[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2000085088A - 化粧シート貼り板材の製造装置及び製造方法 - Google Patents

化粧シート貼り板材の製造装置及び製造方法

Info

Publication number
JP2000085088A
JP2000085088A JP10274383A JP27438398A JP2000085088A JP 2000085088 A JP2000085088 A JP 2000085088A JP 10274383 A JP10274383 A JP 10274383A JP 27438398 A JP27438398 A JP 27438398A JP 2000085088 A JP2000085088 A JP 2000085088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative sheet
strength substrate
pressure
sheet
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10274383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4132284B2 (ja
Inventor
Shunsaku Yoshihara
俊作 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP27438398A priority Critical patent/JP4132284B2/ja
Publication of JP2000085088A publication Critical patent/JP2000085088A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4132284B2 publication Critical patent/JP4132284B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明は 【構成】化粧シート1を強度基板2に空気圧を用いて接
着する空圧貼付装置及びこれを用いた空圧貼付方法であ
る。上部加圧室の内部には、上から順に室内の定位置で
発熱する放射熱源4と、定位置で放射熱量を平均化しそ
の上面又は下面に局部的に又は全面に熱量調節部材を装
着可能な熱量調節スクリーン16と、上下可変の剛体押
圧反射板8とを配設し、この室内温度を制御する温度制
御装置とこの内部圧力を加圧制御する圧縮空気装置と、
下部減圧室は減圧装置に連結し、その室内の多孔減圧テ
ーブル5の上に多孔板材6を加工位置に敷設し、減圧テ
ーブル5の周縁隆起部又は減圧テーブル5上に仮設する
四周枠18に化粧シート1の周縁部を気密状態で拘束で
きる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装飾パネルや装飾ボード
など、例えば建築用内装材などの製造装置及びそれを用
いた製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント合板や化粧板などの建築用内装
材に代表される複合材料は、木材をポリ塩化ビニール系
シートで覆うものが多かったが、これは焼却すればダイ
オキシンや塩素化合物などの有害物質を発生するため、
これらを発生しない代替品の製品化が望まれている。こ
の代替候補としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、アクリルなどがあげられるが、これらはいず
れもポリ塩化ビニールに対してラッピング加工性や空圧
貼付加工性が格段に劣り、従来のポリ塩化ビニール用の
装置や技術では対応が難しく、より優れた技術の提案が
望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】種々の化粧シートに適
用できる化粧シート貼り板材の製造装置、及びこれを用
いた製造方法を提供することを第一の目的とする。また
気泡や皺や波打ちや破断の発生を防止し空圧貼付装置の
能力を格段に増大する化粧シート貼り板材の製造方法を
提供することを第二の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は次のように課題
を解決する。すなわち、 1.化粧シート1を強度基板2に空気圧を用いて接着す
る空圧貼付装置において、下面が解放された箱形の上部
加圧室の内部には、上から順に室内の定位置で発熱する
放射熱源4と、定位置で放射熱量を平均化しその上面又
は下面に局部的に又は全面に熱量調節部材を装着可能な
熱量調節スクリーン16と、上下可変の剛体押圧反射板
8とを配設し、この室内温度を制御する温度制御装置と
この内部圧力を加圧制御する圧縮空気装置とを装備する
こと、そして上面が解放された箱形の下部減圧室は減圧
装置に連結し、その室内の多孔減圧テーブル5の上に多
孔板材6を加工位置に敷設すること、そして減圧テーブ
ル5の周縁隆起部又は減圧テーブル5上に仮設する四周
枠18に化粧シート1の周縁部を気密状態で拘束できる
構成とすること、そしてこの化粧シート周縁拘束部の内
側のみに減圧テーブルの吸引孔を開口させること、そし
て下部減圧室を上部加圧室の下から引き出して化粧シー
トや強度基板などの装入抽出を行うように構成すること
を特徴とする化粧シート貼り板材の製造装置。 2.1項記載の装置において下部減圧室を上部加圧室の
下から引き出し、多孔減圧テーブル5上の多孔板材6の
上面にはこれと同寸法ないし強度基板の板厚程度はみ出
す投影寸法の強度基板2を位置合わせして置き、この強
度基板2を覆って接着する化粧シート1の接着予定面の
両者いずれか一以上に接着剤を塗布して両者を位置合わ
せし、この化粧シート1の強度基板2よりも外周部は強
度基板の板厚以上の間隔をとり多孔減圧テーブル5の上
面から浮上させて周囲枠部材18に拘束すること、そし
て化粧シート1の周辺から強度基板上面部の化粧シート
に皺や波打ちが取れる程度に張力を加えた状態で剛体押
圧反射板8を強度基板2に位置合わせして化粧シート上
に重ねることを特徴とする化粧シート貼り板材の製造方
法。 3.両室の周縁を閉鎖する直前又は直後に化粧シートの
接着予定部と周縁拘束部との間が多孔減圧テーブル5に
着床しない程度に減圧室10を短時間減圧して停止する
か、又は化粧シート周縁部を拘束する四周枠18による
化粧シート拘束部を外側へ移行させて強度基板周囲の化
粧シートに張力を付加すること、そして化粧シート1の
温度が強度基板周囲で剛体押圧反射板8の下よりも5〜
40℃高くなるのを待って真空ポンプを作動させ、シー
トの接着予定部と周縁拘束部の間が十分着床するまで減
圧して化粧シート1を強度基板2に接着することを特徴
とする2項記載の化粧シート貼り板材の製造方法。 4.加圧室9の下部には交換容易な構造で弾性膜3を張
り、この弾性膜3と熱量調節スクリーン16の間に剛体
押圧反射板8を挿入するか又は弾性膜3の下面に剛体押
圧反射板8を装着して化粧シート1への熱量を減少し
て、強度基板2の周縁部の化粧シート1の温度が剛体押
圧反射板8の温度よりも5〜40℃高くなるのを待って
真空ポンプを作動させ減圧室10を減圧することを特徴
とする2項又は3項記載の化粧シート貼り板材の製造方
法。 5.空圧貼付装置の外部においてあらかじめ四周枠18
に化粧シート1を皺延ばし拡張してその周縁部を拘束
し、この状態で又はこれと強度基板2、又はこれと強度
基板2と多孔板材6とを組み立てたのち、これを空圧貼
付装置内に位置合わせ設置することを特徴とする2項な
いし4項記載の化粧シート貼り板材の製造方法。 6.ロールにより化粧シートを押圧貼付するラッピング
装置により化粧シート1の接着予定面にこれより軟化温
度の低い接着剤を塗布して強度基板2上に重ね合わせて
接着する工程において、略立方体状の強度基板2の少な
くとも一側面の板厚中央部に溝部又はとつ部を形成する
こと、そしてこの強度基板2の板面に化粧シート1を接
着するようにロールを押圧し、続いて強度基板2の側部
に化粧シートを強度基板の側面形状に密着させるように
端部ロールを押圧すること、そしてこの側端部の形状に
合った嵌合部材をこれに嵌合させ室温で10分以上放置
養生したのち嵌合部材を取り外すことを特徴とする化粧
シート貼り板材の製造方法。 7.熱軟化性接着剤を塗布した化粧シート1をその投影
面積内の強度基板2の上面にロールにより押圧貼付する
ラッピング工程を経させて、これを空圧貼付装置の外部
において前記化粧シート1の周縁部を四周枠18に拘束
し、強度基板2を四周枠18で支持し又は強度基板2と
多孔板材6とを四周枠18に組み立てたのち、これを空
圧貼付装置内に位置合わせ設置することを特徴とする2
項ないし6項記載の化粧シート貼り板材の製造方法。 8.強度基板2の下面と側面の境界稜線にその板厚の
0.2倍以上の板厚に及ぶ面取り加工又はアール加工を
施し、減圧貼付加工時に化粧シートがこの面取り加工部
又はアール加工部に回り込む程度に温度、圧力、時間の
条件を設定することを特徴とする2項ないし5項及び7
項記載の化粧シート貼り板材の製造方法。 9.剛体押圧反射板8又は透明剛体押圧反射板8の化粧
シート1との接触面に微小おうとつを形成し、このおう
とつを化粧シート1に刻印することを特徴とする2項な
いし5項及び7項記載の化粧シート貼り板材の製造方
法。
【0005】
【構成1】図1ないし図4に示すように、化粧シート1
を強度基板2に空気圧を用いて接着する空圧貼付装置に
おいて、下面が解放された箱形の上部加圧室の内部に
は、上から順に室内の定位置で発熱する放射熱源4と、
定位置で放射熱量を平均化しその上面又は下面に局部的
に又は全面に熱量調節部材を装着可能な熱量調節スクリ
ーン16と、上下可変の剛体押圧反射板8とを配設し、
この室内温度を制御する温度制御装置とこの内部圧力を
