JP2000143192A - 産業車両の運転シート - Google Patents
産業車両の運転シートInfo
- Publication number
- JP2000143192A JP2000143192A JP10313387A JP31338798A JP2000143192A JP 2000143192 A JP2000143192 A JP 2000143192A JP 10313387 A JP10313387 A JP 10313387A JP 31338798 A JP31338798 A JP 31338798A JP 2000143192 A JP2000143192 A JP 2000143192A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- driving
- rotation
- vehicle
- armrest
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全性を維持しつつ,産業車両の後進時にお
ける運転手の姿勢を楽な姿勢にすることができる,産業
車両の運転シートを提供すること。 【解決手段】 車両の前進状態と後進状態とを切替える
切替手段81を有する産業車両8に搭載される,運転手
着座用の運転シート1である。運転シート1は,運転中
にその全体が左右方向の少なくとも一方に回動できるよ
う設けられており,かつ,回動は,切替手段81により
後進状態が選択されている場合にのみ開始できるよう構
成されている。
ける運転手の姿勢を楽な姿勢にすることができる,産業
車両の運転シートを提供すること。 【解決手段】 車両の前進状態と後進状態とを切替える
切替手段81を有する産業車両8に搭載される,運転手
着座用の運転シート1である。運転シート1は,運転中
にその全体が左右方向の少なくとも一方に回動できるよ
う設けられており,かつ,回動は,切替手段81により
後進状態が選択されている場合にのみ開始できるよう構
成されている。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は,フォークリフト等の産業車両に
おける,運転手が着座するための運転シートに関する。
おける,運転手が着座するための運転シートに関する。
【0002】
【従来技術】例えばフォークリフト等の産業車両におい
ては,該車両を運転する運転手が着座するための運転シ
ートが配設されている。従来の運転シート9は,図11
に示すごとく,運転手が着座するための座部91と,該
座部91の後方に設けられた背もたれ部92とよりな
る。また,座部91の下方には,車両への取付けを行う
と共に前後位置を調整するための取付部98を設けてあ
る。
ては,該車両を運転する運転手が着座するための運転シ
ートが配設されている。従来の運転シート9は,図11
に示すごとく,運転手が着座するための座部91と,該
座部91の後方に設けられた背もたれ部92とよりな
る。また,座部91の下方には,車両への取付けを行う
と共に前後位置を調整するための取付部98を設けてあ
る。
【0003】
【解決しようとする課題】ところで,フォークリフト等
の産業車両においては,荷役作業等を行うために,前進
と後進がほぼ同等の割合で行われ,通常の乗用車等と比
較して,後進を行う割合が非常に多い。また車両の後進
時には,運転手は後方を確認しながら運転する必要があ
る。しかしながら,上記のごとく正面に向いた運転シー
ト9に着座したまま後方を確認する姿勢は決して楽な姿
勢ではない。また,この姿勢を長時間維持して後進運転
を続けることは,運転手にとって苦痛となる場合もあ
る。
の産業車両においては,荷役作業等を行うために,前進
と後進がほぼ同等の割合で行われ,通常の乗用車等と比
較して,後進を行う割合が非常に多い。また車両の後進
時には,運転手は後方を確認しながら運転する必要があ
る。しかしながら,上記のごとく正面に向いた運転シー
ト9に着座したまま後方を確認する姿勢は決して楽な姿
勢ではない。また,この姿勢を長時間維持して後進運転
を続けることは,運転手にとって苦痛となる場合もあ
る。
【0004】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,安全性を維持しつつ,産業車両の後進時
における運転手の姿勢を楽な姿勢にすることができる,
産業車両の運転シートを提供しようとするものである。
されたもので,安全性を維持しつつ,産業車両の後進時
における運転手の姿勢を楽な姿勢にすることができる,
産業車両の運転シートを提供しようとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,車両の前
進状態と後進状態とを切替える切替手段を有する産業車
両に搭載される,運転手着座用の運転シートにおいて,
該運転シートは,運転中にその全体が左右方向の少なく
とも一方に回動できるよう設けられており,かつ,上記
回動は,上記切替手段により上記後進状態が選択されて
いる場合にのみ開始できるよう構成されていることを特
徴とする産業車両の運転シートに有る。
進状態と後進状態とを切替える切替手段を有する産業車
両に搭載される,運転手着座用の運転シートにおいて,
該運転シートは,運転中にその全体が左右方向の少なく
とも一方に回動できるよう設けられており,かつ,上記
回動は,上記切替手段により上記後進状態が選択されて
いる場合にのみ開始できるよう構成されていることを特
徴とする産業車両の運転シートに有る。
【0006】本発明において最も注目すべきことは,上
記運転シートは,運転中にその全体が回動できるよう設
けられており,かつ,上記回動は,上記特定の状態にお
いてのみ開始できるよう構成されていることである。こ
こで,上記前進状態または後進状態とは,車両の走行ギ
ア等が前進位置または後進位置にあり,アクセル等を操
作することにより前進または後進できる状態にある場合
をいい,実際の走行時と停止時の両者を含む。
記運転シートは,運転中にその全体が回動できるよう設
けられており,かつ,上記回動は,上記特定の状態にお
いてのみ開始できるよう構成されていることである。こ
こで,上記前進状態または後進状態とは,車両の走行ギ
ア等が前進位置または後進位置にあり,アクセル等を操
