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JP2000002514A - 膜厚測定装置及びアライメントセンサ並びにアライメント装置 - Google Patents

膜厚測定装置及びアライメントセンサ並びにアライメント装置

Info

Publication number
JP2000002514A
JP2000002514A JP10170374A JP17037498A JP2000002514A JP 2000002514 A JP2000002514 A JP 2000002514A JP 10170374 A JP10170374 A JP 10170374A JP 17037498 A JP17037498 A JP 17037498A JP 2000002514 A JP2000002514 A JP 2000002514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film thickness
light
wafer
optical system
thickness measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10170374A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuharu Nakajima
康晴 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP10170374A priority Critical patent/JP2000002514A/ja
Publication of JP2000002514A publication Critical patent/JP2000002514A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動化による効率化と省人化を図り、効率的
に検査や測定を行えるうえに、検査物、測定物を汚染す
ることがないエッジ検査装置、膜厚測定装置、及びアラ
イメントセンサ並びにアライメント装置を提供する。 【解決手段】 ハロゲンランプ10を有し、被検査ウェ
ハ20のエッジ近傍を含み、かつ所定方向に伸びる測定
領域に光を照射する照射光学系と、測定領域からの反射
光を上記所定方向に対して交差する方向に分光させる分
散プリズム22と、分光された反射光を結像するレンズ
24と、レンズ24により結像された画像を撮像するC
CDカメラ26と、CCDカメラ26からの信号に基づ
いて被検査ウェハ20のエッジを検査するパーソナルコ
ンピュータ28とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膜厚測定装置及び
アライメントセンサ並びにアライメント装置に係り、特
に半導体ウェハや液晶基板等に塗布されたレジスト等の
薄膜の膜厚測定を行って当該薄膜の膜厚の不均一性や不
規則性による欠陥を検出する膜厚測定装置及び被検査物
に設けられた位置検出用マークを検出するためのアライ
メントセンサ並びに検出した位置ズレを修正するための
アライメント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路や液晶基板等の製造プロ
セスでは、レジストの塗布、露光、及び現像を行ってレ
ジストを所定の形状にパターニングした後、エッチン
グ、成膜、又はドーピング等を行う工程が繰り返し行わ
れる。この工程でレジストを塗布した際、レジスト塗布
ムラの欠陥に関してはウェハ表面のレジスト層の薄膜干
渉で生じるウェハ表面の色情報により検査者が目視検査
を行っていた。また、製造プロセスの工程上、ウェハ周
囲近傍のレジストを意図的に剥す場合がある。このウェ
ハ周囲のレジストを剥した後、正常にレジストが剥離さ
れたか否かの確認も目視で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の目視
による膜厚の検査及びレジスト剥離の確認作業において
は、非効率的であるうえに、微細な異物による非検査物
体の表面汚染を避けなければいけない製造工程におい
て、発塵要因となる人間による検査工程は回避すべきと
ころである。また、目視による膜厚の検査においては、
上記の問題点があるとともに検査基準は検査者の習熟度
に大きく依存するため安定した検査基準を維持すること
は困難であるという問題があった。
【0004】更に、上述の簡易的な照明装置を使用して
目視検査する場合、照明光位置と非検査物体と検査員の
目の位置関係により、非検査物体の全面から均一な光学
的条件は得られず非検査物体上の位置により欠陥検出性
能に不均一を生じることとなる。
【0005】また、レジスト塗布ムラ、レジスト剥離処
理後の欠陥検査の自動化に関しては、被検査物体の分光
反射率を分光器を用いることにより測定し、光学的に膜
厚を測定するという方法が考えられる。しかしながら、
一般に分光器を用いた膜厚計は装置の簡易な構成がおこ
