JP2000076880A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JP2000076880A JP2000076880A JP10242258A JP24225898A JP2000076880A JP 2000076880 A JP2000076880 A JP 2000076880A JP 10242258 A JP10242258 A JP 10242258A JP 24225898 A JP24225898 A JP 24225898A JP 2000076880 A JP2000076880 A JP 2000076880A
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Landscapes
- Non-Volatile Memory (AREA)
- Read Only Memory (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 動作タイミングのズレによる誤動作が生じる
ことなく、しかもチップ面積の増大を伴わない回路レイ
アウトを採用した半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 メモリセルアレイ1の奇数番目のブロッ
クB1,B3,…のワード線を駆動するワード線ドライ
バ回路31a1,31a2,…はメモリセルアレイ1の
左側に配置され、偶数番目のブロックB2,B4,…の
ワード線を駆動するワード線ドライバ回路31b1,3
1b2,…はメモリセルアレイ1の右側に配置される。
各ワード線ドライバ回路に選択信号を供給するブロック
アドレス選択回路32a1,32b1,32a2,32
b2,…は、メモリセルアレイ1の左側にまとめて配置
される。ブロックアドレス選択回路32b1,32b
2,…の出力信号線はメモリセルアレイ1の領域上を通
るスルー配線51として配設される。
ことなく、しかもチップ面積の増大を伴わない回路レイ
アウトを採用した半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 メモリセルアレイ1の奇数番目のブロッ
クB1,B3,…のワード線を駆動するワード線ドライ
バ回路31a1,31a2,…はメモリセルアレイ1の
左側に配置され、偶数番目のブロックB2,B4,…の
ワード線を駆動するワード線ドライバ回路31b1,3
1b2,…はメモリセルアレイ1の右側に配置される。
各ワード線ドライバ回路に選択信号を供給するブロック
アドレス選択回路32a1,32b1,32a2,32
b2,…は、メモリセルアレイ1の左側にまとめて配置
される。ブロックアドレス選択回路32b1,32b
2,…の出力信号線はメモリセルアレイ1の領域上を通
るスルー配線51として配設される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に係り、特にNAND型EEPROM等に適用して有用
な半導体記憶装置に関する。
に係り、特にNAND型EEPROM等に適用して有用
な半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体記憶装置の一つとし
て、電気的書き換えを可能としたEEPOMが知られて
いる。中でも、メモリセルを複数個直列接続してNAN
Dセルを構成するNANDセル型EEPROMは、高集
積化できるものとして注目されている。NAND型EE
PROMのメモリセルには、半導体基板上に電荷蓄積層
(浮遊ゲート)と制御ゲートとを積層形成したFETM
OS構造が用いられる。このメモリセルは、浮遊ゲート
に蓄積された電荷量によって、データ“0”,“1”を
記憶する。
て、電気的書き換えを可能としたEEPOMが知られて
いる。中でも、メモリセルを複数個直列接続してNAN
Dセルを構成するNANDセル型EEPROMは、高集
積化できるものとして注目されている。NAND型EE
PROMのメモリセルには、半導体基板上に電荷蓄積層
(浮遊ゲート)と制御ゲートとを積層形成したFETM
OS構造が用いられる。このメモリセルは、浮遊ゲート
に蓄積された電荷量によって、データ“0”,“1”を
記憶する。
【0003】NAND型EEPROMでのデータ書き込
みは、選択された制御ゲートに20V程度の昇圧された
書き込み電圧Vpgmを印加し、非選択の制御ゲートには
中間電圧Vpassを印加し、データ“0”,“1”に応じ
て選択メモリセルのチャネル電圧をコントロールする。
“0”データ書き込みのときは、ビット線から選択メモ
リセルのチャネルまで0Vを転送する。これにより選択
メモリセルでは、トンネル電流により浮遊ゲートに電子
が注入され、しきい値が正の状態(データ“0”)とな
る。“1”データ書き込みのときは、メモリセルのチャ
ネルをフローティングにする。この結果、チャネルは制
御ゲートからの容量結合により電位上昇するから、書き
込み電圧が制御ゲートに与えられたメモリセルでしきい
値の変動がなく、負のしきい値状態(データ“1”の消
去状態)に保たれる。
みは、選択された制御ゲートに20V程度の昇圧された
書き込み電圧Vpgmを印加し、非選択の制御ゲートには
中間電圧Vpassを印加し、データ“0”,“1”に応じ
て選択メモリセルのチャネル電圧をコントロールする。
“0”データ書き込みのときは、ビット線から選択メモ
リセルのチャネルまで0Vを転送する。これにより選択
メモリセルでは、トンネル電流により浮遊ゲートに電子
が注入され、しきい値が正の状態(データ“0”)とな
る。“1”データ書き込みのときは、メモリセルのチャ
ネルをフローティングにする。この結果、チャネルは制
御ゲートからの容量結合により電位上昇するから、書き
込み電圧が制御ゲートに与えられたメモリセルでしきい
値の変動がなく、負のしきい値状態(データ“1”の消
去状態)に保たれる。
【0004】NAND型EEPROMでのデータ消去
は、例えばメモリセルアレイ全体について、或いはブロ
ック単位で制御ゲートに0Vを印加し、基板或いはウェ
ルに20V程度の消去電圧Veraseを印加して、全メモ
リセルで浮遊ゲートの電荷を基板側に放出させる。これ
により、全メモリセルはしきい値が負のデータ“1”状
態に消去される。
は、例えばメモリセルアレイ全体について、或いはブロ
ック単位で制御ゲートに0Vを印加し、基板或いはウェ
ルに20V程度の消去電圧Veraseを印加して、全メモ
リセルで浮遊ゲートの電荷を基板側に放出させる。これ
により、全メモリセルはしきい値が負のデータ“1”状
態に消去される。
【0005】データ読み出しは、選択された制御ゲート
に0V、残りの制御ゲートにデータ“0”,“1”に拘
わらずメモリセルがオンする中間電圧Vreadを与えて、
NAND型セルが導通するか否かをビット線で検出する
ことにより行われる。NAND型EEPROMの各メモ
リセルの制御ゲートは行方向に連続的に配設されて、ワ
ード線となる。通常、1ワード線につながるメモリセル
の集合を1ページと呼ぶ。また、一つのNANDセル内
を選択する連続する複数本のワード線の範囲(8NAN
Dであれば、これに対応する8ワード線の範囲、16N
ANDであれば、16ワード線の範囲)をNANDブロ
ック(或いは単にブロック)と呼ぶ。1ページは例え
ば、256バイトのメモリセルにより構成され、1ペー
ジ分のメモリセルは同時に書き込み及び読み出しが行わ
れる。
に0V、残りの制御ゲートにデータ“0”,“1”に拘
わらずメモリセルがオンする中間電圧Vreadを与えて、
NAND型セルが導通するか否かをビット線で検出する
ことにより行われる。NAND型EEPROMの各メモ
リセルの制御ゲートは行方向に連続的に配設されて、ワ
ード線となる。通常、1ワード線につながるメモリセル
の集合を1ページと呼ぶ。また、一つのNANDセル内
を選択する連続する複数本のワード線の範囲(8NAN
Dであれば、これに対応する8ワード線の範囲、16N
ANDであれば、16ワード線の範囲)をNANDブロ
ック(或いは単にブロック)と呼ぶ。1ページは例え
ば、256バイトのメモリセルにより構成され、1ペー
ジ分のメモリセルは同時に書き込み及び読み出しが行わ
れる。
【0006】この様なNAND型EEPROMにおい
て、ワード線を選択駆動するロウデコーダ回路の各ワー
ド線に接続されるワード線ドライバ回路には、高電圧が
印加されるために、メモリセルよりチャネル長の長い高
電圧トランジスタが用いられる。このため、ワード線ド
ライバ回路の各高電圧トランジスタをワード線のピッチ
に配置することは難しい。この点を解決するため、ワー
ド線ドライバ回路をメモリセルアレイの両側に振り分け
て配置する方式が本出願人により既に提案されている
(特願平6−198840号参照)。
て、ワード線を選択駆動するロウデコーダ回路の各ワー
ド線に接続されるワード線ドライバ回路には、高電圧が
印加されるために、メモリセルよりチャネル長の長い高
電圧トランジスタが用いられる。このため、ワード線ド
ライバ回路の各高電圧トランジスタをワード線のピッチ
に配置することは難しい。この点を解決するため、ワー
ド線ドライバ回路をメモリセルアレイの両側に振り分け
て配置する方式が本出願人により既に提案されている
(特願平6−198840号参照)。
【0007】図11は、その一つの方式であり、メモリ
セルアレイのNANDセルを配列した一つのブロックB
の左側に第1のワード線ドライバ回路DRV1が配置さ
れ、右側に第2のワード線ドライバ回路DRV2が配置
される。第1のワード線ドライバ回路DRV1は、ブロ
ックB内の奇数番目のワード線WL1,WL3,…と、