作することにより前進または後進できる状態にある場合
をいい,実際の走行時と停止時の両者を含む。
【0007】上記運転シートは,上記のごとく,左右方
向の少なくとも一方に回動可能に設ける。即ち,運転シ
ートの正面から右方向のみに回動可能に設けてもよい
し,正面から左方向のみに回動可能に設けてもよい。さ
らに,左右両方向へ回動可能に設けてもよい。これらの
回動方向の設定は,例えばステアリングホイール等の運
転操作手段のレイアウト等によって変更することが好ま
しい。
向の少なくとも一方に回動可能に設ける。即ち,運転シ
ートの正面から右方向のみに回動可能に設けてもよい
し,正面から左方向のみに回動可能に設けてもよい。さ
らに,左右両方向へ回動可能に設けてもよい。これらの
回動方向の設定は,例えばステアリングホイール等の運
転操作手段のレイアウト等によって変更することが好ま
しい。
【0008】また,上記運転シートの回動は,種々の手
段により実現することができるが,例えば,運転シート
の底面にターンテーブルを配置することにより行うこと
ができる。
段により実現することができるが,例えば,運転シート
の底面にターンテーブルを配置することにより行うこと
ができる。
【0009】また,上記切替手段と運転シートの回動開
始タイミングの制御は,例えば運転シートの回動を電磁
弁の開閉によって回動可能状態または回動不可状態に切
替えるように構成しておき,上記切替手段が後進状態に
なったときに上記電磁弁を開いて運転シートを回動可能
状態とするという制御方法等を採ることにより実現でき
る。また,このとき,運転シートの回動不可状態への移
行は,例えば,上記切替手段が前進状態になり,かつ,
運転シートが正面位置に復帰した際に上記電磁弁を閉じ
て回動不可状態とするというような制御により行うこと
ができる。
始タイミングの制御は,例えば運転シートの回動を電磁
弁の開閉によって回動可能状態または回動不可状態に切
替えるように構成しておき,上記切替手段が後進状態に
なったときに上記電磁弁を開いて運転シートを回動可能
状態とするという制御方法等を採ることにより実現でき
る。また,このとき,運転シートの回動不可状態への移
行は,例えば,上記切替手段が前進状態になり,かつ,
運転シートが正面位置に復帰した際に上記電磁弁を閉じ
て回動不可状態とするというような制御により行うこと
ができる。
【0010】なお,本発明は,上記運転シートを運転中
の上記タイミングに回動可能にする点にあるが,これと
組合わせて,乗降性を向上させることを目的として,停
止中においても,運転シートを回動可能にしてもよい。
の上記タイミングに回動可能にする点にあるが,これと
組合わせて,乗降性を向上させることを目的として,停
止中においても,運転シートを回動可能にしてもよい。
【0011】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明の産業車両の運転シートは,上記のごとく,運転
中に回動可能に設けてある。また,その回動は,後進状
態においてのみ開始できる。そして,運転手が産業車両
を後進させたい場合には,上記切替手段を後進状態にす
ることによって,上記運転シートを回動させることがで
きる。そのため,運転手は,従来と異なり,座席を動か
して体を後方に向けることができる。それ故,従来より
も楽な姿勢で後方確認を行うことができる。
本発明の産業車両の運転シートは,上記のごとく,運転
中に回動可能に設けてある。また,その回動は,後進状
態においてのみ開始できる。そして,運転手が産業車両
を後進させたい場合には,上記切替手段を後進状態にす
ることによって,上記運転シートを回動させることがで
きる。そのため,運転手は,従来と異なり,座席を動か
して体を後方に向けることができる。それ故,従来より
も楽な姿勢で後方確認を行うことができる。
【0012】また,上記運転シートの回動は,上記のご
とく,車両の後進状態の場合にのみ開始できる。そのた
め,前進運転中に不意に運転シートが回動してしまうと
いうような危険を確実に回避することができる。それ
故,運転シートを回動可能にしても,従来と同様の安全
性を維持することができる。
とく,車両の後進状態の場合にのみ開始できる。そのた
め,前進運転中に不意に運転シートが回動してしまうと
いうような危険を確実に回避することができる。それ
故,運転シートを回動可能にしても,従来と同様の安全
性を維持することができる。
【0013】したがって,本発明によれば,安全性を維
持しつつ,産業車両の後進時における運転手の姿勢を楽
な姿勢にすることができる,産業車両の運転シートが得
られる。
持しつつ,産業車両の後進時における運転手の姿勢を楽
な姿勢にすることができる,産業車両の運転シートが得
られる。
【0014】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記産業車両または上記運転シートには,該運転シートの
回動を許容する回動許可状態と回動を許容しない回動不
許可状態とを選択する回動スイッチを設けてあり,上記
切替手段が上記後進状態に選択されていると共に該回動
スイッチが上記回動許可状態に選択された場合にのみ,
上記運転シートの回転を開始できるよう構成されている
ことが好ましい。
記産業車両または上記運転シートには,該運転シートの
回動を許容する回動許可状態と回動を許容しない回動不
許可状態とを選択する回動スイッチを設けてあり,上記
切替手段が上記後進状態に選択されていると共に該回動
スイッチが上記回動許可状態に選択された場合にのみ,
上記運転シートの回転を開始できるよう構成されている
ことが好ましい。
【0015】この場合には,上記回動スイッチの選択に
よって,運転シートの回動を一切中止することができ
る。例えば,複数の運転手が上記産業車両を交替で運転
するような場合には,運転手の好みによって,運転シー
トの回動有無を上記回動スイッチの操作によって選択す
ることができる。
よって,運転シートの回動を一切中止することができ
る。例えば,複数の運転手が上記産業車両を交替で運転
するような場合には,運転手の好みによって,運転シー
トの回動有無を上記回動スイッチの操作によって選択す
ることができる。
【0016】そして,回動スイッチを上記回動許可状態
に選択した場合にのみ,上記後進状態における運転シー
