対向して
    設けられ上記第1部材の裏面形状を成形する第1裏成形
    面と上記第2部材の裏面形状を成形する第2裏成形面と
    を有するコア型と,該コア型の上記第1裏成形面と上記
    第2裏成形面との間に設けた進退可能なコアスライドと
    を有し,該コアスライドは,その前進状態において上記
    キャビ型に当接し,上記第1表成形面と上記第1裏成形
    面との間に形成される第1キャビティと,上記第2表成
    形面と上記第2裏成形面との間に形成される第2キャビ
    ティとを区画し,一方,その後退状態においては,上記
    第1キャビティと上記第2キャビティとを連通させるよ
    う構成してあり,また,上記第1キャビティに上記第1
    樹脂材料を射出する第1ノズルと,上記第2キャビティ
    に上記第2樹脂材料を射出する第2ノズルとを有してい
    ることを特徴とする自動車用トリムの成形型。
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