JP2000195352A - ワイヤ―ハ―ネス組立用図板装置 - Google Patents
ワイヤ―ハ―ネス組立用図板装置Info
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- JP2000195352A JP2000195352A JP10374270A JP37427098A JP2000195352A JP 2000195352 A JP2000195352 A JP 2000195352A JP 10374270 A JP10374270 A JP 10374270A JP 37427098 A JP37427098 A JP 37427098A JP 2000195352 A JP2000195352 A JP 2000195352A
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- Japan
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- assembling
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示が見易く、かつ、設計変更に応じて柔軟
に対処できるワイヤーハーネス組立用図板装置を提供す
ること。 【解決手段】 2層構造である布線板2の表層側は、透
明アクリル板等の透明板で構成されていて、裏層側はス
クリーン7で構成されている。架台3の下側には、ワイ
ヤーハーネスの組立てに必要な画像を投影する光学投影
器6が配置されている。架台3には、光学投影器6から
照射される画像をスクリーン7へ反射させる反射鏡8が
後面3aに沿って配置されている。布線板2の表層側が
透明板であるので、スクリーン7に映し出された画像を
布線板2の表面2a側から見ることができる。布線板2
には、ワイヤーハーネスの組立てに必要な内容だけが表
示される。
に対処できるワイヤーハーネス組立用図板装置を提供す
ること。 【解決手段】 2層構造である布線板2の表層側は、透
明アクリル板等の透明板で構成されていて、裏層側はス
クリーン7で構成されている。架台3の下側には、ワイ
ヤーハーネスの組立てに必要な画像を投影する光学投影
器6が配置されている。架台3には、光学投影器6から
照射される画像をスクリーン7へ反射させる反射鏡8が
後面3aに沿って配置されている。布線板2の表層側が
透明板であるので、スクリーン7に映し出された画像を
布線板2の表面2a側から見ることができる。布線板2
には、ワイヤーハーネスの組立てに必要な内容だけが表
示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤーハーネ
スの組立てに用いるワイヤーハーネス組立用図板装置に
関する。
スの組立てに用いるワイヤーハーネス組立用図板装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤーハーネスの組立てに用いる組立
用図板は、ワイヤーハーネスの原寸図を貼り付けた布線
板に、布線用治具等の組立用治具を取り付けて構成した
ものである。原寸図には、組立ての作業手順や付属部品
の取付指示等の作業指示が示されている。作業者は、原
寸図に基づいて、電線を布線し、布線した電線や電線束
の所定位置に付属部品を取り付け、ワイヤーハーネスの
組立てを行う。
用図板は、ワイヤーハーネスの原寸図を貼り付けた布線
板に、布線用治具等の組立用治具を取り付けて構成した
ものである。原寸図には、組立ての作業手順や付属部品
の取付指示等の作業指示が示されている。作業者は、原
寸図に基づいて、電線を布線し、布線した電線や電線束
の所定位置に付属部品を取り付け、ワイヤーハーネスの
組立てを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、同じ車種に
装着するワイヤーハーネスであっても、自動車のグレー
ド等に応じて、ワイヤーハーネスが部分的に異なる構成
となっている場合がある。このような部分的に異なるワ
イヤーハーネスは、基本的な構成が共通しているので同
じ組立用図板で組み立てることができる。このため、貼
付された原寸図には、通常、基本構成の共通した複数の
種類のワイヤーハーネスの布線経路や作業指示等が示さ
れている。
装着するワイヤーハーネスであっても、自動車のグレー
ド等に応じて、ワイヤーハーネスが部分的に異なる構成
