JP2000154414A - かつら枠 - Google Patents
かつら枠Info
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- JP2000154414A JP2000154414A JP10328039A JP32803998A JP2000154414A JP 2000154414 A JP2000154414 A JP 2000154414A JP 10328039 A JP10328039 A JP 10328039A JP 32803998 A JP32803998 A JP 32803998A JP 2000154414 A JP2000154414 A JP 2000154414A
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- Japan
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- wig
- wig frame
- frame base
- hair
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 快適に着用でき、作業者の熟練度も要求され
ず、短時間で簡単に製作することができるようにする。 【解決手段】 かつら枠を、かつら枠基体1と、台座部
2A,2Bとにより構成する。かつら枠基体1は、全体
を樹脂製の弾性を有する網状部材3で略半球状に形成す
る。台座部2A,2Bは、共に全体を樹脂製の弾性を有
する網状部材4で形成し、それをかつら枠基体1の外面
から膨出させた状態で熱溶着により一体に取り付ける。
かつらを作る場合には、このかつら枠の表面に毛髪を取
り付けるだけでよいので、熟練を要しない作業者であっ
ても簡単に作ることができる。また、台座部2A,2B
は、共に網状部材4で形成されていて、その中は空洞状
態であるため非常に通気性がよいので、かつらを快適に
着用することができる。
ず、短時間で簡単に製作することができるようにする。 【解決手段】 かつら枠を、かつら枠基体1と、台座部
2A,2Bとにより構成する。かつら枠基体1は、全体
を樹脂製の弾性を有する網状部材3で略半球状に形成す
る。台座部2A,2Bは、共に全体を樹脂製の弾性を有
する網状部材4で形成し、それをかつら枠基体1の外面
から膨出させた状態で熱溶着により一体に取り付ける。
かつらを作る場合には、このかつら枠の表面に毛髪を取
り付けるだけでよいので、熟練を要しない作業者であっ
ても簡単に作ることができる。また、台座部2A,2B
は、共に網状部材4で形成されていて、その中は空洞状
態であるため非常に通気性がよいので、かつらを快適に
着用することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、かつらを形成す
る際に使用するかつら枠に関する。
る際に使用するかつら枠に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、日本髪のかつらや、ちょん髷の
かつら、さらにはファッション用のかつらには、かつら
枠が使用されていて、そのかつら枠の外側に毛髪となる
部分が所要の形状で取り付けられている。このようなか
つら枠は、従来のものは、例えば繊維で形成した細かい
網状の部材で形成したかつら枠基体を、直接頭部に接す
るように被るようになっていて、そのかつら枠基体の外
側の所要の位置に、すき毛(ヘアトップ)と呼ばれる毛
状のものを殆ど隙間なくびっしりと束ねたものを取り付
けることにより盛り上げて髪型の土台部分を形成し、そ
の上に毛髪となる部分を取り付けることにより、所望の
髪型のかつらにしている。
かつら、さらにはファッション用のかつらには、かつら
枠が使用されていて、そのかつら枠の外側に毛髪となる
部分が所要の形状で取り付けられている。このようなか
つら枠は、従来のものは、例えば繊維で形成した細かい
網状の部材で形成したかつら枠基体を、直接頭部に接す
るように被るようになっていて、そのかつら枠基体の外
側の所要の位置に、すき毛(ヘアトップ)と呼ばれる毛
状のものを殆ど隙間なくびっしりと束ねたものを取り付
けることにより盛り上げて髪型の土台部分を形成し、そ
の上に毛髪となる部分を取り付けることにより、所望の
髪型のかつらにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のすき毛を使用したかつら枠は、そのかつら枠
の外側の所要の位置にすき毛をびっしりと殆ど隙間なく
取り付ける構成であったため、かつらを着用した人の頭
部における通気性が非常に悪いということがあった。
うな従来のすき毛を使用したかつら枠は、そのかつら枠
の外側の所要の位置にすき毛をびっしりと殆ど隙間なく
