JP2000003609A - サイドライト型面光源装置及び液晶表示装置 - Google Patents
サイドライト型面光源装置及び液晶表示装置Info
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Abstract
関し、カーナビゲーションシステムに適用する車載の液
晶表示装置等に適用して、従来に比して格段的に調光範
囲を拡大することができるようにする。 【解決手段】それぞれ光源3A、3Bを有する板状部材
7A、7Bを積層し、各板状部材7A、7Bによる指向
性の照明光を光制御部材9により出射面の正面方向の指
向性に補正する。
Description
光源装置及び液晶表示装置に関し、例えばカーナビゲー
ションシステムに適用する車載の液晶表示装置等に適用
することができる。本発明は、それぞれ光源を有する板
状部材を積層し、各板状部材による指向性の照明光を光
制御部材により出射面の正面方向の指向性に補正するこ
とにより、従来に比して格段的に調光範囲を拡大するこ
とができるサイドライト型面光源装置と、このサイドラ
イト型面光源装置を用いた液晶表示装置を提案する。
ライト型面光源装置により液晶表示パネルを照明して表
示画像を形成するようになされている。
置は、アクリル等の透明板状部材(以下導光板と呼ぶ)
の側面に蛍光ランプによる一次光源を配置し、この蛍光
ランプの照明光を導光板に入射する。サイドライト型面
光源装置は、この照明光を導光板の内部で伝搬して出射
面より出射する。これによりサイドライト型面光源装置
は、棒状光源でなる蛍光ランプの照明光より面光源を形
成する。
ンプの駆動電流を調光回路により調整できるようになさ
れ、これにより例えば外来光に応じて液晶表示パネルへ
の出射光量を調整して見易い表示画像を表示できるよう
になされている。
表示装置においては、例えばカーナビゲーションシステ
ムのように、外来光の光量が周囲の状況に応じて著しく
変化する環境で使用されるものもある。すなわちカーナ
ビゲーションシステムは、著しく外来光の光量が大きな
日中の屋外で使用される場合もあり、またこれとは逆
に、外来光が殆ど無いような夜間に使用される場合もあ
る。
の液晶表示装置においても、著しい外来光の光量変化に
対応するようにサイドライト型面光源装置の出射光量を
調整することができれば、何れの環境においても見易い
表示画像を表示することができる。ところが従来のサイ
ドライト型面光源装置においては、このような著しい外
来光の光量変化に対応できるような大きな範囲で出射光
量を調整できない問題があった。
で、従来に比して格段的に調光範囲を拡大することがで
きるサイドライト型面光源装置と、このサイドライト型
面光源装置を用いた液晶表示装置を提案しようとするも
のである。
め請求項1に係る発明においては、サイドライト型面光
源装置に適用して、第1の一次光源から出射された第1
の照明光を端面から入射し、第1の照明光を屈曲して出
射面より出射する第1の板状部材と、第1の板状部材に
重ね合わされて配置され、第2の一次光源から出射され
た第2の照明光を端面から入射すると共に、第1の板状
部材から出射された第1の照明光を出射面と対向する裏
面より入射し、第1及び第2の照明光を出射面より出射
する第2の板状部材と、第2の板状部材の出射面より出
射される第1及び第2の照明光の出射方向を第2の板状
部材の出射面の略正面方向に補正する光制御部材とを備
えるようにする。
部材により第1の出射方向による指向性の面光源と、第
2の板状部材により第2の出射方向による指向性の面光
源とにより照明光を出射することができ、均一な出射光
量分布で、かつ必要に応じて第1又は第2の照明光の供
給を停止することにより、選択的に、第1又は第2の指
向性による照明光を出射することができる。これにより
光制御部材によりこれら第1及び第2の照明光の出射方
向を第2の板状部材の出射面の略正面方向に補正すれ
ば、これら第1及び第2の照明光を同時に出射して大き
な出射光量による照明光を出射でき、また第1又は第2
の照明光を選択的に出射して出射光量を低減することが
できる。
項1の構成において、第1の板状部材は、出射面と対向
する面に、1対の斜面による突起が端面に沿って繰り返
し形成される。
による突起により、第1の照明光を効率良く出射するこ
