JP2000104710A - クリップの構造 - Google Patents
クリップの構造Info
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- JP2000104710A JP2000104710A JP10273793A JP27379398A JP2000104710A JP 2000104710 A JP2000104710 A JP 2000104710A JP 10273793 A JP10273793 A JP 10273793A JP 27379398 A JP27379398 A JP 27379398A JP 2000104710 A JP2000104710 A JP 2000104710A
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- clip
- fixing portion
- clip fixing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ねじ孔部の寸法の自由度を高めると共に、全
体の寸法を小型化し、周辺部品との干渉を回避すること
のできるクリップ構造の提供を図る。 【解決手段】 ねじ孔部2とクリップ固定部3とを、該
クリップ固定部3の挿入方向aに対して並列に形成する
と共に、これらねじ孔部2とクリップ固定部3との間に
切欠部4を形成してあるため、クリップ固定部3の折り
返し部分3cをねじ孔部2の後端2bよりも低い位置で
ある切欠部4の底部4aから形成でき、クリップ固定部
3の後端3bの高さをねじ孔部2の後端2bよりも低く
して、クリップ本体の寸法を小型化でき、周辺部品との
干渉を回避することができる。また、ねじ孔部2のねじ
切り形成時に強度上必要なクリアランス部分2cを、ね
じ切り形成後に切り落として、全体としての高さ寸法C
をクリップ固定部3の寸法Dと同じか、又はそれ以下に
することができるため、ねじ孔径の自由度を高めつつ、
最終的な寸法を小さくすることができる。
体の寸法を小型化し、周辺部品との干渉を回避すること
のできるクリップ構造の提供を図る。 【解決手段】 ねじ孔部2とクリップ固定部3とを、該
クリップ固定部3の挿入方向aに対して並列に形成する
と共に、これらねじ孔部2とクリップ固定部3との間に
切欠部4を形成してあるため、クリップ固定部3の折り
返し部分3cをねじ孔部2の後端2bよりも低い位置で
ある切欠部4の底部4aから形成でき、クリップ固定部
3の後端3bの高さをねじ孔部2の後端2bよりも低く
して、クリップ本体の寸法を小型化でき、周辺部品との
干渉を回避することができる。また、ねじ孔部2のねじ
切り形成時に強度上必要なクリアランス部分2cを、ね
じ切り形成後に切り落として、全体としての高さ寸法C
をクリップ固定部3の寸法Dと同じか、又はそれ以下に
することができるため、ねじ孔径の自由度を高めつつ、
最終的な寸法を小さくすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ孔部と、被取
付部材への仮保持用のクリップ固定部とを備えたクリッ
プの構造に関する。
付部材への仮保持用のクリップ固定部とを備えたクリッ
プの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクリップの構造としては、図4,
5に示すように、クリップ本体1にねじ孔部2と被取付
部材への仮保持用のクリップ固定部3とを、該クリップ
固定部3の挿入方向aに対して直列に形成したものが知
られている。
5に示すように、クリップ本体1にねじ孔部2と被取付
部材への仮保持用のクリップ固定部3とを、該クリップ
固定部3の挿入方向aに対して直列に形成したものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明に係るクリップ
は、被取付部材のフランジ部等にタッピングスクリュ等
のねじによって他部品を締結固定しようとした際、被取
付部材がアルミ材などを用いてある場合は該フランジ部
等だけではねじ孔の必要強度が得られないため、ねじ孔
部を備えたクリップを前記フランジ部等に設けられたね
じ孔部分に取り付け、該ねじ孔部分の補強として使用さ
れるものである。
は、被取付部材のフランジ部等にタッピングスクリュ等
のねじによって他部品を締結固定しようとした際、被取
付部材がアルミ材などを用いてある場合は該フランジ部
等だけではねじ孔の必要強度が得られないため、ねじ孔
部を備えたクリップを前記フランジ部等に設けられたね
じ孔部分に取り付け、該ねじ孔部分の補強として使用さ
れるものである。
【0004】しかし、前記従来の構造によれば、クリッ
プ本体1にねじ孔部2と仮保持用のクリップ固定部3と
を、該クリップ固定部3の挿入方向aに対して直列に形
成してあるので、クリップ本体1の先端1aにクリップ
固定部3の形成領域を確保する都合上、ねじ孔部2の中
