JP2000114039A - リニアソレノイド故障検出装置 - Google Patents
リニアソレノイド故障検出装置Info
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- JP2000114039A JP2000114039A JP10276244A JP27624498A JP2000114039A JP 2000114039 A JP2000114039 A JP 2000114039A JP 10276244 A JP10276244 A JP 10276244A JP 27624498 A JP27624498 A JP 27624498A JP 2000114039 A JP2000114039 A JP 2000114039A
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- linear solenoid
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- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リニアソレノイドの配線系またはコイルのグ
ランドショート時の状態を短時間に検出し、駆動段とし
てのトランジスタや抵抗素子等の劣化、破壊を防止する
こと。 【解決手段】 リニアソレノイドLSの駆動電流iに対
応し電流検出回路10にて検出された出力電圧VB が抵
抗素子RA とコンデンサCとからなる積分回路700に
て安定化され、その出力電圧VC が得られる。ここで、
リニアソレノイドLSがグランドショートとなると電流
検出回路10からの出力電圧VB が急峻な立上がりとな
るが、抵抗素子RA に並列に接続されたダイオードD3
を介して積分回路700の出力電圧VC に直ちに反映さ
れる。つまり、積分回路700からの出力電圧VC がフ
ェイル判定電圧以上となるまでのグランドショート故障
検出時間が極めて少ない時間で済むため、リニアソレノ
イドLSの駆動段としてのトランジスタTr や抵抗素子
R1 の劣化、破壊が防止される。
ランドショート時の状態を短時間に検出し、駆動段とし
てのトランジスタや抵抗素子等の劣化、破壊を防止する
こと。 【解決手段】 リニアソレノイドLSの駆動電流iに対
応し電流検出回路10にて検出された出力電圧VB が抵
抗素子RA とコンデンサCとからなる積分回路700に
て安定化され、その出力電圧VC が得られる。ここで、
リニアソレノイドLSがグランドショートとなると電流
検出回路10からの出力電圧VB が急峻な立上がりとな
るが、抵抗素子RA に並列に接続されたダイオードD3
を介して積分回路700の出力電圧VC に直ちに反映さ
れる。つまり、積分回路700からの出力電圧VC がフ
ェイル判定電圧以上となるまでのグランドショート故障
検出時間が極めて少ない時間で済むため、リニアソレノ
イドLSの駆動段としてのトランジスタTr や抵抗素子
R1 の劣化、破壊が防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアソレノイド
を制御する駆動電流を検出し故障判定するリニアソレノ
イド故障検出装置に関するものである。
を制御する駆動電流を検出し故障判定するリニアソレノ
イド故障検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リニアソレノイドのグランドショ
ート等による負荷インピーダンス過小に対処し、その駆
動段であるトランジスタや抵抗素子等の保護のため、図
6に示すようなハードウェア構成を主体とするリニアソ
レノイド故障検出装置が知られている。図6において、
リニアソレノイドLSのコイルCL の駆動電流iに対応
する抵抗素子R1 の端子間電圧(i×R1 )が抵抗素子
R2 ,R3 を介して電流検出回路10にて検出され、そ
の出力信号がフィードバック回路90に入力されてい
る。また、マイクロコンピュータ100のPWM(Puls
e Width Modulation:パルス幅変調)ポートからのPW
M信号による指令値がフィードバック回路90に入力さ
れている。このフィードバック回路90からは電流検出
回路10からの出力信号とマイクロコンピュータ100
からの指令値との差分に基づく出力信号がAND回路3
0を介してPチャンネルMOSFET(Metal Oxide Se
miconductor Field Effect Transistor:MOS型電界効
果トランジスタ;以下、単に『トランジスタTr 』と記
す)のゲートGに入力されている。これにより、トラン
ジスタTr がON(オン)/OFF(オフ)制御され、
リニアソレノイドLSのコイルCL に電源+Bから駆動
電流iが供給される。
ート等による負荷インピーダンス過小に対処し、その駆
動段であるトランジスタや抵抗素子等の保護のため、図
6に示すようなハードウェア構成を主体とするリニアソ
レノイド故障検出装置が知られている。図6において、
リニアソレノイドLSのコイルCL の駆動電流iに対応
する抵抗素子R1 の端子間電圧(i×R1 )が抵抗素子
R2 ,R3 を介して電流検出回路10にて検出され、そ
の出力信号がフィードバック回路90に入力されてい
る。また、マイクロコンピュータ100のPWM(Puls
e Width Modulation:パルス幅変調)ポートからのPW
M信号による指令値がフィードバック回路90に入力さ
れている。このフィードバック回路90からは電流検出
回路10からの出力信号とマイクロコンピュータ100
からの指令値との差分に基づく出力信号がAND回路3
0を介してPチャンネルMOSFET(Metal Oxide Se
miconductor Field Effect Transistor:MOS型電界効
果トランジスタ;以下、単に『トランジスタTr 』と記
す)のゲートGに入力されている。これにより、トラン
ジスタTr がON(オン)/OFF(オフ)制御され、
リニアソレノイドLSのコイルCL に電源+Bから駆動
電流iが供給される。
【0003】一方、リニアソレノイドLSのコイルCL
の駆動電流iに対応する抵抗素子R4 の端子間電圧(i
×R4 )が抵抗素子R5 ,R6 を介して故障検出用電流
検出回路40にて検出され、その出力信号が比較判定回
路50に入力されている。この比較判定回路50からの
出力信号はラッチ回路60を介してAND回路30に入
力されている。このようにして、故障検出用電流検出回
路40によってリニアソレノイドLSのコイルCL を流
れる駆動電流iが常時監視されている。
の駆動電流iに対応する抵抗素子R4 の端子間電圧(i
×R4 )が抵抗素子R5 ,R6 を介して故障検出用電流
検出回路40にて検出され、その出力信号が比較判定回
路50に入力されている。この比較判定回路50からの
出力信号はラッチ回路60を介してAND回路30に入
力されている。このようにして、故障検出用電流検出回
路40によってリニアソレノイドLSのコイルCL を流
れる駆動電流iが常時監視されている。
【0004】ここで、リニアソレノイドLSの配線系グ
ランド噛込みやコイルCL のショート異常が発生する
