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JP2000173682A - 接続用端子の取付構造 - Google Patents

接続用端子の取付構造

Info

Publication number
JP2000173682A
JP2000173682A JP10342750A JP34275098A JP2000173682A JP 2000173682 A JP2000173682 A JP 2000173682A JP 10342750 A JP10342750 A JP 10342750A JP 34275098 A JP34275098 A JP 34275098A JP 2000173682 A JP2000173682 A JP 2000173682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
wiring board
printed wiring
connection
connection terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10342750A
Other languages
English (en)
Inventor
Seijitsu Kobayashi
誠実 小林
Yukinori Kita
幸功 北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10342750A priority Critical patent/JP2000173682A/ja
Publication of JP2000173682A publication Critical patent/JP2000173682A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント配線板に対する接続用端子の取付性を
向上することのできる接続用端子の取付構造を提供す
る。 【解決手段】積層基板11にはバスバー12が敷線され
ている。各バスバー12には、上方に屈曲した5つの雄
タブ13が突出形成されている。プリント配線板21に
おいて各雄タブ13と対応する箇所には、各雄タブ13
の挿通が可能な長孔22が透設されている。この長孔2
2の近傍には、5つの貫通孔23が透設されている。ま
た、プリント配線板21の裏面には導電層(図示略)が
形成されている。端子収容保持部材31は、端子収容部
32と蓋部33とを備えている。端子収容部32には、
上方向に開口する5つの開口部34が設けられている。
各接続用端子41は、前記バスバー雄タブ13と嵌合可
能な雌型端子である。各端子41の側面には、1本の挿
入脚片42が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両に搭載
される電気接続箱の内部において、プリント配線板に取
付けられる接続用端子の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の接続用端子の取付構造において
は、図5に示されるものが知られている。すなわち、同
図に示すように、プリント配線板51の一側面には導電
層52が形成されている。このプリント配線板51には
2つの挿通孔53が透設されており、更に両挿通孔53
の間には図示しないバスバーのバスバー雄タブ55を貫
通させるための貫通孔54が透設されている。
【0003】一方、接続用端子56は、バスバー雄タブ
55が嵌合されるように略四角筒状に形成された雌タブ
57及び同雌タブ57から突出形成された2本の挿入脚
片58からなる。この接続用端子56は前記挿通孔53
に前記挿入脚片58が挿通されることで、プリント配線
板51上に載置される。そして、プリント配線板51の
導電層52側から突出した挿入脚片58の先端部分に
は、はんだ付けがなされている。これにより、接続用端
子56はプリント配線板51上に固定されている。
【0004】そして、このようにプリント配線板51上
に固定された接続用端子56の雌タブ57に、前記貫通
孔54から貫通されたバスバー雄タブ55が嵌合され
て、プリント配線板51とバスバー(バスバー雄タブ5
5)とが接続されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした従
来の接続用端子の取付構造においては、接続用端子56
をプリント配線板51上に複数個取付ける場合、同端子
56を1個ずつプリント配線板51上の所定位置に載置
する必要がある。しかも、各端子56は一つずつ独立し
てプリント配線板51上に載置されるため、はんだ付け
工程を行うまでに所定位置に保持されず抜け落ちてしま
うおそれがある。
【0006】このため、はんだ付けが終了するまで、各
端子56を治具などを用いて仮固定する必要がある。こ
の場合には、各端子56を治具に仮固定させる工程、及
び治具を取外す工程が増加することとなり、生産性が低
下する等の不都合がある。
【0007】また、こうした接続用端子56の仮固定を
行わない場合には、はんだ付け工程の直前に各接続用端
子56をプリント配線板51上に載置する必要がある。
すなわち、製造工程上の自由度が損なわれることとな
る。
