JP2000108043A - ドライバービット及びねじとの組合せ - Google Patents
ドライバービット及びねじとの組合せInfo
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Abstract
を防止することができると共に、ねじとの嵌合状態おい
てのカムアウト現象を確実に防止して、常に適正かつ迅
速なねじ締め作業を達成し、作業能率を著しく向上する
ことができるドライバービット及びねじとの組合せを提
供する。 【解決手段】 ねじ頭部のビット嵌合溝の端縁部に、所
定深さのほぼ垂直端壁部を形成すると共にこの垂直端壁
部の下縁部よりねじ頸部の中心部に指向してほぼ平面底
部を形成し、さらにその中心部に円錐底面を形成してな
るねじに適合するドライバービット50であって、先端
部においてねじ頭部のビット嵌合溝の垂直端壁部に沿っ
て嵌入するほぼ垂直端縁部を形成した扁平刃部52を備
え、この扁平刃部の先端面を水平面に対しほぼ1°〜4
5°の傾斜角度θを有する円錐状の突起部54として構
成する。
Description
に係るものであり、特にねじの頭部に形成するビット嵌
合溝としての十字溝とこれに適応するドライバービット
との嵌合を緊密に行い、常に適正なトルク伝達によって
ねじの取付けおよび取外しを迅速かつ確実に達成するこ
とができるドライバービットおよびこのドライバービッ
トに適合するねじとの組合せに関するものである。
ービットの組合せは、図13ないし図16に示すように
構成したものが知られている。すなわち、図13および
図14は、従来の十字溝を有するねじを示し、また図1
5はこの十字溝ねじ用のドライバービットを示し、そし
て図16は前記ねじとドライバービットとの嵌合状態を
示すものである。
は、そのねじ頭部10aに十字溝12が設けられる。こ
の十字溝12は、それぞれ端縁部よりねじ頸部10bの
中心部に指向して、それぞれ一定の傾斜溝部12aが延
在形成されると共に、その底部において緩傾斜のほぼ円
錐底面14が形成された構成からなる。なお、参照符号
13は、それぞれ隣接する十字溝12との間に形成され
るテーパ側壁部を示す。すなわち、このテーパ側壁部1
3において、後述するドライバービットの刃部と当接係
合する。また、前記各傾斜溝部12aの隣接する隅角部
には、円錐底面14の位置よりねじ頭部10aの十字溝
12の開口縁部まで延在するテーパ結合面17a、17
bがそれぞれ形成され、これらテーパ結合面17a、1
7bに対しても、後述するドライバービットの刃部の一
部と当接係合するように構成される。
ト20は、前記ねじ10の十字溝12に嵌合する刃部2
2をそれぞれ備えると共に、前記十字溝12の端縁部よ
りねじ頸部10bの中心部に指向して延在形成された傾
斜溝部12aの形状に適合するようにそれぞれ延在させ
た延長刃部22aを形成した構成からなる。なお、参照
符号23は、前記各刃部22ないし延長刃部22aの両
側面に形成されるテーパ側壁部を示す。すなわち、この
テーパ側壁部23が、前述したねじ10の十字溝12に
形成されたテーパ側壁部13と当接係合する。
イバービットの組合せによれば、図16に示すように、
ねじ10とドライバービット20とを嵌合すれば、前述
したように、ドライバービット20の各刃部22および
延長刃部22aが、それぞれ十字溝12の傾斜溝部12
aに嵌入し、前記各刃部22および延長刃部22aの側
壁部23が、ねじ10の十字溝12のテーパ側壁部13
に当接して、ドライバービット20を回動することによ
り、ねじ10に対して所定のトルク伝達を行うことがで
きる。すなわち、所要のねじ取付け対象物におけるねじ
の取付けまたは取外しを行うことができる。
のねじ10とドライバービット20との組合せによれ
ば、図16に示すように、ねじ頭部10aの十字溝12
は、その端縁部よりねじ頸部10bの中心部に指向して
一定の傾斜溝部12aを形成しており、一方これに対応
するドライバービット20は、その延長刃部22aの稜
線部分が前記傾斜溝部12aの形状に適合して前記十字
溝12に嵌合され、しかもこの延長刃部22aの稜線部
分は、その先端より後方に指向して漸次幅広く形成され
ている。さらに、ドライバービット20の各刃部22に
形成されたテーパ側壁部23も、ねじ10の十字溝12
に形成されたテーパ側壁部13に当接係合するため、前
記ドライバービット20を、所定の方向に回動させる
と、前記ドライバービット20と十字溝12との接触状
態が、全面的にテーパ接触と言えるものであるため、ド