と、その駆動電流iが異常増加しそれに応じて故障検出
用電流検出回路40からの出力信号が上昇される。この
故障検出用電流検出回路40からの出力信号が比較判定
回路50の予め設定されたフェイル判定値を越えると過
電流異常故障と判定してラッチ回路60からAND回路
30への出力信号が「0」とダウンされ、駆動段である
トランジスタTr がOFFされる。なお、マイクロコン
ピュータ100のICR(Input Capture:入力信号捕
獲)ポートは入力信号に対するエッジ検出機能、出力A
ポートはラッチ回路60に対するラッチ解除機能をそれ
ぞれ有している。
ランド噛込みやコイルCL のショート異常が発生する
と、その駆動電流iが異常増加しそれに応じて故障検出
用電流検出回路40からの出力信号が上昇される。この
故障検出用電流検出回路40からの出力信号が比較判定
回路50の予め設定されたフェイル判定値を越えると過
電流異常故障と判定してラッチ回路60からAND回路
30への出力信号が「0」とダウンされ、駆動段である
トランジスタTr がOFFされる。なお、マイクロコン
ピュータ100のICR(Input Capture:入力信号捕
獲)ポートは入力信号に対するエッジ検出機能、出力A
ポートはラッチ回路60に対するラッチ解除機能をそれ
ぞれ有している。
【0005】また、リニアソレノイドのグランドショー
トに対処し、その駆動段であるトランジスタや抵抗素子
等の保護のため、図7に示すようなマイクロコンピュー
タを用いたソフトウェア構成を主体とするリニアソレノ
イド故障検出装置が知られている。ここで、図7の構成
でリニアソレノイドLSが正常時からグランドショート
時となったときの具体的な電圧波形等の遷移状態を示す
図8のタイムチャートを参照して説明する。
トに対処し、その駆動段であるトランジスタや抵抗素子
等の保護のため、図7に示すようなマイクロコンピュー
タを用いたソフトウェア構成を主体とするリニアソレノ
イド故障検出装置が知られている。ここで、図7の構成
でリニアソレノイドLSが正常時からグランドショート
時となったときの具体的な電圧波形等の遷移状態を示す
図8のタイムチャートを参照して説明する。
【0006】図7において、リニアソレノイドLSのコ
イルCL には、正常時、電源+Bから供給される駆動電
流iに対応する駆動電圧Vα(図8参照)が印加されて
いる。すると、抵抗素子R1 の端子間電圧(i×R1 )
が抵抗素子R2 ,R3 を介して電流検出回路10にて検
出され、その出力電圧Vβ(図8参照)が積分回路70
に入力されている。この積分回路70からの出力電圧V
γ(図8参照)がマイクロコンピュータ100のA/D
(アナログ−ディジタル変換)ポートに入力されてい
る。そして、マイクロコンピュータ100のPWMポー
トからのPWM信号による指令値が駆動回路20に入力
されている。
イルCL には、正常時、電源+Bから供給される駆動電
流iに対応する駆動電圧Vα(図8参照)が印加されて
いる。すると、抵抗素子R1 の端子間電圧(i×R1 )
が抵抗素子R2 ,R3 を介して電流検出回路10にて検
出され、その出力電圧Vβ(図8参照)が積分回路70
に入力されている。この積分回路70からの出力電圧V
γ(図8参照)がマイクロコンピュータ100のA/D
(アナログ−ディジタル変換)ポートに入力されてい
る。そして、マイクロコンピュータ100のPWMポー
トからのPWM信号による指令値が駆動回路20に入力
されている。
【0007】ここで、リニアソレノイドLSのコイルC
L の駆動電流iに対応する電流検出回路10からの出力
電圧Vβには、出力系からの誘導ノイズが重畳してくる
ことを考慮し、マイクロコンピュータ100での誤診断
を防止するため、及びこの検出電流で駆動回路20への
指令値をフィードバック補正制御する場合は、この補正
制御の異常発生を防止するため、周知のコンデンサと抵
抗素子とからなるCR回路にて構成された積分回路70
にて平滑化(なまし)処理されることで安定した電圧V
γ(図8参照)となりマイクロコンピュータ100のA
/Dポートに入力されている。そして、マイクロコンピ
ュータ100による内部演算に基づき、PWMポートか
らのPWM出力が駆動回路20に出力され、その出力信
号によりトランジスタTr がON/OFF制御されリニ
アソレノイドLSのコイルCL に所望の駆動電流iが供
給されることとなる。
L の駆動電流iに対応する電流検出回路10からの出力
電圧Vβには、出力系からの誘導ノイズが重畳してくる
ことを考慮し、マイクロコンピュータ100での誤診断
を防止するため、及びこの検出電流で駆動回路20への
指令値をフィードバック補正制御する場合は、この補正
制御の異常発生を防止するため、周知のコンデンサと抵
抗素子とからなるCR回路にて構成された積分回路70
にて平滑化(なまし)処理されることで安定した電圧V
γ(図8参照)となりマイクロコンピュータ100のA
/Dポートに入力されている。そして、マイクロコンピ
ュータ100による内部演算に基づき、PWMポートか
らのPWM出力が駆動回路20に出力され、その出力信
号によりトランジスタTr がON/OFF制御されリニ
アソレノイドLSのコイルCL に所望の駆動電流iが供
給されることとなる。
【0008】積分回路70にて平滑化処理される電圧V
γは、リニアソレノイドLSのコイルCL が正常時から
グランドショート時となると、図8に示すように徐々に
上昇される。この電圧Vγがグランドショート時点から
予め設定されたフェイル判定電圧を越える時点までがグ
ランドショート故障検出時間であり、また、その時点か
らマイクロコンピュータ100にてフェイル処理が実行
される。即ち、マイクロコンピュータ100からのPW
M出力が停止され駆動回路20からの出力信号がOFF
されることでトランジスタTr がOFFとなり、リニア
ソレノイドLSのコイルCL に流れる駆動電流iが供給
停止される。
γは、リニアソレノイドLSのコイルCL が正常時から
グランドショート時となると、図8に示すように徐々に
上昇される。この電圧Vγがグランドショート時点から
予め設定されたフェイル判定電圧を越える時点までがグ
ランドショート故障検出時間であり、また、その時点か
らマイクロコンピュータ100にてフェイル処理が実行
される。即ち、マイクロコンピュータ100からのPW
M出力が停止され駆動回路20からの出力信号がOFF
されることでトランジスタTr がOFFとなり、リニア
ソレノイドLSのコイルCL に流れる駆動電流iが供給
停止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リニアソレ
ノイドのグランドショート時に、その駆動段であるトラ
ンジスタや抵抗素子等を保護するためには、図6に示す
ハードウェア構成を主体とするリニアソレノイド故障検
出装置のような、短時間に過電流検出して出力遮断する
機能を有する大規模な回路構成が必要であり、リニアソ
レノイド故障検出装置の小型化やコストダウンの妨げと
なっていた。また、図7に示すソフトウェア構成を主体
とするリニアソレノイド故障検出装置においては、図8
に示すように、リニアソレノイドLSのコイルCL のグ