心からクリップ本体1の先端まで1aの寸法Aが大きく
なってしまい、従って、ねじ孔部2の寸法Cを被取付部
材であるフランジ部の許容寸法に対して小さくせざるを
得ず、使用するねじの大きさが制限されてしまうという
不具合があった。
プ本体1にねじ孔部2と仮保持用のクリップ固定部3と
を、該クリップ固定部3の挿入方向aに対して直列に形
成してあるので、クリップ本体1の先端1aにクリップ
固定部3の形成領域を確保する都合上、ねじ孔部2の中
心からクリップ本体1の先端まで1aの寸法Aが大きく
なってしまい、従って、ねじ孔部2の寸法Cを被取付部
材であるフランジ部の許容寸法に対して小さくせざるを
得ず、使用するねじの大きさが制限されてしまうという
不具合があった。
【0005】一方、同様にクリップ本体1の後端1bに
かけてもクリップ固定部3のクリップ折り返し部分が形
成されるため、ねじ孔部2の中心からクリップ本体1の
後端1bまでの寸法Bが大きくなってしまい、ねじ孔部
2の後端をフランジ部の端部ギリギリに形成すると、ク
リップ本体1の後端1bがフランジ部からはみ出して、
周辺部品と干渉してしまうなどの問題があった。
かけてもクリップ固定部3のクリップ折り返し部分が形
成されるため、ねじ孔部2の中心からクリップ本体1の
後端1bまでの寸法Bが大きくなってしまい、ねじ孔部
2の後端をフランジ部の端部ギリギリに形成すると、ク
リップ本体1の後端1bがフランジ部からはみ出して、
周辺部品と干渉してしまうなどの問題があった。
【0006】そこで本発明は、ねじ孔部の寸法の自由度
を高め、被取付部材のフランジ部が許容する最大のねじ
を使用することができると共に、全体の寸法を小型化し
て、周辺部品と干渉するのを回避することのできるクリ
ップの構造を提供するものである。
を高め、被取付部材のフランジ部が許容する最大のねじ
を使用することができると共に、全体の寸法を小型化し
て、周辺部品と干渉するのを回避することのできるクリ
ップの構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、板
部材に穴を開けて形成されたねじ孔部と、該板部材の一
部を折り返し、一方に形成された挿入開口と他方に形成
された折り返し部とを有するクリップ固定部とを備えた
クリップの構造において、ねじ孔部とクリップ固定部と
を、該クリップ固定部の挿入方向に対して並列に形成す
ると共に、ねじ孔部とクリップ固定部との間に切欠部を
形成し、クリップ固定部の折り返し部分を切欠部の底部
近傍から形成したことを特徴としている。
部材に穴を開けて形成されたねじ孔部と、該板部材の一
部を折り返し、一方に形成された挿入開口と他方に形成
された折り返し部とを有するクリップ固定部とを備えた
クリップの構造において、ねじ孔部とクリップ固定部と
を、該クリップ固定部の挿入方向に対して並列に形成す
ると共に、ねじ孔部とクリップ固定部との間に切欠部を
形成し、クリップ固定部の折り返し部分を切欠部の底部
近傍から形成したことを特徴としている。
【0008】請求項2にあっては、請求項1に記載のク
リップ固定部を、ねじ孔部に取り付けるねじのねじ込み
力による回転モーメントに対向する側に設けたことを特
徴としている。
リップ固定部を、ねじ孔部に取り付けるねじのねじ込み
力による回転モーメントに対向する側に設けたことを特
徴としている。
【0009】請求項3にあっては、請求項1に記載のク
リップ固定部を、ねじ孔部の両側に設けたことを特徴と
している。
リップ固定部を、ねじ孔部の両側に設けたことを特徴と
している。
【0010】
【発明の効果】請求項1によれば、ねじ孔部とクリップ
固定部とを、該クリップ固定部の挿入方向に対して並列
に形成すると共に、ねじ孔部とクリップ固定部との間に
切欠部を形成してあるため、クリップ固定部の折り返し
部分を切欠部の底部近傍から形成してあるため、クリッ
プ固定部の折り返し部分をねじ孔部の後端よりも低い位
置、つまり切欠部の底部から形成できるので、クリップ
固定部の後端の高さをねじ孔部の後端よりも低くするこ
とができ、クリップ本体の寸法を小型化できると共に、
周辺部品との干渉を回避することができる。
固定部とを、該クリップ固定部の挿入方向に対して並列
に形成すると共に、ねじ孔部とクリップ固定部との間に
切欠部を形成してあるため、クリップ固定部の折り返し
部分を切欠部の底部近傍から形成してあるため、クリッ
プ固定部の折り返し部分をねじ孔部の後端よりも低い位
置、つまり切欠部の底部から形成できるので、クリップ
固定部の後端の高さをねじ孔部の後端よりも低くするこ
とができ、クリップ本体の寸法を小型化できると共に、
周辺部品との干渉を回避することができる。
【0011】さらに、このように切欠部が形成されてい
るために、ねじ孔部のねじ切り形成時に強度上必要なね
じ孔部周囲のクリアランス部分をねじ切り形成後に切り
落として全体としての高さ寸法をクリップ固定部の寸法
と同じか、又はそれ以下にすることができので、ねじ孔
径の自由度を高めつつ、最終的な寸法を小さくすること
