JP2000161889A - 積層式熱交換器およびその製造方法 - Google Patents
積層式熱交換器およびその製造方法Info
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Abstract
向上、さらに低コスト化を図る。 【解決手段】 1次側流体の流路が打ち抜かれた第1の
流路プレート4と、2次側流体の流路が打ち抜かれた第
2の流路プレート6とを、隔壁プレート5を介して複数
組積み重ねて構成し、前記第1の流路プレート4の隣接
する流路間および前記第2の流路プレート6の隣接する
流路間にスリット状の空隙部8a、8cを設けてあり、
隣接する流路における同一流体間の熱交換が完全に遮断
されるため、伝熱特性に優れた積層式熱交換器を提供す
ることができる。
Description
よび相変化を伴う気液2相流の熱交換に用いる積層式熱
交換器とその製造方法に関する。
して、図4に示すような積層式熱交換器が提案されてい
る。図4は積層式熱交換器の内部の構成が説明できるよ
うに、一部を分解して示したものである。
管62よりヘッダー63へ流入する。ヘッダー63は、
各プレート64、65、66、65を多数積層すること
により形成される空間で、出入口管と流路を結んでい
る。ヘッダー63に流入した熱交換流体Aは第1の流路
プレート64に形成されたスリット状の流路67に入
る。
ダー69に集められ、出口管70より流出する。一方、
熱交換流体Bは、入口管71よりヘッダー72に流入
し、第2の流路プレート66に形成されたスリット状の
流路73に入る。流路73を流れた熱交換流体Bはヘッ
ダー75で集められ、出口管76より流出する。熱交換
流体A、Bの隔壁となる隔壁プレート65には、積層時
にヘッダー63、69、72、75を形成する貫通孔が
設けられている。これらのプレートを、エンドプレート
61および77の間に、64、65、66、65の順で
多数積層し、熱交換流体A、Bが漏れないように完全に
密着接合することにより、積層式熱交換器を形成する。
流路67を流れる熱交換流体Aは、上下に位置する2つ
の隔壁プレート65を介して、流路73を流れる熱交換
流体Bと熱交換を行うことになる。
ては、一般に拡散溶接法やロウ付け法等が用いられる。
拡散溶接法は、真空内でプレート材質の融点より少し低
い温度まで昇温し加圧するもので、接触面の材料同士の
拡散によって一体化するものである。ロウ付け法は、融
点がプレート材質よりも低いロウ材を接合面に設置し、
加熱することによりロウ材のみを溶融させ、プレート間
の接合を行うものである。
うな従来の積層式熱交換器では、以下のような課題が生
じている。
64の流路67がU字状に折り返したような形状をなす
場合、熱交換流体Aは隔壁プレート65を介して熱交換
流体Bとの熱交換を行うとともに、流路67の隣接する
部分を流れる同じ熱交換流体Aとも熱交換を行う可能性
がある。特に、高性能化のために熱伝導率の高い材料を
プレートに用いると、熱交換器としての伝熱特性が著し
く低減してしまう。
3および75、またはヘッダー69および72が隣接す
るような構成である場合、ヘッダー周辺部に接合不良が
生じると、ヘッダー間での異なる流体の混合が発生し、
信頼性が乏しくなってしまう。
面と接触する空気と熱交換を行うため、断熱材等で熱交
換器の外表面を被覆し、外部との断熱を行う必要があ
り、新たな工程が増えコストが高くなってしまうという
課題があった。
するために、1次側流体の流路が打ち抜かれた第1の流
路プレートと、2次側流体の流路が打ち抜かれた第2の
流路プレートとを、隔壁プレートを介して複数組積み重
ねて構成した積層式熱交換器であって、前記第1の流路
プレートの流路が略U字状の折り返し形状を有し、前記
第2の流路プレートには前記流路と隔壁プレートを介し
て対向する位置に流路を設けるとともに、前記第1の流
路プレートの隣接する流路間および前記第2の流路プレ
ートの隣接する流路間にスリット状の空隙部を設けた構
成としてある。
流路における同一流体間の熱交換が完全に遮断されるた
め、伝熱特性に優れた積層式熱交換器を提供することが
できる。