ランドショート時には過大な電流がグランドショート故
障検出時間とフェイル処理時間とを加算した長い時間、
トランジスタTr や抵抗素子R1 等に流れることとな
る。このように、リニアソレノイドLSのコイルCL の
グランドショート時に、故障検出からフェイル処理まで
に時間が長い程、リニアソレノイドLSの駆動段素子の
劣化、破壊の発生が増大する。これに対処するために
は、駆動段のトランジスタや抵抗素子等に対してグラン
ドショート耐量を有する大電力素子を用いることが必要
であり、リニアソレノイド故障検出装置のコストダウン
の妨げとなっていた。
ノイドのグランドショート時に、その駆動段であるトラ
ンジスタや抵抗素子等を保護するためには、図6に示す
ハードウェア構成を主体とするリニアソレノイド故障検
出装置のような、短時間に過電流検出して出力遮断する
機能を有する大規模な回路構成が必要であり、リニアソ
レノイド故障検出装置の小型化やコストダウンの妨げと
なっていた。また、図7に示すソフトウェア構成を主体
とするリニアソレノイド故障検出装置においては、図8
に示すように、リニアソレノイドLSのコイルCL のグ
ランドショート時には過大な電流がグランドショート故
障検出時間とフェイル処理時間とを加算した長い時間、
トランジスタTr や抵抗素子R1 等に流れることとな
る。このように、リニアソレノイドLSのコイルCL の
グランドショート時に、故障検出からフェイル処理まで
に時間が長い程、リニアソレノイドLSの駆動段素子の
劣化、破壊の発生が増大する。これに対処するために
は、駆動段のトランジスタや抵抗素子等に対してグラン
ドショート耐量を有する大電力素子を用いることが必要
であり、リニアソレノイド故障検出装置のコストダウン
の妨げとなっていた。
【0010】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、リニアソレノイドの駆動段と
してのトランジスタや抵抗素子等のグランドショート耐
量を大きなものとする必要がなく簡単な回路構成で、リ
ニアソレノイドのコイルのグランドショート時にその駆
動段素子の劣化、破壊を防止可能なリニアソレノイド故
障検出装置の提供を課題としている。
るためになされたもので、リニアソレノイドの駆動段と
してのトランジスタや抵抗素子等のグランドショート耐
量を大きなものとする必要がなく簡単な回路構成で、リ
ニアソレノイドのコイルのグランドショート時にその駆
動段素子の劣化、破壊を防止可能なリニアソレノイド故
障検出装置の提供を課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1のリニアソレノ
イド故障検出装置によれば、リニアソレノイドの駆動電
流に対応し電流検出回路にて検出された出力値が抵抗素
子とコンデンサとからなる積分回路にて安定されその出
力値が得られる。ここで、リニアソレノイドがグランド
ショートとなると電流検出回路からの出力値が急峻な立
上がりとなり、抵抗素子に並列に接続された電気素子に
より積分回路の出力値にも直ちに反映される。これによ
り、リニアソレノイドがグランドショートとなったと
き、積分回路からの出力値に基づきフェイル判定される
までの故障検出時間が極めて少ない時間で済むため、リ
ニアソレノイドの駆動段素子の劣化、破壊が防止され
る。
イド故障検出装置によれば、リニアソレノイドの駆動電
流に対応し電流検出回路にて検出された出力値が抵抗素
子とコンデンサとからなる積分回路にて安定されその出
力値が得られる。ここで、リニアソレノイドがグランド
ショートとなると電流検出回路からの出力値が急峻な立
上がりとなり、抵抗素子に並列に接続された電気素子に
より積分回路の出力値にも直ちに反映される。これによ
り、リニアソレノイドがグランドショートとなったと
き、積分回路からの出力値に基づきフェイル判定される
までの故障検出時間が極めて少ない時間で済むため、リ
ニアソレノイドの駆動段素子の劣化、破壊が防止され
る。
【0012】請求項2のリニアソレノイド故障検出装置
では、積分回路の抵抗素子に並列にコンデンサに対して
順方向に接続される電気素子としてのダイオードを追加
するだけの簡単な回路構成からなる。ここで、リニアソ
レノイドがグランドショートとなると電流検出回路から
の出力値が急峻な立上がりとなるが、抵抗素子に並列に
接続されたダイオードを介して積分回路の出力値に直ち
に反映され、フェイル判定されるまでの故障検出時間が
極めて少ない時間で済むため、リニアソレノイドの駆動
段素子の劣化、破壊が防止される。
では、積分回路の抵抗素子に並列にコンデンサに対して
順方向に接続される電気素子としてのダイオードを追加
するだけの簡単な回路構成からなる。ここで、リニアソ
レノイドがグランドショートとなると電流検出回路から
の出力値が急峻な立上がりとなるが、抵抗素子に並列に
接続されたダイオードを介して積分回路の出力値に直ち
に反映され、フェイル判定されるまでの故障検出時間が
極めて少ない時間で済むため、リニアソレノイドの駆動
段素子の劣化、破壊が防止される。
【0013】請求項3のリニアソレノイド故障検出装置
では、積分回路の抵抗素子に並列に電気素子としてのP
NPトランジスタ及びNPNトランジスタが追加接続さ
れるだけの簡単な回路構成からなる。ここで、リニアソ
レノイドがグランドショートとなると電流検出回路から
の出力値が急峻な立上がりとなるが、抵抗素子に並列に
接続されたPNPトランジスタ及びNPNトランジスタ
を介して積分回路の出力値に直ちに反映され、フェイル
判定されるまでの故障検出時間が極めて少ない時間で済
むため、リニアソレノイドの駆動段素子の劣化、破壊が
防止される。
では、積分回路の抵抗素子に並列に電気素子としてのP
NPトランジスタ及びNPNトランジスタが追加接続さ
れるだけの簡単な回路構成からなる。ここで、リニアソ
レノイドがグランドショートとなると電流検出回路から
の出力値が急峻な立上がりとなるが、抵抗素子に並列に
接続されたPNPトランジスタ及びNPNトランジスタ
を介して積分回路の出力値に直ちに反映され、フェイル
判定されるまでの故障検出時間が極めて少ない時間で済
むため、リニアソレノイドの駆動段素子の劣化、破壊が
防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
例に基づいて説明する。
【0015】〈実施例1〉図1は本発明の実施の形態の
第1実施例にかかるリニアソレノイド故障検出装置を示
す概略構成図である。なお、前述の従来装置と同様の構
成または相当部分からなるものについては同一符号及び
同一記号を付して示す。
第1実施例にかかるリニアソレノイド故障検出装置を示
す概略構成図である。なお、前述の従来装置と同様の構
成または相当部分からなるものについては同一符号及び
同一記号を付して示す。
【0016】図1において、マイクロコンピュータ10
0のPWMポートからのPWM信号による指令値と後述
の電流検出回路10の出力電圧としての検出値とが駆動
回路20に入力されている。この駆動回路20の出力信
号がトランジスタTr (PチャンネルMOSFET)の
ゲートGに入力されている。このトランジスタTr のソ
ースS側は電源+Bに接続され、また、ドレインD側は
