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JP2000191597A - 芳香族カ―ボネ―トの製造方法 - Google Patents

芳香族カ―ボネ―トの製造方法

Info

Publication number
JP2000191597A
JP2000191597A JP10370371A JP37037198A JP2000191597A JP 2000191597 A JP2000191597 A JP 2000191597A JP 10370371 A JP10370371 A JP 10370371A JP 37037198 A JP37037198 A JP 37037198A JP 2000191597 A JP2000191597 A JP 2000191597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbonate
aromatic
reaction
catalyst
hydroxy compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10370371A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoyo Uno
野 一 豊 宇
Masahide Tanaka
中 正 秀 田
Tomoaki Shimoda
田 智 明 下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SABIC Innovative Plastics Japan KK
Original Assignee
GE Plastics Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Plastics Japan Ltd filed Critical GE Plastics Japan Ltd
Priority to JP10370371A priority Critical patent/JP2000191597A/ja
Publication of JP2000191597A publication Critical patent/JP2000191597A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ジアルキルカーボネートと芳香族ヒドロキシ化
合物とから安価に、効率よく芳香族カーボネートを製造
しうる方法を提供する。 【解決手段】 ジアルキルカーボネートと芳香族ヒドロ
キシ化合物とを触媒の存在下に反応させたのち、副生ア
ルコール類および副生ジアルキルカーボネート類を反応
系外に留去させながら、芳香族カーボネートを製造する
に際して、(i)触媒として、TiX3またはTiX4(Xは
ハロゲン原子、アセトキシ基、アルコキシ基、アリール
オキシ基を示す)で表されるルイス酸を使用し、かつ、
(ii)触媒をチタン原子に換算したときに、芳香族ヒドロ
キシ化合物1モルに対して、7×10-3モル以下の量で
使用する芳香族カーボネートの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、芳香族カーボネートの製
造方法に関し、さらに詳しくはジアルキルカーボネート
と芳香族ヒドロキシ化合物とから芳香族カーボネートを
連続的に効率よく製造することができるような芳香族カ
ーボネートの製造方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】ジフェニルカーボネート(DP
C)は、ポリカーボネート製造用原料などとして工業的
に有用な化合物であり、ジフェニルカーボネートを生産
性よく製造することは工業的な価値が極めて大きい。
【0003】従来よりこのようなジフェニルカーボネー
トなどのジアリールカーボネートは、ジアルキルカーボ
ネートと芳香族ヒドロキシ化合物とを反応させることに
より得られることが知られている。
【0004】たとえばジメチルカーボネートとフェノー
ルとを反応させると、下記のようにメチルフェニルカー
ボネート、ジフェニルカーボネート、またはこれらの混
合物が得られる。
【0005】
【化1】
【0006】しかしながら上記のような反応は、いずれ
も平衡反応であり、しかも反応速度が遅いという問題点
があった。このような問題点を解決するものとして、た
とえば反応速度を高めうる触媒が種々提案されている。
【0007】また反応により副生されるメチルアルコー
ルなどのアルコール類を、原料、生成物または溶媒から
