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JP2000169807A - 粘着層付設発泡体 - Google Patents

粘着層付設発泡体

Info

Publication number
JP2000169807A
JP2000169807A JP10360064A JP36006498A JP2000169807A JP 2000169807 A JP2000169807 A JP 2000169807A JP 10360064 A JP10360064 A JP 10360064A JP 36006498 A JP36006498 A JP 36006498A JP 2000169807 A JP2000169807 A JP 2000169807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam
rubber
layer
adhesive layer
tacky
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10360064A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Kawaguchi
恭彦 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP10360064A priority Critical patent/JP2000169807A/ja
Publication of JP2000169807A publication Critical patent/JP2000169807A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクリル系粘着層の如く硬化処理が容易で凝
集力や接着力等の制御性に優れて糊のはみだしや垂れ等
の問題を発生せず、かつ従来のゴム系粘着層の如く厚膜
塗工が容易で粗面への接着力に優れ、スキン層のない高
発泡ゴム等からなる発泡体にも密着力よく付設でき、従
って各種用途に幅広く使用できる粘着層付設発泡体の開
発。 【解決手段】 水酸基を1分子あたり1.2個以上有す
る液状ゴムとイソシアネート基を1分子あたり2個以上
有するポリイソシアネートを少なくとも成分とする粘着
剤の硬化処理層からなる粘着層を発泡体に設けてなる粘
着層付設発泡体。 【効果】 水酸基とイソシアネート基を介して容易に硬
化処理でき、それによる分子量の増大を介し凝集力や接
着力等を高度に制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、粘着層を介した接着特性
に優れる粘着層付設発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡体は、その軽量性や柔軟性、吸音性
や断熱性、防水性やクッション性等に基づいて吸音材や
断熱材、防水材やクッション材、包装材やパッド材など
として室内用品や自動車や建築物等の各種の分野でシー
トや成形体等の適宜な形態で広く使用されており、その
場合に適用箇所への簡便な接着処理等を目的に予め粘着
層を付設した状態で実用に供することが少なくない。
【0003】従来、前記の粘着層付設発泡体としては、
アクリル系粘着層又はブチルゴム等のゴム系粘着層を設
けたものが知られていた。しかしながら、アクリル系粘
着層では厚膜塗工が困難で粗面への接着力に乏しく、ま
たスキン層のない高発泡ゴム等からなる発泡体とは密着
力が発現しにくくてそれへの付設が困難な問題点があっ
た。
【0004】一方、従来のゴム系粘着層では、厚膜塗工
は容易であるものの前記アクリル系粘着層の如く硬化処
理が容易でなく未架橋の状態で用いられるため凝集力等
の不足で流動性による糊のはみだしや垂れ等の問題があ
り、前記アクリル系粘着層の場合と同様に用途が大きく
制約される問題点があった。
【0005】
【発明の技術的課題】本発明は、アクリル系粘着層の如
く硬化処理が容易で凝集力や接着力等の制御性に優れて
糊のはみだしや垂れ等の問題を発生せず、かつ従来のゴ
ム系粘着層の如く厚膜塗工が容易で粗面への接着力に優
れ、スキン層のない高発泡ゴム等からなる発泡体にも密
着力よく付設でき、従って各種用途に幅広く使用できる
粘着層付設発泡体の開発を課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は、水酸基を1分子あたり
1.2個以上有する液状ゴムとイソシアネート基を1分
子あたり2個以上有するポリイソシアネートを少なくと
も成分とする粘着剤の硬化処理層からなる粘着層を発泡
体に設けたことを特徴とする粘着層付設発泡体を提供す
