JP2000166254A - インバータ装置 - Google Patents
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- JP2000166254A JP2000166254A JP10340099A JP34009998A JP2000166254A JP 2000166254 A JP2000166254 A JP 2000166254A JP 10340099 A JP10340099 A JP 10340099A JP 34009998 A JP34009998 A JP 34009998A JP 2000166254 A JP2000166254 A JP 2000166254A
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Abstract
場合、整流ダイオードが発生するノイズに対しては、整
流ダイオードの電源側前段にノイズ対策部品が配置され
ていないため抑制することができない。 【解決手段】 整流ダイオードに並列接続されたスナバ
回路5を有し、三相交流電源2から得られる交流を全波
整流する整流回路3と、前記整流回路により全波整流さ
れた電圧を平滑する平滑コンデンサ8と、前記整流回路
及び前記平滑コンデンサの間の直流段に挿入されたノイ
ズフィルタ回路9と、前記整流回路及び前記平滑コンデ
ンサにより変換された直流をスイッチングにより交流に
変換するスイッチング回路14とを備えた。 【効果】 伝導ノイズの伝搬を低減することができる。
Description
ドにより直流に変換し、更にその直流を半導体素子によ
り所用の電圧および周波数の交流電力に変換するインバ
ータ装置に関するものである。特に、インバータ装置よ
り発生する伝導、放射ノイズの低減およびインバータ内
部回路の干渉を抑制することのできる発明に関するもの
である。
照しながら説明する。図12は、例えば特開平8−23
7936号公報に示された従来のインバータ装置の構成
を示す図である。
32はダイオードにより構成される整流回路、33は整
流した電圧を平滑する平滑コンデンサ、34は直流を交
流に変換するスイッチング回路、35は半導体スイッチ
ング素子であるIGBT、36はフィードバックダイオ
ード、37はIGBT35を駆動するゲート駆動回路、
38はインバータ装置31により駆動される誘導電動
機、39は整流ダイオード32と平滑コンデンサ33間
に挿入されるノイズフィルタ回路、40はコモンモード
チョークコイル、41はコモンモードコンデンサであ
る。
動作について図面を参照しながら説明する。
クコイル40とコモンモードコンデンサ41により構成
されるノイズフィルタ回路39により、インバータ装置
31や誘導電動機38とグラウンド間に存在する浮遊容
量を介して流れるコモンモードノイズ(漏洩電流)を抑
制することができ、電源に流れ出る伝導ノイズが低減さ
れる。
インバータ装置では、ノイズフィルタ回路39を整流ダ
イオード32と平滑コンデンサ33の間に配置し、他の
ノイズ対策部品は配置されていない構成であるため、主
なノイズ源とされているスイッチング回路34から発生
するノイズに対しては抑制効果が期待できるが、他のノ
イズ源として考えられる整流ダイオード32が発生する
ノイズに対しては、整流ダイオード32の電源側前段に
ノイズ対策部品が配置されていないため抑制することが
できないという問題点があった。
めになされたもので、体積が小さく簡単なノイズ対策部
品構成で装置から発生する伝導ノイズの低減することが
できるインバータ装置を得ることを目的とする。
タ装置は、整流ダイオードに並列接続されたスナバ回路
を有し、三相交流電源から得られる交流を全波整流する
整流回路と、前記整流回路により全波整流された電圧を
平滑する平滑コンデンサと、前記整流回路及び前記平滑
コンデンサの間の直流段に挿入されたノイズフィルタ回