取り付ける構成であったため、かつらを着用した人の頭
部における通気性が非常に悪いということがあった。
【0004】特に、気温の高い夏場、あるいは時代劇等
に使用されるかつらのように動きの激しい人が着用した
ときには、頭部が蒸れてしまうので不快感を感じること
が多かった。また、かつら枠基体の外側にすき毛を束ね
ることにより盛り上げ部分を形成し、それによって所要
の髪型にしているため、かつらの出来ばえが作業者の熟
練度に左右されてしまうということもあった。
に使用されるかつらのように動きの激しい人が着用した
ときには、頭部が蒸れてしまうので不快感を感じること
が多かった。また、かつら枠基体の外側にすき毛を束ね
ることにより盛り上げ部分を形成し、それによって所要
の髪型にしているため、かつらの出来ばえが作業者の熟
練度に左右されてしまうということもあった。
【0005】さらに、その髪の毛の盛り上げ部分を作る
ためのすき毛は、かつら枠基体に縫い付けたり、接着に
より取り付けたりしなければならなかったので、その取
り付けに手間がかかると共に、接着の場合には接着剤が
固着するまで乾燥させなければならないので、それを置
いておくスペースも必要になってしまうという問題点が
あった。また、折角できあがったかつらに、誤って髪の
毛の盛り上げ部分に手などが触れることによって形を崩
してしまったときには、元の状態に戻すのが面倒である
ということもあった。
ためのすき毛は、かつら枠基体に縫い付けたり、接着に
より取り付けたりしなければならなかったので、その取
り付けに手間がかかると共に、接着の場合には接着剤が
固着するまで乾燥させなければならないので、それを置
いておくスペースも必要になってしまうという問題点が
あった。また、折角できあがったかつらに、誤って髪の
毛の盛り上げ部分に手などが触れることによって形を崩
してしまったときには、元の状態に戻すのが面倒である
ということもあった。
【0006】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、通気性がよく快適に着用することがで
き、かつらの出来ばえに作業者の熟練度が左右されず、
しかも短時間で簡単に製作することができ、かつらに仕
上げた後で髪の毛の盛り上げ部分に誤って手などが触れ
て形を崩してしまったときでも、すぐに元の状態に戻す
ことができるかつら枠を提供することを目的とする。
たものであり、通気性がよく快適に着用することがで
き、かつらの出来ばえに作業者の熟練度が左右されず、
しかも短時間で簡単に製作することができ、かつらに仕
上げた後で髪の毛の盛り上げ部分に誤って手などが触れ
て形を崩してしまったときでも、すぐに元の状態に戻す
ことができるかつら枠を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、被った際に頭部に接するかつら枠基体を
樹脂製の弾性を有する網状部材で形成し、毛髪を表面に
取り付けるための台座部をかつら枠基体の外側の所要の
位置に膨出させた状態で取り付け、その台座部も樹脂製
の弾性を有する網状部材で形成したかつら枠を提供す
る。
達成するため、被った際に頭部に接するかつら枠基体を
樹脂製の弾性を有する網状部材で形成し、毛髪を表面に
取り付けるための台座部をかつら枠基体の外側の所要の
位置に膨出させた状態で取り付け、その台座部も樹脂製
の弾性を有する網状部材で形成したかつら枠を提供す
る。
【0008】このかつら枠によれば、所定の形状に形成
した台座部の表面に毛髪を取り付けるだけで、かつらの
髪の毛の盛り上げ部分を簡単に作ることができるので、
熟練を要しない作業者であっても、美しい形のかつらを
簡単に作ることができる。また、その髪の毛の盛り上げ
部分は、弾性を有する樹脂製の網状部材をかつら枠基体
の外側に膨出させた状態で取り付けることにより形成し
ているので、非常に通気性がよく快適に着用することが
できる。
した台座部の表面に毛髪を取り付けるだけで、かつらの
髪の毛の盛り上げ部分を簡単に作ることができるので、
熟練を要しない作業者であっても、美しい形のかつらを
簡単に作ることができる。また、その髪の毛の盛り上げ
部分は、弾性を有する樹脂製の網状部材をかつら枠基体
の外側に膨出させた状態で取り付けることにより形成し
ているので、非常に通気性がよく快適に着用することが
できる。
【0009】そして、このかつら枠を使用して形成した
かつらの上記髪の毛の盛り上げ部分に誤って手などを触
れて形を崩してしまったときでも、その髪の毛の盛り上
げ部分を形成している膨出状の台座部は、樹脂製の弾性
を有する網状部材で形成されているので、その材料自身
が持つ復帰力により、すぐに元の美しい状態に戻る。
かつらの上記髪の毛の盛り上げ部分に誤って手などを触
れて形を崩してしまったときでも、その髪の毛の盛り上