トの回動開始を実現することができ,一方,回動スイッ
チを上記回動不許可状態に選択した場合には,上記切替
手段の状態にかかわらず,運転シートを回動できないよ
うにすることができる。
に選択した場合にのみ,上記後進状態における運転シー
トの回動開始を実現することができ,一方,回動スイッ
チを上記回動不許可状態に選択した場合には,上記切替
手段の状態にかかわらず,運転シートを回動できないよ
うにすることができる。
【0017】また,請求項3に記載の発明のように,上
記運転シートは,運転手が着座するための座部と,該座
部の後方に設けられた背もたれ部と,上記座部の左右の
少なくとも一方に設けられた肘掛け部とよりなり,該肘
掛け部には,車両の運転機能を操作するための運転操作
手段を配設してあることが好ましい。
記運転シートは,運転手が着座するための座部と,該座
部の後方に設けられた背もたれ部と,上記座部の左右の
少なくとも一方に設けられた肘掛け部とよりなり,該肘
掛け部には,車両の運転機能を操作するための運転操作
手段を配設してあることが好ましい。
【0018】上記肘掛け部は,座部の左右いずれか一方
に設けてもよいし,左右両側に設けてもよい。また左右
両側に肘掛け部を設けた場合には,その両方に上記運転
操作手段を設けることもできるし,いずれか一方の肘掛
け部のみに上記運転操作手段を設けることもできる。
に設けてもよいし,左右両側に設けてもよい。また左右
両側に肘掛け部を設けた場合には,その両方に上記運転
操作手段を設けることもできるし,いずれか一方の肘掛
け部のみに上記運転操作手段を設けることもできる。
【0019】上記運転操作手段としては,操舵を行うス
テアリングホイール,エンジン回転数を変更するアクセ
ルペダル,ギア比の変更を行うチェインジレバー,等が
ある。これら全ての運転操作手段を上記肘掛け部に配設
してもよいし,1つの運転操作手段だけを上記肘掛け部
に設けることもできる。
テアリングホイール,エンジン回転数を変更するアクセ
ルペダル,ギア比の変更を行うチェインジレバー,等が
ある。これら全ての運転操作手段を上記肘掛け部に配設
してもよいし,1つの運転操作手段だけを上記肘掛け部
に設けることもできる。
【0020】この場合には,上記肘掛け部に上記運転操
作手段を設けてあるので,この運転操作手段の操作を非
常に身近な位置で容易に行うことができる。そして,上
記運転シートの回動を行った際には,運転シートと共に
上記肘掛け部に設けられた運転操作手段が回動する。そ
れ故,後方へ体を反転させた際にも,運転シートと共に
回動した上記運転操作手段を非常に身近な位置で操作す
ることができる。
作手段を設けてあるので,この運転操作手段の操作を非
常に身近な位置で容易に行うことができる。そして,上
記運転シートの回動を行った際には,運転シートと共に
上記肘掛け部に設けられた運転操作手段が回動する。そ
れ故,後方へ体を反転させた際にも,運転シートと共に
回動した上記運転操作手段を非常に身近な位置で操作す
ることができる。
【0021】また,上記運転操作手段がステアリングホ
イールである場合には,円盤状またはリング状のホイー
ルの外周部に手で握ることができるグリップを設けた構
造とすることが好ましい。これにより,運転手は上記グ
リップを握って回動させるという動作を行うことによ
り,ステアリングホイールを片手で操作することがで
き,さらに操作性を向上させることができる。
イールである場合には,円盤状またはリング状のホイー
ルの外周部に手で握ることができるグリップを設けた構
造とすることが好ましい。これにより,運転手は上記グ
リップを握って回動させるという動作を行うことによ
り,ステアリングホイールを片手で操作することがで
き,さらに操作性を向上させることができる。
【0022】また,上記運転操作手段を配設した上記肘
掛け部は,上記座部に着座した運転手の略正面に上記運
転操作手段が位置するように設けてあることが好まし
い。具体的には,上記運転操作手段を配設した肘掛け部
を,上記略正面まで伸ばし,これに上記運転操作手段を
設けることが好ましい。これにより,さらに運転操作性
を向上させることができる。
掛け部は,上記座部に着座した運転手の略正面に上記運
転操作手段が位置するように設けてあることが好まし
い。具体的には,上記運転操作手段を配設した肘掛け部
を,上記略正面まで伸ばし,これに上記運転操作手段を
設けることが好ましい。これにより,さらに運転操作性
を向上させることができる。
【0023】また,上記運転操作手段を上記肘掛け部に
設けることにより,従来車両本体に配設されていた運転
操作手段を撤去することができる。これにより,前方の
視界の拡大等の効果を得ることができる。
設けることにより,従来車両本体に配設されていた運転
操作手段を撤去することができる。これにより,前方の
視界の拡大等の効果を得ることができる。
【0024】また,請求項4に記載の発明のように,上
記肘掛け部には,車両に設けた荷役機能を操作するため
の荷役操作手段を配設してあることが好ましい。この場
合には,上記運転操作手段だけでなく荷役操作手段の操
作をも肘掛け部の位置で行うことができ,荷役機能の操
作性をも向上させることができる。
記肘掛け部には,車両に設けた荷役機能を操作するため
の荷役操作手段を配設してあることが好ましい。この場
合には,上記運転操作手段だけでなく荷役操作手段の操
作をも肘掛け部の位置で行うことができ,荷役機能の操
作性をも向上させることができる。
【0025】また,上記荷役操作手段としては,揺動可
能に設けた操作レバーであって,該操作レバーの周囲に
は,該操作レバーの誤動作を防止するためのガイドを設
けた構造をとることができる。この場合には,上記操作
レバーによってさらに優れた操作性を得ることができる
と共に,上記ガイドによって上記操作レバーへの不意の
接触等による誤動作を防止することができ,さらに安全
な操作性を得ることができる。
能に設けた操作レバーであって,該操作レバーの周囲に
は,該操作レバーの誤動作を防止するためのガイドを設
けた構造をとることができる。この場合には,上記操作
レバーによってさらに優れた操作性を得ることができる
と共に,上記ガイドによって上記操作レバーへの不意の
接触等による誤動作を防止することができ,さらに安全
な操作性を得ることができる。
【0026】また,請求項5に記載の発明のように,上