分離留去して反応を生成系側に進行させる試みもなされ
ており、蒸留塔が付設された反応器を用いることも知ら
れている。
【0008】さらに特開平3−291257号公報に
は、連続多段蒸留塔を用い、反応により副生されるアル
コール類などを蒸留によって連続的に抜き出して反応を
生成系側に進行させながら反応生成物を連続的に抜き出
して芳香族カーボネートを連続的に製造する方法が提案
されている。
【0009】上記のような反応では、目的生成物である
芳香族カーボネート以外にもアルキル芳香族エーテルが
副生されることが知られており、たとえばジメチルカー
ボネートとフェノールとを反応させると、次式アニソー
ルが副生されることが知られている。
【0010】
【化2】
【0011】このアニソールは、ジメチルカーボネート
とフェノールとの反応生成物のメチルフェニルカーボネ
ートが脱炭酸反応することによって生成されると考えら
れている。このアニソールは、芳香族カーボネートの生
成効率を高めるため、ジメチルカーボネートとフェノー
ルとの反応を高温下で行うと、生成率が高くなってしま
うという問題があった。
【0012】たとえば特開平4−9358号公報の比較
例には、蒸留塔を備えた反応釜を用いて195℃で反応
を行ったとき原料メチルフェニルカーボネートに対して
5%の選択率でアニソールが生成されたことが記載され
ている。また同公報には、連続多段蒸留塔を用いて同温
度で反応を行ったときには原料メチルフェニルカーボネ
ートに対するアニソール選択率が0.7%であったこと
が示されており、特開平3−291257号公報の実施
例にも、連続多段蒸留塔の塔底温度204℃で反応を行
ったとき原料フェノールに対するアニソールの選択率は
0.8%であったことが示されている。
【0013】このように高温度下で反応を行うとアニソ
ールの副生量が増加するので、たとえば特開平3−29
1257号公報などには、ジメチルカーボネートとフェ
ノールとの反応温度は50〜350℃というような高温
まで示されているが、これら公報を精査しても実施例に
示されている反応温度は最高でも205℃であって、こ
れを超える温度でジメチルカーボネートとフェノールと
を反応させた実施例は示されていない。
【0014】また上記のような芳香族カーボネートの連
続的製造方法では、反応生成物、副生アルコール以外に
も未反応原料、触媒、溶媒なども反応塔から回収される
ので、これら特に未反応原料を再び反応系に循環させれ
ば芳香族カーボネートの製造方法を効率よく実施するこ
とができる。
【0015】しかしながら本発明者らの研究によれば、
ジアルキルカーボネートと芳香族ヒドロキシ化合物との
反応により芳香族カーボネートを連続的に製造しようと
する、反応器内で副生されたアニソールなどのアルキル
芳香族エーテルは、未反応原料を反応系に循環させるこ
とによって反応器内に蓄積されていき、次第に反応器の
有効容積を低下させ、芳香族カーボネートの生産効率を
低下させてしまうことが見出されている。このため特に
芳香族カーボネートを連続的に製造する際には、アルキ
ル芳香族エーテルの副生量をより一層低下させる必要が
ある。
【0016】特に、アニソールの選択率を低く抑えて、
芳香族カーボネートを生産性よく製造することが可能な
芳香族カーボネートの製造方法の出現が望まれていた。
本発明者は、上記のような従来技術に鑑みて研究したと
ころ、触媒として、特定のチタン化合物を使用し、チタ
ン化合物の量を、芳香族ヒドロキシ化合物に対して、特
定比率となるようにすることによって、芳香族ヒドロキ
シ化合物を含む粗芳香族ジヒドロキシ化合物を使用して
も、芳香族カーボネートが製造可能であることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0017】
【発明の目的】本発明は、上記のような研究に基づいて
なされたものであり、ジアルキルカーボネートと芳香族
ヒドロキシ化合物とから安価に、効率よく芳香族カーボ
ネートを製造しうる方法を提供することを目的としてい
る。
【0018】
【発明の概要】本発明に係る芳香族カーボネートの製造
方法は、ジアルキルカーボネートと芳香族ヒドロキシ化
合物とを触媒の存在下に反応させたのち、副生アルコー
ル類および副生ジアルキルカーボネート類を反応系外に
留去させながら、芳香族カーボネートを製造するに際し
て、(i)触媒として、TiX3またはTiX4(ここでX
はハロゲン原子、アセトキシ基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基を示す)で表されるルイス酸を使用し、か