路と、前記整流回路及び前記平滑コンデンサにより変換
された直流をスイッチングにより交流に変換するスイッ
チング回路とを備えたものである。
前記スナバ回路が、直列接続されたコンデンサ及び抵抗
から構成され、複数のダイオード毎に並列接続されたも
のである。
前記スナバ回路が、直並列接続された6個のコンデンサ
及び2個の抵抗から構成され、整流ダイオード回路に並
列接続されたものである。
前記スナバ回路が、直並列接続された5個のコンデンサ
及び2個の抵抗から構成され、整流ダイオード回路に並
列接続されたものである。
前記スナバ回路が、直並列接続された6個のコンデンサ
及び4個の抵抗から構成され、整流ダイオード回路に並
列接続されたものである。
前記スイッチング回路のスイッチング素子を駆動、制御
する制御回路と、前記ノイズフィルタ回路の前記平滑コ
ンデンサ側に接続され、前記制御回路に電力を供給する
制御電源回路とをさらに備えたものである。
前記ノイズフィルタ回路が、金属筐体で囲まれシールド
されているものである。
前記ノイズフィルタ回路が、シールドケーブルを用いた
入出力線を有するものである。
は、前記整流回路とグラウンド間に挿入されたコモンモ
ードコンデンサをさらに備えたものである。
形態1に係るインバータ装置について図面を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るイ
ンバータ装置の基本構成を示す回路図である。なお、各
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
インバータ装置1に電力を供給する三相交流電源、3は
三相交流電源2から得られる交流を全波整流する整流回
路、4は整流回路3を構成する整流ダイオード、5は整
流ダイオード4から発生するノイズを抑制するために整
流ダイオード4と並列接続されたスナバ回路、6はスナ
バ回路5を構成するコンデンサ、7は同じくスナバ回路
5を構成する抵抗である。
り全波整流された電圧を平滑する平滑コンデンサ、9は
整流回路3と平滑コンデンサ8との間の直流段に挿入さ
れたノイズフィルタ回路、10はノイズフィルタ回路9
を構成するノーマルモードコンデンサ、11は同じくノ
イズフィルタ回路9を構成するコモンモードチョークコ
イル、12は同じくノイズフィルタ回路9を構成するノ
ーマルモードチョークコイル、13は同じくノイズフィ
ルタ回路9を構成するコモンモードコンデンサである。
および平滑コンデンサ8により変換された直流をスイッ
チングにより交流に変換するスイッチング回路、15は
スイッチング回路14を構成する半導体スイッチング素
子であるIGBT、16はIGBT15に並列接続され
るフィードバックダイオード、17はスイッチング動作
を制御する制御回路からの制御信号を入力するゲート端
子、18はインバータ装置1で作られた所用の周波数で
駆動する誘導電動機を示す。
バータ装置の動作について図面を参照しながら説明す
る。
平滑コンデンサ8の間にノイズフィルタ回路9を構成に
することにより、電源に流出する伝導ノイズに対して、
三相交流電源2と整流回路3間にノイズフィルタ回路を
構成した場合に比べ、同じノイズ低減効果を得る場合に
ノイズフィルタ回路9の部品点数が少ない。また、ノイ
ズフィルタ回路9の体積を小さくできる。
ング回路14の近くにノイズフィルタ回路9を配置する
ことになるため、インバータ内部でのノイズ結合が抑え
られる。
整流ダイオード4に対して、スナバ回路5を並列接続す
ることにより、電流が0に戻る時のリカバリにより整流
ダイオード4から発生するノイズが並列に接続されたス
ナバ回路5を返して還流し、ノイズ源の近傍でノイズを
抑制することができる。これにより、ノイズの結合によ
る誤動作や伝導および放射ノイズの伝搬をより低減する
ことができる。
に構成することにより、主なノイズ源とされているスイ
ッチング回路14から発生するノイズに対しては整流ダ
