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JP2000014792A - ガイドワイヤー用芯材及びガイドワイヤー - Google Patents

ガイドワイヤー用芯材及びガイドワイヤー

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JP2000014792A
JP2000014792A JP10189490A JP18949098A JP2000014792A JP 2000014792 A JP2000014792 A JP 2000014792A JP 10189490 A JP10189490 A JP 10189490A JP 18949098 A JP18949098 A JP 18949098A JP 2000014792 A JP2000014792 A JP 2000014792A
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guide wire
core material
rigidity
copper
based alloy
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清仁 石田
Yoshiichi Ishii
芳一 石井
Ryosuke Kainuma
亮介 貝沼
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    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端部に柔軟性を持たせ、基端部には適度な
弾性、剛性を保持させ、挿入操作性、トルク伝達性に優
れるとともに、加工性に優れたガイドワイヤー用芯材及
びそれを用いたガイドワイヤーを提供する。 【解決手段】 本発明のガイドワイヤー用芯材は基端部
が高剛性で、先端部が前記基端部より低剛性であり、少
くとも一部は5〜20重量%のMnと、3〜10重量%
のAlと、残部Cu及び不可避不純物とからなる銅基合
金線である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、治療、検査用にカ
テーテルを血管等の所定部位に導入、留置する際に用い
られるガイドワイヤーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カテー
テルを血管等に導入及び留置するには、まず案内用とし
てガイドワイヤーを目的部位まで導入し、そしてガイド
ワイヤーを軸としてカテーテルを目的とする部位に導入
する方法が取られている。人体の血管が湾曲、分枝して
いたり、個人差もあるので、血管生体及び血管壁に損傷
を与えずに、トラブルなくガイドワイヤーを挿入するた
めに、高い挿入操作性、トルク伝達性を有するガイドワ
イヤーが要求されている。
【0003】このため、細径化して、柔軟性を持たせた
先端部とある程度剛性のある末端部を持つ芯材に、ポリ
アミド、熱可塑性ポリウレタン、フッ素系樹脂などの生
体に損傷を与えにくい合成樹脂を被覆させて使用されて
いる。
【0004】ガイドワイヤーは、ステンレス鋼、炭素鋼
等を素材としたコイル状の金属線が使用されているが、
屈曲しやすいため、最近では、Ni−Ti合金等の超弾
性金属を芯材としたガイドワイヤーも広く使用されてい
る(特公平2−24549号)。
【0005】しかしながら、超弾性Ni−Ti合金は、
良好な柔軟性を示す反面、剛性感に欠けるため、血管内
への挿入操作がうまく行かず、体内所望の部位へ挿入す
るのが困難な場合がある。
【0006】また、Ni−Ti合金は冷間加工性がさほ
ど良くなく、細線化しにくいし、熱処理による物性の傾
斜付けも、ガイドワイヤーのトルク伝達性をコントロー
ルほどの傾斜がつきにくいなどの問題がある。
【0007】従って本発明の目的は、先端部に柔軟性を
持たせ、基端部には適度な弾性、剛性を保持させ、挿入