つ、(ii)触媒をチタン原子に換算したときに、芳香族ヒ
ドロキシ化合物1モルに対して、7×10-3モル以下の
量で使用することを特徴としている。
【0019】前記製造方法では、触媒をチタン原子に換
算したときに、芳香族ヒドロキシ化合物1モルに対し
て、1×10-4〜7×10-3モルの量で使用することが
好ましい。
【0020】このような触媒としては、テトラフェノキ
シチタンが好ましい。芳香族ヒドロキシ化合物として
は、フェノールが好ましい。
【0021】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る芳香族カーボ
ネートの製造方法について、具体的に説明する。
【0022】本発明に係る芳香族カーボネートの製造方
法では、ジアルキルカーボネートと芳香族ヒドロキシ化
合物とを触媒の存在下に反応させ、アルキルアリールカ
ーボネート、ジアリールカーボネート、またはこれらの
混合物からなる芳香族カーボネートを製造する。
【0023】まず本発明において芳香族カーボネートを
製造する際に原料として用いられるジアルキルカーボネ
ート、芳香族ヒドロキシ化合物、および触媒について説
明する。
【0024】ジアルキルカーボネート 本発明では、下記一般式(i)で示されるジアルキルカー
ボネートが用いられる。
【0025】
【化3】
【0026】(R1、R2はアルキル基、アルケニル基、
脂環族基、アラールキル基であり、R 1とR2とはそれぞ
れ同一であっても異なっていてもよく、R1とR2とで環
を構成していてもよい。) R1、R2としては、具体的には、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプ
チル基、オクチル基、ノニル基、デシル基などのアルキ
ル基、アリル基、ブテニル基などのアルケニル基、シク
ロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基、シクロヘプチル基などの脂環族基、シ
クロヘキシルメチル基などの脂環族基含有アルキル基、
ベンジル基、フェネチル基、フェニルプロピル基、フェ
ニルブチル基、メチルベンジル基などのアラールキル基
などが挙げられる。
【0027】さらにこれらの基は、低級アルキル基、低
級アルコキシ基、シアノ基、ハロゲンで置換されていて
もよく、不飽和結合を有していてもよい。このような式
(i)で示されるジアルキルカーボネートとしては、たと
えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、
ジプロピルカーボネート、ジアリルカーボネート、ジブ
テニルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジペンチ
ルカーボネート、ジヘキシルカーボネート、ジヘプチル
カーボネート、ジオクチルカーボネート、ジノニルカー
ボネート、ジデシルカーボネート、メチルエチルカーボ
ネート、メチルプロピルカーボネート、メチルブチルカ
ーボネート、エチルプロピルカーボネート、エチルブチ
ルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカ
ーボネート、ジ(メトキシメチル)カーボネート、ジ
(メトキシエチル)カーボネート、ジ(クロロエチル)
カーボネート、ジ(シアノエチル)カーボネート、ジシ
クロペンチルカーボネート、ジシクロヘキシルカーボネ
ート、ジシクロヘプチルカーボネート、ジベンジルカー
ボネート、ジフェネチルカーボネート、ジ(フェニルプ
ロピル)カーボネート、ジ(フェニルブチル)カーボネ
ート、ジ(クロロベンジル)カーボネート、ジ(メトキ
シベンジル)カーボネートなどが挙げられる。
【0028】これらを2種以上組み合わせて用いること
もできる。これらのうちでも、R1、R2がそれぞれ炭素
数4以下のアルキル基からなるジアルキルカーボネート
が好ましく、さらにジメチルカーボネート、ジエチルカ
ーボネートが好ましく、特にジメチルカーボネートが好
ましい。
【0029】芳香族ヒドロキシ化合物 芳香族カーボネートを製造する際に用いられる芳香族ヒ
ドロキシ化合物は、下記一般式(ii)で示される。
【0030】 Ar1OH … (ii) Ar1は一価の芳香族基であり、芳香族基は置換基を有し
ていてもよい。このような芳香族モノヒドロキシ化合物
としては、たとえばフェノール、クレゾール、キシレノ
ール、トリメチルフェノール、テトラメチルフェノー
ル、エチルフェノール、プロピルフェノール、ブチルフ
ェノール、ジエチルフェノール、メチルエチルフェノー
ル、メチルプロピルフェノール、ジプロピルフェノー