となっている場合がある。このような部分的に異なるワ
イヤーハーネスは、基本的な構成が共通しているので同
じ組立用図板で組み立てることができる。このため、貼
付された原寸図には、通常、基本構成の共通した複数の
種類のワイヤーハーネスの布線経路や作業指示等が示さ
れている。
【0004】しかしながら、組立用図板には多数の組立
用治具が配設されており、原寸図中に、組立て中のワイ
ヤーハーネスに関係のない表示があると、本来必要な布
線経路や作業指示等が見にくいという欠点があった。こ
のため、組立てに必要な表示が見易くされたワイヤーハ
ーネス組立用図板が望まれていた。また、組立用図板を
作成した後に、自動車メーカー等からワイヤーハーネス
の設計変更が知らされた場合には、その設計変更に応じ
て原寸図を貼り換えたり、ワイヤーハーネス組立用図板
を作り直したりする必要があった。そこで、設計変更に
応じて柔軟に対処できるワイヤーハーネス組立用図板が
望まれていた。
用治具が配設されており、原寸図中に、組立て中のワイ
ヤーハーネスに関係のない表示があると、本来必要な布
線経路や作業指示等が見にくいという欠点があった。こ
のため、組立てに必要な表示が見易くされたワイヤーハ
ーネス組立用図板が望まれていた。また、組立用図板を
作成した後に、自動車メーカー等からワイヤーハーネス
の設計変更が知らされた場合には、その設計変更に応じ
て原寸図を貼り換えたり、ワイヤーハーネス組立用図板
を作り直したりする必要があった。そこで、設計変更に
応じて柔軟に対処できるワイヤーハーネス組立用図板が
望まれていた。
【0005】この発明は、かかる背景のもとになされた
もので、表示が見易く、かつ、設計変更に応じて柔軟に
対処できる新規な発想に基づくワイヤーハーネス組立用
図板装置を提供することを目的とする。
もので、表示が見易く、かつ、設計変更に応じて柔軟に
対処できる新規な発想に基づくワイヤーハーネス組立用
図板装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、ワイヤー
ハーネスの組立てに必要な各種治具が配設可能な布線板
と、布線板に配設された多数のワイヤーハーネス組立用
治具と、布線板の表面側から見えるように、ワイヤーハ
ーネスの組立てに必要な画像を布線板に表示するための
表示手段と、を含むことを特徴とするワイヤーハーネス
組立用図板装置である。
目的を達成するための請求項1記載の発明は、ワイヤー
ハーネスの組立てに必要な各種治具が配設可能な布線板
と、布線板に配設された多数のワイヤーハーネス組立用
治具と、布線板の表面側から見えるように、ワイヤーハ
ーネスの組立てに必要な画像を布線板に表示するための
表示手段と、を含むことを特徴とするワイヤーハーネス
組立用図板装置である。
【0007】請求項1記載の発明の構成によれば、布線
板上の表示を、組立てにかかるワイヤーハーネスに必要
な内容だけにすることができる。したがって、作業者に
とって表示が見易いワイヤーハーネス組立用図板装置を
提供できる。請求項2記載のワイヤーハーネス組立用図
板装置は、請求項1記載のワイヤーハーネス組立用図板
装置において、上記布線板は、下面側にスクリーンを備
え、スクリーンに映し出された画像が表面側から見える
ように透明板で構成され、上記表示手段は、スクリーン
に画像を投影する投影手段を含むことを特徴とするもの
である。
板上の表示を、組立てにかかるワイヤーハーネスに必要
な内容だけにすることができる。したがって、作業者に
とって表示が見易いワイヤーハーネス組立用図板装置を
提供できる。請求項2記載のワイヤーハーネス組立用図
板装置は、請求項1記載のワイヤーハーネス組立用図板
装置において、上記布線板は、下面側にスクリーンを備
え、スクリーンに映し出された画像が表面側から見える
ように透明板で構成され、上記表示手段は、スクリーン
に画像を投影する投影手段を含むことを特徴とするもの
である。
【0008】請求項2記載の発明の構成によれば、画像
は投影手段によって表示されるので、表示の切換えが簡
単に行える。したがって、布線板作成後の設計変更にも
柔軟に対応でき、また、多種のワイヤーハーネスの組立
てにも対応できる。請求項3記載のワイヤーハーネス組
立用図板装置は、請求項2記載のワイヤーハーネス組立
用図板装置において、上記布線板は、架台に保持され、
上記投影手段は、架台内に配置され、投影手段から照射
される画像の光路は反射鏡を介してスクリーンへと照射
されることを特徴とするものである。