操作性及びトルク伝達性に優れるとともに、加工性に優
れたガイドワイヤー用芯材及びそれを用いたガイドワイ
ヤーを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らはCu−Al−Mn基形状記憶合金
を用いることにより、先端部に適度な柔軟性を持たせる
ことができることを発見したとともに、Cu−Al−M
n基合金の特性が徐々に変化する傾斜機能の性質を利用
することにより、ガイドワイヤー用芯材の剛性を徐々に
変化させることができ、著しく優れた挿入操作性、トル
ク伝達性を有するガイドワイヤーを得られることを発見
し、本発明を完成した。
【0009】すなわち基端部は高剛性で、先端部が前記
基端部より低剛性である本発明のガイドワイヤー用芯材
は、少くとも一部は5〜20重量%のMnと、3〜10
重量%のAlと、残部Cu及び不可避不純物とからなる
銅基合金線であることを特徴とする。
【0010】本発明のガイドワイヤー用芯材において、
前記銅基合金線はさらにNi、Co、Fe、Ti、V、
Cr、Si、Nb、Mo、Sn、Ag、W、Mg、P、
Zr、Zn、B及びミッシュメタルからなる群より選ば
れた1種又は2種以上を合計で0.001〜10重量%
含有することができる。
【0011】本発明のガイドワイヤー用芯材の第一の好
ましい形態は、前記銅基合金線は熱間加工と冷間加工に
より成形された後、500℃以上の温度で保持した後急
冷し、200℃以下の温度で時効処理することにより得
られ、形状記憶特性及び超弾性特性を有することであ
る。
【0012】本発明のガイドワイヤー用芯材の第二の好
ましい形態は、前記銅基合金線は高剛性端部と低剛性端
部を有し、前記高剛性端部から前記低剛性端部に向かっ
て剛性が連続的又は段階的に減少することを特徴とす
る。第二の好ましい形態のガイドワイヤー芯材は熱間加
工及び/又は冷間加工により成形し、500℃以上の温
度で保持した後急冷し、さらに時効処理して得られ、前
記時効処理温度は前記高剛性端部が250〜350℃
で、前記低剛性端部が250℃未満で、前記高剛性端部
と前記低剛性端部との間が前記高剛性端部の加熱温度か
ら前記低剛性端部の加熱温度まで連続的又は段階的に変
化させた温度である。
【0013】また、本発明のガイドワイヤーは、上記ガ
イドワイヤー用芯材を有することを特徴とする。
【0014】本発明のガイドワイヤーは、上記ガイドワ
イヤー用芯材にAu、Pt、Ti、Pd、TiNのいず
れかがコートされているのが好ましい。また、上記ガイ
ドワイヤー用芯材の少なくとも一部が合成樹脂によって
被覆されているのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】[1] 銅基合金線 (1) 銅基合金線の組成 本発明で用いる銅基合金線は、Al3〜10重量%、M
n5〜20重量%を含み、残部Cuと不可避的不純物か
らなる。この銅基合金は高温でβ(bcc構造)単相、
低温でマルテンサイト(無拡散)変態を生じる。また、
このβ単相の組織は300℃前後の加熱処理でα相(f
cc構造)とホイスラー相(規則bcc構造)の二相組
織に変化する。
【0016】Al元素の含有量が3重量%未満ではβ単
相を形成できず、また10重量%を超えると極めて脆く
なる。Al元素の含有量はMn元素の組成によって変化
するが、好ましいAl元素の含有量は6〜10重量%であ
る。
【0017】Mn元素を含有することによりβ相の存在
範囲を低Al側へと広げ、冷間加工性を著しく高め、製
造を容易にする。Mn元素の添加量が5重量%未満では
満足な加工性が得られず、かつβ単相の領域を形成する
ことができなくなる。Mn元素の添加量が20重量%を
超えると、超弾性が得られないので好ましくない。好ま
しいMnの含有量は8〜12重量%である。
【0018】上記組成のCu基合金は熱間加工及び冷間
加工性に富み、冷間で20%〜90%、又はそれ以上の
加工率が可能であり、極細線等に容易に成形することが
できる。
【0019】上記成分以外に、本発明の銅基合金線はさ