なえないおそれがある。
【0006】即ち、従来の分光膜厚計は被検査物体上の
1点の膜厚を測定することしかできず、そのためレジス
ト塗布ムラ、レジスト剥離処理の欠陥検査を行うために
は、被測定物体の測定点を走査することで、複数の点の
膜厚測定を行わなければならない。これには可動部の機
械的な精度が検査精度に影響を与えることや、走査に長
時間を要し、スループットが低下するという問題もあ
る。
【0007】更に、プロセス工程においては、ウェハ等
の位置を調整するためにアライメントを行う必要があ
る。アライメント装置は物理的な接触のない光学的なセ
ンサが一般的に用いられるが、上記の膜厚測定装置に用
いられる光学系以外の光学系を更に設けることは不経済
ばかりでなく、装置の大型化を招いてしまい好ましくな
い。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、自動化による効率化と省人化を図り、効率的に
検査や測定を行えるうえに、検査物、測定物を汚染する
ことがない膜厚測定装置を提供することを第一の目的と
する。また、上記膜厚測定装置として用いることができ
るうえにアライメントセンサとしても用いることができ
るアライメントセンサ及び当該アライメントセンサを用
いたアライメント装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の膜厚測定装置は、被検査物の所定方向に伸
びる測定領域を照明する照明光学系と、前記測定領域か
らの反射光を前記所定方向に対して交差する方向に分光
させる分光手段と、分光された前記反射光を結像する結
像光学系と、前記結像光学系により結像された画像を撮
像する二次元撮像素子と、前記二次元撮像素子からの信
号に基づいて前記被検査物の膜厚を検出する膜厚検出手
段とを備える。また、本発明のアライメントセンサは、
位置検出用マークを有する被検査物の所定方向に伸びる
測定領域を照明する照明光学系と、前記測定領域からの
反射光を前記所定方向に対して交差する方向に分光させ
る分光手段と、分光された前記反射光を結像する結像光
学系と、前記結像光学系により結像された画像を撮像す
る二次元撮像素子と、前記二次元撮像素子からの信号に
基づいて前記位置検出用マークを検出する位置検出手段
とを備える。また、本発明のアライメント装置は、前記
アライメントセンサと、前記位置検出手段の検出結果に
基づいて前記被検査物の位置を調整する位置調整手段と
を備える。
【0010】本発明の膜厚測定装置によれば、測定領域
を被検査物の任意の位置に設定することで、被検査物の
任意の位置における膜厚を機械的な可動部を用いずに広
範囲に同時に測定でき、且つ被検査物を汚染する虞がな
いという効果がある。これによりレジスト塗布ムラ、レ
ジスト剥離処理の欠陥検査の自動化による効率化と省人
化を図る事が可能となる効果がある。また、本発明のア
ライメントセンサ及びアライメント装置によれば、膜厚
測定装置と光学系を同一とすることができるので、低コ
スト化、及び装置の小型化が図れるという効果がある。
【0011】また、本発明の膜厚測定装置は、前記二次
元撮像素子が、その一方向に配列された画素が前記測定
領域の前記所定方向に対応し、他方向に配列された画素
が前記所定方向に対して交差し、かつ前記分光手段によ
り分光された周波数成分に対応することを特徴とする。
また、本発明の膜厚測定装置は、前記被検査物における
前記照明光学系の照明位置と、前記被検査物とを相対的
に移動させる移動手段を備え、前記膜厚検出手段が、前
記二次元撮像素子から出力される信号と、前記移動手段
による前記相対的な移動とから前記被検査物の膜厚を三
次元的に解析することを特徴とする。また、本発明の膜
厚測定装置は、前記分光手段が、分散プリズム又は回折
格子が用いられることを特徴とする。また、本発明の膜
厚測定装置は、前記照明光学系が照明する前記測定領域
が、前記被検査物のエッジ近傍を含む領域であることを
特徴とする。
【0012】以下、上記二次元撮像素子からの信号に基
づいて被検査物の膜厚が測定され、位置検出用マークが
検出される原理について説明する。照明光学系の光源と
して白色光源を用いて説明する。いま、光源からの光線
が均一な材質からなる薄膜に入射したと仮定する。ここ
で薄膜の幾何学的厚さd、屈折率n、光源である白色光
の電場E(t)とする。
【0013】薄膜に入射した白色光は薄膜表面で反射す
る光と、薄膜内部に入射した後、前の工程で塗布された
薄膜表面で反射する光とに振幅分割される。簡略化のた
めに前面反射光と後面反射光の電場の振幅が等しく、ま
た薄膜層内を複数回反射する光の強度は無視できるほど
小さいと仮定すると、反射光の電場R(t)は以下の
(1)式で表される。
【数1】
【0014】但し、ここでTは(2)式で与えられる薄
膜表面で反射する光と、薄膜内部に入射した後、前の工
程で塗布された薄膜表面で反射する光との電場の間の時
間遅れを表す。またcは光速である。
【数2】 電場E(t)の正規化された自己相関は複素コヒーレン