とができる。
項1又は請求項2の構成において、第1及び第2の一次
光源は、延長する方向が略平行になるように配置された
棒状光源であり、光制御部材は、第2の板状部材側の面
に第1及び第2の照明光の出射方向を補正する光制御面
が形成され、光制御面は、棒状光源の長手方向と直交す
る方向に、1対の斜面による突起が繰り返し形成され
る。
の繰り返しによる光制御面により、第1及び第2の照明
光の出射方向をほぼ等しい出射方向に効率良く補正する
ことができる。
表示装置に適用して、請求項1、請求項2又は請求項3
の構成に係るサイドライト型面光源装置により液晶表示
パネルを照明する。
項4の構成において、第1又は第2の一次光源からの第
1又は第2の照明光の出射を選択的に停止し得るように
する。
発明の実施の形態を詳述する。
に適用されるサイドライト型面光源装置を示す分解斜視
図であり、図2は、このサイドライト型面光源装置1を
液晶表示パネル、駆動回路等と共に示す液晶表示装置の
断面図である。
ーションシステムに適用され、サイドライト型面光源装
置1に内蔵の2つの一次光源3A及び3Bを駆動回路4
により選択的に駆動することにより(図2)、広い調光
範囲により液晶表示パネルに照明光を供給する。
第1及び第2の導光板7A及び7Bの側方にそれぞれ一
次光源3A及び3Bを配置し、反射シート8、第1の導
光板7A、第2の導光板7B、光制御部材でなるプリズ
ムシート9、光拡散シート10を順次積層して作成され
る。
冷陰極管でなる蛍光ランプ11A及び11Bの周囲をリ
フレクタ12A、12Bで囲って形成され、リフレクタ
12A、12Bの開口側より導光板7A及び7Bの端面
(以下入射面と呼ぶ)7AI及び7BIに照明光を入射
する。ここでリフレクタ12A、12Bは、入射光を正
反射又は乱反射する反射部材であり、例えばシート材に
より形成される。
の正反射部材、又は白色PETフィルム等でなるシート
状の乱反射部材により形成され、導光板7Aより漏れ出
す照明光を反射して導光板7Aに再入射させ、これによ
り照明光の利用効率を向上する。
部材であり、例えばポリメチルメタクリレート(PMM
A)からなるマトリックス中に、これと屈折率の異なる
透光性の微粒子を一様に分散混入して形成される。導光
板7Aは、導光板7B側の面(以下出射面と呼ぶ)7A
Oが長方形形状に形成され、この長方形形状の長辺側に
沿って板厚が徐々に低下するように形成される。導光板
7Aは、厚肉側の短辺に沿った端面が入射面7AIに設
定され、この入射面7AIより一次光源3Aの照明光L
Aを入射する。これにより導光板7Aは、入射面7AI
から入射した照明光LAをこの透光性の微粒子により散
乱させながら、出射面7AOと、出射面7AOと対向す
る面(以下裏面と呼ぶ)7ARの間を繰り返し反射して
照明光LAを伝搬する。さらにこの伝搬の際に、臨界角
以下の入射角で出射面7AOに入射する照明光LAを出
射面7AOから出射する。
部を伝搬する照明光LAの出射を促す光散乱パターンが
形成され、これにより出射面7AOより出射する照明光
LAの光量分布を均一化するようになされている。なお
この光散乱パターンは、出射面7AO側より肉眼にて目
視困難な程度の微小な大きさ(例えば80〔μm〕以下
程度の大きさ)により、出射面7AOを部分的に粗面に
して形成される。さらに光散乱パターンは、不規則な配
置により形成され、これにより液晶表示パネルとの間の
干渉によるモアレ縞の発生を有効に回避できるようにな
されている。
て示すように、裏面7ARに、1対の斜面7AE及び7
AFによる突起が入射面7AIに沿って繰り返し形成さ
れる。ここでこれらの突起は、この1対の斜面7AE及
び7AFを直接接続して断面三角形形状に形成される。
これにより導光板7Aは、出射面7AOに入射する照明
光LAの入射角を低減して効率良く照明光を出射し、さ
らには入射面7AIに沿った面内方向にて出射光の指向
性を見たとき、出射面7AOの法線方向に鋭い指向性に
より照明光を出射する。その結果、この出射面7AOか
ら出射される照明光は、入射面7AIに沿った面内方向
にて、出射面7AOの法線方向に向かって大きな光量に
より出射されることになる。
同一の材料により、ほぼ同一形状に形成される。また導
光板7Bは、第1の導光板7Aの楔型先端側の端面と、
