JP2000173644A - 絶縁検査方法および装置 - Google Patents
絶縁検査方法および装置Info
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電池構造体における正負一対の電極体間の絶
縁性を精度良く検査し、絶縁不良品を確実に排除するこ
とのできる絶縁検査装置を提供する。 【解決手段】 電池構造体における正負一対の電極体
1,2に第1および第2の接触子3,4を接続して電極体
間の絶縁度を計測する絶縁計3と、第1および第2の接
触子とは異なる部位にて前記各電極体にそれぞれ接続さ
れる第1および第2の補助接触子8,9を有し、第1お
よび第2の補助接触子を介して前記第1および第2の接
触子をそれぞれ通電して該第1および第2の接触子の前
記各電極体に対する接続状態を検査し、その電気的接続
が確認されたときに前記絶縁計の作動を許可する接続検
査装置6,7とを備え、接触子の表面状態に起因する誤
判定を防止する。
縁性を精度良く検査し、絶縁不良品を確実に排除するこ
とのできる絶縁検査装置を提供する。 【解決手段】 電池構造体における正負一対の電極体
1,2に第1および第2の接触子3,4を接続して電極体
間の絶縁度を計測する絶縁計3と、第1および第2の接
触子とは異なる部位にて前記各電極体にそれぞれ接続さ
れる第1および第2の補助接触子8,9を有し、第1お
よび第2の補助接触子を介して前記第1および第2の接
触子をそれぞれ通電して該第1および第2の接触子の前
記各電極体に対する接続状態を検査し、その電気的接続
が確認されたときに前記絶縁計の作動を許可する接続検
査装置6,7とを備え、接触子の表面状態に起因する誤
判定を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池製造工程にお
ける電解液注入前の電池構造体における正負一対の電極
体間の絶縁性を精度良く検査し、絶縁不良品の次工程へ
の移送を防止することのできる電池の絶縁検査方法およ
び装置に関する。
ける電解液注入前の電池構造体における正負一対の電極
体間の絶縁性を精度良く検査し、絶縁不良品の次工程へ
の移送を防止することのできる電池の絶縁検査方法およ
び装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】例えば円筒型Ni/MH電池は、
シート状の正負一対の電極体をシート状のセパレータを
介してスパイラル状に巻回してなる起電部を、金属製の
有底筒状の外装缶内に収納した後、該外装缶に電解液を
注入して上記起電部を浸漬し、その開口部を封口体にて
密閉した構造を有する。しかしながら正負一対の電極体
に含まれる微小な細線状突起が災いして上述した如くセ
パレータを介して巻回された正負一対の電極体間に局部
的な短絡が生じることがある。
シート状の正負一対の電極体をシート状のセパレータを
介してスパイラル状に巻回してなる起電部を、金属製の
有底筒状の外装缶内に収納した後、該外装缶に電解液を
注入して上記起電部を浸漬し、その開口部を封口体にて
密閉した構造を有する。しかしながら正負一対の電極体
に含まれる微小な細線状突起が災いして上述した如くセ
パレータを介して巻回された正負一対の電極体間に局部
的な短絡が生じることがある。
【0003】そこでこのような局部的な短絡を生じた電
池を、その製造ラインから排除するべく、従来一般的に
は電池製造工程における電解液注入前の電池構造体にお
ける上記正負一対の電極体間の絶縁性の検査が行われて
いる。この絶縁性の検査は、例えば図4に示すように上
記電池構造体の正の電極体から導出されたリード端子1
と負の電極体が接続された外装缶2とに絶縁計3の一対
の接触子(プローブ)4,5をそれぞれ押し当て、上記
リード端子1(正の電極体)と外装缶2(負の電極体)
との間の絶縁度を計測することによってなされる。
池を、その製造ラインから排除するべく、従来一般的に
は電池製造工程における電解液注入前の電池構造体にお
ける上記正負一対の電極体間の絶縁性の検査が行われて
いる。この絶縁性の検査は、例えば図4に示すように上
記電池構造体の正の電極体から導出されたリード端子1
と負の電極体が接続された外装缶2とに絶縁計3の一対
の接触子(プローブ)4,5をそれぞれ押し当て、上記
リード端子1(正の電極体)と外装缶2(負の電極体)