ス度とよばれる。この複素コヒーレンス度は(3)式で
定義される。
【数3】 ここで(3)式内の記号“〈 〉”は、(4)式で表さ
れる時間平均である。
【数4】
【0015】(1)式及び(3)式より反射光の複素コ
ヒーレンス度は(5)式の様に表すことができる。
【数5】 ウイナー・ヒンチンの定理によれば(6)式に示すよう
に、光源のパワースペクトルG(γ)と複素コヒーレン
ス度γ(τ)は互いにフーリエ変換の関係にある。
【数6】
【0016】(5)式及び(6)式から薄膜からの反射
光のパワースペクトルを求めると(7)式のように表さ
れる。(7)式から明らかなように薄膜層からの反射光
は周波数領域において一定の周波数の間隔で強度が変化
している。この反射光を分光器に入射させると分光器の
観察面には一定の周波数の間隔で変化する明暗の縞を観
察することができる。この縞をチャンネルスペクトルと
呼ぶ。
【数7】
【0017】分光器を用いて薄膜の厚みを測定する方法
としては2通りの方法がある。1つは周波数領域におい
てチャンネルスペクトルの隣り合う強度のピーク周波数
の差、あるいはボトム周波数の差から薄膜の光学的厚
み、すなわちndを測定する方法である。(7)式から
薄膜の光学的厚みndは(8)式で与えられる。ここ
で、(8)式中の△νは隣り合う強度のピーク周波数の
差である。
【数8】
【0018】もう一つの方法は測定されたチャンネルス
ペクトルを逆フーリエ変換することで時間領域の関数、
すなわち(5)式で表されるような複素コヒーレンス度
に変換する方法である。反射光の複素コヒーレンス度に
おいて、強度のピーク間の差△τから薄膜の光学的厚み
ndは(9)式で与えられる。
【数9】
【0019】本発明においては、二次元撮像素子は、そ
の一方向に配列された画素が所定方向に伸びる測定領域
の当該所定方向に対応し、他方向に配列された画素が上
記の所定方向に対して交差し、かつ分光手段により分光
された周波数成分に対応している。よって、従来のよう
に機械的な可動部を用いることなく二次元撮像素子から
得られる信号を用いることで、測定点を走査することな
く、薄膜の任意の測定領域の膜厚を同時に測定すること
が可能である。さらにこの測定領域と垂直な方向に被検
査物体を走査することで、三次元の膜厚を測定すること
も可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態による膜厚測定装置及びアライメントセンサ並
びにアライメント装置について詳細に説明する。図1
は、本発明の第1実施形態による膜厚測定装置の構成を
示す構成図である。図1において、10はハロゲンラン
プ等の光源である。12はスリットであり、光源10か
ら出射された光を線状の線光源に変換する。14はスリ
ット12から出射された線光源を平行光に変換するレン
ズである。16はビームスプリッタであり、レンズ14
によって変換された平行光を反射して被測定物たる被検
査ウェハ20に照射させるとともに、被検査ウェハ20
において反射された光を後述の分散プリズム22へ光学
的に結合させる役割を果たす。ビームスプリッタ16
は、被検査ウェハ20へ入射する光と反射される光とが
空間的に同軸となるようにするものである。
【0021】18はビームスプリッタ16で反射された
平行光を被検査ウェハ20の所定位置に設定された測定
領域に集光するとともに、測定領域から反射された反射
光を平行光に変換するレンズである。本実施形態におけ
る被検査ウェハ20は、例えばシリコン基板であり、そ
の上面には少なくとも1層の薄膜が形成されている。
【0022】図2は、被検査ウェハの上面図である。半
導体基板は一般的にその形状や寸法が規格で決定されて
いるが、本実施形態における被検査ウェハ20として
は、円形のものを考える。図2中符号Rは測定領域を示
す。測定領域Rは線状の形状である。本実施形態の膜厚
測定装置においては、測定領域Rは被検査ウェハ20の
エッジ近傍を含む位置に設定され、長手方向が被検査ウ
ェハ20のエッジに対して法線となる方向(図中符号x
を付して示した方向;以下、x方向と称する)に設定さ
れている。
【0023】また、図1で説明したように、ハロゲンラ
ンプ10から出射した光はスリット12によって線状に
変換されるため、被検査ウェハ20に対する照射光の形
状は測定領域Rの形状とほぼ同一となる。尚、測定領域
Rは、エッジを含まない領域、即ちウェハ表面内に設定
しても良いことは勿論のことである。また、変換された
線状の光は、測定領域Rを含むように被検査ウェハ20
に照射される。測定領域Rの寸法は、具体的に、長手方
向の長さが約5センチメートルであり、幅が数ミリメー
トルである。
【0024】次に、被検査ウェハ20についてより具体
的に言及する。図3は被検査ウェハ20の構造の一例を
示す図である。図3において、横軸は図2に示した測定
領域Rの一方の端部(図2において符号r1を付した端
部)からのx方向の距離であり、縦軸は被検査ウェハ2
0中の基板(例えばシリコン基板)表面からの距離を示
す。