の流路が打ち抜かれた第1の流路プレートと、2次側流
体の流路が打ち抜かれた第2の流路プレートとを、隔壁
プレートを介して複数組積み重ねて構成した積層式熱交
換器であって、前記第1の流路プレートの流路が略U字
状の折り返し形状を有し、前記第2の流路プレートには
前記流路と隔壁プレートを介して対向する位置に流路を
設けるとともに、前記第1の流路プレートの隣接する流
路間および前記第2の流路プレートの隣接する流路間に
スリット状の空隙部を設けたものである。
流体間の熱交換が完全に遮断されるため、伝熱特性に優
れた積層式熱交換器を提供することができる。
よび2次側流体のヘッダー孔が打ち抜かれた第1の流路
プレートと、2次側流体の流路および1次側流体のヘッ
ダー孔が打ち抜かれた第2の流路プレートとを、1次側
流体および2次側流体のヘッダー孔が打ち抜かれた隔壁
プレートを介して複数組積み重ねて構成した積層式熱交
換器であって、前記1次側および2次側流体のヘッダー
孔が互いに隣接するとともに、このヘッダー孔の間にス
リット状の空隙部を設けたものである。
遮断されるため、ヘッダー周辺部に接合不良が生じた場
合も、ヘッダー間での異なる流体の混合が回避され、信
頼性を向上させることができる。
打ち抜かれた第1の流路プレートと、2次側流体の流路
が打ち抜かれた第2の流路プレートとを、隔壁プレート
を介して複数組積み重ねて構成し、さらに、前記第1の
流路プレート、第2の流路プレートおよび隔壁プレート
の外周近傍にスリット状の空隙部を設けたものである。
内が密閉状態となり、外部との熱交換を低減することが
できるため、断熱材等により熱交換器表面を断熱する必
要がなくなり、工程低減および低コスト化を図ることが
できる。
ート、第2の流路プレートおよび隔壁プレートの外周近
傍の空隙部に1次側または2次側流体の検出手段を接続
したものである。
した際に、まずこの空隙部に流れ込み、さらに熱交換器
外部に流体を漏洩させることなく、熱交換器の異常を検
出できるため、信頼性の向上を図ることができる。
交換器の、第1および第2の流路プレートを隔壁プレー
トを介して複数組積み重ね、真空下で加熱することによ
り接合を行うものである。
内を完全な真空状態にし、いわゆる真空断熱を行うこと
ができるため、請求項3の効果に加えて、断熱性の向上
による伝熱特性の向上を図ることができる。
て説明する。
層式熱交換器の構成を示すものである。図1は積層式熱
交換器の内部の構成が説明できるように、一部を分解し
て示している。
れた入口管2よりヘッダー3へ流入する。ヘッダー3
は、各プレート4、5、6、5を積層したとき、各々に
設けた流路7、貫通孔3aおよび3bにより形成される
空間で、出入口管と流路を結んでいる。ヘッダー3に流
入した熱交換流体Aは第1の流路プレート4に形成され
たスリット状の流路7に入る。流路7は略U字状の折り
返し形状をなしており、流路7の隣接する流路間には、
空隙部となるスリット8aが形成されている。流路7を
流れた熱交換流体Aはヘッダー9に集められ、出口管1
0より流出する。ヘッダー9も同様に、各プレート4、
5、6、5を積層したとき、各々に設けた流路7、貫通
孔9aおよび9bにより形成される空間である。
ッダー15に流入し、第2の流路プレート6に形成され
たスリット状の流路13に入る。流路13は流路7と隔
壁プレート5を介して対向する位置にあり、流路7と同
様に略U字状の折り返し形状をなしている。この流路1
3の隣接する流路間にも、空隙部となるスリット8cが
形成されている。流路13を流れた熱交換流体Bはヘッ
ダー12に集められ、出口管16より流出する。ここ
で、第1の流路プレート4には貫通孔12aおよび15
aが、隔壁プレート5には貫通孔12bおよび15bが
設けられており、積層時にヘッダー12、15を形成す
る。
および8cと対向する位置にスリット8bが設けられて
いる。さらに、隣接するヘッダー3と12の間には各プ
レートに空隙部をなすスリット14a、14b、14c
が、ヘッダー9と15の間には各プレートにスリット1
8a、18b、18cが、それぞれ設けられている。ま
た、エンドプレート1および17にも、それぞれのスリ