抵抗素子R1 を介してリニアソレノイドLSのコイルC
L の一端に接続されている。そして、リニアソレノイド
LSのコイルCL の他端はグランドに接続されている。
なお、リニアソレノイドLSのコイルCL はリアクタン
ス(抵抗分)RL を有している。
0のPWMポートからのPWM信号による指令値と後述
の電流検出回路10の出力電圧としての検出値とが駆動
回路20に入力されている。この駆動回路20の出力信
号がトランジスタTr (PチャンネルMOSFET)の
ゲートGに入力されている。このトランジスタTr のソ
ースS側は電源+Bに接続され、また、ドレインD側は
抵抗素子R1 を介してリニアソレノイドLSのコイルC
L の一端に接続されている。そして、リニアソレノイド
LSのコイルCL の他端はグランドに接続されている。
なお、リニアソレノイドLSのコイルCL はリアクタン
ス(抵抗分)RL を有している。
【0017】また、抵抗素子R1 の高圧側は抵抗素子R
2 を介して電流検出回路10に接続され、抵抗素子R1
の低圧側は抵抗素子R3 を介して電流検出回路10に接
続されている。即ち、抵抗素子R1 の端子間電圧が抵抗
素子R2 ,R3 を介して電流検出回路10に入力されて
いる。なお、抵抗素子R1 の高圧側とグランドとの間に
はダイオードD1 が、抵抗素子R1 の高圧側に対して順
方向となるように接続されている。このダイオードD1
はリニアソレノイドLSのコイルCL によるフライバッ
ク電流分を加算するためのものである。
2 を介して電流検出回路10に接続され、抵抗素子R1
の低圧側は抵抗素子R3 を介して電流検出回路10に接
続されている。即ち、抵抗素子R1 の端子間電圧が抵抗
素子R2 ,R3 を介して電流検出回路10に入力されて
いる。なお、抵抗素子R1 の高圧側とグランドとの間に
はダイオードD1 が、抵抗素子R1 の高圧側に対して順
方向となるように接続されている。このダイオードD1
はリニアソレノイドLSのコイルCL によるフライバッ
ク電流分を加算するためのものである。
【0018】電流検出回路10からの出力電圧VB は、
積分回路700に入力されている。積分回路700は、
電流検出回路10の出力側とグランドとの間に抵抗素子
RAとコンデンサCとが直列に接続されたCR回路を有
している。また、抵抗素子RA とコンデンサCとの間が
抵抗素子RA に対して逆方向のダイオードD2 を介して
基準電源Vccに接続されている。更に、本実施例の積分
回路700には、抵抗素子RA の両端に並列にダイオー
ドD3 がコンデンサCに対して順方向となるように接続
されている。そして、抵抗素子RA とコンデンサCとの
間の電圧VC 、即ち、積分回路700からの出力電圧V
C がマイクロコンピュータ100のA/Dポートに入力
されている。
積分回路700に入力されている。積分回路700は、
電流検出回路10の出力側とグランドとの間に抵抗素子
RAとコンデンサCとが直列に接続されたCR回路を有
している。また、抵抗素子RA とコンデンサCとの間が
抵抗素子RA に対して逆方向のダイオードD2 を介して
基準電源Vccに接続されている。更に、本実施例の積分
回路700には、抵抗素子RA の両端に並列にダイオー
ドD3 がコンデンサCに対して順方向となるように接続
されている。そして、抵抗素子RA とコンデンサCとの
間の電圧VC 、即ち、積分回路700からの出力電圧V
C がマイクロコンピュータ100のA/Dポートに入力
されている。
【0019】なお、マイクロコンピュータ100は、周
知の中央処理装置としてのCPU、制御プログラムを格
納したROM、各種データを格納するRAM、B/U
(バックアップ)RAM、入出力回路及びそれらを接続
するバスライン等からなる論理演算回路として構成され
ている。
知の中央処理装置としてのCPU、制御プログラムを格
納したROM、各種データを格納するRAM、B/U
(バックアップ)RAM、入出力回路及びそれらを接続
するバスライン等からなる論理演算回路として構成され
ている。
【0020】上述の構成により、マイクロコンピュータ
100からのPWM信号による指令値が駆動回路20に
入力され、駆動回路20からの出力信号によりトランジ
スタTr がON/OFF制御され、リニアソレノイドL
SのコイルCL に電源+Bから駆動電流iが供給され
る。そして、リニアソレノイドLSのコイルCL の駆動
電流iに対応する抵抗素子R1 の端子間電圧が抵抗素子
R2 ,R3 を介して電流検出回路10にて常時検出さ
れ、その電流検出回路10からの出力電圧VB は積分回
路700に入力されている。積分回路700では電流検
出回路10からの出力電圧VB が抵抗素子RA 及びダイ
オードD3 を介してコンデンサCの電気量として蓄積さ
れ、抵抗素子RA とコンデンサCとの間の電圧VC とし
てマイクロコンピュータ100にて検出されることとな
る。即ち、電流検出回路10からの変動する出力電圧V
B を安定させるため積分回路700でコンデンサCを用
いた積分にて平滑化処理が実行されている。そして、抵
抗素子RA とコンデンサCとの間の電圧VC がマイクロ
コンピュータ100のA/Dポートから読込まれる。
100からのPWM信号による指令値が駆動回路20に
入力され、駆動回路20からの出力信号によりトランジ
スタTr がON/OFF制御され、リニアソレノイドL
SのコイルCL に電源+Bから駆動電流iが供給され
る。そして、リニアソレノイドLSのコイルCL の駆動
電流iに対応する抵抗素子R1 の端子間電圧が抵抗素子
R2 ,R3 を介して電流検出回路10にて常時検出さ
れ、その電流検出回路10からの出力電圧VB は積分回
路700に入力されている。積分回路700では電流検
出回路10からの出力電圧VB が抵抗素子RA 及びダイ
オードD3 を介してコンデンサCの電気量として蓄積さ
れ、抵抗素子RA とコンデンサCとの間の電圧VC とし
てマイクロコンピュータ100にて検出されることとな
る。即ち、電流検出回路10からの変動する出力電圧V
B を安定させるため積分回路700でコンデンサCを用
いた積分にて平滑化処理が実行されている。そして、抵
抗素子RA とコンデンサCとの間の電圧VC がマイクロ
コンピュータ100のA/Dポートから読込まれる。
【0021】次に、本発明の実施の形態の第1実施例に
かかるリニアソレノイド故障検出装置で使用されている
マイクロコンピュータ100における故障検出の処理手
順を示す図2のフローチャートに基づき、図4を参照し
て説明する。ここで、図4は図1の構成でリニアソレノ
イドLSが正常時からグランドショート時となったとき
の電圧波形等の遷移状態を示すタイムチャートである。
なお、この故障検出ルーチンは所定時間毎にマイクロコ
ンピュータ100にて繰返し実行される。
かかるリニアソレノイド故障検出装置で使用されている
マイクロコンピュータ100における故障検出の処理手
順を示す図2のフローチャートに基づき、図4を参照し
て説明する。ここで、図4は図1の構成でリニアソレノ
イドLSが正常時からグランドショート時となったとき
の電圧波形等の遷移状態を示すタイムチャートである。