げ部分を形成している膨出状の台座部は、樹脂製の弾性
を有する網状部材で形成されているので、その材料自身
が持つ復帰力により、すぐに元の美しい状態に戻る。
【0010】そして、その台座部を、かつら枠基体に熱
溶着により一体に取り付けるようにすれば、糸等を使用
して取り付ける場合に比べて短時間で簡単に製作するこ
とができる。また、接着剤を使用して固定する場合に比
べて乾燥時間が必要ないので、接着剤が固着するまで放
置しておく場所も必要ない。
溶着により一体に取り付けるようにすれば、糸等を使用
して取り付ける場合に比べて短時間で簡単に製作するこ
とができる。また、接着剤を使用して固定する場合に比
べて乾燥時間が必要ないので、接着剤が固着するまで放
置しておく場所も必要ない。
【0011】さらに、その台座部は、かつら枠基体との
間に一部貫通部分を形成するように、かつら枠基体の外
側に取り付けるようにしてもよい。このようにすれば、
形成するかつらのバリエーションが広がる。
間に一部貫通部分を形成するように、かつら枠基体の外
側に取り付けるようにしてもよい。このようにすれば、
形成するかつらのバリエーションが広がる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
であるかつら枠を示す側面図、図2は同じくそのかつら
枠を構成するかつら枠基体を後部側から見た斜視図、図
3は同じくそのかつら枠を使用して形成したかつらの例
を示す側面図である。図1に示すかつら枠は、被った際
に頭部に接するかつら枠基体1と、そのかつら枠基体1
の外側に取り付ける台座部2A,2Bとからなる。その
かつら枠基体1は、全体を樹脂製の弾性を有する網状部
材、例えばポリエチレン,ポリプロピレン等で網状に形
成した網状部材3を、着用する人の頭部に沿う略半球状
に形成したものである。
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
であるかつら枠を示す側面図、図2は同じくそのかつら
枠を構成するかつら枠基体を後部側から見た斜視図、図
3は同じくそのかつら枠を使用して形成したかつらの例
を示す側面図である。図1に示すかつら枠は、被った際
に頭部に接するかつら枠基体1と、そのかつら枠基体1
の外側に取り付ける台座部2A,2Bとからなる。その
かつら枠基体1は、全体を樹脂製の弾性を有する網状部
材、例えばポリエチレン,ポリプロピレン等で網状に形
成した網状部材3を、着用する人の頭部に沿う略半球状
に形成したものである。
【0013】そのかつら枠基体1の後部には、図2に示
すように後部下縁から上方に向かって所定の長さの切り
込み8を形成し、その切り込み8の下部に、その切り込
み8を跨ぐように伸縮自在なゴム9を取り付けている。
したがって、このかつら枠基体1を被着者の頭部に被せ
たときには、ゴム9の伸縮作用により、かつら枠基体1
の下縁が被着者の首筋にピッタリとフィットする。
すように後部下縁から上方に向かって所定の長さの切り
込み8を形成し、その切り込み8の下部に、その切り込
み8を跨ぐように伸縮自在なゴム9を取り付けている。
したがって、このかつら枠基体1を被着者の頭部に被せ
たときには、ゴム9の伸縮作用により、かつら枠基体1
の下縁が被着者の首筋にピッタリとフィットする。
【0014】また、図1に示した台座部2A,2Bは、
同様に全体を例えばポリエチレン,ポリプロピレン等で
網状に形成した各網状部材4を、かつら枠基体1の外面
の所要の位置に、その外面から膨出させた状態で熱溶着
により一体に取り付けたものである。その台座部2A
は、このかつら枠を図3に示すようなかつらに仕上げた
際に、表面にびん部の毛髪5及び前髪部の毛髪6が取り
付けられる髪の毛の盛り上げ部となる処であり、台座部
2Bは髷部の毛髪7が取り付けられる髪の毛の盛り上げ
部となる処である。
同様に全体を例えばポリエチレン,ポリプロピレン等で
網状に形成した各網状部材4を、かつら枠基体1の外面
の所要の位置に、その外面から膨出させた状態で熱溶着
により一体に取り付けたものである。その台座部2A
は、このかつら枠を図3に示すようなかつらに仕上げた
際に、表面にびん部の毛髪5及び前髪部の毛髪6が取り
付けられる髪の毛の盛り上げ部となる処であり、台座部
2Bは髷部の毛髪7が取り付けられる髪の毛の盛り上げ
部となる処である。
【0015】図1に示したかつら枠基体1を作るには、
図4に示すように頭部の形状に沿うように予め何枚かに
分割した網状部材片3a〜3e(その数は適宜増減可
能)を、頭部の形状に近似させて形成している熱溶着用
の治具(図示せず)にセットし、その各網状部材片3a
〜3eのそれぞれ接合部に熱を加えることによって熱溶
着し、それらを略半球状のかつら枠基体1とする。