ライバービット20の先端は前記十字溝12の傾斜溝部
12aの傾斜面に沿って外方へ飛び出そうとする(図1
6に矢印で示す)、所謂カムアウト現象が生じる。
4に示すように、ドライバービット20の先端の嵌合を
容易にするため、それぞれ十字溝12の溝幅はドライバ
ービット20の延長刃部22aの稜線部分の幅より比較
的大きく形成され、一方隣接する十字溝12、12間の
境界部分ないし隅角部に形成されるテーパ側壁部13お
よびテーパ結合面17a、17bの面積は比較的小さ
い。このため、前記ドライバービット20の回動操作に
おいて、前記テーパ側壁部13およびテーパ結合面17
a、17bには、多大な応力が負荷され、ねじ締め抵抗
が大きな場合には、図14に斜線部15で示すように、
前記テーパ側壁部13およびテーパ結合面17a、17
bが次第に破損する。従って、この破損部(斜線部1
5)が拡大されると、前記ドライバービット20のカム
アウト現象が頻繁となり、遂にはねじ締め作業が不可能
となる。
ト20のカムアウト現象を防止するためには、ドライバ
ービット20の回動に際し、これをねじ溝部12aに対
して強力に押し付ける推力を加えることが必要となる。
しかしながら、ねじの取付け対象物が金属等の剛性体で
ある場合は問題がないが、精密部品等の場合には、これ
ら対象物を損傷ないし破損してしまう欠点がある。
ビット先端部すなわち刃部22および延長刃部22aの
摩耗を早め、これらの摩耗によって、さらに前記カムア
ウト現象の発生を助長し、この結果ねじ溝の破損も増大
することになる。
て過大な推力を加えることにより、前記カムアウト現象
を防止することは可能であるが、その反面において、ね
じに対して正確なトルクを伝達することができず、操作
者によってドライバービット20に加える推力の大きさ
が相違し、この結果ねじの締付けトルクにばらつきが生
じる難点がある。
を合成樹脂等の対象物に対してねじの締付けを行う際に
は、ねじの回転摩擦に加えて推力による摩擦が加わっ
て、対象物に高熱が発生して対象物のねじ取付け部分の
硬度を低下させ、ねじの緩みの発生ないしは対象物を破
損させる等の難点がある。
ライバービット20をねじに対し十分押し付けながらこ
れを回動させるという操作は、操作者にとって多大な労
力と疲労とを与える難点がある。
ービット20との組合せによれば、手動工具あるは電動
工具を使用してねじの取付けを行う場合、ねじ溝に対す
るビット先端部との嵌合に際して、ねじ軸とドライバー
ビット軸とを同軸に適合させた状態を維持してねじの回
動操作を行うことは困難であり、従ってねじ軸とドライ
バービット軸とが傾斜している場合には、前記カムアウ
ト現象が頻繁に発生するばかりでなく、ねじ溝の破損も
頻繁となる。
記と同様のカムアウト現象およびねじ溝の破損を生じ易
くなるが、この場合にはねじの取外しが不可能となり、
ねじの取付け対象物の一部を破壊しなければならなくな
る事態が発生する。特に、ねじ溝内にごみ詰まり等を生
じた場合には、前記事態の発生は著しくなる欠点があ
る。
ねじとドライバービットの組合わせにおいて、ねじのビ
ット嵌合溝における溝部の構成を改善することにより、
ドライバービットのカムアウト現象を有効に防止し、従
来におけるようなねじの破損を防止すると共に、仮にね
じのビット嵌合溝部分に破損を生じても、常に適正かつ
迅速なねじ締め作業を達成し、作業能率を著しく向上す
ることができるねじとドライバーの組合わせをそれぞれ
提案した(特開平8−145024号公報、特開平9−
177743号公報)。
に係るねじとドライバーの組合わせは、図12の(b)
に示すように、ねじ頭部30aのビット嵌合溝32の端
縁部に、所定深さの垂直端壁部32aを形成し、この垂
直端壁部から水平段部32bをそれぞれ設けて、これら
水平段部32bからねじ頸部30bの中心部に指向して
それぞれ傾斜溝部32cを設けるか、または前記垂直端
壁部からねじ頸部30bの中心部に指向してそれぞれテ
ーパないし湾曲状の溝部を延在形成し、さらにその底部
においてほぼ円錐底面34を形成し、前記水平段部の近
傍または湾曲状の溝部に係合する翼部を備えたドライバ
ービット〔図12の(a)参照〕と適合するように構成
したものである。
イバービット40の翼部42に形成した直角縁部42a
と延長翼部42bとが、それぞれねじ30のビット嵌合
溝32の水平段部32b、傾斜溝部32cに嵌入して、
前記各翼部42および延長翼部42bの側壁部43が、
ねじ30のビット嵌合溝32の側壁部33に当接して、
ドライバービット40を回動することにより、ねじ30