なお、この故障検出ルーチンは所定時間毎にマイクロコ
ンピュータ100にて繰返し実行される。
【0022】図2において、ステップS101では、A
/DポートからのA/D変換されたA/D入力電圧が予
め設定されたフェイル判定電圧以上であるかが判定され
る。ステップS101の判定条件が成立、即ち、A/D
入力電圧がフェイル判定電圧以上と高くなったときには
リニアソレノイドLSの配線系またはコイルCL に起因
する過電流異常による故障と判定してステップS102
に移行し、PWMポートからのPWM出力が停止され
る。次にステップS103に移行し、ダイアグ(Diagno
sis:故障診断)処理としてリニアソレノイドLSの故障
が内部メモリに記憶され、故障を知らせるための警告灯
(図示略)が点灯されたのち、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS101の判定条件が成立せず、即ち、
A/D入力電圧が正常範囲内のときにはフェイル処理は
実行せずに本ルーチンを終了する。
/DポートからのA/D変換されたA/D入力電圧が予
め設定されたフェイル判定電圧以上であるかが判定され
る。ステップS101の判定条件が成立、即ち、A/D
入力電圧がフェイル判定電圧以上と高くなったときには
リニアソレノイドLSの配線系またはコイルCL に起因
する過電流異常による故障と判定してステップS102
に移行し、PWMポートからのPWM出力が停止され
る。次にステップS103に移行し、ダイアグ(Diagno
sis:故障診断)処理としてリニアソレノイドLSの故障
が内部メモリに記憶され、故障を知らせるための警告灯
(図示略)が点灯されたのち、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS101の判定条件が成立せず、即ち、
A/D入力電圧が正常範囲内のときにはフェイル処理は
実行せずに本ルーチンを終了する。
【0023】このように、本実施例では、図4に示すよ
うに、リニアソレノイドLSのコイルCL の駆動電流i
〔A〕が、抵抗素子R1 の端子間電圧(i×R1 )
〔V〕として電流検出回路10によって検出され、その
出力電圧VB 〔V〕が積分回路700によって抵抗素子
RA を介してコンデンサCの電気量として蓄積され、抵
抗素子RA とコンデンサCとの間の電圧VC 〔V〕とし
てマイクロコンピュータ100にて検出されることとな
る。そして、リニアソレノイドLSの配線系またはコイ
ルCL が正常時からグランドショート等による過電流状
態となったときには、電流検出回路10からの出力電圧
VB 〔V〕の急上昇を積分回路700のダイオードD3
を介して直ちに出力電圧VC としてマイクロコンピュー
タ100のA/Dポートから入力されることとなる。即
ち、図4に示すように、リニアソレノイドLSのコイル
CL が正常時からグランドショート時となったとき、積
分回路700からの出力電圧VC 〔V〕がフェイル判定
電圧以上となるまでのグランドショート故障検出時間が
極めて少ない時間で済むこととなる。
うに、リニアソレノイドLSのコイルCL の駆動電流i
〔A〕が、抵抗素子R1 の端子間電圧(i×R1 )
〔V〕として電流検出回路10によって検出され、その
出力電圧VB 〔V〕が積分回路700によって抵抗素子
RA を介してコンデンサCの電気量として蓄積され、抵
抗素子RA とコンデンサCとの間の電圧VC 〔V〕とし
てマイクロコンピュータ100にて検出されることとな
る。そして、リニアソレノイドLSの配線系またはコイ
ルCL が正常時からグランドショート等による過電流状
態となったときには、電流検出回路10からの出力電圧
VB 〔V〕の急上昇を積分回路700のダイオードD3
を介して直ちに出力電圧VC としてマイクロコンピュー
タ100のA/Dポートから入力されることとなる。即
ち、図4に示すように、リニアソレノイドLSのコイル
CL が正常時からグランドショート時となったとき、積
分回路700からの出力電圧VC 〔V〕がフェイル判定
電圧以上となるまでのグランドショート故障検出時間が
極めて少ない時間で済むこととなる。
【0024】このように、本実施例のリニアソレノイド
故障検出装置は、駆動電流iの大きさに応じて所定の変
位量を得るリニアソレノイドLSと、駆動電流iを制御
するための駆動回路20と、駆動電流iに対応する出力
値VB を検出する電流検出回路10と、電流検出回路1
0の出力値VB を積分する抵抗素子RA とコンデンサC
とからなる積分回路700と、積分回路700における
抵抗素子RA に並列に接続され、電流検出回路10から
の出力値VB の立上がりに追従し、電流検出回路10か
らの出力値VB に対応した所定値を積分回路からの出力
値VC に加算する電気素子とを具備するものである。ま
た、本実施例のリニアソレノイド故障検出装置は、電気
素子が積分回路700のコンデンサCに対して順方向に
接続されるダイオードD3 からなるものである。
故障検出装置は、駆動電流iの大きさに応じて所定の変
位量を得るリニアソレノイドLSと、駆動電流iを制御
するための駆動回路20と、駆動電流iに対応する出力
値VB を検出する電流検出回路10と、電流検出回路1
0の出力値VB を積分する抵抗素子RA とコンデンサC
とからなる積分回路700と、積分回路700における
抵抗素子RA に並列に接続され、電流検出回路10から
の出力値VB の立上がりに追従し、電流検出回路10か
らの出力値VB に対応した所定値を積分回路からの出力
値VC に加算する電気素子とを具備するものである。ま
た、本実施例のリニアソレノイド故障検出装置は、電気
素子が積分回路700のコンデンサCに対して順方向に
接続されるダイオードD3 からなるものである。
【0025】したがって、リニアソレノイドLSの駆動
電流iに対応し電流検出回路10にて検出された出力値
VB が抵抗素子RA とコンデンサCとからなる積分回路
700にて安定され、その出力値VC が得られる。ここ
で、リニアソレノイドLSがグランドショートとなると
電流検出回路10からの出力値VB が急峻な立上がりと
なるが、抵抗素子RA に並列に接続されたダイオードD
3 を介して積分回路700の出力値VC に直ちに反映さ
れる。これにより、リニアソレノイドLSがグランドシ
ョートとなったとき、積分回路700からの出力電圧V
C がフェイル判定電圧以上となるまでのグランドショー
ト故障検出時間が極めて少ない時間で済むため、リニア
ソレノイドLSの駆動段としてのトランジスタTr や抵
抗素子R1 の劣化、破壊を防止することができる。
電流iに対応し電流検出回路10にて検出された出力値
VB が抵抗素子RA とコンデンサCとからなる積分回路
700にて安定され、その出力値VC が得られる。ここ
で、リニアソレノイドLSがグランドショートとなると
電流検出回路10からの出力値VB が急峻な立上がりと
なるが、抵抗素子RA に並列に接続されたダイオードD
3 を介して積分回路700の出力値VC に直ちに反映さ
れる。これにより、リニアソレノイドLSがグランドシ
ョートとなったとき、積分回路700からの出力電圧V
C がフェイル判定電圧以上となるまでのグランドショー
