JP2000127483A - 画像形成装置およびそのledヘッドの駆動方法 - Google Patents
画像形成装置およびそのledヘッドの駆動方法Info
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- JP2000127483A JP2000127483A JP30448398A JP30448398A JP2000127483A JP 2000127483 A JP2000127483 A JP 2000127483A JP 30448398 A JP30448398 A JP 30448398A JP 30448398 A JP30448398 A JP 30448398A JP 2000127483 A JP2000127483 A JP 2000127483A
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- led
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 LEDヘッドでも記録画像の階調表現を可能
とする。 【解決手段】 発光デューティの異なるLEDアレー2
10,210−2を択一的、あるいは重複的に使用して
感光体342に画像形成を行う。
とする。 【解決手段】 発光デューティの異なるLEDアレー2
10,210−2を択一的、あるいは重複的に使用して
感光体342に画像形成を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LED(発光素
子)ヘッドを使用して画像を形成する画像形成装置およ
びそのLEDヘッド駆動方法に関する。
子)ヘッドを使用して画像を形成する画像形成装置およ
びそのLEDヘッド駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のLEDヘッドの構成を図1に示
す。
す。
【0003】図1において、LED(発光素子)が1列
にアレー状に配列されたチップが、複数個1列にならべ
られ、1ラインの画像形成が可能となっている。ここ
で、使用されるLEDアレーはLEDチップのアノード
もしくはカソードが共通電極で構成され、片方がドライ
バと接続可能なパッドが形成されているものが一般的
で、本従来例ではカソードが共通電極の例を説明する。
801はLEDチップの1つであり、803のLED発
光部が複数個配列されている。804はLED発光部8
03に対応する接続パッドであり、802のLEDチッ
プドライバのそのLED発光部に対応するドライバ部と
ワイヤーボンディングにより接続される。当然、LED
チップドライバ側においてもLEDチップ側の接続パッ
ドに対応するドライバ側の接続パッド805が設けられ
ている。
にアレー状に配列されたチップが、複数個1列にならべ
られ、1ラインの画像形成が可能となっている。ここ
で、使用されるLEDアレーはLEDチップのアノード
もしくはカソードが共通電極で構成され、片方がドライ
バと接続可能なパッドが形成されているものが一般的
で、本従来例ではカソードが共通電極の例を説明する。
801はLEDチップの1つであり、803のLED発
光部が複数個配列されている。804はLED発光部8
03に対応する接続パッドであり、802のLEDチッ
プドライバのそのLED発光部に対応するドライバ部と
ワイヤーボンディングにより接続される。当然、LED
チップドライバ側においてもLEDチップ側の接続パッ
ドに対応するドライバ側の接続パッド805が設けられ
ている。
【0004】本LEDチップの場合LED発光部1個に
対して1個の発光制御部が必要であり、LEDドライバ
側ではLED発光部の数だけ画像信号によりON・OF
F制御できる806のドライブ制御部が設けられてい
る。また、LEDアレーとして、自己走査型発光素子
(SLED:Self-scanning Light Emitting Diode)を
使用しているものも有り、SLEDは例えば、特開平1
−238962号公報、特開平2−208067号公
報、特開平2−212170号公報、特開平4−587
2号公報、特開平4−23367号公報、特開平4−2
96579号公報、特開平5−84971号公報等に開
示されている。また電子情報通信学会(1990・3.
5)においては、PNPNサイリスタ構造を用いた自己
走査型発光素子、ジャパンハードコピー1991(A−
17)においては、駆動回路を集積化した、光プリンタ
用発光素子アレーが記載されている。
対して1個の発光制御部が必要であり、LEDドライバ
側ではLED発光部の数だけ画像信号によりON・OF
F制御できる806のドライブ制御部が設けられてい
る。また、LEDアレーとして、自己走査型発光素子
(SLED:Self-scanning Light Emitting Diode)を
使用しているものも有り、SLEDは例えば、特開平1
−238962号公報、特開平2−208067号公
報、特開平2−212170号公報、特開平4−587
2号公報、特開平4−23367号公報、特開平4−2
96579号公報、特開平5−84971号公報等に開
示されている。また電子情報通信学会(1990・3.