入射面7BIがほぼ同一面を形成するように、導光板7
Aに重ね合わされて導光板7Aの出射面側に配置され
る。これにより導光板7Bは、入射面7BI側に配置さ
れた一次光源3Bより照明光LBを入射し、この照明光
LBをこの透光性の微粒子により散乱させながら、出射
面7BOと裏面7BRとの間で繰り返し反射して出射面
7BOより出射する。さらに導光板7Aより出射された
照明光LAを裏面7BRより入射し、この入射した照明
光LAを透過して出射面7BOより出射する。
に、出射面7BOに光散乱パターンが形成され、これに
より内部を伝搬して出射する照明光の光量分布を均一化
する。さらに導光板7Bは、符号Bにより拡大して示す
ように、裏面7BRがほぼ平坦な鏡面により形成され、
これにより導光板7Aより裏面7BRに入射する照明光
を無駄なく内部に入射できるようになされている。
部を伝搬して出射される照明光と、導光板7Aより出射
されて導光板7Bを透過して到来する照明光との指向性
を補正するために配置される。すなわちプリズムシート
9は、ポリカーボネート等の透光性のシート材で形成さ
れ、導光板7Bと対向する側の面にプリズム面が形成さ
れる。このプリズム面は、符号Cにより拡大して示すよ
うに、1対の斜面9A及び9Bを直接接続した断面三角
形形状の突起が導光板7Bの入射面の延長方向と直交す
る方向に繰り返されて形成される。
及び9Bによる頂角αが66度の角度に設定され、これ
ら1対の斜面9A及び9Bは、等しい傾きに設定され
る。
ート材により構成され、照明光を弱く散乱することによ
り、液晶表示パネルを介して導光板7Bのエッジの輝き
等を知覚することができないようにする。
ランプ11Aから射出された照明光LAは(図2)、直
接に、又はリフレクタ12Aで反射した後、入射面7A
Iより導光板7Aの内部に入射し、内部の透光性の微粒
子により散乱を受けながら、裏面7ARと出射面7AO
の間で反射を繰り返して導光板7Aの内部を伝搬する。
このときこの照明光LAは、裏面7ARで反射する毎に
出射面7AOに対する入射角が低下し、出射面7AOに
対して臨界角以下の成分が出射面7AOより出射され
る。
の出射面7AOに形成された光散乱パターンにより出射
が促される。これらにより照明光LAは、出射面7AO
よりほぼ一定の光量分布により、さらに楔型先端側に向
かって傾いた指向性により出射される。
れた1対の斜面7AE及び7AFによる突起により、内
部を伝搬する際に出射面7AOに対する入射角が低減さ
れる。これにより裏面7ARを平坦な面により形成した
場合に比して内部にて少ない反射回数により出射面7A
Oより出射され、その分効率良く出射される。また入射
面7AIに沿った面内方向にて指向性を見たとき、出射
面7AOの法線方向に鋭い指向性により出射され、これ
らの結果、指向性のピークにおいては、大きな光量によ
り出射される。
に向かって傾いた指向性により出射される照明光LA
は、導光板7Bの裏面7BRより導光板7Bに入射し、
この導光板7Bを透過して導光板7Bの出射面7BOか
ら出射される。このとき導光板7Bの断面形状が楔型形
状に形成されていることにより、導光板7Bの出射面7
BOから出射される照明光LA1は、出射方向が極僅か
変化するものの、ほぼ導光板7Aの出射面7AOより出
射された場合と同一の指向性により導光板7Bの出射面
7BOより出射される。
面7BRがほぼ平坦な鏡面により作成されていることに
より、効率良く導光板7Bに入射して導光板7Bの出射
面7BOから出射される。しかしながらこの照明光LA
1は、導光板7Bを透過する際に、内部の微粒子により
散乱されて減衰し、また効率良く導光板7Bの裏面7B
Rより入射はするものの、裏面7BRより入射する際
に、幾分光量が減衰する。このような光量の減衰に対し
て、照明光LA1は、導光板7Aの裏面7ARに形成さ
れた1対の斜面により、指向性のピークにおいて大きな
光量により導光板7Bの裏面7BRより入射することに
より、導光板7Bを介して出射されることによる光量の
低下が防止される。
より出射される照明光LA1の指向性を示す特性曲線図
である。この図においては、導光板7Bの出射面7BO
の法線方向を基準にして、導光板7Aの長手方向をY方
向、入射面7AIに沿った方向をX方向に設定した。こ
の図3の測定結果によれば、この照明光LA1が楔型先
