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JP2000101572A - ディジタルネットワ―クシステム,ディジタルネットワ―クスイッチ,isdnシステムの処理装置,およびディジタルネットワ―クにおけるサブチャネル確立方法 - Google Patents

ディジタルネットワ―クシステム,ディジタルネットワ―クスイッチ,isdnシステムの処理装置,およびディジタルネットワ―クにおけるサブチャネル確立方法

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Publication number
JP2000101572A
JP2000101572A JP11218577A JP21857799A JP2000101572A JP 2000101572 A JP2000101572 A JP 2000101572A JP 11218577 A JP11218577 A JP 11218577A JP 21857799 A JP21857799 A JP 21857799A JP 2000101572 A JP2000101572 A JP 2000101572A
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JP
Japan
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message
switch
terminal
destination
digital network
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JP11218577A
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Inventor
Naeem Igbal Malik
イクバル マリック ナイーム
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
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    • H04L12/6418Hybrid transport
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L12/64Hybrid switching systems
    • H04L12/6418Hybrid transport
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    • H04L2012/6456Channel and bandwidth allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/64Hybrid switching systems
    • H04L12/6418Hybrid transport
    • H04L2012/6475N-ISDN, Public Switched Telephone Network [PSTN]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データレートの拡張およびISDNチャネル
のサブチャネル化を可能にすること。 【解決手段】 発信側端末100によって生成されるセ
ットアップメッセージは、宛先側端末2A〜2Nにデー
タを送信する際に使用されるサブチャネルデータレート
を特定するバンド幅調整メッセージを含む。セットアッ
プメッセージは、データレートおよび関連する宛先側端
末2A〜2Nを特定し、発信側端末100と宛先側端末
2A〜2Nとを接続するISDNスイッチ220に送信
される。ISDNスイッチ220は、バンド幅調整メッ
セージを取り出し、サブチャネルのリンクを確立する。
リンクが確立されると、発信側端末100は、確立され
たサブチャネルのデータレートと対応するデータレート
で、ISDNスイッチ220を介してメッセージをそれ
ぞれの宛先側端末2A〜2Nに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はISDN(Integrat
ed Services Digital Network)のようなディジタルネ
ットワークを介して情報通信を行うための通信システム
および通信方法(ディジタルネットワーク上における複
数の独立したコールに対するバンド幅のスマート・アロ
ケーション)に関する。より詳細に、本発明は、ISD
NのDチャネル上において、改良されたISDNスイッ
チ(modified ISDN switch)を介し、発信側端末(sour
ce terminal)と一以上の宛先側端末(destination ter
minal)との間にデータレート(data rate)を選択可能
な通信リンクを一以上確立する技術に関するものであ
る。
【0002】なお、改良されたISDNスイッチは、一
以上の宛先側端末に対する一以上のリンクへの細区分お
よび割当に利用可能な二つのISDNのBチャネルの総
バンド幅(aggregate bandwidth:チャネルの総バンド
幅)を共通のリソースとして扱うものである。二つのI
SDNのBチャネルの総計およびそれによってもたらさ
れるバンド幅の細区分は、発信側端末または宛先側端末
にボンディング(bonding)またはマルチリンク・プロ
トコル・プロセス(multilink protocol process)の実
行を要求することなく実行される。
【0003】なお、本発明は、1997年4月30日に
出願された米国特許出願08/841,655『ファク
シミリメッセージにおいて伝達されるデータ情報の発送
方法およびその装置(A Method And Apparatus For Rou
ting Data Information Conveyed In A Facsimile Mess
age)』,1997年10月21日に出願された米国特
許出願08/995,353『最適化されたISDN通
信状態の確立方法およびその装置(Method And Apparat
us For Establishing Optimized ISDN Communication C
onditions)』,1998年2月10日に出願された米
国特許出願09/021,566『ISDN通信システ
ムにおけるデータレートの拡張方法およびその装置(Me
thod and Apparatus for Expanding Data Rate In An I
SDN Communication System)』,1998年7月2日に
出願された米国特許出願『1×N通信メッセージの送信
方法およびその装置(Method and Apparatus for Sendi
nga 1 X N Communication Message)』に開示されてい
る発明の主題に関連する発明の主題を含むものであっ
て、各出願は共通の発明者の要件を有しており、全ての
出願の内容はここに援用される。
【0004】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置は、従来の電話
回線によって伝送されるアナログ信号を使用するPST
N(public switch telephone network;公衆電話交換
網)上で通信を行うものである。発信側端末(たとえ
ば、ファクシミリ装置,スキャナおよびモデム機能を有
したコンピュータ,またはデータの送信機能や受信機能
を有した別の装置)は、ディジタルのスキャン情報を対
応するアナログ信号に変換し、アナログ信号は電話スイ
ッチ(交換機)設備(telephone switch facility)を
介してPSTN電話回線上に送信され、宛先側端末に送
信される。宛先側端末は、そのアナログ信号を受信し、
受信したアナログ信号をたとえばファクシミリ用紙上に
印刷される画像の基礎となるディジタル信号に変換す
る。
【0005】ISDN(Integrated Services Digital
Network;総合サービスディジタル網)は、次世代の世
界的なパブリック・テレコミュニケーション・ネットワ
ーク(public telecommunications network)となりつ
つあり、現在のPSTNの一部を置き換え、PSTNで
は提供することが不可能な様々なサービスを提供するこ
とになると考えられる。ISDNは、様々な種類のIS
DN端末装置(terminal equipment; TE)間で様々な種
類のデータを伝送することを可能にする。
【0006】発信側端末とスイッチ設備(switch facil
ity)を有する電話局(central office)との間のIS
DNリンクの部分は、「ディジタルパイプ(digital pi
pe)」と呼ばれている。ディジタルパイプの容量は、一
般に別々のチャネルについて検討される。特に「基本ア
クセス」のディジタルパイプは、それぞれ64kbps
の信号通信(signaling)をサポートする二つのBチャ
ネルと、16kbpsの一つのDチャネルを含んでい
る。
【0007】これら三つのチャネルの総ビットレートは
144kbpsであるが、フレーミング,同期および他
の付加ビット(overhead bits)が基本アクセスリンク
の総ビットレートを192kbpsにする。また、各B
チャネルは192kbpsではなく、ユーザから見ると
最大データ容量がBチャネル毎に64kbps、Dチャ
ネルについては16kbpsとなるように、別個の通信
チャネルとしての役割を有している。
【0008】G3装置のような従来のファクシミリ装置
は、64kbpsを超えないレートで信号を送信する。
なぜなら、二つのBチャネルのうちの一つのみが使用さ
れるからである。ファクシミリのデータは所定のフォー
マットで配列されるため、二つの別個のBチャネル上に
データを送信すると相当の大きさのタスクとなることに
なる。なぜなら、従来のISDNスイッチがBチャネル
を別々に扱い、そして一方のBチャネルのデータを他方
のBチャネルのデータと完全に異なるルートで送信する
ことがあるからである。その結果、異なる通信経路が用
いられることで各Bチャネルに異なる通信遅延が生じる
ことになる。
【0009】ビデオテレコンファレンス(video teleco
nference)設備のような他の装置は、128kbpsに
近づくようにデータレートを増加させることができるよ
うに、「ボンディング(bonding)」の処理負担,また
はマルチリンクPPP(multilink point-to-point; mu
ltilink PPP)プロトコルの使用を想定している。ボン
ディング方法は、ISDNスイッチにダイアルすると共
に、所望のデータレートを達成するために必要な次のコ
ールを確立する顧客の宅内機器(customer premise equ
ipment; CPE)に負担を負わせる。したがって、二つの
別々のリンクが確立される。
【0010】特に、ISDNスイッチとの二つの別々の
通信コネクションを維持する負担を想定することによ
り、CPEは、128kbpsのチャネルがユーザに提
供されることをユーザへの見せ方として与えることがで
きる。しかし、ボンディング方法は、ISDNスイッチ
がBチャネルのそれぞれが独立して扱われることがあ
り、従って別々のBチャネルに異なる遅延を与えること
になることを想定している点で不便である。その結果、
CPEはそれぞれのBチャネル間の遅延を補償しなけれ
ばならず、また、同期の問題を避けることができるよう
に、受信した情報および送信された情報を結合しなけれ
ばならない。
【0011】マルチリンクPPP方式は、CPEに同様
の処理の負担とデータ管理の負担をかけるが、同様の問
題に異なる方法から取り組むものである。マルチリンク
PPP方式は、従来のISDNスイッチを使用すると共
に、ISDNスイッチがBチャネルを組み合わせるオペ
レーションに気がつかないようにし、128kbpsに
近づく効果的なデータレートを提供するものである。
【0012】マルチリンクプロトコルは、ユーザのソー
スデータをそれぞれのパケットにおいてオーバーヘッド
情報を含む特定の断片に分割し、全ての利用可能なチャ
ネルでパケットを送信し、後に連続するように再度組み
合わせるというものである。ボンディングの場合と同様
に、マルチリンクPPPは計算および管理の負担をIS
DNスイッチに比べてCPEにかけることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のISDNネット
ワークならびにそれと共に動作する発信側端末および宛
先側端末の限界は、各Bチャネルが静的であること、す
なわち発信側端末や宛先側端末のいずれにおいても十分
に利用されることのない固定バンド幅チャネルであるこ
とであると本発明者は理解している。
【0014】また、各Bチャネルには64kbpsが割
り当てられるが、発信側端末または宛先側端末において
そのデータレートをサポートできるようにしても良い
し、サポートできるようにしなくても良く、従ってより
低いデータレートでBチャネルを利用することにしても
良い。しかし、Bチャネルの容量は64kbpsに対し
て残りがあり、従って発信側端末および宛先側端末が実
際に64kbpsの信号通信方式を完全に利用しない限
り、(信号通信速度に関連する)有効バンド幅の一部が
無駄になる。
【0015】この限界を考慮し、本発明者は、一以上の