5)においては、PNPNサイリスタ構造を用いた自己
走査型発光素子、ジャパンハードコピー1991(A−
17)においては、駆動回路を集積化した、光プリンタ
用発光素子アレーが記載されている。
【0005】図2にこのような自己走査機能を有する発
光素子(LED)アレーの等価回路を示す。図3にこの
SLEDを制御するため従来のコントロール信号及びそ
のタイミングを示す。図3の例は、全素子を点灯する場
合の例である。図2には図4に示すようにドライバとス
タートパルスφS,φ1,φ2,φDとが抵抗を介して
それぞれの信号とにカスケードに接続されている。SL
EDは図2に示すように転送用のサイリスタがアレー状
に配列したものと、発光用サイリスタがアレー状に配列
したものからなり、それぞれの対応した転送サイリスタ
のゲートと発光部のサイリスタのゲート信号は接続さ
れ、1番目のサイリスタはφSの信号入力部に接続され
る。
光素子(LED)アレーの等価回路を示す。図3にこの
SLEDを制御するため従来のコントロール信号及びそ
のタイミングを示す。図3の例は、全素子を点灯する場
合の例である。図2には図4に示すようにドライバとス
タートパルスφS,φ1,φ2,φDとが抵抗を介して
それぞれの信号とにカスケードに接続されている。SL
EDは図2に示すように転送用のサイリスタがアレー状
に配列したものと、発光用サイリスタがアレー状に配列
したものからなり、それぞれの対応した転送サイリスタ
のゲートと発光部のサイリスタのゲート信号は接続さ
れ、1番目のサイリスタはφSの信号入力部に接続され
る。
【0006】2番目のサイリスタのゲートはφSの端子
に接続されたサイリスタのゲートに接続されたダイオー
ドのカソードに接続され、3番目は次のダイオードのカ
ソードにと言うように構成されている。図3のタイミン
グチャートに従い転送及び発光について説明する。転送
のスタートはφSが0Vから5Vに変化させることによ
り始まる。φSのドライバ部が5VになることによりV
a=5V,Vb=3.7V(ダイオードの順方向電圧降
下を1.3Vとする)、Vc=2.4V、Vd=1.1
V、Ve以降は0Vとなり転送用のサイリスタ1′と
2′のゲート信号0Vからそれぞれ5V,3.7Vと変
化する(Va,Vb,Vc,Vd,Veはそれぞれ図2
のa,b,c,d,eの部分の電圧を示す。)。
に接続されたサイリスタのゲートに接続されたダイオー
ドのカソードに接続され、3番目は次のダイオードのカ
ソードにと言うように構成されている。図3のタイミン
グチャートに従い転送及び発光について説明する。転送
のスタートはφSが0Vから5Vに変化させることによ
り始まる。φSのドライバ部が5VになることによりV
a=5V,Vb=3.7V(ダイオードの順方向電圧降
下を1.3Vとする)、Vc=2.4V、Vd=1.1
V、Ve以降は0Vとなり転送用のサイリスタ1′と
2′のゲート信号0Vからそれぞれ5V,3.7Vと変
化する(Va,Vb,Vc,Vd,Veはそれぞれ図2
のa,b,c,d,eの部分の電圧を示す。)。
【0007】この状態ではφ1のドライバ部を5Vから
0Vにすることにより、SR1′の転送用のサイリスタ
のそれぞれの電位は、アノード:5V、カソード:0
V、ゲート:5VとなりサイリスタのON条件となっ
て、転送用のサイリスタ1′がONするその状態でφS
を0Vに変えてもサイリスタ1′がONしているためV
a≒5Vとなる(理由:φSは抵抗を介してパルスが印
加されている。サイリスタはONするとアノードとゲー
ト間の電位がほぼひとしくなる。)。
0Vにすることにより、SR1′の転送用のサイリスタ
のそれぞれの電位は、アノード:5V、カソード:0
V、ゲート:5VとなりサイリスタのON条件となっ
て、転送用のサイリスタ1′がONするその状態でφS
を0Vに変えてもサイリスタ1′がONしているためV
a≒5Vとなる(理由:φSは抵抗を介してパルスが印
加されている。サイリスタはONするとアノードとゲー
ト間の電位がほぼひとしくなる。)。
【0008】このため、φSを0Vにしても1番目のサ
イリスタのON条件が保持され1番目のシフト動作が完
了する。この状態で発光サイリスタ用のφ1のドライバ
信号を5Vから0Vにすると転送用のサイリスタがON
した条件と同じになるため発光サイリスタ1がONし
て、1番目のLEDが点灯することになる。1番目のL