【0008】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、プリント配線板に対する接続用端
子の取付性を向上することのできる接続用端子の取付構
造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、複数の挿通孔を有す
るプリント配線板と、前記挿通孔に挿通される挿入脚片
を有する複数の接続用端子とを備え、前記挿入脚片を前
記挿通孔に挿通させた状態でプリント配線板の導電層と
前記挿入脚片とをはんだ付けして前記接続用端子をプリ
ント配線板に固定してなる接続用端子の取付構造におい
て、前記複数の接続用端子を互いに所定の位置関係に保
持する端子保持部材を用いて、前記接続用端子を前記プ
リント配線板に取付けてなることを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の接続用端子の取付構造において、前記端子保持部材
は、前記複数の接続用端子を収容する端子収容部と、各
接続用端子を端子収容部内に保持する保持手段とを有す
る端子収容保持部材であり、前記接続用端子は、前記端
子収容部内に収容された状態で前記プリント配線板に取
付けられることを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の接続用端子の取付構造において、前
記接続用端子は、前記挿入脚片を1本のみ有することを
要旨とする。
【0012】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、端子保持部材によ
って複数の接続用端子を所定位置に保持し、その状態で
各端子をプリント配線板に取付けるようにしている。こ
のため、端子保持部材をプリント配線板上に載置するこ
とで各接続用端子をプリント配線板上の所定位置にまと
めて一度に載置することが可能となる。すなわち、複数
の接続用端子をプリント配線板に取付ける際に、各端子
を一つずつ載置する必要がない。したがって、プリント
配線板に対する接続用端子の取付性が向上することとな
る。
【0013】請求項2に記載の発明によると、複数の接
続用端子をプリント配線板に取付ける際に、各端子を収
容保持部材の端子収容部内に収容させた状態で取付けを
行うようにしている。このため、請求項1の作用に加え
て、接続用端子を端子収容部内に収容することにより、
同端子が他の導電性部材に接触してしまうことを防止す
ることができる。
【0014】請求項3に記載の発明によると、各接続用
端子は、挿入脚片をそれぞれ1本のみ有することを特徴
としている。すなわち、はんだ付け箇所が端子一つにつ
き1箇所のみとなる。前述した従来の接続用端子の取付
構造においては、各接続用端子は独立してプリント配線
板上に載置されるため、挿入脚片を1本のみにすると、
プリント配線板上に安定した状態で端子を載置すること
が困難である。したがって、接続用端子は、端子が抜け
落ちてしまわないように、挿入脚片を少なくとも2本以
上備えている必要がある。これに対し、本発明では、端
子が端子保持部材によって保持されるため、挿入脚片が
1本であっても、安定した状態でプリント配線板上に端
子を載置することができる。したがって、プリント配線
板に対する接続不良を防止しつつ、生産性を向上させる
ことができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図3に基づき詳細に説明する。図1に示す
ように、電気回路構造体1は、積層基板11、プリント
配線板21、端子保持部材としての端子収容保持部材3
1、及び接続用端子41から構成されている。
【0016】積層基板11は、略長方形状をなす3枚の
絶縁基板IP1〜IP3が積み重ねられたものであり、
それら絶縁基板IP1〜IP3間及び表面等には複数
(5つ)のバスバー12が敷線されている。各バスバー
12には、上方に屈曲した雄タブ13がそれぞれ突出形
成されている。
【0017】プリント配線板21は、略長方形状をな
し、積層基板11上に配置されている。プリント配線板
21において前記各雄タブ13と対応する箇所には、各
雄タブ13をまとめて挿通可能な1つの長孔22が透設
されている。この長孔22の近傍には、複数(5つ)の
貫通孔23が等間隔を隔てて一直線上に透設されてい
る。また、図3に示すように、プリント配線板21の裏
面には導電層24が形成され、貫通孔23と対応する箇
所には同様の貫通孔25が透設されている。
【0018】端子保持部材としての端子収容保持部材3
1は、略直方体状をなす端子収容部32と、その端子収
容部32に被せられる蓋部33とを備えている。端子収
容部32及び蓋部33は、例えば射出成形された合成樹
脂等の絶縁材料によって形成されている。端子収容部3
2の高さは、接続用端子41の高さとほぼ同等に設定さ
れている。また、蓋部33は、端子収容部32の上面全
体を被覆可能な略長方形状に形成されている。
【0019】端子収容部32には、上方向に開口する複
数(5つ)の開口部34が設けられている。これら各開
口部34は断面矩形状であって、1つ1つの接続用端子
41を個別に収容可能な大きさをなしている。
【0020】各接続用端子41は、前記バスバー雄タブ
13と嵌合可能な雌型端子である。各端子41の側面に
