JP2000115952A - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
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- JP2000115952A JP2000115952A JP10280605A JP28060598A JP2000115952A JP 2000115952 A JP2000115952 A JP 2000115952A JP 10280605 A JP10280605 A JP 10280605A JP 28060598 A JP28060598 A JP 28060598A JP 2000115952 A JP2000115952 A JP 2000115952A
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- substrate
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- fuse
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Abstract
(57)【要約】
【課題】小型化を図り、組立て作業性を向上させ、さら
にケースに固定された基板が振動によって緩むことがな
いようにした電気接続箱を提供する。 【解決手段】本発明の電気接続箱は、中空のケース1
と、そのケース1の内部に略平行に配置される一対の基
板42とを有し、各基板42の対向面に各種の部品が取
り付けられる。各基板42の対向面に、接続端子44b
を備えた一対の端子ブロック44がそれぞれ取り付けら
れ、一方の端子ブロック44の先端部と他方の端子ブロ
ック44の先端部とに形成された凹凸部が噛み合って連
結される。接続端子44bは一列に配置される。各基板
42の対向面に、一対のコネクタ部46がそれぞれ取り
付けられ、一方のコネクタ部46と他方のコネクタ部4
6とはラッチ機構6によって連結される。
にケースに固定された基板が振動によって緩むことがな
いようにした電気接続箱を提供する。 【解決手段】本発明の電気接続箱は、中空のケース1
と、そのケース1の内部に略平行に配置される一対の基
板42とを有し、各基板42の対向面に各種の部品が取
り付けられる。各基板42の対向面に、接続端子44b
を備えた一対の端子ブロック44がそれぞれ取り付けら
れ、一方の端子ブロック44の先端部と他方の端子ブロ
ック44の先端部とに形成された凹凸部が噛み合って連
結される。接続端子44bは一列に配置される。各基板
42の対向面に、一対のコネクタ部46がそれぞれ取り
付けられ、一方のコネクタ部46と他方のコネクタ部4
6とはラッチ機構6によって連結される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
車両のエンジンルームに搭載され、ワイヤハーネス等の
接続に用いられる電気接続箱に関し、特に、小型化を図
り、組立て作業性を向上させ、さらにケースに固定され
た基板が振動によって緩むことがないようにした電気接
続箱に関する。
車両のエンジンルームに搭載され、ワイヤハーネス等の
接続に用いられる電気接続箱に関し、特に、小型化を図
り、組立て作業性を向上させ、さらにケースに固定され
た基板が振動によって緩むことがないようにした電気接
続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の車両においては、乗車
時の快適性に対するニーズの高まりに伴い、オーディオ
機器、ナビゲーション装置、テレビ、電動アンテナ、エ
アコンディショナ、シートヒータ、パワーシート、サス
ペンションの硬さ制御装置等の車載電装品が増加する傾
向にある。これらの車載電装品は、エンジンルーム内の
バッテリー近傍に配置された電気接続箱を経由して、ワ
イヤハーネス等から電源が供給される。電気接続箱内に
は、ワイヤハーネス等とボディとが短絡したときやモー
タ等の負荷が故障したとき等に過大な電流が流れること
を防止するためのヒューズや、各種操作スイッチ等と連
動し、車載電装品への電源供給を制御するリレー等の電
気部品が搭載されている。
時の快適性に対するニーズの高まりに伴い、オーディオ