ビット線側の選択ゲート線SG1を駆動する。第2のワ
ード線ドライバ回路RRV2は、偶数番目のワード線W
L0,WL2,…とソース側選択ゲート線SG2とを駆
動する。これらのワード線ドライバ回路DRV1,DR
V2に対して、ロウアドレスのデコード信号を供給する
ロウアドレス選択回路RDCは、一方のワード線ドライ
バ回路RDV1側に配置される。
セルアレイのNANDセルを配列した一つのブロックB
の左側に第1のワード線ドライバ回路DRV1が配置さ
れ、右側に第2のワード線ドライバ回路DRV2が配置
される。第1のワード線ドライバ回路DRV1は、ブロ
ックB内の奇数番目のワード線WL1,WL3,…と、
ビット線側の選択ゲート線SG1を駆動する。第2のワ
ード線ドライバ回路RRV2は、偶数番目のワード線W
L0,WL2,…とソース側選択ゲート線SG2とを駆
動する。これらのワード線ドライバ回路DRV1,DR
V2に対して、ロウアドレスのデコード信号を供給する
ロウアドレス選択回路RDCは、一方のワード線ドライ
バ回路RDV1側に配置される。
【0008】図12は、もう一つの方式である。この方
式では、メモリセルアレイのブロックB1内の全ワード
線を駆動するワード線ドライバ回路DRV1をメモリセ
ルアレイの左側に、隣接するブロックB2内の全ワード
線を駆動するワード線ドライバ回路DRV2を右側に配
置している。前述のように、ワード線ドライバ回路の各
高電圧トランジスタをワード線ピッチに配置することは
できないから、ワード線ドライバ回路DRV1,DRV
2の幅がブロックB1,B2の幅より大きくなるが、図
示のようにブロックB1,B2毎に交互にメモリセルア
レイの両側に振り分けることにより、ワード線ドライバ
回路DRV1,DRV2を配置することができる。
式では、メモリセルアレイのブロックB1内の全ワード
線を駆動するワード線ドライバ回路DRV1をメモリセ
ルアレイの左側に、隣接するブロックB2内の全ワード
線を駆動するワード線ドライバ回路DRV2を右側に配
置している。前述のように、ワード線ドライバ回路の各
高電圧トランジスタをワード線ピッチに配置することは
できないから、ワード線ドライバ回路DRV1,DRV
2の幅がブロックB1,B2の幅より大きくなるが、図
示のようにブロックB1,B2毎に交互にメモリセルア
レイの両側に振り分けることにより、ワード線ドライバ
回路DRV1,DRV2を配置することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図11のレイアウト方
式では、ブロックB内のワード線が左右のワード線ドラ
イバ回路RDV1,RDV2により駆動される。このた
め、ワード線が長く、そのRC時定数が大きい場合に
は、着目するNANDセル内で各メモリセルに所定電圧
が与えられるタイミングにズレが生じ、これにより誤書
き込み等の誤動作が生じるという問題がある。具体的に
例えば、ブロックB内のワード線WL3に書き込み電圧
Vpgm(=18V)を与え、残りのワード線に中間電圧
Vpass(=10V)を与えて、ワード線WL3に沿った
メモリセルにデータ書き込みを行う場合を例にとって説
明する。このとき、ブロックB内の左端のNANDセル
に着目すると、左側から充電されるワード線WL1,W
L3,WL5,WL7の左端にあるメモリセルの制御ゲ
ートは、100ns程度で所望の電圧にまで立ち上がる
のに対し、右側から駆動されるワード線WL0,WL
2,WL4,WL6の終端部にある制御ゲートは所望の
電圧に立ち上がるまでに例えば、4μsの時間を要す
る。
式では、ブロックB内のワード線が左右のワード線ドラ
イバ回路RDV1,RDV2により駆動される。このた
め、ワード線が長く、そのRC時定数が大きい場合に
は、着目するNANDセル内で各メモリセルに所定電圧
が与えられるタイミングにズレが生じ、これにより誤書
き込み等の誤動作が生じるという問題がある。具体的に
例えば、ブロックB内のワード線WL3に書き込み電圧
Vpgm(=18V)を与え、残りのワード線に中間電圧
Vpass(=10V)を与えて、ワード線WL3に沿った
メモリセルにデータ書き込みを行う場合を例にとって説
明する。このとき、ブロックB内の左端のNANDセル
に着目すると、左側から充電されるワード線WL1,W
L3,WL5,WL7の左端にあるメモリセルの制御ゲ
ートは、100ns程度で所望の電圧にまで立ち上がる
のに対し、右側から駆動されるワード線WL0,WL
2,WL4,WL6の終端部にある制御ゲートは所望の
電圧に立ち上がるまでに例えば、4μsの時間を要す
る。
【0010】従って、充電開始から4μsまでの間、左
端のNANDセルでは、ワード線WL3により選択され
たメモリセルの制御ゲートがVpgmになっているにも拘
わらず、ワード線WL0,WL2,WL4,WL6に沿
った非選択のメモリセルの制御ゲートはVpassに充電さ
れていない状態となる。中間電圧Vpassは、“1”書き
込みの場合にMAMDセル内の非選択のメモリセルのチ
ャネルを容量結合により電位上昇させるためのものであ
るから、中間電圧Vpassが不十分な状態で書き込み電圧
Vpgmが与えられると、非選択メモリセルのチャネル電
位が上昇せず、誤書き込みの原因となる。
端のNANDセルでは、ワード線WL3により選択され
たメモリセルの制御ゲートがVpgmになっているにも拘
わらず、ワード線WL0,WL2,WL4,WL6に沿
った非選択のメモリセルの制御ゲートはVpassに充電さ
れていない状態となる。中間電圧Vpassは、“1”書き
込みの場合にMAMDセル内の非選択のメモリセルのチ
ャネルを容量結合により電位上昇させるためのものであ
るから、中間電圧Vpassが不十分な状態で書き込み電圧
Vpgmが与えられると、非選択メモリセルのチャネル電
位が上昇せず、誤書き込みの原因となる。
【0011】これに対して、図12のレイアウト方式で
は、ブロック内の全ワード線が同じ側から駆動されるか
ら、上述した各メモリセルの選択のタイミングのズレは
問題にならない。しかし、このレイアウト方式の場合、
ロウアドレス選択回路が大きな面積を占めるという別の
問題がある。この点を以下に具体的に説明する。
は、ブロック内の全ワード線が同じ側から駆動されるか
ら、上述した各メモリセルの選択のタイミングのズレは
問題にならない。しかし、このレイアウト方式の場合、
ロウアドレス選択回路が大きな面積を占めるという別の
問題がある。この点を以下に具体的に説明する。
【0012】図13及び図14はそれぞれ、図11及び
図12のレイアウト方式を採用した場合について、二つ
のメモリセルアレイを持つメモリチップ上のロウデコー
ダ(ワード線ドライバ回路及びロウアドレス選択回路を
含む)のレイアウトを示している。図11の方式では、
メモリセルアレイの一端側にのみロウアドレス選択回路
RDCが設けられるから、ロウアドレス選択回路に入る
ロウアドレス信号線は、図13のように、チップ中央の
周辺回路領域のロウアドレス発生回路から出て、メモリ
セルアレイの周辺回路側のみに沿うように配置される。
これに対して、図12の方式では、メモリセルアレイの
両側にロウアドレス選択回路RDC1,RDC2が配置
されるため、ロウアドレス信号線は、図14のように配
設される。
図12のレイアウト方式を採用した場合について、二つ
のメモリセルアレイを持つメモリチップ上のロウデコー
ダ(ワード線ドライバ回路及びロウアドレス選択回路を
含む)のレイアウトを示している。図11の方式では、
メモリセルアレイの一端側にのみロウアドレス選択回路
RDCが設けられるから、ロウアドレス選択回路に入る
ロウアドレス信号線は、図13のように、チップ中央の
周辺回路領域のロウアドレス発生回路から出て、メモリ
セルアレイの周辺回路側のみに沿うように配置される。
これに対して、図12の方式では、メモリセルアレイの
両側にロウアドレス選択回路RDC1,RDC2が配置
されるため、ロウアドレス信号線は、図14のように配
設される。
【0013】1プロックが2N本のワード線からなり、
2Mブロックが配置される場合、ワード線選択を行うロ
ウアドレス信号線の本数は、2(N+M)である。具体
的に1ブロック8ワード線として、512ブロックを配
置した場合、ロウアドレス信号線の本数は、24本にな
る。従って、図14の方式では、ロウアドレス選択回路
の占有面積が大きなものとなる。また図14の方式で
は、周辺回路領域のロウアドレス発生回路から引き出さ
れたロウアドレス信号線をメモリセルアレイ両側のロウ
デコーダ領域まで導く配線領域の面積も大きい。
2Mブロックが配置される場合、ワード線選択を行うロ
ウアドレス信号線の本数は、2(N+M)である。具体
的に1ブロック8ワード線として、512ブロックを配
置した場合、ロウアドレス信号線の本数は、24本にな
る。従って、図14の方式では、ロウアドレス選択回路
の占有面積が大きなものとなる。また図14の方式で
は、周辺回路領域のロウアドレス発生回路から引き出さ
れたロウアドレス信号線をメモリセルアレイ両側のロウ
デコーダ領域まで導く配線領域の面積も大きい。
【0014】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、動作タイミングのズレによる誤動作が生じるこ
となく、しかもチップ面積の増大を伴わない回路レイア
ウトを採用した半導体記憶装置を提供することを目的と
している。
もので、動作タイミングのズレによる誤動作が生じるこ
となく、しかもチップ面積の増大を伴わない回路レイア
ウトを採用した半導体記憶装置を提供することを目的と
している。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、データを記憶するメモリセルが配置され、少