イオード4と平滑コンデンサ8の間に挿入したノイズフ
ィルタ回路9によりノイズを抑制し、他のノイズ源とし
て考えられる整流ダイオード4が発生するノイズに対し
ては、整流ダイオード4に並列に接続されるスナバ回路
5によりノイズが抑制され、伝導ノイズの伝搬を低減す
ることができる。更に、ノイズ源近傍でノイズを抑制す
る構成になっているので、装置内部でのノイズの結合や
誤動作を低減することができる。
係るインバータ装置について図面を参照しながら説明す
る。図2は、この発明の実施の形態2に係るインバータ
装置の整流回路の構成を示す図である。また、図3は、
図2における整流ダイオード1つに対するスナバ回路の
等価回路を示す図である。なお、整流回路以外の構成
は、上記の実施の形態1と同様である。
置1Aに電力を供給する三相交流電源、3Aは三相交流
電源2から得られる交流を全波整流する整流回路、4は
整流回路3Aを構成する整流ダイオード、5Aは整流ダ
イオード4から発生するノイズを抑制するために整流ダ
イオード4と並列接続されたスナバ回路、6はスナバ回
路5Aを構成するコンデンサ、7は同じくスナバ回路5
Aを構成する抵抗を示す。
バータ装置の動作について図面を参照しながら説明す
る。
て、整流ダイオード4に接続されるスナバ回路5Aを図
2に示す構成にすることにより、整流ダイオード1つに
対するスナバ回路の構成は、機能的に、図3に示すよう
に通常のコンデンサ6と抵抗7の直列接続の構成と等価
である。
て、スナバ回路を抵抗2個とコンデンサ6個で構成する
ことが可能になる。これにより、ノイズの結合による誤
動作や伝導および放射ノイズの伝搬を低減することがで
きる。また、部品点数を少なくすることができる。
接続されるスナバ回路を組み合わせて部品を兼用させる
ことで、抵抗2個、コンデンサ6個で三相整流回路のス
ナバ回路5Aを構成することができ、部品点数を低減す
ることができる。また、等価的に電源入力線間にコンデ
ンサが挿入されることになるので、ノーマルモードのノ
イズを抑制することができる。
係るインバータ装置について図面を参照しながら説明す
る。図4は、この発明の実施の形態3に係るインバータ
装置の整流回路の構成を示す図である。また、図5は、
図4における整流ダイオード1つに対するスナバ回路の
等価回路を示す図である。なお、整流回路以外の構成
は、上記の実施の形態1と同様である。
置1Bに電力を供給する三相交流電源、3Bは三相交流
電源2から得られる交流を全波整流する整流回路、4は
整流回路3Bを構成する整流ダイオード、5Bは整流ダ
イオード4から発生するノイズを抑制するために整流ダ
イオード4と並列接続されたスナバ回路、6はスナバ回
路5Bを構成するコンデンサ、7は同じくスナバ回路5
Bを構成する抵抗を示す。
バータ装置の動作について図面を参照しながら説明す
る。
て、整流ダイオード4に接続されるスナバ回路5Bを図
4に示す構成にすることにより、整流ダイオード1つに
対するスナバ回路の構成は、機能的に、図5に示すよう
に通常と同様な2個のコンデンサ6と抵抗7の直列接続
の構成と等価である。
て、スナバ回路を抵抗2個とコンデンサ5個で構成する
ことが可能になる。これにより、ノイズの結合による誤
動作や伝導および放射ノイズの伝搬を低減することがで
きる。また、部品点数を少なくすることができる。
接続されるスナバ回路を組み合わせて部品を兼用させる
ことで、抵抗2個、コンデンサ5個で三相整流回路のス
ナバ回路5Bを構成することができ、部品点数をさらに
低減することができる。
係るインバータ装置について図面を参照しながら説明す
る。図6は、この発明の実施の形態4に係るインバータ
装置の整流回路の構成を示す図である。また、図7は、
図6における整流ダイオード1つに対するスナバ回路の
等価回路を示す図である。なお、整流回路以外の構成
は、上記の実施の形態1と同様である。
置1Cに電力を供給する三相交流電源、3Cは三相交流
