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JP2000039338A - 計器の表示レンズ構造 - Google Patents

計器の表示レンズ構造

Info

Publication number
JP2000039338A
JP2000039338A JP10206483A JP20648398A JP2000039338A JP 2000039338 A JP2000039338 A JP 2000039338A JP 10206483 A JP10206483 A JP 10206483A JP 20648398 A JP20648398 A JP 20648398A JP 2000039338 A JP2000039338 A JP 2000039338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower case
flat display
display
side edge
upper case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10206483A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kuwabara
康次 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
Priority to JP10206483A priority Critical patent/JP2000039338A/ja
Publication of JP2000039338A publication Critical patent/JP2000039338A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計器装置に具備される表示レンズ構造の生産
性及び経済性を高めること。 【解決手段】 ロアケース12に形成されている隔壁1
8の開口辺縁を湾曲形成し、該湾曲辺縁19上に載置し
た可撓性のフラット表示板20をロアケース12に被着
結合されるアッパケース13により、上記湾曲辺縁19
に押し当てて、上記フラット表示板20を湾曲維持せし
めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用計器
装置におけるワーニング表示部、AT表示部、方向指示
部等の表示部の表示面を湾曲面となして曲面表示せしめ
るための表示レンズ構造に係り、特に計器装置に具備さ
れる表示レンズ構造の生産性及び経済性を高めることが
できる計器の表示レンズ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の運転席前方に設備される計器装
置の特にその正面形状(デザイン)は、該計器装置を設
備すべき車種に応じて多少異るが、その計器装置の基本
的な形状は図4で示すように、正面が略かまぼこ形状に
形成されている計器装置のケース1内に車速度計2、エ
ンジン回転数計3、燃料計4、温度計5等の計器本体を
配設し、さらにそれら配設されている計器本体相互の空
間を利用してトランスミッションのインジケータである
AT表示部6及びドアの開放状態、サイドブレーキの作
動状態、シートベルトの非着用状態等を表示せしめるた
めのワーニング表示部7、さらには方向指示部8が配設
されている。
【0003】このような計器装置において、意匠部を全
体的にあるいは部分的に立体的デザインとした場合、A
T表示部6、ワーニング表示部7及び方向指示部8につ
いても全体的デザインの調和を図り表示デザインを高め
るために、さらには、その表示部の外光による反射を防
止して表示性を高めるためにそれら表示部の表示面に、
例えば図5で示すように、表面が凸曲面に形成されてい
る樹脂製のレンズ体9を被着せしめることが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記レンズ体
9は所望の厚さに形成されている樹脂成形品であること
から、製品コストが高くなり、その上、ケース1内にお
いては、レンズ体9を被着するために、そのレンズ体9
の厚さ方向の取付けスペースが必要となって、特に計器
装置の前後方向の大きさが増大されてしまう等の不具合
があった。
【0005】本発明はかかる不具合に着目してなされた
もので、ワーニング表示部、方向指示部、AT表示部等
のワーニング、インジケータ表示部を計器装置のロアケ
ースとアッパケースとにより、可撓性を有するフラット
表示板を湾曲状態を保って挟持させるようにして、従来
のレンズ体9と比較してコストが大幅に安価であるフラ