らに、Ni、Co、Fe、Ti、V、Cr、Si、N
b、Mo、W、Sn、Ag、Mg、P、Zr、Zn、B
及びミッシュメタルからなる群より選ばれた一種又は二
種以上を含有することができる。これらの元素の含有量
は合計で0. 001〜10重量%であるのが好ましく、
特に0.001 〜2重量%が好ましい。これらの元素は、冷
間加工性を維持したまま、結晶粒を微細化して銅基合金
線の強度を上げる効果を発揮する。しかし、これらの元
素の含有量が10重量%を超えるとマルテンサイト変態
温度を低下させ、β単相組織が不安定になる。
【0020】Ni、Co、Fe、Sn、Agは基地組織
の強化に有効な元素である。Ni、Fe、Agの好まし
い含有量はそれぞれ0.001 〜3重量%である。Coはま
たCoAlの形成により結晶粒を微細化するが、過剰に
なると靭性を低下させる。Coの好ましい含有量は0.00
1 〜2重量%である。Snの好ましい含有量は0.001〜
1重量%である。
【0021】Tiは阻害元素であるN及びOと結合し酸
窒化物を形成する。また、Bとの複合添加によってボラ
イドを形成し、結晶粒を微細化し、形状回復率を向上さ
せる。Tiの好ましい含有量は0.001 〜2重量%であ
る。
【0022】V、Nb、Mo、Zrは硬さを高める効果
を有し、耐摩耗性を向上させるとともに、これらの元素
はほとんど基地に固溶しないので、bcc結晶として析
出し、結晶粒の微細化に有効な元素である。V、Nb、
Mo、Zrの好ましい含有量はそれぞれ0.001 〜1重量
%である。
【0023】Crは耐摩耗性及び耐食性を維持するのに
有効な元素である。Crの好ましい含有量は0.001 〜2
重量%である。
【0024】Siは耐食性を向上させる効果を有する。
Siの好ましい含有量は0.001 〜2重量%である。
【0025】Wは基地にほとんど固溶しないので、析出
強化の効果がある。Wの好ましい含有量は0.001 〜1重
量%である。
【0026】Mgは阻害元素であるN及びOを除去する
とともに、阻害元素であるSを硫化物として固定し、熱
間加工性や靭性の向上に効果があるが、多量の添加は粒
界偏析を招き、脆化の原因となる。Mgの好ましい含有
量は0.001 〜0.5 重量%である。
【0027】Pは脱酸剤として用いられ、靭性向上の効
果を有する。Pの好ましい含有量は0.01〜0.5 重量%で
ある。
【0028】Znは形状記憶処理温度を低下させる効果
を有する。Znの好ましい含有量は0.001 〜5重量%で
ある。
【0029】Bは結晶組織を微細化する効果がある。特
にTi、Zrとの複合添加が好ましい。Bの好ましい含
有量は0.01〜0.5 重量%である。
【0030】ミッシュメタルは結晶粒を微細化する効果
を有する。ミッシュメタルの好ましい含有量は0.001 〜
2重量%である。
【0031】(2)銅基合金線の製造方法 (a) 銅基合金線の成形 上記組成の銅基合金を溶解鋳造し、熱間圧延、冷間圧
延、引き抜き等の加工で所望のサイズの線に成形する。
また、公知の方法により銅基合金線の先端部をテーパー
に加工することができる。本発明の組成を有する銅基合
金は熱間加工及び冷間加工性に富み、冷間で20%〜9
0%、又はそれ以上の加工率が可能であり、極細線等に
容易に成形することができる。
【0032】(b) 溶体化処理 次に、500℃以上、好ましくは600〜900℃の温
度で加熱し、結晶組織をβ単相に変態させる。加熱処理
後、50℃/秒以上の速度で急冷して、β単相状態を凍
結させる。急冷は水などの冷媒に入れるか、強制空冷に
よって行う。冷却速度が50℃/秒未満であると、α相
の析出が生じてしまうので、β単相の結晶構造を維持で
きなくなり、機能の傾斜度が小さくなる。好ましい冷却
速度は200℃/秒以上である。
【0033】(c) 時効処理 本発明において、時効処理の仕方により、銅基合金線を
次の二つの形態とすることができる。第一形態では、銅
基合金線全体が一様に形状記憶特性及び超弾性特性を有