は、一本の挿入脚片42がそれぞれ形成されている。こ
れら各挿入脚片42は、図3に示すように、各端子41
の側面から側方に向かって延びる第1の部分42aと、
その第1の部分42aの先端から下方に向かって延びる
第2の部分42bとから構成されている。各挿入脚片4
2は、各端子41の幅よりも細く形成され、同端子41
の下端から突出する長さで形成されている。また、各端
子41は、図3に示すように、雄タブ13と嵌合する嵌
合孔43を備えている。嵌合孔43内においてその下端
側には、一対の可撓片44が形成されている。
【0021】一方、図2に示すように、端子収容部32
の底壁32aには、各接続用端子41と係合可能な角孔
35と、同端子41の挿入脚片42の挿通が可能な孔部
36とが開口部34毎に個別に透設されている。したが
って、各接続用端子41を各開口部34内に収容する際
には、各挿入脚片42を各孔部36に挿入するととも
に、各端子41の下端部分を各角孔35に係合させる。
そして、各接続用端子41の収容後、端子収容部32の
上方から前記蓋部33が被せられる。端子収容部32及
び蓋部33には図示しない係合手段が形成されており、
これらの係合によって蓋部33は端子収容部32に固定
される。このため、各接続用端子41は、端子収容部3
2内に収容保持されることとなる。すなわち、蓋部33
は、接続用端子41の保持手段として機能する。
【0022】このように各接続用端子41を収容保持し
た端子収容保持部材31は、プリント配線板21上に載
置される。このとき、図3に示すように、各挿入脚片4
2は、プリント配線板21の貫通孔23及び導電層24
の貫通孔25に挿通される。また、端子収容部32の角
孔35をプリント配線板21の長孔22と対応させた状
態で端子収容保持部材31はプリント配線板21上に載
置される。そして、プリント配線板21の裏面に突出し
た挿入脚片42と導電層24とがはんだ45によって溶
着される。すなわち、挿入脚片42が導電層24にはん
だ付けされる。これにより、接続用端子41と導電層2
4とが導通するとともに、各端子41が端子収容保持部
材31とともにプリント配線板21上に固定されること
となる。換言すれば、端子収容保持部材31は、直接プ
リント配線板21に固定される訳ではなく、各接続用端
子41のプリント配線板21への固定によって間接的に
固定されることとなる。
【0023】一方、端子収容保持部材31をプリント配
線板21上に載置した状態においては、接続用端子41
の下端がプリント配線板21に当接し、上端が蓋部33
に当接する。しかも、同端子41は角孔35と係合した
状態となる。このため、この状態において各端子41
は、がたつくことなくプリント配線板21上に載置され
る。したがって、各挿入脚片42を確実に位置決めした
状態で導電層24にはんだ付けすることができる。
【0024】続いて、プリント配線板21と前記積層基
板11とが組み付けられる。ここでは、図3に示すよう
に、前記各雄タブ13を、プリント配線板21の長孔2
2に対して下方から挿入させる。そして、各雄タブ13
を各接続用端子41の嵌合孔43に挿入させる。このと
き、各雄タブ13は、各可撓片44によって挟着保持さ
れることとなる。すなわち、各雄タブ13を各端子41
に挿嵌させる。これにより、各雄タブ13と対応する各
接続端子41とが導通することとなる。つまり、各雄タ
ブ13と導電層24との導通がなされることとなる。
【0025】このように組み付けられた電気回路構造体
1は、図示しない箱体内に収容され、電気接続箱として
車両等に組み込まれる。したがって、本実施形態によれ
ば以下のような効果を得ることができる。
【0026】(1)予め各接続用端子41を端子収容部
32の各開口部34内に収容しておくことにより、端子
収容部32をプリント配線板21上に載置することによ
って各端子41をプリント配線板21にまとめて一度に
載置することができる。すなわち、各接続用端子41を
一つずつ個別にプリント配線板21に載置する必要がな
い。しかも、各端子41は、端子収容保持部材31内に
収容保持されているため、導電層24へのはんだ付け工
程までに端子41が抜け落ちてしまうことがない。よっ
て、はんだ付け工程の直前でなくても、各端子41をプ
リント配線板21上に載置することができる。したがっ
て、プリント配線板21に対する接続用端子41の取付
性を向上することができる。
【0027】(2)各接続用端子41は、端子収容部3
2内に収容される。このため、各端子41が他の導電性
部材と接触することを防止することができる。 (3)各接続用端子41には、挿入脚片42が一本のみ
形成されているため、導電層24に対するはんだ付け箇
所が1箇所のみとなる。したがって、はんだ付けを簡単
化することができる。しかも、各端子41は、端子収容
保持部材31によって収容保持されているため、挿入脚
片42が一本のみであっても、プリント配線板21上に
安定して載置することができる。したがって、はんだ付
け工程までに各端子41が抜け落ちてしまうこともな
い。その結果、プリント配線板21に対する各端子41
の接続不良を防止しつつ、生産性を向上させることがで
きる。
【0028】(4)各開口部34内に各接続用端子41
が収容された後、端子収容部32には蓋部33が被せら