記座部の左右にはそれぞれ上記肘掛け部が設けられてお
り,一方の肘掛け部には上記運転操作手段を,他方の肘
掛け部には上記荷役操作手段を配設してあることが好ま
しい。この場合には,運転手の一方の手で上記運転操作
手段の操作を,他方の手で上記荷役操作手段の操作をそ
れぞれ分担して行うことができ,さらに操作性を向上さ
せることができる。
記座部の左右にはそれぞれ上記肘掛け部が設けられてお
り,一方の肘掛け部には上記運転操作手段を,他方の肘
掛け部には上記荷役操作手段を配設してあることが好ま
しい。この場合には,運転手の一方の手で上記運転操作
手段の操作を,他方の手で上記荷役操作手段の操作をそ
れぞれ分担して行うことができ,さらに操作性を向上さ
せることができる。
【0027】また,請求項6に記載の発明のように,上
記肘掛け部は上記座部に着座した上記運転手の正面又は
側面を開放するように移動可能に設けてあることが好ま
しい。この場合には,上記肘掛け部を開放することによ
って,運転手の運転シートへの乗降性を向上させること
ができる。また,上記肘掛け部の移動手段としては,肘
掛け部の基端部側を支点として水平方向あるいは鉛直方
向へ肘掛け部を回動させる手段,肘掛け部を後方へスラ
イドさせる手段,等種々の手段をとることができる。
記肘掛け部は上記座部に着座した上記運転手の正面又は
側面を開放するように移動可能に設けてあることが好ま
しい。この場合には,上記肘掛け部を開放することによ
って,運転手の運転シートへの乗降性を向上させること
ができる。また,上記肘掛け部の移動手段としては,肘
掛け部の基端部側を支点として水平方向あるいは鉛直方
向へ肘掛け部を回動させる手段,肘掛け部を後方へスラ
イドさせる手段,等種々の手段をとることができる。
【0028】また,上記移動可能に設けた肘掛け部に
は,上記移動を阻止するための固定手段を設けることが
好ましい。この場合には,運転中において肘掛け部を固
定することができ,運転時の安全性を向上させることが
できる。
は,上記移動を阻止するための固定手段を設けることが
好ましい。この場合には,運転中において肘掛け部を固
定することができ,運転時の安全性を向上させることが
できる。
【0029】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる産業車両の運転シートにつ
き,図1〜図5を用いて説明する。本例の産業車両の運
転シート1は,図1,図2に示すごとく,車両の前進状
態と後進状態とを切替える切替手段81を有する産業車
両8に搭載される,運転手着座用の運転シートである。
該運転シート1は,運転中にその全体が左右に回動でき
るよう設けられており,かつ,上記回動は,上記切替手
段81により上記後進状態が選択されている場合にのみ
開始できるよう構成されている。以下,これを詳説す
る。
き,図1〜図5を用いて説明する。本例の産業車両の運
転シート1は,図1,図2に示すごとく,車両の前進状
態と後進状態とを切替える切替手段81を有する産業車
両8に搭載される,運転手着座用の運転シートである。
該運転シート1は,運転中にその全体が左右に回動でき
るよう設けられており,かつ,上記回動は,上記切替手
段81により上記後進状態が選択されている場合にのみ
開始できるよう構成されている。以下,これを詳説す
る。
【0030】本例の運転シート1を搭載する産業車両8
は,図1,図2に示すごとく,フォークリフトである。
産業車両8は,運転シート1の正面側の車両本体に,ス
テアリングホイール82(図2),シフトレバー83と
共に,上記切替手段としての切替レバー81を設けてな
る。この切替レバー81を前方に倒すことによって車両
の前進状態を確保することができ,一方,切替レバー8
1を後方に倒すことによって車両の後進状態が確保でき
るよう構成されている。
は,図1,図2に示すごとく,フォークリフトである。
産業車両8は,運転シート1の正面側の車両本体に,ス
テアリングホイール82(図2),シフトレバー83と
共に,上記切替手段としての切替レバー81を設けてな
る。この切替レバー81を前方に倒すことによって車両
の前進状態を確保することができ,一方,切替レバー8
1を後方に倒すことによって車両の後進状態が確保でき
るよう構成されている。
【0031】また,運転シート1は,図1,図2に示す
ごとく,運転手が着座するための座部10と,座部10
の後方に設けられた背もたれ部2とよりなる。そして,
座部10の下方には,運転シート1の回動を可能とする
ためのターンテーブル7を設け,更にその下方には,車
両への取付けを行うと共に前後位置を調整するための取
付部18を設けてある。
ごとく,運転手が着座するための座部10と,座部10
の後方に設けられた背もたれ部2とよりなる。そして,
座部10の下方には,運転シート1の回動を可能とする
ためのターンテーブル7を設け,更にその下方には,車
両への取付けを行うと共に前後位置を調整するための取
付部18を設けてある。
【0032】上記ターンテーブル7は,座部10に固定
された上テーブル71と,上記取付部18に固定された
下テーブル72とよりなり,これらが互いに回動するよ
う構成されている。また,ターンテーブル7には,運転
シート1の回動許可状態と回動不許可状態を選択する回
動スイッチ75としてのレバーを設けてある。
された上テーブル71と,上記取付部18に固定された
下テーブル72とよりなり,これらが互いに回動するよ
う構成されている。また,ターンテーブル7には,運転
シート1の回動許可状態と回動不許可状態を選択する回
動スイッチ75としてのレバーを設けてある。
【0033】ターンテーブル7は,回動スイッチ75を
上方へ引上げることにより回動許可状態となり,回動ス
イッチ75を引下げることにより回動不許可状態となる
よう構成してある。即ち,ターンテーブル7は,上記切
替手段81が後進状態に選択されていると共に回動スイ
ッチ75が上記回動許可状態に選択された場合にのみ,
運転シート1の回転を開始できるよう構成されている。
なお,回動スイッチ75は,後述する電磁弁コントロー
ラに電気的に接続されており,後述の電磁弁の制御に利
用される。
上方へ引上げることにより回動許可状態となり,回動ス
イッチ75を引下げることにより回動不許可状態となる
よう構成してある。即ち,ターンテーブル7は,上記切