との間の絶縁度を計測することによってなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら接触子
4,5の形状変化や汚れ等の表面変化により、該接触子
4,5と前記リード端子1または外装缶2との接触抵抗
が増大することがあり、この接触抵抗の増大が前記電極
体間の絶縁度の良否を誤判定する要因となっている。ち
なみに絶縁度が良と誤判定された電池構造体は、そのま
ま次工程にお移送されて電解液の注入、封口体による封
止がなされた後、最終検査段階において不良品として排
除されることになるので、無駄な生産労力を費やすこと
になり、生産効率の低下の要因となっている。
4,5の形状変化や汚れ等の表面変化により、該接触子
4,5と前記リード端子1または外装缶2との接触抵抗
が増大することがあり、この接触抵抗の増大が前記電極
体間の絶縁度の良否を誤判定する要因となっている。ち
なみに絶縁度が良と誤判定された電池構造体は、そのま
ま次工程にお移送されて電解液の注入、封口体による封
止がなされた後、最終検査段階において不良品として排
除されることになるので、無駄な生産労力を費やすこと
になり、生産効率の低下の要因となっている。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、一対の電極体間の絶縁度の悪い
電池構造体を精度良く確実に検出し、これを排除するこ
とでその生産効率を高めることのできる電池の絶縁検査
方法および装置を提供することにある。
たもので、その目的は、一対の電極体間の絶縁度の悪い
電池構造体を精度良く確実に検出し、これを排除するこ
とでその生産効率を高めることのできる電池の絶縁検査
方法および装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る電池の絶縁検査方法は、電池製造工程
における電解液注入前の電池構造体における正負一対の
電極体に第1および第2の接触子を接触させて該電極体
間の絶縁度を計測する絶縁計と、前記第1および第2の
接触子の前記各電極体に対する接続状態を検査する接続
検査装置とを備え、この接続検査装置を用いて前記各電
極体に対する前記第1および第2の接触子の電気的接続
を確認した後、前記絶縁計を用いて前記一対の電極体間
の絶縁度を計測することを特徴としている。
べく本発明に係る電池の絶縁検査方法は、電池製造工程
における電解液注入前の電池構造体における正負一対の
電極体に第1および第2の接触子を接触させて該電極体
間の絶縁度を計測する絶縁計と、前記第1および第2の
接触子の前記各電極体に対する接続状態を検査する接続
検査装置とを備え、この接続検査装置を用いて前記各電
極体に対する前記第1および第2の接触子の電気的接続
を確認した後、前記絶縁計を用いて前記一対の電極体間
の絶縁度を計測することを特徴としている。
【0007】また本発明に係る電池の絶縁検査装置は、
電解液注入前の電池構造体における正負一対の電極体に
それぞれ接続される第1および第2の接触子を備え、こ
れらの第1および第2の接触子を介して該電極体間の絶
縁度を計測する絶縁計と、上記第1および第2の接触子
とは異なる部位にて前記各電極体にそれぞれ接続される
第1および第2の補助接触子を備え、これらの第1およ
び第2の補助接触子をそれぞれ介して前記第1および第
2の接触子をそれぞれ通電して該第1および第2の接触
子の前記各電極体に対する接続状態を検査し、その電気
的接続が確認されたときに前記絶縁計の作動を許可する
接続検査装置とを備えたことを特徴としている。
電解液注入前の電池構造体における正負一対の電極体に
それぞれ接続される第1および第2の接触子を備え、こ
れらの第1および第2の接触子を介して該電極体間の絶
縁度を計測する絶縁計と、上記第1および第2の接触子
とは異なる部位にて前記各電極体にそれぞれ接続される
第1および第2の補助接触子を備え、これらの第1およ
び第2の補助接触子をそれぞれ介して前記第1および第
2の接触子をそれぞれ通電して該第1および第2の接触
子の前記各電極体に対する接続状態を検査し、その電気
的接続が確認されたときに前記絶縁計の作動を許可する
接続検査装置とを備えたことを特徴としている。
【0008】好ましくは前記第1および第2の補助接触
子を、電極体を挟んで前記第1および第2の接触子と相
対向して該電極体に押し当てるように設け、接触子と補