する。第二形態では、銅基合金線は高剛性端部と低剛性
端部を有し、高剛性端部から低剛性端部に向かって剛性
が連続的又は段階的に減少する。
【0034】(i) 第一形態 第一形態の場合、銅基合金線を200℃以下の温度、好
ましくは100〜200℃の温度で時効処理を行う。低
剛性端部の加熱温度があまり低いと、β相の規則度は完
全ではなく、室温で放置しておくとマルテンサイト変態
温度が変化する場合がある。逆に加熱温度が200℃を
超えると、α相の析出が起こり、剛性が高くなってしま
う。
【0035】時効処理時間は銅基合金線の組成により異
なるが、1〜300分間が好ましく、5〜200分間が
特に好ましい。時効処理時間が1分間未満では時効の効
果が得られず、また時効処理時間が300分間を超える
と、分解が始まり、形状記憶特性が低下する。
【0036】第一形態の銅基合金線は、結晶構造が実質
的にβ単相からなり、既報(特開平7-62472 号)の通
り、形状記憶の特性を有し、かつ超弾性材料である。第
一形態の銅基合金線の硬さは350Hv未満であり、降伏
応力(すなわち0.2%耐力)は合金組成により異なる
が、400MPa未満である。また形状回復率は80%
以上である。
【0037】(ii)第二形態 第二形態は特願平10−181268号に記載の通り、
傾斜機能材料である。第二の形態とする場合、低剛性端
部の時効処理を250℃未満の温度で行い、高剛性端部
の時効処理を250〜350℃の温度で行う。低剛性端
部と高剛性端部の間に位置する中間部分は前記低剛性端
部の加熱温度から高剛性端部の加熱温度まで連続的又は
段階的に変化する温度分布(温度勾配)で時効処理を行
う。
【0038】低剛性端部の加熱温度があまり低いと、β
相が不安定であり、室温で放置しておくとマルテンサイ
ト変態温度が変化する場合がある。逆に加熱温度が25
0℃以上であると、α相の析出が起こり、高剛性端部と
の機能特性の差が小さくなる。低剛性端部の加熱温度は
100〜200℃であるのが好ましい。
【0039】高剛性端部の加熱温度が250℃未満であ
ると、高剛性端部の結晶構造がα相とホイスラー相の二
相に十分に変態できず、低剛性端部との機能特性の差が
小さくなる。また加熱温度が350℃を超えると、組織
が粗大化し、降伏力や硬さ等の機能特性が低下する。高
剛性端部の加熱温度は280〜320℃であるのが好ま
しい。
【0040】低剛性端部の加熱温度と高剛性端部の加熱
温度の差は50℃以上であるのが好ましく、80℃以上
が特に好ましい。低剛性端部の加熱温度と高剛性端部の
加熱温度の差が50℃未満であると、両部分の剛性の差
が小さくなる。
【0041】時効処理時間は銅基合金線の組成により異
なるが、1〜300分間が好ましく、5〜200分間が
特に好ましい。時効処理時間が1分間未満では時効の効
果が得られず、また時効処理時間が300分間を超える
と、組織が粗大化してしまい、材料としての機械的特性
が不充分になる。
【0042】このようにして得られた第二形態の銅基合
金線は、既報(特願平10−181268号)の通り、
傾斜機能合金であり、結晶構造が実質的にβ単相からな
る低剛性端部と、実質的にα相とホイスラー相の二相か
らなる高剛性端部と、前記低剛性端部と前記高剛性端部
との間に位置し、前記低剛性端部から高剛性端部へ結晶
構造が連続的又は段階的に変化する中間部分からなる。
【0043】本発明において、「結晶構造が実質的にβ
単相からなる」とは、結晶構造がβ相のみでなく、少量
のα相とホイスラー相、及び少量のTiB、ZrB、b
cc相のV、Mo、Nb、Wや、NiAl、CoAl等
の金属間化合物を有する場合も含む。α相とホイスラー
相の割合が合計で5体積%以下であるのが好ましい。α
相とホイスラー相の割合の合計が5体積%を超えると、
低剛性端部の超弾性や形状回復性が著しく低下し、機能
特性の傾斜が小さくなるので好ましくない。
【0044】一方、「結晶構造が実質的にα相とホイス
ラー相の二相からなる」とは、結晶構造がα相及びホイ
スラー相のみからなる場合だけでなく、少量のβ相、及