れる。端子収容部32と蓋部33とは係合されるため、
各端子41が端子収容部32内から抜け出してしまうこ
とがない。したがって、各端子41を端子収容保持部材
31に確実に保持させることができる。すなわち、端子
収容部32内に各端子41を保持するための係合片等を
設ける必要がないため、端子収容保持部材31の構成を
簡単化することができる。
【0029】(5)各接続用端子41は、端子収容保持
部材31内にそれぞれ個別に収容される。このため、隣
り合う端子41間の導通を確実に防止することができ
る。 (6)端子収容部32の底壁32aには、接続用端子4
1と係合する角孔35が透設されている。このため、こ
の角孔35に接続用端子41の下端を係合させることに
より、開口部34内における端子41の移動を規制する
ことができる。したがって、各端子41を収容した端子
収容保持部材31をプリント配線板21上に載置する際
に、各端子41の挿入脚片42を、それぞれ対応する孔
部36に容易に挿通させることができる。
【0030】(7)端子収容保持部材31をプリント配
線板21上に載置した状態においては、接続用端子41
の下端がプリント配線板21に当接し、上端が蓋部33
に当接する。しかも、同端子41は角孔35と係合した
状態となる。このため、この状態において各端子41
は、がたつくことなくプリント配線板21上に載置され
る。したがって、各挿入脚片42を確実に位置決めした
状態で導電層24にはんだ付けすることができる。
【0031】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 前記実施形態では、端子収容部32と保持手段とし
ての蓋部33とを備えた端子収容保持部材31を端子保
持部材として用いている。これを、図4に示すように、
各接続用端子41の下端と係合可能な端子収容孔38を
複数個有する梯子状をなす端子保持部材37に変更す
る。すなわち、端子保持部材として、接続用端子41を
保持する機能のみを備え、収容する機能を省略したもの
に変更する。
【0032】このようにすれば、各端子41を各端子収
容孔38に係合させることによって、各端子を保持する
ことができる。そして、端子保持部材37をプリント配
線板21上に載置することによって各端子41をプリン
ト配線板21上に載置することができる。しかも、端子
保持部材37の構成が簡単となり、製造コストの高騰を
抑制することができるようになる。
【0033】・ 前記実施形態では、各接続用端子41
として、挿入脚片42を一本のみ有するものを用いてい
る。この接続用端子として挿入脚片を2本以上有するも
のを用いるようにしてもよい。
【0034】・ 前記実施形態では、接続用端子41を
保持する保持手段として、蓋部33を用いているが、こ
れに限らず、各開口部34内に端子41と係合する係合
突起等を形成して、これを保持手段としてもよい。
【0035】・ 端子収容保持部材31において、端子
収容部32の底壁32aに設けた角孔35、貫通孔3
6、及び蓋部33を省略する。このようにすれば、接続
用端子41をプリント配線板21の下方から取付け、各
挿入脚片42とプリント配線板21の表面に形成された
導電層24とをはんだ付けする場合に有効である。すな
わちこの場合には、各端子41を逆さにした状態で各開
口部34内に収容させる。そして、プリント配線板21
の下方からこの端子収容部42を装着して、各挿入脚片
42と導電層24とのはんだ付けを行うようにする。こ
のとき、各端子42は端子収容部32の底壁32aに保
持されることとなるため、該底壁32aが保持手段とな
る。したがって、このようにすれば、端子収容保持部材
31の構成を簡単にすることができる。
【0036】・ 前記実施形態では、端子収容部32に
各接続用端子41を個別に収容する複数の開口部34を
設けたが、この開口部34を、複数の各端子41を収容
可能な1つの開口部に変更してもよい。
【0037】このようにすれば、端子収容部32の構成
を簡単化することができる。 ・ 端子収容部32とプリント配線板21とをねじ等の
締結部材によって固定する。前記実施形態では、端子収
容部32とプリント配線板21との固定が、各端子41
の挿入脚片42と導電層24とのはんだ付けのみでなさ
れている。このため、各挿入脚片42にストレスがかか
りやすく、ひいては、挿入脚片42が破損してしまうお
それがある。したがって、このようにすれば、こうした
挿入脚片42の破損を防止することができる。
【0038】また、端子収容部32とプリント配線板2
1との固定は締結部材に限らず、例えば接着剤などで固
定するようにしてもよい。 ・ 前記実施形態では、プリント配線板21に長孔22
を透設している。これを、各雄タブ13が個別に挿通可
能な複数の角孔に変更してもよい。
【0039】・ 前記実施形態では、端子収容部32の
各開口部34の全てに接続用端子41を収容させている
が、これに限らず、開口部34のいずれかを選択して端
子41を収容させるようにしてもよい。すなわち、5つ
の開口部34のうち、2つの開口部34のみに端子41
をそれぞれ収容させるようにしてもよい。
【0040】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項2または請求項3に記載の接続用端子の
取付構造において、前記保持手段は、前記各接続用端子
が前記端子収容部へ収容される側から装着される蓋部で
あることを特徴とする接続用端子の取付構造。
【0041】この(1)に記載の発明によれば、簡単な
構成で各端子を端子収容部内に保持させることができ
る。 (2) 請求項2,3、技術的思想1のいずれか1項に
記載の接続用端子の取付構造において、前記端子収容部
は、有底箱状をなすことを特徴とする接続用端子の取付
構造。
【0042】(3) 請求項1〜3、技術的思想1,2
のいずれか1項に記載の接続用端子の取付構造におい
て、前記接続用端子は、雄型端子(雄タブ)と挿嵌する
挿嵌部(雌タブ)を有することを特徴とする接続用端子
の取付構造。
【0043】(4) 請求項2,3、技術的思想1〜3
のいずれか1項に記載の接続用端子の取付構造におい
て、前記端子収容部を前記プリント配線板に直接固定す
ることを特徴とする接続用端子の取付構造。
【0044】(5) 請求項2,3、技術的思想1〜3
のいずれか1項に記載の接続用端子の取付構造におい
て、前記端子収容部を前記プリント配線板に直接固定す
る締結手段をさらに備えることを特徴とする接続用端子
の取付構造。
【0045】この(4)、(5)に記載の発明によれ
ば、挿入脚片の破損を防止することができる。 (6) プリント配線板に設けられた複数の挿通孔に対
して接続端子の有する挿入脚片を挿通させた状態で、プ
リント配線板に形成された導電層と前記挿入脚片とをは
んだ付けして前記接続用端子をプリント配線板に固定す
る接続用端子の取付方法において、複数の前記接続用端
子を所定位置に保持する端子保持部材に各接続用端子を
保持させた後、その端子保持部材を前記プリント配線板
に取付けることで各接続用端子をプリント配線板に取付
け、各接続用端子と前記導電層とをはんだ付けして前記
接続用端子のプリント配線板への固定を行うことを特徴
とする接続用端子の取付方法。
【0046】(7) 請求項1〜3、技術的思想1〜5
のいずれか1項に記載の接続用端子の取付構造を有する
ことを特徴とする電気接続箱。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、複数の接続用端子をプリント配線板に取
付ける際に、各端子を一つずつ載置する必要がない。し
たがって、プリント配線板に対する接続用端子の取付け
性を向上させることができる。
【0048】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、同端子が他の導電性部材に接触してしま
うことを防止することができる。請求項3に記載の発明
によれば、端子が端子保持部材によって保持されるた
め、挿入脚片が1本であっても、安定した状態でプリン
ト配線板上に端子を載置することができる。したがっ
て、プリント配線板に対する接続不良を防止しつつ、生
産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続用端子の取付構造の一実施形態を
示す分解斜視図。
【図2】同実施形態の端子収容部の平面図。
【図3】端子収容部に接続用端子を接続した状態におけ
る図2のA−A線断面図。
【図4】本発明の接続用端子の取付構造の他の実施形態
を示す分解斜視図。
【図5】従来の接続用端子の取付構造を示す断面図。
【符号の説明】
11…積層基板、12…バスバー、13…雄タブ、21
…プリント配線板、22…長孔、23…貫通孔、24…
導電層、31…端子保持部材としての端子収容保持部
材、32…端子収容部、32a…底壁、33…保持手段
としての蓋部、34…開口部、35…角孔、36…貫通
孔、37…端子保持部材、38…端子収容孔、41…接
続用端子、42…挿入脚片。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の挿通孔を有するプリント配線板
    と、前記挿通孔に挿通される挿入脚片を有する複数の接
    続用端子とを備え、前記挿入脚片を前記挿通孔に挿通さ
    せた状態でプリント配線板の導電層と前記挿入脚片とを
    はんだ付けして前記接続用端子をプリント配線板に固定
    してなる接続用端子の取付構造において、 前記複数の接続用端子を互いに所定の位置関係に保持す
    る端子保持部材を用いて、前記接続用端子を前記プリン
    ト配線板に取付けてなることを特徴とする接続用端子の
    取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の接続用端子の取付構造
    において、 前記端子保持部材は、前記複数の接続用端子を収容する
    端子収容部と、各接続用端子を端子収容部内に保持する
    保持手段とを有する端子収容保持部材であり、 前記接続用端子は、前記端子収容部内に収容された状態
    で前記プリント配線板に取付けられることを特徴とする
    接続用端子の取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の接続用
    端子の取付構造において、 前記接続用端子は、前記挿入脚片を1本のみ有すること
    を特徴とする接続用端子の取付構造。
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