ト故障検出時間が極めて少ない時間で済むため、リニア
ソレノイドLSの駆動段としてのトランジスタTr や抵
抗素子R1 の劣化、破壊を防止することができる。
【0026】図3は本発明の実施の形態の第1実施例に
かかるリニアソレノイド故障検出装置の変形例を示す概
略構成図である。なお、図中、図1と同様の構成または
相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号
を付し、その重複する説明を省略する。
かかるリニアソレノイド故障検出装置の変形例を示す概
略構成図である。なお、図中、図1と同様の構成または
相当部分からなるものについては同一符号及び同一記号
を付し、その重複する説明を省略する。
【0027】図3において、積分回路700からの出力
電圧VC は、図1と同様、マイクロコンピュータ100
のA/Dポート、更に、比較回路800を構成する比較
器COMの反転(−)入力側に入力されている。この比
較器COMの非反転(+)入力側には基準電源Vccが抵
抗素子RB ,RC にて分圧された電圧値{RC /(RB
+RC )}×Vccが入力されている。また、比較器CO
Mの出力端子側と基準電源Vccとの間にはプルアップ抵
抗RD が接続されており、比較回路800からの出力電
圧VD はマイクロコンピュータ100のICRポートに
入力されている。
電圧VC は、図1と同様、マイクロコンピュータ100
のA/Dポート、更に、比較回路800を構成する比較
器COMの反転(−)入力側に入力されている。この比
較器COMの非反転(+)入力側には基準電源Vccが抵
抗素子RB ,RC にて分圧された電圧値{RC /(RB
+RC )}×Vccが入力されている。また、比較器CO
Mの出力端子側と基準電源Vccとの間にはプルアップ抵
抗RD が接続されており、比較回路800からの出力電
圧VD はマイクロコンピュータ100のICRポートに
入力されている。
【0028】比較器COMの非反転(+)入力の電圧値
をフェイル判定電圧に設定することにより、リニアソレ
ノイドLSの配線系またはコイルCL の過電流異常時に
は出力電圧VD がHi(High:高)→Lo(Low:低)に
立下がる。この立下がりエッジをマイクロコンピュータ
100のICRポートで異常検知することにより、上述
の第1実施例に示すA/Dポート入力電圧を読込みフェ
イル処理を行う方式、即ち、周期的にA/D値を読込み
判定する方法より早いタイミングでフェイル処理を実行
することができる。
をフェイル判定電圧に設定することにより、リニアソレ
ノイドLSの配線系またはコイルCL の過電流異常時に
は出力電圧VD がHi(High:高)→Lo(Low:低)に
立下がる。この立下がりエッジをマイクロコンピュータ
100のICRポートで異常検知することにより、上述
の第1実施例に示すA/Dポート入力電圧を読込みフェ
イル処理を行う方式、即ち、周期的にA/D値を読込み
判定する方法より早いタイミングでフェイル処理を実行
することができる。
【0029】〈実施例2〉図5は本発明の実施の形態の
第2実施例にかかるリニアソレノイド故障検出装置を示
す概略構成図である。なお、図中、上述の実施例におけ
る図1と同様の構成または相当部分からなるものについ
ては同一符号及び同一記号を付し、その重複する説明を
省略する。また、本実施例の構成においてもリニアソレ
ノイドLSが正常時からグランドショート時となったと
きの電圧波形等の遷移状態は上述の実施例と同様であ
り、図4のタイムチャートを参照して説明する。
第2実施例にかかるリニアソレノイド故障検出装置を示
す概略構成図である。なお、図中、上述の実施例におけ
る図1と同様の構成または相当部分からなるものについ
ては同一符号及び同一記号を付し、その重複する説明を
省略する。また、本実施例の構成においてもリニアソレ
ノイドLSが正常時からグランドショート時となったと
きの電圧波形等の遷移状態は上述の実施例と同様であ
り、図4のタイムチャートを参照して説明する。
【0030】図5において、積分回路700′は積分回
路700と同様に、電流検出回路10の出力側とグラン
ドとの間に抵抗素子RA とコンデンサCとが直列に接続
されたCR回路を有している。また、上述の実施例の積
分回路700におけるダイオードD2 ,D3 に代え、積
分回路700′では基準電源Vccに抵抗素子RE を介し
てエミッタ接続されたPNPトランジスタTr1のコレク
タ側が抵抗素子RA とコンデンサCとの間に接続されて
いる。そして、PNPトランジスタTr1のベース側には
抵抗素子RF を介してNPNトランジスタTr2がコレク
タ接続されている。このNPNトランジスタTr2のエミ
ッタ側はグランドに接続され、ベース側は電流検出回路
10の出力側に接続されている。
路700と同様に、電流検出回路10の出力側とグラン
ドとの間に抵抗素子RA とコンデンサCとが直列に接続
されたCR回路を有している。また、上述の実施例の積
分回路700におけるダイオードD2 ,D3 に代え、積
分回路700′では基準電源Vccに抵抗素子RE を介し
てエミッタ接続されたPNPトランジスタTr1のコレク
タ側が抵抗素子RA とコンデンサCとの間に接続されて
いる。そして、PNPトランジスタTr1のベース側には
抵抗素子RF を介してNPNトランジスタTr2がコレク
タ接続されている。このNPNトランジスタTr2のエミ
ッタ側はグランドに接続され、ベース側は電流検出回路
10の出力側に接続されている。
【0031】リニアソレノイドLSのコイルCL の駆動
電流iに対応する抵抗素子R1 の端子間電圧が抵抗素子
R2 ,R3 を介して電流検出回路10にて常時検出され
ている。この電流検出回路10からの出力電圧VB は積
分回路700′に入力されている。積分回路700′で
は電流検出回路10からの出力電圧VB が抵抗素子RA
を介してコンデンサCの電気量として蓄積され、抵抗素
子RA とコンデンサCとの間の電圧値VC としてマイク
ロコンピュータ100にて検出されることとなる。即
ち、積分回路700′では、電流検出回路10にて検出
された変動する出力電圧VB を安定させるためコンデン
サCを用いた積分にて平滑化処理が実行されている。そ
して、抵抗素子RA とコンデンサCとの間の電圧値VC
がマイクロコンピュータ100のA/Dポートから読込
まれる。
電流iに対応する抵抗素子R1 の端子間電圧が抵抗素子
R2 ,R3 を介して電流検出回路10にて常時検出され
ている。この電流検出回路10からの出力電圧VB は積
分回路700′に入力されている。積分回路700′で
は電流検出回路10からの出力電圧VB が抵抗素子RA
を介してコンデンサCの電気量として蓄積され、抵抗素
子RA とコンデンサCとの間の電圧値VC としてマイク
ロコンピュータ100にて検出されることとなる。即
ち、積分回路700′では、電流検出回路10にて検出
された変動する出力電圧VB を安定させるためコンデン
サCを用いた積分にて平滑化処理が実行されている。そ
して、抵抗素子RA とコンデンサCとの間の電圧値VC
がマイクロコンピュータ100のA/Dポートから読込
まれる。
【0032】つまり、図4に示すように、リニアソレノ