機器、ナビゲーション装置、テレビ、電動アンテナ、エ
アコンディショナ、シートヒータ、パワーシート、サス
ペンションの硬さ制御装置等の車載電装品が増加する傾
向にある。これらの車載電装品は、エンジンルーム内の
バッテリー近傍に配置された電気接続箱を経由して、ワ
イヤハーネス等から電源が供給される。電気接続箱内に
は、ワイヤハーネス等とボディとが短絡したときやモー
タ等の負荷が故障したとき等に過大な電流が流れること
を防止するためのヒューズや、各種操作スイッチ等と連
動し、車載電装品への電源供給を制御するリレー等の電
気部品が搭載されている。
【0003】従来の電気接続箱としては、例えば特開昭
59−28818号公報に開示されているように、配線
板の間にバスバーで所望の形状の回路が形成され、ヒュ
ーズやリレー等が取り付けられる構造のものが知られて
いる。
59−28818号公報に開示されているように、配線
板の間にバスバーで所望の形状の回路が形成され、ヒュ
ーズやリレー等が取り付けられる構造のものが知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バスバーを用
いた従来の電気接続箱は、構成部品数が多くなるため小
型化が難しかった。
いた従来の電気接続箱は、構成部品数が多くなるため小
型化が難しかった。
【0005】そこで、バスバーにかえて、基板を用いた
電気接続箱が提案されている。ところが、この電気接続
箱に用いられるブレードヒューズやスローブローヒュー
ズ等のヒューズは、ヒューズ用端子モールドの先端に設
けられた接続端子に差し込まれる。ヒューズ用端子モー
ルドは、基板に片持ち状態で半田によって固定されて設
けられることがあり、特に、スローブローヒューズ等の
ように大型の端子が用いられる場合、ヒューズ用端子モ
ールドの先端に設けられた接続端子に差し込んだり、抜
き出す際、ヒューズ用端子モールドを固定する半田に大
きな応力がかかる。したがって、ヒューズ等の差し込み
や抜き出しを行なうと、半田の接合力が弱くなり、場合
によってはヒューズ用端子モールドが基板から外れてし
まうこともあった。
電気接続箱が提案されている。ところが、この電気接続
箱に用いられるブレードヒューズやスローブローヒュー
ズ等のヒューズは、ヒューズ用端子モールドの先端に設
けられた接続端子に差し込まれる。ヒューズ用端子モー
ルドは、基板に片持ち状態で半田によって固定されて設
けられることがあり、特に、スローブローヒューズ等の
ように大型の端子が用いられる場合、ヒューズ用端子モ
ールドの先端に設けられた接続端子に差し込んだり、抜
き出す際、ヒューズ用端子モールドを固定する半田に大
きな応力がかかる。したがって、ヒューズ等の差し込み
や抜き出しを行なうと、半田の接合力が弱くなり、場合
によってはヒューズ用端子モールドが基板から外れてし
まうこともあった。
【0006】また、ブレードヒューズやスローブローヒ
ューズ等のヒューズは、通常、ヒューズ用端子モールド
に自動的に挿入される。しかし、従来のヒューズ用端子
モールドは、その位置関係が各回路上のブロックに点在
しているため、ヒューズを自動的に挿入するための制御
が面倒であり、作業効率が悪かった。
ューズ等のヒューズは、通常、ヒューズ用端子モールド
に自動的に挿入される。しかし、従来のヒューズ用端子
モールドは、その位置関係が各回路上のブロックに点在
しているため、ヒューズを自動的に挿入するための制御
が面倒であり、作業効率が悪かった。
【0007】さらに、基板は電気接続箱のケースにビス
等によって直に固定されている。したがって、振動が電
気接続箱に加えられることによってビスが緩んでしま
い、基板がケース本体から外れることがあった。
等によって直に固定されている。したがって、振動が電
気接続箱に加えられることによってビスが緩んでしま
い、基板がケース本体から外れることがあった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、小型化を図り、組立て作業性を向上さ
せ、さらにケースに固定された基板が振動によって緩む
ことがないようにした電気接続箱を提供することを目的
とする。
れたものであり、小型化を図り、組立て作業性を向上さ
せ、さらにケースに固定された基板が振動によって緩む