EDはφ1のドライバ信号を5Vに戻すことにより発光
サイリスタのアノード・カソード間の電位差が無くなり
サイリスタの最低保持電流を流せなくなるため発光サイ
リスタ1はOFFする。
イリスタのON条件が保持され1番目のシフト動作が完
了する。この状態で発光サイリスタ用のφ1のドライバ
信号を5Vから0Vにすると転送用のサイリスタがON
した条件と同じになるため発光サイリスタ1がONし
て、1番目のLEDが点灯することになる。1番目のL
EDはφ1のドライバ信号を5Vに戻すことにより発光
サイリスタのアノード・カソード間の電位差が無くなり
サイリスタの最低保持電流を流せなくなるため発光サイ
リスタ1はOFFする。
【0009】つぎに、SR1′からSR2′にサイリス
タのON条件の転送について説明すると、SR1がOF
Fしてもφ1のドライバ部が0VのままなのでSR1′
はONのままなのでSR1′のゲート電圧Va≒5Vで
あり、Vb=3.7Vである。この状態でφ2のドライ
バ部を5Vから0Vに変化させることによりSR2′の
電位はアノード:5V、カソード:0V、ゲート:3.
7VとなることよりSR2′はONする。SR2′がO
Nした後φ1のドライバ部を0Vから5Vに変えること
によりSR1′はSR1がOFFしたのと同様にOFF
する。
タのON条件の転送について説明すると、SR1がOF
Fしてもφ1のドライバ部が0VのままなのでSR1′
はONのままなのでSR1′のゲート電圧Va≒5Vで
あり、Vb=3.7Vである。この状態でφ2のドライ
バ部を5Vから0Vに変化させることによりSR2′の
電位はアノード:5V、カソード:0V、ゲート:3.
7VとなることよりSR2′はONする。SR2′がO
Nした後φ1のドライバ部を0Vから5Vに変えること
によりSR1′はSR1がOFFしたのと同様にOFF
する。
【0010】こうして、転送用サイリスタのONはSR
1′からSR2′に移る。そして、φ1のドライバ部を
5Vから0VにするとSR2がONし発光する。なお、
転送用サイリスタがONしている発光サイリスタのみ発
光できる理由は、転送用サイリスタがONしていない場
合、ONしているサイリスタの隣のサイリスタを除いて
ゲート電圧が0VであるためサイリスタのON条件とな
らない。
1′からSR2′に移る。そして、φ1のドライバ部を
5Vから0VにするとSR2がONし発光する。なお、
転送用サイリスタがONしている発光サイリスタのみ発
光できる理由は、転送用サイリスタがONしていない場
合、ONしているサイリスタの隣のサイリスタを除いて
ゲート電圧が0VであるためサイリスタのON条件とな
らない。
【0011】隣のサイリスタについても発光用サイリス
タがONすることによりφ1の電位は3.4V(発光用
サイリスタの順方向電圧降下分)となるため、隣のサイ
リスタは、ゲート・カソード間の電位差がないためON
することができない。上記を順次繰り返すことにより発
光制御が可能となる。
タがONすることによりφ1の電位は3.4V(発光用
サイリスタの順方向電圧降下分)となるため、隣のサイ
リスタは、ゲート・カソード間の電位差がないためON
することができない。上記を順次繰り返すことにより発
光制御が可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LEDを用いた画像形成装置は、LEDの応答速度が遅
いことに起因して画素毎の階調表現が困難であり、ゆえ
に画質が劣化するという問題があった。
LEDを用いた画像形成装置は、LEDの応答速度が遅
いことに起因して画素毎の階調表現が困難であり、ゆえ
に画質が劣化するという問題があった。
【0013】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、画素ごとに階調表現を可能とする画像形成装置およ
びそのLEDヘッド駆動方法を提供することにある。
て、画素ごとに階調表現を可能とする画像形成装置およ
びそのLEDヘッド駆動方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、LEDヘッド
を使用して画像形成を行う画像形成装置において、発光
デューティの異なる複数のLEDヘッドと、前記複数の
LEDヘッドを選択的に使用して同一画素位置に対して