替手段81が後進状態に選択されていると共に回動スイ
ッチ75が上記回動許可状態に選択された場合にのみ,
運転シート1の回転を開始できるよう構成されている。
なお,回動スイッチ75は,後述する電磁弁コントロー
ラに電気的に接続されており,後述の電磁弁の制御に利
用される。
【0034】ターンテーブル7の回動は,内蔵した電磁
弁を開閉することにより,制御するよう構成してある。
即ち,電磁弁を閉じることによりターンテーブル7はロ
ックして回動不能となり,電磁弁を開くことによりター
ンテーブル7が回動可能となる。
弁を開閉することにより,制御するよう構成してある。
即ち,電磁弁を閉じることによりターンテーブル7はロ
ックして回動不能となり,電磁弁を開くことによりター
ンテーブル7が回動可能となる。
【0035】この回動の制御を,図3,図4を用いて,
さらに具体的に説明する。図3に示すごとく,上記切替
手段81には,その位置を検出するための切替レバー位
置センサ89を,上記ターンテーブル7には運転シート
1の回動位置を検出するための回動位置センサ79を設
けてあり,これらは,上記電磁弁78を制御する電磁弁
コントローラ77に電気的に接続されている。さらに電
磁弁コントローラ77には,上記回動スイッチ75が電
気的に接続されている。
さらに具体的に説明する。図3に示すごとく,上記切替
手段81には,その位置を検出するための切替レバー位
置センサ89を,上記ターンテーブル7には運転シート
1の回動位置を検出するための回動位置センサ79を設
けてあり,これらは,上記電磁弁78を制御する電磁弁
コントローラ77に電気的に接続されている。さらに電
磁弁コントローラ77には,上記回動スイッチ75が電
気的に接続されている。
【0036】そして,電磁弁コントローラ77は,図4
に示すフローチャートに従って,上記切替レバー位置セ
ンサ89,回動位置センサ79からの測定値,および上
記回動スイッチ75の状態に応じて電磁弁78を制御す
る。図4に示すごとく,まずステップS1において,上
記回動スイッチがオン,即ち回動許可状態になっている
か否かを判断する。次いで,回動スイッチがオンの場合
には,ステップS2において切替レバー89の位置が後
退位置にあるか否かを判断する。そして,切替レバー8
9が後退位置にある場合には,ステップS3において,
電磁弁を開いて運転シート1の回動を開始できる状態と
する。
に示すフローチャートに従って,上記切替レバー位置セ
ンサ89,回動位置センサ79からの測定値,および上
記回動スイッチ75の状態に応じて電磁弁78を制御す
る。図4に示すごとく,まずステップS1において,上
記回動スイッチがオン,即ち回動許可状態になっている
か否かを判断する。次いで,回動スイッチがオンの場合
には,ステップS2において切替レバー89の位置が後
退位置にあるか否かを判断する。そして,切替レバー8
9が後退位置にある場合には,ステップS3において,
電磁弁を開いて運転シート1の回動を開始できる状態と
する。
【0037】次に,ステップS4においては,切替レバ
ー89が現在も後退位置にあるか否かを判断する。これ
が後退位置でなくなった場合には,運転シート1が正面
を向いた時点(ステップS5)で,電磁弁を閉じる(ス
テップS6)。これにより,ターンテーブル7はロック
され,運転シート1の回動は阻止される。
ー89が現在も後退位置にあるか否かを判断する。これ
が後退位置でなくなった場合には,運転シート1が正面
を向いた時点(ステップS5)で,電磁弁を閉じる(ス
テップS6)。これにより,ターンテーブル7はロック
され,運転シート1の回動は阻止される。
【0038】実際にフォークリフトを運転する場合に
は,図5(a)に示すごとく,前進時には,運転シート
1を正面に向けて固定したままとし,図5(b)に示す
ごとく,後進時には運転シート1を回動させることがで
きる。そのため,運転手は,従来と異なり,運転シート
1ごと動かして体を後方に向けることができる。それ
故,従来よりも楽な姿勢で後方確認を行うことができ
る。
は,図5(a)に示すごとく,前進時には,運転シート
1を正面に向けて固定したままとし,図5(b)に示す
ごとく,後進時には運転シート1を回動させることがで
きる。そのため,運転手は,従来と異なり,運転シート
1ごと動かして体を後方に向けることができる。それ
故,従来よりも楽な姿勢で後方確認を行うことができ
る。
【0039】また,上記運転シート1の回動は,上記の
ごとく,車両の後進状態の場合にのみ開始できる。その
ため,前進運転中に不意に運転シートが回動してしまう
というような危険を確実に回避することができる。それ
故,運転シート1を回動可能にしても,従来と同様の安
全性を維持することができる。
ごとく,車両の後進状態の場合にのみ開始できる。その
ため,前進運転中に不意に運転シートが回動してしまう
というような危険を確実に回避することができる。それ
故,運転シート1を回動可能にしても,従来と同様の安
全性を維持することができる。
【0040】また,上記運転シート1は,後進時の回動
した位置で固定できるようにしてもよい。これは例え
ば,ターンテーブル7に固定スイッチを設け,この固定
スイッチを電磁弁コントローラ77に電気的に接続する
ことにより,運転シート1が回動した位置で固定スイッ
チがオンされた場合に運転シート1の回動がロックされ
るようにする。または,ターンテーブル7にストッパを
設けて,後進時の回動が適当な位置で固定されるように
しても実現可能である。この構成によれば,後進時に不
用意に運転シート1が回り過ぎてしまったり,運転手が
不安定に感じたりすることを回避できる。
した位置で固定できるようにしてもよい。これは例え
ば,ターンテーブル7に固定スイッチを設け,この固定
スイッチを電磁弁コントローラ77に電気的に接続する
ことにより,運転シート1が回動した位置で固定スイッ
チがオンされた場合に運転シート1の回動がロックされ
るようにする。または,ターンテーブル7にストッパを
設けて,後進時の回動が適当な位置で固定されるように
しても実現可能である。この構成によれば,後進時に不
用意に運転シート1が回り過ぎてしまったり,運転手が
不安定に感じたりすることを回避できる。
【0041】実施形態例2 本例は,実施形態例1の運転シート1に対して,運転操