助接触子とで各電極をそれぞれ挟み込むことでその接触
の確実化を図り、この状態で電極体との電気的接続を検
査した上で電極体間の絶縁度を計測することが望まし
い。
子を、電極体を挟んで前記第1および第2の接触子と相
対向して該電極体に押し当てるように設け、接触子と補
助接触子とで各電極をそれぞれ挟み込むことでその接触
の確実化を図り、この状態で電極体との電気的接続を検
査した上で電極体間の絶縁度を計測することが望まし
い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る電池の絶縁検査方法と、その絶縁検査に
用いる絶縁検査装置について説明する。図1は絶縁検査
装置の概略構成であり、図4に示した従来装置と同一部
分には同一符号を付して示してある。即ち、絶縁計3は
電解液注入前の電池構造体における正の電極体から導出
されたリード端子1に接続される第1の接触子(プロー
ブ)4と、負の電極体が接続された外装缶2に接続され
る第2の接触子(プローブ)5とを備えている。また上
記絶縁計3に対してその作動を許可する2つの接続検査
装置6,7は、前記第1および第2の接触子4,5のリー
ド端子1および外装缶2への電気的接続状態をそれぞれ
検査するもので、第1の接続検査装置6は前記第1の接
触子4とは異なる部位にて前記リード端子1に接続され
る第1の補助接触子(プローブ)8を備えており、また
第2の接続検査装置7は前記第2の接触子5とは異なる
部位にて前記外装缶2に接続される第2の補助接触子
(プローブ)9を備えている。
実施形態に係る電池の絶縁検査方法と、その絶縁検査に
用いる絶縁検査装置について説明する。図1は絶縁検査
装置の概略構成であり、図4に示した従来装置と同一部
分には同一符号を付して示してある。即ち、絶縁計3は
電解液注入前の電池構造体における正の電極体から導出
されたリード端子1に接続される第1の接触子(プロー
ブ)4と、負の電極体が接続された外装缶2に接続され
る第2の接触子(プローブ)5とを備えている。また上
記絶縁計3に対してその作動を許可する2つの接続検査
装置6,7は、前記第1および第2の接触子4,5のリー
ド端子1および外装缶2への電気的接続状態をそれぞれ
検査するもので、第1の接続検査装置6は前記第1の接
触子4とは異なる部位にて前記リード端子1に接続され
る第1の補助接触子(プローブ)8を備えており、また
第2の接続検査装置7は前記第2の接触子5とは異なる
部位にて前記外装缶2に接続される第2の補助接触子
(プローブ)9を備えている。
【0010】接続検査装置6,7は、第1および第2の
補助接触子8,9からリード端子1または外装缶2を介
して前記第1および第2の接触子4,5をそれぞれ通電
して、その電気的接続状態を検査するものであり、例え
ば図2に示すように構成されている。即ち、各接続検査
装置6,7は、接触子4,5および補助接触子8,9がそ
れぞれ接続される一対の試験端a,b間にスイッチ11
を介して所定の試験電圧を加える電源12を備えてい
る。また各接続検査装置6,7は、上記電源12がなす
通電回路に、負荷抵抗13を介して発光ダイオード14
を介装している。この発光ダイオード14は、フォトト
ランジスタ15と一体にフォトカプラ16を構成するも
ので、このフォトカプラ16(フォトトランジスタ1
5)の出力を受けて作動するプログラマブルコントロー
ラ17は、前記絶縁計3に対してその作動を許可する信
号を出力するものとなっている。
補助接触子8,9からリード端子1または外装缶2を介
して前記第1および第2の接触子4,5をそれぞれ通電
して、その電気的接続状態を検査するものであり、例え
ば図2に示すように構成されている。即ち、各接続検査
装置6,7は、接触子4,5および補助接触子8,9がそ
れぞれ接続される一対の試験端a,b間にスイッチ11
を介して所定の試験電圧を加える電源12を備えてい
る。また各接続検査装置6,7は、上記電源12がなす
通電回路に、負荷抵抗13を介して発光ダイオード14
を介装している。この発光ダイオード14は、フォトト
ランジスタ15と一体にフォトカプラ16を構成するも
ので、このフォトカプラ16(フォトトランジスタ1
5)の出力を受けて作動するプログラマブルコントロー
ラ17は、前記絶縁計3に対してその作動を許可する信
号を出力するものとなっている。
【0011】このように構成された接続検査装置6,7