び少量のTiB、ZrB、bcc相のV、Mo、Nb、
Wや、NiAl、CoAl等の金属間化合物を含有する
場合も含む。β相の割合は10体積%以下であるのが好
ましい。
【0045】また、「結晶構造が連続的又は段階的に変
化する」とは、組織中におけるβ相の占める割合と、α
相及びホイスラー相の占める割合とが連続的又は段階的
に変化することを意味する。時効処理により、β相から
徐々にα相とホイスラー相が析出し、時効処理の温度が
高いほど、また時効処理時間が長いほど、析出するα相
とホイスラー相の割合が大きくなる。結晶構造の変化が
連続的又は段階的のどちらにするかは時効処理時の温度
分布及び処理時間の設定によって決定される。段階的な
温度分布で時効処理を短時間で行えば、結晶構造は段階
的に変化する。
【0046】β単相からなる低剛性端部は特開平7-6247
2 号に記載の通り、形状記憶の特性を有し、かつ超弾性
を有する。一方、高剛性端部は曲げにくい硬質な材料で
あり、低剛性端部とまったく異なる機能特性を有する。
第三部分において、低剛性端部の機能特性から高剛性端
部の機能特性まで連続的又は段階的に変化している。
【0047】なお、低剛性端部の長さ、高剛性端部の長
さ、及びその中間部分における剛性の変化パターンは、
時効処理時の加熱温度の分布により、任意に設定するこ
とができる。
【0048】低剛性端部と高剛性端部の特性を比較する
と、低剛性端部の硬さ及び高剛性端部の硬さは合金組成
により異なるが、低剛性端部の硬さは350Hv未満であ
り、低剛性端部と高剛性端部の硬さの差は20Hv以上で
ある。また、低剛性端部は超弾性材料であり、その降伏
応力(すなわち0.2%耐力)は合金組成により異なる
が、400MPa未満である。低剛性端部と高剛性端部
の降伏応力の差は50MPa以上である。さらに、低剛
性端部は形状記憶材料であり、形状回復率は80%以上
である。一方、高剛性端部の形状回復率は15%未満で
あり、形状記憶の特性はほとんどない。低剛性端部と高
剛性端部の形状回復率の差は70%以上である。
【0049】[2] ガイドワイヤー用芯材 本発明のガイドワイヤー用芯材の基端部は高剛性で、先
端部が前記基端部より低剛性である。そのうち、少くと
も一部は銅基合金線である。また、前記銅基合金線の少
なくとも先端部は超弾性を有する。以下は具体例を挙げ
て本発明のガイドワイヤー用芯材を説明するが、本発明
はこれらにより限定されない。
【0050】(1) 第一の態様 図1に示す本発明のガイドワイヤー用芯材の第一の態様
は、ストレートな銅基合金線からなり、先端部はテーパ
ー加工されていない。基端部3から先端部4へ順に四つ
の領域2a、2b、2c、2dに分れており、各領域で
の剛性が基端部3から先端部4へ段階的に低くなるよう
にされている。各領域の長さは所望により任意に設定す
ることができる。
【0051】このような剛性が傾斜した芯材は、既述の
通り熱間加工及び/又は冷間加工により成形し、500
℃以上の温度で保持した後急冷し、さらに時効処理して
製造されるが、時効処理時に各領域をそれぞれ異なる加
熱温度を付与する。領域2aの時効処理温度は250〜
350℃であるのが好ましい。また、領域2dの時効処
理温度は250℃未満であるのが好ましい。領域2b及
び2cの時効処理温度は上記領域2aと領域2dとの中
間の時効処理温度で、かつ領域2bの時効処理温度は領
域2cより高くする。
【0052】(2) 第二の態様 図2に示す本発明のガイドワイヤー用芯材の第二の態様
は、全て銅基合金線からなる。基端部3から先端部4へ
順に四つの領域2a、2b、2c、2dに分れており、
領域2cから先端部4に向かってテーパー加工され、縮
径されている。各領域での剛性は基端部3から先端部4
へ段階的に低くなるようにされている。各領域の長さは
所望により任意に設定することができる。
【0053】第一の態様と同じように、領域2aは高剛
性領域で、領域2dは低剛性で、超弾性領域である。ま
た領域2b及び2cは上記領域2aと領域2dとの中間