ことがないようにした電気接続箱を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電気接続箱は、
中空のケースと、そのケースの内部に略平行に配置され
る一対の基板とを有し、各基板の対向面に各種の部品が
取り付けられることを特徴とするものである。
中空のケースと、そのケースの内部に略平行に配置され
る一対の基板とを有し、各基板の対向面に各種の部品が
取り付けられることを特徴とするものである。
【0010】各基板の対向面に、接続端子を備えた一対
の端子部材がそれぞれ取り付けられ、一方の端子部材の
先端部と他方の端子部材の先端部とが連結されてもよ
い。
の端子部材がそれぞれ取り付けられ、一方の端子部材の
先端部と他方の端子部材の先端部とが連結されてもよ
い。
【0011】一方の端子部材と他方の端子部材とが連結
されると、接続端子が一列に配置されるのが好ましい。
されると、接続端子が一列に配置されるのが好ましい。
【0012】各基板の対向面に、一対のコネクタ部がそ
れぞれ取り付けられ、一方のコネクタ部の先端に可撓性
のアーム部が設けられ、他方のコネクタ部にアーム部を
係止する係止部が設けられていてもよい。
れぞれ取り付けられ、一方のコネクタ部の先端に可撓性
のアーム部が設けられ、他方のコネクタ部にアーム部を
係止する係止部が設けられていてもよい。
【0013】一対の基板の両端部を連結し、外面に溝部
が形成された一対のブラケットを有し、ケースの内面
に、ブラケットの溝部に摺動可能に嵌合される突条部が
設けられていてもよい。
が形成された一対のブラケットを有し、ケースの内面
に、ブラケットの溝部に摺動可能に嵌合される突条部が
設けられていてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気接続箱を図1
から図5を参照しながら説明する。図1及び図2に示す
ように、本発明の電気接続箱は、ロアーケース1、アッ
パーカバー2、ロアカバー3、基板ユニット4及びアッ
パーケース5を有する。中空のロアーケース1の内部に
基板ユニット4が収納され、基板ユニット4の上部がア
ッパーケース5によって塞がれる。ロアーケース1の上
下の開口部がアッパーカバー2とロアーカバー3とによ
って塞がれる。
から図5を参照しながら説明する。図1及び図2に示す
ように、本発明の電気接続箱は、ロアーケース1、アッ
パーカバー2、ロアカバー3、基板ユニット4及びアッ
パーケース5を有する。中空のロアーケース1の内部に
基板ユニット4が収納され、基板ユニット4の上部がア
ッパーケース5によって塞がれる。ロアーケース1の上
下の開口部がアッパーカバー2とロアーカバー3とによ
って塞がれる。
【0015】アッパーカバー2は、電気接続箱内に水等
が侵入することを防止する。
が侵入することを防止する。
【0016】ロアーカバー3の一部には、外部と電気的
に接続するためにワイヤハーネスを引き出すハーネス取
出し口3aが切り欠いて形成されている。
に接続するためにワイヤハーネスを引き出すハーネス取
出し口3aが切り欠いて形成されている。
【0017】基板ユニット4の幅は、ロアーケース1の
内側の幅よりも少し狭く、基板ユニット4とロアーケー
ス1との間に空間4aが形成されている(図1参照)。
内側の幅よりも少し狭く、基板ユニット4とロアーケー
ス1との間に空間4aが形成されている(図1参照)。
【0018】図3に示すように、基板ユニット4は、略
平行に配置された2枚の平板状のブラケット41,41
と、略平行に配置された2枚の平板状の基板42,42
とが平面口字形のユニット状に組み立てられる。
平行に配置された2枚の平板状のブラケット41,41
と、略平行に配置された2枚の平板状の基板42,42
とが平面口字形のユニット状に組み立てられる。
【0019】基板42は、例えばアルミニウム、アルミ
ニウム合金、銅、銅合金等からなる厚さ0.2〜1.2
mmの金属板を絶縁層で被覆したものである。絶縁層の
表面には厚さ50〜120μmの銅箔からなる導電層と
電気絶縁性のレジスト層とで導体パターンが所望の形状
に形成されている。ここで、基板42は、絶縁層として
接着絶縁プリプレグにアルミナ粉等を混入して放熱性を
高めると、電流容量に対する導体パターンの幅を一層狭
くすることができるので、電気接続箱の小型化を図るこ
とができる。