は投影手段によって表示されるので、表示の切換えが簡
単に行える。したがって、布線板作成後の設計変更にも
柔軟に対応でき、また、多種のワイヤーハーネスの組立
てにも対応できる。請求項3記載のワイヤーハーネス組
立用図板装置は、請求項2記載のワイヤーハーネス組立
用図板装置において、上記布線板は、架台に保持され、
上記投影手段は、架台内に配置され、投影手段から照射
される画像の光路は反射鏡を介してスクリーンへと照射
されることを特徴とするものである。
【0009】請求項3記載の発明の構成によれば、投影
手段は架台内に配置される。このとき、投影された画像
をスクリーンへと反射させる反射鏡が介在しているの
で、狭いスペースで光路を確保することができる。よっ
て、装置全体の省スペース化を図ることができる。
手段は架台内に配置される。このとき、投影された画像
をスクリーンへと反射させる反射鏡が介在しているの
で、狭いスペースで光路を確保することができる。よっ
て、装置全体の省スペース化を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下には、図面を参照して、この
発明の一実施形態について詳細に説明する。図1は、こ
の発明の一実施形態にかかるワイヤーハーネス組立用図
板装置の外観構成を示す斜視図である。ワイヤーハーネ
ス組立用図板装置1は、ワイヤーハーネスの組立てを行
う布線板2と、布線板2に配設された多数のワイヤーハ
ーネスの組立てに必要な組立用治具5とを備えている。
また、ワイヤーハーネス組立用図板装置1には、作業者
が立った状態で作業できるように、布線板2を保持する
箱状の架台3がさらに備えられている。布線板2は、奥
行き方向に上り傾斜が付くように、架台3上に配置され
ている。
発明の一実施形態について詳細に説明する。図1は、こ
の発明の一実施形態にかかるワイヤーハーネス組立用図
板装置の外観構成を示す斜視図である。ワイヤーハーネ
ス組立用図板装置1は、ワイヤーハーネスの組立てを行
う布線板2と、布線板2に配設された多数のワイヤーハ
ーネスの組立てに必要な組立用治具5とを備えている。
また、ワイヤーハーネス組立用図板装置1には、作業者
が立った状態で作業できるように、布線板2を保持する
箱状の架台3がさらに備えられている。布線板2は、奥
行き方向に上り傾斜が付くように、架台3上に配置され
ている。
【0011】なお、このワイヤーハーネス組立用図板装
置1は、固定配置されるタイプのものであるが、複数の
組立用図板が回転される移動可能な組立てラインに組み
込まれるものとすることもできる。従来の布線板2の表
面2aには、ワイヤーハーネスの原寸図が貼り付けられ
ていた。
置1は、固定配置されるタイプのものであるが、複数の
組立用図板が回転される移動可能な組立てラインに組み
込まれるものとすることもできる。従来の布線板2の表
面2aには、ワイヤーハーネスの原寸図が貼り付けられ
ていた。
【0012】この実施形態の特徴は、原寸図を貼り付け
ず、布線板2にワイヤーハーネスの組立てに必要な画像
を表示させる点にある。この点を図2を参照して具体的
に説明する。図2は、ワイヤーハーネス組立用図板装置
の内部構成を示す概略断面図である。
ず、布線板2にワイヤーハーネスの組立てに必要な画像
を表示させる点にある。この点を図2を参照して具体的
に説明する。図2は、ワイヤーハーネス組立用図板装置
の内部構成を示す概略断面図である。
【0013】布線板2は、2層構造である。布線板2の
表層側は、透明アクリル板等の透明板で構成されてい
て、裏層側は、たとえば布状のスクリーン7で構成され
ている。布線板2の表層側を透明板としたので、スクリ
ーン7に映し出された画像を布線板2の表面2a側から
見ることができる。スクリーン7の寸法は、透明板4の
寸法とほぼ等しくされている。スクリーン7および透明
板4は別部材を組み合わせて構成されているが、一体品
として構成されていてもよい。たとえば、画像が映し出
されるように、透明板4の下面4aにすりガラス処理を
施したものが考えられる。
表層側は、透明アクリル板等の透明板で構成されてい
て、裏層側は、たとえば布状のスクリーン7で構成され
ている。布線板2の表層側を透明板としたので、スクリ
ーン7に映し出された画像を布線板2の表面2a側から
見ることができる。スクリーン7の寸法は、透明板4の
寸法とほぼ等しくされている。スクリーン7および透明
板4は別部材を組み合わせて構成されているが、一体品
として構成されていてもよい。たとえば、画像が映し出