に対しての所定のトルク伝達を行うことができる。
るねじとドライバーの組合わせは、図12の(c)に示
すように、ねじ頭部30aのビット嵌合溝32の端縁部
に、所定深さの垂直端壁部32aを形成すると共に、こ
の垂直端壁部の下縁部よりねじ頭部の中心部に指向して
隆起させた非平面底部を形成し、これら非平面底部の隆
起部よりねじ頸部の中心部に指向してそれぞれ傾斜溝部
32cを形成すると共に、その底部においてほぼ円錐底
面を形成し、前記と同様に構成した刃部を備えたドライ
バービット〔図12の(a)参照〕に適合するように構
成したものである。
イバービット40の扁平刃部42に形成した水平面部4
2aと突起42bとが、それぞれねじ30のビット嵌合
溝32の非平面底部32b、傾斜溝部32cに嵌入し
て、前記各刃部42および突起42bの側壁部43が、
ねじ30のビット嵌合溝32の側壁部33に当接して、
ドライバービット40を回動することにより、ねじ30
に対しての所定のトルク伝達を行うことができる。
は、ねじ30のビット嵌合溝32に、水平段部32bま
たは非平面底部32bを形成したことにより、ドライバ
ービット40の翼部42ないし扁平刃部42の側壁部4
3と当接するビット嵌合溝32の側壁部33の当接面積
を増大することができると共に、ねじ30のビット嵌合
溝32の傾斜溝部32cとドライバービット40の延長
翼部42bまたは突起42bとが当接するテーパ接触面
積は、部分的でかつ少ないため、従来のねじとドライバ
ービットの組合わせにおいて生じたカムアウト現象を確
実に防止することができるものである。
案に係るねじとドライバービットの組合せにおいても、
依然としてねじの頭部に形成したビット嵌合溝に対する
ドライバービットの先端部の嵌合を、より円滑にかつ迅
速に行うものとして十分に満足すべきものではなかっ
た。
ト40の構成において、前記ビット嵌合溝32の端縁部
に形成した垂直端壁部32aに係合するほぼ直角に延在
する水平面部42aからなる扁平刃部42は、前記ドラ
イバービットを回動させながらねじ30の頭部に形成し
たビット嵌合溝32に嵌合させるに際して、前記扁平刃
部42の先端が、ねじの頭部表面を摺接擦過して、その
表面を損傷させてしまうことが知見された。
ねじ頭部30aのビット嵌合溝32に嵌合した場合にお
いても、カムアウト現象を生じてしまうことがある。す
なわち、図12の(a)に示すドライバービットと、図
12の(b)に示すねじとの組合わせにおいては、ねじ
の量産化において、ねじ頭部30aのビット嵌合溝32
の端縁部に形成した所定深さの垂直端壁部32aから直
角に延在する水平段部32bが、適正に形成されない場
合、例えばビット嵌合溝32を押し抜き加工するための
ヘッダーパンチの摩耗により、前記垂直端壁部32aと
水平段部32bとの直角交差部が盛り上がってしまうこ
とがある。このような場合には、前記ドライバービット
40の先端が、ねじ頭部30aのビット嵌合溝32に対
して十分な嵌合が得られず、不安定な嵌合状態となっ
て、ドライバービット40の回動操作中においてカムア
ウト現象を生じてしまう危険があることが判った。
ットと、図12の(c)に示すねじとの組合わせにおい
ては、ビット嵌合溝32を前記水平段部32bに代えて
非平面底部32bとして、より深い寸法に設定するた
め、前述したカムアウト現象を回避することができると
しても、ねじ頸部30bの強度が低下するため、ドライ
バービット40の締付け操作に際してねじ頭部30aが
ねじ切れてしまう危険があることが判った。
作を重ねた結果、ねじ頭部のビット嵌合溝の端縁部に、
所定深さのほぼ垂直端壁部を形成すると共にこの垂直端
壁部の下縁部よりねじ頸部の中心部に指向してほぼ平面
底部を形成し、さらにその中心部に円錐底面を形成して
なるねじに適合するドライバービットの基本構成からら
なり、このドライバービットの先端部において、ねじ頭
部のビット嵌合溝の垂直端壁部に沿って嵌入するほぼ垂
直端縁部を形成した扁平刃部を形成すると共に、この扁
平刃部の先端面を水平面に対しほぼ1°〜45°の傾斜
角度、好ましくは25°〜35°の傾斜角度を有する円
錐状の突起部として構成することにより、ドライバービ
ットを回動させながらねじの頭部に形成したビット嵌合
溝に嵌合させるに際して、前記扁平刃部の先端が、ねじ
の頭部表面を摺接擦過した場合において、その表面を全
く損傷させることなく、しかもねじとの嵌合状態となっ
て、ドライバービットの回動操作中においても、カムア
ウト現象を確実に防止することができることを突き止め
た。