ル、メチルブチルフェノール、ペンチルフェノール、ヘ
キシルフェノール、シクロヘキシルフェノールなどのア
ルキルフェノール類、メトキシフェノール、エトキシフ
ェノールなどのアルコキシフェノール類、ナフトール
類、置換ナフトール類、
【0031】
【化4】
【0032】(ここでR4、R5、R6、R7はそれぞれ水
素原子、低級アルキル基、シクロアルキル基、アリール
基、アラルキル基であり、これらはハロゲン原子、アル
コキシ基で置換されていてもよい。またkは3〜11の
整数であって、水素原子は低級アルキル基、アリール
基、ハロゲン原子などで置換されていてもよい。) また芳香環は、低級アルキル基、低級アルコキシ基、エ
ステル基、ヒドロキシル基、ニトロ基、ハロゲン、シア
ノ基などの置換基によって置換されていてもよい。〕 ヒドロキシピリジン、ヒドロキシクマリン、ヒドロキシ
キノリンなどのヘテロ芳香族ヒドロキシ化合物類などが
挙げられる。
【0033】本発明では、これらのうちでも、上記式(i
i)中のAr1が炭素数6〜10の芳香族炭化水素基からな
る芳香族モノヒドロキシ化合物が好ましく、フェノー
ル、m-および/またはp-クレゾールが好ましく、特にフ
ェノールが好ましい。また芳香族ヒドロキシ化合物を2
種以上組み合わせて用いることもできる。
【0034】触媒 触媒としては、TiX3またはTiX4(ここでXはハロ
ゲン原子、アセトキシ基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基を示す)で表されるルイス酸が使用される。
【0035】このようなチタン化合物として、具体的に
は、四塩化チタン、テトラフェノキシチタン(Ti(O
Ph)4)、テトラクレゾキシチタン、テトラメトキシチ
タン(Ti(OMe)4)、テトラエトキシチタン、テト
ライソプロポキシチタン、テトラドデシロキシチタンな
どが挙げられる。
【0036】このうちテトラフェノキシチタンが好適に
使用される。このようなチタン化合物は、反応条件にお
いて反応液に溶解しうるものであってもよく(均一
系)、反応液に溶解しえないものであってもよい(不均
一系)。
【0037】チタン化合物は、芳香族ヒドロキシ化合物
1モルに対して、7×10-3モル以下の量、好ましくは1
×10-4〜7×10-3モルの量、さらに好ましくは5×
10-4〜6×10-3モルの量で使用することが好まし
い。
【0038】本発明では、このように特定のチタン系化
合物を、上記のような少量使用することによって、アル
キル芳香族エーテルおよび副生物や重質物の生成を抑制
することができる。
【0039】また触媒として、上記チタン化合物ととも
に、たとえばルイス酸類、スズ化合物、鉛化合物、銅族
金属化合物、アルカリ金属錯体、亜鉛錯体、鉄族金属化
合物、ジルコニウム錯体、固体触媒などを併用してもよ
い。具体的には、ルイス酸類としては、AlX3、VO
3、VX5、ZnX2、FeX3、SnX4(ここで、X
はハロゲン、アセトキシ基、アルコキシ基、アリールオ
キシ基)などのルイス酸およびルイス酸を発生する遷移
金属化合物が挙げられる。より具体的には、テトライソ
オクチロキシスズ、トリイソプロポキシアルミニウムな
どが挙げられる。
【0040】スズ化合物としては、有機スズ化合物たと
えばトリメチルスズアセテート、トリエチルスズアセテ
ート、トリブチルスズアセテート、トリフェニルスズア
セテート、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジ
ラウレート、ジオクチルスズジラウレート、ジブチルス
ズアジピネート、ジブチルジメトキシスズ、ジブチルジ
フェノキシスズ、〔Bu2Sn(OPh)〕2O、ジメチ
ルスズグリコラート、ジブチルジエトキシスズ、水酸化
トリエチルスズ、ヘキサエチルスタノキサン、ヘキサブ
チルスタノキサン、ジブチルスズオキサイド(Bu2
nO)、ジオ クチルスズオキサイド、ブチルスズトリ
イソオクチラート、オクチルスズトリイソオクチラー
ト、ブチルスタノニックアシッド、オクチルスタノニッ
クアシッド、さらにポリ〔オキシ(ジブチルスタニレ
ン)〕などのポリマー状スズ化合物、ポリ(エチルヒド
ロキシスタノキサン)などのポリマー状ヒドロキシスタ
ノキサンなどが挙げられる。さらには酸化スズを挙げる
こともできる。
【0041】鉛化合物としては、PbO、PbO2、P
34などの酸化鉛類、PbS、Pb2Sなどの硫化鉛
類、Pb(OH)2、Pb22(OH)2などの水酸化鉛類、
Na2PbO2、K2PbO2、NaHPbO2、KHPb
2などの亜ナマリ酸塩類、Na2PbO3、Na22