なくとも第1及び第2の二つのブロックに分けられたメ
モリセルアレイと、このメモリセルアレイの第1のブロ
ック内のワード線を選択駆動するためのワード線の一端
側に配置された第1のワード線ドライバ回路と、前記メ
モリセルアレイの第2のブロック内のワード線を選択駆
動するためのワード線の他端側に配置された第2のワー
ド線ドライバ回路と、アドレス信号が入力して前記第1
及び第2のワード線ドライバ回路にそれぞれブロック選
択信号を供給するための、前記第1及び第2のワード線
ドライバ回路のいずれか一方の側に配置された第1及び
第2のアドレス選択回路と、を有することを特徴とす
る。
憶装置は、データを記憶するメモリセルが配置され、少
なくとも第1及び第2の二つのブロックに分けられたメ
モリセルアレイと、このメモリセルアレイの第1のブロ
ック内のワード線を選択駆動するためのワード線の一端
側に配置された第1のワード線ドライバ回路と、前記メ
モリセルアレイの第2のブロック内のワード線を選択駆
動するためのワード線の他端側に配置された第2のワー
ド線ドライバ回路と、アドレス信号が入力して前記第1
及び第2のワード線ドライバ回路にそれぞれブロック選
択信号を供給するための、前記第1及び第2のワード線
ドライバ回路のいずれか一方の側に配置された第1及び
第2のアドレス選択回路と、を有することを特徴とす
る。
【0016】この発明に係る半導体記憶装置はまた、不
揮発にデータを記憶するメモリセルが配置され、それぞ
れ連続する複数本ずつのワード線を含むように少なくと
も第1及び第2の二つのブロックに分けられたメモリセ
ルアレイと、このメモリセルアレイの第1のブロック内
のワード線を選択駆動するためのワード線の一端側に配
置された第1のワード線ドライバ回路と、前記メモリセ
ルアレイの第2のブロック内のワード線を選択駆動する
ためのワード線の他端側に配置された第2のワード線ド
ライバ回路と、アドレス信号が入力して前記第1及び第
2のワード線ドライバ回路にそれぞれブロック選択信号
を供給するための、前記第1及び第2のワード線ドライ
バ回路のいずれか一方の側に配置された第1及び第2の
アドレス選択回路と、を有することを特徴とする。
揮発にデータを記憶するメモリセルが配置され、それぞ
れ連続する複数本ずつのワード線を含むように少なくと
も第1及び第2の二つのブロックに分けられたメモリセ
ルアレイと、このメモリセルアレイの第1のブロック内
のワード線を選択駆動するためのワード線の一端側に配
置された第1のワード線ドライバ回路と、前記メモリセ
ルアレイの第2のブロック内のワード線を選択駆動する
ためのワード線の他端側に配置された第2のワード線ド
ライバ回路と、アドレス信号が入力して前記第1及び第
2のワード線ドライバ回路にそれぞれブロック選択信号
を供給するための、前記第1及び第2のワード線ドライ
バ回路のいずれか一方の側に配置された第1及び第2の
アドレス選択回路と、を有することを特徴とする。
【0017】この発明において、前記第1のワード線ド
ライバ回路と第2のワード線ドライバ回路は前記メモリ
セルアレイのワード線の両端側にそれぞれ複数個ずつ配
置され、且つ前記メモリセルアレイの各ブロックのワー
ド線は、両端部のブロックを除いて連続する複数ブロッ
ク毎、具体的には例えば2ブロック毎に交互に第1及び
第2のワード線ドライバ回路に接続される。
ライバ回路と第2のワード線ドライバ回路は前記メモリ
セルアレイのワード線の両端側にそれぞれ複数個ずつ配
置され、且つ前記メモリセルアレイの各ブロックのワー
ド線は、両端部のブロックを除いて連続する複数ブロッ
ク毎、具体的には例えば2ブロック毎に交互に第1及び
第2のワード線ドライバ回路に接続される。
【0018】この発明において、前記第1,第2のアド
レス選択回路からそれぞれ前記第1,第2のワード線ド
ライバ回路に供給されるブロック選択信号のいずれか一
方の配線は、前記メモリセルアレイの領域上を横切って
配設される。
レス選択回路からそれぞれ前記第1,第2のワード線ド
ライバ回路に供給されるブロック選択信号のいずれか一
方の配線は、前記メモリセルアレイの領域上を横切って
配設される。
【0019】この発明において、メモリセルアレイのブ
ロック数が2以上である場合、例えば第1のワード線ド
ライバ回路は、メモリセルアレイの奇数番目の複数のブ
ロックにそれぞれ対応させて複数個配置され、第2のワ
ード線ドライバ回路は、メモリセルアレイの偶数番目の
複数のブロックにそれぞれ対応させて複数個配置され
る。或いはまた、第1のワード線ドライバ回路と第2の
ワード線ドライバ回路は、メモリセルアレイの各ブロッ
クのワード線が、両端部のブロックを除いて連続する2
ブロック毎に交互に第1及び第2のワード線ドライバ回
路に接続されるように、メモリセルアレイのワード線の
両端側にそれぞれ複数個ずつ配置される。
ロック数が2以上である場合、例えば第1のワード線ド
ライバ回路は、メモリセルアレイの奇数番目の複数のブ
ロックにそれぞれ対応させて複数個配置され、第2のワ
ード線ドライバ回路は、メモリセルアレイの偶数番目の
複数のブロックにそれぞれ対応させて複数個配置され
る。或いはまた、第1のワード線ドライバ回路と第2の
ワード線ドライバ回路は、メモリセルアレイの各ブロッ
クのワード線が、両端部のブロックを除いて連続する2
ブロック毎に交互に第1及び第2のワード線ドライバ回
路に接続されるように、メモリセルアレイのワード線の
両端側にそれぞれ複数個ずつ配置される。
【0020】この発明において例えばメモリセルは、基
板上にゲート絶縁膜を介して浮遊ゲートと制御ゲートが
積層された電気的書き換え可能なメモリセルである。更
にこの発明において好ましくは、メモリセルは、基板上
にゲート絶縁膜を介して浮遊ゲートと制御ゲートが積層
された電気的書き換え可能なメモリセルであり、隣接す
るメモリセルがソース、ドレインを共有して複数個ずつ
直列接続されてNANDセルを構成する。
板上にゲート絶縁膜を介して浮遊ゲートと制御ゲートが
積層された電気的書き換え可能なメモリセルである。更
にこの発明において好ましくは、メモリセルは、基板上
にゲート絶縁膜を介して浮遊ゲートと制御ゲートが積層
された電気的書き換え可能なメモリセルであり、隣接す
るメモリセルがソース、ドレインを共有して複数個ずつ
直列接続されてNANDセルを構成する。
【0021】この発明によると、ワード線ドライバ回路
は、メモリセルアレイのブロック単位でワード線の両端
部に振り分けて配置され、1ブロック内の全ワード線は
一方のワード線ドライバ回路から充電される。従って、
ワード線のRC時定数の影響によるメモリセルの動作タ
イミングのズレが生じることはない。具体的にこの発明
をNAND型EEPROMに適用した場合、データ書き
込みモードでは、1ブロック内で選択ワード線に書き込
み電圧が印加され、残りの非選択ワード線に中間電圧が
印加される。このとき、ワード線に沿って配置されるど
のNANDセルに着目しても、NANDセル内の複数の
メモリセルの制御ゲートが所定の電圧に達するタイミン
グにズレが生じることはない。データ書き込み動作での
誤書き込み等が防止される。この点は、従来の図12の
レイアウト方式と同様である。
は、メモリセルアレイのブロック単位でワード線の両端
部に振り分けて配置され、1ブロック内の全ワード線は
一方のワード線ドライバ回路から充電される。従って、
ワード線のRC時定数の影響によるメモリセルの動作タ
イミングのズレが生じることはない。具体的にこの発明
をNAND型EEPROMに適用した場合、データ書き
込みモードでは、1ブロック内で選択ワード線に書き込
み電圧が印加され、残りの非選択ワード線に中間電圧が
印加される。このとき、ワード線に沿って配置されるど
のNANDセルに着目しても、NANDセル内の複数の
メモリセルの制御ゲートが所定の電圧に達するタイミン
グにズレが生じることはない。データ書き込み動作での
誤書き込み等が防止される。この点は、従来の図12の
レイアウト方式と同様である。
【0022】一方この発明では、図12のレイアウト方
式と異なり、メモリセルアレイの両側に配置されたワー
ド線ドライバ回路にブロック選択信号を供給するアドレ
ス選択回路が、メモリセルアレイのワード線の一端側に
のみ配置される。従って、アドレス選択回路に入るアド
レス信号線は、図14に示した例におけるようにチップ
上で大きな面積を占有することはなく、図13と同様に
小さい面積に配設することができるから、チップ面積の
増大を抑えることができる。
式と異なり、メモリセルアレイの両側に配置されたワー
ド線ドライバ回路にブロック選択信号を供給するアドレ
ス選択回路が、メモリセルアレイのワード線の一端側に
のみ配置される。従って、アドレス選択回路に入るアド
レス信号線は、図14に示した例におけるようにチップ
上で大きな面積を占有することはなく、図13と同様に
小さい面積に配設することができるから、チップ面積の
増大を抑えることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図1は、この発明の一実施例に係
るNANDセル型EEPROMのブロック構成を示す。
メモリセルアレイ1は後述するように、不揮発性のメモ
リセルを直列接続したNANDセルを配列して構成され
る。このメモリセルアレイ1のビット線データをセンス
し、或いは書き込みデータを保持するためにセンスアン
プ回路(兼データラッチ)2が設けられている。センス
アンプ回路2は、データ書き込み後のベリファイ読み出
し及び書き込み不十分のメモリセルに対する再書き込み
を行う際のビット線電位制御をも行うもので、例えばC