ISDNのBチャネルの「サブチャネライゼイション
(subchannelization;以下「サブチャネル化」と記述
する)」を従来のシステムで実行することはできない
が、サブチャネル化がバンド幅の無駄な部分を他の通信
タスクのために使用することが可能な場合には有益であ
ると理解した。
【0016】また、発信側端末からの一または複数のメ
ッセージを受信でき、受信した一または複数のメッセー
ジをサブチャネルメッセージとして一以上の宛先側端末
にユーザが選択可能なサブチャネル・バンド幅(例:デ
ータレート)で発送できるように改良されたISDNス
イッチが利用可能であるならば、エンド・ユーザ通信速
度,アクセスのし易さ,およびユーザフレンドリなオペ
レーションに関する非常に大きな柔軟性が達成されるこ
とになる。
【0017】ISDNのDチャネルによって与えられる
機能は二つの部分からなることが通常である。第1に、
DチャネルはCPEとISDNスイッチ(電話会社によ
って管理される)との間の信号通信を確立すると共に、
それを維持するために使用される。したがって、Dチャ
ネルは、信号通信情報、たとえば宛先側端末の電話番号
をダイヤルするために必要なものや、発信側端末と宛先
側端末とを接続するために必要なもの等を搬送するもの
である。
【0018】ISDNの端末装置,プロトコル,データ
レート等だけでなく、狭帯域ISDNおよび広帯域IS
DNにおいて使用されるDチャネルについては、たとえ
ば、Stallings,W.,「データおよびコンピ
ュータ通信(Data and Computer Communications)」,
第5版,Prentice Hall,1997年,第740頁〜第
769頁(以下に、この文献について「Stallin
gs」と記述する)のような文献においてより詳細に説
明されている。なお、この本の内容はここに援用され
る。
【0019】図10は、従来のISDNシステム100
を示すブロック図であり、ISDNシステム100は、
ISDNスイッチ22を介して宛先側設備2の宛先側フ
ァクシミリ16(または他の種類の宛先側端末、たとえ
ばコンピュータ,ISDNが装備された複写機等)と通
信を行う発信側設備1の発信側ファクシミリ10を有し
ている。発信側ファクシミリ10は、内部デバイスとし
て示されているターミナルアダプタ10Aを介して通信
を行うが、別体として構成された外部ターミナルアダプ
タを使用することにしても良い。
【0020】ターミナルアダプタ10Aは、プロトコル
(物理レイヤおよび中間レイヤ)変換機能を提供し、4
線式インターフェース(4-wire interface)を通じて
V.35,RS−232,USB(Universal Serial B
us),IEEE1394(FireWire)等の信号プロトコ
ルをISDN準拠プロトコルに変換する。発信側設備1
において、ボンディングまたはマルチリンクPPP部が
発信側端末10,ターミナルアダプタ10AまたはNT
1(14)に組み込まれるようにしても良い(なお、N
T1はnetwork termination type 1であり、NT1の1
と参照符号を区別するために、参照符号に括弧をつけて
記述することにする)。
【0021】NT1(14)は、2線式ライン15を介
し、ISDNスイッチ22に位置するスイッチングモジ
ュール26に発信側設備1を接続する。また、第2網終
端装置(second network termination; NT2)が、発信
側設備1において、NT1(14)およびターミナルア
ダプタ10Aの間で使用され、たとえばPBX(digita
l private branch exchange)によるような、スイッチ
ング機能およびコンセントレーション機能(concentrat
ion function)を提供するようにしても良い。同様に、
NT1(14)に代えて、NT1およびNT2の両方の
機能を実行するNT12を用いることにしても良い。
【0022】ISDNスイッチ22において、スイッチ
ングモジュール26は、バス27を介してプロセッサ2
4および別のスイッチングモジュール28を接続してお
り、その結果、それぞれのスイッチングモジュール26
および28ならびにプロセッサ24にディジタルコマン
ドおよびデータを渡すことを可能にしている。
【0023】宛先側設備2の装置は、発信側設備1のも
のと全く同一であっても良いし、同一でなくても良い。
図10に示すISDNシステムにおいて、宛先側設備2
は、ターミナルアダプタ16Aを有した宛先ファクシミ
リ16を備えている。なお、ターミナルアダプタ16A
は、図示される別のNT1(20)に接続される。NT
1(20)は、図示される別の2線式ISDNライン1
7を介し、ISDNスイッチ22のスイッチングモジュ
ール28に接続される。また、いくつかのサブアドレス
16S1〜16SNを、別々の専用回線18S1〜18
SNを経由して宛先ファクシミリ16に接続することも
可能である。
【0024】ISDN通信は、たとえばStallin
gの図A.5を参照して説明されるような、いくつかの
レイヤ・プロトコル・スタック(several layer protoc
ol stack)に基づくものである。制御信号は、それぞれ
のユーザ・ネットワークインターフェース間に確立さ
れ、プロトコルスタックの第3レイヤ(すなわち、「ネ
ットワーク」レイヤ)に存在し、さらに、I.451/
Q.931と呼ばれている。したがって、通信リンクの
ために制御信号が確立されると共に維持され、制御信号
は発信側設備1および宛先側設備2の間に、Dチャネ
ル、詳細には、ISDNネットワークレイヤ,データリ
ンクレイヤおよび物理レイヤを通じて確立される。
【0025】図11は、ISDN基本レートアクセスに
関連するものであって、発信側設備1からISDNスイ
ッチ22に伝送されるフレームのフレーム構造200を
示すものである。フレーム構造200は、250μse
cで伝送される48ビットを含んでいる。フレーム構造
200には、フレーム指示ビット(fraiming bits)の
F,dcバランスビット(dc balancing bits)のL,
第1のBチャネル(フレームにつき16ビット)に対す
るBチャネルビットのB1,第2のBチャネル(フレー
ムにつき16ビット)に対するBチャネルビットのB
2,Dチャネルビット(フレームにつき4ビット)の
D,補助フレーム指示ビット(auxiliary framing bi
t)のFaが構成要素として含まれている。ISDNス
イッチ22から発信側設備1に送信されるフレームの対
応するフレーム構造を含むフレーム構造のより詳細な説
明については、Stallingsの第212頁〜第2
15頁に記述されている。
【0026】リンク・アクセス・プロトコル(link acc
ess protocol; LAPD)Dチャネルは、(発信側設備1や
宛先側設備2における)加入者装置とISDNスイッチ
22との間で交換される特定のLAPDフレームを確立
するために定義される。呼制御プロトコルI.451/
Q.931はDチャネル上で使用され、Bチャネル上の
接続を確立し、維持し、さらに終了させる。
【0027】Dチャネルは、主に信号通信の目的のため
に使用され、宛先側端末の番号をダイアルし、接続を確
立するために使用されることによって、データがBチャ
ネルを介して発信側設備1から宛先側設備2に伝送され
る。しかし、直ちに理解されるように、Dチャネルの接
続が一旦確立されると、サブチャネル化機能がISDN
アーキテクチャに組み込まれていることを条件にして、
Dチャネルはもう一つのコールを受信するか、または第
2ライン,第3ラインもしくはその種の他のものに対し
て付加的なコネクションを生成するために無料で使用さ
れ続ける。サブチャネル化を二つのBチャネルの集合と
組み合わせることによる相乗効果は、最終利用者に更に
費用請求することなく、共通のDチャネルがDチャネル
によって実行されることになっているセットアップ接続
に関する全ての情報を考慮するという点である。
【0028】図12は、発信側設備1とISDNスイッ
チ22との間の信号通信シーケンスを示す図である。発
信側設備1と宛先側設備2との間で各Bチャネル接続を
確立するためには、Dチャネル上において初期の通信リ
ンクが発信側設備1と宛先側設備2との間に確立されな
ければならない。このために、一連のメッセージが送信
され、発信側設備1とISDNスイッチ22との間でや
り取りされる。発信側設備1およびISDNスイッチ2
2の間のこの通信は、Dチャネル上において持続的な条
件で行われるものであり、一方、通信はBチャネルのい
ずれか一方において発信側設備1と宛先側設備2との間
で維持される。図12に示すように、Dチャネルが維持
されている間、いくつかの異なるメッセージが発信側設
備1とISDNスイッチ22との間で送信される。ま
た、ボンディングまたはマルチリンクPPPの目的のた
めに第2のBチャネルが確立された場合、同様の重複し
た手順が実行される。
【0029】図12中の矢印の向きは発信側設備1とI
SDNスイッチ22との間における通信の方向を示すも
のである。接続を確立するためのプロセスは、発信側設
備1がセットアップメッセージ(setup message)を最
初に送信することによって開始される。セットアップメ
ッセージの特別な機能は図13を参照して説明すること
にするが、セットアップメッセージの目的はISDNス
イッチ22への接続要求に関する一般的な情報を提供す
ることである。
【0030】つぎに、ISDNスイッチ22は、呼設定
が開始されたことを示す呼設定受付メッセージ(call p
roceeding message)で応答する。続いて、ISDNス
イッチ22は、発信側設備1によるコールが受け入れら
れたことを示す接続メッセージ(connect message)を
送信する。そして、発信側設備1は、ユーザにコールが
与えられたことを示す接続アクノリッジ信号(connect
acknowledge signal)を送信する。
【0031】また、ユーザがコールを切断する場合、ユ
ーザは切断メッセージ(disconnectmessage)を発信側
設備1を介してISDNスイッチ22に送信し、接続の
クリアを要求する。これに応じてリリースメッセージ
(release message)がISDNスイッチ22から送信
され、チャネルおよび呼番号(call reference)をリリ
ース(解放)する意志が示される。これに応じて、発信
側設備1はリリース完了メッセージ(release complete
message)を発行し、チャネルおよび呼番号の解放を示
す。続いて、Bチャネルを通してのコールおよび情報の
フローが終了する。
【0032】図13は、従来のISDNのDチャネルセ
ットアップメッセージの構造を示す図である。セットア
ップメッセージは、(オクテット(octets)で測定され
た)サイズの異なるLAPDフレーム(たとえば、50
1,503,・・・)をそれぞれ含んでいる。セットア
ップメッセージは、長さが1オクテットのフラグフレー
ム501を含んでいる。そして、そのつぎに、コマンド
/レスポンスビット(command/response bit; CR)およ
びアドレスフィールド拡張ビット(address field exte
nsion bit;0)を有するサービスアクセスポイント識別
子(service access point identifier; SAPI)フレー
ム503が続いている。
【0033】SAPIフレーム503は、ターミナルエ
ンドポイント識別子(terminal endpoint identifier;
TEI)フレーム505と結びついており、それぞれの長
さは1オクテットである。コントロール(control)フ
レーム507は、長さが1または2オクテットであり、
そのつぎに、0オクテットと128オクテットとの間に
おいて可変長を有するインフォメーション(informatio
n)フレーム509が続いている。さらに、フレームチ
ェックシーケンス(frame check sequence frame)フレ
ーム511が続き、2オクテットの長さを占める。エン
ド(end)フレーム513はセットアップメッセージフ
ラグの終了を示す役割を果たすものである。
【0034】SAPIフレーム503は、プロトコルレ
イヤ3のユーザであることを示す第1のサブフィールド
「SAPI」、さらに、SAPIの予め定められたフォ
ーマッティング機能として使用されるサブフレームC/
Rおよび0を含んでいる。ターミナルエンドポイント識
別子フレーム505はユニークなターミナルエンドポイ
ント識別子を定めるものであり、ユーザの装置を識別す
るために使用される。
【0035】コントロールフレーム507は、たとえば
インフォメーションフレーム,監視(supervisory)フ
レーム,および番号のついていない(unnumbered)フレ
ーム等、使用されるフレームフォーマットの種類を定義
するものである。インフォメーションフレーム509は
0〜128まで変化するオクテットの変数を含むと共
に、オクテットの整数を形成するビットのあらゆるシー
ケンスを含むサブフィールドをそれぞれ有している。
【0036】したがって、ユーザがある宛先にデータを
送信しようとする場合、インフォメーションフィールド
の情報は、ISDNスイッチ22によって情報の内容が
解読されることなく、宛先のユーザに直接渡される。イ
ンフォメーションフィールド509に続いてフレームチ
ェックシーケンスフレーム511が含まれており、フラ
グを除くフレームの残りのビットからコードを計算する