加圧制御する圧縮空気装置とを装備する。熱量調節スク
リーン16の上又は下には下方への放射熱量を調節する
アルミフォイルや板ガラスを装着して化粧シートに向か
って所望の温度分布を与える調節手段を持たせる。剛体
押圧反射板8は板ガラスや磨き金属板が最も良く、化粧
シート1に直接又は弾性膜を介して押圧して化粧シート
の皺や波打ち伸ばしのほか、加熱過程で発生する新たな
皺や波打ちを防止する。圧縮空気装置は通常のゲージ圧
力5気圧のコンプレッサで十分であり、サイクルタイム
短縮のために圧縮空気をレキュペレータに貯えるのが良
い。この装置の上部加圧室下面は必要に応じて弾性膜3
により閉鎖することができる。そして上面が解放された
箱形の下部減圧室は減圧装置に連結し、その室内の多孔
減圧テーブル5の上に多孔板材6を加工位置に敷設す
る。減圧装置に接続される真空ポンプは10-1tor 程度
の低真空で良いので、特別のものではなく通常のロータ
リ式一段で良い。多孔減圧テーブル5は鋼板に多数の通
気小孔を施工したものが良い。多孔板材6は発泡性合成
ゴム板に多数の貫通孔や溝を加工した弾性板が良い。そ
して減圧テーブル5の周縁隆起部(図1)、又は多孔減
圧テーブル5上に仮設する四周枠18(図2から図4)
に化粧シート1の周縁部を気密状態で拘束できる構成と
すること、そしてこの化粧シート周縁拘束部の内側のみ
に減圧テーブルの吸引孔を開口させること、そして下部
減圧室を上部加圧室の下から引き出して化粧シートや強
度基板などを装入抽出して人力や機械による操作を容易
にするように構成するシート貼り板材の製造装置であ
る。ここで化粧シートとは強度基板に接着してその表面
の装飾性を高めるシートであって、印刷層を含む複合シ
ートのほか、透明又は不透明フイルムや金属箔や蒸着や
スパッタリング等で製膜した金属薄膜等、厚さ200μ
m 以下のシートを総称する。化粧シート1としては市販
のラッピング用化粧シートや真空加工用化粧シートを用
いることができる。加工性の悪い化粧シートには後述の
本発明の製造方法を採用する。強度基板2としては木質
板や金属板やプラスチック板を用いることができる。弾
性膜3は必ずしも必要としないが、これにはゴムシート
を用ることができる。これは消耗品であるため交換容易
な構造で装着するのが良い。放射熱源4は限定されるも
のではないが、電気抵抗発熱体や赤外線ランプとするの
が良い。熱量調節スクリーン16を温度制御する場合の
目標値は150〜300℃の範囲に最適値があり、化粧
シートの材質や製品の寸法形状によって適宜選定する。
この温度は従来技術よりも著しく低い。剛体押圧反射板
8や必要に応じて用いる弾性膜3を温度制御する場合の
目標温度は加工製品によってかなり異なるが、剛体押圧
反射板や弾性膜が直接化粧シートと接触する場合には5
0〜130℃の範囲に最適値があり、剛体押圧反射板を
介して化粧シートに接する場合には弾性膜の温度は70
〜150℃に上昇できるが、この温度は化粧シートに短
時間接触しても問題を生じない温度である。この温度は
従来技術に対して著しく低い。これらの温度制御用とし
て例えば0〜500℃が測定可能な低温用光学式温度計
を用いるのが良い。接着加工の下限の温度は接着を所定
時間に完了させ接着強度を保証するほか、化粧シートの
輸送中や保管中の折り癖や皺や波打ちを張力のもとで迅
速に解消するに必要な限界値である。上限の温度は化粧
シートの結晶化がほとんど進まない範囲の温度である。
結晶化が進行すると多くの材質で脆化が認められ、接着
加工中の化粧シートに作用する張力によって破断を生じ
接着加工が難しくなる。作業能率を上げるため化粧シー
トは従来技術では局部的に150℃程度まで昇温される
が、温度むらを生じると化粧シートの場所により変形抵
抗や変形能が異なり、変形むらが生じて破断や皺を生じ
ていた。本発明では熱量調節スクリーン16の上又は下
で温度分布調節を行うが、それでも工業的なばらつきを
考慮して化粧シートの上限温度を前述のように130℃
以下と低く安定させて品質の安定化をはかることを可能
にしている。四周枠18に化粧シート1の周縁部を気密
状態で拘束できる構成とは、始めから両者間を完全な密
閉状態に固定する必要はなく、減圧作業開始時はむしろ
拘束部の化粧シートに皺や局部的に非拘束部が残ってい
ても、減圧によって密閉状態となる程度であれば許容さ
れ程度の拘束である。また化粧シートの拘束部にかかる
引張力が局部的に既定値を超える場合にはむしろこれを
緩和することが化粧シートの破断防止には有効であり、
拘束部において化粧シートと四周枠の間ですべりを生じ
ることによってこの緩和が可能になり、このようなすべ
りが歓迎される。このような拘束は四周枠を鋼材などの
強磁性材料とし、その上に化粧シートを張り磁気シート
でこれを拘束するのが最も良い。必要に応じて上部加工
室に圧縮空気を送り込み、必要に応じて弾性膜3によっ
て化粧シート1を強度基板2に向かって押し付けること
ができる。また図2と図4に示すように、圧縮空気を弾
性膜3の下方空間である接着加工室14に流し込み、弾
性膜3を介さず化粧シート1の表面を直接加圧すること
もできる。これらの場合の圧縮空気のゲージ圧は上部加
圧室内で1〜5気圧程度で良い。上部加工室を加圧しな
い場合でも弾性膜3を用いればその自重又は押し下げる
弾性力によって化粧シート1を押圧する機能と、熱を化
粧シートに伝熱する機能と、放射熱源からの熱を平均化
して温度制御する機能とを享受できる。また弾性膜3の
上又は下に剛体押圧反射板8を装着することができる。
剛体押圧反射板8は表面が滑らかで放射熱源からの熱線
を透過するガラスが最も良い。これを銅板やアルミ板や
ステンレス鋼板などの磨き金属板とすることができる。
この剛体押圧反射板は装置内に装着固定せずに人力によ
って毎回着脱しても良い。
【0006】
【作用1】構成1のように構成することによって下記の
作用及び効果を得ることができる。すなわち化粧シート
1を強度基板2に空気圧を用いて接着する空圧貼付装置
において、下面が解放された箱形の上部加圧室の内部に
は、上から順に室内の定位置で発熱する放射熱源4と、
定位置で放射熱量を平均化しその上面又は下面に局部的
に又は全面に熱量調節部材を装着可能な熱量調節スクリ
ーン16と、上下可変の剛体押圧反射板8とを配設し、
この室内温度を制御する温度制御装置とこの内部圧力を
加圧制御する圧縮空気装置とを装備することによって、
化粧シートの温度分布を所望の値に的中させることが容
易になり、剛体押圧反射板8を配設することによって化
粧シート装着時の皺延ばしと、加熱接着加工中における
化粧シートの皺や波打ち発生防止と強度基板側面部に接
着される化粧シート付近で所望の温度分布を得ることが
できるようになる。そして上面が解放された箱形の下部
減圧室は減圧装置に連結し、その室内の多孔減圧テーブ
ル5の上に多孔板材6を加工位置に敷設すること、そし
て減圧テーブル5の周縁隆起部又は減圧テーブル5上に
仮設する四周枠18に化粧シート1の周縁部を気密状態
で拘束できる構成とすること、そしてこの化粧シート周
縁拘束部の内側のみに減圧テーブルの吸引孔を開口させ
ること、そして下部減圧室を上部加圧室の下から引き出
して化粧シートや強度基板などの装入抽出を行うように
構成することなどによって化粧シートと強度基板の間に
皺や波打ちや気泡を生じさせずに健全な接着状態とし、
強度基板の側面でも化粧シートに皺や波打ちや気泡のほ
か破断などの欠陥を発生させないようにできる。さらに
強度基板や化粧シート等の装入抽出や化粧シート周縁部
の固定や剥ぎ取りや清掃などの一連の作業が容易にな
り、自動化も容易になる。
【0007】
【実施態様1−1】図1に示すように化粧シート1を強
度基板2に空気圧を用いて接着する空圧貼付装置におい
て、下面が解放された箱形の上部加圧室の内部には、上
から順に室内の定位置で発熱する放射熱源4と、定位置
で放射熱量を平均化しその上面又は下面に局部的に又は
全面に熱量調節部材を装着可能な熱量調節スクリーン1
6と、上下可変の剛体押圧反射板8とを配設し、この室
内温度を制御する温度制御装置とこの内部圧力を加圧制
御する圧縮空気装置とを装備する。熱量調節スクリーン
16は多数の孔を加工した薄鋼板か、金網であり、その
上又は下には透過熱量を調節するアルミフォイルか板ガ
ラスを装着できるようにする。剛体押圧反射板8は図1
の例では弾性膜3の下面に装着され、化粧シート1の上
面には剛体押圧反射板8の自重と弾性膜3の自重の一部
とその弾性力と加圧室の圧力とが加算された力がかかる
ことになる。圧縮空気装置のゲージ圧力は5気圧でレキ
ュペレータに貯えている。そして上面が解放された箱形
の下部減圧室は減圧装置に連結し、その室内の多孔減圧
テーブル5の上に多孔板材6を加工位置に敷設するこ
と、そして減圧テーブル5の周縁隆起部に化粧シート1
の周縁部を気密状態で拘束できる構成とする。図1の例
では化粧シートの周縁部は粘着テープなどで止められ弾
性膜で押圧されている。そして下部減圧室を上部加圧室
の下から引き出して化粧シートや強度基板などの装入抽
出を行うように構成することを特徴とする化粧シート貼
り板材の製造装置である。下部減圧室は作業性を向上す
るために上部加熱室の位置からスライドして作業者や自
動挿入設備が支障なく動作できるように構成する。図1
の場合で弾性膜3を省略する場合には図2に示すような
スプリングやパワーシリンダなどの剛体押圧反射板保持
押圧装置を付加するか、人力により剛体押圧反射板8を
着脱する。
【0008】
【実施態様1−2】図2と図4に示すように剛体押圧反
射板8はスプリング又はパワーシリンダ19により化粧
シート1に直接又は弾性膜3を介して押圧する構成とす
る。このような弾性膜は交換容易な構造とし、ボルトナ
ットでも良いがこれよりもっと着脱が容易なもの例えば
ばねとレバーを組み合わせた市販の各種ワンタッチ式締
付具が望ましい。図2と図4には四周枠18を使用する
場合を示しておりこの下面よりも外側の多孔減圧テーブ
ル5の通気孔はシールシート7で塞がれている。図2の