の剛性を有し、かつ領域2bの剛性が領域2cより高く
なっている。ただし、先端部4が第一の態様よりも縮径
されているので、領域2dの柔軟性は第一の態様よりも
高くなっている。第二の態様の芯材は第一の態様に記載
の条件で製造することができる。
【0054】(3) 第三の態様 図3に示す本発明のガイドワイヤーは、線材51と芯材
52とを接合してなる。芯材52は銅基合金線からな
り、線材51はステンレスなどの公知材料からなるフラ
ットなリボン線である。線材51と芯材52とを重ねて
コイル等で接合されている。
【0055】芯材52は基端部53から先端部54へ順
に二つの領域52a、52bに分れている。領域52a
は高剛性領域で、領域52bは先端部54方向へ連続的
に剛性が減少するようになっている。芯材52の先端部
54近辺は低剛性で、超弾性である。なお、各領域の長
さは所望により任意に設定することができる。
【0056】第一の態様と同じように、芯材52を時効
処理時に各領域にそれぞれ異なる加熱温度を付与するこ
とによって剛性を傾斜させることができる。領域52a
の時効処理温度は250〜350℃であるのが好まし
い。また、領域52bの時効処理は基端部53方向から
先端部54へ向けて連続的に低下する温度分布で行う。
前記温度分布の最高温度は領域52aと同じ時効処理温
度であり、先端部54にある最低温度は250℃未満で
あるのが好ましい。
【0057】[3] ガイドワイヤー 本発明のガイドワイヤーは上記ガイドワイヤー用芯材を
有する。本発明では、公知の方法でガイドワイヤー用芯
材に樹脂を被覆する場合もしない場合もAu、Pt、T
i、Pd、TiNをメッキ、蒸着等によりコートするの
が好ましい。また、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタ
ン、ポリスチレン、フッ素樹脂、シリコンゴム又はそれ
らのエラストマー及び複合材料でガイドワイヤー用芯材
を被覆するのが好ましい。これらの被覆材は硫酸バリウ
ム等の造影剤を含有するのが好ましい。さらに、ガイド
ワイヤーの表面にポリビニルピロリドン、無水マレイン
酸エチルエステル、メチルビニルエーテル無水マレイン
酸共重合体等の潤滑性物質で被覆するのが好ましい。
【0058】
【実施例】実施例1 図1に示す銅基合金製の線材からなるガイドワイヤー用
芯材2(以下「芯材2」)を以下の方法で製造した。芯
材2の全長1200mmで、先端部4はテーパー加工さ
れていない。
【0059】まず、Al7.5重量%、Mn9.9重量
%、Ni2.0重量%、Cu80.6重量%からなる銅
基合金を溶解し、平均140℃/分の冷却速度で凝固し
て、冷間引抜により直径0.4mmの線材を得た。その
後、900℃で10分間の熱処理し、氷水中で焼き入れ
したものを芯材2とした。
【0060】この芯材2を1200mmに切断後、基端
部3となる側の端部より、先端部4側の端部に亘って2
a(600mm)、2b(300mm)、2c(200
mm)、2d(100mm)の四つの領域をそれぞれ以
下の温度条件で15分間の時効処理を行った。領域2
a:300℃;領域2b:250℃;領域2c:200
℃;領域2d:150℃。これにより、基端部3より先
端部4にかけて剛性が低下した。各領域の硬さをマイク
ロビッカーズ硬度計で測定した。結果を表1に示す。
【0061】 表1 硬度の分布領域 硬度(単位Hv) 2a 380 2b 290 2c 240 2d 235
【0062】以上のように、芯材2を構成するCu−A
l−Mn基合金は、時効処理の加熱条件により、わずか
数cmの間隔で物性を変化させることが可能であり、テ
ーパー加工を行うことなく、連続的に剛性と柔軟性をバ
ランス良く配置することが可能であった。また、芯材2
全体を同一組成の合金で一体化しており、トルク伝達性
に優れている。
【0063】実施例2 図4に示す銅基合金線からなる芯材12を用いたガイド
ワイヤー11を製造した。芯材12の基端部13から先