ことによってエラー検出機能を実行する。標準コード
(normal code)は巡回冗長検査コード(cyclical redu
ndancy check code)である。最後に、エンドフラグフ
レーム513は、セットアップメッセージの終了を示す
特定のコードを含んでいる。
【0037】従来のISDNセットアップアーキテクチ
ャの限界は、ISDNスイッチを経由して発信側端末と
宛先側端末との間に単一の128kbps接続を形成す
る適切な方法がないという点にあると本発明者は理解し
ている。サブチャネル化機能や、継続中の米国特許出願
『1×N通信メッセージの送信方法および装置(Method
and Apparatus for Sending a 1 X N Communication M
essage)』において検討されているような1×N通信機
能を実現する従来のISDNセットアップアーキテクチ
ャも同様である。従来のISDNスイッチが異なるBチ
ャネルを独立して扱うため、ISDNスイッチは、割り
当てられる通信パスに関する重大な不確実度を、共通の
発信元と宛先を有する異なるBチャネルに与えることに
なる。
【0038】すなわち、ネットの結果を異ならせ、ま
た、多分非静的でチャネル間の遅延を生じる。従来のボ
ンディングおよびマルチリンクPPPベースのシステム
は、二つのBチャネルを「結合する」ための処理および
管理のオーバーヘッドを調節するようにするため、より
高価で複雑な発信側装置および宛先側装置を使用するこ
とによってISDNスイッチで負わせられる遅延障害を
克服するものである。
【0039】さらに、G3ファクシミリ装置のような多
くの従来のISDN端末は、64kbps以下しかファ
クシミリ伝送に利用することができないと推測されるた
め、128kbpsリンクによる通信を行うことができ
るように構成されていない。また、G3ファクシミリ装
置のような従来のISDN装置も同様であり、使用の需
要または要求に従い、チャネル速度が1kbpsから1
28kbpsまで変動するサブチャネル化のオペレーシ
ョンを行うことができない。
【0040】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、新規な方法,装置およびシステムを提供し、IS
DNネットワークにおいてデータレートの拡張および1
×Nメッセージにおいて使用されるISDNチャネルの
サブチャネル化を可能し、既存の方法,装置およびシス
テムに存在する前述した限界を克服することを目的とす
る。
【0041】また、本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって、最高128kbpsの複合データレートを有
する一以上のサブチャネルによる伝送のために、ネット
ワークスイッチが一方または両方のBチャネルを複合チ
ャネルとして扱うように要求するリクエストメッセージ
をネットワークスイッチに伝送するように構成された発
信側ISDN端末を提供することを目的とする。
【0042】さらに、本発明は上記に鑑みてなされたも
のであって、発信側端末と一以上の宛先側端末との間に
サブチャネル化による複合チャネルを確立する方法およ
びネットワークスイッチを提供することを目的とする。
【0043】
【課題を解決するための手段】上記の目的や他の目的
は、以下に簡単に説明するが、発信側端末においてセッ
トアップメッセージを生成する本発明にかかる方法,装
置およびシステムによって達成される。セットアップメ
ッセージは、1×Nメッセージを一以上の宛先側設備に
送信する場合または別々のメッセージを一以上の宛先側
設備に送信する場合に通信効率が最大になるように、一
方または両方のBチャネルのサブチャネル化に関するリ
クエストを含むものである。発信側端末は、そのリクエ
ストを含むセットアップメッセージをスイッチに送信す
る。スイッチは、発信側端末と一以上の宛先側端末との
間の通信のための一方または両方のBチャネルのバンド
幅を細分するチャネルおよびバンド幅調整部を呼び出
す。また、セットアップメッセージは、1×N拡張メッ
セージが含まれているか否かを示す。
【0044】データメッセージが二以上の宛先側設備に
送信される際に、セットアップメッセージにおいて特定
されている各宛先側設備において使用される所望のデー
タレートがリクエストされる。そして、スイッチは、発
信側端末によってなされた通信リクエストをサポートす
るために両方のBチャネルが必要とされるか否かについ
て判定すると共に、特定された一または複数の宛先側端
末で通信リソースが利用可能であるか否かを判定する。
【0045】宛先側端末の一つが発信側端末によってリ
クエストされた通信容量をサポートすることができない
場合、その宛先側端末はスイッチおよび/またはソース
ターミナルの少なくとも一方に反対の提案を申し出る。
発信側端末および/またはスイッチによってその反対の
提案が受け入れられた場合、スイッチは通信速度をその
宛先側端末に合わせて変更する。このように、標準的な
データメッセージまたは1×N拡張メッセージを一以上
の宛先側端末に送信する際に、一方または両方のBチャ
ネルの通信容量が最適化される。
【0046】本発明の真相は、改良されたISDNスイ
ッチを使用することである。すなわち、このISDNス
イッチは、二つのBチャネルを単一のチャネルとして扱
うように改良されたものであり、その組み合わされたチ
ャネル容量をユーザのリクエストによってサブチャネル
化することも可能である。改良されたISDNスイッチ
は、プロセッサベースのチャネルおよびバンド幅調整部
を含み、発信側端末が一方または両方のBチャネルのサ
ブチャネル化をリクエストしたか否かを判定すると共
に、Bチャネルの一方または両方から、発信側端末から
のメッセージの受信側として特定されているそれぞれの
宛先側設備までの有効バンド幅の割り当てを調整したか
否かを判定するように構成されている。
【0047】上記目的を達成するため、請求項1のディ
ジタルネットワークシステムは、発信側プロセッサと、
発信側プロセッサがアクセス可能であり、発信側プロセ
ッサによって実行される際にバンド幅調整メッセージを
含むセットアップメッセージを生成する発信側端末プロ
グラムを保持するように構成され、さらに、前記バンド
幅調整メッセージにおいて、バンド幅割当インジケー
タ,サブチャネルを介してデータメッセージを送信する
対象となる宛先側端末のアドレス,および前記サブチャ
ネルのサブチャネルデータレートを保持するように構成
された発信側メモリと、ディジタルネットワークスイッ
チと接続されるように構成された発信側端末インターフ
ェースと、を有した発信側端末を備え、前記ディジタル
ネットワークスイッチが、通信チャネルの容量を複数の
サブチャネルに細分するバンド幅調整手順を有し、前記
複数のサブチャネルが、データメッセージを伝送するた
めに使用されるサブチャネルを含み、前記バンド幅調整
メッセージが、ディジタルネットワークスイッチがサブ
チャネルを確立できるように、ディジタルネットワーク
スイッチにサブチャネルデータレートを通知するもので
ある。
【0048】また、請求項2のディジタルネットワーク
システムは、請求項1に記載のディジタルネットワーク
システムにおいて、ディジタルネットワークスイッチ
が、ISDNスイッチであり、ISDNスイッチが、前
記発信側端末インターフェースに接続されると共に、前
記発信側端末から前記バンド幅調整メッセージを有した
前記セットアップメッセージを受信するように変更され
た第1のスイッチインターフェースと、前記宛先側端末
および他の複数の宛先側端末に接続された第2のスイッ
チインターフェースと、スイッチプロセッサと、前記ス
イッチプロセッサがアクセス可能であり、前記スイッチ
プロセッサによって実行される際に、バンド幅調整メッ
セージ中のバンド幅割当インジケータを確認すると共
に、セットアップメッセージにおいて特定されたそれぞ
れの宛先側端末および他の複数の宛先側端末に前記第2
のスイッチインターフェースを介して送信される問合せ
メッセージを生成するバンド幅調整手順を保持するよう
に構成されたスイッチメモリと、を備え、前記スイッチ
プロセッサが、前記バンド幅調整手順を実行する際に、
複数のサブチャネルのそれぞれがセットアップメッセー
ジにおいて特定される宛先側端末および他の複数の宛先
側端末と通信するために利用可能であるか否かを判定す
るように構成されているものである。
【0049】また、請求項3のディジタルネットワーク
システムは、請求項2に記載のディジタルネットワーク
システムにおいて、前記発信側メモリが、前記発信側プ
ロセッサによって実行される際に、1×N拡張メッセー
ジを有するセットアップメッセージを生成する1×X拡
張プログラムを保持するように構成されており、前記1
×N拡張メッセージが、データメッセージを受信するた
め、宛先側端末および少なくとももう一つの宛先側端末
を識別し、前記ISDNスイッチが、さらに、1×N拡
張メッセージを解読し、データメッセージが少なくとも
もう一つの宛先側端末に送信されるようにするための他
のサブチャネルを確立する1×N拡張手順を備えたもの
である。
【0050】また、請求項4のディジタルネットワーク
システムは、請求項3に記載のディジタルネットワーク
システムにおいて、前記宛先側端末が、宛先側端末プロ
セッサと、前記宛先側端末プロセッサがアクセス可能
で、サブチャネルのデータレートより小さくない残余デ
ータレート容量を有する利用可能な通信リンクを宛先側
端末が有しているか否かを示す可用性インジケータを保
持するように構成された宛先側端末メモリと、前記第2
のスイッチインターフェースに接続されると共に、前記
問合せメッセージを受信するように構成された宛先側端
末インターフェースと、を備え、前記宛先側端末プロセ
ッサが、前記問合せメッセージに応じて、前記可用性イ
ンジケータの値を含む応答メッセージを前記ISDNス
イッチに送信するように構成された応答部を備えたもの
である。
【0051】また、請求項5のディジタルネットワーク
システムは、請求項1に記載のディジタルネットワーク
システムにおいて、前記発信側端末インターフェース
が、ISDNのDチャネルによって、前記バンド幅調整
メッセージを前記ISDNスイッチに送信するように構
成されているものである。
【0052】また、請求項6のディジタルネットワーク
システムは、請求項3に記載のディジタルネットワーク
システムにおいて、前記1×N拡張手順およびバンド幅
調整手順が、前記発信側端末および宛先側端末の少なく
とも一方によって生成された割当変更リクエストメッセ
ージに応じて、複合的なISDNのBチャネルから第1
のISDNのBチャネルおよび第2のISDNのBチャ
ネルの少なくとも一方に変更するように協力するもので
ある。
【0053】また、請求項7のディジタルネットワーク
スイッチは、発信側端末と接続されると共に、バンド幅
割当インジケータ,およびデータメッセージを複数の宛
先側端末に送信するために用いられるサブチャネルのそ
れぞれのデータレートを含むバンド幅調整メッセージを
含んだセットアップメッセージを発信側端末から受信す
るように構成された第1のスイッチインターフェース
と、複数の宛先側端末に接続された第2のスイッチイン
ターフェースと、スイッチプロセッサと、前記スイッチ
プロセッサがアクセス可能であると共に、前記スイッチ
プロセッサによって実行される際に、バンド幅調整メッ
セージ中のバンド幅割当インジケータが存在しているか
を判定し、存在している場合に、セットアップメッセー
ジで特定されるデータレートでサブチャネルの確立をサ
ポートするために利用可能な十分な未使用の通信容量を
各宛先側端末が有しているか否かを判定するバンド幅調
整部のプログラムを保持できるように構成されたスイッ
チメモリと、を備えたものである。
【0054】また、請求項8のディジタルネットワーク
スイッチは、請求項7に記載のディジタルネットワーク
スイッチにおいて、前記ディジタルネットワークスイッ
チが、ISDNディジタルスイッチであり、前記第1の
スイッチインターフェースが、ISDNのDチャネルに
よって前記バンド幅調整メッセージを受信するように構
成されているものである。
【0055】また、請求項9のISDNシステムの処理
装置は、ISDNスイッチおよびスイッチプロセッサを
備えたISDNシステムの処理装置において、前記IS
DNスイッチが、バンド幅割当インジケータおよび複数
の宛先側端末にデータメッセージを送信する際に使用さ
れるサブチャネルのデータレートを含むバンド幅調整メ
ッセージを含んだISDNセットアップメッセージを発
信側端末から受信する第1のスイッチインターフェース
手段と、サブチャネルを介して発信側端末を複数の宛先
側端末とインターフェースさせる第2のスイッチインタ
ーフェース手段と、を有し、前記スイッチプロセッサ
が、前記スイッチプロセッサによって実行される際に、
バンド幅調整メッセージ中にバンド幅割当インジケータ
が存在しているかを判定するバンド幅調整部のプログラ
ムを保持する手段と、問合せ信号を生成し、前記複数の
宛先側端末それぞれに前記第2のスイッチインターフェ
ース手段を介して送信する手段と、宛先側端末それぞれ
がサブチャネルのデータレートをサポートするために十
分な量の残りデータ容量を有しているか否かを判定でき
るように、前記宛先側端末からそれぞれ応答メッセージ
を受信する手段と、を有するものである。
【0056】また、請求項10のディジタルネットワー
クにおけるサブチャネル確立方法は、発信側端末におい