るものである。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、水酸基とイソシアネー
ト基を介して容易に硬化処理でき、それによる分子量の
増大を介し凝集力や接着力等を高度に制御できて糊のは
みだしや垂れ等の問題の発生を防止しつつ、厚膜層を容
易に形成できて粗面への接着力やスキン層のない高発泡
ゴム等との密着力にも優れ、各種用途に幅広く使用でき
る粘着層付設発泡体を得ることができる。
【0008】
【発明の実施形態】本発明による粘着層付設発泡体は、
水酸基を1分子あたり1.2個以上有する液状ゴムとイ
ソシアネート基を1分子あたり2個以上有するポリイソ
シアネートを少なくとも成分とする粘着剤の硬化処理層
からなる粘着層を発泡体に設けたものである。
【0009】用いる液状ゴムは、水酸基を1分子あたり
1.2個以上有するものであればよい。その水酸基数が
1.2個未満では垂れ等を防止しうる粘着層の形成が困
難である。垂れ防止等の凝集力と接着力のバランスなど
の点より好ましい前記水酸基数は、1.5個以上、就中
1.8個以上、特に2.0個以上である。
【0010】液状ゴムの種類については前記の点を除き
特に限定はなく、適宜なものを用いうる。ちなみにその
例としては、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EP
DM)やエチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピ
レンターポリマーやシリコーン系ゴム、フッ素系ゴムや
アクリル系ゴム、ポリウレタン系ゴムやポリアミド系ゴ
ム、天然ゴムやポリイソブチレン、ポリイソプレンやク
ロロプレンゴム、ブチルゴムやニトリルブチルゴム、ス
チレン・ブタジエンゴムやスチレン・ブタジエン・スチ
レンゴム、スチレン・イソプレン・スチレンゴムやスチ
レン・エチレン・ブタジエンゴム、スチレン・エチレン
・ブチレン・スチレンゴムやスチレン・イソプレン・プ
ロピレン・スチレンゴム、ポリブタジエンやクロロスル
ホン化ポリエチレンなどからなる液状ゴムがあげられ
る。
【0011】耐熱性や耐候性等の長期安定性などの点よ
り好ましく用いうる液状ゴムは、例えばポリイソプレン
やポリブタジエン等の水添処理物の如く、分子中に不飽
和基を有しない液状ゴム、就中、水添処理したものであ
る。従って水酸基含有量の上限については、特に限定は
ない。ただし水溶性となるほどの水酸基含有は好ましく
ない。
【0012】一方、ポリイソシアネートについてもイソ
シアネート基を1分子あたり2個以上有するものであれ
ばよい。そのイソシアネート基数が2個未満では垂れ等
を防止しうる粘着層の形成が困難である。従ってポリイ
ソシアネートの種類については特に限定はなく、例えば
アクリル系粘着剤に添加する硬化処理用の架橋剤などの
適宜なものを用いうる。
【0013】ちなみにポリイソシアネートの具体例とし
ては、エチレンジイソシアネートやブチレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネートの如き低級脂
肪族系ポリイソシアネート類、シクロペンチレンジイソ
シアネートやシクロヘキシレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネートの如き脂環式系ポリイソシアネ
ート類、トリレンジイソシアネートやジフェニルメタン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートの如き
芳香族系ポリイソシアネート類、トリレンジイソシアネ
ートのトリメチロールプロパン付加物やヘキサメチレン
ジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物の如
き付加物類などがあげられる。
【0014】ポリイソシアネートの配合は、そのイソシ
アネート基を介し水酸基と反応させて液状ゴムを架橋
し、その分子量を増量させて液状物から粘着特性を示す
粘稠物へと硬化処理することを目的とする。従ってポリ
イソシアネートの配合量は、目的とする接着力等の粘着
特性に基づいて適宜に決定することができる。
【0015】垂れ防止等の凝集力と接着力のバランスな
どの点よりポリイソシアネートの好ましい配合量は、液
状ゴムの水酸基/ポリイソシアネートのイソシアネート
基に基づいて1.1〜3.5、就中1.3〜3.3、特
に1.5〜3.0である。
【0016】粘着剤は、液状ゴムとポリイソシアネート
を混合することにより調製することができる。液状ゴム
を使用したことによりその混合調製にてそのまま、従っ
て溶媒不使用の無溶剤型のものとして塗工処理に供する
ことができ、厚膜塗工も容易な粘着剤を得ることができ
る。
【0017】粘着剤の調製に際しては、必要に応じ例え