電源2から得られる交流を全波整流する整流回路、4は
整流回路3Cを構成する整流ダイオード、5Cは整流ダ
イオード4から発生するノイズを抑制するために整流ダ
イオード4と並列接続されたスナバ回路、6はスナバ回
路5Cを構成するコンデンサ、7は同じくスナバ回路5
Cを構成する抵抗を示す。
バータ装置の動作について図面を参照しながら説明す
る。
て、整流ダイオード4に接続されるスナバ回路5Cを図
6に示す構成にすることにより、整流ダイオード1つに
対するスナバ回路の構成は、機能的に、図7に示すよう
にコンデンサ6と抵抗7の直列接続、及びコンデンサ6
を整流ダイオード4に並列に接続する構成と等価であ
る。並列に接続されたコンデンサ6により、コンデンサ
6と抵抗7との直列接続のみの場合より低い周波数から
ノイズ抑制効果が得られることになる。
スナバ回路を抵抗4個とコンデンサ6個で構成すること
が可能になる。これにより、ノイズの結合による誤動作
や伝導および放射ノイズの伝搬を低減することができ
る。また、部品点数を少なくすることができる。
接続されるスナバ回路を組み合わせて部品を兼用させる
ことで、抵抗4個、コンデンサ6個で三相整流回路のス
ナバ回路5Cを構成することで部品点数の低減ができる
とともに、1つの整流ダイオードに対するスナバ回路の
構成を抵抗とコンデンサの直列接続およびコンデンサを
整流ダイオードに並列に接続する構成にすることで、整
流ダイオードから発生するノイズをより低減することが
できる。
係るインバータ装置について図面を参照しながら説明す
る。図8は、この発明の実施の形態5に係るインバータ
装置の構成を示す図である。
電力を供給する三相交流電源、3は三相交流電源2から
得られる交流を全波整流する整流回路、8は整流回路3
により全波整流された電圧を平滑する平滑コンデンサ、
9は整流回路3と平滑コンデンサ8との間の直流段に挿
入されたノイズフィルタ回路、14は整流回路3および
平滑コンデンサ8により変換された直流をスイッチング
により交流に変換するスイッチング回路、18はインバ
ータ装置1Dで作られた所用の周波数で駆動する誘導電
動機である。
タ回路9の平滑コンデンサ8側から電力を給電し、スイ
ッチング素子を駆動、制御する制御回路(後述)に電力
を供給する制御電源回路、20は制御電源回路19から
電力を供給され、スイッチング素子を駆動、制御する制
御回路を示す。
バータ装置の動作について図面を参照しながら説明す
る。
駆動、制御する制御回路20に数V〜十数V程度の電力
を供給するため、MOSFETなどの半導体スイッチン
グ素子を用いた降圧チョッパ回路により構成されるので
ノイズ発生源となる。
ズフィルタ回路9と平滑コンデンサ8側(1次側)から
行う構成にすることにより、制御電源回路19から発生
するノイズがノイズフィルタ回路9により抑制されるこ
とになり、インバータ装置1D内部のノイズの結合によ
る誤動作やインバータ装置1Dから発生する伝導および
放射ノイズの伝搬をより低減することができる。
回路20に電力を供給する制御電源回路19の入力をノ
イズフィルタ回路9の平滑コンデンサ8側に配置するこ
とにより、制御電源回路19から発生するノイズをノイ
ズフィルタ回路9により抑制することができ、伝導ノイ
ズの伝搬を低減することができる。
係るインバータ装置について図面を参照しながら説明す
る。図9は、この発明の実施の形態6に係るインバータ
装置の構成を示す図である。
電力を供給する三相交流電源、3は三相交流電源2から
得られる交流を全波整流する整流回路、8は整流回路3
により全波整流された電圧を平滑する平滑コンデンサ、
9は整流回路3と平滑コンデンサ8との間の直流段に挿
入されたノイズフィルタ回路、14は整流回路3および
平滑コンデンサ8により変換された直流をスイッチング
により交流に変換するスイッチング回路、18はインバ
ータ装置1Eで作られた所用の周波数で駆動する誘導電