て、バンド幅調整メッセージ,バンド幅割当インジケー
タ,複数の宛先側端末の識別子およびデータメッセージ
を複数の宛先側端末に送信するためのサブチャネルのデ
ータレートを有するセットアップメッセージをメモリ中
に生成する生成工程と、前記バンド幅調整メッセージを
有する前記セットアップメッセージをディジタルネット
ワークスイッチに送信する送信工程と、ディジタルネッ
トワークスイッチにおいて、前記セットアップメッセー
ジで特定される宛先側端末に対するサブチャネルを確立
する確立工程と、サブチャネルを介し、データメッセー
ジを宛先側端末に送信する送信工程と、を含むものであ
る。
【0057】また、請求項11のディジタルネットワー
クにおけるサブチャネル確立方法は、請求項10に記載
のディジタルネットワークにおけるサブチャネル確立方
法において、前記生成工程が、バンド幅割当インジケー
タを含む制御フィールドを含んだデータ構造を有するフ
レームを含む前記バンド幅調整メッセージを生成するも
のである。
【0058】また、請求項12のディジタルネットワー
クにおけるサブチャネル確立方法は、請求項10に記載
のディジタルネットワークにおけるサブチャネル確立方
法において、さらに、ディジタルネットワークで、バン
ド幅調整メッセージを有する前記セットアップメッセー
ジを前記発信側端末から受信する受信工程と、前記ディ
ジタルネットワークスイッチにおいて、スイッチプロセ
ッサによって実行された場合に、問合せ信号を生成し、
問合せ信号を前記宛先側端末のそれぞれに送信し、さら
に、サブチャネルのそれぞれと対応する、セットアップ
メッセージにおいて特定されるデータレートに宛先側端
末のそれぞれが適応可能か否かを判定するバンド幅調整
手順を保持する保持工程と、を含むものである。
【0059】さらに、請求項13のディジタルネットワ
ークにおけるサブチャネル確立方法は、請求項12に記
載のディジタルネットワークにおけるサブチャネル確立
方法において、さらに、前記セットアップメッセージに
1×N拡張メッセージを含める工程を含むものである。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明することにするが、いくつかの
図において、同一または対応する部分については同一の
符号を付すことにする。
【0061】図1は、改良されたISDN(modified i
ntegrated digital service network)システム100
0を示している。図において、発信側設備101の発信
側端末100は、ISDNスイッチ220を介し、複数
の宛先側設備2A〜2Nと通信を行うものである。な
お、ISDNスイッチ220は、後述する1×Nスイッ
チ機能およびサブチャネル化機能(subchannelization
function)を提供するように改良されたものである。
【0062】発信側端末100は発信側設備101に含
まれており、発信側設備101は顧客の宅内機器(cust
omer premise equipment; CPE)の一部としてユーザサ
イトに位置している。発信側端末100は、後述するマ
ルチアドレッシング部(multi-addressing mechanism)
102,バンド幅割当部(bandwidth allocation mecha
nism)5104およびデータレート拡張部(data rate
expansion mechanism)5102,ならびにターミナル
アダプタ10Aおよび網終端装置1(networkterminati
on type 1; NT1)14を含んでいる。また、単一の
NT1(14)のみが発信側設備101やそれぞれの宛
先側設備2A〜2Nで使用されている。NT1(14)
には、発信側設備101をISDNスイッチ220に物
理的に接続する2線式ISDNライン(two wire ISDN
line)15が接続されている。
【0063】本実施の形態はISDNのアプリケーショ
ンに向けられているが、本発明は他のネットワーク構成
と共に使用することも可能である。たとえばISDNス
イッチ220およびスイッチベースのネットワーク10
00について若干例を挙げるとすれば、フレーム・リレ
ー・システム(frame relay system),スイッチ56シ
ステム(switch 56 system),非同期転送モード・シス
テム(asynchronous transfer mode system; ATM syste
m)および非同期ディジタル加入者線システム(asynchr
onous digital subscriber line system; ADSL syste
m)に組み入れることが可能である。
【0064】また、本発明をオープンバンド幅のディジ
タルネットワークにおいて使用することも可能であり、
この場合、発信側設備101はマルチリンガルスイッチ
(multilingual switch;マルチリンガルは複数の通信
プロトコルをサポート可能という意味)を介して複数の
宛先側設備と通信する。ここで、複数の宛先側設備2A
〜2Nは、発信側端末101で使用されているものと異
なるネットワークプロトコルを使用するものであっても
良いし、また同一のネットワークプロトコルを使用する
ものであっても良い。
【0065】たとえば、発信側設備101は、ISDN
回線を使用してオープンバンド幅スイッチのディジタル
ネットワークに接続することが可能である。そのオープ
ンバンド幅スイッチは、ISDNフォーマットに含まれ
る情報を認識して受信すると共に、たとえばフレームリ
レーコンテキスト(frame relay context)において通
信を行うことが可能な第1の宛先側設備にメッセージの
コピーを送信する。
【0066】同様に、メッセージの別のコピーをたとえ
ばATMネットワークのような別の宛先側設備に送信す
ることも可能である。オープンバンド幅スイッチのディ
ジタルネットワークは、この変換機能(translation fu
nction)を提供し、それぞれの宛先側設備と通信してど
のような通信プロトコルがサポートされているかについ
て判定する。また、ディジタルネットワークのオープン
バンド幅スイッチが、それぞれの宛先側設備でどのよう
なプロトコルがサポートされているかを示すインジケー
タ(indicator)を保持するメモリを備えるようにして
も良い。
【0067】本発明において、ISDNスイッチ220
は、関連するメモリ(たとえばRAM,ROMまたは大
容量記憶装置),インターフェース装置等を有したプロ
セッサ24(たとえば一以上の離散的な中央処理装
置),スイッチングモジュール26および28ならびに
バス27を含んでいる。スイッチングモジュール26お
よび28A〜28Nを伴うプロセッサ24の適当な例と
しては、AT&T社の5ESS SWITCHがある
が、後述する1×N拡張部106およびチャネルおよび
バンド幅調整部5106を含むように適切な変更が必要
である。スイッチングモジュール28A〜28Nは、バ
ス27を介して第1スイッチングモジュール26および
プロセッサ24に接続されている。また、スイッチング
モジュール28A〜28Nは、それぞれの2線式ISD
Nライン17A〜17Nに接続される。なお、2線式I
SDNライン17A〜17Nは宛先側設備2A〜2Nの
NT1にそれぞれ接続されている。
【0068】発信側端末100または宛先側端末2A〜
2Nの例としては、G4オプションを含むRicoh
FAX−4700Lや、たとえばマルチアドレッシング
部102,バンド幅割当部5104およびデータレート
拡張部5102を含むように適切な変更が施されてお
り、好ましくは、ソフトウエアモジュールとして実現さ
れているRicoh RS232PC−fax exp
anderを挙げることができる。発信側端末100
は、G4ファクシミリ・コンベンション(G4 facsimile
convention)によるファクシミリ画像,オーディオ,
ビデオまたはISDNと互換性を有する他のディジタル
信号のような様々な形式で情報を宛先側端末に送信する
できるように構成されている。
【0069】ISDNシステム1000は、発信側端末
100において、共通の伝送(common transmission)
を宛先側設備2A〜2Nの全てに送信したり、一以上の
サブチャネルメッセージを送信することを希望するユー
ザからの指示を受けることにより、オペレーションを開
始する。共通の伝送は、別々のチャネルで宛先側設備2
A〜2Nに送信され、一方、サブチャネルメッセージは
一以上の宛先側設備2A〜2Nに送信される。
【0070】また、発信側設備101のユーザは、利用
可能な128kbpsをどのように割り当てるのかを指
定し、または指定することができるオプションを有して
いる。好適な実施の形態においては、利用可能な128
kbpsを1kbpsのセクションに細分可能であるも
のとするが、より小さなまたはより大きな増分が与えら
れることにしても良い。オプションとして、発信側端末
100がユーザに質問することはないが、ユーザが多数
の電話番号(たとえば、アドレス,またはそれぞれの宛
先側設備2A〜2Nに関する他の識別子)を入力したか
否かを自動的に判定すると共に、対象の宛先側設備2A
〜2Nに情報を送信するために最も大きな有効チャネル
容量(the greatest available channel capacity)を
自動的に判定する。
【0071】これに応じて、マルチアドレッシング部1
02は、バンド幅割当部5104と協力し、あるいは6
4kbpsを超えるデータレートが要求される場合には
データレート拡張部5102と協力し、メモリにセット
アップメッセージを形成する。セットアップメッセージ
を形成した後、発信側端末100は、セットアップメッ
セージをターミナルアダプタ10A,NT1(14)お
よびシングルリンク(2線式ISDNライン)15を介
してISDNスイッチ220に送信する。
【0072】セットアップメッセージを受信すると、I
SDNスイッチ220は、受信したメッセージをバス2
7を経由してプロセッサ24に渡す。プロセッサ24に
おいて、1×N拡張部(1 X N extension mechanism)
106は多数のアドレスがセットアップメッセージに含
まれているかを判定し、またはそれに代えて、発信側端
末100が多数の宛先側端末にメッセージを送信するこ
とを希望していることを示すフラグが含まれているか否
かを判定する。1×N拡張メッセージが存在する場合、
1×N拡張部106はマルチアドレスリクエストの指示
をRAMに保存すると共に、それぞれの宛先側設備2A
〜2Nが発信側端末100からの1×N拡張メッセージ
を受信するためのオープンチャネル(open channel)、
たとえば二つのBチャネルの一方、またはサブチャネル
が利用可能であるか否かに関する初期の調査を開始す
る。
【0073】1×N拡張部106は、二つのBチャネル
に関連する有効な128kbpsを細分する役割を有す
るチャネルおよびバンド幅調整部5106と調和的に働
き、セットアップメッセージにおいて発信側端末100
によって特定されたそれぞれの宛先側設備2A〜2Nと
通信を行う。チャネルおよびバンド幅調整部5106
は、スイッチングモジュール28A〜28Nのそれぞれ
に対し、コマンドを送信することによって調査を開始す
る。このコマンドは、それぞれの宛先側設備2A〜2N
が発信側端末100からのデータメッセージ(たとえ
ば、ファクシミリ画像等)を受信するために、少なくと
も一方のBチャネルの一部において利用可能な要求され
た容量を有しているか否かを判定することができるよう
に、それぞれの宛先側設備2A〜2Nに質問するための
ものである。
【0074】また、チャネルおよびバンド幅調整部51
06がそれぞれの宛先側設備2A〜2Nとの通信をモニ
タし、それぞれの宛先側設備2A〜2Nがそれらにとっ
て利用可能な要求されたチャネル容量を有しているか否
かを判定するようにしても良い。さらに、1×N拡張部
106によって調整されるように、それぞれの宛先側設
備2A〜2Nの二つのBチャネルを組み合わせることに
よって、より高いデータレートの実現が可能となり、そ
の結果、より高いデータレートがそれらの設備のために
サポートされることになる。
【0075】発信側端末100のマルチアドレッシング
部102が1×N拡張メッセージを生成する場合、いず
れの宛先側設備2A〜2Nが発信側端末100からのデ
ータメッセージを受信するために利用可能な通信経路を
有しているかを判定することができるように、1×N拡
張部106は周期的基準(たとえば210msec)に
基づいて、たとえば最高5secの合計期間に渡り、そ
れぞれのスイッチングモジュール28A〜28Nをポー
リングする。ポーリングの応答に基づいて、1×N拡張
部106は、バス27およびスイッチングモジュール2
6を介し、発信側設備101に対してステータスメッセ
ージを送信し、発信側端末100に一以上の宛先側設備
2A〜2Nがデータメッセージを受信する準備できてお
り、かつ利用可能であることを通知する。
【0076】これに応じて発信側端末100は、プロセ
ッサ24を介し、利用可能な宛先側設備2A〜2Nに対
応するスイッチングモジュール28A〜28Nにそれぞ
れメッセージを伝送する。宛先側設備2A〜2Nに対す
るリンク(2線式ISDNライン)17A〜17Nが共
通のバンド幅(たとえば1kbps)を有している場
合、プロセッサ24は発信側端末100に対し、共通の
レートで各宛先側設備2A〜2Nにメッセージを発送す
ることを可能にする。