ばジブチル錫ジラウレート(DBTL)の如き硬化促進
用の触媒や粘着付与剤、充填剤や顔料、老化防止剤など
の粘着剤に添加されることのある適宜な添加剤の1種又
は2種以上を配合することができる。なお塗工粘度の調
節等を目的とした溶媒や分散媒の使用を制限するもので
はない。また厚膜塗工等を目的に粘着剤を予備的に硬化
処理してその粘度を高めることもできる。
【0018】発泡体への粘着層の付設は、例えば発泡体
上に粘着剤を塗工してそれを加熱処理等により硬化処理
する方式や、セパレータ上に前記に準じて塗工形成した
粘着層を発泡体上に移着する方式などの適宜な方式にて
行うことができる。スキン層を有しない高発泡ゴム体の
如く粘着層との密着力が発現しにくい発泡体の場合に
は、その発泡体に粘着剤を直接塗工しそれを硬化処理し
て粘着層とする方式が好ましい。これによれば、粘着層
がセル内に侵入したアンカー効果などが発生して密着力
を向上させることができる。
【0019】粘着層の厚さは、接着力などに応じて適宜
に決定することができる。一般には1μm〜5mm、就中
5μm〜3mm、特に10μm〜2mmとされるが、これに限
定されない。ちなみに厚膜塗工では6mm以上とすること
もできる。なお発泡体上の粘着層に対しては、それを実
用に供するまでの間、セパレータなどでその表面を仮着
保護して汚染等を防止することが好ましい。
【0020】粘着層を付設する対象の発泡体については
特に限定はなく、例えば吸音材や断熱材、防水材やクッ
ション材、包装材やパッド材等として室内用品や自動車
や建築物の如き各種の分野で使用されているいずれの発
泡体も用いうる。ちなみにその例としては、上記の液状
ゴムで例示のゴム系ポリマー、ポリエチレンの如きポリ
オレフィンやポリウレタン、ポリ塩化ビニルやアクリル
系ポリマー等のプラスチック系ポリマー、それらポリマ
ーのブレンド物などからなる発泡体があげられる。
【0021】また発泡体の形態についても任意であり、
例えばシートや凹凸等の各種の形態を有する成形体など
の適宜な形態を有するものであってよい。さらに粘着層
を付設する発泡体面も任意であり、例えばシートの片面
又は両面などの、一面又は二面以上の適宜な面に設ける
ことができる。
【0022】
【実施例】例1 1分子あたりの水酸基含有数が2.2個の液状水添ポリ
ブタジエン(重量平均分子量約2千)1000部(重量
部、以下同じ)、ジフェニルメタンジイソシアネート6
8.8部、及びDBTL0.001部を混合してやや粘
稠な混合物を得、それをセパレータ上に塗工して厚さ
1.0mmの粘着剤塗工層を形成した。
【0023】次に前記の粘着剤塗工層上に20倍発泡の
EPDM系発泡シート(スキン層なし)を配置し、10
0℃の乾燥機内に10分間入れて加熱し、粘着剤塗工層
を硬化処理して、粘着層付設発泡体を得た。これは粘着
層と発泡シートが強固に密着し、また粘着層に垂れが生
じず、ステンレス板に2kgのゴムローラを介し圧着し
ても糊のはみ出しを生じなかった。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK29 AK29K AK51B AK51K AK75 AL05B AN00B BA02 CB05B DJ01A GB07 GB15 GB33 JL05 JL11 4J004 AA05 AA14 AB01 CB04 FA06 FA07 4J040 EF101 EF161 EF181 EF191 EF201 EF251 GA05 HC16 JA09 JB09 LA06 LA11 MB01 NA12 NA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸基を1分子あたり1.2個以上有す
    る液状ゴムとイソシアネート基を1分子あたり2個以上
    有するポリイソシアネートを少なくとも成分とする粘着
    剤の硬化処理層からなる粘着層を発泡体に設けたことを
    特徴とする粘着層付設発泡体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、シート状の発泡体に
    粘着剤を塗工後それを硬化処理した粘着層を有する粘着
    層付設発泡体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、液状ゴムとポ
    リイソシアネートの配合割合が水酸基/イソシアネート
    基に基づいて1.1〜3.5である粘着剤を用いた粘着
    層付設発泡体。
JP10360064A 1998-12-03 1998-12-03 粘着層付設発泡体 Pending JP2000169807A (ja)

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