ット透明板により、従来と同様に曲面デザインを有する
表示部構成の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1では、ワーニング表示部、インジケ
ータ表示部の表示部となる隔壁を形成した計器装置のロ
アケースと、該ロアケースに被着結合されるアッパケー
スを有する計器装置において、上記ロアケースに形成さ
れている隔壁の開口辺縁を湾曲形成し、該湾曲辺縁上に
載置した可撓性のフラット表示板をロアケースに被着結
合されるアッパケースにより、上記湾曲辺縁に押し当て
て、上記フラット表示板を湾曲維持せしめる計器の表示
レンズ構造を特徴としている。
【0007】また本発明の請求項2では、請求項1に加
えてフラット表示板に、該フラット表示板の板面方向の
変位を規制するための係止孔を形成し、さらに上記ロア
ケースには、上記係止孔に係止される係止爪を設けた計
器の表示レンズ構造であることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図1乃至図3で示
す実施形態に基いて詳細に説明する。
【0009】図1及び図2において、11は自動車の運
転席前方のインストルメントパネル(不図示)内に組付
けられる車両用計器装置であって、この計器装置の正面
デザインは、図4の従来例で示したものと同形であり、
その断面構造は図1で示すように樹脂製であるロアケー
ス12と、このロアケース12の前方開口部に被せられ
る樹脂製のアッパケース13を有し、上記ロアケース1
2の背面には、回路基板14が取付けられている。該回
路基板14には各計器のムーブメント15及び表示部1
7(この図1ではワーニング表示部を示す)を駆動・点
灯表示せしめるための電子部品及び複数個の表示ランプ
16が組付けられている。
【0010】また上記表示部17は、上記ロアケース1
2と一体に形成されている隔壁18により区割されてお
り、それら隔壁18内に、上記の各表示ランプ16が配
置されランプハウジング部29が形成されている。計器
装置を運転席側から視認した時にランプハウジング部2
9を構成している垂直方向の隔壁18の辺縁は、突状に
湾曲形成されており(水平方向の隔壁は、湾曲されてい
ない)、この湾曲辺縁19は、該湾曲辺縁19上でラン
プハウジング29を閉塞するようにして被せられる可撓
性のフラット表示板20を湾曲保持させるために設けら
れているものである。
【0011】上記アッパケース13には、上記のロアケ
ース12と共同して、上記のフラット表示板20及びム
ーブメント15に取付けられている文字板21を挟圧せ
しめるための挟圧片22が一体形成されており、さらに
このアッパケース13の前方開口縁にはフロントカバー
23が被着されるようになっている。なお24はムーブ
メント15の指針軸25に取付けられた指針を示す。
【0012】以上が車両用計器装置の実施形態である
が、次にその車両用計器装置の組立て手順について述べ
ると、先ずはロアケース12に、計器のムーブメント1
5及びその他の関連電子部品等を取付けた回路基板14
を組付けた後、そのロアケース12上にアッパケース1
3を被着するが、このアッパケース13をロアケース1
2上に被着する前に、ロアケース12に設けられている
ランプハウジング部29を形成している隔壁18の湾曲
辺縁19上に、予め形成されている可撓性保有のフラッ
ト表示板20を載置する。
【0013】そこで、上記ロアケース12上にアッパケ
ース13を被せると、アッパケース13に設けられてい
る挟圧片22によりフラット表示板20がロアケース1
2の湾曲辺縁19に沿って押圧され、これによりフラッ
ト表示板20は、上記湾曲辺縁19の曲縁に対応して凸
曲面となり、従来のレンズ体9と同等のレンズ作用を得
ることができる。
【0014】図3は本発明の他の実施形態を示すもの
で、この実施形態では、ロアケース12と一体に設けら
れている表示部の周縁部所望位置に、フラット表示板2
0の辺縁を挿入し得る挿入溝26を形成すると共に、こ
の挿入溝26内に、フラット表示板20の係止爪27を
形成する。またフラット表示板20には、該フラット表
示板20の辺縁を上記挿入溝26内に挿入したとき、上
記係止爪27と係止される係止孔28を穿設したもので
ある。
【0015】このような実施形態にあっては、ロアケー
ス12に形成されている表示部17上にフラット表示板
20を被せるとき、先ずはそのフラット表示板20の辺
縁をロアケース12に形成されている挿入溝26内へ押
し込み、さらにはそのフラット表示板20に形成されて
いる係止孔28内にロアケース12の係止爪27を係止
させ、該フラット表示板20の面方向の位置決めを行な
う。次いで前記実施形態で説明したと同様に、ロアケー