【0077】しかし、チャネルおよびバンド幅調整部5
106のオペレーションと一致するように、プロセッサ
24はまた、一以上の宛先側設備2A〜2Nが制限され
たデータレートをサポートすることが可能であるか否
か、または発信側端末100が宛先側設備2A〜2Nの
特定の一つに対して異なるデータレートを使用すること
を最初からリクエスト可能であったか否かを判定する。
いずれの場合においても、プロセッサ24は保存および
転送オプションを実行する。ここでは、宛先側設備2A
〜2Nのうちの最も遅いものが、処理可能な最大レート
で、または、発信側端末100によってリクエストさ
れ、かつ、ISDNスイッチ220によって割り当てら
れたサブチャネルのレートで、プロセッサ24から情報
を受信することが可能となるように、発信側端末100
から送信されたメッセージの情報が1×N拡張部106
にバッファされる。
【0078】1×N拡張部106による調整が最小限に
保たれるように、スイッチングモジュール28A〜28
Nは、蓄積・転送ハブ(store and forward hub)の役割
を果たすことが可能である。より高い通信容量を有して
いるか、またはより高いデータレート容量でサブチャネ
ルを使用するために指定されていた他の利用可能な宛先
側設備2A〜2Nのうち、スイッチングモジュール28
A〜28Nは、それぞれの宛先側設備2A〜2NをIS
DNスイッチ220に相互に接続する通信リンクのチャ
ネル容量と比例するレートで、プロセッサ24からメッ
セージのコピーを取り出すことが可能である。
【0079】また、少なくとも宛先側設備2A〜2Nの
サブセットがデータメッセージを受信することに利用で
きると1×N拡張部106とチャネルおよびバンド幅調
整部5106とが判定するまで、発信側端末100がデ
ータメッセージのためにリポジトリー(repository; 容
器)としての役割を持つようにしても良い。一度知らさ
れると、発信側端末100は一以上のBチャネル,また
はサブチャネル上にデータメッセージを送信し、その結
果、1×N拡張部106がメッセージをバス27上に置
き、そのメッセージを関連するスイッチングモジュール
28A〜28Nに発送する。そして、スイッチングモジ
ュール28A〜28Nは、チャネルおよびバンド幅調整
部5106によって割り当てられるサブチャネルによ
り、利用可能な宛先側設備2A〜2Nに対してメッセー
ジのコピーを送信する。
【0080】一以上のサブチャネル上のデータメッセー
ジ(それ自身で1×N拡張メッセージまたはディジタル
オーディオまたはディジタルビデオファイルのような別
のメッセージであっても良い)の通信は、一以上のBチ
ャネルまたはそのサブチャネル上において通常実行され
るが、ISDNスイッチ220とそれぞれの宛先側設備
2A〜2Nとの間の調整プロセスは、それぞれの宛先側
設備2A〜2Nにおいて利用可能なDチャネル上で実行
される。しかし、サブチャネル化を始めることを確立す
るために使用されるDチャネルは、発信側端末100に
与えられ、従って、オンのDチャネルのみが発信側端末
100およびISDNスイッチ220との間で使用され
る。
【0081】図2は、発信側端末100のいくつかの主
要な信号処理機能を示すブロック図である。好適な一実
施の形態がファクシミリ装置に向けられているため、ス
キャナ600が含まれている。スキャナ600は、オリ
ジナルドキュメントをスキャンし、ビデオプロセッサ6
02に与えるデジタル出力を生成する。スキャンプロセ
ッサは、オペレータがキーパッド(後に図5を用いて説
明する)上でISDNナンバーを入力すると共に、スタ
ートボタンを押下することによって起動され、ダイアル
呼出手続およびスキャンプロセスを同時に開始する。ビ
デオプロセッサ602はデータを受信し、必要な場合
に、受信したデータをオペレータによって行われる、考
えられる操作に適合させる。
【0082】一方、フレームデータは、データ圧縮モデ
ィファイドリード方式(DCMMR: data compression modi
fied read)部604に渡される。なお、このDCMM
R604は、図示しないプロセッサによって実行される
ソフトウェアで実現されるものである。DCMMR60
4は、通信チャネルまたはサブチャネルをより効率的に
使用するために、ビデオ情報における冗長性を削減す
る。
【0083】また、ストア・アンド・フォーワード・メ
モリ(store and forward memory;以下「SAFメモ
リ」と記述する)606に格納されている予めスキャン
されたデータまたは他データが、それぞれの宛先側設備
2A〜2Nに伝送するためにDCMMR604へ入力さ
れる。受信モードのオペレーションにおいて、データ圧
縮率レジスタ(data compression ratio register;DC
R)608は、DCMMR604による最大の圧縮のた
めに圧縮データの受信が必要とされるため、ラインバッ
ファ610を使用する。
【0084】再び、受信側において、DCMMR604
は、受信されたビデオデータを伸張した後に、ビデオデ
ータをビデオプロセッサ602に渡す。ビデオプロセッ
サ602は、伸張されたビデオデータを表示装置に表示
するため、またはプリンタで印刷するための出力データ
にフォーマットする。プリンタで印刷する場合、出力信
号は、図示しないレーザダイオードドライバ(laser di
ode driver; LDDR)を制御するレーザ出力光コントロー
ラ(laser power controller; LPC)に送信される。バ
ッファメモリ612は、データレート拡張部5102,
バンド幅割当部5104およびマルチアドレッシング部
102による使用のために圧縮ビデオ情報を保持する。
【0085】これらの各部は、B1およびB2チャネル
を処理すると共に、必要に応じてB1およびB2チャネ
ルを細分するシリアル通信コントローラ(serial commu
nication controller; SCC)を実現することができるよ
うに、それぞれプロセッサ(たとえば中央処理装置,分
散型プロセッサまたはディジタルシグナルプロセッサ
等)を有している。より詳細に、ISDNスイッチ22
0でデータレートを拡張する調整を行うことに加えて、
データレート拡張部5102においても、ISDNスイ
ッチ220に伝送するためにデータをISDNフレーム
にフォーマットする。そこでは、データは、マルチアド
レッシング部102によって特定される宛先側端末のア
ドレスに対し、それぞれの割当データレートで配信でき
るようにするため、同一とみなし得るサブチャネルを割
り当ててフォーマットされる。
【0086】さらに、データレート拡張部5102は、
B1およびB2データの32のビットが一つのフレーム
において128kbpsのレートで送信されるように、
一つのISDNフレーム(たとえば、図11参照)に、
32ビットの隣接するデータをフォーマットする。しか
し、フレームにおけるいくつかのビットはそれぞれのサ
ブチャネルに割り当てられ、サブチャネルのそれぞれの
データレートは、それぞれのサブチャネルに関し、フレ
ーム毎に割り当てられるビット数に従って調節される。
【0087】たとえば、1kbpsのみを受信するサブ
チャネルは、4フレーム毎に一つのデータビットを受信
する。一方、128kbpsで信号を送るサブチャネル
は、与えられたフレームに対する全てのデータビットを
受信する。中間のデータレート(たとえば、1kbps
の整数倍で最大128kbps)に関し、必要に応じ
て、32ビットフレームを分割したものが使用される。
データレート拡張部102において実行されるシリアル
通信制御は、全てのデータが伝送されるまで、シーケン
シャルに32のビットのデータをそれぞれのISDNフ
レームに充填し、それらのフレームを送信する。
【0088】ISDNスイッチ220が、多分両方のB
チャネル上において発信側端末100が一以上の宛先側
端末と通信していると認識するため、ISDNスイッチ
220は、フレームのB1部分に含まれるデータと異な
らないデータであるとして、ISDNフレームのB2部
分に含まれるデータを処理する。それぞれの場合におい
て、B2およびB1部分の両方に含まれているデータ
は、バンド幅割当部5104とISDNスイッチ220
との間における合意に従って細分され、そこで、バンド
幅割当部5104は、ISDNスイッチ220に対し、
B1およびB2フレームのそれぞれの部分において、そ
れぞれのサブチャネルに関連するビットのそれぞれの位
置を知らせる。
【0089】複合Bチャネル(128kbps)信号が
送信される場合、ISDNスイッチ220は、全ISD
Nフレームを宛先側端末(たとえば、図10の宛先側フ
ァクシミリ16等に該当する)に送信する。なお、伝送
された情報を受信するために、宛先側端末は、発信側端
末100で実行されたプロセスに対して反対のプロセス
を実行する。より詳細に、この例において宛先側端末
は、データレート拡張部5102を使用し、それぞれの
フレームからB1およびB2部分の情報を取り出し、そ
れぞれのデータを取り出し、そして、DCMMR604
による伸張処理のため、ラインバッファ610およびS
AFメモリ606の支援を受けて(必要に応じて保存す
る)、そのデータをバッファメモリ612に入力する。
最終的に、たとえばビデオデータのようなデータが、表
示されまたは印刷されることになる。データレートが1
28kbps未満であっても、このオペレーションは宛
先側端末において同様に実行される。
【0090】また、データレート拡張部5102におい
て実現されるシリアル通信コントローラは、二つの別々
のシリアルコントローラを実現することが可能であり、
一つはそれぞれのISDNフレームのそれぞれのB1チ
ャネル部分を満たすためのものであり、一方はそれぞれ
のISDNフレームのB2チャネル部分を満たすための
ものである。宛先側端末のB1チャネルの部分およびB
2チャネルの部分のそれぞれの部分が細分され、サブチ
ャネルのデータレートが64kbps未満とされる。
【0091】そして、宛先側端末は逆のプロセスを使用
し、そこでデータレート拡張部5102が第1および第
2のシリアル通信コントローラを使用して、それぞれの
ISDNフレームのそれぞれについてB1およびB2チ
ャネルと関連するそれぞれの部分を取り出す。そして、
データはバッファリングされ、伸張され、必要に応じて
ビデオプロセッサで処理され、さらに印刷または表示さ
れる。データレート拡張部5102はCPU,RAM,
ROMおよびオプションとしての用途特化集積回路を含
む。
【0092】そして、その全てを発信側端末100にお
いて利用することができる。バンド幅割当部5104お
よびマルチアドレッシング部102は、発信側端末10
0においても同様に実装される。各部は主としてソフト
ウェアで実行されるが、用途特化集積回路またはプログ
ラマブル・ロジック・デバイスで実行されるもののよう
なハードウエア等価物も適用することが可能である。
【0093】図3は、ISDNスイッチ220のプロセ
ッサ24およびメモリに含まれるいくつかの部を示すブ
ロック図である。特に、1×N拡張部106は、メッセ
ージレシーバ(message receiver)1602,インター
プリタ(interpreter)1604,アドレス抽出器(add
ress extractor)1614および1×N通信調整部16
12を含むものとして示されている。チャネルおよびバ
ンド幅調整部5106は、メッセージレシーバ1602
およびインタープリタ1604と協力するように示され
ているが、特に、図示されるようにレート抽出器661
4およびバンド幅割当調整部6612を含んでいる。
【0094】メッセージレシーバ1602は、発信側端
末100から1×N拡張メッセージ(または他の一また
は複数のデータメッセージ)を受信してメモリに保存す
る。また、メッセージレシーバ1602は、セットアッ
プメッセージに含まれるDチャネル上のチャネルおよび
バンド幅調整情報を受信してメモリに保存する。そし
て、メッセージレシーバ1602は、セットアップメッ
セージの1×N調整メッセージ部分およびバンド幅調整
メッセージの両方をインタープリタ1604に渡す(1
×N調整メッセージおよびバンド幅調整メッセージが、
共通のメッセージ、すなわちジョイントメッセージ(jo
int message)に含まれるようにしても良い)。
【0095】インタープリタ1604は、発信側端末1
00によってリクエストされた宛先側設備2A〜2Nの
数を判定すると共に、アドレス抽出器1614に一以上
のメッセージを受信する対象とされる宛先側設備2A〜
2Nの数を通知する。また、インタープリタ1604
は、レート抽出器6614に与えられるデータレート情
報を取り出す。なお、レート抽出器6614は、アドレ
ス抽出器1614によって特定されるそれぞれの宛先ア
ドレスに対応する特定のサブチャネルデータレートを特
定する。
【0096】アドレス抽出器1614は、インタープリ
タ1604によって認識される宛先側設備2A〜2Nの
それぞれに関する特定のアドレス(たとえば電話番号)
を取り出す。各アドレスがアドレス抽出器1614によ
って取り出されると、アドレス抽出器1614は1×N
拡張部106にアドレスを与える。レート抽出器661
4は、それぞれの宛先側端末のレートを取り出し(すな
わち、それぞれの宛先側端末に対する別々のサブチャネ
ル)、バンド幅割当調整部6612にそれを与え、バン
ド幅割当調整部6612はそれぞれのリクエストされた
レートを1×N通信調整部1612と関連付ける。