端方向に傾いた指向性により出射されることがわかる。
なおこの図3は、図2に示す構成において、プリズムシ
ート9、光拡散シート10、液晶表示パネルを取り除
き、蛍光ランプ11Aだけを点灯して導光板7Bの出射
面7BOより指向性を測定したものである。
は、蛍光ランプ11Bから射出された照明光LBが入射
面7BIより導光板7Bの内部に入射し、内部の透光性
の微粒子により散乱を受けながら、裏面7BRと出射面
7BOの間で反射を繰り返して導光板7Bの内部を伝搬
する。さらにこの伝搬する照明光LBが導光板7Aの場
合と同様にして出射面7BOより楔型先端方向に傾いた
指向性で出射される。
より出射される照明光LB1の指向性を示す特性曲線図
である。この図においては、図3の場合と同一の条件に
より、一次光源3Aの蛍光ランプ11Aを消灯し、一次
光源3Bの蛍光ランプ11Bを点灯して測定した。この
図4の測定結果によれば、図3の場合とは逆方向で、か
つ導光板7Aの場合と同様に楔型先端方向に傾いた指向
性により照明光LB1が出射されることがわかる。
2つの蛍光ランプ11A及び11Bを共に点灯して出射
光の指向性を測定すると、図5に示すように、照明光L
A1による出射方向と照明光LB1による出射方向との
2方向に指向性のピークが形成される。
から出射される照明光LA1及びLB1は、この出射面
7BO側に配置されたプリズムシート9を透過する際
に、このプリズムシート9の斜面により指向性が補正さ
れる。すなわち図6に示すように、第1の導光板7A側
の照明光LA1は、この導光板7Aの入射面7A1側を
向く斜面9Bよりプリズムシート9に入射した後、他方
の斜面9Aで反射してプリズムシート9より出射され
る。また第2の導光板7B側の照明光LB1は、この他
方の斜面9Aよりプリズムシート9に入射した後、斜面
9Bで反射してプリズムシート9より出射される。
び7Bがほぼ等しい形状に形成されていることにより、
またプリズムシート9の1対の斜面9A及び9Bが等し
い傾きに設定され、かつ頂角が66度に設定されている
ことにより、これら各斜面9A及び9Bにより反射され
る照明光LA1及びLB1は、出射面の法線方向にほぼ
同一の指向性により出射される。
示パネル、光拡散シート10を取り外した状態で、第1
の蛍光ランプ11Aのみ点灯し、第1の導光板7Aによ
る照明光LA2の指向性を測定した特性曲線図である。
また図8は、図7と同一の状態で、第2の蛍光ランプ1
1Bのみ点灯し、第2の導光板7Bによる照明光LB2
の指向性を測定した特性曲線図である。さらに図9は、
図7と同一の状態で、第1及び第2の蛍光ランプ11A
及び11Bを点灯して、第1及び第2の導光板7A及び
7Bによる照明光LA2及びLB2の指向性を測定した
特性曲線図である。なおこれら図7〜図9においては、
図3〜図5に比して垂直軸方向の高さを低減して出射光
量を示す。
れた第1及び第2の照明光LA2及びLB2が、続く光
拡散シート10において弱い拡散を受けた後、液晶表示
パネルに供給され、これにより出射面の正面方向より見
て、駆動回路4により共に蛍光ランプ11A及び11B
を点灯している場合は、照明光LA2及びLB2による
明るい画面を表示でき、さらに蛍光ランプ11A及び1
1Bの駆動電流を可変して明るく表示されている画面の
明るさを調整することができる。
のみを点灯する場合には、照明光LA2又はLB2によ
り表示画面が形成されることにより、明るさがほぼ半分
に低下した状態で蛍光ランプ11A又は11Bの駆動電
流を可変して画面の明るさを調整することが可能とな
る。
有する導光板を積層し、各導光板による照明光の指向性
を出射面の正面方向に補正して出射することにより、必
要に応じて各導光板の一次光源を駆動して従来に比して
格段的に調光範囲を拡大することができるサイドライト
型面光源装置と、このサイドライト型面光源装置を用い
た液晶表示装置を得ることができる。
源を配置しても、この一次光源を切り換えて点灯するこ
とにより、この実施の形態のように指向性を切り換える
ことができる。しかしながらこの場合、一次光源の切り
換えにより出射光の光量分布が著しく変化する。ところ
がこの実施の形態のように、それぞれの導光板に光源を
配置すれば、均一な出射光量により各方向に照明光を出