bO4、K2PbO3、K2〔Pb(OH)6〕、K4Pb
4、Ca2PbO4、CaPbO3などの鉛酸塩類、Pb
CO3、2PbCO3・Pb(OH)2などの鉛炭酸塩およ
びその塩基性塩類、Pb(OCOCH3)2、Pb(OCO
CH3)4、Pb(OCOCH3)2・PbO・3H2Oなどの
有機酸の鉛塩および鉛炭酸塩およびその塩基性塩類、R
4Pb、R3PbCl、R3PbBr、R3PbまたはR6
2、R3PbOH、R3PbO(ここでRはC49などの
アルキル基またはフェニルなどのアリール基)などの有
機鉛化合物類、Pb(OCH3)2、(CH3O)Pb(OP
h)、Pb(OPh)2などのアルコキシ鉛類、アリールオ
キシ鉛類、Pb−Na、Pb−Ca、Pb−Ba、Pb
−Sn、Pb−Sbなどの鉛合金類、ホウエン鉱、セン
アエン鉱などの鉛鉱物類、およびこれら鉛化合物の水和
物などが挙げられる。
【0042】銅族金属化合物としては、CuCl、Cu
Cl2、CuBr、CuBr2、CuI、CuI2、Cu(O
Ac)2、Cu(acac)2、オレフィン酸銅、Bu2Cu、
(CH3O)2Cu、AgNO3、AgBr、ピクリン酸銀、
AgC66ClO4Ag(ブルバレン)3NO3、〔AuC≡
C−C(CH3)3n〔Cu(C78)Cl〕4などの銅族金
属の塩および錯体(ここでacacはアセチルアセトンキレ
ート配位子)などが挙げられる。
【0043】アルカリ金属錯体としては、Li(acac)、
LiN(C49)2などが挙げられる。亜鉛錯体としては、
Zn(acac)2などが挙げられる。カドミウム錯体として
は、Cd(acac)2などが挙げられる。
【0044】鉄族金属化合物としては、Fe(C108)
(CO)5、Fe(CO)5、Co(C56)(CO)7、Ni−
55NO、フェロセンなどが挙げられる。ジルコニウ
ム錯体としては、Zr(acac)4、ジルコノセンなどが挙
げられる。
【0045】固体触媒としては、シリカ、アルミナ、チ
タニア、シリカチタニア、酸化亜鉛、酸化ジルコニウ
ム、酸化ガリウム、ゼオライト、希土類酸化物などが挙
げられる。
【0046】これらの触媒は、反応に不活性な化合物あ
るいは担体と混合して用いることもでき、担体に担持さ
せて用いることもできる。さらに触媒は、反応系中に存
在する反応原料、反応生成物と反応しうるものであって
もよく、予め反応原料、反応生成物とともに加熱処理さ
れていてもよい。
【0047】触媒として均一系触媒を用いる場合には、
たとえば触媒を連続的に反応塔内に供給することにより
反応系に存在させることができ、また不均一系触媒を用
いる場合には、反応塔内に配置することにより反応系に
存在させることができる。
【0048】均一系触媒を反応塔内に連続的に供給する
際には、反応原料のジアルキルカーボネートおよび/ま
たは芳香族ヒドロキシ化合物と混合して供給してもよ
く、あるいは別々に供給してもよい。
【0049】芳香族カーボネートの製造 本発明では、上記のようなジアルキルカーボネートと芳
香族ヒドロキシ化合物とから下記のような反応により、
芳香族カーボネートが製造される。なお以下には、芳香
族カーボネートとして上記式(i)中のR1とR2とが同一
であるジアルキルカーボネートを用いる場合について示
す。
【0050】
【化5】
【0051】上記のような反応式(1)で得られるアル
キルアリールカーボネートとしては、具体的に、メチル
フェニルカーボネート、エチルフェニルカーボネート、
プロピルフェニルカーボネート、アリルフェニルカーボ
ネート、ブチルフェニルカーボネート、ペンチルフェニ
ルカーボネート、ヘキシルフェニルカーボネート、ヘプ
チルフェニルカーボネート、オクチルトリルカーボネー
ト、ノニル(エチルフェニル)カーボネート、デシル
(ブチルフェニル)カーボネート、メチルトリルカーボ
ネート、エチルトリルカーボネート、プロピルトリルカ
ーボネート、ブチルトリルカーボネート、アリルトリル
カーボネート、エチルキシリルカーボネート、メチル
(トリメチルフェニル)カーボネート、メチル(クロロ
フェニル)カーボネート、メチル(ニトロフェニル)カ
ーボネート、メチル(メトキシフェニル)カーボネー
ト、メチルクミルカーボネート、メチル(ナフチル)カ
ーボネート、メチル(ピリジル)カーボネート、エチル
クミルカーボネート、メチル(ベンゾイルフェニル)カ
ーボネート、エチルキシリルカーボネート、ベンジルキ
シリルカーボネート、メチル(ヒドロキフェニル)カー
ボネート、エチル(ヒドロキフェニル)カーボネート、
メトキシカルボニルオキシビフェニル、メチル(ヒドロ
キシビフェニル)カーボネート、メチル2-(ヒドロキシ