端部14へ12a(500mm)、12b(100m
m)、12c(50mm)、12d(50mm)の四つ
の領域に対して、領域12a、12bでの直径は0.4
mmであり、先端部14の直径が0.1mmになるよう
に12c部より先端部14にかけてテーパー加工されて
いる。芯材12は下記の時効処理条件以外は実施例1と
同じ方法で製造した。領域12a:300℃;領域12
b:250℃;領域12c:200℃;領域12d:1
50℃。時効処理時間は15分間であった。これによ
り、基端部13より先端部14にかけて剛性が低下し
た。
【0064】得られた芯材12にAuメッキを施した
後、被覆層15(造影剤として40重量%硫酸バリウム
を含有するポリアミド系エラストマー)にて外表面を被
覆した。さらに、血管へ挿入時の潤滑性を増すために、
被覆層15の表面にさらにポリビニルピロリドンを主成
分とする潤滑層17を形成した。
【0065】実施例3 図5に示すガイドワイヤー21を製造した。芯材22の
基端部23より先端部24へ22a(500mm)、2
2b(200mm)、22c(50mm)、22d(5
0mm)の四つの領域に対して、領域22a、22bで
の直径は0.4mmであり、先端部24の直径が0.1
mmになるように22c部より先端部24にかけてテー
パー加工されている。
【0066】下記の時効処理条件以外は実施例1と同じ
方法で芯材22を製造した。領域22a:300℃;領
域22b:250℃;領域22c:200℃;領域22
d:150℃。時効処理時間は15分間であった。これ
により、基端部23より先端部24にかけて剛性が低下
した。
【0067】得られた芯材22のテーパー部を包接する
ようにコイル26と接合し、先端部24は血管壁を損傷
しないようにプラズマ溶接にて成型された膨出部27を
形成した。さらに、芯材22及びコイル26にAuメッ
キを施した。芯材22の外表面には、血管へ挿入時の潤
滑性を増すために、ポリビニルピロリドンを主成分とす
る潤滑層(図示せず)を形成した。
【0068】実施例4 図6に示すガイドワイヤー31の芯材32は3本の銅基
合金線の撚線からなる(図6のA−B断面図である図7
を参照)。芯材32の基端部33より先端部34に亘っ
て、32a(500mm)、32b(100mm)、3
2c(50mm)の3ケ所毎に剛性が段階的に低くなる
ように形成されている。領域32a、32bでの芯材2
2の直径は0.4mmである。また、先端部34におけ
る芯材32の直径が0.1mmになるように32c部の
途中より先端部34にかけてテーパー加工されている。
先端部34はプラズマ溶接にて、撚線がほどけないよう
に、また先端部の造影性向上のために丸い膨張部36を
形成した。
【0069】芯材32は下記の時効処理条件以外は実施
例1と同じ方法で製造した。領域32a:300℃;領
域32b:250℃;領域32c:200℃;領域32
d:150℃。時効処理時間は15分間であった。これ
により、基端部33より先端部34にかけて剛性が低下
した。
【0070】得られた芯材32を被覆層35(造影剤と
して40重量%の硫酸バリウムを含有するポリアミド系
エラストマー)にて被覆した。そして、血管へ挿入時の
潤滑性を増すために、ポリメチルビニルエーテル−無水
マレイン酸誘導体を主成分とする潤滑層(図示せず)を
形成した。
【0071】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明のガイドワ
イヤーは傾斜機能を有する銅基合金からなるガイドワイ
ヤー芯材を用いることにより、基端部に最適の弾性と剛
性を、先端部に柔軟性を同時に設けることができるよう
になり、挿入操作、トルク伝達性に優れ、血管壁等に傷
つけること無く、所定の部位に挿入することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドワイヤー用芯材の一実施例を示
す概略図である。
【図2】本発明のガイドワイヤー用芯材のもう一実施例
を示す概略図である。