動機である。
タ回路9をシールドするため金属で囲んだ金属筐体、2
2は金属筐体21をインバータ装置1Eのフレームグラ
ウンドに接続するグラウンド端子を示す。
バータ装置の動作について図面を参照しながら説明す
る。
1Eの整流回路3と平滑コンデンサ8に配置されている
ため、主なノイズ源であるスイッチング回路14から発
生するノイズがほぼそのままノイズフィルタ回路9の1
次側(平滑コンデンサ8側)に入ることになる。このた
め、ノイズフィルタ回路9をインバータ装置1Eの外部
に配置する場合は、ノイズフィルタ回路9が放射ノイズ
を発生する恐れがある。
装置1E内部に内蔵する場合には、ノイズフィルタ回路
9と他の回路間の距離が短くなる可能性が高く、ノイズ
フィルタ回路9と他の回路間相互のノイズの電磁的結合
が強くなることが予想できる。
属筐体21で囲み、それをグラウンド端子22を通じて
インバータ装置1Eのフレームグラウンドと接続するこ
とにより、ノイズフィルタ回路9がシールドされること
になり、フィルタ回路9からのノイズの放射や他の回路
とのノイズの結合が抑制される。これにより、インバー
タ装置1E内部のノイズの結合による誤動作やインバー
タ装置1Eから発生する伝導および放射ノイズの伝搬を
より低減することができる。
サ8の間に挿入したノイズフィルタ回路9を金属筐体2
1で囲みシールドを施すことによりノイズフィルタ回路
9からの放射ノイズを低減することができる。また、ノ
イズフィルタ回路9をインバータ装置内部に内蔵する構
成の場合はインバータ装置内部でのノイズの結合を抑制
し、誤動作や伝導および放射ノイズの伝搬を低減するこ
とができる。
係るインバータ装置について図面を参照しながら説明す
る。図10は、この発明の実施の形態7に係るインバー
タ装置の構成を示す図である。
に電力を供給する三相交流電源、3は三相交流電源2か
ら得られる交流を全波整流する整流回路、8は整流回路
3により全波整流された電圧を平滑する平滑コンデン
サ、9は整流回路3と平滑コンデンサ8との間の直流段
に挿入されたノイズフィルタ回路、14は整流回路3お
よび平滑コンデンサ8により変換された直流をスイッチ
ングにより交流に変換するスイッチング回路、18はイ
ンバータ装置1Fで作られた所用の周波数で駆動する誘
導電動機である。
タ回路9をシールドするため金属で囲んだ金属筐体、2
2は金属筐体21および後述するシールドケーブル23
をインバータ装置1Fのフレームグラウンドに接続する
グラウンド端子、23はノイズフィルタ回路9の入出力
に用いられるシールドケーブルを示す。
バータ装置の動作について図面を参照しながら説明す
る。
1Fの整流回路3と平滑コンデンサ8に配置されている
ため、主なノイズ源であるスイッチング回路14から発
生するノイズがほぼそのままノイズフィルタ回路9の1
次側(平滑コンデンサ8側)に入ることになる。このた
め、ノイズフィルタ回路9をインバータ装置1Fの外部
に配置する場合は、入出力線も外部に出るため入出力線
から放射ノイズを発生する恐れがある。
装置1F内部に内蔵する場合には、ノイズフィルタ回路
9の入出力線の配置が複雑になり、ノイズフィルタ回路
9の入出力線と他の回路間の距離や入力線と出力線自身
の距離が短くなる可能性が高く、ノイズの電磁的結合が
強くなることが予想できる。
出力線にシールドケーブル23を用いそのシールド端子
をインバータ装置1Fのフレームグラウンドと接続する
ことにより、他の回路や入力線と出力線自身でのノイズ
の結合が抑制される。これにより、インバータ装置1F
内部のノイズの結合による誤動作やインバータ装置1F
から発生する伝導および放射ノイズの伝搬をより低減す
ることができる。
サ8の間に挿入したノイズフィルタ回路9の入出力にシ
ールドケーブル23を用いることにより、入出力線間の
ノイズ結合や入出力線からの放射ノイズを低減すること
ができる。また、ノイズフィルタ回路9をインバータ装