フェニル)プロピルフェニルカーボネート、エチル2-
(ヒドロキシフェニル)プロピルフェニルカーボネート
などが挙げられる。
【0052】また反応式(2)および(3)で得られる
ジアリール化合物としては、具体的に、ジフェニルカー
ボネート、ジトリルカーボネート、フェニルトリルカー
ボネート、ジ(エチルフェニル)カーボネート、フェニ
ル(エチルフェニル)カーボネート、ジナフチルカーボ
ネート、ジ(ヒドロキシフェニル)カーボネート、ジ
〔2-(ヒドロキシフェニルプロピル)フェニル〕カーボ
ネートなどが挙げられる。
【0053】なお上記例示には、芳香族ヒドロキシ化合
物として芳香族ジヒドロキシ化合物が用いられた場合も
含まれている。本発明で製造される芳香族カーボネート
は、上記のようなアルキルアリールカーボネート、ジア
リールカーボネート、またはこれらの混合物であり、特
にジアリールカーボネートが好ましい。
【0054】本発明では、上記反応において、反応生成
物である芳香族カーボネートよりも低沸点を有するアル
コール類を副生させて、反応塔下部から芳香族カーボネ
ートを抜き出し、かつ反応塔上部から副生アルコール類
を抜き出すことができるような原料を用いることが好ま
しい。具体的に原料としては、アルキルアリールカーボ
ネートがメチルフェニルカーボネートであり、ジアリー
ルカーボネートがジフェニルカーボネートであることが
好ましい。
【0055】上記のようなジアルキルカーボネートと芳
香族ヒドロキシ化合物との反応は、通常、触媒の存在下
に、液状状態で行われる。上記のような触媒の存在下に
行なわれるジアルキルカーボネートと芳香族ヒドロキシ
化合物との反応は、必要に応じて溶媒の共存下に行うこ
ともできる。この溶媒としては、反応不活性な溶媒を用
いることができ、たとえばエーテル類、脂肪族炭化水素
類、ハロゲン化芳香族炭化水素類などを用いることがで
きる。
【0056】また窒素、ヘリウム、アルゴンなどの反応
不活性なガスの共存下に反応を行うこともできる。反応
塔としては、反応蒸留塔、蒸留塔を有する反応器に代表
される蒸留塔付連続反応装置などを用いることができ
る。
【0057】反応蒸留塔としては、前記反応が生成系側
に移行しやすいように気液界面積の大きい装置を用いる
ことが好ましい。具体的には、2段以上の蒸留段数を有
する多段蒸留反応塔を用いることができ、棚段塔式、充
填塔式、棚段塔式と充填塔式とを組み合わせたものなど
公知の多段蒸留反応塔を用いることができる。このよう
な多段蒸留反応塔では、触媒は全ての段に触媒を存在さ
せておくことが好ましい。また充填塔式において固体触
媒を用いる場合には、この固体触媒を充填物の一部また
は全部とすることもできる。
【0058】本発明では、1基の反応塔を用いて、前記
反応(1)〜(3)を行ない芳香族カーボネートを製造
することもでき、また2基以上の反応塔を用いて芳香族
カーボネートを製造することもできる。本発明では、反
応塔を2基用いて、第1の反応塔において前記反応
(1)を行なって主にアルキルアリールカーボネートを
生成させ、第2の反応塔において反応(2)および
(3)を行ってジアリールカーボネートを生成させるこ
とが好ましい。
【0059】反応条件は、反応装置の種類、構造、反応
原料などによっても異なるが、通常50〜350℃、好
ましくは100〜280℃、特に好ましくは150〜2
80℃の反応温度(塔内温度)で行われる。また減圧、
常圧、加圧下のいずれであってもよいが、通常2600
Pa〜5.4MPaの圧力下で行われる。反応装置内で
の平均対流時間は、通常、0.001〜50時間、好ま
しくは0.01〜10時間、より好ましくは0.05〜
5時間程度である。
【0060】またジアルキルカーボネートと芳香族ヒド
ロキシ化合物とは、反応系でのモル比(ジアルキルカー
ボネート/芳香族ヒドロキシ化合物)が0.2〜10、
好ましくは0.5〜5となるような量で供給されること
が望ましい。
【0061】ジアルキルカーボネートと芳香族ヒドロキ
シ化合物とは、反応装置へ別々に供給してもよく、同一
供給管から供給してもよい。ジアルキルカーボネートと
芳香族ヒドロキシ化合物との反応によって生成した芳香
族カーボネートは、通常反応装置下部から抜き出され
る。反応装置下部からは、この芳香族カーボネートとと
もに、通常未反応原料であるジアルキルカーボネートお
よび芳香族ヒドロキシ化合物、副生アルキル芳香族エー
テル、触媒などを含む反応混合物が抜き出される。
【0062】芳香族カーボネートは、このような反応混
合物から分離精製したのち、ポリカーボネート製造用原
料として使用される。この分離精製は、通常蒸留によっ