ニウム合金、銅、銅合金等からなる厚さ0.2〜1.2
mmの金属板を絶縁層で被覆したものである。絶縁層の
表面には厚さ50〜120μmの銅箔からなる導電層と
電気絶縁性のレジスト層とで導体パターンが所望の形状
に形成されている。ここで、基板42は、絶縁層として
接着絶縁プリプレグにアルミナ粉等を混入して放熱性を
高めると、電流容量に対する導体パターンの幅を一層狭
くすることができるので、電気接続箱の小型化を図るこ
とができる。
【0020】また、基板42によって集められた熱はブ
ラケット41を介して電気接続箱の外部へ放熱される。
ブラケット41を車体に取り付けた場合には、直接車体
に放熱でき、放熱効果が向上する。さらに、ブラケット
41にマイクロヒートパイプ等の放熱部材を設けると放
熱効果が一層向上する。
ラケット41を介して電気接続箱の外部へ放熱される。
ブラケット41を車体に取り付けた場合には、直接車体
に放熱でき、放熱効果が向上する。さらに、ブラケット
41にマイクロヒートパイプ等の放熱部材を設けると放
熱効果が一層向上する。
【0021】各基板42にはブレードヒューズ用端子モ
ールド43、スローブローヒューズ用端子モールド4
4、リレー45、コネクタ部46等が取り付けられてい
る(図1乃至図3参照)。一方の基板42に2個のスロ
ーブローヒューズ用端子モールド44が取り付けられ、
他方の基板42に3個のスローブローヒューズ用端子モ
ールド44が取り付けられている(図3及び図4参
照)。各ブラケット41の四隅には係合ピン41aが設
けられている。
ールド43、スローブローヒューズ用端子モールド4
4、リレー45、コネクタ部46等が取り付けられてい
る(図1乃至図3参照)。一方の基板42に2個のスロ
ーブローヒューズ用端子モールド44が取り付けられ、
他方の基板42に3個のスローブローヒューズ用端子モ
ールド44が取り付けられている(図3及び図4参
照)。各ブラケット41の四隅には係合ピン41aが設
けられている。
【0022】他方、基板42には、ブラケット41の係
合ピン41aが差し込まれる位置決め孔42aが対応し
た位置に形成されている。さらに、基板42の上部には
複数の取付孔42bが2列に形成される。ブレードヒュ
ーズ用端子モールド43には上段の取付孔42bに挿入
される固定端子43aが設けられ、スローブローヒュー
ズ用端子モールド44には下段の取付孔42bに挿入さ
れる固定端子44aが設けられている。ブレードヒュー
ズ用端子モールド43とスローブローヒューズ用端子モ
ールド44は基板42の対向側の面に取り付けされ、固
定端子43a,44aが基板ユニット4とロアーケース
1との間の空間4aの方へ突出して半田付けされる(図
1参照)。
合ピン41aが差し込まれる位置決め孔42aが対応し
た位置に形成されている。さらに、基板42の上部には
複数の取付孔42bが2列に形成される。ブレードヒュ
ーズ用端子モールド43には上段の取付孔42bに挿入
される固定端子43aが設けられ、スローブローヒュー
ズ用端子モールド44には下段の取付孔42bに挿入さ
れる固定端子44aが設けられている。ブレードヒュー
ズ用端子モールド43とスローブローヒューズ用端子モ
ールド44は基板42の対向側の面に取り付けされ、固
定端子43a,44aが基板ユニット4とロアーケース
1との間の空間4aの方へ突出して半田付けされる(図
1参照)。
【0023】スローブローヒューズ用端子モールド44
の先端側の上部には、図3に示すような一対の接続端子
44bが略垂直方向に設けられている。また、図4に示
すように、一方のスローブローヒューズ用端子モールド
44の先端面には複数の凸部44c及び凹部44dが形
成され、他方のスローブローヒューズ用端子モールド4
4の先端面には一方のスローブローヒューズ用端子モー
ルド44の凸部44c及び凹部44dに嵌合して噛み合
うように複数の凹部44d及び凸部44cが形成されて
いる。
の先端側の上部には、図3に示すような一対の接続端子
44bが略垂直方向に設けられている。また、図4に示
すように、一方のスローブローヒューズ用端子モールド
44の先端面には複数の凸部44c及び凹部44dが形
成され、他方のスローブローヒューズ用端子モールド4
4の先端面には一方のスローブローヒューズ用端子モー
ルド44の凸部44c及び凹部44dに嵌合して噛み合