ットと対向する位置に、スリット8d、14d、18d
およびスリット8e、14e、18eが設けられてい
る。
で多数積層し、上下両面にエンドプレート1および17
を積層し、完全に密着接合することにより、積層式熱交
換器を形成する。こうして、熱交換流体AとBとは外部
に漏れることなく、ヘッダーおよび流路を流れることが
可能となる。この時、流路7を流れる熱交換流体Aは、
その上下に位置する2つの隔壁プレート5を介して、流
路13を流れる熱交換流体Bと熱交換を行うことにな
る。
の流路7がU字状に折り返したような形状をなす場合、
熱交換流体Aは隔壁プレート5を介して熱交換流体Bと
の熱交換を行うとともに、流路7の隣接する部分を流れ
る同じ熱交換流体Aとも熱交換を行う可能性がある。し
かし、本発明によれば、互いに隣接する形状を有する流
路7の間に、空隙部となるスリット8aが形成されてい
るため、この部分における熱の移動が完全に遮断され
る。同様に、熱交換流体Bについても、流路13の間に
スリット8cが形成されているため、この部分における
同一流路間の熱の移動が完全に遮断される。
3および12、またはヘッダー9および15が、図1に
示すように、隣接するような構成である場合、ヘッダー
周辺部に接合不良が生じると、ヘッダー間での異なる流
体の混合が発生する可能性がある。しかし、本発明によ
れば、ヘッダー3と12の間に空隙部となるスリット1
4a、14b、14cが、ヘッダー9と15の間にスリ
ット18a、18b、18cが、それぞれ設けられてい
るため、ヘッダー周辺部に接合不良が生じた場合も、異
なる流体のヘッダー間が遮断されるため、ヘッダー間で
の異なる流体の混合を回避することができる。
路における同一流体間の熱交換が完全に遮断されるた
め、伝熱特性に優れた積層式熱交換器を提供することが
できる。また、ヘッダー周辺部に接合不良が生じた場合
も、ヘッダー間での異なる流体の混合が回避され、信頼
性を向上させることができる。
器の実施例2について説明する。図2は本発明の実施例
2の積層式熱交換器の構成を示すものである。図2は積
層式熱交換器の内部の構成が説明できるように、一部を
分解して示している。
された入口管22よりヘッダー23へ流入する。ヘッダ
ー23は、各プレート24、25、26、25を積層し
たとき、各々に設けた流路27、貫通孔23aおよび2
3bにより形成される空間で、出入口管と流路を結んで
いる。ヘッダー23に流入した熱交換流体Aは第1の流
路プレート24に形成されたスリット状の流路27に入
る。流路27を流れた熱交換流体Aはヘッダー29に集
められ、出口管30より流出する。ヘッダー29も同様
に、各プレート24、25、26、25を積層したと
き、各々に設けた流路27、貫通孔29aおよび29b
により形成される空間である。
ッダー35に流入し、第2の流路プレート26に形成さ
れたスリット状の流路33に入る。流路33は流路27
と隔壁プレート25を介して対向する位置にある。流路
33を流れた熱交換流体Bはヘッダー32に集められ、
出口管36より流出する。ここで、第1の流路プレート
24には貫通孔32aおよび35aが、隔壁プレート2
5には貫通孔32bおよび35bが設けられており、積
層時にヘッダー32、35を形成する。
には、各々の流路およびヘッダーと熱交換器外周との間
に、空隙部をなすスリット28a、28bおよび28c
が設けられている。
25の順で多数積層し、上下両面にエンドプレート21
および37を積層し、完全に密着接合することにより、
積層式熱交換器を形成する。こうして、熱交換流体Aと
Bとは外部に漏れることなく、ヘッダーおよび流路を流
れることが可能となる。この時、流路27を流れる熱交
換流体Aは、その上下に位置する2つの隔壁プレート2
5を介して、流路33を流れる熱交換流体Bと熱交換を
行うことになる。
面と接触する空気と熱交換を行うため、断熱材等で熱交
換器の外表面を被覆し、外部との断熱を行う必要があ
り、新たな工程が増えコストが高くなってしまうという
課題があった。しかし、本発明によれば、各プレートの
流路およびヘッダーと熱交換器外周との間に外部から密
閉された空隙部が設けられ、外部との熱交換が密閉空間