当該使用されるLEDに画像形成させる制御手段とを具
えたことを特徴とする。
を使用して画像形成を行う画像形成装置において、発光
デューティの異なる複数のLEDヘッドと、前記複数の
LEDヘッドを選択的に使用して同一画素位置に対して
当該使用されるLEDに画像形成させる制御手段とを具
えたことを特徴とする。
【0015】請求項1に記載の画像形成装置において、
前記制御手段は択一的にLEDヘッドを選択することを
特徴とする。
前記制御手段は択一的にLEDヘッドを選択することを
特徴とする。
【0016】請求項1に記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、複数のLEDヘッド中の所定数のLE
Dヘッドを重複的に選択することを特徴とする。
前記制御手段は、複数のLEDヘッド中の所定数のLE
Dヘッドを重複的に選択することを特徴とする。
【0017】LEDヘッドを使用して画像形成を行う画
像形成装置のLEDヘッド駆動方法において、発光デュ
ーティの異なる複数のLEDヘッドを設け、前記複数の
LEDヘッドを選択的に使用して同一画素位置に対して
当該使用されるLEDに画像形成させることを特徴とす
る。
像形成装置のLEDヘッド駆動方法において、発光デュ
ーティの異なる複数のLEDヘッドを設け、前記複数の
LEDヘッドを選択的に使用して同一画素位置に対して
当該使用されるLEDに画像形成させることを特徴とす
る。
【0018】請求項4に記載の画像形成装置のLEDヘ
ッド駆動方法において、択一的にLEDヘッドを選択す
ることを特徴とする。
ッド駆動方法において、択一的にLEDヘッドを選択す
ることを特徴とする。
【0019】請求項4に記載の画像形成装置のLEDヘ
ッド駆動方法において、前記複数のLEDヘッドの中の
所定数のLEDヘッドを重複的に選択することを特徴と
する。
ッド駆動方法において、前記複数のLEDヘッドの中の
所定数のLEDヘッドを重複的に選択することを特徴と
する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明実施
形態を詳細に説明する。
形態を詳細に説明する。
【0021】図5は本発明を適用したカラー画像形成装
置の全体の概略構成を示し、まず、カラーリーダ部の構
成について説明する。
置の全体の概略構成を示し、まず、カラーリーダ部の構
成について説明する。
【0022】101はCCD(固体撮像装置)、311
はCCD101の実装された基板、312はプリンタ処
理部である。301は原稿台硝子(プラテン)、302
は原稿給紙装置(なお、この原稿給紙装置302の代わ
りに不図示の鏡面圧板もしくは白色圧板を装着する構成
も有る)である。303及び304は原稿を照明するハ
ロゲンランプ又は蛍光灯の光源である。
はCCD101の実装された基板、312はプリンタ処
理部である。301は原稿台硝子(プラテン)、302
は原稿給紙装置(なお、この原稿給紙装置302の代わ
りに不図示の鏡面圧板もしくは白色圧板を装着する構成
も有る)である。303及び304は原稿を照明するハ
ロゲンランプ又は蛍光灯の光源である。
【0023】305及び306は光源303・304の
光を原稿に集光する反射傘、307から309はミラー
である。310は原稿からの反射光又は投射光をCCD
101上に集光するレンズ、314はハロゲンランプ3
03・304と反射傘305・306とミラー307を
収容するキャリッジである。
光を原稿に集光する反射傘、307から309はミラー
である。310は原稿からの反射光又は投射光をCCD
101上に集光するレンズ、314はハロゲンランプ3
03・304と反射傘305・306とミラー307を
収容するキャリッジである。
【0024】315はミラー308・309を収容する
キャリッジ、313は他のCPU等とのインターフェイ
ス(I/F)部である。なお、キャリッジ314は速度
Vで、キャリッジ315は速度V/2で、CCD101
の電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的
に移動することによって、原稿の全面を走査(副走査)
する。
キャリッジ、313は他のCPU等とのインターフェイ
ス(I/F)部である。なお、キャリッジ314は速度
Vで、キャリッジ315は速度V/2で、CCD101