うように複数の凹部44d及び凸部44cが形成されて
いる。
【0024】各基板42の下部に取り付けられるコネク
タ部46(図1参照)の上面中間部には、一対のコネク
タ部46を連結するためのラッチ機構6が設けられてい
る。このラッチ機構6は図5(a)(b)に示すよう
に、一方のコネクタ部46の上面に設置されたオス部材
61と、他方のコネクタ部46の上面に設置されたメス
部材62とから構成される。オス部材61は先端部に拡
大部61aを備えた2本の可撓性のアーム部61bが設
けられる。他方、メス部材62はアーム部61bを挿入
する挿入孔62aと、アーム部61bの拡大部61aを
係止する係止孔62bが形成されている。
タ部46(図1参照)の上面中間部には、一対のコネク
タ部46を連結するためのラッチ機構6が設けられてい
る。このラッチ機構6は図5(a)(b)に示すよう
に、一方のコネクタ部46の上面に設置されたオス部材
61と、他方のコネクタ部46の上面に設置されたメス
部材62とから構成される。オス部材61は先端部に拡
大部61aを備えた2本の可撓性のアーム部61bが設
けられる。他方、メス部材62はアーム部61bを挿入
する挿入孔62aと、アーム部61bの拡大部61aを
係止する係止孔62bが形成されている。
【0025】アッパーケース5には図2に示すように、
スローブローヒューズ用端子モールド44とブレードヒ
ューズ用端子モールド43の両接続端子44b、43b
を露出させる窓部5a,5a,…が形成されている。ア
ッパーケース5の周囲にはロアーケース1の内面と接合
する鍔部5bが形成されている。この鍔部5bがロアー
ケース1の内面と接合することにより、アッパーケース
5及び基板ユニット4がロアーケース1内に固定した状
態で収納される。
スローブローヒューズ用端子モールド44とブレードヒ
ューズ用端子モールド43の両接続端子44b、43b
を露出させる窓部5a,5a,…が形成されている。ア
ッパーケース5の周囲にはロアーケース1の内面と接合
する鍔部5bが形成されている。この鍔部5bがロアー
ケース1の内面と接合することにより、アッパーケース
5及び基板ユニット4がロアーケース1内に固定した状
態で収納される。
【0026】加えて、ブラケット41の外側面のセンタ
ーラインには、スライド用溝部41bが形成され、ロア
ーケース1がブラケット41と対向する内面のセンター
ラインには、スライド用溝部41bに摺動可能に嵌合さ
れる突条部1aが形成されている(図2参照)。
ーラインには、スライド用溝部41bが形成され、ロア
ーケース1がブラケット41と対向する内面のセンター
ラインには、スライド用溝部41bに摺動可能に嵌合さ
れる突条部1aが形成されている(図2参照)。
【0027】次に、基板ユニット4を組み立てる手順に
ついて説明する。まず、図4(a)に示すように、基板
42の取付孔42bに、スローブローヒューズ用端子モ
ールド44の固定端子44aを挿入し、スローブローヒ
ューズ用端子モールド44を基板42に取り付ける。ま
た、基板42の取付孔42bに、ブレードヒューズ用端
子モールド43の固定端子43aを挿入し、ブレードヒ
ューズ用端子モールド43を基板42に取り付ける。さ
らに、基板42にリレー45、コネクタ部46、その他
部品(図示せず)を取り付ける。その際、各基板42の
対向面に各種の部品を取り付けるので、高さの高い部品
と低い部品とを組み合わせて、スペースを有効に利用で
き、電気接続箱の小型化を図ることができる。
ついて説明する。まず、図4(a)に示すように、基板
42の取付孔42bに、スローブローヒューズ用端子モ
ールド44の固定端子44aを挿入し、スローブローヒ
ューズ用端子モールド44を基板42に取り付ける。ま
た、基板42の取付孔42bに、ブレードヒューズ用端
子モールド43の固定端子43aを挿入し、ブレードヒ
ューズ用端子モールド43を基板42に取り付ける。さ
らに、基板42にリレー45、コネクタ部46、その他
部品(図示せず)を取り付ける。その際、各基板42の
対向面に各種の部品を取り付けるので、高さの高い部品
と低い部品とを組み合わせて、スペースを有効に利用で
き、電気接続箱の小型化を図ることができる。
【0028】次いで、図4(b)に示すように一方の基
板42の位置決め孔42a内に2枚のブラケット41の