【0097】その後、1×N拡張部106は、アドレス
抽出器1614で取り出されるアドレスによって特定さ
れるそれぞれの宛先側設備2A〜2Nと対応するスイッ
チングモジュール28A〜28Nに対し、それぞれのク
エリーメッセージ(query message)を送信する。これ
らの対応するスイッチングモジュール28A〜28N
は、クエリーメッセージをフォーマットしてそれぞれの
宛先側設備2A〜2Nに送信し、それぞれの宛先側設備
2A〜2Nが十分な残留容量(residual capacity)を
有し、発信側端末100によってリクエストされたレー
トでデータメッセージを受信することに利用可能な通信
リンクを持つか否かを問い合わせする。それぞれの宛先
側設備2A〜2Nは、リンクが利用可能な際に応答し、
リクエストされた容量が利用可能か否かを確認する。
【0098】あらかじめ決められた期間、たとえば10
msecの時間間隔の経過後、1×N通信調整部161
2は、バス27上のスイッチングモジュール28A〜2
8Nのそれぞれに対し、宛先側設備2A〜2Nのステー
タスに関してポーリングする。あらかじめ決められた数
のポーリング間隔(たとえば500)の後、通信リンク
が利用可能であることを全てのスイッチングモジュール
28A〜28Nが示さなかった場合、1×N拡張部10
6はメモリにおいて今回メッセージを発送することが不
可能なそれらの宛先側設備を示し、ステータスメッセー
ジにおいて発信側端末100に知らせる。
【0099】さらに、所望のレートで通信を実行するこ
とができなかった場合、発信側端末100がサブチャネ
ルデータレートリクエストを変更することを可能にし、
または、最高の有効データレートへの自動変換を使用で
きるようにするため、発信側端末100に対し、ステー
タスメッセージにおいて宛先側端末と通信するためにサ
ポート可能な最高の有効サブチャネルデータレートが通
知される。ステータスメッセージは、メッセージを受信
しなかった宛先側設備2A〜2Nのアドレスを含み、そ
れらをバス27およびスイッチングモジュール26を介
して発信側設備101に伝えるものである。このよう
に、発信側端末100に対し、メッセージが部分的に送
信されただけだったことが通知される。
【0100】保存・転送の代替的な実施の形態におい
て、プロセッサ24は利用可能な宛先側端末2A〜2N
にデータメッセーを送信する。他の一つの代替的な実施
の形態において、発信側端末100は、ステータスメッ
セージを受信した後にデータメッセージをISDNスイ
ッチ220に送信するため、ISDNスイッチ220は
利用可能な宛先側設備2A〜2Nに対してデータメッセ
ージをリレーすることができる。選択的に、1×N通信
調整部1612は、あらかじめ決められた時間(たとえ
ば10分)待機し、以前データメッセージを受信不可能
であった宛先側端末2A〜2Nにメッセージを発送する
ためのプロセスを回復する。
【0101】この周期的なチェックは、プロセスの終点
前の所定の数のインターバル(たとえば20)にわたっ
て継続して行われ、1×N通信調整部1612は発信側
端末109に対し、メッセージが意図された宛先側設備
のサブセットに配信できなかったことおよび配信するこ
とができないことを通知する。この点で、発信側端末1
00は所定の期間の経過後、自動的にISDNスイッチ
220と交信する自動リンク再確立手順をオプションと
して含み、ISDNスイッチ220に対して以前に利用
不可能であった宛先側設備2A〜2Nのアドレスを示す
別の1×N拡張メッセージおよびバンド幅割当メッセー
ジを与える。そして、プロセスは同じ処理を繰返し実行
する。
【0102】図4は、本発明にかかる発信側端末100
の一例を示すブロック図である。宛先側設備2A〜2N
における端末および1×Nスイッチ220(ISDNス
イッチ220)におけるプロセッサ24は、図4に示さ
れるものと同様の構成要素を含んでいる。発信側端末1
00は、ターミナルアダプタ10Aに接続されている。
ターミナルアダプタ10Aは、発信側端末100の内部
に含まれるものであっても、外部に設けられるものであ
っても良く、また、ブルータ機能(brouter:ブリッジ
およびルータの両方の機能)を含むものであっても良
い。
【0103】また、発信側端末100は、PSTN接続
241に接続されるようにしても良く、その結果、必要
に応じてアナログ回線による従来の通信が可能になる。
外部データソース5は、外部インターフェース6を介し
て発信側端末100に接続されるように示されており、
外部データソース5は、宛先側設備2A〜2Nに送信さ
れる1×N拡張メッセージに含めるためのディジタルデ
ータまたはアナログデータ(その後、発信側端末100
においてAD変換器でディジタル化される)を発信側端
末100に与える。
【0104】外部データソース5は、データを遠隔地に
伝送することから利益を得ることができるものであれば
どのような種類のデータソースであっても良い。外部デ
ータソース5の例としては、プリンタ,ディジタルキャ
ムコーダー,ディジタルカメラ,DVD(digital vers
atile disk),ディジタルビデオ(DV)レコーダ,CD
プレーヤ,ディジタル電話,コンピュータおよび複写機
等が挙げられる。
【0105】発信側端末100がそれぞれのコネクタ
(一または複数のものが発信側端末100に形成されて
いる)を介してディジタルデータを受信するようにする
場合には、外部インターフェース6はたとえばシリアル
またはパラレルのディジタルバスとなる。特に、外部イ
ンターフェース6の例としては、Wickelgre
n,I.,「ファイアワイヤの詳細(The Facts About
Firewire)」,IEEE Spectrum,1997年4月,vol.
34,No. 4,pp19-25に記述されているような、USB
(universal serial bus),EIA−232,ISDN
(ISO8877)またはIEEE1394("Firewir
e")がある。
【0106】なお、上記文献の内容はここに援用され
る。また、発信側端末100がアナログ・データを受信
するようにする場合、発信側端末100にはアナログ信
号を受信するための各コネクタが設けられるため、外部
インターフェース6はたとえば同軸ケーブル,ツイスト
ペアまたは光ファイバーによって構成される。
【0107】発信側端末100が外部インターフェース
6を通して外部データソース5から情報を受信するよう
に構成されているため、可変データレート容量によるも
のではあるが、発信側端末100は従来のファクシミリ
機能を提供する。特に、図4の発信側端末100も、様
々な種類の外部データソース5から高いデータレートで
リモートターミナルにデータを伝送することができる多
目的通信リソースの役割を果たす。互恵的な方法におい
て、発信側端末100は別の端末(たとえば宛先側設備
2A)からデータを受信し、受信したデータを表示しま
たは使用するために外部データソース5に与えることが
できるように構成される。
【0108】また、ISDN技術の当業者によって理解
されるように、図4に示す発信側端末100の構造はI
SDNスイッチのアプリケーションに適切に応用される
ものであるが、改良されたISDNスイッチ220にお
いて使用されるプロセッサ24の一般的な機能を適切に
述べるものでもある。システムバス270は、システム
バス270を占める様々な構成要素を相互に接続する。
中央処理装置(CPU)205は、発信側端末100,
マルチアドレッシング部102,バンド幅割当部510
4およびデータレート拡張部5102のオペレーショ
ン,ならびにシステムバス270のバス管理機能の汎用
的な制御を行うソフトウェアプロセスを実行する。
【0109】CPU205は、データの一時的な記憶の
ためのRAM295をシステムにおいて利用可能にす
る。また、不揮発性のROM290は、制御プログラム
および固定されたパラメータを保持する。用途特化集積
回路(ASIC: application specific integrated circui
t)285は、専門のデータ操作機能を実行するために
用意されたものであり、バンド幅割当部5104全体の
役割を果たすのに適したものであるが、CPU205に
おいてバンド幅割当ソフトウェアベースのプロセスを実
行することによって本実施の形態における大部分のバン
ド幅割当部5104の機能が実行される。
【0110】マルチアドレッシング部102,バンド幅
割当部5104およびデータレート拡張部5102は、
図4において破線で囲まれた部分に含まれるハードウエ
アおよびソフトウエアで実現され、破線で囲まれた部分
には、CPU205,RAM295,ROM290およ
びASIC285が含まれている。ところで、マルチア
ドレッシング部102,バンド幅割当部5104および
データレート拡張部5102が主としてコンピュータに
よるものであるため、図4に示される構成要素または付
加的な構成要素のサブセットは、破線で囲まれた部分に
含まれる構成要素と共に含まれることになる。
【0111】また、ASIC285に代えて、図示しな
いフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(fiel
d programmable gate array; FPGA),図示しないプロ
グラマブル・ロジック・デバイス(programmable logic
device; PLD)および他の処理ユニット(たとえば、図
示しないディジタル信号処理チップ)のような他のデー
タ操作デバイスを使用することも可能である。
【0112】また、ディスクコントローラ255がシス
テムリソースとして利用可能である。ディスクコントロ
ーラ255は、内部フロッピーディスク260およびハ
ードディスク265ならびに入出力(I/O)コントロー
ラ225を制御し、I/Oコントローラ225は、外部
ハードディスク230および外部プリンタ242を制御
する。外部プリンタ242または内部プリンタ245
は、発信側端末100によって出力されるテキストおよ
びデータファイルを印刷するために使用可能なものであ
る。
【0113】内部スキャナ284,オプションの外部ス
キャナ600,外部キーボード282,外部マウス28
1および内部キーパッド275を制御する入力コントロ
ーラ280が含まれている。入力コントローラ280の
制御の下、内部スキャナ284または外部スキャナ60
0は、対象文書の画像をキャプチャし、キャプチャした
画像をディジタルデータストリームに変換するために使
用可能なものである。
【0114】なお、ディジタルデータストリームは、さ
らなる処理のため、入力コントローラ280を介してシ
ステムバス270に渡されることになる。また、入力コ
ントローラ280は、発信側端末100のデータ入力デ
バイスとしての役割を有するキーパッド275からの入
力を受信するものである。ただし、キーパッド282お
よびマウス281は、代替的な入力装置としての役割を
有するものである。
【0115】また、入力コントローラ280は、外部デ
ータソース5を発信側端末100に相互に接続する外部
インターフェース6に対し、(形成されたコネクターに
おいて)インターフェースを提供するものである。ディ
ジタル信号をサポートするため、入力コントローラ28
0は、別のインターフェースが使用される場合に、Fi
reWireインターフェースまたはUSBのような別
のインターフェース標準をサポートするインターフェー
スロジックを含む。
【0116】アナログ信号が与えられる場合、入力コン
トローラ280は、外部信号をアナログおよびディジタ
ルドメインの間で変換するために、アナログ・ディジタ
ル変換器(analog to digital converter; ADC)および
ディジタル・アナログ変換器(digital to analog conv
erter; DAC)を含む。外部インターフェース6へ入力さ
れるデータは、システムバス270に渡され、RAM2
95に保存される。保存されたデータは、セットアップ
メッセージを用意するために、CPU205によって後
に使用される。
【0117】ディスプレイコントローラ210は、外部
CRTディスプレイ215および液晶ディスプレイ(L
CD)235の一方または両方を制御するものである。
また、プラズマディスプレイ,能動および受動発光ダイ
オード(LED)ディスプレイ等を含む他の表示フォー
マットも適当に使用可能である。CRTディスプレイ2
15およびLCD210は、キーパッド275,キーボ
ード282およびマウス281と提携して、ユーザイン
ターフェース機能の役割を果たす。
【0118】また、通信コントローラ250は、システ
ムバス270上に存在し、ターミナルアダプタ10Aに
接続するものである。先に述べたように、通信コントロ
ーラ250は、RS232,V.35または他のデータ
通信規格に従い、ターミナルアダプタ10Aに情報を出
力するものである。PSTN接続241への接続にはR
J−11接続が用いられるが、たとえば別のターミナル
アダプタ等を介し、または無線アクセスプロバイダ接続
を介し、第2のISDN接続のような他の接続も可能で
ある。
【0119】図5は、発信側端末100のLCD235
およびキーパッド275を示す図である。キーパッド2
75は、12個のテンキーパッド,スタートキー276
およびストップキー277を含んでいる。ユーザがキー
パッド275を用いて入力したデータは、ディスプレイ
220上に反映され(すなわち表示され)、ユーザはあ