イドLSのコイルCL の駆動電流i〔A〕が、抵抗素子
R1 の端子間電圧(i×R1 )〔V〕として電流検出回
路10によって検出され、その出力電圧VB 〔V〕が積
分回路700′によって抵抗素子RA を介してコンデン
サCの電気量として蓄積され、抵抗素子RA とコンデン
サCとの間の電圧VC 〔V〕としてマイクロコンピュー
タ100にて検出されることとなる。
イドLSのコイルCL の駆動電流i〔A〕が、抵抗素子
R1 の端子間電圧(i×R1 )〔V〕として電流検出回
路10によって検出され、その出力電圧VB 〔V〕が積
分回路700′によって抵抗素子RA を介してコンデン
サCの電気量として蓄積され、抵抗素子RA とコンデン
サCとの間の電圧VC 〔V〕としてマイクロコンピュー
タ100にて検出されることとなる。
【0033】ここで、リニアソレノイドLSのコイルC
L が正常時からグランドショート時となったときには、
電流検出回路10からの出力電圧VB 〔V〕の過上昇に
より正常電流状態ではOFFしている積分回路700′
のNPNトランジスタTr2がONとなる。これにより、
PNPトランジスタTr1もOFFからONとなり基準電
源Vcc分が加算され、出力電圧VC としてマイクロコン
ピュータ100のA/Dポートから入力されることとな
る。即ち、本実施例においても、図4に示すように、リ
ニアソレノイドLSのコイルCL が正常時からグランド
ショート時となり、積分回路700′からの出力電圧V
C 〔V〕がフェイル判定電圧以上となるまでのグランド
ショート故障検出時間が極めて少ない時間で済むことと
なる。
L が正常時からグランドショート時となったときには、
電流検出回路10からの出力電圧VB 〔V〕の過上昇に
より正常電流状態ではOFFしている積分回路700′
のNPNトランジスタTr2がONとなる。これにより、
PNPトランジスタTr1もOFFからONとなり基準電
源Vcc分が加算され、出力電圧VC としてマイクロコン
ピュータ100のA/Dポートから入力されることとな
る。即ち、本実施例においても、図4に示すように、リ
ニアソレノイドLSのコイルCL が正常時からグランド
ショート時となり、積分回路700′からの出力電圧V
C 〔V〕がフェイル判定電圧以上となるまでのグランド
ショート故障検出時間が極めて少ない時間で済むことと
なる。
【0034】このように、本実施例のリニアソレノイド
故障検出装置は、電気素子がPNPトランジスタTr1と
NPNトランジスタTr2とからなり、基準電源Vcc側に
エミッタ接続されたPNPトランジスタTr1のコレクタ
側が積分回路700′の抵抗素子RA とコンデンサCと
の間に接続され、PNPトランジスタTr1のベース側に
はNPNトランジスタTr2がコレクタ接続され、NPN
トランジスタTr2のエミッタ側がグランド側に接続さ
れ、NPNトランジスタTr2のベース側が電流検出回路
10の出力側に接続されているものである。
故障検出装置は、電気素子がPNPトランジスタTr1と
NPNトランジスタTr2とからなり、基準電源Vcc側に
エミッタ接続されたPNPトランジスタTr1のコレクタ
側が積分回路700′の抵抗素子RA とコンデンサCと
の間に接続され、PNPトランジスタTr1のベース側に
はNPNトランジスタTr2がコレクタ接続され、NPN
トランジスタTr2のエミッタ側がグランド側に接続さ
れ、NPNトランジスタTr2のベース側が電流検出回路
10の出力側に接続されているものである。
【0035】したがって、リニアソレノイドLSがグラ
ンドショートとなると電流検出回路10からの出力値V
B が急峻な立上がりとなるが、抵抗素子RA に並列に接
続されたPNPトランジスタTr1及びNPNトランジス
タTr2を介して積分回路700の出力値VC に直ちに反
映される。これにより、リニアソレノイドLSがグラン
ドショートとなったとき、積分回路700からの出力電
圧VC がフェイル判定電圧以上となるまでのグランドシ
ョート故障検出時間が極めて少ない時間で済むため、リ
ニアソレノイドLSの駆動段としてのトランジスタTr
や抵抗素子R1の劣化、破壊を防止することができる。
ンドショートとなると電流検出回路10からの出力値V
B が急峻な立上がりとなるが、抵抗素子RA に並列に接
続されたPNPトランジスタTr1及びNPNトランジス
タTr2を介して積分回路700の出力値VC に直ちに反
映される。これにより、リニアソレノイドLSがグラン
ドショートとなったとき、積分回路700からの出力電
圧VC がフェイル判定電圧以上となるまでのグランドシ
ョート故障検出時間が極めて少ない時間で済むため、リ
ニアソレノイドLSの駆動段としてのトランジスタTr
や抵抗素子R1の劣化、破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるリニアソレノイド故障検出装置を示す概略構成図で
ある。
かるリニアソレノイド故障検出装置を示す概略構成図で
ある。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるリニアソレノイド故障検出装置で使用されているマ
イクロコンピュータにおける故障検出の処理手順を示す
フローチャートである。
かるリニアソレノイド故障検出装置で使用されているマ
イクロコンピュータにおける故障検出の処理手順を示す
フローチャートである。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるリニアソレノイド故障検出装置の変形例を示す概略
構成図である。
かるリニアソレノイド故障検出装置の変形例を示す概略
構成図である。
【図4】 図4は図1または図3の構成でリニアソレノ
イドが正常時からグランドショート時となったときの電
圧波形等の遷移状態を示すタイムチャートである。
イドが正常時からグランドショート時となったときの電
圧波形等の遷移状態を示すタイムチャートである。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の第2実施例にか
かるリニアソレノイド故障検出装置を示す概略構成図で
ある。
かるリニアソレノイド故障検出装置を示す概略構成図で
ある。
【図6】 図6は従来のハードウェア構成を主体とする
リニアソレノイド故障検出装置を示すブロック図であ
る。
リニアソレノイド故障検出装置を示すブロック図であ
る。
【図7】 図7は従来のソフトウェア構成を主体とする
リニアソレノイド故障検出装置を示すブロック図であ
る。
リニアソレノイド故障検出装置を示すブロック図であ
る。
【図8】 図8は図7の構成でリニアソレノイドが正常
時からグランドショート時となったときの電圧波形等の
遷移状態を示すタイムチャートである。
時からグランドショート時となったときの電圧波形等の
遷移状態を示すタイムチャートである。
LS リニアソレノイド Tr トランジスタ(MOSFET) RA 抵抗素子 C コンデンサ D3 ダイオード 10 電流検出回路 20 駆動回路 100 マイクロコンピュータ 700 積分回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月5日(1998.10.