図4に示すように頭部の形状に沿うように予め何枚かに
分割した網状部材片3a〜3e(その数は適宜増減可
能)を、頭部の形状に近似させて形成している熱溶着用
の治具(図示せず)にセットし、その各網状部材片3a
〜3eのそれぞれ接合部に熱を加えることによって熱溶
着し、それらを略半球状のかつら枠基体1とする。
【0016】次に、図1に示した台座部2Aと2Bを一
体の所要形状にするために、図5に示すように複数の網
状部材片4a〜4g(その数は適宜増減可能)を、所要
形状に形成した熱溶着用の治具(図示せず)にセット
し、その各網状部材片4a〜4gのそれぞれ接合部に熱
を加えることによって熱溶着し、それらを図1に示した
ような形状の台座部2A,2Bとする。
体の所要形状にするために、図5に示すように複数の網
状部材片4a〜4g(その数は適宜増減可能)を、所要
形状に形成した熱溶着用の治具(図示せず)にセット
し、その各網状部材片4a〜4gのそれぞれ接合部に熱
を加えることによって熱溶着し、それらを図1に示した
ような形状の台座部2A,2Bとする。
【0017】その後、その台座部2A,2Bをかつら枠
基体1の外側の所要の位置にセットし、それらを熱溶着
により一体に固定する。このように、このかつら枠は、
台座部2A,2Bをかつら枠基体1に熱溶着により樹脂
同士を溶かして一体に固定するため、それらを接着剤に
より固定する場合のように、接着材が乾燥するまで動か
さずに保持しておく必要がないので、非常に簡単かつ短
時間で、かつら枠を形成することができる。
基体1の外側の所要の位置にセットし、それらを熱溶着
により一体に固定する。このように、このかつら枠は、
台座部2A,2Bをかつら枠基体1に熱溶着により樹脂
同士を溶かして一体に固定するため、それらを接着剤に
より固定する場合のように、接着材が乾燥するまで動か
さずに保持しておく必要がないので、非常に簡単かつ短
時間で、かつら枠を形成することができる。
【0018】また、このかつら枠は、所定の形状に形成
した台座部2A,2Bの表面に毛髪を取り付けるだけ
で、図3に示したようなびん部の毛髪5,前髪部の毛髪
6及び髷部の毛髪7のそれぞれ盛り上げ部分を簡単に作
ることができるので、熟練を要しない作業者であって
も、美しい形のかつらを簡単に作ることができる。さら
に、その髪の毛の盛り上げ部分は、弾性を有する樹脂製
の網状部材片4a〜4gからなる台座部2A,2Bを、
かつら枠基体1の外側に膨出させた状態で取り付けるこ
とにより形成しているので、その台座部2A,2Bの中
は空洞状態であって非常に通気性がよいため、かつらを
快適に着用することができる。
した台座部2A,2Bの表面に毛髪を取り付けるだけ
で、図3に示したようなびん部の毛髪5,前髪部の毛髪
6及び髷部の毛髪7のそれぞれ盛り上げ部分を簡単に作
ることができるので、熟練を要しない作業者であって
も、美しい形のかつらを簡単に作ることができる。さら
に、その髪の毛の盛り上げ部分は、弾性を有する樹脂製
の網状部材片4a〜4gからなる台座部2A,2Bを、
かつら枠基体1の外側に膨出させた状態で取り付けるこ
とにより形成しているので、その台座部2A,2Bの中
は空洞状態であって非常に通気性がよいため、かつらを
快適に着用することができる。
【0019】また、このかつら枠1を使用して図3に示
したようなかつらを形成した後に、誤ってそのかつらの
髪の毛を盛り上げた毛髪5や6、あるいは毛髪7に触れ
て形を崩してしまったときでも、その髪の毛を盛り上げ
ている膨出状の台座部2A,2Bは、前述したように弾
性を有する樹脂製の網状部材片4a〜4gで形成されて
いるので、その材料自身が持つ復帰力により、すぐに元
の美しい状態に復帰する。
したようなかつらを形成した後に、誤ってそのかつらの
髪の毛を盛り上げた毛髪5や6、あるいは毛髪7に触れ
て形を崩してしまったときでも、その髪の毛を盛り上げ
ている膨出状の台座部2A,2Bは、前述したように弾
性を有する樹脂製の網状部材片4a〜4gで形成されて
いるので、その材料自身が持つ復帰力により、すぐに元
の美しい状態に復帰する。
【0020】なお、図1の例では、かつら枠基体1の外
側に2つの台座部2A,2Bを取り付けた場合の例を示
したが、その台座部は、作ろうとするかつらの形状に合
わせて、その数を適宜増減することができる部分であ
り、その形状も任意の形状にすることができる。
側に2つの台座部2A,2Bを取り付けた場合の例を示
したが、その台座部は、作ろうとするかつらの形状に合
わせて、その数を適宜増減することができる部分であ
り、その形状も任意の形状にすることができる。
【0021】図6はこの発明によるかつら枠の他の実施
の形態を示す側面図であり、図1と対応する部分には同
一の符号を付してある。この実施の形態によるかつら枠
は、日本髪のかつらに使用するものであり、そこに使用