る与えられた時間で入力したものを知ることができる。
加えて、LCD235にはテキストが表示されている。
そのテキストは発信側端末100で生成されたものであ
り、ユーザに特定の時間で特定の情報を入力させるもの
である。たとえば図5において、LCD235は、kb
ps単位でサブチャネルのデータレートを選択して入力
するようにユーザに促している。
【0120】図6は、1×N調整メッセージ1511お
よびバンド幅調整メッセージ9511を含むセットアッ
プメッセージのLAPDフレーム構造を示す図である。
セットアップメッセージは、発信側端末100で生成さ
れ、RAM295に保存され、その後、システムバス2
70を介してターミナルアダプタ10Aに送信され、そ
してISDNスイッチ220に送信される。
【0121】図6および図13に示すフレーム構造の相
違点は、図6のインフォメーションフレーム1509が
1×N調整メッセージ1511およびバンド幅調整メッ
セージ9511(別々のメッセージとして示されている
が、ジョイントメッセージを用いることにしても良い)
を含むことである。1×N調整メッセージ1511およ
びバンド幅調整メッセージ9511のそれぞれはそれぞ
れインジケータフィールドを含み、それぞれのインジケ
ータフィールドは、メッセージが複数の場所に送信され
るか否かについてや各場所に対するそれぞれのデータレ
ートのプロンプトに対するオペレータの応答を示す値を
有している。
【0122】インジケータそのものは単純なメッセージ
であっても良く、付加的な文字は要求されない。セット
アップメッセージがISDNスイッチ220に送信され
ると、ISDNスイッチ220のプロセッサ24は、イ
ンジケータフィールドに含まれるそれぞれの値の存在を
検出する。1×N調整メッセージ1511が検出された
場合、いずれの宛先側設備2A〜2Nがデータメッセー
ジを受信する対象であるか否かを判定することができる
ように、プロセッサ24は発信側設備101で付加され
たアドレスをそれぞれ取り出す。
【0123】同様に、バンド幅調整メッセージインジケ
ータが見つけ出された場合、プロセッサ24はそれぞれ
の宛先に対して要求されているサブチャネルデータレー
トを取り出す。1×N調整メッセージ1511およびバ
ンド幅調整メッセージ9511を処理するプロセスにつ
いては、図3を参照して先に説明した通りである。
【0124】図7は、バンド幅調整メッセージ9511
のフレームの一例を示す図である。1×N拡張メッセー
ジの構造については、出願中の米国特許出願『1×N通
信メッセージの送信方法およびその装置(Method and A
pparatus for Sending a 1 XN Communication Messag
e)』において予め説明されている通りである。各宛先
側設備2A〜2Nからの応答メッセージについても同様
に構成される。バンド幅調整フラグフレーム580は、
バンド幅調整メッセージ9511の送信に関連する特定
のコード識別子(たとえば、シャープ記号シンボルのス
トリング(a string of pound-sign symbols))を特定
するものである。
【0125】バンド幅調整フラグフレーム580に続く
ものは通信タイプフレーム582であり、発信側端末1
00によって使用されているメッセージプロトコルの種
類を示すものである。メッセージプロトコルインジケー
タは、オープンバンド幅のディジタルネットワークにお
ける実施の形態のスイッチによって使用されるものであ
り、スイッチはまた、発信側端末100とそれぞれの宛
先側設備2A〜2Nとの間においてプロトコル変換を実
行する。
【0126】インジケータフィールド584は、アドレ
スの合計数を示すために用意されたものである(すなわ
ち、バンド幅調整メッセージ9511に含まれている宛
先側設備2A〜2Nが特定される)。フィールド(端末
電話番号フィールド)586には、個々の端末電話番号
(またはより一般的にはアドレス)が含まれており、シ
ャープやアスタリスクのような所定のキャラクタによっ
て詳細に記述されている。
【0127】フィールド(リクエストされたバンド幅お
よびチャネルフィールド)587は、宛先側端末と通信
するためにリクエストされたそれぞれのサブチャネルの
それぞれのバンド幅(すなわち、それぞれのサブチャネ
ルのデータレート)を示すものである。拡張フィールド
588は、将来的な拡張のために用意されたものであ
り、また、ストップフラグフィールド590は、バンド
幅調整メッセージの終了を示すものである。
【0128】図8は、バンド幅調整メッセージ9511
を準備して送信するために発信側端末100で実行され
るプロセスのフローチャートである。なお、バンド幅調
整メッセージ9511には1×N拡張メッセージ151
1が含まれる場合がある(1×N拡張メッセージが使用
される場合)。プロセスはステップS1から開始され、
ユーザに宛先の数を入力するよう促す。プロセスはステ
ップS3に進み、ステップS1において応答を受信した
か否かについて問合せを行う。ステップS3の問い合わ
せに対する応答が否定の場合、すなわちステップS1に
おいてユーザの応答を受信していない場合、プロセスは
ステップS1に戻る。
【0129】一方、ステップS3の問い合わせに対する
応答が肯定の場合、すなわちステップS1においてユー
ザの応答を受信している場合、プロセスはステップS5
に進む。ステップS5において、送信することになるメ
ッセージの種類を示すようユーザに促す。ユーザがG3
ファクシミリメッセージの送信を希望している場合、ユ
ーザは1を入力する。また、ユーザがG4ファクシミリ
メッセージの送信を希望している場合、ユーザは2を入
力する。
【0130】さらに、ユーザがビデオイメージデータの
ような単なるデータの送信を希望している場合、ユーザ
は3を入力する。そして、プロセスはステップS6に進
み、「1」,「2」または「3」を受信したか否かにつ
いて問い合わせを行う。ステップS6の問合せに対する
応答が1の場合、プロセスはステップS11に進み、ユ
ーザによって64kbpsまでの速度が選択される。こ
こでは、1kbps刻みで速度を選択することができる
ものとするが、代替手段として、1kbpsより小さな
増加分を用いることにしても良い。ステップS6の問い
合わせに対する応答が2の場合、プロセスはS9に進
み、ユーザは128kbpsまでの速度を選択する。
【0131】同様に、ステップS6の問い合わせに対す
る応答として3を受信した場合、プロセスはステップS
7に進み、ユーザは128kbpsまでの速度を選択す
る。ステップS11,S9およびS7の処理が終了する
と、プロセスはステップS13に進み、バンド幅調整メ
ッセージ9511が最初にフォーマットされ、特定のサ
ブチャネルに対して特定のバンド幅が選択されたことの
指示や、そのサブチャネルのデータレートの指示が含め
られる。
【0132】ステップS13の後、プロセスはステップ
S15の問合せステップに進み、追加的なメッセージを
チェックする。ステップS15において、問い合わせに
対する応答が肯定の場合、すなわち追加的なメッセージ
がある場合、プロセスはステップS1に戻る。そこで追
加的な宛先の数が入力され、そしてプロセスはステップ
S13まで進む。ステップS13において、バンド幅調
整メッセージ9511が再フォーマットされ、追加的な
宛先の数および関連するデータレートが反映される。
【0133】一方、ステップS15において、問合せに
対する応答が否定の場合、すなわち追加的なメッセージ
がない場合、プロセスはステップS17に進む。そこで
は、バンド幅調整メッセージ9511および場合によっ
ては1×N調整メッセージ1511を含むセットアップ
メッセージがISDNスイッチ220に送信される。そ
して、プロセスはステップS19に進み、データをIS
DNフレームにフォーマットする。続いて、ステップS
20において、ISDNフレームを送信し、メッセージ
は特定されたデータレート(サブチャネル)で宛先側端
末に転送される。
【0134】図9は、バンド幅調整メッセージ9511
を処理するためにISDNスイッチ220において使用
されるプロセスのフローチャートである。1×N調整メ
ッセージ9511を処理するプロセスについては、出願
中の米国特許出願『1×N通信メッセージの送信方法お
よびその装置(METHOD AND APPARATUS FOR SENDING A1
X N COMMUNICATION MESSAGE)』に開示されている。ス
テップS21においてプロセスが開始され、セットアッ
プメッセージを受信すると共に、メモリに保存する。
【0135】そして、プロセスはステップS23に進
み、バンド幅調整メッセージ9511が存在しているか
について判定する。ステップS23の問合せに対する応
答が否定の場合、すなわちバンド幅調整メッセージ95
11が存在していない場合、プロセスはステップS25
に進み、メッセージを発信側端末に送信し、コールが進
行していることを示す。なぜなら、所定のデータレート
(64kbps)で単一のコールのみが行われているか
らである。続いて、後に説明するように、プロセスはス
テップS31に進む。
【0136】一方、ステップS23の問合せに対する応
答が肯定の場合、すなわちバンド幅調整メッセージ95
11が存在している場合、プロセスはステップS27に
進み、宛先側端末のそれぞれのバンド幅および識別番号
を確認すると共に、関連付けを行う。続いて、プロセス
はステップS29に進み、リクエストされたデータレー
トでそれぞれのサブチャネルを確立する。そして、プロ
セスはステップS31に進み、発信側端末およびそれぞ
れの宛先側端末との間においてリクエストされたデータ
レートによる接続が確立される。
【0137】そして、プロセスはステップS33に進
み、ISDNスイッチ220は、発信側端末に対して通
信結果を通知する。メッセージが宛先側端末に配信され
なかった場合、発信側端末100はISDNスイッチ2
20にメッセージを再度送信し、ISDNスイッチ22
0が、メッセージの送信前にリクエストされた通信レー
トで宛先側端末が利用可能になるまで待つか、または宛
先側端末で利用可能な最も高いデータレートでメッセー
ジを送信するかを指示する。その後、プロセスが終了す
る。
【0138】関連する技術の当業者によって理解される
ように、本明細書の教示に従ってプログラムされた従来
の汎用マイクロプロセッサを使用することにより、本実
施の形態において明らかにされた装置およびプロセスを
容易に実現することができる。また、関連する技術の当
業者にとって明らかなように、熟練したプログラマによ
れば、本開示の教示に基づいて適切なソフトウエアコー
ディングを容易に用意することができる。
【0139】また、本発明は、記憶媒体上においてホス
ト装置として動作することが可能なコンピュータベース
の製品を含み、また、本発明に基づくプロセスを実行す
るようにコンピュータをプログラムするために使用可能
な命令を含む。この記憶媒体(記録媒体)には、フロッ
ピーディスク,光ディスク,CD−ROM,光磁気ディ
スクを含むあらゆる種類のディスク,ROM,RAM,
EPROM,EEPROM,フラッシュメモリ,磁気ま
たは光学式カード,または電子的な命令を保存すること
に適したあらゆる種類の媒体が含まれる。ただし、記憶
媒体(記録媒体)は上記のものに限定されるものではな
い。
【0140】前述した教示を考慮することにより、本発
明について様々な改良や変形が可能であることは明らか
である。したがって、特許請求の範囲の各請求項の範囲
内において、ここで特に開示されたようなものとは別の
方法で本発明を実施することが可能であると理解すべき
である。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるデ
ィジタルネットワークシステム,ディジタルネットワー
クスイッチ,ISDNシステムの処理装置,およびディ
ジタルネットワークにおけるサブチャネル確立方法によ
れば、既存の方法,装置およびシステムに存在する限界
を少なくとも克服することが可能な新規な方法,装置お
よびシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データレート拡張部とチャネルおよびバンド幅
調整部とを含む本発明にかかるスマート・バンド幅割当
システム(smart bandwidth allocation system)を示
すブロック図である。
【図2】本発明にかかる信号処理部および発信側端末ま
たは宛先側端末において選択された構成要素を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明にかかるディジタルネットワークスイッ
チのプロセッサに含まれる構成要素を示すブロック図で
ある。
【図4】発信側端末または宛先側端末に含まれる構成要
素を示すブロック図である。
【図5】図1の発信側端末のディスプレイおよびキーパ
ッドを示す平面図である。
【図6】1×N調整メッセージおよびバンド幅調整メッ
セージを取り入れた本発明にかかる改良されたリンクア
クセスプロトコルのDチャネル(LAPD)セットアッ
プメッセージ構造を示す説明図である。
【図7】バンド幅調整メッセージを示すブロック図であ
る。
【図8】本発明にかかるサブチャネル化通信セッション
を開始するための方法を示すフローチャートである。
【図9】発信側端末によって開始された場合、本発明に
かかるサブチャネル化機能を確認し、調整するために、
改良されたISDNスイッチにおいて実現される処理を