MOSフリップフロップを主体として構成される。
の実施例を説明する。図1は、この発明の一実施例に係
るNANDセル型EEPROMのブロック構成を示す。
メモリセルアレイ1は後述するように、不揮発性のメモ
リセルを直列接続したNANDセルを配列して構成され
る。このメモリセルアレイ1のビット線データをセンス
し、或いは書き込みデータを保持するためにセンスアン
プ回路(兼データラッチ)2が設けられている。センス
アンプ回路2は、データ書き込み後のベリファイ読み出
し及び書き込み不十分のメモリセルに対する再書き込み
を行う際のビット線電位制御をも行うもので、例えばC
MOSフリップフロップを主体として構成される。
【0024】センスアンプ回路2は、データ入出力バッ
ファ6に接続されている。センスアンプ回路2とデータ
入出力バッファ6の間の接続は、アドレスバッファ5か
らのアドレス信号を受けるカラムデコーダ43の出力に
より制御される。メモリセルアレイ1に対して、メモリ
セルの選択を行うため、より具体的には制御ゲート及び
選択ゲートを制御するために、ロウデコーダ3が設けら
れている。基板電位制御回路7は、メモリセルアレイ1
が形成されるp型基板(又はp型ウェル)の電位を制御
するために設けられている。
ファ6に接続されている。センスアンプ回路2とデータ
入出力バッファ6の間の接続は、アドレスバッファ5か
らのアドレス信号を受けるカラムデコーダ43の出力に
より制御される。メモリセルアレイ1に対して、メモリ
セルの選択を行うため、より具体的には制御ゲート及び
選択ゲートを制御するために、ロウデコーダ3が設けら
れている。基板電位制御回路7は、メモリセルアレイ1
が形成されるp型基板(又はp型ウェル)の電位を制御
するために設けられている。
【0025】メモリセルアレイ1の選択されたメモリセ
ルにデータ書き込みを行う際に、電源電圧より昇圧され
た書き込み電圧Vpgmを発生するために、書き込み電圧
(Vpgm)発生回路9aが設けられている。このVpgm発
生回路9aとは別に、データ書き込み時に非選択のメモ
リセルに与えられる書き込み用中間電圧Vpassを発生す
るための書き込み用中間電圧(Vpass)発生回路9b、
及びデータ読出時(ベリファイ読み出し時を含む)に非
選択のメモリセルに与えられる読み出し用中間電圧Vre
adを発生するための読み出し用中間電圧(Vread)発生
回路9cが設けられている。
ルにデータ書き込みを行う際に、電源電圧より昇圧され
た書き込み電圧Vpgmを発生するために、書き込み電圧
(Vpgm)発生回路9aが設けられている。このVpgm発
生回路9aとは別に、データ書き込み時に非選択のメモ
リセルに与えられる書き込み用中間電圧Vpassを発生す
るための書き込み用中間電圧(Vpass)発生回路9b、
及びデータ読出時(ベリファイ読み出し時を含む)に非
選択のメモリセルに与えられる読み出し用中間電圧Vre
adを発生するための読み出し用中間電圧(Vread)発生
回路9cが設けられている。
【0026】書き込み用中間電圧Vpass、読み出し用中
間電圧Vreadは、書き込み電圧Vpgmよりは低いが、電
源電圧VCCより昇圧された電圧である。これらのVpgm
発生回路9a、Vpass発生回路9b、及びVread発生回
路9cを制御するために、制御信号発生回路8が設けら
れている。
間電圧Vreadは、書き込み電圧Vpgmよりは低いが、電
源電圧VCCより昇圧された電圧である。これらのVpgm
発生回路9a、Vpass発生回路9b、及びVread発生回
路9cを制御するために、制御信号発生回路8が設けら
れている。
【0027】図2(a)(b)は、メモリセルアレイ1
の一つのNANDセル部分の平面図と等価回路図であ
り、図3(a)(b)は図2(a)のA−A′,B−
B′断面図である。NANDセルは、p型シリコン基板
11の素子分離絶縁膜12で囲まれた領域に形成されて
いる。各メモリセルは、基板11にゲート絶縁膜13を
介して浮遊ゲート14(141,142,…,148)が
形成され、この上に層間絶縁膜15を介して制御ゲート
16(161,162,…,168)が形成されて、構成
されている。これらのメモリセルのソース、ドレイン拡
散層であるn型拡散層19(190,191,…,1
910)は、隣接するもの同士共有する形で接続され、こ
れによりNANDセルが構成されている。
の一つのNANDセル部分の平面図と等価回路図であ
り、図3(a)(b)は図2(a)のA−A′,B−
B′断面図である。NANDセルは、p型シリコン基板
11の素子分離絶縁膜12で囲まれた領域に形成されて
いる。各メモリセルは、基板11にゲート絶縁膜13を
介して浮遊ゲート14(141,142,…,148)が
形成され、この上に層間絶縁膜15を介して制御ゲート
16(161,162,…,168)が形成されて、構成
されている。これらのメモリセルのソース、ドレイン拡
散層であるn型拡散層19(190,191,…,1
910)は、隣接するもの同士共有する形で接続され、こ
れによりNANDセルが構成されている。
【0028】NANDセルのドレイン、ソース側にはそ
れぞれ、メモリセルの浮遊ゲート、制御ゲートと同時に
形成された選択ゲート149,169及び1410,1610
が設けられている。素子形成された基板上はCVD酸化
膜17により覆われ、この上にビット線18が配設され
ている。ビット線18はNANDセルの一端のドレイン
側拡散層19にコンタクトさせている。行方向に並ぶN
ANDセルの制御ゲート14は共通に制御ゲート線CG
1,CG2,…,CG8として配設されて、これがワー
ド線WL1,WL2,…,WL8となる。選択ゲート1
49,169及び1410,1610もそれぞれ行方向に連続
に配設されて選択ゲート線SG1,SG2となる。
れぞれ、メモリセルの浮遊ゲート、制御ゲートと同時に
形成された選択ゲート149,169及び1410,1610
が設けられている。素子形成された基板上はCVD酸化
膜17により覆われ、この上にビット線18が配設され
ている。ビット線18はNANDセルの一端のドレイン
側拡散層19にコンタクトさせている。行方向に並ぶN
ANDセルの制御ゲート14は共通に制御ゲート線CG
1,CG2,…,CG8として配設されて、これがワー
ド線WL1,WL2,…,WL8となる。選択ゲート1
49,169及び1410,1610もそれぞれ行方向に連続
に配設されて選択ゲート線SG1,SG2となる。
【0029】図4は、この様なNANDセルがマトリク
ス配列されたメモリセルアレイ1の等価回路を示してい
る。同一の制御ゲート線(ワード線)及び選択ゲート線
を共有する、破線で囲んだ範囲のNANDセル群をブロ
ックと称し、読み出し、書き込みの動作は通常、複数の
ブロックのうち一つを選択して行われる。
ス配列されたメモリセルアレイ1の等価回路を示してい
る。同一の制御ゲート線(ワード線)及び選択ゲート線
を共有する、破線で囲んだ範囲のNANDセル群をブロ
ックと称し、読み出し、書き込みの動作は通常、複数の
ブロックのうち一つを選択して行われる。
【0030】図5は、この実施例でのメモリセルアレイ
1とロウデコーダ3の部分のレイアウトであり、図6は
図5の一部を更に具体化して示したものである。メモリ
セルアレイ1は図示のように、ビット線方向に複数個の
ブロックB1,B2,…に分割されている。各ブロック
Biには、この実施例では図6に示すように、m+1個
のNANDセルai0〜aimが含まれる。
1とロウデコーダ3の部分のレイアウトであり、図6は
図5の一部を更に具体化して示したものである。メモリ
セルアレイ1は図示のように、ビット線方向に複数個の
ブロックB1,B2,…に分割されている。各ブロック
Biには、この実施例では図6に示すように、m+1個
のNANDセルai0〜aimが含まれる。
【0031】この実施例では、ロウデコーダ3の中のメ
モリセルアレイ1の各ブロックBiのワード線を駆動す
るワード線ドライバ回路31は、メモリセルアレイ1の
ワード線両端に振り分けて配置されている。即ち奇数番
目のブロックB1,B3,…をそれぞれ駆動するための
第1のワード線ドライバ回路31a(31a1,31a
2,…)は、メモリセルアレイ1の左側に、偶数番目の
ブロックB2,B4,…をそれぞれ駆動する第2のワー
ド線ドライバ回路31b(31b1,31b2,…)は
メモリセルアレイ1の右側に配置されている。
モリセルアレイ1の各ブロックBiのワード線を駆動す
るワード線ドライバ回路31は、メモリセルアレイ1の
ワード線両端に振り分けて配置されている。即ち奇数番
目のブロックB1,B3,…をそれぞれ駆動するための
第1のワード線ドライバ回路31a(31a1,31a
2,…)は、メモリセルアレイ1の左側に、偶数番目の
ブロックB2,B4,…をそれぞれ駆動する第2のワー
ド線ドライバ回路31b(31b1,31b2,…)は
メモリセルアレイ1の右側に配置されている。
【0032】ロウアドレスのうちブロックアドレスをデ
コードしてワード線ドライバ回路31a及び31bにそ
れぞれブロック選択信号を出力するブロックアドレス選
択回路32a(32a1,32a2,…)及び32b
(32b1,32b2,…)は、共にメモリセルアレイ
1の左側に配置されている。そして、ブロックアドレス
選択回路32bのブロック選択信号を、右側のワード線
ドライバ回路31bに供給するために、メモリセルアレ
イ1の領域を通過する配線51が配設されている。
コードしてワード線ドライバ回路31a及び31bにそ
れぞれブロック選択信号を出力するブロックアドレス選
択回路32a(32a1,32a2,…)及び32b
(32b1,32b2,…)は、共にメモリセルアレイ