例は図1の例に対して四周枠18を用いることによって
化粧シートの寸法を小さくして歩留まりを向上し、四周
枠に機外で化粧シートを張ることによってサイクルタイ
ムを短縮することや全自動化を容易にできる特色があ
る。その他の技術は実施態様1−1に記載の技術に準じ
る。
【0009】
【実施態様1−3】図1に示す実施態様1−1の技術が
減圧テーブル5の周縁隆起部に化粧シート1の周縁部を
気密状態で拘束できる構成であるのに対し、図3に示す
ように強度部材に近接した四周枠18によって化粧シー
ト1の周縁部を気密状体で拘束する。その他の技術は実
施態様1−1に記載の技術に準じる。
【0010】
【構成2】図1ないし図4に示すように構成1項記載の
装置において下部減圧室を上部加圧室の下から引き出
し、多孔減圧テーブル5上の多孔板材6の上面にはこれ
と同寸法ないし強度基板の板厚程度はみ出す投影寸法の
強度基板2を位置合わせして置き、この強度基板2を覆
って接着する化粧シート1の接着予定面の両者いずれか
一以上に接着剤を塗布して両者を位置合わせし、この化
粧シート1の強度基板2よりも外周部は強度基板の板厚
以上の間隔をとり多孔減圧テーブル5の上面から浮上さ
せて、粘着テープ又は磁力シート17又はばね等により
周囲枠部材18に拘束する。多孔板材6は強度基板2を
支えており、通気性があり、化粧シート1と強度基板2
の間の空気吸引経路となる。強度基板2は上面の板面だ
けでなく4側面の一以上が健全な化粧シート接着仕上げ
が要求される。このために前述の技術条件が必要とな
る。そして化粧シート1の周辺から強度基板上面部の化
粧シートに皺や波打ちが取れる程度に張力を加えた状態
で剛体押圧反射板8を強度基板2に位置合わせして化粧
シート上に重ねることを特徴とする化粧シート貼り板材
の製造方法である。化粧シートに接着剤を塗布するか又
は化粧シートが接着剤を塗布した強度基板に接して接着
剤に濡れるとこれに皺や波打ちや反りが生じる。従来法
ではこのまま又はローラなどで皺取りや波取りや気泡取
りを行うことがあるが、このような問題は次工程の加熱
時にも発生する。本発明では上述のようにしてこの問題
を解決する。本発明に用いる接着剤は皺や波打ちからの
制限条件が緩くなり、従来用いられているもののほか新
たな特性を付加したものも可能となる。例えばこれにラ
ッピングや仮接着等の前工程で使用した接着剤に熱軟化
しない熱硬化性樹脂や塗料などの物質が混入されたもの
や、化粧シートを軟化させるものや収縮させるもので
も、この空圧貼付装置で加熱押圧するときに接着剤部が
軟化して滑り皺延ばしや波取りができるものであれば良
い。この滑りは化粧シートの成形過程で生じるものであ
り、成形が完了すればこの形を固定して強度基板との接
着を完了するのが加工目的であるから、むしろ押圧加熱
中に乾燥又は熱硬化が迅速に進むものが最も良い。本発
明で四周枠18を用いる場合には、その内部以外の多孔
減圧テーブル5の上にはシールシート7を置く。これに
よって使用しない部分のテーブルの孔は塞がれ、減圧空
間が縮小でき効果的に減圧できる。多孔板材6が複数の
位置にある場合に四周枠は1個で全体の多孔板材部を包
括することや個々の強度基板に四周枠を用いることがで
きる。シールシート7は多孔減圧テーブル5の吸引孔に
吸い込まれない程度の厚さと剛性を持つ非通気性の薄板
又はシートで良いが、四周枠下面とのシール性を良くす
るために四周枠下面部かシールシートを非通気性弾性体
とするのが良い。化粧シート1は強度基板の接着予定面
だけでなく、四周枠18上まで延在してその周縁部を粘
着テープや磁気シート等により気密状態に固定し前記の
張力を加える。その一部に固定が不十分な部分があって
も近傍が前記の張力保持に必要な程度に強固に固定され
ていれば、化粧シートは空圧差により作業上問題を生じ
ない程度に気密状体に押圧されることになる。剛体押圧
反射板としては平面が滑らかで滑りやすい例えば板ガラ
スやアルミ板やステンレス鋼板や銅板等の磨き金属板が
良いが、皺が寄りやすい柔らかな材料や滑りにくい材料
は好ましくない。次に両室の周縁合わせ面部を閉鎖す
る。この閉鎖によって好ましくは両室周縁シール部材1
2を介して上部加圧室はシールされる。弾性膜3がゴム
等のシール性の良い弾性材料の場合にはこれがシール部
材となるため両室周縁シール部材12は必要としない。
また加圧しない場合や両室の周縁摺り合わせ部が高精度
に仕上げられ、両者の押圧力が強大である場合にはこの
シール部材は省略できる。
【0011】
【作用2】構成2のように構成することによって下記の
作用及び効果を得ることができるようになる。すなわち
化粧シート1を強度基板2に空気圧を用いて接着する空
圧貼付装置において、下面が解放された箱形の上部加圧
室の内部には、上から順に室内の定位置で発熱する放射
熱源4と定位置で放射熱量を平均化する熱量調節スクリ
ーン16と上下可変の剛体押圧反射板8とを配設し、こ
の室内温度を制御する温度制御装置とこの内部圧力を加
圧制御する圧縮空気装置とを装備することによって弾性
膜の温度と加圧力を安定させた加圧接着加工ができるよ
うになる。そして上面が解放された箱形の下部減圧室は
減圧装置に連結し、その室内の多孔減圧テーブル5の上
に多孔板材6を加工位置に敷設し、多孔板材6の上面に
はこれと同寸法ないし強度基板の板厚程度はみ出す投影
寸法の強度基板2を位置合わせして置き、この強度基板
2を覆って接着する化粧シート1の接着予定面の両者い
ずれか一以上に接着剤を塗布して両者を位置合わせし、
この化粧シート1の強度基板2よりも外周部は強度基板
の板厚以上の間隔をとり多孔減圧テーブル5の上面から
浮上させて粘着テープ又は磁力シート17により周囲枠
部材18に拘束すること、そして化粧シート1の周辺か
ら強度基板上面部の化粧シートに皺や波打ちが取れる程
度に張力を加えた状態で剛体押圧反射板8を強度基板2
に位置合わせして化粧シート上に重ねることによって皺
を発生させないようにでき、欠陥のない減圧接着加工が
できるようになる。本発明では四周枠を用いる場合には
多孔減圧テーブル5の上にシールシート7を置くことに
よって強度基板2と化粧シート1で仕切る吸引空間が最
小にでき、小さな真空ポンプで急速減圧ができるように
なる。また剛体押圧反射板は平面が滑らかで滑りやすい
例えば板ガラスや磨き金属板を用いることができるの
で、化粧シートに皺を生じさせにくく、シート表面を平
滑に仕上げることができるようになる。
【0012】
【実施態様2−1】図1ないし図4に示すように構成1
項記載の装置において下部減圧室を上部加圧室の下から
引き出し、多孔減圧テーブル5上の多孔板材6の上面に
はこれと同寸法ないし強度基板の板厚程度はみ出す投影
寸法の強度基板2を位置合わせして置き、この強度基板
2を覆って接着する化粧シート1の接着予定面の両者い
ずれか一以上に接着剤を塗布して両者を位置合わせす
る。この化粧シート1の強度基板2よりも外周部は強度
基板の板厚以上の間隔をとり多孔減圧テーブル5の上面
から浮上させて周囲枠部材18に拘束する。そして化粧
シート1の周辺から強度基板上面部の化粧シートに皺や
波打ちが取れる程度に張力を加えた状態で剛体押圧反射
板8を強度基板2に位置合わせして化粧シート上に重ね
ることを特徴とする化粧シート貼り板材の製造方法であ
る。剛体押圧反射板8は図1の例では弾性膜3の下面に
装着されているか又は人力によって化粧シートの上に位
置合わせして置かれている。化粧シート1の上面には剛
体押圧反射板8の自重と弾性膜3の自重の一部とその弾
性力と加圧室の圧力とが加算された力がかかることにな
る。圧縮空気装置のゲージ圧力は5気圧でレキュペレー
タに貯えている。図1や図3の場合で弾性膜3を撤去す
る場合には図2や図4に示すようなスプリングやパワー
シリンダなどの剛体押圧反射板保持押圧装置を付加する
か、又は人力により剛体押圧反射板8を着脱する。
【0013】
【実施態様2−2】図2と図4に示すように剛体押圧反
射板8はスプリング又はパワーシリンダ19により化粧
シート1に直接又は弾性膜3を介して押圧する構成とす
る。図2と図4には四周枠18を使用する場合を示して
おりこの下面よりも外側の多孔減圧テーブル5の通気孔
はシールシート7で塞がれている。図2の例は図1の例
に対して四周枠18を用いることによって化粧シートの
寸法を小さくして歩留まりを向上し、四周枠に機外で化
粧シートを張ることによってサイクルタイムを短縮する
ことや全自動化を容易にできる特色がある。その他の技
術は実施態様2−1に記載の技術に準じる。
【0014】
【実施態様2−3】図1に示す実施態様2−1の技術が
減圧テーブル5の周縁隆起部に化粧シート1の周縁部を
気密状態で拘束できる構成であるのに対し、図3に示す
ように強度部材に近接した四周枠18によって化粧シー
ト1の周縁部を気密状体で拘束する。その他の技術は実
施態様2−1に記載の技術に準じる。
【0015】
【構成3】両室の周縁を閉鎖する直前又は直後に化粧シ
ートの接着予定部と周縁拘束部との間が多孔減圧テーブ
ル5に着床しない程度に減圧室10を短時間減圧して停
止するか、又は化粧シート周縁部を拘束する四周枠18
による化粧シート拘束部を外側へ移行させて強度基板周
囲の化粧シートに張力を付加して皺延ばしを行う。両室
の位置合わせを行うと放射熱源やその周辺からの放射熱
によって化粧シートに皺や波打ちが生じ始める。両室の
周縁部閉鎖直後にこの傾向は著しくなる。剛体押圧反射
板がこの防止に著しい効果を発揮するが、特にその周縁
部の化粧シートに皺や波打ちが発生しやすい。この皺や
波打ちを解消するために強度基板周囲の化粧シートに四
周枠によって張力を付加する。一時的な減圧は張力付加
は化粧シートが多孔減圧テーブル5に着床しない範囲を
限度とする。これのタイミングは覗き窓から観察するか
又は先行試験材の試験途中で両室を開いて目視判定で
き、圧力と時間と温度と化粧シートの材質及びその周縁
部の拘束条件等から標準化できる。化粧シートが着床す