ができる。
るために、ねじ孔部のねじ切り形成時に強度上必要なね
じ孔部周囲のクリアランス部分をねじ切り形成後に切り
落として全体としての高さ寸法をクリップ固定部の寸法
と同じか、又はそれ以下にすることができので、ねじ孔
径の自由度を高めつつ、最終的な寸法を小さくすること
ができる。
【0012】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、クリップ固定部を、ねじ孔部に取り付けるねじのね
じ込み力による回転モーメントに対向する側に設けてあ
るため、ねじ込み力によって締結作業時にクリップが回
転してしまうのを抑え、締結作業を確実に行うことがで
き、取り付け作業性を向上することができる。
て、クリップ固定部を、ねじ孔部に取り付けるねじのね
じ込み力による回転モーメントに対向する側に設けてあ
るため、ねじ込み力によって締結作業時にクリップが回
転してしまうのを抑え、締結作業を確実に行うことがで
き、取り付け作業性を向上することができる。
【0013】請求項3によれば、請求項1の効果に加え
て、クリップ固定部を、ねじ孔部の両側に設けてあるた
め、ねじを取り付ける際の回転モーメントに対向する側
で、ねじ込み力によって締結作業時にクリップが回転し
てしまうのを抑え、取り付け作業性を向上することがで
きると共に、ねじ孔部の両側に設けたクリップ固定部で
クリップを確実に保持することができるので、片側一方
にクリップ固定部を形成したものよりもねじ孔部とクリ
ップ固定部との間隔を拡げて、ねじを取り付ける際の回
転モーメントに対する抵抗力を高める事ができる。
て、クリップ固定部を、ねじ孔部の両側に設けてあるた
め、ねじを取り付ける際の回転モーメントに対向する側
で、ねじ込み力によって締結作業時にクリップが回転し
てしまうのを抑え、取り付け作業性を向上することがで
きると共に、ねじ孔部の両側に設けたクリップ固定部で
クリップを確実に保持することができるので、片側一方
にクリップ固定部を形成したものよりもねじ孔部とクリ
ップ固定部との間隔を拡げて、ねじを取り付ける際の回
転モーメントに対する抵抗力を高める事ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述
する。
共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述
する。
【0015】図1は本発明の第1実施形態の平面図、図
2は側面図を示している。
2は側面図を示している。
【0016】1は金属等により形成されるクリップ本体
で、該クリップ本体1は被取付部材のフランジ部に図外
のタッピングスクリュ等のねじによって他部品を締結固
定する際、前記フランジ部に設けられたねじ孔部分に取
り付けて、該ねじ孔部分の補強として使用されるもので
ある。
で、該クリップ本体1は被取付部材のフランジ部に図外
のタッピングスクリュ等のねじによって他部品を締結固
定する際、前記フランジ部に設けられたねじ孔部分に取
り付けて、該ねじ孔部分の補強として使用されるもので
ある。
【0017】このクリップ本体1は、前述の被取付部材
のフランジ部に設けたねじ孔部分に対応した所定の径の
ねじ孔を形成したねじ孔部2と、この被取付部材への仮
保持用のクリップ固定部3とを、該クリップ固定部3の
挿入方向aに対して並列に形成してある。
のフランジ部に設けたねじ孔部分に対応した所定の径の
ねじ孔を形成したねじ孔部2と、この被取付部材への仮
保持用のクリップ固定部3とを、該クリップ固定部3の
挿入方向aに対して並列に形成してある。
【0018】また本実施形態では、これらねじ孔部2と
クリップ固定部3との間には切欠部4が形成してある。
クリップ固定部3との間には切欠部4が形成してある。
【0019】この切欠部4があるため、クリップ固定部
3の折り返し部分3cは切欠部4の底部4aから形成で
きるため、全体としての高さ寸法Cを最小限にできると
共に、クリップ固定部3の後端3bをねじ孔部2の後端
2bよりも低く形成することができる。
3の折り返し部分3cは切欠部4の底部4aから形成で
きるため、全体としての高さ寸法Cを最小限にできると
共に、クリップ固定部3の後端3bをねじ孔部2の後端
2bよりも低く形成することができる。
【0020】つまり、寸法Cは、ねじ孔部2の直径と、
ねじ孔部2のねじ切り形成時に強度上必要なねじ孔部2
周囲のクリアランス部分2cとが必要であり、切欠部4
が形成されていなければ、ねじ孔部2の後端2bの高さ
からクリップ固定部3の折り返し部分3cを形成しなけ
ればならないため、クリップ固定部3の後端3bはねじ
孔部2の後端2bよりも高い位置になってしまう。
ねじ孔部2のねじ切り形成時に強度上必要なねじ孔部2
周囲のクリアランス部分2cとが必要であり、切欠部4
が形成されていなければ、ねじ孔部2の後端2bの高さ
からクリップ固定部3の折り返し部分3cを形成しなけ
ればならないため、クリップ固定部3の後端3bはねじ