内の熱伝導率の低い気体の流動によってのみ行われるた
め、熱交換器とその外部との熱交換を低減することがで
きる。
法やロウ付け法を用い、特に真空雰囲気下での接合によ
るものとすれば、この空隙部内が完全に真空化され、断
熱性に優れたいわゆる真空断熱を行うことができる。
を設けることにより、外部との熱交換を低減し、断熱材
等により断熱の必要がなくなり、工程低減および低コス
ト化を図ることができる。また、この熱交換器を真空下
で接合することで空隙部内を完全な真空状態にし、いわ
ゆる真空断熱を行うことができるため、さらに断熱性が
向上し、伝熱特性を向上させることができる。
器の実施例3について説明する。図3は本発明の実施例
3の積層式熱交換器の構成を示すものである。図3は積
層式熱交換器の内部の構成が説明できるように、一部を
分解して示している。
された入口管42よりヘッダー43へ流入する。ヘッダ
ー43は、各プレート44、45、46、45を積層し
たとき、各々に設けた流路47、貫通孔43aおよび4
3bにより形成される空間で、出入口管と流路を結んで
いる。ヘッダー43に流入した熱交換流体Aは第1の流
路プレート44に形成されたスリット状の流路47に入
る。流路47を流れた熱交換流体Aはヘッダー49に集
められ、出口管50より流出する。ヘッダー49も同様
に、各プレート44、45、46、45を積層したと
き、各々に設けた流路47、貫通孔49aおよび49b
により形成される空間である。
ッダー55に流入し、第2の流路プレート56に形成さ
れたスリット状の流路53に入る。流路53は流路47
と隔壁プレート45を介して対向する位置にある。流路
53を流れた熱交換流体Bはヘッダー52に集められ、
出口管56より流出する。ここで、第1の流路プレート
44には貫通孔52aおよび55aが、隔壁プレート4
5には貫通孔52bおよび55bが設けられており、積
層時にヘッダー52、55を形成する。
には、各々の流路およびヘッダーと熱交換器外周との間
に、空隙部をなし互いに連通するスリット48a、48
bおよび48cが設けられている。また、エンドプレー
ト41にはこれらのスリットと連通する検出管57が設
けられ、さらにこの検出管57は外部の流体検出手段5
8と接続されている。流体検出手段58としては、例え
ば、圧力変化を検出する圧力スイッチや圧力センサ、温
度変化を検出する温度スイッチや熱電対等の温度セン
サ、流体自身の物性値を検出するディテクタ等、流体の
有無を検出することができるもので有ればいずれのもの
でも構わない。
6、45の順で多数積層し、上下両面にエンドプレート
41および57を積層し、完全に密着接合することによ
り、積層式熱交換器を形成する。こうして、熱交換流体
AとBとは外部に漏れることなく、ヘッダーおよび流路
を流れることが可能となる。この時、流路47を流れる
熱交換流体Aは、その上下に位置する2つの隔壁プレー
ト45を介して、流路53を流れる熱交換流体Bと熱交
換を行うことになる。
積層時に連通するスリット状の空隙部を設け、さらに、
この空隙部に流体検出手段58を接続しているため、流
路内から万一流体が漏洩した際に、まずこの空隙部に流
れ込み、流体検出手段58により流体の漏洩を検出する
ことができる。
せることなく、熱交換器の異常を検出することができる
ため、熱交換器の信頼性の向上を図ることができる。
いて、各プレートへの流路、貫通孔、スリット等の形成
は、例えばエッチング加工や量産性の高いプレス加工に
より行えばよい。
は、1次側流体の流路が打ち抜かれた第1の流路プレー
トと、2次側流体の流路が打ち抜かれた第2の流路プレ
ートとを、隔壁プレートを介して複数組積み重ねて構成
した積層式熱交換器であって、前記第1の流路プレート
の流路が略U字状の折り返し形状を有し、前記第2の流
路プレートには前記流路と隔壁プレートを介して対向す
る位置に流路を設けるとともに、前記第1の流路プレー
トの隣接する流路間および前記第2の流路プレートの隣
接する流路間にスリット状の空隙部を設けるので、隣接
する流路における同一流体間の熱交換が完全に遮断され
るため、伝熱特性に優れた積層式熱交換器を提供するこ
とができる。