【0025】被検査ウェハ20として、例えば、シリコ
ン基板上に、SiN(窒化シリコン)の薄膜層L1、ポ
リシリコンの薄膜層L2、SiO2(二酸化シリコン)
の薄膜層L3が順に形成され、その上面にレジストを塗
布した層L4があり、各層L1〜L4のエッジ部分は露
呈した構造であるとする。つまり、シリコン基板上に形
成されたSiNの薄膜層L1は、膜厚が約0.5ミクロ
ンであり、その端部が約1ミリメートル露呈しており、
ポリシリコンの薄膜層L2は、膜厚が約0.5ミクロン
であり、その端部が約1ミリメートル露呈しており、S
iO2の薄膜層L3は、膜厚が約9ミクロンであり、そ
の端部が約1ミリメートル露呈しており、レジストを塗
布した層L4は、膜厚が約10ミクロンである場合を考
える。もちろん、本発明はこの構造の被検査ウェハに限
定されることはない。
【0026】図1に戻り、22は分散プリズムであり、
測定領域Rから反射され、レンズ18及びビームスプリ
ッタ16を通過した光を空間的に分散させる。この分散
プリズム22は、入射した光を図2中の測定領域Rの長
手方向(x方向)に対して所定の垂直方向に分散する。
24はレンズであり、分散プリズム22で分散された光
をCCDカメラ26の受光面に結像させる。
【0027】CCDカメラ26はその受光面に一般的に
用いられる二次元の撮像素子が配置される。二次元の撮
像素子としては、例えば一方向の画素数が640画素、
もう一方向の画素数が400画素のものが用いられる。
また、CCDカメラ26に設けられた二次元撮像素子
は、その一方向に配列された画素が図2中のx方向に対
応し、他方向に配列された画素がx方向に対して交差
し、かつ分散プリズム22により分散された周波数成分
に対応するよう配される。
【0028】28はパーソナルコンピュータであり、C
CDカメラ26から出力される信号を入力して、x軸に
対して垂直なz軸方向に光学的厚みを表示するような、
いわゆる断層画像に変換する。パーソナルコンピュータ
28は一般的に市販されているコンピュータであるが、
CCDカメラ26から出力される信号から膜厚を算出
し、上記断層画像を得るソフトウェアが組み込まれてい
る。
【0029】上記構成において、ハロゲンランプ10か
ら出射された光は、スリット12によって線光源に変換
される。スリット12によって変換された線光源は、レ
ンズ14によって平行光に変換され、ビームスプリッタ
16を介してレンズ18によって被検査ウェハ20の測
定領域Rに照射されるよう結像される。
【0030】被検査ウェハ20の測定領域Rから反射さ
れた反射光は、レンズ18、分散プリズム22、及びレ
ンズ24によってCCDカメラ26が備える二次元撮像
素子上に結像される。CCDカメラ26によって撮像さ
れた信号は、パーソナルコンピューター28に出力され
る。パーソナルコンピュータ28は、所定の画像処理を
行い、CCDカメラ26から出力された信号を、測定領
域Rの長手方向、即ちx方向と、z軸方向に光学的厚み
を表示するような、いわゆる断層画像に変換する。
【0031】いま、図3に示された構造を有する被検査
ウェハ20に対して測定を行った結果、図4に示す信号
がCCDカメラ26から出力されたとする。図4は、図
3に示す構造を有する被検査ウェハ20を測定した場合
にCCDカメラ26から出力される信号の一例を示す図
である。
【0032】図4において、横軸は図2に示した測定領
域Rの一方の端部(図2において符号r1を付した端
部)からのx方向の距離に対応し、縦軸は波長(周波
数)に対応する。例えば、図4において横軸の値が2m
m、縦軸の値が550nmの点の明るさは、図2に示し
た測定領域Rの一方の端部r1から2mmの距離を隔て
た点の反射光のうち、波長550nmの光の強度を表す
といった具合である。このような信号が得られるのは、
CCDカメラ26に設けられた二次元撮像素子に対し、
その一方向に配列された画素を図2中のx方向に対応さ
せ、他方向に配列された画素をx方向に対して交差する
方向であって分散プリズム22により分散された周波数
成分に対応させたからである。
【0033】いま、この信号をI(x,ν)と定義す
る。信号I(x,ν)上x方向の座標は、被検査ウェハ
20の測定領域Rの各点と1対1に対応する空問的な変
位xを示している。また、図4中の縦軸は、分散プリズ
ム22によって分散された反射光の波長(周波数ν)を
示している。被検査ウェハ20上に何らかの薄膜が存在
する場合、図4中の縦軸方向には薄膜干渉の影響により
一定の周波数の間隔であらわれる明暗の縞、いわゆるチ
ャンネルスペクトルが観測される。尚、図4の縦軸は波
長に対する軸であるが、波長は単純に周波数へ変換する
ことができるため、以下の説明では縦軸を周波数に読み
換えて説明する。
【0034】以下に、上記断層画像を得るアルゴリズム
の詳細について説明する。はじめにCCDカメラ108
によって撮像された画像信号I(x,ν)において、図
4中の縦軸方向、即ちスペクトル軸について規格化を行
う。ここで規格化とは(10)式により表される演算を