射し、必要に応じて指向性を切り換えることができる。
に突起を繰り返し形成し、上側の第2の導光板において
は、裏面を平坦な面により形成したことにより、第1の
導光板より出射した照明光を効率良く出射することがで
き、これにより全体として照明光の利用効率を向上する
ことができる。
一次光源を配置したことにより、この蛍光ランプの長手
方向と直交する方向に繰り返し1対の斜面による突起を
形成したプリズムシートにより、第1及び第2の照明光
の出射方向をほぼ等しい出射方向に効率良く補正するこ
とができる。
においては、裏面に突起を形成し、上側の第2の導光板
においては、裏面を鏡面により形成する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、実用上十分な特性が得
られる場合、下側の第1の導光板においては、出射面、
裏面の何れか、又は双方に突起を形成してもよく、さら
には出射面、裏面を共に鏡面にしてもよい。また上側の
導光板にあっては、下側の導光板より出射された照明光
を効率良く透過して出射する観点からは、出射面、裏面
に突起を形成しないことが望ましいが、実用上十分な特
性が得られる場合、この上側の導光板においても、出射
面、裏面の何れか、又は双方に突起を形成してもよい。
板の出射面を部分的に粗面にして光散乱パターンを形成
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光
拡散性のインクの部分的な付着により光散乱パターンを
形成する場合等、種々の形成手法を広く適用することが
できる。
び第2の導光板の出射面に光散乱パターンを形成する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、この光散
乱パターンを裏面に形成してもよく、また出射面及び裏
面の双方に形成してもよく、さらには実用上十分な特性
が得られる場合、光散乱パターンを省略してもよい。
性の微粒子を混入した透明部材により導光板を構成する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の
光散乱性の微粒子を混入した透明部材により導光板を構
成してもよく、さらにはこれらの微粒子を混入すること
なく、単に透明部材により導光板を形成してもよい。
び第2の導光板にそれぞれ1本の蛍光ランプによる一次
光源を配置する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、図10に示すように、それぞれ2本の蛍光ラン
プによる一次光源を配置する場合等、種々の光源による
一次光源を広く適用することができる。
ぞれ一次光源を有する2枚の導光板を積層することによ
り、2方向に指向性を有するように面光源装置を構成す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々
の枚数によりそれぞれ一次光源を有する導光板を積層し
ても良い。因みに、図11に示すように、上述の実施の
形態に係る第1及び第2の導光板、プリズムシートをユ
ニット化して2組積層すれば、さらに一段と調光範囲を
拡大することができる。
6度のプリズムシートを配置する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、プリズムシートにおいて
は、頂角を40度以上の範囲で適宜選定して、必要とす
る指向性を確保することができる。
板側の面がプリズム面になるように、プリズムシートを
配置する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、必要とする指向性が得られれば、導光板側とは逆側
の面がプリズム面になるように、プリズムシートを配置
してもよい。
のプリズムシートにより、導光板の入射面と直交する面
内方向について指向性を補正する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、上述のプリズムシートとは
突起の繰り返し方向が直交するようにプリズムシートを
追加して配置し、導光板の入射面に沿った面内方向につ
いてさらに指向性を補正してもよい。
斜面を直接接続して断面三角形形状の突起を導光板、プ