における摺接擦過による損傷を防止することができると
共に、ねじとの嵌合状態おいてのカムアウト現象を確実
に防止して、常に適正かつ迅速なねじ締め作業を達成
し、作業能率を著しく向上することができるドライバー
ビット及びねじとの組合せを提供することにある。
め、本発明に係るドライバービットは、ねじ頭部のビッ
ト嵌合溝の端縁部に、所定深さのほぼ垂直端壁部を形成
すると共にこの垂直端壁部の下縁部よりねじ頸部の中心
部に指向してほぼ平面底部を形成し、さらにその中心部
に円錐底面を形成してなるねじに適合するドライバービ
ットからなり、先端部においてねじ頭部のビット嵌合溝
の垂直端壁部に沿って嵌入するほぼ垂直端縁部を形成し
た扁平刃部を備え、この扁平刃部の先端面を水平面に対
しほぼ1°〜45°の傾斜角度を有する円錐状の突起部
として構成したことを特徴とする。
円錐状の突起部は、その円錐面を水平面に対し25°〜
35°の傾斜角度に形成することができる。
状の突起部は、その円錐面を単一または多段のテーパ面
として形成することができる。
錐状の突起部は、その円錐面を断面おいて凸面状または
凹面状に形成することができる。
部を、ねじのビット嵌合溝をねじ頭部の中心部から半径
方向外方に指向して溝幅をほぼ末広がり状に形成した溝
に対し、これに適合する末広がり状の形状に構成するこ
ともできる。
おいて、その先端面よりビット軸方向に延在する所要長
さの切込みを設けた構成とすることもできる。
からなるドライバービットの使用に際して、ねじ頭部の
ビット嵌合溝の端縁部を所定深さのほぼ垂直端壁部とし
て形成し、この垂直端壁部の下縁部に段部を形成すると
共にねじ頸部の中心部に指向して傾斜溝部を形成し、さ
らにその中心部に円錐底面を形成し、前記ビット嵌合溝
の溝幅が、ねじ頭部の中心部から半径方向外方に指向し
てほぼ末広がり状の溝となるように形成し、隣接する前
記各溝の対向する側壁部の開口角度が直角より若干鋭角
となるように形成してなるねじと組合せることを特徴と
する。
の使用に際しては、ねじ頭部のビット嵌合溝の端縁部の
下縁部よりねじ頸部の中心部に指向して水平底部または
傾斜溝部を形成すると共に、その中心部に円錐底面を形
成し、前記ビット嵌合溝の端縁部にそれぞれ所定深さに
亘って垂直面より内方に凹んだ壁部を形成してなるねじ
と組合せることも好適である。
部に形成した壁部は、断面がほぼ“く”の字状に凹んだ
構成とすることができる。
トの使用に際しては、ねじ頭部に十字溝からなるビット
嵌合溝を設け、このビット嵌合溝の交差する一方の直線
溝をプラスドライバービットの刃部が嵌入適合するよう
に形成すると共に、その他方の直線溝をマイナスドライ
バービットの刃部が嵌入適合するように形成し、前記一
方の直線溝の端縁部に所定深さのほぼ垂直端壁部を形成
してなるプラマイねじと組合せることも好適である。
の直線溝を、ほぼ末広がり状の溝として形成すると共
に、他方の直線溝内においてその溝幅がほぼ末広がり状
となる溝をそれぞれ形成し、ドライバービットの刃部が
前記末広がり状の溝の各側壁部に対し均等なクリアラン
スをもって同時に当接するよう構成することができる。
の端縁部に形成した垂直端壁部には、所定深さに亘って
垂直面より内方に、断面がほぼ“く”の字状に凹んだ壁
部を形成した構成とすれば、より一層好適である。
ット及びねじとの組合せの実施例につき、添付図面を参
照しながら以下詳細に説明する。
実施例を示すものである。すなわち、図1ないし図3に
おいて、参照符号50は本発明に係るドライバービット
を示し、このドライバービット50の刃部先端は、図6
および図7に示す従来において提案されたねじ30のね
じ頭部30aの中心部において、十字溝として形成され
たビット嵌合溝32に適合するように構成される。
は、前記ねじ30のビット嵌合溝32に嵌合し、このビ
ット嵌合溝32の端縁部に形成した垂直端壁部32aと
平面底部32bとに対して、それぞれ係合する扁平刃部
52をそれぞれ備えると共に、前記ビット嵌合溝32の
平面底部32bよりねじ頸部30bの中心部に指向して
形成された傾斜溝部32cに対応させて、前記扁平刃部
52の先端面を水平面に対しほぼ1°〜45°の傾斜角
度θ、好適には25°〜35°の傾斜角度θを有する円
錐状の突起部54を設けた構成からなる。
2の両側面に形成される多少のテーパが許容され得るほ
ぼ垂直な側壁部を示す。従って、この側壁部53は、前
述したねじ30のビット嵌合溝32に形成された側壁部
33と当接係合する。従って、これら駆動面の係合は、
その係合面積が十分な大きさを得ることができるため、