されるように、透明板4の下面4aにすりガラス処理を
施したものが考えられる。
【0014】架台3の下側には、ワイヤーハーネスの組
立てに必要な画像を投影する光学投影器6が配置されて
いる。また、架台3には、光学投影器6から照射される
画像をスクリーン7へ反射させる反射鏡8が後面3aに
沿って配置されている。光学投影器6、スクリーン7お
よび反射鏡8の配置位置は、以下のように決定される。
立てに必要な画像を投影する光学投影器6が配置されて
いる。また、架台3には、光学投影器6から照射される
画像をスクリーン7へ反射させる反射鏡8が後面3aに
沿って配置されている。光学投影器6、スクリーン7お
よび反射鏡8の配置位置は、以下のように決定される。
【0015】すなわち、スクリーン7に対して画像が垂
直に照射されるように、光学投影器6の位置および傾き
を設定し、その位置(図2で2点鎖線で示す位置)に配
置すると仮定する。この位置での光学投影器6からスク
リーン7までの光路のおよそ半分の位置に反射鏡8を配
置する。その後、図2で2点鎖線で示す位置から反射鏡
8を介して対称となる位置に、光学投影器6を配置す
る。なお、光学投影器6、スクリーン7および反射鏡8
の配置位置は、この構成に限られず他の構成であっても
よい。
直に照射されるように、光学投影器6の位置および傾き
を設定し、その位置(図2で2点鎖線で示す位置)に配
置すると仮定する。この位置での光学投影器6からスク
リーン7までの光路のおよそ半分の位置に反射鏡8を配
置する。その後、図2で2点鎖線で示す位置から反射鏡
8を介して対称となる位置に、光学投影器6を配置す
る。なお、光学投影器6、スクリーン7および反射鏡8
の配置位置は、この構成に限られず他の構成であっても
よい。
【0016】これらの構成によって、布線板2には、表
面2a側から見えるように、電線の布線経路や付属部品
の取付位置といった原寸、および付属部品の取付指示や
ワイヤーハーネス組立て作業手順といった作業指示の画
像が表示される。図3は、布線板2に表示された画像の
一例を示す図である。スクリーン7に映し出される画像
10は、光学投影器6に予めセットされた画像ソフトに
基づく静止画像である。
面2a側から見えるように、電線の布線経路や付属部品
の取付位置といった原寸、および付属部品の取付指示や
ワイヤーハーネス組立て作業手順といった作業指示の画
像が表示される。図3は、布線板2に表示された画像の
一例を示す図である。スクリーン7に映し出される画像
10は、光学投影器6に予めセットされた画像ソフトに
基づく静止画像である。
【0017】図3の画像10は、電線Wの布線経路を示
す布線経路表示11、付属部品であるPVCシート14
の取付け位置を示す付属部品位置表示12、およびPV
Cシート14の取付け内容を具体的に指示する取付指示
表示13である。作業者は、この画像10を見ながらワ
イヤーハーネスの組立てを行う。すなわち、布線経路表
示11に沿って組立用治具5により電線Wを受け止めさ
せながら、電線Wを布線する。そして、布線後、取付指
示表示13の指示通りに、15mm×20mmに裁断さ
れたPVCシート14を付属部品位置表示12に示す位
置で電線Wの外周に巻き付ける。
す布線経路表示11、付属部品であるPVCシート14
の取付け位置を示す付属部品位置表示12、およびPV
Cシート14の取付け内容を具体的に指示する取付指示
表示13である。作業者は、この画像10を見ながらワ
イヤーハーネスの組立てを行う。すなわち、布線経路表
示11に沿って組立用治具5により電線Wを受け止めさ
せながら、電線Wを布線する。そして、布線後、取付指
示表示13の指示通りに、15mm×20mmに裁断さ
れたPVCシート14を付属部品位置表示12に示す位
置で電線Wの外周に巻き付ける。
【0018】このように、布線板2には、ワイヤーハー
ネスの組立てに必要な内容だけが表示され、作業者にと
って見易い。また、画像ソフトの交換によって、異なる
種類のワイヤーハーネスの組立てに必要な画像を布線板
2に表示することが可能であるので、多種のワイヤーハ
ーネスの組立てや設計変更に柔軟に対応できる。上述の
説明では、布線板2に表示される画像10は、静止画像
としたが、所定の時間の経過に応じて画像が切換え可能
な構成とすることもできる。
ネスの組立てに必要な内容だけが表示され、作業者にと
って見易い。また、画像ソフトの交換によって、異なる
種類のワイヤーハーネスの組立てに必要な画像を布線板