て行うことができる。
【0063】反応装置下部から芳香族カーボネートとと
もに抜き出される未反応原料は、蒸留分離後、循環し
て、再利用することができる。また、芳香族カーボネー
トを製造する際には、副生アルコール類を通常反応装置
上部から留去しながら反応を行うが、反応装置上部から
は、副生アルコール類とともに未反応ジアルキルカーボ
ネートなども抜き出される。この反応装置上部から抜き
出された未反応ジアルキルカーボネートも、蒸留によっ
て副生アルコール類を分離除去し、またアルキル芳香族
エーテルを分離除去して精製したのち、循環使用するこ
ともできる。
【0064】反応が連続運転で行なわれるときには、均
一系触媒を用いると、芳香族ヒドロキシ化合物に対する
触媒量を容易に制御することができる。本発明では、反
応系において、ジアルキルカーボネートと芳香族ヒドロ
キシ化合物とは、モル比(ジアルキルカーボネート/芳
香族ヒドロキシ化合物)が0.5〜2、好ましくは0.5
〜1.8の量で存在させている。反応器として蒸留塔を
用いるときには、塔底におけるモル比である。
【0065】本発明では、上記のような反応による芳香
族カーボネートの製造を連続的に行なうことが好まし
い。反応により生成した反応生成物(芳香族カーボネー
ト)、副生アルコール類、未反応原料(ジアルキルカー
ボネートおよび芳香族ヒドロキシ化合物)および副生ア
ルキル芳香族エーテルは、反応塔上部および下部から反
応混合物として抜き出される。
【0066】本発明では、この反応混合物から各成分を
分離した後、得られた未反応原料を反応系に循環させて
用いることもできる。たとえば反応により生成した芳香
族カーボネートは、反応塔から連続的に抜き出される
が、この芳香族カーボネートは、通常反応塔下部から液
状で抜き出される。反応塔から抜き出された芳香族カー
ボネートは、次いで精製塔に導いて精製することもでき
る。
【0067】一方、副生アルコール類は、通常反応塔上
部から抜き出される。また未反応原料であるジアルキル
カーボネートおよび芳香族ヒドロキシ化合物は、反応塔
から連続的に抜き出した後分離回収して反応系に循環さ
せることができる。
【0068】本発明では、このように未反応原料を回収
して反応系に循環させる際には、反応塔(反応塔を2基
用いたときには特に第1の反応塔)内で副生されるアル
キル芳香族エーテルを蒸留などにより分離した後、未反
応原料を反応系に循環させることが好ましい。
【0069】
【発明の効果】本発明では、ジアルキルカーボネートと
芳香族ヒドロキシ化合物とを、特定の条件下に反応させ
て芳香族カーボネートを製造しており、副生アルキル芳
香族エーテルを低選択率に抑え、かつ芳香族カーボネー
トを高い収率で製造することができ、芳香族カーボネー
トを生産性よく製造することができる。
【0070】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0071】
【実施例1】図1に示す反応装置を用いるプロセスによ
り、芳香族カーボネートを製造した。
【0072】メチルフェニルカーボネート(PMC)の
生成装置(反応装置)として、段数40段のシ−ブトレ
イを装着した塔高3m、塔径2インチの棚段式蒸留塔を
有する500mlのオートクレーブを用いた。
【0073】反応液はオートクレーブ塔底に設けられた
抜き出し管から連続的に抜き出した。副生アルコールを
含む低沸点成分は蒸留塔頂部から抜き出した後、冷却器
で液化させ一部を抜き出し、残りを蒸留塔に還流させた
(還流比=1)。オートクレーブと蒸留塔とを電気炉で
加熱して、蒸留塔塔底の温度が206℃になるように制
御した。さらに原料を供給するラインもヒーターで加熱
した。
【0074】初期は、フェノール(PhOH)と触媒と
してのテトラフェノキシチタンTi(OPh)4とを28
7.5g/時間(内フェノール280g、触媒7.5g
(フェノール1モルに対して、触媒6×10-3モル))
の量で、蒸留塔の20段目に連続的に供給し、これより
上部20段を蒸留塔として用いた。
【0075】ジメチルカーボネート(DMC)は122
0g/時間の量でオートクレーブに連続的に供給した。
塔頂にフェノールが留出せず、塔底のDMC/PhOH
モル比が約1となるように運転を行った結果、蒸留塔の
塔頂からは965g/時間、蒸留塔塔底からは548g
/時間の割合で生成物が得られた。塔底液の中のメチル
フェニルカーボネートの生成量は98g/時間であり、
アニソールの生成量は約0.3g/時間であった。
【0076】反応開始時期の塔頂には、DMCとメタノ
ール(MeOH)が主成分であり、アニソールは約0.