示す。
【数10】 ここで、I(ν)は、図1に示す構成の装置を用い、表
面に何も塗布されていない基板からの反射光のスペクト
ルを測定した場合の反射光のスペクトルである。上記
(10)式では、I(ν)によってI(x,ν)を除算
する。この演算により規格化された画像信号をI’
(x,ν)と定義する。これにより、ハロゲンランプ1
0の分光強度分布、CCDカメラ26の分光感度特性、
及びγ特性の補正を同時に行う。
【0035】次に光学的厚みndの算出を行う。各x座
標においてI’(x,ν)の隣り合う強度のピークをそ
れぞれ検出する。この隣り合う強度のピーク周波数をそ
れぞれν1、ν2とする。ピーク間の周波数の差から(1
1)式により、各x座標における光学的厚みndを算出
する。
【数11】
【0036】最後に画像上x軸方向の座標は上記被検査
ウェハ20の測定領域Rの一方の端部(図2において符
号r1を付した端部)からのx方向の各点と1対1に対
応する空間的な変位xとし、x軸に垂直なz軸を各点の
光学的厚みndとして2次元断層画像を構成する。この
ようにすることで、結果として、図4に示された信号か
ら図3に示された距離と厚さとを関係が得られる。
【0037】上記光学的厚みndの算出の代わりにフー
リエ変換による解析を用いることもできる。上記(1
0)式による規格化により、規格化された画像に対して
(12)式に示すような座標変換を行う。但し、ここで
ν0は光源の中心周波数、Δνは分光器の測定レンジを
表す。
【数12】 以上の処理によって測定領域R内の各店の膜厚を測定す
ることができたが、膜厚分布を測定者が直感的に把握で
きるように、測定領域Rの長手方向、即ちx方向と、z
軸方向に光学的厚みを表示するような、いわゆる断層画
像としてディスプレイ上に表示してもよい。
【0038】以上、本発明の一実施形態による膜厚測定
装置について説明した。以上の説明おいては、図2に示
されたように測定領域Rの形状は線状であり、被検査ウ
ェハ20の一箇所についてのみ膜厚測定を行っている。
図5は、他の実施形態における膜厚測定装置の構成を示
す斜視図である。図5に示された他の実施形態と図1に
示された実施形態とが異なる点は、被測定ウェハ20を
回転させる移動手段たる回転テーブル30が設けられた
点である。
【0039】回転テーブル30を一定の角速度で回転さ
せることにより図4に示した信号が時系列に連続して得
られることになる。仮に、被検査物20のエッジの膜厚
が場所によって変化しているとすると、図4に示した信
号も時系列に変化する。例えばある位置における縞が変
化し、チャンネルスペクトルが変化するといった具合で
ある。
【0040】CCDカメラ26から時系列に得られた信
号に対して前述の処理を施すことにより、被測定ウェハ
20の周囲部を三次元的に解析することができる。つま
り、被検査ウェハ20は一定の角速度で回転しているた
め、CCDカメラ26から各時間毎に出力される信号
は、被検査ウェハ20の周方向の位置に対応することと
なるため、被検査ウェハ20のエッジ付近におけるx方
向の位置、周方向の位置、及び膜厚からなる三次元の解
析を行えることとなる。
【0041】以上、本発明の実施形態による膜厚測定装
置を説明したが、本発明の膜厚測定装置は上述の実施形
態に限定されず、本発明の範囲内において自由に変更が
可能である。例えば、上記実施形態においては、分光手
段として分散プリズム22が用いらていたが、これに限
られず、例えば代表的なものとして回折格子を用いても
よい。
【0042】図6は、分光手段として回折格子を用いた
場合の本発明の実施形態による膜厚測定装置の光学系の
構成を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は
斜視図である。図1又は図5に示した膜厚測定装置の光
学系と、図6に示した膜厚測定装置の光学系との相違点
は、図1及び図5中の分散プリズム22の代わりに回折
格子23を設けた点である。回折格子23は、分散プリ
ズム22と同様に、測定領域Rから反射され、レンズ1
8及びビームスプリッタ16を通過した光を空間的に分
散させる。この回折格子23は、入射した光を図2中の
測定領域Rの長手方向(x方向)に対して所定の垂直方
向に分散する。また、CCDカメラ26に設けられた二
次元撮像素子は、その一方向に配列された画素が図2中
のx方向に対応し、他方向に配列された画素がx方向に
対して交差し、かつ回折格子23により分散された周波
数成分に対応するよう配される。
【0043】また、上記の被検査ウェハ20の形状が円
形の形状であるため、移動手段として回転テーブル30
を設けた例について説明したが、移動手段としては被検
査ウェハ20を回転させるものに限定されない。例え
ば、被検査物が四角形であれば、移動手段は被検査物を
ある方向に直線的に移動させるものとなる。つまり、移
動手段は測定領域に対して被検査物を相対的に移動させ
ることができるものであればよい。更に、上記の実施形
態においては、測定領域Rの形状は線状であり、被検査