は、前記電池構造体における一対の電極間の絶縁計3に
よる絶縁度の計測に先立って、接触子4と補助接触子8
との間、および接触子5と補助接触子9との間にそれぞ
れ電源12から所定の試験電圧を印加して前記接触子4
のリード端子1への電気的接続状態、および接触子5の
外装缶5への電気的接続状態をそれぞれ検査する役割を
担う。具体的には第1の接続検査装置6は第1の接触子
4と第1の補助接触子8とをリード端子1に接続した状
態でスイッチ11を導通し、そのとき上記リード端子1
を介して第1の接触子4が通電されて発光ダイオード1
4が発光するか否かにより上記電気的接続が完全になさ
れている否かを判定するものとなっている。そしてプロ
グラマブルコントローラ17は、発光ダイオード14の
発光が確認されたとき、絶縁計3に対してその作動を許
可する信号を発するものとなっている。
は、前記電池構造体における一対の電極間の絶縁計3に
よる絶縁度の計測に先立って、接触子4と補助接触子8
との間、および接触子5と補助接触子9との間にそれぞ
れ電源12から所定の試験電圧を印加して前記接触子4
のリード端子1への電気的接続状態、および接触子5の
外装缶5への電気的接続状態をそれぞれ検査する役割を
担う。具体的には第1の接続検査装置6は第1の接触子
4と第1の補助接触子8とをリード端子1に接続した状
態でスイッチ11を導通し、そのとき上記リード端子1
を介して第1の接触子4が通電されて発光ダイオード1
4が発光するか否かにより上記電気的接続が完全になさ
れている否かを判定するものとなっている。そしてプロ
グラマブルコントローラ17は、発光ダイオード14の
発光が確認されたとき、絶縁計3に対してその作動を許
可する信号を発するものとなっている。
【0012】同様に第2の接続検査装置6は第2の接触
子5と第1の補助接触子9とを外装缶2に接続した状態
でスイッチ11を導通し、そのとき上記外装缶2を介し
て第2の接触子5が通電されて発光ダイオード14が発
光するか否かにより上記電気的接続が完全になされてい
る否かを判定する。そしてプログラマブルコントローラ
17は、発光ダイオード14の発光が確認されたとき、
絶縁計3に対してその作動を許可する信号を発するもの
となっている。即ち、スイッチ11の導通時に発光ダイ
オード14が発光することを以て、第1および第2の接
触子4,5のリード端子1および外装缶2への確実な接
続(接触)をそれぞれ確認するものとなっている。
子5と第1の補助接触子9とを外装缶2に接続した状態
でスイッチ11を導通し、そのとき上記外装缶2を介し
て第2の接触子5が通電されて発光ダイオード14が発
光するか否かにより上記電気的接続が完全になされてい
る否かを判定する。そしてプログラマブルコントローラ
17は、発光ダイオード14の発光が確認されたとき、
絶縁計3に対してその作動を許可する信号を発するもの
となっている。即ち、スイッチ11の導通時に発光ダイ
オード14が発光することを以て、第1および第2の接
触子4,5のリード端子1および外装缶2への確実な接
続(接触)をそれぞれ確認するものとなっている。
【0013】尚、第1および第2の補助接触子8,9の
リード端子1および外装缶2への接続が不十分な場合に
おいても、その部位での接触抵抗が増えて発光ダイオー
ド14が発光に至らないことも想定されるが、この場合
も接続不良と看做される。或いは第1および第2の接触
子4,5のリード端子1および外装缶2への確実な接続
(接触)を確認することができないと判定される。
リード端子1および外装缶2への接続が不十分な場合に
おいても、その部位での接触抵抗が増えて発光ダイオー
ド14が発光に至らないことも想定されるが、この場合
も接続不良と看做される。或いは第1および第2の接触
子4,5のリード端子1および外装缶2への確実な接続
(接触)を確認することができないと判定される。
【0014】そして上述した如くして第1および第2の
接触子4,5のリード端子1および外装缶2への確実な
接続(接触)が確認されたときに絶縁計3を作動させ、
前記電池構造体における一対の電極体間の絶縁度を計測
する。そして十分に高い絶縁度が計測されたとき、この
時点を以て始めて前記電極体間の局部的な短絡が存在し
ないと判定され、該電池構造体の次工程への移送が行わ
れる。また十分なる絶縁度が計測されない場合には、該
電池構造体は絶縁不良品であるとして排除される。