2に表示することが可能であるので、多種のワイヤーハ
ーネスの組立てや設計変更に柔軟に対応できる。上述の
説明では、布線板2に表示される画像10は、静止画像
としたが、所定の時間の経過に応じて画像が切換え可能
な構成とすることもできる。
【0019】以下、具体的に説明する。ワイヤーハーネ
スの組立工程の画像は、電線Wの布線工程、付属部品の
取付工程、およびテープ巻き工程の3つの工程に応じて
切り換え可能なものとする。まず、布線経路表示11等
の電線Wの布線工程に応じた画像が映され、この工程に
対応して定められた時間が経過すると、画像10が付属
部品位置表示12および取付指示表示13等の付属部品
の取付工程に応じた内容に切り換わる。この付属部品の
取付工程に対応して定められた時間が経過したときに
は、同様に、画像10がテープ巻き工程に応じた内容に
切り換わる。このため、作業者に作業ペースを与えるこ
とができ、作業者の作業効率がよくなる。
スの組立工程の画像は、電線Wの布線工程、付属部品の
取付工程、およびテープ巻き工程の3つの工程に応じて
切り換え可能なものとする。まず、布線経路表示11等
の電線Wの布線工程に応じた画像が映され、この工程に
対応して定められた時間が経過すると、画像10が付属
部品位置表示12および取付指示表示13等の付属部品
の取付工程に応じた内容に切り換わる。この付属部品の
取付工程に対応して定められた時間が経過したときに
は、同様に、画像10がテープ巻き工程に応じた内容に
切り換わる。このため、作業者に作業ペースを与えるこ
とができ、作業者の作業効率がよくなる。
【0020】また、各組立工程に応じて定められた時間
ごとに、組立てに必要な画像のうち、各工程に必要な部
分を変色させる構成であってもよい。また、変色ではな
く、部分的に点滅表示させるものであってもよい。とこ
ろで、ワイヤーハーネスの組立ての最終段階で行われる
外観検査は、通常、ワイヤーハーネスを検査図板に載せ
替え、基準となる完成品と比較して行う。この実施形態
に示す組立用図板装置1では、ワイヤーハーネスの組立
てにかかる画像10を消して外観検査に応じた画像とす
ることにより、布線板2の表面2aで外観検査が行え
る。よって、組み立てたワイヤーハーネスを検査図板上
へと移動させる手間を省くことができる。また、画像1
0の切換えが簡単に行えるので、複数の種類のワイヤー
ハーネスの検査も手間なく行える。
ごとに、組立てに必要な画像のうち、各工程に必要な部
分を変色させる構成であってもよい。また、変色ではな
く、部分的に点滅表示させるものであってもよい。とこ
ろで、ワイヤーハーネスの組立ての最終段階で行われる
外観検査は、通常、ワイヤーハーネスを検査図板に載せ
替え、基準となる完成品と比較して行う。この実施形態
に示す組立用図板装置1では、ワイヤーハーネスの組立
てにかかる画像10を消して外観検査に応じた画像とす
ることにより、布線板2の表面2aで外観検査が行え
る。よって、組み立てたワイヤーハーネスを検査図板上
へと移動させる手間を省くことができる。また、画像1
0の切換えが簡単に行えるので、複数の種類のワイヤー
ハーネスの検査も手間なく行える。
【0021】図4は、長いワイヤーハーネス組立て用の
図板装置における画像表示の仕方を説明する図である。
自動車のメインハーネスのような長いワイヤーハーネス
の組立ては、たとえば縦800(mm)×横3000
(mm)程度等の横長の組立用図板において行われる。
汎用の光学投影器6から映し出される画像の縦横比a:
bは3:4であるので、横長のスクリーン7に寸法に応
じた画像を映し出すことはできない。
図板装置における画像表示の仕方を説明する図である。
自動車のメインハーネスのような長いワイヤーハーネス
の組立ては、たとえば縦800(mm)×横3000
(mm)程度等の横長の組立用図板において行われる。
汎用の光学投影器6から映し出される画像の縦横比a:
bは3:4であるので、横長のスクリーン7に寸法に応
じた画像を映し出すことはできない。
【0022】この場合に、図4に示すように、映し出す
画像を3つの領域に区分し、1つの領域を1台の光学投
影器6で映し出す領域(横方向の長さが900mm程
度)とする。すなわち、光学投影器6を3台並べると、
横長の画像を映し出すことができる。光学投影器6をさ
らに横方向へ並べると、スクリーン7に映し出される画
像をさらに横長にできる。
画像を3つの領域に区分し、1つの領域を1台の光学投
影器6で映し出す領域(横方向の長さが900mm程