【図3】本発明のガイドワイヤーの一実施例を示す概略
図である。
【図4】本発明のガイドワイヤーのもう一実施例を示す
拡大断面図である。
【図5】本発明のガイドワイヤーのその他の実施例を示
す拡大断面図である。
【図6】本発明のガイドワイヤーのその他の実施例を示
す拡大断面図である。
【図7】図6のA−B断面図である。
【符号の説明】
11、21、31・・・・・・・・ガイドワイヤー 2、12、22、32、52・・・芯材 3、13、23、33、53・・・基端部 4、14、23、34、54・・・先端部 15、25、35・・・・・・・・被覆層 17、27、37・・・・・・・・潤滑層 51・・・・・・・・・・・・・・線材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部は高剛性で、先端部が前記基端部
    より低剛性であるガイドワイヤー用芯材において、少く
    とも一部は5〜20重量%のMnと、3〜10重量%の
    Alと、残部Cu及び不可避不純物とからなる銅基合金
    線であることを特徴とするガイドワイヤー用芯材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガイドワイヤー用芯材
    において、前記銅基合金線はさらにNi、Co、Fe、
    Ti、V、Cr、Si、Nb、Mo、Sn、Ag、W、
    Mg、P、Zr、Zn、B及びミッシュメタルからなる
    群より選ばれた1種又は2種以上を合計で0.001〜
    10重量%含有することを特徴とするガイドワイヤー用
    芯材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のガイドワイヤー
    用芯材において、前記銅基合金線は熱間加工及び/又は
    冷間加工により成形し、500℃以上の温度で保持した
    後急冷し、200℃以下の温度で時効処理することによ
    り得られ、形状記憶特性及び超弾性を有することを特徴
    とするガイドワイヤー用芯材。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のガイドワイヤー
    用芯材において、前記銅基合金線は高剛性端部と低剛性
    端部を有し、前記高剛性端部から前記低剛性端部に向か
    って剛性が連続的又は段階的に減少することを特徴とす
    るガイドワイヤー用芯材。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のガイドワイヤー用芯材
    において、前記銅基合金線は熱間加工と冷間加工により
    成形し、500℃以上の温度で保持した後急冷し、さら
    に時効処理して得られ、前記時効処理温度は前記高剛性
    端部が250〜350℃で、前記低剛性端部が250℃
    未満で、前記高剛性端部と前記低剛性端部との間が前記
    高剛性端部の加熱温度から前記低剛性端部の加熱温度ま
    で連続的又は段階的に変化させた温度であることを特徴
    とするガイドワイヤー用芯材。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のガイド
    ワイヤー用芯材を有することを特徴とするガイドワイヤ
    ー。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のガイドワイヤー用芯材
    にAu、Pt、Ti、Pd、TiNのいずれかがコート
    されていることを特徴とするガイドワイヤー。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載のガイドワイヤー
    において、前記ガイドワイヤー用芯材の少なくとも一部
    を合成樹脂によって被覆してなることを特徴とするガイ
    ドワイヤー。
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