接触子4,5のリード端子1および外装缶2への確実な
接続(接触)が確認されたときに絶縁計3を作動させ、
前記電池構造体における一対の電極体間の絶縁度を計測
する。そして十分に高い絶縁度が計測されたとき、この
時点を以て始めて前記電極体間の局部的な短絡が存在し
ないと判定され、該電池構造体の次工程への移送が行わ
れる。また十分なる絶縁度が計測されない場合には、該
電池構造体は絶縁不良品であるとして排除される。
【0015】ちなみに上述した絶縁検査処理は、例えば
図3に示す処理手順に従って実行される。即ち、先ず前
記各接触子4,5および補助接触子8,9を検査対象であ
る電池構造体の正負一対の電極体にそれぞれ接続する。
この状態で接続検査装置6,7をそれぞれ作動させ、接
触子4,5とリード端子1および外装缶2との接続が十
分であるか否かを検査する(コンタクトチェック;ステ
ップS1)。そしてその接続が十分であることが確認さ
れたとき、絶縁計3を作動さて電極体間の絶縁度を測定
し(ステップS2)、この絶縁度の検査に合格した電池
構造体だけを次工程に搬送する(ステップS3)。また
上記絶縁度の検査で絶縁不良と判定された電池構造体に
ついては、これを排除する(ステップS4)。
図3に示す処理手順に従って実行される。即ち、先ず前
記各接触子4,5および補助接触子8,9を検査対象であ
る電池構造体の正負一対の電極体にそれぞれ接続する。
この状態で接続検査装置6,7をそれぞれ作動させ、接
触子4,5とリード端子1および外装缶2との接続が十
分であるか否かを検査する(コンタクトチェック;ステ
ップS1)。そしてその接続が十分であることが確認さ
れたとき、絶縁計3を作動さて電極体間の絶縁度を測定
し(ステップS2)、この絶縁度の検査に合格した電池
構造体だけを次工程に搬送する(ステップS3)。また
上記絶縁度の検査で絶縁不良と判定された電池構造体に
ついては、これを排除する(ステップS4)。
【0016】一方、前記コンタクトチェックにおいて接
触子4,5が接続不良と判定された場合には、当該電池
構造体を排除する(ステップS4)。この際、同時に接
続不良が頻繁に発生するかをチェックする(ステップS
5)。この接続不良の発生度合いのチェックは、例えば
n回に亘って連続して接続不良が発生したか、或いは接
続不良の発生頻度を調べる等して行われる。
触子4,5が接続不良と判定された場合には、当該電池
構造体を排除する(ステップS4)。この際、同時に接
続不良が頻繁に発生するかをチェックする(ステップS
5)。この接続不良の発生度合いのチェックは、例えば
n回に亘って連続して接続不良が発生したか、或いは接
続不良の発生頻度を調べる等して行われる。
【0017】そして接続不良の発生頻度が大きい場合に
は、その原因が接触子4,5または補助接触子8,9の表
面状態にあると看做し、電池の製造装置(製造ライン)
を停止させ(ステップS6)、該接触子4,5または補
助接触子8,9の表面状態を検査する(ステップS
7)。そして必要に応じて接触子4,5または補助接触
子8,9の表面を洗浄し、或いは接触子4,5または補助
接触子8,9を交換する等のメインテナンスを実行し、
次の絶縁検査に備える。
は、その原因が接触子4,5または補助接触子8,9の表
面状態にあると看做し、電池の製造装置(製造ライン)
を停止させ(ステップS6)、該接触子4,5または補
助接触子8,9の表面状態を検査する(ステップS
7)。そして必要に応じて接触子4,5または補助接触
子8,9の表面を洗浄し、或いは接触子4,5または補助
接触子8,9を交換する等のメインテナンスを実行し、
次の絶縁検査に備える。
【0018】かくして上述した如くして実行される絶縁
検査によれば、接触子4,5または補助接触子8,9の表
面状態の劣化に起因する接触抵抗の増大を、絶縁度が十
分に高いと誤判定することがなくなる。この結果、絶縁
不良品をそのまま次工程に移送することがなくなるの
で、無駄な生産労力を費やすことがなく、ひいてはその
生産効率の向上を図ることが可能となる。しかも絶縁度
の計測に先立って接触子4,5のリード端子1(正の電
極体)および外装缶2(負の電極体)に対する電気的接
続状態を確認すると言う簡単な手順を加えるだけで、そ
の計測に対する信頼性を飛躍的に高めることが可能とな
る。
検査によれば、接触子4,5または補助接触子8,9の表