よび2次側流体のヘッダー孔が打ち抜かれた第1の流路
プレートと、2次側流体の流路および1次側流体のヘッ
ダー孔が打ち抜かれた第2の流路プレートとを、1次側
流体および2次側流体のヘッダー孔が打ち抜かれた隔壁
プレートを介して複数組積み重ねて構成した積層式熱交
換器であって、前記1次側および2次側流体のヘッダー
孔が互いに隣接するとともに、このヘッダー孔の間にス
リット状の空隙部を設けるので、異なる流体のヘッダー
間が遮断されるため、ヘッダー周辺部に接合不良が生じ
た場合も、ヘッダー間での異なる流体の混合が回避さ
れ、信頼性を向上させることができる。
打ち抜かれた第1の流路プレートと、2次側流体の流路
が打ち抜かれた第2の流路プレートとを、隔壁プレート
を介して複数組積み重ねて構成し、さらに、前記第1の
流路プレート、第2の流路プレートおよび隔壁プレート
の外周近傍にスリット状の空隙部を設けるので、熱交換
器外周近傍の空隙部内が密閉状態となり、外部との熱交
換を低減することができるため、断熱材等により熱交換
器表面を断熱する必要がなくなり、工程低減および低コ
スト化を図ることができる。
ート、第2の流路プレートおよび隔壁プレートの外周近
傍に積層時に連通するスリット状の空隙部を設け、この
空隙部に1次側または2次側流体の検出手段を接続する
ので、流路内から万一流体が漏洩した際に、まずこの空
隙部に流れ込み、さらに熱交換器外部に流体を漏洩させ
ることなく、熱交換器の異常を検出できるため、信頼性
の向上を図ることができる。
路プレートを隔壁プレートを介して複数組積み重ね、真
空下で加熱することにより接合を行うので、熱交換器外
周近傍の空隙部内を完全な真空状態にし、いわゆる真空
断熱を行うことができるため、断熱性の向上による伝熱
特性の向上を図ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】1次側流体の流路が打ち抜かれた第1の流
路プレートと、2次側流体の流路が打ち抜かれた第2の
流路プレートとを、隔壁プレートを介して複数組積み重
ねて構成した積層式熱交換器であって、前記第1の流路
プレートの流路が略U字状の折り返し形状を有し、前記
第2の流路プレートには前記流路と隔壁プレートを介し
て対向する位置に流路を設けるとともに、前記第1の流
路プレートの隣接する流路間および前記第2の流路プレ
ートの隣接する流路間にスリット状の空隙部を設けたこ
とを特徴とする積層式熱交換器。 - 【請求項2】1次側流体の流路および2次側流体のヘッ
ダー孔が打ち抜かれた第1の流路プレートと、2次側流
体の流路および1次側流体のヘッダー孔が打ち抜かれた
第2の流路プレートとを、1次側流体および2次側流体
のヘッダー孔が打ち抜かれた隔壁プレートを介して複数
組積み重ねて構成した積層式熱交換器であって、前記1
次側および2次側流体のヘッダー孔が互いに隣接すると
ともに、このヘッダー孔の間にスリット状の空隙部を設
けたことを特徴とする積層式熱交換器。 - 【請求項3】1次側流体の流路が打ち抜かれた第1の流
路プレートと、2次側流体の流路が打ち抜かれた第2の
流路プレートとを、隔壁プレートを介して複数組積み重
ねて構成し、さらに、前記第1の流路プレート、第2の
流路プレートおよび隔壁プレートの外周近傍にスリット
状の空隙部を設けたことを特徴とする積層式熱交換器。 - 【請求項4】第1の流路プレート、第2の流路プレート
および隔壁プレートの外周近傍の空隙部に1次側または
2次側流体の検出手段を接続した請求項3記載の積層式
熱交換器。 - 【請求項5】1次側流体の流路が打ち抜かれた第1の流
路プレートと、2次側流体の流路が打ち抜かれた第2の
流路プレートとを、隔壁プレートを介して複数組積み重
ねて構成し、さらに、前記第1の流路プレート、第2の
流路プレートおよび隔壁プレートの外周近傍にスリット
状の空隙部を設けた積層式熱交換器であって、第1およ
び第2の流路プレートを隔壁プレートを介して複数組積
み重ね、真空下で加熱することにより接合を行うことを
特徴とする積層式熱交換器の製造方法。
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