係合ピン41aを差し込む。
板42の位置決め孔42a内に2枚のブラケット41の
係合ピン41aを差し込む。
【0029】次いで、図4(c)に示すように他方の基
板42の位置決め孔42a内に2枚のブラケット41の
係合ピン41aを差し込むと同時に、対向しているスロ
ーブローヒューズ用端子モールド44の凸部44c及び
凹部44dを互いに噛み合わせる。また、オス部材61
のアーム部61bの拡大部61aをメス部材62の挿入
孔62aに挿入し、係止孔62b内に係止する。
板42の位置決め孔42a内に2枚のブラケット41の
係合ピン41aを差し込むと同時に、対向しているスロ
ーブローヒューズ用端子モールド44の凸部44c及び
凹部44dを互いに噛み合わせる。また、オス部材61
のアーム部61bの拡大部61aをメス部材62の挿入
孔62aに挿入し、係止孔62b内に係止する。
【0030】このようにして、ブラケット41と基板4
2とはブラケット41の係合ピン41aと基板42の位
置決め孔42aとによって連結されることに加え、対向
しているスローブローヒューズ用端子モールド44の凸
部44c及び凹部44dが互いに噛み合い、またラッチ
機構6のオス部材61とメス部材62とが係合すること
によって、ユニット状に組み合わされる。
2とはブラケット41の係合ピン41aと基板42の位
置決め孔42aとによって連結されることに加え、対向
しているスローブローヒューズ用端子モールド44の凸
部44c及び凹部44dが互いに噛み合い、またラッチ
機構6のオス部材61とメス部材62とが係合すること
によって、ユニット状に組み合わされる。
【0031】また、スローブローヒューズ用端子モール
ド44同士が連結されると、スローブローヒューズ用端
子モールド44に設けられた複数対の接続端子44bが
基板ユニット4のセンターライン上に一列に並んで配置
される。
ド44同士が連結されると、スローブローヒューズ用端
子モールド44に設けられた複数対の接続端子44bが
基板ユニット4のセンターライン上に一列に並んで配置
される。
【0032】次いで、基板ユニット4の上部にアッパー
ケース5を被せる。アッパーケース5には、スローブロ
ーヒューズ用端子モールド44とブレードヒューズ用端
子モールド43の両接続端子44b,43bを露出させ
る窓部5aが形成されているため、この窓部5aから露
出している接続端子44b、43bにスローブローヒュ
ーズ14とブレードヒューズ13を自動的に挿入する。
スローブローヒューズ用端子モールド44の接続端子4
4bはセンターライン上に一列に配置されているため、
スローブローヒューズ14を自動制御で、効率的にかつ
精度よく、接続端子44bに挿入することができる。
ケース5を被せる。アッパーケース5には、スローブロ
ーヒューズ用端子モールド44とブレードヒューズ用端
子モールド43の両接続端子44b,43bを露出させ
る窓部5aが形成されているため、この窓部5aから露
出している接続端子44b、43bにスローブローヒュ
ーズ14とブレードヒューズ13を自動的に挿入する。
スローブローヒューズ用端子モールド44の接続端子4
4bはセンターライン上に一列に配置されているため、
スローブローヒューズ14を自動制御で、効率的にかつ
精度よく、接続端子44bに挿入することができる。
【0033】しかも、スローブローヒューズ用端子モー
ルド44は両端支持された状態で基板42に固定されて
いるため、スローブローヒューズ14を差し込んだり、
抜き出したりするときに、スローブローヒューズ用端子
モールド44を固定した基板42の半田部分に加えられ
る応力が低減される。
ルド44は両端支持された状態で基板42に固定されて
いるため、スローブローヒューズ14を差し込んだり、
抜き出したりするときに、スローブローヒューズ用端子
モールド44を固定した基板42の半田部分に加えられ
る応力が低減される。
【0034】次いで、基板ユニット4をロアーケース1
内に収納する。このとき、ブラケット41のスライド用
溝部41bとロアーケース1の突条部1aとが嵌合され
るので、基板ユニット4はロアーケース1内で動くこと
なく、安定した状態で保持される。
内に収納する。このとき、ブラケット41のスライド用
溝部41bとロアーケース1の突条部1aとが嵌合され
るので、基板ユニット4はロアーケース1内で動くこと