面状態の劣化に起因する接触抵抗の増大を、絶縁度が十
分に高いと誤判定することがなくなる。この結果、絶縁
不良品をそのまま次工程に移送することがなくなるの
で、無駄な生産労力を費やすことがなく、ひいてはその
生産効率の向上を図ることが可能となる。しかも絶縁度
の計測に先立って接触子4,5のリード端子1(正の電
極体)および外装缶2(負の電極体)に対する電気的接
続状態を確認すると言う簡単な手順を加えるだけで、そ
の計測に対する信頼性を飛躍的に高めることが可能とな
る。
【0019】尚、上述した如く接触子4,5の接続状態
を確認するに際しては、補助接触子8,9を接触子4,5
とは反対側の方向からリード端子1および外装缶2に押
し当てるようにし、接触子4,5と補助接触子8,9との
間にリード端子1および外装缶2をそれぞれ挟み込むよ
うにすることが好ましい、このようにすればその挟持力
を以て接触子4,5とリード端子1および外装缶2との
接続をより強固に密着させたものとすることができるの
で、接触子4,5の多少の表面状態劣化に拘わりなく、
その絶縁試験を信頼性良く行うことができる等の効果が
奏せられる。また1つの接続検査装置から切り替えスイ
ッチ(図示せず)を介して補助接触子8,9に選択的に
試験電圧を印加して接触子4,5の接続状態を確認する
ようにしても良い。更には接続検査装置6,7を用いて
各接触子4,5のコンタクトチェックを行った後、マニ
ュアル操作にて絶縁計3を作動させることも勿論可能で
ある。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。
を確認するに際しては、補助接触子8,9を接触子4,5
とは反対側の方向からリード端子1および外装缶2に押
し当てるようにし、接触子4,5と補助接触子8,9との
間にリード端子1および外装缶2をそれぞれ挟み込むよ
うにすることが好ましい、このようにすればその挟持力
を以て接触子4,5とリード端子1および外装缶2との
接続をより強固に密着させたものとすることができるの
で、接触子4,5の多少の表面状態劣化に拘わりなく、
その絶縁試験を信頼性良く行うことができる等の効果が
奏せられる。また1つの接続検査装置から切り替えスイ
ッチ(図示せず)を介して補助接触子8,9に選択的に
試験電圧を印加して接触子4,5の接続状態を確認する
ようにしても良い。更には接続検査装置6,7を用いて
各接触子4,5のコンタクトチェックを行った後、マニ
ュアル操作にて絶縁計3を作動させることも勿論可能で
ある。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
池構造体をなす正負一対の電極体間の絶縁度を計測する
に先立って、その接触子と各電極体との接続状態を確認
するので、簡易に信頼性の高い絶縁性の検査を行うこと
ができ、上記電極体に対する接触子の接触不良を絶縁度
が高いとして誤判定することがなく、不良品を確実に排
除して電池製造の効率を高めることができる等の実用上
多大なる効果が奏せられる。また接触子の表面状態の劣
化を簡単にモニタし、その適切なタイミングでそのメイ
ンテナンスを行い得る等の効果が奏せられる。
池構造体をなす正負一対の電極体間の絶縁度を計測する
に先立って、その接触子と各電極体との接続状態を確認
するので、簡易に信頼性の高い絶縁性の検査を行うこと
ができ、上記電極体に対する接触子の接触不良を絶縁度
が高いとして誤判定することがなく、不良品を確実に排
除して電池製造の効率を高めることができる等の実用上
多大なる効果が奏せられる。また接触子の表面状態の劣
化を簡単にモニタし、その適切なタイミングでそのメイ
ンテナンスを行い得る等の効果が奏せられる。
【図1】本発明の一実施形態に係る電池の絶縁検査装置
の概略構成と絶縁検査方法を説明するための図。
の概略構成と絶縁検査方法を説明するための図。
【図2】絶縁検査装置に組み込まれる接続検査装置の概
略構成例を示す図。
略構成例を示す図。
【図3】本発明の一実施形態に係る電池の絶縁検査方法
の処理手順を示す図。
の処理手順を示す図。
【図4】従来一般的な絶縁検査装置の概略構成図。
1 リード端子(電池構造体における正の電極体) 2 外装缶(電池構造体における負の電極体) 3 絶縁計 4 第1の接触子 5 第2の接触子 6,7 接続検査装置 8 第1の補助接触子 9 第2の補助接触子 11 スイッチ 12 電源 16 フォトカプラ 17 プログラマブルコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板場 啓介 東京都品川区南品川3丁目4番10号 東芝 電池株式会社内 Fターム(参考) 5H028 AA07 BB11
Claims (2)
- 【請求項1】 電解液注入前の電池構造体における正負
一対の電極体にそれぞれ接続される第1および第2の接
触子を介して該電極体間の絶縁度を計測する絶縁計と、
前記第1および第2の接触子の前記各電極体に対する接
続状態を検査する接続検査装置とを備え、 前記接続検査装置を用いて前記各電極体に対する前記第
1および第2の接触子の電気的接続を確認した後、前記
絶縁計を用いて前記一対の電極体間の絶縁度を計測する
ことを特徴とする絶縁検査方法。 - 【請求項2】 電解液注入前の電池構造体における正負
一対の電極体にそれぞれ接続される第1および第2の接
触子を備え、該電極体間の絶縁度を計測する絶縁計と、 上記第1および第2の接触子とは異なる部位にて前記各
電極体にそれぞれ接続される第1および第2の補助接触
子を備え、これらの第1および第2の補助接触子をそれ
ぞれ介して前記第1および第2の接触子をそれぞれ通電
して該第1および第2の接触子の前記各電極体に対する
接続状態を検査し、その電気的接続が確認されたときに
前記絶縁計の作動を許可する接続検査装置とを具備した
ことを特徴とする絶縁検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10351708A JP2000173644A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 絶縁検査方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10351708A JP2000173644A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 絶縁検査方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000173644A true JP2000173644A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18419087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10351708A Pending JP2000173644A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 絶縁検査方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000173644A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010044572A2 (en) * | 2008-10-13 | 2010-04-22 | Lg Chem, Ltd. | Method and apparatus for checking insulation of pouch electric cell and probe for the same |
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JP2018133344A (ja) * | 2018-05-31 | 2018-08-23 | トヨタ自動車株式会社 | 積層電極体の製造方法 |
DE102020112801A1 (de) | 2020-05-12 | 2021-11-18 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Verfahren zur Detektion von Feinschlüssen, Teststand und Fertigungslinie |
-
1998
- 1998-12-10 JP JP10351708A patent/JP2000173644A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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