1の左側に配置されている。そして、ブロックアドレス
選択回路32bのブロック選択信号を、右側のワード線
ドライバ回路31bに供給するために、メモリセルアレ
イ1の領域を通過する配線51が配設されている。
【0033】メモリセルアレイ1の領域を通過するブロ
ック選択信号配線51としては、例えば図3に示すビッ
ト線(BL)18を第2層金属配線として、第1層金属
配線を用いることができる。配線51は、メモリセルア
レイ1のワード線WL及び共通ソース線62と平行に配
設される。従って第1層金属配線は、配線51の他、選
択ゲート線SGを低抵抗化するための、選択ゲート線S
Gに適当な位置でコンタクトする裏打ち配線(バイパス
配線)として、更に共通ソース線52としても用いるこ
とができる。配線51はビット線BLと交差するから、
ビット線BLと異なる層の金属配線であればよく、上と
逆にビット線BLを第1層金属配線により形成し、第2
層金属配線によって配線51を形成してもよい。更に、
通常2層金属配線構造とする場合に、配線51を第3層
金属配線として最上層に加えることもできる。
ック選択信号配線51としては、例えば図3に示すビッ
ト線(BL)18を第2層金属配線として、第1層金属
配線を用いることができる。配線51は、メモリセルア
レイ1のワード線WL及び共通ソース線62と平行に配
設される。従って第1層金属配線は、配線51の他、選
択ゲート線SGを低抵抗化するための、選択ゲート線S
Gに適当な位置でコンタクトする裏打ち配線(バイパス
配線)として、更に共通ソース線52としても用いるこ
とができる。配線51はビット線BLと交差するから、
ビット線BLと異なる層の金属配線であればよく、上と
逆にビット線BLを第1層金属配線により形成し、第2
層金属配線によって配線51を形成してもよい。更に、
通常2層金属配線構造とする場合に、配線51を第3層
金属配線として最上層に加えることもできる。
【0034】第1,第2のブロック選択回路32a,3
2bをメモリセルアレイ1の右側に配置してもよい。こ
の場合には、第1のブロック選択回路32aのブロック
選択信号配線をメモリセルアレイ1の領域を横切って配
設することになる。
2bをメモリセルアレイ1の右側に配置してもよい。こ
の場合には、第1のブロック選択回路32aのブロック
選択信号配線をメモリセルアレイ1の領域を横切って配
設することになる。
【0035】図7は、図6のうち特にワード線ドライバ
回路31a1、ブロックアドレス選択回路32a1,3
2b1の部分の構成を具体的に示したものである。所定
のブロックアドレスRAi,RBi,RCi及びイネー
ブル信号RDENBXが入ってブロックアドレス選択回
路32a1のブロック選択信号RDECL1が“H”と
なり、これによりブロックB1が選択される。このブロ
ック選択信号RDECI1は、制御信号BSTON及び
電源VCCによりそれぞれゲートが制御されるDタイプの
NMOSトランジスタQ701,Q702を介して、ノ
ードN0に転送される。これらのトランジスタQ70
1,Q702は高電圧トランジスタであり、しきい値は
例えば、−1V程度である。
回路31a1、ブロックアドレス選択回路32a1,3
2b1の部分の構成を具体的に示したものである。所定
のブロックアドレスRAi,RBi,RCi及びイネー
ブル信号RDENBXが入ってブロックアドレス選択回
路32a1のブロック選択信号RDECL1が“H”と
なり、これによりブロックB1が選択される。このブロ
ック選択信号RDECI1は、制御信号BSTON及び
電源VCCによりそれぞれゲートが制御されるDタイプの
NMOSトランジスタQ701,Q702を介して、ノ
ードN0に転送される。これらのトランジスタQ70
1,Q702は高電圧トランジスタであり、しきい値は
例えば、−1V程度である。
【0036】このノードN0で駆動されるEタイプNM
OSトランジスタQ611〜Q618、Q621,Q6
22はそれぞれ、選択ブロックB1のワード線WL1〜
WL8、選択ゲート線SG1,SG2を駆動する駆動ト
ランジスタである。これらの駆動トランジスタも高電圧
トランジスタであり、しきい値は0.6V程度に設定さ
れている。
OSトランジスタQ611〜Q618、Q621,Q6
22はそれぞれ、選択ブロックB1のワード線WL1〜
WL8、選択ゲート線SG1,SG2を駆動する駆動ト
ランジスタである。これらの駆動トランジスタも高電圧
トランジスタであり、しきい値は0.6V程度に設定さ
れている。
【0037】EタイプNMOSトランジスタQ704,
Q705、IタイプNMOSトランジスタQ703、キ
ャパシタC71,C72及びインバータ74の部分は、
昇圧回路から得られる電圧VRDECをノードN0に転
送するためのチャージポンプ作用を利用したスイッチ回
路70を構成している。電圧VRDECは具体的には、
動作モードに応じて、図1に示すVpgm発生回路9a,
Vread発生回路9cから発生される書き込み電圧Vpg
m,読み出し電圧Vread,或いはVCCである。Iタイプ
NMOSトランジスタQ703のしきい値は、0.2V
程度である。このスイッチ回路70も高電圧トランジス
タを用いて構成される。
Q705、IタイプNMOSトランジスタQ703、キ
ャパシタC71,C72及びインバータ74の部分は、
昇圧回路から得られる電圧VRDECをノードN0に転
送するためのチャージポンプ作用を利用したスイッチ回
路70を構成している。電圧VRDECは具体的には、
動作モードに応じて、図1に示すVpgm発生回路9a,
Vread発生回路9cから発生される書き込み電圧Vpg
m,読み出し電圧Vread,或いはVCCである。Iタイプ
NMOSトランジスタQ703のしきい値は、0.2V
程度である。このスイッチ回路70も高電圧トランジス
タを用いて構成される。
【0038】キャパシタC71,C72は、DタイプN
MOSトランジスタを用いたMOSキャパシタである。
ブロックB1が選択されてノードN0に“H”が転送さ
れると、電圧VRDECがドレインに与えられたNMO
SトランジスタQ704がオンして、電圧VRDECは
このNMOSトランジスタQ704及びダイオード接続
されたNMOSトランジスタQ703を介して、ノード
N0に転送される。
MOSトランジスタを用いたMOSキャパシタである。
ブロックB1が選択されてノードN0に“H”が転送さ
れると、電圧VRDECがドレインに与えられたNMO
SトランジスタQ704がオンして、電圧VRDECは
このNMOSトランジスタQ704及びダイオード接続
されたNMOSトランジスタQ703を介して、ノード
N0に転送される。
【0039】チャージポンプ作用は、ブロック選択出力
RDECI1と交流信号CRDが入るNANDゲート7
3により制御される。即ちブロック選択信号RDEC1
が“H”のときに、NANDゲート73の出力には交流
信号CRDが現れる。この交流信号CRDにより、互い
に逆相駆動されるキャパシタC71,C72とNMOS
トランジスタQ703の部分でチャージポンピングが行
われる。この結果、MOSトランジスタQ703,Q7
04のしきい値分の電圧降下を伴うことなく、電圧VR
DECはノードN0に転送されることになる。ノードN
0は、VRDECよりも高い電圧VRDEC+αまで上
昇可能であるが、NMOSトランジスタQ705がこの
ノードN0の電圧上昇を抑制している。即ちNMOSト
ランジスタQ705のしきい値をVthとすると、ノード
N0の電圧は、VRDEC+Vth以下に抑えられる。
RDECI1と交流信号CRDが入るNANDゲート7
3により制御される。即ちブロック選択信号RDEC1
が“H”のときに、NANDゲート73の出力には交流
信号CRDが現れる。この交流信号CRDにより、互い
に逆相駆動されるキャパシタC71,C72とNMOS
トランジスタQ703の部分でチャージポンピングが行
われる。この結果、MOSトランジスタQ703,Q7
04のしきい値分の電圧降下を伴うことなく、電圧VR
DECはノードN0に転送されることになる。ノードN
0は、VRDECよりも高い電圧VRDEC+αまで上
昇可能であるが、NMOSトランジスタQ705がこの
ノードN0の電圧上昇を抑制している。即ちNMOSト
ランジスタQ705のしきい値をVthとすると、ノード
N0の電圧は、VRDEC+Vth以下に抑えられる。
【0040】ブロック選択信号RDECI1がインバー
タ71により反転された信号RDECI1Bにより制御
されるEタイプMOSトランジスタQ631,Q632
は、書き込み及び読み出し時にこのブロックB1が非選
択の時に選択ゲート線SG1,SG2をそれぞれ接地電
位SGDSに設定するために設けられている。
タ71により反転された信号RDECI1Bにより制御
されるEタイプMOSトランジスタQ631,Q632
は、書き込み及び読み出し時にこのブロックB1が非選
択の時に選択ゲート線SG1,SG2をそれぞれ接地電
位SGDSに設定するために設けられている。
【0041】ブロックアドレス選択回路32b1から得
られる選択信号RDECI2は、前述のようにメモリセ
ルアレイ1の領域を通過する配線51により、メモリセ
ルアレイ1の右側に配置されたワード線ドライバ回路3
1b1に供給される。次にこの実施例のEEPROMの
データ読み出し、書き込み及び消去の動作をロウデコー
ダに着目しながら説明する。
られる選択信号RDECI2は、前述のようにメモリセ
ルアレイ1の領域を通過する配線51により、メモリセ
ルアレイ1の右側に配置されたワード線ドライバ回路3
1b1に供給される。次にこの実施例のEEPROMの
データ読み出し、書き込み及び消去の動作をロウデコー
ダに着目しながら説明する。