ると化粧シートの拘束条件が厳しくなる。そして化粧シ
ート1の温度が強度基板周囲で剛体押圧反射板8の下よ
りも5〜40℃高くなるのを待って真空ポンプを作動さ
せ、シートの接着予定部と周縁拘束部の間が十分着床す
るまで減圧して化粧シート1を強度基板2に接着するこ
とを特徴とする構成2項記載の化粧シート貼り板材の製
造方法である。化粧シートの昇温曲線は強度基板部の温
度がその周囲の温度上昇に先行するが、剛体押圧反射板
の影響により途中で周囲の温度が強度基板部の温度より
高くなる。この状況は剛体押圧反射板が透明板ガラスの
場合には両者に貼付したシート貼付式温度計(例えば日
油技研工業製サーモラベル)の色変化比較によって覗き
窓から観測判定でき、剛体押圧反射板が金属板の場合や
弾性膜を使用する場合には先行試験材の試験途中で両室
を開いて目視判定できるので、諸条件を標準化できる。
【0016】
【作用3】作用2に記載の作用及び効果に加えて、両室
の周縁を閉鎖する直前又は直後に化粧シートの接着予定
部と周縁拘束部との間が多孔減圧テーブル5に着床しな
い程度に減圧室10を短時間減圧して停止するか、又は
化粧シート周縁部を拘束する四周枠18による化粧シー
ト拘束部を外側へ移行させて強度基板周囲の化粧シート
に張力を付加することによって、皺延ばしや波打ちの発
生を防止することができるようになる。剛体押圧反射板
がこの欠陥防止に著しい効果を発揮するが、特に強度基
板の側面部に貼付するその周縁部の化粧シートの皺や波
打ち防止に効果を発揮する。化粧シートが多孔減圧テー
ブル5に着床しないうちに一時的に減圧停止すると、圧
力は上昇し始めるのであるが強度基板周囲の化粧シート
は温度上昇により伸び続けて破断することなく着床しは
じめる。そして化粧シート1の温度が強度基板周囲で剛
体押圧反射板8の下よりも5〜40℃高くなるのを待っ
て真空ポンプを作動させ、シートの接着予定部と周縁拘
束部の間が十分着床するまで減圧して化粧シート1を強
度基板2に接着することによって強度基板の上面のみな
らず側面も化粧シーに皺や波打ちが無く、破断も生じさ
せず良好な接着ができるようになる。上部加圧室を加圧
する場合のタイミングは化粧シートが強度基板の全周で
着床した後とするのが化粧シート破断防止に最も有効で
ある。この加圧とその後の保持時間によって接着の健全
性を向上できる。この全周着床は覗き窓や先行試験材の
試験途中で両室を開いて目視で確認でき、諸条件を標準
化できる。
【0017】
【実施態様3−1】実施態様2−1に記載の技術に加え
て、図1に示すように両室の周縁を閉鎖する直前又は直
後に化粧シートの接着予定部と周縁拘束部との間が多孔
減圧テーブル5に着床しない程度に減圧室10を短時間
減圧して停止して強度基板周囲の化粧シートに張力を付
加する。そして化粧シート1の温度が強度基板周囲で剛
体押圧反射板8の下よりも5〜40℃高くなるのを待っ
て真空ポンプを作動させ、シートの接着予定部と周縁拘
束部の間が十分着床するまで減圧して化粧シート1を強
度基板2に接着することを特徴とする構成2項記載の化
粧シート貼り板材の製造方法である。図1では化粧シー
ト1の位置は両室の周縁を閉鎖した直後を示し、点線で
示す1’の位置は化粧シートが十分に着床した状態を示
している。減圧室を減圧すると接着予定部と周縁拘束部
との間の化粧シートは空圧差によって下降して両者間で
伸びを生じ、これと交差する方向には縮みを生じる。多
孔減圧テーブルにその一部が着床し、この着床が全周に
広がり、ついには図1の点線で示す1’に至る。化粧シ
ートは着床するとそれが局部的であっても、その部分の
化粧シートは動きを止められて着床いない方向との変形
が異なり化粧シートの変形が不均一となり、これが破断
や皺や波打ちの原因となる。本発明のように化粧シート
着床前に一旦減圧を停止し、化粧シート1の温度が強度
基板周囲で剛体押圧反射板8の下よりも5〜40℃高く
なるのを待って真空ポンプを作動させ、シートの接着予
定部と周縁拘束部の間が十分着床するまで減圧すること
によって強度基板周辺の化粧シートに均一な変形を与
え、強度基板側面に破断や皺や波打ちのない健全な接着
が達成できるようになる。
【0018】
【実施態様3−2】実施態様2−2に記載の技術に加え
て、図2と図4に示すように四周枠18を使用する場合
であって、この四周枠の下面よりも外側の多孔減圧テー
ブル5の通気孔はシールシート7で塞がれている。図2
の例は図1の例に対して四周枠18を用いることによっ
て化粧シートの寸法を小さくして歩留まりを向上し、四
周枠に機外で化粧シートを張ることによってサイクルタ
イムを短縮することや全自動化を容易にできる特色があ
る。その他の技術は実施態様3−1に記載の技術に準じ
る。
【0019】
【実施態様3−3】周囲を拘束した化粧シート1の上面
に50〜130℃の目標温度に予熱した剛体押圧反射板
8を重ねる。そして下部減圧室を減圧しながら両室の周
縁を閉鎖する直前又は直後に化粧シート周縁部が多孔減
圧テーブル5に着床しない程度に下部減圧室を短時間減
圧して停止し、化粧シート1の変形過程の温度を強度基
板2の接触位置よりもその周縁位置において5〜40℃
高くなるのを待って減圧室を減圧再開し、剛体押圧反射
板8との接触による熱伝導加熱を行いながら化粧シート
1を強度基板2に押し付けて接着することを特徴とする
化粧シート貼り板材の製造方法である。その他の技術は
実施態様3−1に記載の技術に準じる。
【0020】
【実施態様3−4】図1又は図3に示すように、下面が
解放された箱形の上部加圧室はその下面には交換容易な
構造で弾性膜3を張り、この弾性膜3の温度を目標温度
に制御する放射熱源4を含む制御装置と、この内部圧力
を加圧制御する圧縮空気装置とを装備すること、そして
上面が解放された箱形の下部減圧室は減圧装置に連結
し、その室内の多孔減圧テーブル5の上に多孔板材6の
周囲にシールシート未敷設部を残す。多孔板材6上面に
はこれと同寸法ないし強度基板の板厚程度はみ出す投影
寸法の強度基板2を位置合わせし、この強度基板2を化
粧シート1で覆い、化粧シート1の周縁部は多孔減圧テ
ーブル5の上面から浮上させて粘着テープ又は磁力シー
トによりシールシート7又は四周枠18により拘束する
こと、そして化粧シート1の上面に剛体押圧反射板8を
重ねること、そして両室の周縁を閉鎖する直前又は直後
に化粧シート周縁部が多孔減圧テーブル5に着床しない
程度に下部減圧室を短時間減圧して停止し、化粧シート
1の変形過程の温度を強度基板2の上面位置よりもその
周縁位置において5〜40℃高くなるのを待って真空ポ
ンプを作動させ減圧開始し、化粧シート1を強度基板2
に押し付けて接着することを特徴とする化粧シート貼り
板材の製造方法。
【0021】
【実施態様3−5】図2又は図4に示すように、下面が
解放された箱形の上部加圧室はその下面には交換容易な
構造で剛体押圧反射板8を装着し、この剛体押圧反射板
8の温度を目標温度に制御する放射熱源4を含む制御装
置と、この内部圧力を加圧制御する圧縮空気装置とを装
備すること、そして上面が解放された箱形の下部減圧室
は減圧装置に連結し、その室内の多孔減圧テーブル5の
上に多孔板材6の周囲にシールシート未敷設部を残す。
多孔板材6上面にはこれと同寸法ないし強度基板の板厚
程度はみ出す投影寸法の強度基板2を位置合わせし、こ
の強度基板2を化粧シート1で覆い、化粧シート1の周
縁部は多孔減圧テーブル5の上面から浮上させて粘着テ
ープ又は磁力シートによりシールシート7又は四周枠1
8により拘束すること、そして化粧シート1の上面に剛
体押圧反射板8を重ねること、そして両室の周縁を閉鎖
する直前又は直後に化粧シート周縁部が多孔減圧テーブ
ル5に着床しない程度に下部減圧室を短時間減圧して停
止し、化粧シート1の変形過程の温度を強度基板2の上
面位置よりもその周縁位置において5〜40℃高くなる
のを待って真空ポンプを作動させ減圧開始し、化粧シー
ト1を強度基板2に押し付けて接着することを特徴とす
る化粧シート貼り板材の製造方法である。
【0022】
【構成4】加圧室9の下部には交換容易な構造でゴムシ
ート等の弾性膜3を張りこの弾性膜3と熱量調節スクリ
ーン16の間に剛体押圧反射板8を挿入するか又は弾性
膜3の下面に剛体押圧反射板8を装着して化粧シート1
への熱量を減少する。交換容易な構造とはボルトナット
でも良いが、これよりもっと着脱が容易なもの例えばば
ねとレバーを組み合わせた市販の各種ワンタッチ式締付
具が望ましい。強度基板2の周縁部の化粧シート1の温
度が剛体押圧反射板8の温度よりも5〜40℃高くなる
のを待って真空ポンプを作動させ減圧室10を減圧する
ことを特徴とする構成2項又は3項記載の化粧シート貼
り板材の製造方法である。
【0023】
【作用4】加圧室9の下部には交換容易な構造で弾性膜
3を張ることにるよって、消耗品である弾性膜の交換や
点検が容易になり、放射熱量を平均化でき、この上面や
下面に後退押圧反射板を装着することが容易になる。こ
の弾性膜3と熱量調節スクリーン16の間に剛体押圧反
射板8を挿入するか又は弾性膜3の下面に剛体押圧反射
板8を装着して化粧シート1への熱量を減少することに
よって、化粧シートに所望の温度分布、すなわち強度基
板2の周縁部の化粧シート1の温度が剛体押圧反射板8
の温度よりも5〜40℃高くすることができるようにな
る。こうなるのを待って減圧室10を減圧することによ
って強度基板に上板面のみならず、特に問題を生じ易い
その側面で化粧シートの皺や波打ちや破断を防止できる
ようになる。
【0024】
【実施態様4】加圧室9の下部には交換容易な構造でゴ
ムシート等の弾性膜3を張り、この弾性膜3と熱量調節
スクリーン16の間に剛体押圧反射板8を挿入するか又
は弾性膜3の下面に剛体押圧反射板8を装着して化粧シ
ート1への熱量を減少する。弾性膜はその周縁部を例え
ばばねとレバーを組み合わせた市販の各種ワンタッチ式
締付具で上部加圧室下面に装着する。強度基板2の周縁
部の化粧シート1の温度が剛体押圧反射板8の温度より
も5〜40℃高くなるのを待って真空ポンプを作動させ