なく、安定した状態で保持される。
【0035】最後に、ロアーケース1の上下の開口部を
それぞれアッパーカバー2とロアーカバー3とによって
塞ぐ。なお、ロアーカバー3のハーネス取出し口3aか
らコネクタ部46に接続されたワイヤハーネス(図示せ
ず)を取り出すことができる。
それぞれアッパーカバー2とロアーカバー3とによって
塞ぐ。なお、ロアーカバー3のハーネス取出し口3aか
らコネクタ部46に接続されたワイヤハーネス(図示せ
ず)を取り出すことができる。
【0036】なお、アッパーカバー2、アッパーケース
5、ブラケット41及びロアーケース1は、電気絶縁性
に優れたナイロン、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂で作られる
のが好ましい。
5、ブラケット41及びロアーケース1は、電気絶縁性
に優れたナイロン、ポリブチレンテレフタレート(PB
T)、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂で作られる
のが好ましい。
【0037】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
とはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範
囲内において、例えば、ブレードヒューズ用端子モール
ド、リレー用端子モールド或は各種コネクタを設ける
等、種々の変更が可能である。
とはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範
囲内において、例えば、ブレードヒューズ用端子モール
ド、リレー用端子モールド或は各種コネクタを設ける
等、種々の変更が可能である。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によれば、各基板
の対向面に各種の部品が取り付けられているので、高さ
の高い部品と低い部品とを組み合わせて、基板間のスペ
ースを有効に利用でき、電気接続箱の小型化を図ること
ができる。
の対向面に各種の部品が取り付けられているので、高さ
の高い部品と低い部品とを組み合わせて、基板間のスペ
ースを有効に利用でき、電気接続箱の小型化を図ること
ができる。
【0039】請求項2に係る本発明によれば、端子部材
は、基板と他方の端子部材とにより両端支持されるの
で、接続端子への差し込むや抜き出しの際に、端子部材
を取り付けた基板の取付部分に加えられる応力が低減さ
れる。
は、基板と他方の端子部材とにより両端支持されるの
で、接続端子への差し込むや抜き出しの際に、端子部材
を取り付けた基板の取付部分に加えられる応力が低減さ
れる。
【0040】請求項3に係る本発明によれば、接続端子
へのヒューズ等の挿入を効率的に、かつ精度よく行なう
ことができる。
へのヒューズ等の挿入を効率的に、かつ精度よく行なう
ことができる。
【0041】請求項4に係る本発明によれば、各基板の
対向面に取り付けられた一方のコネクタ部のアーム部を
他方のコネクタ部の係止部に係止することにより、基板
を安定した状態で支持することができ、ケースに固定さ
れた基板が振動によって緩むことがなくなる。
対向面に取り付けられた一方のコネクタ部のアーム部を
他方のコネクタ部の係止部に係止することにより、基板
を安定した状態で支持することができ、ケースに固定さ
れた基板が振動によって緩むことがなくなる。
【0042】請求項5に係る発明によれば、ビス等によ
り基板をケースに直に固定するものではないので、振動
によるケースの歪みを基板に直接、応力として伝達する
ことがなくなり、基板がケース本体から外れることを防
止できる。
り基板をケースに直に固定するものではないので、振動
によるケースの歪みを基板に直接、応力として伝達する
ことがなくなり、基板がケース本体から外れることを防
止できる。
【図1】本発明に係る電気接続箱の側面断面図である。
【図2】本発明に係る電気接続箱の分解斜視図である。
【図3】本発明に係る電気接続箱を構成する基板ユニッ
トの分解斜視図である。
トの分解斜視図である。
【図4】本発明に係る電気接続箱を構成する基板ユニッ
トの組立工程を示す平面一部断面図であって、(a)は
最初の段階、(b)は中間の段階、(c)は最終段階を