従来のねじとドライバービットの組合せにおいて生じた
カムアウト現象を、有効に防止することが可能となる。
ライバービット50の扁平刃部52の先端面に形成した
円錐状の突起部54のそれぞれ変形例を示すものであ
る。すなわち、図4の(a)は、前記突起部54の円錐
面を単一のテーパ面54aとして形成したものである。
また、図4の(b)は、前記突起部54の円錐面をそれ
ぞれ傾斜角度の異なる多段(2段)のテーパ面54bと
して形成したものである。さらに、図4の(c)は、前
記突起部54の円錐面を断面おいて凸面状54cに形成
したものである。そして、図4の(d)は、前記突起部
54の円錐面を断面おいて凹面状54dに形成したもの
である。
ビット50の扁平刃部52の別の実施例を示すものであ
る。すなわち、本実施例においては、図5の(a)およ
び(b)に示すように、扁平刃部52の少なくとも1つ
において、その先端面よりビット軸方向に延在する所要
長さの切込み55を設けた構成からなるものである。
設けることにより、ドライバービット50の軸心部より
半径方向に弾力的に変位する刃部切片52aが形成さ
れ、この刃部切片52aの作用によって、後述するねじ
30のビット嵌合溝32との結合に際しての保持を容易
に達成することができる。
ビット50の使用に適合するねじ30の一構成例を示す
ものである。すなわち、図6の(a)、(b)におい
て、ねじ30の頭部30aには、ビット嵌合溝32がそ
れぞれ設けられる。なお、このビット嵌合溝32は、ね
じ頭部30aの中心部において、プラス(+)状に直交
するように設けられている。しかるに、このビット嵌合
溝32は、その端縁部において、所定深さの垂直端壁部
32aを形成し、この端壁部32aの下縁部32a′よ
りねじ頸部30bの中心部に指向して平面底部32bを
形成し、さらにこの平面底部32bからねじ頸部30b
の中心部に指向して傾斜溝部32cをそれぞれ形成する
と共に、その中心部において緩傾斜のほぼ円錐底面34
を形成した構成からなる。
ビット嵌合溝32との間に形成される適宜抜きテーパ
(ヘッダーパンチの抜け角度)として約1.5°〜2°
程度のほぼ垂直な側壁部を示す。従って、この側壁部3
3において、前述した本発明に係るドライバービット5
0の扁平刃部52の側壁部53と当接係合する。
角部には、図14に示す従来の十字溝ねじと同様に、円
錐底面34の位置よりねじ頭部30aにおけるビット嵌
合溝32の開口縁部まで延在するテーパ結合面37a、
37bをそれぞれ形成する。
部30aのビット嵌合溝32の端縁部に平面底部32b
をそれぞれ設け、これら平面底部32bからねじ頸部3
0bの中心部に指向してそれぞれ傾斜溝部32cを延在
形成することにより、ビット嵌合溝32の全体に対する
テーパ接触面積を部分的にかつ少なく構成し、しかも隣
接するビット嵌合溝32、32間の境界部におけるドラ
イバービットの先端が当接する側壁部33の面積(ドラ
イバービットがねじに対し回転駆動力を与える面の面積
すなわち駆動面の面積)が拡大される。
0と、前記図6の(a)および(b)に示すねじ30と
の結合状態をそれぞれ示すものである。すなわち、本実
施例においては、図7の(a)および(b)に示すよう
に、ねじ30のねじ頭部30aに形成されたビット嵌合
溝32に対するドライバービット50の先端に形成され
た扁平刃部52の当接に際して、扁平刃部52の先端面
が円錐状の突起部54として形成されていることから、
前記ビット嵌合溝32の開口縁部に対する接触が点ない
し線からなる極めて小さな接触となると共に、相互の中
心部の位置合わせが簡易迅速に達成され、ねじ頭部に対
する摩耗損傷を低減して、ドライバービット50とねじ
30との適正な結合を直ちに行うことが可能となる。
ビット50に対し好適に適合し得るねじ30の別の構成
例と、その結合状態を示すものである。すなわち、本実
施例においては、図8の(a)および(b)に示すよう
に、ねじ30のビット嵌合溝32の相対する側壁部33
において、ねじ頭部30aの中心部から半径方向外方に
指向して、溝幅が末広がり状の溝33a、33bとなる
ようにそれぞれ形成する。一方、このように構成したね
じ30に対応して、ドライバービット50の扁平刃部5
2の先端における側壁部53を、それぞれ前記末広がり
状の溝33a、33bと適合する形状、すなわち末広が
り状の側壁部53a、53bとして構成する。
刃部52の先端において末広がり状の側壁部53a、5
3bを形成することにより、ドライバービット50の刃
部52とねじ30の末広がり状の溝33a、33bを形