リズムシートに形成する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、1対の斜面を曲面により接続してこれ
らの突起を形成してもよく、また斜面自体を曲面により
作成してもよい。
導光板の出射面側に、プリズムシートに加えて光拡散シ
ートを配置する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、プリズムシートに加えて、所定偏光面の照明光
のみ選択的に透過し、この偏光面と直交する方向の偏光
面については照明光を反射するいわゆる偏光分離シート
を配置してもよい。なお光拡散シートについては必要に
応じて省略することができる。
明をカーナビゲーションシステムの液晶表示装置に適用
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種
々の車載用液晶表示装置、さらには車載用に限らず、例
えばパーソナルコンピュータやゲーム機等のディスプレ
イとして使用される種々の液晶表示装置とその面光源装
置に広く適用することができる。
光源を有する板状部材を積層し、各板状部材による指向
性の照明光を光制御部材により出射面の正面方向の指向
性に補正することにより、従来に比して格段的に調光範
囲を拡大することができるサイドライト型面光源装置
と、このサイドライト型面光源装置を用いた液晶表示装
置を得ることができる。
に適用されるサイドライト型面光源装置を示す分解斜視
図である。
共に示す断面図である。
る第1の照明光の指向性を示す特性曲線図である。
る第2の照明光の指向性を示す特性曲線図である。
光板による第1及び第2の照明光の指向性を示す特性曲
線図である。
の動作の説明に供する断面図である。
す特性曲線図である。
す特性曲線図である。
明光の指向性を示す特性曲線図である。
のサイドライト型面光源装置を示す断面図である。
イト型面光源装置を示す分解斜視図である。
置、3A、3B……一次光源、7A、7B……導光板、
8……反射シート、9……プリズムシート、11A、1
1B……蛍光ランプ
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の一次光源から出射された第1の照
明光を端面から入射し、前記第1の照明光を屈曲して出
射面より出射する第1の板状部材と、 前記第1の板状部材に重ね合わされて配置され、第2の
一次光源から出射された第2の照明光を端面から入射す
ると共に、前記第1の板状部材から出射された前記第1
の照明光を出射面と対向する裏面より入射し、前記第1
及び第2の照明光を前記出射面より出射する第2の板状
部材と、 前記第2の板状部材の出射面より出射される前記第1及
び第2の照明光の出射方向を前記第2の板状部材の出射
面の略正面方向に補正する光制御部材とを備えることを
特徴とするサイドライト型面光源装置。 - 【請求項2】 前記第1の板状部材は、 前記出射面と対向する面に、1対の斜面による突起が前
記端面に沿って繰り返し形成されたことを特徴とする請
求項1に記載のサイドライト型面光源装置。 - 【請求項3】 前記第1及び第2の一次光源は、 延長する方向が略平行になるように配置された棒状光源
であり、 前記光制御部材は、 前記第2の板状部材側の面に前記第1及び第2の照明光
の出射方向を補正する光制御面が形成され、 前記光制御面は、 前記棒状光源の長手方向と直交する方向に、1対の斜面
による突起が繰り返し形成されてなることを特徴とする
請求項1又は請求項2に記載のサイドライト型面光源装
置。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3に記載
のサイドライト型面光源装置により液晶表示パネルを照
明することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項5】 前記第1又は第2の一次光源からの前記
第1又は第2の照明光の出射を選択的に停止し得るよう
にしたことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装
置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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