の電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的
に移動することによって、原稿の全面を走査(副走査)
する。
【0025】次に、図5におけるプリンタ部の構成を説
明する。317はマゼンタ(M)画像形成部、318は
シアン(C)画像形成部、319はイエロウ(Y)画像
形成部、320はブラック(K)画像形成部で、それぞ
れの構成は同一なのでM画像形成部317を詳細に説明
し、他の画像形成部の説明は省略する。
明する。317はマゼンタ(M)画像形成部、318は
シアン(C)画像形成部、319はイエロウ(Y)画像
形成部、320はブラック(K)画像形成部で、それぞ
れの構成は同一なのでM画像形成部317を詳細に説明
し、他の画像形成部の説明は省略する。
【0026】M画像形成部317において、342は感
光ドラムで、LEDアレー210ならびにLEDアレー
210−2からの露光によって、その表面に潜像が形成
される。潜像形成の露光についての詳細は後述する。3
21は一次帯電器で、感光ドラム342の表面を所定の
電位に帯電させ、潜像形成の準備をする。322は現像
器で感光ドラム342上の潜像を現像して、トナー画像
を形成する。なお、現像器322には、現像バイアスを
印加して現像するためのスリーブ345が含まれてい
る。
光ドラムで、LEDアレー210ならびにLEDアレー
210−2からの露光によって、その表面に潜像が形成
される。潜像形成の露光についての詳細は後述する。3
21は一次帯電器で、感光ドラム342の表面を所定の
電位に帯電させ、潜像形成の準備をする。322は現像
器で感光ドラム342上の潜像を現像して、トナー画像
を形成する。なお、現像器322には、現像バイアスを
印加して現像するためのスリーブ345が含まれてい
る。
【0027】323は転写帯電器で転写材搬送ベルト3
33の背面から放電を行い、感光ドラム342上のトナ
ー画像を、転写材搬送ベルト333上の記録紙などへ転
写する。本実施の形態は転写効率がよいため、クリーナ
部が配置されていないが、クリーナ部を装着しても問題
無いことは言うまでもない。
33の背面から放電を行い、感光ドラム342上のトナ
ー画像を、転写材搬送ベルト333上の記録紙などへ転
写する。本実施の形態は転写効率がよいため、クリーナ
部が配置されていないが、クリーナ部を装着しても問題
無いことは言うまでもない。
【0028】次に、記録紙等の転写材上へのトナー画像
を転写する手順を説明する。カセット340・341に
格納された記録紙等の転写材はピックアップローラ33
8・339により1枚毎給紙ローラ336・337で転
写材搬送ベルト333上に供給される。供給された記録
紙は、吸着帯電器346で帯電させられる。348は転
写材搬送ベルトローラで、転写材搬送ベルト333を駆
動し、かつ、吸着帯電器346と対になって記録紙等を
帯電させ、転写材搬送ベルト333に記録紙等を吸着さ
せる。なお、転写材搬送ベルトローラ348を転写材搬
送ベルト333を駆動するための駆動ローラとしても良
く、また反対側に転写材搬送ベルト333を駆動するた
めの駆動ローラを配置するようにしても良い。
を転写する手順を説明する。カセット340・341に
格納された記録紙等の転写材はピックアップローラ33
8・339により1枚毎給紙ローラ336・337で転
写材搬送ベルト333上に供給される。供給された記録
紙は、吸着帯電器346で帯電させられる。348は転
写材搬送ベルトローラで、転写材搬送ベルト333を駆
動し、かつ、吸着帯電器346と対になって記録紙等を
帯電させ、転写材搬送ベルト333に記録紙等を吸着さ
せる。なお、転写材搬送ベルトローラ348を転写材搬
送ベルト333を駆動するための駆動ローラとしても良
く、また反対側に転写材搬送ベルト333を駆動するた
めの駆動ローラを配置するようにしても良い。
【0029】347は紙先端センサで、転写材搬送ベル
ト333上の記録紙等の先端を検知する。なお、紙先端
センサ347の検出信号はプリンタ部からカラーリーダ
部へ送られて、カラーリーダ部からプリンタ部にビデオ
信号を送る際の副走査同期信号として用いられる。
ト333上の記録紙等の先端を検知する。なお、紙先端
センサ347の検出信号はプリンタ部からカラーリーダ