ス12の上からアッパケース13を被せ、このアッパケ
ース13に形成している挟圧片22により上記フラット
表示板20を湾曲辺縁19に押し当てることでフラット
表示板20が、凸曲面に形成保持されるものである。
【0016】従ってこの実施形態によれば、ロアケース
12上にセットしたフラット表示板20が、係止爪27
と係止孔28との係止により板面方向へ変位(変動)さ
れることがなく、表示部17へのフラット表示板20が
規定の位置で位置ずれすることなく取付けることができ
る。
【0017】なお上記の各実施形態では、フラット表示
板20を凸曲面状に湾曲形成することについて述べてい
るが、この湾曲形成は凸曲面に限るものではなく、例え
ば凹曲面状に湾曲することも可能であって、この凹曲面
とする場合は、アッパケース13側にフラット表示板2
0を凹曲面に押圧するための凸状の挟圧片を設ければよ
い。また上記実施形態では、表示部17の湾曲方向を運
転席側から見て、垂直方向としたが、これに限るもので
はなく、水平方向に湾曲させることも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の表示レンズ構造に
よれば、フラット表示板20を、ロアケース12とアッ
パケース13とで挟持して曲面形状に維持させているの
で従来のレンズ体と同等の作用を得ることができ、従っ
て本発明のフラット表示板20の使用で従来のレンズ体
の使用に比して表示レンズ構造の経済性が大幅に向上さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなる実施形態の表示レンズ構造を具
備せしめた車両用計器の断面図。
【図2】本発明よりなる実施形態の表示レンズ構造を示
し、(イ)はフラット表示板の取付過程を示し、(ロ)
はそのフラット表示板の取付完了時を示す断面図。
【図3】本発明よりなる表示レンズ構造の他の実施形態
を示し、(イ)はフラット表示板の取付過程を示し、
(ロ)はそのフラット表示板の取付完了時を示す断面
図。
【図4】表示部を備えた車両用計器の一例を示した正面
図。
【図5】従来の表示レンズ構造を具備せしめた計器の断
面図。
【符号の説明】
11…車両用計器装置 12…ロアケース 13…アッパケース 14…回路基板 15…ムーブメント 16…表示ランプ 17…表示部 18…隔壁 19…湾曲辺縁 20…フラット表示板 21…文字板 22…挟圧片 23…フロントカバー 24…指針 25…指針軸 26…挿入溝 27…係止爪 28…係止孔 29…ランプハウジング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーニング表示部、方向指示部、AT表
    示部等の表示部(17)となる隔壁(18)を形成した
    計器装置(11)のロアケース(12)と、該ロアケー
    ス(12)に被着結合されるアッパケース(13)を有
    する計器装置において、上記ロアケース(12)に形成
    されている隔壁(18)の開口辺縁を湾曲形成し、該湾
    曲辺縁(19)上に載置した可撓性のフラット表示板
    (20)をロアケース(12)に被着結合されるアッパ
    ケース(13)により、上記湾曲辺縁(19)に押し当
    てて、上記フラット表示板(20)を湾曲維持せしめる
    ことを特徴とする計器の表示レンズ構造。
  2. 【請求項2】 フラット表示板(20)に、該フラット
    表示板(20)の板面方向の変位を規制するための係止
    孔(28)を形成し、さらに上記ロアケース(12)に
    は、上記係止孔(28)に係止される係止爪(27)を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の計器の表示レ
    ンズ構造。
JP10206483A 1998-07-22 1998-07-22 計器の表示レンズ構造 Pending JP2000039338A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103707770A (zh) * 2012-09-17 2014-04-09 通用汽车环球科技运作有限责任公司 玻璃板单元、遮光罩单元、指示仪表、显示装置、汽车及使用方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103707770A (zh) * 2012-09-17 2014-04-09 通用汽车环球科技运作有限责任公司 玻璃板单元、遮光罩单元、指示仪表、显示装置、汽车及使用方法

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