減圧室10を減圧することを特徴とする構成2項又は3
項記載の化粧シート貼り板材の製造方法である。
【0025】
【構成5】図6に示すように空圧貼付装置の外部におい
てあらかじめ四周枠18に化粧シート1を皺延ばし拡張
してその周縁部を拘束する。この状態で又はこれと強度
基板2、又はこれと強度基板2と多孔板材6とを組み立
てたのち、これを空圧貼付装置内に位置合わせ設置する
ことを特徴とする構成2項ないし4項記載の化粧シート
貼り板材の製造方法である。
【0026】
【作用5】空圧貼付装置の外部においてあらかじめ四周
枠18に化粧シート1を皺延ばし拡張してその周縁部を
拘束し、この状態で又はこれと強度基板2、又はこれと
強度基板2と多孔板材6とを組み立てたのち、これを空
圧貼付装置内に位置合わせ設置することによって、丁寧
かつ入念な組立作業が可能になり、設備のサイクルタイ
ムが短縮でき、生産能力を向上することができるように
なる。またこのような組立体によりその空圧貼付装置へ
の装入抽出の自動化が容易となる。
【0027】
【実施態様5−1】空圧貼付装置の外部においてあらか
じめ四周枠18に化粧シート1を皺延ばし拡張してその
周縁部を拘束し、この状態で又はこれと強度基板2、又
はこれと強度基板2と多孔板材6とを組み立てたのち、
これを空圧貼付装置内に装入装置により自動装入し位置
合わせ設置することを特徴とする構成2項ないし4項記
載の化粧シート貼り板材の製造方法である。
【0028】
【実施態様5−2】化粧シート1が例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、アクリル、ポリ塩
化ビニルなどの熱可塑性高分子材料であり、この化粧シ
ート1の接着予定面にこれより軟化温度が低くかつ化粧
シートを軟化させる溶剤を含む接着剤を塗布含浸させて
強度基板2上に重ね合わせ四周枠18にその周縁部を固
定する。接着剤には化粧シートを軟化させる溶剤を含ん
でいる。含浸とは化粧シート生地に浸透させることであ
り、上記例ではほとんどの場合にシートは軟化する。そ
してこれに強度基板2の接着予定平面の面積以上の平板
又は平滑シートを重ねてこれらを位置合わせして積み上
げ、室温で10分以上放置養生して化粧シート1を軟化
させ皺延ばしして仮接着したのち、構成1ないし4項記
載の接着加工を行うことを特徴とする化粧シート貼り板
材の製造方法である。ここで用いる平板又は平板シート
を50〜130℃に予熱しておくと一層良好な仮接着が
短時間で可能になる。この四周枠組立体は平板又は化粧
シートの上に剛体押圧反射板8を位置決めして置き、こ
れらを積み重ねることができる。
【0029】ラッピング工程のみ
【構成6】ロールにより化粧シートを押圧貼付するラッ
ピング装置により化粧シート1の接着予定面にこれより
軟化温度の低い接着剤を塗布して強度基板2上に重ね合
わせて接着する工程において、略立方体状の強度基板2
の少なくとも一側面の板厚中央部に溝部又はとつ部を形
成すること、そしてこの強度基板2の板面に化粧シート
1を接着するようにロールを押圧し、続いて強度基板2
の側部に化粧シートを強度基板の側面形状に密着させる
ように端部ロールを押圧する。ラッピング装置は接着剤
を塗布した化粧シート等を強度基板にロールの押圧力に
より連続的に貼付する装置であって、プレスや空圧貼付
装置などのバッチタイプの装置とは構造が異なってい
る。そして図5に示すようにこの側端部の形状に合った
嵌合部材をこれに嵌合させ室温で10分以上放置養生し
たのち嵌合部材を取り外すことを特徴とする化粧シート
貼り板材の製造方法である。好ましくはロールにより化
粧シートを押圧貼付するラッピング装置により、化粧シ
ート1の接着予定面にこれより軟化温度の低い接着剤を
塗布して強度基板2上に重ね合わせて接着する工程に続
いて、新たな化粧シートを重ねて又は重ねずに構成2項
ないし5項記載の接着加工を行うことを特徴とする化粧
シート貼り板材の製造方法である。
【0030】
【作用6】ロールにより化粧シートを押圧貼付するラッ
ピング装置により化粧シート1の接着予定面にこれより
軟化温度の低い接着剤を塗布して強度基板2上に重ね合
わせて接着するラッピング工程は空圧貼付による接着工
程よりも10倍以上高速で可能である。しかしポリ塩化
ビニール以外の化粧シートでは種々の品質的作業的問題
が発生する。例えば板面や側面、特に側面コーナー部の
化粧シートには剥がれや気泡や破断を生じることが多
い。そこで本発明ではラッピング工程直後に嵌合部材を
装着するによって側部の化粧シートを拘束してシートに
張りを与えると同時に側面の接着を促進する。そして化
粧シートよりも軟化温度の低い接着剤を用いることによ
って、空圧粘着装置における接着過程で滑りを許容して
局部的な張りすぎや皺を補正するとともに、必要に応じ
て蓄熱当て部材等によって欠陥を修正できるようにする
ことができる。接着剤の乾燥が進む段階で化粧シートは
収縮するが、このとき接着部の強度が化粧シートより弱
く接着部ですべりを生じるので、これによって化粧シー
トの破断を防ぐことができるようになる。しかしながら
このとき化粧シートの端部を拘束していないと、化粧シ
ートはこの部分で強度部材からの遊離を生じる。本発明
ではこれを嵌合部材で拘束することによって解決する。
図5に示すような側面形状のボードは継手部材無しに側
面のおうとつを嵌合させて透過隙間のない仕切壁を構成
することができる。以上の作用及び効果は化粧シートが
熱軟化性高分子材料シートである場合のみならず、熱硬
化性高分子材料シートや紙や金属箔や繊維を含むシート
や布でも享受できるものであり、これらを化粧シートと
する場合も本発明に含まれる。
【0031】
【実施態様6−1】ロールにより化粧シートを押圧貼付
するラッピング装置により化粧シート1の接着予定面に
これより軟化温度の低い接着剤を塗布して強度基板2上
に重ね合わせて接着する工程において、略立方体状の強
度基板2の少なくとも一側面の板厚中央部に溝部又はと
つ部を形成すること、そしてこの強度基板2の板面に化
粧シート1を接着するようにロールを押圧し、続いて強
度基板2の側部に化粧シートを強度基板の側面形状に密
着させるように端部ロールを押圧すること、そして図5
に示すようにこの側端部の形状に合った嵌合部材をこれ
に嵌合させ室温で10分以上放置養生したのち嵌合部材
を取り外すことを特徴とする化粧シート貼り板材の製造
方法である。
【0032】
【実施態様6−2】ロールにより化粧シートを押圧貼付
するラッピング装置により化粧シート1の接着予定面に
これより軟化温度の低い接着剤を塗布して強度基板2上
に重ね合わせて接着する工程に続いて、新たな化粧シー
トを重ねて又は重ねずに構成2項ないし5項記載の接着
加工を行うことを特徴とする化粧シート貼り板材の製造
方法である。新たな化粧シートを重ねる場合には最初の
化粧シートの端部は図5に点線で示すように強度基板裏
面に折り曲げて貼付するのが良い。この場合にはラッピ
ング装置でその端部を強度基板裏面に折り曲げ貼付可能
であるが、剥がれ易い場合にはこの端部の部分も押さえ
込むように嵌合部材15の形状を形成させておくのが望
ましい。
【0033】
【構成7】熱軟化性接着剤を塗布した化粧シート1をそ
の投影面積内の強度基板2の上面にロールにより押圧貼
付するラッピング工程によって強度基板の上面又は上面
と両側面にともに接着させる。そして空圧貼付装置の外
部において前記化粧シート1の周縁部を四周枠18に拘
束し、強度基板2を四周枠18で支持し又は強度基板2
と多孔板材6とを四周枠18に組み立てたのち、これを
空圧貼付装置内に位置合わせ設置することを特徴とする
構成2項ないし6項記載の化粧シート貼り板材の製造方
法である。
【0034】
【作用7】熱軟化性接着剤を塗布した化粧シート1をそ
の投影面積内の強度基板2の上面にロールにより押圧貼
付するラッピング装置は空圧貼付装置の10倍以上の能
力を持つのが普通であるが、化粧シートを接着できる面
は上面とその両側の3面に限られており、健全に接着で
きる化粧シートの種類は極めて限定され、仕上がり品質
は空圧貼付装置に対して劣るのが普通である。本発明で
はラッピング工程を空圧貼付工程の前準備工程とするこ
とによって、ラッピング工程のみでは品質上難点を残す
ような接着加工の難しい化粧シートや強度基板の形状に
対して、その品質を満足できる水準まで向上し、空圧貼
付工程の時間を著しく短縮できるようにする。特に空圧
貼付装置の外部において前記化粧シート1の周縁部を四
周枠18に拘束し、強度基板2を四周枠18で支持し又
は強度基板2と多孔板材6とを四周枠18に組み立てた
のち、これを空圧貼付装置内に位置合わせ設置すること
によって空圧貼付装置のサイクルタイムが半減でき、作
業者は高熱異臭の作業環境に近づく時間を減少できるよ
うになる。
【0035】
【実施態様7−1】熱軟化性接着剤を塗布した化粧シー
ト1をその投影面積内の強度基板2の上面にロールによ
り押圧貼付するラッピング工程を経させて、これを空圧
貼付装置の外部において前記化粧シート1の周縁部を四
周枠18に拘束し、強度基板2を四周枠18で支持し又
は強度基板2と多孔板材6とを四周枠18に組み立てた
のち、これを空圧貼付装置内に位置合わせ設置すること
を特徴とする構成2項ないし6項記載の化粧シート貼り
板材の製造方法である。
【0036】
【実施態様7−2】化粧シート1が熱可塑性高分子材料
であり、この化粧シート1の接着予定面にこれより軟化
温度が低くかつ化粧シートを軟化させる溶剤を含む接着
剤を塗布含浸させて強度基板2上にラッピング装置によ
り接着し、これに強度基板2の接着予定平面の面積以上
の平板又は平滑シートを重ねてこれらを位置合わせして
積み上げ、室温で10分以上放置養生して化粧シート1
を軟化させ皺延ばしして仮接着したのち、個性1項又は
2項記載の接着加工を行うことを特徴とする化粧シート
貼り板材の製造方法である。
【0037】
【実施態様7−3】ラッピング装置により化粧シート1