示すフローチャートである。
【図10】従来におけるISDN通信システムを示すブ
ロック図である。
【図11】ISDN基本レートアクセスにおいて、発信
側端末とISDNスイッチとの間で通信を行うための従
来のフレームの構造を示す説明図である。
【図12】ISDN基本サービスのための従来の制御信
号通信プロトコルを示す説明図である。
【図13】I.451/Q.931メッセージ構造を用
いたセットアップメッセージに関する従来のリンクアク
セスプロトコルのDチャネルメッセージフォーマットを
示す説明図である。
【符号の説明】
2A〜2N 宛先側設備 5 外部データソース 6 外部インターフェース 14 NT1 15,17A〜17N 2線式ISDNライン 10A ターミナルアダプタ 24 プロセッサ 26,28A〜28N スイッチングモジュール 27 バス 100 発信側端末 101 発信側設備 102 マルチアドレッシング部 106 1×N拡張部 205 CPU 210 ディスプレイコントローラ 215 CRT 220 ISDNスイッチ 225 I/Oコントローラ 230,265 ハードディスク 235 LCD 241 PSTN接続 242,245 プリンタ 250 通信コントローラ 255 ディスクコントローラ 260 フロッピードライブ 270 システムバス 275 キーパッド 276 スタートキー 277 ストップキー 280 入力コントローラ 281 マウス 282 キーボード 284,600 スキャナ 285 ASIC 290 ROM 295 RAM 580 バンド幅調整フラグフレーム 582 通信タイプフレーム 584 インジケータフィールド 586 端末電話番号フィールド 587 リクエストされたバンド幅およびチャネルフィ
ールド 588 拡張フィールド 590 ストップフラグフィールド 600 スキャナ 602 ビデオプロセッサ 604 DCMMR 606 SAFメモリ 608 DCR 610 ラインバッファ 612 バッファメモリ 1000 ISDNシステム 1509 インフォメーションフレーム 1511 1×N調整メッセージ 1602 メッセージレシーバ 1604 インタープリタ 1612 1×N通信調整部 1614 アドレス抽出器 5102 データレート拡張部 5104 バンド幅割当部 5106 チャネルおよびバンド幅調整部 6612 バンド幅割当調整部 6614 レート抽出器 9511 バンド幅調整メッセージ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信側プロセッサと、 発信側プロセッサがアクセス可能であり、発信側プロセ
    ッサによって実行される際にバンド幅調整メッセージを
    含むセットアップメッセージを生成する発信側端末プロ
    グラムを保持するように構成され、さらに、前記バンド
    幅調整メッセージにおいて、バンド幅割当インジケー
    タ,サブチャネルを介してデータメッセージを送信する
    対象となる宛先側端末のアドレス,および前記サブチャ
    ネルのサブチャネルデータレートを保持するように構成
    された発信側メモリと、 ディジタルネットワークスイッチと接続されるように構
    成された発信側端末インターフェースと、 を有した発信側端末を備え、 前記ディジタルネットワークスイッチは、通信チャネル
    の容量を複数のサブチャネルに細分するバンド幅調整手
    順を有し、 前記複数のサブチャネルは、データメッセージを伝送す
    るために使用されるサブチャネルを含み、 前記バンド幅調整メッセージは、ディジタルネットワー
    クスイッチがサブチャネルを確立できるように、ディジ
    タルネットワークスイッチにサブチャネルデータレート
    を通知することを特徴とするディジタルネットワークシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 ディジタルネットワークスイッチは、I
    SDNスイッチであり、ISDNスイッチは、 前記発信側端末インターフェースに接続されると共に、
    前記発信側端末から前記バンド幅調整メッセージを有し
    た前記セットアップメッセージを受信するように変更さ
    れた第1のスイッチインターフェースと、 前記宛先側端末および他の複数の宛先側端末に接続され
    た第2のスイッチインターフェースと、 スイッチプロセッサと、 前記スイッチプロセッサがアクセス可能であり、前記ス
    イッチプロセッサによって実行される際に、バンド幅調
    整メッセージ中のバンド幅割当インジケータを確認する
    と共に、セットアップメッセージにおいて特定されたそ
    れぞれの宛先側端末および他の複数の宛先側端末に前記
    第2のスイッチインターフェースを介して送信される問
    合せメッセージを生成するバンド幅調整手順を保持する
    ように構成されたスイッチメモリと、 を備え、 前記スイッチプロセッサは、前記バンド幅調整手順を実
    行する際に、複数のサブチャネルのそれぞれがセットア
    ップメッセージにおいて特定される宛先側端末および他
    の複数の宛先側端末と通信するために利用可能であるか
    否かを判定するように構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のディジタルネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記発信側メモリは、前記発信側プロセ
    ッサによって実行される際に、1×N拡張メッセージを
    有するセットアップメッセージを生成する1×X拡張プ
    ログラムを保持するように構成されており、 前記1×N拡張メッセージは、データメッセージを受信
    するため、宛先側端末および少なくとももう一つの宛先
    側端末を識別し、 前記ISDNスイッチは、さらに、1×N拡張メッセー
    ジを解読し、データメッセージが少なくとももう一つの
    宛先側端末に送信されるようにするための他のサブチャ
    ネルを確立する1×N拡張手順を備えたことを特徴とす
    る請求項2に記載のディジタルネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記宛先側端末は、宛先側端末プロセッ
    サと、 前記宛先側端末プロセッサがアクセス可能で、サブチャ
    ネルのデータレートより小さくない残余データレート容
    量を有する利用可能な通信リンクを宛先側端末が有して
    いるか否かを示す可用性インジケータを保持するように
    構成された宛先側端末メモリと、 前記第2のスイッチインターフェースに接続されると共
    に、前記問合せメッセージを受信するように構成された
    宛先側端末インターフェースと、 を備え、 前記宛先側端末プロセッサは、前記問合せメッセージに
    応じて、前記可用性インジケータの値を含む応答メッセ
    ージを前記ISDNスイッチに送信するように構成され
    た応答部を備えたことを特徴とする請求項3に記載のデ
    ィジタルネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記発信側端末インターフェースは、I
    SDNのDチャネルによって、前記バンド幅調整メッセ
    ージを前記ISDNスイッチに送信するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のディジタルネ
    ットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記1×N拡張手順およびバンド幅調整
    手順は、前記発信側端末および宛先側端末の少なくとも
    一方によって生成された割当変更リクエストメッセージ
    に応じて、複合的なISDNのBチャネルから第1のI
    SDNのBチャネルおよび第2のISDNのBチャネル
    の少なくとも一方に変更するように協力することを特徴
    とする請求項3に記載のディジタルネットワークシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 発信側端末と接続されると共に、バンド
    幅割当インジケータ,およびデータメッセージを複数の
    宛先側端末に送信するために用いられるサブチャネルの
    それぞれのデータレートを含むバンド幅調整メッセージ
    を含んだセットアップメッセージを発信側端末から受信
    するように構成された第1のスイッチインターフェース
    と、 複数の宛先側端末に接続された第2のスイッチインター
    フェースと、 スイッチプロセッサと、 前記スイッチプロセッサがアクセス可能であると共に、
    前記スイッチプロセッサによって実行される際に、バン
    ド幅調整メッセージ中のバンド幅割当インジケータが存
    在しているかを判定し、存在している場合に、セットア
    ップメッセージで特定されるデータレートでサブチャネ
    ルの確立をサポートするために利用可能な十分な未使用
    の通信容量を各宛先側端末が有しているか否かを判定す
    るバンド幅調整部のプログラムを保持できるように構成
    されたスイッチメモリと、 を備えたことを特徴とするディジタルネットワークスイ
    ッチ。
  8. 【請求項8】 前記ディジタルネットワークスイッチ
    は、ISDNディジタルスイッチであり、 前記第1のスイッチインターフェースは、ISDNのD
    チャネルによって前記バンド幅調整メッセージを受信す
    るように構成されていることを特徴とする請求項7に記
    載のディジタルネットワークスイッチ。
  9. 【請求項9】 ISDNスイッチおよびスイッチプロセ
    ッサを備えたISDNシステムの処理装置において、 前記ISDNスイッチは、バンド幅割当インジケータお
    よび複数の宛先側端末にデータメッセージを送信する際
    に使用されるサブチャネルのデータレートを含むバンド
    幅調整メッセージを含んだISDNセットアップメッセ
    ージを発信側端末から受信する第1のスイッチインター
    フェース手段と、サブチャネルを介して発信側端末を複
    数の宛先側端末とインターフェースさせる第2のスイッ
    チインターフェース手段と、を有し、 前記スイッチプロセッサは、前記スイッチプロセッサに
    よって実行される際に、バンド幅調整メッセージ中にバ
    ンド幅割当インジケータが存在しているかを判定するバ
    ンド幅調整部のプログラムを保持する手段と、問合せ信
    号を生成し、前記複数の宛先側端末それぞれに前記第2
    のスイッチインターフェース手段を介して送信する手段
    と、宛先側端末それぞれがサブチャネルのデータレート
    をサポートするために十分な量の残りデータ容量を有し
    ているか否かを判定できるように、前記宛先側端末から
    それぞれ応答メッセージを受信する手段と、を有するこ
    とを特徴とするISDNシステムの処理装置。
  10. 【請求項10】 発信側端末において、バンド幅調整メ
    ッセージ,バンド幅割当インジケータ,複数の宛先側端
    末の識別子およびデータメッセージを複数の宛先側端末
    に送信するためのサブチャネルのデータレートを有する
    セットアップメッセージをメモリ中に生成する生成工程
    と、 前記バンド幅調整メッセージを有する前記セットアップ
    メッセージをディジタルネットワークスイッチに送信す
    る送信工程と、 ディジタルネットワークスイッチにおいて、前記セット
    アップメッセージで特定される宛先側端末に対するサブ
    チャネルを確立する確立工程と、 サブチャネルを介し、データメッセージを宛先側端末に
    送信する送信工程と、 を含むことを特徴とするディジタルネットワークにおけ
    るサブチャネル確立方法。
  11. 【請求項11】 前記生成工程は、バンド幅割当インジ
    ケータを含む制御フィールドを含んだデータ構造を有す
    るフレームを含む前記バンド幅調整メッセージを生成す
    ることを特徴とする請求項10に記載のディジタルネッ
    トワークにおけるサブチャネル確立方法。
  12. 【請求項12】 さらに、ディジタルネットワークで、
    バンド幅調整メッセージを有する前記セットアップメッ
    セージを前記発信側端末から受信する受信工程と、 前記ディジタルネットワークスイッチにおいて、スイッ
    チプロセッサによって実行された場合に、問合せ信号を
    生成し、問合せ信号を前記宛先側端末のそれぞれに送信
    し、さらに、サブチャネルのそれぞれと対応する、セッ
    トアップメッセージにおいて特定されるデータレートに
    宛先側端末のそれぞれが適応可能か否かを判定するバン
    ド幅調整手順を保持する保持工程と、 を含むことを特徴とする請求項10に記載のディジタル
    ネットワークにおけるサブチャネル確立方法。
  13. 【請求項13】 さらに、前記セットアップメッセージ
    に1×N拡張メッセージを含める工程を含むことを特徴
    とする請求項12に記載のディジタルネットワークにお
    けるサブチャネル確立方法。
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