置内部に内蔵する構成の場合はインバータ装置内部での
ノイズの結合を抑制し、誤動作や伝導および放射ノイズ
の伝搬を低減することができる。
係るインバータ装置について図面を参照しながら説明す
る。図11は、この発明の実施の形態8に係るインバー
タ装置の整流回路の構成を示す図である。
に電力を供給する三相交流電源、3Aは三相交流電源2
から得られる交流を全波整流する整流回路、4は整流回
路3Aを構成する整流ダイオード、5Aは整流ダイオー
ド4から発生するノイズを抑制するために整流ダイオー
ド4と並列接続されたスナバ回路、6はスナバ回路5A
を構成するコンデンサ、7は同じくスナバ回路5Aを構
成する抵抗、24は三相入力とグラウンド間に挿入した
コモンモードコンデンサを示す。
バータ装置の動作について図面を参照しながら説明す
る。
れる電流が0に戻る時に発生するリカバリを還流してノ
イズを抑制するものであり、また、図11におけるスナ
バ回路5Aの構成はノーマルモードコンデンサの役割を
兼ねているため、ノーマルモードに対するノイズは抑制
されることになる。
ノイズフィルタ回路9のみであるため、ノイズフィルタ
回路9より電源側で発生するコモンモードノイズは抑制
されないことになる。三相入力とグラウンド間にコモン
モードコンデンサ24を構成することにより、ノイズフ
ィルタ回路9の全段で発生するコモンモードノイズが抑
制され、これにより、インバータ装置1G内部のノイズ
の結合による誤動作やインバータ装置1Gから発生する
伝導および放射ノイズの伝搬をより低減することができ
る。
デンサ24を挿入することにより、上記スナバ回路5A
では対応されていないコモンモードのノイズに対しても
抑制効果が得られ、伝導ノイズの伝搬をより低減するこ
とができる。
説明したとおり、整流ダイオードに並列接続されたスナ
バ回路を有し、三相交流電源から得られる交流を全波整
流する整流回路と、前記整流回路により全波整流された
電圧を平滑する平滑コンデンサと、前記整流回路及び前
記平滑コンデンサの間の直流段に挿入されたノイズフィ
ルタ回路と、前記整流回路及び前記平滑コンデンサによ
り変換された直流をスイッチングにより交流に変換する
スイッチング回路とを備えたので、伝導ノイズの伝搬を
低減することができるという効果を奏する。
以上説明したとおり、前記スナバ回路が、直列接続され
たコンデンサ及び抵抗から構成され、複数のダイオード
毎に並列接続されたので、伝導ノイズの伝搬を低減する
ことができるという効果を奏する。
以上説明したとおり、前記スナバ回路が、直並列接続さ
れた6個のコンデンサ及び2個の抵抗から構成され、整
流ダイオード回路に並列接続されたので、部品点数を低
減することができ、ノーマルモードのノイズを抑制する
ことができるという効果を奏する。
以上説明したとおり、前記スナバ回路が、直並列接続さ
れた5個のコンデンサ及び2個の抵抗から構成され、整
流ダイオード回路に並列接続されたので、部品点数の低
減がさらにできという効果を奏する。
以上説明したとおり、前記スナバ回路が、直並列接続さ
れた6個のコンデンサ及び4個の抵抗から構成され、整
流ダイオード回路に並列接続されたので、部品点数の低
減ができ、整流ダイオードから発生するノイズをより低
減することができるという効果を奏する。
以上説明したとおり、前記スイッチング回路のスイッチ
ング素子を駆動、制御する制御回路と、前記ノイズフィ
ルタ回路の前記平滑コンデンサ側に接続され、前記制御
回路に電力を供給する制御電源回路とをさらに備えたの
で、制御電源回路から発生するノイズをノイズフィルタ
回路により抑制することができ、伝導ノイズの伝搬を低
減することができるという効果を奏する。
以上説明したとおり、前記ノイズフィルタ回路が、金属
筐体で囲まれシールドされているので、ノイズフィルタ
回路からの放射ノイズを低減することができるという効
果を奏する。
以上説明したとおり、前記ノイズフィルタ回路が、シー