部へ送られて、カラーリーダ部からプリンタ部にビデオ
信号を送る際の副走査同期信号として用いられる。
【0030】この後、記録紙等は、転写材搬送ベルト3
33によって搬送され、画像形成部317〜320にお
いてMCYKの順にその表面にトナー画像が形成され
る。K画像形成部320を通過した記録紙等の転写材
は、転写材搬送ベルト333からの分離を容易にするた
め、除電帯電器349で除電された後、転写材搬送ベル
ト333から分離される。350は剥離帯電器で、記録
紙等が転写材搬送ベルト333から分離する際の剥離放
電による画像乱れを防止するものである。分離された記
録紙等は、トナーの吸着力を補って画像乱れを防止する
ために、定着前帯電器351・352で帯電された後、
定着器334でトナー画像が熱定着された後、335の
排紙トレーに排紙される。
33によって搬送され、画像形成部317〜320にお
いてMCYKの順にその表面にトナー画像が形成され
る。K画像形成部320を通過した記録紙等の転写材
は、転写材搬送ベルト333からの分離を容易にするた
め、除電帯電器349で除電された後、転写材搬送ベル
ト333から分離される。350は剥離帯電器で、記録
紙等が転写材搬送ベルト333から分離する際の剥離放
電による画像乱れを防止するものである。分離された記
録紙等は、トナーの吸着力を補って画像乱れを防止する
ために、定着前帯電器351・352で帯電された後、
定着器334でトナー画像が熱定着された後、335の
排紙トレーに排紙される。
【0031】(露光)以下に本発明の露光手段について
説明する。本発明では感光ドラム上はLEDアレー21
0を通過するまで、1次帯電等の働きにより一様にマイ
ナスに帯電している。その後、LEDアレー210なら
びにLEDアレー210と発光デューティーの異なるL
EDアレー210−2においてLED照射を行い、結果
露光された部分の電荷の中和がおこる。LEDアレー2
10ならびにLEDアレー210−2の詳細については
後述する。LEDアレー210ならびにLEDアレー2
10−2は図2の自己走査機能を有する発光素子アレー
で、トータル8000個のLEDが感光体ドラムの進行
方向に対して垂直方向に並んでおりそれぞれ感光体ドラ
ムの進行方向に対する垂直方向の一画素分に対応してい
る。LEDアレー210と210−2により一画素が形
成される。この際、LEDアレー210と210−2は
周期を取り、LEDアレー210の照射から4ms遅延
して照射が行われる。4msの遅延は、LEDアレー2
10と210−2の間隔10mm、感光体ドラムとして
のスピード250mm/secから、λ/(250/1
0)で画像(画素位置)を一致させるため4ms遅延さ
せたものである。LEDアレー210ならびに210−
2のタイミング信号のタイミングの例を図6に示す。
説明する。本発明では感光ドラム上はLEDアレー21
0を通過するまで、1次帯電等の働きにより一様にマイ
ナスに帯電している。その後、LEDアレー210なら
びにLEDアレー210と発光デューティーの異なるL
EDアレー210−2においてLED照射を行い、結果
露光された部分の電荷の中和がおこる。LEDアレー2
10ならびにLEDアレー210−2の詳細については
後述する。LEDアレー210ならびにLEDアレー2
10−2は図2の自己走査機能を有する発光素子アレー
で、トータル8000個のLEDが感光体ドラムの進行
方向に対して垂直方向に並んでおりそれぞれ感光体ドラ
ムの進行方向に対する垂直方向の一画素分に対応してい
る。LEDアレー210と210−2により一画素が形
成される。この際、LEDアレー210と210−2は
周期を取り、LEDアレー210の照射から4ms遅延
して照射が行われる。4msの遅延は、LEDアレー2
10と210−2の間隔10mm、感光体ドラムとして
のスピード250mm/secから、λ/(250/1
0)で画像(画素位置)を一致させるため4ms遅延さ
せたものである。LEDアレー210ならびに210−
2のタイミング信号のタイミングの例を図6に示す。
【0032】LEDアレー210ならびにLEDアレー
210−2は前述のSLEDの構成のヘッドで有り、発
光のシステム等は前述したSLEDと同様であり、説明
は省略する。LEDアレー210はSLEDの上述の性
質により、φ1の最初の立ち下がりから発光を始める。