1g/時間含まれていた。さらに蒸留塔塔頂からの留出
物は常圧で蒸留し、MeOHとDMCとの共沸混合物を
分離した後、さらに蒸留して純粋なDMC成分とした
後、これをメチルフェニルカーボネート生成装置にリサ
イクルした。
【0077】一方メチルフェニルカーボネート生成装置
の塔底液は、単蒸留により約720g/時間に濃縮し
た。低沸点成分(約250g/時間)はDMCが主成分
であったので、回収DMCとしてメチルフェニルカーボ
ネート生成装置に戻し、濃縮成分はジフェニルカーボネ
ート生成装置に供給した。
【0078】ジフェニルカーボネート(DPC)の生成
工程では、反応装置として、内径2インチの理論段数2
5段の充填式蒸留塔を有する500m1のオートクレー
ブを使用し、濃縮液を蒸留塔中段から供給し、塔頂圧1
10torr、塔底温度200℃、滞留時間1.5時間還流
比=1の条件で反応させた。塔頂からの留出量は約50
0g/時間であり、塔底からの留出量は約200g/時
間であった。
【0079】塔頂からの留出成分はフェノールが主成分
であったので、リサイクルフェノールとしてメチルフェ
ニルカーボネート生成工程に戻した。以上のような条件
で、芳香族カーボネートの連続製造を行い、反応初期、
1週間、2週間経過した時点におけるPMC濃度および
アニソール濃度を評価した。
【0080】結果を表1に示す。
【0081】
【比較例1】実施例1において、初期は、フェノール
(PhOH)と触媒としてのテトラフェノキシチタンT
i(OPh)4とを302.5g/時間(内フェノール28
0g、触媒11.2g(フェノール1モルに対して、触
媒9×10-3モル))の量で供給した以外は実施例1と
同様にして、ジフェニルカーボネートを連続製造し、反
応初期、1週間、2週間経過した時点におけるPMC濃
度およびアニソール濃度を評価した。
【0082】結果を表1に示す。
【0083】
【実施例2〜4】実施例1において、触媒としてのテト
ラフェノキシチタンTi(OPh)4の量をフェノール1モ
ルに対して、表1となる量で供給した以外は実施例1と
同様にして、ジフェニルカーボネートを連続製造し、反
応初期、1週間、2週間経過した時点におけるPMC濃
度およびアニソール濃度を評価した。
【0084】結果を表1に示す。
【0085】
【表1】
【0086】その結果、表1に示すように、実施例1〜
4はいずれも、アニソールの生成が抑えられ、PMCの
選択性は高かった。これに対し、比較例1は、アニソー
ルの生成が増加し、PMCの選択性が低下した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例で使用した反応装置の概略図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下 田 智 明 千葉県市原市千種海岸3番地 日本ジーイ ープラスチックス株式会社千葉事業所内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC48 BA10 BA32 BA37 BC34 BD20 BJ50 KA57 4H039 CA66 CD10 CD40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジアルキルカーボネートと芳香族ヒドロキ
    シ化合物とを触媒の存在下に反応させたのち、副生アル
    コール類および副生ジアルキルカーボネート類を反応系
    外に留去させながら、芳香族カーボネートを製造するに
    際して、 (i)触媒として、TiX3またはTiX4(ここでXはハ
    ロゲン原子、アセトキシ基、アルコキシ基、アリールオ
    キシ基を示す)で表されるチタン化合物を使用し、か
    つ、 (ii)触媒をチタン原子に換算したときに、芳香族ヒドロ
    キシ化合物1モルに対して、7×10-3モル以下の量で
    使用することを特徴とする芳香族カーボネートの製造方
    法。
  2. 【請求項2】触媒をチタン原子に換算したときに、芳香
    族ヒドロキシ化合物1モルに対して、1×10-4〜7×
    10-3モルの量で使用することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の芳香族カーボネートの製造方法。
  3. 【請求項3】触媒がテトラフェノキシチタンであること
    を特徴とする請求項1または2に記載の芳香族カーボネ
    ートの製造方法。
  4. 【請求項4】芳香族ヒドロキシ化合物がフェノールであ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の芳
    香族カーボネートの製造方法。
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