作手段5および荷役操作手段6を設けた例である。即
ち,図6に示すごとく,座部10の左右にはそれぞれ肘
掛け部31,32が設けられており,一方の肘掛け部3
1(左肘掛け部31)には運転操作手段5を,他方の肘
掛け部32(右肘掛け部32)には荷役操作手段6を配
設した。
作手段5および荷役操作手段6を設けた例である。即
ち,図6に示すごとく,座部10の左右にはそれぞれ肘
掛け部31,32が設けられており,一方の肘掛け部3
1(左肘掛け部31)には運転操作手段5を,他方の肘
掛け部32(右肘掛け部32)には荷役操作手段6を配
設した。
【0042】上記左肘掛け部31は,着座した運転手の
正面にまで大きく回り込んだ形状を有しており,略正面
位置に上記運転操作手段5を有している。左肘掛け部3
1に設けた運転操作手段5は,図6,図10に示すごと
く,車両を操舵するためのステアリングホイール51
と,車両の進行方向を前進または後進に切替えるための
切替スイッチ52と,ホーンを鳴らせるためのホーンボ
タン53である。その他のアクセル等の運転操作手段
は,従来と同様に車両本体に残した。
正面にまで大きく回り込んだ形状を有しており,略正面
位置に上記運転操作手段5を有している。左肘掛け部3
1に設けた運転操作手段5は,図6,図10に示すごと
く,車両を操舵するためのステアリングホイール51
と,車両の進行方向を前進または後進に切替えるための
切替スイッチ52と,ホーンを鳴らせるためのホーンボ
タン53である。その他のアクセル等の運転操作手段
は,従来と同様に車両本体に残した。
【0043】上記ステアリングホイール51は,図10
に示すごとく,円盤状のホイール510と,その外周部
に設けたグリップ512とよりなり,グリップ512を
握って回動することにより容易に操舵操作ができるよう
構成してある。このステアリングホイール51は回転角
度センサー式であって,これからの電気信号が車両に内
蔵されたパワーステアリングユニット(図示略)に送ら
れ,操舵操作が行われる。
に示すごとく,円盤状のホイール510と,その外周部
に設けたグリップ512とよりなり,グリップ512を
握って回動することにより容易に操舵操作ができるよう
構成してある。このステアリングホイール51は回転角
度センサー式であって,これからの電気信号が車両に内
蔵されたパワーステアリングユニット(図示略)に送ら
れ,操舵操作が行われる。
【0044】また,上記切替スイッチ52は,これを前
方に倒せば車両の前進,後方に倒せば車両の後進を可能
とするよう構成してある。また,上記ホーンボタン53
は,これを押圧している間だけホーン(警笛)が鳴るよ
うに構成してある。また,図6〜図8に示すごとく,左
肘掛け部31に配設した運転操作手段5は,着座した乗
務員の略正面に位置するように設けてある。
方に倒せば車両の前進,後方に倒せば車両の後進を可能
とするよう構成してある。また,上記ホーンボタン53
は,これを押圧している間だけホーン(警笛)が鳴るよ
うに構成してある。また,図6〜図8に示すごとく,左
肘掛け部31に配設した運転操作手段5は,着座した乗
務員の略正面に位置するように設けてある。
【0045】また,図6〜図8に示すごとく,上記右肘
掛け部32に設けた荷役操作手段6は揺動可能に設けた
可変抵抗式の2つの操作レバー61,62よりなる。一
方の操作レバー61は,フォークリフトのフォークを昇
降させるためのリフトシリンダを制御するためののもの
であり,他方の操作レバー62は,フォークを傾動させ
るチルトシリンダを制御するためのものである。
掛け部32に設けた荷役操作手段6は揺動可能に設けた
可変抵抗式の2つの操作レバー61,62よりなる。一
方の操作レバー61は,フォークリフトのフォークを昇
降させるためのリフトシリンダを制御するためののもの
であり,他方の操作レバー62は,フォークを傾動させ
るチルトシリンダを制御するためのものである。
【0046】また,図6〜図8に示すごとく,上記右肘
掛け部32には,操作レバー61,62の誤動作を防止
するためのガイド65を設けてある。このガイド65
は,同図に示すごとくL字形状を有しており,そのL字
の内部に上記操作レバー61,62を位置させるように
設けてある。このガイド65によって操作レバー61,
62への不意の接触等による誤動作を防止している。そ
の他,ターンテーブル7の構成,運転シート1の回動制
御等は,実施形態例1と同様である。
掛け部32には,操作レバー61,62の誤動作を防止
するためのガイド65を設けてある。このガイド65
は,同図に示すごとくL字形状を有しており,そのL字
の内部に上記操作レバー61,62を位置させるように
設けてある。このガイド65によって操作レバー61,
62への不意の接触等による誤動作を防止している。そ
の他,ターンテーブル7の構成,運転シート1の回動制
御等は,実施形態例1と同様である。
【0047】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例の運転シート1は,上記のごとく,左肘掛け部
31には運転操作手段5を,右肘掛け部32には荷役操
作手段6をそれぞれ設けてある。そのため,この運転シ
ートを備えたフォークリフトにおいては,非常に身近な
位置で容易に運転操作手段5および荷役操作手段6を操
作することができる。
る。本例の運転シート1は,上記のごとく,左肘掛け部
31には運転操作手段5を,右肘掛け部32には荷役操
作手段6をそれぞれ設けてある。そのため,この運転シ
ートを備えたフォークリフトにおいては,非常に身近な
位置で容易に運転操作手段5および荷役操作手段6を操
作することができる。
【0048】さらに,本例の運転シート1は,上述した
実施形態例1と同様に,後退運転中において全体を左右
に回動させることができる。そして,このとき,上記運
転操作手段5および荷役操作手段6は,運転シート1と
共に回動する。そのため,運転操作手段5および荷役操
作手段6は,運転シート1と共に反転させる運転手に追
随するように回動し,運転手に身近な位置を常に確保す
る。それ故,この後進時においては,乗務員は,上記運
転操作手段5および荷役操作手段6に触れたまま,楽な
姿勢で後方をを振り返ることができる。
実施形態例1と同様に,後退運転中において全体を左右
に回動させることができる。そして,このとき,上記運
転操作手段5および荷役操作手段6は,運転シート1と
共に回動する。そのため,運転操作手段5および荷役操
作手段6は,運転シート1と共に反転させる運転手に追
随するように回動し,運転手に身近な位置を常に確保す
る。それ故,この後進時においては,乗務員は,上記運
転操作手段5および荷役操作手段6に触れたまま,楽な
姿勢で後方をを振り返ることができる。
【0049】また,左肘掛け部31には上記運転操作手
段5を,右肘掛け部32には上記荷役操作手段6をそれ
ぞれ配設してあるので,乗務員は,左手で運転操作を,
右手で荷役操作を分担して行うことができる。それ故,
操作性がさらに向上する。また,運転操作手段5および
荷役操作手段6を運転シート1に設けることにより,従
来車両本体に配設されていた運転操作手段および荷役操
作手段を撤去することができる。これにより,前方の視
界の拡大等の効果を得ることもできる。その他は,実施
形態例1と同様の作用効果が得られる。
段5を,右肘掛け部32には上記荷役操作手段6をそれ
ぞれ配設してあるので,乗務員は,左手で運転操作を,
右手で荷役操作を分担して行うことができる。それ故,
操作性がさらに向上する。また,運転操作手段5および
荷役操作手段6を運転シート1に設けることにより,従
来車両本体に配設されていた運転操作手段および荷役操
作手段を撤去することができる。これにより,前方の視
界の拡大等の効果を得ることもできる。その他は,実施
形態例1と同様の作用効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,安全性
を維持しつつ,産業車両の後進時における運転手の姿勢
を楽な姿勢にすることができる,産業車両の運転シート
を提供することができる。
を維持しつつ,産業車両の後進時における運転手の姿勢
を楽な姿勢にすることができる,産業車両の運転シート
を提供することができる。
【図1】実施形態例1における,運転シートの斜視図。
【図2】実施形態例1における,産業車両の側面図。
【図3】実施形態例1における,運転シートの回動制御
手段を示すブロック図。
手段を示すブロック図。
【図4】実施形態例1における,運転シートの回動制御
の手順を示すフロー図。
の手順を示すフロー図。
【図5】実施形態例1における,産業車両の(a)前進
状態,(b)後進状態,における運転シートの回動状態
を示す説明図。
状態,(b)後進状態,における運転シートの回動状態
を示す説明図。
【図6】実施形態例2における,車両用シートの斜視
図。
図。
【図7】実施形態例2における,車両用シートの平面
図。
図。
【図8】実施形態例2における,車両用シートの正面
図。
図。
【図9】実施形態例2における,車両用シートの左側面
図。
図。
【図10】実施形態例2における,肘掛け部に配置した
運転操作手段を示す説明図。
運転操作手段を示す説明図。
【図11】従来例における,車両用シートの斜視図。
1...運転シート, 10...座部, 2...背もたれ部, 31...肘掛け部(左肘掛け部), 32...肘掛け部(右肘掛け部), 4...シートバー, 5...運転操作手段, 6...荷役操作手段, 7...ターンテーブル, 81...切替手段(切替レバー), 82...ステアリングホイール,
Claims (6)
- 【請求項1】 車両の前進状態と後進状態とを切替える
切替手段を有する産業車両に搭載される,運転手着座用
の運転シートにおいて,該運転シートは,運転中にその
全体が左右方向の少なくとも一方に回動できるよう設け
られており,かつ,上記回動は,上記切替手段により上
記後進状態が選択されている場合にのみ開始できるよう
構成されていることを特徴とする産業車両の運転シー
ト。 - 【請求項2】 請求項1において,上記産業車両または
上記運転シートには,該運転シートの回動を許容する回
動許可状態と回動を許容しない回動不許可状態とを選択
する回動スイッチを設けてあり,上記切替手段が上記後
進状態に選択されていると共に該回動スイッチが上記回
動許可状態に選択された場合にのみ,上記運転シートの
回転を開始できるよう構成されていることを特徴とする
産業車両の運転シート。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,上記運転シー
トは,運転手が着座するための座部と,該座部の後方に
設けられた背もたれ部と,上記座部の左右の少なくとも
一方に設けられた肘掛け部とよりなり,該肘掛け部に
は,車両の運転機能を操作するための運転操作手段を配
設してあることを特徴とする産業車両の運転シート。 - 【請求項4】 請求項3において,上記肘掛け部には,
車両に設けた荷役機能を操作するための荷役操作手段を
配設してあることを特徴とする産業車両の運転シート。 - 【請求項5】 請求項4において,上記座部の左右には
それぞれ上記肘掛け部が設けられており,一方の肘掛け
部には上記運転操作手段を,他方の肘掛け部には上記荷
役操作手段を配設してあることを特徴とする産業車両の
運転シート。 - 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1項において,
上記肘掛け部は上記座部に着座した上記運転手の正面又
は側面を開放するように移動可能に設けてあることを特
徴とする産業車両の運転シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10313387A JP2000143192A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 産業車両の運転シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10313387A JP2000143192A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 産業車両の運転シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000143192A true JP2000143192A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18040663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10313387A Pending JP2000143192A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 産業車両の運転シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000143192A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2127938A2 (en) * | 2004-09-23 | 2009-12-02 | Crown Equipment Corporation | Seat repositioning device with release on control handle |
JP2010132379A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Jtekt Corp | 荷役車両 |
CN104444952A (zh) * | 2014-12-02 | 2015-03-25 | 苏州先锋物流装备科技有限公司 | 一种应用在站驾式叉车上的可调节靠背 |
WO2020136830A1 (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-02 | 三菱ロジスネクスト株式会社 | フォークリフト |
CN112875584A (zh) * | 2021-02-01 | 2021-06-01 | 合肥和安机械制造有限公司 | 一种叉车座椅的移动翻转机构 |
-
1998
- 1998-11-04 JP JP10313387A patent/JP2000143192A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2127938A2 (en) * | 2004-09-23 | 2009-12-02 | Crown Equipment Corporation | Seat repositioning device with release on control handle |
EP2127938A3 (en) * | 2004-09-23 | 2011-03-23 | Crown Equipment Corporation | Seat repositioning device with release on control handle |
JP2010132379A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Jtekt Corp | 荷役車両 |
CN104444952A (zh) * | 2014-12-02 | 2015-03-25 | 苏州先锋物流装备科技有限公司 | 一种应用在站驾式叉车上的可调节靠背 |
WO2020136830A1 (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-02 | 三菱ロジスネクスト株式会社 | フォークリフト |
US11814274B2 (en) | 2018-12-27 | 2023-11-14 | Mitsubishi Logisnext Co., LTD. | Forklift |
CN112875584A (zh) * | 2021-02-01 | 2021-06-01 | 合肥和安机械制造有限公司 | 一种叉车座椅的移动翻转机构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2646379B2 (ja) | シフトチェンジ連動のヘッドレスト制御方法およびヘッドレスト制御装置 | |
KR100888631B1 (ko) | 유압셔블 | |
US6755275B2 (en) | Controller positioning structure for vehicle | |
JPH107395A (ja) | 旋回可能な運転座席を有するフロア運搬車 | |
JP2000143192A (ja) | 産業車両の運転シート | |
JPH10280481A (ja) | 建設機械の操作レバー装置 | |
US11414832B2 (en) | Work vehicle | |
JP2000118275A (ja) | 車両用シート | |
JP2019064558A (ja) | 操舵装置 | |
JP4302899B2 (ja) | フォークリフトの操作レバー及びフォークリフト | |
JP2004278208A (ja) | 建設機械の操縦装置 | |
JP2000118278A (ja) | 車両用シート | |
JP2589107B2 (ja) | 車両用シートのサイドサポート制御方法およびサイドサポート装置 | |
JPH10266270A (ja) | 油圧ショベルの操縦装置 | |
JP3894538B2 (ja) | 全方向フォークリフトの制御装置 | |
JP2004090758A (ja) | フォークリフトのステアリング制御装置 | |
US20240067281A1 (en) | Civilian tracked vehicle | |
JPH03271031A (ja) | パワーシートのモータ制御方法およびモータ制御装置 | |
JP3543515B2 (ja) | 電動車両の駆動制御装置 | |
JP3763238B2 (ja) | 電動車椅子のリクライニング装置 | |
JPH0629111Y2 (ja) | パワーシートのスイッチ | |
JP3791381B2 (ja) | 車両操作装置 | |
JPH06156288A (ja) | 車両のステアリング調整装置 | |
JP2001322467A (ja) | 建設機械の運転室 | |
JPH10236797A (ja) | リフト装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070605 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070731 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070904 |