【0042】データ読み出し時は、ブロックB1のワー
ド線WL1が選択されたとすると、これにつながる端子
CGN1が0Vに設定される。残りの非選択ワード線に
つながる端子CGN2〜CGN8は、Vread発生回路9
cから出力される、メモリセルをオンさせる電圧Vread
(例えば、4.5V)に設定される。選択ゲート線SG
1,SG2につながる端子SGN1,SGN2にもVre
adが与えられる。
ド線WL1が選択されたとすると、これにつながる端子
CGN1が0Vに設定される。残りの非選択ワード線に
つながる端子CGN2〜CGN8は、Vread発生回路9
cから出力される、メモリセルをオンさせる電圧Vread
(例えば、4.5V)に設定される。選択ゲート線SG
1,SG2につながる端子SGN1,SGN2にもVre
adが与えられる。
【0043】具体的には、データ読み出し時、イネーブ
ル信号RDENBXが“H”になると、ブロックアドレ
ス選択回路32a,32bが活性化される。そして、ア
ドレスRAi,RBi,RCiが全て“H”になると、
ブロックアドレス選択回路32aの出力REDCI1は
“H”、その反転信号REDCI1Bは“L”になる。
ル信号RDENBXが“H”になると、ブロックアドレ
ス選択回路32a,32bが活性化される。そして、ア
ドレスRAi,RBi,RCiが全て“H”になると、
ブロックアドレス選択回路32aの出力REDCI1は
“H”、その反転信号REDCI1Bは“L”になる。
【0044】データ読み出し中は、ドライバ回路31に
与えられる電圧VRDECはVreadより僅かに高い値に
値に設定される。また制御信号BSTONが“L”にな
り、ノードN0とNANDゲート73の入力端の間が分
離される。そして、RDECI1=“H”が入力された
NANDゲート73を発振出力CRDが通り、これによ
りスイッチ回路70が動作して、ノードN0にはほぼ電
圧VRDEC(=約8V)が転送される。この結果、ブ
ロックB1のワード線ドライブ素子であるNMOSトラ
ンジスタQ611〜Q618,Q621,Q622がオ
ンになり、端子CGN1〜CGN8,SGN1,SGN
2の電圧がワード線WL1〜WL8,選択ゲート線SG
1,SG2に与えられる。
与えられる電圧VRDECはVreadより僅かに高い値に
値に設定される。また制御信号BSTONが“L”にな
り、ノードN0とNANDゲート73の入力端の間が分
離される。そして、RDECI1=“H”が入力された
NANDゲート73を発振出力CRDが通り、これによ
りスイッチ回路70が動作して、ノードN0にはほぼ電
圧VRDEC(=約8V)が転送される。この結果、ブ
ロックB1のワード線ドライブ素子であるNMOSトラ
ンジスタQ611〜Q618,Q621,Q622がオ
ンになり、端子CGN1〜CGN8,SGN1,SGN
2の電圧がワード線WL1〜WL8,選択ゲート線SG
1,SG2に与えられる。
【0045】これにより、選択されたワード線WL1に
つながるメモリセルは、データ“1”ならばオンして、
ビット線電位は低下する。データ“0”であれば、メモ
リセルはオフであり、ビット線の電位低下はない。この
ビット線の電位変化をセンスアンプ回路により検出する
ことにより、データが読み出される。
つながるメモリセルは、データ“1”ならばオンして、
ビット線電位は低下する。データ“0”であれば、メモ
リセルはオフであり、ビット線の電位低下はない。この
ビット線の電位変化をセンスアンプ回路により検出する
ことにより、データが読み出される。
【0046】非選択ブロックでは、ブロック選択信号R
DECIが“L”、その反転信号RDECIBが“H”
になる。これにより、選択ゲート線SG1,SG2が接
地される。また、非選択ブロックでは発振出力CRDが
スイッチ回路70に転送されず、制御信号BSTONが
“H”であって、ノードN0が0V、従って全ワード線
がフローティングに保たれる。
DECIが“L”、その反転信号RDECIBが“H”
になる。これにより、選択ゲート線SG1,SG2が接
地される。また、非選択ブロックでは発振出力CRDが
スイッチ回路70に転送されず、制御信号BSTONが
“H”であって、ノードN0が0V、従って全ワード線
がフローティングに保たれる。
【0047】データ書き込み時は、“0”データ書き込
みを行うビット線に0V、“1”データ書き込みを行う
ビット線にVCCが与えられ、選択されたワード線には書
き込み電圧Vpgm(約20V)、非選択ワード線には中
間電圧Vpass(約10V)が与えられ、ビット線側の選
択ゲート線SG1にはVCC、共通ソース線側の選択ゲー
ト線SG2には0Vが与えられる。アドレス選択回路3
2及びドライバ回路31内のスイッチ回路70の動作
は、読み出し時と基本的に同じである。但しデータ書き
込み時、電圧VRDECは、書き込み電圧Vpgmより僅
かに高い値に設定され、これがノードN0に転送され
る。これにより、NMOSトランジスタQ611〜Q6
18がオン駆動され、端子CGN1〜CGN8の電圧が
ワード線WL1〜WL8に与えられる。そして、“0”
データが与えられたビット線に沿った選択メモリセルで
は浮遊ゲートに電子注入が生じて、しきい値が正の状態
になる。“1”データが与えられたビット線に沿った選
択メモリセルでは、フローティングのチャネルが制御ゲ
ートとの容量結合で電位上昇して、電子注入は生じな
い。
みを行うビット線に0V、“1”データ書き込みを行う
ビット線にVCCが与えられ、選択されたワード線には書
き込み電圧Vpgm(約20V)、非選択ワード線には中
間電圧Vpass(約10V)が与えられ、ビット線側の選
択ゲート線SG1にはVCC、共通ソース線側の選択ゲー
ト線SG2には0Vが与えられる。アドレス選択回路3
2及びドライバ回路31内のスイッチ回路70の動作
は、読み出し時と基本的に同じである。但しデータ書き
込み時、電圧VRDECは、書き込み電圧Vpgmより僅
かに高い値に設定され、これがノードN0に転送され
る。これにより、NMOSトランジスタQ611〜Q6
18がオン駆動され、端子CGN1〜CGN8の電圧が
ワード線WL1〜WL8に与えられる。そして、“0”
データが与えられたビット線に沿った選択メモリセルで
は浮遊ゲートに電子注入が生じて、しきい値が正の状態
になる。“1”データが与えられたビット線に沿った選
択メモリセルでは、フローティングのチャネルが制御ゲ
ートとの容量結合で電位上昇して、電子注入は生じな
い。
【0048】データ消去は、ビット線及び共通ソース線
がフローティングに保たれ、メモリセルアレイが形成さ
れたウェルに消去電圧Vera(約20V)が与えられ
る。また選択ブロックの全ワード線が0Vに設定され
る。
がフローティングに保たれ、メモリセルアレイが形成さ
れたウェルに消去電圧Vera(約20V)が与えられ
る。また選択ブロックの全ワード線が0Vに設定され
る。
【0049】ワード線ドライバ回路31内では、このデ
ータ消去の際、発振出力CRDは供給されず、制御信号
BSTONが“H”で、ノードN0はVCCに設定され
る。これにより、NMOSトランジスタQ611〜Q6
18がオン駆動され、端子CGN1〜CGN8の0Vが
ワード線WL1〜WL8に与えられ、浮遊ゲートからの
電子放出により、全メモリセルのデータが消去される。
非選択ブロックでは、全ワード線をフローティングに保
つことにより、ウェルとの容量結合で制御ゲートが電位
上昇し、データ消去が防止される。データ消去時、SG
N1,SGN2,SGDSはVCCに設定される。その結
果、選択ゲートSG1及びSG2はフローティングにな
り、ウェルとの容量結合で電位上昇する。従って選択ゲ
ートのゲート電極とチャネルとの間に電位差を生じない
ため、選択ゲートの酸化膜が破壊されることはない。
ータ消去の際、発振出力CRDは供給されず、制御信号
BSTONが“H”で、ノードN0はVCCに設定され
る。これにより、NMOSトランジスタQ611〜Q6
18がオン駆動され、端子CGN1〜CGN8の0Vが
ワード線WL1〜WL8に与えられ、浮遊ゲートからの
電子放出により、全メモリセルのデータが消去される。
非選択ブロックでは、全ワード線をフローティングに保
つことにより、ウェルとの容量結合で制御ゲートが電位
上昇し、データ消去が防止される。データ消去時、SG
N1,SGN2,SGDSはVCCに設定される。その結
果、選択ゲートSG1及びSG2はフローティングにな
り、ウェルとの容量結合で電位上昇する。従って選択ゲ
ートのゲート電極とチャネルとの間に電位差を生じない
ため、選択ゲートの酸化膜が破壊されることはない。
【0050】この実施例においては、図5に示したよう
に、メモリセルアレイ1の各ブロック内で全てのワード
線が同じ側から駆動される。従って、従来の図11の回
路方式におけるような、各NANDセル内での制御ゲー
トの駆動タイミングがずれることはなく、誤書き込み等
が防止される。また、メモリセルアレイ1の両側に配置
したワード線ドライバ回路31a,31bを制御するた
めのアドレス選択回路32a,32bは共に、メモリセ
ルアレイ1の一方側にのみ配置されるから、ロウアドレ
ス信号線を図13の例と同様にメモリセルアレイ1の一
方側にのみ配設することができ、チップ面積を増大させ
ることもない。
に、メモリセルアレイ1の各ブロック内で全てのワード
線が同じ側から駆動される。従って、従来の図11の回
路方式におけるような、各NANDセル内での制御ゲー
トの駆動タイミングがずれることはなく、誤書き込み等
が防止される。また、メモリセルアレイ1の両側に配置
したワード線ドライバ回路31a,31bを制御するた
めのアドレス選択回路32a,32bは共に、メモリセ
ルアレイ1の一方側にのみ配置されるから、ロウアドレ
ス信号線を図13の例と同様にメモリセルアレイ1の一
方側にのみ配設することができ、チップ面積を増大させ
ることもない。
【0051】図8は、図5のレイアウトを基本として、
図6とは少し異なるレイアウトとした実施例である。図
6の実施例では、ビット線コンタクト61を共有するブ
ロックについて、ワード線ドライバ回路31a,31b
を交互にメモリセルアレイ1の両側に配置したのに対
し、この実施例では、共通ソース線62を共有するブロ
ックについて、ワード線ドライバ回路32a,32bが
交互に配置されるようにしている。その他、先の実施例
と同様である。
図6とは少し異なるレイアウトとした実施例である。図
6の実施例では、ビット線コンタクト61を共有するブ
ロックについて、ワード線ドライバ回路31a,31b
を交互にメモリセルアレイ1の両側に配置したのに対
し、この実施例では、共通ソース線62を共有するブロ
ックについて、ワード線ドライバ回路32a,32bが
交互に配置されるようにしている。その他、先の実施例
と同様である。
【0052】図9は、図5のレイアウトを変形した実施
例である。図5の実施例では、メモリセルアレイ1の奇
数番目の複数のブロックB1,B3,…にそれぞれ対応
させて左側に第1のワード線ドライバ回路31a1,3
1a2,…を配置し、偶数番目のブロックB2,B4,
…にそれぞれ対応させて右側に第2のワード線ドライバ
回路31b1,31b2,…を配置した。これに対し図
9の実施例では、第1番目のブロックB1のワード線は
左側のワード線ドライバ回路31a1に接続され、2番
目及び3番目のブロックB2,B3のワード線は右側の
第2のワード線ドライバ回路31b1,31b2に接続
され、続く4番目及び5番目のブロックB4及びB5の
ワード線は左側のワード線ドライバ回路31a2,31
a3に接続されている。以下同様にして、メモリセルア
レイ1の各ブロックのワード線は、両端部のブロックを
除いて連続する2ブロック毎に交互に左右に配置した第
1及び第2のワード線ドライバ回路31a,31bに接
続される。
例である。図5の実施例では、メモリセルアレイ1の奇
数番目の複数のブロックB1,B3,…にそれぞれ対応
させて左側に第1のワード線ドライバ回路31a1,3
1a2,…を配置し、偶数番目のブロックB2,B4,
…にそれぞれ対応させて右側に第2のワード線ドライバ
回路31b1,31b2,…を配置した。これに対し図
9の実施例では、第1番目のブロックB1のワード線は
左側のワード線ドライバ回路31a1に接続され、2番
目及び3番目のブロックB2,B3のワード線は右側の
第2のワード線ドライバ回路31b1,31b2に接続
され、続く4番目及び5番目のブロックB4及びB5の
ワード線は左側のワード線ドライバ回路31a2,31
a3に接続されている。以下同様にして、メモリセルア
レイ1の各ブロックのワード線は、両端部のブロックを
除いて連続する2ブロック毎に交互に左右に配置した第
1及び第2のワード線ドライバ回路31a,31bに接
続される。
【0053】ここまでの実施例では、メモリセルアレイ
1の1ブロック毎、或いは2ブロック毎に第1及び第2
のワード線ドライバ回路31a,31bがメモリセルア
レイ1の両側に振り分けられ、第1及び第2のワード線
ドライバ回路31a,31bはほぼ同数(ブロック数が
偶数であれば、同数)になる。またここまでの実施例で
は、ブロックのビット線方向の幅に対して、高電圧MO
Sトランジスタを用いるワード線ドライバ回路の幅が大
きくなることを前提として、ワード線ドライバ回路をメ
モリセルアレイ1の両側に分散させている。この場合、
ワード線ドライバ回路の幅がブロック幅の2倍以下に納
められれば、上記実施例の手法により、メモリセルアレ
イ1の両側にそれぞれ配置される複数のワード線ドライ
バ回路は、ほぼ直線上に並べて配置することが可能であ
る。
1の1ブロック毎、或いは2ブロック毎に第1及び第2
のワード線ドライバ回路31a,31bがメモリセルア
レイ1の両側に振り分けられ、第1及び第2のワード線
ドライバ回路31a,31bはほぼ同数(ブロック数が
偶数であれば、同数)になる。またここまでの実施例で
は、ブロックのビット線方向の幅に対して、高電圧MO
Sトランジスタを用いるワード線ドライバ回路の幅が大
きくなることを前提として、ワード線ドライバ回路をメ
モリセルアレイ1の両側に分散させている。この場合、
ワード線ドライバ回路の幅がブロック幅の2倍以下に納
められれば、上記実施例の手法により、メモリセルアレ
イ1の両側にそれぞれ配置される複数のワード線ドライ
バ回路は、ほぼ直線上に並べて配置することが可能であ
る。
【0054】また、ワード線ドライバ回路のレイアウト
を考慮すれば、3ブロック毎、或いは4ブロック毎にワ
ード線ドライバ回路をメモリセルアレイ1の両側に交互
に配置することもできる。
を考慮すれば、3ブロック毎、或いは4ブロック毎にワ
ード線ドライバ回路をメモリセルアレイ1の両側に交互
に配置することもできる。
【0055】図9の実施例において、同じ側にワード線
ドライバ回路を配置した隣接ブロック、例えばブロック
B2とB3、或いはブロックB4とB5は、ビット線コ
ンタクトを共有するものであっても、或いは共通ソース
線を共有するものであってもよい。また、隣接ブロック
がビット線コンタクトを共有する場合に、ビット線コン
タクト側の選択ゲート線を一本にまとめて駆動する方式
とすることも有効である。
ドライバ回路を配置した隣接ブロック、例えばブロック
B2とB3、或いはブロックB4とB5は、ビット線コ
ンタクトを共有するものであっても、或いは共通ソース
線を共有するものであってもよい。また、隣接ブロック
がビット線コンタクトを共有する場合に、ビット線コン
タクト側の選択ゲート線を一本にまとめて駆動する方式
とすることも有効である。
【0056】図10は具体的に、図9における隣接する
二つのブロックB4,B5に着目して、選択ゲート線S
G1を共通化した場合の具体構成を、ワード線ドライバ
回路31a2,31a3との関係で示している。図示の
ように二つのブロックB4,B5のビット線コンタクト
61側の選択ゲート線SG1は、一本の選択ゲート線S
G0としてまとめられて、これがワード線ドライバ回路
31a2,31a3により駆動される。ワード線ドライ
バ回路31a2,31a3の具体構成は、図7と同様で
あるので、詳細説明は省略する。
二つのブロックB4,B5に着目して、選択ゲート線S
G1を共通化した場合の具体構成を、ワード線ドライバ
回路31a2,31a3との関係で示している。図示の
ように二つのブロックB4,B5のビット線コンタクト
61側の選択ゲート線SG1は、一本の選択ゲート線S
G0としてまとめられて、これがワード線ドライバ回路
31a2,31a3により駆動される。ワード線ドライ
バ回路31a2,31a3の具体構成は、図7と同様で
あるので、詳細説明は省略する。
【0057】共通選択ゲート線SG0は、ブロックアド
レス選択回路32a2,32a3の出力信号RDECI
2,RDECI1の反転信号RDECI2B,RDEC
I1Bによりそれぞれゲートが制御される二つのNMO
SトランジスタQ633,Q634を介して接地され
る。即ち、二つのブロックB4,B5が共に非選択のと
き、RDECI1B=RDECI2B=“H”となっ
て、共通選択ゲート線SG0は接地される。
レス選択回路32a2,32a3の出力信号RDECI
2,RDECI1の反転信号RDECI2B,RDEC
I1Bによりそれぞれゲートが制御される二つのNMO
SトランジスタQ633,Q634を介して接地され
る。即ち、二つのブロックB4,B5が共に非選択のと
き、RDECI1B=RDECI2B=“H”となっ
て、共通選択ゲート線SG0は接地される。
【0058】この発明は、上記実施例に限られない。実
施例では、NAND型EEPROMを説明したが、他の
電気的書き替え可能な不揮発性メモリであるNOR型、
AND型、DINOR型EEPROMにも同様にこの発
明を適用することができる。更にこの発明は、紫外線消
去型のEPROMや書き換えができないマスクROMに
も適用可能である。
施例では、NAND型EEPROMを説明したが、他の
電気的書き替え可能な不揮発性メモリであるNOR型、
AND型、DINOR型EEPROMにも同様にこの発
明を適用することができる。更にこの発明は、紫外線消
去型のEPROMや書き換えができないマスクROMに
も適用可能である。
【0059】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、ワ
ード線ドライバ回路は、メモリセルアレイのブロック単
位でワード線の両端部に振り分けて配置され、1ブロッ
ク内の全ワード線は一方のワード線ドライバ回路から充
電されるため、メモリセルの動作タイミングのズレが生
じることはない。またこの発明では、メモリセルアレイ
の両側に配置されたワード線ドライバ回路に選択信号を
供給するアドレス選択回路は、メモリセルアレイのワー
ド線の一端側にのみ配置される。従って、アドレス選択
回路に入るアドレス信号線は、チップ上で大きな面積を
占有することはなく、チップ面積の増大を抑えることが
できる。
ード線ドライバ回路は、メモリセルアレイのブロック単
位でワード線の両端部に振り分けて配置され、1ブロッ
ク内の全ワード線は一方のワード線ドライバ回路から充
電されるため、メモリセルの動作タイミングのズレが生
じることはない。またこの発明では、メモリセルアレイ
の両側に配置されたワード線ドライバ回路に選択信号を
供給するアドレス選択回路は、メモリセルアレイのワー
ド線の一端側にのみ配置される。従って、アドレス選択
回路に入るアドレス信号線は、チップ上で大きな面積を
占有することはなく、チップ面積の増大を抑えることが
できる。
【図1】この発明の一実施例によるNAND型EEPR
OMの等価回路図である。
OMの等価回路図である。
【図2】同実施例のNANDセルの平面図と等価回路図
である。
である。
【図3】図2のA−A′及びB−B′断面図である。
【図4】同実施例のメモリセルアレイの等価回路であ
る。
る。
【図5】同実施例のメモリセルアレイとロウデコーダレ
イアウトを示す図である。
イアウトを示す図である。
【図6】図5の一部を具体化して示す図である。
【図7】図6の要部構成を詳細に示す図である。
【図8】他の実施例のメモリセルアレイとロウデコーダ
レイアウトを図6に対応させて示す図である。
レイアウトを図6に対応させて示す図である。
【図9】他の実施例のメモリセルアレイとロウデコーダ
レイアウトを図5に対応させて示す図である。
レイアウトを図5に対応させて示す図である。
【図10】他の実施例のメモリセルアレイとロウデコー
ダレイアウトを示す図である。
ダレイアウトを示す図である。
【図11】従来のNAND型EEPROMのメモリセル
アレイとロウデコーダレイアウト例を示す。
アレイとロウデコーダレイアウト例を示す。
【図12】従来のNAND型EEPROMのメモリセル
アレイとロウデコーダレイアウトの他の例を示す。
アレイとロウデコーダレイアウトの他の例を示す。
【図13】図11の回路方式の場合のロウアドレス信号
線のチップ上レイアウトを示す。
線のチップ上レイアウトを示す。
【図14】図12の回路方式の場合のロウアドレス信号
線のチップ上レイアウトを示す。
線のチップ上レイアウトを示す。
1…メモリセルアレイ、2…センスアンプ回路兼データ
ラッチ、3…ロウデコーダ、4…カラムデコーダ、5…
アドレスバッファ、6…データ入出力バッファ、7…基
板電位制御回路、8…制御信号発生回路、9a,9b,
9c…Vpgm,Vpass,Vread発生回路、B…ブロッ
ク、31a…第1のワード線ドライバ回路、31b…第
2のワード線ドライバ回路、32a,32b…ブロック
アドレス選択回路。
ラッチ、3…ロウデコーダ、4…カラムデコーダ、5…
アドレスバッファ、6…データ入出力バッファ、7…基
板電位制御回路、8…制御信号発生回路、9a,9b,
9c…Vpgm,Vpass,Vread発生回路、B…ブロッ
ク、31a…第1のワード線ドライバ回路、31b…第
2のワード線ドライバ回路、32a,32b…ブロック
アドレス選択回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/792 Fターム(参考) 5B025 AA01 AB01 AC01 AD02 AD03 AE05 AE08 5F001 AA25 AB08 AB09 AC02 AD12 AD41 AD44 AD51 AD53 AE01 AE02 AE08 AE20 AE30 AE50 AG40 5F083 EP02 EP23 ER03 ER09 ER14 ER19 ER22 GA09 GA30 KA01 LA04 LA05 LA06 LA08 LA12 LA16 LA20 LA28 ZA01
Claims (8)
- 【請求項1】 データを記憶するメモリセルが配置さ
れ、少なくとも第1及び第2の二つのブロックに分けら
れたメモリセルアレイと、 このメモリセルアレイの第1のブロック内のワード線を
選択駆動するためのワード線の一端側に配置された第1
のワード線ドライバ回路と、 前記メモリセルアレイの第2のブロック内のワード線を
選択駆動するためのワード線の他端側に配置された第2
のワード線ドライバ回路と、 アドレス信号が入力して前記第1及び第2のワード線ド
ライバ回路にそれぞれブロック選択信号を供給するため
の、前記第1及び第2のワード線ドライバ回路のいずれ
か一方の側に配置された第1及び第2のアドレス選択回
路と、を有することを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 不揮発にデータを記憶するメモリセルが
配置され、それぞれ連続する複数本ずつのワード線を含
むように少なくとも第1及び第2の二つのブロックに分
けられたメモリセルアレイと、 このメモリセルアレイの第1のブロック内のワード線を
選択駆動するためのワード線の一端側に配置された第1
のワード線ドライバ回路と、 前記メモリセルアレイの第2のブロック内のワード線を
選択駆動するためのワード線の他端側に配置された第2
のワード線ドライバ回路と、 アドレス信号が入力して前記第1及び第2のワード線ド
ライバ回路にそれぞれブロック選択信号を供給するため
の、前記第1及び第2のワード線ドライバ回路のいずれ
か一方の側に配置された第1及び第2のアドレス選択回
路と、を有することを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項3】 前記第1のワード線ドライバ回路と第2
のワード線ドライバ回路は前記メモリセルアレイのワー
ド線の両端側にそれぞれ複数個ずつ配置され、且つ前記
メモリセルアレイの各ブロックのワード線は、両端部の
ブロックを除いて連続する2ブロック毎に交互に第1及
び第2のワード線ドライバ回路に接続されていることを
特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記第1,第2のアドレス選択回路から
それぞれ前記第1,第2のワード線ドライバ回路に供給
されるブロック選択信号のいずれか一方の配線は、前記
メモリセルアレイの領域上を横切って配設されることを
特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項5】 前記第1のワード線ドライバ回路は、前
記メモリセルアレイの奇数番目の複数のブロックにそれ
ぞれ対応させて複数個配置され、 前記第2のワード線ドライバ回路は、前記メモリセルア
レイの偶数番目の複数のブロックにそれぞれ対応させて
複数個配置されていることを特徴とする請求項1又は2
に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項6】 前記第1のワード線ドライバ回路と第2
のワード線ドライバ回路は前記メモリセルアレイのワー
ド線の両端側にそれぞれ複数個ずつ配置され、且つ前記
メモリセルアレイの各ブロックのワード線は、両端部の
ブロックを除いて連続する複数ブロック毎に交互に第1
及び第2のワード線ドライバ回路に接続されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項7】 前記メモリセルは、基板上にゲート絶縁
膜を介して浮遊ゲートと制御ゲートが積層された電気的
書き換え可能なメモリセルであることを特徴とする請求
項1又は2に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項8】 前記メモリセルは、基板上にゲート絶縁
膜を介して浮遊ゲートと制御ゲートが積層された電気的
書き換え可能なメモリセルであり、隣接するメモリセル
がソース、ドレインを共有して複数個ずつ直列接続され
てNANDセルを構成していることを特徴とする請求項
1又は2に記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10242258A JP2000076880A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10242258A JP2000076880A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000076880A true JP2000076880A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17086602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10242258A Abandoned JP2000076880A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000076880A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6798683B2 (en) | 2000-10-31 | 2004-09-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Pattern layout of transfer transistors employed in row decoder |
US6882592B2 (en) | 2003-07-31 | 2005-04-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor memory device |
JP2006179065A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Toshiba Corp | 半導体記憶装置及びメモリカード |
US7151686B2 (en) | 2003-09-25 | 2006-12-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor memory device and electric device with the same |
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