ウェハ20に照射する光も線状であったが、これに限ら
れず被検査領域Rの形状及びウェハ20に照射する光の
断面形状は、例えば楕円形等の所望の形状であってもよ
い。
【0044】また、被検査ウェハ20に照射する光は線
状であったが、これに限られない。例えば、被検査ウェ
ハ20に照射された際の形状が円状となる光を照射し、
反射された光をスリット等を用いて線状に変換するよう
にしてもよい。この場合の光学系の構成は図7に示した
ようになる。図7は、線状の光を照射しない場合の膜厚
測定装置の構成を示す図である。図7に示した膜厚測定
装置が図1に示した膜厚測定装置と異なる点は、図1中
のスリット12が省略され、ビームスプリッタ16と分
散プリズム22との間にレンズ50、スリット52、及
びレンズ54が設けられた点である。
【0045】この構成において、ハロゲンランプ10か
ら出射された光は、レンズ14によって平行光に変換さ
れ、ビームスプリッタ16及びレンズ18を介して被検
査ウェハ20に照射される。被検査ウェハ20に照射さ
れる光は、図1に示した膜厚測定装置のようにスリット
12によって線状に変換されていないため円状の光が照
射される。被検査ウェハ20から反射された光はレンズ
18、ビームスプリッタ16を通過し、レンズ50によ
って集光される。レンズ50の焦点位置にスリット52
が配置されているため、光は線状に変換される。スリッ
ト52を通過した光はレンズ54に変換されて分散プリ
ズム22へ入射する。
【0046】このような構成においても、分散プリズム
22へ入射する光を線状とすることができるため二次元
撮像素子に対し、その一方向に配列された画素を図2中
のx方向に対応させ、他方向に配列された画素をx方向
に対して交差し、かつ分散プリズム22により分散され
た周波数成分に対応させることができる。更に、図1に
示した膜厚測定装置においては、ハロゲンランプ10か
ら出射された光をスリット12によって線状に変換して
いたが、ハロゲンランプ10の代わりに出射される光そ
のものが線状の光源であってもよい。
【0047】また、以上の説明においては被検査ウェハ
20の上面から光を照射する場合について説明したが、
被検査ウェハ20が透明性を有する場合には、上面から
照射せずに裏面から光を照射するようにしてもよい。図
8は、被検査ウェハ20の裏面から光を照射する場合の
膜厚測定装置の構成を示す図である。
【0048】図8に示した膜厚測定装置が図7に示した
膜厚測定装置と異なる点は、ビームスプリッタ16が省
略され、ハロゲンランプ10及びレンズ14が被検査ウ
ェハ20の裏面に配置され、レンズ14と被検査ウェハ
20との間に光を集光するレンズ56が配置されている
点である。図8に示した膜厚測定装置は、被検査ウェハ
20に照射する光は円状の形状であり、スリット52に
よって分散プリズム22に入射する光を線状とする場合
であるが、図1のように、ハロゲンランプ10から出射
された光を線状に変換するスリット12をハロゲンラン
プ10とレンズ14との間に設け、被検査ウェハ20に
入射する光を線状とするとともに、レンズ50、スリッ
ト52、及びレンズ54を省略した構成であってもよ
い。
【0049】以上の説明では、測定領域Rが図2及び図
5に示されるように被測定ウェハ20のエッジを含むよ
う配置されていた。このように配置されている場合、例
えば被測定ウェハ20の周囲部のみのレジストを剥離し
たときの剥離が正常に行われたか否かを検査することが
できる。この場合には、パーソナルコンピュータ28の
記憶装置には予め正常に剥離が行われた被測定ウェハ2
0を測定した膜厚に関するデータが格納され、このデー
タと測定した結果とを比較するソフトウェアが組み込ま
れている。
【0050】以下に膜厚測定装置をレジスト剥離処理検
査に適用した場合に、被検査ウェハ20のレジストが正
常に剥離されているか否かを判断するアルゴリズムにつ
いて説明する。まず、良品ウェハの断層画像を測定し、
レジスト剥離処理の行われている部分のx座標の範囲及
びその範囲における薄膜の厚みを予め求め、得られたデ
ータをパーソナルコンピュータ28の記憶装置に記憶す
る。次に被測定ウェハ20に対して測定を行い、断層画
像上の厚みと予め記憶した良品ウェハに関するデータと
の差分値を計算する。計算して得られた差分値に所定の
閾値処理を行うことで、レジスト剥離処理の良否を判定
する。
【0051】また、以上の説明においては、測定領域R
が被検査ウェハ20のエッジを含むように配されていた
が、これに限られず測定領域Rの位置を被検査ウェハ2
0の任意の位置に設定し、その位置の膜厚を測定するよ
うにしても良い。また、パーソナルコンピュータ28に
おいては、CCDカメラ26から出力された信号に対
し、フーリエ変換等の処理が行われる。フーリエ変換に
よる解析を用いることでウェハ上の薄膜が、異なる屈折
率からなる多層膜を構成している場合、各中間層の断層
画像を得ることが可能である。
【0052】〔アライメントセンサ及びアライメント装
置〕次に、本発明の一実施形態によるアライメントセン