成したビット嵌合溝32の各側壁部(T1、T2、T3、
T4)との当接に際して、前記溝33a、33bと前記
側壁部53a、53bとの間のクリアランスを極力小さ
くして、適正なねじとドライバービットとの嵌合を達成
することができると共に、隣接する各溝33a、33b
の対向する側壁部の開口角度βが直角より若干鋭角とな
るように設定することにより、ねじ締め作業において、
ドライバービット50のカムアウト現象を確実に防止
し、ねじ30に対するバランスのとれたトルク伝達を達
成することができる。
ライバービット50に対し好適に適合し得るねじ30の
さらに別の構成例と、その結合状態を示すものである。
すなわち、本実施例においては、図9の(a)および
(b)に示すように、ねじ30のビット嵌合溝32の端
縁部に、所定深さに亘って垂直面より内方に断面がほぼ
“く”の字状に凹んだ壁部32aaを形成し、この凹んだ
壁部32aaの下縁部32a′よりほぼ水平方向に延在す
る段部32b′を設け、次いでこの段部32b′からね
じ頸部30bの中心部に指向して傾斜溝部32cをそれ
ぞれ形成すると共に、その底部において緩傾斜のほぼ円
錐底面34を形成した構成からなる。その他の構成は、
前述した実施例3の図6の(a)、(b)に示すねじ3
0の構成と同じである。
頭部30aのビット嵌合溝32の端縁部に、凹んだ壁部
32aaと段部32b′とをそれぞれ設けると共に、前記
段部32b′の端縁部からねじ頸部30bの中心部に指
向してそれぞれ傾斜溝部32cを延在形成することによ
り、ビット嵌合溝32の全体に対するテーパ接触面積を
部分的にかつ少なく構成し、しかも隣接するビット嵌合
溝32、32間の境界部におけるドライバービットの先
端が当接する側壁部33の面積を拡大することができ
る。
(c)に示すように、ドライバービット50の扁平刃部
52の先端が、それぞれねじ30のビット嵌合溝32の
段部32bまで嵌入して、前記刃部先端の側壁部53
が、ねじ30のビット嵌合溝32の側壁部33に当接し
て、ドライバービット50を回動することにより、ねじ
30に対して所定のトルク伝達を行うことができる。特
に、本実施例のねじ30およびドライバービット50と
の組合せによれば、ねじ30のビット嵌合溝32の端縁
部に形成した凹んだ壁部32aaは、ドライバービット5
0との嵌合に際し、その垂直面より凹んだ部分が常に空
隙部Gとして存在することから、ビット嵌合溝32内へ
塵埃や異物等が進入した際には、ドライバービット50
の強制的な嵌入操作により、前記空隙部G内に塵埃や異
物等を押し込み除去することができ、これによりドライ
バービット50の刃部先端とねじ30のビット嵌合溝3
2との嵌合を容易にかつ確実に達成することができる。
ービット50との組合せによれば、ねじの締付けまたは
取外し作業において、通常のプラスドライバービットを
使用して、ビット嵌合溝32の開口部側を破損させた場
合には、前記ドライバービット50を使用することによ
り、ビット嵌合溝32内に堆積した切り粉を前記空隙部
G内に押し込み除去させて、ビット嵌合溝32の底部側
においてドライバービット50の刃部先端との適正な嵌
合を達成して、ねじの締付けまたは取外し作業を完遂す
ることができる。
バービット50との組合せによれば、ドライバービット
50をビット嵌合溝32へ嵌入する際に、前記凹んだ壁
部32aaの存在により、その先端の自由度が拡大され
て、ドライバービット50をねじ30の軸方向に対して
多少傾斜させた状態でも、ビット嵌合溝30への嵌入を
容易かつ確実に達成することができる。
ービット50に対し好適に適合し得るねじ30のさらに
他の構成例をそれぞれ示すものである。
0aの中心部において、十字状に交差する一対の直線溝
31a、31bによって構成されたプラマイねじ30A
を示すものである。しかるに、本実施例のプラマイねじ
30Aは、前記一方の直線溝31aは、その端縁部にお
いて所定深さの垂直端壁部35aを形成し、この垂直端
壁部35aの下縁部よりほぼ水平方向に延在する段部3
2b′を設け、次いでこの段部32b′からねじ頸部の
中心部に指向して傾斜溝部32cをそれぞれ形成すると
共に、その底部において緩傾斜のほぼ円錐底面34を形
成した構成からなる。また、前記他方の直線溝31b
は、マイナスドライバービットの刃部と当接係合するに
十分な幅と深さを備えた水平溝部として延在形成した構
成からなる。従って、このように構成したプラマイねじ
30Aに対しても、本発明に係るドライバービット50
を好適に使用することができる。
じ30Aの変形例を示すものである。すなわち、この場
合、プラマイねじ30Aの一方の直線溝31aと他方の
直線溝31bにおいて、前記ドライバービット50の刃
部52との対応関係から、溝幅がほぼ末広がり状の溝3
3a′、33b′となるようにそれぞれ形成したもので
ある。このように構成することにより、ドライバービッ
ト50の刃部52とプラマイねじ30Aのビット嵌合溝
との嵌合に際して、前述した実施例4の図8の(a)、
(b)に示すねじ30の場合と全く同様の作用および効
果を得ることができる。
10の(a)および(b)に示すプラマイねじ30Aの
さらに別の変形例を示すものである。すなわち、本実施
例においては、図11の(a)および(b)に示すよう
に、プラマイねじ30Aの一方の直線溝31aに対し、
ビット嵌合溝32の端縁部に、所定深さに亘って垂直面
より内方に断面がほぼ“く”の字状に凹んだ壁部32aa
を形成して、前述した実施例5の図9の(a)に示すね
じ30と同様のビット嵌合溝32を構成したものであ
る。
構成することによって、前述した実施例5のねじ30と
全く同様の作用および効果を得ることができる。
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、例
えば前述したねじの各構成例についはそれぞれ相互に組
み合わせて使用することも有効であり、その他本発明の
精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし
得ることは勿論である。
発明に係るドライバービットは、ねじ頭部のビット嵌合
溝の端縁部に、所定深さのほぼ垂直端壁部を形成すると
共にこの垂直端壁部の下縁部よりねじ頸部の中心部に指
向してほぼ平面底部を形成し、さらにその中心部に円錐
底面を形成してなるねじに適合するドライバービットで
あって、先端部においてねじ頭部のビット嵌合溝の垂直
端壁部に沿って嵌入するほぼ垂直端縁部を形成した扁平
刃部を備え、この扁平刃部の先端面を水平面に対しほぼ
1〜45°の傾斜角度を有する円錐状の突起部として構
成することにより、ドライバービットの先端とビット嵌
合溝との嵌合に際して、前記扁平刃部の先端が、ねじの
頭部表面を摺接擦過した場合において、その表面を全く
損傷させることなく、しかもねじとの嵌合状態となっ
て、ドライバービットの回動操作中においても、カムア
ウト現象を確実に防止することができる。
じとの組合せにおいては、ねじのねじ頭部に形成された
ビット嵌合溝に対するドライバービットの先端に形成さ
れた扁平刃部の当接に際して、扁平刃部の先端面が円錐
状の突起部として形成されていることから、前記ビット
嵌合溝の開口縁部に対する接触が点ないし線からなる極
めて小さな接触となると共に、相互の中心部の位置合わ
せが簡易迅速に達成され、ねじ頭部に対する摩耗損傷を
低減して、ドライバービットとねじとの適正な結合を直
ちに行うことが可能となる。
端において末広がり状の側壁部を形成すると共に、ねじ
のビット嵌合溝における各側壁部をの末広がり状の溝に
形成することにより、ドライバービットとねじとの嵌合
面間のクリアランスを極力小さくし、特に隣接する各溝
の対向する側壁部の開口角度βを直角より若干鋭角とな
るように設定することにより、ねじ締め作業におけるド
ライバービットのカムアウト現象を確実に防止し、ねじ
に対するバランスのとれたトルク伝達を達成することが
できる。
す要部拡大側面図である。
視図である。
る。
トの先端部のそれぞれ変形例を示す概略側面説明図であ
る。
形例を示すもので、(a)は要部拡大側面図、(b)は
拡大底面図である。
じの一構成例を示すもので、(a)はねじ頭部の要部拡
大断面側面図、(b)はねじ頭部の拡大平面図ある。
ビットが嵌合する状態を示す要部拡大断面側面図であ
る。
用し得るねじの別の構成例を示すもので、(a)はねじ
頭部の拡大平面図、(b)はドライバービットの嵌合状
態を示すねじ頭部の要部拡大断面平面図である。
用し得るねじのさらに別の構成例を示すもので、(a)
はねじ頭部の要部拡大断面側面図、(b)はねじ頭部の
拡大平面図、(c)はドライバービットの嵌合状態を示
すねじ頭部の要部拡大断面平面図である。
プラマイねじのそれぞれ構成例であって、(a)はその
一構成例を示すプラマイねじのねじ頭部の拡大平面図、
(b)はその変形例を示すプラマイねじのねじ頭部の拡
大平面図である。
(a)はねじ頭部の拡大平面図、(b)はねじ頭部の要
部拡大断面側面図である。
るドライバービットとの構成例を示すもので、(a)は
ドライバービットの要部拡大側面図、(b)は従来の提