この際SLEDチップ状の1番隅から順に発光を始め、
その後のφ1の立ち上がりにより発光を終了する。前述
したように、LEDアレー210とLEDアレー210
−2では4msの遅延があるため、LEDアレー210
ならびにLEDアレー210−2の両者で画像を形成す
ることができる。そして、図6を見ても分かるように、
発光が開始してから、発光が終わるまでの時間が、LE
Dアレー210とLEDアレー210−2は異なってお
り、LEDアレー210はLEDアレー210−2より
も長い。このため、LEDアレー210とLEDアレー
210−2が照射された感光体の点を現像後に比較する
と、LEDアレー210が照射された点の方がLEDア
レー210−2により照射された感光体の点よりも濃い
ものとなる。つまり、画素毎にLEDアレー210を照
射、LEDアレー210−2を照射又は照射しないかを
不図示の駆動制御手段により選択し、それにより、濃い
印刷、薄い印刷、印刷無しと3階調を表現できるのであ
る。
210−2は前述のSLEDの構成のヘッドで有り、発
光のシステム等は前述したSLEDと同様であり、説明
は省略する。LEDアレー210はSLEDの上述の性
質により、φ1の最初の立ち下がりから発光を始める。
この際SLEDチップ状の1番隅から順に発光を始め、
その後のφ1の立ち上がりにより発光を終了する。前述
したように、LEDアレー210とLEDアレー210
−2では4msの遅延があるため、LEDアレー210
ならびにLEDアレー210−2の両者で画像を形成す
ることができる。そして、図6を見ても分かるように、
発光が開始してから、発光が終わるまでの時間が、LE
Dアレー210とLEDアレー210−2は異なってお
り、LEDアレー210はLEDアレー210−2より
も長い。このため、LEDアレー210とLEDアレー
210−2が照射された感光体の点を現像後に比較する
と、LEDアレー210が照射された点の方がLEDア
レー210−2により照射された感光体の点よりも濃い
ものとなる。つまり、画素毎にLEDアレー210を照
射、LEDアレー210−2を照射又は照射しないかを
不図示の駆動制御手段により選択し、それにより、濃い
印刷、薄い印刷、印刷無しと3階調を表現できるのであ
る。
【0033】つまり、本実施形態ではLEDアレー21
0,210−2という発光デューティーの異なるSLE
Dを2つ用意し、これらの発光のタイミングを合わせる
ことにより、画素毎の階調性を持たせることが出来、よ
って、高品質のプリンタを提供出来る。
0,210−2という発光デューティーの異なるSLE
Dを2つ用意し、これらの発光のタイミングを合わせる
ことにより、画素毎の階調性を持たせることが出来、よ
って、高品質のプリンタを提供出来る。
【0034】(実施形態) 1)上述の実施形態では、SLEDを用いたLEDプリ
ンタを使用したが、通常のLEDプリンタにおいて、複
数の発光デューティーが異なるものを使用しても良いこ
とは言うまでもない。
ンタを使用したが、通常のLEDプリンタにおいて、複
数の発光デューティーが異なるものを使用しても良いこ
とは言うまでもない。
【0035】2)上述の実施形態では発光デューティー
が異なる2つのヘッドを用いたが、3つ以上のものであ
っても良いことは言うまでもない。このとき、たとえば
3つの中の2つのLEDを選択したり3つのLEDヘッ
ドを選択したり、所定数のLEDヘッドを重複使用する
とよい。
が異なる2つのヘッドを用いたが、3つ以上のものであ
っても良いことは言うまでもない。このとき、たとえば
3つの中の2つのLEDを選択したり3つのLEDヘッ
ドを選択したり、所定数のLEDヘッドを重複使用する
とよい。
【0036】3)上述の画像形成装置はカラー画像形成
装置であったがモノクロの画像形成装置にも本発明を適
用できる。
装置であったがモノクロの画像形成装置にも本発明を適
用できる。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように請求項1〜6の発
明によれば複数のLEDヘッドを重複して、あるいは択
一的に選択することにより異なる階調表現での画像形成
が可能となる。
明によれば複数のLEDヘッドを重複して、あるいは択
一的に選択することにより異なる階調表現での画像形成
が可能となる。