の接着予定面にこれより軟化温度の低い接着剤を塗布し
て強度基板2上に重ね合わせて接着する工程を粗接着装
置として用いてこの工程のみでは完成品とせず、続いて
新たな化粧シートを重ねて又は重ねずに構成1ないし3
記載の接着加工を行うことにより、品質を安定させかつ
空圧貼付装置の能力を著しく高めることを可能にする。
すなわちラッピング工程での不十分な接着や欠陥は前述
の放置養生や空圧貼付装置によって改善でき、新たな欠
陥の発生も防止できる。化粧シートよりも軟化温度の低
い接着剤を使用すると、ラッピング工程とその後に生じ
た接着欠陥を空圧貼付装置で修正しやすく、空圧貼付工
程でも新たな品質問題を生じ難いほか、温度が室温まで
降下するときや接着剤の乾燥が進む段階で化粧シートは
収縮するが、このとき接着部の強度が化粧シートより弱
く接着部ですべりを生じるので、これによって化粧シー
トの破断を防ぐことができるようになる。好ましくはラ
ッピング加工に続いて、これに強度基板2と投影面積が
これを包括する平板又は平滑シートを重ねてこれらを位
置合わせして積み上げ、室温で10分以上放置養生した
のち空圧貼付装置で接着加工を行えば、前工程で生じた
接着欠陥をこの間に改善でき、品質の安定と空圧貼付装
置の能力向上は一層改善できる。以上の作用及び効果は
化粧シートが熱軟化性高分子材料シートである場合のみ
ならず、熱硬化性高分子材料シートや紙や金属箔や繊維
を含むシートや布でも享受できるものであり、これらを
化粧シートとする場合も本発明に含まれる。化粧シート
としては熱軟化性高分子材料シートのほか熱硬化性高分
子材料シートや紙や金属箔や繊維を含むシートや布を用
いることができる。例えば厚さ30〜200μm のSU
S304ステンレス鋼箔の片面に接着剤を用いたドライ
ラミ、ECラミ、ウェットラミ等のラミネート法、好ま
しくはウレタン系接着剤を用いたドライラミ法によっ
て、厚さ30〜200μm のポリエステル、ポリプロピ
レン、アクリル層を積層し、このシートの樹脂フイルム
側にウレタン系接着剤を塗布して木質、金属、プラスチ
ック等の板又は形材にラッピング加工した化粧紙とを用
いることができる。材料の厚さ下限は主として取り扱い
の容易さで決まり、上限は絶対的なものではなく、コー
ナー部のラッピング時の曲げの容易さやスプリングバッ
クによる浮き上がりを生じない限度で選定されるので、
品種に応じて例えばポリ塩化ビニルなど、大幅にその上
限を拡大できるものがある。
【0038】
【構成8】強度基板2の下面と側面の境界稜線にその板
厚の0.2倍以上の板厚に及ぶ面取り加工又はアール加
工を施す。通常の面取りやアール加工は単なる角落とし
で2〓以下又は板厚の0.1倍以下であるが、本発明で
はこれより大きな値であり化粧シートの冷却過程におけ
る縮み防止と接着端部の剥離防止の点から大きな値が良
い。減圧貼付加工時に化粧シートがこの面取り加工部又
はアール加工部に回り込む程度に温度、圧力、時間の条
件を設定することを特徴とする構成2項ないし5項及び
7項記載の化粧シート貼り板材の製造方法である。
【0039】
【作用8】強度基板2の下面と側面の境界稜線にその板
厚の0.2倍以上の板厚に及ぶ面取り加工又はアール加
工を施して化粧シートの側面からの剥離を防止できるよ
うになる。これは減圧貼付加工時に化粧シートがこの面
取り加工部又はアール加工部に回り込む程度に温度、圧
力、時間の条件を設定することによって、化粧シートを
面取り部又は両者部に回り込ませて接着することによっ
て、化粧シート端部が剥離し難くなり、コーナー部の弾
性浮き上がりが確実に防止できるようになる。
【0040】
【実施態様8】強度基板2の下面と側面の境界稜線にそ
の板厚の0.2倍以上の板厚に及ぶ面取り加工又はアー
ル加工を施し、減圧貼付加工時に化粧シートがこの面取
り加工部又はアール加工部に回り込む程度に温度、圧
力、時間の条件を設定する。ここで化粧シートの温度は
50〜130℃、圧力は加圧側で1〜5気圧、時間は前
記の温度と圧力の保持時間として20〜200秒が適当
である。この場合に薄くて構成の低いシートほど低温・
低圧・短時間で可能である。
【0041】
【請求項9】剛体押圧反射板8又は透明剛体押圧反射板
8の化粧シート1との接触面に微小おうとつを形成し、
このおうとつを化粧シート1に刻印することを特徴とす
る構成2項ないし5項及び7項記載の化粧シート貼り板
材の製造方法である。このようなおうとつはローレット
がけや、ショットピーニングや、サンドブラストや、エ
ッチングや、パルスレーザーを点状に施工するレーザー
ダル加工によって可能である。
【0042】
【作用9】剛体押圧反射板8又は透明剛体押圧反射板8
の化粧シート1との接触面に微小おうとつを形成し、こ
のおうとつを化粧シート1に刻印することによって、い
わゆる艶消し効果を発揮させることができるようにな
る。また皺や気泡や破断を生じやすい化粧シートを用い
る場合に、微小おうとつによる分散効果によりこれらの
問題を解決することができるようになる。
【0043】
【実施態様9−1】剛体押圧反射板8又は透明剛体押圧
反射板8の化粧シート1との接触面にローレットがけ
や、ショットピーニングや、サンドブラストや、パルス
レーザーを点状に施工するレーザーダル加工等によって
微小おうとつを形成し、このおうとつを化粧シート1に
刻印することを特徴とする構成1ないし8項又は5項記
載の化粧シート貼り板材の製造方法。
【0044】
【実施態様9−2】化粧シート1を強度基板2と接着と
同時又は接着工程直後に化粧シート面を表面に刻み目を
入れたロー又は工具で押圧すること、そしてこの刻み目
溝深さは0.2ないし2.0〓で等間隔平行線又は90
度又は120度で交差する等間隔平行線による微小おう
とつを形成することを特徴とする構成1ないし3項又は
8項記載の化粧シート貼り板材の製造方法。
【0045】本発明の対象となる強度基板は木質繊維
板、又は集成材、又はベニヤ板等の木質板や、鋼板又は
アルミ板等の金属板やプラスチック板等のである。そし
て化粧シート1はポリエチレン、又はポリプロピレン、
又はポリエステル、又はアクリル又はポリオレフィン、
又はシリコンアクリル、又は印刷層を含むこれらの複層
シートである。本発明に使用する化粧シートとして真空
成形やプレス成形可能な材質は全て使用できるが、樹脂
系としては熱硬化性樹脂よりも熱可塑性樹脂の方が加工
性が良く種類も豊富である。熱可塑性樹脂は印刷インク
のベヒクルとして例えばエポキシ樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、ウレタン樹脂、アミノアルキッド樹脂を用い
ることができる。
【0046】樹脂系化粧シートが基材シートと印刷層と
表面保護層の複合層の場合の適当な組み合わせは下記の
中から選ぶのが良い。 基材シート:ポリエステル系、積層ポリエステル、アク
リル系、アクリル系熱可塑性エラストマー、オレフィン
系(ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−ブテン−1共重合体、ポリメチルペンテン、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体など) 表面保護層:ポリエチレン、ポリプロピレン等の透明ポ
リオレフィン系、透明アクリル系、エポキシ系、ウレタ
ン系、酢酸ビニル−アクリルエマルジョンン系、エポキ
シエマルジョン系、ポリオレフィン系、透明エチレン−
ビニルアルコール共重合体樹脂系等。このうち透明エチ
レン−ビニルアルコール共重合体樹脂フイルムは共重合
成分の比率を変えることによりエチレンの持つ熱可塑
性、耐水性と、ビニルアルコールの持つ剛性、耐油性、
耐溶剤性、非帯電性の性質の大小を任意に調整し得る。
アクリル系熱可塑性エラストマー中に高分子量ポリエチ
レングリコールを可塑剤として添加すれば可塑性を調整
することができる。 熱接着性樹脂:塩酢ビ樹脂、塩酢ビ−アクリル系樹脂、
ポリプロピレン変形ウレタン樹脂、ポリエステル系ウレ
タン樹脂 接着剤や印刷の結着剤としては酢酸ビニル、セルロース
系樹脂等の熱可塑性樹脂のほかポリウレタン等の常温又
は熱硬化性樹脂、又はアクリル系等の電離放射線硬化型
樹脂等市販のものが使用できる。紙質系である場合には
これに柔軟性を付与して端部のめくれや剥がれを防ぐた
めに次の熱可塑性樹脂を含浸させるのが良い。すなわち
スチレンブタジエン共重合体、アクリロニトリルブタジ
エン共重合体、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル、ア
クリル系樹脂、ウレタン系樹脂が好ましいが、耐候性の
点からアクリル樹脂がさらに好ましい。アクリル系樹脂
としてはアクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリ
ル酸イソブチル等からなるポリアクリル酸エステル、ア
クリル系エマルジョン、スチレンアクリル系エマルジョ
ン、アクリルアミド、アクリルエステル、アクリルエス
テル共重合体が挙げられる。端部のめくれや剥がれを生
じにくい形状や用途の強度基板に貼付する紙質系化粧シ
ートとしては、印刷した化粧紙にメラニン樹脂、フェノ
ール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリエステル樹
脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を塗布含浸させて
含浸紙を作成し、コアー紙、含浸紙、オーバーレイ紙の
順位積層し、加熱押圧し硬化させて作成した熱硬化性樹
脂タイプのほか、絵柄印刷層を有するポリエステルフイ
ルムと熱接着性樹脂層を有するポリエステルフイルムを
接着剤を介して貼付したのち、熱硬化性樹脂を塗布含浸
させた含浸紙と前記のポリエスエステルフイルムの熱接
着性樹脂層とが対向するように積層し、加熱押圧し硬化
させた紙系シートを用いることができる。またポリエス