する台座部22は、かつら枠基体1′との間に一部貫通
部分25を形成するように、かつら枠基体1′の外側に
両端部22aと22bを熱溶着により一体に固定してい
る。また、かつら枠基体1′の後部には、たぼ用の台座
部23を、同様に熱溶着により一体に固定している。
の形態を示す側面図であり、図1と対応する部分には同
一の符号を付してある。この実施の形態によるかつら枠
は、日本髪のかつらに使用するものであり、そこに使用
する台座部22は、かつら枠基体1′との間に一部貫通
部分25を形成するように、かつら枠基体1′の外側に
両端部22aと22bを熱溶着により一体に固定してい
る。また、かつら枠基体1′の後部には、たぼ用の台座
部23を、同様に熱溶着により一体に固定している。
【0022】このかつら枠を使用すれば、台座部22の
表面全体に髪を取り付ければ、その部分を日本髪のかつ
らの髷にすることができる。このように、この発明によ
るかつら枠の台座部は、その形状を目的に合わせて任意
の形状にすることができるので、広いバリエーションの
かつらに使用することができる。
表面全体に髪を取り付ければ、その部分を日本髪のかつ
らの髷にすることができる。このように、この発明によ
るかつら枠の台座部は、その形状を目的に合わせて任意
の形状にすることができるので、広いバリエーションの
かつらに使用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるか
つら枠によれば、かつら枠基体と、そこに取り付ける台
座部とを共に樹脂製の弾性を有する網状部材で形成する
ようにしたので、通気性がよく快適に着用することがで
きる。また、かつらの出来ばえに作業者の熟練度が左右
されず、しかも短時間で簡単に製作することができる。
そして、かつらに仕上げた後で髪の毛の盛り上げ部分に
誤って手などが触れて形を崩してしまったときでも、台
座部は弾性を有する樹脂製の網状部材で形成されている
ので、すぐに元の状態に戻る。
つら枠によれば、かつら枠基体と、そこに取り付ける台
座部とを共に樹脂製の弾性を有する網状部材で形成する
ようにしたので、通気性がよく快適に着用することがで
きる。また、かつらの出来ばえに作業者の熟練度が左右
されず、しかも短時間で簡単に製作することができる。
そして、かつらに仕上げた後で髪の毛の盛り上げ部分に
誤って手などが触れて形を崩してしまったときでも、台
座部は弾性を有する樹脂製の網状部材で形成されている
ので、すぐに元の状態に戻る。
【図1】この発明の一実施形態例であるかつら枠を示す
側面図である。
側面図である。
【図2】同じくそのかつら枠を構成するかつら枠基体を
後部側から見た斜視図である。
後部側から見た斜視図である。
【図3】同じくそのかつら枠を使用して形成したかつら
の例を示す側面図である。
の例を示す側面図である。
【図4】図2に示したかつら枠基体を構成する複数の網
状部材片を示す斜視図である。
状部材片を示す斜視図である。
【図5】図1に示したかつら枠を構成している2つの各
台座部をそれぞれ構成する複数の網状部材片を示す斜視
図である。
台座部をそれぞれ構成する複数の網状部材片を示す斜視
図である。
【図6】この発明によるかつら枠の他の実施の形態を示
す図1と同様な側面図である。
す図1と同様な側面図である。
1,1′:かつら枠基体 2A,2B,22,23:台座部 3,4:網状部材 25:貫通部分
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月28日(2000.1.2
8)
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項2】 前記台座部は、前記かつら枠基体との間
に一部貫通部分を形成するように前記かつら枠基体の外
側に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載
のかつら枠。
に一部貫通部分を形成するように前記かつら枠基体の外
側に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載
のかつら枠。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、被った際に頭部に接するかつら枠基体を
樹脂製の弾性を有する網状部材で形成すると共に、髪の
毛の盛り上げ部分になる処であり表面に毛髪が取り付け
られる台座部も樹脂製の弾性を有する網状部材で形成
し、その台座部をかつら枠基体の外側の所要の位置に膨
出させた状態で熱溶着により一体に取り付けたかつら枠
を提供する。
達成するため、被った際に頭部に接するかつら枠基体を
樹脂製の弾性を有する網状部材で形成すると共に、髪の
毛の盛り上げ部分になる処であり表面に毛髪が取り付け