度)とする。すなわち、光学投影器6を3台並べると、
横長の画像を映し出すことができる。光学投影器6をさ
らに横方向へ並べると、スクリーン7に映し出される画
像をさらに横長にできる。
【0023】この実施形態では、反射鏡8を配置させる
ものと説明したが、反射鏡8を設けず光学投影器6から
の画像が直接スクリーン7に投影される構成であっても
よい。また、光学投影器6はワイヤーハーネス組立用図
板装置1の架台3内に配置されているものと説明した
が、架台3外に配置されていてもよい。その他、特許請
求の範囲に記載された範囲内で種々の変更を施すことが
可能である。
ものと説明したが、反射鏡8を設けず光学投影器6から
の画像が直接スクリーン7に投影される構成であっても
よい。また、光学投影器6はワイヤーハーネス組立用図
板装置1の架台3内に配置されているものと説明した
が、架台3外に配置されていてもよい。その他、特許請
求の範囲に記載された範囲内で種々の変更を施すことが
可能である。
【図1】この発明にかかるワイヤーハーネス組立用図板
装置の外観構成を示す斜視図である。
装置の外観構成を示す斜視図である。
【図2】ワイヤーハーネス組立用図板装置の内部構成を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
【図3】布線板の表面に表示された画像の一例を示す図
である。
である。
【図4】長いワイヤーハーネス組立て用の図板装置にお
ける画像表示の仕方を説明する図である。
ける画像表示の仕方を説明する図である。
1 ワイヤーハーネス組立用図板装置 2 布線板 2a 表面 3 架台 4 透明板 5 組立用治具 6 光学投影器 7 スクリーン 8 反射鏡
Claims (3)
- 【請求項1】ワイヤーハーネスの組立てに必要な各種治
具が配設可能な布線板と、 布線板に配設された多数のワイヤーハーネス組立用治具
と、 布線板の表面側から見えるように、ワイヤーハーネスの
組立てに必要な画像を布線板に表示するための表示手段
と、を含むことを特徴とするワイヤーハーネス組立用図
板装置。 - 【請求項2】請求項1記載のワイヤーハーネス組立用図
板装置において、 上記布線板は、下面側にスクリーンを備え、スクリーン
に映し出された画像が表面側から見えるように透明板で
構成され、 上記表示手段は、スクリーンに画像を投影する投影手段
を含むことを特徴とするワイヤーハーネス組立用図板装
置。 - 【請求項3】請求項2記載のワイヤーハーネス組立用図
板装置において、 上記布線板は、架台に保持され、 上記投影手段は、架台内に配置され、 投影手段から照射される画像の光路は反射鏡を介して上
記スクリーンへ照射されることを特徴とするワイヤーハ
ーネス組立用図板装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10374270A JP2000195352A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ワイヤ―ハ―ネス組立用図板装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10374270A JP2000195352A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ワイヤ―ハ―ネス組立用図板装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000195352A true JP2000195352A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=18503559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10374270A Pending JP2000195352A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ワイヤ―ハ―ネス組立用図板装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000195352A (ja) |
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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