テル系ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂含浸紙層、熱接着
性樹脂層、印刷層、透明耐熱性フイルム層が順に積層さ
れた紙系シートを用いることができる。
【0047】本発明に良好に適用できる化粧シート例を
次に示す。 例1:ポリエステル樹脂フイルムからなる基材シートの
片面に接着剤として機能する易接着層を設け、他面に木
目模様印刷層とその上に透明アクリル系樹脂層を積層
し、該透明アクリル系樹脂層上に艶調整樹脂層、木目導
管柄印刷層を設けた化粧シート。 例2:基材シート層、絵柄印刷層、表面保護層が順に積
層された化粧シートであって、基材シート層が両面に易
接着性樹脂を設けた不透明なポリエステル系樹脂フイル
ムから成り、表面保護層が透明ポリオレフィン系樹脂フ
イルムからなる化粧シート。 例3:エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂フイル
ムなどのポリオレフィン系樹脂フイルム、絵柄層、水酸
基を有する熱可塑性フイルム、シリコンアクリル樹脂層
の順に積層した化粧シート。 例4:シート基材の表面に接着剤層を介して絵柄印刷層
が設けられた化粧用紙が積層され、その上面に不飽和ポ
リエステル樹脂層を順に積層した化粧シート。 例5:熱硬化性樹脂含浸紙層、熱接着性樹脂層、印刷
層、透明耐熱性フイルム層が順に積層された熱硬化性樹
脂化粧材において、熱接着性樹脂層が含浸紙に塗布又は
含浸した熱硬化性樹脂に対して密着性を有する熱接着性
樹脂であり、かつ前記印刷層と前記透明耐熱性フイルム
層の間にプライマー層が設けられている化粧シート。 例6:秤量が40〜100g/m2の原紙に柔軟性を有する
ポリビニルアルコール又はゴム系樹脂(ブチルゴム、ス
チレン−ブタジエンゴム、アクリルニトリル−ブタジエ
ンゴム、天然ゴム等)を塗布又はディップ含浸した樹脂
系含浸紙の表面に図柄等の印刷層を設けた化粧シートで
あって引張強さを向上している。 例7:秤量が40〜100g/m2の原紙にグラビア印刷で
絵柄を施し、印刷面にウレタン樹脂をコートしてマット
層を形成する。この紙質シートの裏面にウレタン系接着
剤を用いて不織布を加熱加圧して積層する。そしてその
表面に不飽和ポリエステルを含浸させた紙を重ねてロー
ルで加熱圧縮して化粧シートを得る。
【0048】化粧シートの強度基板との接着予定面には
ポリエステル樹脂やポリエステルウレタン樹脂樹脂やア
クリル系樹脂(ポリアクリル酸メチル、ポリメタアクリ
ル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリメタアクリル
酸エチル、ポリアクリル酸プロピル、ポリアクリル酸ブ
チル、ポリメタアクリル酸ブチル、及びこれらの共重合
体)等の易接着層を形成しておくのが望ましい。接着剤
としては汎用のポリ酢酸ビニル系接着剤により合板等の
木質系には十分である。
【0049】
【発明の効果】本発明によって種々の化粧シートに適用
できる化粧シート貼り板材の製造装置及びこれを用いた
製造方法を提供することできる。また気泡や皺や波打ち
や破断の発生を防止し空圧貼付装置の能力を格段に増大
する化粧シート貼り板材の製造方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる空圧貼付装置の概念図である。
【図2】本発明に用いる空圧貼付装置の概念図である。
【図3】本発明に用いる空圧貼付装置の概念図である。
【図4】本発明に用いる空圧貼付装置の概念図である。
【図5】本発明の嵌合部材を装着した場合の概念図であ
る。
【図6】本発明の四周枠に各部材を組み立てた場合の概
念図である。
【符号の説明】
1:化粧シート、2:強度基板、3:弾性膜、4:放射
熱源、5:多孔減圧テーブル、6:多孔板材、多孔クッ
ション材、7:シールシート、8:剛体押圧反射板、
9:加圧室、10:減圧室、12:両室周縁シール部
材、13:強度基板の面取り部又はR部、14:接着加
工室、15:嵌合部材、16:熱量調節スクリーン、1
7:粘着テープ、磁力シート、18:四周枠、19:ス
プリング、パワーシリンダ、20:両室の周縁部、両室
の合わせ面部、21:四周枠の多孔板材支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AB01 AB01B AB33 AK01 AK01A AK01B AK41A AK51G AP00B AR00A AR00B AT00B BA02 CB00 DG10 DG11 DG15 EJ192 EJ212 EJ242 EJ422 EJ592 EK06 GB08 HB00A HB31A JK01B JK06 JK14 JL04 4F211 AD03 AD05 AD08 AD18 AF10 AG03 AH48 AM26 AM28 TA03 TC02 TD11 TJ23 TN41 TQ03 TQ08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧シート1を強度基板2に空気圧を用
    いて接着する空圧貼付装置において、下面が解放された
    箱形の上部加圧室の内部には、上から順に室内の定位置
    で発熱する放射熱源4と、定位置で放射熱量を平均化し
    その上面又は下面に局部的に又は全面に熱量調節部材を
    装着可能な熱量調節スクリーン16と、上下可変の剛体
    押圧反射板8とを配設し、この室内温度を制御する温度
    制御装置とこの内部圧力を加圧制御する圧縮空気装置と
    を装備すること、そして上面が解放された箱形の下部減
    圧室は減圧装置に連結し、その室内の多孔減圧テーブル
    5の上に多孔板材6を加工位置に敷設すること、そして
    減圧テーブル5の周縁隆起部又は減圧テーブル5上に仮
    設する四周枠18に化粧シート1の周縁部を気密状態で
    拘束できる構成とすること、そしてこの化粧シート周縁
    拘束部の内側のみに減圧テーブルの吸引孔を開口させる
    こと、そして下部減圧室を上部加圧室の下から引き出し
    て化粧シートや強度基板などの装入抽出を行うように構
    成することを特徴とする化粧シート貼り板材の製造装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載の装置において下部減圧
    室を上部加圧室の下から引き出し、多孔減圧テーブル5
    上の多孔板材6の上面にはこれと同寸法ないし強度基板
    の板厚程度はみ出す投影寸法の強度基板2を位置合わせ
    して置き、この強度基板2を覆って接着する化粧シート
    1の接着予定面の両者いずれか一以上に接着剤を塗布し
    て両者を位置合わせし、この化粧シート1の強度基板2
    よりも外周部は強度基板の板厚以上の間隔をとり多孔減
    圧テーブル5の上面から浮上させて周囲枠部材18に拘
    束すること、そして化粧シート1の周辺から強度基板上
    面部の化粧シートに皺や波打ちが取れる程度に張力を加
    えた状態で剛体押圧反射板8を強度基板2に位置合わせ
    して化粧シート上に重ねることを特徴とする化粧シート
    貼り板材の製造方法。
  3. 【請求項3】 両室の周縁を閉鎖する直前又は直後に化
    粧シートの接着予定部と周縁拘束部との間が多孔減圧テ
    ーブル5に着床しない程度に減圧室10を短時間減圧し
    て停止するか、又は化粧シート周縁部を拘束する四周枠
    18による化粧シート拘束部を外側へ移行させて強度基
    板周囲の化粧シートに張力を付加すること、そして化粧
    シート1の温度が強度基板周囲で剛体押圧反射板8の下
    よりも5〜40℃高くなるのを待って真空ポンプを作動
    させ、シートの接着予定部と周縁拘束部の間が十分着床
    するまで減圧して化粧シート1を強度基板2に接着する
    ことを特徴とする請求項2項記載の化粧シート貼り板材
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 加圧室9の下部には交換容易な構造で弾
    性膜3を張り、この弾性膜3と熱量調節スクリーン16
    の間に剛体押圧反射板8を挿入するか又は弾性膜3の下
    面に剛体押圧反射板8を装着して化粧シート1への熱量
    を減少して、強度基板2の周縁部の化粧シート1の温度
    が剛体押圧反射板8の温度よりも5〜40℃高くなるの
    を待って真空ポンプを作動させ減圧室10を減圧するこ
    とを特徴とする請求項2項又は3項記載の化粧シート貼
    り板材の製造方法。
  5. 【請求項5】 空圧貼付装置の外部においてあらかじめ
    四周枠18に化粧シート1を皺延ばし拡張してその周縁
    部を拘束し、この状態で又はこれと強度基板2、又はこ
    れと強度基板2と多孔板材6とを組み立てたのち、これ
    を空圧貼付装置内に位置合わせ設置することを特徴とす
    る請求項2項ないし4項記載の化粧シート貼り板材の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 ロールにより化粧シートを押圧貼付する
    ラッピング装置により化粧シート1の接着予定面にこれ
    より軟化温度の低い接着剤を塗布して強度基板2上に重
    ね合わせて接着する工程において、略立方体状の強度基
    板2の少なくとも一側面の板厚中央部に溝部又はとつ部
    を形成すること、そしてこの強度基板2の板面に化粧シ
    ート1を接着するようにロールを押圧し、続いて強度基
    板2の側部に化粧シートを強度基板の側面形状に密着さ
    せるように端部ロールを押圧すること、そしてこの側端
    部の形状に合った嵌合部材をこれに嵌合させ室温で10
    分以上放置養生したのち嵌合部材を取り外すことを特徴
    とする化粧シート貼り板材の製造方法。
  7. 【請求項7】 熱軟化性接着剤を塗布した化粧シート1