ルドケーブルを用いた入出力線を有するので、入出力線
間のノイズ結合や入出力線からの放射ノイズを低減する
ことができるという効果を奏する。
は、以上説明したとおり、前記整流回路とグラウンド間
に挿入されたコモンモードコンデンサをさらに備えたの
で、スナバ回路では対応されていないコモンモードのノ
イズに対しても抑制効果が得られ、伝導ノイズの伝搬を
より低減することができるという効果を奏する。
置の構成を示す図である。
置の整流回路の構成を示す図である。
置の整流回路における整流ダイオード1つに対するスナ
バ回路の等価回路を示す図である。
置の整流回路の構成を示す図である。
置の整流回路における整流ダイオード1つに対するスナ
バ回路の等価回路を示す図である。
置の整流回路の構成を示す図である。
置の整流回路における整流ダイオード1つに対するスナ
バ回路の等価回路を示す図である。
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
装置の整流回路の構成を示す図である。
る。
バータ装置、2 三相交流電源、3、3A、3B、3C
整流回路、4 整流ダイオード、5、5Aスナバ回
路、6 コンデンサ、7 抵抗、8 平滑コンデンサ、
9 ノイズフィルタ回路、10 ノーマルコンデンサ、
11 コモンモードチョークコイル、12 ノーマルチ
ョークコイル、13 コモンモードコンデンサ、14
スイッチング回路、15 IGBT、16 フィードバ
ックダイオード、17 ゲート端子、18 誘導電動
機、19 制御電源回路、20 制御回路、21 金属
筐体、22 グラウンド端子、23 シールドケーブ
ル、24 コモンモードコンデンサ。
Claims (9)
- 【請求項1】 整流ダイオードに並列接続されたスナバ
回路を有し、三相交流電源から得られる交流を全波整流
する整流回路と、 前記整流回路により全波整流された電圧を平滑する平滑
コンデンサと、 前記整流回路及び前記平滑コンデンサの間の直流段に挿
入されたノイズフィルタ回路と、 前記整流回路及び前記平滑コンデンサにより変換された
直流をスイッチングにより交流に変換するスイッチング
回路とを備えたことを特徴とするインバータ装置。 - 【請求項2】 前記スナバ回路は、直列接続されたコン
デンサ及び抵抗から構成され、複数のダイオード毎に並
列接続されたことを特徴とする請求項1記載のインバー
タ装置。 - 【請求項3】 前記スナバ回路は、直並列接続された6
個のコンデンサ及び2個の抵抗から構成され、整流ダイ
オード回路に並列接続されたことを特徴とする請求項1
記載のインバータ装置。 - 【請求項4】 前記スナバ回路は、直並列接続された5
個のコンデンサ及び2個の抵抗から構成され、整流ダイ
オード回路に並列接続されたことを特徴とする請求項1
記載のインバータ装置。 - 【請求項5】 前記スナバ回路は、直並列接続された6
個のコンデンサ及び4個の抵抗から構成され、整流ダイ
オード回路に並列接続されたことを特徴とする請求項1
記載のインバータ装置。 - 【請求項6】 前記スイッチング回路のスイッチング素
子を駆動、制御する制御回路と、 前記ノイズフィルタ回路の前記平滑コンデンサ側に接続
され、前記制御回路に電力を供給する制御電源回路とを
さらに備えたことを特徴とする請求項1記載のインバー
タ装置。 - 【請求項7】 前記ノイズフィルタ回路は、金属筐体で
囲まれシールドされていることを特徴とする請求項1記
載のインバータ装置。 - 【請求項8】 前記ノイズフィルタ回路は、シールドケ
ーブルを用いた入出力線を有することを特徴とする請求
項7記載のインバータ装置。 - 【請求項9】 前記整流回路とグラウンド間に挿入され
たコモンモードコンデンサをさらに備えたことを特徴と
する請求項3記載のインバータ装置。
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