【図1】従来のLEDヘッドの構成を示す構成図であ
る。
る。
【図2】自己走査機能を有するLEDアレーの等価回路
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図3】自己走査機能を有するLEDアレーの動作タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
ミングを示すタイミングチャートである。
【図4】図2のLEDアレーのドライバの構成を示す構
成図である。
成図である。
【図5】本発明実施形態の画像形成装置の概略構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図6】本発明実施形態の動作(駆動)タイミングを示
すタイミングチャートである。
すタイミングチャートである。
210,210−2 LEDアレー
Claims (6)
- 【請求項1】 LEDヘッドを使用して画像形成を行う
画像形成装置において、 発光デューティの異なる複数のLEDヘッドと、 前記複数のLEDヘッドを選択的に使用して同一画素位
置に対して当該使用されるLEDに画像形成させる制御
手段とを具えたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
て、前記制御手段は択一的にLEDヘッドを選択するこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の画像形成装置におい
て、前記制御手段は、複数のLEDヘッド中の所定数の
LEDヘッドを重複的に選択することを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項4】 LEDヘッドを使用して画像形成を行う
画像形成装置のLEDヘッド駆動方法において、 発光デューティの異なる複数のLEDヘッドを設け、 前記複数のLEDヘッドを選択的に使用して同一画素位
置に対して当該使用されるLEDに画像形成させること
を特徴とする画像形成装置のLEDヘッド駆動方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の画像形成装置のLED
ヘッド駆動方法において、択一的にLEDヘッドを選択
することを特徴とする画像形成装置のLEDヘッド駆動
方法。 - 【請求項6】 請求項4に記載の画像形成装置のLED
ヘッド駆動方法において、前記複数のLEDヘッドの中
の所定数のLEDヘッドを重複的に選択することを特徴
とする画像形成装置のLEDヘッド駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30448398A JP2000127483A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 画像形成装置およびそのledヘッドの駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30448398A JP2000127483A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 画像形成装置およびそのledヘッドの駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000127483A true JP2000127483A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17933584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30448398A Pending JP2000127483A (ja) | 1998-10-26 | 1998-10-26 | 画像形成装置およびそのledヘッドの駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000127483A (ja) |
-
1998
- 1998-10-26 JP JP30448398A patent/JP2000127483A/ja active Pending
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