孔部2の後端2bよりも高い位置になってしまう。
【0021】ここで、ねじ孔部2とクリップ固定部3と
の間に切欠部4を形成することにより、クリップ固定部
3の折り返し部分3cをねじ孔部2の後端2bよりも低
い位置、つまり切欠部4の底部4aから形成できるた
め、クリップ固定部3の後端3bの高さをねじ孔部2の
後端2bよりも低くすることができ、クリップ本体の寸
法を小型化できると共に、周辺部品との干渉を回避する
ことができる。
の間に切欠部4を形成することにより、クリップ固定部
3の折り返し部分3cをねじ孔部2の後端2bよりも低
い位置、つまり切欠部4の底部4aから形成できるた
め、クリップ固定部3の後端3bの高さをねじ孔部2の
後端2bよりも低くすることができ、クリップ本体の寸
法を小型化できると共に、周辺部品との干渉を回避する
ことができる。
【0022】さらに、このように切欠部4が形成されて
いるため、ねじ孔部2のねじ切り形成時に強度上必要な
ねじ孔部2周囲のクリアランス部分2cを、ねじ切り形
成後に、例えば破線2dで切り落として、全体としての
高さ寸法Cをクリップ固定部3の寸法Dと同じか、又は
それ以下にすることができるので、ねじ孔径の自由度を
高めつつ、最終的な寸法を小さくすることができる。
いるため、ねじ孔部2のねじ切り形成時に強度上必要な
ねじ孔部2周囲のクリアランス部分2cを、ねじ切り形
成後に、例えば破線2dで切り落として、全体としての
高さ寸法Cをクリップ固定部3の寸法Dと同じか、又は
それ以下にすることができるので、ねじ孔径の自由度を
高めつつ、最終的な寸法を小さくすることができる。
【0023】また、切欠部4の底部4aを破線4bで示
すように略半円状とすることにより、切欠部4を形成す
る際、あるいはクリップ固定部3の折り返し部分3cを
形成する際に角部から発生するクラック発生を防止する
ことができる。
すように略半円状とすることにより、切欠部4を形成す
る際、あるいはクリップ固定部3の折り返し部分3cを
形成する際に角部から発生するクラック発生を防止する
ことができる。
【0024】製造工程上のねじ切り形成時に必要とされ
るクリアランスと、ねじ孔成形後に必要とされる強度上
のクリアランスとでは前者の方が大きいが、こうするこ
とよって、ねじ孔部2の寸法Cで強度上許容する最大の
ねじ孔を設定することが可能である。
るクリアランスと、ねじ孔成形後に必要とされる強度上
のクリアランスとでは前者の方が大きいが、こうするこ
とよって、ねじ孔部2の寸法Cで強度上許容する最大の
ねじ孔を設定することが可能である。
【0025】特に本実施形態では、クリップ固定部3
を、ねじ孔部2に取り付ける図外のねじのねじ込み力に
よる回転モーメントに対向する側に設けてある。
を、ねじ孔部2に取り付ける図外のねじのねじ込み力に
よる回転モーメントに対向する側に設けてある。
【0026】これにより、締結作業時にねじ込み力によ
ってクリップ本体1が回転してしまうのを抑え、締結作
業を確実に行うことができて、取り付け作業性を向上す
ることができる。
ってクリップ本体1が回転してしまうのを抑え、締結作
業を確実に行うことができて、取り付け作業性を向上す
ることができる。
【0027】図3は、本発明の第二実施形態を示すクリ
ップ本体1の平面図を示すもので、この実施形態では、
ねじ孔部2とクリップ固定部3とを、該クリップ固定部
3の挿入方向に対して並列に形成してあると共に、該ク
リップ固定部3を、ねじ孔部2の両側に設けてある。
ップ本体1の平面図を示すもので、この実施形態では、
ねじ孔部2とクリップ固定部3とを、該クリップ固定部
3の挿入方向に対して並列に形成してあると共に、該ク
リップ固定部3を、ねじ孔部2の両側に設けてある。
【0028】このため、図外のねじを取り付ける際の回
転モーメントに対向する側のクリップ固定部3で、ねじ
込み力によって締結作業時にクリップ本体1が回転して
しまうのを抑え、取り付け作業性を向上することができ
ることに加えて、このようにねじ孔部2の両側に設けた
クリップ固定部3,3でクリップ本体1を確実に保持す
ることができるので、前記第一実施形態のようにねじ孔
部2の片側一方にクリップ固定部3を形成したものより
も、ねじ孔部2とクリップ固定部3との間隔を拡げるこ
とができて、図外のねじを取り付ける際の回転モーメン
トに対する抵抗力を高めることができる。
転モーメントに対向する側のクリップ固定部3で、ねじ
込み力によって締結作業時にクリップ本体1が回転して
しまうのを抑え、取り付け作業性を向上することができ
ることに加えて、このようにねじ孔部2の両側に設けた
クリップ固定部3,3でクリップ本体1を確実に保持す
ることができるので、前記第一実施形態のようにねじ孔
部2の片側一方にクリップ固定部3を形成したものより
も、ねじ孔部2とクリップ固定部3との間隔を拡げるこ
とができて、図外のねじを取り付ける際の回転モーメン
トに対する抵抗力を高めることができる。
【0029】また、クリップ固定部3をねじ孔部2の両
側に設けてあるため、図外のねじを取り付ける際のねじ
込み力の回転モーメントに対向するだけでなく、取り外
す際の回転モーメントにも対向して、作業性を向上する
ことができるのは勿論である。
側に設けてあるため、図外のねじを取り付ける際のねじ
込み力の回転モーメントに対向するだけでなく、取り外
す際の回転モーメントにも対向して、作業性を向上する
ことができるのは勿論である。
【0030】なお、この実施形態においては、ねじ孔部
2のねじ切り形成時に強度上必要なねじ孔部2周囲のク
リアランス部分を、ねじ切り形成後に切り落として全体
の寸法を小さくしている。
2のねじ切り形成時に強度上必要なねじ孔部2周囲のク
リアランス部分を、ねじ切り形成後に切り落として全体
の寸法を小さくしている。
【0031】また、切欠部4の底部を略半円状とするこ
とにより、切欠部4あるいはクリップ固定部3の形成段
階におけるクラック発生を防止するようにしてある。
とにより、切欠部4あるいはクリップ固定部3の形成段
階におけるクラック発生を防止するようにしてある。
【図1】本発明の第一実施形態を示す平面図。
【図2】同実施形態の側面図。
【図3】本発明の第二実施形態を示す平面図。
【図4】従来の構造を示す平面図。
【図5】従来の構造を示す側面図。
1 クリップ本体(クリップ) 2 ねじ孔部 3 クリップ固定部 4 切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河内谷 清二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3J022 DA16 EA41 FB06 HA03 HB02
Claims (3)
- 【請求項1】 板部材に穴を開けて形成されたねじ孔部
と、該板部材の一部を折り返し、一方に形成された挿入
開口と他方に形成された折り返し部とを有するクリップ
固定部とを備えたクリップの構造において、 ねじ孔部とクリップ固定部とを、該クリップ固定部の挿
入方向に対して並列に形成すると共に、ねじ孔部とクリ
ップ固定部との間に切欠部を形成し、クリップ固定部の
折り返し部分を切欠部の底部近傍から形成したことを特
徴とするクリップの構造。 - 【請求項2】 前記クリップ固定部を、ねじ孔部に取り
付けるねじのねじ込み力による回転モーメントに対向す
る側に設けたことを特徴とする請求項1に記載のクリッ
プの構造。 - 【請求項3】 前記クリップ固定部を、ねじ孔部の両側
に設けたことを特徴とする請求項1に記載のクリップの
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10273793A JP2000104710A (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | クリップの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10273793A JP2000104710A (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | クリップの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000104710A true JP2000104710A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17532668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10273793A Pending JP2000104710A (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | クリップの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000104710A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018507808A (ja) * | 2015-03-09 | 2018-03-22 | キム キイルKIM, Ki Il | 自動車用ドアピラー及びそのドアピラーの製造方法 |
-
1998
- 1998-09-28 JP JP10273793A patent/JP2000104710A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018507808A (ja) * | 2015-03-09 | 2018-03-22 | キム キイルKIM, Ki Il | 自動車用ドアピラー及びそのドアピラーの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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