それぞれ示す。
トの組立工程を示す平面一部断面図であって、(a)は
最初の段階、(b)は中間の段階、(c)は最終段階を
それぞれ示す。
【図5】(a)はラッチ機構のオス部材とメス部材とが
離れている状態を示す斜視図、(b)はラッチ機構のオ
ス部材がメス部材に係止されている状態を示す平面断面
図である。
離れている状態を示す斜視図、(b)はラッチ機構のオ
ス部材がメス部材に係止されている状態を示す平面断面
図である。
1:ロアーケース 1a:突条部 6:ラッチ機構 41:ブラケット 41b:スライド用溝 42:基板 44:スローブローヒューズ用端子モールド 44b:接続端子 44c:凸部 44d:凹部 61:オス部材 61a:拡大部 61b:アーム部 62:メス部材 62b:係止孔
Claims (5)
- 【請求項1】中空のケースと、そのケースの内部に略平
行に配置される一対の基板とを有し、各基板の対向面に
各種の部品が取り付けられることを特徴とする電気接続
箱。 - 【請求項2】前記各基板の対向面に、接続端子を備えた
一対の端子部材がそれぞれ取り付けられ、前記一方の端
子部材の先端部と他方の端子部材の先端部とが連結され
ることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。 - 【請求項3】前記一方の端子部材と他方の端子部材とが
連結されると、前記接続端子が一列に配置されることを
特徴とする請求項1又は2に記載の電気接続箱。 - 【請求項4】前記各基板の対向面に、一対のコネクタ部
がそれぞれ取り付けられ、前記一方のコネクタ部の先端
に可撓性のアーム部が設けられ、他方のコネクタ部に前
記アーム部を係止する係止部が設けられていることを特
徴とする請求項1乃至3のいずれか1つの項に記載の電
気接続箱。 - 【請求項5】前記一対の基板の両端部を連結し、外面に
溝部が形成された一対のブラケットを有し、 前記ケースの内面に、前記ブラケットの溝部に摺動可能
に嵌合される突条部が設けられている、ことを特徴とす
る請求項1乃至4のいずれか1つの項に記載の電気接続
箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10280605A JP2000115952A (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10280605A JP2000115952A (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 電気接続箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000115952A true JP2000115952A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17627372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10280605A Pending JP2000115952A (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-02 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000115952A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011223767A (ja) * | 2010-04-12 | 2011-11-04 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
-
1998
- 1998-10-02 JP JP10280605A patent/JP2000115952A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011223767A (ja) * | 2010-04-12 | 2011-11-04 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
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