5)
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リニアソレ
ノイドのグランドショート時に、その駆動段であるトラ
ンジスタや抵抗素子等を保護するためには、図6に示す
ハードウェア構成を主体とするリニアソレノイド故障検
出装置のような、短時間に過電流検出して出力遮断する
機能を有する大規模な回路構成が必要であり、リニアソ
レノイド故障検出装置の小型化やコストダウンの妨げと
なっていた。また、図7に示すソフトウェア構成を主体
とするリニアソレノイド故障検出装置においては、図8
に示すように、リニアソレノイドLSのコイルCL のグ
ランドショート時には過大な電流がグランドショート故
障検出時間とフェイル処理時間とを加算した長い時間、
トランジスタTr や抵抗素子R1 等に流れることとな
る。このように、リニアソレノイドLSのコイルCL の
グランドショート時に、故障検出からフェイル処理まで
に時間が長い程、リニアソレノイドLSの駆動段素子の
劣化、破壊の懸念が増大する。これに対処するために
は、駆動段のトランジスタや抵抗素子等に対してグラン
ドショート耐量を有する大電力素子を用いることが必要
であり、リニアソレノイド故障検出装置のコストダウン
の妨げとなっていた。
ノイドのグランドショート時に、その駆動段であるトラ
ンジスタや抵抗素子等を保護するためには、図6に示す
ハードウェア構成を主体とするリニアソレノイド故障検
出装置のような、短時間に過電流検出して出力遮断する
機能を有する大規模な回路構成が必要であり、リニアソ
レノイド故障検出装置の小型化やコストダウンの妨げと
なっていた。また、図7に示すソフトウェア構成を主体
とするリニアソレノイド故障検出装置においては、図8
に示すように、リニアソレノイドLSのコイルCL のグ
ランドショート時には過大な電流がグランドショート故
障検出時間とフェイル処理時間とを加算した長い時間、
トランジスタTr や抵抗素子R1 等に流れることとな
る。このように、リニアソレノイドLSのコイルCL の
グランドショート時に、故障検出からフェイル処理まで
に時間が長い程、リニアソレノイドLSの駆動段素子の
劣化、破壊の懸念が増大する。これに対処するために
は、駆動段のトランジスタや抵抗素子等に対してグラン
ドショート耐量を有する大電力素子を用いることが必要
であり、リニアソレノイド故障検出装置のコストダウン
の妨げとなっていた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図1において、マイクロコンピュータ10
0のPWMポートからのPWM信号による指令値が駆動
回路20に入力されている。この駆動回路20の出力信
号がトランジスタTr (PチャンネルMOSFET)の
ゲートGに入力されている。このトランジスタTr のソ
ースS側は電源+Bに接続され、また、ドレインD側は
抵抗素子R1 を介してリニアソレノイドLSのコイルC
L の一端に接続されている。そして、リニアソレノイド
LSのコイルCL の他端はグランドに接続されている。
なお、リニアソレノイドLSのコイルCL はリアクタン
ス(抵抗分)RL を有している。
0のPWMポートからのPWM信号による指令値が駆動
回路20に入力されている。この駆動回路20の出力信
号がトランジスタTr (PチャンネルMOSFET)の
ゲートGに入力されている。このトランジスタTr のソ
ースS側は電源+Bに接続され、また、ドレインD側は
抵抗素子R1 を介してリニアソレノイドLSのコイルC
L の一端に接続されている。そして、リニアソレノイド
LSのコイルCL の他端はグランドに接続されている。
なお、リニアソレノイドLSのコイルCL はリアクタン
ス(抵抗分)RL を有している。
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動電流の大きさに応じて所定の変位量
を得るリニアソレノイドと、 前記駆動電流を制御するための駆動回路と、 前記駆動電流に対応する出力値を検出する電流検出回路
と、 前記電流検出回路の出力値を積分する抵抗素子とコンデ
ンサとからなる積分回路と、 前記積分回路における前記抵抗素子に並列に接続され、
前記電流検出回路からの前記出力値の立上がりに追従
し、前記電流検出回路からの前記出力値に対応した所定
値を前記積分回路からの出力値に加算する少なくとも1
つの電気素子とを具備することを特徴とするリニアソレ
ノイド故障検出装置。 - 【請求項2】 前記電気素子は、前記積分回路の前記コ
ンデンサに対して順方向に接続されるダイオードからな
ることを特徴とする請求項1に記載のリニアソレノイド
故障検出装置。 - 【請求項3】 前記電気素子は、PNPトランジスタと
NPNトランジスタとからなり、 電源側にエミッタ接続された前記PNPトランジスタの
コレクタ側が前記積分回路の前記抵抗素子と前記コンデ
ンサとの間に接続され、前記PNPトランジスタのベー
ス側には前記NPNトランジスタがコレクタ接続され、
前記NPNトランジスタのエミッタ側がグランド側に接
続され、前記NPNトランジスタのベース側が前記電流
検出回路の出力側に接続されていることを特徴とする請
求項1に記載のリニアソレノイド故障検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10276244A JP2000114039A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | リニアソレノイド故障検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10276244A JP2000114039A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | リニアソレノイド故障検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000114039A true JP2000114039A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17566721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10276244A Pending JP2000114039A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | リニアソレノイド故障検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000114039A (ja) |
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