サ及びアライメント装置について説明する。本発明の一
実施形態によるアライメントセンサの光学的な構成は、
図1に示した膜厚測定装置と同様である。アライメント
センサは、被検査ウェハ20の配置された位置を知る必
要があるため、測定領域Rは前述した膜厚測定装置と同
様に被検査ウェハ20のエッジ近傍を含むように配され
ている。
【0053】まず、アライメント処理について説明す
る。アライメント処理とは一般にウェハ外周の方向基準
マークである切り欠き(図5中符号Kが付されたもの)
と搬送された被検査ウェハ20のウェハ外周エッジ部を
ラインCCDセンサによりライン状の反射光の輝度分布
信号を測定し、座標計測することでウェハの中心位置と
切り欠きの方向の補正、認識を行う処理のことを示す。
従来は、アライメント処理用のアライメントセンサ(例
えば上記のラインCCDセンサ)及び専用の照射光学系
が備えられている。
【0054】アライメントセンサは、上述のように被検
査ウェハ20が配置されている位置を検出するものであ
るが、被検査ウェハ20の配置位置ずれは種々のものが
ある。従って、一方向の位置ズレを検出すればよい場合
と、面内の位置ズレを検出すればよい場合とが考えられ
る。一方向の位置ズレを検出する場合には、被検査ウェ
ハ20を測定領域Rに対して相対的に移動させる必要が
ないが、面内の位置ズレを検出する場合には、被検査ウ
ェハ20を測定領域Rに対して相対的に移動させる必要
がある。
【0055】被検査ウェハ20を測定領域Rに対して相
対的に移動させる必要がない場合は、図1に示した膜厚
測定装置をほぼそのまま用いることができる。アライメ
ントセンサとして用いる場合には、図1中のパーソナル
コンピュータ28に、得られた断層画像から被検査ウェ
ハ20の位置ズレ量を算出するソフトウェハを組み込む
だけでよい。
【0056】被検査ウェハ20を測定領域Rに対して相
対的に移動させる必要がある場合は、図5に示した膜厚
測定装置をほぼそのまま用いることができる。つまり、
被検査ウェハ20に対して三次元解析を行う装置であ
る。アライメントセンサとして用いる場合には、図1中
のパーソナルコンピュータ28に、得られた断層画像か
らエッジを検出するソフトウェアと、検出したエッジか
ら被検査ウェハ20がどの方向へどれだけずれているか
を算出するソフトウェアを組み込むだけでよい。尚、被
検査ウェハ20のエッジのかわりに、ウェハ周縁部のう
ち一部にレジスト剥離処理を施した部分を検出するよう
にしてもよい。
【0057】本発明の一実施形態によるアライメント装
置は上記のアライメントセンサによって得られた結果か
ら被検査ウェハ20の配置位置を修正する位置調整装置
(図示省略)が設けられている。アライメント処理によ
り検査物体の中心位置及び回転量のずれ量を検出され、
そのずれ量を試料ステージのXYθ駆動機構により位置
補正を行い、試料の回転方位角及びXY位置は所定の精
度範囲内に保証される。
【0058】本実施形態においては、図1又は図5に示
したCCDカメラ26からの画像信号I(x,ν)に対
して以下の処理を行うことにより、上記ラインCCDセ
ンサと等価の座標計測を行なっている。CCDカメラ3
26から出力信号に対し(13)式で示される演算を行
う。
【数13】 ここでI(x)は画像信号I(x,ν)のスペクトル軸
方向に対しての加算平均を表しており、これは上記ライ
ンCCDセンサを用いて測定されるライン状の反射光の
輝度分布信号と等価である。このI(x)を上記ライン
CCDセンサを用いて測定されるライン状の反射光の輝
度分布信号の代わりに用いてアライメント処理を行う。
【0059】尚、本実施形態におけるアライメントセン
サ及びアライメント装置は、前述した膜厚測定装置と同
様に、分光手段として回折格子を用いてもよい。また、
移動手段としては被検査ウェハ20を回転させるものに
限定されない。
【0060】更に、測定領域Rの形状は線上に限定され
ず、図6に示すような楕円形状であってもよい。また、
図7に示すように、被検査ウェハ20に照射された際の
形状が円状となる光を照射し、反射された光をスリット
等を用いて線上に変換するようにしてもよい。また、被
検査ウェハ20が透明である場合には、裏面から光を照
射するようにしてもよい。
【0061】また、本実施形態によるアライメントセン
サ及びアライメント装置は、膜厚測定装置と同様の光学
系を用いて実現でき、パーソナルコンピュータ28にお
ける処理が異なるだけであるので、光学系を検査装置及
び膜厚測定装置と共通とすることができ、装置の小型化
及び低コスト化が実現できる。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、被検査物の所定方向に伸びる測定領域を照明する照
明光学系と、前記測定領域からの反射光を前記所定方向
に対して交差する方向に分光させる分光手段と、分光さ
れた前記反射光を結像する結像光学系と、前記結像光学
系により結像された画像を撮像する二次元撮像素子と、
前記二次元撮像素子からの信号に基づいて前記被検査物