案されたねじの一構成例とドライバービットとの嵌合し
た状態を示す要部拡大断面側面図、(c)は従来の提案
されたねじの他の構成例とドライバービットとの嵌合し
た状態を示す要部拡大断面側面図である。
である。
である。
ットの要部側面図である。
イバービットとの結合状態を示す要部断面側面図であ
る。
Claims (12)
- 【請求項1】 ねじ頭部のビット嵌合溝の端縁部に、所
定深さのほぼ垂直端壁部を形成すると共にこの垂直端壁
部の下縁部よりねじ頸部の中心部に指向してほぼ平面底
部を形成し、さらにその中心部に円錐底面を形成してな
るねじに適合するドライバービットからなり、 先端部においてねじ頭部のビット嵌合溝の垂直端壁部に
沿って嵌入するほぼ垂直端縁部を形成した扁平刃部を備
え、この扁平刃部の先端面を水平面に対しほぼ1°〜4
5°の傾斜角度を有する円錐状の突起部として構成した
ことを特徴とするドライバービット。 - 【請求項2】 扁平刃部の先端面における円錐状の突起
部は、その円錐面を水平面に対し25°〜35°の傾斜
角度に形成してなる請求項1記載のドライバービット。 - 【請求項3】 扁平刃部の先端面における円錐状の突起
部は、その円錐面を単一または多段のテーパ面として形
成してなる請求項1または2に記載のドライバービッ
ト。 - 【請求項4】 扁平刃部の先端面における円錐状の突起
部は、その円錐面を断面おいて凸面状または凹面状に形
成してなる請求項1または2に記載のドライバービッ
ト。 - 【請求項5】 扁平刃部の先端における両側壁部を、ね
じのビット嵌合溝をねじ頭部の中心部から半径方向外方
に指向して溝幅をほぼ末広がり状に形成した溝に対し、
これに適合する末広がり状の形状に構成してなる請求項
1ないし4のいずれかに記載のドライバービット。 - 【請求項6】 扁平刃部の少なくとも1つにおいて、そ
の先端面よりビット軸方向に延在する所要長さの切込み
を設けてなる請求項1ないし5のいずれかに記載のドラ
イバービット。 - 【請求項7】 ねじ頭部のビット嵌合溝の端縁部を所定
深さのほぼ垂直端壁部として形成し、この垂直端壁部の
下縁部に段部を形成すると共に頸部の中心部に指向して
傾斜溝部を形成し、さらにその中心に円錐底面を形成
し、前記ビット嵌合溝の溝幅が、ねじ頭部の中心部から
半径方向外方に指向してほぼ末広がり状の溝となるよう
に形成し、隣接する前記各溝の対向する側壁部の開口角
度が直角より若干鋭角となるように形成してなるねじに
対し、請求項1ないし6のいずれかに記載のドライバー
ビットを適用することを特徴とするドライバービットと
ねじとの組合せ。 - 【請求項8】 ねじ頭部のビット嵌合溝の端縁部の下縁
部よりねじ頸部の中心部に指向して水平底部または傾斜
溝部を形成すると共に、その中心部に円錐底面を形成
し、前記ビット嵌合溝の端縁部にそれぞれ所定深さに亘
って垂直面より内方に凹んだ壁部を形成してなるねじに
対し、請求項1ないし6のいずれかに記載のドライバー
ビットを適用することを特徴とするドライバービットと
ねじとの組合せ。 - 【請求項9】 ビット嵌合溝の端縁部に形成した壁部
は、断面がほぼ“く”の字状に凹んだ構成からなる請求
項8記載のドライバービットとねじとの組合せ。 - 【請求項10】 ねじ頭部に十字溝からなるビット嵌合
溝を設け、このビット嵌合溝の交差する一方の直線溝を
プラスドライバービットの刃部が嵌入適合するように形
成すると共に、その他方の直線溝をマイナスドライバー
ビットの刃部が嵌入適合するように形成し、前記一方の
直線溝の端縁部に所定深さのほぼ垂直端壁部を形成して
なるプラマイねじに対し、請求項1ないし6のいずれか
に記載のドライバービットを適用することを特徴とする
ドライバービットとプラマイねじとの組合せ。 - 【請求項11】 ビット嵌合溝の一方の直線溝を、ほぼ
末広がり状の溝として形成すると共に、他方の直線溝内
においてその溝幅がほぼ末広がり状となる溝をそれぞれ
形成し、ドライバービットの刃部が前記末広がり状の溝
の各側壁部に対し均等なクリアランスをもって同時に当
接するよう構成してなる請求項10記載のドライバービ
ットとプラマイねじとの組合せ。 - 【請求項12】 ビット嵌合溝の一方の直線溝の端縁部
に形成した垂直端壁部には、所定深さに亘って垂直面よ
り内方に、断面がほぼ“く”の字状に凹んだ壁部を形成
してなる請求項10または11記載のドライバービット
とねじとの組合せ。
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