られる台座部も樹脂製の弾性を有する網状部材で形成
し、その台座部をかつら枠基体の外側の所要の位置に膨
出させた状態で熱溶着により一体に取り付けたかつら枠
を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】そして、その台座部は、かつら枠基体に熱
溶着により一体に取り付けるので、糸等を使用して取り
付ける場合に比べて短時間で簡単に製作することができ
る。また、接着剤を使用して固定する場合に比べて乾燥
時間が必要ないので、接着剤が固着するまで放置してお
く場所も必要ない。
溶着により一体に取り付けるので、糸等を使用して取り
付ける場合に比べて短時間で簡単に製作することができ
る。また、接着剤を使用して固定する場合に比べて乾燥
時間が必要ないので、接着剤が固着するまで放置してお
く場所も必要ない。
Claims (3)
- 【請求項1】 被った際に頭部に接するかつら枠基体を
樹脂製の弾性を有する網状部材で形成し、毛髪を表面に
取り付けるための台座部を前記かつら枠基体の外側の所
要の位置に膨出させた状態で取り付け、該台座部も樹脂
製の弾性を有する網状部材で形成したことを特徴とする
かつら枠。 - 【請求項2】 前記台座部は、前記かつら枠基体に熱溶
着により一体に取り付けられていることを特徴とする請
求項1記載のかつら枠。 - 【請求項3】 前記台座部は、前記かつら枠基体との間
に一部貫通部分を形成するように前記かつら枠基体の外
側に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は
2記載のかつら枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328039A JP2000154414A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | かつら枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328039A JP2000154414A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | かつら枠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000154414A true JP2000154414A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18205841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10328039A Pending JP2000154414A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | かつら枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000154414A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011174192A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Unihair Co Ltd | 採寸用キャップ、採寸方法、ウィッグベースの作製方法 |
US20140202481A1 (en) * | 2013-01-22 | 2014-07-24 | Aderans Company Limited | Wig base for a wig, which is a type of covering whole head of wearer |
CN106102495A (zh) * | 2014-08-08 | 2016-11-09 | 爱德兰丝株式会社 | 具备大致h形状的伸缩性区域的假发基体 |
CN111743253A (zh) * | 2020-07-28 | 2020-10-09 | 郑太寅 | 脏辫假发套的加工方法 |
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1998
- 1998-11-18 JP JP10328039A patent/JP2000154414A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011174192A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Unihair Co Ltd | 採寸用キャップ、採寸方法、ウィッグベースの作製方法 |
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