の膜厚を検出する膜厚検出手段とを備えたので、被検査
物の膜厚を機械的な可動部を用いずに広範囲に同時に検
査でき、且つ被検査物を汚染する虞がないという効果が
ある。これによりレジスト塗布ムラ、レジスト剥離処理
の欠陥検査の自動化による効率化と省人化を図る事が可
能となる効果がある。更に、アライメントセンサ及びア
ライメント装置においては、膜厚測定装置と光学系を同
一とすることができるので、低コスト化、及び装置の小
型化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態による膜厚測定装置の
構成を示す構成図である。
【図2】 被検査ウェハの上面図である。
【図3】 被検査ウェハ20の構造の一例を示す図であ
る。
【図4】 図3に示す構造を有する被検査ウェハ20を
測定した場合にCCDカメラ26から出力される信号の
一例を示す図である。
【図5】 他の実施形態における膜厚測定装置の構成を
示す斜視図である。
【図6】 分光手段として回折格子を用いた場合の本発
明の実施形態による膜厚測定装置の光学系の構成を示す
図である。
【図7】 線状の光を照射しない場合の膜厚測定装置の
構成を示す図である。
【図8】 被検査ウェハ20の裏面から光を照射する場
合の膜厚測定装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 ハロゲンランプ 12 スリット 14,18,56 レンズ 16 ビームスプリッタ(以上、照明光学系) R 測定領域 22 分散プリズム(分光手段) 24,50,54 レンズ 52 スリット(以上、結像光学系) 26 CCDカメラ(二次元撮像素子) 28 パーソナルコンピュータ(膜厚検出手段、位置
検出手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA12 AA17 AA18 AA30 CC17 CC31 DD02 DD06 DD13 FF04 FF51 FF67 GG03 HH05 JJ03 JJ26 LL04 LL12 LL28 LL42 LL46 LL50 MM03 MM04 PP12 PP22 QQ16 QQ25 QQ28 QQ31 QQ39 RR08 SS02 SS13 TT02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物の所定方向に伸びる測定領域を
    照明する照明光学系と、 前記測定領域からの反射光を前記所定方向に対して交差
    する方向に分光させる分光手段と、 分光された前記反射光を結像する結像光学系と、 前記結像光学系により結像された画像を撮像する二次元
    撮像素子と、 前記二次元撮像素子からの信号に基づいて前記被検査物
    の膜厚を検出する膜厚検出手段とを具備することを特徴
    とする膜厚測定装置。
  2. 【請求項2】 前記二次元撮像素子は、その一方向に配
    列された画素が前記測定領域の前記所定方向に対応し、
    他方向に配列された画素が前記所定方向に対して交差
    し、かつ前記分光手段により分光された周波数成分に対
    応することを特徴とする請求項1記載の膜厚測定装置。
  3. 【請求項3】 前記被検査物における前記照明光学系の
    照明位置と、前記被検査物とを相対的に移動させる移動
    手段を備え、 前記膜厚検出手段は、前記二次元撮像素子から出力され
    る信号と、前記移動手段による前記相対的な移動とから
    前記被検査物の膜厚を三次元的に解析することを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の膜厚測定装置。
  4. 【請求項4】 前記分光手段は、分散プリズム又は回折
    格子が用いられることを特徴とする請求項1記載の膜厚
    測定装置。
  5. 【請求項5】 前記照明光学系が照明する前記測定領域
    は、前記被検査物のエッジ近傍を含む領域であることを
    特徴とする請求項1記載の膜厚測定装置。
  6. 【請求項6】 位置検出用マークを有する被検査物の所
    定方向に伸びる測定領域を照明する照明光学系と、 前記測定領域からの反射光を前記所定方向に対して交差
    する方向に分光させる分光手段と、 分光された前記反射光を結像する結像光学系と、 前記結像光学系により結像された画像を撮像する二次元
    撮像素子と、 前記二次元撮像素子からの信号に基づいて前記位置検出
    用マークを検出する位置検出手段とを具備することを特
    徴とするアライメントセンサ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のアライメントセンサと、 前記位置検出手段の検出結果に基づいて前記被検査物の
    位置を調整する位置調整手段とを具備することを特徴と
    するアライメント装置。
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