    をその投影面積内の強度基板2の上面にロールにより押
    圧貼付するラッピング工程を経させて、これを空圧貼付
    装置の外部において前記化粧シート1の周縁部を四周枠
    18に拘束し、強度基板2を四周枠18で支持し又は強
    度基板2と多孔板材6とを四周枠18に組み立てたの
    ち、これを空圧貼付装置内に位置合わせ設置することを
    特徴とする請求項2項ないし6項記載の化粧シート貼り
    板材の製造方法。
  8. 【請求項8】 強度基板2の下面と側面の境界稜線にそ
    の板厚の0.2倍以上の板厚に及ぶ面取り加工又はアー
    ル加工を施し、減圧貼付加工時に化粧シートがこの面取
    り加工部又はアール加工部に回り込む程度に温度、圧
    力、時間の条件を設定することを特徴とする請求項2項
    ないし5項及び7項記載の化粧シート貼り板材の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 剛体押圧反射板8又は透明剛体押圧反射
    板8の化粧シート1との接触面に微小おうとつを形成
    し、この微小おうとつを化粧シート1に刻印することを
    特徴とする請求項2項ないし5項及び7項記載の化粧シ
    ート貼り板材の製造方法。
JP27438398A 1998-09-09 1998-09-09 化粧シート貼り板材の製造装置及び製造方法 Expired - Fee Related JP4132284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27438398A JP4132284B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 化粧シート貼り板材の製造装置及び製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27438398A JP4132284B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 化粧シート貼り板材の製造装置及び製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000085088A true JP2000085088A (ja) 2000-03-28
JP4132284B2 JP4132284B2 (ja) 2008-08-13

Family

ID=17540909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27438398A Expired - Fee Related JP4132284B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 化粧シート貼り板材の製造装置及び製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4132284B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009023142A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Toppan Forms Co Ltd フィルム吸着装置
JP2011022403A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Climb Products Co Ltd ワーク貼合方法、およびワーク貼合装置
CN109318573A (zh) * 2018-09-24 2019-02-12 安徽秋华建筑工程有限公司 一种岩棉保温板生产用真空无尘层压机
JP2019184751A (ja) * 2018-04-06 2019-10-24 信越エンジニアリング株式会社 貼合デバイスの製造装置及び貼合デバイスの製造方法
JP2019202515A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 バンドー化学株式会社 加飾成形品の製造方法
CN113352748A (zh) * 2021-05-11 2021-09-07 重庆宜居门业有限公司 一种双面覆膜机
CN114589915A (zh) * 2022-03-10 2022-06-07 业成科技(成都)有限公司 贴合设备
CN114670531A (zh) * 2022-04-07 2022-06-28 刘苏平 一种电加热钢板层压方法及其层压机
CN116985395A (zh) * 2023-09-26 2023-11-03 四川辰宇微视科技有限公司 一种用于微通道板封装的高精密高效覆膜装置及方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009023142A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Toppan Forms Co Ltd フィルム吸着装置
JP2011022403A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Climb Products Co Ltd ワーク貼合方法、およびワーク貼合装置
JP2019184751A (ja) * 2018-04-06 2019-10-24 信越エンジニアリング株式会社 貼合デバイスの製造装置及び貼合デバイスの製造方法
JP7063725B2 (ja) 2018-05-25 2022-05-09 バンドー化学株式会社 加飾成形品の製造方法
JP2019202515A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 バンドー化学株式会社 加飾成形品の製造方法
CN109318573A (zh) * 2018-09-24 2019-02-12 安徽秋华建筑工程有限公司 一种岩棉保温板生产用真空无尘层压机
CN113352748A (zh) * 2021-05-11 2021-09-07 重庆宜居门业有限公司 一种双面覆膜机
CN113352748B (zh) * 2021-05-11 2022-07-26 重庆宜居门业有限公司 一种双面覆膜机
CN114589915A (zh) * 2022-03-10 2022-06-07 业成科技(成都)有限公司 贴合设备
CN114589915B (zh) * 2022-03-10 2023-07-25 业成科技(成都)有限公司 贴合设备
CN114670531A (zh) * 2022-04-07 2022-06-28 刘苏平 一种电加热钢板层压方法及其层压机
CN116985395A (zh) * 2023-09-26 2023-11-03 四川辰宇微视科技有限公司 一种用于微通道板封装的高精密高效覆膜装置及方法
CN116985395B (zh) * 2023-09-26 2023-11-28 四川辰宇微视科技有限公司 一种用于微通道板封装的高精密高效覆膜装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4132284B2 (ja) 2008-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4473319B2 (ja) 固体基板に染色昇華画像を連続的に形成する装置
KR100733663B1 (ko) 신규의 용이 부착성 점착 시트 및 그의 제조방법
JP4132284B2 (ja) 化粧シート貼り板材の製造装置及び製造方法
JP3102916B2 (ja) 真空プレス積層成形方法および装置
JPH0811200A (ja) 真空プレス積層成形方法及び装置
JP3014979B2 (ja) 光ディスク製造方法およびそれに用いる装置
JP3394058B2 (ja) 化粧シート積層成形装置
JP3244527B2 (ja) 真空プレス積層成形装置
JP3253654B2 (ja) 真空プレス積層成形方法
EP0659112A1 (en) Method and machine for laminating a decorative layer to the surface of a three-dimensional object
KR20180009086A (ko) 곡면형 패널에 플렉서블 소재 부착방법
JP4297260B2 (ja) 化粧材及びその製造方法
KR20150049100A (ko) 보호 필름 박리 방법
JP2003127115A (ja) 化粧板及びその製造方法
KR20010039533A (ko) 장식용 첩착시트와 그 제조방법 및 장식용 첩착시트의첩착 대상물에의 접착방법
JPH04201443A (ja) クッション材
JP3202446B2 (ja) 熱硬化性樹脂化粧板の製造法
JP3845463B2 (ja) 皮革補修用熱転写シートおよびそれを用いた皮革の補修方法
JPH0332469B2 (ja)
JP4158871B2 (ja) 金属装飾体の製造方法及び製造装置
JP3731967B2 (ja) 薄膜インサート成形品の製造方法
JP4116903B2 (ja) ホットプレスの離型シート用貼着補助具及びホットプレスの離型シートの貼着方法
JP3188281B2 (ja) 真空積層成形方法及び装置
JP2004262163A (ja) ホットプレス用離型シート
JPS63156878A (ja) 接着剤付きシ−ト

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A681

Effective date: 19980909

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080602

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees